JPH11210436A - 頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置 - Google Patents
頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置Info
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- JPH11210436A JPH11210436A JP1166798A JP1166798A JPH11210436A JP H11210436 A JPH11210436 A JP H11210436A JP 1166798 A JP1166798 A JP 1166798A JP 1166798 A JP1166798 A JP 1166798A JP H11210436 A JPH11210436 A JP H11210436A
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- blow
- breather
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- gas
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な改良によりオイル漏れと傾斜性能を一
段と向上させる。 【解決手段】 動弁室上蓋5の下面から周壁11を垂設
し、その下端面に仕切板12を固定してその内部にブリ
ーザ室13を形成する。上記仕切板12には、ブローバ
イガス導入口14を開口し、この導入口14を開閉可能
に閉止するリード弁15と弁抑え16とを設け、動弁室
上蓋5にブリーザ室13に臨むブローバイガスの導出口
17を開口し、この導出口17の外端は連通管20を介
してエアクリーナ25の二次室に連通する。ブローバイ
ガスの導入口14は、動弁カム6・7のオイル跳ね上げ
側と反対側に開口し、ブローバイガスの導出口17はブ
リーザ室13内の前後左右方向の略中央部で、弁抑え1
6の固定端側背面近傍に開口し、上記導出口17と弁抑
え16との間に邪魔板28を介在させる。
段と向上させる。 【解決手段】 動弁室上蓋5の下面から周壁11を垂設
し、その下端面に仕切板12を固定してその内部にブリ
ーザ室13を形成する。上記仕切板12には、ブローバ
イガス導入口14を開口し、この導入口14を開閉可能
に閉止するリード弁15と弁抑え16とを設け、動弁室
上蓋5にブリーザ室13に臨むブローバイガスの導出口
17を開口し、この導出口17の外端は連通管20を介
してエアクリーナ25の二次室に連通する。ブローバイ
ガスの導入口14は、動弁カム6・7のオイル跳ね上げ
側と反対側に開口し、ブローバイガスの導出口17はブ
リーザ室13内の前後左右方向の略中央部で、弁抑え1
6の固定端側背面近傍に開口し、上記導出口17と弁抑
え16との間に邪魔板28を介在させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭上カム式縦型
エンジンのブリーザ装置に関し、特にオイル漏れを改良
する技術に関する。
エンジンのブリーザ装置に関し、特にオイル漏れを改良
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブリーザ装置としては、本出願
人の提案によるもので、図4(A)(B)に示すものが
ある。ここで、図4(A)は従来例に係る頭上カム式縦
型エンジンの要部縦断面図、図4(B)はその頭上カム
式縦型エンジンの動弁室上蓋の底面図である。このブリ
ーザ装置110は、動弁室上蓋105の下面から底面視
で、図4(B)に示す略矩形状の周壁111を垂設し、
この周壁111の下端面に仕切板112を固定してその
内部にブリーザ室113を形成してある。
人の提案によるもので、図4(A)(B)に示すものが
ある。ここで、図4(A)は従来例に係る頭上カム式縦
型エンジンの要部縦断面図、図4(B)はその頭上カム
式縦型エンジンの動弁室上蓋の底面図である。このブリ
ーザ装置110は、動弁室上蓋105の下面から底面視
で、図4(B)に示す略矩形状の周壁111を垂設し、
この周壁111の下端面に仕切板112を固定してその
内部にブリーザ室113を形成してある。
【0003】上記仕切板112には、ブローバイガスの
導入口114を開口するとともに、この導入口114を
開閉可能に閉止するリード弁115と弁抑え116とを
設け、上記動弁室上蓋105に当該ブリーザ室113に
臨むブローバイガスの導出口117を開口するととも
に、この導出口117の外端は連通管120を介してエ
アクリーナ132の二次室に連通して構成されている。
そして上記ブローバイガスの導出口117は、略矩形状
のブリーザ室113のコーナ部に臨ませ、邪魔板128
で防御されている。なお、図4(A)中の符号130は
気化器を、Sは潤滑オイルの油面を示し、図4(B)中
の符号119は仕切板112を固定するネジ孔を示す。
導入口114を開口するとともに、この導入口114を
開閉可能に閉止するリード弁115と弁抑え116とを
設け、上記動弁室上蓋105に当該ブリーザ室113に
臨むブローバイガスの導出口117を開口するととも
に、この導出口117の外端は連通管120を介してエ
アクリーナ132の二次室に連通して構成されている。
そして上記ブローバイガスの導出口117は、略矩形状
のブリーザ室113のコーナ部に臨ませ、邪魔板128
で防御されている。なお、図4(A)中の符号130は
気化器を、Sは潤滑オイルの油面を示し、図4(B)中
の符号119は仕切板112を固定するネジ孔を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ブ
ローバイガスの導出口117がブリーザ室113のコー
ナ部に臨み、邪魔板128で防御されているにも拘わら
ず、ブローバイガス導出口117からのオイル漏れが生
じ易い。例えば、エンジンの傾斜運転時にブローバイガ
スの導入口114から流入したオイルOは、逆向きに傾
斜した時に周壁111に沿って流動し易く、また、ブリ
ーザ室113内に流入したオイルがリード弁115で跳
ね上げられ、上記導出口117から流出するためと考え
られる。
ローバイガスの導出口117がブリーザ室113のコー
ナ部に臨み、邪魔板128で防御されているにも拘わら
ず、ブローバイガス導出口117からのオイル漏れが生
じ易い。例えば、エンジンの傾斜運転時にブローバイガ
スの導入口114から流入したオイルOは、逆向きに傾
斜した時に周壁111に沿って流動し易く、また、ブリ
ーザ室113内に流入したオイルがリード弁115で跳
ね上げられ、上記導出口117から流出するためと考え
られる。
【0005】かかるオイル漏れは、エアクリーナ132
からのオイルの漏れだし、エンジンに吸い込まれて燃焼
室内でのカーボンの堆積、エンジン性能の低下、オイル
消費の増加、排気ガス中のHCの増加、等の弊害をもた
らす。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な改良によりオイル漏れと傾斜性能を一段と向
上させることを技術課題とする。
からのオイルの漏れだし、エンジンに吸い込まれて燃焼
室内でのカーボンの堆積、エンジン性能の低下、オイル
消費の増加、排気ガス中のHCの増加、等の弊害をもた
らす。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な改良によりオイル漏れと傾斜性能を一段と向
上させることを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものとして、以下のように構成される。即ち、請求
項1に記載の発明は、動弁室上蓋5の下面から略矩形状
の周壁11を垂設し、この周壁11の下端面に仕切板1
2を固定してその内部にブリーザ室13を形成し、上記
仕切板12には、ブローバイガスの導入口14を開口す
るとともに、この導入口14を開閉可能に閉止するリー
ド弁15と弁抑え16とを設け、上記動弁室上蓋5に当
該ブリーザ室13に臨むブローバイガスの導出口17を
開口するとともに、この導出口17の外端は連通管20
を介してエアクリーナ32の二次室に連通して構成した
頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置において、上記
ブローバイガスの導入口14は、動弁カム6・7のオイ
ル跳ね上げ側と反対側に開口し、上記ブローバイガスの
導出口17はブリーザ室13内の前後左右方向の略中央
部で、上記弁抑え16の固定端側背面近傍に開口し、こ
の導出口17と上記弁抑え16との間に邪魔板(28)
を介在させたことを特徴としている。
するものとして、以下のように構成される。即ち、請求
項1に記載の発明は、動弁室上蓋5の下面から略矩形状
の周壁11を垂設し、この周壁11の下端面に仕切板1
2を固定してその内部にブリーザ室13を形成し、上記
仕切板12には、ブローバイガスの導入口14を開口す
るとともに、この導入口14を開閉可能に閉止するリー
ド弁15と弁抑え16とを設け、上記動弁室上蓋5に当
該ブリーザ室13に臨むブローバイガスの導出口17を
開口するとともに、この導出口17の外端は連通管20
を介してエアクリーナ32の二次室に連通して構成した
頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置において、上記
ブローバイガスの導入口14は、動弁カム6・7のオイ
ル跳ね上げ側と反対側に開口し、上記ブローバイガスの
導出口17はブリーザ室13内の前後左右方向の略中央
部で、上記弁抑え16の固定端側背面近傍に開口し、こ
の導出口17と上記弁抑え16との間に邪魔板(28)
を介在させたことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置において、
上記弁抑え16の自由端側部分16bをリード弁15よ
りも一回り大きく形成した、ことを特徴としている。
した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置において、
上記弁抑え16の自由端側部分16bをリード弁15よ
りも一回り大きく形成した、ことを特徴としている。
【0008】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置に
おいて、上記邪魔板28に沿ってガス流路をふさぐスチ
ールウール29を付設したことを特徴としている。
2に記載した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置に
おいて、上記邪魔板28に沿ってガス流路をふさぐスチ
ールウール29を付設したことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1に記載した発明では、ブ
ローバイガスの導入口14を動弁カム6・7のオイル跳
ね上げ側と反対側に開口したことから、動弁カム6・7
の跳ね上げによって形成されたオイルミストの多くは、
動弁室4内のオイル跳ね上げ側を浮上するため、これと
反対側に形成されているブローバイガス導入口14には
流入しにくい。これにより、動弁室4内で多量にオイル
ミストが形成されているにも拘わらず、ブリーザ室13
へのオイルの侵入量を少なくできる。
ローバイガスの導入口14を動弁カム6・7のオイル跳
ね上げ側と反対側に開口したことから、動弁カム6・7
の跳ね上げによって形成されたオイルミストの多くは、
動弁室4内のオイル跳ね上げ側を浮上するため、これと
反対側に形成されているブローバイガス導入口14には
流入しにくい。これにより、動弁室4内で多量にオイル
ミストが形成されているにも拘わらず、ブリーザ室13
へのオイルの侵入量を少なくできる。
【0010】また、請求項1に記載した発明では、ブロ
ーバイガスの導出口17をブリーザ室13内の前後左右
方向の略中央部で、弁抑え16の固定端側背面近傍に開
口したことから、ブローバイガス導入口14から流入し
たブローバイガス中のオイルミストは、上記弁抑え16
の背後で最も飛来が少なく、当該導出口17からのオイ
ル漏れが半減する。しかも、エンジンの左右方向傾斜時
にオイルがブローバイガス導入口14から流入した場合
でも、弁抑え16により当該導出口17への流入が妨げ
られ、当該導出口17をブリーザ室13内の前後左右方
向の略中央部に開口したことと相俟って、エンジンの傾
斜性能が一段と向上する。
ーバイガスの導出口17をブリーザ室13内の前後左右
方向の略中央部で、弁抑え16の固定端側背面近傍に開
口したことから、ブローバイガス導入口14から流入し
たブローバイガス中のオイルミストは、上記弁抑え16
の背後で最も飛来が少なく、当該導出口17からのオイ
ル漏れが半減する。しかも、エンジンの左右方向傾斜時
にオイルがブローバイガス導入口14から流入した場合
でも、弁抑え16により当該導出口17への流入が妨げ
られ、当該導出口17をブリーザ室13内の前後左右方
向の略中央部に開口したことと相俟って、エンジンの傾
斜性能が一段と向上する。
【0011】さらに、請求項1に記載した発明では、上
記導出口17と弁抑え16との間に邪魔板28を介在さ
せたことから、ブリーザ室13内に流入したオイルがリ
ード弁15で跳ね上げられたとしても、上記邪魔板28
で遮られるので導出口17から流出するには至らない。
これにより導出口17からのオイルの漏れだしを減少さ
せることができる。
記導出口17と弁抑え16との間に邪魔板28を介在さ
せたことから、ブリーザ室13内に流入したオイルがリ
ード弁15で跳ね上げられたとしても、上記邪魔板28
で遮られるので導出口17から流出するには至らない。
これにより導出口17からのオイルの漏れだしを減少さ
せることができる。
【0012】請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置におい
て、上記弁抑え16の自由端側部分16bをリード弁1
5よりも一回り大きく形成したことから、ブリーザ室1
3内に流入したオイルがリード弁15で跳ね上げられた
としても、一回り大きく形成した弁抑え16の自由端側
部分16bで遮られるので導出口17から流出するには
至らない。これにより導出口17からのオイルの漏れだ
しを大幅に減少させることができる。
記載した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置におい
て、上記弁抑え16の自由端側部分16bをリード弁1
5よりも一回り大きく形成したことから、ブリーザ室1
3内に流入したオイルがリード弁15で跳ね上げられた
としても、一回り大きく形成した弁抑え16の自由端側
部分16bで遮られるので導出口17から流出するには
至らない。これにより導出口17からのオイルの漏れだ
しを大幅に減少させることができる。
【0013】請求項3に記載した発明では、請求項2に
記載した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置におい
て、上記邪魔板28に沿ってガス流路をふさぐスチール
ウール29を付設したことから、ブリーザ室13内にオ
イルが流入しても、ガス流路をふさぐスチールウール2
9で遮られるので、導出口17から流出するには至らな
い。これにより導出口17からのオイルの漏れだしを解
消する。
記載した頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置におい
て、上記邪魔板28に沿ってガス流路をふさぐスチール
ウール29を付設したことから、ブリーザ室13内にオ
イルが流入しても、ガス流路をふさぐスチールウール2
9で遮られるので、導出口17から流出するには至らな
い。これにより導出口17からのオイルの漏れだしを解
消する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明の実施形
態を示し、同図(A)は頭上カム式縦型エンジンの要部
縦断面図、同図(B)はそのエンジンの動弁室上蓋の要
部底面図、図3はブリーザ室を区画形成する仕切板を示
し、図2(A)はその仕切板の平面図、図2(B)はそ
の仕切板の縦断面図である。
基づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明の実施形
態を示し、同図(A)は頭上カム式縦型エンジンの要部
縦断面図、同図(B)はそのエンジンの動弁室上蓋の要
部底面図、図3はブリーザ室を区画形成する仕切板を示
し、図2(A)はその仕切板の平面図、図2(B)はそ
の仕切板の縦断面図である。
【0015】この頭上カム式縦型エンジンEは、水冷二
気筒ガソリンエンジンであり、図1に示すように、この
エンジンのシリンダヘッド1には、気筒毎に吸排気用の
一対のバルブ2・3が取り付けられており、左側が吸気
用のバルブ2、右側が排気用のバルブ3である。この一
対のバルブ2・3は、左右に振り分けて配置され、それ
ぞれの弁軸が燃焼室の中心部に向くように傾斜させてあ
る。なお、図1中の符号10はブリーザ装置、30は気
化器、32はエアクリーナを示す。
気筒ガソリンエンジンであり、図1に示すように、この
エンジンのシリンダヘッド1には、気筒毎に吸排気用の
一対のバルブ2・3が取り付けられており、左側が吸気
用のバルブ2、右側が排気用のバルブ3である。この一
対のバルブ2・3は、左右に振り分けて配置され、それ
ぞれの弁軸が燃焼室の中心部に向くように傾斜させてあ
る。なお、図1中の符号10はブリーザ装置、30は気
化器、32はエアクリーナを示す。
【0016】上記シリンダヘッド1の上半部には動弁室
4が設けられており、この動弁室4は動弁室上蓋5で覆
われている。上記動弁室4内には二対のバルブ連動アー
ム21・22を揺動自在に枢支したアーム支軸9と二対
の動弁カム6・7を備えた動弁カム軸8とが上下に平行
に横架されており、上記動弁カム6・7でバルブ連動ア
ーム21・22を揺動させて各バルブ2・3を開閉する
するように構成されている。図示しない点火プラグは、
平面視で各排気弁3・3と少し斜めに対向する状態で配
置されている。
4が設けられており、この動弁室4は動弁室上蓋5で覆
われている。上記動弁室4内には二対のバルブ連動アー
ム21・22を揺動自在に枢支したアーム支軸9と二対
の動弁カム6・7を備えた動弁カム軸8とが上下に平行
に横架されており、上記動弁カム6・7でバルブ連動ア
ーム21・22を揺動させて各バルブ2・3を開閉する
するように構成されている。図示しない点火プラグは、
平面視で各排気弁3・3と少し斜めに対向する状態で配
置されている。
【0017】上記動弁カム軸8には圧送油路23が形成
されており、この圧送油路23を通り動弁カム軸8の両
端軸受部及び中央軸受部を潤滑したオイルOは、動弁室
4内の底部に形成されたオイル停留部24に停留する。
このオイル停留部24は円弧状の内底面を有しており、
ここに溜まったオイルO内に動弁カム6・7の下半部を
浸漬させて動弁カム軸8を矢印方向へ回転させることに
より、当該動弁カム6・7でオイルOを跳ね上げ、オイ
ルミストを効率よく発生しさせて動弁カム6・7のカム
面やバルブ接当部及びアーム支軸9を潤滑するようにし
てある。なお、オイル停留部24の油面Sの高さは、動
弁室4内の4隅に設けられた図示しないオイル流下口の
位置により規定されるが、当該油面Sの高さは、動弁室
4の高さの略1/4に及ぶ。
されており、この圧送油路23を通り動弁カム軸8の両
端軸受部及び中央軸受部を潤滑したオイルOは、動弁室
4内の底部に形成されたオイル停留部24に停留する。
このオイル停留部24は円弧状の内底面を有しており、
ここに溜まったオイルO内に動弁カム6・7の下半部を
浸漬させて動弁カム軸8を矢印方向へ回転させることに
より、当該動弁カム6・7でオイルOを跳ね上げ、オイ
ルミストを効率よく発生しさせて動弁カム6・7のカム
面やバルブ接当部及びアーム支軸9を潤滑するようにし
てある。なお、オイル停留部24の油面Sの高さは、動
弁室4内の4隅に設けられた図示しないオイル流下口の
位置により規定されるが、当該油面Sの高さは、動弁室
4の高さの略1/4に及ぶ。
【0018】以下、本発明に係るブリーザ装置について
説明する。本ブリーザ装置10は、図1及び図2に示す
ように、隣り合う前後二組のバルブ連動アーム21・2
1の間で、前記動弁室上蓋5の下面に設けられている。
即ち、このブリーザ装置10は、動弁室上蓋5の下面か
ら周壁11を垂設し、この周壁11の下端面に図2に示
す仕切板12を固定してその内部にブリーザ室13を形
成する。
説明する。本ブリーザ装置10は、図1及び図2に示す
ように、隣り合う前後二組のバルブ連動アーム21・2
1の間で、前記動弁室上蓋5の下面に設けられている。
即ち、このブリーザ装置10は、動弁室上蓋5の下面か
ら周壁11を垂設し、この周壁11の下端面に図2に示
す仕切板12を固定してその内部にブリーザ室13を形
成する。
【0019】上記仕切板12には、図2(A)(B)に
示すように、ブローバイガスの導入口14が開口され、
この導入口14を開閉可能に閉止するリード弁15と弁
抑え16とが、その一端部16aでかしめ部材Pにより
片持状に固設されている。上記弁抑え16の自由端側部
分16bは、リード弁15よりも一回り大きく形成され
ている。ちなみに、当該弁抑え16の自由端側部分16
bと周壁11とのすき間は、1.5〜20.mmに設定さ
れている。そしてブローバイガスの導出口17はブリー
ザ室13に臨ませて動弁室上蓋5に開口されている。
示すように、ブローバイガスの導入口14が開口され、
この導入口14を開閉可能に閉止するリード弁15と弁
抑え16とが、その一端部16aでかしめ部材Pにより
片持状に固設されている。上記弁抑え16の自由端側部
分16bは、リード弁15よりも一回り大きく形成され
ている。ちなみに、当該弁抑え16の自由端側部分16
bと周壁11とのすき間は、1.5〜20.mmに設定さ
れている。そしてブローバイガスの導出口17はブリー
ザ室13に臨ませて動弁室上蓋5に開口されている。
【0020】上記ブローバイガスの導入口14は、図1
(A)に示すように、動弁カム6・7のオイル跳ね上げ
側と反対側に開口され、また、上記ブローバイガスの導
出口17は、上記動弁室上蓋5に鋳型形成された筒状体
18に貫通され、その導出口17の内端はブリーザ室1
3の前後左右方向の略中央部で、上記弁抑え16の固定
端側背面の近傍に開口されている。また、上記導出口1
7と弁抑え16との間には邪魔板28が介在されてい
る。この邪魔板28は、動弁室上蓋5の下側内面から一
体に垂設されている。また、上記導出口17の外端は連
通管20を介してエアクリーナ32の二次室に連通され
ている。図2(A)に示すように、上記仕切板12には
4つのネジ挿通孔25と、2つの戻り油孔26が開口形
成されている。
(A)に示すように、動弁カム6・7のオイル跳ね上げ
側と反対側に開口され、また、上記ブローバイガスの導
出口17は、上記動弁室上蓋5に鋳型形成された筒状体
18に貫通され、その導出口17の内端はブリーザ室1
3の前後左右方向の略中央部で、上記弁抑え16の固定
端側背面の近傍に開口されている。また、上記導出口1
7と弁抑え16との間には邪魔板28が介在されてい
る。この邪魔板28は、動弁室上蓋5の下側内面から一
体に垂設されている。また、上記導出口17の外端は連
通管20を介してエアクリーナ32の二次室に連通され
ている。図2(A)に示すように、上記仕切板12には
4つのネジ挿通孔25と、2つの戻り油孔26が開口形
成されている。
【0021】上記構成によれば、動弁カム6・7の跳ね
上げによって発生したオイルミストの多くは、オイル跳
ね上げ側で動弁室4内を浮上するため、これと反対側に
形成されているブローバイガス入口14には流入しにく
い。このため、動弁室4内で多量にオイルミストが発生
しているにも拘わらず、ブリーザ室13へのオイルの侵
入量を少なくできる。尚、オイルミストを多量に含むブ
ローバイガスは、ブローバイガス入口14から流入し、
オイルはリード弁15により一次分離され、周壁11の
内面に接触して二次分離される。そして分離されたオイ
ルは仕切板12に開口形成された前記戻り油孔26から
滴下してその下方にあるアーム支軸9やバルブ連動アー
ム21・22の枢支部等を潤滑する。
上げによって発生したオイルミストの多くは、オイル跳
ね上げ側で動弁室4内を浮上するため、これと反対側に
形成されているブローバイガス入口14には流入しにく
い。このため、動弁室4内で多量にオイルミストが発生
しているにも拘わらず、ブリーザ室13へのオイルの侵
入量を少なくできる。尚、オイルミストを多量に含むブ
ローバイガスは、ブローバイガス入口14から流入し、
オイルはリード弁15により一次分離され、周壁11の
内面に接触して二次分離される。そして分離されたオイ
ルは仕切板12に開口形成された前記戻り油孔26から
滴下してその下方にあるアーム支軸9やバルブ連動アー
ム21・22の枢支部等を潤滑する。
【0022】また、ブローバイガスの導出口17をブリ
ーザ室13内の前後左右方向の略中央部で、弁抑え16
の固定端側背面近傍に開口したことから、ブローバイガ
ス導入口14から流入したブローバイガス中のオイルミ
ストは、上記弁抑え16に邪魔されて当該弁抑え16の
背後では最も飛来が少なくなり、当該導出口17からの
オイル漏れが半減する。しかも、エンジンの傾斜時にオ
イルがブローバイガス導入口14から流入した場合で
も、上記弁抑え16により当該導出口17への流入が妨
げられ、当該導出口17をブリーザ室13内の前後左右
方向の略中央部に開口したことと相俟って、エンジンの
傾斜性能が一段と向上する。
ーザ室13内の前後左右方向の略中央部で、弁抑え16
の固定端側背面近傍に開口したことから、ブローバイガ
ス導入口14から流入したブローバイガス中のオイルミ
ストは、上記弁抑え16に邪魔されて当該弁抑え16の
背後では最も飛来が少なくなり、当該導出口17からの
オイル漏れが半減する。しかも、エンジンの傾斜時にオ
イルがブローバイガス導入口14から流入した場合で
も、上記弁抑え16により当該導出口17への流入が妨
げられ、当該導出口17をブリーザ室13内の前後左右
方向の略中央部に開口したことと相俟って、エンジンの
傾斜性能が一段と向上する。
【0023】上記導出口17と弁抑え16との間に邪魔
板28を介在させたのは、導出口17からのオイルの漏
れだしを減少させることを意図したもので、ブリーザ室
13内に流入したオイルがリード弁15で跳ね上げられ
たとしても、邪魔板28で遮られるのでオイルミストが
導出口17から流出するには至らない。
板28を介在させたのは、導出口17からのオイルの漏
れだしを減少させることを意図したもので、ブリーザ室
13内に流入したオイルがリード弁15で跳ね上げられ
たとしても、邪魔板28で遮られるのでオイルミストが
導出口17から流出するには至らない。
【0024】また、上記弁抑え16の自由端側部分16
bをリード弁15よりも一回り大きく形成したのは、導
出口17からのオイルの漏れだしを大幅に減少させるこ
とを意図したもので、ブリーザ室13内に流入したオイ
ルがリード弁15で跳ね上げられたとしても、一回り大
きく形成した弁抑え16の自由端側部分16bで遮られ
るので導出口17から流出するには至らない。
bをリード弁15よりも一回り大きく形成したのは、導
出口17からのオイルの漏れだしを大幅に減少させるこ
とを意図したもので、ブリーザ室13内に流入したオイ
ルがリード弁15で跳ね上げられたとしても、一回り大
きく形成した弁抑え16の自由端側部分16bで遮られ
るので導出口17から流出するには至らない。
【0025】図3は本発明の変形例を示す動弁室上蓋の
要部底面図である。即ち、この変形例では、邪魔板28
に沿ってガス流路をふさぐスチールウール29を付設し
てある。これは、ブリーザ室113内にオイルが流入し
た場合に、ガス流路をふさぐスチールウール29により
オイルを遮ることを意図したもので、これにより導出口
17からのオイルの漏れだしを一層確実に解消すること
ができる。
要部底面図である。即ち、この変形例では、邪魔板28
に沿ってガス流路をふさぐスチールウール29を付設し
てある。これは、ブリーザ室113内にオイルが流入し
た場合に、ガス流路をふさぐスチールウール29により
オイルを遮ることを意図したもので、これにより導出口
17からのオイルの漏れだしを一層確実に解消すること
ができる。
【0026】上記実施形態では、頭上カム式縦型水冷二
気筒ガソリンエンジンについて例示したが、本発明はこ
れに限らず、頭上カム式縦型エンジンであれば、油冷そ
の他の液冷エンジン、空冷エンジン、3気筒以上の多気
筒エンジン、ガスエンジン、ディーゼルエンジン等の各
種形式のエンジンにも適用できる。
気筒ガソリンエンジンについて例示したが、本発明はこ
れに限らず、頭上カム式縦型エンジンであれば、油冷そ
の他の液冷エンジン、空冷エンジン、3気筒以上の多気
筒エンジン、ガスエンジン、ディーゼルエンジン等の各
種形式のエンジンにも適用できる。
【図1】本発明の実施形態を示し、図1(A)は頭上カ
ム式縦型エンジンの要部縦断面図、図1(B)はそのエ
ンジンの動弁室上蓋の要部底面図である。
ム式縦型エンジンの要部縦断面図、図1(B)はそのエ
ンジンの動弁室上蓋の要部底面図である。
【図2】ブリーザ室を区画形成する仕切板を示し、図2
(A)はその仕切板の平面図、図2(B)はその仕切板
の縦断面図である。
(A)はその仕切板の平面図、図2(B)はその仕切板
の縦断面図である。
【図3】本発明の変形例を示す動弁室上蓋の要部縦断面
図である。
図である。
【図4】従来技術の図1相当図である。
5…動弁室上蓋、6・7…動弁カム、10…ブリーザ装
置、11…周壁、12…仕切板、13…ブリーザ室、1
4…ブローバイガスの導入口、15…リード弁、16…
弁抑え、17…ブローバイガスの導出口、20…連通
管、28…邪魔板、29…スチールウール、32…エア
クリーナ、E…エンジン。
置、11…周壁、12…仕切板、13…ブリーザ室、1
4…ブローバイガスの導入口、15…リード弁、16…
弁抑え、17…ブローバイガスの導出口、20…連通
管、28…邪魔板、29…スチールウール、32…エア
クリーナ、E…エンジン。
Claims (3)
- 【請求項1】 動弁室上蓋(5)の下面から略矩形状の
周壁(11)を垂設し、この周壁(11)の下端面に仕
切板(12)を固定してその内部にブリーザ室(13)
を形成し、上記仕切板(12)には、ブローバイガスの
導入口(14)を開口するとともに、この導入口(1
4)を開閉可能に閉止するリード弁(15)と弁抑え
(16)とを片持状に固設し、上記動弁室上蓋(5)に
当該ブリーザ室(13)に臨むブローバイガスの導出口
(17)を開口するとともに、この導出口(17)の外
端は連通管(20)を介してエアクリーナ(32)の二
次室に連通して構成した、頭上カム式縦型エンジンのブ
リーザ装置において、 上記ブローバイガスの導入口(14)は、動弁カム(6
・7)のオイル跳ね上げ側と反対側に開口し、上記ブロ
ーバイガスの導出口(17)はブリーザ室(13)内の
前後左右方向の略中央部で、上記弁抑え(16)の固定
端側背面近傍に開口し、この導出口(17)と上記弁抑
え(16)との間に邪魔板(28)を介在させた、こと
を特徴とする頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した頭上カム式縦型エン
ジンのブリーザ装置において、 上記弁抑え(16)の自由端側部分(16b)をリード
弁(15)よりも一回り大きく形成した、ことを特徴と
する頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載した頭上カム式縦型エン
ジンのブリーザ装置において、 上記邪魔板(28)に沿ってガス流路をふさぐスチール
ウール(29)を付設した、ことを特徴とする頭上カム
式縦型エンジンのブリーザ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166798A JPH11210436A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166798A JPH11210436A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210436A true JPH11210436A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11784346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1166798A Pending JPH11210436A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 頭上カム式縦型エンジンのブリーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210436A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1286025A1 (en) * | 2001-06-28 | 2003-02-26 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Blow-by gas oil separator for an internal combustion engine |
| KR100820684B1 (ko) | 2006-12-06 | 2008-04-11 | 현대자동차주식회사 | 실린더 헤드커버에 장착되는 블로바이가스 환원장치 |
| JP2009522486A (ja) * | 2005-12-29 | 2009-06-11 | エルジー・ケム・リミテッド | エンジンブローバイガスの可変型油分離装置 |
| JP2013108468A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のヘッドカバー構造 |
| CN107587913A (zh) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 福特全球技术公司 | 用于发动机的曲轴箱通风阀 |
| JP2018159355A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | スズキ株式会社 | 内燃機関 |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP1166798A patent/JPH11210436A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1286025A1 (en) * | 2001-06-28 | 2003-02-26 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Blow-by gas oil separator for an internal combustion engine |
| JP2009522486A (ja) * | 2005-12-29 | 2009-06-11 | エルジー・ケム・リミテッド | エンジンブローバイガスの可変型油分離装置 |
| KR100820684B1 (ko) | 2006-12-06 | 2008-04-11 | 현대자동차주식회사 | 실린더 헤드커버에 장착되는 블로바이가스 환원장치 |
| JP2013108468A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のヘッドカバー構造 |
| CN107587913A (zh) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 福特全球技术公司 | 用于发动机的曲轴箱通风阀 |
| CN107587913B (zh) * | 2016-07-06 | 2024-06-04 | 福特全球技术公司 | 用于发动机的曲轴箱通风阀 |
| JP2018159355A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | スズキ株式会社 | 内燃機関 |
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