JPH11207103A - 連続晶析方法およびそのための連続晶析装置 - Google Patents

連続晶析方法およびそのための連続晶析装置

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JPH11207103A
JPH11207103A JP1423598A JP1423598A JPH11207103A JP H11207103 A JPH11207103 A JP H11207103A JP 1423598 A JP1423598 A JP 1423598A JP 1423598 A JP1423598 A JP 1423598A JP H11207103 A JPH11207103 A JP H11207103A
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JP
Japan
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wall surface
main body
raw material
rotary drum
rotating drum
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JP1423598A
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English (en)
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Hiromitsu Shibuya
谷 博 光 渋
Shuichi Oguro
黒 秀 一 小
Takeo Kurihara
原 建 男 栗
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JGC Corp
Original Assignee
JGC Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原料供給から製品製造までの工程が簡略化さ
れ、最終製品である結晶性物質を一定の品質に保って連
続的にしかも大量に生産することができ、コストの低減
が図れる連続晶析方法およびそのための連続晶析装置を
提供する。 【解決手段】 回転駆動装置よって回転する回転ドラム
本体2に晶析ゾーンと融解ゾーンを設け、晶析ゾーンお
いて、回転ドラム本体の壁面上部に原料溶液を供給し、
かつ反対側の壁面4a上部に冷媒を供給して、回転ドラ
ム本体の壁面上を流下する原料溶液から結晶を壁面上に
析出させ、融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の壁面
4b上部に熱媒を供給することにより、晶析ゾーンにお
いて回転ドラム本体の壁面に晶析した結晶を融解し融液
を回収するとともに、回転ドラム本体を回転させること
により、回転ドラム本体の晶析ゾーンと融解ゾーンとが
順次移動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶化可能な成分
を含有する原料溶液から、結晶成分を析出させて高純度
の結晶性物質を連続的に得るための連続晶析方法および
そのための連続晶析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、p−キシレン、p−ジクロルベ
ンゼン、アクリル酸などの物質では、下記の表1に示し
たように、異性体ないし不純物の沸点が主成分の沸点に
非常に接近しているため、不純物の除去方法として一般
的に用いられる蒸留法ではこれらの異性体ないし不純物
を除去するのは困難である。
【0003】そのため、従来より、晶析方法により不純
物を除去する方法が検討されており、従来より、冷却壁
面上に層状に結晶を析出、成長させる方法が採用されて
いる。
【0004】例えば、特公昭53−41637号には、
円筒管型晶析装置を用いた晶析方法が開示されている。
この晶析方法は、管の内面に原料溶液を供給して、原料
溶液を管の内壁上を流下させるとともに、管の外側から
管の外壁に冷媒を供給して管の壁面を冷却して、原料溶
液から管の内壁上に結晶を析出、成長させ、その後、冷
媒の供給を熱媒の供給に切り替えて、管の外側から熱媒
を管の外壁に供給して管の壁面を加熱して、結晶を融解
させてその融液を回収することにより精製された結晶性
物質を得る方法である。
【0005】また、別の晶析方法としては、図22に示
したようなプレート型晶析装置が用いられている。この
晶析方法は、図22(a)に示したように、垂直に配置
した平板プレート101の片側の表面101aに原料溶
液102を供給して、薄膜状に流下させるとともに、プ
レート101の他方側の表面101bに冷媒103を供
給して薄膜状に流下させて、プレート101を冷却し
て、プレートの表面101a上に結晶を析出させて、層
状に成長させる。そして、結晶の厚さが所定の値に達し
た後、図22(b)に示したように、冷媒の供給を熱媒
104の供給に切り替えて、熱媒104をプレート10
1の表面101bに薄膜状に流下させて、プレート10
1を加熱して、結晶105を融解させてその融液を回収
することにより精製された結晶性物質を得る方法であ
る。
【0006】
【表1】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのい
ずれの晶析方法においても、操作が回分式(バッチ式)
であり、晶析、融解の工程を繰り返して所定量の製品を
得るためには、各工程において、例えば、冷媒と熱媒の
供給の切り替えなどのため、複雑な制御を行わなければ
ならず、操作、制御が煩雑となり、トラブル発生の可能
性もあり、安定した操業を行うことは容易ではなかっ
た。
【0008】さらに、操作が回分式であるため、製品を
連続して生産することができず、大量生産には不向きで
ある。しかも、所望の生産量を得るためには、かなり多
数のプレートなどを配設しなければならないなど、大規
模な設備が必要となり、製品コストの上昇にもつながっ
ている。
【0009】本発明は、このような実情に鑑み、原料供
給から製品製造までの工程が簡略化され、最終製品であ
る結晶性物質を連続的にしかも大量に生産できるととも
に、得られる結晶性物質の品質を一定に保つことがで
き、運転費、設備費、メンテナンス費などのコストの低
減が図れる連続晶析方法およびそのための連続晶析装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために生み
出されたものであって、本発明の連続晶析方法は、回転
ドラム本体に晶析ゾーンと融解ゾーンとを設け、晶析ゾ
ーンにおいて、回転ドラム本体の壁面上部に原料溶液を
供給して、原料溶液を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
せ、回転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上
部に冷媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流
下させて壁面を冷却して、回転ドラム本体の壁面上を流
下する原料溶液から結晶を壁面上に析出させ、融解ゾー
ンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側と反対側の壁
面上部に熱媒を供給し、熱媒を回転ドラム本体の壁面上
を流下させて壁面を加熱して、晶析ゾーンにおいて回転
ドラム本体の壁面に析出した結晶を融解し、融解した結
晶融液を回収するとともに、回転ドラム本体を回転させ
ることにより、回転ドラム本体の晶析ゾーンと融解ゾー
ンとが順次移動するようにすることを特徴とする。
【0011】また、本発明の連続晶析装置は、回転駆動
装置によって回転し、晶析ゾーンと融解ゾーンとを有す
る回転ドラム本体と、晶析ゾーンにおいて、回転ドラム
本体の壁面上部に原料溶液を供給して、原料溶液を回転
ドラム本体の壁面上を流下させる原料溶液供給部と、回
転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上部に冷
媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流下させ
て壁面を冷却して、原料溶液供給部から流下する原料溶
液から結晶を壁面上に析出させる冷媒供給部と、融解ゾ
ーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側と反対側の
壁面上部に熱媒を供給し、熱媒を回転ドラム本体の壁面
上を流下させて壁面を加熱して、晶析ゾーンにおいて回
転ドラム本体の壁面に析出した結晶を融解する熱媒供給
部と、原料溶液供給部の下方に配設され、原料溶液供給
部から供給された原料溶液のうち未晶出の原料溶液を回
収する原料溶液回収部と、冷媒供給部の下方に配設さ
れ、冷媒供給部から供給された冷媒を回収する冷媒回収
部と、熱媒供給部の下方に配設され、熱媒供給部から供
給された熱媒を回収する熱媒回収部と、融解ゾーンにお
いて、回転ドラム本体の壁面から融解した結晶融液を回
収する結晶融液回収部とを備え、回転ドラム本体の回転
により晶析ゾーンと融解ゾーンとが順次移動するように
構成したことを特徴とする。
【0012】このような連続晶析方法および連続晶析装
置では、回転ドラム本体の回転によって、原料溶液を薄
膜状に回転ドラム本体の壁面上を流下させ、この原料溶
液供給側と反対側の壁面から冷媒を供給して原料溶液と
冷媒との伝熱を行い、回転ドラム本体の壁面に結晶を析
出、成長させる晶析ゾーン(晶析工程)と、回転ドラム
本体の結晶析出側と反対側の壁面に熱媒を供給すること
によって、晶析ゾーンで生成した結晶と熱媒との伝熱を
行い、結晶を融解して結晶融液を回収する融解ゾーン
(融解工程)とを繰り返して順次移動して連続的に行う
ようになっている。
【0013】従って、本発明における晶析、融解の基本
的な操作は、従来のプレート型晶析装置などを用いる回
分式の晶析方法と変わりはないが、本発明においては、
上記のように回転ドラム本体に晶析ゾーンと融解ゾーン
とを設け、回転ドラム本体の回転により、晶析ゾーンと
融解ゾーンとを順次移動させて精製操作を行うことにな
るので、従来法と同等の結晶性物質の分離・精製性能が
確保されるとともに、従来法に比べ、一定品質の結晶性
物質を連続的にしかも効率良く大量に生産することが可
能となる。
【0014】さらに、本発明の連続晶析方法は、回転ド
ラム本体に晶析ゾーンと融解ゾーンとを設け、晶析ゾー
ンにおいて、回転ドラム本体の壁面上部に原料溶液を供
給して、原料溶液を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
せ、回転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上
部に冷媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流
下させて壁面を冷却して、回転ドラム本体の壁面上を流
下する原料溶液から結晶を壁面上に析出させ、融解ゾー
ンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側の壁面上部に
結晶主成分の凝固点より高めの温度の結晶融液を供給
し、結晶融液を回転ドラム本体の壁面上を流下させて、
晶析ゾーンにおいて回転ドラム本体の壁面上に析出した
結晶を融解し、融解した結晶融液を回収するとともに、
回転ドラム本体を回転させることにより、回転ドラム本
体の晶析ゾーンと融解ゾーンとが順次移動するようにす
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明の連続晶析装置は、回転駆動
装置によって回転し、晶析ゾーンと融解ゾーンとを有す
る回転ドラム本体と、晶析ゾーンにおいて、回転ドラム
本体の壁面上部に原料溶液を供給して、原料溶液を回転
ドラム本体の壁面上を流下させる原料溶液供給部と、回
転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上部に冷
媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流下させ
て壁面を冷却して、原料溶液供給部から流下する原料溶
液から結晶を壁面上に析出させる冷媒供給部と、融解ゾ
ーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側の壁面上部
に結晶主成分の凝固点より高めの温度の結晶融液を供給
し、結晶融液を回転ドラム本体の壁面上を流下させて、
晶析ゾーンにおいて回転ドラム本体の壁面上に析出した
結晶を融解する結晶融液供給部と、原料溶液供給部の下
方に配設され、原料溶液供給部から供給された原料溶液
のうち未晶出の原料溶液を回収する原料溶液回収部と、
冷媒供給部の下方に配設され、冷媒供給部から供給され
た冷媒を回収する冷媒回収部と、結晶融液供給部の下方
に配設され、回転ドラム本体の壁面から融解した結晶融
液を回収する結晶融液回収部と、を備え、回転ドラム本
体の回転により晶析ゾーンと融解ゾーンとが順次移動す
るように構成したことを特徴とする。
【0016】このような連続晶析方法および連続晶析装
置では、回転ドラム本体の回転によって、原料溶液を薄
膜状に回転ドラム本体の壁面上を流下させ、この原料溶
液供給側と反対側の壁面から冷媒を供給して原料溶液と
冷媒との伝熱を行い、回転ドラム本体の壁面に結晶を析
出、成長させる晶析ゾーン(晶析工程)と、回転ドラム
本体の結晶析出側の壁面上部に結晶主成分の凝固点より
高めの温度の結晶融液を供給することによって、晶析ゾ
ーンで生成した結晶と結晶融液との伝熱を行い、生成し
た結晶を融解して結晶融液を回収する融解ゾーン(融解
工程)とを繰り返して順次移動して連続的に行うように
なっている。
【0017】この場合、融解ゾーンにおいて、結晶主成
分の凝固点よりやや高い温度の結晶融液を回転ドラム本
体の結晶が成長した壁面上を流下させて、結晶を結晶融
液で直接融解することになるので、結晶の融解処理を迅
速に行うことができる。
【0018】従って、従来の回分式の晶析方法と同等の
結晶性物質の分離・生成性能が確保されるとともに、従
来に比べ、一定品質の結晶性物質を連続的にしかも効率
よく大量に生産することが可能となる。
【0019】また、この場合、回転ドラム本体に設けら
れた融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側
と反対側の壁面上部に熱媒を供給し、熱媒を回転ドラム
本体の壁面上を流下させて壁面を加熱して、回転ドラム
本体の壁面に析出した結晶を融解するようにしてもよ
い。
【0020】このようにすれば、結晶融液と結晶との伝
熱、ならびに結晶と熱媒との伝熱によって、結晶の融解
処理をさらに迅速に行うことができる。さらに、本発明
の連続晶析装置では、回転ドラム本体の壁面に、流体の
流下方向に並行して延び所定間隔に配置された複数のフ
ィン部材が形成されていてもよい。
【0021】表面張力または粘度が大きい流体(原料溶
液、冷媒、熱媒、または結晶融液)の場合には、回転ド
ラム本体の壁面に供給して流下させても薄膜状になりに
くいので、上記のようにフィン部材で回転ドラム本体の
壁面を区画することによって、これら流体を均一な薄膜
状にして、回転ドラム本体に設けられたフィン部材の間
の壁面上を真っ直ぐ下方に流下させることができる。ま
た、フィン部材の設置により伝熱面積を増加させ、さら
に、壁面の厚み方向の熱伝導を促進することができるの
で、晶析、融解工程の効率を向上させることができる。
また、冷媒供給ゾーンと熱媒供給ゾーン、原料溶液供給
ゾーンと結晶融液供給ゾーンの境目において、各流体が
混じるのをこれらのフィン部材によって効果的に防止す
ることができる。
【0022】また、本発明の連続晶析装置では、回転ド
ラム本体の壁面は、平滑面でなく、その周方向に凹凸が
形成された壁面としてもよい。この場合には、表面張力
または粘度が大きい流体(原料溶液、冷媒、熱媒、また
は結晶融液)の場合にこれらを薄膜状に回転ドラム本体
の壁面上を流下させることができるとともに、伝熱面積
を増加させることができるので、晶析、融解工程の効率
を向上させることができる。
【0023】さらに、本発明の連続晶析装置では、回転
ドラム本体が、その回転軸を鉛直方向に有するものであ
り、回転ドラム本体の半径方向に所定間隔で同心状に配
設された複数の回転ドラム本体から構成してもよい。
【0024】この場合には、冷媒、熱媒等を、隣接する
ドラムに共通に用いることが可能となるので、装置のコ
ンパクト化が図れるとともに、その容積効率が向上す
る。本発明の連続晶析方法および連続晶析装置において
は、回転ドラム本体を常に一定の速度で連続的に回転さ
せる運転方式に限らず、所定の時間、回転ドラム本体の
回転を停止させて、晶析と融解工程を行った後、回転さ
せて、晶析工程を融解工程に、融解工程を晶析工程に切
り替えるような、間欠的に回転させる半連続的運転方式
を採用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明の連続晶析方法を実施するための連続晶析装置の第
1の実施例の概略斜視図、図2は、図1の連続晶析装置
を模式的に示す概略縦断面図、図3は、図1の連続晶析
装置の概略平面図である。
【0026】図1および図2において、本発明の連続晶
析装置1は、円筒状の回転ドラム本体2からなる回転ド
ラム3を備えており、この回転ドラム3は、回転ドラム
本体2の内壁4に上下に配設された固定部材6,7を介
して、回転ドラムの軸芯部に位置する回転軸8に固着さ
れている。そして、図2に示したように、回転軸8の下
端8aは、架台(図示せず)にベアリングなどで回転可
能に軸支され、回転軸8の上端は、架台に固定されたモ
ータなどの回転駆動装置9の駆動軸に連結されている。
これにより、回転駆動装置9によって回転ドラム3の回
転軸8を回転させることによって、回転ドラム本体2が
回転軸8を中心として回転できるように構成されてい
る。なお、回転駆動装置9は、図示しない制御装置によ
って、回転ドラム本体2の回転数が所定の回転数、例え
ば、0.1〜5 r.p.mになるように制御されている。
【0027】また、回転ドラム本体2は、図3に示した
ように、一方の側に晶析ゾーンAを、その反対側に、融
解ゾーンBを有している。そして、融解ゾーンBの下流
側端部B2と晶析ゾーンAの上流側端部A1との間に、
熱媒と冷媒のいずれも関与しない非伝熱領域Gが、ま
た、晶析ゾーンAの下流側端部A2と融解ゾーンBの上
流側端部B1との間にも同様に非伝熱領域Hが形成され
ている。
【0028】なお、回転ドラム本体2の材質は特に限定
されるものではなく、金属、ガラスであってもよい。伝
熱効率が良く、厚さを薄くすることができ、面強度も保
持できる点から、金属、特に、SUS304などのステ
ンレス鋼などが好ましく、その厚さは、熱伝導性を考慮
すれば、0.2〜2mmとするのが好ましく、さらに
0.6〜1.2mmとするのがより好ましい。また、回
転ドラム本体の大きさ、直径と軸方向の長さ、特に直径
は、製品の生産量によって設定されるものであり、特に
限定されるものではない。
【0029】図1に示すように、回転ドラム本体2の外
壁面5の上方部分外周に沿って円環状に配設された原料
溶液供給パイプ10から構成される原料溶液供給部11
が設けられている。この原料溶液供給パイプ10の晶析
ゾーンA側の下部には、図4に示したように、略半円弧
状のスリット10bが形成されており、これがディスト
リビューターとして機能するようになっている。一方、
原料溶液供給パイプ10の融解ゾーンB側には、原料溶
液を供給する必要がないのでスリットを設けていない。
すなわち、図示しない原料タンクから送出された原料溶
液Cが原料導入管10aを介して、原料溶液供給パイプ
10に入り、このスリット10bを介して、回転ドラム
本体2の外壁面5のうち、晶析ゾーンA側の外壁面5a
に原料溶液Cが供給され、外壁面5a上を薄膜状に流下
するようになっている。
【0030】なお、原料溶液供給パイプ10に形成され
るスリットは、図4に示すようなリード部10cを有す
る形式以外に、図5に示すように、リード部のない形式
のものでもよい。また、このようなスリット型以外に、
パイプの下部に多孔を有する多孔型パイプを原料溶液供
給パイプとして用いることができる。
【0031】なお、図1では、原料溶液供給パイプ10
を、回転ドラム本体2の外壁面5の上方部分外周に沿っ
て円環状に配設したが、図2および図3に示すように、
晶析ゾーンA側に半円環状に配設することも可能であ
る。
【0032】また、原料溶液Cとしては、晶析により分
離・精製される物質であれば特に制限されない。その中
でも工業的に比較的大量生産され、しかも蒸留法などで
は分離しにくい物質を対象とすることが製品コスト面か
ら適している。例えば、表1に示したように、p−キシ
レンとm−キシレン、o−キシレン、p−ジクロルベン
ゼンとm−ジクロルベンゼン、o−ジクロルベンゼン、
アクリル酸とプロピオン酸等のように、異性体ないし不
純物の沸点が主成分の沸点に非常に接近しているため、
不純物の除去方法として通常用いられる蒸留法ではこれ
らの異性体ないし不純物を除去するのは困難な物質を対
象とすることができる。
【0033】原料溶液Cの濃度としては、原理的には制
限されないが、高純度物質を得ることを目的とする場合
には、経済性の面から、90%以上の原料溶液が好まし
い。また、原料溶液Cの供給量としては、原料溶液が回
転ドラム本体の壁面上を薄膜状に流下する範囲であれば
特に制限されず、安定した膜厚の流れを考慮すれば、原
料溶液が流下する壁面幅1m当たり、0.1トン/hr
以上であり、好ましくは0.25トン/hr以上とする
のが望ましい。供給量は、多いほど伝熱係数が向上して
処理速度が上がるので、多い方が好ましいが、ポンプ動
力コストを考慮すると、5トン/hr以下が望ましい。
【0034】原料溶液Cの供給温度としては、結晶主成
分の凝固点より高めの温度であり、円滑な操作性および
晶析効率を考慮すれば、凝固点より5℃以内の高い温
度、好ましくは、凝固点より2℃以内の高い温度とする
のが望ましい。
【0035】また、晶析ゾーンA側において、図1に示
すように、回転ドラム本体2の原料溶液供給側と反対側
の壁面、すなわち、回転ドラム本体2の内壁面4aの上
方部分内周に沿って半円環状に配設された冷媒供給パイ
プ12から構成される冷媒供給部13が設けられてい
る。この冷媒供給パイプ12の晶析ゾーンA側の下部に
は、図4に示したように、リード部10cを有する略半
円弧状のスリット10bと同様な構造の、リード部12
cを有するスリット12bが形成されており、これがデ
ィストリビューターとして機能するようになっている。
すなわち、冷媒タンクから送出された冷媒Dが冷媒導入
管12aを介して、冷媒供給パイプ12に入り、このス
リット12bを介して、回転ドラム本体2の内壁面4の
うち、晶析ゾーンA側の内壁面4aに冷媒Dが供給さ
れ、内壁面4a上を薄膜状に流下するようになってい
る。
【0036】これにより、晶析ゾーンAにおいて、回転
ドラム本体2の内壁面4a上を薄膜状に流下する冷媒D
によって、回転ドラム本体2の壁面が冷却され、原料溶
液と冷媒との伝熱をが行われ、回転ドラム本体2の外壁
面5aに結晶Iが膜状に析出、成長する。
【0037】なお、図4に示したようなスリット12b
に代えて、図5に示すように、リード部のないスリット
を用いてもよく、また、このようなスリット型以外にパ
イプの下部に多孔を有する多孔型パイプを冷媒供給パイ
プとして用いてもよい。
【0038】冷媒Dの供給量としては、冷媒が回転ドラ
ム本体の壁面上を薄膜状に流下する範囲であれば特に制
限されないが、晶析効率の面から、好ましくは、冷媒が
流下する壁面幅1m当たり0.4トン/hr以上であ
り、ポンプ動力に要するコストを考慮すれば、5トン/
hr以下が望ましい。
【0039】冷媒Dの供給温度としては、結晶主成分の
凝固点より低い温度であれば特に制限されないが、原料
供給管内の固化防止および晶析効率を考慮すれば、凝固
点より20℃以内の低い温度、好ましくは、凝固点より
15℃以内の低い温度とするのが望ましい。
【0040】一方、融解ゾーンB側において、図1に示
したように、回転ドラム本体2の結晶析出側と反対側の
壁面、すなわち、回転ドラム本体2の内壁面4bの上方
部分内周に沿って半円環状に配設された熱媒供給パイプ
14から構成される熱媒供給部15が設けられている。
この熱媒供給パイプ14の融解ゾーンB側の下部には、
図6に示したように、図4の略半円弧状のスリット10
bと同様な構造のスリット14bが形成されており、こ
れがディストリビューターとして機能するようになって
いる。すなわち、熱媒タンクから送出された熱媒Eが熱
媒導入管14aを介して、熱媒供給パイプ14に入り、
このスリット14bを介して、回転ドラム本体2の内壁
面4のうち、融解ゾーンB側の内壁面4bに熱媒Eが供
給され、内壁面4b上を薄膜状に流下するようになって
いる。
【0041】なお、図6に示したスリット14bに代え
て、図5に示すようなリード部のないスリットを用いて
もよく、また、パイプの下部に多孔を有する多孔型パイ
プを熱媒供給パイプとして使用することもできる。
【0042】晶析ゾーンAにおいて回転ドラム本体2の
外壁面5aに析出、生成した結晶Iが、回転ドラム本体
2が矢印方向に回転されることにより、融解ゾーンBま
で移動すると、融解ゾーンBにおいて、回転ドラム本体
2の結晶析出側と反対側である内壁面4b上を薄膜状に
流下する熱媒Eによって、回転ドラム本体2の壁面が加
熱され、結晶と熱媒との伝熱が行われるので、結晶が融
解され、結晶融液Fとして回収されるようになってい
る。
【0043】熱媒Eの供給量としては、熱媒が回転ドラ
ム本体の壁面上を薄膜状に流下する範囲であれば特に制
限されないが、融解効率の面から、好ましくは、熱媒が
流下する壁面幅1m当たり0.4トン/hr以上であ
り、ポンプ動力に要するコストを考慮すれば、5トン/
hr以下が望ましい。
【0044】熱媒Eの供給温度としては、結晶主成分の
凝固点より高い温度であれば特に制限されないが、融解
効率を考慮すれば、凝固点より10℃以上高い温度、好
ましくは、凝固点より20〜50℃高い温度とするのが
望ましい。
【0045】なお、これらの冷媒Dと熱媒Eとは、別々
の媒体であっても良く、また同じ媒体を加熱、冷却する
ことによって併用することも可能である。これらの媒体
としては、凝固点が比較的低い物質を精製する場合は、
例えば、低級アルコール水溶液などが使用可能である
が、特に限定されるものではない。
【0046】回転ドラム本体2の下端16は、図1およ
び図2に示したように、断面二股状に分岐した内側スカ
ート部17と外側スカート部18が形成されており、こ
れらのスカート部17,18はぞれぞれ、円環状の受け
皿部材20の隔壁21で仕切られた内側画室22と外側
画室23に位置するように配置されている。なお、この
受け皿部材20は、図示しない架台に固定されている。
【0047】また、図3に示したように、内側画室22
には、冷媒供給部13から供給された冷媒Dと、熱媒供
給部15から供給された熱媒Eとが、回転ドラム本体2
の内壁4a、4b上をそれぞれ流下した後、受け皿部材
20の内側画室22に混入しないで分別回収できるよう
に、晶析ゾーンAと融解ゾーンBとの間の境界部分に、
すなわち、晶析ゾーンAの上流側端部A1の位置に隔壁
24が、融解ゾーンBの上流側端部B1の位置に隔壁2
5が設けられている。なお、これらの隔壁24,25に
は、図7に示したように、それぞれ回転ドラム本体2の
回転に伴い、その内側スカート部17が隔壁に衝突する
ことなく摺動できるように、摺動部分24a,25aが
設けられている。
【0048】また、隔壁24、25として、図8に示す
ように、回転ドラム本体2の内側スカート部17が衝突
しないような高さのものを用いてもよい。このように、
受け皿部材20の内側画室22の隔壁24,25で区画
された晶析ゾーンA側の部分が、冷媒供給部13から供
給された冷媒Dを回収する冷媒回収部26を構成してお
り、図2に示したように、内側画室22の底壁22aに
形成された冷媒回収ライン30を介して冷媒が回収され
るようになっている。
【0049】同様に、受け皿部材20の内側画室22の
隔壁24,25で区画された融解ゾーンB側の部分が、
熱媒供給部15から供給された熱媒Eを回収する熱媒回
収部27を構成しており、図2に示したように、内側画
室22の底壁22bに形成された熱媒回収ライン31を
介して熱媒が回収されるようになっている。
【0050】なお、これらの冷媒回収ライン30、熱媒
回収ライン31から回収された冷媒および熱媒は、それ
ぞれ冷媒タンク、熱媒タンクに循環するようにしてもよ
い。一方、図3に示したように、外側画室23には、原
料供給部11から供給された原料溶液のうち未晶出の原
料溶液Cと、融解ゾーンBにおいて回転ドラム本体の壁
面から融解した結晶融液Fとが、回転ドラム本体2の外
壁5a、5b上をそれぞれ流下した後、受け皿部材20
の外側画室23に混入しないで分別回収できるように、
晶析ゾーンAと融解ゾーンBとの間の境界部分に、すな
わち、晶析ゾーンAの上流側端部A1の位置に隔壁28
が、融解ゾーンBの上流側端部B1の位置に隔壁29が
設けられている。なお、これらの隔壁28,29には、
図7に示したように、それぞれ回転ドラム本体2の回転
に伴い、その外側スカート部18が隔壁に衝突すること
なく摺動できるように、例えば、フッ素樹脂などにより
形成した摺動部分28a、29aが設けられている。
【0051】また、隔壁28、29として、図8に示す
ように、回転ドラム本体2の外側スカート部18が衝突
しないような高さのものを用いてもよい。このように、
受け皿部材20の外側画室23の隔壁28,29で区画
された晶析ゾーンA側の部分が、原料溶液供給部11か
ら供給された原料溶液のうち未晶出の原料溶液Cを回収
する原料溶液回収部32を構成しており、図2に示した
ように、外側画室23の底壁23aに形成された原料溶
液回収ライン33を介して原料溶液のうち未晶出の原料
溶液が回収されるようになっている。
【0052】同様に、受け皿部材20の外側画室23の
隔壁28,29で区画された融解ゾーンB側の部分が、
融解ゾーンBにおいて回転ドラム本体2の外壁面5bか
ら融解した結晶融液Fを回収する結晶融液回収部34を
構成しており、図2に示したように、外側画室23の底
壁23bに形成された結晶融液回収ライン35を介して
結晶融液が回収されるようになっている。
【0053】また、回転ドラム本体2の外壁面5a,5
bには、図3及び図9に示したように、流体を流す方向
に並行して、すなわち、回転ドラム本体2の長手方向上
下に延びるとともに、円周方向に所定間隔で複数のフィ
ン部材40(補助フィン部材41と主フィン部材42)
が設けられている。表面張力や粘度の大きい流体(原料
溶液、冷媒、熱媒、または結晶融液)の場合には、回転
ドラム本体の壁面に供給して流下させても、薄膜状にな
りにくいので、フィン部材40で回転ドラム本体の壁面
を区画することによって、これら流体を均一な薄膜状に
して回転ドラム本体に設けられたフィン部材の間の壁面
上を真っ直ぐ下方に流下させることができる。また、こ
れらフィンによって伝熱面積を増加させることができ、
壁面の厚み方向の熱伝導を促進させることができるの
で、晶析、融解工程の効率を向上することができる。
【0054】なお、この場合、フィン部材40のうち、
補助フィン部材41は、図10に示したように、回転ド
ラム本体2の外壁面5の上下方向にわたって、隔壁2
4,25,28,29の上端近くまで延設されていても
よく、また、図9に示したように、上下方向に一部分に
だけ形成してもよい。
【0055】また、フィン部材40のうち、主フィン部
材42は、晶析ゾーンA側の原料溶液のうち未晶出の原
料溶液Cと融解ゾーンBの外壁面5bから融解した結晶
融液Fとが混入しないように、いわゆる堤防のような機
能を果たすために、回転ドラム本体2の外壁面5の上下
方向にわたって、隔壁24,25,28,29の上端近
くまで延設するのが好ましい。さらに、主フィン部材4
2の間隔は、晶析ゾーンAと融解ゾーンBとの間の距離
Lと同じかそれよりも短く設定すれば、例えば、図11
に示したように、融解ゾーンBの下流側端部B2と晶析
ゾーンAの上流側端部A1との間の非伝熱領域Gにおい
て、結晶融液Fがすべて結晶融液回収部34に流下して
回収され、この主フィン部材42によって、晶析ゾーン
Aの上流側端部A1とは隔離されていることになるの
で、原料溶液Cと結晶融液Fとが混入するのを確実に防
止できる。
【0056】また、このフィン部材40と同様なフィン
部材50(補助フィン部材51と主フィン部材52)
が、図3及び図11に示したように、回転ドラム本体2
の内壁面4a,4bに形成されており、これによって、
冷媒Dと熱媒Eとを均一な薄膜状にして、回転ドラム本
体に設けられたフィン部材の間の壁面上を真っ直ぐ下方
に流下させ、伝熱面積を増加させて晶析、融解工程の効
率を向上することができるとともに、冷媒Dと熱媒Eと
が混入するのを確実に防止できるようになっている。
【0057】このように構成される連続晶析装置を用い
た連続晶析方法では、図1〜図3に示したように、回転
駆動装置9によって、所定回転数で回転する回転ドラム
本体2に晶析ゾーンと融解ゾーンとを設け、晶析ゾーン
Aにおいて、回転ドラム本体の外壁面5aの上部に原料
溶液Cを供給して、原料溶液を回転ドラム本体の外壁面
5a上を薄膜状に流下させる。
【0058】一方、回転ドラム本体2の原料溶液供給側
と反対側の壁面すなわち、回転ドラム本体2の内壁面4
a上部に冷媒Dを供給し、内壁面4a上を薄膜状に流下
させて壁面を冷却して、回転ドラム本体の外壁面5a上
を流下する原料溶液Cから結晶を壁面上に析出させる。
【0059】つづいて、回転ドラム本体2が矢印方向に
回転することにより、回転ドラム本体の外壁面5aに析
出した結晶が融解ゾーンBまで移動すると(晶析ゾーン
での外壁面5aは融解ゾーンでは外壁面5bとなる)、
融解ゾーンBにおいて、回転ドラム本体2の結晶析出側
と反対側の壁面、すなわち、回転ドラム本体2の内壁面
4b上部に熱媒Eを供給し、熱媒を回転ドラム本体の内
壁面4bを流下させて壁面を加熱して、回転ドラム本体
の外壁面5bに晶析した結晶を融解する。
【0060】そして、結晶融液回収部34において、回
転ドラム本体2の外壁面5bから融解した結晶融液Fが
高純度製品として回収される。なお、この際、原料供給
部11から供給された原料溶液のうち未晶出の原料溶液
Cは原料溶液回収部32から、冷媒供給部13から供給
された冷媒Dは冷媒回収部26から、熱媒供給部15か
ら供給された熱媒Eは熱媒回収部27からぞれぞれ分別
回収される。
【0061】つづいて、融解ゾーンBで融解操作を終了
した回転ドラム本体の壁面は、回転ドラム本体2が矢印
方向に回転することにより、再び晶析ゾーンAに移動し
て晶析操作が行われ、以後同様にして、融解ゾーン、晶
析ゾーンへ順次移動して、上記操作が繰り返し行われ
る。
【0062】このような連続晶析方法および連続晶析装
置では、回転ドラム本体に晶析ゾーンと融解ゾーンとを
設け、すなわち、原料溶液を薄膜状に回転ドラム本体の
壁面上を流下させ、この原料溶液供給側と反対側の壁面
から冷媒を供給して原料溶液と冷媒との伝熱を行い、回
転ドラム本体の壁面に結晶を析出、成長させる晶析ゾー
ン(晶析工程)と、回転ドラム本体の結晶析出側と反対
側の壁面に熱媒を供給することによって、晶析ゾーンで
生成した結晶と熱媒との伝熱を行い、結晶を融解して結
晶融液を回収する融解ゾーン(融解工程)を設け、回転
ドラム本体を回転させることにより、この晶析ゾーンと
融解ゾーンとを繰り返して順次移動して連続的に行うよ
うになっている。
【0063】なお、上記実施例では、回転ドラム本体を
一定の速度で連続的に回転させる運転方式について示し
たが、本発明に係る連続晶析方法および連続晶析装置に
おいては、回転ドラム本体の回転速度を複数段階に連続
的に切り替える運転方式や、回転ドラム本体の回転を間
欠的に行う半連続的運転方式を採用することができる。
【0064】また、回転ドラム本体における晶析ゾーン
と融解ゾーンの数は、1組に限らず、複数組設けるよう
にしてもよい。また、上記実施例では、図3に示すよう
に、回転ドラム本体2の外壁面5a,5bおよび内壁面
4a,4bに、フィン部材40(41,42),50
(51,52)をそれぞれ設けたが、このようなフィン
部材40(41,42),50(51,52)を設けな
いことも勿論可能である。この場合には、冷媒と熱媒、
原料溶液と結晶融液とがそれぞれ混入しないように、回
転ドラム本体の回転速度を比較的低く選定したり、非伝
熱領域G,Hの幅を適宜設定すればよい。また、上記の
ように、回転ドラム本体の回転を間欠的に行うようにし
てもよい。例えば、回転ドラム本体2を回転駆動する回
転駆動装置9を、ステップ回転駆動、すなわち、ある一
定時間(例えば30分間)回転を停止させ、晶析ゾーン
Aにおいて晶析操作が、融解ゾーンBにおいて融解操作
が終了した後、短い時間で180°回転することによ
り、晶析ゾーンAにおいて析出した結晶を移動させて融
解ゾーンBにおいて融解回収するとともに、融解ゾーン
Bにおいて融解操作が終了した部位を移動させて晶析ゾ
ーンAにおいて結晶を析出する操作を繰り返すことによ
って、冷媒と熱媒、原料溶液と結晶融液との混入を防止
することが可能である。なお、ステップ回転角度として
は、180°ステップ回転が好ましいが、特にこれに限
定されるものではないことは勿論である。
【0065】また、上記実施例においては、回転ドラム
本体2の内壁面4a,4bに、それぞれ冷媒Dと熱媒E
を、回転ドラム本体2の外壁面5aに原料溶液を供給す
るようにしたが、この逆、すなわち、回転ドラム本体2
の外壁面5a,5bに、それぞれ冷媒Dと熱媒Eを、回
転ドラム本体2の内壁面4aに原料溶液を供給すること
も可能である。
【0066】さらに、上記実施例においては、回転ドラ
ム本体2の形状として、円筒形状としたが、図12に示
したように、その壁面2を、その周方向に波形状の凹凸
が形成された壁面として伝熱面積を上昇させることも可
能であり、また、図13に示したように、凹凸とともに
フィン部40’,50’を形成することも可能である。
【0067】また、回転ドラム本体2の形状は、円筒形
状以外に、多角形筒状、楕円形筒状とすることも可能で
あり、特に限定されるものではない。さらに、上記実施
例においては、回転ドラム本体2の下端16に、断面二
股状に分岐した内側スカート部17と外側スカート部1
8を設けたが、図14に示したように、回転ドラム本体
2の下端16を直胴状に形成して、その下端に摺動パッ
キン16aを設けて、受け皿部材20の底壁20a上を
液漏れが生じないように回転ドラム本体2を摺動させる
ことにより、内側画室22と外側画室23を区画するこ
とも可能である。なお、この場合には、隔壁24,2
5,28,29のうち、回転ドラム本体2に接する部分
(回転ドラム本体2の下端16に接する部分)は、全て
液漏れが生じないような摺動部分24b、25b、28
b、29bを設けておく。例えば、フッ素樹脂などによ
り形成した摺動部分24b、25b、28b、29bが
設けられているとともに、回転ドラム本体2の下端16
にも同様な摺動部分16aが設けられる。
【0068】また、図15に示したように、受け皿部材
20の隔壁21の上端部にパッキン収容凹部を設けて、
O−リング等のパッキング16bを嵌着するとともに、
回転ドラム本体2の下端16を断面コの字形状に形成し
て、このパッキング16b上を摺動するように摺動部を
構成することによって、回転ドラム本体2が受け皿部材
20の隔壁21上を摺動できるようにしてもよい。これ
によって、回転ドラム本体2の内壁面4および外壁面5
をそれぞれ流下した後の流体を混入させることなく、各
流体を内側画室22と外側画室23にそれぞれ回収する
ことができる。
【0069】この場合には、隔壁24、25、28、2
9は、回転ドラム本体2に接するような高さにすること
も可能ではあるが、図15に示したように、摺動パッキ
ング16bの位置よりも低めの高さに設けるようにすれ
ば、運転時、メンテナンス時の操作が容易となる。
【0070】なお、これらのことは、下記の実施例にお
いても同様である。図16は、本発明の連続晶析方法を
実施するための連続晶析装置の第2の実施例の図1と同
様な概略斜視図である。
【0071】この実施例の連続晶析装置は、基本的には
図1の第1の実施例の連続晶析装置と同様な構成であ
り、同じ構成部材には、同一の参照番号を付している。
この実施例の連続晶析装置1では、上記実施例とは相違
して、原料溶液供給部11を構成する原料溶液供給パイ
プ10を、回転ドラム本体2の外壁面5の上方部分外周
に沿って晶析ゾーンA側に半円環状に配設している。
【0072】また、回転ドラム本体2の外壁面5の上方
部分外周に沿って、融解ゾーンB側に半円環状に、結晶
融液供給部60が配設されており、例えば、結晶融液回
収部34において回収された結晶融液Fを、結晶主成分
の凝固点より高い温度、好ましくは、凝固点より2〜1
0℃高い温度に昇温して、結晶融液供給部60の結晶融
液導入管61を介して、結晶融液供給パイプ62から、
結晶融液供給パイプ62の下部に形成されたスリットや
多孔等(図示せず)を介して、回転ドラム本体2の融解
ゾーンB側の外壁面5bに結晶融液Fが供給され、外壁
面5b上を流下するようになっている。
【0073】これにより、晶析ゾーンAで晶析した結晶
を、融解ゾーンBにおいて、結晶主成分の凝固点より高
い温度の結晶融液を回転ドラム本体の結晶が成長した壁
面上を流下させて、結晶を融解して回収するので、結晶
の融解処理を迅速に行うことができる。
【0074】従って、この実施例の場合には、図1の実
施例の熱媒供給部15を省略している。しかしながら、
熱媒供給部15を省略しないことも可能である。この場
合には、結晶融液と結晶との伝熱、ならびに結晶と熱媒
との伝熱によって、結晶の融解処理をさらに迅速に行う
ことができる。
【0075】図17は、本発明の連続晶析方法を実施す
るための連続晶析装置の第3の実施例の概略平面図であ
る。この実施例では、回転ドラム本体2が、半径方向に
所定間隔にて同心状に配設された複数の回転ドラム本体
から構成されている。
【0076】すなわち、この実施例では、半径方向に所
定間隔で同心状に配設された三つの回転ドラム本体2、
すなわち、軸芯側から第1の回転ドラム本体71と、第
2の回転ドラム本体72と、第3の回転ドラム本体73
とから構成されている。なお、これらの回転ドラム本体
71〜73は、回転軸8を中心として一体的に回転する
ようになっている。
【0077】そして、晶析ゾーンA側には、第1の回転
ドラム本体71の内壁面74aには、第1の冷媒供給部
81が、第2の回転ドラム本体72の外壁77aと第3
の回転ドラム本体73の内壁78aとの間には、第2の
冷媒供給部82がそれぞれ設けられている。また、第1
の回転ドラム本体71の外壁面75aには、第1の原料
溶液供給部83が、第2の回転ドラム本体72の内壁面
76aには、第2の原料溶液供給部84が、第3の回転
ドラム本体73の外壁面79aには、第3の原料溶液供
給部85がそれぞれ設けられている。
【0078】一方、融解ゾーンB側には、第1の回転ド
ラム本体71の内壁面74bには、第1の熱媒供給部8
6が、第2の回転ドラム本体72の外壁77bと第3の
回転ドラム本体73の内壁78bとの間には、第2の熱
媒供給部87がそれぞれ設けられている。そして、第1
の回転ドラム本体71の外壁面75b、第2の回転ドラ
ム本体72の内壁面76b、ならびに、第3の回転ドラ
ム本体73の外壁面79bがそれぞれ、結晶融液回収部
88,89,90を構成している。
【0079】このように構成することによって、隣接す
るドラム本体、例えば、第2の回転ドラム本体72と第
3の回転ドラム本体73との間で、冷媒、熱媒を共通に
使用することができるので、装置のコンパクト化、効率
化が図れるとともに、一度に大量の結晶性物質が得ら
れ、その運転効率が向上する。
【0080】さらに、第1の回転ドラム本体71の外壁
面75aと第2の回転ドラム本体72の内壁面76aに
それぞれ設けた原料溶液供給部を一括して設けることに
より、また、第1の回転ドラム本体71の外壁面75b
と第2の回転ドラム本体72の内壁面76bにそれぞれ
設けた結晶融液回収部を一括して設けることにより、装
置のコンパクト化、効率化が図れ、結晶性物質の大量生
産性が増加する。
【0081】また、上記の実施例では、回転軸を鉛直方
向に有する回転ドラム本体を用いる縦型連続晶析装置に
ついて示したが、本発明においては、下記に説明するよ
うに、図18〜図20に示したような回転軸を略水平方
向に有する回転ドラム本体を用いる横型連続晶析装置も
使用できる。
【0082】図18は、本発明の連続晶析方法を実施す
るための連続晶析装置の第4の実施例の部分概略斜視
図、図19は、図18の連続晶析装置のA−A方向断面
図、図20は、図18の連続晶析装置の部分拡大縦断面
図である。
【0083】この実施例では、上記したように、回転軸
を略水平方向に有する回転ドラム本体を用いる横型連続
晶析装置の一例を示している。この実施例の連続晶析装
置201は、図18に示したように、円筒状の回転ドラ
ム本体202を備え、この回転ドラム本体202は、図
示しない固定部材を介して、略水平方向に配置された回
転軸203に固着されており、図19の矢印で示したよ
うに、回転軸203とともに回転するように構成されて
いる。
【0084】図18および図19に示したように、回転
ドラム本体202の外壁205には、その上下端位置に
おいてそれぞれ外側に突設するとともに、回転ドラム本
体202の軸方向に沿って前後に延設したスカート部2
06,207が形成されている。これらスカート部20
6,207の先端部はそれぞれ、二股状に分岐してスカ
ート片206a,206b、207a,207bが形成
されている。
【0085】また、回転ドラム本体202の外壁205
の前端部近傍、すなわち、スカート部206,207の
前端部近傍には、外壁205より外側に突設するととも
に、円周方向に延設した主フィン部材208が形成され
ている。なお、図示しないが、回転ドラム本体22の外
壁の後端近傍にも、この主フィン部材208と同様な主
フィン部材208が形成されている。
【0086】また、回転ドラム本体202の内壁204
には、図18〜図20に示したように、その上下端位置
においてそれぞれ内側に突設するとともに、回転ドラム
本体202の軸方向に沿って前後に延設した区画壁20
9、210が形成されている。
【0087】これらのスカート部206,207、およ
び主フィン部材208で区画された領域がそれぞれ、図
19に示したように、晶析ゾーンA(図19において左
側)および融解ゾーンB(図19において右側)を構成
している。
【0088】そして、図18および図19に示したよう
に、回転ドラム本体202の外側上方に、スカート部2
06の近傍(図19においてスカート部206を挟んで
左側)に、軸方向に延びるように配設された原料溶液供
給パイプ211から構成される原料溶液供給部212が
設けられている。また、同様に回転ドラム本体202の
外側上方に、スカート部206の近傍(図19において
スカート部206を挟んで右側)に、軸方向に延びるよ
うに配設された結晶融液供給パイプ213から構成され
る結晶融液供給部214が設けられている。
【0089】一方、回転ドラム本体202の内側には、
図18および図19に示したように、区画壁209の近
傍(図19において、区画壁209の左側)に、軸方向
に延びるように配設された冷媒供給パイプ215から構
成される冷媒供給部216が設けられている。
【0090】なお、これらの原料溶液供給部212、結
晶融液供給部214および冷媒供給部216の構造はデ
ィストリビューターとして機能するような構造のもので
あればよく、特に限定されるものではないが、例えば、
上記の実施例に示したように、図4、図5に示したよう
なスリットを形成した構造のものやその他多孔型パイプ
構造のものなどを採用することができる。
【0091】さらに、回転ドラム本体202の外側下方
には、スカート部207の近傍に軸方向に受け皿部材2
17が配置されている。この受け皿部材217は中央部
に隔壁218が設けられており、図19において左側の
画室219が、原料溶液供給部212から供給された原
料溶液のうち未晶出の原料溶液Cを回収する原料溶液回
収部220を構成している。また、図19において右側
の画室221が、結晶融液供給部214から供給された
結晶主成分の凝固点より高い温度の結晶融液と、この結
晶融液によって融解された結晶を含んだ結晶融液を回収
する結晶融液回収部222を構成している。
【0092】これらの原料溶液供給部212、結晶融液
供給部214、冷媒供給部216、原料溶液回収部22
0、および結晶融液回収部222の配置位置は、回転ド
ラム本体202の回転に伴って、これら供給部および回
収部がそれぞれ、スカート部206,207、区画壁2
09,210と接触しないように配置する必要がある。
【0093】一方、回転ドラム本体202の前端部に
は、図20に示したように、冷媒回収部230が設けら
れている。この冷媒回収部230には、円周方向に延び
内側に突設する堰部材223が設けられており、冷媒供
給部216から回転ドラム本体202の内壁204上に
供給された冷媒が、内壁204を流下して下方に溜ま
り、溢れた冷媒が堰部材223を越えて、堰部材223
の下端に付設された冷媒シュート部材224に沿って流
下して、その下方に配置された冷媒受け225に回収さ
れるようになっている。なお、この冷媒シュート部材2
24は、図20に示したように、スカート部206側、
すなわち上側にも設けられており、回転ドラム本体20
2が180°回転した際にも冷媒回収ができるように構
成されている。
【0094】なお、このように堰部材223を越えて溢
れた冷媒を回収するようにするためには、回転軸203
を水平方向よりも回転ドラム本体202の前端部が下方
に位置するように僅かに傾斜して設置しておく。また、
図示しないが、回転ドラム本体202の後端部にも、堰
部材223と同様な堰部材を設けておけば、回転ドラム
本体202の後端部から不用意に冷媒が溢れて周囲に飛
散しないようにすることができる。
【0095】このように構成される本実施例の連続晶析
装置201は、下記のように操作される。先ず、図19
に示したように、スカート部材206が上方に位置し、
原料溶液供給部212と結晶融液供給部214との間に
位置する状態において、回転駆動装置(図示せず)を停
止する。この状態で、図19において左側が、晶析ゾー
ンAであり、右側が融解ゾーンBを構成している。
【0096】すなわち、晶析ゾーンAにおいて、原料溶
液供給部212から回転ドラム本体の外壁面205aの
上部に原料溶液Cを供給して、原料溶液を回転ドラム本
体の外壁面205a上を薄膜状に流下させる。
【0097】一方、回転ドラム本体202の原料溶液供
給側と反対側の壁面すなわち、回転ドラム本体202の
内壁面204a上部に、冷媒供給部216を介して冷媒
Dを供給し、内壁面204a上を薄膜状に流下させて壁
面を冷却して、回転ドラム本体202の外壁面205a
上を流下する原料溶液Cから結晶を壁面上に析出Iさせ
る。
【0098】この状態で、原料溶液供給部212から供
給された原料溶液のうち未晶出の原料溶液Cは、回転ド
ラム本体202の外壁面205a上を流下して、下方に
位置するスカート部材207のスカート片207bに沿
って流下して、受け皿部材217の左側の画室219で
構成される原料溶液回収部220に溜まり、図示しない
原料溶液抜き出しラインにより回収される。
【0099】また、冷媒供給部216を介して供給され
た冷媒Dは、回転ドラム本体202の内壁面204a上
を流下した後、区画壁210の近傍に溜まるが、回転ド
ラム本体202の前端部の方が僅かに下方に位置するよ
うに配置されているので、図20に示したように、溢れ
た冷媒が堰部材223を越えて、堰部材223の下端に
付設された冷媒シュート部材224に沿って流下して、
その下方に配置された冷媒受け225に回収される。
【0100】一方、融解ゾーンBでは、回転ドラム本体
202の結晶析出側の壁面、すなわち、回転ドラム本体
202の外壁面205b上部に配置された結晶融液供給
部214から、結晶主成分の凝固点より高い温度に昇温
された結晶融液Fが、回転ドラム本体202の融解ゾー
ンB側の外壁面205bに結晶融液Fが供給される。こ
れにより、外壁面205b上に析出した結晶Iを融解し
て下方に流下させて、受け皿部材217の右側の画室2
21で構成される結晶融液回収部222に溜まり、結晶
融液抜き出しライン(図示せず)により回収される。
【0101】すなわち、これによって、晶析ゾーンAで
晶析した結晶を、融解ゾーンBにおいて、結晶主成分の
凝固点より高い温度の結晶融液を回転ドラム本体の結晶
が成長した壁面上を直接流下させて、結晶を融解して回
収するので、結晶の融解処理を迅速に行うことができる
ようになっている。
【0102】一定時間この状態で、晶析ゾーンAにおい
て結晶を析出させるとともに、融解ゾーンBにおいて結
晶の融解、回収を行った後、原料溶液供給部212から
の原料溶液の供給、冷媒供給部216からの冷媒の供
給、ならびに融解ゾーンBにおいて結晶融液供給部21
4からの結晶融液の供給を停止する。
【0103】その後、回転ドラム本体202を矢印方向
に180°回転することにより、融解ゾーンBで融解操
作を終了した回転ドラム本体202の壁面は、再び晶析
ゾーンAに移動して晶析操作が行われるとともに、晶析
ゾーンAで結晶が析出した回転ドラム本体202の壁面
は、再び融解ゾーンBに移動して融解、回収操作が行わ
れる。以後、同様にして、融解ゾーン、晶析ゾーンへ順
次移動して、上記操作が繰り返し行われる。
【0104】なお、この実施例においても、上記した実
施例と同様に、内壁面および外壁面に、図9、図10と
同様に、流体を流す方向に並行して、すなわち、回転ド
ラム本体202の円周方向上下に延びるとともに、長手
方向に所定間隔で複数のフィン部材を設けてもよく、ま
た、図12〜図13のように、壁面を凹凸状に形成して
もよい。
【0105】また、本実施例では、図1の実施例とは相
違して熱媒供給部を設けていないが、冷媒との混入が生
じないようにして、回転ドラム本体202の内壁に冷媒
供給側とは反対側の内壁面(すなわち、図19において
右側の内壁面204b)に熱媒を供給する熱媒供給部を
設けることも勿論可能である。
【0106】
【実施例】
【0107】
【実施例1】図1に示した実施例の連続晶析装置と図2
2に示した従来のプレート型晶析装置について、p−キ
シレン 99%、m−キシレン 1%(不純物)を含む
キシレン溶液を用いて精製性能の比較テストを実施し
た。その結果を図21に示した。
【0108】なお、図1に示した実施例の連続晶析装置
では、連続投入用原料として、p−キシレン 99%、
m−キシレン 1%(合計5l)を用い、原料循環量
3.2〜3l/min、冷媒温度−10℃、結晶融液温
度30℃、回転数0.135rpmで実施した。
【0109】ここでは、精製性能を表す指標として、分
配係数k’を便宜的に下記の式のように定義して用いて
いる。k’=(母液中の不純物濃度)/(結晶中の不純
物濃度)図21では、結晶の精製度が高いほど分母(結
晶中の不純物濃度)が小さくなるので、図21のグラフ
の縦軸で示されるk’の値は大きくなる。図21から明
らかなように、本発明の晶析装置を用いた晶析方法によ
れば、従来のプレート型晶析装置を用いた晶析方法と比
較しても、同等ないしそれ以上の精製性能が得られるこ
とがわかる。 (試算例)図17に示した三つの回転ドラム本体からな
る本発明の回転ドラム型連続晶析装置と図22に示した
従来のプレート型晶析装置を用いて、製品の年間生産量
を1万トン、5万トンとした装置規模について試算した
結果を次に示す。前提条件 (1)回転ドラム型連続晶析装置(本発明) 結晶厚み: 7mm 外側回転ドラム周速度: 11cm/分 回転ドラム寸法: 外側ドラム直径2m、中間ドラム直
径1.4m、 内側ドラム直径0.8m (2)プレート型晶析装置 結晶厚み: 7mm 1バッチ当たりの所要時間: 約60分(晶析工程40分、
融解工程20分) プレート寸法: 幅1.5m、長さ1.5m所要プレート枚数およびドラム基数の試算結果 回転ドラム型連続晶析装置(本発明): 10基/(1万トン/年);50基(5万トン/年) プレート型晶析装置 88枚/(1万トン/年);440枚(5万トン/年) このように、回転ドラム型連続晶析装置を用いる本発明
においては、必要ドラム基数は、プレート型晶析装置の
プレート枚数に比較して非常に少なくなるので、運転・
保守管理が容易となる。
【0110】また、回転ドラム型連続晶析装置において
は、大口径でも強度を保持しやすいので、外側ドラムの
直径を大きく設定したり、さらに同心状に複数のドラム
を設けることにより、必要ドラム基数を上記の半分以下
にすることも可能となる。
【0111】一方、プレート型晶析装置では、強度保持
の面からあまり大きなサイズのプレートを製作できない
ため、多数枚のプレートが必要であり、それに付帯され
る流体供給部材、切替え機器等も多数個となり、運転保
守管理は容易ではない。
【0112】また、プレート型晶析装置では、(1)原
料溶液と結晶融液、(2)冷媒と熱媒に対して、各々同
一のディストリビューターを使用するため、流体の切替
え時に、切替え操作直前に系内に残存する流体と切替え
直後の流体のある程度の混合は避けられず、純度の低下
(特に、原料溶液と結晶融液の混合により)が起こる。
これに対して、本発明における回転ドラム型連続晶析装
置では、各流体のディストリビューターは共用せず、そ
れぞれ別々のものを使用するので、流体の純度を良好に
保持することができる。
【0113】さらに、プレート型晶析装置では、高低の
2種類の温度の異なる流体の切替えに伴い、残存流体の
影響により温度変化が緩やかとなり、すなわち、伝熱の
ロスが発生する。このため、プレート型晶析装置では、
連続式のドラム型晶析装置と比較して熱効率が低くなる
ので、処理時間が長くならざるを得ない。
【0114】
【発明の効果】本発明の連続晶析方法および連続晶析装
置では、回転ドラム本体に晶析ゾーンと融解ゾーンとを
設け、すなわち、原料溶液を薄膜状に回転ドラム本体の
壁面上を流下させ、この原料溶液供給側と反対側の壁面
から冷媒を供給して原料溶液と冷媒との伝熱を行い、回
転ドラム本体の壁面に結晶を析出、成長させる晶析ゾー
ン(晶析工程)と、回転ドラム本体の結晶析出側と反対
側の壁面に熱媒を供給することによって、晶析ゾーンで
生成した結晶と熱媒との伝熱を行い、結晶を融解して結
晶融液を回収する融解ゾーン(融解工程)を設け、回転
ドラム本体を回転させることにより、この晶析ゾーンと
融解ゾーンとを繰り返して順次移動して連続的に行うよ
うになっている。
【0115】従って、本発明においては、従来のプレー
ト型晶析装置などを用いた回分式の晶析方法で必要とさ
れる晶析・融解操作の切替えによる複雑な制御や大規模
な設備を必要とすることなく、一定品質の結晶性物質を
連続的に安定してしかも効率良く大量に生産することが
可能となる。
【0116】また、この場合、晶析ゾーンで析出した結
晶を、融解ゾーンにおいて、結晶主成分の凝固点よりや
や高い温度の結晶融液を回転ドラム本体の結晶が成長し
た壁面上を流下させて、結晶を融解して回収するように
構成した晶析方法および晶析装置では、結晶融液で直接
融解を実施することになるので、結晶の融解処理を迅速
に行うことができる。
【0117】さらに、回転ドラム本体の壁面に、流体の
流下方向に並行に延び所定間隔で複数のフィン部材が形
成された本発明の連続晶析装置では、フィン部材で回転
ドラム本体の壁面を区画することによって、表面張力や
粘度が大きい流体(原料溶液、冷媒、熱媒、または結晶
融液)を均一な薄膜状にして回転ドラム本体の壁面上に
設けられたフィン部材の間の壁面上を真っ直ぐ下方に流
下させることができるとともに、伝熱面積を増加させる
ことができるので、晶析、融解工程の効率を向上するこ
とができる。また、これらのフィン部材によって、冷媒
供給ゾーン、熱媒供給ゾーン、原料溶液供給ゾーン、お
よび結晶融液供給ゾーンの境目において、各流体が混じ
って汚染されるのを有効に防止することができる。
【0118】また、回転ドラム本体の壁面が、その周方
向に凹凸が形成された壁面とした本発明の連続晶析装置
では、表面張力が大きい流体(原料溶液、冷媒、熱媒、
または結晶融液)の場合にこれらを薄膜状に回転ドラム
本体の壁面上を流下させることができるとともに、伝熱
面積を増加させることができるので、晶析、融解工程の
効率を向上することができる。
【0119】さらに、回転ドラム本体が、半径方向に所
定間隔で同心上に配設された複数の回転ドラム本体から
構成してなる本発明の連続晶析装置では、冷媒、熱媒等
を、隣接するドラムに共通に用いることが可能となるの
で、装置がコンパクトになるとともに、その容積効率が
向上する。
【0120】従って、本発明によれば、原料供給から製
品製造までの工程が簡略化され、最終製品である結晶性
物質を連続的にしかも大量に生産でき、しかも、得られ
る結晶性物質の品質を一定に保つことができるととも
に、運転費、設備費、メンテナンス費などのコストの低
減が図れる連続晶析方法およびそのための連続晶析装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の連続晶析方法を実施するため
の連続晶析装置の第1の実施例の概略斜視図である。
【図2】図2は、図1の連続晶析装置を模式的に示す概
略縦断面図である。
【図3】図3は、図1の連続晶析装置の概略平面図であ
る。
【図4】図4は、図1の連続晶析装置の原料溶液供給部
と冷媒供給部を示す部分拡大断面図である。
【図5】図5は、図1の連続晶析装置の原料溶液供給部
と冷媒供給部の別の実施例を示す部分拡大断面図であ
る。
【図6】図6は、図1の連続晶析装置の熱媒供給部を示
す部分拡大断面図である。
【図7】図7は、図1の連続晶析装置の回転ドラム本体
の下端部分を示す部分拡大断面図である。
【図8】図8は、図1の連続晶析装置の回転ドラム本体
の下端部分の別の実施例を示す部分拡大断面図である。
【図9】図9は、図1の連続晶析装置の回転ドラム本体
の壁面を示す部分拡大斜視図である。
【図10】図10は、図1の連続晶析装置の回転ドラム
本体の壁面の別の実施例を示す部分拡大斜視図である。
【図11】図11は、図1の連続晶析装置の回転ドラム
本体の壁面に形成したフィン部材の作用を示す部分拡大
平面図である。
【図12】図12は、本発明の連続晶析装置の回転ドラ
ム本体の壁面の別の実施例を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図13】図13は、本発明の連続晶析装置の回転ドラ
ム本体の壁面のさらに別の実施例を示す部分拡大斜視図
である。
【図14】図14は、本発明の連続晶析装置の回転ドラ
ム本体の下端部分の別の実施例を示す部分拡大断面図で
ある。
【図15】図15は、本発明の連続晶析装置の回転ドラ
ム本体の下端部分の別の実施例を示す部分拡大断面図で
ある。
【図16】図16は、本発明の連続晶析方法を実施する
ための連続晶析装置の第2の実施例の図1と同様な概略
斜視図である。
【図17】図17は、本発明の連続晶析方法を実施する
ための連続晶析装置の第3の実施例の概略平面図であ
る。
【図18】図18は、本発明の連続晶析方法を実施する
ための連続晶析装置の第4の実施例の部分概略斜視図で
ある。
【図19】図19は、図18の連続晶析装置のA−A方
向断面図である。
【図20】図20は、図18の連続晶析装置の部分拡大
縦断面図である。
【図21】図21は、本発明晶析装置を用いた晶析方法
と従来のプレート型晶析装置を用いた晶析方法との精製
性能の比較テストの結果を示すグラフである。
【図22】図22(a)は、従来のプレート型晶析装置
を用いた晶析方法の晶析工程を説明する概略断面図、図
22(b)は、従来のプレート型晶析装置を用いた晶析
方法の融解工程を説明する概略断面図である。
【符号の説明】
1、201・・・・連続晶析装置 2、202・・・・回転ドラム本体 3・・・・回転ドラム 4a,4b,204a,204b・・・・内壁面 5a,5b,205a,205b・・・・外壁面 8、203・・・・回転軸 9・・・・回転駆動装置 11、212・・・・原料溶液供給部 13、216・・・・冷媒供給部 15・・・・熱媒供給部 17・・・・内側スカート部材 18・・・・外側スカート部材 20・・・・受け皿部材 22・・・・内側区画室 23・・・・外側区画室 24,25,28,29・・・・隔壁 26、230・・・・冷媒回収部 27・・・・熱媒回収部 32、220・・・・原料溶液回収部 34、222・・・・結晶融液回収部 40,50・・・・フィン部材 41,51・・・・補助フィン部材 42,52・・・・主フィン部材 60、214・・・・結晶融液供給部 A・・・・晶析ゾーン B・・・・融解ゾーン C・・・・原料溶液 D・・・・冷媒 E・・・・熱媒 F・・・・結晶融液 G,H・・・・非伝熱領域 I・・・・結晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 9/02 605 B01D 9/02 605 611 611A 618 618A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム本体に晶析ゾーンと融解ゾー
    ンとを設け、 晶析ゾーンにおいて、回転ドラム本体の壁面上部に原料
    溶液を供給して、原料溶液を回転ドラム本体の壁面上を
    流下させ、 回転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上部に
    冷媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
    せて壁面を冷却して、回転ドラム本体の壁面上を流下す
    る原料溶液から結晶を壁面上に析出させ、 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側と反
    対側の壁面上部に熱媒を供給し、熱媒を回転ドラム本体
    の壁面上を流下させて壁面を加熱して、晶析ゾーンにお
    いて回転ドラム本体の壁面に析出した結晶を融解し、 融解した結晶融液を回収するとともに、 回転ドラム本体を回転させることにより、回転ドラム本
    体の晶析ゾーンと融解ゾーンとが順次移動するようにす
    ることを特徴とする連続晶析方法。
  2. 【請求項2】 回転ドラム本体に晶析ゾーンと融解ゾー
    ンとを設け、 晶析ゾーンにおいて、回転ドラム本体の壁面上部に原料
    溶液を供給して、原料溶液を回転ドラム本体の壁面上を
    流下させ、 回転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上部に
    冷媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
    せて壁面を冷却して、回転ドラム本体の壁面上を流下す
    る原料溶液から結晶を壁面上に析出させ、 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側の壁
    面上部に結晶主成分の凝固点より高めの温度の結晶融液
    を供給し、結晶融液を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
    せて、晶析ゾーンにおいて回転ドラム本体の壁面上に析
    出した結晶を融解し、 融解した結晶融液を回収するとともに、 回転ドラム本体を回転させることにより、回転ドラム本
    体の晶析ゾーンと融解ゾーンとが順次移動するようにす
    ることを特徴とする連続晶析方法。
  3. 【請求項3】 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の
    結晶析出側と反対側の壁面上部に熱媒を供給し、壁面上
    を流下させて壁面を加熱して、晶析ゾーンにおいて回転
    ドラム本体の壁面に析出した結晶を融解することを特徴
    とする請求項2に記載の連続晶析方法。
  4. 【請求項4】 回転駆動装置によって回転し、晶析ゾー
    ンと融解ゾーンとを有する回転ドラム本体と、 晶析ゾーンにおいて、回転ドラム本体の壁面上部に原料
    溶液を供給して、原料溶液を回転ドラム本体の壁面上を
    流下させる原料溶液供給部と、 回転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上部に
    冷媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
    せて壁面を冷却して、原料溶液供給部から流下する原料
    溶液から結晶を壁面上に析出させる冷媒供給部と、 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側と反
    対側の壁面上部に熱媒を供給し、熱媒を回転ドラム本体
    の壁面上を流下させて壁面を加熱して、晶析ゾーンにお
    いて回転ドラム本体の壁面に析出した結晶を融解する熱
    媒供給部と、 原料溶液供給部の下方に配設され、原料溶液供給部から
    供給された原料溶液のうち未晶出の原料溶液を回収する
    原料溶液回収部と、 冷媒供給部の下方に配設され、冷媒供給部から供給され
    た冷媒を回収する冷媒回収部と、 熱媒供給部の下方に配設され、熱媒供給部から供給され
    た熱媒を回収する熱媒回収部と、 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の壁面から融解し
    た結晶融液を回収する結晶融液回収部とを備え、 回転ドラム本体の回転により晶析ゾーンと融解ゾーンと
    が順次移動するように構成したことを特徴とする連続晶
    析装置。
  5. 【請求項5】 回転ドラム本体が、その回転軸を鉛直方
    向に有するものであり、回転ドラム本体の半径方向に所
    定間隔で同心状に配設された複数の回転ドラム本体から
    構成されていることを特徴とする請求項4に記載の連続
    晶析装置。
  6. 【請求項6】 回転ドラム本体の壁面に、流体の流下方
    向に並行して延び所定間隔に配置された複数のフィン部
    材が形成されていることを特徴とする請求項4又は5の
    いずれかに記載の連続晶析装置。
  7. 【請求項7】 回転ドラム本体の壁面が、その周方向に
    凹凸が形成された壁面であることを特徴とする請求項4
    から6のいずれかに記載の連続晶析装置。
  8. 【請求項8】 回転駆動装置によって回転し、晶析ゾー
    ンと融解ゾーンとを有する回転ドラム本体と、 晶析ゾーンにおいて、回転ドラム本体の壁面上部に原料
    溶液を供給して、原料溶液を回転ドラム本体の壁面上を
    流下させる原料溶液供給部と、 回転ドラム本体の原料溶液供給側と反対側の壁面上部に
    冷媒を供給し、冷媒を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
    せて壁面を冷却して、原料溶液供給部から流下する原料
    溶液から結晶を壁面上に析出させる冷媒供給部と、 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体の結晶析出側の壁
    面上部に結晶主成分の凝固点より高めの温度の結晶融液
    を供給し、結晶融液を回転ドラム本体の壁面上を流下さ
    せて、晶析ゾーンにおいて回転ドラム本体の壁面上に析
    出した結晶を融解する結晶融液供給部と、 原料溶液供給部の下方に配設され、原料溶液供給部から
    供給された原料溶液のうち未晶出の原料溶液を回収する
    原料溶液回収部と、 冷媒供給部の下方に配設され、冷媒供給部から供給され
    た冷媒を回収する冷媒回収部と、 結晶融液供給部の下方に配設され、回転ドラム本体の壁
    面から融解した結晶融液を回収する結晶融液回収部と、
    を備え、 回転ドラム本体の回転により晶析ゾーンと融解ゾーンと
    が順次移動するように構成したことを特徴とする連続晶
    析装置。
  9. 【請求項9】 回転ドラム本体が、その回転軸を鉛直方
    向に有するものであり、回転ドラム本体の半径方向に所
    定間隔で同心状に配設された複数の回転ドラム本体から
    構成されていることを特徴とする請求項8に記載の連続
    晶析装置。
  10. 【請求項10】 融解ゾーンにおいて、回転ドラム本体
    の結晶析出側と反対側の壁面上部に熱媒を供給し、熱媒
    を回転ドラム本体の壁面上を流下させて壁面を加熱し
    て、晶析ゾーンにおいて回転ドラム本体の壁面に析出し
    た結晶を融解する熱媒供給部と、 熱媒供給部の下方に配設され、熱媒供給部から供給され
    た熱媒を回収する熱媒回収部とを備えることを特徴とす
    る請求項8又は9に記載の連続晶析装置。
  11. 【請求項11】 回転ドラム本体の壁面に、流体の流下
    方向に並行して延び、所定間隔に配置された複数のフィ
    ン部材が形成されていることを特徴とする請求項8から
    10のいずれかに記載の連続晶析装置。
  12. 【請求項12】 回転ドラム本体の壁面が、その周方向
    に凹凸が形成された壁面であることを特徴とする請求項
    8から11のいずれかに記載の連続晶析装置。
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