JPH1120196A - インクジェットプリンタの回復装置 - Google Patents

インクジェットプリンタの回復装置

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JPH1120196A
JPH1120196A JP17333397A JP17333397A JPH1120196A JP H1120196 A JPH1120196 A JP H1120196A JP 17333397 A JP17333397 A JP 17333397A JP 17333397 A JP17333397 A JP 17333397A JP H1120196 A JPH1120196 A JP H1120196A
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JP
Japan
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suction
time
ink
printing
unit
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JP17333397A
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English (en)
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眞男 ▲たか▼津
Masao Takatsu
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吐出状態の回復動作を自動的に行わせ
ることにより、煩雑な操作を解消し、印字不良の発生回
数を減少できるインクジェットプリンタの回復装置を提
供すること。 【解決手段】 計時回路から読み出された現在時刻と、
パージ時刻メモリに記憶される前回パージ時刻とが比較
される。比較の結果、前回の吸引動作から15日以上経
過していれば(S1)パージ処理を3回繰り返し(S
2,S4,S6)、経過時間が10日以上15日未満で
あれば(S3)パージ処理を2回繰り返し(S4,S
6)、経過時間が5日以上10日未満であれば(S5)
パージ処理を1回実行して(S6)、インクの吐出状態
を回復する。その後、計時回路の現在時刻をパージ時刻
メモリに書き込み(S7)、前回パージ時刻を更新した
後に、印字を行う(S8)。このように印字前に、前回
の吸引動作からの経過時間に応じてパージ処理が行われ
るので、インクの吐出状態を良好にして印字を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、インクジェット
プリンタの回復装置に関し、特に、インクの吐出状態の
回復動作を所定の契機によって自動的に行わせることの
できるインクジェットプリンタの回復装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 従来、複数個のインク吐出口が形成さ
れた印字ヘッドからインクを吐出して、記録紙に印字を
行うインクジェットプリンタが実用化されている。この
インクジェットプリンタでは、印字ヘッドの使用中に内
部に気泡が発生したり、インク吐出口の表面にインクが
付着するなどして、インクの吐出不良を起こすことがあ
る。また、プリンタを長時間使用せずに放置した場合に
も、インク吐出口にインク詰まりが生じ、吐出不良を起
こしてしまう。吐出不良のある状態で印字を行うと、印
字不良を起こすので、かかる場合には、良好な吐出状態
に回復させるため、パージ処理が行われる。このパージ
処理は、印字ヘッドに吸引キャップを被して密閉した
後、ポンプにより負圧を発生させて印字ヘッド内部のイ
ンクを吸引する処理である。よって、かかるパージ処理
を実行することにより、インクの吐出状態を回復するこ
とができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
るパージ処理は、ユーザーが印字不良を確認した後に、
手動操作により実行されるので、ユーザーに煩雑な操作
が強いられるとともに、最低でも1回は印字不良を起こ
してしまうという問題点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、インク吐出状態の回復動作を自動
的に行わせることにより、ユーザーの煩雑な操作を解消
し、かつ、印字不良の発生回数を減少することができる
インクジェットプリンタの回復装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装
置は、1又は複数個のインク吐出口を備え、そのインク
吐出口からインクを吐出して印字媒体に対して印字を行
う印字ヘッドと、その印字ヘッドのインク吐出口からイ
ンクを吸引してインクの吐出状態を回復させる吸引手段
とを備え、更に、前記吸引手段による吸引動作実行後の
経過時間を計時する計時手段と、その計時手段により計
時された経過時間が所定時間を超える場合に、前記吸引
手段による吸引動作を実行させる制御手段とを備えてい
る。
【0006】この請求項1記載のインクジェットプリン
タの回復装置によれば、吸引手段によって、印字ヘッド
のインク吐出口からインクを吸引する吸引動作が実行さ
れると、計時手段によって、その吸引動作実行後の経過
時間が計時される。制御手段は、計時手段により計時さ
れた経過時間が所定時間を超える場合に、吸引手段に再
び吸引動作を実行させ、インクの吐出状態を回復させ
る。よって、吸引動作の実行後、所定時間の経過によ
り、自動的にインクの吐出状態が回復される。
【0007】請求項2記載のインクジェットプリンタの
回復装置は、請求項1記載のインクジェットプリンタの
回復装置において、前記計時手段は、現在の時刻を計時
する現在時刻計時手段と、前記吸引手段により吸引動作
の行われた吸引時刻を記憶する吸引時刻記憶手段とを備
え、その吸引時刻記憶手段に記憶される吸引時刻と前記
現在時刻計時手段により計時される現在時刻とにより、
前記吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時す
るものである。
【0008】請求項3記載のインクジェットプリンタの
回復装置は、請求項1又は2に記載のインクジェットプ
リンタの回復装置において、前記制御手段は、前記計時
手段により計時される経過時間が長い程、前記吸引手段
による吸引量を多くするものである。
【0009】請求項4記載のインクジェットプリンタの
回復装置は、請求項1から3のいずれかに記載のインク
ジェットプリンタの回復装置において、前記制御手段
は、前記印字ヘッドによる印字動作の開始前に前記吸引
手段による吸引動作を実行させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例であるインクジェットプリンタの回復装置
を搭載した多機能周辺装置1の斜視図である。この多機
能周辺装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、ス
キャナ機能、コピー機能、及び、ビデオプリンタ機能な
どの各種の機能を備えており、これらの機能の実行時に
行われる印字のために、フルカラー印字が可能なインク
ジェットプリンタ26を搭載している。
【0011】図1に示すように、多機能周辺装置1の装
置本体2は箱状体に形成され、その上面前部には操作パ
ネル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜
「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bのなど
の各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押
下することにより、各種の操作が行われる。後述する現
在時刻の初期設定も、操作パネル3上の各ボタンを操作
することにより行われる。操作パネル3の後部には、液
晶(LCD)ディスプレイ6が設けられ、多機能周辺装
置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応
じて表示される。なお、多機能周辺装置1が待機状態に
ある場合には、操作パネル3を介して設定された現在時
刻が、このLCDディスプレイ6に表示される。
【0012】LCDディスプレイ6の後部には、ファク
シミリ機能時に相手ファクシミリ装置51へ送信される
ファクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー
原稿が、積層載置可能な原稿載置部4が設けられてい
る。この原稿載置部4に載置された各種の原稿は、装置
本体2内部へ搬送され、スキャナ19によって、その原
稿の表面に描かれた画像が読み取られる。画像の読み取
られた原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設
けられた原稿排出部9へ積層可能に排出される。
【0013】原稿載置部4の後部には、カセット挿嵌部
5が設けられている。このカセット挿嵌部5には、複数
枚の記録紙Pを積層収納可能な用紙カセットが着脱可能
に取り付けられる(図示せず)。記録紙Pは、カセット
挿嵌部5に装着された用紙カセットから供給され、後述
するインクジェットプリンタ26によって印字に使用さ
れた後、原稿排出部9の下方に設けられた記録紙排出部
10から排出される。記録紙排出部10の右下方部に
は、隣接してビデオ信号入力端子7が設けられている。
このビデオ信号入力端子7に接続されたビデオカメラ等
から出力されるビデオ信号(画像データ)は、多機能周
辺装置1の内部へ取り込まれ、フルカラー印字可能なイ
ンクジェットプリンタ26によってフルカラーで印字さ
れる。
【0014】図2は、多機能周辺装置1の装置本体2内
部に収納されるインクジェットプリンタ26の斜視図で
ある。このインクジェットプリンタ26は、印字ヘッド
65を矢印A及び反矢印A方向へ移動させて印字を行う
シリアルプリンタである。
【0015】インクジェットプリンタ26のフレーム6
3には、記録紙Pを搬送するためのプラテンローラ61
が回転可能に取着されており、このプラテンローラ61
と平行にガイドロッド62がフレーム63に固着されて
いる。ガイドロッド62上には、印字ヘッド65を搭載
したキャリッジ66が記録紙Pの搬送方向と直交する方
向に移動可能に支持されている。このキャリッジ66
は、フレーム63の一側に設けられたキャリッジモータ
67によって回転される駆動プーリ68と従動プーリ6
9間に掛け渡されたベルト70を介して、ガイドロッド
62に沿ってプラテンローラ61と平行に移動される。
【0016】キャリッジ66に搭載される印字ヘッド6
5は、4色のインクタンク65a〜65dを備えてお
り、各インクタンク65a〜65dには、図2の左から
順に、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色の
インクが充填されている。これら4色のインクは、印字
ヘッド65に設けられた複数個のノズル(インク吐出
口)から吐出され、記録紙Pにフルカラーの印字が行わ
れる。各インクタンク65a〜65dはそれぞれ個別に
着脱可能にされており、インクの不足したインクタンク
65a〜65dのみを個別に取り替えることができるよ
うに構成されている。
【0017】フレーム63の他側(図2の左側)には、
インクの吐出状態を回復させる回復機構71が設けられ
ている。回復機構71は、印字ヘッド65の全ノズルを
一度に密閉する吸引キャップ72を備え、その吸引キャ
ップ72の裏面には、該吸引キャップ72を印字ヘッド
65の方向へ突出させる突出部材73が取着されてい
る。突出部材73の一端は、円弧状に形成された突出レ
バー74の表面に当接され、かかる突出レバー74が図
2の状態から矢印B方向へ移動されると、突出部材73
とともに吸引キャップ72が印字ヘッド65の方向へ突
出される。よって、キャリッジ66を図2の一点鎖線の
位置へ移動した後、突出レバー74を矢印B方向へ移動
させることにより、吸引キャップ72を印字ヘッド65
のノズル部分に被せて密閉することができる。
【0018】この突出レバー74の矢印B及び反矢印B
方向への移動は、モータ75により回転されるカム体7
6によって行われる。このカム体76の回転は、図示し
ない吸引ポンプをも駆動する。吸引ポンプは、吸引キャ
ップ72の非吸引面に接続された吸引チューブ77を介
して吸引動作を行うものであり、印字ヘッド65に吸引
キャップ72が被せられた状態で吸引ポンプが作動され
ると、印字ヘッド65のノズルからインクが吸引され、
インクの吐出状態が回復される。
【0019】図3は、多機能周辺装置1の電気的構成を
示したブロック図である。多機能周辺装置1は、ファク
シミリユニットFUおよびプリンタユニットPUの2つ
のユニットがインターフェイス30により相互に接続さ
れて形成されている。ファクシミリユニットFUは、C
PU11、ROM12、RAM13、EEPROM1
4、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、
「NCU」と称する)15、モデム16、符号器17、
復号器18、スキャナ19、操作パネル3、LCDディ
スプレイ6、ビデオ信号入力端子7、原稿センサ8、計
時回路28を備えており、これらはファクシミリ制御回
路20を介して相互に接続されている。
【0020】CPU11は、NCU15を介して送受信
される各種の信号に基づいて、ファクシミリ制御回路2
0に接続された各部を制御し、ファクシミリ動作などを
実行するものである。ROM12は、この多機能周辺装
置1で実行される各種の制御プログラム12aを記憶す
る書換不能なメモリであり、RAM13は各種のデータ
を記憶するための書換可能なメモリである。EEPRO
M14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このEE
PROM14に記憶されたデータは、多機能周辺装置1
の電源オフ後も保持される。EEPROM14にはパー
ジ時刻メモリ14aが設けられ、このパージ時刻メモリ
14aには前回行われたパージ処理(吸引動作)の時刻
(日付けを含む)が記憶される。
【0021】NCU15は電話網(電話回線52)に対
するダイヤル信号の送出や、電話網(電話回線52)か
らの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム
16は、NCU15を介して、画像データを変調及び復
調し、相手ファクシミリ装置51へ伝送すると共に、伝
送制御用の各種手順信号を送受信するためのものであ
る。符号器17は、スキャナ19により読み取られた原
稿の画像データなどを圧縮するために符号化するもので
あり、復号器18は、受信されたファクシミリデータな
どの符号化されたデータを復号化するものである。スキ
ャナ19は、原稿載置部4から装置内部へ挿入された原
稿の画像を読み取るためのものである。原稿センサ8
は、原稿載置部4に原稿が載置されているか否か、即
ち、原稿の有無を検出するセンサである。
【0022】計時回路28は現在時刻(日付けを含む)
を計時する回路であり、多機能周辺装置1の電源オフ後
も現在時刻の計時を継続するために、駆動用の電池28
aを備えている。この計時回路28への現在時刻の初期
設定は、操作パネル3を介して行われる。計時回路28
により計時される現在時刻は、多機能周辺装置1の待機
時、即ち、各動作機能の停止時に、LCDディスプレイ
6に出力されて時計表示が行われる。また、この計時回
路28の現在時刻はパージ処理の実行後に、プリンタユ
ニットPUによって読み出されて、EEPROM14の
パージ時刻メモリ14aに書き込まれる。
【0023】なお、ファクシミリユニットFUは、NC
U15、電話回線52を介して、相手ファクシミリ装置
51と接続されている。
【0024】プリンタユニットPUは、演算装置である
CPU21と、図4のフローチャートに示す印字処理を
始め、CPU21により実行される制御プログラム22
a等を記憶するROM22と、CPU21の実行時に参
照および更新される各種のワークメモリや印字用のデー
タを記憶するプリントメモリ等を備えたRAM23と、
主装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」
と称す)53が接続されるパソコン用インターフェイス
24と、印字用の文字等のベクトルフォントを記憶する
キャラクタジェネレータ(以下「CG」と称す)25
と、前記したインクジェットプリンタ26とを備えてい
る。これらはプリンタ制御回路27を介して相互に接続
されている。なお、パソコン用インターフェイス24
は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルイ
ンターフェイスであり、多機能周辺装置1は、このイン
ターフェイス24に接続されたケーブル54を介して、
PC53とデータの送受信が可能にされている。
【0025】次に、上記のように構成された多機能周辺
装置1のプリンタユニットPUで実行される印字処理に
ついて、図4のフローチャートを参照して説明する。こ
の印字処理は、多機能周辺装置1において何らかの印字
が行われる場合に実行される処理である。即ち、ファク
シミリ受信されたデータを印字する場合や、PC53か
ら入力されたデータを印字する場合等に実行される処理
である。
【0026】この印字処理では、まず、計時回路28か
ら読み出された現在時刻と、パージ時刻メモリ14aに
記憶される前回パージ時刻(前回の吸引動作(回復動
作)が行われた時刻)とが比較される(S1)。比較の
結果、前回の吸引動作から15日以上経過している場合
には(S1:Yes)、インクの吐出状態が極めて悪い
状態にあるので、パージ処理(吸引動作)を3回繰り返
して実行し(S2,S4,S6)、インクの吐出状態を
回復する。
【0027】前回の吸引動作からの経過時間が10日以
上15日未満であれば(S1:No,S3:Yes)、
パージ処理を2回繰り返し(S4,S6)、インクの吐
出状態を回復する。また、前回の吸引動作からの経過時
間が5日以上10日未満であれば(S3:No,S5:
Yes)、パージ処理を1回実行して(S6)、インク
の吐出状態を回復する。
【0028】パージ処理の実行後は(S6)、計時回路
28により計時される現在時刻をパージ時刻メモリ14
aに書き込んで(S7)、パージ処理を行った時刻(前
回パージ時刻)を更新し、その後、印字を行い(S
8)、印字処理を終了する。このように印字(S8)の
実行前に、前回の吸引動作からの経過時間に応じてパー
ジ処理が行われるので、前回の吸引動作から長時間が経
過している場合にも、インクの吐出状態を良好にして印
字を行うことができる。しかも、その経過時間が長い
程、パージ処理の実行回数が多く設定され、インクの吸
引量が多くなるので、確実に吐出状態を回復することが
できる。
【0029】なお、前回の吸引動作からの経過時間が5
日未満である場合には(S5:No)、インクの吐出状
態は未だ良好であると考えられるので、この場合には、
パージ処理を行うことなく、印字を行い(S8)、印字
処理を終了する。パージ処理を実行するとインクが吸引
されるので、インクの消耗を早めてしまう。しかし、イ
ンクの吐出状態の悪化していない5日未満の場合にはパ
ージ処理を行わないので、インクを不用意に消耗させる
ことなく、有効に使用することができるのである。
【0030】また、前記したように、回復機構71の吸
引キャップ72は印字ヘッド65の全ノズルを一度に密
閉するので、吸引ポンプを作動させることにより、全ノ
ズルの回復動作(パージ処理)を一度に行うことができ
る。前回の吸引動作からの経過時間が長時間となった場
合には、全ノズルにほぼ均等に目詰まりが生じていると
考えられる。よって、本実施例の回復機構71のよう
に、全ノズルの吸引動作を一度に行うことにより、印字
前のパージ処理を短時間のうちに効率良く完了すること
ができるのである。なお、請求項1記載の制御手段とし
ては、図4のS1からS6の各処理が該当する。
【0031】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0032】例えば、本実施例の回復機構71では、印
字ヘッド65の全ノズル(インク吐出口)を吸引キャッ
プ72により一度に密閉し、全ノズルの吸引動作を一度
に行った。しかし、全ノズルの吸引動作を一度に行うの
ではなく、少しずつ、複数回に分けて行うようにしても
良い。例えば、インクタンク65a〜65d毎に吸引動
作を行うようにしても良い。
【0033】また、本実施例では、前回の吸引動作から
15日以上経過した場合には(S1:Yes)、パージ
処理を3回繰り返して実行し(S2,S4,S6)、前
回の吸引動作から10日以上15日未満経過した場合に
は(S1:No,S3:Yes)、パージ処理を2回繰
り返して実行するようにしている(S4,S6)。しか
し、このように同じパージ処理の実行回数を経過時間に
よって変えてインクの吸引量を変化させるのではなく、
パージ処理の実行回数は1回にして、その1回における
インクの吸引量を変化させるようにしても良い。即ち、
吸引時間や吸引力を変化させることにより、インクの吸
引量を変化させるのである。
【0034】
【発明の効果】 請求項1記載のインクジェットプリン
タの回復装置によれば、印字ヘッドのインク吐出口から
インクを吸引する吸引動作(回復動作)の実行後、所定
時間が経過した場合には、再び吸引動作が実行され、イ
ンクの吐出状態が回復される。よって、インク吐出状態
の回復動作が所定の時間経過により自動的に行われるの
で、ユーザーの煩雑な操作が不要になるとともに、印字
不良の発生回数を減少させることができるという効果が
ある。
【0035】請求項2記載のインクジェットプリンタの
回復装置によれば、請求項1記載のインクジェットプリ
ンタの回復装置の奏する効果に加え、現在時刻を計時す
る現在時刻計時手段と吸引動作の行われた吸引時刻を記
憶する吸引時刻記憶手段とを備え、その現在時刻と吸引
時刻とにより吸引動作実行後の経過時間を計時してい
る。吸引時刻記憶手段を設けず、現在時刻計時手段のみ
で吸引動作実行後の経過時間を計時する場合には、吸引
動作の実行の度に現在時刻計時手段の値をリセットしな
ければならないので、現在時刻計時手段により計時され
る現在時刻を他の用途に使用することができない。しか
し、上記の通り、現在時刻計時手段の他に、吸引時刻記
憶手段を備えているので、現在時刻計時手段に現在時刻
を一度セットすれば、そのセットされた時刻を吸引動作
の実行の度にリセットすることなく(壊してしまうこと
なく)、現在時刻を計時することができる。従って、現
在時刻計時手段による現在時刻の計時を吸引動作とは無
関係に有効なものにすることができるので、かかる現在
時刻を他の用途、例えば、時計表示等に使用することが
できるという効果がある。
【0036】請求項3記載のインクジェットプリンタの
回復装置によれば、請求項1又は2に記載のインクジェ
ットプリンタの回復装置の奏する効果に加え、先の吸引
動作実行後の経過時間が長い程、インク吐出口の詰まり
具合は大きくなるが、その分、制御手段によって、吸引
手段によるインクの吸引量が多くされる。よって、吸引
動作実行後の経過時間が長い場合にも、確実に、インク
の吐出状態を回復することができるという効果がある。
【0037】請求項4記載のインクジェットプリンタの
回復装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の
インクジェットプリンタの回復装置の奏する効果に加
え、制御手段は印字動作の開始前に吸引動作を実行させ
るので、印字前にインクの吐出状態を回復させて良好な
印字結果を得ることができるとともに、印字の行われな
い場合には無駄な吸引動作の実行を回避することができ
るという効果がある。吸引動作によりインクの吐出状態
は回復されるが、かかる吸引動作を必要以上に実行する
と、インクの消耗を不用意に早めてしまうからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるインクジェットプリ
ンタの回復装置が搭載された多機能周辺装置の斜視図で
ある。
【図2】 上記インクジェットプリンタの斜視図であ
る。
【図3】 多機能周辺装置の電気的構成を示したブロッ
ク図である。
【図4】 多機能周辺装置のプリンタユニットで実行さ
れる印字処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 多機能周辺装置 14 EEPROM 14a パージ時刻メモリ(吸引時刻記憶
手段) 26 インクジェットプリンタ 28 計時回路(計時手段、現在時刻計
時手段) 65 印字ヘッド 71 回復機構(吸引手段) 72 吸引キャップ FU ファクシミリユニット PU プリンタユニット P 記録紙(印字媒体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数個のインク吐出口を備え、そ
    のインク吐出口からインクを吐出して印字媒体に対して
    印字を行う印字ヘッドと、その印字ヘッドのインク吐出
    口からインクを吸引してインクの吐出状態を回復させる
    吸引手段とを備えたインクジェットプリンタの回復装置
    において、 前記吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時す
    る計時手段と、 その計時手段により計時された経過時間が所定時間を超
    える場合に、前記吸引手段による吸引動作を実行させる
    制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェットプ
    リンタの回復装置。
  2. 【請求項2】 前記計時手段は、現在の時刻を計時する
    現在時刻計時手段と、前記吸引手段により吸引動作の行
    われた吸引時刻を記憶する吸引時刻記憶手段とを備え、 その吸引時刻記憶手段に記憶される吸引時刻と前記現在
    時刻計時手段により計時される現在時刻とにより、前記
    吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時するこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ
    の回復装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記計時手段により計
    時される経過時間が長い程、前記吸引手段による吸引量
    を多くすることを特徴とする請求項1又は2に記載のイ
    ンクジェットプリンタの回復装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記印字ヘッドによる
    印字動作の開始前に前記吸引手段による吸引動作を実行
    させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載のインクジェットプリンタの回復装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006205415A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
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