JPH11216689A - 搬送台車 - Google Patents

搬送台車

Info

Publication number
JPH11216689A
JPH11216689A JP2073698A JP2073698A JPH11216689A JP H11216689 A JPH11216689 A JP H11216689A JP 2073698 A JP2073698 A JP 2073698A JP 2073698 A JP2073698 A JP 2073698A JP H11216689 A JPH11216689 A JP H11216689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manipulator
shaft
air
airflow
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2073698A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Morita
隆征 森田
Hideo Nagakura
秀郎 長倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP2073698A priority Critical patent/JPH11216689A/ja
Publication of JPH11216689A publication Critical patent/JPH11216689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニプレータを備えた搬送台車において、車
体内での発塵を外部に漏らさず、車体内の制御盤を冷却
する。 【解決手段】 搬送車1の車体1aに設けられた室R
1,R2には、ファン29a,30aとフィルタ29
b,30bとを一体に備えたファンフィルタユニット2
9,30が配設されている。各室R1,R2は基体18
および回転軸19の内部を通じてマニプレータ24の内
部と連通されている。マニプレータ24には各所にエア
吸入口が形成されており、ファンフィルタユニット2
9,30の駆動時には、エア吸入口からマニプレータ2
4の内部にエアが吸引され、マニプレータ24から回転
軸19および基体18の内部を通って室R1,R2に至
る気流が発生する。制御盤Cは気流の当たる位置に配置
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷の移載作業をす
るマニプレータを備えた搬送台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、荷の移載作業をするマニプレータ
を備えた搬送車(搬送作業ロボット)が知られている。
例えば搬送車は工場内の各設備を巡回し、マニプレータ
を用いて、設備での工程を終えた荷(ワーク)を設備か
ら搬送車側に移すとともに、設備の工程に送る荷(ワー
ク)を搬送車から設備側に供給する作業を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体製造工場
においては、取り扱われる半導体ウェハの大型化(大径
化)により、これらを多数枚収容したカセット(荷)の
重量も年々増しており、その運搬作業を人がするには重
労働となってきている。このため、人の労働軽減や搬送
効率の向上を目的とし、カセット等の荷の搬送に搬送車
(搬送作業ロボット)が使われる場合がある。
【0004】半導体製造工場で使用される搬送車は、ク
リーンルーム内のエアを清浄に保つため、車体やマニプ
レータの内部に設けられた機械装置類の摺動部分等から
の発塵を車体外部に漏らさないようにする必要がある。
このため、例えば車体内部に配設される各種電気機器や
電気制御盤(コントローラ)なども外部と遮断された密
閉室内に配置されている。
【0005】しかし、電気制御盤は発熱により高温とな
ることを避ける必要がある。特に電気制御盤が密閉状態
の室内に配置されていると、室内に熱がこもって室内温
度が高くなって、電気制御盤の温度が一層上昇し易い環
境となる。例えば冷却用ファンを設けて電気制御盤を冷
却する方法も採れるが、この場合も、やはり熱の逃げ場
がなく室内に熱がこもることになるため、ファンによる
冷却効果も期待できないという問題があった。
【0006】また、マニプレータ内部にはこれを駆動す
るための各種機械装置類が収容されている。このため、
マニプレータが駆動するための摺動部分には、その摺動
部分での発塵を外部に漏らさないようにシールが介装さ
れている。しかし、シールの摩耗による発塵の飛散まで
は避けようがなかった。
【0007】また、マニプレータ内の各種機械装置類で
の発塵がマニプレータ内に放置されたままになっている
と、マニプレータの保全および修理の際にその内部から
塵が飛散する恐れがある。このため、マニプレータや車
体の内部で発生した塵はそのまま放置されることなく早
急に回収されることが望ましい。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであって、その第1の目的は、マニプレータを備
えた搬送台車において、車体内での発塵を外部に漏らさ
ず、車体内の制御盤を冷却することができる搬送台車を
提供することにある。第2の目的は、マニプレータの昇
降軸の摺動部での発塵を車体内に回収することにある。
第3の目的は、第1の目的を達成するために必要な設計
変更をなるべく少なく済ませることにある。第4の目的
は、マニプレータを含む車体内部での発塵をできるだけ
広域にわたって回収することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、マニプレータを備え
た搬送台車において、前記マニプレータの駆動部分が収
容された駆動室と連通路を通じて連通される室内に配置
された制御盤と、前記室内のエアを排気するとともに排
気口にフィルタを有する排気手段と、前記排気手段の駆
動時に前記駆動室を経由して前記室へ流入する気流を発
生させるエア吸入口とを備え、前記制御盤は前記室内に
おいて前記気流が当たるように位置設定されている。
【0010】第2の目的を達成するため請求項2に記載
の発明では、請求項1に記載の発明において、前記マニ
プレータを車体に対して昇降させるための昇降軸を備
え、前記エア吸入口の少なくとも一つが、該昇降軸に直
接形成されるか、該昇降軸を昇降可能に支持している支
持部と該昇降軸との摺動のための隙間により形成されて
おり、該エア吸入口へ流入するエアの流れを案内するス
カート部が、該昇降軸の前記支持部に対する摺動部を覆
うように設けられている。
【0011】第3の目的を達成するため請求項3に記載
の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記連通路は、前記マニプレータ内に配設された電
気機器と前記制御盤とを接続する電線が配線される配線
通路である。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記エア
吸入口のうち少なくとも一つは、前記駆動室の少なくと
も一部を形成するハウジングと前記マニプレータの駆動
部分との間に介装されたシール部材に面して気流が流れ
るように設けられている。
【0013】第4の目的を達成するため請求項5に記載
の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
の発明において、前記マニプレータを車体に対して昇降
させるための昇降軸を備え、該昇降軸の下部をその軸径
より若干大きな径の収容室に収容し、前記昇降軸の昇降
運動を利用するポンプ機構を構成し、前記駆動部分を経
由して前記室に至る第2の気流を発生させるようにし
た。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記マニ
プレータは複数の腕部を有する多関節構造を有し、該各
腕部を相対回動可能に連結する軸が筒状に形成され、該
軸の筒内部が該軸より上流側のエア吸入口から吸引され
たエアが前記連通路に至るための通路の一部となってい
る。
【0015】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、排気手段の駆動時には、エア吸入口がエアの取
込み口となるとともに排気手段を構成するフィルタがエ
アの排気口となって、連通路を通ってマニプレータの駆
動部分を経由して室に至る気流が発生する。室に至る気
流は制御盤に吹き付けられるため、制御盤が気流によっ
て冷却される。よって、制御盤の発熱が小さく抑えられ
る。また、駆動部分での発塵は気流によって運ばれてフ
ィルタに回収される。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、排気手段
の駆動時には、昇降軸に直接形成されるか、昇降軸と支
持部との摺動のための隙間により構成されたエア吸入口
へエアが吸引される。昇降軸の摺動部を覆うスカート部
の存在により、昇降軸の摺動部周辺にはスカート部で囲
まれた負圧空間ができる。このため、昇降軸が支持部に
対して摺動する摺動摩擦による発塵は、外部に逃がすこ
となく車体内部に回収される。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、マニプレ
ータ内の電気機器と制御盤とを繋ぐ電線のための配線通
路が、マニプレータから室に向かって気流を流すための
連通路として利用される。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、マニプレ
ータに形成されたエア吸入口のうち少なくとも一つから
吸引されたエアによりできた気流が、ハウジングとマニ
プレータの駆動部分との間に介装されたシール部材に面
して流れる。従って、シール部材の摺動摩擦による発塵
がその気流によって回収される。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、昇降軸の
下部がその軸径より若干大きな径の収容室に収容されて
構成されるポンプ機構により、昇降軸の下降時に収容室
内が高圧になるため、この高圧側から低圧側の室へ向か
う第2の気流が発生する。第2の気流は、駆動部分を経
由して室に至る。このため、駆動部分を経由して室に至
る気流の数が増えるので、駆動部分の発塵がより広域に
わたって回収される。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、各腕部を
連結する軸の筒内を通路の一部として経由し、その軸よ
り上流側に設けられたエア吸入口から吸入されたエアは
連通路に至る。各腕部を連結している軸の筒内をエアの
流路として利用するため、エア流路確保のための配管な
どを別途設ける必要がなくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図9に従って説明する。本実施形態におけ
る搬送車はクリーンルーム内で使用される。図9は、ク
リーンルーム内に設けられた搬送システムの平面図であ
る。搬送台車としての搬送車1は床面に形成された軌道
2に沿って走行する有軌道台車である。クリーンルーム
内には半導体製造に使用する各種設備3が設置され、搬
送車1は軌道2に沿って各設備3を巡回し、設備3での
工程を終えた半導体ウェハが所定枚数ずつ収容されたカ
セット4(図1,図5,図8に示す)をその設備3から
次工程に当たる設備3などに搬送する搬送作業を行な
う。
【0022】本実施形態では、搬送車1はバッテリ5
(図1に示す)に蓄電された電力により走行する電動車
である。図9に示すように、搬送車1の停止位置には充
電装置6が設けられている。搬送車1は停止位置で停止
したときに充電装置6の真上に近接して配置される充電
器7(図1,図8に示す)を車体1aの底部に備え、設
備3で作業をするときの停止時間を利用し、充電器7と
充電装置6とを近接させた非接触方式でバッテリ5の充
電を行なう。なお、充電装置6は、各停止位置ごとに必
ずしも設ける必要はなく、充電時間やコスト等を考慮し
て、一つあるいは複数を間引くことができる。
【0023】図1は搬送車1の一部破断した側面図、図
8は搬送車1の正面図を示す。図1に示すように、搬送
車1は、車体1aの下部に前後に延びる一対のフレーム
8,9を有し、各フレーム8,9の先端下部に支持され
た前後一対の走行ユニット10を有する。走行ユニット
10は、左右一対の走行輪11,12と、進行方向(図
1における左右方向)に3個一列に配置されたガイドロ
ーラ13を有する操舵機構14とが一体にユニット化さ
れたものである。軌道2は、図8に示すように、床面1
5に形成された案内溝(ガイドレール)16からなり、
各ガイドローラ13は案内溝16の内壁面に当接してい
る。図1,図8に示すように、搬送車1は前後二組の操
舵機構14によって軌道2(案内溝16)に沿って操舵
され、4つの走行輪11,12を床面15に転動させて
走行する四輪車である。床面15には2本の走行用レー
ル17(図8に示す)が、走行輪11,12が転動する
平滑面を確保するために敷設されている。
【0024】車体1aには、支持部としての有底円筒状
の基体(シリンダ)18が上下方向に延びている。基体
18には昇降軸としての回転軸19が挿着されている。
回転軸19は、基体18の下部側面に取付けられた昇降
用モータ20と回転用モータ21が駆動されることによ
って、昇降および回転することが可能で、その上部に略
L字状に屈曲した屈曲部19aを有する。なお、昇降用
モータ20および回転用モータ21は、それぞれ減速器
22,23を介して基体18に対して配設されている。
【0025】マニプレータ24は屈曲部19aの上端部
に装備されている。マニプレータ24は、腕部としての
2本のアーム25,26を有する多関節構造で、各アー
ム25,26の曲げ角を変えることにより水平方向にお
いて伸縮運動する。アーム26の先端下部にはカセット
4を把持するためのチャック部27が設けられている。
また、基体18の前後には斜め上方位置に、二つの載置
台28が基体18から延びる一対の支持腕18aに支持
された状態で配置されている。各載置台28は、回転軸
19(基体18)の軸心からそれぞれ等距離に位置して
いる。
【0026】マニプレータ24は、基体18に対して回
転軸19が昇降することにより昇降動作が可能で、基体
18に対して回転軸19が回転することにより基体18
の軸心を中心とする回転動作が可能となっている。マニ
プレータ24は昇降、回転および伸縮動作の組合せによ
って、載置台28と設備3との間でカセット4の移載作
業をする。
【0027】図1に示すように、車体1aには、バッテ
リ5、制御盤(コントローラ)C、および排気手段とし
てのファンフィルタユニット29,30が収容されてい
る。ファンフィルタユニット29,30は、排気用のフ
ァン29a,30aと、エアを排気するときにエア中の
微細塵を濾過するためのフィルタ29b,30bとを備
える。バッテリ5および制御盤Cが収容された室R1,
R2は、基体18および回転軸19の各内部通路を介し
てマニプレータ24の内部に連通している。ファンフィ
ルタユニット29,30が駆動されることで、マニプレ
ータ24など各所に設けられた後述するエア吸気口を吸
入口とし、各フィルタ29b,30bを排気口とする気
流が、マニプレータ24から回転軸19および基体18
の内部を通って前記室R1,R2に至る経路で発生する
ようになっている。
【0028】制御盤Cは前記気流の流路となる位置に配
置されている。本実施形態では、制御盤Cとファンフィ
ルタユニット30とを直接接続することによって、気流
が必ず制御盤Cを通って排気されるようにしている。な
お、制御盤Cとファンフィルタユニット30とを例えば
パイプを通じて接続することもできる。
【0029】次に、マニプレータ24を駆動させるため
の駆動装置について図2〜図7等を用いて詳しく説明す
る。図2に示すように、基体18内の下部にはボールネ
ジ装置31が取付けられている。そのハウジング31a
内にはウォームホイール32を上部に有する筒状の回転
体33が回転可能に設けられている。回転体33には軸
34がボールネジ機構を介して軸方向に移動可能に挿通
されている。昇降用モータ20の駆動軸が減速器22を
介して作動連結された軸35にはウォーム36が嵌着さ
れており、ウォーム36はウォームホイール32と噛合
している。従って、昇降用モータ20が駆動されて回転
体33が正逆転することで、軸34は昇降する。
【0030】図2に示すように、基体18内において、
ボールネジ装置31の上方位置には、筒体37が一対の
ベアリング38,38を介して回転可能に支持されてい
る。筒体37内には、ボールスプライン装置39がその
ハウジング39aを筒体37の内壁面に固定する状態で
配設されている。ハウジング39aに挿通された軸40
は、ハウジング39aの内壁面とボールスプライン構造
(図示せず)を介して連結されており、ハウジング39
a(すなわち筒体37)に対して軸方向への相対変位が
可能な状態で、ハウジング39aと一体回転するように
なっている。
【0031】筒体37の外周にはウォームホイール41
が嵌着されている。回転用モータ21の駆動軸が減速器
23を介して作動連結された軸42にはウォーム43が
嵌着されており、ウォーム43はウォームホイール41
と噛合している。従って、回転用モータ21が駆動され
て筒体37が正逆転することで、軸40は一体に回転す
る。なお、軸35,42は基体18に対してそれぞれベ
アリング44,45を介して支持されている。
【0032】ボールネジ装置31を構成する軸34と、
ボールスプライン装置39を構成する軸40は、カップ
リング46を介して軸心を一致させた状態で連結(固
定)されている。また、軸40の上端部40aはパイプ
状の支持軸47の下端部47aと軸心を一致させた状態
で連結(固定)されている。これら三つの軸34,4
0,47が一体に連結されることで前記回転軸19は構
成されている。
【0033】支持軸47の内部通路47bは、連通路4
7cおよび連通孔47dと連通している。基体18には
連通孔47dとほぼ等しい高さに、室R1,R2と基体
18の内部とを連通する連通孔18a(但し、図2では
室R1側のみ図示)が形成されている。また、連通路4
7cは軸40に形成された連通路40bと連通し、さら
に連通路40bは軸40の下部に形成された孔40cを
介して軸40の外部に通じている。従って、ファン29
a,30aの作用によって、筒体37の円筒内部下方に
おいて軸40の外周面側にできた空間(隙間)から、孔
40c,連通路40b,47c,連通孔47dを経て上
方へ流れてから連通孔18aへ至る気流が発生するよう
になっている。
【0034】また、基体18の底部には、軸34の軸径
より若干大きい径を有する収容室としての凹部18bが
形成され、軸34はその下部が凹部18bに収容される
状態で配置されている。軸34と凹部18bとにより、
回転軸19の下降時に軸34が凹部18b内を下降して
その容積を減らすことにより基体18の底部側に高い空
気圧を発生させるポンプ機構Pが構成されている。従っ
て、ポンプ機構Pによって基体18の底部側に高い空気
圧が発生すると、ファン29a,30aの作用とによっ
て、凹部18bの周辺から、孔18c,ウォームホイー
ル32の連通孔32a,2つのベアリング38を通って
基体18の内周面を沿うように上方へ流れて連通孔18
aへ至る第2の気流が発生するようになっている。この
ように基体18の連通孔18aより下方においては、軸
40の内部を上方へ抜ける経路と、基体18の内周面に
沿うように上方へ抜ける経路の2系統の気流が発生する
ようになっている。なお、連通孔32aはウォームホイ
ール32の内周寄りの肉厚が薄くなった部分に厚み方向
に貫通するように形成されている。
【0035】図3に示すように、支持軸47の上部に
は、回転軸19が最も下降した状態において基体18か
ら突出する部位に、その外周に沿ってエア吸入口として
の複数の孔47eが形成されている。支持軸47には各
孔47eの上方位置において略円筒形状のスカート部4
8が下方に延出する状態で支持されている。スカート部
48は基体18の外周径より若干大きな内周径を有し、
回転軸19が最も上昇した状態において基体18の上部
を少し覆う程度の延出長を有している。ファンフィルタ
ユニット29,30の駆動時には孔47eからエアが吸
引されることによって、スカート部48により囲まれた
回転軸19の基体18との摺動部分の回りに負圧空間が
作られ、スカート部48と基体18との僅かな隙間から
常にエアが流入するようになっている。
【0036】回転軸19を昇降させるときは、昇降用モ
ータ20を駆動してウォームホイール32を回転させ、
ウォームホイール32に固定されたボールナット(回転
体)33が回転し、回転軸19の昇降運動だけを得るよ
うにしている。また、回転軸19を回転させるときは、
回転用モータ21を駆動する訳であるが、このとき回転
軸19が同時に軸方向にも移動するため、この軸動向の
移動を相殺できる向きに昇降用モータ20を駆動させ、
回転軸19の回転運動だけを得るようにしている。これ
らのモータ制御は制御盤(コントローラ)Cが行なう。
【0037】図1,図5に示すように、回転軸19の屈
曲部19aの上端面には、マニプレータ24を構成する
ハウジング24aが水平方向に延出する状態で固定され
ている。ハウジング24aの先端下部にアーム25が回
動可能に連結され、アーム25の先端下部にアーム26
が回動可能に連結されている。なお、以下、アーム25
を第1アーム、アーム26を第2アームということにす
る。
【0038】図6,図7に示すように、ハウジング24
a内には電気機器を構成する伸縮用モータ49が配設さ
れ、伸縮用モータ49の駆動力は複数(本例では例えば
4個)のギヤ50,51,52,53からなるギヤ列5
4を介して軸55に回転力を与える。軸55は伸縮用モ
ータ49の軸線方向と平行に保持された状態で3個のベ
アリング56を介して回転可能に支持されている。軸5
5にはウォーム57が外嵌され、ウォーム57はウォー
ムホイール58と噛合している。
【0039】ハウジング24a内には、ギヤ列54、ウ
ォーム57およびウォームホイール58が収容されるハ
ウジングとしてのギヤハウジング59が形成されてい
る。ギヤハウジング59の内壁上面には下方に鉛直に延
びる状態で軸としての筒状の支軸60が固定されてお
り、ウォームホイール58は支軸60の外周にベアリン
グ61を介して回転可能に設けられた環材62に固定さ
れている。環材62は第1アーム25の基端部上面に固
定されている。よって、伸縮用モータ49が駆動されて
ウォームホイール58が回転することにより、第1アー
ム25がハウジング24aに対してその基端部を中心に
水平面内で回動する。
【0040】後述する駆動部分を構成する環材62の外
周面とギヤハウジング59(ハウジング24a)の内壁
面との間にはシール部材としてのオイルシール63が介
装されている。ギヤハウジング59とオイルシール63
とで密閉された室内にはグリースが注入されている。図
4,図6に示すように、環材62にはオイルシール63
より下方位置に、ハウジング24aの外部と内部とを連
通するエア吸入口としての複数個の連通孔62aが形成
されている。ファンフィルタユニット29,30の駆動
時にハウジング24a内にできた負圧により、各連通孔
62aに吸引される際にエアがオイルシール63の下面
に面する流路で流れるようになっている。
【0041】ギヤハウジング59には支軸60の内部通
路60aと相対する位置に孔59aが形成されている。
各連通孔62aからマニプレータ24の内部に吸引され
たエアは、支軸60の下側から流入し、内部通路60a
および孔59aを通って支軸60の上側へ抜け出て、ギ
ヤハウジング59の上面とハウジング24aの内壁面と
の隙間を経由して回転軸19の連通路19bへと流れる
ようになっている。
【0042】図6に示すように、第1アーム25の内部
基端側には、支軸60の下部に外嵌された状態でプーリ
64が配置されている。第1アーム25の内部先端側に
はその内壁上面に軸としての支軸65が下方に鉛直に延
びる状態で固定されている。支軸65にはベアリング6
6を介して環材67が回転可能に設けられ、この環材6
7にプーリ68が外嵌されている。2つのプーリ64,
68間にはベルト69が掛装されている。また、環材6
7は第2アーム26の基端部上面に固定されている。
【0043】よって、ハウジング24aに対して第1ア
ーム25が回転すると、第1アーム25内でプーリ64
が第1アーム25に対して相対回転することになり、ベ
ルト69を介してプーリ68aが環材67と共に支軸6
5に対して回転する。そのため、環材67の下端に固定
された第2アーム26が第1アーム25に対して水平面
内で回動する。
【0044】第2アーム26の内部基端側には、支軸6
5の下部に外嵌された状態でプーリ68bが配置されて
いる。第2アーム26の内部先端側にはその内壁上面に
支軸69が下方に鉛直に突出する状態で固定されてお
り、支軸69にはベアリング70を介してプーリ71が
回転可能に設けられている。2つのプーリ68b,71
間にはベルト72が掛装されている。プーリ71の下面
には環材73が固定され、この環材73の下面に前記チ
ャック部27が固定されている。
【0045】よって、第1アーム25に対して第2アー
ム26が回転すると、第2アーム26内でプーリ68b
が第2アーム26に対して相対回転することになり、ベ
ルト72を介してプーリ71が環材73と共に支軸69
に対して回転する。そのため、環材73の下面に固定さ
れたチャック部27が第2アーム26に対して水平面内
で軸回転する。よって、2つのアーム25,26の曲げ
角にかかわらず、チャック部27に把持されたカセット
4は一定の向きに保持されたまま移送される。
【0046】第1アーム25と第2アーム26の各先端
部分にはエア吸入口としての隙間G1,G2が形成され
ている。また、第2アーム26の内部と第1アーム25
の内部は、支軸65の円筒内部65aおよび各孔65
b,74を通じて連通されており、隙間G2から吸引さ
れたエアは第2アーム26の内部から第1アーム25の
内部に流れることが可能となっている。なお、連通孔6
2a,隙間G1,G2が、軸としての支軸60の上流側
のエア吸入口となり、隙間G2が軸としての支軸65の
上流側のエア吸入口となる。
【0047】連通路19b,内部通路47b,連通孔4
7dおよび連通孔18aにより連通路が構成されてい
る。連通路18a,19b,47b,47dは、マニプ
レ−タ24内に配設された伸縮用モータ49や、チャッ
ク部27を駆動するためのアクチュエータ(図示せず)
などの各種電気機器と制御盤Cとを接続する電線ELの
配線通路となっている。なお、マニプレータ24の内部
に配設された伸縮動作させるための駆動機構と、基体1
8の内部に配設された昇降動作および回転動作させるた
めの駆動機構と、回転軸19とにより、マニプレータ2
4の駆動部分が構成される。また、各駆動機構が収容さ
れたマニプレータ24の内部および基体18の内部によ
って駆動室が構成される。
【0048】図5に示すように、本実施形態では、第1
ア−ム25の基端部側の回動中心(支軸60の軸心)が
回転軸19の軸心(回転中心)Oに一致し、第1アーム
25と第2アーム26の各回動半径が互いに等しく設定
されている。よって、第1アーム25と第2アーム26
との曲げ角が図5,図6に示す180°の状態(完全に
二つ折りとなった状態)において、チャック部27の軸
心が回転軸19の軸心Oに一致し、チャック部27に把
持されたカセット4が回転中心Oに配置されるようにな
っている。
【0049】制御盤Cは、その内部に備えたメモリに、
マニプレータ24を駆動制御するためのプログラムデー
タを記憶している。プログラムデータには、マニプレー
タ24を回転させるときは、常にマニプレータ24を図
5に示す曲げ角=180°の状態に収縮させた状態で行
なうように設定されている。車体1aおよびマニプレー
タ24には 搬送車1の走行位置を検出ための位置検出
用センサや、マニプレータ24の昇降,回転,伸縮等の
各種位置状態を検出するための各種センサが設けられて
いる。制御盤Cはこれらのセンサからの入力信号に基づ
いて各モータ20,21,49を駆動制御する。
【0050】次に、この搬送車1の作用を説明する。搬
送車1は軌道2上を走行して各設備3を巡回する。例え
ば搬送車1は二つの載置台28のうち一方(本例では前
方側)に供給すべきカセット4を載せて目標の設備3に
向かって走行し、その設備3の前で停止する。停止後、
マニプレータ24を駆動し、設備3での工程を終えた半
導体ウェハを入れたカセット4をその設備3から搬出す
るとともに、その設備3の工程に送る半導体ウェハを入
れたカセット4を設備3に供給する。そしてマニプレー
タ24による移載作業を終えると、次の工程の設備3な
どに向かって走行開始する。
【0051】搬送車1の運転中はファンフィルタユニッ
ト29,30が駆動される。よって、ファン29a,3
0aの回転による排気によって室R1,R2と連通する
マニプレータ24および車体1aの各内部が負圧とな
る。その結果、隙間G1,G2および連通孔62aを通
じてマニプレータ24の内部にエアが吸引され、連通路
19b、内部通路47b、連通孔47dおよび連通孔1
8aを通って室R1,R2に至る気流が発生する。この
際、スカート部48と基体18との隙間を通って各孔4
7eから回転軸19内に吸引されたエアも、マニプレー
タ24からのエアに合流して室R1,R2に至る気流を
形成する。
【0052】室R1に流れた気流は制御盤Cを通ってフ
ァンフィルタユニット30のフィルタ30bを通じて排
気される。このため、制御盤Cはこの気流によって冷却
されるため、制御盤Cが発熱によって高温になることが
回避される。また、室R2に流れた気流はファンフィル
タユニット29のフィルタ29bから排気される途中で
バッテリ5を冷却する。
【0053】また、マニプレータ24および基体18の
各内部が負圧となることから、これら各内部における駆
動部分での摺動などにより発生した微細塵が外部に飛散
することが防止される。このとき連通孔62aに吸引さ
れるエアがオイルシール63の下面に面する流路を流れ
るので、オイルシール63の摩耗による発塵もエアとと
もに吸引され、外部に漏れることがない。
【0054】さらに回転軸19に形成された孔47eへ
のエアの吸引力により、スカート部48に囲まれてほぼ
閉塞状態とされた回転軸19の摺動部回りが負圧空間と
なるため、回転軸19と基体18との摺動部における発
塵も、スカート部48から外部に漏れることなく、確実
に孔47eからエアとともに吸引される。
【0055】また、基体18の内部の連通孔18aより
下方の部分においては、基体18の底部側から上方へ流
れる2系統の気流が発生する。すなわち、ファン29
a,30aの作用によって、筒体37の内部下方におい
て軸40の外周側にできた空間から、孔40c,連通路
40b,47c,連通孔47dを経て連通孔18aに至
る気流が発生する。また、ポンプ機構Pにより、回転軸
19が下降する際に軸34が凹部18b内を下降するこ
とによって基体18の底部側の空気圧が高まるため、フ
ァン29a,30aの作用とによって、基体18の底部
(凹部18b)周辺から、孔18c,ウォームホイール
32の連通孔32a,2つのベアリング38を通って基
体18の内周面を沿うように上方へ流れて連通孔18a
へ至る第2の気流が発生する。この2系統の気流によっ
て、基体18の底部側に配設されている各種装置31,
39等における発塵も確実に室R1,R2に運ばれる。
【0056】こうしてマニプレータ24および基体18
の内部に配設された駆動部分で発生した微細塵は、駆動
部分を広域にわたって経由する気流あるいは第2の気流
によって室R1,R2に運ばれてフィルタ29b,30
bに捕捉される。フィルタ29b,30bで微細塵が濾
過された後の清浄なエアは、車体1aの底部から下方に
向かって排気される。排気エアは床面15を構成するグ
レーチング(床材)を通過して床面下に流れる。なお、
バッテリ5から発生したガス(例えば水素ガス等)も、
フィルタ29bを通じて室外に排気される。
【0057】また、マニプレータ24が移載作業の際に
回転動作するときは、マニプレータ24を原位置(曲げ
角=180°)の状態に収縮して、カセット4をマニプ
レータ24の回転中心Oに配置した状態で行われる。こ
のため、カセット4に働く遠心力が小さく抑えられ、収
容された半導体ウェハにかかる負荷が小さく抑えられ
る。
【0058】このようにマニプレータ24の回転動作時
の遠心力が小さく車体1aに横方向に加わる力も小さく
抑えられることから、搬送車1が狭い通路を走行できる
ように幅狭く前後に長い車体形状を有していても、車体
1aの左右の安定が損なわれにくい。このため、マニプ
レータ24の回転速度をさらに速くして作業効率を高め
ることが可能となる。また、マニプレータ24の伸縮動
作時にチャック部27に把持されたカセット4が常に一
定の向きに保たれるため、搬送車1と設備3との距離が
設備3毎に多少違っても、マニプレータ24により供給
されるカセット4はどの設備3に対しても正規の向きに
精度良く載置される。
【0059】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (1)ファンフィルタユニット29,30の駆動によっ
て、マニプレータ24から回転軸19および基体18の
内部を通って制御盤Cやバッテリ5が収容された室に向
かう気流が発生し、その気流は最後にフィルタで濾過さ
れて排気されるので、搬送車1の内部における駆動部分
の摺動部等で発生した微細塵を外部に放出させない。つ
まり、マニプレータ24および車体1a内部が負圧状態
となるので、マニプレータや車体1aの内部での発塵を
外部に漏らさない。また、制御盤Cが室R1に流入する
気流が通る位置に配置したため、気流による制御盤Cの
冷却効果が得られる。また、室R2に流入する気流によ
ってバッテリ5の冷却効果も得られる。
【0060】(2)回転軸19の基体18に対する摺動
部分に孔47eを形成し、スカート部48によって孔4
7eに向かう気流が回転軸19の摺動部に沿うような流
路で流れるように案内したので、回転軸19と基体18
との摺動摩擦による発塵を外部に逃すことなく確実にフ
ィルタ29b,30bに捕捉することができる。
【0061】(3)オイルシール63の下面を気流が通
るように連通孔62aを形成したので、オイルシール6
3の摩耗による発塵も外部に確実に逃さないようにする
ことができる。
【0062】(4)回転軸19の昇降運動を利用してポ
ンプ機構Pを構成し、ポンプ機構Pとファン29a,3
0aによる作用によって、基体18内の底部側に配設さ
れた駆動機構31,39等を経由して室R1,R2に至
る第2の気流を発生させるようにしたため、気流の流路
から外れた駆動部分での発塵をも回収し、車体1a内で
の発塵を広域にわたり回収することができる。
【0063】(5)マニプレータ24の内部を経由して
室R1,R2に至る気流と、基体18の底部から室R
1,R2に至る第2の気流とによって、マニプレータ2
4および基体18の各内部での発塵を速やかにフィルタ
29b,30bに捕捉することができる。
【0064】(6)マニプレータ24の内部に配設され
た各種電気機器と制御盤Cとを接続する電線ELの配線
通路を、気流の流路としての連通路として利用したの
で、気流の流路確保のための配管等を別途設けなくて済
む。
【0065】(7)各アーム25,26およびハウジン
グ24aを連結する支軸60,65の筒内をエアの通路
の一部として利用する構成としたため、エア流路確保の
ための配管などを別途設ける必要がなく、マニプレータ
24の構造の複雑化および大型化を回避できる。
【0066】(8)各ファンフィルタユニット29,3
0を各室R1,R2の底部に設け、フィルタ29b,3
0bからの排気エアを車体1aの底部から下方に吹き出
すようにしたので、排気エアが人や製品などに吹き付け
られることを回避できる。
【0067】なお、上記実施形態に限定されるものでは
なく、例えば次のような形態で実施することができる。 ○ マニプレータ24にはエア吸入口を形成せず、回転
軸19の孔47eを最も上流側のエア吸入口とする構成
であっても構わない。この構成でも、回転軸19と基体
18との摺動摩擦による発塵は回収でき、しかも制御盤
Cの冷却を気流によってすることができる。なお、孔4
7eに代え、回転軸19と基体18とが摺動する隙間を
エア吸入口とする構成とすることもできる。
【0068】○ ファンとフィルタが一体式のファンフ
ィルタユニット29,30を用いたが、ファンとフィル
タを別体としてもよい。この場合、ファンの設置場所を
フィルタ(排気口)から離すこともでき、その設置場所
はエア吸入口と排気口との間であればどこでもよい。例
えばファンを連通孔18aに配置してもよい。
【0069】○ フィルタ29b,30bは必須ではな
く、ファンのみ、あるいはポンプ機構Pのみで吸引し、
その排気はフィルタを介さず、直接床面に排出してもよ
い。この場合、グレーチング床であれば、そこからクリ
ーンルーム自体の吸引により処理される。
【0070】○ 前記実施形態では、第2の気流をポン
プ機構Pとファン29a,30aとの作用によって発生
させたが、ポンプ機構Pのみの作用で発生させるように
してもよい。また、ポンプ機構によらず、基体18の底
部側にエア吸入口としての孔を設けるなどしてファン2
9a,30aのみの作用によって気流を発生させてもよ
い。
【0071】○ 支持軸47の連通孔47dを無くし、
回転軸19の内部を気流の流路とし、各装置39,31
などにも気流が経由するにように構成することもでき
る。例えば各軸47,40,34を連通する1本の通路
を、軸34の下端面に出口ができるように貫通して設
け、その出口から室R1,R2へ至る気流によって各装
置39,31などでの発塵を回収できるようにしてもよ
い。
【0072】○ スカート部48を基体18側に固定し
ても構わない。要は、回転軸19の摺動部回りに負圧空
間を作れるように回転軸19の摺動部を覆うことができ
ればよい。また、スカート部の形状も円筒形状に限定さ
れず、適宜な形状に変更できる。
【0073】○ 回転軸19の下降時に基体18の底部
側に高圧が発生するようにポンプ機構を構成したが、回
転軸19の上昇時に例えば回転軸19の下端部にピスト
ンを設け、回転軸の上昇時に高圧が発生するように収容
室(凹部18b)を形成してもよい。
【0074】○ フィルタ(排気口)の位置は適宜変更
できる。例えば車体の前後面あるいは側面に設けてもよ
い。この場合、排気エアが車体の前後方向あるいは横方
向に吹き付けることを避けたければ、排気エアを案内し
て吹き出し方向を調整するカバーを設けるなどして排気
エアが下方に吹き付けるようにすればよい。
【0075】○ 搬送車はクリーンルーム内で使用され
るものに限定されない。また、有軌道式の搬送車に限定
されず、自由な経路を走行する無軌道式の搬送車であっ
てもよい。また、荷は半導体ウェハを収容したカセット
に限定されない。
【0076】○ マニプレータを構成するアームの数は
2本に限定されず、3本以上であってもよい。また、マ
ニプレータは多関節式に限定されない。柔軟に動いて伸
縮運動をするフレキシブル式のマニプレータであった
り、腕をスライドさせて伸縮動作するものであっても構
わない。
【0077】○ 把持部は、荷を把持するチャック部に
限定されず、真空吸着や電磁石を利用した磁着など、荷
を持ち・解放できる機構を備えるものであれば、どのよ
うな機構(原理)によるものであってもよい。
【0078】本明細書中で使用した用語を次のように定
義する。 「マニプレータ:対象物を遠近方向に運ぶために屈伸、
スライド、フレキシブルなどの運動ができる伸縮機能
と、対象物を目標位置に移動させる場合に伸縮機能の範
囲内で移動させられるように向きを変えるための回転運
動ができる回転機能とを備えた作業腕を有する装置。」 前記実施形態から把握され、特許請求の範囲に記載され
ていない技術的思想(発明)を、その効果とともに以下
に記載する。
【0079】(イ)請求項1〜請求項6のいずれか一項
において、前記エア吸入口の少なくとも一つが、前記マ
ニプレータの先端部に設けられた把持部の周辺に設けら
れている。ここで、把持部とは、把持、吸着、磁着など
の機構により、対象物(荷)を持ち・解放できるように
するためのものと定義する。従って前記実施形態におけ
るチャック部27に限定されない。この構成によれば、
マニプレータの先端部から前記室に至る気流が発生する
ことになるため、マニプレータ内における発塵を効率よ
く排気手段のフィルタに回収できる。
【0080】(ロ)請求項2において、スカート部の延
出長さは、前記昇降軸が前記車体に対して最も上昇した
ときに前記支持部との摺動部を完全に覆うことのできる
長さである。この構成によれば、昇降軸の昇降ストロー
ク全域に亘って摺動部での発塵を逃すことなく車体内に
回収できる。
【0081】(ハ)請求項2において、前記エア吸入口
は前記昇降軸にその内部の連通路と連通するように形成
された孔である。 (ニ)前記(ハ)において、前記孔は、前記昇降軸の前
記支持部に対する摺動部より上方位置に形成されてい
る。この構成によれば、昇降軸の昇降ストローク全域に
わたりエア吸入口が塞がれることがなく常に開放状態に
保持され、昇降軸の摺動部回りに常に負圧空間ができる
ので、昇降軸の摺動部での発塵を外部に逃がさず確実に
車体内に取込むことができる。
【0082】(ホ)請求項1〜請求項6のいずれか一項
において、前記マニプレータ内には潤滑油を収容する油
室が設けられ、該油室を貫通する筒状の軸の筒内部によ
って、該油室より上流側のエア吸入口から吸引されたエ
アが前記連通路に至るための通路の一部が形成されてい
る。この構成によれば、マニプレータ内に油室が設けら
れていても、油室より上流側のエア吸入口からのエアの
流路を確保するために油室を避けて迂回する通路を形成
しなくて済む。
【0083】(ヘ)請求項1〜請求項6及び前記(イ)
〜(ホ)のいずれか一つにおいて、前記排気手段を構成
するフィルタは、前記室内のエアを前記車体の下方に排
気可能に該車体の底部に設けられている。この構成によ
れば、エアが車体(台車)の下方に排気されるので、排
気エアが人や製品などに吹き付けられることを回避でき
る。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、排気手段の駆動時に、マニプレータの駆動
部分を経由して室に流入する気流を制御盤に吹き付ける
ようにしたので、車体内での発塵を外部へ逃さず回収で
きるうえ、制御盤を気流によって冷却することができ
る。
【0085】請求項2に記載の発明によれば、昇降軸の
摺動部をスカート部によって覆い、スカート部で覆われ
た位置にあるエア吸入口からエアが吸引されるこで昇降
軸の摺動部回りに負圧空間を作るようにしたので、昇降
軸の摺動摩擦による発塵を外部に逃がさず確実に車体内
に回収することができる。
【0086】請求項3に記載の発明によれば、マニプレ
ータ内の電気機器と制御盤とを繋ぐ電線のための配線通
路を、マニプレータから室に向かう気流が流れる連通路
として利用しているので、気流の流路を確保するための
管路など連通路を別途設ける必要がない。
【0087】請求項4に記載の発明によれば、駆動室の
少なくとも一部を形成するハウジングとマニプレータの
駆動部分との間に介装されたシール部材に面した流路を
流れる気流を発生させるためのエア吸入口を設けたの
で、シール部材の摺動摩擦による発塵を外部に逃さず車
体内に回収することができる。
【0088】請求項5に記載の発明によれば、昇降軸の
下部をその軸径より若干大きな径の収容室に収容してポ
ンプ機構を構成し、ポンプ機構により作り出した圧力差
により駆動部分を経由して室に至る第2の気流を発生さ
せるようにしたので、駆動部分での発塵をより広域にわ
たって回収することができる。
【0089】請求項6に記載の発明によれば、各腕部を
連結する軸の筒内をエアの通路の一部として利用するた
め、エア流路確保のための配管などを別途設ける必要が
なく、マニプレータの構造の複雑化および大型化を回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における搬送車の一部破断側面図。
【図2】基体の側断面図。
【図3】回転軸の要部側断面図。
【図4】マニプレータの要部側断面図。
【図5】マニプレータおよび回転軸を示す一部破断側面
図。
【図6】マニプレータの側断面図。
【図7】マニプレータの要部平断面図。
【図8】搬送車の正面図。
【図9】クリーンルーム内の搬送システムを示す平面
図。
【符号の説明】
1…搬送台車としての搬送車、1a…車体、4…カセッ
ト、18…駆動室を構成するとともに支持部としての基
体、18a…連通路を構成する連通孔、18b…収容室
としての凹部、19…昇降軸としての回転軸、19b…
連通路を構成する連通路、23…回転駆動手段としての
回転用モータ、24…マニプレータ、24a…駆動室を
構成するハウジング、25…駆動室を構成するとともに
腕部としての第1アーム、26…駆動室を構成するとと
もに腕部としての第2アーム、29,30…排気手段を
構成するファンフィルタユニット、29a,30a…フ
ァン、29b,30b…フィルタ、47d…連通路を構
成する連通孔、47e…エア吸入口としての孔、48…
スカート部、49…電気機器を構成する伸縮用モータ、
59…ハウジングとしてのギヤハウジング、60,65
…軸としての支軸、62a…エア吸入口としての連通
孔、63…シール部材としてのオイルシール、C…制御
盤、R1…室、G1,G2…エア吸入口としての隙間、
EL…電線、P…ポンプ機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニプレータを備えた搬送台車におい
    て、 前記マニプレータの駆動部分が収容された駆動室と連通
    路を通じて連通される室内に配置された制御盤と、 前記室内のエアを排気するとともに排気口にフィルタを
    有する排気手段と、 前記排気手段の駆動時に前記駆動室を経由して前記室へ
    流入する気流を発生させるエア吸入口とを備え、 前記制御盤は前記室内において前記気流が当たるように
    位置設定されている搬送台車。
  2. 【請求項2】 前記マニプレータを車体に対して昇降さ
    せるための昇降軸を備え、前記エア吸入口の少なくとも
    一つが、該昇降軸に直接形成されるか、該昇降軸を昇降
    可能に支持している支持部と該昇降軸との摺動のための
    隙間により形成されており、該エア吸入口へ流入するエ
    アの流れを案内するスカート部が、該昇降軸の前記支持
    部に対する摺動部を覆うように設けられている請求項1
    に記載の搬送台車。
  3. 【請求項3】 前記連通路は、前記マニプレータ内に配
    設された電気機器と前記制御盤とを接続する電線が配線
    される配線通路である請求項1又は請求項2に記載の搬
    送台車。
  4. 【請求項4】 前記エア吸入口のうち少なくとも一つ
    は、前記駆動室の少なくとも一部を形成するハウジング
    と前記マニプレータの駆動部分との間に介装されたシー
    ル部材に面して気流が流れるように設けられている請求
    項1〜請求項3のいずれか一項に記載の搬送台車。
  5. 【請求項5】 前記マニプレータを車体に対して昇降さ
    せるための昇降軸を備え、該昇降軸の下部をその軸径よ
    り若干大きな径の収容室に収容し、前記昇降軸の昇降運
    動を利用するポンプ機構を構成し、前記駆動部分を経由
    して前記室に至る第2の気流を発生させるようにした請
    求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の搬送台車。
  6. 【請求項6】 前記マニプレータは複数の腕部を有する
    多関節構造を有し、該各腕部を相対回動可能に連結する
    軸が筒状に形成され、該軸の筒内部が該軸より上流側の
    エア吸入口から吸引されたエアが前記連通路に至るため
    の通路の一部となっている請求項1〜請求項5のいずれ
    か一項に記載の搬送台車。
JP2073698A 1998-02-02 1998-02-02 搬送台車 Pending JPH11216689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2073698A JPH11216689A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 搬送台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2073698A JPH11216689A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 搬送台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216689A true JPH11216689A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12035491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2073698A Pending JPH11216689A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 搬送台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11216689A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018497A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Yaskawa Electric Corp 走行装置およびロボット
WO2016009785A1 (en) * 2014-07-16 2016-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Rotary drive device and articulated robot equipped with the same
JP2018126840A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 川崎重工業株式会社 多関節型ロボット
WO2022202509A1 (ja) * 2021-03-24 2022-09-29 川崎重工業株式会社 自動潤滑ロボット
CN115520654A (zh) * 2022-09-29 2022-12-27 江苏杰士德精密工业有限公司 玻璃面板搬运设备
CN119238477A (zh) * 2024-11-18 2025-01-03 扬州工业职业技术学院 一种智能机械手拍摄用连接底座

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018497A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Yaskawa Electric Corp 走行装置およびロボット
WO2016009785A1 (en) * 2014-07-16 2016-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Rotary drive device and articulated robot equipped with the same
JP2016025670A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 キヤノン株式会社 回転駆動装置及び関節形ロボット
JP2018126840A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 川崎重工業株式会社 多関節型ロボット
WO2022202509A1 (ja) * 2021-03-24 2022-09-29 川崎重工業株式会社 自動潤滑ロボット
US12202136B2 (en) 2021-03-24 2025-01-21 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Automatic lubrication robot
CN115520654A (zh) * 2022-09-29 2022-12-27 江苏杰士德精密工业有限公司 玻璃面板搬运设备
CN119238477A (zh) * 2024-11-18 2025-01-03 扬州工业职业技术学院 一种智能机械手拍摄用连接底座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7432457B2 (ja) 基板処理システム
JP4283559B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置並びに常圧搬送装置
TWI768244B (zh) 具有工廠界面環境控制之基板處理系統、設備與方法
KR101443457B1 (ko) 반송 로봇
JP6110636B2 (ja) 産業用ロボット
CN101293348B (zh) 工业用机器人和集合处理装置
JP6313963B2 (ja) 産業用ロボット
JP2012056033A (ja) ロボットアーム装置
JPH11216689A (ja) 搬送台車
KR100757142B1 (ko) 웨이퍼 처리 시스템
TW202101651A (zh) 整合式機臺升降機
JP3528589B2 (ja) 搬送車
JP4047477B2 (ja) ワーク搬送システム
JP3907889B2 (ja) 基板搬送装置
JP2024511972A (ja) トラックの上を移動するロボットを有するファクトリインターフェース上の数が増加したロードポート
JP3975507B2 (ja) 無人搬送車
JP2019123024A (ja) 産業用ロボット
JPH09216180A (ja) 半導体ウェハカセット搬送システム
JP3637947B2 (ja) 搬送設備
JPH10335413A (ja) 基板処理装置
JPS6031410A (ja) 回転式棚設備
JP4341786B2 (ja) 無人搬送車
JP3312486B2 (ja) クリーンルーム用の物品移載装置
JP2003243477A (ja) 無人搬送車
JPS63141341A (ja) 半導体ウエハカセット用移送ロボット