JPH11222666A - 金属蒸着フッ素樹脂フィルム及びその製造方法 - Google Patents

金属蒸着フッ素樹脂フィルム及びその製造方法

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JPH11222666A
JPH11222666A JP3955998A JP3955998A JPH11222666A JP H11222666 A JPH11222666 A JP H11222666A JP 3955998 A JP3955998 A JP 3955998A JP 3955998 A JP3955998 A JP 3955998A JP H11222666 A JPH11222666 A JP H11222666A
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JP
Japan
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metal
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fluororesin film
film
layer
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Application number
JP3955998A
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Inventor
Mayumi Yoshida
まゆみ 吉田
Hiroshi Togo
寛 東郷
Masayuki Mochizuki
正行 望月
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Toyo Metallizing Co Ltd
Original Assignee
Toyo Metallizing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属蒸着層の密着性に優れた金属蒸着フッ素樹
脂フィルムおよびその製造方法を提供すること。 【解決手段】フッ素樹脂フィルム表面に、プラズマ放電
下による核付金属蒸着層、およびその上に金属蒸着層を
それぞれ形成せしめてなる金属蒸着フッ素樹脂フィル
ム、およびフッ素樹脂フィルム表面に、同一真空系内
で、プラズマ放電下による核付金属蒸着層およびその上
に金属蒸着層をそれぞれ形成することを特徴とする金属
蒸着フッ素樹脂フィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属蒸着フッ素樹脂
フィルムおよびその製造方法に関し、特に金属蒸着層の
密着力を向上させた金属蒸着フッ素樹脂フィルムおよび
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂フィルムは、一般的に密着性
に劣るとという欠点を有しており、通常の真空蒸着法に
より金属を蒸着させると金属蒸着層とフッ素樹脂フィル
ムとの密着性は低く、到底実用に供せるものではない。
フッ素樹脂フィルムの接着性を向上させるための方法と
しては、フッ素樹脂フィルム表面へのコロナ放電処理や
アンカーコーティング処理が知られている。しかしこの
ような処理を施したフッ素樹脂フィルムに金属蒸着を行
って得られる金属蒸着フッ素樹脂フィルムは、後工程で
粘着剤や接着剤をコートする時、粘着剤や接着剤に含ま
れる溶剤が樹脂アンカーコート層を溶解して白化した
り、せっかく行ったコロナ放電処理の効果を失うという
欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、金属蒸着層の密着性に優れた金属蒸着フッ素樹
脂フィルムおよびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの鋭意検討の
結果、本発明の目的は、下記の本発明によって工業的に
有利に達成された。
【0005】[1]フッ素樹脂フィルム表面に、プラズ
マ放電下による核付金属蒸着層、およびその上に金属蒸
着層をそれぞれ形成せしめてなる金属蒸着フッ素樹脂フ
ィルム。
【0006】[2]プラズマ放電の処理強度が1〜12
kw/m2であることを特徴とする上記[1]記載の金
属蒸着フッ素樹脂フィルム。
【0007】[3]プラズマ放電の放電ガスが酸素であ
ることを特徴とする上記[1]または[2]に記載の金
属蒸着フッ素樹脂フィルム。
【0008】[4]プラズマ放電下による核付金属蒸着
層の金属が銅であることを特徴とする上記[1]〜
[3]のいずれかに記載の金属蒸着フッ素樹脂フィル
ム。
【0009】[5]金属蒸着層が金属アルミニウムであ
ることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記
載の金属蒸着フッ素樹脂フィルム。
【0010】[6]核付金属蒸着層の平均膜厚が0.0
1〜2.0nmであることを特徴とする上記[1]〜
[5]のいずれかに記載の金属蒸着フッ素樹脂フィル
ム。
【0011】[7]金属蒸着層の平均膜厚が10〜10
0nmであることを特徴とする上記[1]〜[6]のい
ずれかに記載の金属蒸着フッ素樹脂フィルム。
【0012】[8]フッ素樹脂フィルムがポリ四フッ化
エチレンフィルム、ポリ三フッ化エチレンフィルム、六
フッ化プロピレン−四フッ化エチレン共重合体フィル
ム、ポリフッ化ビニルフィルム、またはポリフッ化ビニ
リデンフィルムであり、かつその厚みが12〜100μ
mであることを特徴とする上記[1]〜[7]のいずれ
かに記載の金属蒸着フッ素樹脂フィルム。
【0013】[9]フッ素樹脂フィルム表面に、同一真
空系内で、プラズマ放電下による核付金属蒸着層および
その上に金属蒸着層をそれぞれ形成することを特徴とす
る金属蒸着フッ素樹脂フィルムの製造方法。
【0014】本発明の最大の特徴は、フッ素樹脂フィル
ム表面に、プラズマ放電下に核付金属蒸着層、好ましく
は銅からなる核付金属蒸着層を形成させ、その上に金属
蒸着層、好ましくは金属アルミニウムからなる金属蒸着
層を形成させることにより、金属蒸着層とフッ素樹脂フ
ィルムとの密着力を著しく向上させた点にある。核付金
属蒸着層を形成させない場合に比較して、例えば20倍
以上の密着力が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明を詳しく説明する。
【0016】本発明において、フッ素樹脂フィルムは、
特に制限を受けないが、ポリ四フッ化エチレンフィル
ム、ポリ三フッ化エチレンフィルム、六フッ化プロピレ
ン−四フッ化エチレン共重合体フィルム、ポリフッ化ビ
ニルフィルム、またはポリフッ化ビニリデンフィルムで
あることが好ましい。本発明において使用されるフッ素
樹脂フィルムの厚みは、通常10〜190μmである。
【0017】本発明におけるプラズマ放電下に核付金属
蒸着層の形成は、次のように行なわれる。好ましくは
0.1〜100Paの酸素ガス雰囲気下で高周波電源よ
り供給された電流をマグネトロン電極のカソード及びア
ノード間で放電させる。その際カソードに核付金属蒸着
層を構成する金属、好ましくは銅を用いる。カソードに
ガス陽イオンが引き寄せられカソード金属をスパッタす
る。このスパッタされた金属がフッ素樹脂フィルムに付
着し核付金属蒸着層を形成する。
【0018】本発明において、ブラズマ放電の処理強度
は、1〜12kw/m2であることが好ましい。ブラズ
マ放電の処理強度が1kw/m2未満であるとフィルム
に付着するスパッタ金属の厚みがあまりにも薄くなり、
ブラズマ放電処理の効果が少なくなってしまう恐れがあ
る。またブラズマ放電の処理強度が12kw/m2を超
えると、フィルムに付着するスパッタ金属の厚みがあま
りにも厚くなり、その金属色が確認できるようになり外
観上好ましくない。
【0019】核付金属蒸着層の平均膜厚は、0.01〜
2.0nmであることが、密着強度の向上を得ること及
び外観を損なわないこと等、から好ましい。
【0020】また、核付金属蒸着層上に蒸着する金属と
しては、特に制限は受けないが、アルミニウム、スズ、
およびクロム等が挙げられ、なかでも色調および蒸着適
性からアルミニウムが最も好ましい。その蒸着方法は、
特に制限されないが、真空蒸着法、イオンプレーティン
グ法、スパッタリング法、およびイオンプレーティング
法等が用いられる。本発明における金属蒸着層の厚み
は、通常10〜100nmの範囲内である。
【0021】本発明において、核付金属蒸着層と金属蒸
着層との形成は、同一真空系内で行うのが、密着性向上
のために好ましい。核付金属蒸着層の形成後大気に暴露
すると、密着性に悪影響を与えるからである。
【0022】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0023】なお、実施例および比較例中の物性(ラミ
ネート強度)は次のように測定した。
【0024】ラミネート強度の測定方法:蒸着面にウレ
タン系2液型接着剤をドライで2μm相当コートし25
μmの厚みのポリエステルフィルムとラミネートし72
時間40℃雰囲気でエージングする。その後15mm幅
×200mm長に切り取り、オリエンテック社製テンシ
ロン万能試験機を用いて引張速度200mm/minで
90゜剥離時の密着強度を測定した。これをドライラミ
ネート強度とした。90゜剥離時に剥離界面に蒸留水2
〜3滴滴下して、同様に90゜剥離時の密着強度を測定
した。これをウェットラミネート強度とした。
【0025】[実施例1]〜[実施例4」、[比較例
1]〜[比較例4」 厚さ25μmのポリ四フッ化エチレンフィルムを用い、
通常のロール・ツー・ロール型の真空蒸着機を用いて蒸
着を行った。核付金属の蒸着は1×10-4mmHgの真
空下、マグネトロン電極のカソードに純度99.9%の
銅材を用い、放電ガスとして0.5リットル/minの
酸素ガスを用いた。さらにマグネトロン電極に電圧をか
け放電雰囲気としフッ素樹脂フィルムそれぞれつぎに示
す平均厚みの核付金属蒸着層を形成した。引き続き同じ
真空蒸着機内で1×10-4mmHgの真空下でアルミニ
ウム蒸着層を形成させた。
【0026】実施例1:0.01nm 実施例2:0.1nm 実施例3:1.0nm 実施例4:2.0nm 一方、比較例1は、核付金属蒸着層を形成することなく
50nmのアルミニウム蒸着層を実施例と同様に形成さ
せた。比較例2ではコロナ放電処理面に比較例1と同様
のアルミニウム蒸着層を形成させた。比較例3ではアン
カー処理面に比較例1と同様のアルミニウム蒸着層を形
成させた。比較例4では、抵抗加熱方式で銅を1.0m
mの厚みで核付金属蒸着層を形成させ、引き続いて比較
例1と同様のアルミニウム蒸着層を形成させた。
【0027】表1に実施例1〜4と比較例1〜4の特性
の測定結果をまとめた。
【0028】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1〜4により得られた
金属蒸着フッ素樹脂フィルムはラミネート強度(ドライ
およびウェットともに)が比較例1〜4で得られる金属
蒸着フッ素樹脂フィルムに比較してレベルアップした結
果が得られた。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、フッ素樹脂フィルム上
に特定の核付金属蒸着層および金属蒸着層を順次形成す
ることにより、核付金属蒸着層のないものに比べて金属
蒸着層の脱落の極めてしにくい金属蒸着フッ素樹脂フィ
ルムが得られる。したがって、本発明は、ラミネート強
度の必要な金属蒸着フィルム(例えば、装飾用フィル
ム、ラベル、マーキングフィルム、耐熱服・防火服用フ
ィルム等)に特に有効である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素樹脂フィルム表面に、プラズマ放電
    下による核付金属蒸着層、およびその上に金属蒸着層を
    それぞれ形成せしめてなる金属蒸着フッ素樹脂フィル
    ム。
  2. 【請求項2】プラズマ放電の処理強度が1〜12kw/
    2であることを特徴とする請求項1記載の金属蒸着フ
    ッ素樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】プラズマ放電の放電ガスが酸素であること
    を特徴とする請求項1または2記載の金属蒸着フッ素樹
    脂フィルム。
  4. 【請求項4】プラズマ放電下による核付金属蒸着層の金
    属が銅であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の金属蒸着フッ素樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】金属蒸着層が金属アルミニウムであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の金属蒸着
    フッ素樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】核付金属蒸着層の平均膜厚が0.01〜
    2.0nmであることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の金属蒸着フッ素樹脂フィルム。
  7. 【請求項7】金属蒸着層の平均膜厚が10〜100nm
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の金属蒸着フッ素樹脂フィルム。
  8. 【請求項8】フッ素樹脂フィルムがポリ四フッ化エチレ
    ンフィルム、ポリ三フッ化エチレンフィルム、六フッ化
    プロピレン−四フッ化エチレン共重合体フィルム、ポリ
    フッ化ビニルフィルム、またはポリフッ化ビニリデンフ
    ィルムであり、かつその厚みが12〜100μmである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の金属
    蒸着フッ素樹脂フィルム。
  9. 【請求項9】フッ素樹脂フィルム表面に、同一真空系内
    で、プラズマ放電下による核付金属蒸着層およびその上
    に金属蒸着層をそれぞれ形成することを特徴とする金属
    蒸着フッ素樹脂フィルムの製造方法。
JP3955998A 1998-02-05 1998-02-05 金属蒸着フッ素樹脂フィルム及びその製造方法 Pending JPH11222666A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5019243B1 (ja) * 2012-01-20 2012-09-05 尾池工業株式会社 反射防止フィルム
JPWO2020066457A1 (ja) * 2018-09-25 2021-08-30 東レ株式会社 積層体および積層体の製造方法

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