JPH11218462A - 検査チャンバ及びそれを備えた装置 - Google Patents

検査チャンバ及びそれを備えた装置

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JPH11218462A
JPH11218462A JP10322640A JP32264098A JPH11218462A JP H11218462 A JPH11218462 A JP H11218462A JP 10322640 A JP10322640 A JP 10322640A JP 32264098 A JP32264098 A JP 32264098A JP H11218462 A JPH11218462 A JP H11218462A
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    • G01M3/02—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
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    • G01M3/3281—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors for containers, e.g. radiators removably mounted in a test cell
    • G01M3/329—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors for containers, e.g. radiators removably mounted in a test cell for verifying the internal pressure of closed containers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器を破壊することなく、容器の内側および
外側の圧力差を利用して容器の密閉度を検査する。 【解決手段】 軸線方向に向かうに従って外表面の断面
積が漸次減少する密閉容器3の密閉度を検査する装置で
あって、内部が気密に保持されるチャンバー1と、この
チャンバー1内に気体を供給しあるいはチャンバー1内
の雰囲気を真空吸引する圧力調整手段17と、チャンバ
ー1内の圧カを測定する測定手段21とを具備し、チャ
ンバー1の内壁は、容器3の外壁面とほぼ相似形でかつ
外壁面に近接して設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヨーグルトカップ等
に漏れが生じるかどうかを検査する技術に係り、検査の
感度を向上させるとともに、検査時間を短縮させる技術
に関する。特に、本発明は、側面がテーパあるいは球面
等のように先細り形状の場合に適している。
【0002】さらに、本発明は、例えば内容物としてヨ
ーグルトなどが充填され、開口部が密閉された容器の漏
れ検査に適し、このような検査を行うチャンバーを複数
具備した装置に関するものでもある。
【0003】
【従来の技術】従来、蓋で密閉された容器の密閉度を検
査するために、容器の密閉部分において容器の内部と外
部の圧力に差を設け、時間とともに変化する圧力差を測
定することによって密閉度の指標とする技術が知られて
いる。
【0004】たとえば、DE−OS 24 47 578
においては、容器の溶接継手の部分の漏れを検査する検
査方法が開示されている。この技術では、容器を切り開
き、容器の外部の溶接継手の部分を適当な密閉手段で囲
い、容器の内部を加圧することにより密閉手段の内部空
間の圧力変化を測定するようにしたものである。
【0005】また、DE−OS 21 15 563にお
いては、箔で密閉された容器の封止部の漏れ検査方法が
開示され、この技術では、容器の底を中空針で貫通し、
中空針から容器内に空気を供給して、上記封止部が破壊
されたときの容器内圧力を測定するようにしている。
【0006】ところで、VFI 4/70 に発表され
たJ.T.Furnessの「差圧測定による漏れの検出」と言う
記事からは、容器の内圧、あるいは外圧の観察から漏れ
を検出すべきであると言うことが常識になった。その中
には、圧力測定を行うべき空間の容積が小さければ小さ
い程漏れに対する圧力の変化の感度が高くなると論じて
いる。
【0007】しかしながら、上記従来方法では容器を破
壊しなければならず、検査のために多くの製品を廃棄処
分にしなければならないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、容器を破壊することなく、容器の内側および外
側の圧力差をいかに利用して容器の密閉度を検査するか
というところに存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の検査方法は、内
部が気密に設けられるチャンバー内に密閉容器を収納
し、上記チャンバー内の圧力を上記密閉容器内と異なる
圧力に保持し、時間の経過とともに変化する上記チャン
バー内の圧力を測定して上記容器の密閉度を決定するこ
とを特徴としている。
【0010】密閉された容器、特に、内容物が充填され
た容器の密閉度をチャンバーの中で検査するためには、
容器内を高圧、あるいは低圧にした後に、高圧あるいは
低圧の発生源から切り離し、チャンバー内の圧力を連続
的に測定し、この圧力曲線から容器の密閉度を決定す
る。検査に要する時間は主に容器の外部のチャンバーの
容積、つまりチャンバーの容積引く容器の容積の大きさ
に依存する。チャンバーの容積が大きければその雰囲気
を所定の圧力にするのにより多くの時間を要するからで
ある。また、チャンバーの容積が大きければ、例えば容
器からの漏れが容積の雰囲気圧力に与える影響が小さ
く、したがって、漏れに対する感度が小さくなってしま
う。
【0011】したがって、この発明では、チャンバーの
内壁と容器の外壁とによって構成される空間の容積を極
力小さくすることにより、検査に要する時間を短縮し、
検査の感度を向上させている。
【0012】すなわち、本発明の第2の特徴は、軸線方
向に向かうに従って外表面の断面積が漸次減少する密閉
容器の密閉度を検査容器の軸方向に減少する外断面を有
する容器の漏れを検査する装置であって、内部が気密に
把持されるチャンバーと、このチャンバー内に気体を供
給しあるいはチャンバー内の雰囲気を真空吸引する圧力
調整手段と、チャンバー内の圧力を測定する測定手段と
を具備し、チャンバーの内壁は、容器の外壁面とほぼ相
似形でかつ該外壁面に近接して設けられていることにあ
る。
【0013】また、本発明の第3の特徴は、チャンバー
に有底円筒状のスリーブを具備し、このスリーブの内壁
面を、その開口部側から底部側へ向かうに従って横断面
積が漸次減少するように設け、さらにスリーブの開口部
に内部を気密に密閉する蓋を着脱自在に螺合したことに
ある。
【0014】このような構成によって、チャンバーをよ
り単純に構成することができ、蓋を開いてから容器を簡
単に取り出すことができる。また、容器の外空間を最小
限に抑えるために検査室を容器と類似した形に構成する
ことによって、容器のある部分がチャンバーの壁に引っ
かかり、容器が簡単に検査室から取り出せないと言うよ
うな問題が解消される。
【0015】また、スリーブの底には、スリーブ内に収
納された前記容器を押し出すためのピストンが軸線方向
へ移動可能に設けられていることも一つの特徴である。
これによって、検査を終了した後に、蓋を開いてから容
器を押し出すことが可能となる。
【0016】また、チャンバーの内壁面は円錐状とさ
れ、円錐状の側面を有するヨーグルトカップの検査に適
している。
【0017】チャンバー内の圧力と容器内の圧力に差を
持たせるために、チャンバー内を真空引きすることも可
能である。この場合において、弾力性のある容器を使用
すると、容器の側面が拡開し、チャンバーの内壁面と密
着し、真空吸引する吸引口を閉塞してしまうことがあ
る。このような場合には、検査を続行することが不可能
となるため、特許請求の範囲第7項に記載したように、
チャンバーの内壁に沿って部分的または全面的に慮紙等
を設けることにより、容器の壁が吸入口に吸いつけられ
ることを防止できるとともに、上記の慮紙等が容器の外
壁と当接することにより容器の著しい変形を防止するこ
とができる。
【0018】また、チャンバーの開口部は上方へ向いて
いることが望ましい。それによって検査すべき容器をそ
の自重で簡単に挿入することができ、取出もピストンに
より容易に行うことができる。特に箔で密閉されている
カップ状の容器、例えばヨーグルトカップの場合に正常
の置き方と同様の状態で検査が行える。したがって、検
定すべき蓋箔とカップの間の封止部に内容物が存在する
ことがなく、検査条件を適性にすることができる。
【0019】さらに、特許請求の範囲第9項に記載した
ように、チャンバーに、その内部に供給される洗浄液を
排出する排出管を設けても良い。これは、チャンバー内
が容器から漏れた内容物で汚染されることがあり、これ
を洗浄する必要が生じるからである。なお、洗浄は、手
動か又は蓋に設けた洗浄液供給ノズルで必要に応じて行
う。
【0020】また、特許請求の範囲第10項に記載した
ように、容器を押し出すためのピストンを、洗浄液を排
出する排出管の口を開閉するために用いても良い。この
ような構成は、特許請求の範囲第11項により具体化さ
れている。
【0021】すなわち、スリーブの底にはピストンのピ
ストンヘッドが配置され、ピストンヘッドが下端側に位
置するときに排出口とスリーブの内部とを液密に遮蔽
し、ピストンヘッドが上昇することにより遮蔽状態が解
除されるように構成されている。
【0022】例えばカップヨーグルト等を製造中に連続
的に検査を行うには、特許請求の範囲第12項に記載し
たように、複数の上記のようなチャンバーを連設するこ
とが良い。本発明によれば検査に要する時間を短くする
ことができるので、一つの製造ラインで製品の全数検査
を行うことができる。この場合、ターンテーブルにチャ
ンバーを複数配置することが効率的である。
【0023】本発明の検査装置は、特に、内部にヨーグ
ルト等の内容物が充填され開口部が密封されたプラスチ
ックカップの検査に最適である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態について説明する。第1図中符号1はチャ
ンバーであり、このチャンバー1は、その内部におい
て、軸方向Aに向かうに従って断面F3の大きさが漸次
減少するような密閉された容器3の密閉度を検査するよ
うに構成されている。容器3は充填材5で満たされ、そ
の口は容器3の周囲において溶着あるいは粘着された箔
7で封じられている。このような容器3は、例えば、ア
ルミフォイルで密封されたプラスチックカップである。
【0025】密閉度検査のためには、容器3が後に蓋1
1及びパッキング13で閉じられるチャンバー1に挿入
される。容器3の外壁と、蓋11及びスリーブで形成さ
れているチャンバー1の内壁によって構成される中間容
積Vzは、予め測定または計算によって求められてい
る。そして、中間容積Vzに容器3の内圧と異なる検査
圧Pzが加えられる。
【0026】検査圧Pzの印加は、第1図に示すよう
に、途中に弁19が介装された加圧管17によって行わ
れる。検査圧Pzは容器3の内圧よりも高い場合と低い
場合がある。検査圧Pzの印加が終了したら、弁19を
閉鎖し、中間容積Vzの圧力Pzの変化が圧力センサー
21で記録される。この圧力センサー21は、基準圧力
PRが供給されて、その差圧検出するように構成されて
いる。検査圧Pzが容器3の内圧より小さい場合には、
弁19が閉鎖された後に、容器3内の気体がチャンバー
1内に漏れ、中間容積Vzの圧力が上昇する。逆に、検
査圧Pzが容器3の内圧より大きい場合には、中間容積
Vzの圧力が減少する。
【0027】検査圧Pzを中間容積Vzに印加する場合
には、中間容積Vzにある要領のガスを加えるか、また
は、真空吸引する必要があるので、そのガス量は中間容
積Vzが大きければ大きいほど多くなる。
【0028】加圧管17に接続されているポンプ、また
は吸引装置(図示せず)が単位時間当たりに一定容量の
ガスを供給し得るものであれば、検査圧Pzを印加する
には、所定の時間ガスの供給を行えば良い。そして、中
間容積Vzが小さければ小さい程、印加に必要な時間が
短縮される。
【0029】もし、容器3の密閉度が不十分であれば、
容器3内の気体は早期に流出するから、中間容積Vz内
の圧力は早く上昇する。したがって、経過時間に対する
中間容積Vz内の圧力の変化を把握することにより、密
閉度の度合を検知することができる。
【0030】本発明では、中間容積Vzの圧力変化を激
しくするために、第2図に示すように、検査する容器と
チャンバーの間の中間容積Vzをできる限り小さくして
いる。
【0031】第2図に示すチャンバー31は、一端部に
開口34のあるスリーブ35を有している。スリーブ3
5は、その断面F35が軸A35に沿って一端部から他
端部(下端部)側へ向かうに従って漸次減少するように
形成されている。また、スリーブ34の内周面は、チャ
ンバー31に収納される容器3の外周面とほぼ同じ形状
とされている。これによって、容器3が収納された状態
において、容器3の外壁とチャンバー31の内壁はほぼ
全体にわたって等距離離間し、しかも、中間容積Vzが
小さくなるように十分近接している。
【0032】チャンバー31のスリーブ35には、中間
にパッキング37を挟んで蓋33が着脱自在に取り付け
られている。蓋33によってチャンバー31内が気密に
保持される。
【0033】このような検査装置においては、第1図に
示す検査装置と同様に、中間容積Vzに検査圧が加えら
れ、中間容積Vzの中の圧力の変化が記録される。
【0034】第3図は、本発明による検査装置のさらに
他の実施形態を示すものである。この実施形態は、主に
円錐状の容器3、例えばヨーグルトカップ等の容器の密
閉度を検査するように構成されたものである。
【0035】閉鎖箔7のある検査されるべき容器3が点
線で示されている。この実施形態のチャンバー31は、
容器3の外形に相当するように形成されているスリーブ
39を有している。スリーブ39の断面F39の大きさ
は、中心軸に沿って、スリーブ39の開口部41からス
リーブ39の底43に向かって漸次減少する。これによ
って、スリーブ39の内壁は、容器3と幾何学的に相似
となっている。
【0036】したがって、検査すべき容器3が挿入され
た場合には、その外壁とスリーブ39の内壁の間の距離
がほぼ一定となる。スリーブ39の開口部41には、容
器3の開口部に貼着され横方向に突出する蓋箔の横方向
の位置決めを行うための溝が形成されている(示されて
いない)。この溝によって、容器3のチャンバー31に
対する位置が常に一定となる。
【0037】さらに、スリーブ39には、矢Pで示すよ
うに、スリーブ39に近ずいたり遠ざかったりするよう
に移動できる鎖錠蓋45があり、これとパッキング部材
43でチャンバーが気密に密封されるようになってい
る。
【0038】また、スリーブ39の底には、軸方向にス
ライド可能なピストン47が配置されている。このピス
トン47は、容器3を挿入する際には所定位置まで後退
(第3図においては下降)しており、検査が終了し鎖錠
蓋45が開かれた後に検査済みの容器3を押し出すよう
になっている。
【0039】チャンバーの内壁の軸線方向中間位置に
は、洗浄材排出管49が開口させられている。また、ピ
ストン47が退いた位置にあるときには、パッキング部
材51でチャンバーが下端部側と密閉されることにな
る。これによって、容器3から内容物がチャンバーにこ
ぼされた場合には、ピストン47が作動し、容器3を押
し出す時に、洗浄材排出管49から洗浄材を流出させて
清掃することが可能である。チャンバー内を洗浄するた
めには、鎖錠蓋45にノズルのある洗浄材の供給管を配
置すればよい(図示せず)。
【0040】閉鎖箔7で閉鎖されている容器3、例えば
ヨーグルトカッブの検査を行うときには、チャンバーは
開口部41が上に向くように配置される。それによっ
て、容器3の内容物が閉鎖箔7まで下がることが防止さ
れている。内容物が閉箔7に接触すると、接続部分、例
えば閉鎖箔7と容器の壁の間の封止部における漏れを検
出できなくなるからである。
【0041】第3図に示すチャンバーには、加圧供給管
及び記録管が含まれている。その他の物は図1及び図2
に説明されている。
【0042】上記のようなチャンバーは、例えばヨーグ
ルト、生クリームなどの物が充填されている容器の製造
過程中に各容器の密閉度検査を行うために、複数連設さ
れる。たとえば、垂直の軸を中心にして水平面で回転す
るターンテーブル(図示せず)に配列される。これによ
って、カップヨーグルト等の製造過程中に、製品の全数
検査を行うことができる。
【0043】ところで、弾カ性を有する容器を真空吸引
により検査するときに、容器の側壁、またはその一部が
拡開してチャンバーの内壁に付くことがある。そこで、
これを防止するために、濾紙等の挿入物(図示せず)を
チャンバーの内壁に沿って配置することが行われる。こ
の濾紙は、例えば下端部が開口した筒状をなし、検査す
べき容器3を受け入れる。このような慮紙を用いること
により、真空吸引された時に、容器3の側壁がチャンバ
ーの壁に付くことを防止することができる。
【0044】なお、チャンバーの内壁に開口する吸引孔
の部分にのみ濾紙を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すもので、内容物が
充填されて密閉された容器を検査するための検査装置を
示す側断面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態を示すもので、検査装
置を示す側断面図である。
【図3】 本発明のさらに他の実施形態を示し、例えば
ヨーグルトカップ等を検査するのに適した検査装置の側
断面図である。
【符号の説明】
1,31 チャンバー 3 容器 17 加圧管(圧カ調整手段) 21 圧力センサー(測定手段) 35,39 スリーブ 33,45 蓋 47 ピストン 49 排出管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 検査チャンバ及びそれを備えた装置
【特許請求の範囲】
【請求項8】 前記各検査チャンバーは、ターンテーブ
ルに複数配設されていることを特徴とする請求項7に記
載の検査チャンバを備えた装置。
【請求項9】 前記容器は、内部にヨーグルト等の内容
物が充填され開口部が密封されたプラスティックカップ
であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれ
かに記載の検査チャンバ。
【請求項10】 前記容器は、内部にヨーグルト等の内
容物が充填され開口部が密封されたプラスティックカッ
プであることを特徴とする請求項7または請求項8に記
載の検査チャンバを備えた装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヨーグルトカップ等
に漏れが生じるかどうかを検査する技術に係り、検査の
感度を向上させるとともに、検査時間を短縮させる技術
に関する。特に、本発明は、側面がテーパあるいは球面
等のように先細り形状の場合に適している。
【0002】さらに、本発明は、例えば内容物としてヨ
ーグルトなどが充填され、開口部が密閉された容器の漏
れ検査に適し、このような検査を行うチャンバーを複数
具備した装置に関するものでもある。
【0003】
【従来の技術】従来、蓋で密閉された容器の密閉度を検
査するために、容器の密閉部分において容器の内部と外
部の圧力に差を設け、時間とともに変化する圧力差を測
定することによって密閉度の指標とする技術が知られて
いる。
【0004】たとえば、DE−OS 24 47 578
においては、容器の溶接継手の部分の漏れを検査する検
査方法が開示されている。この技術では、容器を切り開
き、容器の外部の溶接継手の部分を適当な密閉手段で囲
い、容器の内部を加圧することにより密閉手段の内部空
間の圧力変化を測定するようにしたものである。
【0005】また、DE−OS 21 15 563にお
いては、箔で密閉された容器の封止部の漏れ検査方法が
開示され、この技術では、容器の底を中空針で貫通し、
中空針から容器内に空気を供給して、上記封止部が破壊
されたときの容器内圧力を測定するようにしている。
【0006】ところで、VFI 4/70 に発表され
たJ.T.Furnessの「差圧測定による漏れの検出」と言う
記事からは、容器の内圧、あるいは外圧の観察から漏れ
を検出すべきであると言うことが常識になった。その中
には、圧力測定を行うべき空間の容積が小さければ小さ
い程漏れに対する圧力の変化の感度が高くなると論じて
いる。
【0007】しかしながら、上記従来方法では容器を破
壊しなければならず、検査のために多くの製品を廃棄処
分にしなければならないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、容器を破壊することなく、容器の内側および外
側の圧力差をいかに利用して容器の密閉度を検査するか
というところに存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の検査チャンバー
は、軸線方向に向かうに従って外表面の断面積が漸次減
少する密閉容器を収容するための密閉可能な内部空間を
有し、該内部空間が、該内部空間を規定する壁部と前記
容器との間に形成された前記容器の外側空間と、前記容
器の内部と、の間における圧力差を初期状態として生じ
させるために真空吸引する圧力調整手段と;圧力差およ
び前記容器の密閉度に依存する圧力変化を測定する圧力
測定手段と;に接続されて成る、前記容器の密閉度を検
査する検査チャンバにおいて、密閉可能とされた洗浄液
用の排出管が、前記内部空間内に開口していることを特
徴とする。
【0010】密閉された容器、特に、内容物が充填され
た容器の密閉度をチャンバーの中で検査するためには、
容器内を低圧にした後に、低圧の発生源から切り離し、
チャンバー内の圧力を連続的に測定し、この圧力曲線か
ら容器の密閉度を決定する。検査に要する時間は主に容
器の外側空間の容積、つまりチャンバーの内部空間の容
積引く容器の容積の大きさに依存する。チャンバーの内
部空間の容積が大きければその雰囲気を所定の圧力にす
るのにより多くの時間を要するからである。また、チャ
ンバーの内部空間の容積が大きければ、例えば容器から
の漏れが容積の雰囲気圧力に与える影響が小さく、した
がって、漏れに対する感度が小さくなってしまう。
【0011】したがって、この発明では、チャンバーの
内部空間の内壁と容器の外壁とによって構成される外側
空間の容積を極力小さくすることにより、検査に要する
時間を短縮し、検査の感度を向上させている。
【0012】前記検査チャンバは、一側部において閉塞
されているとともに、開口部側から底部側へ向かうに従
って横断面積が漸次減少するように設けられたスリーブ
を備えており、該スリーブを密閉するための蓋が設けら
れている。また、実質的に円錐形とされている前記容器
を検査する検査チャンバにおいて、前記スリーブは、実
質的に円錐形とされていることを特徴とする。
【0013】このような構成によって、チャンバーをよ
り単純に構成することができ、蓋を開いてから容器を簡
単に取り出すことができる。また、容器の外空間を最小
限に抑えるために検査室を容器と類似した形に構成する
ことによって、容器のある部分がチャンバーの壁に引っ
かかり、容器が簡単に検査室から取り出せないと言うよ
うな問題が解消される。
【0014】また、スリーブの底には、スリーブ内に収
納された前記容器を押し出すためのピストンが軸線方向
へ移動可能に設けられていることも一つの特徴である。
これによって、検査を終了した後に、蓋を開いてから容
器を押し出すことが可能となる。
【0015】また、チャンバーの内壁面は円錐状とさ
れ、円錐状の側面を有するヨーグルトカップの検査に適
している。
【0016】チャンバー内の圧力と容器内の圧力に差を
持たせるために、チャンバー内を真空引きすることも可
能である。
【0017】また、チャンバーの開口部は上方へ向いて
いることが望ましい。それによって検査すべき容器をそ
の自重で簡単に挿入することができ、取出もピストンに
より容易に行うことができる。特に箔で密閉されている
カップ状の容器、例えばヨーグルトカップの場合に正常
の置き方と同様の状態で検査が行える。したがって、検
定すべき蓋箔とカップの間の封止部に内容物が存在する
ことがなく、検査条件を適性にすることができる。
【0018】さらに、上述したように、チャンバーに
は、その内部空間に供給される洗浄液を排出する排出管
を設けられている。これは、チャンバー内が容器から漏
れた内容物で汚染されることがあり、これを洗浄する必
要が生じるからである。なお、洗浄は、手動か又は蓋に
設けた洗浄液供給ノズルで必要に応じて行う。
【0019】また、特許請求の範囲第2項に記載したよ
うに、容器を押し出すためのピストンを、洗浄液を排出
する排出管の口を開閉するために用いても良い。
【0020】すなわち、スリーブの底(内部空間の底
部)にはピストンのピストンヘッド(ピストンのプレー
ト)が配置され、ピストンヘッドが下端側に位置すると
きに排出口とスリーブの内部とを液密に遮蔽し、ピスト
ンヘッドが上昇することにより遮蔽状態が解除されるよ
うに構成されている。
【0021】例えばカップヨーグルト等を製造中に連続
的に検査を行うには、特許請求の範囲第7項に記載した
ように、複数の上記のようなチャンバーを連設すること
が良い。本発明によれば検査に要する時間を短くするこ
とができるので、一つの製造ラインで製品の全数検査を
行うことができる。この場合、ターンテーブルにチャン
バーを複数配置することが効率的である。
【0022】本発明の検査チャンバーは、特に、内部に
ヨーグルト等の内容物が充填され開口部が密封されたプ
ラスチックカップの検査に最適である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態について説明する。第1図は、本発明の参
考例を示し、第1図中符号1はチャンバーであり、この
チャンバー1は、その内部において、軸方向Aに向かう
に従って断面F3の大きさが漸次減少するような密閉さ
れた容器3の密閉度を検査するように構成されている。
容器3は充填材5で満たされ、その口は容器3の周囲に
おいて溶着あるいは粘着された箔7で封じられている。
このような容器3は、例えば、アルミフォイルで密封さ
れたプラスチックカップである。
【0024】密閉度検査のためには、容器3が後に蓋1
1及びパッキング13で閉じられるチャンバー1の内部
空間に挿入される。容器3の外壁と、蓋11及びスリー
ブで形成されているチャンバー1の内部空間の内壁によ
って構成される中間容積Vzは、予め測定または計算に
よって求められている。そして、中間容積Vzに容器3
の内圧と異なる検査圧Pzが加えられる。
【0025】検査圧Pzの印加は、第1図に示すよう
に、途中に弁19が介装された加圧管17によって行わ
れる。検査圧Pzは容器3の内圧よりも低いものとされ
ている。検査圧Pzの印加が終了したら、弁19を閉鎖
し、中間容積Vzの圧力Pzの変化が圧力センサー21
で記録される。この圧力センサー21は、基準圧力PR
が供給されて、その差圧検出するように構成されてい
る。検査圧Pzが容器3の内圧より小さい場合には、弁
19が閉鎖された後に、容器3内の気体がチャンバー1
内に漏れ、中間容積Vzの圧力が上昇する。
【0026】検査圧Pzを中間容積Vzに印加する場合
には、真空吸引する必要があるので、そのガス量は中間
容積Vzが大きければ大きいほど多くなる。
【0027】加圧管17に接続されているポンプ、また
は吸引装置(図示せず)が単位時間当たりに一定容量の
ガスを吸引し得るものであれば、検査圧Pzを印加する
には、所定の時間ガスの吸引を行えば良い。そして、中
間容積Vzが小さければ小さい程、印加に必要な時間が
短縮される。
【0028】もし、容器3の密閉度が不十分であれば、
容器3内の気体は早期に流出するから、中間容積Vz内
の圧力は早く上昇する。したがって、経過時間に対する
中間容積Vz内の圧力の変化を把握することにより、密
閉度の度合を検知することができる。
【0029】中間容積Vzの圧力変化を激しくするため
に、本発明の参考例として示した第2図に示すように、
検査する容器とチャンバーの間の中間容積Vzをできる
限り小さくしている。
【0030】第2図に示すチャンバー31は、一端部に
開口34のあるスリーブ35を有している。スリーブ3
5は、その断面F35が軸A35に沿って一端部から他
端部(下端部)側へ向かうに従って漸次減少するように
形成されている。また、スリーブ34の内周面は、チャ
ンバー31の内部空間に収納される容器3の外周面とほ
ぼ同じ形状とされている。これによって、容器3が収納
された状態において、容器3の外壁とチャンバー31の
内壁はほぼ全体にわたって等距離離間し、しかも、中間
容積Vzが小さくなるように十分近接している。
【0031】チャンバー31のスリーブ35には、中間
にパッキング37を挟んで蓋33が着脱自在に取り付け
られている。蓋33によってチャンバー31内が気密に
保持される。
【0032】このような検査チャンバーにおいては、第
1図に示す検査チャンバーと同様に、中間容積Vzに検
査圧が加えられ、中間容積Vzの中の圧力の変化が記録
される。
【0033】第3図は、本発明による検査チャンバーの
実施形態を示すものである。この実施形態は、主に円錐
状の容器3、例えばヨーグルトカップ等の容器の密閉度
を検査するように構成されたものである。
【0034】閉鎖箔7のある検査されるべき容器3が点
線で示されている。この実施形態のチャンバー31は、
容器3の外形に相当するように形成されているスリーブ
39を有している。スリーブ39の断面F39の大きさ
は、中心軸に沿って、スリーブ39の開口部41からス
リーブ39の底43に向かって漸次減少する。これによ
って、スリーブ39の内壁は、容器3と幾何学的に相似
となっている。
【0035】したがって、検査すべき容器3が挿入され
た場合には、その外壁とスリーブ39の内壁の間の距離
がほぼ一定となる。スリーブ39の開口部41には、容
器3の開口部に貼着され横方向に突出する蓋箔の横方向
の位置決めを行うための溝が形成されている(示されて
いない)。この溝によって、容器3のチャンバー31に
対する位置が常に一定となる。
【0036】さらに、スリーブ39には、矢Pで示すよ
うに、スリーブ39に近ずいたり遠ざかったりするよう
に移動できる鎖錠蓋45があり、これとパッキング部材
43でチャンバーが気密に密封されるようになってい
る。
【0037】また、スリーブ39の底には、軸方向にス
ライド可能なピストン47が配置されている。このピス
トン47は、容器3を挿入する際には所定位置まで後退
(第3図においては下降)しており、検査が終了し鎖錠
蓋45が開かれた後に検査済みの容器3を押し出すよう
になっている。
【0038】チャンバーの内壁の軸線方向中間位置に
は、洗浄材排出管49が開口させられている。また、ピ
ストン47が退いた位置にあるときには、パッキング部
材51でチャンバーが下端部側と密閉されることにな
る。これによって、容器3から内容物がチャンバーにこ
ぼされた場合には、ピストン47が作動し、容器3を押
し出す時に、洗浄材排出管49から洗浄材を流出させて
清掃することが可能である。チャンバー内を洗浄するた
めには、鎖錠蓋45にノズルのある洗浄材の供給管を配
置すればよい(図示せず)。
【0039】閉鎖箔7で閉鎖されている容器3、例えば
ヨーグルトカッブの検査を行うときには、チャンバーは
開口部41が上に向くように配置される。それによっ
て、容器3の内容物が閉鎖箔7まで下がることが防止さ
れている。内容物が閉箔7に接触すると、接続部分、例
えば閉鎖箔7と容器の壁の間の封止部における漏れを検
出できなくなるからである。
【0040】第3図に示すチャンバーには、加圧供給管
及び記録管が含まれている。その他の物は図1及び図2
に説明されている。
【0041】上記のようなチャンバーは、例えばヨーグ
ルト、生クリームなどの物が充填されている容器の製造
過程中に各容器の密閉度検査を行うために、複数連設さ
れる。たとえば、垂直の軸を中心にして水平面で回転す
るターンテーブル(図示せず)に配列される。これによ
って、カップヨーグルト等の製造過程中に、製品の全数
検査を行うことができる。
【0042】ところで、弾力性を有する容器を真空吸引
により検査するときに、容器の側壁、またはその一部が
拡開してチャンバーの内壁に付くことがある。そこで、
これを防止するために、濾紙等の挿入物(図示せず)を
チャンバーの内壁に沿って配置することが行われる。こ
の濾紙は、例えば下端部が開口した筒状をなし、検査す
べき容器3を受け入れる。このような慮紙を用いること
により、真空吸引された時に、容器3の側壁がチャンバ
ーの壁に付くことを防止することができる。
【0043】なお、チャンバーの内壁に開口する吸引孔
の部分にのみ濾紙を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一参考例を示すもので、内容物が充
填されて密閉された容器を検査するための検査チャンバ
ーを示す側断面図である。
【図2】 本発明の他の参考例を示すもので、検査チャ
ンバーを示す側断面図である。
【図3】 本発明の実施形態を示し、例えばヨーグルト
カップ等を検査するのに適した検査チャンバーの側断面
図である。
【符号の説明】 1,31 チャンバー 3 容器 17 加圧管(圧カ調整手段) 21 圧力センサー(測定手段) 35,39 スリーブ 33,45 蓋 47 ピストン 49 排出管

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が気密に設けられるチャンバー内に
    密閉容器を収納し、上記チャンバー内の圧力を上記密閉
    容器内と異なる圧力に保持し、時間の経過とともに変化
    する上記チャンバー内の圧力を測定して上記容器の密閉
    度を決定することを特徴とする密閉容器の漏れ検査方
    法。
  2. 【請求項2】 軸線方向に向かうに従って外表面の断面
    積が漸次減少する密閉容器の密閉度を検査容器の軸方同
    に減少する外断面を有する容器の漏れを検査する装置で
    あって、内部が気密に把持されるチャンバーと、このチ
    ャンバー内に気体を供給しあるいはチャンバー内の雰囲
    気を真空吸引する圧力調整手段と、チャンバー内の圧カ
    を測定する測定手段とを具備し、上記チャンバーの内壁
    は、上記容器の外壁面とほぼ相似形でかつ該外壁面に近
    接して設けられていることを特徴とする密閉容器の漏れ
    検査装置。
  3. 【請求項3】 前記チャンバーは、有底円筒状のスリー
    ブを具備し、このスリーブの内壁面は、その開口部側か
    ら底部側へ向かうに従って横断面積が漸次減少するよう
    に設けられ、さらに上記スリーブの開口部には内部を気
    密に密閉する蓋が着脱自在に螺合されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項に記載の密閉容器の漏れ検
    査装置。
  4. 【請求項4】 前記スリーブの底には、スリーブ内に収
    納された前記容器を押し出すためのピストンが軸線方向
    へ移動可能に設けられていることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項または第3項に記載の密閉容器の漏れ検査
    装置。
  5. 【請求項5】 前記スリーブの内壁面は円錐状に構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第3項または
    第4項に記載の密閉容器の漏れ検査装置。
  6. 【請求項6】 前記スリーブの内側の側壁は前記容器の
    外壁とほぼ全体にわたって等距離離間していることを特
    徴とする特許請求の範囲第3項ないし第5項のいずれか
    に記載の密閉容器の漏れ検査装置。
  7. 【請求項7】 前記スリーブには、その内壁面に沿って
    慮紙が配置されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第3項ないし第6項のいずれかに記載の密閉容器の漏れ
    検査装置。
  8. 【請求項8】 前記スリーブの開口部は上に向いている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項ないし第7項の
    いずれかに記載の密閉容器の漏れ検査装置。
  9. 【請求項9】 前記チャンバーには、該チャンバーの内
    部に供給される洗浄液を排出する排出管が設けられてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項ないし第8項
    のいずれかに記載の密閉容器の漏れ検査装置。
  10. 【請求項10】 前記排出管は前記ピストンにより開閉
    可能に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第9項に記載の密閉容器の漏れ検査装置。
  11. 【請求項11】 前記スリーブの底には前記ピストンの
    ピストンヘッドが配置され、ピストンヘッドが下端側に
    位置するときに前記排出管の口とスリーブの内部とを液
    密に遮蔽し、ピストンヘッドが上昇することにより遮蔽
    状態が解除されるように構成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項に記載の密閉容器の漏れ検査
    装置。
  12. 【請求項12】 前記容器は、その内部に内容物が充填
    され蓋で密封されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項ないし第11項のいずれかに記載の密閉容器の
    漏れ検査装置。
  13. 【請求項13】 前記チャンバーは、ターンテーブルに
    複数配設されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    12項に記載の密閉容器の漏れ検査装置。
  14. 【請求項14】 前記容器は、内部にヨーグルト等の内
    容物が充填され開口部が密封されたプラスティックカッ
    プであることを特徴とする特許請求の範囲第2項ないし
    第11項のいずれかに記載の密閉容器の漏れ検査装置。
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