JPH11223145A - 空燃比制御装置 - Google Patents
空燃比制御装置Info
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- JPH11223145A JPH11223145A JP10026178A JP2617898A JPH11223145A JP H11223145 A JPH11223145 A JP H11223145A JP 10026178 A JP10026178 A JP 10026178A JP 2617898 A JP2617898 A JP 2617898A JP H11223145 A JPH11223145 A JP H11223145A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温始動時等、空燃比センサの入力項が無い
始動時ニューロエンジンモデルの構成で、エンジン始動
時の過渡状態量を予測推定し、この推定値を用いて始動
時の燃料噴射量を算出して高精度な空燃比制御を行うこ
とができる空燃比制御装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関であるエンジン11の運転状態
を表すパラメータを検出する状態検出部12と、エンジ
ン11始動後からの気筒内爆発回数をカウントするため
のカウンタ検出部13と、上記運転状態を表わすパラメ
ータと気筒内爆発回数よりエンジン11の始動直後の空
燃比を推定する空燃比推定手段14を設け、吸気管温度
上昇変化を気筒内爆発回数と関連付けて取り扱い、エン
ジン始動時の過渡状態量を推定して空燃比制御を行う。
始動時ニューロエンジンモデルの構成で、エンジン始動
時の過渡状態量を予測推定し、この推定値を用いて始動
時の燃料噴射量を算出して高精度な空燃比制御を行うこ
とができる空燃比制御装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関であるエンジン11の運転状態
を表すパラメータを検出する状態検出部12と、エンジ
ン11始動後からの気筒内爆発回数をカウントするため
のカウンタ検出部13と、上記運転状態を表わすパラメ
ータと気筒内爆発回数よりエンジン11の始動直後の空
燃比を推定する空燃比推定手段14を設け、吸気管温度
上昇変化を気筒内爆発回数と関連付けて取り扱い、エン
ジン始動時の過渡状態量を推定して空燃比制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃式エンジンの
燃料噴射制御方式のガソリンエンジンに関し、特にネッ
トワーク自身に知識が蓄積され、ネットワーク自体が目
的や環境に適応して動作するニューラルネットワークを
応用してエンジンの空燃比を制御する空燃比制御装置の
改善に関するものである。
燃料噴射制御方式のガソリンエンジンに関し、特にネッ
トワーク自身に知識が蓄積され、ネットワーク自体が目
的や環境に適応して動作するニューラルネットワークを
応用してエンジンの空燃比を制御する空燃比制御装置の
改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空燃比制御は、空燃比センサであ
る02 センサやリニア空燃比センサ(LAFセンサ)に
よるフィードバック制御が一般に行われており、アイド
ル時などの定常運転域で特に成果を納めている。しか
し、加減速などの過渡状態においては、センサ出力の応
答遅れにより、空燃比を目標空燃比に精度良く制御する
ことができない。また、これを補うためスロットル開度
等の機械的な変化に応じて、燃料の増量補正や減量補正
をしているが、噴射した燃料の全てが気筒内に流入する
のではなく、吸気管壁面や吸気バルブなどに付着し、ま
た付着した燃料から蒸発して気筒内に入ってくるものも
あるため、加減速時やエンジン始動時などの過渡状態に
おける空燃比を制御するのは困難である。
る02 センサやリニア空燃比センサ(LAFセンサ)に
よるフィードバック制御が一般に行われており、アイド
ル時などの定常運転域で特に成果を納めている。しか
し、加減速などの過渡状態においては、センサ出力の応
答遅れにより、空燃比を目標空燃比に精度良く制御する
ことができない。また、これを補うためスロットル開度
等の機械的な変化に応じて、燃料の増量補正や減量補正
をしているが、噴射した燃料の全てが気筒内に流入する
のではなく、吸気管壁面や吸気バルブなどに付着し、ま
た付着した燃料から蒸発して気筒内に入ってくるものも
あるため、加減速時やエンジン始動時などの過渡状態に
おける空燃比を制御するのは困難である。
【0003】特に、米国ULEV(Ultra Low Emission
Vehicle) 規制をクリアするためには、エンジン始動時
のHC排出量が、全試験モード中の約8割を占めるの
で、該始動時の高精度な空燃比制御が不可欠である。
Vehicle) 規制をクリアするためには、エンジン始動時
のHC排出量が、全試験モード中の約8割を占めるの
で、該始動時の高精度な空燃比制御が不可欠である。
【0004】そこで、燃料の付着モデルを構築し、燃料
補正量を付着モデルの逆系より求めるものや、特許公開
平3−235723号公報に示すように、上記燃料付着
等の非線形要素をニューラルネットワーク(以後NNと
略す)により学習させ、過渡状態時の応答性能の向上を
図ろうとするものがある。NNは、簡単な計算を行う
「ユニット」が、重み付きの「方向性リンク」で結合さ
れてネットワークを構成し、それぞれのユニットは出力
をリンクを介して伝播して情報処理を行うものであり、
ネットワーク自身に知識が蓄積され、ネットワーク自体
が目的や環境に適応して動作することから、上記過渡時
の空燃比制御を高精度に行えることが期待できる。
補正量を付着モデルの逆系より求めるものや、特許公開
平3−235723号公報に示すように、上記燃料付着
等の非線形要素をニューラルネットワーク(以後NNと
略す)により学習させ、過渡状態時の応答性能の向上を
図ろうとするものがある。NNは、簡単な計算を行う
「ユニット」が、重み付きの「方向性リンク」で結合さ
れてネットワークを構成し、それぞれのユニットは出力
をリンクを介して伝播して情報処理を行うものであり、
ネットワーク自身に知識が蓄積され、ネットワーク自体
が目的や環境に適応して動作することから、上記過渡時
の空燃比制御を高精度に行えることが期待できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空燃比制御装置
は以上のように構成されているが、通常、内燃式エンジ
ンにおいては、インジェクタより燃料を噴射しても、全
ての量が気筒内へ流入するのではなく、一部は吸気管壁
面に付着する。この付着量は運転状態(回転数や負荷
(吸入空気圧)等)や外部環境(吸入空気温度や冷却水
温、大気圧等)により複雑に変化し、また付着燃料から
蒸発して気筒内に流入する燃料量も、前記運転状態や外
部環境により変化する。そのため、気筒内に実際に流入
する燃料量を知ることができれば、特に過渡時に於て、
より正確な空燃比制御を行うことが可能となる。しか
し、前記付着モデル方式ではこの様な複雑な系を表現す
ることができず、近似でしか与えることができないた
め、過渡時において満足のいく空燃比制御を行うことが
できない。
は以上のように構成されているが、通常、内燃式エンジ
ンにおいては、インジェクタより燃料を噴射しても、全
ての量が気筒内へ流入するのではなく、一部は吸気管壁
面に付着する。この付着量は運転状態(回転数や負荷
(吸入空気圧)等)や外部環境(吸入空気温度や冷却水
温、大気圧等)により複雑に変化し、また付着燃料から
蒸発して気筒内に流入する燃料量も、前記運転状態や外
部環境により変化する。そのため、気筒内に実際に流入
する燃料量を知ることができれば、特に過渡時に於て、
より正確な空燃比制御を行うことが可能となる。しか
し、前記付着モデル方式ではこの様な複雑な系を表現す
ることができず、近似でしか与えることができないた
め、過渡時において満足のいく空燃比制御を行うことが
できない。
【0006】また、前記NNを用いた制御系では、複雑
な挙動を学習することができるが、汎化性のある推定値
を得るためには、NN入力項に空燃比センサ出力を設け
ることが必要であるが、極低温時やエンジン始動直後の
空燃比センサ不活性時には、この空燃比センサ出力値を
入力データとして演算するNNを用いた補正制御を行う
ことはできず、汎化性のある高精度な空燃比推定を行う
ことは非常に困難であった。
な挙動を学習することができるが、汎化性のある推定値
を得るためには、NN入力項に空燃比センサ出力を設け
ることが必要であるが、極低温時やエンジン始動直後の
空燃比センサ不活性時には、この空燃比センサ出力値を
入力データとして演算するNNを用いた補正制御を行う
ことはできず、汎化性のある高精度な空燃比推定を行う
ことは非常に困難であった。
【0007】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、空燃比センサの入力項が無いN
N構成で、エンジン始動時の過渡状態量を予測推定し、
この推定値を用いて始動時の燃料噴射量を算出して、高
精度な空燃比制御を行うことができる空燃比制御装置を
提供することを目的とする。
ためになされたもので、空燃比センサの入力項が無いN
N構成で、エンジン始動時の過渡状態量を予測推定し、
この推定値を用いて始動時の燃料噴射量を算出して、高
精度な空燃比制御を行うことができる空燃比制御装置を
提供することを目的とする。
【0008】さらに、エンジン始動時の動特性を表現す
る始動時NNエンジンモデルを構築し、このモデルから
エンジン始動時の空燃比が目標空燃比となる燃料噴射制
御を行うことができる空燃比制御装置を提供することを
目的とする。
る始動時NNエンジンモデルを構築し、このモデルから
エンジン始動時の空燃比が目標空燃比となる燃料噴射制
御を行うことができる空燃比制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1 にかか
る空燃比制御装置は、内燃機関の燃料噴射時の空燃比を
制御する装置であって、内燃機関の運転状態を表すパラ
メータを検出する状態検出部と、エンジン始動後からの
気筒内爆発回数をカウントするためのカウンタ検出部
と、上記運転状態パラメータと気筒内爆発回数より内燃
機関の始動直後の空燃比を推定する空燃比推定手段とを
備えたものである。
る空燃比制御装置は、内燃機関の燃料噴射時の空燃比を
制御する装置であって、内燃機関の運転状態を表すパラ
メータを検出する状態検出部と、エンジン始動後からの
気筒内爆発回数をカウントするためのカウンタ検出部
と、上記運転状態パラメータと気筒内爆発回数より内燃
機関の始動直後の空燃比を推定する空燃比推定手段とを
備えたものである。
【0010】また、本発明の請求項2にかかる空燃比制
御装置は、上記請求項1 記載の空燃比制御装置におい
て、上記空燃比推定手段を、上記運転状態パラメータと
気筒内爆発回数とをその入力パラメータとし、その出力
をエンジン始動時空燃比とするニューラルネットワーク
により上記内燃機関の始動直後の空燃比を推定するもの
としたものである。
御装置は、上記請求項1 記載の空燃比制御装置におい
て、上記空燃比推定手段を、上記運転状態パラメータと
気筒内爆発回数とをその入力パラメータとし、その出力
をエンジン始動時空燃比とするニューラルネットワーク
により上記内燃機関の始動直後の空燃比を推定するもの
としたものである。
【0011】また、本発明の請求項3にかかる空燃比制
御装置は、内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御する装
置であって、エンジン始動時の空燃比動特性を表現する
ニューロエンジンモデルを用い、空燃比が目標空燃比と
なる燃料噴射量Toutnnを求め、該Toutnnよ
りエンジン始動時燃料補正パラメータを算出する補正パ
ラメータ算出部と、上記エンジン始動時燃料補正パラメ
ータを用い始動時の燃料噴射量を演算するエンジン始動
燃料演算部とを備えたものである。
御装置は、内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御する装
置であって、エンジン始動時の空燃比動特性を表現する
ニューロエンジンモデルを用い、空燃比が目標空燃比と
なる燃料噴射量Toutnnを求め、該Toutnnよ
りエンジン始動時燃料補正パラメータを算出する補正パ
ラメータ算出部と、上記エンジン始動時燃料補正パラメ
ータを用い始動時の燃料噴射量を演算するエンジン始動
燃料演算部とを備えたものである。
【0012】また、本発明の請求項4にかかる空燃比制
御装置は、内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御する装
置であって、エンジン始動時の空燃比動特性を表現する
ニューロエンジンモデルを用い、空燃比が目標空燃比と
なる燃料噴射量Toutnnを求め、該Toutnn
と、エンジン始動時の吸気管付着モデルよりエンジン始
動時付着パラメータを算出するエンジン始動時付着パラ
メータ算出部と、上記エンジン始動時付着パラメータと
上記エンジン始動時の吸気管付着モデルよりエンジン始
動時の燃料噴射量を演算するエンジン始動燃料演算部と
を備えたものである。
御装置は、内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御する装
置であって、エンジン始動時の空燃比動特性を表現する
ニューロエンジンモデルを用い、空燃比が目標空燃比と
なる燃料噴射量Toutnnを求め、該Toutnn
と、エンジン始動時の吸気管付着モデルよりエンジン始
動時付着パラメータを算出するエンジン始動時付着パラ
メータ算出部と、上記エンジン始動時付着パラメータと
上記エンジン始動時の吸気管付着モデルよりエンジン始
動時の燃料噴射量を演算するエンジン始動燃料演算部と
を備えたものである。
【0013】また、本発明の請求項5にかかる空燃比制
御装置は、上記請求項4記載の空燃比制御装置におい
て、上記エンジン始動時付着パラメータ算出部は、エン
ジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジン
モデルを用い、エンジン始動時のシリンダ付着モデルの
パラメータを導出し、上記エンジン始動燃料演算部は、
上記エンジン始動時付着パラメータとして吸気管及びシ
リンダ付着パラメータを用い、これらパラメータと上記
エンジン始動時の吸気管付着モデル及びシリンダ付着モ
デルよりエンジン始動時の燃料噴射量を演算するように
したものである。
御装置は、上記請求項4記載の空燃比制御装置におい
て、上記エンジン始動時付着パラメータ算出部は、エン
ジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジン
モデルを用い、エンジン始動時のシリンダ付着モデルの
パラメータを導出し、上記エンジン始動燃料演算部は、
上記エンジン始動時付着パラメータとして吸気管及びシ
リンダ付着パラメータを用い、これらパラメータと上記
エンジン始動時の吸気管付着モデル及びシリンダ付着モ
デルよりエンジン始動時の燃料噴射量を演算するように
したものである。
【0014】また、本発明の請求項6にかかる空燃比制
御装置は、上記請求項5記載の空燃比制御装置におい
て、上記エンジン始動時付着パラメータ算出部を、エン
ジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジン
モデルを用い、ガソリンの蒸発温度を考慮に入れたエン
ジン始動時の吸気管モデル及びシリンダ付着モデルのパ
ラメータを導出するものとしたものである。
御装置は、上記請求項5記載の空燃比制御装置におい
て、上記エンジン始動時付着パラメータ算出部を、エン
ジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジン
モデルを用い、ガソリンの蒸発温度を考慮に入れたエン
ジン始動時の吸気管モデル及びシリンダ付着モデルのパ
ラメータを導出するものとしたものである。
【0015】また、本発明の請求項7にかかる空燃比制
御装置は、上記請求項1記載の空燃比制御装置におい
て、上記カウンタ検出部を、エンジン始動スタート時か
らのクランキングからの上死点位置(TDC)カウント
数に基づいて上記気筒内爆発回数をカウントするものと
したものである。
御装置は、上記請求項1記載の空燃比制御装置におい
て、上記カウンタ検出部を、エンジン始動スタート時か
らのクランキングからの上死点位置(TDC)カウント
数に基づいて上記気筒内爆発回数をカウントするものと
したものである。
【0016】また、本発明の請求項8にかかる空燃比制
御装置は、上記請求項1記載の空燃比制御装置におい
て、上記カウンタ検出部を、エンジン始動スタート時か
らの上記気筒内爆発回数を、気筒内の圧力を検出する内
圧センサの出力に基づいてカウントするものとしたもの
である。
御装置は、上記請求項1記載の空燃比制御装置におい
て、上記カウンタ検出部を、エンジン始動スタート時か
らの上記気筒内爆発回数を、気筒内の圧力を検出する内
圧センサの出力に基づいてカウントするものとしたもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空燃比制御装置に
ついて説明する。 実施の形態1.図1に本発明の実施の形態1による空燃
比制御装置の機能ブロック図を示す。本実施の形態1
は、エンジン始動直後の空燃比(A/F)値は、気筒内
温度の急変に大きく影響するため、この温度変化に関す
る入力を加える必要があるが、気筒内の温度上昇は気筒
内爆発回数に依存するという点に着目し、気筒内爆発回
数を示すパラメータの1つとして、エンジン始動時から
のクランキング数、即ちTcountを用いる構成とし
たものである。
ついて説明する。 実施の形態1.図1に本発明の実施の形態1による空燃
比制御装置の機能ブロック図を示す。本実施の形態1
は、エンジン始動直後の空燃比(A/F)値は、気筒内
温度の急変に大きく影響するため、この温度変化に関す
る入力を加える必要があるが、気筒内の温度上昇は気筒
内爆発回数に依存するという点に着目し、気筒内爆発回
数を示すパラメータの1つとして、エンジン始動時から
のクランキング数、即ちTcountを用いる構成とし
たものである。
【0018】図において、11は内燃機関であるガソリ
ン等のエンジン、12はエンジン11の運転状態を検出
する状態検出部、13はエンジンのクランキング数を検
出するカウンタ検出部であり、実際には燃料噴射式の内
燃機関に装備されているクランク角センサを用いて、ピ
ストンのTDC(圧縮上死点)を検出するようにしてい
る。14は各種パラメータに基づいてエンジン始動時の
空燃比を推定する空燃比推定手段、15は目標空燃比と
なるように燃料噴射量を算出する補償器である。
ン等のエンジン、12はエンジン11の運転状態を検出
する状態検出部、13はエンジンのクランキング数を検
出するカウンタ検出部であり、実際には燃料噴射式の内
燃機関に装備されているクランク角センサを用いて、ピ
ストンのTDC(圧縮上死点)を検出するようにしてい
る。14は各種パラメータに基づいてエンジン始動時の
空燃比を推定する空燃比推定手段、15は目標空燃比と
なるように燃料噴射量を算出する補償器である。
【0019】以下、動作について説明する。エンジン1
1の始動時の空燃比を推定するために、状態検出部12
により、内燃機関の運転状態を表すパラメータである燃
料噴射量Gf、吸入空気圧Pb、回転数Ne、冷却水温
TWを検出し、また、カウンタ検出部13により、エン
ジン始動スタート時のクランキングからのTDCカウン
ト数であるTcountを検出する。
1の始動時の空燃比を推定するために、状態検出部12
により、内燃機関の運転状態を表すパラメータである燃
料噴射量Gf、吸入空気圧Pb、回転数Ne、冷却水温
TWを検出し、また、カウンタ検出部13により、エン
ジン始動スタート時のクランキングからのTDCカウン
ト数であるTcountを検出する。
【0020】これら5つのパラメータを用い、空燃比推
定手段14により、エンジン始動時の空燃比を推定し、
補償器15により空燃比推定値が目標空燃比となる燃料
噴射量を演算し、エンジン始動時の空燃比制御を行う。
定手段14により、エンジン始動時の空燃比を推定し、
補償器15により空燃比推定値が目標空燃比となる燃料
噴射量を演算し、エンジン始動時の空燃比制御を行う。
【0021】また、図2に示すように、前記空燃比推定
手段14は、前記各種運転状態パラメータ(Gf,P
b,Ne,TW)とTDCカウント数Tcountとを
その入力パラメータとし、その出力をエンジン始動時空
燃比とするニューラルネットワーク(NN)により空燃
比(A/Fnn)を推定する構成としてもよい。この場
合、前記運転状態パラメータの時系列データをNNの入
力データとして用いるような構成とすると、過渡時の空
燃比の推定精度を向上させることができる。
手段14は、前記各種運転状態パラメータ(Gf,P
b,Ne,TW)とTDCカウント数Tcountとを
その入力パラメータとし、その出力をエンジン始動時空
燃比とするニューラルネットワーク(NN)により空燃
比(A/Fnn)を推定する構成としてもよい。この場
合、前記運転状態パラメータの時系列データをNNの入
力データとして用いるような構成とすると、過渡時の空
燃比の推定精度を向上させることができる。
【0022】なお、本実施の形態1では、カウンタ検出
部13としてクランク角センサを用いてTDCを検出す
る場合について説明したが、気筒内の圧力を測定するの
に用いられる内圧センサを用いるようにしてもよい。T
DC検出ではミスファイア等の場合もカウントしてしま
うのに対して、内圧センサを用いることで気筒内爆発を
確実に検出することができ、より高精度で信頼性の高い
空燃比制御を行うことができる。
部13としてクランク角センサを用いてTDCを検出す
る場合について説明したが、気筒内の圧力を測定するの
に用いられる内圧センサを用いるようにしてもよい。T
DC検出ではミスファイア等の場合もカウントしてしま
うのに対して、内圧センサを用いることで気筒内爆発を
確実に検出することができ、より高精度で信頼性の高い
空燃比制御を行うことができる。
【0023】このように本実施の形態1によれば、内燃
機関であるエンジン11の運転状態を表すパラメータを
検出する状態検出部12と、エンジン11始動後からの
気筒内爆発回数をカウントするためのカウンタ検出部1
3と、上記運転状態を表わすパラメータと気筒内爆発回
数よりエンジン11の始動直後の空燃比を推定する空燃
比推定手段14を設け、吸気管温度上昇変化を気筒内爆
発回数と関連付けて取り扱うようにしたので、空燃比セ
ンサの入力項が無い始動時ニューロエンジンモデルの構
成でもエンジン始動時の過渡状態量を予測推定すること
ができ、この推定値を用いて始動時の燃料噴射量を算出
して高精度な空燃比制御を行うことができる。
機関であるエンジン11の運転状態を表すパラメータを
検出する状態検出部12と、エンジン11始動後からの
気筒内爆発回数をカウントするためのカウンタ検出部1
3と、上記運転状態を表わすパラメータと気筒内爆発回
数よりエンジン11の始動直後の空燃比を推定する空燃
比推定手段14を設け、吸気管温度上昇変化を気筒内爆
発回数と関連付けて取り扱うようにしたので、空燃比セ
ンサの入力項が無い始動時ニューロエンジンモデルの構
成でもエンジン始動時の過渡状態量を予測推定すること
ができ、この推定値を用いて始動時の燃料噴射量を算出
して高精度な空燃比制御を行うことができる。
【0024】実施の形態2.次に本発明の実施の形態2
による空燃比制御装置について説明する。空燃比を出力
とするNNを用いた制御系では、目標空燃比との偏差を
ゼロとするフィードバック制御を行うが、この時、安定
な制御ゲインを設定する理論的方法が無く、机上シミュ
レーションおよび実車実験の繰り返しにより制御ゲイン
を調整しなければならないという問題が生じる。
による空燃比制御装置について説明する。空燃比を出力
とするNNを用いた制御系では、目標空燃比との偏差を
ゼロとするフィードバック制御を行うが、この時、安定
な制御ゲインを設定する理論的方法が無く、机上シミュ
レーションおよび実車実験の繰り返しにより制御ゲイン
を調整しなければならないという問題が生じる。
【0025】そこで、本実施の形態2では、エンジン始
動時の空燃比動特性をニューロにより学習し、このよう
にして得られたNNエンジンモデルを用いて始動時空燃
比が目標空燃比となる燃料噴射量を演算するようにした
ものである。
動時の空燃比動特性をニューロにより学習し、このよう
にして得られたNNエンジンモデルを用いて始動時空燃
比が目標空燃比となる燃料噴射量を演算するようにした
ものである。
【0026】以下、燃料噴射量の演算方法について説明
する。図3は、本実施の形態3による空燃比制御装置に
おけるエンジン始動時の燃料補正パラメータKgfを算出
する際のフローチャートを示す。
する。図3は、本実施の形態3による空燃比制御装置に
おけるエンジン始動時の燃料補正パラメータKgfを算出
する際のフローチャートを示す。
【0027】まず、ステップ301により、エンジン始
動時の空燃比動特性を表現する出力空燃比A/Fのニュ
ーロエンジンモデルを学習し、次いでステップ302に
より、このニューロエンジンモデルと評価実車データと
を用いて、空燃比が目標空燃比となる目標燃料噴射量G
fnnを算出する。次いでステップ303により、上記
目標燃料噴射量Gfnnと評価実車データの燃料噴射量
Gfより、エンジン始動時の燃料補正パラメータKgfを
算出する。
動時の空燃比動特性を表現する出力空燃比A/Fのニュ
ーロエンジンモデルを学習し、次いでステップ302に
より、このニューロエンジンモデルと評価実車データと
を用いて、空燃比が目標空燃比となる目標燃料噴射量G
fnnを算出する。次いでステップ303により、上記
目標燃料噴射量Gfnnと評価実車データの燃料噴射量
Gfより、エンジン始動時の燃料補正パラメータKgfを
算出する。
【0028】この時、上記ニューロエンジンモデルとし
ては、図4の(a),(b)に示すように、出力が空燃
比であるニューラルネットワークNN1(図4(a))
でもよく、また、出力が燃料噴射量Gfであるニューラ
ルネットワークNN2(図4(b))でもよい。
ては、図4の(a),(b)に示すように、出力が空燃
比であるニューラルネットワークNN1(図4(a))
でもよく、また、出力が燃料噴射量Gfであるニューラ
ルネットワークNN2(図4(b))でもよい。
【0029】図5に、それぞれのニューロエンジンモデ
ルを用いた場合の、空燃比が目標空燃比となる目標燃料
噴射量Gfnnの導出方法を示す。図5(a)は、出力
が空燃比として学習されたニューラルネットワークNN
1を用いて、目標燃料噴射量Gfnnを算出する方法を
示した図であり、時刻kの入力データ列を用いたニュー
ラルネットワークNN1の出力A/Fnn(k)が目標
空燃比A/Ftとなるように、ニューラルネットワーク
NN1の入力である燃料噴射量Gfを修正し、目標燃料
噴射量Gfnn(k)を算出する。
ルを用いた場合の、空燃比が目標空燃比となる目標燃料
噴射量Gfnnの導出方法を示す。図5(a)は、出力
が空燃比として学習されたニューラルネットワークNN
1を用いて、目標燃料噴射量Gfnnを算出する方法を
示した図であり、時刻kの入力データ列を用いたニュー
ラルネットワークNN1の出力A/Fnn(k)が目標
空燃比A/Ftとなるように、ニューラルネットワーク
NN1の入力である燃料噴射量Gfを修正し、目標燃料
噴射量Gfnn(k)を算出する。
【0030】図5(b)は、出力が燃料噴射量Gfであ
るため、入力データの空燃比A/Fを目標空燃比A/F
tに変更し、ニューラルネットワークNN2の入力デー
タ列とすることにより、目標燃料噴射量Gfnnがニュ
ーラルネットワークNN2の出力として算出される。
るため、入力データの空燃比A/Fを目標空燃比A/F
tに変更し、ニューラルネットワークNN2の入力デー
タ列とすることにより、目標燃料噴射量Gfnnがニュ
ーラルネットワークNN2の出力として算出される。
【0031】上記、何れかの方法により目標燃料噴射量
Gfnnが算出されると、もとの燃料噴射量Gfを補正
するための補正パラメータKgfは、例えば次式により
求められる。
Gfnnが算出されると、もとの燃料噴射量Gfを補正
するための補正パラメータKgfは、例えば次式により
求められる。
【0032】
【数1】
【0033】また、補正パラメータKgfを直接ニュー
ラルネットワークの出力として算出する方法を用いても
よい。図6に補正パラメータKgfを出力とするニュー
ラルネットワークNN3の学習方法を示す。また、この
ニューラルネットワークNN3を用いた制御システム構
成を図7に示す。
ラルネットワークの出力として算出する方法を用いても
よい。図6に補正パラメータKgfを出力とするニュー
ラルネットワークNN3の学習方法を示す。また、この
ニューラルネットワークNN3を用いた制御システム構
成を図7に示す。
【0034】エンジン71より運転状態パラメータを検
出し、補正パラメータ演算部72により上記ニューラル
ネットワークNN3のニューロ演算を行い、補正パラメ
ータKgfを算出する。この補正パラメータKgfを用
い、始動燃料演算部73によりエンジン始動時の空燃比
が目標空燃比となる目標燃料噴射量Gfnnが計算され
る。
出し、補正パラメータ演算部72により上記ニューラル
ネットワークNN3のニューロ演算を行い、補正パラメ
ータKgfを算出する。この補正パラメータKgfを用
い、始動燃料演算部73によりエンジン始動時の空燃比
が目標空燃比となる目標燃料噴射量Gfnnが計算され
る。
【0035】なお、補正パラメータKgfが時系列デー
タ等のマップ値として与えられる場合は、補正パラメー
タ演算部72はマップ検索を行うこととなる。上記構成
とすることにより、エンジン始動時の空燃比が目標空燃
比となる燃料噴射量を一意に算出することが可能とな
る。
タ等のマップ値として与えられる場合は、補正パラメー
タ演算部72はマップ検索を行うこととなる。上記構成
とすることにより、エンジン始動時の空燃比が目標空燃
比となる燃料噴射量を一意に算出することが可能とな
る。
【0036】実施の形態3.次に本発明の実施の形態3
による空燃比制御装置について説明する。既に述べたよ
うに、噴射された燃料全てが気筒内に流入して燃焼に寄
与するわけではなく、その一部は吸気管壁面に付着す
る。この付着量はエンジン暖機後の定常状態ではほぼ一
定であるため特に問題とはならないが、エンジン始動直
後などの過渡時等には問題となる。特に低温時のエンジ
ン始動時等は失火等を回避するために一般的に燃料噴射
量を通常よりも多く噴射されており、しかもエンジン
(吸気管)温度の上昇等、運転状態が急激に変化するた
め、燃料付着動特性も大きく変化する。このため、エン
ジン始動時における、空燃比を目標空燃比とする燃料噴
射量制御を行うことが必要となる。
による空燃比制御装置について説明する。既に述べたよ
うに、噴射された燃料全てが気筒内に流入して燃焼に寄
与するわけではなく、その一部は吸気管壁面に付着す
る。この付着量はエンジン暖機後の定常状態ではほぼ一
定であるため特に問題とはならないが、エンジン始動直
後などの過渡時等には問題となる。特に低温時のエンジ
ン始動時等は失火等を回避するために一般的に燃料噴射
量を通常よりも多く噴射されており、しかもエンジン
(吸気管)温度の上昇等、運転状態が急激に変化するた
め、燃料付着動特性も大きく変化する。このため、エン
ジン始動時における、空燃比を目標空燃比とする燃料噴
射量制御を行うことが必要となる。
【0037】ここで図8に、燃料付着の概念図を示す。
図8において、80は燃料を吸気管81内に噴射する燃
料噴射ノズル(インジェクタ)、83はその内部にピス
トン84を収納するシリンダブロック、86はシリンダ
ブロック83に接続された排気管であり、ピストン84
と吸気弁82と排気弁85によって囲まれたシリンダブ
ロック83内の空間に燃焼室87が形成されるようにな
っている。燃料噴射量をGf、前記燃料噴射量のうち気
筒へ直接流入する比を表す直接率をX、吸気管付着燃料
量をMf、この吸気管付着燃料から蒸発し気筒へ流入す
る動特性を表現する蒸発時定数をτ、気筒流入燃料量を
Gfeとすると、燃料付着モデルは次式で表現できる。
図8において、80は燃料を吸気管81内に噴射する燃
料噴射ノズル(インジェクタ)、83はその内部にピス
トン84を収納するシリンダブロック、86はシリンダ
ブロック83に接続された排気管であり、ピストン84
と吸気弁82と排気弁85によって囲まれたシリンダブ
ロック83内の空間に燃焼室87が形成されるようにな
っている。燃料噴射量をGf、前記燃料噴射量のうち気
筒へ直接流入する比を表す直接率をX、吸気管付着燃料
量をMf、この吸気管付着燃料から蒸発し気筒へ流入す
る動特性を表現する蒸発時定数をτ、気筒流入燃料量を
Gfeとすると、燃料付着モデルは次式で表現できる。
【0038】
【数2】
【0039】そして、上式を離散化し、吸気管付着量M
fを消去すると以下の燃料付着モデルが得られる。
fを消去すると以下の燃料付着モデルが得られる。
【0040】
【数3】
【0041】ここで、a=X、b=1/τである。
【0042】図9に、本発明のエンジン始動時ニューロ
エンジンモデルを用いたエンジン始動時吸気管付着モデ
ルのパラメータ導出方法の一例を示す。図において、N
N4は、出力が付着パラメータa,bのニューラルネッ
トワークである。この出力であるann,bnnと目標気筒
燃料流入量Gfetと前記付着モデルH(z)より、燃
料噴射量Gfを算出し、これを上記始動時ニューロエン
ジンモデルより算出された目標空燃比となる始動時燃料
噴射量Gfnnと比較し、この誤差がゼロとなるようニ
ューラルネットワークNN4の結合係数について修正、
学習を行う。
エンジンモデルを用いたエンジン始動時吸気管付着モデ
ルのパラメータ導出方法の一例を示す。図において、N
N4は、出力が付着パラメータa,bのニューラルネッ
トワークである。この出力であるann,bnnと目標気筒
燃料流入量Gfetと前記付着モデルH(z)より、燃
料噴射量Gfを算出し、これを上記始動時ニューロエン
ジンモデルより算出された目標空燃比となる始動時燃料
噴射量Gfnnと比較し、この誤差がゼロとなるようニ
ューラルネットワークNN4の結合係数について修正、
学習を行う。
【0043】こうして求められたニューラルネットワー
クNN4を用いた燃料噴射制御システムの構成図を図1
0に示す。エンジン101より、ニューラルネットワー
クNN4の入力データとなる運転状態パラメータを検出
し、ニューラルネットワークNN4の演算部102によ
り、推定付着パラメータann,bnnを算出し、この推定
付着パラメータと目標気筒燃料流入量Gfetとに基づ
いて、燃料演算部103により空燃比が目標空燃比とな
る燃料噴射量Gfを演算することができる。
クNN4を用いた燃料噴射制御システムの構成図を図1
0に示す。エンジン101より、ニューラルネットワー
クNN4の入力データとなる運転状態パラメータを検出
し、ニューラルネットワークNN4の演算部102によ
り、推定付着パラメータann,bnnを算出し、この推定
付着パラメータと目標気筒燃料流入量Gfetとに基づ
いて、燃料演算部103により空燃比が目標空燃比とな
る燃料噴射量Gfを演算することができる。
【0044】なお、算出された前記付着パラメータは、
得られたポイントを単に連結しただけでは鋸歯形状とな
るために、ローパスフィルタ等のフィルタを通す等の処
理を施すことにより平滑化し、滑らかな曲線形状を有す
るものとすることで、気筒バラツキやノイズによる誤差
を小さくすることができる。
得られたポイントを単に連結しただけでは鋸歯形状とな
るために、ローパスフィルタ等のフィルタを通す等の処
理を施すことにより平滑化し、滑らかな曲線形状を有す
るものとすることで、気筒バラツキやノイズによる誤差
を小さくすることができる。
【0045】このように本実施の形態3によれば、エン
ジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジン
モデルを用い、エンジン始動時の吸気管付着パラメータ
とエンジン始動時吸気管付着モデルとを用いてエンジン
始動時の燃料噴射量を演算するようにしたから、気筒内
に入る燃料が目標気筒燃料量(燃焼結果A/F=目標A
/F,となる気筒内燃料量)となるような燃料噴射量
を、一意に決定することが可能となる。
ジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジン
モデルを用い、エンジン始動時の吸気管付着パラメータ
とエンジン始動時吸気管付着モデルとを用いてエンジン
始動時の燃料噴射量を演算するようにしたから、気筒内
に入る燃料が目標気筒燃料量(燃焼結果A/F=目標A
/F,となる気筒内燃料量)となるような燃料噴射量
を、一意に決定することが可能となる。
【0046】実施の形態4.次に、本発明の実施の形態
4による空燃比制御装置について説明する。低温時のエ
ンジン始動時においては、気筒内に流入する燃料のう
ち、一部の燃料は燃焼されず、シリンダ内に燃料付着と
して残ってしまう。このため、より高精度な空燃比制御
を行うためには、シリンダ内の付着モデルを構築する必
要がある。
4による空燃比制御装置について説明する。低温時のエ
ンジン始動時においては、気筒内に流入する燃料のう
ち、一部の燃料は燃焼されず、シリンダ内に燃料付着と
して残ってしまう。このため、より高精度な空燃比制御
を行うためには、シリンダ内の付着モデルを構築する必
要がある。
【0047】図11(a),(b)に、シリンダ内の燃
料付着の概念図を示す。図11(a)において、110
は燃料を吸気管111内に噴射する燃料噴射ノズル(イ
ンジェクタ)、113はその内部にピストン114を収
納するシリンダブロック、116はシリンダブロック1
13に接続された排気管であり、ピストン114と吸気
弁112と排気弁115によって囲まれたシリンダブロ
ック113内の空間に燃焼室117が形成されるように
なっている。気筒流入燃料量Gfeのうち全ての燃料が
燃焼に寄与せず、一部はシリンダヘッド等に付着し、燃
料液膜を構築する。よって、シリンダ付着モデルも、前
記吸気管付着モデルの考えと同様に考えることにより、
図11(b)のように考えることができ、次式で表すこ
とができる。
料付着の概念図を示す。図11(a)において、110
は燃料を吸気管111内に噴射する燃料噴射ノズル(イ
ンジェクタ)、113はその内部にピストン114を収
納するシリンダブロック、116はシリンダブロック1
13に接続された排気管であり、ピストン114と吸気
弁112と排気弁115によって囲まれたシリンダブロ
ック113内の空間に燃焼室117が形成されるように
なっている。気筒流入燃料量Gfeのうち全ての燃料が
燃焼に寄与せず、一部はシリンダヘッド等に付着し、燃
料液膜を構築する。よって、シリンダ付着モデルも、前
記吸気管付着モデルの考えと同様に考えることにより、
図11(b)のように考えることができ、次式で表すこ
とができる。
【0048】
【数4】
【0049】ここで、cは気筒に流入した燃料のうち実
際に燃焼に寄与した燃料量の比を表す燃焼寄与率であ
り、dはシリンダヘッド等に付着している液膜から燃料
が蒸発する時の蒸発時定数τの逆数を示す、また、Gf
e* は実際に気筒内で燃焼した燃料量である。よって、
数式3、数式4より次の数式5が導かれる。
際に燃焼に寄与した燃料量の比を表す燃焼寄与率であ
り、dはシリンダヘッド等に付着している液膜から燃料
が蒸発する時の蒸発時定数τの逆数を示す、また、Gf
e* は実際に気筒内で燃焼した燃料量である。よって、
数式3、数式4より次の数式5が導かれる。
【0050】
【数5】
【0051】図12に、本実施の形態4による空燃比制
御装置を構成する始動時ニューロエンジンモデルを用い
たエンジン始動時シリンダ付着モデルのパラメータ導出
方法を示す。
御装置を構成する始動時ニューロエンジンモデルを用い
たエンジン始動時シリンダ付着モデルのパラメータ導出
方法を示す。
【0052】NN5演算部124はその出力がシリンダ
付着パラメータc,dとなるニューラルネットワークで
ある。この出力であるcnn,dnnと、目標気筒燃料燃焼
量Gfet* と前記シリンダ付着モデルF(z)123
より、気筒流入燃料量Gfeを算出し、吸気管付着パラ
メータ発生器121の出力であるann,bnnと、前記気
筒流入燃料量Gfeと、前記吸気管付着モデルH(z)
122とにより、燃料噴射量Gfを算出し、この燃料噴
射量Gfと前記始動時ニューロエンジンモデルより算出
された目標空燃比となる始動時燃料噴射量Gfnnとを
比較し、この誤差がゼロとなるよう前記NN5の結合係
数につき修正、学習を行う。
付着パラメータc,dとなるニューラルネットワークで
ある。この出力であるcnn,dnnと、目標気筒燃料燃焼
量Gfet* と前記シリンダ付着モデルF(z)123
より、気筒流入燃料量Gfeを算出し、吸気管付着パラ
メータ発生器121の出力であるann,bnnと、前記気
筒流入燃料量Gfeと、前記吸気管付着モデルH(z)
122とにより、燃料噴射量Gfを算出し、この燃料噴
射量Gfと前記始動時ニューロエンジンモデルより算出
された目標空燃比となる始動時燃料噴射量Gfnnとを
比較し、この誤差がゼロとなるよう前記NN5の結合係
数につき修正、学習を行う。
【0053】こうして、求められたNN5を用いた燃料
噴射制御システムの構成図を図13に示す。エンジン1
31より各種運転状態パラメータを検出し、これらを吸
気管付着パラメータ発生器132およびNN5演算部1
33の入力データとして与え、それぞれ吸気管付着パラ
メータann,bnnおよびシリンダ付着パラメータcnn,
dnnを算出し、これら推定付着パラメータと目標気筒燃
料燃焼量Gfet* と吸気管付着モデルH(z)13
4,シリンダ付着モデルF(z)135とに基づいて、
空燃比が目標空燃比となる燃料噴射量Gfを演算するこ
とができる。
噴射制御システムの構成図を図13に示す。エンジン1
31より各種運転状態パラメータを検出し、これらを吸
気管付着パラメータ発生器132およびNN5演算部1
33の入力データとして与え、それぞれ吸気管付着パラ
メータann,bnnおよびシリンダ付着パラメータcnn,
dnnを算出し、これら推定付着パラメータと目標気筒燃
料燃焼量Gfet* と吸気管付着モデルH(z)13
4,シリンダ付着モデルF(z)135とに基づいて、
空燃比が目標空燃比となる燃料噴射量Gfを演算するこ
とができる。
【0054】なお、ここで算出された付着パラメータに
も、上記実施の形態3と同様にフィルターを適用するこ
とにより、気筒バラツキやノイズによる誤差を小さくす
ることができる。また、前記吸気管付着パラメータ発生
器132についてもこれをニューラルネットワークで構
築してもよい。
も、上記実施の形態3と同様にフィルターを適用するこ
とにより、気筒バラツキやノイズによる誤差を小さくす
ることができる。また、前記吸気管付着パラメータ発生
器132についてもこれをニューラルネットワークで構
築してもよい。
【0055】このように本実施の形態4によれば、吸気
管付着モデルを導入するとともに、シリンダ内付着モデ
ルを導入した構成としたので、始動時の複雑なエンジン
挙動をより正確に表現することが可能となり、空燃比制
御性能をさらに一層向上させることができるという効果
がある。
管付着モデルを導入するとともに、シリンダ内付着モデ
ルを導入した構成としたので、始動時の複雑なエンジン
挙動をより正確に表現することが可能となり、空燃比制
御性能をさらに一層向上させることができるという効果
がある。
【0056】また、上記シリンダ付着モデルを以下に示
すように考えて構成してもよい。即ち始動時ニューロエ
ンジンモデルを用いて、ガソリン蒸発温度を考慮に入れ
たエンジン始動時吸気管付着モデルおよびシリンダ付着
モデルのパラメータを導出する。以下、具体的な方法に
ついて説明する。
すように考えて構成してもよい。即ち始動時ニューロエ
ンジンモデルを用いて、ガソリン蒸発温度を考慮に入れ
たエンジン始動時吸気管付着モデルおよびシリンダ付着
モデルのパラメータを導出する。以下、具体的な方法に
ついて説明する。
【0057】ガソリンの蒸発率はシリンダ壁面温度に応
じて上昇する。この特性は事前に分かっているため、こ
れを先験的知識として利用するものである。シリンダの
壁面温度はエンジン始動からのTDC数、即ちTcou
ntに対し、図14に示すような特性がある(図14
中、TDC数の代わりに気筒内爆発回数でも可)。ま
た、ガソリン蒸発率P(P(t))は、図15に示すよ
うに、シリンダ壁面温度Tpに対し温度が高ければ高い
ほど蒸発率Pも1(100%全て燃焼に寄与)に近づく
特性を持っている。
じて上昇する。この特性は事前に分かっているため、こ
れを先験的知識として利用するものである。シリンダの
壁面温度はエンジン始動からのTDC数、即ちTcou
ntに対し、図14に示すような特性がある(図14
中、TDC数の代わりに気筒内爆発回数でも可)。ま
た、ガソリン蒸発率P(P(t))は、図15に示すよ
うに、シリンダ壁面温度Tpに対し温度が高ければ高い
ほど蒸発率Pも1(100%全て燃焼に寄与)に近づく
特性を持っている。
【0058】よって、このガソリン蒸発率Pの動特性を
考慮に入れたシリンダ付着モデルは、図16(a)に示
すような構成となる。すなわち、図16(b)に示す通
り、前述した図12の方法と同様に、蒸発率P、推定付
着パラメータann,bnn、目標気筒燃料燃焼量Gfet
* を与え、燃焼寄与率eをニューラルネットワークを用
いて導出すればよい。
考慮に入れたシリンダ付着モデルは、図16(a)に示
すような構成となる。すなわち、図16(b)に示す通
り、前述した図12の方法と同様に、蒸発率P、推定付
着パラメータann,bnn、目標気筒燃料燃焼量Gfet
* を与え、燃焼寄与率eをニューラルネットワークを用
いて導出すればよい。
【0059】以上のように、吸気管付着モデル並びにシ
リンダ付着モデルを、ガソリン蒸発温度(先験的知識)
を考慮に入れた構成とすることにより、該モデルはより
物理特性に応じたモデルとなり、制御精度がより向上す
る効果を得ることができる。またシリンダ付着モデルの
導出パラメータ数の削減にも効果を奏する。
リンダ付着モデルを、ガソリン蒸発温度(先験的知識)
を考慮に入れた構成とすることにより、該モデルはより
物理特性に応じたモデルとなり、制御精度がより向上す
る効果を得ることができる。またシリンダ付着モデルの
導出パラメータ数の削減にも効果を奏する。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1にかかる
空燃比制御装置によれば、エンジン始動からの気筒内爆
発回数を用いて、エンジン始動時の空燃比を推定する構
成とするようにしたので、気筒内温度変化を考慮に入れ
ることができるため、非線形性が非常に強い始動時の空
燃比推定を精度よく行うことができるという効果があ
る。
空燃比制御装置によれば、エンジン始動からの気筒内爆
発回数を用いて、エンジン始動時の空燃比を推定する構
成とするようにしたので、気筒内温度変化を考慮に入れ
ることができるため、非線形性が非常に強い始動時の空
燃比推定を精度よく行うことができるという効果があ
る。
【0061】また、ニューロエンジンモデルを用いて、
これより始動時燃料補正パラメータを導出し、始動時の
燃料噴射量を演算するようにしたので、始動時の空燃比
が目標空燃比となる空燃比制御を行うことができるとい
う効果がある。
これより始動時燃料補正パラメータを導出し、始動時の
燃料噴射量を演算するようにしたので、始動時の空燃比
が目標空燃比となる空燃比制御を行うことができるとい
う効果がある。
【0062】また、ニューラルネットワークエンジンモ
デルより吸気管付着パラメータを算出するようにしたの
で、気筒内に入る燃料が目標気筒燃料量(燃焼結果A/
F=目標A/Fとなる気筒内燃料量)となるような燃料
噴射量を、一意に決定することが可能となるという効果
がある。
デルより吸気管付着パラメータを算出するようにしたの
で、気筒内に入る燃料が目標気筒燃料量(燃焼結果A/
F=目標A/Fとなる気筒内燃料量)となるような燃料
噴射量を、一意に決定することが可能となるという効果
がある。
【0063】また、吸気管付着モデルに加えて、シリン
ダ付着モデルを導入した構成としたので、始動時の複雑
なエンジン挙動をより正確に表現することが可能とな
り、空燃比制御性能をより向上させることができるとい
う効果がある。
ダ付着モデルを導入した構成としたので、始動時の複雑
なエンジン挙動をより正確に表現することが可能とな
り、空燃比制御性能をより向上させることができるとい
う効果がある。
【0064】さらに、ガソリン蒸発温度(先験的知識)
を考慮に入れたシリンダ付着モデルを構築するようにし
たので、より物理特性に応じたモデルとなり制御精度の
向上を期待でき、また、シリンダ付着モデルの導出パラ
メータ数を削減することができ、演算を簡単にすること
ができるという効果がある。
を考慮に入れたシリンダ付着モデルを構築するようにし
たので、より物理特性に応じたモデルとなり制御精度の
向上を期待でき、また、シリンダ付着モデルの導出パラ
メータ数を削減することができ、演算を簡単にすること
ができるという効果がある。
【図1】本発明の実施の形態1にかかる空燃比制御装置
の機能ブロック図である。
の機能ブロック図である。
【図2】上記本実施の形態1による空燃比制御装置の空
燃比設定手段をニューラルネットワークを用いて構築し
た場合の構成図である。
燃比設定手段をニューラルネットワークを用いて構築し
た場合の構成図である。
【図3】本実施の形態2による空燃比制御装置における
エンジン始動時の補正パラメータを算出する際のフロー
チャートを示す図である。
エンジン始動時の補正パラメータを算出する際のフロー
チャートを示す図である。
【図4】上記実施の形態2による空燃比制御装置のニュ
ーロエンジンモデルの構成を説明するための図である。
ーロエンジンモデルの構成を説明するための図である。
【図5】上記実施の形態2による空燃比制御装置の目標
燃料噴射量を導出する方法を説明するための図である。
燃料噴射量を導出する方法を説明するための図である。
【図6】上記実施の形態2による空燃比制御装置の補正
パラメータを出力とするニューラルネットワークの学習
方法を説明するための図である。
パラメータを出力とするニューラルネットワークの学習
方法を説明するための図である。
【図7】上記実施の形態2による空燃比制御装置におい
て、補正パラメータを出力とするニューラルネットワー
クを用いた制御システム構成を説明するための機能ブロ
ック図である。
て、補正パラメータを出力とするニューラルネットワー
クを用いた制御システム構成を説明するための機能ブロ
ック図である。
【図8】本実施の形態3による空燃比制御装置において
用いられる吸気管燃料付着モデルを説明するための図で
ある。
用いられる吸気管燃料付着モデルを説明するための図で
ある。
【図9】本実施の形態3の空燃比制御装置による吸気管
付着パラメータの導出方法を説明するための図である。
付着パラメータの導出方法を説明するための図である。
【図10】上記実施の形態3の空燃比制御装置であるニ
ューラルネットワークを用いた燃料噴射制御システムの
構成を示す図である。
ューラルネットワークを用いた燃料噴射制御システムの
構成を示す図である。
【図11】本実施の形態4による空燃比制御装置におい
て用いられるシリンダ付着モデルを説明するための図で
ある。
て用いられるシリンダ付着モデルを説明するための図で
ある。
【図12】上記実施の形態4による空燃比制御装置によ
る始動時ニューロエンジンモデルを用いたエンジン始動
時シリンダ付着パラメータの導出方法を説明するための
図である。
る始動時ニューロエンジンモデルを用いたエンジン始動
時シリンダ付着パラメータの導出方法を説明するための
図である。
【図13】上記実施の形態4の空燃比制御装置であるニ
ューラルネットワークを用いた燃料噴射制御システムの
構成を示す図である。
ューラルネットワークを用いた燃料噴射制御システムの
構成を示す図である。
【図14】上記実施の形態4による空燃比制御装置にお
いて、エンジン始動時からのTDC数とシリンダ壁面温
度との関係を示す特性図である。
いて、エンジン始動時からのTDC数とシリンダ壁面温
度との関係を示す特性図である。
【図15】上記実施の形態4による空燃比制御装置にお
いて、ガソリンの蒸発率とシリンダ壁面温度との関係を
示す特性図である。
いて、ガソリンの蒸発率とシリンダ壁面温度との関係を
示す特性図である。
【図16】本実施の形態4による空燃比制御装置であ
る、ガソリン蒸発率の動特性を考慮に入れたシリンダ付
着モデルを示す図である。
る、ガソリン蒸発率の動特性を考慮に入れたシリンダ付
着モデルを示す図である。
11 エンジン 12 状態検出部 13 カウンタ検出部 14 空燃比推定手段 15 補償器 72 補正パラメータ演算部 80,110 燃料噴射ノズル 81,111 吸気管 82,112 吸気弁 83,113 シリンダブロック 84,114 ピストン 85,115 排気弁 86,116 排気管 87,117 燃焼室 73 始動燃料演算部 102 ニューロ演算部 103 燃料演算部 121 吸気管付着パラメータ発生器 122 吸気管付着モデル演算部 123 シリンダ付着モデル算出部 173 付着パラメータテーブル 182 過渡付着パラメータ推定部 183 定常付着パラメータマップ 184 付着パラメータ修正部 192 修正係数算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 徹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 黒川 直洋 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 加藤 彰 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御す
る装置であって、 内燃機関の運転状態を表すパラメータを検出する状態検
出部と、 エンジン始動後からの気筒内爆発回数をカウントするた
めのカウンタ検出部と、 上記運転状態パラメータと気筒内爆発回数より内燃機関
の始動直後の空燃比を推定する空燃比推定手段とを備え
たことを特徴とする空燃比制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の空燃比制御装置におい
て、 上記空燃比推定手段は、上記運転状態パラメータと気筒
内爆発回数とをその入力パラメータとし、その出力をエ
ンジン始動時空燃比とするニューラルネットワークによ
り上記内燃機関の始動直後の空燃比を推定するものであ
ることを特徴とする空燃比制御装置。 - 【請求項3】 内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御す
る装置であって、 エンジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエン
ジンモデルを用い、 空燃比が目標空燃比となる燃料噴射量Toutnnを求
め、該Toutnnよりエンジン始動時燃料補正パラメ
ータを算出する補正パラメータ算出部と、 上記エンジン始動時燃料補正パラメータを用い始動時の
燃料噴射量を演算するエンジン始動燃料演算部とを備え
たことを特徴とする空燃比制御装置。 - 【請求項4】 内燃機関の燃料噴射時の空燃比を制御す
る装置であって、 エンジン始動時の空燃比動特性を表現するニューロエン
ジンモデルを用い、 空燃比が目標空燃比となる燃料噴射量Toutnnを求
め、該Toutnnと、エンジン始動時の吸気管付着モ
デルよりエンジン始動時付着パラメータを算出するエン
ジン始動時付着パラメータ算出部と、 上記エンジン始動時付着パラメータと上記エンジン始動
時の吸気管付着モデルよりエンジン始動時の燃料噴射量
を演算するエンジン始動燃料演算部とを備えたことを特
徴とする空燃比制御装置。 - 【請求項5】請求項4記載の空燃比制御装置において、 上記エンジン始動時付着パラメータ算出部は、エンジン
始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジンモデ
ルを用い、エンジン始動時のシリンダ付着モデルのパラ
メータを導出し、 上記エンジン始動燃料演算部は、上記エンジン始動時付
着パラメータとして吸気管及びシリンダ付着パラメータ
を用い、これらパラメータと上記エンジン始動時の吸気
管付着モデル及びシリンダ付着モデルよりエンジン始動
時の燃料噴射量を演算することを特徴とする空燃比制御
装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の空燃比制御装置におい
て、 上記エンジン始動時付着パラメータ算出部は、エンジン
始動時の空燃比動特性を表現するニューロエンジンモデ
ルを用い、ガソリンの蒸発温度を考慮に入れたエンジン
始動時の吸気管モデル及びシリンダ付着モデルのパラメ
ータを導出するものであることを特徴とする空燃比制御
装置。 - 【請求項7】請求項1記載の空燃比制御装置において、 上記カウンタ検出部は、エンジン始動スタート時からの
クランキングからの上死点位置(TDC)カウント数に
基づいて上記気筒内爆発回数をカウントするものである
ことを特徴とする空燃比制御装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の空燃比制御装置におい
て、 上記カウンタ検出部は、エンジン始動スタート時からの
上記気筒内爆発回数を、気筒内の圧力を検出する内圧セ
ンサの出力に基づいてカウントするものであることを特
徴とする空燃比制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10026178A JPH11223145A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 空燃比制御装置 |
| US09/245,022 US6223121B1 (en) | 1998-02-06 | 1999-02-05 | Air-to-fuel ratio control device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10026178A JPH11223145A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 空燃比制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11223145A true JPH11223145A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12186284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10026178A Withdrawn JPH11223145A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 空燃比制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11223145A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6748313B2 (en) * | 2002-10-28 | 2004-06-08 | Ford Global Technologies, Llc | Method and system for estimating cylinder air charge for an internal combustion engine |
| JP2007303351A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の空燃比制御装置 |
| JP2008261269A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の燃料噴射量制御装置 |
| JP2008309117A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
| DE112010005592T5 (de) | 2010-05-25 | 2013-03-07 | Toyota Jidosha K.K. | Kraftstoffeinspritzvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
| CN108368787A (zh) * | 2015-12-01 | 2018-08-03 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于运行具有双重的燃料喷射的尤其机动车的内燃机的方法和装置 |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP10026178A patent/JPH11223145A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8515649B2 (en) | 2010-05-25 | 2013-08-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel injection device for internal combustion engine |
| DE112010005592B4 (de) * | 2010-05-25 | 2015-06-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kraftstoffeinspritzvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
| CN108368787A (zh) * | 2015-12-01 | 2018-08-03 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于运行具有双重的燃料喷射的尤其机动车的内燃机的方法和装置 |
| JP2018536114A (ja) * | 2015-12-01 | 2018-12-06 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 内燃機関、特に自動車の燃料デュアル噴射方式の内燃機関を動作させるための方法及び装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060925 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061117 |