JPH11208491A - 動力舵取装置の油圧制御弁 - Google Patents

動力舵取装置の油圧制御弁

Info

Publication number
JPH11208491A
JPH11208491A JP1599298A JP1599298A JPH11208491A JP H11208491 A JPH11208491 A JP H11208491A JP 1599298 A JP1599298 A JP 1599298A JP 1599298 A JP1599298 A JP 1599298A JP H11208491 A JPH11208491 A JP H11208491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
elastic member
shaft
engagement
hydraulic control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1599298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3755980B2 (ja
Inventor
Masahiko Hirose
雅彦 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP01599298A priority Critical patent/JP3755980B2/ja
Publication of JPH11208491A publication Critical patent/JPH11208491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755980B2 publication Critical patent/JP3755980B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】動力舵取装置の油圧制御弁において、ステアリ
ングホイールを操作したときに、バルブスリーブががた
つき振動を生ずる。また摩擦によって操舵補助力にヒス
テリシスを発生する。 【解決手段】出力軸に打ち込んだ係合ピン56を、バル
ブスリーブ44の係合溝55に嵌め入れる。係合溝55
は溝底3側にいくにしたがって幅wが狭くなる。バルブ
スリーブ44の外周面に設けた環状凹溝4に嵌め入れた
サークリップ5によって係合ピン56を係合溝55の溝
底3側へ付勢する。サークリップ5は環状凹溝4の溝幅
方向Xに起伏する山部と谷部を有する。サークリップ5
は環状凹溝4内でがたつくことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵補助力の発生
源として油圧アクチュエータを用いた油圧式の動力舵取
装置において、該油圧アクチュエータへの送給油圧を舵
輪操作に応じて制御する油圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】舵取りの
ための舵輪(ステアリングホイール)の操作を舵取り機
構中に配した油圧アクチュエータの力により補助する油
圧式の動力舵取装置は、上記油圧アクチュエータとこれ
の動作油圧を発生する油圧ポンプとの間に油圧制御弁を
配し、舵輪操作に応じた油圧制御弁の動作により、上記
油圧アクチュエータへの送給油圧を制御して、舵輪に加
わる操舵トルクの方向および大きさに応じた操舵補助力
を得るものである。
【0003】一般に、油圧制御弁では、トーションバー
を介して入力軸および出力軸を互いに連結しており、出
力軸に係合したバルブスリーブを入力軸の端部に一体的
に形成したバルブロータに外嵌している。バルブスリー
ブと出力軸との係合は、出力軸に設けられた係合ピンを
バルブスリーブの一側端面から軸長方向に延設された係
合溝に嵌め入れることにより、両者を回転方向に関して
一体としている。また、バルブスリーブの外周面に周方
向に形成された凹溝にサークリップを嵌め入れ、このサ
ークリップによって、係合ピンが係合溝から抜け出すこ
とを防止している。
【0004】ところが、係合ピンが係合溝内で入出力軸
の回転方向にがたつき、このがたつきに伴う油圧変動が
舵輪操作時に振動として体感され、操作者に不快感を与
えるという問題がある。そこで、上記の係合溝の溝幅が
溝底側にいくにしたがって狭まるようにし、上記凹溝に
嵌められるサークリップによって、係合ピンを係合溝の
溝底側へ付勢するようにした油圧制御弁が提供されてい
る(例えば実開平6−022155号公報)。
【0005】この場合、舵輪操作時の振動がかなり軽減
されるが、まだ振動を生ずる場合があった。すなわち、
係合ピンを係合溝の溝底側へ付勢するためのサークリッ
プの幅は、これを収容する凹溝の幅よりも狭いため、サ
ークリップ自体が凹溝の幅方向にがたつき、これに伴っ
て係合ピンががたついて舵輪操作時に振動を生ずるおそ
れがある。
【0006】一方、出力軸に連結されたバルブスリーブ
と、バルブロータが一体に形成された入力軸との間に、
バルブスリーブを軸方向出力軸側へ付勢するウェーブワ
ッシャ等を設けた機構が提供されている(例えば実開平
2−99069号公報参照)。ところが、もともと入力
軸とバルブスリーブとは、所定量の相対回転を生ずるよ
うに用いられるものであり、この相対回転に伴って、上
記のウェーブワッシャがこれに接するスラストワッシャ
やリテーナ等との間で摩擦を生じる結果、操舵補助力に
関してヒステリシスが大きくなるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は舵輪操作時の振動
の発生を確実に防止することのできると共に操舵補助力
に関するヒステリシスが小さい動力舵取装置の油圧制御
弁を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
トーションバーを介して互いに連結される第1および第
2の軸と、この第2の軸に設けられた係合ピンを嵌め合
わせると共に溝底側にいくにしたがって幅が狭められた
係合溝を形成し、且つこの係合溝の溝底側へ係合ピンを
付勢するための環状の弾性部材を収容する凹溝を上記係
合溝と交差して形成したバルブスリーブとを備えた動力
舵取装置の油圧制御弁において、上記弾性部材は、当該
弾性部材が凹溝の幅方向にがたつくことを規制するよう
に凹溝の幅方向に起伏する起伏部を有することを特徴と
するものである。
【0009】上記態様では、凹溝の幅方向に起伏する弾
性部材は凹溝内で幅方向にがたつくことがないので、弾
性部材が係合ピンを係合溝の溝底側へ確実に付勢してお
くことができる結果、バルブスリーブの振動を確実に抑
制することができる。また、係合ピンによって互いの相
対回転を阻止される第2の軸とバルブスリーブとの間に
弾性部材を介在させるので、弾性部材とこれに接する部
材、例えば係合ピンや凹溝の内面との間に相対回転を生
ずることがない結果、摩擦に起因して操舵補助力にヒス
テリシスが生ずることがない。
【0010】なお、弾性部材としては、弾性部材自身が
止め輪を兼用するものであっても良いし、止め輪と弾性
部材を別体としても良い。前者の場合には、止め輪を兼
用する弾性部材が直接係合ピンを付勢する。一方、後者
の場合には、例えばC型の止め輪を介して係合ピンを付
勢する皿ばねやウェーブワッシャ等により弾性部材を構
成することになる。
【0011】請求項2記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記弾性部材は板状であることを特徴とするも
のである。上記態様では、板状の弾性部材が凹溝内で幅
方向にがたつくことを確実に防止することができる。板
状の弾性部材として、皿ばねやウェーブワッシャの他、
合成樹脂やゴムからなる板状の弾性体を例示することが
できる。
【0012】請求項3記載の発明の態様は、トーション
バーを介して互いに連結される第1の軸および第2の軸
と、この第2の軸に設けられた係合ピンを嵌め合わせる
と共に溝底側にいくにしたがって幅が狭められた係合溝
を形成し、且つこの係合溝の溝底側へ係合ピンを付勢す
るための弾性部材を収容する凹溝を上記係合溝と交差し
て形成したバルブスリーブとを備えた動力舵取装置の油
圧制御弁において、上記弾性部材は外径側が幅広となっ
た断面楔形形状をしていることを特徴とするものであ
る。
【0013】上記態様では、断面楔形形状の環状をなす
弾性部材が自身の弾性によって凹溝の溝底側へ入り込ん
で縮径することによって、係合ピンを確実に係合溝の溝
底側へ付勢することができる。また、係合ピンによって
互いの相対回転を阻止される第2の軸とバルブスリーブ
との間に弾性部材を介在させるので、弾性部材とこれに
接する部材、例えば係合ピンや凹溝の内面との間に相対
回転を生ずることがない結果、摩擦に起因して操舵補助
力にヒステリシスが生ずることがない。
【0014】請求項4記載の発明の態様は、トーション
バーを介して互いに連結される第1の軸および第2の軸
と、この第2の軸に設けられた係合ピンを嵌め合わせる
と共に溝底側にいくにしたがって幅が狭められた係合溝
を形成し、且つこの係合溝の溝底側へ係合ピンを付勢す
るための環状の弾性部材を収容する凹溝を上記係合溝と
交差して形成したバルブスリーブとを備えた動力舵取装
置の油圧制御弁において、上記凹溝は溝底側にいくにし
たがって幅狭となるように断面楔形形状をしていること
を特徴とするものである。
【0015】上記態様では、弾性部材が自身の弾性によ
って断面楔形形状の凹溝の溝底側へ入り込んで縮径する
ことによって、係合ピンを確実に係合溝の溝底側へ付勢
することができる。また、係合ピンによって互いの相対
回転を阻止される第2の軸とバルブスリーブとの間に弾
性部材を介在させるので、弾性部材とこれに接する部
材、例えば係合ピンや凹溝の内面との間に相対回転を生
ずることがない結果、摩擦に起因して操舵補助力にヒス
テリシスが生ずることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一
実施の形態の油圧制御弁を備えた動力舵取装置の全体構
成を示す模式的断面図である。図1を参照して、本油圧
制御弁1では、ステアリングホイールに連なる中空の第
1の軸としての入力軸40と、舵取機構に連なる第2の
軸としての出力軸41とが、入力軸40の内側に挿通さ
れたトーションバー42を介して同軸的に連結されてい
る。両軸40,41はハウジング43の内部に回動自在
に支持されている。
【0017】出力軸41の連結端には、上記ハウジング
43の内部に保持された筒形のバルブスリーブ44が係
合され、このバルブスリーブ44の内側に、バルブロー
タ45が相対回転自在に嵌め合わされている。このバル
ブロータ45は入力軸40の外周に一体的に形成されて
いる。入力軸40の上端部は、ハウジング43の上部に
所定量突出しており、この突出した上端部は、図示しな
いステアリングホイールに連結されている。
【0018】ハウジング43の下部にはラックハウジン
グ46が交差状に連結されており、このラックハウジン
グ46の内部にラック軸47が軸方向にスライド自在に
支持されている。このラック軸47、出力軸41の下端
部に形成されたピニオン48と噛み合わされている。ス
テアリングホイールが回動操作された場合、この回動
が、入力軸40及びトーションバー42を介して出力軸
41に伝達され、この出力軸41のピニオン48と噛合
するラック軸47の軸長方向の摺動に変換されて舵取り
が行われる。このとき、入力軸40と出力軸41との間
には、トーションバー42の捩じれを伴ってステアリン
グホイールに加わる操舵トルクに応じた相対角変位が生
じる。
【0019】入力軸40と出力軸41を連絡するトーシ
ョンバー42は、所望の捩じれ特性を得るべく外径及び
長さを所定量に定められた本体部49を有している。ま
た、トーションバー42は、上記本体部49の両側に、
本体部49よりやや大径の連結部50,51を有してい
る。これら連結部50,51によってトーションバー4
2の対向端部が構成されている。
【0020】一方の連結部50は、出力軸41の上端面
に穿設された連結孔52に嵌め合わされ、連結部50と
連結孔52の互いの嵌合面にそれぞれ形成されたセレー
ション同士の噛み合せにより、連結部50の出力軸41
に対する軸回りの回転が拘束されている。他方の連結部
51は、ハウジング43外に突出した中空の入力軸40
の端部に嵌め合わされている。入力軸40の端部および
上記他方の連結部51を径方向に貫通するノックピン5
3によって、連結部51の入力軸40に対する軸回りの
回転及び軸方向の移動が拘束されている。
【0021】入力軸40の下端部は、出力軸41の上端
部に設けられた円筒部54の内側に支持されている。バ
ルブスリーブ44の下端面に形成された例えば切欠き溝
からなる係合溝55には、上記円筒部54に打ち込まれ
た例えばダウエルピンからなる係合ピン56が係合され
ており、これにより、バルブスリーブ44は周方向に拘
束されている。また、上記の係合ピン56は後に詳述す
る機構によって係合溝55の溝底側へ弾力的に付勢され
るようになっている。
【0022】また、バルブホディー44の上端面が、入
力軸40の外周溝に嵌め入れられた止め輪57に当接さ
れることにより、バルブスリーブ44は軸方向に拘束さ
れている。これにより、バルブスリーブ44は、バルブ
ロータ45に対する軸方向位置を保ちつつ出力軸41と
ー体回転するようになっている。バルブスリーブ44の
内周面およびバルブロータ45の外周面のそれぞれに
は、軸方向に延びる複数の油溝が、周方向に略等配をな
して設けられている。バルブスリーブ44の油溝とバル
ブロータ45の油溝とは、周方向に交互に配置されてお
り、相隣接する油溝間には、入出力軸間の相対角変位に
応じて絞り面積を変える複数の絞り部が形成されてい
る。
【0023】給油源となる油圧ポンプ58は、ハウジン
グ43を内外に貫通するポンプポート59とバルブスリ
ーブ44を貫通する給油孔とを経て上記油溝のいずれか
(給油溝)に連通させてある。この油溝の両側に相隣接
する油溝(分配溝)は、バルブスリーブ44を貫通する
各別の送油孔、及びハウジング43を内外に貫通する各
別のシリンダポート60,61を介して送油先となるパ
ワーシリンダの両シリンダ室62,63に夫々連通させ
てある。
【0024】さらに、これらの分配溝の他側に相隣接す
る油溝(排油溝)は、入力軸40の中空部を経てバルブ
スリーブ44の一側に形成された排油室64に連通さ
れ、該排油室64の該当位置にてハウジング43を内外
に貫通するタンクポート65を経て排油先となる油タン
ク66に連通させてある。バルブスリーブ44とバルブ
ロータ45との嵌合面の周上に並ぶ複数の絞り部は、ト
ーションバー42に捩じれが生じていない中立状態にお
いて互いに等しい絞り面積を有するように初期調整(セ
ンタリング)されている。この中立状態で油圧ポンプ5
8からポンプポート59を経て給油溝に供給される圧油
は、両側に相隣接する分配溝に均等に導入され、更にこ
れらの他側に相隣接する排油溝に導入されて、入力軸4
0の中空部、排油室64、及びタンクポート65を経て
油タンク66に排出される。このとき、上記分配溝に夫
々連通されたシリンダ室62,63間に圧力差は生じ
ず、パワーシリンダは何らの力も発生しない。
【0025】これに対し、ステアリングホイールに舵取
りのための回転トルク(操舵トルク)が加えられたとき
には、入力軸40と出力軸41との間、即ち、バルブロ
ータ45とバルブボディ44との間に、トーションバー
42の捩じれを伴って上記操舵トルクの方向に相対角変
位が生じ、両者の嵌合面の周上に並ぶ絞り部の絞り面積
が変化する。
【0026】このとき、前記給油溝に供給される圧油
は、絞り面積を増した側の絞り部を経て一方の分配溝に
主として導入されるようになり、各分配溝にシリンダポ
ート60(又は61)を介して連通された一方のシリン
ダ室62(又は63)と、他方の分配溝にシリンダポー
ト61(又は60)を介して連通された他方のシリンダ
室63(又は62)との間に圧力差が生じ、パワーシリ
ンダは、この圧力差に応じた油圧力を発生する。
【0027】他方のシリンダ室63(又は62)から作
動油が押し出され、対応するシリンダポート61(又は
60)を経て他方の分配溝に還流し、該分配溝の一側に
て絞り面積を増した絞り部を経て排油溝に導入されて、
入力軸40の中空部、排油室64、及びタンクポート6
5を経て油タンク66に排出される。上記パワーシリン
ダは、上記ラック軸47の中途部に構成され、該パワー
シリンダが前述の如く発生する油圧力は、ピニオン48
と噛合する上記ラック軸47に軸方向の摺動力として加
えられ舵取りが補助される。このとき得られる補助力の
方向は、トーションバー42の捩じれを伴って生じるバ
ルブスリーブ44とバルブロータ45との相対角変位の
方向に対応し、また、補助力の大きさは、上記相対角変
位の大きさに対応する。
【0028】次いで、係合ピン56を係合溝55の溝底
側へ付勢する機構について説明する。図2(a)および
(b)はそれぞれバルブスリーブ44の側面図およびそ
の要部拡大図であり、図3は図2(a)のIII −III 線
に沿う断面図である。上記の係合溝55は、バルブスリ
ーブ44の一端部である係合側端面2を起点とし、ここ
から他端部側に向けて形成されている。係合溝55の溝
幅wは係合側端面2においてはw=w2であって係合ピ
ン56の直径Dよりも大きく(w2>D)、溝底3では
w=w1であって係合ピン56の直径Dよりも小さくし
(w1<D)、中間部での溝幅wは溝底3側に向かうに
したがって連続的に縮幅させてある。そして、バルブス
リーブ44の上記一端部の外周面には、係合溝55と交
差させて環状凹溝4が形成され、この環状凹溝4内に弾
性部材としてサークリップ5が嵌合させてある。
【0029】サークリップ5は、図4(a)に示すよう
に弾性を備えた断面丸形の線材を両端部5a,5bが所
定の間隔を隔てて対向する略円形に成形し、その一端部
5aは径方向内方へ折り曲げて係合突起5cを形成して
構成してある。サークリップ5は、その係合突起5cを
上記環状凹部4の溝底の一部に形成された係合孔(図示
せず)に係合させた状態で、全体を環状凹溝4内に嵌め
込まれており、環状凹溝4内で周方向に回転ずれを起こ
すことがないようにされている。
【0030】図4(b)はサークリップ5の起伏の態様
を図4(a)の展開形状として示したものである。図4
(a)のa1,a2,b1,b2,c1,c2,d1,
d2で示す位置が図4(b)の同符号にそれぞれ対応し
ている。これらの図を参照して、サークリップ5は係合
突起5cの反対側にある略半分の領域として、d1−d
2間領域を、略波形に起伏させている。すなわち、上記
d1−d2間領域には、環状凹溝4の溝幅方向Xに起伏
する複数の起伏部としての山部6,7,8を設けてお
り、また、山部6と山部7との間に起伏部としての谷部
9を設け、山部7と山部8との間に起伏部としての谷部
10を設けている。山部6の頂部はc1に対応し、山部
7の頂部はa1−a2間領域に対応し、山部8の頂部は
c2に対応している。谷部9および10はb1およびb
2にそれぞれ対応している。
【0031】山部7は、その頂部となるa1−a2領域
において平坦部7aを有しており、この平坦部7aは、
上記の係合突起5cに対して周方向に関して所定の位置
関係(例えば対称位置)に設定され、係合ピン56に係
合されるようになっている。これにより、山部7の平坦
部7aによって係合ピン56を係合溝55の溝底3側へ
弾性付勢するようにしてある。また、他の山部6,8と
谷部9,10については、環状凹溝4内の対向する両側
の内壁面をそれぞれ弾性的に押圧する態様にて、サーク
リップ5が環状凹溝4内で溝幅方向Xにがたつくことが
ないようになっている。
【0032】これによって、係合溝55内に挿入された
係合ピン56はサークリップ5にて溝底3側に確実に付
勢され、係合溝55の両側壁と常に接触状態に保持され
ることとなる結果、バルブスリーブ44の振動を確実に
抑制することができる。また、互いの相対回転を阻止さ
れる出力軸41とバルブスリーブ44との間にサークリ
ップ5を介在させるので、サークリップ5が係合ピン5
6や環状凹溝4の内面との間に相対回転を生ずることが
ない結果、これらの間に生ずる摩擦に起因して操舵補助
力にヒステリシスが生ずることがない。さらに、係合ピ
ン56とサークリップ5とは略点接触状態であるため、
出力軸41に対してバルブスリーブ44を傾斜させる向
きの力が殆ど作用せず、この観点からも相互の間の摩擦
力を増大させることがない。
【0033】次いで、図5は本発明の他の実施の形態の
油圧制御弁の要部の断面図であり、同図を参照して、本
実施の形態が図3の実施の形態と異なるのは、図3の実
施の形態では、係合ピンを付勢するための弾性部材とし
て屈曲するサークリップ5を用いたが、本実施の形態で
は、一対のC型止め輪11,12間に挟持される板状の
弾性部材13を用いたことである。C型止め輪11,1
2は仮に係合ピン56との間に摩擦が生じたとしても、
摩耗することがないように、鉄製とされている。また、
弾性部材13としては、皿ばねやウェーブワッシャ等の
板ばねであっても良いし、例えばポリアセタール等の合
成樹脂やゴムからなる板状の弾性体であっても良い。な
お、弾性部材13は環状凹溝4に嵌め入れることができ
れば、環状であってもC型であっても良い。
【0034】本実施の形態では、図1の実施の形態と同
様にして、バルブスリーブ44の振動を確実に抑制で
き、また摩擦に起因した操舵補助力のヒステリシスの発
生を防止できる。加えて、弾性部材13が板ばね或いは
板状の弾性体からなるので、環状凹溝4内で溝幅方向X
にがたつくことを確実に防止できる結果、バルブスリー
ブ44の振動をより確実に防止できる。
【0035】次いで、図6は本発明のさらに他の実施の
形態の油圧制御弁の要部の断面図であり、同図を参照し
て、本実施の形態では、断面楔形形状をなす弾性部材1
4を用いてある。弾性部材14が断面楔形形状をなす態
様としては、外径側が幅広となっていれば良く、例えば
断面において、外径部15、内径部16を上底、下底と
する台形であっても良い。外径部15の幅は環状凹溝4
の溝幅よりも広くされている。なお、環状凹溝4の断面
は矩形である。
【0036】本実施の形態では、断面楔形形状の弾性部
材14が自身の弾性によって環状凹溝4の溝底側へ入り
込んで縮径することによって、係合ピン56を確実に係
合溝55の溝底3側へ付勢することができる。その結
果、バルブスリーブ44の振動を確実に防止できる。ま
た、互いに相対回転を生じない出力軸41とバルブスリ
ーブ44との間に弾性部材14を介在させてあるので、
弾性部材14とこれに接する部材との間に摩擦が生じな
い結果、摩擦に起因した操舵補助力のヒステリシスの発
生を防止できる。
【0037】また、弾性部材14を環状凹溝4の周方向
に位置決めする構造は不要であり、構造を簡素化するこ
とができる。また、弾性部材14の楔の斜面17を係合
ピン56に対して点当たりさせることもでき、この場
合、出力軸41に対してバルブスリーブ44を傾斜させ
る向きの力が殆ど作用せず、相互の間の摩擦力を増大さ
せることもなく、この観点からも、摩擦に起因して操舵
補助力にヒステリシスが生ずることがない。
【0038】次いで、図7は本発明のさらに他の実施の
形態の油圧制御弁の要部の断面図であり、同図を参照し
て、本実施の形態では、断面楔形形状をなす環状凹溝4
Aを形成し、この環状凹溝4Aに嵌め入れられる弾性部
材としては通常の断面円形のサークリップ18を用い
た。本実施の形態では、環状凹溝4Aの一対の内壁面の
うち、サークリップ18を挟んで係合ピン56と対向す
る側の内壁面を斜面とすることが必要である。
【0039】本実施の形態においても、図6の実施の形
態と同様に、係合ピン56を確実に係合溝55の溝底3
側へ付勢することができる。また、係合ピン56に対し
てサークリップ18を点当たりさせ、摩擦によるヒステ
リシスの増大を防止することができる。さらに、サーク
リップ18を環状凹溝4Aの周方向に位置決めする構造
は不要であり、且つ弾性部材として汎用のサークリップ
を用いることができるので、製造コストを安くすること
ができる。
【0040】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、起伏部を有す
る弾性部材が凹溝内で幅方向にがたつくことがないの
で、弾性部材が係合ピンを係合溝の溝底側へ確実に付勢
できる結果、バルブスリーブの振動を確実に抑制でき
る。また、弾性部材とこれに接する部材との間に相対回
転を生ずることがないので、摩擦に起因して操舵補助力
にヒステリシスが生ずることがない。
【0042】請求項2記載の発明では、板状の弾性部材
が凹溝内で幅方向にがたつくことを確実に防止すること
ができる。請求項3記載の発明では、断面楔形形状の環
状をなす弾性部材が自身の弾性によって凹溝の溝底側へ
入り込んで縮径することによって、係合ピンを確実に係
合溝の溝底側へ付勢できるので、バルブボディの振動を
確実に抑制できる。また、弾性部材とこれに接する部材
との間に相対回転を生ずることがないので、摩擦に起因
して操舵補助力にヒステリシスが生ずることがない。
【0043】請求項4記載の発明では、弾性部材が自身
の弾性によって断面楔形形状の凹溝の溝底側へ入り込ん
で縮径することによって、係合ピンを確実に係合溝の溝
底側へ付勢できるので、バルブボディの振動を確実に抑
制できる。また、弾性部材とこれに接する部材との間に
相対回転を生ずることがないので、摩擦に起因して操舵
補助力にヒステリシスが生ずることがない。さらに、弾
性部材として断面丸形の汎用のサークリップを用いるこ
とも可能となり、この場合、製造コストを安くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の油圧制御弁を含む動力
舵取装置の全体構成を示す模式的断面図である。
【図2】図2(a)および(b)はそれぞれバルブスリ
ーブ44の側面図およびその要部拡大図である。
【図3】図2(a)のIII −III 線に沿う断面図であ
る。
【図4】図4(a)はサークリップの平面図であり、図
4(b)はサークリップの展開図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の油圧制御弁の要部の
断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態の油圧制御弁の
要部の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態の油圧制御弁の
要部の断面図である。
【符号の説明】
1 油圧制御弁 3 溝底 4,4A 環状凹溝 5 サークリップ(弾性部材) 6,7,8 山部(起伏部) 9,10 谷部(起伏部) 11,12 C型止め輪 13,14 弾性部材 18 サークリップ(弾性部材) 40 入力軸(第1の軸) 41 出力軸(第2の軸) 42 トーションバー 44 バルブスリーブ 45 バルブロータ 55 係合溝 56 係合ピン X 溝幅方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トーションバーを介して互いに連結される
    第1および第2の軸と、 この第2の軸に設けられた係合ピンを嵌め合わせると共
    に溝底側にいくにしたがって幅が狭められた係合溝を形
    成し、且つこの係合溝の溝底側へ係合ピンを付勢するた
    めの環状の弾性部材を収容する凹溝を上記係合溝と交差
    して形成したバルブスリーブとを備えた動力舵取装置の
    油圧制御弁において、 上記弾性部材は、当該弾性部材が凹溝の幅方向にがたつ
    くことを規制するように凹溝の幅方向に起伏する起伏部
    を有することを特徴とする動力舵取装置の油圧制御弁。
  2. 【請求項2】上記弾性部材は板状であることを特徴とす
    る請求項1記載の動力舵取装置の油圧制御弁。
  3. 【請求項3】トーションバーを介して互いに連結される
    第1および第2の軸と、 この第2の軸に設けられた係合ピンを嵌め合わせると共
    に溝底側にいくにしたがって幅が狭められた係合溝を形
    成し、且つこの係合溝の溝底側へ係合ピンを付勢するた
    めの弾性部材を収容する凹溝を上記係合溝と交差して形
    成したバルブスリーブとを備えた動力舵取装置の油圧制
    御弁において、 上記弾性部材は外径側が幅広となった断面楔形形状をし
    ていることを特徴とする動力舵取装置の油圧制御弁。
  4. 【請求項4】トーションバーを介して互いに連結される
    第1および第2の軸と、 この第2の軸に設けられた係合ピンを嵌め合わせると共
    に溝底側にいくにしたがって幅が狭められた係合溝を形
    成し、且つこの係合溝の溝底側へ係合ピンを付勢するた
    めの環状の弾性部材を収容する凹溝を上記係合溝と交差
    して形成したバルブスリーブとを備えた動力舵取装置の
    油圧制御弁において、 上記凹溝は溝底側にいくにしたがって幅狭となるように
    断面楔形形状をしていることを特徴とする動力舵取装置
    の油圧制御弁。
JP01599298A 1998-01-28 1998-01-28 動力舵取装置の油圧制御弁 Expired - Fee Related JP3755980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01599298A JP3755980B2 (ja) 1998-01-28 1998-01-28 動力舵取装置の油圧制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01599298A JP3755980B2 (ja) 1998-01-28 1998-01-28 動力舵取装置の油圧制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11208491A true JPH11208491A (ja) 1999-08-03
JP3755980B2 JP3755980B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=11904161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01599298A Expired - Fee Related JP3755980B2 (ja) 1998-01-28 1998-01-28 動力舵取装置の油圧制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3755980B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003024765A1 (de) * 2001-09-18 2003-03-27 Zf Lenksysteme Gmbh Drehschieberventil für hilfskraftlenkungen
US6568698B2 (en) * 2000-07-28 2003-05-27 Koyo Seiko Co., Ltd. Rack-pinion type steering apparatus
EP1227026A3 (en) * 2001-01-29 2003-07-09 Trw Inc. Power steering valve with sleeve retainer

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6568698B2 (en) * 2000-07-28 2003-05-27 Koyo Seiko Co., Ltd. Rack-pinion type steering apparatus
EP1227026A3 (en) * 2001-01-29 2003-07-09 Trw Inc. Power steering valve with sleeve retainer
WO2003024765A1 (de) * 2001-09-18 2003-03-27 Zf Lenksysteme Gmbh Drehschieberventil für hilfskraftlenkungen
US6863148B2 (en) 2001-09-18 2005-03-08 Zf Lenksysteme Gmbh Rotary slide valve for servo-assisted steering systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP3755980B2 (ja) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4222476A (en) Torsion damping device for friction plate having a flexible center
JP3775660B2 (ja) トロイダル型無段変速機のローディングカム装置の保持器
JP3264616B2 (ja) ステアリング装置における弾性継手
KR950013930B1 (ko) 자동차용 디스크형 마찰 클러치의 비틀림 감쇄 장치
JPH11141577A (ja) 一方向クラッチ
WO2013125337A1 (ja) 電動パワーステアリング装置、及びそれに用いられる軸連結器
JP2000337480A (ja) 伝動装置
US5505288A (en) Damper disc assembly
KR20110060897A (ko) 롤링 베어링, 롤링 베어링의 사용법 및 이러한 롤링 베어링이 장착된 차량
JPH11208491A (ja) 動力舵取装置の油圧制御弁
US6527094B2 (en) Freewheel arrangement, in particular for a guide wheel of a hydrodynamic torque converter
KR950005878B1 (ko) 변속기의 동기 스프링 핀
JP3618121B2 (ja) 遠心振り子式吸振器
JP4200853B2 (ja) 駆動力伝達装置及びそのアンバランス確認方法
EP1657137B1 (en) Steering apparatus
JPH08145147A (ja) ギヤ、プーリ等の回転体
CN118004273A (zh) 用于防止反向输入的装置和用于防止反向输入的转向装置
KR100304029B1 (ko) 파워스티어링장치
JPH0582484B2 (ja)
JPH046970B2 (ja)
WO2022168466A1 (ja) 逆入力遮断クラッチ
US5337869A (en) Sprag retainer with rotational restraint
KR20010052405A (ko) 비틀림 댐퍼 및 마찰 링 조립체
KR200170912Y1 (ko) 자동변속기용 오일펌프
EP0905005B1 (en) Rack-pinion type power steering apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050728

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051220

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees