JPH11211237A - 1缶2回路式複合給湯装置 - Google Patents

1缶2回路式複合給湯装置

Info

Publication number
JPH11211237A
JPH11211237A JP10010199A JP1019998A JPH11211237A JP H11211237 A JPH11211237 A JP H11211237A JP 10010199 A JP10010199 A JP 10010199A JP 1019998 A JP1019998 A JP 1019998A JP H11211237 A JPH11211237 A JP H11211237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
pipe
heat transfer
supply pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10010199A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Kondo
正満 近藤
Fumitaka Kikutani
文孝 菊谷
Hideo Tomita
英夫 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10010199A priority Critical patent/JPH11211237A/ja
Publication of JPH11211237A publication Critical patent/JPH11211237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用しない方の流体回路内で滞留している流
体が沸騰し、流路内にスケールが発生したり、装置の寿
命が低下することを防止する。 【解決手段】 上下一対の流体回路9,10で構成され
る熱交換器6において、給湯管9と風呂管10の少なく
とも一方の管路の接合部16を扁平状態にするととも
に、風呂管10の径を給湯管9の径より小さくし複数回
多段にわたり伝熱フィンを貫通させ、上下一対の両管同
士と伝熱フィン11がロウ材12を介して接合してい
る。この構成により、管の接合部16の接触面積を大幅
に広げることが可能であり、両管9,10の伝熱量は増
加する。さらに、給湯運転を行う際に風呂管10内の流
速を速めることで熱伝達率が向上し、給湯管9からの伝
熱量を向上することができる。すなわち、給湯単独運転
もしくは風呂単独運転を行う状態で燃焼量が増大して
も、使用しない管路の流体の沸騰を防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂の追い焚き機能
や暖房機能等の循環管を有する給湯機において、燃焼熱
源が1カ所存在し、前記機能を満足する1缶2回路式複
合給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一つの燃焼部によって2種類の流
体を同時に加熱できる複合給湯装置は、給湯と風呂の運
転ができる給湯風呂装置や、給湯と暖房の運転ができる
給湯暖房装置などの複合給湯機に採用されている。従来
の1缶2回路式給湯風呂装置は特開平9−145162
号公報に記載されているようなものがあった。この種の
給湯風呂装置の熱交換器では、図18に示す様に、上下
一対の同一径の給湯管1と風呂管2を接触させて共通す
る複数枚の伝熱フィン3を貫通させ、使用しない機能の
管が受ける熱を、使用している流体に接合部4を通じて
放熱し、使用しない方の流体温度の上昇を抑制してい
る。この時給湯管1と風呂管2は少なくとも一方が変形
しているが、同一径であり接合部4にはロウ材を介在さ
せないようにして接触させ、上下一対の管が伝熱フィン
を一段のみ貫通する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱交換器の構成では、上下一対の管を一段のみで構
成しているため接合部4の接触面積を大きくするには限
界がある。そのため風呂管2を通過する流体を加熱した
いときには、所定の燃焼量を超えると火炎に近い給湯管
1への受熱量が多くなる。この時、風呂管2の流路面積
が大きいと流速が落ち熱伝達率が低下するため、給湯管
1から風呂管2への伝熱量が十分確保できず給湯管1の
流体温度は上昇し、沸騰に至ることもあった。そのた
め、装置の耐久性と安全性、さらには性能面に課題を与
えていた。
【0004】また、温度上昇を抑制するために、燃焼量
を抑えるといった制御を導入していたため、本来の性能
を十分に発揮できない場合も生じていた。
【0005】さらに、給湯管1と風呂管2の接合部4に
はロウ材5を介在させず、両管1、2と伝熱フィン3の
接合はロウ材5を介在させる構成としている。しかしな
がら、給湯管1と風呂管2の間にロウ材5を介さず面接
触を実現することは非常に困難であり、接合部の隙間を
精確に確保せねばロウ材の偏りによる接触不良が発生し
てしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、燃焼部で発生した排気ガスが流れる下流側
に給湯管と循環管を順番に設け、給湯管と循環管を上下
一対の管になるように接合し伝熱フィンを複数回貫通さ
せ、循環管の径を給湯管の径より小さくし、上下一対の
管を多段に配列したことを特徴とする熱交換器である。
【0007】上記発明によれば、一つの缶体で二つの機
能を備えた熱交換器において、給湯もしくは風呂の単独
運転を行なったときに、使用しない機能の方の管内流体
の沸騰を抑制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、燃焼部と、燃焼部で発
生した排気ガスが流れる下流側に設けた給湯管と、給湯
管のさらに下流側に設けた循環管と、給湯管と循環管を
上下一対の管に接合して伝熱フィンを複数回貫通させた
熱交換器であって、循環管の径を給湯管の径より小さく
し上下一対の管を多段に配列した請求項1記載の1缶2
回路熱交換装置である。
【0009】また、請求項1の上下一対の管を千鳥状の
多段に配列した請求項2記載の1缶2回路熱交換装置で
ある。
【0010】また、上下一対の管の少なくとも一方の管
の接合部を扁平状態にし上下一対の管を多段に配列した
請求項3記載の1缶2回路熱交換装置である。
【0011】また、請求項3の上下一対の管を千鳥状の
多段に配列した請求項4記載の1缶2回路熱交換装置で
ある。
【0012】また、上下一対の管の接合部をともに扁平
状態にするとともに循環管の径を給湯管の径より小さく
した請求項5の1缶2回路熱交換装置である。
【0013】また、請求項5の上下一対の管を千鳥状の
多段に配列した請求項6記載の1缶2回路熱交換装置で
ある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0015】(実施例1)図1から図3は本発明による
実施例1であり、例えば本発明の熱交換器を給湯風呂装
置に組み込んだ構成を模式的に示したものと、フィンパ
イプ熱交換器の断面図である。本実施例の給湯風呂装置
は、6は熱交換器であり、7は燃焼部であるバーナであ
り、バーナ7の燃焼により発生する排気ガスを通過させ
る缶体8と、缶体8に設けた給湯管9と循環管である風
呂管10を、上下一対として伝熱フィン11を一段目で
複数回貫通し二段目でも複数回貫通した構成となってい
る。ここで、風呂管10の上部の伝熱フィン11にはロ
ウ材12を二本挿入できるロウ材穴A13と、遮熱穴1
4が設けられ、さらに給湯管9の肩の左右の伝熱フィン
11にロウ材12を二本挿入するロウ材穴B15を設け
ている。
【0016】図2の上下一対の給湯管9と風呂管10の
接合部16までは、ロウ材穴A13に設けていたロウ材
が溶融し、ロウ材12で埋まり、接合されている。この
時、接合部16は溶融したロウ材12が毛細管現象によ
って最も良好に流動する値(約40μm)に設定され
る。また、左右対称にロウ材穴A13が設けられている
ので、伝熱フィン11と風呂管10は良好にロウ付けで
きる。同じく、左右対称にロウ材穴B15が設けられて
いるので、伝熱フィン11と給湯管9は良好にロウ付け
できる。
【0017】従来の構成での課題は、給湯もしくは風呂
の単独運転を行う状態で、所定の燃焼量を超えると、上
下一対の両管路間の接触領域を通じての伝熱量が不十分
となり、使用しない機能の流体が沸騰することである。
この課題を解決する手段として、接合部16の接触面積
を増加させることと、風呂管10の流路面積を小さくし
内部流速を速めることで、給湯管9と風呂管10との間
の伝熱量を増加させることが考えられる。
【0018】そこで本発明の構成によれば、上下一対の
両管9,10を一段目で5回伝熱フィン11を貫通し、
二段目でも同じく5回伝熱フィン11を貫通することで
接合部16の接触面積を大きくできる。上下一対の管を
多段に設けることで、排気ガスが前段側の管を通過する
際に乱流促進され後段側の管での熱交換効率が促進され
る。給湯管9が風呂管10よりも径が大きいため溶けた
ロウ材12が接合部16の細部にまでロウ材12がまわ
り確実に接触できる。また、風呂単独運転を行うとき
は、給湯管9の滞留水が沸騰することが多いが、風呂管
10の径を給湯管9よりも小さくすることで風呂管10
を通過する流体の流速が早くなり、伝熱効率が増加す
る。さらに、給湯単独運転時の給湯管9を加熱し最大給
湯能力を発揮する際には、風呂管10への伝熱フィン1
1からの受熱量が多くなり風呂管10の沸騰する可能性
が増加するが、遮熱穴14とロウ材穴A13により受熱
する量を制限できる。
【0019】従って、図2の構成で、例えば給湯は行わ
ずに風呂運転を行った場合、バーナ7から給湯管9に加
熱される熱量は従来例と同じであるが、給湯管9と風呂
管10との 接合部16の接触面積が大きく、ロウ材1
2を介して確実に接触でき、さらに風呂管10の管の径
を給湯管9の管の径より小さくし、遮熱穴14とロウ材
穴A13で伝熱量を制限することにより風呂管10の管
の受熱量を制御し管内流速を速めることで熱伝達率を向
上し、昇温した給湯水が両管9、10の接合部16を通
じて風呂水へ放熱する。その放熱量は従来の構成より増
えることとなる。従って、給湯水の昇温は抑制され、燃
焼量が増加しても流体が沸騰することはなくなる。
【0020】つまり、給湯もしくは風呂の単独運転を行
う際に、滞留している流体の昇温は抑制されるため、両
管9,10のスケール発生防止と熱交換器の延命化を図
ることができる。また、滞留している流体の温度上昇に
伴って、バーナ7の出力を制限する必要もなく、装置の
性能が十分に発揮でき、ユーザーに与えていた不快感は
解消される。
【0021】また、上下両管9、10はロウ材12を介
して接触しているため、どちらか一方の流体回路が熱膨
張しても、ロウ材12が他方に管に伝わる応力を緩和す
る。従って、過度の熱応力が加わる運転条件でも柔軟に
管が変形するため、缶体8の割れが防止できると共に、
耐久性も向上する。
【0022】図1、図2の構成において、上下一対の流
体回路の下部を給湯管9、上部を風呂管10としている
が、下部を暖房温水回路としても同様の効果が得られ
る。
【0023】また、本実施例では、本発明を給湯風呂装
置に適用した例で説明したが、給湯暖房装置、暖房風呂
装置にも適用できる。上下一対の管を二段に設けた実施
例を示したが、三段、四段等多段に設けても同様な効果
を得られる。
【0024】次に図4に示す様に、伝熱フィン11を一
段目で5回貫通した後に二段目で4回千鳥状に貫通させ
ることで、排気ガスが二段目の給湯管9と風呂管10に
効率よく当たり熱伝達率を向上させることができるとと
もに、給湯もしくは風呂の単独運転を行う際に他管の沸
騰を防止することができる。さらに、給湯管9と風呂管
10の接合部16接触面積を拡大するために、図5に示
すような伝熱補助材17を挿入し伝熱効率向上すればさ
らに管内滞留水の沸騰を防止することができる。上下一
対の管を多段の千鳥状に設けることで、受熱フィン11
の低温部である結露領域に管を設けることになるため、
受熱フィン11の結露を防止することができる。
【0025】(実施例2)図6から図9は本発明による
実施例2であり、本発明のフィンパイプ構成を示したも
のである。本発明の目的と効果は、実施例1で示したも
のと同じであり、本実施例と実施例1との構成における
違いは、給湯管9もしくは風呂管10の断面形状を略D
形形状に変形し、上下一対に接していることである。
【0026】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。図6の構成において、上下
一対の両管9,10を一段目で5回伝熱フィン11を貫
通し、二段目でも同じく5回伝熱フィン11を貫通する
ことで接合部16の接触面積を大きくできる。
【0027】また、風呂管10の断面形状は円形であり
円管を加工することなく両管9,10をロウ材12を介
して接合するものである。ここで、給湯管9である下管
が風呂管10である上管よりも径が大きいため溶けたロ
ウ材12が接合部16へまわるとともに、風呂管10の
みを扁平にすることでも両管9,10の接続長さを大き
くすることが可能である。両管内部の流体同士の熱伝達
は、接合部16の間隙が40μm程度であり、管及びロ
ウ材の材質が銅で流体が水であるなら、滞留している水
の熱伝達率の方が圧倒的に悪いため、ロウ材の有無によ
る伝熱阻害は発生しない。
【0028】従って、図6の構成で、例えば給湯は行わ
ずに風呂運転を行った場合、バーナ7から給湯管9が加
熱される熱量は従来例と同じであるが、給湯管9と風呂
管10とのロウ材12を介して確実に接触でき、さらに
風呂管10の管の径を給湯管9の管の径より小さくし、
遮熱穴14とロウ材穴A13で伝熱量を制限することに
より風呂管10の管の受熱量を制御し管内流速を速める
ことで熱伝達率を向上し、昇温した給湯水が両管9、1
0の接触領域を通じて風呂水へ放熱する。その放熱量は
従来の構成より増えることとなる。従って、給湯水の昇
温は抑制され、燃焼量が増加しても流体が沸騰すること
はなくなる。
【0029】つまり、給湯もしくは風呂の単独運転を行
う状態で、滞留している流体の昇温は抑制されるため、
両管9,10のスケール発生防止と熱交換器の延命化を
図ることができる。また、滞留している流体の温度上昇
に伴って、バーナ7の出力を制限する必要もなく、装置
の性能が十分に発揮でき、ユーザーに与えていた不快感
は解消される。
【0030】さらに、図6のような流体回路の構成にし
たことによって、以下のような本発明の効果が得られ
る。従来の構成と比較して、風呂管10が扁平形状をし
ているため風呂管10の高さが低くなり、缶体8のコン
パクト化が実現される。缶体8がコンパクトになれば、
燃焼ガスの排気抵抗が低減されるため、バーナ7のコン
パクト化も可能となる。また、両管9、10間の伝熱量
の増加に伴い、両管9,10に接する伝熱フィン11の
高温部が減るため、伝熱フィン11の酸化が抑制され
る。従って、伝熱フィン11の耐久性と信頼性が向上す
る。上下一対の管を多段に設けることで、排気ガスが前
段側の管を通過する際に乱流促進され後段側の管での熱
交換効率が促進される。
【0031】また、上下両管9、10はロウ材12を介
して接触しているため、どちらか一方の流体回路が熱膨
張しても、ロウ材12が他方の管に伝わる応力を緩和す
る。従って、過度の熱応力が加わる運転条件でも柔軟に
管が変形するため、缶体8の割れが防止できると共に、
耐久性も向上する。
【0032】なお、図6において、給湯管9の断面形状
を扁平させた一例であるが、この形状の限りではなく、
例えば、上管が平行平面形状であっても同様の効果が発
揮できる。また上下一対の管を二段に設けた実施例を示
したが、三段、四段等多段に設けても同様な効果を得ら
れる。
【0033】図6の流体回路の断面形状の変形は、本実
施例では円形管をプレスによって加圧加工して製造し
た。この他にも、引き抜き加工管や押し出し加工管でも
図4に示すような断面形状の流体回路は作製可能であ
る。
【0034】図6の構成において、上下一対の管の下部
を給湯管9、上部を風呂管10としているが、下部を暖
房温水回路としても同様の効果が得られる。
【0035】また、本実施例では、本発明を給湯風呂装
置に適用した例で説明したが、給湯暖房装置、暖房風呂
装置にも適用できる。
【0036】次に図8、図9に示す構成は、風呂管10
の断面形状を略D形形状としたものである。効果は、前
記実施例と同様に給湯もしくは風呂単独運転中の他管の
滞留水の沸騰を防止できる。
【0037】次に図10と図11に示す様に、図6と図
8で示した給湯管9と風呂管10の組み合わせで、伝熱
フィン11を一段目で5回貫通した後に二段目で4回千
鳥状に貫通させた例である。これらの構成でも同様に、
排気ガスが二段目の給湯管9と風呂管10に効率よく当
たり熱伝達率を向上させることができるとともに、給湯
もしくは風呂の単独運転を行う際に他管の沸騰を防止す
ることができる。上下一対の管を多段の千鳥状に設ける
ことで、受熱フィン11の低温部である結露領域に管を
設けることになるため、受熱フィン11の結露を防止す
ることができる。
【0038】(実施例3)図12から図16は本発明に
よる実施例3であり、本発明のフィンパイプ構成を示し
たものである。本発明の目的と効果は、実施例1もしく
は実施例2で示したものと同じであり、本実施例との構
成における違いは、給湯管9と風呂管10の断面形状を
ともに略D形形状に変形し、上下一対にして二段で伝熱
フィン11を複数回貫通していることである。
【0039】なお、実施例1もしくは実施例2と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0040】図12の構成において、上下一対の両管
9,10を一段目で5回伝熱フィン11を貫通し、二段
目でも同じく5回伝熱フィン11を貫通することで接合
部16の接触面積を大きくできる。また、給湯管9と風
呂管10の断面形状は略D形形状に扁平させ、ロウ材1
2を介して接合するものである。ここで、給湯管9であ
る下管が風呂管10である上管よりも径が大きいため溶
けたロウ材12が接合部16へまわるとともに、扁平に
することでも両管9,10の接続長さを大きくすること
が可能である。両管内部の流体同士の熱伝達は、接合部
16の間隙が40μm程度であり、管及びロウ材の材質
が銅で流体が水であるなら、滞留している水の熱伝達率
の方が圧倒的に悪いため、ロウ材の有無による伝熱阻害
は発生しない。
【0041】従って、図12の構成で、例えば給湯は行
わずに風呂運転を行った場合、バーナ7から給湯管9に
加熱される熱量は従来例とほぼ同じであるが、給湯管9
と風呂管10とのロウ材12を介して確実に接触でき、
さらに風呂管10の管の径を給湯管9の管の径より小さ
くし、遮熱穴14とロウ材穴A13で伝熱量を制限する
ことにより風呂管10の管の受熱量を制御し管内流速を
速めることで熱伝達率を向上し、昇温した給湯水が両管
9、10の接触領域を通じて風呂水へ放熱する。その放
熱量は従来の構成より増えることとなる。従って、給湯
水の昇温は抑制され、燃焼量が増加しても流体が沸騰す
ることはなくなる。
【0042】つまり、給湯もしくは風呂の単独運転を行
う状態で、滞留している流体の昇温は抑制されるため、
両管9,10のスケール発生防止と熱交換器の延命化を
図ることができる。また、滞留している流体の温度上昇
に伴って、バーナ7の出力を制限する必要もなく、装置
の性能が十分に発揮でき、ユーザーに与えていた不快感
は解消される。
【0043】さらに、図12のような流体回路の構成に
したことによって、以下のような本発明の効果が得られ
る。給湯管9の上側が扁平しているためロウ材穴Aから
溶けだしたロウ材12が扁平部で留まりやすくなり給湯
管9と風呂管10を確実に接合可能となる。また従来の
構成と比較して、給湯管9と風呂管10の高さが低くな
るため、缶体8のコンパクト化が実現される。缶体8が
コンパクトになれば、燃焼ガスの排気抵抗が低減される
ため、バーナ7のコンパクト化も可能となる。また、両
管9、10間の伝熱量の増加に伴い、両管9,10に接
する伝熱フィン11の高温部が減るため、伝熱フィン1
1の酸化が抑制される。従って、伝熱フィン11の耐久
性と信頼性が向上する。上下一対の管を多段に設けるこ
とで、排気ガスが前段側の管を通過する際に乱流促進さ
れ後段側の管での熱交換効率が促進される。
【0044】また、上下両管9、10はロウ材12を介
して接触しているため、どちらか一方の流体回路が熱膨
張しても、ロウ材12が他方の管に伝わる応力を緩和す
る。従って、過度の熱応力が加わる運転条件でも柔軟に
管が変形するため、缶体8の割れが防止できると共に、
耐久性も向上する。
【0045】なお、図13において、両管9、10の断
面形状を扁平させた一例であるが、この形状の限りでは
なく、例えば、管が平行平面形状であっても同様の効果
が発揮できる。また上下一対の管を二段に設けた実施例
を示したが、三段、四段等多段に設けても同様な効果を
得られる。
【0046】図13の流体回路の断面形状の変形は、本
実施例では円形管をプレスによって加圧加工して製造し
た。この他にも、引き抜き加工管や押し出し加工管でも
図12に示すような断面形状の流体回路は作製可能であ
る。
【0047】図13の構成において、上下一対の流体回
路の下部を給湯管9、上部を風呂管10としているが、
下部を暖房温水回路としても同様の効果が得られる。
【0048】また、本実施例では、本発明を給湯風呂装
置に適用した例で説明したが、給湯暖房装置、暖房風呂
装置にも適用できる。
【0049】次に図14から図16に示すような接合部
16の形状であっても同様の効果を発揮する。図14で
は、接合部16が大きな極率を有する略栗尻形で接する
ことで、ロウ材12が細部にまで毛細管現象でまわり、
確実に管を接合できる。また、図15では、給湯管9の
接合部16に凸部18を予め設け接合部16の間隙を約
40μmとすることで、ロウ材12が細部にまで毛細管
現象でまわり、確実に管を接合できる。また、図16で
は、接合部16に角形のスペーサ19を設け接合部16
の間隙を約40μmとすることで、ロウ材12が細部に
まで毛細管現象でまわり、確実に管を接合できる。
【0050】次に図17に示す様に、給湯管9と風呂管
10をともに扁平させ伝熱フィン11を一段目で5回貫
通した後に二段目で4回千鳥状に貫通させることで、排
気ガスが二段目の給湯管9と風呂管10に効率よく当た
り熱伝達率を向上させることができるとともに、給湯も
しくは風呂の単独運転を行う際に他管の沸騰を防止する
ことができる。上下一対の管を多段の千鳥状に設けるこ
とで、受熱フィン11の低温部である結露領域に管を設
けることになるため、受熱フィン11の結露を防止する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明のような構成の熱
交換器において、次のような効果が得られる。
【0052】(1)給湯管と循環管を上下一対にして、
伝熱フィンを複数回貫通させた熱交換器であって、循環
管を給湯管より小さくし、上下一対の両管を多段に配列
することで接合部の接触面積を大きくし給湯管と循環管
同士の伝熱効率を大幅に向上する。これによりロウ接合
する際、接合部にロウ材がまわりやすく確実に接合でき
るとともに、給湯運転する際に循環管の受熱量を制限す
ることで循環管の沸騰を防止できる。特に上下一対の管
を多段に設けることで、排気ガスが前段側の管を通過す
る際に乱流促進され後段側の管での熱交換効率が促進さ
れる。また、循環管側を運転する際に循環管内の流速を
速めることで熱伝達率を向上し給湯管の沸騰を防止でき
る。すなわち、単独運転状態で燃焼量が増大しても、使
用しない管の流体の沸騰を防止することができる。
【0053】この効果により、スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現されるとともに、装置の持つ性能
が十分に発揮され、ユーザーに与えていた不快感は解消
される。さらに、缶体と燃焼部のコンパクト化が実現さ
れ、伝熱フィンの酸化が抑制されることで、伝熱フィン
の耐久性と信頼性が向上する。
【0054】(2)上下両管を伝熱フィンに多段の千鳥
状に貫通することにより、両管の接触面積を大幅に拡大
し、高温の排気ガスの流路に上下両管を効率的に配置で
きるため伝熱効率を大きくすることができ、二つの機能
のうち一つの機能のみを使っている状態で燃焼量が増大
しても、使用しない機能の流体の沸騰を防止することが
できる。特に上下一対の管を多段の千鳥状に設けること
で、受熱フィンの低温部である結露領域に管を設けるこ
とになるため、受熱フィンの結露を防止することができ
る。
【0055】この効果により、スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現され、高効率で信頼性の高い装置
が提供できる。また、装置の持つ性能が十分に発揮さ
れ、ユーザーに与えていた不快感は解消される。さらに
加えて、缶体と燃焼部のコンパクト化が実現され、伝熱
フィンの酸化が抑制されることで、伝熱フィンの耐久性
と信頼性が向上する。
【0056】(3)給湯管もしくは循環管の少なくと一
方の管の接合部を扁平にし上下一対の両管を多段に配列
することで接合部の接触面積を大きくし給湯管と循環管
同士の伝熱効率を大幅に向上する。特に上下一対の管を
多段に設けることで、排気ガスが前段側の管を通過する
際に乱流促進され後段側の管での熱交換効率が促進され
る。これらにより、二つの機能のうち一つの機能のみを
使っている状態で燃焼量が増大しても、使用しない機能
の流体の沸騰を防止することができる。
【0057】この効果により、スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現され、高効率で信頼性の高い装置
が提供できる。また、装置の持つ性能が十分に発揮さ
れ、ユーザーに与えていた不快感は解消される。
【0058】(4)給湯管もしくは循環管の少なくと一
方の管の接合部を扁平にし上下両管を伝熱フィンに多段
の千鳥状に貫通することにより、両管の接触面積を大幅
に拡大し、高温の排気ガスの流路に上下両管を効率的に
配置できるため伝熱効率を大きくできることから、二つ
の機能のうち一つの機能のみを使っている状態で燃焼量
が増大しても、使用しない機能の流体の沸騰を防止する
ことができる。特に上下一対の管を多段の千鳥状に設け
ることで、受熱フィンの低温部である結露領域に管を設
けることになるため、受熱フィンの結露を防止すること
ができる。
【0059】この効果により、スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現され、高効率で信頼性の高い装置
が提供できる。また、装置の持つ性能が十分に発揮さ
れ、ユーザーに与えていた不快感は解消される。さらに
加えて、缶体と燃焼部のコンパクト化が実現され、伝熱
フィンの酸化が抑制されることで、伝熱フィンの耐久性
と信頼性が向上する。
【0060】(5)給湯管と循環管を上下一対にしてと
もに接合部を扁平にし、伝熱フィンを複数回貫通させた
熱交換器であって、循環管を給湯管より小さくし、上下
一対の両管を多段に配列することで接合部の接触面積を
大きくし給湯管と循環管同士の伝熱効率を大幅に向上す
る。特に上下一対の管を多段に設けることで、排気ガス
が前段側の管を通過する際に乱流促進され後段側の管で
の熱交換効率が促進される。これらによりロウ接合する
際、接合部にロウ材がまわりやすく確実に接合できると
ともに、給湯運転する際に循環管の受熱量を制限するこ
とで循環管の沸騰を防止できる。また、循環回路を運転
する際に循環管内の流速を速めることで熱伝達率を向上
し給湯管の沸騰を防止できる。すなわち、単独運転状態
で燃焼量が増大しても、使用しない管の流体の沸騰を防
止することができる。
【0061】この効果により、スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現されるとともに、装置の持つ性能
が十分に発揮され、ユーザーに与えていた不快感は解消
される。さらに、缶体と燃焼部のコンパクト化が実現さ
れ、伝熱フィンの酸化が抑制されることで、伝熱フィン
の耐久性と信頼性が向上する。
【0062】(6)給湯管と循環管を上下一対にして少
なくと一方の管の接合部を扁平にし、上下両管を伝熱フ
ィンに多段の千鳥状に貫通することにより、両管の接触
面積を大幅に拡大し、高温の排気ガスの流路に上下両管
を効率的に配置できるため伝熱効率を大きくできること
から、二つの機能のうち一つの機能のみを使っている状
態で燃焼量が増大しても、使用しない機能の流体の沸騰
を防止することができる。特に上下一対の管を多段の千
鳥状に設けることで、受熱フィンの低温部である結露領
域に管を設けることになるため、受熱フィンの結露を防
止することができる。
【0063】この効果により、スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現され、高効率で信頼性の高い装置
が提供できる。また、装置の持つ性能が十分に発揮さ
れ、ユーザーに与えていた不快感は解消される。さらに
加えて、缶体と燃焼部のコンパクト化が実現され、伝熱
フィンの酸化が抑制されることで、伝熱フィンの耐久性
と信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の1缶2回路式複合給湯装置
のフィンパイプ断面図
【図2】同装置のフィンパイプ拡大図
【図3】同装置の構成図
【図4】同装置の他のフィンパイプ断面図
【図5】同装置の他のフィンパイプ拡大図
【図6】本発明の実施例2の1缶2回路式複合給湯装置
のフィンパイプ断面図
【図7】同装置のフィンパイプ拡大図
【図8】同装置の他のフィンパイプ拡大図
【図9】同装置の他のフィンパイプ断面図
【図10】同装置のフィンパイプ拡大図
【図11】本発明の実施例2の1缶2回路式複合給湯装
置の他のフィンパイプ断面図
【図12】同装置のフィンパイプ断面図
【図13】同装置のフィンパイプ拡大図
【図14】同装置のの接合部拡大図
【図15】同装置の他のフィンパイプ断面図
【図16】同装置のさらに他のフィンパイプ断面図
【図17】同装置の別のフィンパイプ断面図
【図18】従来の熱交換器のフィンパイプ拡大図
【符号の説明】
6 熱交換器 7 燃焼部 9 給湯管 10 循環管 11 伝熱フィン 16 接合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼部と、前記燃焼部で発生した排気ガス
    が流れる下流側に設けた給湯管と、前記給湯管のさらに
    下流側に設けた循環管と、前記給湯管と前記循環管を上
    下一対の管に接合して伝熱フィンを複数回貫通させた熱
    交換器であって、前記循環管の径を前記給湯管の径より
    小さくし前記上下一対の管を多段に配列した1缶2回路
    式複合給湯装置。
  2. 【請求項2】上下一対の管を千鳥状の多段に配列した請
    求項1記載の1缶2回路式複合給湯装置。
  3. 【請求項3】燃焼部と、前記燃焼部で発生した排気ガス
    が流れる下流側に設けた給湯管と、前記給湯管のさらに
    下流側に設けた循環管と、前記給湯管と前記循環管を上
    下一対の管に接合して伝熱フィンを複数回貫通させた熱
    交換器であって、前記上下一対の管の少なくとも一方の
    管の接合部を扁平状態にし前記上下一対の管を多段に配
    列した1缶2回路式複合給湯装置。
  4. 【請求項4】上下一対の管を千鳥状の多段に配列した請
    求項3記載の1缶2回路式複合給湯装置。
  5. 【請求項5】燃焼部と、前記燃焼部で発生した排気ガス
    が流れる下流側に設けた給湯管と、前記給湯管のさらに
    下流側に設けた循環管と、前記給湯管と前記循環管を上
    下一対の管に接合して伝熱フィンを複数回貫通させた熱
    交換器であって、前記上下一対の管の接合部をともに扁
    平状態にするとともに前記循環管の径を前記給湯管の径
    より小さくした1缶2回路式複合給湯装置。
  6. 【請求項6】上下一対の管を千鳥状の多段に配列した請
    求項5記載の1缶2回路式複合給湯装置。
JP10010199A 1998-01-22 1998-01-22 1缶2回路式複合給湯装置 Pending JPH11211237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010199A JPH11211237A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 1缶2回路式複合給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010199A JPH11211237A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 1缶2回路式複合給湯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11211237A true JPH11211237A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11743618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010199A Pending JPH11211237A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 1缶2回路式複合給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11211237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066409A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Daikin Ind Ltd 熱交換器、および、熱交換器の製造方法
JP2014066408A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Daikin Ind Ltd 熱交換器、および、熱交換器の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066409A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Daikin Ind Ltd 熱交換器、および、熱交換器の製造方法
JP2014066408A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Daikin Ind Ltd 熱交換器、および、熱交換器の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110779208B (zh) 换热器及具备该换热器的热水装置
KR101676993B1 (ko) U-벤드 열교환관 타입 열교환기
NO316995B1 (no) Platevarmeveksler for en ovn eller kalorifer
CN103119387A (zh) 包括独立热交换回路的微通道热交换器和方法
JP3336944B2 (ja) 熱交換装置
JPH11201555A (ja) 1缶2回路熱交換装置
CN101910771B (zh) 加热设备的热辐射模块及制造热辐射模块的相关方法
JP2000146307A (ja) 熱交換装置
JP2000205657A (ja) 熱交換装置
JP2002174434A (ja) 空気調和装置
JP3855484B2 (ja) 熱交換装置
JP2000304348A (ja) 燃焼装置
JP2001324221A (ja) 燃焼装置
JPH11108455A (ja) 熱交換器及びこれを用いた複合給湯機
JP2001082808A (ja) 熱交換器
JP3422273B2 (ja) 熱交換器を備えた燃焼装置
JP2001201179A (ja) 給湯装置
JP2001201183A (ja) 燃焼装置
JP2001208424A (ja) 燃焼装置
JP3368843B2 (ja) 1缶2回路式熱源装置
JPH11141996A (ja) 1缶2回路式熱源装置
JP3182874B2 (ja) 1缶2回路型瞬間加熱式熱交換器
JP2001336831A (ja) 燃焼装置
JPH11141995A (ja) 熱交換器
JP7245722B2 (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040415

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040512

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060214