JPH11201156A - すべり案内ユニット - Google Patents
すべり案内ユニットInfo
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- JPH11201156A JPH11201156A JP749198A JP749198A JPH11201156A JP H11201156 A JPH11201156 A JP H11201156A JP 749198 A JP749198 A JP 749198A JP 749198 A JP749198 A JP 749198A JP H11201156 A JPH11201156 A JP H11201156A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- impregnated polymer
- polymer member
- bearing
- guide unit
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】軸受の摺動部または転動部に自動的に安定して
給油でき、長期間に亘ってメンテナンスを省略できるす
べり案内ユニットを提供することにある。 【解決手段】固定部1にスライド溝3を設けるととも
に、スライダ2にスライド溝3に係合する係合凸部4を
設けて摺動部5を形成する。スライダ2の係合凸部4に
摺動部5に自動給油するに伴って収縮する含油ポリマ部
材60を設けるとともに、この含油ポリマ部材6の収縮
に見合って該含油ポリマ部材6を前記摺動部5方向に付
勢する付勢手段とを具備したことを特徴とする。
給油でき、長期間に亘ってメンテナンスを省略できるす
べり案内ユニットを提供することにある。 【解決手段】固定部1にスライド溝3を設けるととも
に、スライダ2にスライド溝3に係合する係合凸部4を
設けて摺動部5を形成する。スライダ2の係合凸部4に
摺動部5に自動給油するに伴って収縮する含油ポリマ部
材60を設けるとともに、この含油ポリマ部材6の収縮
に見合って該含油ポリマ部材6を前記摺動部5方向に付
勢する付勢手段とを具備したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グリースや潤滑
油を補給できないクリーン環境下や、粉塵や液体などの
油分が早期に消失され、潤滑不良になる厳しい環境下で
使用されるすべり案内ユニットに関する。
油を補給できないクリーン環境下や、粉塵や液体などの
油分が早期に消失され、潤滑不良になる厳しい環境下で
使用されるすべり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤やマシニングセンタ等の工作機械や
木工機械やプレス機、さらにプラスチックの圧縮成形
機、トランスファ成形機、射出成形機また製品取り出し
機、コンベア等の摺動部には、多くのすべり案内機構が
使用されている。したがって、摺動部には定期的にグリ
ースや潤滑油を給油しており、工作機械においては、摺
動部にフッ素系樹脂板を当てかつグリース補給を実施し
ているのが一般的である。また、含油ポリマ部材を組み
込んだすべり軸受は、例えば特開平7−208463号
公報、特開平7−12123号公報で知られている。
木工機械やプレス機、さらにプラスチックの圧縮成形
機、トランスファ成形機、射出成形機また製品取り出し
機、コンベア等の摺動部には、多くのすべり案内機構が
使用されている。したがって、摺動部には定期的にグリ
ースや潤滑油を給油しており、工作機械においては、摺
動部にフッ素系樹脂板を当てかつグリース補給を実施し
ているのが一般的である。また、含油ポリマ部材を組み
込んだすべり軸受は、例えば特開平7−208463号
公報、特開平7−12123号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工作機
械では、摺動部に潤滑油を給油すると、潤滑油が切削油
に混入し、切削油が汚染して工場内の悪臭や廃棄時の環
境の汚染の問題が発生する。また、木工機械、プレス
機、トランスファ成形機、射出成形機では、補給したグ
リースが移動部材を案内するダイバーや射出部の作動部
に付着し、成形品をグリースによって汚染することがあ
る。また、工作機械や木工機械では、切削粉や木屑がか
かる環境や切削液などの液体がかかるような厳しい環境
下においては摺動面のグリースや潤滑油が奪い去られ、
摺動部の摩耗や破損を引き起こす問題があった。
械では、摺動部に潤滑油を給油すると、潤滑油が切削油
に混入し、切削油が汚染して工場内の悪臭や廃棄時の環
境の汚染の問題が発生する。また、木工機械、プレス
機、トランスファ成形機、射出成形機では、補給したグ
リースが移動部材を案内するダイバーや射出部の作動部
に付着し、成形品をグリースによって汚染することがあ
る。また、工作機械や木工機械では、切削粉や木屑がか
かる環境や切削液などの液体がかかるような厳しい環境
下においては摺動面のグリースや潤滑油が奪い去られ、
摺動部の摩耗や破損を引き起こす問題があった。
【0004】また、円筒形状のすべり案内ユニットにお
いては、含油ポリマ部材を別体で製作し、取付けている
ため、含油ポリマ部材を固定する部材や組み立ての手間
がかかる問題があり、また、軸と嵌め合い公差が厳しい
案内機構には不向きであった。
いては、含油ポリマ部材を別体で製作し、取付けている
ため、含油ポリマ部材を固定する部材や組み立ての手間
がかかる問題があり、また、軸と嵌め合い公差が厳しい
案内機構には不向きであった。
【0005】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、軸受の摺動部または
転動部に自動的に安定して給油でき、長期間に亘ってメ
ンテナンスを省略できるすべり案内ユニットを提供する
ことにある。
もので、その目的とするところは、軸受の摺動部または
転動部に自動的に安定して給油でき、長期間に亘ってメ
ンテナンスを省略できるすべり案内ユニットを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、軸受の摺動部または転動
部に含油ポリマ部材を配したことを特徴とするすべり案
内ユニットにある。含油ポリマ部材から摺動部に潤滑油
がにじみ出ると、含油ポリマ部材自体の体積が収縮する
ため、その収縮に見合う分だけ含油ポリマ部材を摺動部
方向に付勢する付勢手段を設けることにより、含油ポリ
マ部材が収縮しても摺動部と含油ポリマ部材との隙間を
略一定に保つことができ、適度のシール性と潤滑が得ら
れる。
達成するために、請求項1は、軸受の摺動部または転動
部に含油ポリマ部材を配したことを特徴とするすべり案
内ユニットにある。含油ポリマ部材から摺動部に潤滑油
がにじみ出ると、含油ポリマ部材自体の体積が収縮する
ため、その収縮に見合う分だけ含油ポリマ部材を摺動部
方向に付勢する付勢手段を設けることにより、含油ポリ
マ部材が収縮しても摺動部と含油ポリマ部材との隙間を
略一定に保つことができ、適度のシール性と潤滑が得ら
れる。
【0007】含油ポリマ部材は、潤滑油と樹脂とから構
成されている。ここで使用する樹脂は、熱可塑性樹脂と
してポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチ
ルペンテン樹脂等のポリオレフィン樹脂や、熱可塑性樹
脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン
樹脂、ウレタン樹脂を例示できる。潤滑油としては、鉱
油、エステル油、エーテル油、ポリαオレフィン油など
があり、これらの樹脂や潤滑油はそれぞれ2種以上を組
み合わせても使用できる。樹脂は粉末状が好ましく、潤
滑油を加え、混合して加熱、固化させて成形する。ま
た、射出成形機や圧縮成形、トランスファ成形では任意
の形状に成形できる。
成されている。ここで使用する樹脂は、熱可塑性樹脂と
してポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチ
ルペンテン樹脂等のポリオレフィン樹脂や、熱可塑性樹
脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン
樹脂、ウレタン樹脂を例示できる。潤滑油としては、鉱
油、エステル油、エーテル油、ポリαオレフィン油など
があり、これらの樹脂や潤滑油はそれぞれ2種以上を組
み合わせても使用できる。樹脂は粉末状が好ましく、潤
滑油を加え、混合して加熱、固化させて成形する。ま
た、射出成形機や圧縮成形、トランスファ成形では任意
の形状に成形できる。
【0008】含油ポリマ部材の潤滑剤含有量は、使用さ
れる条件により選択できる。すなわち、潤滑を重視した
使用条件においては、潤滑混合率を上げ、反対に異物な
どのゴミをシールする用途では機械的強度を重視し、含
油率を下げることができる。含油ポリマ部材の潤滑油含
油率は、好ましくは20〜96%、より好ましくは、5
0〜80%であり、含油率が上がると、強度が低下し、
一方含油率が下がると、潤滑油供給能力が低下する。
れる条件により選択できる。すなわち、潤滑を重視した
使用条件においては、潤滑混合率を上げ、反対に異物な
どのゴミをシールする用途では機械的強度を重視し、含
油率を下げることができる。含油ポリマ部材の潤滑油含
油率は、好ましくは20〜96%、より好ましくは、5
0〜80%であり、含油率が上がると、強度が低下し、
一方含油率が下がると、潤滑油供給能力が低下する。
【0009】一例として、ポリエチレン樹脂と鉱油(動
粘度;150mm2/s、37.8℃)の材料につい
て、給油率と引張り強度の相関を図17に示す。すなわ
ち、横軸は材料含油率、左縦軸は引張り強度、右縦軸は
給油率である。含油率を種々変化させた材料を製作し、
厚さ3mmのJIS1号タイプのダンベル型引張り強度
試験片を射出成形で成形した。引張り強度は、島津製作
所製「オートグラフAG−50KN」に装着し、引張り
速度5mm/分で、破断応力を測定した。また、給油率
は、ダンベル型試験片を、50℃の恒温槽内に、100
0時間放置し、その間の潤滑油しみだし量を測定した。
粘度;150mm2/s、37.8℃)の材料につい
て、給油率と引張り強度の相関を図17に示す。すなわ
ち、横軸は材料含油率、左縦軸は引張り強度、右縦軸は
給油率である。含油率を種々変化させた材料を製作し、
厚さ3mmのJIS1号タイプのダンベル型引張り強度
試験片を射出成形で成形した。引張り強度は、島津製作
所製「オートグラフAG−50KN」に装着し、引張り
速度5mm/分で、破断応力を測定した。また、給油率
は、ダンベル型試験片を、50℃の恒温槽内に、100
0時間放置し、その間の潤滑油しみだし量を測定した。
【0010】この結果により、強度を必要としない潤滑
油供給部材として使用する時には、材料含油率は40w
%以上を、より好ましくは70w%以上であるが、強度
から95w%程度が限界である。また、強度は潤滑油含
油率が上がると、強度は低下する。シール部材として
は、給油率も必要であり、両者を並立するためには、2
0w%以上が好ましい。
油供給部材として使用する時には、材料含油率は40w
%以上を、より好ましくは70w%以上であるが、強度
から95w%程度が限界である。また、強度は潤滑油含
油率が上がると、強度は低下する。シール部材として
は、給油率も必要であり、両者を並立するためには、2
0w%以上が好ましい。
【0011】ここで使用する潤滑油の粘度は、37.8
℃での動粘度が10〜500mm2/sが使用でき、好
ましくは50〜250mm2 /sである。これは、シー
ルや外部から潤滑油を供給するとき、内部の油を外部に
漏らさないためにラビリンスを設け、シールする場合が
あり、微小空間内で適性な油膜厚さを得るためには、高
粘度が好ましい。また、潤滑性能としても、摺動部に適
当な油膜を形成するため、動粘度で50〜250mm2
/sの潤滑油が好ましい。
℃での動粘度が10〜500mm2/sが使用でき、好
ましくは50〜250mm2 /sである。これは、シー
ルや外部から潤滑油を供給するとき、内部の油を外部に
漏らさないためにラビリンスを設け、シールする場合が
あり、微小空間内で適性な油膜厚さを得るためには、高
粘度が好ましい。また、潤滑性能としても、摺動部に適
当な油膜を形成するため、動粘度で50〜250mm2
/sの潤滑油が好ましい。
【0012】潤滑油と樹脂との組合わせは、混合物が均
一に相溶することが好ましい。特に、ポリエチレン樹脂
と鉱油や、4−ポリメチルペンテン−1樹脂とエーテル
油やエステル油、または両者の混合油との相性がよい。
含油ポリマは樹脂と潤滑油との相溶体であり、その特徴
として、潤滑油の放出に伴い、体積収縮が起こる。その
例として、ポリエチレン樹脂に潤滑油を75%含油した
材料の関係を図18に示す。すなわち、横軸は時間
(h)、左縦軸は含油量(%)、右縦軸は寸法収縮率
(%)である。ここでは、60℃の雰囲気中での変化を
例示する。
一に相溶することが好ましい。特に、ポリエチレン樹脂
と鉱油や、4−ポリメチルペンテン−1樹脂とエーテル
油やエステル油、または両者の混合油との相性がよい。
含油ポリマは樹脂と潤滑油との相溶体であり、その特徴
として、潤滑油の放出に伴い、体積収縮が起こる。その
例として、ポリエチレン樹脂に潤滑油を75%含油した
材料の関係を図18に示す。すなわち、横軸は時間
(h)、左縦軸は含油量(%)、右縦軸は寸法収縮率
(%)である。ここでは、60℃の雰囲気中での変化を
例示する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2は第1の実施形
態を示し、この発明のすべり案内ユニットを旋盤の送り
部や射出成形機の射出部の移動部を採用した場合であ
り、図1に示す1は固定部、2は送り部や移動部として
のスライダである。固定部1は互いに対向する一対の部
材からなり、互いに対向する面には断面がV字状のスラ
イド溝3が設けられている。スライダ2の両側部にはス
ライド溝3に係合する略三角形状の係合凸部4が設けら
れ、スライダ2がスライド溝3に案内されて図1の紙面
に対して垂直方向にスライドするようになっている。し
たがって、スライド溝3の内面と係合凸部4の外面との
間に摺動部5が形成されている。
図面に基づいて説明する。図1及び図2は第1の実施形
態を示し、この発明のすべり案内ユニットを旋盤の送り
部や射出成形機の射出部の移動部を採用した場合であ
り、図1に示す1は固定部、2は送り部や移動部として
のスライダである。固定部1は互いに対向する一対の部
材からなり、互いに対向する面には断面がV字状のスラ
イド溝3が設けられている。スライダ2の両側部にはス
ライド溝3に係合する略三角形状の係合凸部4が設けら
れ、スライダ2がスライド溝3に案内されて図1の紙面
に対して垂直方向にスライドするようになっている。し
たがって、スライド溝3の内面と係合凸部4の外面との
間に摺動部5が形成されている。
【0014】スライダ2の係合凸部4には摺動部5に対
して潤滑油を供給する含油ポリマ部材6が取付けられ、
すべり案内ユニットが構成されている。この含油ポリマ
部材6は、本実施形態においては、ポリエチレン樹脂
(高密度ポリエチレン10%、超高分子量ポリエチレン
樹脂25%)に動粘度200mm2 /s、(37.8
℃)を65%加え、混合機で20分拡散後、射出成形機
に供給し、樹脂温度165℃、射出圧力45MPaで射
出し、50℃に保持した金型で50秒冷却後、取り出し
たものである。
して潤滑油を供給する含油ポリマ部材6が取付けられ、
すべり案内ユニットが構成されている。この含油ポリマ
部材6は、本実施形態においては、ポリエチレン樹脂
(高密度ポリエチレン10%、超高分子量ポリエチレン
樹脂25%)に動粘度200mm2 /s、(37.8
℃)を65%加え、混合機で20分拡散後、射出成形機
に供給し、樹脂温度165℃、射出圧力45MPaで射
出し、50℃に保持した金型で50秒冷却後、取り出し
たものである。
【0015】この含油ポリマ部材6は図2に示すよう
に、矩形状板状体からなり、その先端部6aにはスライ
ダ2の係合凸部4の形状に倣って略三角形状に形成され
ている。さらに、含油ポリマ部材6にはその先端側が閉
じ、基端側が開放する略コ字状の貫通スリット7が設け
られている。さらに、貫通スリット7で囲まれる矩形片
8の略中央部には含油ポリマ部材6を板厚方向に貫通す
る取付け孔9が設けられている。
に、矩形状板状体からなり、その先端部6aにはスライ
ダ2の係合凸部4の形状に倣って略三角形状に形成され
ている。さらに、含油ポリマ部材6にはその先端側が閉
じ、基端側が開放する略コ字状の貫通スリット7が設け
られている。さらに、貫通スリット7で囲まれる矩形片
8の略中央部には含油ポリマ部材6を板厚方向に貫通す
る取付け孔9が設けられている。
【0016】さらに、含油ポリマ部材6には取付け孔9
の内周面に対してブッシュ10が挿入されている。そし
て、含油ポリマ部材6にこれと略同一形状の保護カバー
11を重ね、ブッシュ10に挿入される取付けボルト1
2によってスライダ2に取付けられている。保護カバー
11の先端部11aは含油ポリマ部材6の先端部6aよ
りも僅かに短く形成され、保護カバー11の先端部11
aが摺動部5に接触しないように形成されている。そし
て、スライダ2に取付けられた含油ポリマ部材6の先端
部6aと前記スライド溝3との間の隙間gは0〜0.3
mm程度が好ましく、隙間gがあっても含油ポリマ部材
6からしみだした潤滑油により摺動部5のシール性と潤
滑性が得られる。
の内周面に対してブッシュ10が挿入されている。そし
て、含油ポリマ部材6にこれと略同一形状の保護カバー
11を重ね、ブッシュ10に挿入される取付けボルト1
2によってスライダ2に取付けられている。保護カバー
11の先端部11aは含油ポリマ部材6の先端部6aよ
りも僅かに短く形成され、保護カバー11の先端部11
aが摺動部5に接触しないように形成されている。そし
て、スライダ2に取付けられた含油ポリマ部材6の先端
部6aと前記スライド溝3との間の隙間gは0〜0.3
mm程度が好ましく、隙間gがあっても含油ポリマ部材
6からしみだした潤滑油により摺動部5のシール性と潤
滑性が得られる。
【0017】また、含油ポリマ部材6は、貫通スリット
7を有し、その貫通スリット7により囲まれる矩形片8
を取付けボルト12によってスライダ2に取付ける際
に、含油ポリマ部材6の貫通スリット7による弾性を利
用して摺動部5に予圧を与えた状態で取付けられてい
る。しかも、含油ポリマ部材6の先端部6aと貫通スリ
ット7の前端との間の距離をa、貫通スリット7の後端
と取付け孔9の中心との間の距離をbとすると、a≦b
の関係にすることが好ましく、含油ポリマ部材6の先端
部6aは摺動部5との摺動によって徐々に収縮するが、
含油ポリマ部材6の弾性を利用して摺動部5に予圧を与
えているため、収縮による隙間gの拡大を防止でき、摺
動部5に自動的に安定して給油でき、長期間に亘ってメ
ンテナンスを省略できる。
7を有し、その貫通スリット7により囲まれる矩形片8
を取付けボルト12によってスライダ2に取付ける際
に、含油ポリマ部材6の貫通スリット7による弾性を利
用して摺動部5に予圧を与えた状態で取付けられてい
る。しかも、含油ポリマ部材6の先端部6aと貫通スリ
ット7の前端との間の距離をa、貫通スリット7の後端
と取付け孔9の中心との間の距離をbとすると、a≦b
の関係にすることが好ましく、含油ポリマ部材6の先端
部6aは摺動部5との摺動によって徐々に収縮するが、
含油ポリマ部材6の弾性を利用して摺動部5に予圧を与
えているため、収縮による隙間gの拡大を防止でき、摺
動部5に自動的に安定して給油でき、長期間に亘ってメ
ンテナンスを省略できる。
【0018】図3は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、固定部1の互いに対向する面に断面
がナイフエッジ状のスライド溝13が設けられている。
スライダ2の両側部にはスライド溝13に係合するナイ
フエッジ状の係合凸部14が設けられ、スライダ2がス
ライド溝13に案内されて図3の紙面に対して垂直方向
にスライドするようになっている。また、スライダ2の
係合凸部14には摺動部15に対して潤滑油を供給する
含油ポリマ部材6が取付けられ、すべり案内ユニットが
構成されている。この含油ポリマ部材6の先端部6aは
係合凸部14の形状に倣ってナイフエッジ状であり、含
油ポリマ部材6の先端部6aと前記スライド溝13との
間の隙間gは0〜0.3mm程度が好ましく、隙間gが
あっても含油ポリマ部材6からしみだした潤滑油により
摺動部15のシール性と潤滑性が得られるようになって
いる。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、固定部1の互いに対向する面に断面
がナイフエッジ状のスライド溝13が設けられている。
スライダ2の両側部にはスライド溝13に係合するナイ
フエッジ状の係合凸部14が設けられ、スライダ2がス
ライド溝13に案内されて図3の紙面に対して垂直方向
にスライドするようになっている。また、スライダ2の
係合凸部14には摺動部15に対して潤滑油を供給する
含油ポリマ部材6が取付けられ、すべり案内ユニットが
構成されている。この含油ポリマ部材6の先端部6aは
係合凸部14の形状に倣ってナイフエッジ状であり、含
油ポリマ部材6の先端部6aと前記スライド溝13との
間の隙間gは0〜0.3mm程度が好ましく、隙間gが
あっても含油ポリマ部材6からしみだした潤滑油により
摺動部15のシール性と潤滑性が得られるようになって
いる。
【0019】図4は第3の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、含油ポリマ部材6がケース17に収
納されている。ケース17はガラス繊維を30%含有し
たポリブチレンテレフタレート樹脂で成形されている。
ケース17の内部には含油ポリマ部材6を前後方向に進
退自在に収納する収納部18が設けられている。収納部
18の背面と含油ポリマ部材6の後端との間には付勢ば
ね19が介在され、含油ポリマ部材6の先端部6aがケ
ース17の先端部17aから突出するように付勢ばね1
9によって含油ポリマ部材6を先端部6a方向に弾性的
に付勢している。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、含油ポリマ部材6がケース17に収
納されている。ケース17はガラス繊維を30%含有し
たポリブチレンテレフタレート樹脂で成形されている。
ケース17の内部には含油ポリマ部材6を前後方向に進
退自在に収納する収納部18が設けられている。収納部
18の背面と含油ポリマ部材6の後端との間には付勢ば
ね19が介在され、含油ポリマ部材6の先端部6aがケ
ース17の先端部17aから突出するように付勢ばね1
9によって含油ポリマ部材6を先端部6a方向に弾性的
に付勢している。
【0020】ケース7の後端部には取付け孔20を有す
る取付け片21が一体に設けられ、第1の実施形態と同
様に取付けボルトによってスライダ2に取付けられ、含
油ポリマ部材6の先端部6aが摺動部15に弾性的に接
触し、含油ポリマ部材6からしみだした潤滑油により摺
動部15のシール性と潤滑性が得られるようになってい
る。
る取付け片21が一体に設けられ、第1の実施形態と同
様に取付けボルトによってスライダ2に取付けられ、含
油ポリマ部材6の先端部6aが摺動部15に弾性的に接
触し、含油ポリマ部材6からしみだした潤滑油により摺
動部15のシール性と潤滑性が得られるようになってい
る。
【0021】図5〜図8は第4の実施形態を示し、含油
ポリマ部材を工作機械、プレス成形機あるいは射出成形
機の転動部にすべり案内軸受ユニットに採用した実施形
態を示す。図5に示すように、固定部としてのダイバー
等の軸22に対して円筒状の移動体23が軸22の軸方
向に移動自在に嵌合されている。移動体23の内周部に
は含油ポリマ内蔵軸受24が設けられ、この含油ポリマ
内蔵軸受24の両端部には含油ポリマからなるシール部
材25が設けられている。さらに、シール部材25は移
動体23の両端部に設けられた固定リング26によって
保持されている。
ポリマ部材を工作機械、プレス成形機あるいは射出成形
機の転動部にすべり案内軸受ユニットに採用した実施形
態を示す。図5に示すように、固定部としてのダイバー
等の軸22に対して円筒状の移動体23が軸22の軸方
向に移動自在に嵌合されている。移動体23の内周部に
は含油ポリマ内蔵軸受24が設けられ、この含油ポリマ
内蔵軸受24の両端部には含油ポリマからなるシール部
材25が設けられている。さらに、シール部材25は移
動体23の両端部に設けられた固定リング26によって
保持されている。
【0022】含油ポリマ内蔵軸受24は、その軸受本体
27が砲金、ホワイトメタル等の金属材料によって円筒
状に形成され、その内周面から外周面に向って径方向に
貫通孔28が穿設され、これら貫通孔28は軸受本体2
7の外周面に沿って円周方向に刻設された環状溝29に
よって連通している。環状溝29の溝幅は貫通孔28の
内径より大きく、環状溝29の内底部に肩部29aが形
成されている。そして、貫通孔28及び環状溝29には
後述する手段によって含油ポリマ部材30が充填されて
いる。
27が砲金、ホワイトメタル等の金属材料によって円筒
状に形成され、その内周面から外周面に向って径方向に
貫通孔28が穿設され、これら貫通孔28は軸受本体2
7の外周面に沿って円周方向に刻設された環状溝29に
よって連通している。環状溝29の溝幅は貫通孔28の
内径より大きく、環状溝29の内底部に肩部29aが形
成されている。そして、貫通孔28及び環状溝29には
後述する手段によって含油ポリマ部材30が充填されて
いる。
【0023】貫通孔28及び環状溝29に含油ポリマ部
材30を充填する手段としては、軸受本体27を射出成
形金型31に装着し、射出成形金型31のランナー32
に設けられたゲート33を環状溝29の一部に連通さ
せ、環状溝29の他の部分は射出成形金型31によって
閉塞する。この状態で、射出成形機のノズルを射出成形
金型31のスプルー34に押し当て、溶融した含油ポリ
マを射出することにより、含油ポリマを貫通孔28及び
環状溝29に充填する。
材30を充填する手段としては、軸受本体27を射出成
形金型31に装着し、射出成形金型31のランナー32
に設けられたゲート33を環状溝29の一部に連通さ
せ、環状溝29の他の部分は射出成形金型31によって
閉塞する。この状態で、射出成形機のノズルを射出成形
金型31のスプルー34に押し当て、溶融した含油ポリ
マを射出することにより、含油ポリマを貫通孔28及び
環状溝29に充填する。
【0024】溶融した含油ポリマは環状溝29を介して
各貫通孔28に充填され、軸受本体27に含油ポリマ部
材30が形成される。本実施形態においては、含油ポリ
マとして、ポリメチルペンテン樹脂20%と超高分子量
ポリエチレン樹脂を5%にエーテル油を75%混合した
材料を、樹脂温度255℃で射出した。
各貫通孔28に充填され、軸受本体27に含油ポリマ部
材30が形成される。本実施形態においては、含油ポリ
マとして、ポリメチルペンテン樹脂20%と超高分子量
ポリエチレン樹脂を5%にエーテル油を75%混合した
材料を、樹脂温度255℃で射出した。
【0025】含油ポリマは、成形時に成形収縮を起こ
し、軸受本体27の外周部における環状溝29内の含油
ポリマは内周部に向って収縮して隙間cができ、貫通孔
28内の含油ポリマは環状溝29の内底部に肩部29a
で内周方向への収縮が止められるため隙間dができる。
すなわち、貫通孔28内の含油ポリマは成形後の収縮に
よって半径方向外方に引き上げられ、隙間c及びdを維
持する。この隙間c及びdは極めて微小であり、含油ポ
リマ部材30からしみだした潤滑油が軸22との摺動部
に供給できる。なお、環状溝29の内底部に肩部29a
がないと、貫通孔28に充填された含油ポリマ部材30
が収縮して軸22方向に突出して軸22に干渉するのを
防止できる。
し、軸受本体27の外周部における環状溝29内の含油
ポリマは内周部に向って収縮して隙間cができ、貫通孔
28内の含油ポリマは環状溝29の内底部に肩部29a
で内周方向への収縮が止められるため隙間dができる。
すなわち、貫通孔28内の含油ポリマは成形後の収縮に
よって半径方向外方に引き上げられ、隙間c及びdを維
持する。この隙間c及びdは極めて微小であり、含油ポ
リマ部材30からしみだした潤滑油が軸22との摺動部
に供給できる。なお、環状溝29の内底部に肩部29a
がないと、貫通孔28に充填された含油ポリマ部材30
が収縮して軸22方向に突出して軸22に干渉するのを
防止できる。
【0026】また、前記含油ポリマからなるシール部材
25は、図8に示すように、潤滑部材も兼ね、シール部
材25の内周部の中央部に断面が半円状の油溜まり部3
1を持っており、すべり案内軸受ユニット24の外部と
内部とを遮断している。シール部材25と軸22との接
触は、軽接触からラビリンスを持たせてもよい。隙間e
は最大で0.5mm以内が好ましく、本実施形態では
0.3mmである。
25は、図8に示すように、潤滑部材も兼ね、シール部
材25の内周部の中央部に断面が半円状の油溜まり部3
1を持っており、すべり案内軸受ユニット24の外部と
内部とを遮断している。シール部材25と軸22との接
触は、軽接触からラビリンスを持たせてもよい。隙間e
は最大で0.5mm以内が好ましく、本実施形態では
0.3mmである。
【0027】なお、シール部材25の断面形状は、図9
(a)に示すように、軸22に対して平行の面25aで
シールする構造でもよく、図9(b)に示すように、軸
22に向って複数条のV字状の溝からなる油溜まり部3
2を形成してもよい。
(a)に示すように、軸22に対して平行の面25aで
シールする構造でもよく、図9(b)に示すように、軸
22に向って複数条のV字状の溝からなる油溜まり部3
2を形成してもよい。
【0028】図10は第5の実施形態を示し、案内軸受
ユニットにおける含油ポリマ内蔵軸受24については、
第4の実施形態と同一であるため説明を省略し、軸受本
体27の両端部に設けられた含油ポリマからなるシール
部材35についてのみ説明する。軸受本体27が円筒状
に形成され、その両端部には内周面から外周面に向って
径方向に貫通孔36が穿設されている。これら貫通孔3
6は軸受本体27の外周面に沿って円周方向に刻設され
た外側環状溝37によって連通しているとともに、軸受
本体27の内周面に沿って円周方向に刻設された内側環
状溝38によって連通している。外側環状溝37及び内
側環状溝38の溝幅は貫通孔36の内径より大きく、外
側環状溝37及び内側環状溝38の内底部に肩部37
a、38aが形成されている。
ユニットにおける含油ポリマ内蔵軸受24については、
第4の実施形態と同一であるため説明を省略し、軸受本
体27の両端部に設けられた含油ポリマからなるシール
部材35についてのみ説明する。軸受本体27が円筒状
に形成され、その両端部には内周面から外周面に向って
径方向に貫通孔36が穿設されている。これら貫通孔3
6は軸受本体27の外周面に沿って円周方向に刻設され
た外側環状溝37によって連通しているとともに、軸受
本体27の内周面に沿って円周方向に刻設された内側環
状溝38によって連通している。外側環状溝37及び内
側環状溝38の溝幅は貫通孔36の内径より大きく、外
側環状溝37及び内側環状溝38の内底部に肩部37
a、38aが形成されている。
【0029】そして、貫通孔36、外側環状溝37及び
内側環状溝38には含油ポリマからなるシール部材35
が第4の実施形態と同様の手段によって充填されている
が、ここでは、ポリエチレン樹脂20%と超高分子量ポ
リエチレン樹脂を10%、鉱油を70%含有する材料
を、樹脂温度165℃で射出成形して形成している。こ
のように、シール部材35を軸受本体27と一体構造に
したので、給油量が減少したとき、ユニット全体を交換
できるのでメンテナンスが容易となる。
内側環状溝38には含油ポリマからなるシール部材35
が第4の実施形態と同様の手段によって充填されている
が、ここでは、ポリエチレン樹脂20%と超高分子量ポ
リエチレン樹脂を10%、鉱油を70%含有する材料
を、樹脂温度165℃で射出成形して形成している。こ
のように、シール部材35を軸受本体27と一体構造に
したので、給油量が減少したとき、ユニット全体を交換
できるのでメンテナンスが容易となる。
【0030】図11は第6の実施形態を示し、含油ポリ
マからなるシール部材をプレス機械等の可動盤案内に使
用される転がり案内軸受ユニットに採用した実施形態を
示し、第4の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。図11に示すように、ダイバー等の
軸22に対して円筒状の移動体23が嵌合され、移動体
23の内周部にはリニアボールベアリングまたはボール
ブッシュ40が設けられている。移動体23の内周部に
おけるリニアボールベアリングまたはボールブッシュ4
0の両端部には含油ポリマからなるシール部材41が設
けられている。このシール部材40は、第4、第5の実
施形態に示すシール部材25、35と基本的に同一であ
り、説明を省略する。
マからなるシール部材をプレス機械等の可動盤案内に使
用される転がり案内軸受ユニットに採用した実施形態を
示し、第4の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。図11に示すように、ダイバー等の
軸22に対して円筒状の移動体23が嵌合され、移動体
23の内周部にはリニアボールベアリングまたはボール
ブッシュ40が設けられている。移動体23の内周部に
おけるリニアボールベアリングまたはボールブッシュ4
0の両端部には含油ポリマからなるシール部材41が設
けられている。このシール部材40は、第4、第5の実
施形態に示すシール部材25、35と基本的に同一であ
り、説明を省略する。
【0031】図12は第7の実施形態を示し、含油ポリ
マからなるシール部材をローラパックに採用した実施形
態を示し、摺動面43からローラ44を介して荷重を支
持する本体45が設けられ、この本体45には予圧を与
えるウェッジブロック46が設けられている。さらに、
本体45には摺動面43に接触する含油ポリマからなる
シール部材47が設けられている。このシール部材47
は、例えばポリエチレン樹脂20%と超高分子量ポリエ
チレン樹脂を10%、鉱油を70%含有する材料からな
り、摺動面43に鉱油がにじみ出て潤滑性とシール性の
効果がある。なお、ローラパックに限らず、リニアロー
ラベアリングにも同様に採用できる。
マからなるシール部材をローラパックに採用した実施形
態を示し、摺動面43からローラ44を介して荷重を支
持する本体45が設けられ、この本体45には予圧を与
えるウェッジブロック46が設けられている。さらに、
本体45には摺動面43に接触する含油ポリマからなる
シール部材47が設けられている。このシール部材47
は、例えばポリエチレン樹脂20%と超高分子量ポリエ
チレン樹脂を10%、鉱油を70%含有する材料からな
り、摺動面43に鉱油がにじみ出て潤滑性とシール性の
効果がある。なお、ローラパックに限らず、リニアロー
ラベアリングにも同様に採用できる。
【0032】図13〜図15は第8の実施形態を示し、
含油ポリマ部材をすべり案内ユニットに採用した実施形
態を示す。固定部48には水平受け面49と垂直受け面
50が設けられ、固定部48には水平受け面49と垂直
受け面50に対してすべり案内ユニット51を介して移
動体52が設けられ、移動体52は図13において紙面
に対して垂直方向に移動するようになっている。
含油ポリマ部材をすべり案内ユニットに採用した実施形
態を示す。固定部48には水平受け面49と垂直受け面
50が設けられ、固定部48には水平受け面49と垂直
受け面50に対してすべり案内ユニット51を介して移
動体52が設けられ、移動体52は図13において紙面
に対して垂直方向に移動するようになっている。
【0033】すべり案内ユニット51は、図14及び図
15に示すように、金属製の平板状の軸受本体53の板
面には複数個の貫通孔54が縦方向及び横方向に整列状
態に穿設されている。貫通孔54の上端側は座ぐり部5
5によって大径に形成されている。さらに、各貫通孔5
4は座ぐり部55を連通する縦方向連絡溝56と横方向
連絡溝57によって連通している。貫通孔54、縦方向
連絡溝56及び横方向連絡溝57には第4の実施形態と
同様な手段によって溶融した含油ポリマが充填され、軸
受本体53に含油ポリマ部材58が形成されている。
15に示すように、金属製の平板状の軸受本体53の板
面には複数個の貫通孔54が縦方向及び横方向に整列状
態に穿設されている。貫通孔54の上端側は座ぐり部5
5によって大径に形成されている。さらに、各貫通孔5
4は座ぐり部55を連通する縦方向連絡溝56と横方向
連絡溝57によって連通している。貫通孔54、縦方向
連絡溝56及び横方向連絡溝57には第4の実施形態と
同様な手段によって溶融した含油ポリマが充填され、軸
受本体53に含油ポリマ部材58が形成されている。
【0034】含油ポリマは、成形時に成形収縮を起こ
し、軸受本体53の貫通孔54内の含油ポリマは座ぐり
部55で下方向への収縮が止められるため隙間fができ
る。この隙間fは次の近似ができる。
し、軸受本体53の貫通孔54内の含油ポリマは座ぐり
部55で下方向への収縮が止められるため隙間fができ
る。この隙間fは次の近似ができる。
【0035】 隙間f=(寸法f)×(寸法収縮率)/100 ここに微小な隙間が生じることにより摺動面から突出せ
ず、かつ微小であることから潤滑油の供給能力がある。
すなわち、含油ポリマ部材58からしみだした潤滑油が
固定部48の水平受け面49と垂直受け面50の摺動部
に供給できる。
ず、かつ微小であることから潤滑油の供給能力がある。
すなわち、含油ポリマ部材58からしみだした潤滑油が
固定部48の水平受け面49と垂直受け面50の摺動部
に供給できる。
【0036】なお、本実施形態においては、移動体52
を固定部48の水平受け面49と垂直受け面50に対し
て平面で受けるすべり案内ユニット51を設けたが、固
定部48に断面がV字状突条のスライドレールを一体に
設け、スライドレールの斜面に沿ってすべり案内ユニッ
ト51を設けてもよい。また、すべり案内ユニット51
にシール部材を設ける場合にはすべり案内ユニット51
の移動方向と直角方向にシール部材を設けることによ
り、含油ポリマ部材58を外部と遮断できる。
を固定部48の水平受け面49と垂直受け面50に対し
て平面で受けるすべり案内ユニット51を設けたが、固
定部48に断面がV字状突条のスライドレールを一体に
設け、スライドレールの斜面に沿ってすべり案内ユニッ
ト51を設けてもよい。また、すべり案内ユニット51
にシール部材を設ける場合にはすべり案内ユニット51
の移動方向と直角方向にシール部材を設けることによ
り、含油ポリマ部材58を外部と遮断できる。
【0037】図16は第9の実施形態を示し、第8の実
施形態に示す、すべり案内ユニット51にシール部材を
設けたものであり、すべり案内ユニット51の構成は同
一であるため説明を省略する。すべり案内ユニット51
の軸受本体53の両側部における上下面には軸受本体5
3の幅方向の全体に亘って凹溝60が設けられている。
これら上下の凹溝60は軸受本体53を所定間隔を存し
て板厚方向に貫通する複数個の貫通孔61によって連通
しているとともに、下部の凹溝60は横方向連絡溝57
と連通している。
施形態に示す、すべり案内ユニット51にシール部材を
設けたものであり、すべり案内ユニット51の構成は同
一であるため説明を省略する。すべり案内ユニット51
の軸受本体53の両側部における上下面には軸受本体5
3の幅方向の全体に亘って凹溝60が設けられている。
これら上下の凹溝60は軸受本体53を所定間隔を存し
て板厚方向に貫通する複数個の貫通孔61によって連通
しているとともに、下部の凹溝60は横方向連絡溝57
と連通している。
【0038】そして、凹溝60及び貫通孔61には第4
の実施形態と同様な手段によって溶融した含油ポリマが
充填され、軸受本体53に含油ポリマからなるシール部
材62が形成されている。このシール部材62は摺動面
63から突出するように成形され、その突出部62aの
突出量は0.1mm〜1mm程度であり、荷重により変
形し、摺動面63の精度に影響しない範囲に設定されて
いる。
の実施形態と同様な手段によって溶融した含油ポリマが
充填され、軸受本体53に含油ポリマからなるシール部
材62が形成されている。このシール部材62は摺動面
63から突出するように成形され、その突出部62aの
突出量は0.1mm〜1mm程度であり、荷重により変
形し、摺動面63の精度に影響しない範囲に設定されて
いる。
【0039】なお、前記各実施形態において説明した含
油ポリマ部材及び含油ポリマからなるシール部材の形状
は前記実施形態に限定されるものではなく、各実施形態
の組合わせでもよく、含油ポリマの材料においても限定
されるものではない。
油ポリマ部材及び含油ポリマからなるシール部材の形状
は前記実施形態に限定されるものではなく、各実施形態
の組合わせでもよく、含油ポリマの材料においても限定
されるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項の発明によ
れば、軸受の摺動部または転動部に含油ポリマ部材を配
することにより、軸受の摺動部または転動部に自動的に
安定して給油でき、長期間に亘ってメンテナンスを省略
できるという効果がある。
れば、軸受の摺動部または転動部に含油ポリマ部材を配
することにより、軸受の摺動部または転動部に自動的に
安定して給油でき、長期間に亘ってメンテナンスを省略
できるという効果がある。
【図1】この発明の第1の実施形態におけるすべり案内
ユニットを旋盤の送り部に採用した場合の縦断正面図。
ユニットを旋盤の送り部に採用した場合の縦断正面図。
【図2】同実施形態の含油ポリマ部材を示し、(a)は
縦断側面図、(b)は平面図。
縦断側面図、(b)は平面図。
【図3】この発明の第2の実施形態におけるすべり案内
ユニットを旋盤の送り部に採用した場合の縦断正面図。
ユニットを旋盤の送り部に採用した場合の縦断正面図。
【図4】この発明の第3の実施形態の含油ポリマ部材を
示し、(a)は縦断側面図、(b)は平面図。
示し、(a)は縦断側面図、(b)は平面図。
【図5】この発明の第4の実施形態におけるすべり案内
ユニットを工作機械の移動体に採用した場合の縦断側面
図。
ユニットを工作機械の移動体に採用した場合の縦断側面
図。
【図6】同実施形態の含油ポリマ内蔵軸受を示し、
(a)は縦断側面図、(b)はA−A線に沿う断面図。
(a)は縦断側面図、(b)はA−A線に沿う断面図。
【図7】同実施形態を示し、図6のB部を拡大して示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図8】同実施形態を示し、図5のC部を拡大して示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図9】同実施形態のシール部材の変形例を示す縦断側
面図。
面図。
【図10】この発明の第5の実施形態の含油ポリマ内蔵
軸受を示し、(a)は縦断側面図、(b)はD−D線に
沿う断面図。
軸受を示し、(a)は縦断側面図、(b)はD−D線に
沿う断面図。
【図11】この発明の第6の実施形態における転がり軸
受ユニットを示す縦断側面図。
受ユニットを示す縦断側面図。
【図12】この発明の第7の実施形態の含油ポリマから
なるシール部材をローラパックに採用した場合の縦断側
面図。
なるシール部材をローラパックに採用した場合の縦断側
面図。
【図13】この発明の第8の実施形態のすべり案内ユニ
ットを工作機械に採用した状態を示す縦断側面図。
ットを工作機械に採用した状態を示す縦断側面図。
【図14】同実施形態を示し、すべり案内ユニットの斜
視図。
視図。
【図15】同実施形態を示し、図14のE−E線に沿う
断面図。
断面図。
【図16】この発明の第9の実施形態のすべり案内ユニ
ットの斜視図。
ットの斜視図。
【図17】給油率と引張り強度の関係を示す図。
【図18】給油量と寸法収縮の関係を示す図。
1…固定部 2…移動部 3…スライド溝 5…摺動部 6…含油ポリマ部材
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受の摺動部または転動部に給油する含
油ポリマ部材を配したことを特徴とするすべり案内ユニ
ット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP749198A JPH11201156A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | すべり案内ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP749198A JPH11201156A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | すべり案内ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11201156A true JPH11201156A (ja) | 1999-07-27 |
| JPH11201156A5 JPH11201156A5 (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=11667252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP749198A Pending JPH11201156A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | すべり案内ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11201156A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002340027A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Nissin Kogyo Co Ltd | 液圧式クラッチレリーズ装置 |
| JP2005297167A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tottori Univ | すべり案内及び同すべり案内を備えた工作機械 |
| JP2017226041A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | オークマ株式会社 | 工作機械のすべり案内装置 |
| JP2018179193A (ja) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 株式会社ブリヂストン | 滑り支承装置 |
| CN116066473A (zh) * | 2021-11-02 | 2023-05-05 | 银泰科技股份有限公司 | 可活动的径向组拆式润滑构造 |
| WO2025159077A1 (ja) * | 2024-01-26 | 2025-07-31 | 豊司 風間 | 軸受機構 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP749198A patent/JPH11201156A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002340027A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Nissin Kogyo Co Ltd | 液圧式クラッチレリーズ装置 |
| JP2005297167A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tottori Univ | すべり案内及び同すべり案内を備えた工作機械 |
| JP2017226041A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | オークマ株式会社 | 工作機械のすべり案内装置 |
| JP2018179193A (ja) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 株式会社ブリヂストン | 滑り支承装置 |
| CN116066473A (zh) * | 2021-11-02 | 2023-05-05 | 银泰科技股份有限公司 | 可活动的径向组拆式润滑构造 |
| CN116066473B (zh) * | 2021-11-02 | 2025-10-28 | 银泰科技股份有限公司 | 可活动的径向组拆式润滑构造 |
| WO2025159077A1 (ja) * | 2024-01-26 | 2025-07-31 | 豊司 風間 | 軸受機構 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050107 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080708 |