JPH11222452A - 6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレン及びその製造方法 - Google Patents
6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレン及びその製造方法Info
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- JPH11222452A JPH11222452A JP2309198A JP2309198A JPH11222452A JP H11222452 A JPH11222452 A JP H11222452A JP 2309198 A JP2309198 A JP 2309198A JP 2309198 A JP2309198 A JP 2309198A JP H11222452 A JPH11222452 A JP H11222452A
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Abstract
待されるVTBNとその製造方法を提供する。 【解決手段】下式(2) 【化1】 (Xはハロゲン原子を示す)で表される6−ハロゲノ−
2−t−ブトキシナフタレンから調製したグリニヤール
試薬とビニルハライドとを反応させ6−ビニル−2−t
−ブトキシナフタレンを製造する。
Description
分子等の原料として有用と期待される6−ビニル−2−
t−ブトキシナフタレン(以下、VTBNと略記する)
とその製造方法に関する。例えば、VTBNと類似の構
造を有する化合物としてパラ−第3級ブトキシスチレン
が知られている。該化合物は、医農薬、機能性高分子等
の原料として有用であり、特にレジスト原料として非常
に注目されている(特開昭59−199705号公報、
特開平3−277608号公報)。VTBNも同様の分
野への展開が期待でき、特にレジスト原料としての用途
では遠紫外線吸収特性、耐熱性、エッチング耐性等の物
性の改善が期待される。
載の新規化合物であり、製造法等については知られてい
ない。
薬、機能性高分子等の原料として有用と期待されるVT
BNとその製造方法を提供することにある。
題を解決すべく鋭意検討した結果、下式(2)
−ハロゲノ−2−t−ブトキシナフタレンから調製した
グリニヤール試薬をビニルハライドと反応させることに
よりVTBNが容易に得られることを見出し、本発明を
完成させるに至った。
ナフタレン及びその製造方法に関するものである。
ール試薬は、常法により容易に調製できる。すなわち、
溶媒中で金属マグネシウムと式(2)(Xはハロゲン原
子を示す)で表される6−ハロゲノ−2−t−ブトキシ
ナフタレンとを反応させる方法等を実施することによ
り、容易に調製できる。本調製反応では、活性化した金
属マグネシウムを用いると特に良好な結果が得られる。
金属マグネシウムの活性化法としては、溶媒に懸濁させ
た金属マグネシウムを加熱攪拌する方法や、これに微量
のヨウ素、ヨウ化メチルのようなヨウ化物、ブロモエタ
ン、ジブロモエタンのような臭化物等を添加して攪拌す
る方法が有効である。
グリニヤール試薬を、金属触媒の存在下にビニルハライ
ドと反応させることにより、VTBNを収率良く製造す
ることが可能となる。
ライドは、フッ化ビニル、塩化ビニル、臭化ビニル、ヨ
ウ化ビニルであり、これらを単独に或いは混合物として
使用することができる。通常は、経済性及び入手の容易
さを考慮して塩化ビニル及び/又は臭化ビニルが選ばれ
る。
であり、特に本反応においては、ハロゲン化鉄、ハロゲ
ン化ニッケル、ハロゲン化パラジウム、ハロゲン化コバ
ルト、ハロゲン化マンガン等の遷移金属ハロゲン化物が
有用である。これらの遷移金属ハロゲン化物は、所望に
より配位子と組み合わせることが可能であり、配位子と
しては、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、
1,1´−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、
2,2´−ジピリジル等の2座配位子、トリフェニルホ
スフィン、ピリジン等の単座配位子等が挙げられる。本
発明の方法において使用される金属触媒の使用量につい
ては格別の限定はないが、通常、グリニヤール試薬に対
して10−4〜10−1倍モル程度の使用量が選ばれ
る。
ルゴン等の不活性ガス雰囲気下に、溶媒中で実施され
る。本発明の方法において使用される反応溶媒として
は、エーテル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、脂肪族炭
化水素系溶媒等が挙げられる。通常、これらの溶媒を単
独に或いは混合して使用する。
ンモニウム水溶液を加えて処理した後、有機相を分離す
る。続いて、溶媒を留去した後、再結晶等の操作により
目的とするVTBNを得る。
に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
度計、還流コンデンサー及び攪拌翼を有する4つ口フラ
スコに6−ブロモ−2−ナフトール44.6g(0.2
mol)、濃硫酸0.05g(0.5mmol)、塩化
メチレン250mlを仕込み、室温でイソブチレン1
2.3g(0.22mol)を3時間かけて吹き込ん
だ。
gを加え、未反応原料及び不純物を抽出除去した。続い
て、得られた有機相から溶媒を留去することにより固形
物44.3gを得た。更に、該固形物をエタノール中で
再結晶し白色結晶35.5gを得た(収率:63.6
%)。核磁気共鳴分析、質量分析及び元素分析による分
析の結果、該白色結晶は6−ブロモ−2−t−ブトキシ
ナフタレンであることを確認した。また、ガスクロマト
グラフィーで分析した結果、6−ブロモ−2−t−ブト
キシナフタレンの純度は99.8%であった。
6H) GC−MS(m/s):278(M+),222 「VTBNの製造」窒素雰囲気で置換した温度計、還流
コンデンサー及び攪拌翼を有する4つ口フラスコに金属
マグネシウム1.34g(55mmol)と、溶媒とし
てテトラヒドロフラン(10ml)を入れ、ヨウ素1片
を加えた。ヨウ素の色が消えるのを確認した後、6−ブ
ロモ−2−t−ブトキシナフタレン13.96g(50
mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶かした溶
液を少量加えた。反応の開始を確認した後、さらに45
℃で約1時間を要して滴下した。さらに1時間還流を続
け、グリニヤール試薬を得た。この反応におけるグリニ
ヤール試薬への転換率は99.0%であった。
室温まで冷却した後、上澄液を窒素雰囲気下で100m
l容量のフラスコに移した。触媒としてジクロロ[1,
3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]ニッケル
0.14g(0.25mmol)を加え、20〜30℃
を保ちながらビニルクロライド3.44g(55mmo
l)を約10分を要して吹き込んだ。そして、さらに、
同温度で1時間攪拌を続けた。
えて生成した塩を溶解除去した。続いて、得られた有機
相から溶媒を留去することにより固形物11.1gを得
た。更に、該固形物をエタノール中で再結晶し白色結晶
8.3gを得た(収率:73.4%)。核磁気共鳴分
析、質量分析及び元素分析による分析の結果、該白色結
晶はVTBNであることを確認した。また、該白色結晶
をガスクロマトグラフィーで分析した結果、VTBNの
純度は99.0%であった。
z,1H)、5.87(d,J=18Hz,1H)、
6.89(dd,J=13Hz及び18Hz)、7.1
7〜7.76(m,6H) GC−MS(m/s):226(M+),170 実施例2 実施例1の「VTBNの製造」において、ビニルクロラ
イドの代わりにビニルブロマイド5.99g(55mm
ol)を用いること以外は、実施例1に記載の方法と同
様に実施した。
あった。(収率:74.2%)
方法によれば、VTBNを収率良く得ることができる。
また、本発明で得られるVTBNは、医農薬、機能性高
分子等の原料として有用と期待される。
Claims (2)
- 【請求項1】下式(1) 【化1】 で表される6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレン。
- 【請求項2】下式(2) 【化2】 (Xはハロゲン原子を示す)で表される6−ハロゲノ−
2−t−ブトキシナフタレンから調製したグリニヤール
試薬とビニルハライドとを反応させることを特徴とする
6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2309198A JPH11222452A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレン及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2309198A JPH11222452A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレン及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11222452A true JPH11222452A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12100772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2309198A Pending JPH11222452A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 6−ビニル−2−t−ブトキシナフタレン及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11222452A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008143791A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ヒドロキシビニルナフタレン化合物の製造方法 |
| JP2008143789A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ビニルナフタレン化合物の精製方法および精製ビニルナフタレン化合物 |
| JP2008303170A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Tosoh Organic Chemical Co Ltd | 2−t−アミロキシ−6−ハロナフタレンおよびその製造方法、ならびに2−t−アミロキシ−6−ビニルナフタレンおよびその製造方法 |
| JP2008303179A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Tosoh Organic Chemical Co Ltd | 2−アセトキシ−6−ビニルナフタレン、およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP2309198A patent/JPH11222452A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008143791A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ヒドロキシビニルナフタレン化合物の製造方法 |
| JP2008143789A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ビニルナフタレン化合物の精製方法および精製ビニルナフタレン化合物 |
| JP2008303170A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Tosoh Organic Chemical Co Ltd | 2−t−アミロキシ−6−ハロナフタレンおよびその製造方法、ならびに2−t−アミロキシ−6−ビニルナフタレンおよびその製造方法 |
| JP2008303179A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Tosoh Organic Chemical Co Ltd | 2−アセトキシ−6−ビニルナフタレン、およびその製造方法 |
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