JPH1122611A - ランプ電圧調整装置 - Google Patents

ランプ電圧調整装置

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JPH1122611A
JPH1122611A JP9182835A JP18283597A JPH1122611A JP H1122611 A JPH1122611 A JP H1122611A JP 9182835 A JP9182835 A JP 9182835A JP 18283597 A JP18283597 A JP 18283597A JP H1122611 A JPH1122611 A JP H1122611A
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switch
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気フリクションを小さく抑えることができ
るランプ電圧調整装置を供する。 【解決手段】 交流発電機116 とランプ負荷30の閉回路
中に介装されるスイッチ手段91と、ランプ負荷30に並列
に設けられスイッチ手段91の短絡時に交流発電機116 の
出力により充電され、その後自己放電を行う充放電手段
92,93と、交流発電機116 の出力電圧に基づく所定電圧
と充放電手段92,93の充電電圧とを比較し、前記充電電
圧が前記所定電圧より大きい時にスイッチ手段91を開放
状態とし前記充電電圧が放電により前記所定電圧より小
さくなるとスイッチ手段91を短絡する制御手段を備えた
ランプ電圧調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の内燃機関
に設けられる交流発電機がランプ負荷へ電力供給する際
の電圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交流発電機の発電電力は、バッテリの充
電に供されるとともに、ランプ等の負荷にも供される。
ランプ負荷への電力は、電圧調整して供給されランプを
保護しているが、その従来の例(特公平4−63640
号公報)を図5に示し説明する。
【0003】発電コイル01に並列にランプ02が点灯スイ
ッチ03を介して接続されるとともに、サイリスタ04も並
列に接続されている。そして発電コイル01の両端に接続
される全波整流回路05の出力端子間に抵抗06とコンデン
サ07が並列に接続され、一端はトランジスタ08のベース
端子に他端はエミッタ端子に接続されている。
【0004】トランジスタ08のコレクタ端子は、抵抗09
を介して発電コイル01の一端(サイリスタ04のカソード
端子)に接続されるとともに、サイリスタ04のトリガー
端子に接続されている。したがって点灯スイッチ03がオ
ンした状態で発電コイル01の発電交流電圧の正電圧サイ
クルではサイリスタ04はオフ状態でランプ02に電流が流
れ点灯する。
【0005】発電コイル01の負電圧サイクルでは初めの
うちサイリスタ04はオフ状態でランプ02に通電するが、
全波整流回路05の出力整流波が抵抗06とコンデンサ07で
平滑かつ遅延されてトランジスタ08をオンすると、サイ
リスタ04のトリガー端子にパルスが入りサイリスタ04が
導通してランプ02への通電を停止する。すなわち負電圧
サイクルで通電を制限してランプ02への印加電圧を調整
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来はサイ
リスタ04のスイッチ手段を導通することでランプに流れ
ていた電流をスイッチ手段側に流してランプ02への印加
電圧を調整するものであった。
【0007】サイリスタ04の導通時に流れる電流の閉回
路には発電コイル01やサイリスタ04の極めて小さい抵抗
により発電コイル01で生じた電力の消費がなされるため
大きなショート電流が流れる。この大きなショート電流
が磁気フリクションとなり燃費を悪くさせる。
【0008】特に車両停止時には毎回エンジンを停止し
スタータ毎にスタータモータを回すように構成されたも
のでは、毎回始動トルクを確保する必要とバッテリの充
電容量を高める必要から交流発電機がネオジューム系の
磁石のように保持力が大きい磁石を用いており、このよ
うな場合には益々ショート電流が大きくなり磁気フリク
ションが増大して燃費を悪化させる。
【0009】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、磁気フリクションを小さく抑える
ことができるランプ電圧調整装置を供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、交流発電機とランプ負荷
の閉回路中に介装されるスイッチ手段と、前記ランプ負
荷に並列に設けられ前記スイッチ手段の短絡時に前記交
流発電機の出力により充電され、その後自己放電を行う
充放電手段と、前記交流発電機の出力電圧に基づく所定
電圧と前記充放電手段の充電電圧とを比較し、前記充電
電圧が前記所定電圧より大きい時に前記スイッチ手段を
開放状態とし前記充電電圧が放電により前記所定電圧よ
り小さくなると前記スイッチ手段を短絡する制御手段を
備えたランプ電圧調整装置とした。
【0011】交流発電機とランプ負荷の閉回路中にスイ
ッチ手段が介装され、スイッチ手段の短絡時にランプ負
荷に通電して点灯し、スイッチ手段の開放時にはランプ
負荷に通電しない構成であり、ランプ負荷に並列に設け
られた充放電手段がスイッチ手段の短絡時に充電され、
開放時には放電してその充電電圧が所定電圧より小さく
なったときにスイッチ手段を短絡してランプ負荷に通電
する。
【0012】したがってスイッチ手段の短絡時に交流発
電機のショート電流はランプ負荷に流れて点灯するの
で、ショート電流が大きくなるようなことはなく磁気フ
リクションが小さく抑えられて燃費を悪くするようなこ
とはない。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のラ
ンプ電圧調整装置において、前記充電電圧が前記所定電
圧より大きく前記スイッチ手段が開放状態にあるとき
は、前記交流発電機の出力電流は所定の抵抗手段を流れ
る構成である。
【0014】スイッチ手段の開放時には交流発電機の出
力電流は所定の抵抗手段を流れ、大電流が流れないよう
に構成しており、スイッチ手段の開放時にも磁気フリク
ションを小さく抑制している。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載のラ
ンプ電圧調整装置において、前記制御手段が、前記交流
発電機の出力電圧に基づき所定電圧を維持する定電圧手
段を有していることを特徴とする。
【0016】定電圧手段が交流発電機の出力電圧に基づ
き所定電圧を維持し、同所定電圧より前記充放電手段の
充電電圧が小さくなりスイッチ手段を短絡するタイミン
グによってランプ印加電圧を調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図4に図示し説明する。本実施の形態
に係るランプ電圧調整装置を備えたスクータ型自動二輪
車の全体側面図を図1に示す。本スクータ型自動二輪車
1は2ストローク内燃機関を搭載している。
【0018】車体前部2と車体後部3とが、低いフロア
部4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フ
レームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とか
らなる。
【0019】同メインパイプ7により燃料タンクや収納
ボックスが支持され、その上方にシート8が配置されて
いる。一方車体前部2においては、ステアリングヘッド
5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方にフ
ロントフォーク12が延びてその下端に前輪13が軸支され
ている。
【0020】ハンドル11の中央前方にランプ30が配設さ
れ、右ハンドル11にはアクセルグリップ61(図3参照)
が設けられている。メインパイプ7の立ち上がり部下端
にはブラケット15が突設され、同ブラケット15にリンク
部材16を介してスイングユニット17が揺動自在に連結支
持されている。
【0021】スイングユニット17には、その前部に単気
筒の2ストローク内燃機関200 が搭載され、該内燃機関
200 から後方にかけてベルト式無段変速機35が構成さ
れ、その後部に遠心クラッチを介して設けられた減速機
構38に後輪21が軸支されている。この減速機構38の上端
と前記メインパイプ7の上部屈曲部間にリヤクッション
22が介装されている。
【0022】スイングユニット17の上部には、内燃機関
200 のシリンダヘッドの上部から延出した吸気管23に接
続された気化器24および同気化器24に連結されるエアク
リーナ25が配設されている。
【0023】他方ユニットスイングケース31の下部に突
設されたハンガーブラケット18には、メインスタンド26
が枢着されており、ベルト式無段変速機35の伝動ケース
カバー36から突出したキック軸27にキックアーム28の基
端が固着され、同キックアーム28の先端にキックペダル
29が設けられている。
【0024】図2は図1における内燃機関200 をII−II
線に沿って截断した断面図である。内燃機関200 は、左
右水平方向に指向したクランク軸201 を回転自在に支持
する左右ケースを合体したクランクケース202 にシリン
ダブロック203 ,シリンダヘッド204 が順次組合わさ
れ、シリンダブロック203 には図示されない排気通路の
ほかシリンダボアに開口する掃気ポートから掃気通路20
5 が形成されてクランクケース202 のクランク室と連通
している。
【0025】シリンダヘッド204 には、点火プラグ206
が燃焼室に向け嵌着され、同点火プラグ206 の露出部を
除き、シリンダヘッド204 およびシリンダブロック203
はファンシェラウド207 で覆われる。
【0026】左クランンクケース202Lは、ベルト式無段
変速室ケースを兼ねており、同左クランンクケース202L
を貫通して延びたクランク軸201 にはベルト駆動プーリ
210がともに回転可能に設けられている。
【0027】ベルト駆動プーリ210 は、固定側プーリ半
体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、固定側プー
リ半体210Lはクランク軸201 の左端部にボス211 を介し
て固着され、その右側に可動側プーリ半体210Rがクラン
ク軸201 にスプライン嵌合され、固定側プーリ半体210L
に接近・離反することができ、両プーリ半体210L,210R
間にVベルト212 が挟まれて巻き掛けられる。
【0028】可動側プーリ半体210Rの右側にカムプレー
ト215 がクランク軸201 に固着されており、その外周端
に設けたスライドピース215aが可動側プーリ半体210Rの
外周端に軸方向に形成したカムプレート摺動ボス部210R
a に摺動自在に係合している。
【0029】可動側プーリ半体210Rのカムプレート215
側側面は、カムプレート215 側に向けてテーパしてお
り、同テーパ面内側にカムプレート215 に挟まれてドラ
イウェイトローラ216 が収容されている。
【0030】したがってクランク軸201 の回転速度が増
加すると、可動側プーリ半体210Rとカムプレート215 間
にあってともに回転するドライウェイトローラ216 が、
遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体210R
は同ドライウェイトローラ216 に押圧されて左方に移動
して固定側プーリ半体210Lに接近し、両プーリ半体210
L,210R間に挟まれたVベルト212 を遠心方向に移動さ
せ巻き掛け径を大きくするように構成されている。
【0031】かかるベルト駆動プーリ210 に対応して後
方の図示されないベルト被動プーリにVベルト212 が巻
き掛けられて、動力が自動調整されて後方の減速機構等
に遠心クラッチを介して伝達され、後輪を駆動する。
【0032】かかるベルト式無段変速機室を左側から覆
う伝動ケースカバー220 は、前方のベルト駆動プーリ21
0 から後方に延出して覆っており、前寄りに前記キック
軸27が回動自在に貫通支持されており、同キック軸27の
内側端部には駆動ヘリカルギヤ222 が嵌着され、リター
ンスプリング223 により付勢されている。
【0033】そして伝動ケースカバー220 の前部内面に
は、クランク軸201 と同軸に摺動軸224 が回転かつ軸方
向の摺動可能に支持されており、同摺動軸224 には被動
ヘリカルギヤ225 が形成されて前記駆動ヘリカルギヤ22
2 と噛合しているとともに、右端にはラチェットホイー
ル226 が固着され、全体がフリクションスプリング227
により左方に付勢されている。一方クランク軸201 側の
ボス211 には、ラチェットホイール226 に対向してラチ
ェットが形成されており、両者は摺動軸224 の摺動で接
離可能である。
【0034】したがってキックペダル29が踏み込まれ、
キック軸27がリターンスプリング223 に抗して回転する
と、キック軸27と一体に駆動ヘリカルギヤ222 が回転し
て、これと噛合する被動ヘリカルギヤ225 が摺動軸224
と一体に回転しながらフリクションスプリング227 に抗
して右方に摺動して、ラチェットホイール226 がボス21
1 のラチェットと噛み合ってクランク軸201 を強制的に
回転させ内燃機関200を始動することができる。
【0035】一方右クランクケース202Rは、クランク軸
201 を回転自在に支持する主軸受209 の右側に略円筒状
をなして延出しており、その中心軸にクランク軸201 が
突出している。この右クランクケース202Rの円筒内にス
タータモータと交流発電機を組み合わせた始動兼発電装
置110 が配設されている。
【0036】クランク軸201 の先端テーパ部にインナー
ロータ(回転内磁型ロータ)111 が嵌合されナット113
で固着されて一体に回転するようになっている。インナ
ーロータ111 は外周面に6か所断面円弧状の溝が形成さ
れて、各溝にネオジューム鉄ボロン製のマグネット112
が嵌着されている。
【0037】インナーロータ11の外周囲に配設されるア
ウターステータ115 は、その外周縁部をクランクケース
202 の円筒壁202aにボルト119 により螺着されて支持さ
れる。アウターステータ115 のステータコアは、薄鋼板
を積層してなり外周縁の円環状部分から中心方向に延出
した複数のヨークに発電コイル116 と始動コイル117が
巻回されている。
【0038】クランクケース202 の円筒壁202a内を軸方
向内側へ突出した発電コイル116 と始動コイル117 は、
環状をなしてその内側に内空間を形成しており、同内空
間に整流ブラシ機構120 が構成されている。
【0039】同内空間においてクランク軸201 に貫通さ
れたブラシホルダー121 は、クランク軸201 に対して周
方向の相対的な回転を禁止し軸方向の摺動のみを許して
嵌合されており、インナーロータ111 との間にスプリン
グ123 が介装されてブラシホルダー121 は軸方向内側へ
付勢されている。
【0040】ブラシホルダー121 の内側面には、複数の
所定箇所にブラシ122 がスプリングに付勢されて突出し
ている。このブラシホルダー121 の内側面に対向して整
流子ホルダー125 が、中央をクランク軸201 に貫通され
て外周縁を前記軸方向内側へ突出した発電コイル116 と
始動コイル117 の部分に固定支持されている。
【0041】整流子ホルダー125 のブラシホルダー121
に対向する面の所定箇所に整流子片126 が同心円状に配
設されている。固定された整流子ホルダー125 に対して
クランク軸201 とともに回転するブラシホルダー121 が
接近したり離れたりし、接近したときはブラシ122 が所
要の整流子片126 に接触する。
【0042】一方インナーロータ111 のクランク軸方向
外側は、クランク軸201 の先端に螺合されたナット113
の周囲を覆う内円筒部131 とその外側を覆う同心の外円
筒部132 とが軸方向外方に延出しており、ここにガバナ
ー機構130 が構成される。
【0043】すなわち外円筒部132 は、内周面にテーパ
が形成されてガバナーアウターを構成しており、内円筒
部131 の外周に軸方向に摺動自在にガバナーインナー13
3 が嵌合され、ガバナーインナー133 と外円筒部132 と
の間にガバナーウエイトであるボール134 が介装されて
いる。
【0044】このガバナー機構130 の軸方向に摺動する
ガバナーインナー133 に一端を固着された連結軸135 が
インナーロータ111 をクランク軸201 と平行に貫通し、
先端をブラシホルダー121 に嵌着している。連結軸135
は、ガバナーインナー133 とブラシホルダー121 とを連
結して互いに一体としてクランク軸方向に移動できるよ
うにしている。
【0045】クランク軸201 が停止しているときは図2
に示すようにブラシホルダー121 がスプリング123 の付
勢力により軸方向内方に移動していてブラシ122 が整流
子片126 に接触しており、したがってバッテリから電流
が供給されるとブラシ122 と整流子片126 との接触を経
て始動コイル117 に流れインナーロータ111 に回転トル
クを生じクランク軸201 を回転させて内燃機関1を始動
させることができる。
【0046】そして機関回転数が上がると遠心力により
ボール134 が外円筒部132 のテーパ内面を外周方向に移
動することでガバナーインナー133 を軸方向外方へ摺動
させ、連結軸135 を介して一体にブラシホルダー121 も
軸方向外方に移動して所定回転数を越えるとブラシ122
が整流子片126 から自動的に離れ、以後は発電コイル11
6 により発電がなされバッテリへの充電およびランプの
点灯がなされる。
【0047】上記ガバナー機構130 を構成する外円筒部
132 の端縁部にクランク角検出用の円環板状のロータ14
0 がその内周縁を嵌着して一体に設けられており、ロー
タ140 の外周縁に近接してパルサー141 がクランクケー
ス202 に固着され所定位置に配設されている。
【0048】クランク軸201 とインナーロータ111 を介
して一体に回転するロータ140 の外周縁に形成された刻
みをパルサー141 が検出してクランク角を判断する。円
環板状のロータ140 は、アウターステータ115 の発電コ
イル116 および始動コイル117 を外側から覆っている。
【0049】そしてロータ140 の軸方向外側に内燃機関
強制空冷用のファン部材145 が一体に設けられている。
ファン部材145 は、その中央円錐部145aの裾部分をボル
ト146 によりインナーロータ111 の外円筒部132 に固着
されており、その外周に設けられたファン145bはロータ
140 より外側方に立設するような構造となっている。
【0050】ファン部材145 45はファンカバー148 で覆
われている。ファンカバー148 は、ファン部材145 の外
方に外気吸入口148aを形成し、シリンダブロック203 お
よびシリンダヘッド204 に向けて吸入空気を案内するガ
イド壁148bを構成している。
【0051】本実施の形態に係る車両用始動兼発電装置
110 は以上のような構造をしており、インナーロータ11
1 の軸方向内側に整流ブラシ機構120 を配設して軸方向
外側には整流ブラシ機構120 と切り離してガバナー機構
130 を配設している。
【0052】以上のようなクランク軸201 を直接回転さ
せる始動兼発電装置250 を備えた内燃機関200 における
始動制御システムについて図3に示し説明する。なお図
3にはバッテリ50への充電回路80およびランプ30を点灯
するランプ電圧調整回路90も示してあり、かかる回路に
ついては後記する。
【0053】バッテリ50のプラス端子は、コンビネーシ
ョンスイッチ51を介して点火停止手段70と給電手段60の
スロットルスイッチ62の1固定接点62aに接続するとと
もに給電手段60のスタータマグネットスイッチ63の1接
点63aに接続されている。
【0054】スロットルスイッチ62は、前記アクセルグ
リップ61に設けられ、固定接点62aとアクセルグリップ
61とともに回転する円弧状接点62bとからなり、両接点
62a,62bはスロットル全閉でオフ状態であり、それ以
外はオン状態となる。円弧状接点62bはスタータマグネ
ットスイッチ63の電磁コイル63cと接続され、電磁コイ
ル63cの他端はブレーキスイッチ64を介して接地され
る。
【0055】スタータマグネットスイッチ63の他の接点
63bは、始動兼発電装置110 の導電路に接続されるとと
もに、点火停止手段70のNOR回路71の1入力端子に接
続されている。
【0056】すなわち給電手段60は、コンビネーション
スイッチ51をオンしブレーキを掛けてブレーキスイッチ
64をオンしている場合にアクセルグリップ61を回動操作
してスロット全閉状態を解くと、電磁コイル63cに電流
が流れスタータマグネットスイッチ63が導通して始動兼
発電装置110 に電力を供給してスタータモータとして駆
動し始動を行わせるとともに、点火停止手段70のNOR
回路71の1入力端子にH(ハイ)レベル信号を出力す
る。
【0057】したがってスタータボタンのようなものは
なくブレーキをかけた状態でアクセルグリップ61を回せ
ば即座に内燃機関の始動を行うことができ、それ以外の
状態では始動は行われない。
【0058】一方点火停止手段70のNOR回路71の他の
入力端子には車速センサー53が検知する後輪21の回転の
有無すなわち車速が零が否かを示す信号が入力され、車
速零ならばL(ロー)レベル信号が入力され、車速が零
以外ならばHレベル信号が入力される。
【0059】NOR回路71の出力は、次段のNAND回
路72の1入力端子に入力され、同NAND回路72の他の
入力端子には気化器24に装着されたバイスタータ54のオ
ンオフ信号すなわち暖機運転が完了したか否かの信号が
入力され、暖機運転が完了していなければLレベル信号
が入力され、完了していればHレベル信号が入力され
る。このNAND回路72の出力端子は、トランジスタ73
のベース端子に接続されている。
【0060】点火停止手段70のトランジスタ73のコレク
タ端子は、前記コンビネーションスイッチ51に接続さ
れ、エミッタ端子はCDI(容量放電点火)ユニット52
の電源入力端子に接続され、CDIユニット52の出力は
点火プラグ206 を動作させるイグニッションコイル53に
接続されている。
【0061】点火停止手段70は、以上のように構成さ
れ、スロットル開度が全閉で、車速が零の時NOR回路
71の2つの入力端子にいずれもLレベル信号が入力さ
れ、よってHレベル信号がNAND回路72に出力され、
かつ暖機運転が完了している時、NAND回路72の他の
入力端子にHレベルの信号が入力され、したがってNA
ND回路72からLレベル信号が出力されトランジスタ73
のベース端子がLレベルとなり非導通としてCDIユニ
ット52に電源電流が流れず点火が停止される。
【0062】スロットル開度が全閉、車速が零、暖機運
転が完了のうち1つでも状態が異なる時は、NAND回
路72の出力がHレベルとなりトランジスタ73は導通して
点火可能状態となる。
【0063】本始動制御システムは以上のように構成さ
れているので、本自動二輪車1が走行後停止する場合、
アクセルグリップ61を操作してスロットル開度を全閉と
し、ブレーキをかけ停止すると車速が零となり、暖機運
転は既に完了状態にあるので、点火停止手段70により点
火を停止して内燃機関の運転は停止される。信号等で一
時停止する場合でも内燃機関の運転は停止され、燃料の
無駄な消費を回避できる。
【0064】そしてブレーキを掛けた状態(ブレーキス
イッチ64がオン状態)で、アクセルグリップ61を操作し
スロットル開度を開いていくと、スタータマグネットス
イッチ63が導通して始動兼発電装置110 の始動コイル11
7 に電力を供給してスタータモータとして駆動し始動を
行わせるとともに、点火停止手段70のNOR回路71の1
入力端子にHレベル信号を出力してトランジスタ73を導
通して点火プラグ206を点火させ、内燃機関200 を始動
させる。
【0065】本始動兼発電装置110 は直接クランク軸20
1 を回転させて始動を行うので、クランク軸201 を瞬時
にかつ騒音もなく回転して円滑に内燃機関200 の始動を
行うことができる。
【0066】内燃機関200 が始動しクランク軸201 が所
定回転数を越えると、ガバナー機構により始動兼発電装
置110 への電力の供給は停止され、アクセル操作に従っ
たスロットル開度まで瞬時に機関回転数が上昇する。
【0067】以上のように一時停止した後アクセルグリ
ップ61を操作するだけで、内燃機関200 が始動し、機関
回転数が上昇するので、後輪21側の遠心クラッチも接続
され、ブレーキを外せば即座に発進することができる。
すなわち一時停止の度に内燃機関200 の運転を停止して
燃料の浪費を回避するようにしても、発進が簡単な操作
で即座にかつ円滑に行える。
【0068】なお点火停止手段70は、一時停止する時の
ようにスロットル開度が全閉で車速が零でかつ暖機運転
が完了している場合には点火を停止するが、機関始動時
に暖機運転が必要な場合は暖機運転が完了するまで点火
を継続して内燃機関の運転を停止させることはしない。
【0069】以上のような始動制御システムにおいて毎
回スタート時にスタータモータを回転させるだけのバッ
テリ50における充電容量を高める必要から始動兼発電装
置110 のマグネット112 は保持力の強いネオジューム鉄
ボロン製のものを採用している。
【0070】かかる始動兼発電装置110 の発電コイル11
6 によるバッテリ50への充電回路80は、一端が接地され
た発電コイル116 の他端がサイリスタ81を介してコンビ
ネーションスイッチ51の下流側端子に接続され、直列接
続されたダイオード82と抵抗83がサイリスタ81のゲート
に接続され、ダイオード82と抵抗83の接続部はダイオー
ド84とツェナーダイオード85とを介して接地されてい
る。
【0071】したがって充電回路80は、コンビネーショ
ンスイッチ51のオン状態において発電コイル116 により
発電される交流電力を所定電圧に抑えて半波整流して正
電圧サイクルでバッテリ50を充電する。
【0072】次にランプ30を点灯するランプ電圧調整回
路90について説明する。アノード側を接地されたサイリ
スタ91のカソード端子にランプ30の一端が接続され、ラ
ンプ30の他端が始動兼発電装置110 の発電コイル116 に
接続され、発電コイル116 ,サイリスタ91,ランプ30が
閉回路を構成している。
【0073】抵抗92とコンデンサ93が並列に接続された
充放電手段の両端にそれぞれ抵抗94とダイオード95が接
続されたものが、ランプ30に並列に接続されており、ダ
イオード95のアノード端子にツェナーダイオード96,ダ
イオード97,抵抗98が順次直列に接続され抵抗98は接地
されている。一端を接地された抵抗98の他端が、ダイオ
ード99を介して前記サイリスタ91のゲート端子に接続さ
れている。
【0074】ランプ電圧調整回路90は以上のような構成
をしており、発電コイル116 で生じる交流電圧V(図4
参照)に基づき動作をみると、正電圧サイクルではサイ
リスタ91がオフ状態でランプ30には電流が流れず点灯し
ない。また抵抗92とコンデンサ93が並列に接続された充
放電手段にもダイオード95が電流を遮断して充電がなさ
れない。
【0075】そして最初の負電圧サイクルに入ると、サ
イリスタ91に順電圧が印加され抵抗98,ダイオード99を
介してトリガー電圧がサイリスタ91のゲート端子にかか
るので、サイリスタ91がオンしてランプ30に通電し点灯
する(図4においてハッチングしたL1部分)。サイリ
スタ91がオンすることで、同時に抵抗92とコンデンサ93
が並列に接続された充放電手段にも電流が流れ、コンデ
ンサ93が充電される。
【0076】次の正電圧サイクルでサイリスタ91がオフ
してランプ30には通電しない。また正電流はダイオード
95に遮断されて充放電手段に影響を与えず、コンデンサ
93は抵抗92を通して放電される。
【0077】そして次の負電圧サイクルに入ると、当初
充放電手段のコンデサ93の充電電圧がツェナーダイオー
ド96の所定電圧より大きい間は、サイリスタ91には逆電
圧がかかりオフ状態のままであり、その間電流は抵抗9
8,ダイオード97,ツェナーダイオード96,ダイオード9
5を順次流れる。なおこの電流は比較的大きな抵抗98を
流れ、電流値は小さく消費電力も極めて小さい。
【0078】そして充放電手段のコンデサ93の充電電圧
が放電によりツェナーダイオード96の所定電圧より小さ
くなると、抵抗98,ダイオード99を介してトリガー電圧
がサイリスタ91のゲート端子にかかるので、サイリスタ
91がオンしてランプ30に通電する(図4においてハッチ
ングしたL2部分)。
【0079】以上のようにランプ電圧調整回路90は、サ
イリスタ91のオン状態でランプ30に通電して点灯する構
成を採っており、充放電手段とツェナーダイオード96に
よりサイリスタ91のオンタイミングを制御して電圧調整
を行っている。
【0080】本スクータ型自動二輪車1には、走行停止
時に内燃機関を停止しスタート毎にスタータモータを回
転させる始動制御システムが採用されており、そのため
始動兼発電装置110 のマグネット112 は保持力の強いネ
オジューム鉄ボロン製を用いているので、発電コイル11
6 のショート電流が大きくなり磁気フリクションが増大
しがちであるが、本ランプ電圧調整回路90はサイリスタ
91がオンしたときのショート電流がランプ30に流れて点
灯させるので、ショート電流が大きくなることはなく磁
気フリクションを小さく抑え燃費の悪化を防止すること
ができる。
【0081】なおサイリスタ91がオフ時に発電コイル11
6 によりランプ電圧調整回路90を流れる電流は、抵抗98
を流れ電流値が小さく、この場合も磁気フリクションは
小さく燃費に影響を与えない。このように毎回スタート
時にスタータモータを回転させる始動制御システムを備
えたものには、本ランプ電圧調整回路90はまさに有効な
手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るランプ電圧調整装
置を備えたスクータ型自動二輪車の一部省略した全体側
面図である。
【図2】図1における同スクータ型自動二輪車に搭載さ
れた内燃機関をII−II線に沿って截断した断面図であ
る。
【図3】始動制御システムの概略構成図である。
【図4】ランプへの印加電圧波形を示す図である。
【図5】従来のランプ電圧調整回路を示す図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…車体前部、3…車体後
部、4…フロア部、6…ダウンチューブ、7…メインパ
イプ、8…シート、11…ハンドル、12…フロントフォー
ク、13…前輪、15…ブラケット、16…リンク部材、17…
スイングユニット、18…ハンガーブラケット、21…後
輪、22…リヤクッション、23…吸気管、24…気化器、25
…エアクリーナ、26…メインスタンド、27…キック軸、
28…キックアーム、29…キックペダル、30…ランプ、50
…バッテリ、51…コンビネーションスイッチ、52…CD
Iユニット、53…イグニッションコイル、54…バイスタ
ータ、60…給電手段、61…アクセルグリップ、62…スロ
ットルスイッチ、63…スタータマグネットスイッチ、64
…ブレーキスイッチ、70…点火停止手段、71…NOR回
路、72…NAND回路、73…トランジスタ、80…充電回
路、81…サイリスタ、82…ダイオード、83…抵抗、84…
ダイオード、85…ツェナーダイオード、90…ランプ電圧
調整回路、91…サイリスタ、92…抵抗、93…コンデン
サ、94…抵抗、95…ダイオード、96…ツェナーダイオー
ド、97…ダイオード、98…抵抗、99…ダイオード、110
…車両用始動兼発電装置、111 …インナーロータ、112
…マグネット、113 …ナット、115 …アウターステー
タ、116 …発電コイル、117 …始動コイル、120 …整流
ブラシ機構、121 …ブラシホルダー、122 …ブラシ、12
3 …スプリング、125 …整流子ホルダー、126 …整流子
片、130 …ガバナー機構、131 …内円筒部、132 …外円
筒部、133 …ガバナーインナー、134 …ボール、135 …
連結軸、140 …ロータ、141 …パルサー、145 …ファン
部材、146 …ボルト、148 …ファンカバー、200 …内燃
機関、201 …クランク軸、202 …クランクケース、203
…シリンダブロック、204 …シリンダヘッド、205 …掃
気通路、206 …点火プラグ、210 …ベルト駆動プーリ、
211 …ボス、212 …Vベルト、215 …カムプレート、21
6 …ドライウェイトローラ、220 …伝道ケースカバー、
222 …駆動ヘリカルギヤ、223 …リターンスプリング、
224 …摺動軸、225 …被動ヘリカルギア、226 …ラチェ
ットホイール、227 …フリクションスプリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流発電機とランプ負荷の閉回路中に介
    装されるスイッチ手段と、 前記ランプ負荷に並列に設けられ前記スイッチ手段の短
    絡時に前記交流発電機の出力により充電され、その後自
    己放電を行う充放電手段と、 前記交流発電機の出力電圧に基づく所定電圧と前記充放
    電手段の充電電圧とを比較し、前記充電電圧が前記所定
    電圧より大きい時に前記スイッチ手段を開放状態とし前
    記充電電圧が放電により前記所定電圧より小さくなると
    前記スイッチ手段を短絡する制御手段を備えたことを特
    徴とするランプ電圧調整装置。
  2. 【請求項2】 前記充電電圧が前記所定電圧より大きく
    前記スイッチ手段が開放状態にあるときは、前記交流発
    電機の出力電流は所定の抵抗手段を流れる構成であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のランプ電圧調整装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記交流発電機の出力
    電圧に基づき所定電圧を維持する定電圧手段を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載のランプ電圧調整装
    置。
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