JPH11201792A - 流量検出素子および流量センサ - Google Patents

流量検出素子および流量センサ

Info

Publication number
JPH11201792A
JPH11201792A JP10004856A JP485698A JPH11201792A JP H11201792 A JPH11201792 A JP H11201792A JP 10004856 A JP10004856 A JP 10004856A JP 485698 A JP485698 A JP 485698A JP H11201792 A JPH11201792 A JP H11201792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
heat generating
flow rate
generating portion
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10004856A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Yamakawa
智也 山川
Masahiro Kawai
正浩 河合
Yutaka Ohashi
豊 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10004856A priority Critical patent/JPH11201792A/ja
Priority to DE1998138647 priority patent/DE19838647B4/de
Publication of JPH11201792A publication Critical patent/JPH11201792A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6845Micromachined devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
    • G01F1/698Feedback or rebalancing circuits, e.g. self heated constant temperature flowmeters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答性に優れた流量検出素子を得る。 【解決手段】 平板状基板(1)の表面に絶縁性の支持
膜(2)を形成し、この支持膜(2)上に感熱抵抗膜よ
りなる複数の発熱抵抗(4,5)が構成されており、こ
の感熱抵抗膜上に絶縁性の保護膜(3)を形成し、感熱
抵抗膜着膜領域の下部にある平板状基板(1)を部分的
に除去したダイヤフラム(12)の構造をなし、複数の
発熱抵抗(4,5)は計測流体の流れの方向に並んでお
り、上流側の発熱抵抗(4)と下流側の発熱抵抗(5)
の加熱電流の差に相当する量に基づいて流量を計測する
感熱式流量検出素子であって、上流側の発熱抵抗(4)
と下流側の発熱抵抗(5)の間に流れの方向に所定距離
の間隙を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱体を備え、
発熱体あるいは発熱体によって加熱された部分から、流
体への熱伝達現象に基づいて流体の流速あるいは流量を
計測する流量検出素子およびこの流量検出素子を用いた
流量センサに関するものであり、特に例えば内燃機関の
吸入空気量を計測する場合等に使用して好適な感熱式の
流量検出素子およびこの流量検出素子を用いた流量セン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13および図14は例えば特公平3−
52028号公報に示されている従来の感熱式流量検出
素子の側断面図および平面図である。図において、流量
検出素子は、シリコン半導体よりなる平板状基板1、窒
化シリコンよりなる絶縁性の支持膜2、感熱抵抗である
パーマロイよりなる発熱抵抗4,5、および窒化シリコ
ンよりなる絶縁性の保護膜3を有する。発熱抵抗4,5
の部分に相当する感熱抵抗膜着膜部の平板状基板1には
空気スペース8が設けられており、片持ち梁11が懸垂
されるように形成されている。空気スペース8は支持膜
2および保護膜3を形成する窒化シリコンをいためない
エッチング液を用いて開口部7から平板状基板1のシリ
コン半導体の一部を除去して形成されている。
【0003】このような従来の流量検出素子では、発熱
抵抗4,5に通電する加熱電流が、図示しない制御回路
によって一定に維持されている。矢印9は気流の流れの
方向を示す。気流の上流側から下流側に向かう方向に発
熱抵抗4,5が順に並んでいる場合、上流側の発熱抵抗
4から気流に伝達する熱は気流の流速が大きいほど増
す。一方、下流側の発熱抵抗5に沿って流れる気流は、
上流側の発熱抵抗4によって昇温されているため、上流
側の発熱抵抗4ほど気流に熱が伝達されない。即ち上流
側の発熱抵抗4は下流側の発熱抵抗5よりよく冷却さ
れ、冷却の度合いの差は気流の流速が増すほど大きくな
る。従って、発熱抵抗4に一定電流を流すために発熱抵
抗4に与えられる電圧は、発熱抵抗5に一定電流を流す
ために発熱抵抗5に与えられる電圧よりも大きく、その
差は気流の流速が大きいほど増す。
【0004】このように発熱抵抗4および5に与えられ
る電圧の差は、計測される気流の流速の関数となるた
め、気流の流速、あるいは定められた通路内を通過する
気流の流量を計測することができる。さらに、上流側の
発熱抵抗4と下流側の発熱抵抗5の冷却の差を検出する
わけであるから、流速だけではなく、流れの方向も検出
できる。以上に述べた計測原理は、加熱電流を一定に保
った場合であるが、各発熱抵抗の抵抗値を流速にかかわ
らず各々所定値に保つ定温度差制御とし、各発熱抵抗の
加熱電流の差から流速を検出する場合でも、流速と流れ
の方向を検出できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の流
量検出素子を用いた流量センサでは計測流体の流量や流
速が変化した場合の応答遅れが生じる。その遅れは、支
持膜2上に発熱抵抗4や5が形成される検出部から熱が
移動するときの熱抵抗と検出部近傍の熱容量で決まる遅
れと、発熱抵抗4と発熱抵抗5の間の熱的な相互干渉に
遅れがある。まず、前者の遅れについて説明する。応答
遅れに関する熱抵抗は、検出部と計測流体の間の熱抵抗
と、検出部と支持膜2等の支持部の間の熱抵抗とがある
が、良好な応答性を得るためには検出部と計測流体の間
の熱抵抗を小さくし、検出部と支持部の間の熱抵抗を大
きくすることが望ましい。なぜなら、流速や流量は検出
部から計測流体への熱伝達量によって求められるからで
ある。
【0006】次に後者の遅れを定温度差制御の場合につ
いて説明する。例えば流速が増加し上流側の発熱抵抗4
が冷却された時、その抵抗値を一定に保つため加熱電流
を増やすように制御するが、上流側の発熱抵抗5と下流
側の発熱抵抗4の間に熱伝導路があれば、下流側の発熱
抵抗5が上流側の発熱抵抗4の冷却の影響を受ける。そ
して、その熱伝導路の熱抵抗が小さい場合は、下流側の
発熱抵抗5の加熱電流を必要以上に増加してしまい、上
流側の発熱抵抗4の加熱電流の増加を抑制するように働
く。その結果、上流側の発熱抵抗4と下流側の発熱抵抗
5の加熱電流の差が目標値に到達するのに時間を要し応
答性の悪い流量センサとなる。
【0007】そこで、上記のような従来の流量検出素子
では、流量検出素子の応答性を高めるため、検出部から
支持部や、発熱抵抗4および5間の熱伝導量を小さくす
る工夫がなされている。即ち検出部からの熱伝導路を極
力少なくするために片持ち梁11を懸垂するように形成
し、検出部の周りの窒化シリコンが除去され開口してい
るのである。また、他の従来例では図示せずも両持ちの
ブリッジ構造となっている(特公平3−52028号の
図1参照)。しかしながら、このような片持ち梁や両持
ちのブリッジ構造は、用途によっては非常に壊れやす
く、また汚れの影響を受けやすい。
【0008】例えば自動車の内燃機関の燃料制御に用い
られる吸入空気流量センサにこのような流量検出素子を
用いたとする。自動車の内燃機関は40〜50Gの振動
を発生し、また、吸入空気の流速は場合によっては20
0m/s以上に達する。また、バックファイヤが発生し
た場合には2気圧近い圧力が加わることもある。このよ
うな機械的ストレスを受けた場合、従来の流量検出素子
の検出部は容易に破損する。
【0009】一方、内燃機関の吸入空気は吸入空気流量
センサの上流に設置されたエアクリーナエレメントを通
過してくるが、数ミクロンの大きさのダストはエアクリ
ーナエレメントを通過し片持ち梁やブリッジのエッジに
付着したり開口部を通って空気スペース内に到達し、留
まることになり、流量検出性能を損なう。また、自動車
が雨天走行したり、冠水路を走行した場合は吸入空気中
に水滴が含まれやはりエアクリーナエレメントを通過す
る。さらにブローバイ還元装置から吹き出すエンジンオ
イルやスラッジ成分の雰囲気にも流量検出素子は晒され
る。このようにして流量検出素子に水滴やオイルミスト
が到達したとき、従来の流量検出素子では、開口部から
空気スペースに水や油が浸入し留まるために流量検出性
能を損なう。
【0010】一方、内燃機関の吸入空気量を計測する場
合は吸入空気流量の変化を検出し正確な燃料制御を行う
ために応答性の良い流量センサが求められる。従来の流
量検出素子を用いた流量センサでは、応答性を早くする
ためには上述の如く片持ち梁や両持ちのブリッジ構造を
とるが、しかしこれは信頼性を低下させるものであり、
従って内燃機関の吸入空気量の計測には適した設計が非
常に困難であった。
【0011】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第一の目的は応答性が良く信頼
性の高い流量検出素子および流量センサを得ることにあ
る。さらに、第二の目的は上記の第一の目的を達成する
ための手段が容易な製造工程によって得られる構造を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る流
量検出素子は、平板状基板の表面に形成された絶縁性の
支持膜と、該支持膜上に計測流体の流れの方向に対して
上流側と下流側に設けられ、感熱抵抗膜よりなる複数の
発熱部と、該発熱部上に形成された絶縁性の保護膜とを
備え、上記発熱部の設けられた領域の下部にある上記平
板状基板を部分的に除去してダイヤフラム構造となし、
上記上流側の発熱部と上記下流側の発熱部の間に流れの
方向に所定距離の間隔を設けたものである。
【0013】また、請求項2の発明に係る流量検出素子
は、請求項1の発明において、上記上流側の発熱部と上
記下流側の発熱部の流れ方向に設けられた間隔の所定距
離をG、ダイヤフラム厚さをTとしたときに、上記所定
距離Gと上記ダイヤフラム厚さTの関係をG/T≧25
と設定したものである。
【0014】また、請求項3の発明に係る流量検出素子
は、平板状基板の表面に形成された絶縁性の支持膜と、
該支持膜上に計測流体の流れの方向に対して上流側と下
流側に設けられ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、
該発熱部上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、上記
発熱部の設けられた領域の下部にある上記平板状基板を
部分的に除去してダイヤフラム構造となし、上記上流側
の発熱部と上記下流側の発熱部の間においてダイヤフラ
ム厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分を設
けたものである。
【0015】また、請求項4の発明に係る流量検出素子
は、請求項3の発明において、上記上流側の発熱部と上
記下流側の発熱部の間においてダイヤフラム厚さが他の
部分のダイヤフラム厚さより薄い部分と同一の部分が混
在するものである。
【0016】また、請求項5の発明に係る流量検出素子
は、請求項3または4の発明において、上記ダイヤフラ
ムの中央には薄い部分を形成しないものである。
【0017】また、請求項6の発明に係る流量検出素子
は、請求項3〜5のいずれかの発明において、上記上流
側の発熱部と上記下流側の発熱部の間においてダイヤフ
ラム厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分
を、上記保護膜を形成しない領域として設けたものであ
る。
【0018】また、請求項7の発明に係る流量検出素子
は、平板状基板の表面に形成された絶縁性の支持膜と、
該支持膜上に計測流体の流れの方向に対して上流側と下
流側に設けられ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、
該発熱部上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、上記
発熱部の設けられた領域の下部にある上記平板状基板を
部分的に除去してダイヤフラム構造となし、上記上流側
の発熱部および上記下流側の発熱部の少なくとも一方の
外周端部とダイヤフラムの外周端部の間においてダイヤ
フラム厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分
を設けたものである。
【0019】また、請求項8の発明に係る流量検出素子
は、請求項7の発明において、上記上流側の発熱部およ
び上記下流側の発熱部の少なくとも一方の外周端部とダ
イヤフラムの外周端部の間においてダイヤフラム厚さが
他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分と同一の部分
が混在するものである。
【0020】また、請求項9の発明に係る流量検出素子
は、請求項7または8の発明において、上記ダイヤフラ
ムの中央には薄い部分を形成しないものである。
【0021】また、請求項10の発明に係る流量検出素
子は、請求項7〜9のいずれかの発明において、上記上
流側の発熱部と上記下流側の発熱部の間においてダイヤ
フラム厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分
を、上記保護膜を形成しない領域として設けたものであ
る。
【0022】請求項11の発明に係る流量センサは、請
求項第1項〜第10項のいずれかに記載の流量検出素子
と、該流量検出素子の発熱部をそれぞれブリッジの一辺
に有する複数のブリッジ回路を含み、該複数のブリッジ
回路の出力の差に基づいて計測流体の少なくとも流量を
計測する制御手段とを備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態
を、図を参照して説明する。 実施の形態1.図1および図2はこの発明の実施の形態
1による流量検出素子を示す断面図および平面図であ
る。図において、例えば厚さ約0.4mmのシリコンよ
りなる平板状基板1は、その表面に例えば厚さ1μmの
窒化シリコン等よりなる絶縁性の支持膜2がスパッタ、
蒸着、CVD等の方法で形成され、その上に例えば厚さ
0.2μmの白金等の感熱抵抗膜よりなる発熱抵抗4,
5が蒸着やスパッタ等の方法で着膜されている。発熱抵
抗4,5は写真製版、ウエットあるいはドライエッチン
グ等の方法を用いて電流路であるパターンニングが形成
されている。
【0024】パターンニングによって構成された発熱抵
抗4,5の発熱部の大きさは、例えば1mm×0.05
mmである。また、同様に例えば厚さ0.2μmの白金
等の感熱抵抗膜よりなる計測流体温補償抵抗6a,6b
が蒸着やスパッタ等の方法で着膜されている。発熱抵抗
4,5は写真製版、ウエットあるいはドライエッチング
等の方法を用いて電流路であるパターンニングが形成さ
れている。さらに発熱抵抗4,5および計測流体温補償
抵抗6a,6bの上には例えば厚さ1μmの窒化シリコ
ン等よりなる絶縁性の保護膜3がスパッタ、蒸着、CV
D等の方法で形成されている。矢印9は計測流体の流れ
の方向である。内燃機関の吸気流量を計測する場合は吸
気口からシリンダーへ流れる方向を示すことになる。た
だし、例えば4気筒内燃機関の場合、バルブオーバラッ
プやスロットル弁開度や吸気管路の条件によっては逆流
を含む脈動流となる。
【0025】発熱抵抗4と5は計測流体の流れの方向に
並んでいるが隣接はしておらず所定距離の間隙を設けて
あり、発熱抵抗4と5の間の流れの方向における所定の
距離をG、ダイヤフラム厚さをTとしたとき、G/T≧
25となるように設計されている。例えばT=2μmの
場合は、G=50μmとなり、発熱抵抗4と発熱抵抗5
の端部間は流れの方向に50μmの距離がある。発熱抵
抗4,5および計測流体温補償抵抗6a,6bはリード
パターン13a〜13hを経て流量検出素子17の外部
との電気的接続を行うための電極14a〜14hとつな
がっている。電極14a〜14hの部分はワイヤボンド
等の方法で外部と電気的に接続するために保護膜3が除
去されている。さらに、平板状基板1の支持膜2が形成
されている面とは逆の面に形成された裏面保護膜15に
写真製版等の方法でエッチングホール16を形成後、例
えばアルカリエッチング等を施すことによって、平板状
基板1の一部が除去され、ダイヤフラム12が形成され
ている。
【0026】発熱抵抗4,5は図7に示すような制御手
段としての制御回路によって各々所定の平均温度に制御
されている。この制御回路は、計測流体温補償抵抗6a
と発熱抵抗4を含むブリッジ回路30と計測流体温補償
抵抗6bと発熱抵抗5を含むブリッジ回路40と、発熱
抵抗4,5を各々流れる加熱電流に相当する電圧VM
1,VM2の差を求める演算増幅回路26を備える。ブ
リッジ回路30および40はバッテリ1に並列接続され
る。発熱抵抗4,5の発熱温度を各々計測流体温補償抵
抗6a,6bで検出された計測流体温度に基づいて適切
に変えて行けば計測流体の流速と密度の積に相当する量
が、加熱電流より得られる。
【0027】計測流体の流速が早くなると、発熱抵抗4
から計測流体への熱伝達が多くなるため加熱電流が増加
する。一方下流側にある発熱抵抗5の部分には上流側の
発熱抵抗4によって暖められた気流が流れるため上流側
の発熱抵抗4に比べると加熱電流の増加は少ない。従っ
て、発熱抵抗4と5の加熱電流の差を求めることによっ
て、流量と流れの方向を検出することができる。
【0028】ここで、更に、これらブリッジ回路30お
よび40の詳細について説明する。まず、ブリッジ回路
30は、例えば図7に示すように、発熱抵抗4の一端が
トランジスタ31のコレクタに接続され、その他端が抵
抗器32を介して接地される。発熱抵抗4の両端に直列
接続の抵抗器33および34が並列接続され、抵抗器3
3および34の共通接続点が増幅器35の一方の入力端
(非反転入力端)に接続される。増幅器35の他方の入
力端(反転入力端)はその出力端に接続され、この出力
端が計測流体温補償抵抗6aを介して差動増幅器36の
反転入力端子に接続されると共に、更に抵抗器37を介
して接地される。差動増幅器36の非反転入力端子は発
熱抵抗4の他端に接続され、その出力端子はトランジス
タ38のベースに接続される。トランジスタ38のエミ
ッタは接地され、そのコレクタはトランジスタ31のベ
ースに接続され、トランジスタ31のエミッタがバッテ
リ25の正極に接続される。
【0029】同様に、ブリッジ回路40は、発熱抵抗5
の一端がトランジスタ41のコレクタに接続され、その
他端が抵抗器42を介して接地される。発熱抵抗5の両
端に直列接続の抵抗器43および44が並列接続され、
抵抗器43および44の共通接続点が増幅器45の一方
の入力端(非反転入力端)に接続される。増幅器45の
他方の入力端(反転入力端)はその出力端に接続され、
この出力端が計測流体温補償抵抗6bを介して差動増幅
器46の反転入力端子に接続されると共に、更に抵抗器
47を介して接地される。差動増幅器46の非反転入力
端子は発熱抵抗5の他端に接続され、その出力端子はト
ランジスタ48のベースに接続される。
【0030】トランジスタ48のエミッタは接地され、
そのコレクタはトランジスタ41のベースに接続され、
トランジスタ41のエミッタがバッテリ25の正極に接
続される。そして、発熱抵抗4および5の各他端がそれ
ぞれ差動増幅器26の反転入力端子および非反転入力端
子に接続される、差動増幅器26の出力端子はエンジン
のコントロールユニット(図12)に接続される。
【0031】次に、その動作について説明するが、ブリ
ッジ回路30とブリッジ回路40の動作は実質的に同じ
であるので、代表的にブリッジ回路30について説明す
る。いま、発熱抵抗4の抵抗値をRH、計測流体温補償
抵抗6aの抵抗値をRa、抵抗器32,33および3
4,37の抵抗値をそれぞれR2,R3およびR4,R1
し、差動増幅器36の反転入力端子に印加される電圧を
Pとすると、差動増幅器36はVP=VM1となるよう
に、トランジスタ38および31をフィードバック制御
している。そして、VP=VM1の平衡が成立すると
き、
【0032】 RH=(R3+R4)R2・Ra/(R1・R4ーR2・Ra) (1)
【0033】となり、RHとRaの抵抗温度係数が等し
ければ発熱抵抗4の抵抗値RH即ち平均温度は流量に拘
わらず一定となる。但し、発熱抵抗4は計測流体温補償
抵抗6aで検出された流体温度より所定値(例えば20
0℃)だけ高くなるようにブリッジ抵抗が設定されてい
る。流量が大きくなり、発熱抵抗4の冷却が促進される
と、発熱抵抗4の加熱電流が大きくなり、電圧VM1が
大きくなる。そこで、ブリッジ回路30の出力とブリッ
ジ回路40の出力即ち電圧VM1とVM2の差を差動増
幅器26で検出することによって、流量センサの出力V
outが得られる。
【0034】この場合の、流量の流れる方向と、ブリッ
ジ回路30および40の各出力である電圧VM1,VM
2、流量センサの出力Voutとの関係は、図8に示すよ
うになる。上述のごとく、ここでは、発熱抵抗4と発熱
抵抗5を隣接させずに流れの方向に所定の距離を設けて
ある。従って、上述のブリッジや片持ち梁の構造に比べ
強度的に有利なダイヤフラム形態において発熱抵抗間の
熱伝導による干渉を小さくできているため、相互干渉に
よる応答性の遅れを小さくできる。
【0035】図9はG/Tに対し、発熱抵抗4を含むブ
リッジ回路30のバランスを外乱によって微少に変化さ
せることによって発熱抵抗4の制御温度を微少変化させ
たときの発熱抵抗5の加熱電流の変化の度合いを実験的
に求めたものである。勿論、この逆も可能である。G/
Tの値が25以上となった所から発熱抵抗5の加熱電流
の変化が小さくなっていることが分かる。従って発熱抵
抗4と5の間の熱的な相互干渉を小さくするとき次式を
満足するように設計すればよい効果が得られる。
【0036】 G/T≧25 (2)
【0037】このように、本実施の形態では、開口部の
ないダイヤフラム構造であるので、片持ち梁や両持ちの
ブリッジ構造に比べると強度が高く、またダストや水
分、オイル等が検出部近傍に付着したり留まったりしに
くい。また、ダイヤフラム裏面側から凹部をカバーすれ
ば凹部内への異物の浸入を防ぐことも可能となる。さら
に上流側発熱部と下流側発熱部の間において、流れの方
向に所定距離の間隙を設けたので、上流側発熱部と下流
側発熱部との間の伝導熱量を小さくでき、上流側発熱部
と下流側発熱部の間の熱的な干渉を小さくすることがで
きる。
【0038】また、上流側発熱部と下流側発熱部の流れ
方向における間隔の距離Gとダイヤフラム厚さTを上記
(2)式を満足するように構成したので、上流側発熱部
と下流側発熱部の間の熱伝導による干渉をより効果的に
小さくすることができる。
【0039】実施の形態2.図3および図4はこの発明
の実施の形態2である流量検出素子の断面図と平面図を
示すもので、図における1〜17は実施の形態1と同一
のものである。この実施の形態では発熱抵抗4と5の間
に薄厚部23が設けられており、さらに発熱抵抗4と5
の間には複数の薄厚部23と薄厚でない部分が混在して
おり、加えてダイヤフラム(12)の中央部は薄厚部に
ならないようになっている。薄厚部23は保護膜3を形
成しない領域として設けており、保護膜形成前に保護膜
を形成しない領域に写真製版でレジストを塗布し、保護
膜形成後にレジストを除去するという工程で、他の部分
のダイヤフラム厚さより薄い薄厚部23を形成してい
る。
【0040】このように構成された流量検出素子を用い
た場合は、発熱抵抗4と5の間の熱絶縁をより確実なも
のとできる。発熱抵抗4と5の間の距離を大きくしすぎ
ると、発熱抵抗4によって加熱された気流が発熱抵抗5
に到達するまでに拡散、冷却されてしまう。従って発熱
抵抗4と5の加熱電流の差が小さくなり、その結果流量
センサとしての感度が下がったり、計測流量範囲が制限
されたりする場合がある。本実施の形態はそのようなケ
ースに有効であり、発熱抵抗4と5の間の流れ方向の距
離を小さくした場合でも、発熱抵抗4と5の間の熱伝導
路の熱絶縁を効果的に行うことが可能となる。
【0041】発熱抵抗4と5の間には薄厚部23と薄厚
でない部分が混在しているとともに最も応力のかかりや
すいダイヤフラム(12)の中央部を薄厚部23としな
いことによってダイヤフラム(12)の機械的強度の低
下を極小さく抑えることができる。実施の形態1に比べ
ると強度低下はあるものの、ブリッジや片持ち梁の構造
に比べると圧倒的に高い強度とすることができる。
【0042】このように、本実施の形態では、上流側の
発熱抵抗と下流側の発熱抵抗の間においてダイヤフラム
厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分を設け
るように構成したので、上流側の発熱抵抗と下流側の発
熱抵抗の間の距離を大きくしなくても熱伝導経路の熱抵
抗を大きくすることができる。また、上流側の発熱抵抗
部と下流側の発熱抵抗の間距離を大きくしないでよいた
め、上流側の発熱抵抗から下流側の発熱抵抗への気流を
媒体とする熱の移動量が少なくならない。従って上流側
の発熱抵抗と下流側の発熱抵抗の加熱電流の差が大きく
取れるため感度や流量計測範囲を犠牲にすることがな
い。
【0043】また、上流側の発熱抵抗と下流側の発熱抵
抗の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤフ
ラム厚さより薄い部分と同一の部分が混在ように構成し
たのでダイヤフラムの中央近傍の機械的強度低下を少な
くして、上流の側発熱抵抗と下流の側発熱抵抗の間熱伝
導量を小さくできる。
【0044】加えて、上流側の発熱抵抗と下流側の発熱
抵抗の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤ
フラム厚さより薄い部分と同一の部分が混在し、ダイヤ
フラムの中央には薄い部分を形成しないように構成した
ので、最も曲げ応力のかかるダイヤフラム中央部の強度
を損なうことなく、上流側発熱抵抗と下流側発熱抵抗の
間熱伝導量を小さくできる。
【0045】また、上流側発熱抵抗と下流側発熱抵抗の
間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤフラム
厚さより薄い部分を、保護膜を形成しない領域として設
けたので、保護膜形成前に保護膜を形成しない領域に写
真製版でレジストを構成し、保護膜形成後にレジストを
除去するという簡単な工程で、他の部分のダイヤフラム
厚さより薄い部分を設けることができる。
【0046】実施の形態3.図5および図6はこの発明
の実施の形態3による流量検出素子の断面図と平面図を
示すもので、図における1〜17および23は、上記実
施の形態1と同一のものである。この実施の形態では、
発熱抵抗4と5の外周端部とダイヤフラム12の外周端
部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤフ
ラム厚さより薄い薄厚部24が設けられており、さらに
発熱抵抗4と5の外周端部とダイヤフラム12の外周端
部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤフ
ラム厚さより薄い部分と同一の部分が混在している。ま
た、この場合も、ダイヤフラム(12)の中央部は薄厚
部にならないようになっている。
【0047】薄厚部24は保護膜3を形成しない領域と
して設けており、保護膜形成前に保護膜3を形成しない
領域に写真製版でレジストを塗布し、保護膜3の形成後
にレジストを除去するという工程で、他の部分のダイヤ
フラム厚さより薄い薄厚部23を形成している。
【0048】このように構成された流量検出素子を用い
た場合は、発熱抵抗4と5から平板状基板1に逃げる熱
流を小さくできる。従って平板状基板1へ逃げる熱が流
量の変化時において定常状態に至るまでの時間遅れが流
量センサ出力に与える影響を小さくでき、結果的に応答
性に優れた流量センサとなる。この効果は流量が小さい
ときに特に有効に作用し、また流量センサに電源を投入
した時に正確な流量信号を出力するまでのスタートアッ
プ時間も早くすることができる。薄厚部24と薄厚でな
い部分が混在していることによってダイヤフラム12の
機械的強度の低下を極小さく抑えることができる。全周
が支持されたダイヤフラム構造であるため、ブリッジや
片持ち梁の構造に比べると圧倒的に高い強度とすること
ができる。
【0049】このように本実施の形態では、上流側の発
熱抵抗または下流側の発熱抵抗またはその双方の外周端
部とダイヤフラムの外周端部の間においてダイヤフラム
厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分を設け
たので、発熱部(検出部)である上流側あるいは下流側
の発熱抵抗を平板状基板に支持している部分の熱抵抗を
大きくすることができ、上流側あるいは下流側の発熱抵
抗から平板状基板に逃げる熱量を小さくできる。
【0050】また、上流側の発熱抵抗または下流側の発
熱抵抗またはその双方の外周端部とダイヤフラムの外周
端部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤ
フラム厚さより薄い部分と同一の部分が混在するように
構成したので、ダイヤフラムの機械的強度の低下を少な
くして、良好な熱絶縁を図ることができる。
【0051】加えて、上流側の発熱抵抗または下流側の
発熱抵抗またはその双方の外周端部とダイヤフラムの外
周端部の間において、ダイヤフラム厚さが他の部分のダ
イヤフラム厚さより薄い部分を、保護膜を形成しない領
域として設けたので、保護膜形成前に保護膜を形成しな
い領域に写真製版でレジストを構成し、保護膜形成後に
レジストを除去するという簡単な工程で、他の部分のダ
イヤフラム厚さより薄い部分を設けることができる。
【0052】実施の形態4.図10および図11は上記
の各実施の形態に示した流検出素子を用いた流量センサ
の一例を示す正面図および横断面図である。図におい
て、流量センサ50は、流量検出素子17と、検出管路
51と、流体の通路である主通路52と、格子状の整流
器53と、上述したような制御回路(図7)が収められ
たケース54と、流量センサ50に電源を供給したり、
出力を取り出すためのコネクタ55とを備える。このよ
うに、実施の形態1〜3の流量検出素子を組み込むこと
により、各実施の形態の効果を有する流量センサが得ら
れる。
【0053】図12は上述したような流量センサ50を
内燃機関の吸気系に搭載した一例を示す構成図である。
図において、空気が吸入される吸気路60の上流側には
エアクリーナ61が設けられ、下流側にスロットル弁6
2が設けられ、これらの間に流量センサ50が設けられ
る。流量センサ50のコネクタ54はコントロールユニ
ット63に電気的に接続され、コントロールユニット6
3の出力により燃料噴射弁64を制御する。いま、吸気
路60内のエアクリーナ61を通過した吸入空気は流量
センサ50によりその流量が計測される。流量センサ5
0の出力はコントロールユニット63に入力され、コン
トロールユニット63は最適な供給ガソリン量を演算し
て、燃料噴射弁64へ駆動信号を供給する。
【0054】なお、以上の各実施の形態では全ての図に
おいて分かりやすいようにパターン幅、パターン間距離
を大きめに図示しているが、実際にはさらに細かなパタ
ーンニングがなされる場合もある。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、平板状基板の
表面に形成された絶縁性の支持膜と、この支持膜上に計
測流体の流れの方向に対して上流側と下流側に設けら
れ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、この発熱部上
に形成された絶縁性の保護膜とを備え、発熱部の設けら
れた領域の下部にある平板状基板を部分的に除去してダ
イヤフラム構造となし、上流側の発熱部と下流側の発熱
部の間に流れの方向に所定距離の間隔を設けたので、上
流側の発熱部と下流側の発熱部との間の伝導熱量を小さ
くし、上流側の発熱部と下流側の発熱部の間の熱的な干
渉を小さくすることができるため、応答性に優れた流量
検出素子が得られるという効果がある。
【0056】また、請求項2の発明によれば、上流側の
発熱部と下流側の発熱部の流れ方向に設けられた間隔の
所定距離をG、ダイヤフラム厚さをTとしたときに、所
定距離Gとダイヤフラム厚さTの関係をG/T≧25と
設定したので、上流側発熱部と下流側発熱部の間の熱的
な干渉を効果的に小さくすることができ、応答性に優れ
た流量検出素子が得られるという効果がある。
【0057】また、請求項3の発明によれば、平板状基
板の表面に形成された絶縁性の支持膜と、この支持膜上
に計測流体の流れの方向に対して上流側と下流側に設け
られ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、この発熱部
上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、発熱部の設け
られた領域の下部にある平板状基板を部分的に除去して
ダイヤフラム構造となし、上流側の発熱部と下流側の発
熱部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤ
フラム厚さより薄い部分を設けたので、上流側発熱部と
下流側発熱部の間距離を大きくしなくても熱伝導経路の
熱抵抗を大きくすることができ、応答性が良く感度が高
く、また流量計測域の広い流量検出素子が得られるとい
う効果がある。
【0058】また、請求項4の発明によれば、上流側の
発熱部と下流側の発熱部の間においてダイヤフラム厚さ
が他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分と同一の部
分が混在するので、ダイヤフラムの強度を高めることが
でき、信頼性に優れた流量検出素子が得られるという効
果がある。
【0059】また、請求項5の発明によれば、ダイヤフ
ラムの中央には薄い部分を形成しないので、最も曲げ応
力のかかるダイヤフラム中央部の強度を高めることがで
き、信頼性に優れた流量検出素子が得られるという効果
がある。
【0060】また、請求項6の発明によれば、上流側の
発熱部と下流側の発熱部の間においてダイヤフラム厚さ
が他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分を、保護膜
を形成しない領域として設けたので、簡単な工程で応答
性に優れた流量検出素子が得られるという効果がある。
【0061】また、請求項7の発明によれば、平板状基
板の表面に形成された絶縁性の支持膜と、この支持膜上
に計測流体の流れの方向に対して上流側と下流側に設け
られ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、この発熱部
上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、発熱部の設け
られた領域の下部にある平板状基板を部分的に除去して
ダイヤフラム構造となし、上流側の発熱部および下流側
の発熱部の少なくとも一方の外周端部とダイヤフラムの
外周端部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダ
イヤフラム厚さより薄い部分を設けたので、検出部であ
る上流側あるいは下流側の発熱部を平板状基板に支持し
ている部分の熱抵抗を小さくすることができ、応答性に
優れた流量検出素子が得られるという効果がある。
【0062】また、請求項8の発明によれば、上流側の
発熱部および下流側の発熱部の少なくとも一方の外周端
部とダイヤフラムの外周端部の間においてダイヤフラム
厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分と同一
の部分が混在するので、ダイヤフラムの強度を高めるこ
とができ、信頼性に優れた流量検出素子が得られるとい
う効果がある。
【0063】また、請求項9の発明によれば、ダイヤフ
ラムの中央には薄い部分を形成しないので、最も曲げ応
力のかかるダイヤフラム中央部の強度を高めることがで
き、信頼性に優れた流量検出素子が得られるという効果
がある。
【0064】また、請求項10の発明によれば、上流側
の発熱部と下流側の発熱部の間においてダイヤフラム厚
さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分を、保護
膜を形成しない領域として設けたので、簡単な工程で、
応答性に優れた流量検出素子が得られるという効果があ
る。
【0065】請求項11の発明によれば、請求項第1項
〜第10項のいずれかに記載の流量検出素子と、この流
量検出素子の発熱部をそれぞれブリッジの一辺に有する
複数のブリッジ回路を含み、これら複数のブリッジ回路
の出力の差に基づいて計測流体の少なくとも流量を計測
する制御手段とを備えたので、請求項第1項〜第10項
のいずれかに記載の流量検出素子の効果を有する流量セ
ンサが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による流量検出素子
を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による流量検出素子
を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による流量検出素子
を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による流量検出素子
を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による流量検出素子
を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による流量検出素子
を示す平面図である。
【図7】 この発明の各実施の形態で用いられる制御回
路を示す構成図である。
【図8】 図7の制御回路の動作説明に供するための図
である。
【図9】 G/Tと加熱電流変動率の関係を示す図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態4による流量センサ
を示す正面図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による流量センサ
を示す横断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による流量センサ
を内燃機関に搭載した状態を示す構成図である。
【図13】 従来の流量検出素子を示す側断面図であ
る。
【図14】 従来の流量検出素子を示す平面図である。
【符号の説明】
1 平板状基板、2 支持膜、3 保護膜、4 上流側
の発熱抵抗、5 下流側の発熱抵抗、12 ダイヤフラ
ム、17 流量検出素子、23,24 薄厚部、30,
40 ブリッジ回路、50 流量センサ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状基板の表面に形成された絶縁性の支
    持膜と、 該支持膜上に計測流体の流れの方向に対して上流側と下
    流側に設けられ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、 該発熱部上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、上記
    発熱部の設けられた領域の下部にある上記平板状基板を
    部分的に除去してダイヤフラム構造となし、上記上流側
    の発熱部と上記下流側の発熱部の間に流れの方向に所定
    距離の間隔を設けたことを特徴とする流量検出素子。
  2. 【請求項2】 上記上流側の発熱部と上記下流側の発熱
    部の流れ方向に設けられた間隔の所定距離をG、ダイヤ
    フラム厚さをTとしたときに、上記所定距離Gと上記ダ
    イヤフラム厚さTの関係を G/T≧25 と設定したことを特徴とする請求項第1項記載の流量検
    出素子。
  3. 【請求項3】 平板状基板の表面に形成された絶縁性の
    支持膜と、 該支持膜上に計測流体の流れの方向に対して上流側と下
    流側に設けられ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、 該発熱部上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、上記
    発熱部の設けられた領域の下部にある上記平板状基板を
    部分的に除去してダイヤフラム構造となし、上記上流側
    の発熱部と上記下流側の発熱部の間においてダイヤフラ
    ム厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分を設
    けたことを特徴とする流量検出素子。
  4. 【請求項4】 上記上流側の発熱部と上記下流側の発熱
    部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤフ
    ラム厚さより薄い部分と同一の部分が混在することを特
    徴とする請求項第3項記載の流量検出素子。
  5. 【請求項5】 上記ダイヤフラムの中央には薄い部分を
    形成しないことを特徴とする請求項第3項または第4項
    記載の流量検出素子。
  6. 【請求項6】 上記上流側の発熱部と上記下流側の発熱
    部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤフ
    ラム厚さより薄い部分を、上記保護膜を形成しない領域
    として設けたことを特徴とする請求項第3項〜第5項の
    いずれかに記載の流量検出素子。
  7. 【請求項7】 平板状基板の表面に形成された絶縁性の
    支持膜と、 該支持膜上に計測流体の流れの方向に対して上流側と下
    流側に設けられ、感熱抵抗膜よりなる複数の発熱部と、 該発熱部上に形成された絶縁性の保護膜とを備え、上記
    発熱部の設けられた領域の下部にある上記平板状基板を
    部分的に除去してダイヤフラム構造となし、上記上流側
    の発熱部および上記下流側の発熱部の少なくとも一方の
    外周端部とダイヤフラムの外周端部の間においてダイヤ
    フラム厚さが他の部分のダイヤフラム厚さより薄い部分
    を設けたことを特徴とする流量検出素子。
  8. 【請求項8】 上記上流側の発熱部および上記下流側の
    発熱部の少なくとも一方の外周端部とダイヤフラムの外
    周端部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイ
    ヤフラム厚さより薄い部分と同一の部分が混在すること
    を特徴とする請求項7項記載の流量検出素子。
  9. 【請求項9】 上記ダイヤフラムの中央には薄い部分を
    形成しないことを特徴とする請求項第7項または第8項
    記載の流量検出素子。
  10. 【請求項10】 上記上流側の発熱部と上記下流側の発
    熱部の間においてダイヤフラム厚さが他の部分のダイヤ
    フラム厚さより薄い部分を、上記保護膜を形成しない領
    域として設けたことを特徴とする請求項第7項〜第9項
    のいずれかに記載の流量検出素子。
  11. 【請求項11】 請求項第1項〜第10項のいずれかに
    記載の流量検出素子と、 該流量検出素子の発熱部をそれぞれブリッジの一辺に有
    する複数のブリッジ回路を含み、該複数のブリッジ回路
    の出力の差に基づいて計測流体の少なくとも流量を計測
    する制御手段とを備えたことを特徴とする流量センサ。
JP10004856A 1998-01-13 1998-01-13 流量検出素子および流量センサ Pending JPH11201792A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10004856A JPH11201792A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 流量検出素子および流量センサ
DE1998138647 DE19838647B4 (de) 1998-01-13 1998-08-25 Flußmeßelement

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10004856A JPH11201792A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 流量検出素子および流量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11201792A true JPH11201792A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11595330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10004856A Pending JPH11201792A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 流量検出素子および流量センサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH11201792A (ja)
DE (1) DE19838647B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207925A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Denso Corp 熱式空気流量計

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004038988B3 (de) * 2004-08-10 2006-01-19 Siemens Ag Strömungssensor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4472239A (en) * 1981-10-09 1984-09-18 Honeywell, Inc. Method of making semiconductor device
US5291781A (en) * 1991-04-12 1994-03-08 Yamatake-Honeywell Co., Ltd. Diaphragm-type sensor
JPH0755523A (ja) * 1993-08-20 1995-03-03 Tokico Ltd 流量センサ
DE19605180A1 (de) * 1996-02-13 1997-08-14 Daimler Benz Ag Anemometer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207925A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Denso Corp 熱式空気流量計

Also Published As

Publication number Publication date
DE19838647B4 (de) 2008-01-10
DE19838647A1 (de) 1999-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3333712B2 (ja) 流量検出素子およびそれを用いた流量センサ
US4912975A (en) Direct-heated flow measuring apparatus having improved response characteristics
JP3433124B2 (ja) 熱式空気流量センサ
JP3404300B2 (ja) 感熱式流量センサ
JPH08313320A (ja) 熱式空気流量計用測定素子及びそれを含む熱式空気流量計
US6805003B2 (en) Mass flow sensor and mass flowmeter comprising the same
JP2001027558A (ja) 感熱式流量センサ
JP3513048B2 (ja) 感熱式流量センサおよびその製造方法
JP3240733B2 (ja) 熱式空気流量計
US6134960A (en) Thermal-type flow sensor
JP3484372B2 (ja) 感熱式流量センサ
JP3920247B2 (ja) 感熱式流量検出素子およびその製造方法
JP3655838B2 (ja) 感熱式流量センサ
US7426857B2 (en) Flow detector element of thermosensible flow sensor
JP3538188B2 (ja) 感熱式流量検出素子およびその製造方法
US4761995A (en) Direct-heated flow measuring apparatus having improved sensitivity and response speed
US6470743B2 (en) Heat-sensitive flow rate sensor
JPH11201792A (ja) 流量検出素子および流量センサ
JP3668921B2 (ja) 流量検出素子
JP3638786B2 (ja) 流量検出素子及び流量センサ
JP3316740B2 (ja) 流量検出素子
JPH11295127A (ja) 流量検出素子及び流量センサ並びに流量検出素子の製造方法
JPH11295126A (ja) 流量検出素子及び流量センサ
JPH11281445A (ja) 流量検出素子及び流量センサ
JP2633994B2 (ja) 熱式空気流量計