JPH1120112A - 紫外線硬化性塗膜が形成された化粧板およびその製造方法 - Google Patents
紫外線硬化性塗膜が形成された化粧板およびその製造方法Info
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- JPH1120112A JPH1120112A JP9181526A JP18152697A JPH1120112A JP H1120112 A JPH1120112 A JP H1120112A JP 9181526 A JP9181526 A JP 9181526A JP 18152697 A JP18152697 A JP 18152697A JP H1120112 A JPH1120112 A JP H1120112A
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Abstract
体とプロピオン酸ビニル系重合体とを含有する塗料組成
物(a)からなる塗膜(a)が形成されている化粧板。基材の
表面に、上記組成物からなる下塗塗膜(a)と、紫外線硬
化性アクリレート樹脂塗料からなる上塗塗膜(b)と、が
この順序で形成されている化粧板。上記組成物(a)には
塩化ビニル系重合体が含まれていることが好ましい。上
記基材は、無機質系のものが好ましい。基材の表面に、
上記塗料組成物(a)を塗布した後、得られた塗膜上に上
塗用の上記紫外線硬化性アクリレート樹脂塗料(b)を塗
布し硬化させる化粧板の製造方法。 【効果】この化粧板は、浴室、台所等の水回り用部材、
温排水と常時接触するなどの苛酷な条件下に晒される部
材として使用しても膨れ、剥がれなどが生ぜず、水回り
部材用として好適に使用できる。
Description
された化粧板およびその製造方法に関し、さらに詳しく
は、例えば、浴室、台所等の水回り用部材、温排水と常
時接触するなどの苛酷な条件下に晒される部材として使
用しても膨れ、剥がれなどが生ぜず、水回り部材用とし
て好適に使用できる紫外線硬化性塗膜付き化粧板および
その製造方法に関する。
部材、常時温排水と接触する苛酷な条件下に晒される部
材には、通常、基材表面にシーラーを塗布した後、下塗
用の溶剤系ウレタン樹脂塗料を塗布硬化し、得られた下
塗塗膜の上に、さらに、該下塗用溶剤系ウレタン樹脂塗
料に比して着色顔料等が比較的少量で含有されているよ
うな上塗用の溶剤系ウレタン樹脂塗料を塗布し熱風で3
0〜40分程度加熱し硬化させるなどの方法で溶剤系ウ
レタン系塗装が施されていた。
ン樹脂塗料を用いたこのような溶剤型ウレタン樹脂塗装
系では、耐温水性等には優れるものの、施工時の硬化処
理に時間がかかり塗装作業性に劣るなど改良の余地があ
った。
の溶剤系ウレタン樹脂塗料を塗布した後、UV硬化性ア
クリレート系塗料を塗布し、UV照射して極く短時間
(例:10秒程度)に硬化させることが考えられる。
料を塗布した後に、UV硬化性アクリレート系塗料を塗
布し硬化させる場合には、塗装作業性は改善されるが、
得られた塗膜の下塗層と上塗層との密着性に乏しく、浴
室内など温排水と接触する苛酷な条件下では、塗膜の膨
れ、剥がれが比較的短時間に発生して、その外観を著し
く損なうという問題点がある。
問題点を解決しようとするものであって、耐温水性、硬
度特性、肉持ち感、耐汚染性等に優れ、シーラーと下塗
層、下塗層と上塗層等の層間付着性に優れ、浴室、台所
等の水廻り用部材、苛酷な条件下に晒される部材にも好
適に使用しうる化粧板、特に無機質系化粧板を提供する
ことを目的としている。
感、耐汚染性等に優れた上記化粧板の簡単な製造方法を
提供することを目的としている。
無機質系基材の表面に、水酸基含有アクリル系重合体と
プロピオン酸ビニル系重合体と(さらに必要により塩化
ビニル系重合体)を含有する塗料組成物からなる塗膜が
形成されていることを特徴としている。
材特に無機質系基材の表面に、水酸基含有アクリル系重
合体とプロピオン酸ビニル系重合体と(さらに必要によ
り塩化ビニル系重合体)を含有する塗料組成物からな
る、上記した下塗塗膜(a)が形成され、さらにこの下塗
塗膜(a)の表面に、紫外線硬化性アクリレート樹脂を含
有する上塗塗膜(b)が形成されていることが望ましい。
特に無機質系基材の表面に、(必要によりポリイソシア
ネート系のシーラーを塗布し、次いで)水酸基含有アク
リル系重合体とプロピオン酸ビニル系重合体と(さらに
必要により塩化ビニル系重合体)を含有する塗料組成物
を塗布(塗装)した後、得られた塗膜上に紫外線硬化性
アクリレート樹脂塗料を塗布し硬化させることを特徴と
している。
板、特に無機質系化粧板は、耐温水性、硬度特性、肉持
ち感(すなわち、複数回塗り重ねたように見える重厚な
仕上がり)、耐汚染性等に優れ、シーラーと下塗層、下
塗層と上塗層等の層間付着性に優れ、例えば、浴室、台
所等の水廻り用部材など、温排水と常時接触するなどの
苛酷な条件下に晒されるような箇所で用いても膨れ、剥
がれなどが生ぜず、これらの部位にも好適に使用可能で
ある。
系重合体とプロピオン酸ビニル系重合体と必要により塩
化ビニル系重合体とを含有する塗料組成物を塗布した
後、得られた塗膜(下塗塗膜、下塗層)(a)上に紫外線
硬化性アクリレート樹脂塗料を塗布硬化させて上塗塗膜
(上塗層)(b)を形成すると、短時間に本発明の化粧板
を製造でき、耐温水性、硬度特性、肉持ち感、耐汚染性
等、下塗塗膜(a)と上塗塗膜(b)との優れた密着性(付着
性)が確保でき、この紫外線硬化性塗膜付き(無機質
系)化粧板は、特に水回り部材等として好適である。
塗膜が形成された化粧板およびその製造方法について具
体的に説明する。
る化粧板特に無機質系化粧板では、基材の表面に、水酸
基含有アクリル系重合体とプロピオン酸ビニル系重合体
と、さらに必要により塩化ビニル系重合体とを含有する
塗料組成物からなる塗膜(a)が形成されている。
ず、その材質としては、スレート、コンクリート、金
属、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、オートクレー
ブドライトコンクリート等の無機質系基材;プラスチッ
ク、木質等の有機質基材;さらにはこれらの複合基材;
木毛セメント板等が挙げられ、好ましくは無機質系基材
が用いられる。
板としては、例えば、浴室や台所の内壁、建築物の外
壁、パネル、カーテンウォール等が挙げられる。また、
該塗膜(a)の膜厚(乾燥膜厚)は、特に限定されない
が、通常20〜100μm、好ましくは30〜60μm
程度である。
用途等に応じてシーラー、バインダー、プライマー等
が、例えば、その乾燥膜厚が30〜200μm厚程度と
なるような量で塗布され、その上に上記塗膜(a)が形成
されていてもよい。
のが挙げられ、好ましくは、後述するウレタン用硬化剤
のポリイソシアネート系化合物[例:MDI、HDI、
HMDI等]が用いられる。
ましくは無機質系基材の表面に、上記の塗膜(下塗塗
膜、下塗層)(a)と、後述するような紫外線硬化性アク
リレート樹脂塗料からなる塗膜(上塗塗膜、上塗層)
(b)とがこの順序で形成されていることが望ましい。こ
の場合、下塗層(a)は、上記厚さであり、紫外線硬化性
アクリレート樹脂塗料からなる上塗層(b)の膜厚(乾燥
膜厚)は、特に限定されないが、通常20〜150μ
m、好ましくは60〜80μm厚程度である。このよう
な塗膜付き基材(化粧板)は、耐温水性、硬度特性、肉
持ち感、耐汚染性等に優れており、浴室、台所等の水廻
り部材など、苛酷な条件下に晒されるような部材として
好適に用いることができる。
質系化粧板)の製法に沿って順次説明する。まず初めに
該(下塗用)塗料組成物(a)中の水酸基含有アクリル系
重合体について説明する。
有アクリル系重合体(アクリルポリオール)は、1分子
中に水酸基を1個以上含有するアクリル系樹脂であっ
て、(メタ)アクリル酸やその誘導体が共重合成分とし
て含有されている限り特に限定されず、例えば、(イ):
(メタ)アクリル酸とその誘導体で水酸基を有するもの
との(共)重合体、 (ロ):(メタ)アクリル酸やその誘導体で水酸基を有す
るものと、炭素-炭素不飽和二重結合(C=C)を側鎖
(分岐)に有する芳香族系炭化水素類(例:スチレン)
あるいは該二重結合を含有する脂肪族系炭化水素類
(例:炭素数2〜20のα-オレフィン)などの炭化水
素類とを共重合したものが挙げられ、熱硬化性、熱可塑
性の何れであってもよく、脂肪族系、芳香族系の何れで
あってもよい。
は、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート
系、ポリエステルアクリレート系、このポリエステルア
クリレート系以外の不飽和ポリエステルアクリレート
系、ポリエーテルアクリレート系等の樹脂が挙げられ、
好ましくはウレタンアクリレート系、エポキシアクリレ
ート系の樹脂が用いられ、特に好ましくはウレタンアク
リレート系のものが用いられる。
は、溶剤(例:キシロール)存在下で、水酸基を含有し
ないアクリル系重合体に比して、プロピオン酸ビニル系
重合体、塩化ビニル系重合体等との相溶性に優れてい
る。
ウレタンアクリレート系の水酸基含有アクリル系重合体
について詳述する。このウレタンアクリレート系の水酸
基含有アクリル系重合体を合成する際に用いられる、
(メタ)アクリル酸の誘導体としては、(メタ)アクリ
ル酸エステル類、(メタ)アクリルアミド類、(メタ)
アクリロニトリル類などが挙げられる。
具体的には、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、エチル-α-ヒロドキシメチル(メタ)アク
リレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、エポ
キシアクリレート、グリシドールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリエトールトリ(メタ)アクリレート
等のように水酸基を含有するもの;エポキシ基を含有す
る(メタ)アクリル酸グリシジル等のように水酸基含有
基を誘導し得るもの;その他に、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、アミ
ル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレー
ト、β-メタリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジアクリ
ルレート、グリセリルトリ(メタ)アクリレート等のよ
うに水酸基を有しないエステル類;(メタ)アクリル
酸;等が挙げられる。
的には、例えば、(メタ)アクリルアミド、N-メチロ
ールアクリルアミド等が挙げられる。(メタ)アクリロ
ニトリル類としては、具体的には、例えば、(メタ)ア
クリロニトリル、エチルシアノ(メタ)アクリレート等
が挙げられる。
有(メタ)アクリル酸誘導体と、それ以外の(メタ)ア
クリル酸および/またはその誘導体とを組み合わせて用
いるなど、上記のモノマーを適宜組み合わせて用いるこ
とができる。
としては、(イ)メチルメタアクリレート(MMA)/(ロ)
ブチルアクリレート(BA)/(ハ)2-ヒドロキシエチル
アクリレート(2-HEA)で、その成分重量比が(イ)6
0〜70/(ロ)30〜40/(ハ)5〜10[合計100重
量部]のもの、(イ)スチレン/(ロ)メチルメタアクリレー
ト(MMA)/(ハ)2-ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト(2-HEMA)で、その成分重量比が(イ)20〜60
/(ロ)20〜70/(ハ)10〜30[合計100重量部]
のもの、などが好ましく用いられる。
位からなる水酸基含有アクリル系重合体を合成するに
は、常法に従えばよく、例えば、溶液重合では、60〜
140℃程度の温度で、過酸化物(例:過酸化ベンゾイ
ル等)あるいはアゾビス化合物(例:アゾビスイソブチ
ロニトリル(AIBN)等)等のラジカル開始剤の存在下に、
これらモノマーを(共)重合させればよい。なお、この
水酸基含有アクリル系重合体では、上記モノマー量比に
対応する量比で各モノマーから誘導される成分単位が含
まれていると考えられる。
1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
このような水酸基含有アクリル系重合体の重量平均分子
量、粘度、ガラス転移温度Tg等の物性は、所望のアク
リル樹脂塗料が有機溶剤型、水性エマルジョン型、非水
エマルジョン型、無溶剤型、粉体等の何れのタイプであ
るか、あるいは得られた塗料の塗装方法が、焼付け塗
装、常温硬化の何れであるか等にも依り、一概に決定さ
れないが、例えば、常温硬化の溶剤タイプでは、水酸基
含有アクリル系重合体の重量平均分子量は、通常25,
000〜50,000、好ましくは30,000〜4
0,000であり、そのガラス転移温度Tgは、通常3
0〜90℃、好ましくは50〜80℃程度であり、水酸
基価は、通常20〜120mgKOH/g、好ましくは
40〜60mgKOH/gである。
は、水酸基含有アクリル系重合体の重量平均分子量は、
通常20,000〜50,000、好ましくは30,0
00〜40,000であり、そのガラス転移温度Tg
は、通常30〜90℃、好ましくは50〜80℃程度で
あり、水酸基価は、通常20〜120mgKOH/g、
好ましくは40〜60mgKOH/gである。
系重合体は、通常、1分子中にイソシアネート基を2個
以上有する硬化剤(ウレタン系樹脂用の硬化剤)と組み
合わせて用いられ、さらに必要により触媒、各種光重合
性モノマー、光開始剤(紫外線重合開始剤)、等と組み
合わせて用いてもよい。
しては、ポリイソシアネート系の化合物が用いられ、芳
香族系、脂肪族系の何れであってもよく、具体的にはト
リレンジイソシアネート(TDI)、メチレンビスフェ
ニルイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、
トリフェニルメタントリイソシアネート、トリジンジイ
ソシアネート(TODI)、キシレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート及びその変性物、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添化MD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)などの
他、これらのイソシアネートをベースにアルコールが付
加したものや、これらのイソシアネートの2〜3量体
(オリゴマー)が挙げられる。
み合わせて用いることができる。また、これらの硬化剤
は、前記水酸基含有アクリル系重合体と反応してウレタ
ン結合を形成しうるように、この水酸基含有アクリル系
重合体中のOH基量とポリイソシアネート中のNCO基
量とが、等モル量となるような量で用いればよいが、通
常では、硬化剤は、水酸基含有アクリル系重合体100
重量部に対して5〜50重量部程度の量で用いられる。
組成物(a)中のプロピオン酸ビニル系重合体は、少なく
ともプロピオン酸ビニルモノマーから誘導される単位を
含有する(共)重合体であって、必要により他のモノマ
ーが共重合されていてもよい。
は、具体的には、例えば、酢酸ビニル、塩化ビニル等が
挙げられる。このプロピオン酸ビニル系重合体が含まれ
た塗料組成物(a)を塗布し下塗塗膜(a)を形成した後に、
例えば、好ましい上塗塗料として後述するような紫外線
硬化性アクリレート系樹脂塗料(b)を塗布する場合、塗
装時の初期付着性に優れ、下塗塗膜(a)上に上塗塗膜(b)
が積層された構造の塗膜(積層塗膜)は、耐温水性
(例:80℃の温水と16時間接触)に優れ、外観良好
である。またこのようなプロピオン酸ビニル系重合体が
含まれた下塗り塗膜(a)は、例えば、紫外線硬化性アク
リレート系樹脂塗料からなる上塗塗膜(b)との付着性に
も優れている。
重量平均分子量は、通常10,000〜25,000、
好ましくは10,000〜20,000であり、そのガ
ラス転移温度Tgは、通常20〜80℃、好ましくは3
0〜60℃程度であり、プロピオン酸ビニル含量は、通
常20〜60モル%、好ましくは20〜40モル%であ
る。
1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
このようなプロピオン酸ビニル系重合体は、塗料組成物
(下塗用塗料組成物)中の成分:水酸基含有アクリル系
重合体100重量部に対して、通常、10〜30重量
部、好ましくは20〜200重量部の量で用いられる。
このような量でプロピオン酸ビニル系重合体が塗料組成
物中に含まれていると、上塗用塗料の紫外線硬化型アク
リレート系樹脂塗料との付着性が向上する傾向がある。
は、塗料組成物中での安定性や塗装作業性の観点から
は、塗料組成物中の固形分100重量部中に、通常、5
〜30重量部、好ましくは10〜20重量部程度の量で
含まれていることが望ましい。
る(下塗用)塗料組成物(a)に必要により含まれる塩化
ビニル系重合体としては、塩化ビニルの単独重合体の他
に、塩化ビニルと1種または2種以上の他のビニル系モ
ノマー(プロピオン酸ビニルを除く)との共重合が挙げ
られる。
マーとの共重合体としては、例えば、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重
合体、塩化ビニル・アルキルビニルエーテル共重合体、
塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−
ジエチルマレエート共重合体、塩化ビニル−エチレン共
重合体、塩化ビニル−無水マレイン酸共重合体、塩化ビ
ニル−(メタ)アクリル酸アルキル共重合体(アルキル
基:炭素数1〜5程度)、塩化ビニル−スチレン共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−ステアリン酸ビニル共重合体、塩化ビニル−マレイン
酸(またはマレイン酸エステル)共重合体、塩化ビニル
−脂肪族ビニル共重合体などが挙げられる。
外の「他のモノマー」をグラフト重合し変性させてなる
ポリ塩化ビニルのグラフト変性物、あるいはポリ塩化ビ
ニル以外の「他のポリマー」に塩化ビニルモノマーをグ
ラフト重合させたものが挙げられる。
ビニル系共重合体形成用モノマーである、(メタ)アク
リル酸アルキルエステル(アルキル基:炭素数1〜5程
度)、スチレン、アクリロニトリル、ジエチルマレエー
ト、オレフィン類(例:エチレン、プロピレン)、無水
マレイン酸、塩化ビニリデン、ステアリン酸、マレイン
酸、マレイン酸エステル、脂肪族ビニルなどが挙げられ
る。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、またはその部分加水
分解物[例:塩化ビニル(イ)−酢酸ビニル(ロ)−ビニルア
ルコール(ハ)共重合体、特にその共重合組成比が(イ)80
〜95、(ロ)1〜10、(ハ)1〜10(但し合計100重
量部)]を用いると、本発明の塗料組成物は、耐水性、
密着性に優れ、また上塗用塗料の紫外線硬化性アクリレ
ート系樹脂塗料との付着性に優れる傾向がある。
分子量(Mw)は、通常5,000〜50,000、好
ましくは10,000〜30,000、とくに好ましくは
12,000〜20,000であることが望ましい。この
重量平均分子量が上記範囲にあると、前記水酸基含有ア
クリル系共重合体との相溶性が向上する傾向がある。
市販のものでは、塩化ビニル・イソブチルビニルエーテ
ル共重合体としては、BASF社製の「ラロフレックス
LR8829」、「ラロフレックスMP25」、「ラロ
フレックスMP35」、「ラロフレックスMP45」等
を挙げることができ、また塩化ビニル(イ)/酢酸ビニル
(ロ)/ビニルアルコール(ハ)共重合体としては、市販のも
のでは、「デンカ1000GSK」(電気化学(株)
製、共重合成分組成比(イ)/(ロ)/(ハ)=89/5/6(合
計100重量部)、分子量(Mw):15000)、塩
化ビニル(イ)/アセテート(ロ)/アルコール(ハ)共重合体
としては、「VAGD」(ユニオンカーバイド社製、共
重合成分組成比(イ)/(ロ)/(ハ)=90/4/6(合計10
0重量部)、分子量Mw:15000)等を挙げること
ができる。
たは2種以上組み合わせて用いることができる。これら
の塩化ビニル系重合体は、塗料組成物(下塗用塗料組成
物)中の成分:水酸基含有アクリル系重合体100重量
部に対して、通常、20〜300重量部、好ましくは5
0〜150重量部の量で用いられる。このような量で塩
化ビニル系重合体が塗料組成物中に含まれていると、上
塗用塗料の紫外線硬化型アクリレート系樹脂塗料との塗
装インターバルがほぼフリーになる傾向がある。なお、
このような塩化ビニル系重合体には、各種安定剤を併用
してもよい。塩ビ用安定剤としては、例えば、「エピク
ロン850」(大日本インキ化学工業 (株)製)、
「エポトートYD128」(東都化成 製)、「エピコ
ート828」(油化シェル 製)等のエポキシ樹脂系安
定剤が挙げられる。
は、このような熱可塑性樹脂の塩化ビニル系重合体と共
に、本発明の目的に反しない範囲で、塩化ビニル系共重
合体以外の「他の熱可塑性樹脂」を含有していてもよ
い。
(ゴム)としては、具体的には、例えば、塩化ゴム、塩
素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポ
リオレフィン;スチレン系樹脂;芳香族系石油樹脂;脂
肪族系石油樹脂;尿素アルデヒド縮合系樹脂;ケトン系
樹脂;クロマンインデン樹脂;ペンタジエン系重合物等
を挙げることができる。
たは2種以上組み合わせて用いることができる。 <任意成分>本発明で用いられる塗料組成物(a)には、
上記以外に通常の塗料に配合されるような各種成分が含
まれていてもよい。
剤)、活性剤、充填剤等の他、後述する溶剤、改質剤、
非架橋性ポリマー、硬化調整剤等が挙げられる。顔料
(着色剤)、活性剤、充填剤等の任意成分は、その用
途、機能、求められる物性等に応じて粉末状、塊状、フ
レーク状、繊維状等任意の形状をとることができる。
カーボンブラック、二酸化チタン、酸化鉄、水酸化鉄、
ベンガラ、酸化クロム、黄鉛、群青、各種合金、ホワイ
トカーボン、アルミナ、溶融アルミナ、酸化亜鉛、磁性
酸化鉄、窒化ホウ素、炭化珪素、粘土類;有機質系の不
溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、縮合多環式顔料、キナク
リドン系顔料、イソインドリノン系顔料、シアニンブル
ー、シアニングリーンなどが挙げられる。
ウ酸含有化合物、鉛含有化合物、クロム酸含有化合物、
リン酸含有化合物等が挙げられる。このような活性剤を
予め本発明の塗料組成物中に配合しておくと、被塗装物
が鉄などの金属類である場合には、塗料組成物からなる
塗膜と該被塗装物との密着性が向上し、防食性が向上す
る傾向がある。
テンレス、シリコン、亜鉛、アルミニウム、鉄などの金
属及び合金が挙げられ、これらはペースト状、フレーク
状、粉末状であってもよい。
ド、酸化珪素(ケイ砂、ケイ石、シリカなど)、マグネ
シヤ、炭酸カルシウム、ジルコサンド、各種粘土、焼成
クレー(例:ボーキサイト、モンモリナイト、カオリン
など)、石膏、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウ
ム、硫酸バリウム、フッ化アルミニウム、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸バリウム、炭酸バリ
ウム、水酸化バリウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、
マイカ、フライアッシュ、ソーダ長石などの粉末が挙げ
られる。
たは2種以上適宜組み合わせて用いることができる。こ
れらの任意成分のうちで、例えば顔料(着色剤)、活性
剤、充填剤は、塗料組成物中の成分:水酸基含有アクリ
ル系重合体100重量部に対して、それぞれ、通常2,
000重量部以下、好ましくは1,000重量部以下の
量で用いられる。
分に対して実質的に不活性であり、該組成物中のポリマ
ーなどの成分を溶解あるいは分散しうる限り、塗工作業
性等の観点から従来より公知のものを広く用いることが
できる。
えば、トルエン、キシレン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン等の炭化水素系;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン系;酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系;ジオキサン、
エタノール、ブタノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール系;等が挙げられる。これらの溶剤は、硬化
方法などにより、1種または2種以上組み合わせて用い
ることができる。
・分散性、該塗料組成物の塗工作業性などを考慮する
と、塗料組成物(a)中の非揮発分100重量部に対し
て、通常10〜2000重量部、好ましくは20〜10
00重量部の量で用いられる。
消泡剤、粘性付与剤、貯蔵安定剤など、通常塗料に配合
されるような従来より公知のものが挙げられる。非架橋
性ポリマーとしては、一般に常温または加熱下におい
て、共存している上記溶剤が揮散することにより固化体
を形成し得るような、溶剤型または分散型の有機系ポリ
マーが挙げられ、具体的には、例えば、セルローズ系樹
脂(例:ニトロセルローズ、アセチルセルローズ、アセ
チルブチルセルローズ、エチルセルローズ等)、ウレタ
ン樹脂、塩化ビニルオルガノゾル分散液、フッ素系樹
脂、アルキッド系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン−
ブタジエン系樹脂、シリコーン系樹脂、コロイダル状の
シリカやアルミナ分散液等が用いられる。
リル系重合体100重量部に対して、例えば、20重量
部以下の量で用いられる。 <基材への(下塗用)塗料組成物の塗装方法>本発明で
用いられる(下塗用)塗料組成物(a)は、従来より公知
の方法で各種被塗物(基材)の表面に塗装(塗布)され
る。
て用いられ、例えば、上記塗料組成物(a)中の水酸基含
有アクリル系重合体とプロピオン酸ビニル系重合体(お
よび必要により含まれる塩化ビニル系重合体)とを含む
樹脂系成分と、ウレタン樹脂用硬化剤(例:TDI、I
PDI、HDI等)、触媒(例:ジブチル錫ジラウレー
ト(DBTDL)、オクチル酸錫等)などを含む硬化剤系成分
との2液系で保存・取扱いし、塗装時に溶剤等の存在下
にこれら全成分を混合して、被塗物(基材)表面に塗装
し乾燥・硬化させればよい。
されず、前述したように、無機質基材(例:スレート)
等が挙げられる。上記塗装方法としては、特に限定され
ず従来より公知の方法を採用でき、例えば、ロールコー
ター、フローコーター、エアレススプレー、エアースプ
レー、刷毛塗り、コテ塗り、ローラー塗り、浸漬、引き
上げ、流し塗り、盛り付けなど常法によればよい。
錆、油脂、水分、塵埃などの被塗物表面付着物を清掃・
除去し、被塗物の材質に応じてシーラー、バインダー、
プライマー等を塗布してもよい。また、上記シーラー等
は、シンナー等で適宜濃度に希釈して用いてもよい。
物(基材)の種類、塗り重ねられる上塗り塗料の種類・
組合わせなどにもより異なり一概に決定されないが、浴
室、台所等の内装材、水廻り部材など、苛酷な条件下に
晒される部材に塗布される場合には、本発明の塗料組成
物(下塗塗料組成物)は、例えば120〜200g/m
2の量で、100〜160μm厚程度、またその乾燥膜
厚は、前述したように30〜60μm程度である。
塗料(例:紫外線硬化性アクリレート系樹脂塗料)(b)
の塗装回数は、特に限定されず、塗料濃度、求められる
膜厚等に応じて適宜設定可能であり、それぞれ1回ずつ
でもよく、複数回でもよい。
としては、塗料組成物(a)中の硬化剤の種類などにもよ
り異なるが、例えば、焼き付け(例:200〜230℃
で2〜5分間保持)、加熱乾燥(例:100〜150℃
で10〜15分間保持)、常温乾燥、光硬化(UV照
射)など種々の方法を採用しうる。
塗料組成物からなる塗膜(a)付き基材(化粧板)は、例
えば、浴室、台所等の水廻り用の部材など、温排水と接
するような苛酷な条件下に晒されるような箇所・部材に
おいても膨れ、剥がれなどが生じにくい。この塗料組成
物からなる塗膜(a)上に、下記の紫外線硬化性アクリレ
ート系樹脂塗料からなる上塗塗膜(b)を形成すると、層
(a)と層(b)との密着性に優れた化粧板が得られる。
記塗料組成物からなる下塗層(a)上に塗布形成される上
塗層(b)について説明する。<上塗塗料> 本発明においては、上記塗料組成物(a)を
下塗用の塗料として用い、この下塗用の塗料(a)からな
る塗膜(下塗塗膜(a))上に、各種上塗塗料(b)を塗装し
ても良い。
(アルキッド)系、フタル酸樹脂系、塩素化ポリオレフ
ィン系(塩化ゴム系)、ビニル系、アクリル系、エポキ
シ系、ウレタン系、シリコーンアルキッド系、アクリル
シリコーン系、フッ素樹脂系等の上塗塗料を挙げること
ができ、中でもアクリル系のものが好ましく、特に後述
するような紫外線硬化性アクリレート系樹脂塗料からな
る上塗塗膜(b)が、上記下塗塗膜(a)との接着性に優れる
ため望ましい。
クリレート系樹脂塗料を塗装する場合には、その紫外線
硬化性アクリレート系樹脂塗料(b)は、例えば80〜1
00g/m2の量で、80〜100μm厚程度に塗布さ
れ、その乾燥(硬化)膜厚は、前述したように60〜8
0μm程度である。
(b)]本発明で好ましく用いられる上塗塗料である紫外
線硬化性アクリレート系樹脂塗料(b)には、(イ)アクリレ
ート系紫外線硬化樹脂と、(ロ)ポリイソシアネートと、
(ハ)紫外線重合開始剤とが含有されている。
は、脂肪族系、芳香族系の何れであってもよく、ウレタ
ンアクリレート系紫外線硬化型樹脂、エポキシアクリレ
ート系紫外線硬化型樹脂、ポリエステルアクリレート系
紫外線硬化型樹脂、ポリエステルアクリレート系紫外線
硬化型樹脂以外の不飽和ポリエステル系紫外線硬化型樹
脂、ポリエーテルアクリレート系紫外線硬化型樹脂など
が挙げられ、ウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹
脂、ポリエステルアクリレート系紫外線硬化型樹脂が好
ましく用いられる。
(イ)には、各樹脂のベースレジンである光重合性オリゴ
マーの他、通常光重合性モノマーが含まれている。光重合性オリゴマー ウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹脂では、主成分
(ベースレジン)の光重合性オリゴマーとしてウレタン
アクリレートが用いられる。このウレタンアクリレート
は、たとえば前記ジイソシアネート類(ポリイソシアネ
ート)とポリオール類と前記ヒドロキシアクリレート類
とを反応させることによって得られ、分子中に官能基と
してアクリロイル基(CH2 =CHCO−)とウレタン
結合(−NH・COO−)を有するプレポリマー(オリ
ゴマー)である。
(プロピレンオキサイド)ジオール、ポリ(プロピレン
オキサイド)トリオール、ポリ(テトラメチレンオキサ
イド)ジオール、エトキシ化ビスフェノールAなどが挙
げられる。
型塗料では、光重合性オリゴマーとしてエポキシアクリ
レートが用いられる。このエポキシアクリレートは、エ
ピクロルヒドリン等のエポキシ化合物とアクリル酸また
はメタクリル酸との反応により合成される。
は、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとアクリル
酸との反応により合成されるビスフェノールA型エポキ
シアクリレート、ビスフェノールSとエピクロルヒドリ
ンとアクリル酸との反応により合成されるビスフェノー
ルS型エポキシアクリレート、ビスフェノールFとエピ
クロルヒドリンとアクリル酸との反応により合成される
ビスフェノールF型エポキシアクリレート、フェノール
ノボラックとエピクロルヒドリンとアクリル酸との反応
により合成されるフェノールノボラック型エポキシアク
リレートなどが挙げられる。
線硬化型樹脂では、ベースレジンの光重合性オリゴマー
としてポリエステルアクリレートが用いられる。このポ
リエステルアクリレートは、ジオールもしくはポリオー
ルと2塩基酸との反応により合成したポリエステルの骨
格に残った水酸基に、アクリル酸を縮合して得られる。
的には、無水フタル酸とプロピレンオキサイドとアクリ
ル酸との反応により合成されるアクリレート、アジピン
酸と1,6-ヘキサンジオールとアクリル酸との反応により
合成されるアクリレート、トリメリット酸とジエチレン
グリコールとアクリル酸との反応により合成されるアク
リレートなどが挙げられる。
ート系紫外線硬化型樹脂以外の不飽和ポリエステル系紫
外線硬化型樹脂に含まれる光重合性オリゴマーとして
は、具体的には、1,2-プロピレングリコールと無水フタ
ール酸と無水マレイン酸とからなる不飽和ポリエステ
ル;トリメチロールプロパンジアリルエーテル(TMP
DA)、トリメチロールプロパントリアリルエーテル
(TMPTAE)、トリアリルイソシアネート、ジアリ
ルフタレート等のアリル基含有化合物とスチレンとが配
合された不飽和ポリエステルなどが挙げられる。
アクリレート系樹脂塗料全体の量100重量部中に、1
0〜95重量部、好ましくは40〜90重量部となるよ
うな量で用いられる。
的には、2-エチルヘキシルアクリレート、フェノキシエ
チルアクリレート、エトキシエトキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、メチルトリグリコールアクリレート、
イソデシルアクリレート等の単官能モノマー;1,4-ブタ
ンジオールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジア
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジ
アクリレート等の2官能モノマー;トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
等の多官能モノマーなどが挙げられる。これらの光重合
性モノマーは、1種または2種以上組合わせて用いるこ
とができる。
クリレート系樹脂塗料全体の量100重量部中に、0〜
70重量部、好ましくは0〜50重量部となるような量
で用いられる。
化させる働きなどを有し、このようなポリイソシアネー
トとしては、前述したようなものが挙げられる。
化性アクリレート系樹脂塗料全体の量100重量部中
に、1〜30重量部、好ましくは3〜10重量部となる
ような量で用いられる。
はなく、従来公知のものを用いることができ、具体的に
は、例えば、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ベ
ンジルジメチルケタール等が挙げられる。これらの紫外
線重合開始剤は、単独で、または組合わせて用いること
ができる。
性アクリレート系樹脂塗料全体の量100重量部中に、
1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部となるような
量で用いられる。
以外に、上記オリゴマー、モノマーと共重合可能な各種
モノマー(例:上記以外のアクリルモノマー、ビニルモ
ノマー)の他、従来より公知の前述したような添加剤
(例:体質顔料、溶剤、レベリング剤、消泡剤、吸水剤
など)が配合されていてもよい。
より公知のポリエステルアクリレート系紫外線硬化型樹
脂、ポリエステルアクリレート系紫外線硬化型樹脂以外
の不飽和ポリエステル系紫外線硬化型樹脂、ポリエーテ
ルアクリレート系紫外線硬化型樹脂等が含まれていても
よい[例:エポキシアクリレート系紫外線硬化型樹脂1
00重量部に対して、ウレタンアクリレート系紫外線硬
化型樹脂等の樹脂合計量0〜99重量部]。
脂塗料は、上述したような光重合性オリゴマー、光重合
性モノマー、紫外線重合開始剤(光開始剤)、吸水剤、
体質顔料、溶剤などを混合することにより、得ることが
できる。
外線硬化性アクリレート系樹脂塗料がポリウレタンアク
リレート系の場合では、硬化剤のポリイソシアネート
と、主剤のポリオール等の成分とに分包し、2液型とし
て保存・取扱い等されているが、塗装時に、該塗料用の
これら各成分を一定量比で配合して用いる。塗装・硬化
方法としては、前記の下塗塗料組成物(a)と同様に塗装
した後、UV硬化すればよい。
(a)の上に、上記紫外線硬化性アクリレート樹脂塗料を
塗布硬化して化粧板特に無機質系化粧板を製造すると、
これら塗料中とくに紫外線硬化性アクリレート樹脂塗料
には、従来のものに比して有機溶剤が少量しか含有され
ていないので、化粧板製造時に使用された有機溶剤が周
囲に拡散しても環境汚染を引き起こす恐れが少ない。し
かもこのように、基材特に無機質系基材の表面に、下塗
塗料(a)、上塗塗料(b)を順次塗装してなる化粧板は、耐
温水性、硬度特性、肉持ち感、耐汚染性等に優れてい
る。従って、この化粧板は、台所、洗面所、浴室等の水
回り用部材として好適に使用できる。
特性、肉持ち感、耐汚染性等に優れている。また、本発
明に係る化粧板は、シーラーと下塗塗膜(下塗層
(a))、下塗塗膜と上塗塗膜(特に紫外線硬化性アクリ
レート系樹脂塗膜、上塗層(b))等の層間付着性に優
れ、例えば、浴室、台所等の水廻り部用材など、苛酷な
条件下に晒されるような箇所に塗布しても該化粧板に膨
れ、剥がれなどが生ぜず、これらの部位にも好適に使用
可能である。
製造時には、下塗塗料組成物としては、プロピオン酸ビ
ニル系重合体を含有しているものを用いているため、こ
の下塗塗料組成物を塗布した後に、上塗用として、例え
ば、紫外線硬化性アクリレート系樹脂塗料を塗布する場
合には、その塗布時期(塗装インターバル)は、ほぼフ
リーとなり、塗装間隔を任意に設定しやすく塗装作業性
に優れる。しかもこの化粧板では、下塗塗料組成物から
なる下塗塗膜(a)と紫外線硬化性アクリレート系樹脂塗
料からなる上塗塗膜(b)との密着性は良好である。
に具体的に説明するが、本発明はかかる実施例により何
等限定されるものではない。
は「重量部」の意味である。また、表中の各成分量は、
特に断らない限りいずれも「重量部」表示で示す。 ★シーラー:HDI系イソシアネート[中国塗料
(株)製、アルカリシーラーNY-2]8部と、ウレタ
ン樹脂用溶剤[中国塗料(株)製、ウレタン用シンナー
A]12部とをエアーデイスパーで1分間攪拌混合して
シーラーを調製した。 ★下塗用塗料組成物:後述する表2に示す組成物の全
量、または表2に示す組成物から有機溶剤の1部を除い
たものをタンクに配合し、ディスパーで均一に攪拌し
た。
使用して、塗料温度40℃以下に保持しながら、粒度4
0μm以下になるように混練、分散させて下塗用塗料組
成物を調製した。 ★上塗用塗料組成物
液温40℃以下に保持しながら、ディスパーで均一に混
練分散させて上塗用塗料組成物を調製した。 [試験板の作成] <シーラー>市販のスレート板[30×30×0.5c
m]の片面に、上記組成のシーラーを約30g/m2
の量でハケ塗りし、80℃の温度で10分間保持したと
ころ、その乾燥膜厚は3μmとなった。
ー塗装されたスレート板の表面に、上記組成の下塗用塗
料組成物100重量部に対して、硬化剤[HDI系ポ
リイソシアネート、商品名:73-D、中国塗料(株)
製]6.25重量部の量で均一にスプーンで攪拌したも
のを約130g/m2の量でハケ塗りし、60℃の温度
で2分間保持したのち、スレート板より10cm離間し
た位置に取り付けた赤外線ランプにて上記スレート板を
板面温度128℃の温度で2分間加熱したところ、その
乾燥膜厚は50μmとなった(下塗層)。 <上塗塗装>次いで、このように下塗り塗装されたスレ
ート板の表面に、上記組成の上塗用塗料組成物を約9
0g/m2の量でハケ塗りし、80℃の温度で3分間保
持し、UV照射(IST:80(W/cm)×5(m/分)
×1(灯))したところ、その乾燥膜厚は75μmとなっ
た(上塗層)。 [付着性試験] 評価方法:碁盤目テープ法(JIS 5400.8.
5.2に準拠)に基づき、2mm幅碁盤目セロテープ剥
離で25個中残存マス目の数(x)で評価した(x/2
5)。 [耐温水性試験の外観評価基準] 5:異常なし 4:φ1mm以下のフクレが試験板面積の5%以下認め
られるもの 3:φ1mm以下のフクレが試験板面積の5%を超え〜
10%以下認められるもの 2:φ1〜5mmのフクレが試験板面積の20%以下認
められるもの 1:φ1〜5mmのフクレが試験板面積の20%以上認
められるもの [総合評価の基準] 5:水廻り部材として実用性のあるもの 4:水廻り部材としての実用性に耐えるもの 3:水廻り部材として実用性が乏しいもの 2:水廻り部材として実用性に耐えないもの 1:水廻り部材として実用性のないもの [2次付着(下塗り+上塗)の評価]試験板を80℃の
温水に1日間浸漬し、フクレ、剥がれの程度をASTM
D610に準じて目視にて評価し、付着性を碁盤目テ
ープ法(JIS K5400、8.5.2に準拠)に基
づき、2mm巾ゴバン目セロテープ剥離で、25個中の
残存マス目の数(x)で評価した(x/25)。
較例で用いた成分の組成、物性などを以下に示す。 (1)溶剤:(MIBK:メチルイソブチルケトン)、 (2)塩化ビニル系重合体:商品名(デンカ1000GS
K)、共重合成分及び組成比(塩化ビニル/酢酸ビニル
/ビニルアルコール)=89/5/6、分子量(Mw:
15000、電気化学工業(株)製)。 (3)プロピオン酸ビニル系重合体:商品名「リューロン
QS-430」、東ソー化学(株)製、共重合成分及び
組成比(フ゜ロヒ゜オン酸ヒ゛ニル/塩化ビニル)=30/70
(合計100重量部)、分子量(Mw:15,00
0)、不揮発分NV100%。 (4)水酸基のないアクリル重合体:商品名「ACP-20
1」、大竹化学(株)製、共重合成分及び組成比(MM
A/BMA)=60/40(合計100重量部)、分子
量Mw:4,000〜10,000、不揮発分N.V.4
0。 (5)消泡剤:商品名(フローレンAC-300)、共栄社
化学(株)製、ビニル系重合物。 (6)充填剤(タルク): 商品名:ミクロエース L−1,日本タルク(株)製、平
均粒径2μm。 (7)増量剤(カオリン): 商品名:HAカオリン、富士タルク(株)製。 (8)水酸基含有アクリル系重合体: 商品名:ヒタロイド3001X、日立化成(株)製、M
MA主体の共重合体、分子量Mw:42,000、不揮
発分(NV.):50%。 (9)チタン白(超耐候用):充填剤、米国デュポン社
製。 (10)着色剤:下記(イ)〜(ハ)を使用。
ドエローXLO」、中国塗料(株)製。 (ロ)商品名:「EPコート(調)クロ A」、中国塗料
(株)製。
中国塗料(株)製。(11)HDI系ポリイソシアネート: 商品名:「硬化剤73-D」、中国塗料(株)製。
(株)製)35部、キシレン:65部]
Claims (6)
- 【請求項1】基材の表面に、水酸基含有アクリル系重合
体とプロピオン酸ビニル系重合体とを含有する塗料組成
物からなる塗膜が形成されていることを特徴とする化粧
板。 - 【請求項2】基材の表面に、水酸基含有アクリル系重合
体とプロピオン酸ビニル系重合体とを含有する塗料組成
物からなる下塗塗膜(a)と、 紫外線硬化性アクリレート樹脂塗料からなる上塗塗膜
(b)と、 がこの順序で形成されていることを特徴とする化粧板。 - 【請求項3】下塗塗膜用の塗料組成物には、さらに、塩
化ビニル系重合体が含まれていることを特徴とする請求
項1〜2の何れかに記載の化粧板。 - 【請求項4】上記基材が、無機質系である請求項1〜3
の何れかに記載の化粧板。 - 【請求項5】基材の表面に、水酸基含有アクリル系重合
体とプロピオン酸ビニル系重合体とを含有する塗料組成
物を塗布した後、 得られた塗膜上に紫外線硬化性アクリレート樹脂塗料を
塗布し硬化させることを特徴とする化粧板の製造方法。 - 【請求項6】上記基材が、無機質系である請求項5に記
載の方法。
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|---|---|---|---|
| JP18152697A JP3760030B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 紫外線硬化性塗膜が形成された化粧板およびその製造方法 |
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|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120112A true JPH1120112A (ja) | 1999-01-26 |
| JP3760030B2 JP3760030B2 (ja) | 2006-03-29 |
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|---|---|---|---|
| JP18152697A Expired - Fee Related JP3760030B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 紫外線硬化性塗膜が形成された化粧板およびその製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3760030B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001232286A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-28 | Kansai Paint Co Ltd | 下塗り塗装無機基材 |
| JP2011132479A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物およびそれを用いた機能性パネル |
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1997
- 1997-07-07 JP JP18152697A patent/JP3760030B2/ja not_active Expired - Fee Related
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