JPH11217200A - フォークリフトの走行制御装置 - Google Patents

フォークリフトの走行制御装置

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JPH11217200A
JPH11217200A JP2201998A JP2201998A JPH11217200A JP H11217200 A JPH11217200 A JP H11217200A JP 2201998 A JP2201998 A JP 2201998A JP 2201998 A JP2201998 A JP 2201998A JP H11217200 A JPH11217200 A JP H11217200A
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JP
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road surface
load
road
forklift
traveling
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Application number
JP2201998A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Amamiya
良之 雨宮
Junichi Kuwayama
純一 桑山
Yasuyuki Isogawa
靖之 五十川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフトが凹凸の有る路面(悪路)を
走行する際に、積み荷の振動による荷崩れを抑制して荷
の落下を防止する。 【解決手段】 悪路でない路面の走行時には、アクセル
ペダルの踏み込み量に対応した走行速度となるように走
行用モータが駆動制御される。リフトシリンダのボトム
に、フォークに積載された積み荷の荷重を検出する圧力
センサが設けられている。CPUは積み荷の荷重変動の
周波数wθを前記圧力センサの検出信号から演算する。
そして、CPUはその周波数と予め実験等で求められた
悪路を表す基準周波数θ0 とを比較し、基準周波数θ0
以上の場合は悪路と判断する。CPUが悪路と判断した
ときには、アクセルペダルの踏み込み量に関係なく所定
の低速度となるように走行用モータが駆動される。従っ
て、悪路を走行するときに積み荷の荷崩れが抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォークリフトの走
行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動輪の駆動手段としてバッテリを電源
としたモータを使用するバッテリフォークリフトでは、
一般に走行速度制御方法として走行用モータをチョッパ
制御する方法が採用されている。このチョッパ制御は予
めアクセルペダルの操作量に基づいてチョッパ信号のデ
ューティ比(通電率)が決められており、走行制御装置
はアクセルペダルの操作量に基づいてスイッチングトラ
ンジスタをオン・オフ制御して走行用モータの駆動速度
を制御する。また、駆動輪の駆動手段としてエンジンを
使用するフォークリフトではアクセルペダルの操作量に
基づいて燃料供給量が制御されて、エンジンの回転数が
制御される。
【0003】フォークリフトで荷を運ぶ場合、凹凸が有
る路面を速く走行すると、フォーク上あるいはパレット
上に載置された荷が上下に振動する。そして、凹凸の程
度あるいは走行速度によっては荷崩れが生じたり、荷が
落下する場合がある。特に不安定な荷(例えば、多数枚
積層された紙、あるいは小さな荷物が多数パレット上に
積まれたもの)の場合、荷崩れや荷の落下が発生し易
い。従って、凹凸が有る路面(悪路)を走行する場合
は、平坦な路面を走行する場合より低速で走行する必要
がある。そして、運転者は凹凸が有る路面を走行する場
合は、荷の状態を確認しながら荷崩れや荷の落下が発生
しないように運転を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、初心者では路
面状況に対する走行速度の適正な判断ができず、荷を積
んだ状態で走行中に平坦な路面から悪路に変わった場
合、適正な減速ができずに荷崩れが発生する場合があ
る。また、荷が崩れそうになった時に急ブレーキをかけ
て、大きな衝撃が車体に加わったり、荷が移動して落下
する場合がある。また、初心者でなくても、適正な速度
まで減速せずに悪路を走行して荷崩れや荷の落下を起こ
す場合がある。従って、運転者は凹凸の有る路面を走行
する際には細心の注意をはらいながら運転するため、精
神的な疲労が大きくなる。
【0005】また、運転者には気にならない程度の振動
であっても、荷の種類によっては共振して荷崩れが発生
する場合がある。また、従来、無人フォークリフトの場
合は走行中に平坦な路面から悪路に変わった場合の対処
ができないため、平坦な走行路面でしか使用できないと
いう問題がある。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はフォークリフトが凹凸の有る路
面(悪路)を走行する際に、積み荷の振動による荷崩れ
や荷の落下を抑制することができるフォークリフトの走
行制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、駆動輪を駆動する駆動
手段と、走行路面の凹凸状態を検出する路面状況検出手
段と、前記路面状況検出手段の検出信号に基づいて走行
路面が悪路か否かの判断を行う路面状況判断手段と、前
記路面状況判断手段から悪路の判断信号が出力されたと
きには、積み荷の荷崩れを抑制可能な予め定められた所
定の制御条件に従って前記駆動手段を制御する制御手段
とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、速度指令手段
の操作量に基づいて走行速度制御が行われるフォークリ
フトにおいて、駆動輪を駆動する駆動手段と、前記速度
指令手段の操作量を検出する操作量検出手段と、走行路
面の凹凸状態を検出する路面状況検出手段と、前記路面
状況検出手段の検出信号に基づいて走行路面が悪路か否
かの判断を行う路面状況判断手段と、前記操作量検出手
段及び前記路面状況判断手段の出力信号に基づいて前記
駆動手段を制御し、路面状況判断手段から悪路の判断信
号が出力されていないときには前記操作量検出手段の検
出信号に対応する所定の速度となるように前記駆動手段
を制御し、路面状況判断手段から悪路の判断信号が出力
されたときには前記操作量検出手段の操作量に関係なく
積み荷の荷崩れを抑制可能な予め定められた所定の制御
条件に従って前記駆動手段を制御する制御手段とを備え
た。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記所定の制御条件は
車速が所定の低速度となるように前記駆動手段を制御す
ることである。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記駆動
手段はバッテリ電源で駆動されるモータである。請求項
5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか一
項に記載の発明において、前記路面状況検出手段はフォ
ークに積載された荷の荷重変化を検出可能な位置に設け
られた圧力センサである。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記路面状況判断手段は前記圧力セ
ンサの出力信号が所定の周波数以上で変動する場合に悪
路と判断する。
【0012】従って、請求項1に記載の発明では、路面
状況検出手段によって走行路面の凹凸状態が検出され、
その検出信号に基づいて路面状況判断手段により、走行
路面が悪路か否かの判断がなされる。そして、路面状況
判断手段から悪路の判断信号が出力されたときには、積
み荷の荷崩れを抑制可能な予め定められた所定の制御条
件に従って、制御手段により駆動手段が制御される。
【0013】請求項2に記載の発明では、路面状況判断
手段から悪路の判断信号が出力されていないときには、
速度指令手段の操作量に対応する所定の速度となるよう
に駆動手段が制御される。路面状況判断手段から悪路の
判断信号が出力されたときには、操作量検出手段の操作
量に関係なく積み荷の荷崩れを抑制可能な予め定められ
た所定の制御条件に従って、制御手段により駆動手段が
制御される。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、悪路走行時には、車速
が所定の低速度となるように制御手段により駆動手段が
制御され、積み荷の振動による荷崩れが抑制される。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、バッテリ
電源で駆動されるモータによって駆動輪が駆動される。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいず
れか一項に記載の発明において、フォークに積載された
荷の荷重変化が圧力センサによって検出され、その検出
信号に基づいて路面状況が路面状況判断手段により判断
される。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、圧力センサの出力信号が所定の周波
数以上で変動する場合に路面状況判断手段によって悪路
と判断される。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って
説明する。バッテリフォークリフト1(以下、単にフォ
ークリフトという)は、前輪駆動・後輪操舵の四輪車で
ある。図2に示すように、フォークリフトの車体1aの
前部には左右一対のアウタマスト2間にインナマスト
(図示せず)が昇降可能に配設され、インナマストにフ
ォーク3がリフトブラケット3aを介して昇降可能に装
備されている。そして、リフトシリンダ5の伸縮作動に
従ってフォーク3が昇降されるようになっている。通
常、フォーク3はパレット4上に載置された状態の荷W
の搬送を行う。
【0018】駆動輪としての左右の前輪6は、差動装置
が設けられた前輪車軸(いずれも図示せず)に支持され
ている。前輪車軸は差動装置及び減速機構(図示せず)
を介して駆動手段としての走行用モータ7に作動連結さ
れ、走行用モータ7によって駆動される。走行用モータ
7は正逆回転可能に構成され、切替手段によりその回転
方向が切り替えられるようになっている。両前輪6は走
行用モータ7の正転及び逆転に対応して前進及び後進側
に回転される。
【0019】フォークリフト1には速度指令手段として
のアクセルペダル8が設けられ、アクセルペダル8の操
作量(踏み込み量)は操作量検出手段としてのアクセル
センサ9(図3に図示)によって検出されるようになっ
ている。アクセルセンサ9としては例えばポテンショメ
ータが使用される。
【0020】リフトシリンダ5のシリンダボトムには、
走行路面の凹凸状態を検出する路面状況検出手段として
の圧力センサ10が設けられている。圧力センサ10は
リフトシリンダ5の内部の油圧を検出することにより、
フォーク3に積載された荷Wの荷重変化を検出し、内部
の油圧に応じた検出信号wを出力する。アクセルセンサ
9及び圧力センサ10は制御装置11と電気的に接続さ
れている。制御装置11は車体1aの後部に装備された
カウンタウエイト1b内に設けられた収容部内に配設さ
れている。
【0021】次に走行用モータ7を制御するための電気
的構成を図3に従って説明する。走行用モータ7には直
巻の直流電動機が使用され、バッテリ12に接続されて
いる。走行用モータ7は電機子7a及び界磁巻線7bを
備え、界磁巻線7bには前進用コンタクタ13及び後進
用コンタクタ14が接続されている。そして、両コンタ
クタ13,14の切替動作に基づいて走行用モータ7が
正逆回転駆動される。フライホイールダイオード15
a,15bは界磁巻線7b及び各コンタクタ13,14
と、バッテリ12との間にそれぞれ並列に接続されてい
る。スイッチング素子としてのスイッチングトランジス
タ(以下、単にトランジスタという)16は、走行用モ
ータ7に対して直列に接続されている。そして、そのベ
ース端子に入力されるチョッパ信号に基づいてトランジ
スタ16がオン・オフ制御され、走行用モータ7に流れ
る電流が制御されて走行用モータ7の回転速度、即ちフ
ォークリフト1の走行速度が制御されるようになってい
る。
【0022】制御装置11にはマイクロコンピュータ
(マイコン)17、AD変換回路18,19及び駆動回
路20が内蔵されている。マイコン17は、路面状況判
断手段及び制御手段としてのCPU(中央処理装置)2
1、記憶手段としてのROM(読出専用メモリ)22、
RAM(読出書込可能メモリ)23、入力インタフェー
ス24及び出力インタフェース25を備えている。
【0023】アクセルセンサ9はAD変換回路18及び
入力インタフェース24を介してCPU21に接続さ
れ、圧力センサ10はAD変換回路19及び入力インタ
フェース24を介してCPU21に接続されている。前
進スイッチ26及び後進スイッチ27は入力インタフェ
ース24を介してCPU21に接続されている。また、
CPU21は出力インタフェース25及び駆動回路20
を介してトランジスタ16のベース端子に接続されてい
る。
【0024】ROM22には走行制御プログラムをはじ
めとして各種の制御プログラム及び制御プログラムを実
行する際に必要なデータが記憶されている。ROM22
にはアクセルペダル8の操作量と、それに対応してトラ
ンジスタ16をチョッパ制御するためのデューティ値と
の関係を示す式又はマップが記憶されている。
【0025】ROM22には圧力センサ10の出力信号
から路面が悪路か否かの判断を行うための所定の周波数
としての基準周波数θ0 がデータとして記憶されてい
る。基準周波数θ0 は実験あるいは理論的に求めた値が
記憶されている。また、ROM22には悪路走行時の所
定の低速度走行に対応するチョッパ信号のデューティ比
が記憶されている。
【0026】CPU21は、圧力センサ10の検出信号
(出力信号)wに基づいて走行路面が悪路か否かの判断
を行う。CPU21は圧力センサ10の検出信号wに基
づいてフォーク3上に載置された荷の重量を演算し、そ
の値が基準周波数θ0 以上で変動する場合に悪路と判断
する。CPU21は悪路と判断しない状態では、アクセ
ルペダル11の操作量に対応した速度となるように走行
用モータ7を制御する。CPU21は悪路と判断した状
態では、アクセルペダル8の操作量に関係なく積み荷の
荷崩れを防止可能な予め定められた所定の制御条件に従
って走行用モータ7を制御する。この実施の形態ではC
PU21は車速が所定の低速度となるように走行用モー
タ7を制御する。
【0027】次に前記のように構成された走行制御装置
の作用を説明する。CPU21は前進スイッチ26及び
後進スイッチ27からの信号によって前進走行か後進走
行かを判断する。前進走行であれば、前進用コンタクタ
13が図3に鎖線で示すオン位置に切り替えられ、後進
用コンタクタ14は図3に実線で示すオフ位置に保持さ
れる。そして、その状態でアクセルペダル8が踏み込ま
れると、トランジスタ16がチョッパ制御されてフォー
クリフト1が前進走行される。
【0028】以下、図1のフローチャートに従って走行
制御について説明する。CPU21はアクセルペダル8
が踏み込まれた状態において、図1に示す走行制御処理
を所定周期で実行する。CPU21はステップS1でA
D変換回路18を介してアクセルセンサ9の出力信号
(アクセル信号A)を読み込み、ステップS2でアクセ
ル信号Aに対応するチョッパ信号のデューティ比を演算
する。次にCPU21はステップS3に進み、ステップ
S2で演算したデューティ比のチョッパ信号(駆動信
号)を出力インタフェース25及び駆動回路20を介し
てトランジスタ16に出力する。そして、走行用モータ
7がアクセルペダル8の踏み込み量に対応した速度で駆
動され、フォークリフト1がアクセルペダル8の踏み込
み量に対応した速度で走行される。
【0029】次にCPU21はステップS4でAD変換
回路19を介して圧力センサ10からの出力信号(荷重
信号w)を所定時間の間読み込み、RAM23に記憶す
る。所定時間とはフォーク3が荷Wを積載して走行した
状態で荷崩れが発生する荷重の変動周期より長い時間に
設定されている。CPU21はステップS5でステップ
S4で読み込んだ荷重信号wから荷重変動の周波数wθ
を演算し、ステップS6で荷重変動の周波数wθが基準
周波数θ0 以上か否かを判断、即ち路面が悪路か否かを
判断する。そして、周波数wθが基準周波数θ0 以上で
あればCPU21は路面が悪路と判断してステップS7
に進む。
【0030】ステップS7でCPU21は車速が所定の
低速度となるように走行用モータ7を駆動するため、R
OM22に記憶されているデューティ比のチョッパ信号
を出力インタフェース25及び駆動回路20を介してト
ランジスタ16に出力する。その結果、走行用モータ7
はアクセルペダル8の踏み込み量に関係なく積み荷の荷
崩れを抑制可能な所定の低速度で駆動される。即ち、悪
路の場合は、アクセルペダル8の踏み込み量が大きくて
も、フォークリフト1は予め設定された低速度で走行さ
れる。
【0031】ステップS6で周波数wθが基準周波数θ
0 未満であればCPU21は路面が悪路でないと判断し
てステップS8に進む。ステップS8ではステップS2
で演算したデューティ比のチョッパ信号を出力インタフ
ェース25及び駆動回路20を介してトランジスタ16
に出力する。従って、フォークリフト1がアクセルペダ
ル8の踏み込み量に対応した速度で走行される。
【0032】そして、CPU21はアクセルペダル8の
踏み込みが解除されるまで、所定周期で前記走行制御処
理を実行する。この実施の形態では以下の効果を有す
る。
【0033】(1) 路面状況判断手段(CPU21)
から悪路の判断信号が出力されたときには、アクセルペ
ダル8の踏み込み量に関係なく積み荷の荷崩れを抑制可
能な予め定められた所定の制御条件に従って制御手段
(CPU21)により走行用モータ7が駆動される。従
って、運転者が悪路に対応した適正な速度制御を行わな
くても、積み荷の荷崩れが抑制されて荷の落下が防止さ
れ、初心者であっても安心して作業ができ、精神的な疲
労が少なくなる。
【0034】(2) 前記所定の制御条件とは、車速が
所定の低速度となるように走行用モータ7を制御するこ
とであるため、制御が容易となる。 (3) フォークリフト1は前輪6(駆動輪)の駆動を
バッテリ12を電源とした走行用モータ7で駆動する構
成のため、エンジンを駆動源としたフォークリフトに比
較して、アクセルペダル8の踏み込み量に無関係に所定
の低速度走行となるように前輪6を駆動する制御が容易
となる。
【0035】(4) 路面状況検出手段がフォーク3に
積載された荷Wの荷重変化を検出可能な位置に設けられ
た圧力センサ10で構成されているため、走行路面の状
況が荷崩れの発生し易い悪路か否かの判断を行うのに適
正なデータを得ることができる。
【0036】(5) CPU21(路面状況判断手段)
は圧力センサ10の出力信号(検出信号)が予め荷崩れ
が発生し易い所定の周波数以上で変動する場合に悪路と
判断するため、悪路か否かの判断を容易にしかも正確に
行うことができる。
【0037】(6) 路面状況判断手段がマイクロコン
ピュータ17により構成され、ROM22(記憶手段)
に記憶された変動周期と路面状況との関係を示すデータ
と、圧力センサ10の出力信号とに基づいて悪路か否か
の判断を行う。従って、悪路か否かの判断の精度が向上
し、また、ハードウエアを共通にして、記憶手段に記憶
された前記データを変更することにより、機種の異なる
フォークリフトにおいても簡単に実施できる。
【0038】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図4に従って説明する。この実施の形態では、フォ
ーク3に積載された荷Wの荷重に対応して悪路か否かの
判断基準を変更する点が前記実施の形態と異なってい
る。そして、フォークリフト1及び制御装置11のハー
ドウエアの構成は前記実施の形態と同じであり、制御プ
ログラムの一部及びROM22に記憶されている悪路か
否かの判断を行うための所定の周波数データが異なって
いる。路面が悪路か否かの判断を行うための所定の周波
数データは積載荷重の大きさによって異なり、ROM2
2には荷Wの荷重を変えて実験によりあるいは理論的に
求めた基準周波数θiの値が、複数の積載荷重に対応し
てそれぞれ記憶されている。また、この実施の形態では
悪路走行時において荷崩れを抑制するための所定の低速
度が荷Wの荷重に対応して設定されており、ROM22
には前記所定の低速度に対応するチョッパ信号のデュー
ティ比が荷重WGに対応して記憶されている。なお、前
記実施の形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明
は省略する。
【0039】CPU21はアクセルペダル8が踏み込ま
れるとすぐに、即ちアクセルセンサ9の操作量が0から
変化するとすぐに圧力センサ10の出力信号を入力し
て、その値から荷Wの荷重を演算するとともその値WG
をRAM23に記憶する。そして、この値WGはアクセ
ルセンサ9の操作量が0から変化する毎に更新されて、
RAM23に記憶される。
【0040】次に図4のフローチャートに従ってCPU
21の走行制御について説明する。CPU21はアクセ
ルペダル8が踏み込まれた状態において、図4に示す走
行制御処理を所定周期で実行する。CPU21はステッ
プS11でAD変換回路18を介してアクセルセンサ9
の出力信号(アクセル信号A)を読み込み、ステップS
12でアクセル信号Aに対応するチョッパ信号のデュー
ティ比を演算する。次にCPU21はステップS13に
進み、ステップS12で演算したデューティ比のチョッ
パ信号を出力インタフェース25及び駆動回路20を介
してトランジスタ16に出力する。そして、走行用モー
タ7がアクセルペダル8の踏み込み量に対応した速度で
駆動され、フォークリフト1がアクセルペダル8の踏み
込み量に対応した速度で走行される。
【0041】次にCPU21はステップS14でAD変
換回路19を介して圧力センサ10からの出力信号(荷
重信号w)を所定時間の間読み込み、RAM23に記憶
する。所定時間とはフォーク3が荷Wを積載して走行し
た状態で荷崩れが発生する荷重の変動周期より長い時間
に設定されている。CPU21はステップS15でステ
ップS14で読み込んだ荷重信号wから荷重変動の周波
数wθを演算し、ステップS16で荷の荷重WGに対応
する所定周波数θiを演算する。そして、CPU21は
ステップS17で荷重変動の周波数wθが所定周波数θ
i以上か否かを判断、即ち路面が悪路か否かを判断す
る。そして、周波数wθが所定周波数θi以上であれば
CPU21は路面が悪路と判断してステップS18に進
む。
【0042】ステップS18でCPU21は車速が荷W
の荷重WGに対応した所定の低速度となるように走行用
モータ7を駆動するためのデューティ比のチョッパ信号
を演算し、そのチョッパ信号を出力インタフェース25
及び駆動回路20を介してトランジスタ16に出力す
る。その結果、走行用モータ7はアクセルペダル8の踏
み込み量に関係なく積み荷の荷崩れを抑制可能な所定の
低速度で駆動される。即ち、悪路の場合は、アクセルペ
ダル8の踏み込み量が大きくても、フォークリフト1は
荷Wの荷重WGに対応して予め設定された低速度で走行
される。
【0043】ステップS17で周波数wθが所定周波数
θi未満であればCPU21は路面が悪路でないと判断
してステップS19に進む。ステップS19ではステッ
プS12で演算したデューティ比のチョッパ信号を出力
インタフェース25及び駆動回路20を介してトランジ
スタ16に出力する。従って、フォークリフト1がアク
セルペダル8の踏み込み量に対応した速度で走行され
る。
【0044】そして、CPU21はアクセルペダル8の
踏込みが解除されるまで、所定周期で前記走行制御処理
を実行する。路面からタイヤを介してフォークリフト1
に加わる振動の周波数が、荷Wを含めたフォークリフト
1全体の固有振動数と一致するとフォークリフト1の振
動が大きくなり、荷崩れが起こり易くなる。フォークリ
フト1の車体1aの固有振動数は、荷Wを含めた車体1
aの質量をM、サスペンションのバネ定数をkとする
と、√(k/M)に比例する。即ち、フォークリフト1
の固有振動数は荷Wの荷重WGの大きさの影響を受ける
ため、荷重WGによって悪路か否かの判断基準となる周
波数θiを変更すると、より適正な判断が可能になる。
【0045】従って、この実施の形態においては、前記
実施の形態の(1)〜(6)の効果を発揮する他に、次
の効果を有する。 (7) 荷Wの荷重に対応して悪路か否かの判断基準を
変更するため、悪路か否かの判断がより適正なものにな
る。従って、荷崩れを心配するあまり、荷崩れの起こり
難い周波数において不必要に走行速度を低速に変更する
ことが少なくなって、荷の搬送作業効率が低下するのを
抑制できる。
【0046】(8) 荷Wの荷重WGの演算が、アクセ
ルセンサ9の操作量が0から変化したとき、即ち走行直
後の圧力センサ10の出力信号に基づいて行われるた
め、荷Wの荷重WGを振動等の影響の少ない状態で正確
に求めることができる。
【0047】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 悪路か否かを荷重変動に基づいて判断する場合、そ
の振動の周波数だけでなく、振幅も考慮して行ってもよ
い。周波数が基準周波数θ0 、θi以上であっても、振
幅が小さければ荷崩れしない場合もある。従って、振幅
も考慮することにより、悪路か否かの判断がより正確に
なり、荷崩れし難い状態での走行速度の不要な減速を行
う機会が少なくなり、作業効率が向上する。
【0048】○ 悪路か否かを荷重変動に基づいて判断
する場合、その振動の周波数及び振幅に加えて荷の種類
も考慮するようにしてもよい。例えば、荷Wがパレット
4上に複数個載置されたものか、1個載置されたもの
か、あるいはシート状のものが多数枚積層されたものか
に対応して、基準周波数θ0 、θiをそれぞれ別に設定
してもよい。この場合、荷の種類を選択あるいは入力す
る入力装置で、予め運転者が制御装置に入力する操作が
必要になるが、悪路か否かの判断がより正確になり、作
業効率がより向上する。
【0049】○ 路面状況判断手段が悪路と判断した場
合、即ち路面状況判断手段から悪路の判断信号が出力さ
れたときに、荷崩れを抑制するための制御条件として所
定の低速度に減速する代わりに、加速を禁止する制御を
行うようにしてもよい。悪路を走行する際には作業者
は、悪路でない路面を走行するときより減速状態で走行
するのが普通であり、作業者が加速操作を行うのは悪路
と認識していないときか、誤操作によるものが大部分で
ある。作業者が悪路と認識していない状態では荷Wのず
れが少ない状態であり、直ちに減速しなくてもすぐには
荷崩れが起こらない。また、悪路の路面が短い場合もあ
り、加速を禁止するだけでも荷崩れの抑制効果がある。
【0050】○ 駆動輪を駆動する駆動手段はモータに
限らず、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LP
ガスエンジン、天然ガスエンジン等のエンジンであって
もよい。この場合はエンジンとして燃料噴射量、吸気量
等が電子制御されるエンジンを使用する必要がある。そ
して、走行制御装置は悪路でない路面の走行時には、エ
ンジンの燃料噴射量、吸気量等を速度指令手段の操作量
に対応して制御し、悪路の走行時には速度指令手段の操
作量に関係なく、予め定められた所定の制御条件に従っ
て所定の低速度となるように、あるいは加速を行わない
ように燃料噴射量、吸気量等を制御する。
【0051】○ 圧力センサ10の取付け位置はリフト
シリンダ5のボトムに限らず、フォークに作用する荷重
に対応するリフトシリンダ5の油圧を測定可能な位置で
あればよく、作動油の供給管路の途中に設けてもよい。
【0052】○ 油圧を測定することにより積み荷の荷
重変化を検出可能なセンサの代わりに、フォーク3に積
載される荷の圧力を直接あるいは間接的に検出するセン
サを使用してもよい。例えば、ロードセルをフォーク3
に設けたり、フォーク3に作用する力を受けるリフトブ
ラケット3aに設けてもよい。
【0053】○ 路面状況検出手段として路面の凹凸を
検出するセンサ、例えば画像センサを使用し、その信号
に基づいて路面状況判断手段により路面の凹凸状態が荷
崩れを起こし易い状態、即ち悪路か否かの判断を行う構
成としてもよい。しかし、この場合は路面状況検出手段
からの検出信号の処理や悪路か否かの判断を行う処理
が、荷重変化に基づいて行う構成に比較して複雑にな
る。
【0054】○ 悪路か否かの判断に使用するデータ、
マップ又は関数をROM22に記憶する代わりに、記憶
手段としてのEEPROM(電気的消去可能なROM)
やバックアップ電池を備えたRAMに記憶させてもよ
い。
【0055】○ 運転者が操作するフォークリフトに限
らず、予め所定の速度パターンに従って走行制御される
無人フォークリフトに適用してもよい。従来の無人フォ
ークリフトでは、振動による荷崩れの発生を防止する手
段が装備されていないため、走行路として凹凸の少ない
路面が必要であった。しかし、前記各実施の形態の走行
制御装置を適用することにより、走行路の整備が簡単に
なる。
【0056】○ 速度指令手段としてアクセルペダル8
に代えて手動のレバーを設け、レバーの操作量によって
速度指令を行う構成としてもよい。 ○ 走行用モータ7として直流モータに代えて交流モー
タを使用してもよい。
【0057】○ 走行用モータ7の回転方向を変更する
切替手段として前進用コンタクタ13及び後進用コンタ
クタ14に代えて、トランジスタを無接点スイッチとし
て使用してもよい。
【0058】○ トランジスタ16はスイッチング機能
を有していればよく、バイポーラトランジスタ以外のト
ランジスタを使用してもよい。また、トランジスタに代
えてサイリスタ等のスイッチング素子を使用してもよ
い。
【0059】○ 駆動輪を後輪としたり、3輪車のフォ
ークリフトに適用してもよい。前記各実施の形態から把
握できる請求項記載以外の技術思想(発明)について、
以下にその効果とともに記載する。
【0060】(1) 請求項5に記載の発明において、
前記圧力センサはリフトシリンダのボトム圧力を検出可
能な位置に設けられている。この場合、圧力センサの取
付けスペースの確保が容易で、しかも荷の荷重変動を精
度良く検出できる。
【0061】(2) 請求項1又は請求項2に記載の発
明において、前記所定の制御条件は加速を禁止すること
である。この場合、予め設定されている制御プログラ
ム、あるいは速度指令手段の指令では加速する場合であ
っても、走行路面が悪路の場合は加速が行われず、荷崩
れが抑制されて荷の落下が防止される。
【0062】(3) 請求項6に記載の発明において、
前記路面状況判断手段はマイクロコンピュータにより構
成され、記憶手段には荷重変動量又は変動周期と路面状
況との関係が複数の荷重に対応してマップ又は関数とし
て記憶され、マイクロコンピュータは該マップ又は関数
に基づいて悪路か否かの判断を行う。この場合、悪路か
否かの判断の精度が向上し、また、ハードウエアを共通
にして、記憶手段に記憶されたマップ又は関数を変更す
ることにより、機種の異なる車両においても簡単に実施
できる。
【0063】(4) 請求項1に記載の発明においてフ
ォークリフトは無人フォークリフトである。この場合、
従来の無人フォークリフトと異なり、多少凹凸が有る走
行路面においても有人フォークリフトと同様に、悪路に
おける荷崩れや荷の落下を抑制しつつ荷の搬送を行うこ
とができる。
【0064】(5) 走行路面の凹凸状態を検出する路
面状況検出手段の検出信号に基づいて路面状況判断手段
により走行路面が悪路か否かの判断を行い、走行路面が
悪路であると判断したときは、積み荷の荷崩れを防止可
能な予め定められた所定の制御条件に従って制御手段に
より駆動輪の駆動手段を制御するようにしたフォークリ
フトの走行制御方法。この場合、フォークリフトが凹凸
の有る路面(悪路)を走行する際に、積み荷の振動によ
る荷崩れを抑制して荷の落下を防止することができる。
【0065】なお、本明細書でいう「悪路」とは、フォ
ークリフトが現在の走行速度で走行を継続した場合、荷
崩れが発生し易くなる凹凸状態の路面を意味する。従っ
て、同じ凹凸状態の路面であっても、走行速度、荷の種
類、荷重の大きさ等によって「悪路」と判断される場合
と、「悪路」と判断されない場合とがある。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項6
に記載の発明によれば、フォークリフトが凹凸の有る路
面(悪路)を走行する際に、積み荷の振動による荷崩れ
や荷の落下を抑制することができる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、速度指令
手段の操作量に基づいて走行速度制御が行われるフォー
クリフトにおいて、悪路を走行する際に、積み荷の振動
による荷崩れや荷の落下を抑制することができる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、悪路を走
行する際の制御が容易となる。請求項4に記載の発明に
よれば、エンジンを使用したフォークリフトより制御が
簡単になる。
【0069】請求項5に記載の発明によれば、路面の状
況を映像に基づいて判断する場合に比較して、悪路か否
かの判断が容易になる。請求項6に記載の発明によれ
ば、悪路か否かの判断が容易でしかも的確になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の走行制御処理手順を示す
フローチャート。
【図2】 フォークリフトの側面図。
【図3】 走行制御装置の電気的構成を示すブロック
図。
【図4】 第2の実施の形態の走行制御処理手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…フォークリフト、3…フォーク、6…駆動輪として
の前輪、7…駆動手段としての走行用モータ、8…速度
指令手段としてのアクセルペダル、9…操作量検出手段
としてのアクセルセンサ、10…路面状況検出手段とし
ての圧力センサ、12…バッテリ、21…路面状況判断
手段及び制御手段としてのCPU、22…記憶手段とし
てのROM、W…荷。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪を駆動する駆動手段と、 走行路面の凹凸状態を検出する路面状況検出手段と、 前記路面状況検出手段の検出信号に基づいて走行路面が
    悪路か否かの判断を行う路面状況判断手段と、 前記路面状況判断手段から悪路の判断信号が出力された
    ときには、積み荷の荷崩れを抑制可能な予め定められた
    所定の制御条件に従って前記駆動手段を制御する制御手
    段とを備えたフォークリフトの走行制御装置。
  2. 【請求項2】 速度指令手段の操作量に基づいて走行速
    度制御が行われるフォークリフトにおいて、 駆動輪を駆動する駆動手段と、 前記速度指令手段の操作量を検出する操作量検出手段
    と、 走行路面の凹凸状態を検出する路面状況検出手段と、 前記路面状況検出手段の検出信号に基づいて走行路面が
    悪路か否かの判断を行う路面状況判断手段と、 前記操作量検出手段及び前記路面状況判断手段の出力信
    号に基づいて前記駆動手段を制御し、路面状況判断手段
    から悪路の判断信号が出力されていないときには前記操
    作量検出手段の検出信号に対応する所定の速度となるよ
    うに前記駆動手段を制御し、路面状況判断手段から悪路
    の判断信号が出力されたときには前記操作量検出手段の
    操作量に関係なく積み荷の荷崩れを抑制可能な予め定め
    られた所定の制御条件に従って前記駆動手段を制御する
    制御手段とを備えたフォークリフトの走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の制御条件は車速が所定の低速
    度となるように前記駆動手段を制御することである請求
    項1又は請求項2に記載のフォークリフトの走行制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段はバッテリ電源で駆動され
    るモータである請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載のフォークリフトの走行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記路面状況検出手段はフォークに積載
    された荷の荷重変化を検出可能な位置に設けられた圧力
    センサである請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
    のフォークリフトの走行制御装置。
  6. 【請求項6】 前記路面状況判断手段は前記圧力センサ
    の出力信号が所定の周波数以上で変動する場合に悪路と
    判断する請求項5に記載のフォークリフトの走行制御装
    置。
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