JPH11209681A - 水性塗料 - Google Patents

水性塗料

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JPH11209681A
JPH11209681A JP2777898A JP2777898A JPH11209681A JP H11209681 A JPH11209681 A JP H11209681A JP 2777898 A JP2777898 A JP 2777898A JP 2777898 A JP2777898 A JP 2777898A JP H11209681 A JPH11209681 A JP H11209681A
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copolymer
meth
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water
weight
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Yoshio Mori
嘉男 森
Shiro Kojima
史郎 児島
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速のロール塗装においてロール目の発生し
ない水性塗料の提供。 【解決手段】 芳香族ビニル単量体単位、3級アミノ基
含有ビニル単量体単位、α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸単量体単位およびその他のラジカル重合性単量体
単位からなる共重合体であって、全構成単位の合計量を
基準にする各単量体単位の割合が、芳香族ビニル単量体
単位;20〜45重量%、3級アミノ基含有ビニル単量
体単位;0.5〜10重量%、α,β−エチレン性不飽
和カルボン酸単量体単位;1〜30重量%およびその他
のラジカル重合性単量体単位;15〜78.5重量%で
あり、かつ含有カルボキシル基のモル数が含有3級アミ
ノ基のモル数を上回る共重合体を水性媒体中に溶解また
は乳化分散させてなる水性塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アニオン性重合体
からなる水性塗料に関するものであり、さらに詳しく
は、顔料、特に酸化チタンの分散性、および塗膜のレベ
リング性に優れる水性塗料に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】清涼飲料水または加工食
品等を包装する金属缶、自動車、家電またはスチール家
具等の塗装の目的で、従来有機溶剤型塗料(以下単に溶
剤型塗料という)が多く用いられていたが、石油資源の
節約または環境汚染防止等の理由により、最近では水性
媒体を用いる水性塗料が広範な用途に使用されている。
水性塗料は、溶剤型塗料と比較して、一般的に塗膜の耐
水性、光沢および硬度等において劣っており、さらにそ
のチキソトロピー性が原因で、高速回転のロールによっ
て金属板を塗装する場合に、塗装方向と平行に一般的に
ロール目と称されるスジが塗装面上に発生し易いという
問題があった。
【0003】上記課題を解決するために、水性塗料に関
して多数の提案があり、例えばマクロモノマー法による
グラフト共重合体からなる水性塗料によれば、耐水性お
よび塗装後の金属の加工性に優れる塗膜が得られること
が知られている(特開平7−300573号公報、特開
平7−305022号公報及び特開平8−73804号
公報等)。しかしながら、上記特許公報に記載の水性塗
料は、高速回転のロールによる塗装方法において前記し
たスジが発生し易く、この傾向は、白色顔料として酸化
チタンを含む水性塗料において、特に顕著であった。
【0004】他方、酸化チタンを配合した白色水性塗料
の顔料分散性のために、皮膜成形材となるアニオン性重
合体中にカルボキシル基と共にアミノ基を導入すること
が提案されている〔影山洋行ら、色材協会誌、第64
巻、第9号、572〜579頁(1991年)〕。影山
洋行らは、アニオン性重合体に導入されたアミノ基が酸
化チタンと静電的な相互作用をする結果、塗料中の酸化
チタンの分散性が向上したと説明している。しかしなが
ら、上記文献開示のアミノ基含有アニオン性重合体によ
っても、前述したスジすなわちロール目の問題はなお解
決できていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高速回転
のロール塗装におけるロール目の発生しない水性塗料を
得るために鋭意検討した結果、芳香族ビニル単量体単位
および3級アミノ基含有ビニル単量体単位を特定量含有
するアニオン性重合体からなる水性塗料によれば、前記
ロール目が起こらないことを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、芳香族ビニル単量体単
位、3級アミノ基含有ビニル単量体単位、α,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸単量体単位およびその他のラジ
カル重合性単量体単位からなる共重合体であって、全構
成単位の合計量を基準にする各単量体単位の割合が、芳
香族ビニル単量体単位;20〜45重量%、3級アミノ
基含有ビニル単量体単位;0.5〜10重量%、α,β
−エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位;1〜30重
量%およびその他のラジカル重合性単量体単位;15〜
78.5重量%であり、かつ含有カルボキシル基のモル
数が含有3級アミノ基のモル数を上回る共重合体を水性
媒体中に溶解または乳化分散させてなる水性塗料であ
り、さらには、上記水性塗料に、酸化チタンを顔料とし
て分散させてなる白色水性塗料である。以下、本発明に
ついてさらに詳しく説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における共重合体は、芳香
族ビニル単量体単位、3級アミノ基含有ビニル単量体単
位、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位お
よびその他のラジカル重合性単量体単位を必須成分と
し、それぞれを前記の割合で有するアニオン性共重合体
である。共重合体における芳香族ビニル単量体単位の割
合が、20重量%未満であると得られる水性塗料の顔料
分散性、レベリング性(この物性が劣ると高速ロール塗
装においてロール目が発生し易い)および耐水性に劣
り、一方45重量%を越えると塗料粘度が著しく増大し
塗工に適する水性塗料が得られ難い。3級アミノ基含有
ビニル単量体単位の割合が、0.5重量%未満であると
顔料分散性およびレベリング性に劣り、一方10重量%
を越えると塗料粘度が増大する。α,β−エチレン性不
飽和カルボン酸単量体単位の割合が、1重量%未満であ
ると共重合体の水性化が困難であり、一方30重量%を
越えると塗膜の耐水性が劣る。
【0007】さらに好ましい共重合体は、次の構成を有
する共重合体である。 芳香族ビニル単量体単位 ;30〜40重量% 3級アミノ基含有ビニル単量体単位 ; 1〜5 重量% α,β−エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位; 3〜10重量% その他の単量体単位 ;45〜66重量%
【0008】上記共重合体は、芳香族ビニル単量体、3
級アミノ基含有ビニル単量体、α,β−エチレン性不飽
和カルボン酸単量体およびその他のラジカル重合性単量
体を共重合することにより製造できる。芳香族ビニル単
量体としては、スチレンもしくはα−メチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、o−メチルスチレン、
p−メチルスチレンのスチレン誘導体およびベンジル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0009】3級アミノ基含有ビニル単量体としては、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
エチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル−p
−スチレンスルホンアミド、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレート、N−[2−(メタ)ア
クリロイルオキシエチル]ピペリジン、N−[2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチル]ピロリジン、N−[2
−(メタ)アクリロイルオキシエチル]モルホリン、4
−(N,N−ジメチルアミノ)スチレン、4−(N,N
−ジエチルアミノ)スチレン、4−ビニルピリジン、2
−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、2−ジエチル
アミノエチルビニルエーテル、4−ジメチルアミノブチ
ルビニールエーテル、4−ジエチルアミノブチルビニー
ルエーテルおよび6−ジメチルアミニヘキシルビニルエ
ーテル等が挙げられる。
【0010】α,β−エチレン性不飽和カルボン酸とし
ては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、無水マレイン酸および無水イタ
コン酸等が挙げられる。本発明における共重合体中のカ
ルボキシル基とアミノ基の関係において、カルボキシル
基のモル数がアミノ基のモル数より過剰に存在すること
が必要であり、具体的には、カルボキシル基の量がアミ
ノ基の量の4倍モル程度であることが好ましい。
【0011】その他のラジカル重合性単量体は共重合体
に造膜機能を付与する単量体であり、具体には、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロペンチル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、イソボルニル(メタ)アクリレート、パーフル
オロオクチル(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジ
オールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートにε−
カプロラクトンを付加した化合物〔例えばダイセル化学
工業(株)製商品名プラクセルF等〕、ポリカーボネー
トジオールモノ(メタ)アクリレート、N−メトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−イソブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、酢酸ビニル、シクロヘキサンカルボン
酸ビニルおよび安息香酸ビニル等が挙げられる。
【0012】さらに、その他のラジカル重合性単量体と
してマクロモノマーも使用でき、マクロモノマーの具体
例としては、片末端メタクリロキシ基ポリメチルメタク
リレート、片末端メタクリロキシ基ポリジメチルシロキ
サン、片末端メタクリロキシ基ポリ(メチルメタクリレ
ート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート)および片
末端メタクリロキシ基ポリ(2−エチルヘキシルメタク
リレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート)等が
挙げられる。マクロモノマーの数平均分子量としては、
1,000〜30,000が好ましい。
【0013】本発明の水性塗料から形成される皮膜は、
硬化させてもよいしまたさせなくてもよい。硬化させる
場合には、その他のラジカル重合性単量体として、N−
メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ
メチル(メタ)アクリルアミドおよびN−イソブトキシ
メチル(メタ)アクリルアミド等の加熱下で自己反応性
の単量体を用いて得られる自己架橋性の共重合体を使用
するか、またはその他のラジカル重合性単量体として、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロ
キシル基を含有する単量体を使用することにより、ヒド
ロキシル基含有共重合体を得て、それと後記するアミノ
樹脂を併用する方法等が採用できる。
【0014】上記単量体のラジカル重合は、以下のよう
な条件下で行うことができる。重合溶剤としてイソプロ
ピルアルコール、n−ブタノール、イソブチルアルコー
ルまたはブチルセロソルブ等を使用し、重合開始剤とし
てアゾビスイソブチロニトリル等のラジカル発生化合物
を用い、温度60〜150℃とする重合条件が好ましく
採用できる。重合における単量体と重合溶剤の好ましい
割合は、溶液中の単量体濃度として20〜60重量%で
ある。また、本発明における共重合体の好ましい平均分
子量は、数平均分子量で2,000〜20,000であ
り、更に好ましくは3,000〜15,000である。
重合開始剤の使用量の調整等により、分子量は制御でき
る。なお、上記単量体は、上記条件下のラジカル重合に
おいて、いずれの成分もほぼ100%の重合率で重合す
る。従って、各単量体の共重合割合は、目的とする共重
合体における各単量体単位の割合とほぼ一致させると良
い。
【0015】得られる共重合体溶液における有機溶剤の
大部分を蒸留等によって、該溶液から除いた後、水を媒
体として加えることにより、本発明の水性塗料が得られ
る。共重合体溶液から除去すべき有機溶剤の量は、使用
された有機溶剤の50〜100%が好ましい。本発明に
おいては、上記共重合体をそのまま水性塗料における皮
膜形成材として使用することもできるが、上記共重合体
における未中和のカルボキシル基を以下に挙げるような
有機アミンで中和してなる共重合体がさらに好ましく使
用できる。かかる完全中和の共重合体は、水溶性に優れ
ており、水性媒体中で長期間経過した後も増粘等が起こ
り難い。
【0016】中和用有機アミンとしては、pKbが4.
6以上のものが好ましく、具体的にはエタノールアミン
(pKb;4.6)、ジメチルエタノールアミン(pK
b;4.8)、ジエタノールアミン(pKb;5.1)
およびトリエタノールアミン(pKb;6.3)等が挙
げられる。特に好ましくは、ジメチルエタノールアミ
ン、ジエタノールアミンおよびそれらの混合物である。
【0017】皮膜形成用の共重合体としてヒドロキシル
基含有共重合体を使用して、硬化皮膜を得たい場合に
は、アミノ樹脂を併用することが好ましい。アミノ樹脂
としては、メチルエーテル化メラミン、ブチルエーテル
化メラミン等のアルキルエーテル化メラミン;アルキル
エーテル化尿素樹脂、;メチルエーテル化ベンゾグアナ
ミン及びエチルエーテル化ベンゾグアナミン等のアルキ
ルエーテル化ベンゾグアナミン等が挙げられる。アミノ
樹脂の好ましい使用量は、共重合体100重量部当た
り、3〜80重量部(アミノ樹脂固形分)である。
【0018】本発明の水性塗料は、クリアー塗料として
使用でき、フロー性およびレベリング性に優れた塗膜を
形成するが、クリアー塗料に酸化チタンを分散させて得
られる白色水性塗料によれば、高速回転のロール塗装に
おいて、塗装面にロール目が発生しないという顕著な効
果が奏される。本発明の水性塗料には、酸化チタン等の
顔料の他に、シリコーン系滑性付与剤または成膜助剤等
の各種添加剤が添加されていても良く、また塗装の対象
としては、アルミニウム、ステンレス、ブリキおよび亜
鉛処理鋼板等の金属板が好ましい。金属表面に直接塗装
する以外に、インキやプライマー上に塗装しても良く、
下塗り、中塗り又は上塗りのいずれの使い方も可能であ
る。以下、実施例および比較例を挙げて、本発明を更に
具体的に説明する。
【0019】
【実施例及び比較例】表1に記載の単量体を以下の方法
によって重合することにより、共重合体1〜6を製造し
た。なお、以下において使用した略号は、それぞれ以下
の化合物を示す。MMA;メチルメタクリレ−ト、S
t;スチレン、DMA;N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレ−ト、EA;エチルアクリレ−ト、BA;ブ
チルアクリレ−ト、NMMA;N−メトキシメチルアク
リルアミド、AA;アクリル酸、HEMA;2−ヒドロ
キシエチルメタクリレ−ト、CR−90;二酸化チタン
〔石原産業(株)製〕。
【0020】
【実施例1】攪拌機、還流冷却機、2個の滴下ロート、
ガス導入管および温度計の付いたガラスフラスコに、表
1に記載した単量体(数値の単位はグラム)の混合液の
1/3、ブチルセロソルブ18.0gおよびイソプロピ
ルアルコール42.0gを仕込み、87℃まで昇温し
た。次いで、一方の滴下ロートから、上記混合液の残り
の2/3およびメルカプトエタノ−ル0.38gの混合
液を3時間かけて滴下しながら、同時にもう一方の滴下
ロ−トから、ブチルセロソルブ6.0g、イソプロピル
アルコール(以下IPAという)14.0g及び2,
2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(以下A
BN−Eという)0.2gからなる重合開始剤溶液を3
時間かけて滴下した。その後、更にブチルセロソルブ
6.0g、IPA14.0gおよびABN−E;0.4
6gを2時間かけて滴下して、目的の共重合体を合成し
た。該重合体の数平均分子量は7900であった。得ら
れた共重合体溶液を40℃に加熱して、減圧下でIPA
を留去した後、固形分濃度が80重量%の共重合体A溶
液を得た。
【0021】上記共重合体Aの溶液(固形分100g)
当たり、ジメチルエタノールアミン9.8gおよびCR
−90;120gを加え、3本ロ−ルで混合した後、水
74gおよびブチルセロソルブ38gを加えて、固形分
濃度60重量%の白色水性塗料を得た。上記白色塗料を
用いて、高速のロール塗装法により電気メッキブリキ板
表面を塗装した(乾燥後の塗膜厚5μm)。次いでこの
塗板を200℃で10分間乾燥させて、自己架橋性単量
体であるNMMAの反応により硬化塗膜を形成させた
後、さらに加圧スチーム処理(130℃のスチーム中に
30分間放置)を施した後の物性を評価した。結果は表
2のとおりである。
【0022】
【実施例2】共重合体として、表1の共重合体Bを使用
した以外、実施例1と同様にして白色水性塗料を製造し
た。
【0023】
【表1】
【0024】
【比較例1〜2】共重合体C(比較例1)、または共重
合体D(比較例2)を使用した以外、実施例1と同様に
して白色水性塗料を製造した。なお、共重合体Cは、ス
チレン単量体単位の割合が本発明における下限を下回る
共重合体であり、また共重合体Dは、3級アミノ基を有
する単量体単位が含まれていないものである。
【0025】
【表2】
【0026】表2に記載の塗膜物性において、ロール目
以外は、いずれもJIS K 5400に規定の方法に
準じて測定した。 a.ロール目・・・・焼付硬化後塗膜のロール目の有無を目
視で判断し、ロール目が殆ど存在しない場合を◎とし、
以下ロール目の発生の程度に応じて、○、△、×とし
た。 b.塗料粘度・・・・・・・・フォ−ドカップ#4を用い、12
0秒以下を◎、120〜150秒を○とした。 c.耐衝撃性・・・・・・・・デュポン式衝撃試験法に準じた方
法。 d.硬度・・・・・・・・・・・・塗板を80℃湯中に浸漬して鉛筆
硬度を測定した。 e.密着性・・・・・・・・・・碁盤目テ−プ法試験法に準じた方
法(テ−プ剥離後の塗膜残存率で評価)
【0027】表2から明らかなとおり、スチレン単量体
単位の割合が本発明における下限を下回る共重合体Cを
用いる比較例1、または3級アミノ基含有単量体単位を
含まない共重合体Dを用いる比較例2では、ロール目が
発生している。これに対して、本発明によれば、ロール
目が殆ど存在しないかまたは存在してもわずかであり、
しかも耐衝撃性および硬度等の物性も高水準に維持され
ている。
【0028】
【発明の効果】本発明の水性塗料は、耐水性、レベリン
グ性および顔料分散性に優れており、該水性塗料によれ
ば、高速ロールによる塗装においてロ−ル目が殆ど発生
しない。金属板の塗装に適しており、PCMおよび家電
製品等に使用される金属板の塗装は勿論のこと、高度な
耐水性を有する点で、食品包装用の金属缶の塗装にも最
適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ビニル単量体単位、3級アミノ基
    含有ビニル単量体単位、α,β−エチレン性不飽和カル
    ボン酸単量体単位およびその他のラジカル重合性単量体
    単位からなる共重合体であって、全構成単位の合計量を
    基準にする各単量体単位の割合が、芳香族ビニル単量体
    単位;20〜45重量%、3級アミノ基含有ビニル単量
    体単位;0.5〜10重量%、α,β−エチレン性不飽
    和カルボン酸単量体単位;1〜30重量%およびその他
    のラジカル重合性単量体単位;15〜78.5重量%で
    あり、かつ含有カルボキシル基のモル数が含有3級アミ
    ノ基のモル数を上回る共重合体を水性媒体中に溶解また
    は乳化分散させてなる水性塗料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水性塗料に、酸化チタン
    を顔料として分散させてなる白色水性塗料。
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