JPH11218682A - レーザ走査顕微鏡 - Google Patents

レーザ走査顕微鏡

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JPH11218682A
JPH11218682A JP1761698A JP1761698A JPH11218682A JP H11218682 A JPH11218682 A JP H11218682A JP 1761698 A JP1761698 A JP 1761698A JP 1761698 A JP1761698 A JP 1761698A JP H11218682 A JPH11218682 A JP H11218682A
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light
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acousto
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JP1761698A
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English (en)
Inventor
Yoji Nishiyama
陽二 西山
Takashi Fuse
貴史 布施
Yoshitaka Oshima
美隆 大嶋
Fumiyuki Takahashi
文之 高橋
Hiroyuki Tsukahara
博之 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LSIチップなどの微細な製品の表面形状の計
測や観察などを行う場合に使用するレーザ走査顕微鏡に
関し、レーザ光の試料に対する入射光軸方向の結像位置
と試料との距離を変えるにあたり、光学系又は試料の機
械的移動を不要とし、試料の表面形状の計測の高速化を
図る。 【解決手段】レーザ光23を偏向する手段として音響光
学偏光子24を設け、音響光学偏光子24に周波数が低
から高に線形的に時間変化する駆動信号を印加し、1次
回折光27の偏向角を小から大に線形的に時間変化さ
せ、1次回折光27の試料20に対する入射光軸方向の
結像位置を一定として1次回折光27で試料20の表面
を走査し、試料20の表面を走査するごとに駆動信号の
周波数の時間変化率を変化させて走査を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIチップなど
の微細な製品の表面形状の計測や観察などを行う場合に
使用するレーザ走査顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は従来のレーザ走査顕微鏡の一例
の要部の概念図である。図19中、1は試料、2はレー
ザ光源、3はレーザ光源2から出力されたレーザ光、4
はハーフミラーである。
【0003】また、5はハーフミラーを通過したレーザ
光3を偏向する可動ミラーからなる偏向素子、6は偏向
素子5により偏向されたレーザ光3をスポット状に絞り
込んで試料1の表面に垂直に照射する複数のレンズから
なる走査光学系である。
【0004】また、7はハーフミラー4で反射された試
料1からの戻り光8を集光させるための複数のレンズか
らなる受光光学系、9はピンホール10を有するピンホ
ール板、11はピンホール10を通過した戻り光を受光
する受光素子である。
【0005】このように構成された従来のレーザ走査顕
微鏡においては、レーザ光源2から出力されたレーザ光
3は、ハーフミラー4、偏向素子5及び走査光学系6を
介して試料1の表面に照射され、試料1の表面からの戻
り光8は、走査光学系6及び偏向素子5を戻り、ハーフ
ミラー4で反射してピンホール板9に達し、ピンホール
10を通過した戻り光のみが受光素子11で受光される
ことになる。
【0006】ここに、ピンホール板9は、試料1の表面
のレーザスポットの像が結像される位置に配置されてお
り、この結果、ピンホール板9は、試料1の表面にピン
トのずれがなくスポット状に照射されたレーザ光3の戻
り光8についてはピンホール10を通過させることにな
るが、試料1の表面にピントがずれてスポット状に照射
されたレーザ光3の戻り光8については、殆ど通過させ
ないことになる。
【0007】即ち、試料1の表面にピントのずれがなく
スポット状に照射されたレーザ光3の戻り光8は、受光
素子11に受光されることになるが、試料1の表面にピ
ントがずれてスポット状に照射されたレーザ光3の戻り
光8は、受光素子11に殆ど受光されないことになるの
で、レーザ光3で試料1の表面を走査する場合には、試
料1の表面の一定の高さ部分の像のみを得ることができ
る。
【0008】そこで、たとえば、試料1をレーザ光3に
よる走査方向と直交する方向に移動させるごとに、光学
系の一部又は全部あるいは試料1を機械的に入射光軸方
向に繰り返して移動し、試料1に対する入射光軸方向の
レーザ光3の結像位置と試料1との距離を変えるように
して、レーザ光3で試料1の表面を走査し、受光素子1
1によって戻り光8を観測することにより、試料1の表
面形状を計測することができることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、図19に
示す従来のレーザ走査顕微鏡においては、レーザ光3の
試料1に対する入射光軸方向の結像位置と試料1との距
離を変えるにあたり、光学系の一部又は全部あるいは試
料1を機械的に繰り返して移動する必要があり、試料1
の表面形状を計測するために多くの時間を必要としてし
まうという問題点があった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、レーザ光の試
料に対する入射光軸方向の結像位置と試料との距離を変
えるにあたり、光学系又は試料の機械的移動を不要と
し、試料の表面形状の計測の高速化を図ることができる
ようにしたレーザ走査顕微鏡を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明
(請求項1記載のレーザ走査顕微鏡)は、レーザ光源
と、レーザ光源から出力されるレーザ光を偏向する偏向
手段と、偏向手段から出力されるレーザ光を試料の表面
上にスポット状に絞り込む光学系とを備えるレーザ走査
顕微鏡において、偏向手段として、レーザ光源から出力
されるレーザ光が入射される音響光学偏向子と、周波数
が時間変化する駆動信号を音響光学偏向子に与えると共
に、駆動信号の周波数の時間変化率を変化させることが
できる音響光学偏向子駆動手段とを備えている、という
ものである。
【0012】本発明中、第1の発明によれば、音響光学
偏向子に対して、周波数が時間変化する駆動信号を与え
ることができるので、音響光学偏向子に入射されるレー
ザ光を回折させて偏向し、音響光学偏向子から回折され
て偏向されるレーザ光で試料の表面を走査することがで
きる。
【0013】そして、また、音響光学偏向子に対して与
える周波数が時間変化する駆動信号の周波数の時間変化
率を変化させることができるので、走査ごとに、駆動信
号の周波数の時間変化率を変化させる場合には、走査ご
とに、レーザ光の試料に対する入射光軸方向の結像位置
を変化させてレーザ光で試料の表面を走査することがで
きる。
【0014】したがって、走査ごとに、レーザ光の試料
に対する入射光軸方向の結像位置を変化させてレーザ光
で試料の表面を走査し、試料からの戻り光のスポットの
状態を観測することで、試料の表面形状を計測すること
ができる。
【0015】本発明中、第2の発明(請求項2記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第1の発明において、試料の表面
からの戻り光が形成するスポットの光強度から試料の表
面に形成されているレーザスポットの径を計測するレー
ザスポット径計測手段を備えている、というものであ
る。
【0016】本発明中、第3の発明(請求項3記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第2の発明において、レーザスポ
ット径計測手段は、シャッタを備え、戻り光のスポット
が受光面に結像される画像センサと、戻り光のスポット
の中心が画像センサの画素の受光部の中心を通過する瞬
間、シャッタが開状態となるように、シャッタを制御す
るシャッタ制御手段とを備えて構成されている、という
ものである。
【0017】本発明中、第4の発明(請求項4記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第2の発明において、レーザスポ
ット径計測手段は、戻り光のスポットがフィルタ面に結
像される二次元フィルタと、二次元フィルタを通過した
戻り光が入射される光センサと、戻り光のスポットの中
心が二次元フィルタの画素のフィルタ部の中心を通過す
る瞬間、当該画素が開状態となるように二次元フィルタ
を制御する二次元フィルタ制御手段とを備えて構成され
ている、というものである。
【0018】本発明中、第5の発明(請求項5記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第1の発明において、試料の表面
からの戻り光が形成するスポットの光密度から試料の表
面におけるレーザスポットの径を計測するレーザスポッ
ト径計測手段を備えている、というものである。
【0019】本発明中、第6の発明(請求項6記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第5の発明において、レーザスポ
ット径計測手段は、戻り光のスポットが受光面に結像さ
れるフォトダイオードを備え、入射光量が同一の場合の
フォトダイオードの光密度対出力電流特性を利用するよ
うに構成されている、というものである。
【0020】本発明中、第7の発明(請求項7記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第1、第2、第3、第4、第5又
は第6の発明において、音響光学偏向子駆動手段は、駆
動信号を発生させるための電圧制御発振器を備え、電圧
制御発振器には、入力電圧対周波数特性が有する歪み特
性と逆特性の歪み特性を有する入力電圧が与えられる、
というものである。
【0021】本発明中、第7の発明によれば、電圧制御
発振器から周波数が線形的に時間変化する駆動信号を出
力させることができるので、レーザ光の試料に対する入
射光軸方向の結像位置の一定化及び走査速度の一定化を
図り、走査歪みをなくすことができる。
【0022】本発明中、第8の発明(請求項8記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第1、第2、第3、第4、第5又
は第6の発明において、各時刻における試料表面のレー
ザスポットの位置を予め計測して取得したレーザスポッ
ト位置データを使用して試料の表面形状の計測データを
補正する補正手段を備えている、というものである。
【0023】本発明中、第8の発明によれば、各時刻に
おける試料表面のレーザスポットの位置を予め計測して
取得したレーザスポット位置データを使用して試料の表
面形状の計測データを補正することができるので、試料
の表面形状の計測の精度を高めることができる。
【0024】本発明中、第9の発明(請求項9記載のレ
ーザ走査顕微鏡)は、第1、第2、第3、第4、第5、
第6、第7又は第8の発明において、音響光学偏向子と
して、レーザ光源から出力されるレーザ光を第1の方向
に偏向する第1の音響光学偏向子と、超音波の伝搬方向
を前記第1の方向と直交する方向とされ、第1の音響光
学偏向子から出力される1次回折光が入射される第2の
音響光学偏向子とを備えている、というものである。
【0025】本発明中、第9の発明によれば、試料の表
面に形成するレーザスポットの形状を円にすることがで
きるので、試料の表面からの戻り光が形成するスポット
の状態の観測を容易に行うことができる。
【0026】本発明中、第10の発明(請求項10記載
のレーザ走査顕微鏡)は、第9の発明において、音響光
学偏向子駆動手段は、第2の音響光学偏向子から出力さ
れる1次回折光が試料の表面のみを走査するように第
1、第2の音響光学偏向子を駆動する、というものであ
る。
【0027】本発明中、第10の発明によれば、不必要
な走査を行わないようにすることができるので、試料の
表面形状の計測の更なる高速化を図ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図18を参照して、
本発明の第1実施形態〜第4実施形態について、本発明
を落射型レーザ走査顕微鏡に適用した場合を例にして説
明する。
【0029】第1実施形態・・図1〜図12 図1は本発明の第1実施形態の要部の概念図であり、図
1中、20は試料、21は試料20を水平に保持する可
動ステージ、22は平行光とされたレーザ光を発生する
レーザ光源、23はレーザ光源22から出力されたレー
ザ光である。
【0030】また、24はレーザ光源22から出力され
たレーザ光23を偏向する偏向手段をなす音響光学偏向
子(AOD)、25は音響光学偏向子24に駆動信号を
印加する音響光学偏向子駆動手段をなす電圧制御発振器
(VCO)である。
【0031】また、26は音響光学偏向子24から出力
される1次回折光27をスポット状に絞り込んで試料2
0の表面に垂直に照射する走査光学系であり、28、2
9、30は凸レンズである。
【0032】なお、凸レンズ28、29、30の焦点距
離をそれぞれf1、f2、f3とすると、音響光学偏向子
24と凸レンズ28との間隔はf1、凸レンズ28と凸
レンズ29との間隔はf1+f2、凸レンズ29と凸レン
ズ30との間隔はf2+f3とされている。
【0033】また、31は試料20からの戻り光32を
反射するために凸レンズ28と凸レンズ29との間に配
置されたハーフミラー、33はハーフミラー31で反射
された戻り光32を集光して試料20の表面に形成され
たレーザスポットの大きさを再現するための受光光学系
である。
【0034】また、34は試料20の表面に形成された
レーザスポットの径の大きさを戻り光32のレーザスポ
ットの径の大きさから計測するレーザスポット径計測手
段をなす画像センサであるシャッタを備えたCCDセン
サである。
【0035】また、35は電圧制御発振器25から出力
する駆動信号の周波数制御や、CCDセンサ34のシャ
ッタ制御などを行うと共に、電圧制御発振器25に与え
る制御電圧の値から1次回折光27の走査位置を判断
し、この1次回折光27の走査位置とCCDセンサ34
の出力信号とから試料20の表面形状を演算する制御・
演算手段、36は制御・演算手段35が演算した試料2
0の表面形状を表示する表示手段である。
【0036】図2は音響光学偏向子24の概念図であ
り、この音響光学偏向子24は、二酸化テルル等からな
る音響光学媒体40の一端及び他端にそれぞれ圧電素子
41及び吸音材42を接着し、圧電素子41に電圧制御
発振器25からの駆動信号を印加して圧電素子41を超
音波振動させ、圧電素子41により発生する超音波43
が音響光学媒体40を一端から他端に向かって伝搬する
ように構成されている。なお、44は0次回折光を示し
ている。
【0037】ここに、音響光学媒体40に対する入射レ
ーザ光23の波長をλ、音響光学媒体40内の超音波の
周波数をf、音響光学媒体40内の音速をvとすると、
入射レーザ光23をブラッグ角αで入射させた場合、1
次回折光27の回折角θは、数1に示すようになる。
【0038】
【数1】
【0039】したがって、圧電素子41に対して、例え
ば、図3に示すように周波数が低から高に線形的に時間
変化する駆動信号を印加すると、1次回折光27の偏向
角θを小から大に線形的に時間変化させ、図2上、1次
回折光27を左側から右側に連続的に偏向させ、走査光
学系26と相まって、1次回折光27の試料20に対す
る入射光軸方向の結像位置を一定として1次回折光27
で試料20の表面を走査することができることになる。
【0040】なお、電圧制御発振器25の入力電圧対周
波数特性が図4(A)に示すように線形的である場合に
は、電圧制御発振器25に対して図4(B)に示すよう
に次間変化に対して線形的に変化する入力電圧を印加す
る場合には、電圧制御発振器25から入力電圧の時間変
化に対して周波数が線形的に変化する駆動信号を出力さ
せることができ、1次回折光27の試料20に対する入
射光軸方向の結像位置の一定化及び走査速度の一定化を
図り、走査歪みをなくし、試料20の表面形状の計測の
精度を高めることができる。
【0041】これに対して、電圧制御発振器25の入力
電圧対周波数特性が図5(A)に示すように非線形的で
ある場合には、電圧制御発振器25に対して図5(B)
に示すように、電圧制御発振器25の入力電圧対周波数
特性が有する歪み特性と逆特性の歪み特性を有する制御
電圧を印加する場合には、電圧制御発振器25から入力
電圧の時間変化に対して周波数が線形的に変化する駆動
信号を出力させることができ、1次回折光27の試料2
0に対する入射光軸方向の結像位置の一定化及び走査速
度の一定化を図り、走査歪みをなくし、試料20の表面
形状の計測の精度を高めることができる。
【0042】また、電圧制御発振器25の入力電圧対周
波数特性を計測することなく、各時刻における試料20
における表面のレーザスポット位置を予め計測してレー
ザスポット位置データを取得しておき、このレーザスポ
ット位置データを使用して、試料20の表面形状の計測
データを制御・演算手段35で補正する場合にも、試料
20の表面形状の計測の精度を高めることができる。
【0043】図6は圧電素子41に対して図3に示すよ
うに周波数が低から高に線形的に変化する駆動信号を印
加した場合に発生する音響光学偏向子24の円筒凹レン
ズ効果を説明するための図である。
【0044】即ち、圧電素子41に対して図3に示すよ
うに周波数が低から高に線形的に時間変化する駆動信号
を印加し、圧電素子41により発生させる超音波43の
周波数fを低から高に連続的に時間変化させる場合に
は、音響光学媒体40内の超音波43の周波数fは、圧
電素子41に近い位置では、より最近の周波数である高
い周波数、圧電素子41から遠い位置では、より以前に
発生した周波数である低い周波数となる。
【0045】したがって、入射レーザ光23の光束の両
端では僅かに回折角が異なることになるので、1次回折
光27は、僅かな広がり(θ〜θ+dθ)を持った光束
となり、音響光学偏向子24は、円筒凹レンズ効果、即
ち、1次回折光27の偏向方向に曲率を持った円筒凹レ
ンズを挿入したときと同じ作用を示すことになる。
【0046】なお、圧電素子41に対して周波数が高か
ら低に線形的に時間変化する駆動信号を印加し、圧電素
子41により発生させる超音波43の周波数fを高から
低に連続的に変化させる場合には、音響光学偏向子24
は、円筒凸レンズ効果、即ち、1次回折光27の偏向方
向に曲率を持った円筒凸レンズを挿入したときと同じ作
用を示すことになる。
【0047】なお、本発明の第1実施形態では、音響光
学偏向子24の円筒凹レンズ効果を利用する場合を例に
して説明しているが、音響光学偏向子24の円筒凸レン
ズ効果を利用するようにしても良い。
【0048】図7は音響光学偏向子24の円筒凹レンズ
効果を利用すると、1次回折光27の試料20に対する
入射光軸方向の結像位置を一定として1次回折光27で
試料20の表面を走査することができることを説明する
ための図である。
【0049】図7中、27Aは音響光学媒体40内の超
音波43の周波数fの時間変化率(df/dt)を0と
し、走査を停止した場合の1次回折光、27Bは音響光
学媒体40内の超音波43の周波数fの時間変化率(d
f/dt)を正の一定値として走査した場合の1次回折
光を示している。
【0050】即ち、円筒凹レンズ効果による円筒凹レン
ズの焦点距離Fは、数2に示すようになるので、音響光
学媒体40内の超音波43の周波数fの時間変化率(d
f/dt)を正の一定値として、圧電素子41により発
生させる超音波43の周波数fを低から高に連続的に変
化させて1次回折光27を偏向させると、1次回折光2
7の試料20に対する入射光軸方向の結像位置は、1次
回折光27の走査を停止した場合の結像位置から数3で
求めることができる距離Zだけ離れることになる。
【0051】
【数2】
【0052】
【数3】
【0053】したがって、音響光学媒体40内の超音波
43の周波数fの時間変化率(df/dt)を正の一定
値として、圧電素子41により発生させる超音波43の
周波数fを低から高に連続的に変化させて1次回折光2
7を偏向させると、1次回折光27の試料20に対する
入射光軸方向の結像位置を一定として1次回折光27で
試料20の表面を走査することができることになる。
【0054】図8及び図9は、音響光学媒体40内の超
音波43の周波数fの時間変化率(df/dt)を変化
させると、1次回折光27の試料20に対する入射光軸
方向の結像位置を変化させて、1次回折光27で試料2
0の表面を走査することができることを説明するための
図である。
【0055】ここに、例えば、図8(A)に示すよう
に、音響光学媒体40内の超音波43の周波数fの時間
変化率(df/dt)をβ(>0)とする場合には、1
次回折光27の試料20に対する入射光軸方向の結像位
置を、図9(A)に示すように、1次回折光27の走査
を停止した場合の結像位置から数4に示す距離Z1だけ
下方向に移動させることができる。
【0056】
【数4】
【0057】これに対して、図8(B)に示すように、
音響光学媒体40内の超音波43の周波数fの時間変化
率(df/dt)を2βとする場合には、1次回折光2
7の試料20に対する入射光軸方向の結像位置を、図9
(B)に示すように、1次回折光27の走査を停止した
場合の結像位置から数5に示す距離Z2=2×Z1だけ下
方向に移動させることができる。
【0058】
【数5】
【0059】したがって、例えば、試料20を1次回折
光27による走査方向と直交する方向に移動させながら
試料20の表面の全面を1次回折光27で繰り返して走
査し、試料20の表面の全面を走査するごとに、音響光
学媒体40内の超音波43の周波数fの時間変化率(d
f/dt)を変化させる場合には、1次回折光27の入
射光軸方向の結像位置を変化させて、1次回折光27で
試料20の表面の全面を繰り返して走査することができ
る。
【0060】図10は1次回折光27の試料20に対す
る入射光軸方向の結像位置と、試料20の表面における
1次回折光27のスポット形状と、試料20の表面にお
ける1次回折光27の光強度分布との関係を示す図であ
る。
【0061】ここに、例えば、図10(A1)に示すよ
うに、1次回折光27の試料20に対する入射光軸方向
の結像位置が試料20の表面に近い場合には、試料20
の表面における1次回折光27のスポット形状は、図1
0(A2)に示すように、走査方向の径を小さくするも
のとなり、この結果、試料20の表面における1次回折
光27の光強度分布は、図10(A3)に示すように、
光強度が分散されないような光強度分布となる。
【0062】これに対して、図10(B1)に示すよう
に、1次回折光27の試料20に対する入射光軸方向の
結像位置が試料20の表面から離れている場合には、試
料20の表面における1次回折光27のスポット形状
は、図10(B2)に示すように、走査方向の径を大き
くするものとなり、したがって、試料20の表面におけ
る1次回折光27の光強度分布は、図10(B3)に示
すように、光強度が分散されるような光強度分布とな
る。
【0063】図11は受光光学系33の構成を示す概略
図である。受光光学系33において、45、46はハー
フミラー31で反射された試料20からの戻り光32を
集光するための凸レンズであり、これら凸レンズ45、
46は、試料20の表面に形成されるレーザスポットの
大きさをCCDカメラ34の受光面に再現できるように
配置されている。
【0064】したがって、1次回折光27で試料20の
表面を走査すると、受光光学系33で集光される戻り光
32のスポットは、試料20の表面に形成される1次回
折光27のスポットの大きさとなって、CCDセンサ3
4の受光面を走査することになる。
【0065】図12はCCDセンサ34のシャッタの制
御方法を説明するための図であり、図12(A)はCC
Dセンサ34の受光面の画素列の一部を示しており、4
8−1、48−2、48−3は画素、49−1、49−
2、49−3は受光部、50−1、50−2、50−3
は遮光部である。
【0066】また、図12(B)及び図12(C)は、
戻り光32のスポット51、52のCCDセンサ34の
画素列での動きを示す図であり、スポット51は、1次
回折光27が試料20の表面にピントのずれがなくスポ
ット状に結像している場合の戻り光32のスポットを示
し、スポット52は、1次回折光27が試料20の表面
にピントがずれて結像している場合の戻り光32のスポ
ットを示している。
【0067】なお、本発明の第1実施形態においては、
1次回折光27が試料20の表面にピントのずれがなく
スポット状に結像している場合のスポットの走査方向の
径が受光部49−1、49−2、49−3の走査方向の
辺の長さと同一となるように光学系が設定されている。
【0068】また、図12(D)はCCDセンサ34の
シャッタを制御するシャッタ制御信号を示しており、C
CDセンサ34のシャッタは、シャッタ制御信号がHレ
ベルの場合には開状態とされ、Lレベルの場合には閉状
態とされる。
【0069】即ち、CCDセンサ34は、戻り光32の
スポット51、52の中心がCCDセンサ34の画素4
8−1、48−2、48−3の受光部49−1、49−
2、49−3の中心を通過する瞬間、シャッタが開状態
となり、それ以外の期間は、シャッタが閉状態となるよ
うにし、受光部49−1、49−2、49−3における
電荷の蓄積が間欠的に行われるように制御される。
【0070】このようにする場合、1次回折光27が試
料20の表面にピントのずれがなくスポット状に結像し
ている場合には、光強度が分散していない走査方向の径
を最小とするレーザスポット51の一部分がシャッタを
介して受光部49−1、49−2、49−3に照射さ
れ、受光部49−1、49−2、49−3には相対的に
多くの電荷が蓄積されることになる。
【0071】これに対して、1次回折光27が試料20
の表面にピントがずれて結像している場合には、光強度
が分散している走査方向の径の大きなレーザスポット5
2の一部分がシャッタを介してCCDセンサ34の受光
部49−1、49−2、49−3に照射され、受光部4
9−1、49−2、49−3には相対的に少ない電荷が
蓄積されることになる。
【0072】したがって、CCDセンサ34において
は、試料20の表面に形成されている1次回折光27の
スポットの径の大きさを電気信号として取り出すことが
できることになる。
【0073】このように、本発明の第1実施形態におい
ては、レーザ光源22から平行光とされたレーザ光23
が出力され、音響光学偏向子24に対してブラッグ角α
で入射されると共に、制御・演算手段35により制御さ
れる電圧制御発振器25から音響光学偏向子24の圧電
素子41に対して、周波数が低から高に線形的に時間変
化する駆動信号が印加される。
【0074】この結果、音響光学偏向子24から出力さ
れる1次回折光27は、一方向に連続的に偏向されるこ
とになるので、走査光学系26と相まって、1次回折光
27の試料20に対する入射光軸方向の結像位置を一定
として1次回折光27で試料20の表面を走査すること
ができる。
【0075】そして、試料20の表面からの戻り光32
は、1次回折光27と光軸を同一としてハーフミラー3
1で反射され、受光光学系33を介して、CCDセンサ
34の受光面に結像され、CCDセンサ34において、
試料20の表面の1次回折光27のスポットの径の大き
さが電気信号として取り出され、制御・演算手段35に
伝送される。
【0076】制御・演算手段35においては、電圧制御
発振器25に印加している入力電圧の値から1次回折光
27の走査位置が判断され、この1次回折光27の走査
位置とCCDセンサ34の出力信号とから試料20の表
面形状が演算される。
【0077】したがって、試料20を1次回折光27の
偏向方向と直交する方向に移動させながら試料20の表
面の全面を1次回折光27で繰り返して走査し、試料2
0の表面の全面を走査するごとに音響光学媒体40内の
超音波43の周波数fの時間変化率(df/dt)を変
化させる場合には、1次回折光27の試料20に対する
入射光軸方向の結像位置を変化させながら1次回折光2
7で試料20の表面を走査することができ、表示手段3
6に試料20の表面形状を表示させることができる。
【0078】なお、本発明の第1実施形態においては、
表示手段36における試料20の表面形状の表示は、戻
り光32のスポットの径が最小となり、戻り光32の光
強度が最大となる場合の1次回折光27の結像点の高さ
を表示することにより行われる。
【0079】このように、本発明の第1実施形態によれ
ば、1次回折光27の試料20に対する入射光軸方向の
結像位置と試料20との距離を変えるにあたり、光学系
又は試料20の機械的移動が不要となり、試料20の表
面形状の計測の高速化を図ることができる。
【0080】第2実施形態・・図13、図14 図13は本発明の第2実施形態の要部の概念図であり、
本発明の第2実施形態は、本発明の第1実施形態が備え
るCCDセンサ34の代わりに、戻り光32が受光面に
結像される平板状のフォトダイオード52を備え、その
他については、本発明の第1実施形態と同様に構成した
ものである。
【0081】図14は入射光量が同一の場合におけるフ
ォトダイオード52の光密度対出力電流特性を示す図で
あり、フォトダイオード52は、入射光量が同一の場
合、スポットの径が小さくなり光密度が一定値以上にな
ると、スポットの光密度が大きくなるほど、出力電流は
減少することになる。
【0082】ここに、フォトダイオード52の表面に最
もピントの合ったスポットが結像したとき、フォトダイ
オード52の出力電流は最小となるので、試料20の表
面の1次回折光27のスポットの径の大きさを電気信号
として取り出し、制御・演算手段35に伝送することが
できることになる。
【0083】したがって、本発明の第2実施形態におい
ても、本発明の第1実施形態と同様に、音響光学偏向子
24により1次回折光27の試料20に対する入射光軸
方向の結像位置を変化させながら1次回折光27で試料
20の表面を走査し、表示手段36に試料20の表面の
形状を表示させることができるので、1次回折光27の
試料20に対する入射光軸方向の結像位置と試料20と
の距離を変えるにあたり、光学系又は試料20の機械的
移動が不要となり、試料20の表面形状の計測の高速化
を図ることができる。
【0084】なお、本発明の第2実施形態においては、
表示手段36における試料20の表面形状の表示は、戻
り光32のスポットの径が最小となり、戻り光32のス
ポットの光密度が最小となる場合の1次回折光27の結
像点の高さを表示することにより行われる。
【0085】第3実施形態・・図15 図15は本発明の第3実施形態の要部の概念図であり、
本発明の第3実施形態は、本発明の第1実施形態が備え
るCCDセンサ34の代わりに、戻り光32がフィルタ
面に結像される二次元フィルタ54と、二次元フィルタ
54を通過した戻り光が入射されるフォトダイオード5
5とを備え、制御・演算手段35において、二次元フィ
ルタ54の制御を行わせるようにし、その他について
は、本発明の第1実施形態と同様に構成したものであ
る。
【0086】ここに、二次元フィルタ54は、戻り光3
2のスポットの中心が画素のフィルタ部の中心を通過す
る瞬間、当該画素が開状態となるように制御・演算手段
35により制御される。
【0087】なお、本発明の第3実施形態においては、
1次回折光27が試料20の表面にピントのずれがなく
スポット状に結像している場合のスポットの走査方向の
径が二次元フィルタ54の画素のフィルタ部の走査方向
の辺の長さと同一となるように光学系が設定されてい
る。
【0088】したがって、試料20の表面にピントのず
れがなくスポット状に照射された1次回折光27の戻り
光32については、光強度の強い光が二次元フィルタ5
4を通過してフォトダイオード55に受光され、試料2
0の表面にピントがずれて照射された1次回折光27の
戻り光32については、光強度の弱い光が二次元フィル
タ54を通過してフォトダイオード54に受光されるこ
とになる。
【0089】ここに、二次元フィルタ54の表面に最も
ピントの合ったスポットが形成されたとき、フォトダイ
オード55の出力電流は最大となるので、試料20の表
面の1次回折光27のスポットの径の大きさを電気信号
として取り出し、制御・演算手段35に伝送することが
できる。
【0090】したがって、本発明の第3実施形態におい
ても、本発明の第1実施形態と同様に、音響光学偏向子
24により1次回折光27の試料20に対する入射光軸
方向の結像位置を変化させながら1次回折光27で試料
20の表面を走査し、表示手段36に試料20の表面の
形状を表示させることができるので、1次回折光27の
試料20に対する入射光軸方向の結像位置と試料20と
の距離を変えるにあたり、光学系又は試料20の機械的
移動が不要となり、試料20の表面形状の計測の高速化
を図ることができる。
【0091】なお、本発明の第3実施形態においては、
表示手段36における試料20の表面形状の表示は、戻
り光32のスポット径が最小となり、戻り光32の光強
度が最大となる1次回折光27の結像点の高さを表示す
ることにより行われる。
【0092】第4実施形態・・図16〜図18 図16は本発明の第4実施形態の要部の概念図である。
本発明の第4実施形態は、レーザ光源22と音響光学偏
向子24との間に、音響光学偏向子57と、音響光学偏
向子57から出力される1次回折光58を音響光学偏向
子24に入射させるための走査光学系59とを設けると
共に、音響光学偏向子57に与える駆動信号を発生する
電圧制御発振器60を設け、制御・演算手段35に電圧
制御発振器60の制御を行わせるようにし、その他につ
いては、本発明の第1実施形態と同様に構成したもので
ある。
【0093】ここに、音響光学偏向子57は、超音波を
水平面上、X軸方向に伝搬するものであり、音響光学偏
向子24は、超音波を水平面上、Y軸方向に伝搬するも
のであり、音響光学偏向子24から出力される1次回折
光27は、図17に示すように試料20の表面のみを対
角線状に走査するように制御される。なお、矢印付き直
線63A、63B、63Cは、1次回折光27のスポッ
トの走査軌跡の一部を示している。
【0094】図18は1次回折光27を図17に示すよ
うに試料20の表面のみを対角線状に走査させるために
必要な電圧制御発振器60、25の制御方法を説明する
ための図であり、図18(A)は電圧制御発振器60か
ら出力させる駆動信号S60を示し、図18(B)は電
圧制御発振器25から出力させる駆動信号S25を示し
ている。
【0095】図18中、64A、65Aは駆動信号S6
0、S25中、1次回折光27を図17に矢印付き直線
63Aで示すように走査するために必要な部分、64
B、65Bは駆動信号S60、S25中、1次回折光2
7を図17に矢印付き直線63Bで示すように走査する
ために必要な部分、64C、65Cは駆動信号S60、
S25中、1次回折光27を図17に矢印付き直線63
Cで示すように走査するために必要な部分を示してい
る。
【0096】即ち、電圧制御発振器60は、駆動信号S
60として、周波数の時間変化率を一定とし、周波数が
高から低になるような単位駆動信号を繰り返して出力す
るものとし、まず、高い側の周波数を最大周波数に固定
し、低い側の周波数が一走査ごとに小さくなるような単
位駆動信号を繰り返して出力し、低い側の周波数が最小
周波数となった場合には、低い側の周波数を最小周波数
に固定し、高い側の周波数が一走査ごとに高くなるよう
な単位駆動信号を繰り返して出力するように制御され
る。
【0097】これに対して、電圧制御発振器25は、駆
動信号S25として、周波数の時間変化率を一定とし、
周波数が低から高になるような単位駆動信号を繰り返し
て出力するものとし、まず、低い側の周波数を最小周波
数に固定し、高い側の周波数が一走査ごとに大きくなる
ような単位駆動信号を繰り返して出力し、高い側の周波
数が最大周波数となった場合には、高い側の周波数を最
大周波数に固定し、低い側の周波数が一走査ごとに低く
なるような単位駆動信号を繰り返して出力するように制
御される。
【0098】このように構成された本発明の第4実施形
態においては、レーザ光源22から平行光とされたレー
ザ光23が出力され、音響光学偏向子24に対してブラ
ッグ角αで入射されると共に、制御・演算手段35によ
り制御される電圧制御発振器60、25から音響光学偏
向子57、24に対して、図18に示す周波数が高から
低に線形的に時間変化する駆動信号S60、S25が印
加される。
【0099】この結果、音響光学偏向子57から出力さ
れる1次回折光58はX軸方向に偏向され、音響光学偏
向子24から出力される1次回折光27は、試料20の
表面に形成されるスポットの形状が円となり、試料20
の表面のみを対角線状に走査することになる。
【0100】そして、試料20の表面からの戻り光32
は、ハーフミラー31で反射され、受光光学系33を介
して、CCDセンサ34の受光面に結像され、CCDセ
ンサ34において、試料20の表面の1次回折光27の
スポットの径の大きさが電気信号として取り出され、制
御・演算手段35に伝送される。
【0101】制御・演算手段35においては、電圧制御
発振器25に印加している入力電圧の値から1次回折光
27の走査位置が判断され、この1次回折光27の走査
位置とCCDセンサ34の出力信号とから試料20の表
面形状が演算される。
【0102】したがって、試料20を1次回折光27の
偏向方向と直交する方向に移動させながら試料20の表
面の全面を1次回折光27で繰り返して走査し、試料2
0の表面の全面を走査するごとに音響光学媒体40内の
超音波43の周波数fの時間変化率(df/dt)を変
化させる場合には、1次回折光27の試料20に対する
入射光軸方向の結像位置を変化させて1次回折光27で
試料20の表面の全面を走査することができ、表示手段
36に試料20の表面の形状を表示させることができ
る。
【0103】なお、本発明の第4実施形態においては、
表示手段36における試料20の表面形状の表示は、戻
り光32のスポット径が最小となり、戻り光32の光強
度が最大となる1次回折光27の結像点の高さを表示す
ることにより行われる。
【0104】このように、本発明の第4実施形態によれ
ば、1次回折光27の試料20に対する入射光軸方向の
結像位置と試料20との距離を変えるにあたり、光学系
又は試料20の機械的移動が不要となり、試料20の表
面形状の計測の高速化を図ることができる。
【0105】また、1次回折光27のスポットの形状を
円とすることができるので、試料20の表面からの戻り
光32のスポットの径の観測を容易に行うことができ、
試料20の表面形状の計測の容易化を図ることができ
る。
【0106】なお、本発明の第4実施形態においては、
スポット径計測手段としてCCDセンサ34を使用する
場合について説明したが、この代わりに、本発明の第2
実施形態が備えるフォトダイオード52や、本発明の第
3実施形態が備える二次元フィルタ54及びフォトダイ
オード55を備えるように構成しても良い。
【0107】また、本発明の第1実施形態〜第4実施形
態においては、本発明を落射型レーザ走査顕微鏡に適用
し、入射光軸と反射光軸とが同軸となるようにした場合
について説明したが、本発明は、1次回折光27、62
を試料20に対して斜め上方から照射するようにし、入
射光軸と反射光軸とが同軸とならないように構成するレ
ーザ走査顕微鏡にも適用することができる。
【0108】
【発明の効果】本発明中、第1、第2、第3、第4、第
5又は第6の発明(請求項1、2、3、4、5又は6記
載のレーザ走査顕微鏡)によれば、偏向手段として、レ
ーザ光源から出力されるレーザ光が入射される音響光学
偏向子と、周波数が時間変化する駆動信号を音響光学偏
向子に与えると共に、駆動信号の周波数の時間変化率を
変化させることができる音響光学偏向子駆動手段とを備
えるとしたことにより、レーザ光の試料に対する入射光
軸方向の結像位置と試料との距離を変えるにあたり、光
学系又は試料の機械的移動を不要とすることができるの
で、試料の表面形状の計測の高速化を図ることができ
る。
【0109】本発明中、第7の発明(請求項7記載のレ
ーザ走査顕微鏡)によれば、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明と同様の効果を得ることができると
共に、レーザ光の試料に対する入射光軸方向の結像位置
の一定化及び走査速度の一定化を図り、走査歪みをなく
すことができるので、試料の表面形状の計測の精度を高
めることができる。
【0110】本発明中、第8の発明(請求項8記載のレ
ーザ走査顕微鏡)によれば、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明と同様の効果を得ることができると
共に、各時刻における試料表面のレーザスポットの位置
を予め計測して取得したレーザスポット位置データを使
用して試料の表面形状の計測データを補正することがで
きるので、試料の表面形状の計測の精度を高めることが
できる。
【0111】本発明中、第9の発明(請求項9記載のレ
ーザ走査顕微鏡)によれば、第1、第2、第3、第4、
第5、第6、第7又は第8の発明と同様の効果を得るこ
とができると共に、試料の表面に形成するレーザスポッ
トの形状を円にすることができるので、試料の表面形状
の計測の容易化を図ることができる。
【0112】本発明中、第10の発明(請求項10記載
のレーザ走査顕微鏡)によれば、第9の発明と同様の効
果を得ることができると共に、不必要な走査を行わない
ようにすることができるので、試料の表面形状の計測の
更なる高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の要部の概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態が備える音響光学偏向子
の概念図である。
【図3】本発明の第1実施形態が備える音響光学偏向子
の圧電素子に印加する駆動信号を示すタイムチャートで
ある。
【図4】本発明の第1実施形態が備える電圧制御発振器
の制御方法を説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施形態が備える電圧制御発振器
の制御方法を説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施形態が備える音響光学偏向子
の円筒凹レンズ効果を説明するための図である。
【図7】音響光学偏向子の円筒凹レンズ効果を利用する
と、1次回折光の試料に対する入射光軸方向の結像位置
を一定として1次回折光で試料の表面を走査することが
できることを説明するための図である。
【図8】音響光学偏向子の音響光学媒体内の超音波の周
波数の時間変化率を変化させると、1次回折光の試料に
対する入射光軸方向の結像位置を変化させて、1次回折
光で試料の表面を走査することができることを説明する
ための図である。
【図9】音響光学偏向子の音響光学媒体内の超音波の周
波数の時間変化率を変化させると、1次回折光の試料に
対する入射光軸方向の結像位置を変化させて、1次回折
光で試料の表面を走査することができることを説明する
ための図である。
【図10】1次回折光の試料に対する入射光軸方向の結
像位置と、試料の表面における1次回折光のスポット形
状と、試料の表面における1次回折光の光強度分布との
関係を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態が備える受光光学系の
構成を示す概略図である。
【図12】本発明の第1実施形態が備えるCCDセンサ
のシャッタの制御方法を説明するための図である。
【図13】本発明の第2実施形態の要部の概念図であ
る。
【図14】入射光量が同一の場合におけるフォトダイオ
ードの光密度対出力電流特性を示す図である。
【図15】本発明の第3実施形態の要部の概念図であ
る。
【図16】本発明の第4実施形態の要部の概念図であ
る。
【図17】本発明の第4実施形態における走査方法を説
明するための図である。
【図18】本発明の第4実施形態が備える電圧制御発振
器の制御方法を説明するための図である。
【図19】従来のレーザ走査顕微鏡の一例の要部の概念
図である。
【符号の説明】
24 音響光学偏向子 25 電圧制御発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 美隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 高橋 文之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 塚原 博之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源と、前記レーザ光源から出力さ
    れるレーザ光を偏向する偏向手段と、前記偏向手段から
    出力されるレーザ光を試料の表面上にスポット状に絞り
    込む光学系とを備えるレーザ走査顕微鏡において、 前記偏向手段として、前記レーザ光源から出力されるレ
    ーザ光が入射される音響光学偏向子と、周波数が時間変
    化する駆動信号を前記音響光学偏向子に与えると共に、
    前記駆動信号の周波数の時間変化率を変化させることが
    できる音響光学偏向子駆動手段とを備えていることを特
    徴とするレーザ走査顕微鏡。
  2. 【請求項2】前記試料の表面からの戻り光が形成するス
    ポットの光強度から前記試料の表面に形成されているレ
    ーザスポットの径を計測するレーザスポット径計測手段
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のレーザ走
    査顕微鏡。
  3. 【請求項3】前記レーザスポット径計測手段は、シャッ
    タを備え、前記戻り光のスポットが受光面に結像される
    画像センサと、前記戻り光のスポットの中心が前記画像
    センサの画素の受光部の中心を通過する瞬間、前記シャ
    ッタが開状態となるように、前記シャッタを制御するシ
    ャッタ制御手段とを備えて構成されていることを特徴と
    する請求項2記載のレーザ走査顕微鏡。
  4. 【請求項4】前記レーザスポット径計測手段は、前記戻
    り光のスポットがフィルタ面に結像される二次元フィル
    タと、前記二次元フィルタを通過した戻り光が入射され
    る光センサと、前記戻り光のスポットの中心が前記二次
    元フィルタの画素のフィルタ部の中心を通過する瞬間、
    当該画素が開状態となるように前記二次元フィルタを制
    御する二次元フィルタ制御手段とを備えて構成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のレーザ走査顕微鏡。
  5. 【請求項5】前記試料の表面からの戻り光が形成するス
    ポットの光密度から前記試料の表面におけるレーザスポ
    ットの径を計測するレーザスポット径計測手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のレーザ走査顕微
    鏡。
  6. 【請求項6】前記レーザスポット径計測手段は、前記戻
    り光のスポットが受光面に結像されるフォトダイオード
    を備え、入射光量が同一の場合の前記フォトダイオード
    の光密度対出力電流特性を利用するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項5記載のレーザ走査顕微鏡。
  7. 【請求項7】前記音響光学偏向子駆動手段は、前記駆動
    信号を発生させるための電圧制御発振器を備え、前記電
    圧制御発振器には、入力電圧対周波数特性が有する歪み
    特性と逆特性の歪み特性を有する入力電圧が与えられる
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    のレーザ走査顕微鏡。
  8. 【請求項8】各時刻における前記試料表面のレーザスポ
    ットの位置を予め計測して取得したレーザスポット位置
    データを使用して前記試料の表面形状の計測データを補
    正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載のレーザ走査顕微鏡。
  9. 【請求項9】前記音響光学偏向子として、前記レーザ光
    源から出力されるレーザ光を第1の方向に偏向する第1
    の音響光学偏向子と、超音波の伝搬方向を前記第1の方
    向と直交する方向とされ、前記第1の音響光学偏向子か
    ら出力される1次回折光が入射される第2の音響光学偏
    向子とを備えていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7又は8記載のレーザ走査顕微鏡。
  10. 【請求項10】前記音響光学偏向子駆動手段は、前記第
    2の音響光学偏向子から出力される1次回折光が前記試
    料の表面のみを走査するように前記第1、第2の音響光
    学偏向子を駆動することを特徴とする請求項9記載のレ
    ーザ走査顕微鏡。
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