JPH11217558A - 防汚剤及び防汚層の形成方法 - Google Patents
防汚剤及び防汚層の形成方法Info
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- JPH11217558A JPH11217558A JP10034329A JP3432998A JPH11217558A JP H11217558 A JPH11217558 A JP H11217558A JP 10034329 A JP10034329 A JP 10034329A JP 3432998 A JP3432998 A JP 3432998A JP H11217558 A JPH11217558 A JP H11217558A
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Abstract
脂、汗、化粧品等の汚れの付着を防止し、また付着した
汚れが容易に拭き取れるようにし、さらにこのような防
汚性の耐久性が向上した防汚層を得る。 【解決手段】 防汚剤が、式(1) 【化1】 [R1f-(CH2)l]n-(SiA4-n)m (1) (但し、R1fはフッ素を有する置換基、Aは加水分解
基、置換数nは0<n<4、lは0〜3の整数、mは1
〜10の整数である)で示される有機シラン化合物と、
式(2) 【化2】 R2f-OH (2) (但し、R2fはフッ素を有する置換基である)で示され
る水酸基を有するフッ素系化合物とを含有する。
Description
る各種被処理基材の表面に防汚層を形成するために使用
する防汚剤、この防汚剤を用いて防汚層を形成する方法
及びそれにより得られる防汚層に関する。特に、光学部
材(反射防止膜、光学フィルター、光学レンズ、液晶デ
ィスプレー、CRTディスプレー、プロジェクションテ
レビ、プラズマディスプレー、ELディスプレー等)の
表面に、各種光学部材の光学性能を損なわせることなく
防汚層を形成することを可能とする防汚剤に関する。
ズ、液晶ディスプレー、CRTディスプレー、プロジェ
クションテレビ、プラズマディスプレー、ELディスプ
レー等の光学部材には、人が使用することによって、指
紋、皮脂、汗、化粧品等の汚れが付着する場合が多い。
そのような汚れは、一度付着すると除去することは容易
ではなく、特に、反射防止膜付き光学部材では、付着し
た汚れが目立つために問題となる。
として、汚れが付着しにくく、付着しても拭き取りやす
い性能を持つ防汚層を光学部材の表面に形成する技術が
種々提案されている。
は、基材の表面に、主として二酸化ケイ素からなる反射
防止膜を設け、更にその表面に有機ケイ素置換基を含む
化合物で処理した防汚性、耐擦傷性の反射防止物品が提
案されている。特開平4−338901号公報には、同
様に基材表面に末端シラノール有機ポリシロキサンを被
覆した防汚性、耐擦傷性のCRTフィルターが提案され
ている。また、特公平6−29332号公報には、プラ
スチック表面にポリフルオロアルキル基を含むモノ及び
ジシラン化合物及び、ハロゲン、アルキルまたはアルコ
キシのシラン化合物とからなる反射防止膜を有する防汚
性・低反射性プラスチックが提案されている。更に、特
開平7−16940号公報には、パーフルオロアルキル
(メタ)アクリレートとアルコキシシラン基を有する単
量体との共重合体を二酸化ケイ素を主とする光学薄膜上
に形成した光学部材が提案されている。
防汚層の形成技術においては、防汚性が不十分であり、
特に、指紋、皮脂、汗、化粧品等の汚れが拭き取りにく
く、また、使用とともに防汚性能が大きく低下する。こ
のため、防汚性と耐久性に優れた防汚層の開発が望まれ
ている。
決しようとするものであり、種々の被処理基材、特に、
反射防止膜等の光学部材の表面に、指紋、皮脂、汗、化
粧品等の汚れが付着することを防止し、また付着しても
容易に拭き取れるようにする優れた防汚性の防汚層を、
高い耐久性で形成できるようにすることを目的とする。
を達成するため、式(1)
基、置換数nは0<n<4、lは0〜3の整数、mは1
〜10の整数である)で示される有機シラン化合物と、
式(2)
る水酸基を有するフッ素系化合物とからなることを特徴
とする防汚剤を提供する。
(1)の有機シラン化合物が、オルガノシラザン化合物
である態様や、式(2)の水酸基を有するフッ素系化合
物が、式(3)
パーフルオロアルキル基、nは1〜50の整数、mは0
〜3の整数、lは0〜3の整数、但し、6≧m+l>0
である)で示される化合物である態様を提供する。
上に防汚層を形成する方法として、本発明の防汚剤をド
ライコーティング法により被処理基材の少なくとも片面
に成膜することを特徴とする防汚層の形成方法を提供
し、そのようにして形成された防汚層を提供する。
機シラン化合物(好ましくは、特定の式のオルガノシラ
ザン化合物)とフッ素系化合物とを含有しているため、
この防汚剤を用いて被処理基材に防汚層を形成すると、
その被処理基材が各種光学部材(反射防止膜、光学フィ
ルター、光学レンズ、液晶ディスプレー、CRTディス
プレー、プロジェクションテレビ、プラズマディスプレ
ー、ELディスプレー等)であった場合に、それらの光
学性能を損なわせることなく、指紋、皮脂、汗、化粧品
等の汚れの付着を防止でき、また、付着した汚れを容易
に拭き取ることが可能となり、防汚層の耐久性も優れた
ものとなる。特に、有機シラン化合物として、加水分解
基がアミノ基であるオルガノシラザラン化合物を使用す
ると、防汚層と被処理基材との密着性が高くなるので、
これにより得られる防汚層は、いっそう防汚性及び耐久
性に優れたものとなる。
がい、防汚層を、ドライコーティング法により形成する
と、ウェットコーティング法で形成する場合と比較し
て、防汚層の形成時に防汚剤の希釈溶剤が不要となるの
で、防汚層形成作業上の安全性が高まり、また、防汚層
の膜厚を正確に制御することも可能となる。
基、置換数nは0<n<4、lは0〜3の整数、mは1
〜10の整数である)で示される有機シラン化合物と、
式(2)
る水酸基を有するフッ素系化合物とを含有する。
いて、フッ素を有する置換基R1fとしては、例えば、C
1〜C16の直鎖又は分岐のパーフルオロアルキル基等
をあげることができる。
て、加水分解基Aは、被処理基材表面の水酸基と結合す
る反応基であり、これにより被処理基材に防汚層が形成
されると考えられる。従って、この加水分解基Aの反応
性が高いほど、得られる防汚層と被処理基材との密着性
が高まると考えられる。そこで、加水分解基Aとして
は、水酸基に対する反応性を有するものとして、アルコ
キシド基(-OCH3、-OC2H5、-OC3H7等)、ハロ
ゲン元素(-Cl、-Br等)、アミノ基(-NH2等)が
例示される。このうち、アルコキシド基は一部が加水分
解せずに、残存することが知られている。従って、加水
分解基Aとしては、特に反応性の高いアミノ基が好まし
い。
有機シラン化合物、即ち、オルガノシラザン化合物とし
て、より具体的には、n-CF3(CH2)2Si(N
H)3/2 、n-C3F7(CH2)2Si(NH)3/2 、n-C4F
9(CH2)2Si(NH)3/2 、n-C6F13(CH2)2Si(N
H)3/2 、n-C8F17(CH2)2Si(NH)3/2 等が例示
される。特にn-C8F17(CH2)2Si(NH)3/2 が好ま
しい。
数nは、0<n<4とすることが好ましい。
としては、n-CF3(CH2)2OH、n-C3F7(CH2)2
OH、n-C4F9(CH2)2OH、n-C6F13(CH2)2O
H、n-C8F17(CH2)2OH等が例示される。
としては、式(3)
パーフルオロアルキル基、nは1〜50の整数、mは0
〜3の整数、lは0〜3の整数、但し、6≧m+l>0
である)で示される化合物が好ましく、特に、Rf が-
CF3、-C2F5、-C3F7であるフッ素系化合物が好ま
しい。
シラン化合物及び式(2)のフッ素系化合物の他、必要
に応じて種々の添加剤を含有することができる。例え
ば、式(1)の有機シラン化合物の加水分解、重縮合を
促進させる触媒を含有させることができる。
酸、酢酸、フッ酸、ギ酸、リン酸、シュウ酸、アンモニ
ア、アルミニウムアセチルアセトナート、ジブチルスズ
ジラウレート、オクチル酸スズ化合物、メタンスルホン
酸、トリフロロメタンスルホン酸、パラトルエンスルホ
ン酸、トリフロロ酢酸等が例示できる。これらは、単独
にあるいは2種類以上併せて用いてもよい。
る被処理基材には特に制限はなく、例えば、ガラス板、
または無機化合物層を含有したガラス板等の無機基材
や、透明プラスチック基材、または無機化合物層を含有
した透明プラスチック基材等の有機基材からなる通常の
光学部材をあげることができる。
板をあげることができる。無機化合物層を含有したガラ
ス板を形成する当該無機化合物としては、金属酸化物
〔酸化ケイ素(二酸化ケイ素、一酸化ケイ素等)、酸化
アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化ス
ズ、酸化ジルコニウム、酸化ナトリウム、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化ビスマス、酸化イットリウ
ム、酸化セリウム、酸化亜鉛、ITO(Indium Tin Oxi
de)等〕、金属ハロゲン化物(フッ化マグネシウム、フ
ッ化カルシウム、フッ化ナトリウム、フッ化ランタン、
フッ化セリウム、フッ化リチウム、フッ化トリウム等)
をあげることができる。
は無機化合物層は、単層あるいは多層構成とすることが
でき、これらはウェットコーティング法(ディップコー
ティング法、スピンコーティング法、フローコーティン
グ法、スプレーコーティング法、ロールコーティング
法、グラビアコーティング法等)、PVD(Physical V
apor Deposition)法(真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法)、CVD(Chemical Vap
or Deposition)法等の公知の方法により形成される。
透明プラスチック基材としては、種々の有機高分子から
なる基材をあげることができる。通常、光学部材として
使用される基材は、透明性、屈折率、分散性などの光学
特性、さらには耐衝撃性、耐熱性、耐久性などの諸物性
の点から、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等)、ポリエステル系(ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド系
(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、
エチレンビニルアルコール、アクリル、セルロース系
(トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、セ
ロファン等)、あるいはこれらの有機高分子の共重合体
などからなっているが、本発明が被処理基材とする透明
プラスチック基材としてもこれらの基材をあげることが
できる。
に、公知の添加剤、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、
可塑剤、滑剤、着色剤、酸化防止剤、難燃剤等を含有さ
せたものも使用することができる。
有機基材の形状は、特に限定されるものではないが、通
常、光学部材として使用される透明プラスチック基材は
フィルム状またはシート状をなしており、本発明の防汚
剤もこれらフィルム状又はシート状のものを被処理基材
とすることができる。このフィルム状またはシート状の
基材としては、単層あるいは複数の有機高分子を積層し
たものでもよい。また、その厚みは、特に限定されるも
のではないが、0.01〜5mmが好ましい。
物層を形成した被処理基材の当該無機化合物層として
は、前述の無機基材を構成する無機化合物層と同様の無
機化合物を用いて同様の手法により形成することができ
る。
は、透明プラスチック基材と無機化合物層との間にハー
ドコート層を有するものでもよい。このハードコート層
を設けることにより、基材表面の硬度が向上すると共
に、基材表面が平滑になり、透明プラスチック基材と無
機化合物層との密着が向上するので、鉛筆等の荷重のか
かる引っ掻きによる傷を防止でき、また、透明プラスチ
ック基材の屈曲により無機化合物層にクラックが発生す
ることを抑制でき、光学部材の機械的強度を改善でき
る。
械的強度があれば、特に限定されるものではない。例え
ば、電離放射線や紫外線の照射による硬化樹脂や熱硬化
性の樹脂が使用でき、特に紫外線照射硬化型アクリル系
樹脂、有機ケイ素系樹脂、熱硬化型ポリシロキサン樹脂
が好ましい。これらの樹脂は透明プラスチック基材と屈
折率が同等もしくは近似していることがより好ましい。
十分な強度となるが、透明性、塗工精度、取り扱い性の
点から5〜7μmの範囲が好ましい。
1〜3μmの無機あるいは有機物粒子を混合分散させ
か、または、表面形状を凹凸にすることで一般的にアン
チグレアと呼ばれる光拡散性処理を施すことができる。
これらの微粒子は透明であれば特に限定されるものでは
ないが、低屈折率材料が好ましく、酸化ケイ素、フッ化
マグネシウムが安定性、耐熱性等で好ましい。
一に塗布されるのであれば、いかなる方法でも構わな
い。
材の具体的用途としては、例えば、反射防止膜、光学フ
ィルター、光学レンズ、液晶ディスプレー、CRTディ
スプレー、プロジェクションテレビ、プラズマディスプ
レー、ELディスプレー等をあげることができる、これ
らは公知の方法により製造されたものとすることがで
き、例えば、反射防止膜は、透明プラスチック基材の少
なくとも片面に、無機化合物の単層または多層の薄膜公
知の手法により形成したものとすることができる。
を用いて防汚層を形成する方法には特に制限はなく、ウ
ェットコーティング法(ディップコーティング法、スピ
ンコーティング法、フローコーティング法、スプレーコ
ーティング法、ロールコーティング法、グラビアコーテ
ィング法等)によってもよく、また、ドライコーティン
グ法〔真空蒸着法(抵抗加熱法、電子線ビーム法、高周
波加熱法、イオンビーム法等)、スパッタリング法、C
VD法(プラズマCVD法、光CVD法、熱CVD法
等)等〕によってもよい。本発明の防汚剤を任意の方法
で用いることにより被処理基材の少なくとも片面に防汚
層を形成することができる。
溶媒としては、特に限定されないが、組成物の安定性、
揮発性などを考慮して、パーフルオロヘキサン、パーフ
ルオロメチルシクロヘキサン、パーフルオロ−1,3−
ジメチルシクロヘキサン等の通常の炭素数5〜12のパ
ーフルオロ脂肪族炭化水素、ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンゼン等の多フッ素化芳香族炭化水素、多フッ素
化脂肪族炭化水素等があげられる。また、溶媒は1種類
のみならず2種類以上の混合物として用いることも可能
である。
層の層厚の制御の点からは、希釈溶媒を必要としないド
ライコーティング法によることが好ましく、特に、真空
蒸着法によることが好ましい。
ング法により被処理基材の表面に防汚剤を塗布すること
により作製されている。このようなウェットコーティン
グ法では、防汚剤は揮発性溶媒で希釈して使用されるた
めに、環境対策あるいは防火対策が必要であり、作業性
が悪いという欠点がある。また、膜厚を正確に制御しに
くいと言う問題点もある。
汚剤は、一般有機溶剤への溶解性が低く、フロン規制対
象物である1,1,3−トリクロロトリフロロエタンの
ようなフロン類や、高価なフッ化炭化水素類にしか安定
に溶解しないという問題点もある。
希釈溶媒を使用しなくても良いという利点がある。
ングストロームオーダーで正確に制御することができ、
所望の防汚層を有する光学部材を提供できる。さらに、
反射防止膜を有する光学部材については、色設定が難し
い反射防止膜の干渉色を変化させることなく、容易に防
汚性を付与することが可能である。
り形成する場合、その膜厚は防汚剤の蒸発量に依存して
変化する。したがって、防汚層の膜厚を正確に制御する
ためには、防汚剤の蒸発量を正確に制御することが好ま
しい。
ェットコーティング法により被処理基材上に防汚層を成
膜した後は、必要に応じて、加熱、加湿、光照射、電子
線照射等を行ってもよい。
に限定はないが、防汚性、耐擦傷性及び光学部材の光学
性能の点から、通常、10〜500Åとすることが好ま
しい。
るが、本発明は実施例に記載に限定されるものではな
い。
ラスコ中に、CF3(CF2)7(CH2)2Si(NH)3/2をビ
ス(トリフルオロメチル)ベンゼンで3wt%に希釈し
た溶液(KP801M:信越化学工業社製)(0.13
g)を添加し、十分に攪拌を続けながら、滴下ロートよ
りC3F7-(OC3F6)24-O-(CF2)2-CH2-OH(0.
13g)を滴下し、防汚剤を合成した。
ドコート層と反射防止膜を積層したものを被処理基材と
し、これに真空蒸着法(抵抗加熱法)で上述の防汚剤を
成膜し、防汚層を形成した。
中の防汚剤の固形量を5mgとし、5×10-5Torr
以下に真空排気した後、ボートを400℃に加熱し、防
汚剤を蒸発させた。
信越化学工業社製)を防汚剤に用い、実施例1と同様に
して反射防止膜上に防汚層を形成した。
次の各種物性評価を行った。この結果を表1に示す。
型:協和界面科学(株)製)を用いて、乾燥状態(20
℃−65%RH)で直径1.8mmの液滴を針先に作
り、これを試料(固体)の表面に接触させて液滴を作っ
た。接触角とは、固体と液体が接触する点における液体
表面に対する接線と固体表面がなす角で、液体を含む方
の角度で定義した。液体には、蒸留水とn−ヘキサデカ
ンをそれぞれ使用した。
型:協和界面科学(株)製)を用いて、乾燥状態(20
℃−65%RH)で直径3.0mmの液滴を針先に作
り、これを水平な試料(固体)の表面上に接触させて液
滴を作った。次にこの固体試料を徐々に傾けていくと、
液滴は徐々に変形し、傾斜角度がある角度に達したと
き、液滴は下方へ滑り出す。このときの傾斜角度を転落
角とした。液体には、蒸留水とn−ヘキサデカンをそれ
ぞれ使用した。
ペン(マジックインキ:細書き用No.500)を用い
て、長さ1cmの直線を書き、その付き易さあるいは目
立ち易さの目視判定を行った。判定基準は次の通りとし
た。
いる
付着した油性ペンをセルロース製不織布(ペンコットM
−3:旭化成(株)製)で拭き取り、その取れ易さの目
視判定を行った。判定基準は次の通りとした。
押しつけて、指紋を付着させ、その付き易さあるいは目
立ち易さの目視判定を行った。判定基準は次の通りとし
た。
た指紋をセルロース製不織布(ペンコットM−3:旭化
成(株)製)で拭き取り、その取れ易さを目視判定を行
った。判定基準は次の通りとした。
不織布(ペンコットM−3:旭化成(株)製)で荷重5
00gfで100回擦った後に、前記各種物性評価
(a)〜(f)を行った。
防汚層に比して、蒸留水やn−ヘキサデカンに濡れにく
く、また、指紋や油性汚れが付着しにくく、かつ付着し
た汚れが落ちやすく、優れた防汚性を有していることが
わかる。また、この実施例の防汚性は耐摩耗性試験後も
維持されていることから、実施例の優れた防汚性は耐久
性を有していることがわかる。
上に形成した防汚層は、従来の防汚剤を用いて形成した
防汚層に比して、光学部材の光学性能を損なわせること
がなく、指紋、皮脂、汗、化粧品等の汚れを付着しにく
くし、また、付着しても拭き取りやすくし、かつこのよ
うな防汚効果の耐久性に優れている。
ーティング法により防汚層を形成すると、従来のウェッ
トコーティング法と比較して、防汚層形成のための希釈
溶媒が不要となり、また、防汚層の膜厚の正確な制御も
可能となる。
Claims (8)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 [R1f-(CH2)l]n-(SiA4-n)m (1) (但し、R1fはフッ素を有する置換基、Aは加水分解
基、置換数nは0<n<4、lは0〜3の整数、mは1
〜10の整数である)で示される有機シラン化合物と、
式(2) 【化2】 R2f-OH (2) (但し、R2fはフッ素を有する置換基である)で示され
る水酸基を有するフッ素系化合物とからなることを特徴
とする防汚剤。 - 【請求項2】 式(1)で示される有機シラン化合物
が、オルガノシラザン化合物である請求項1記載の防汚
剤。 - 【請求項3】 式(2)で示される水酸基を有するフッ
素系化合物が、式(3) 【化3】 Rf(OC3F6)n-O-(CF2)m-(CH2)1-OH (3) (但し、Rf は炭素数1〜16の直鎖状または分岐状の
パーフルオロアルキル基、nは1〜50の整数、mは0
〜3の整数、lは0〜3の整数、但し、6≧m+l>0
である)で示される請求項1又は2記載の防汚剤。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の防汚剤
をドライコーティング法により被処理基材の少なくとも
片面に成膜することを特徴とする防汚層の形成方法。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の防汚剤
を被処理基材の少なくとも片面に成膜後、さらに加熱、
加湿、光照射、又は電子線照射を行う請求項4記載の防
汚層の形成方法。 - 【請求項6】 被処理基材が光学部材である請求項4又
は5記載の防汚層の形成方法。 - 【請求項7】 光学部材が反射防止膜である請求項6記
載の防汚層の形成方法。 - 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載の方法に
より形成された防汚層。
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|---|---|---|---|
| JP03432998A JP4042196B2 (ja) | 1998-01-31 | 1998-01-31 | 防汚剤及び防汚層の形成方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11217558A true JPH11217558A (ja) | 1999-08-10 |
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