JPH11226429A - イオン交換方法 - Google Patents
イオン交換方法Info
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- JPH11226429A JPH11226429A JP10038567A JP3856798A JPH11226429A JP H11226429 A JPH11226429 A JP H11226429A JP 10038567 A JP10038567 A JP 10038567A JP 3856798 A JP3856798 A JP 3856798A JP H11226429 A JPH11226429 A JP H11226429A
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Abstract
オン交換する方法として、イオン交換率を精密に制御
し、且つ高価なイオン原料を大量に使用することなく効
率よくイオン交換する方法を提供するものであり、特に
高価なリチウム−結晶性ゼオライトを低コストで、リチ
ウムイオン交換率を精度よく制御して製造するためのイ
オン交換方法を提供することにある。 【解決手段】Aイオン交換体またはAイオン及びBイオ
ン交換体をイオン交換カラムに充填して固定床流通法に
より、Aイオン交換体のAイオンの一部または全部を、
またはAイオン及びBイオン交換体のイオンであるAイ
オンおよびBイオンの一部または全部を、イオン交換平
衡定数Kが1未満の値を有するCイオンに交換してCイ
オン交換体を得るためのイオン交換方法において、Cイ
オンを含むワンパス溶液をワンパス通液した後に、Cイ
オンを含む循環溶液を循環通液することを特徴とするイ
オン交換方法。
Description
イオン交換性イオンによりイオン交換する方法、特に結
晶性ゼオライトを難イオン交換性であるリチウムイオン
によりイオン交換する方法に関するものである。
性ゼオライト、特にリチウム−フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXは窒素の選択特性に優れ、圧力揺動吸着
法(PSA法:Pressure Swing Ads
orption法)によって濃縮酸素を得るための吸着
剤として用いられる。
リチウムカチオンでイオン交換したリチウム−フォージ
ャサイト型結晶性ゼイライトXが空気分離特性に優れて
いることが示されている。
ゼオライトにおいて、静的な吸着性能および酸素と窒素
の分離性能は、リチウムイオン交換率に強く依存するこ
とが知られている。例えば特公平5−25527号公報
では、SiO2/Al2O3モル比が2.5のフォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXにおいて、リチウムイオン
交換率を85%から94%にすることにより、酸素と窒
素の分離係数が2.7から6.2と約2.3倍に大きく
なることが記載されている。また米国特許526802
3号公報では、SiO2/Al2O3モル比が2.0のフ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXにおいて、リチウ
ムイオン交換率を70%から83%にすることにより、
窒素の有効吸着量が0.32mmol/gから0.51
mmol/gと約1.6倍に大きくなることが記載され
ている。
い吸着性能とともにより低価格であること、すなわちコ
ストパフォーマンスのよい吸着剤が要求される。また、
PSA法において、吸着剤使用量やポンプ能力などの装
置仕様や、圧力やサイクル時間などの運転条件は、静的
な吸着性能および酸素と窒素の分離性能などの、使用す
る吸着剤の基本性能に基づいて、酸素回収量や酸素生成
量などが最大になるように最適化される。したがって、
PSA法に使用される吸着剤、特にリチウム−フォージ
ャサイト型結晶性ゼオライトXとしては、高価なリチウ
ム原料の使用量を低減化し、コストパフォーマンスの高
い適切なリチウムイオン交換率にイオン交換されたリチ
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXが要求さ
れ、さらに吸着剤の基本性能にバラツキがないように、
リチウムイオン交換率にバラツキがない、高度にイオン
交換率を制御されたリチウム−フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXが要求されている。
ては、従来、ナトリウム−結晶性ゼオライト若しくはナ
トリウム,カリウム−結晶性ゼオライトに塩化リチウム
水溶液などを接触させる方法が用いられる。接触の方法
としては、イオン交換カラムに結晶性ゼオライトを充填
し、イオン交換カラムにイオン交換液を流通させる固定
床流通法や、結晶性ゼオライトとイオン交換液をイオン
交換槽内で回分的に接触させる回分法等がある。
オン交換され難く、リチウム原料は非常に高価であるた
め、高度にリチウムイオン交換されたリチウム−結晶性
ゼオライトは極めて高価なものとなっていた。フォージ
ャサイト型結晶性ゼオライトXをリチウムで高度にイオ
ン交換しようとした場合、リチウムカチオンが大量に必
要である。例えば、特公平5−25527号では、ナト
リウム−結晶性ゼオライトをイオン交換カラムに充填
し、水酸化リチウムでpHを調整した塩化リチウム水溶
液をリサイクルさせずにワンパス通液させる方法が記載
されているが、70〜100%のリチウムイオン交換率
を得るために、塩化リチウム水溶液としてイオン交換リ
チウム量の4〜12倍の化学量論的過剰量と接触させる
必要があることが記載されている。結晶性ゼオライトが
リチウムでイオン交換され難いのは、イオン交換液中に
共存するリチウム以外のカチオンがイオン交換を阻害す
るためである。特に、フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトX中に存在するナトリウムやカリウムをリチウムに
イオン交換する場合、リチウムカチオンよりもナトリウ
ムカチオンやカリウムカチオンの方がフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXにイオン交換しやすく、リチウム
イオン交換平衡定数Kは1未満となる。
り定義される。
表し、(2)式はAイオン及びBイオン交換体に対する
Cイオン交換定数を表す。
換体中の総カチオンに対するCイオンのモル比率を表
す。ZAはカチオン交換体中の総カチオンに対するAイ
オンのモル比率を表す。SAは液相の総カチオンに対す
るAイオンのモル比率を表す。SCは液相の総カチオン
に対するCイオンのモル比率を表す。ZA+Bはカチオン
交換体中の総カチオンに対するAイオンとBイオンの和
のモル比率を表す。
ンとBイオンの和のモル比率を表す。SCは液相の総カ
チオンに対するCイオンのモル比率を表す。
換体中の総アニオンに対するCイオンのモル比率を表
す。ZAはアニオン交換体中の総アニオンに対するAイ
オンのモル比率を表す。SAは液相の総アニオンに対す
るAイオンのモル比率を表す。SCは液相の総アニオン
に対するCイオンのモル比率を表す。ZA+Bはアニオン
交換体中の総アニオンに対するAイオンとBイオンの和
のモル比率を表す。
ンとBイオンの和のモル比率を表す。SCは液相の総ア
ニオンに対するCイオンのモル比率を表す。
体を結晶性ゼオライト、Aイオンをナトリウムカチオ
ン、Bイオンをカリウムカチオン、Cイオンをリチウム
カチオンにそれぞれ置き換えることによりナトリウム−
結晶性ゼオライトまたはナトリウム,カリウム−結晶性
ゼオライトに対するリチウムイオン交換定数Kを定義す
ることができる。
固定床流通法でワンパス通液イオン交換する場合、ワン
パス溶液の流速や温度等の諸条件を一定にして行なえ
ば、イオン交換カラム内で形成される破過帯は同一形状
で移動する。したがって、イオン交換カラムの長さを破
過帯長よりも十分に長くすることにより、イオン交換体
のイオン量に対し、ほぼ化学量論量のワンパス溶液でイ
オン交換率95%以上の高度なイオン交換を実施するこ
とができる。
固定床流通法でワンパス通液イオン交換する場合には、
イオン交換カラム内で形成される破過帯は流通液総量と
ともに伸長化し、高度にイオン交換しようとすると、破
過帯長はイオン交換カラムよりも長くなる。したがっ
て、リチウムイオン交換率はイオン交換カラムの入口部
と出口部で大きく異なり、リチウムイオン交換率はイオ
ン交換カラムの入口部で一番高く、出口部方向に向かう
にしたがって低くなる。すなわち、従来、固定床流通法
でリチウムカチオンのようにイオン交換し難いイオンを
イオン交換する場合には、イオン交換体のイオン量に対
し、化学量論量の数倍から十数倍のワンパス溶液が必要
とされる。さらに、イオン交換カラムの入口部と出口部
のイオン交換率の差が大きいため、イオン交換率を精密
に制御することは非常に困難であった。
換を回分法で実施する場合は、容器内のイオン交換体の
イオン交換率を非常に精度よく制御することができる
が、例えば固定床流通式に比較し、さらに多量のイオン
原料が必要となり、リチウム塩のように高価なイオン原
料を使用する場合には工業的に極めて不利である。
ン交換し難いイオンをイオン交換する方法として、イオ
ン交換率を精密に制御し、且つ高価なイオン原料を大量
に使用することなく効率よくイオン交換する方法を提供
するものであり、特に高価なリチウム−結晶性ゼオライ
トを低コストで、リチウムイオン交換率を精度よく制御
して製造するためのイオン交換方法を提供することにあ
る。
換定数Kが1未満のイオン交換し難いイオンの、固定床
流通法によるイオン交換性を鋭意検討した結果、イオン
交換し難いイオンを含むワンパス溶液をワンパス通液し
た後に、イオン交換し難いイオンを含む循環溶液を循環
通液することにより、イオン原料を大量に使用すること
なく、効率よくイオン交換し、イオン交換カラムの入口
部と出口部のイオン交換率の差を小さくして、イオン交
換率を精密に制御すること、特にナトリウム−フォージ
ャサイト型ゼオライトXまたはナトリウム,カリウム−
フォージャサイト型ゼオライトXのリチウムイオン交換
において、ナトリウム−フォージャサイト型ゼオライト
Xまたはナトリウム,カリウム−フォージャサイト型ゼ
オライトXを固定床流通式のイオン交換カラムに充填し
て、リチウムカチオンを含有するワンパス溶液をワンパ
ス通液した後に、リチウムカチオンを含有する循環溶液
をナトリウム−フォージャサイト型ゼオライトXまたは
ナトリウム,カリウム−フォージャサイト型ゼオライト
Xが充填されたイオン交換カラムを少なくとも平均して
5回以上循環通液させることにより、リチウム原料を大
量に使用することなく、効率よくリチウムイオン交換
し、得られるリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのイオン交換カラムの入口部と出口部のリチウ
ムイオン交換率の差が3%以内でイオン交換率を精密に
制御することを見出し、本発明を完成するに至ったもの
である。
イオン交換体を固定床流通式のイオン交換カラムに充填
されて実施される。
なく、カチオン交換体、アニオン交換体のいずれも使用
することができる。カチオン交換体としては結晶性ゼオ
ライトが挙げられる。結晶性ゼオライトの種類としても
特に限定はなく、例えばA型ゼオライト、X型ゼオライ
ト,Y型ゼオライトなどが例示できる。特に酸素製造を
目的としたPSA用吸着剤としては、フォージャサイト
型結晶性ゼオライトX、さらにSiO2/Al2O3モル
比が2.0〜2.5のフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXが好ましい。
あるAイオンまたはAイオン及びBイオンと、イオン交
換するイオンであるCイオンの組合わせとしては、イオ
ン交換平衡定数Kが1未満である組合わせ、すなわちイ
オン交換体に対して、Aイオン及びBイオンよりもCイ
オンの方がイオン交換し難い組合わせであれば、特に限
定されるものではない。例えば、イオン交換体がフォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXで、Aイオンがナトリ
ウムカチオン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオン
がリチウムカチオンの場合がこれに該当し、フォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXに対し、リチウムはナトリ
ウムおよびカリウムよりもイオン交換し難い。
溶液はイオン交換体が充填されたイオン交換カラムの入
口部から出口部に循環することなくワンパス通液する。
ワンパス通液では、イオン交換カラムの入口部と出口部
ではイオン交換体のCイオン交換率は大きく異なり、入
口部でCイオン交換率は高く、出口部でCイオン交換率
は低い。
ンを含む循環溶液をイオン交換体が充填されたイオン交
換カラムの入口部から出口部に通液し、出口部から流出
した循環液を引続きイオン交換カラムの入口部に戻し
て、同様に通液することを繰返す循環通液を実施するこ
とが必須である。循環通液を繰返すことにより、イオン
交換カラムの入口部と出口部のイオン交換体のCイオン
交換率の差は小さくなり、イオン交換率を高度に制御す
ることができる。
着剤の調製として有用な、イオン交換体としてSiO2
/Al2O3モル比が2.0〜2.5のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXで、Aイオンがナトリウムカチオ
ン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオンがリチウム
カチオンの場合を例に挙げて詳細に説明する。
ワンパス溶液およびリチウムカチオンを含む循環溶液と
しては特に限定されないが、イオン交換性を考慮する
と、塩化リチウム、硝酸リチウム、硫酸リチウム等の水
溶性リチウム塩の水溶液が好ましい。
いが、0.1〜10.0mol/l、特に0.5〜5.
0mol/lが好ましい。また温度に関しても特に限定
はなく、室温〜100℃、特に30〜90℃の範囲で実
施すればよい。
溶液をフォージャサイト型結晶性ゼオライトXが充填さ
れたイオン交換カラムを少なくとも平均して、5回以上
循環通液することが好ましい。リチウムカチオンを含む
循環溶液の平均循環通液回数が5回より小さい場合は、
イオン交換カラムの入口部と出口部のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率の差を3
%以内にすることが難しい。フォージャサイト型結晶性
ゼオライトのリチウムイオン交換率の差が3%以上の場
合、吸着剤としての基本性能において、リチウムイオン
交換率に基づくバラツキが大きく、PSA法の装置の設
計および運転方法の決定に支障を来すため好ましくな
い。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液および循
環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した3.0
mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の水溶液
を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを固
定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃の水を
ワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃になる
まで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのカチオン量に対し、2.3倍当量のリチウム
カチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温してワンパ
ス通液した。その後、フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのカチオン量に対し、0.5倍当量のリチウムカ
チオンを含む循環溶液を70℃に昇温して、イオン交換
カラムを平均して14回循環するまで循環通液を実施し
た。こうして得られた、リチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率はカラム充
填層入口部で88.7%、出口部で88.3%であり、
イオン交換カラムの入口部と出口部の差は0.4%であ
った。平均リチウムイオン交換率88.5%のリチウム
−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを2.8倍当
量の塩化リチウム水溶液で得られたことになる。
対し、2.5倍当量のリチウムカチオンを含むワンパス
溶液を70℃に昇温してワンパス通液し、その後、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、0.5倍当量のリチウムカチオンを含む循環溶液を
70℃に昇温して、イオン交換カラムを平均して5回循
環するまで循環通液したことを除いて、実施例1と同様
にフォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイ
オン交換を実施した。こうして得られた、リチウム−フ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン
交換率はカラム充填層入口部で91.0%、出口部で8
9.5%であり、カラム充填層の入口と出口の差は1.
5%であった。平均リチウムイオン交換率90.0%の
リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
3.0倍当量の塩化リチウム水溶液で得られたことにな
る。
対し、0.5倍当量のリチウムカチオンを含む循環溶液
を70℃に昇温して、イオン交換カラムを平均して1
0.7回循環するまで循環通液したことを除いて、実施
例2と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオライトXの
リチウムイオン交換を実施した。こうして得られた、リ
チウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチ
ウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で90.3
%、出口部で88.7%であり、イオン交換カラムの入
口部と出口部の差は1.6%であった。平均リチウムイ
オン交換率89.5%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXを3.0倍当量の塩化リチウム水溶
液で得られたことになる。
対し、8.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパス
溶液を70℃に昇温してワンパス通液した。その後、フ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、2.0倍当量のリチウムカチオンを含む循環溶液を
70℃に昇温して、イオン交換カラムを平均して9回循
環するまで循環通液したことを除いて、実施例1と同様
にフォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイ
オン交換を実施した。こうして得られた、リチウム−フ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン
交換率はイオン交換カラム入口部で98.1%、出口部
で97.9%であり、イオン交換カラムの入口部と出口
部の差は0.2%であった。平均リチウムイオン交換率
98.0%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを10.0倍当量の塩化リチウム水溶液で得ら
れたことになる。
のイオン交換カラムに充填し、50℃の水をワンパス通
液してイオン交換カラム全体が50℃になるまで昇温
し、その後、フォージャサイト型結晶性ゼオライトXの
カチオン量に対し、2.2倍当量のリチウムカチオンを
含むワンパス溶液を50℃に昇温してワンパス通液し、
さらにその後、フォージャサイト型結晶性ゼオライトX
のカチオン量に対し、0.5倍当量のリチウムカチオン
を含む循環溶液を50℃に昇温して、イオン交換カラム
を平均して19回循環するまで循環通液したことを除い
て、実施例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
85.2%、出口部で84.8%であり、イオン交換カ
ラムの入口部と出口部の差は0.4%であった。平均リ
チウムイオン交換率85.0%のリチウム−フォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXを2.7倍当量の塩化リチ
ウム水溶液で得られたことになる。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液および循
環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した3.0
mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の水溶液
を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを固
定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃の水を
ワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃になる
まで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのカチオン量に対し、2.5倍当量のリチウム
カチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温してワンパ
ス通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交
換率はイオン交換カラム入口部で97.0%、出口部で
67.0%であった。平均リチウムイオン交換率82%
のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXが
2.5倍当量の塩化リチウム水溶液で得られたことにな
るが、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は30%
と非常に大きかった。
対し、4.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパス
溶液を70℃に昇温してワンパス通液したことを除い
て、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
97.2%、出口部で84.8%であった。平均リチウ
ムイオン交換率91%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXが4.0倍当量の塩化リチウム水溶
液で得られたことになるが、イオン交換カラムの入口部
と出口部の差は12.4%と非常に大きかった。
対し、10.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパ
ス溶液を70℃に昇温してワンパス通液したことを除い
て、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
99.0%、出口部で95.5%であった。平均リチウ
ムイオン交換率98%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXが10.0倍当量の塩化リチウム水
溶液で得られたことになるが、イオン交換カラムの入口
部と出口部の差は3.5%と大きかった。
のイオン交換カラムに充填し、50℃の水をワンパス通
液してイオン交換カラム全体が50℃になるまで昇温
し、その後、フォージャサイト型結晶性ゼオライトXの
カチオン量に対し、2.2倍当量のリチウムカチオンを
含むワンパス溶液を50℃に昇温してワンパス通液した
こと除いて、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのリチウムイオン交換を実施した。こう
して得られた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼ
オライトXのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム
入口部で97.0%、出口部で68.7%であった。平
均リチウムイオン交換率83%のリチウム−フォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXが2.2倍当量の塩化リチ
ウム水溶液で得られたことになるが、イオン交換カラム
入口部と出口部の差は28.3%と非常に大きかった。
対し、0.5倍当量のリチウムカチオンを含む循環溶液
を70℃に昇温して、イオン交換カラムを平均して3.
6回循環するまで循環通液したこと除いて、実施例2と
同様にフォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウ
ムイオン交換を実施した。こうして得られた、リチウム
−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイ
オン交換率はイオン交換カラム入口部で91.3%、出
口部で87.7%であった。平均リチウムイオン交換率
89.5%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXが2.7倍当量の塩化リチウム水溶液で得られ
たことになるが、イオン交換カラムの入口部と出口部の
差は3.6%と大きかった。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間イオン交換を実
施した。こうして得られたリチウム−フォージャサイト
型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は74%
であった。したがって、回分法でリチウムイオン交換率
74%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライ
トXを得るためには、6.0倍当量の塩化リチウム水溶
液が必要であったことになる。
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、3.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は8
7%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率87%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、9.0倍当量の塩化リチウム
水溶液が必要であったことになる。
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は9
1%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率91%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、12.0倍当量の塩化リチウ
ム水溶液が必要であったことになる。
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は9
7%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率97%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、18.0倍当量の塩化リチウ
ム水溶液が必要であったことになる。
イオン交換し難いイオンのイオン交換において、イオン
交換率を精密に制御し、且つ高価なイオン原料を大量に
使用することなく効率のよいイオン交換を実施すること
ができ、特にリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを、リチウムイオン交換率を精度よく制御し
て、高価なリチウム原料を大量に使用することなく、効
率のよいリチウムイオン交換を実施することにより、P
SA法で使用される高性能な吸着剤として、安定した性
能を有するリチウム−結晶性ゼオライトを低コストで提
供することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】Aイオン交換体またはAイオン及びBイオ
ン交換体をイオン交換カラムに充填して固定床流通法に
より、Aイオン交換体のAイオンの一部または全部を、
またはAイオン及びBイオン交換体のAイオンおよびB
イオンの一部または全部を、イオン交換平衡定数Kが1
未満の値を有するCイオンに交換してCイオン交換体を
得るためのイオン交換方法において、Cイオンを含むワ
ンパス溶液をワンパス通液した後に、Cイオンを含む循
環溶液を循環通液することを特徴とするイオン交換方
法。 - 【請求項2】請求項1に記載のイオン交換方法におい
て、イオン交換体が結晶性ゼオライトから成ることを特
徴とするイオン交換方法。 - 【請求項3】請求項2に記載のイオン交換方法におい
て、当該結晶性ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比
が2.0〜2.5のフォージャサイト型結晶性ゼオライ
トXであることを特徴とする請求項2記載のイオン交換
方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の
イオン交換方法において、Aイオンがナトリウムカチオ
ン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオンがリチウム
カチオンであることを特徴とするイオン交換方法。 - 【請求項5】請求項4に記載のイオン交換方法におい
て、リチウムカチオンを含む循環溶液を、フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXが充填されたイオン交換カラ
ムを、少なくとも平均して5回以上循環通液させること
を特徴とするイオン交換方法。 - 【請求項6】請求項5に記載のイオン交換方法におい
て、得られるリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのリチウムイオン交換率として、イオン交換カ
ラムの入口部と出口部のリチウムイオン交換率の差が3
%以内であることを特徴とするイオン交換方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10038567A JPH11226429A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | イオン交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10038567A JPH11226429A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | イオン交換方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11226429A true JPH11226429A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12528888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10038567A Pending JPH11226429A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | イオン交換方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11226429A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009227484A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Railway Technical Res Inst | リチウム型ゼオライトの製造方法 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP10038567A patent/JPH11226429A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009227484A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Railway Technical Res Inst | リチウム型ゼオライトの製造方法 |
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