JPH11203279A - かな漢字変換装置、かな漢字変換方法、及び記憶媒体 - Google Patents

かな漢字変換装置、かな漢字変換方法、及び記憶媒体

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JPH11203279A
JPH11203279A JP10007670A JP767098A JPH11203279A JP H11203279 A JPH11203279 A JP H11203279A JP 10007670 A JP10007670 A JP 10007670A JP 767098 A JP767098 A JP 767098A JP H11203279 A JPH11203279 A JP H11203279A
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JP
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kana
kanji conversion
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JP10007670A
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Yukihiro Karasaki
幸弘 唐崎
Yukio Nakamura
幸男 中村
Toru Morita
徹 森田
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の文字コード体系に則った、文字コード数
を越える数の文字を特別な操作を行なうことなく入力す
ることを可能にする。 【解決手段】読みと、この読みに対応する見出し語を構
成する文字コードと、この文字コードに付加された所定
の属性情報を指定する属性情報番号とが対応付けられて
登録されたかな漢字変換辞書26aと、属性情報番号に
対応する属性情報の内容が登録された関連付けデータ記
憶部32と、入力された読みをかな漢字変換辞書をもと
に見出し語に変換し、見出し語の文字コードと属性情報
番号とを出力するかな漢字変換処理部24と、属性情報
番号をもとに関連付けデータ記憶部に登録された属性情
報の内容を判別する属性情報解析部34と、かな漢字変
換処理部24によって出力された文字コードと、属性情
報解析部によって判別された属性情報の内容をもとに文
字を表示する表示制御部36とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された読みに
対してかな漢字変換を行ない、読みに対応する見出し語
に変換して表示するかな漢字変換装置、かな漢字変換方
法、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、日本語文書の作成は、入力され
た読みを、読みに対応する見出し語に変換するかな漢字
変換装置によって行われている。かな漢字変換装置は、
例えば、パーソナルコンピュータ上においてアプリケー
ションソフトウェアを実行することで実現される。
【0003】かな漢字変換装置は、かな漢字変換の結果
に応じて、所定(単一)のフォントによって文字列を表
示させると共に、かな漢字変換の結果を外部に出力する
機能を有している。
【0004】かな漢字変換装置の出力は、文字コード列
であり、データを用いて目的の文書を作成する際に必要
な編集作業が、例えばアプリケーションソフトウェアに
よりパーソナルコンピュータ上で実現される文書作成装
置にて行なわれる。
【0005】文書作成装置は、かな漢字変換装置から出
力されるかな漢字変換結果、すなわち文字コード列を基
にして、必要に応じて任意の文字列について各種の修飾
を施すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のかな
漢字変換装置では、入力された読みに対するかな漢字変
換結果や入力文字を表示する際には単一のフォントが用
いられ、かな漢字変換の結果として文字コードのみが文
書作成装置へ出されていた。文字に対する修飾は、文書
作成装置において施されていた。
【0007】従来の日本語を扱う前述したようなシステ
ムでは、文字を文字コードによって管理しているが、一
つの文字コード体系(例えばJISコード体系)に則て
おり、一つの文字コードに対して一つの文字が割り当て
られている。すなわち、扱うことができる文字コードの
範囲(個数)内の文字パターン数の表示や出力しかでき
ない。
【0008】文字コード体系の文字コード数の範囲を越
える文字パターンを表示するには、かな漢字変換装置か
ら出力された文字コードをもとに、文書作成装置での文
書編集機能などを用いて書体(フォント)を指定すると
いった作業が必要となってしまう。この際、全ての文字
コードに対応する全ての文字について、指定された単一
のフォントによって表示されることになる。
【0009】また、任意の文字列について特定の修飾を
する場合など、かな漢字変換装置で文字列を出力した
後、文書作成装置での文書編集機能によって修飾を切り
換えるか、あるいは一度編集した任意の文字列をコピー
して置き換えるといった編集作業を行なう必要があっ
た。
【0010】このため従来の既存の文字コード体系に則
った文字を管理するシステムでは、特別な作業を行わな
ければ大量の外字(例えば数万文字)を扱うことができ
ず、文書を表示する上での制約となっていた。
【0011】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、既存の文字コード体系に則った、文字コー
ド数を越える数の文字を特別な操作を行なうことなく入
力することが可能なかな漢字変換装置、かな漢字変換方
法、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】また本発明は、かな漢字変換による文字入
力以外の特別な操作を行なうことなく修飾された文字の
入力が可能なかな漢字変換装置、かな漢字変換方法、及
び記録媒体にを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、読みと、この
読みに対応する見出し語を構成する文字コードと、この
文字コードに付加された所定の属性情報を指定する属性
情報番号とが対応付けられて登録されたかな漢字変換辞
書と、前記かな漢字変換辞書に登録される属性情報番号
に対応する属性情報の内容が登録された関連付けデータ
記憶手段と、入力された読みを前記かな漢字変換辞書を
参照して見出し語に変換し、見出し語を構成する文字の
文字コードと、各文字コードに付加された属性情報番号
とを変換結果として出力するかな漢字変換処理手段と、
前記かな漢字変換処理手段によって出力された変換結果
中の属性情報番号をもとに、前記関連付けデータ記憶手
段に登録された属性情報の内容を判別する属性情報解析
手段と、前記かな漢字変換処理手段によって出力された
変換結果中の文字コードと、前記属性情報解析手段によ
って判別された属性情報の内容に基づいて文字を表示す
る表示制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】また、前記属性情報番号が示す属性情報の
内容には、文字コードに対応して表示すべき文字フォン
トを示す情報が含まれることを特徴とする。また、前記
属性情報番号が示す属性情報の内容には、文字コードに
対応して表示される文字に対して施すべき、文字修飾の
種類を示す情報が含まれることを特徴とする。
【0015】また、前記かな漢字変換処理手段によって
出力された見出し語を構成する文字の文字コードと、各
文字コードに付加された属性情報番号とを変換結果とし
て外部に出力する出力データ処理手段を具備したことを
特徴とする。
【0016】また、前記関連付けデータ記憶手段に登録
される属性情報番号と、属性情報の内容との対応関係を
設定する属性関連付け設定手段を具備したことを特徴と
する。
【0017】また、読みと、この読みに対応する見出し
語を構成する文字コードとが対応付けられて登録された
第2のかな漢字変換辞書を有し、前記かな漢字変換処理
手段は、入力された読みを前記第2のかな漢字変換辞書
を参照して見出し語に変換し、見出し語を構成する文字
の文字コードを取得すると共に、各文字コードに対して
所定の属性情報番号を付加して変換結果として出力する
ことを特徴とする。
【0018】また、前記かな漢字変換辞書に登録された
属性情報番号が付加された文字コードに対して本来用い
るべき文字を登録する正字登録手段と、前記正字登録手
段によって登録された正字を用いることを設定する正字
設定手段とを具備し、前記正字設定手段によって正字を
用いることが設定された場合に、前記かな漢字変換処理
手段によって出力された見出し語を構成する文字コード
に付加された属性情報番号を、正字に対応する属性情報
番号に置き換えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
かな漢字変換装置を利用した文書作成装置を実現するシ
ステム構成を示すブロック図である。本実施形態におけ
る文書作成装置は、コンピュータ上において、例えばC
D−ROM、DVD、磁気ディスク等の記録媒体に記録
されたプログラムを読み込み、このプログラムによって
動作を制御することによって実現される。
【0020】図1に示すように、本実施形態における文
書作成装置は、CPU10、メモリ12、入力装置1
4、表示装置16、及び記憶装置18によって構成され
ている。
【0021】CPU10は、コンピュータの動作全体を
制御するもので、メモリ12のプログラム領域に格納さ
れた各種プログラムに基づいて動作する。メモリ12に
格納されたプログラムに基づいて実現される機能として
は、アプリケーションプログラムによるワードプロセッ
サ、かな漢字変換プログラムによるかな漢字変換システ
ム(かな漢字変換装置)がある。
【0022】メモリ12は、装置で利用されるプログラ
ムやデータ等を格納するもので、ワードプロセッサを実
現するアプリケーションプログラム12aや、かな漢字
変換装置を実現するかな漢字変換プログラム12b等を
それぞれ格納するプログラム領域の他、文書作成のため
に入力された読み文字列についての入力データを格納す
る入力バッファ12c、かな漢字変換装置によるかな漢
字変換で得られた表示対象とする文書(文字データ列)
データを格納するための表示用データバッファ12d、
かな漢字変換装置からワードプロセッサの機能にかな漢
字変換結果を出力するための出力用データバッファ12
e、作成された文書のデータを格納するための文書デー
タバッファ12f等の各領域が設けられる。
【0023】入力装置14は、キーボードやマウス等の
デバイスや、これらからのデータを送信するコントロー
ラにより構成され、装置に対する指示やデータ等の入力
を行なうもので、文書作成のための文字データの入力
や、入力された読み文字列のデータに対するかな漢字変
換の実行の指示の入力等に用いられる。
【0024】表示装置16は、アプリケーションプログ
ラム12aによるワードプロセッサ、あるいは、かな漢
字変換プログラム12bによって実現される機能によっ
て表示制御され、各種設定用の画面や文書等の表示を行
なう。
【0025】記憶装置18は、各種プログラムやデータ
等を保存するためのもので、アプリケーションプログラ
ムやかな漢字変換装置を実現するためのかな漢字変換プ
ログラムなどのプログラム18aの他、かな漢字変換を
実行する際に参照されるかな漢字変換辞書18b、文字
を示す文字コードと実際に表示すべき文字との関係が設
定された関連付けデータ18c(詳細については後述す
る)、文字コードに対応して表示すべき文字のパターン
を表すフォントデータ18c等が格納される。記憶装置
18に格納されたプログラムやデータは、必要に応じて
読み出されて、メモリ12に格納されてCPU10によ
る処理に利用される。
【0026】図2は、図1に示すシステム構成において
実現されるかな漢字変換装置の機能構成を示すブロック
図である。図2に示すように、かな漢字変換装置は、入
力部20、入力データ解析部22、かな漢字変換処理部
24、辞書記憶部26、表示用データバッファ28、属
性関連付け設定部30、関連付けデータ記憶部32、属
性情報解析部34、表示制御部36、フォントデータ記
憶部38、表示部40、出力データ処理部42、及び出
力用データバッファ44によって構成されている。
【0027】入力部20は、入力装置14(キーボード
等)に対する操作によって任意に指定された、文書を作
成するための読み文字列を表す文字のデータや、かな漢
字変換の実行の指示(変換指示)、かな漢字変換の変換
結果の確定(変換結果の外部(ワードプロセッサ等)へ
の出力)の指示(出力指示)の入力等を行なう。
【0028】入力データ解析部22は、入力部20から
の入力が変換指示、出力指示、その他の入力の何れであ
るかを判別し、入力の種類に応じてかな漢字変換処理部
24、あるいは出力データ処理部42に通知する。すな
わち、入力部20により入力された文字列のデータは、
入力バッファ12cに格納されて、かな漢字変換処理部
24に渡されてかな漢字変換の対象となる。また、入力
された読み文字列のデータに対するかな漢字変換を実行
させるための変換指示は、かな漢字変換処理部24に通
知され、かな漢字変換処理部24によるかな漢字変換の
変換結果の確定指示(出力指示)は、出力データ処理部
42に通知される。
【0029】かな漢字変換処理部24は、入力データ解
析部22からの変換指示に応じて、入力された読み文字
列のデータについて、辞書記憶部26に格納されたかな
漢字変換辞書を参照して、かな漢字変換を実行する。
【0030】辞書記憶部26は、かな漢字変換処理部2
4におけるかな漢字変換で利用されるかな漢字変換辞書
を格納するためのもので、変換対象とする読み文字列
と、変換候補である見出し語(文字コード列)との対応
関係が定義付けられている。本発明のかな漢字変換装置
では、見出し語の文字コード列の各文字コードに属性情
報が付加されていないかな漢字変換辞書26a(属性情
報無し)と、各文字コードに属性情報番号が付加されて
いるかな漢字変換辞書26b(属性情報有り)を登録す
ることができる。属性情報番号は、見出し語の文字コー
ドと表示すべき文字(フォント)との関係を定義するた
めに利用される。漢字変換辞書26b(属性情報有り)
の詳細な構成については後述する。
【0031】表示用データバッファ28は、かな漢字変
換の対象として入力された読み文字列の文字コード列
や、この文字コード列に対するかな漢字変換によって得
られた確定前の変換結果(候補)の文字データ列が格納
されて文字の表示処理に参照される。表示用データバッ
ファ28には、かな漢字変換処理部24によるかな漢字
変換の際に、かな漢字変換辞書26b(属性情報有り)
が用いられた場合には、変換結果の文字コードに付加さ
れた属性情報番号も共に格納される。
【0032】属性関連付け設定部30は、文字を示す文
字コードと実際に表示すべき文字フォント(フォントタ
イプ、文字修飾の種類)との関係を示す関連付けデータ
を設定し、関連付けデータ記憶部32に記憶させる関連
付け情報設定処理と、属性情報番号が付加された文字に
対する類字正字(詳細については後述する(図4))の
表示、出力の有無を設定し、かな漢字変換辞書26bに
記憶させる類字正字設定処理を実行する。文字コードと
表示すべき文字フォントとの対応付けは、かな漢字変換
辞書26bの見出し語を構成する各文字の文字コードに
付加された属性情報番号を介して定義する(詳細につい
ては後述する)。
【0033】関連付けデータ記憶部32は、属性関連付
け設定部30によって設定された関連付けデータが記憶
されるもので、表示用データバッファ28に格納された
文字データ列をもとに文字を表示させる際に、どのよう
なフォントで表示させるかを属性情報解析部34によっ
て判別するために参照される。
【0034】属性情報解析部34は、表示用データバッ
ファ28に格納された表示対象とする文字コード列に属
性情報番号が付加されているか否かによって、表示用フ
ォントの設定を変更する必要があるか否かを判別する。
また、属性情報解析部34は、表示用フォントの設定を
変更する必要がある場合に、関連付けデータ記憶部32
に記憶された関連付けデータを参照して、表示用データ
バッファ28に格納された文字コードに対して、どのよ
うなフォントを用いて表示するかを解析して表示制御部
36に通知する。
【0035】表示制御部36は、表示用データバッファ
28に格納された各文字コードに対応して、表示用の文
字フォントをフォントデータ記憶部38から読み出して
表示部40において表示させる。表示用データバッファ
28に格納された文字コードに属性情報番号が付加され
ている場合には、属性情報解析部34によって通知され
る表示すべきフォントタイプに応じて表示フォントの設
定を変更して、文字の表示を行なう。また、属性情報解
析部34から属性情報番号に応じた文字修飾の種類が通
知された場合には、指定された修飾を文字フォントに施
して、文字の表示を行なう。
【0036】フォントデータ記憶部38は、表示制御部
36の制御のもとに表示される、文字コードに対応する
フォントデータが記憶されている。フォントデータ記憶
部38には、一つの文字コードに対して、文字コードに
付加される異なる属性情報番号のそれぞれに対応する複
数のフォントタイプの文字フォントが用意されている。
かな漢字変換装置に用意されているフォントタイプは、
一つの文字コード体系に従う文字フォントだけでなく、
一般には使用されていない文字フォントを含むことがで
きる。
【0037】表示部40は、表示制御部36の制御のも
とに文字列の表示を行なう。出力データ処理部42は、
かな漢字変換処理部24によるかな漢字変換の変換候補
から確定された結果を、ワードプロセッサなどのかな漢
字変換装置の外部に出力する制御を行なう行なうもの
で、入力データ解析部22から出力指示が通知された時
に表示対象となっている変換候補を出力用データバッフ
ァ44に格納する。なお、出力データ処理部42は、変
換結果として文字コード列だけでなく、文字コードに付
加された属性情報番号もそのまま添付して出力するよう
に制御できる。
【0038】出力用データバッファ44は、ワードプロ
セッサなどに出力するかな漢字変換の変換結果(文字コ
ード、属性情報番号)が、出力データ処理部42によっ
て格納される。
【0039】なお、本発明によるかな漢字変換装置を利
用するワードプロセッサ(アプリケーションプログラム
12aにより実現される)は、かな漢字変換の変換結果
として、文字コードだけでなく、文字コードに付加され
た属性情報番号も共に受ける機能を有しているものとし
て説明する。
【0040】次に、かな漢字変換辞書26b、及びかな
漢字変換辞書26bに対応する関連付けデータの詳細に
ついて説明する。かな漢字変換辞書26bに登録された
文字コードに対して属性情報(フォントタイプ、文字修
飾)を設定する場合には、文字コードに対して、表示す
べき文字の文字フォントが登録されたタイプフェース名
(フォントファイル名)と修飾情報とに対応する属性情
報番号を指定する。
【0041】例えば、図3に示すような属性情報設定用
の画面を表示させて、各項目の欄に所定の情報を入力す
ることで、かな漢字変換辞書26bに登録された該当す
る文字コードに対して属性情報番号が付加されているも
のとする。
【0042】図3に示す設定用の画面では、1文字分の
文字コード毎に属性情報番号が指定されるものとする。
従って、読みの項目には、1文字を表す読みと、同読み
に対応する1文字分の文字コード、同文字コードに対し
て指定する属性情報(番号)、類似正字の存在の有無を
設定するための欄が設けられている。
【0043】なお、類似正字とは、文字コードに対して
一般に使用される文字であって、文字コードに属性情報
番号が付加されて他の文字フォントにより表示されるよ
うに設定された場合に、その文字フォント(外字)に対
する文字を示すものである。
【0044】図4には属性情報を付加することによって
表示される文字(外字)と、この外字に対応する類似正
字の一例について示している。図4(b)に示す一般的
に用いられている文字「乳」の文字コードに対して属性
情報が付加されて、図4(a)に示す文字フォントが外
字として表示できるような設定がなされた場合に、この
文字コードに対して本来表示すべき図4(b)に示す文
字(使用する文字コード体系における本来の文字パター
ン)を類似正字として扱う。
【0045】なお、図4に示す属性情報の設定画面で
は、1文字分の文字コード毎に属性情報番号を指定する
ものとして説明しているが他の入力方法を用いることが
できる。例えば、かな漢字変換辞書26bに登録される
読みに対応する見出し文字列毎に設定する方法(第1の
方法)、あるいは見出し文字列中の任意の文字に対して
任意に属性情報番号を設定する方法(第2の方法)こと
も可能である。
【0046】第1の方法では、図4に示す画面中におい
て、読みの欄に入力された読み文字列をかな漢字変換し
て得られる見出し文字列(一般に使用される文字から構
成される)に対して、1つの属性情報番号を指定するこ
とで、見出し文字列を構成する各文字の文字コードに対
して共通する属性情報番号が付加される。
【0047】第2の方法では、読みの欄に入力された読
み文字列をかな漢字変換して得られる見出し文字列(一
般に使用される文字から構成される)に対して、任意に
文字を指定し、任意の属性情報番号を指定することで、
指定した文字の文字コードに対して指定した属性情報が
付加される。
【0048】なお、前述したように、図3に示す属性情
報設定用の画面を用いるだけでなく、文字コードと属性
情報番号との対応関係を、かな漢字変換処理部26aに
属性情報を登録しようとする複数の組について定義し、
一括登録する方法であっても良い。
【0049】次に、かな漢字変換辞書26aに登録され
る情報の具体例について説明する。図5(a)には、属
性情報を持ったかな漢字変換辞書26bの本体構造を示
している。図5(a)に示すように、辞書本体に登録さ
れた情報を管理するための辞書制御テーブルと、かな漢
字変換の対象として入力される読み文字列(入力データ
に対応する)毎の情報が登録された辞書本体から構成さ
れている。辞書本体には、1レコード分として、読み文
字列(入力データ)に対応する読み情報と、この読み情
報に該当する変換結果である見出し語を構成する文字列
の各文字コードが対応付けられて格納されている。ま
た、各文字コードに対して、属性情報を示す属性情報番
号が付加されている。
【0050】図5(b)には、属性情報と類似正字に関
する情報を持ったかな漢字変換辞書26bの本体構造を
示している(後述する第4実施形態において必要となる
構成)。図5(b)に示すように、前述した図5(a)
に示す構成に、さらに辞書本体中の文字コード(属性情
報番号)に対応する、類似正字を持つ文字コードと属性
情報番号の組、及び類似正字の表示または出力をするか
否かを示す類字正字情報が格納された類似正字情報部が
設けられている。図5(b)に示す例では、属性情報番
号(2)の属性情報が付加された文字に対して類似正字
が存在することを示している。また、類字正字情報に、
表示または出力をする設定がされている場合には、辞書
本体中の情報(文字コード、属性情報番号)よりも優先
して表示あるいは出力に使用される。
【0051】次に、関連付けデータ記憶部32に登録さ
れた関連付けデータの具体例について説明する。図6
(a)は、属性情報番号が登録された属性情報ディレク
トリと属性情報本体とを分割した構成であり、図6
(b)は、属性情報番号と属性情報本体とを一体化した
構成である。
【0052】図6(a)に示す構成において、属性情報
ディレクトリは、属性情報番号に対応する属性情報(フ
ォントタイプ、文字修飾)の格納場所を示す情報が登録
されるもので、かな漢字変換辞書26bの辞書本体に格
納された文字コードに付加した属性情報番号と、属性情
報本体のアドレス(属性情報本体アドレス)とが対応づ
けられて登録されている。属性情報本体には、属性情報
ディレクトリ中の属性情報本体アドレスが示すそれぞれ
の位置に、文字を表示する際に用いる文字フォントが格
納されたファイルのファイル名(フォントタイプフェー
ス名)と、文字修飾の内容を示す修飾情報とが登録され
ている。
【0053】図6(b)に示す構成は、かな漢字変換辞
書26bに格納された属性情報番号と、文字フォントが
格納されたファイルのファイル名(フォントタイプフェ
ース名)と、修飾情報とが、属性情報番号毎にそれぞれ
対応付けられて登録されている。
【0054】すなわち、本実施形態におけるかな漢字変
換装置では、図5に示すようなかな漢字変換辞書26b
と、図6に示す関連付けデータを参照することで、一つ
の文字コードに対して複数種類の文字フォント、及び異
なる文字修飾を施して文字を表示させることができる。
図7には、文字コードと、フォントファイル及び修飾情
報との関係を簡単に示している。図7に示すように、文
字コード(a)に任意の属性情報番号(b)を付加する
ことで、関連付けデータをもとに属性情報番号が示すフ
ォントファイル(c)を参照することができる。
【0055】例えば、属性情報番号が、装置で基本的に
用いるフォントが格納されたフォントファイル「SYS
TEM DEFAULT」を示すものであれば、基本的
な文字フォントのデータが用いられて文字が表示され
る。また、図4(a)に示すような類似正字を持つ外字
が登録された、例えば「外字1」を示す属性情報番号を
付加することで、図4(a)に示す文字フォントのフォ
ントデータが用いられて文字が表示される。さらに、図
4に示すような関係ではなく、全く異なる文字のフォン
トが用意された外字ファイルを指定する属性情報番号を
付加すれば、1つの文字コード体系における同じ文字コ
ードを用いて、異なる文字を表示させることもできる。
【0056】また、同様にして、属性情報番号(b)を
付加することで、関連付けデータをもとに所定の修飾情
報(d)を参照することができる。修飾情報には、具体
的には図8に示すような情報が設定されている。図8に
示す例では、修飾情報は16ビットで表されており、そ
れぞれビットが、指定無し、太字、斜体、下線、文字サ
イズ変更、…等の文字修飾の内容を示している。該当す
るビットに、例えば“1”がセットされている場合に、
該当する文字修飾を施すことを示す。
【0057】なお、本実施形態では、図6(a)(b)
の何れの構成を持つ関連付けデータを用いても良い。属
性情報解析部34は、かな漢字変換辞書26bに登録さ
れた文字コードに付加された属性情報番号をもとに関連
付けデータ記憶部32を検索することで、文字コードに
対する属性情報を取得することができる。
【0058】次に、前述した構成において実行される、
本発明の第1実施形態における動作について、図9に示
す文書作成の手順を示すフローチャートを参照しながら
説明する。第1実施形態では、辞書記憶部26に登録さ
れたかな漢字変換辞書26bに、図5に示すように、予
め文字コードに属性情報番号が付加されており、また各
属性情報番号に対する関連付けデータが図6に示すよう
に、関連付けデータ記憶部32に登録された構成とする
ものである。
【0059】まず、入力装置14が操作されることによ
って、入力部20にデータが入力されると(ステップA
1)、入力データ解析部22は、入力データが出力指
示、変換指示、あるいはそれ以外の入力(かな漢字変換
の対象とする読み文字列)であるかを判別する(ステッ
プA2,A3)。
【0060】入力がかな漢字変換の対象とする読み文字
列であった場合、かな漢字変換処理部24は、入力され
た読み文字列の各文字コードと属性情報とを表示用デー
タバッファ28に格納する(ステップA7)。
【0061】図10には、表示用データバッファ28に
格納される文字コードと、それぞれの文字コードに付加
された属性情報番号によるデータフォーマットの一例を
示している。図10(a)に示す例では、各文字コード
毎に、文字コードと属性情報番号とを連続して格納する
フォーマットであり、図10(b)に示す例では、属性
情報番号と文字コードとを、それぞれ別個に連続して格
納するフォーマットである。
【0062】ここでは、入力された読み文字列について
一般的な文字フォントによって表示されるように、デフ
ォルトの属性情報を示す属性情報番号が文字コードに付
加されて格納されるものとする。
【0063】属性情報解析部34は、表示用データバッ
ファ28に格納された文字コードに付加された1文字分
の属性情報番号をもとにして、関連付けデータ記憶部3
2に格納された関連付けデータを検索して、該当する属
性情報を取得する(ステップA8)。
【0064】属性情報解析部34は、表示フォントの設
定を変更する必要があるか否かを判別する(ステップA
9)。すなわち、現在、文字を表示するために使用して
いるフォントファイルを変更する必要があるかを判別す
る。
【0065】ここで、表示用フォントを変更する必要が
ある場合、属性情報解析部34は、表示制御部36に対
して、表示用フォントの設定変更を指示する(ステップ
A10)。また、属性情報解析部34は、属性情報番号
が示す修飾情報に、文字修飾の実行を示す設定がされて
いる場合には文字修飾の内容を表示制御部36に通知す
る。
【0066】表示制御部36は、表示用データバッファ
28に格納された文字コードに対応するフォントデータ
を、フォントデータ記憶部38中の属性情報解析部34
から指定された表示用フォントファイルから読み出し
て、表示部40によって表示させる(ステップA1
1)。
【0067】さらに、属性情報解析部34より文字修飾
の内容が通知された場合には、表示制御部36は、表示
対象とする文字フォントに対して、属性情報解析部34
通知された文字修飾を施して表示させる。
【0068】表示用データバッファ28に格納された文
字コードの全てについて文字表示を完了していなけれ
ば、表示制御部36は、表示用データバッファ28に格
納された次の文字コードに対応する文字の表示を前述と
同様にして行なう(ステップA12)。以下、表示用デ
ータバッファ28に格納された全ての文字コードについ
て文字表示が完了するまで、ステップA8〜A12の処
理を繰り返して行なう。
【0069】なお、かな漢字変換の対象として入力され
た読み文字列については、一般的な文字フォントによっ
て表示するとし、変換が行われないので(通常ではひら
がなによる表示)、表示用フォントの設定変更が行われ
ずに表示される。ただし、読み文字列についても、ひら
がなの文字コードに対して任意の属性情報番号を付加し
ておくことで、デフォルトの属性情報とは異なる文字フ
ォントにより表示させることもできる。
【0070】一方、入力部20からの入力データが変換
指示であった場合(ステップA3)、かな漢字変換処理
部24は、それまで入力された読み文字列に対して、辞
書記憶部26に格納されたかな漢字変換辞書26a,2
6bを参照して、かな漢字変換を実行する(ステップA
5)。ここでは、かな漢字変換辞書26bを利用して、
かな漢字変換を実行した場合について説明する。
【0071】かな漢字変換処理部24は、入力された読
み文字列をもとにして、かな漢字変換辞書26b(図5
参照)に格納された読み情報を検索することにより該当
するレコードを取得する。かな漢字変換処理部24は、
取得したレコード中の文字コード列を、各文字コードに
付加された属性情報番号と共に、かな漢字変換の変換候
補として表示用データバッファ28に格納する(ステッ
プA6)。
【0072】属性情報解析部34は、表示用データバッ
ファ28に格納された文字コードに付加された1文字分
の属性情報番号をもとにして、関連付けデータ記憶部3
2に格納された関連付けデータを検索して、該当する属
性情報を取得する(ステップA8)。
【0073】属性情報解析部34は、表示フォントの設
定を変更する必要があるか否かを判別する(ステップA
9)。すなわち、現在、文字を表示するために使用して
いるフォントファイルを変更する必要があるかを判別す
る。
【0074】ここで、表示用フォントを変更する必要が
ある場合、属性情報解析部34は、表示制御部36に対
して、表示用フォントの設定変更を指示する(ステップ
A10)。
【0075】表示制御部36は、表示用データバッファ
28に格納された文字コードに対応するフォントデータ
を、属性情報解析部34から指定され表示用フォントフ
ァイルから読み出して、表示装置16において表示させ
る(ステップA11)。
【0076】表示用データバッファ28に格納された文
字コードの全てについての文字表示を完了していなけれ
ば、表示制御部36は、表示用データバッファ28に格
納された次の文字コードに対応する文字の表示を前述と
同様にして行なう(ステップA12)。以下、表示用デ
ータバッファ28に格納された全ての文字コードについ
て文字表示が完了するまで、ステップA8〜A12の処
理を繰り返して行なう。
【0077】例えば、入力された読み文字列(ひらが
な)の表示に用いるフォントファイルと異なるフォント
ファイルを示す属性情報番号が、変換候補とする文字列
中の文字コードに付加されていた場合には、その文字に
ついて表示用フォントが変更されて表示される。
【0078】なお、かな漢字変換によって複数の変換候
補が得られた場合に、表示対象とする変換候補が切り換
えられる毎に、それぞれの変換候補についての文字コー
ド及び属性情報番号をもとにして、文字の表示が行われ
る。
【0079】一方、入力部20からの入力データが出力
指示であった場合(ステップA2)、出力データ処理部
42は、現在、選択されている(優先的に表示されてい
る)変換候補の文字データ、及び各文字データに付加さ
れた変換情報番号とを表示用データバッファ28から読
出して出力用データバッファ44に格納し(ステップA
4)、ワードプロセッサ等の外部に出力する(ステップ
A13)。
【0080】なお、出力用データバッファ44に格納さ
れる文字コードと、それぞれの文字コードに付加された
属性情報番号とのデータフォーマットは、例えば図10
に示すようになる。
【0081】このようにして、かな漢字変換装置で扱う
文字コードに対して、属性情報(フォントタイプ、文字
修飾)を示す属性情報番号を付加して扱うことにより、
使用している文字コード体系における文字コード数を越
える文字パターン(フォント)を扱うことができ、また
特定の文字に対して決まった文字修飾を施すことが可能
となる。この際、文字入力のための操作は、一般のかな
漢字変換による文書作成の場合と全く同じであり、かな
漢字変換装置から変換結果を出力した後に、ワードプロ
セッサ等において文字列に対する文字修飾を行なう等の
編集作業を必要としない。すなわち、かな漢字変換装置
において用意された、図5に示すようなかな漢字変換辞
書26aの構造、及び図6に示す関連付けデータを用意
しておくことで、文字フォントの変更や文字修飾の内容
を意識することなく、各種の文字パターンを自動に表示
させることができる。
【0082】次に、本発明の第2実施形態における動作
について説明する。第2実施形態では、関連付けデータ
記憶部32に登録された関連付けデータの内容につい
て、任意に設定、変更を行ない、この関連付けデータを
利用してかな漢字変換を実行する構成である。
【0083】関連付けデータ記憶部32に格納された関
連付けデータの設定変更(関連付け情報設定処理)は、
図11に示すフローチャートに従って行なう。まず、関
連付けデータの設定実行が入力装置14の操作によって
指示されると、属性関連付け設定部30は、例えば図1
2に示すような、関連付け情報設定画面を表示装置16
において表示させる(ステップB1)。
【0084】関連付け情報設定画面には、属性情報番
号、文字フォントファイル名を示すフォント名、及び修
飾情報について設定を行なうための入力欄が設けられて
いる。この関連付け情報設定画面において、属性情報番
号欄に設定された属性情報番号について、フォント名、
修飾情報を任意に関連づけることにより(ステップB
2)、属性関連付け設定部30によって、関連付けデー
タが関連付けデータ記憶部32に設定される(ステップ
B3)。
【0085】なお、修飾情報の内容については、1つの
属性情報番号に対して複数種を指定することができる。
また、図12に示す例では、属性情報番号欄に英数字列
による属性情報番号を設定するものとしてるが、属性情
報番号に対応する所定の識別文字列によって設定できる
ようにしても良い。これにより、通常、英数字の羅列よ
りも意味を持った文字列の方が扱いやすいので、関連付
けデータの設定を容易にすることができる。
【0086】次に、第2実施形態における文書作成の手
順について、図13に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。なお、図13に示すフローチャートにおい
て、ステップC1〜C7の処理、ステップC9〜C14
の処理は、第1実施形態の説明に用いた図9に示すフロ
ーチャートにおけるステップA1〜A7の処理、ステッ
プA8〜A13の処理にそれぞれ対応し、同じ処理を実
行するので詳細な説明については省略する。
【0087】ステップC6、またはステップC7におい
て、文字コードと、文字コードに対応する属性情報番号
が、表示用データバッファ28に格納されると、属性情
報解析部34は、関連付け情報設定画面において設定さ
れた属性情報番号と属性情報(フォント、文字修飾)と
の関係を含む関連付けデータを読み込み(ステップC
8)、表示用データバッファ28に格納された文字コー
ドに付加された1文字分の属性情報番号をもとにして関
連付けデータを検索して、該当する属性情報を取得する
(ステップC9)。
【0088】以下、第1実施形態と同様にして、文字コ
ードに付加された属性情報番号をもとに、関連付けデー
タによって参照されるフォントファイル、修飾情報を用
いた文字の表示が行われる。
【0089】このようにして、関連付けデータ記憶部3
2に登録された属性情報番号と、属性情報(フォント、
文字修飾)との対応関係を任意に変更できることによ
り、例えば文書作成の目的(体裁)によって、文字コー
ドに付加した属性情報番号によって示される属性情報が
適当でない状況が発生した場合であっても、その状況に
相応しい関連付け情報設定をすることによって、既に登
録されている情報の登録し直しや、適当でない部分の編
集などを簡単に行って、適切な文字パターンによって表
示することが可能となる。
【0090】なお、第2実施形態では、属性情報番号と
属性情報との対応関係を任意に設定、変更できることに
ついて説明したが、図3に示す設定用の画面を任意に表
示させて、かな漢字変換辞書26bに登録された、文字
コードに付加される属性情報番号を任意に変更できるよ
うにしても良い。
【0091】次に、本発明の第3実施形態における動作
について、図14に示すフローチャートを参照しながら
説明する。第3実施形態では、辞書記憶部26に格納さ
れたかな漢字変換辞書26bだけでなく、属性情報が含
まれないかな漢字変換辞書26aも併用してかな漢字変
換により文書を作成する場合について説明する。
【0092】なお、図14に示すフローチャートは、第
1実施形態の説明に用いた図9に示すフローチャートに
おけるステップA5とステップA6の処理の間に、ステ
ップD6,D7の処理が追加されたもので、その他のス
テップについては同じ処理を実行するので詳細な説明に
ついては省略する。
【0093】入力部20からの入力データが変換指示で
あった場合(ステップD4)、かな漢字変換処理部24
は、それまで入力された読み文字列に対して、辞書記憶
部26に格納されたかな漢字変換辞書26a,26bを
参照して、かな漢字変換を実行する(ステップD5)。
【0094】ここで、かな漢字変換処理部24は、入力
された読み文字列に対して得られた変換結果(複数の変
換候補を含む)が、属性情報無しのかな漢字変換辞書2
6aから得られたものであるか否かを判別する(ステッ
プD6)。変換候補が、かな漢字変換辞書26bから得
られた場合には、ステップD8以降の処理(図9、ステ
ップA6以降の処理)を実行する。
【0095】一方、かな漢字変換の変換候補が属性情報
無しのかな漢字変換辞書26aから取得されていた場
合、かな漢字変換処理部24は、変換候補文字列の各文
字の文字コードに対して、予め用意されている属性情報
番号を付加して表示用データバッファ28に格納する
(ステップD7)。
【0096】以下、第1実施形態と同様にして、文字コ
ードに付加された属性情報番号をもとに、関連付けデー
タによって参照されるフォントファイル、修飾情報を用
いた文字の表示が行われる。
【0097】このようにして、かな漢字変換を行なう際
に、属性情報番号が文字コードに付加されているかな漢
字変換辞書26bだけでなく、一般的な属性情報が登録
されていない一般的なかな漢字変換辞書26aも特別な
操作を行なうことなく併用できるので、既存のかな漢字
変換辞書26aをも有効に利用できると共に、文書作成
の目的(要求される変換結果の状況)の変更に応じて操
作を変える必要が無く(例えば、属性情報に応じた文字
パターンの表示の有無)、操作手順の増加や操作に伴っ
て発生する誤りの発生を無くすことができる。
【0098】なお、かな漢字変換の変換候補が属性情報
無しのかな漢字変換辞書26aから得られた場合に、文
字コードに対して付加する属性情報番号については任意
に変更できるものとする。
【0099】次に、本発明の第4実施形態における動作
について説明する。第4実施形態では、文字コードに属
性情報番号を付加することで表示(出力)される文字
(外字)に対する類似正字を、選択的に表示(出力)で
きるようにする構成である。
【0100】類似正字の表示(出力)に関する設定(類
字正字設定処理)は、図15に示すフローチャートに従
って行なう。なお、類字正字は、図3に示す設定画面を
用いることで、かな漢字変換辞書26b(図5(b))
に登録されている(正字登録)。
【0101】まず、類似正字の表示(出力)の設定実行
が入力装置14の操作によって指示されると、属性関連
付け設定部30は、例えば図16に示すような、類似正
字設定画面を表示装置16において表示させる(ステッ
プE1)。
【0102】類似正字設定画面には、類似正字の表示を
「する」あるいは「しない」、類似正字の出力を「す
る」あるいは「しない」を選択することができる項目が
設けられている。この類似正字設定画面において、類似
正字の表示あるいは出力について、「する」「しない」
を示す類字正字情報を設定することにより(ステップE
2)、属性関連付け設定部30によって、表示、出力の
それぞれについて、かな漢字変換辞書26bに類字正字
情報が設定される(ステップE3)。図5(b)には、
類字正字情報が設定されるかな漢字変換辞書26bの構
成を示している。
【0103】次に、第4実施形態における文書作成の手
順について、図17に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。なお、図17に示すフローチャートにおい
て、ステップF1〜F7の処理、ステップF9〜F14
の処理は、第1実施形態の説明に用いた図9に示すフロ
ーチャートにおけるステップA1〜A7の処理、ステッ
プA8〜A13の処理にそれぞれ対応し、同じ処理を実
行するので詳細な説明については省略する。
【0104】ステップF6、またはステップF7におい
て、文字コードと、文字コードに対応する属性情報番号
が、表示用データバッファ28に格納されると、属性情
報解析部34は、表示用データバッファ28に格納され
た文字コードと属性情報番号との組について、かな漢字
変換辞書26b(図5(b))の類字正字情報部に登録
された文字コードと属性情報の組とを比較して、一致し
ている情報が存在するかを判別する。
【0105】この結果、該当する情報(類字正字)が存
在する場合には、属性情報解析部34は、表示用データ
バッファ28中の対応する文字コードに付加された属性
情報番号を、この文字コードに対する類字正字を表示さ
せるための属性情報番号に置き換える(ステップF
8)。
【0106】また、属性情報解析部34は、表示用デー
タバッファ28に格納された文字コードに付加された1
文字分の属性情報番号をもとにして関連付けデータを検
索して、該当する属性情報を取得する(ステップF
9)。ここで、類字正字に対応する属性情報番号に置き
換えられていた場合には、類字正字を表すフォントファ
イル及び修飾情報(通常、類字正字については修飾無
し)と関連付けられる。
【0107】以下、第1実施形態と同様にして、文字コ
ードに付加された属性情報番号をもとに、関連付けデー
タによって参照されるフォントファイル、修飾情報を用
いた文字の表示が行われる。
【0108】また、出力指示があった際に、出力データ
処理部42は、類字正字情報に出力する設定がされてい
れば、表示用データバッファ28から属性情報番号の置
き換えが行われた文字コードと属性情報番号とを読み出
して出力用データバッファ44に格納し、出力しない設
定がされていれば、属性情報番号の置き換え前の属性情
報番号と文字コードとを出力データ処理部42に格納す
る。
【0109】なお、図16に示す類字正字設定画面にお
いて設定された内容(表示、出力)に応じて、かな漢字
変換辞書26b(図5(b))の類字正字情報部におい
て、文字コードと属性情報番号の組のそれぞれに対して
類字正字情報を設定しているが、類字正字設定画面にお
いて設定された内容が、類字正字情報部に登録された全
ての類字正字に対するものであれば、一箇所に類字正字
情報を設定するだけの構成にしても良い。
【0110】また、図5(b)に示す構成とすること
で、類字正字設定画面において、類字正字情報部に登録
された類字正字個別(文字コード毎)に表示あるいは出
力の有無を設定し、その設定内容を類字正字情報として
登録することもできる。この場合、ステップF8では、
表示用データバッファ28に格納された文字コードと属
性情報番号の組に該当する類字正字があり、類字正字情
報に表示あるいは出力を「する」設定がされている場合
に、類字正字に対応する属性情報番号に置き換えを行な
う。
【0111】このようにして、属性情報番号を付加する
ことで表示あるいは出力する設定がされている文字(外
字)について、図16に示す類字正字設定画面を用いた
設定を行なうことで、容易に類字正字の表示あるいは出
力を行なうことができる。これにより、例えば文書作成
の目的(体裁)によって、文字コードに付加した属性情
報番号によって示される外字をそのまま用いる場合と、
属性情報が適当でなく本来の文字(類字正字)を用いる
場合とを、簡単かつ容易に使い分けることができるの
で、ワードプロセッサ等において編集を行なう操作を省
略することができ、作業負担を軽減できる。
【0112】なお、前述した各実施形態では、辞書記憶
部26に格納されたかな漢字変換辞書26a、またはか
な漢字変換辞書26bを用いてかな漢字変換を実行した
場合のそれぞれの動作について別個に説明しているが、
かな漢字変換辞書26aとかな漢字変換辞書26bの両
方を利用した場合、変換候補の表示は次のようにして行
なう。
【0113】例えば、かな漢字変換の対象とする入力デ
ータ(読み文字列)について、両方の辞書のそれぞれか
ら変換候補が取得できた場合には、その両方の変換候補
を同様に扱って、次候補の表示が指示された場合に、そ
れぞれに対応するフォントに切り換えて表示させるよう
にする(次候補切り換え表示や変換候補一覧表示な
ど)。また、何れのかな漢字変換辞書から取得された変
換候補を優先させるかは予め決められているものとす
る。
【0114】また、前述した説明では、日本語を扱うシ
ステムを例にして説明しているが、文字の表示に関して
漢字、仮名などの日本語に限るものではない。例えば、
中国語や韓国語などの外国語を扱う情報処理装置におい
て、文字を表示するシステムに適用することができる。
すなわち、文字コードの数が限られた文字コード体系に
基づいて文字を管理するシステムにおいて、文書作成の
ための操作以外の特別な操作を行なうことなく、文字コ
ードの数を越える文字(フォント)を表示させることが
できる。また、文字の修飾についても日本語の場合と同
様にして、編集操作を別途行わなくても、文字の入力の
段階で施すことができる。
【0115】また、本実施形態では、かな漢字変換装置
において文字の表示を行なうものとして説明しているが
かな漢字変換装置から外部に出力される文字コード列
と、各文字コードに付加された属性情報番号をもとに、
例えばワードプロセッサ等の外部の機能によって文字を
表示させるようにもできる。
【0116】この場合、かな漢字変換装置としては、か
な漢字変換処理部24、辞書記憶部26の機能を有して
いれば良い(変換候補に関するデータを全て出力す
る)。また、ワードプロセッサ等においては、属性関連
付け設定部30(関連付けデータ記憶部32)、及び属
性情報解析部34の機能を設ける。
【0117】なお、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、か
な漢字変換装置で扱う文字コードに対して、属性情報
(フォントタイプ、文字修飾)を示す属性情報番号を付
加して扱うことにより、使用している文字コード体系に
おける文字コード数を越える文字パターン(フォント)
を扱うことができ、また特定の文字に対して決まった文
字修飾を施すことが可能となる。この際、文字入力のた
めの操作は、一般のかな漢字変換による文書作成の場合
と全く同じであり、かな漢字変換装置から変換結果を出
力した後に、ワードプロセッサ等において文字列に対す
る文字修飾を行なう等の編集作業を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わるかな漢字変換装置を利用し
た文書作成装置を実現するシステム構成を示すブロック
図。
【図2】図1に示すシステム構成において実現されるか
な漢字変換装置の機能構成を示すブロック図。
【図3】属性情報設定用の画面の一例を示す図。
【図4】属性情報を付加することによって表示される文
字(外字)と、この外字に対応する類似正字の一例につ
いて示す図。
【図5】かな漢字変換辞書26bの本体構造の一例を示
す図。
【図6】関連付けデータ記憶部32に登録された関連付
けデータの具体例について示す図。
【図7】文字コードと、フォントファイル及び修飾情報
との関係を簡単に示す図。
【図8】修飾情報の具体的なフォーマットの一例を示す
図。
【図9】第1実施形態における文書作成の手順を示すフ
ローチャート。
【図10】表示用データバッファ28に格納される文字
コードと、それぞれの文字コードに付加された属性情報
番号によるデータフォーマットの一例を示す図。
【図11】関連付けデータ記憶部32に格納された関連
付けデータの設定変更(関連付け情報設定処理)の手順
を示すフローチャート。
【図12】関連付け情報設定画面の一例を示す図。
【図13】第2実施形態における文書作成の手順を示す
フローチャート。
【図14】第3実施形態における文書作成の手順を示す
フローチャート。
【図15】類似正字の表示(出力)に関する設定(類字
正字設定処理)の手順を示すフローチャート。
【図16】類似正字設定画面の一例を示す図。
【図17】第4実施形態における文書作成の手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
10…CPU 12…メモリ 14…入力装置 16…表示装置 18…記憶装置 20…入力部 22…入力データ解析部 24…かな漢字変換処理部 26…辞書記憶部 26a…かな漢字変換辞書(属性情報無し) 26b…かな漢字変換辞書(属性情報有り) 28…表示用データバッファ 30…属性関連付け設定部 32…関連付けデータ記憶部 34…属性情報解析部 36…表示制御部 38…フォントデータ記憶部 40…表示部 42…出力データ処理部 44…出力用データバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 幸男 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森田 徹 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読みと、この読みに対応する見出し語を
    構成する文字コードと、この文字コードに付加された所
    定の属性情報を指定する属性情報番号とが対応付けられ
    て登録されたかな漢字変換辞書と、 前記かな漢字変換辞書に登録される属性情報番号に対応
    する属性情報の内容が登録された関連付けデータ記憶手
    段と、 入力された読みを前記かな漢字変換辞書を参照して見出
    し語に変換し、見出し語を構成する文字の文字コード
    と、各文字コードに付加された属性情報番号とを変換結
    果として出力するかな漢字変換処理手段と、 前記かな漢字変換処理手段によって出力された変換結果
    中の属性情報番号をもとに、前記関連付けデータ記憶手
    段に登録された属性情報の内容を判別する属性情報解析
    手段と、 前記かな漢字変換処理手段によって出力された変換結果
    中の文字コードと、前記属性情報解析手段によって判別
    された属性情報の内容に基づいて文字を表示する表示制
    御手段とを具備したことを特徴とするかな漢字変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記属性情報番号が示す属性情報の内容
    には、文字コードに対応して表示すべき文字フォントを
    示す情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のか
    な漢字変換装置。
  3. 【請求項3】 前記属性情報番号が示す属性情報の内容
    には、文字コードに対応して表示される文字に対して施
    すべき、文字修飾の種類を示す情報が含まれることを特
    徴とする請求項1記載のかな漢字変換装置。
  4. 【請求項4】 前記かな漢字変換処理手段によって出力
    された見出し語を構成する文字の文字コードと、各文字
    コードに付加された属性情報番号とを変換結果として外
    部に出力する出力データ処理手段を具備したことを特徴
    とする請求項1記載のかな漢字変換装置。
  5. 【請求項5】 前記関連付けデータ記憶手段に登録され
    る属性情報番号と、属性情報の内容との対応関係を設定
    する属性関連付け設定手段を具備したことを特徴とする
    請求項1記載のかな漢字変換装置。
  6. 【請求項6】 読みと、この読みに対応する見出し語を
    構成する文字コードとが対応付けられて登録された第2
    のかな漢字変換辞書を有し、 前記かな漢字変換処理手段は、 入力された読みを前記第2のかな漢字変換辞書を参照し
    て見出し語に変換し、見出し語を構成する文字の文字コ
    ードを取得すると共に、各文字コードに対して所定の属
    性情報番号を付加して変換結果として出力することを特
    徴とする請求項1記載のかな漢字変換装置。
  7. 【請求項7】 前記かな漢字変換辞書に登録された属性
    情報番号が付加された文字コードに対して本来用いるべ
    き文字を登録する正字登録手段と、 前記正字登録手段によって登録された正字を用いること
    を設定する正字設定手段とを具備し、 前記正字設定手段によって正字を用いることが設定され
    た場合に、前記かな漢字変換処理手段によって出力され
    た見出し語を構成する文字コードに付加された属性情報
    番号を、正字に対応する属性情報番号に置き換えること
    を特徴とする請求項1または請求項4記載のかな漢字変
    換装置。
  8. 【請求項8】 読みと、この読みに対応する見出し語を
    構成する文字コードと、この文字コードに付加された所
    定の属性情報を指定する属性情報番号とが対応付けられ
    て登録されたかな漢字変換辞書と、 前記かな漢字変換辞書に登録される属性情報番号に対応
    する属性情報の内容が登録された関連付けデータ記憶手
    段とを設け、 入力された読みを前記かな漢字変換辞書を参照して見出
    し語に変換し、見出し語を構成する文字の文字コード
    と、各文字コードに付加された属性情報番号とを変換結
    果として出力し、 この出力された変換結果中の属性情報番号をもとに、前
    記関連付けデータ記憶手段に登録された属性情報の内容
    を判別し、 前記出力された変換結果中の文字コードと、前記判別さ
    れた属性情報の内容に応じた文字を表示することを特徴
    とするかな漢字変換方法。
  9. 【請求項9】 入力された読みを、対応する見出し語に
    変換するように、コンピュータを制御するプログラムが
    記録された記録媒体であって、 読みと、この読みに対応する見出し語を構成する文字コ
    ードと、この文字コードに付加された所定の属性情報を
    指定する属性情報番号とが対応付けられて登録されたか
    な漢字変換辞書を参照して、入力された読みを見出し語
    に変換し、 この変換された見出し語を構成する文字の文字コード
    と、各文字コードに付加された属性情報番号とを変換結
    果として出力し、 この出力された変換結果中の属性情報番号をもとに属性
    情報の内容を判別し、 前記出力された変換結果中の文字コードと、前記判別さ
    れた属性情報の内容に応じた文字を表示するようにコン
    ピュータを制御するプログラムが記録されたコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006302068A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Kataoka Design Works:Kk 文字処理装置
CN100440919C (zh) * 2005-09-26 2008-12-03 株式会社东芝 用于图像处理的方法和装置
CN106663020A (zh) * 2014-08-29 2017-05-10 日立公共系统有限公司 迁移支持装置

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