JPH11224473A - 位置信号記録方法及びそれを用いた磁気記録装置 - Google Patents

位置信号記録方法及びそれを用いた磁気記録装置

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JPH11224473A
JPH11224473A JP2293598A JP2293598A JPH11224473A JP H11224473 A JPH11224473 A JP H11224473A JP 2293598 A JP2293598 A JP 2293598A JP 2293598 A JP2293598 A JP 2293598A JP H11224473 A JPH11224473 A JP H11224473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーストパターン幅のトリミングを、直流消去
で行うことにより、消去幅の影響でバーストパターン幅
が所定の幅より小さくなる問題があった。 【解決手段】バーストパターン幅のトリミングを、より
消去幅の小さい高周波信号書き込みにより行う。さら
に、上記高周波信号パターンを、位相が逆転した同周期
の信号書き込みで消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブル型磁気
ディスク装置,リジッド型磁気ディスク装置等の磁気記
録方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置におけるヘッド位置決めの
ための位置信号は、例えばオール1となるような信号列
(バーストパターン,バースト信号)を磁気記録媒体上
にあらかじめ離散的に記録することで形成している。上
記バースト信号を磁気記録トラック方向に沿って千鳥配
置することで、信号再生時に一対のバースト信号の振幅
差をトラック幅方向のずれ量として換算することによ
り、磁気ヘッドの位置ずれ量を得る。
【0003】例えば、従来の位置決め用バーストパター
ンの記録方法は、図4に示した通りである。(a)は実
際に書き込まれたサーボパターンであり、(b)には、
それぞれの記録位置(1)〜(4)に対応する記録電流の
タイミングチャートを図示してある。記録トラック幅t
の記録ヘッド41と再生ヘッド42とが搭載された記録
/再生コンポジットヘッドを用いて、サーボトラックピ
ッチpのバーストパターン43を、記録トラックの中心
線44に沿って書き込む。
【0004】まず(1)でAのパターンの最初の1/2
を書き込み、B,Cの領域ではDC消去を行い、Dのパ
ターンの2番目の1/2を書き込む。次に1/2サーボ
トラックピッチずらした(2)で、Aのパターンの2番
目の1/2を書き込み、Bの領域ではDC消去を行い、
Cのパターンの最初の1/2を書き込み、Dの領域では
DC消去を行う。さらに1/2サーボトラックピッチず
らした(3)では、Aの領域でDC消去を行い、Bのパ
ターンの最初の1/2を書き込み、Cのパターンの2番
目の1/2を書き込み、Dの領域ではDC消去を行う。
さらに1/2サーボトラックピッチずらした(4)で
は、Aの領域でDC消去を行い、Bのパターンの2番目
の1/2を書き込み、Cの領域でDC消去を行い、Dの
パターンの最初の1/2を書き込む。以下、操作として
は(1)に戻ってこれを繰り返す。
【0005】磁気記録密度が向上するにつれて、上記バ
ースト信号のトラック幅方向寸法の正確さがますます重
要となってきており、図4に示すように一旦記録された
バースト信号の端部をさらに消去(トリミング46)す
ることで、サーボパターンの消去側のエッジ(トリミン
グエッジ45)は理屈の上では規定され、記録するヘッ
ドのトラック幅ばらつき等に影響されない正確な寸法幅
の信号を記録することが可能となっている。
【0006】従来上記の消去(トリミング)操作は、直
流消去によって行われてきた。これは、一旦記録された
バースト信号に対し、所定のトラック幅寸法に移動後、
一方向に一定磁界がかかるような消去を行うものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の直
流消去方法では、顕微鏡等で光学的に観測されたトラッ
ク幅以上に記録された位置信号を消去してしまうという
欠点があった。これは消去にじみという現象によるもの
であり、記録電流値や記録ヘッドの形状等に起因して発
生するものである。例えば図4の従来方法においては、
バーストパターンの中に消去にじみ幅eが存在したり、
必要寸法以上に消去してしまうことにより、位置信号の
再生出力は所定の寸法にて記録されている場合に比較し
て劣化することになり、位置信号品質の劣化から位置決
め精度の劣化を引き起こすことになる。位置決め精度が
劣化すれば、高記録密度の達成が難しくなる。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
って、位置信号品質の劣化が少なくなる位置信号記録方
法と、この位置信号が記録された磁気ディスク装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、以下の磁気記録特性を利用する。図5に
示したように、記録ヘッドの光学的なトラック幅以上に
記録してしまう幅aは、記録周波数の上昇と共に漸減す
る傾向にあり、一方で図6に示したように、記録時に記
録幅以上に消去してしまう幅bは、記録周波数の高い領
域で減少する傾向にある。これは、記録ヘッドの記録能
力がヘッド内の渦電流の増加等で劣化することに由来す
る。
【0010】上記磁気記録特性によれば、位置信号幅を
規定するための消去方法は、直流消去よりも高周波書き
込みの方が、消去にじみ幅という観点からは有利である
といえる。上記の消去法を「高周波消去法」と呼ぶこと
にする。ここで、上記高周波消去における周波数は、以
下の2点のいずれかの方法により決定すべきである。
【0011】第1の決定法は、後述するサーボ信号のフ
ィルタリングを考慮し、バースト周波数fbの2倍以上
の周波数feで上記高周波消去を行うことが望ましい。
第2の決定法は、磁気記録媒体と磁気ヘッドとによる記
録再生の周波数特性において、信号劣化rが低周波領域
の信号強度に比べて3dB以上となる周波数領域(fe
〜)にあることが望ましい。なぜならば、そのような周
波数の信号であれば、高周波消去領域において、信号と
して認識されにくく、あたかも消去されているように見
えるからである。
【0012】バースト信号再生は次のようにして行う。
サーボ信号の再生はノイズ除去等を目的としてローパス
フィルターによりサーボ信号を取り出している。いま、
上記高周波消去により記録された高周波信号は、このロ
ーパスフィルターにより除去されることとなり、信号と
しては再生されないはずである。従って、サーボ信号再
生法としては、原理的には従来法で十分である。
【0013】しかし実際に磁気記録的に見ると、上記高
周波信号パターンには磁化遷移領域より発生する磁化遷
移ノイズが、低周波数信号パターンよりも多く含まれて
おり、しかもこのノイズには低周波分も含まれているた
め、フィルタリングにより除去できないという問題が発
生する。この問題は以下のようにして解決する。
【0014】高周波消去信号の記録周波数と同じ周波数
で、位相が180°ずれた(遅れた又は進んだ)信号
を、上記高周波消去領域に再度記録する。位相が180
°ずれていることにより、以前記録されていた高周波信
号に対してこれを打ち消すように書き込みがなされ、結
果として高周波信号は消去されることになる。この高周
波信号パターンの消去法を「カウンター消去法」と呼ぶ
ことにする。これは、位相が180°ずれているため、
例えば前歴の高周波信号の山とカウンター消去による信
号の谷とが干渉して信号はほぼ0となる。結果として、
従来の直流消去よりもにじみ幅の小さいトリミングがな
されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1に本発明の実施
例1を示す。図1(a)は実際に書き込まれたサーボパ
ターンであり、図1(b)には、それぞれの記録位置
(1)〜(4)に対応する記録電流のタイミングチャート
を図示してある。以下図面に従って説明する。
【0016】記録トラック幅tの記録ヘッド11と再生
ヘッド12とが搭載された記録/再生コンポジットヘッ
ドを用いて、サーボトラックピッチpのバーストパター
ン13を、記録トラックの中心線14に沿って書き込
む。まず(1)でAのパターンの2番目の1/2を書き
込み、Bの領域ではDC消去を行い、Cのパターンの最
初の1/2を書き込み、Dの領域では高周波消去を行
う。次に1/2サーボトラックピッチずらした(2)
で、Aの領域では高周波消去を行い、Bのパターンの最
初の1/2を書き込み、Cのパターンの2番目の1/2
を書き込み、Dの領域ではDC消去を行う。さらに1/
2サーボトラックピッチずらした(3)では、Aの領域
でDC消去を行い、Bのパターンの2番目の1/2を書
き込み、Cの領域では高周波消去を行い、Dのパターン
の最初の1/2を書き込む。さらに1/2サーボトラッ
クピッチずらした(4)では、Aのパターンの最初の1
/2を書き込み、Bの領域では高周波消去を行い、Cの
領域でDC消去を行い、Dのパターンの2番目の1/2
を書き込む。以下、操作としては(1)に戻ってこれを
繰り返す。
【0017】これにより、(a)に見られるように、バ
ーストパターン13の上側のエッジは書き込みエッジ、
下側のエッジは高周波消去エッジとなり、トリミングに
よりパターン幅が減少する量は従来よりも少なくなる。
【0018】(実施例2)図2に本発明の実施例2を示
す。図2(a)は実際に書き込まれたサーボパターンで
あり、図2(b)には、それぞれの記録位置(1)〜
(4)に対応する記録電流のタイミングチャートを図示
してある。以下図面に従って説明する。
【0019】記録トラック幅tの記録ヘッド21と再生
ヘッド22とが搭載された記録/再生コンポジットヘッ
ドを用いて、サーボトラックピッチpのバーストパター
ン23を、記録トラックの中心線24に沿って書き込
む。まず(1)で、Aの領域で電流値を0としてそのま
ま通過し、Bの領域ではDC消去を行い、Cのバースト
パターンを書き込み、Dの領域では高周波消去を行う。
次に1/2サーボトラックピッチずらした(2)で、A
の領域では高周波消去を行い、Bのバーストパターンを
書き込み、Cの領域で電流値を0としてそのまま通過
し、Dの領域ではDC消去を行う。さらに1/2サーボ
トラックピッチずらした(3)では、Aの領域でDC消
去を行い、Bの領域で電流値を0としてそのまま通過
し、Cの領域では高周波消去を行い、Dのバーストパタ
ーンを書き込む。さらに1/2サーボトラックピッチず
らした(4)では、Aのバーストパターンを書き込み、
Bの領域では高周波消去を行い、Cの領域でDC消去を
行い、Dの領域で電流値を0としてそのまま通過する。
以下、操作としては(1)に戻ってこれを繰り返す。
【0020】これにより、(a)に見られるように、バ
ーストパターン23の上側のエッジは書き込みエッジ、
下側のエッジは高周波消去エッジとなり、トリミングに
よりパターン幅が減少する量は従来よりも少なくなる。
尚、この実施例2の方法では、記録ヘッドのトラック幅
tが、トラックピッチpと同等、もしくはそれよりも大
きいことが必要とされる。この条件に満たない場合に
は、実施例1の方法を用いることになる。
【0021】(実施例3)図3に本発明の実施例3を示
す。図3(a)は実際に書き込まれたサーボパターンで
あり、図3(b)には、それぞれの記録位置(1)〜
(4)に対応する記録電流の与え方を図示してある。以
下図面に従って説明する。
【0022】記録トラック幅tの記録ヘッド31と再生
ヘッド32とが搭載された記録/再生コンポジットヘッ
ドを用いて、サーボトラックピッチpのバーストパター
ン33を、記録トラックの中心線34に沿って書き込
む。まず(1)で、Aの領域で電流値を0としてそのま
ま通過し、Bの領域ではDC消去を行い、Cのバースト
パターンを書き込み、Dの領域では高周波消去を行う。
この後、トラック位置を移動せず、(1′)に示すよう
に、A〜Cの領域では電流値を0としてそのまま通過
し、Dの領域で(1)での高周波消去のパターンと、位
相が180°ずれたパターンを書き込む。次に1/2サ
ーボトラックピッチずらした(2)で、Aの領域では高
周波消去を行い、Bのバーストパターンを書き込み、C
の領域で電流値を0としてそのまま通過し、Dの領域で
はDC消去を行う。この後、トラック位置を移動せず、
(2′)に示すように、Aの領域で(2)での高周波消
去のパターンと、位相が180°ずれたパターンを書き
込み、B〜Dの領域では電流値を0としてそのまま通過
する。
【0023】以下同様に、実施例2で示した各トラック
の書き込みの後で、高周波消去を行った領域にてそれぞ
れいわゆるカウンター消去を行う。これにより、(a)
に見られるように、バーストパターン33で上側のエッ
ジは書き込みエッジ、下側のエッジは高周波消去エッジ
となり、しかも一時書き込まれた高周波信号は最終的に
消去されることにより、トリミングによりパターン幅が
減少する量は従来よりも少なくなり、かつ磁化遷移ノイ
ズの読み込みもなくなる。尚、この実施例3の方法で
は、実施例2同様、記録ヘッドのトラック幅tが、トラ
ックピッチpと同等、もしくはそれよりも大きいことが
必要とされる。この条件に満たない場合には、実施例1
の方法に対して、本実施例で行ったようなカウンター消
去を用いることになる。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、従来方法に見られるよ
うな、バーストパターンの中に消去にじみ幅が存在した
り、必要寸法以上に消去してしまうことによる位置信号
品質の劣化を少なくできる。従って記録の高密度化がよ
り容易となり、磁気記録装置の記憶容量増加に果たす本
発明の役割は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のサーボパターンと記録電流
のタイミングを示す図。
【図2】本発明の実施例2のサーボパターンと記録電流
のタイミングを示す図。
【図3】本発明の実施例3のサーボパターンと記録電流
のタイミングを示す図。
【図4】従来のサーボパターンと記録電流のタイミング
を示す図。
【図5】記録周波数と記録にじみを考慮した記録トラッ
ク幅との関係を表す説明図。
【図6】記録周波数fと消去にじみを考慮した記録トラ
ック幅bとの関係を表す特性図。
【符号の説明】
11…記録ヘッド、12…再生ヘッド、13…サーボパ
ターン、14…記録ヘッド中心線、15…消去用パター
ン、45…トリミングエッジ、46…トリミング。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に磁性膜を有する磁気記録媒体と、
    上記磁気記録媒体表面に対向して設けられた磁気ヘッド
    と、上記磁気ヘッドにより上記磁気記録媒体上に信号の
    記録再生を行うための磁気記録再生回路とを有する磁気
    記録装置の上記磁気記録媒体に位置決め用パターンを記
    録する方法であって、上記位置決め用パターンの、上記
    磁気ヘッド幅方向の寸法を、高周波数信号記録により規
    定することを特徴とする位置信号記録方法。
  2. 【請求項2】前記高周波数信号記録における周波数は、
    前記位置信号の記録周波数に比較して2倍以上高いこと
    を特徴とする請求項1記載の位置信号記録方法。
  3. 【請求項3】前記高周波数信号記録における周波数は、
    前記磁気記録媒体と前記磁気ヘッドとによる記録再生の
    周波数特性において、信号劣化が低周波領域の信号強度
    に比べて3dB以上となる周波数領域にあることを特徴
    とする請求項1記載の位置信号記録方法。
  4. 【請求項4】前記高周波数信号記録の後、同一トラック
    上の上記高周波数信号に重ねて、上記高周波数信号記録
    と同じ周波数で位相が180°遅れて、もしくは進んで
    いる高周波数信号記録を行うことを特徴とする請求項1
    記載の位置信号記録方法。
  5. 【請求項5】基板上に磁性膜を有する磁気記録媒体と、
    上記磁気記録媒体表面に対向して設けられた磁気ヘッド
    と、上記磁気ヘッドにより上記磁気記録媒体上に信号の
    記録再生を行うための磁気記録再生回路とを有する磁気
    記録装置において、位置決め用パターンの上記磁気ヘッ
    ド幅方向の寸法を、高周波数信号記録により規定して上
    記磁気記録媒体に位置決め用パターンを記録する手段を
    有することを特徴とする磁気記録装置。
  6. 【請求項6】前記高周波数信号記録における周波数は、
    前記位置信号の記録周波数に比較して2倍以上高いこと
    を特徴とする請求項5記載の磁気記録装置。
  7. 【請求項7】前記高周波数信号記録における周波数は、
    前記磁気記録媒体と前記磁気ヘッドとによる記録再生の
    周波数特性において、信号劣化が低周波領域の信号強度
    に比べて3dB以上となる周波数領域にあることを特徴
    とする請求項5記載の磁気記録装置。
  8. 【請求項8】前記高周波数信号記録の後、同一トラック
    上の上記高周波数信号に重ねて、上記高周波数信号記録
    と同じ周波数で位相が180°遅れて、もしくは進んで
    いる高周波数信号記録を行うことを特徴とする請求項5
    記載の磁気記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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