JPH11226431A - イオン交換方法 - Google Patents
イオン交換方法Info
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- JPH11226431A JPH11226431A JP10038569A JP3856998A JPH11226431A JP H11226431 A JPH11226431 A JP H11226431A JP 10038569 A JP10038569 A JP 10038569A JP 3856998 A JP3856998 A JP 3856998A JP H11226431 A JPH11226431 A JP H11226431A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】イオン交換し難いイオンをイオン交換する方法
を提供する。 【解決手段】Aイオン交換体またはAイオン及びBイオ
ン交換体をイオン交換カラムに充填して固定床流通法に
より、Aイオン交換体のAイオンの一部または全部を、
またはAイオン及びBイオン交換体のAイオンおよびB
イオンの一部または全部を、イオン交換平衡定数Kが1
未満の値を有するCイオンに交換してCイオン交換体を
得るためのイオン交換方法において、Cイオンを含むワ
ンパス溶液をワンパス通液した後に、Cイオンを含む循
環溶液を循環通液してCイオン交換体を得た後、Cイオ
ンを含む循環後溶液の一部または全部を、別のAイオン
交換体、または別のAイオン及びBイオン交換体をイオ
ン交換カラムに充填して固定床流通法により、Cイオン
を含むワンパス溶液をワンパス通液する際の、ワンパス
溶液として使用することを特徴とするイオン交換方法。
を提供する。 【解決手段】Aイオン交換体またはAイオン及びBイオ
ン交換体をイオン交換カラムに充填して固定床流通法に
より、Aイオン交換体のAイオンの一部または全部を、
またはAイオン及びBイオン交換体のAイオンおよびB
イオンの一部または全部を、イオン交換平衡定数Kが1
未満の値を有するCイオンに交換してCイオン交換体を
得るためのイオン交換方法において、Cイオンを含むワ
ンパス溶液をワンパス通液した後に、Cイオンを含む循
環溶液を循環通液してCイオン交換体を得た後、Cイオ
ンを含む循環後溶液の一部または全部を、別のAイオン
交換体、または別のAイオン及びBイオン交換体をイオ
ン交換カラムに充填して固定床流通法により、Cイオン
を含むワンパス溶液をワンパス通液する際の、ワンパス
溶液として使用することを特徴とするイオン交換方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン交換体を難
イオン交換性イオンによりイオン交換する方法、特に結
晶性ゼオライトを難イオン交換性であるリチウムイオン
によりイオン交換する方法に関するものである。
イオン交換性イオンによりイオン交換する方法、特に結
晶性ゼオライトを難イオン交換性であるリチウムイオン
によりイオン交換する方法に関するものである。
【0002】リチウムでイオン交換したリチウム−結晶
性ゼオライト、特にリチウム−フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXは窒素の選択特性に優れ、圧力揺動吸着
法(PSA法:Pressure Swing Ads
orption法)によって濃縮酸素を得るための吸着
剤として用いられる。
性ゼオライト、特にリチウム−フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXは窒素の選択特性に優れ、圧力揺動吸着
法(PSA法:Pressure Swing Ads
orption法)によって濃縮酸素を得るための吸着
剤として用いられる。
【0003】例えば米国特許3140933号において
リチウムカチオンでイオン交換したリチウム−フォージ
ャサイト型結晶性ゼイライトXが空気分離特性に優れて
いることが示されている。
リチウムカチオンでイオン交換したリチウム−フォージ
ャサイト型結晶性ゼイライトXが空気分離特性に優れて
いることが示されている。
【0004】
【従来の技術】PSA法に用いられるリチウム−結晶性
ゼオライトにおいて、静的な吸着性能および酸素と窒素
の分離性能は、リチウムイオン交換率に強く依存するこ
とが知られている。例えば特公平5−25527号公報
では、SiO2/Al2O3モル比が2.5のフォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXにおいて、リチウムイオン
交換率を85%から94%にすることにより、酸素と窒
素の分離係数が2.7から6.2と約2.3倍に大きく
なることが記載されている。また米国特許526802
3号公報では、SiO2/Al2O3モル比が2.0のフ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXにおいて、リチウ
ムイオン交換率を70%から83%にすることにより、
窒素の有効吸着量が0.32mmol/gから0.51
mmol/gと約1.6倍に大きくなることが記載され
ている。
ゼオライトにおいて、静的な吸着性能および酸素と窒素
の分離性能は、リチウムイオン交換率に強く依存するこ
とが知られている。例えば特公平5−25527号公報
では、SiO2/Al2O3モル比が2.5のフォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXにおいて、リチウムイオン
交換率を85%から94%にすることにより、酸素と窒
素の分離係数が2.7から6.2と約2.3倍に大きく
なることが記載されている。また米国特許526802
3号公報では、SiO2/Al2O3モル比が2.0のフ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXにおいて、リチウ
ムイオン交換率を70%から83%にすることにより、
窒素の有効吸着量が0.32mmol/gから0.51
mmol/gと約1.6倍に大きくなることが記載され
ている。
【0005】PSA法に使用される吸着剤としては、高
い吸着性能とともにより低価格であること、すなわちコ
ストパフォーマンスのよい吸着剤が要求される。また、
PSA法において、吸着剤使用量やポンプ能力などの装
置仕様や、圧力やサイクル時間などの運転条件は、静的
な吸着性能および酸素と窒素の分離性能などの、使用す
る吸着剤の基本性能に基づいて、酸素回収量や酸素生成
量などが最大になるように最適化される。したがって、
PSA法に使用される吸着剤、特にリチウム−フォージ
ャサイト型結晶性ゼオライトXとしては、高価なリチウ
ム原料の使用量を低減化し、コストパフォーマンスの高
い適切なリチウムイオン交換率にイオン交換されたリチ
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXが要求さ
れ、さらに吸着剤の基本性能にバラツキがないように、
リチウムイオン交換率にバラツキがない、高度にイオン
交換率を制御されたリチウム−フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXが要求されている。
い吸着性能とともにより低価格であること、すなわちコ
ストパフォーマンスのよい吸着剤が要求される。また、
PSA法において、吸着剤使用量やポンプ能力などの装
置仕様や、圧力やサイクル時間などの運転条件は、静的
な吸着性能および酸素と窒素の分離性能などの、使用す
る吸着剤の基本性能に基づいて、酸素回収量や酸素生成
量などが最大になるように最適化される。したがって、
PSA法に使用される吸着剤、特にリチウム−フォージ
ャサイト型結晶性ゼオライトXとしては、高価なリチウ
ム原料の使用量を低減化し、コストパフォーマンスの高
い適切なリチウムイオン交換率にイオン交換されたリチ
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXが要求さ
れ、さらに吸着剤の基本性能にバラツキがないように、
リチウムイオン交換率にバラツキがない、高度にイオン
交換率を制御されたリチウム−フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXが要求されている。
【0006】リチウム−結晶性ゼオライトの製造法とし
ては、従来、ナトリウム−結晶性ゼオライト若しくはナ
トリウム,カリウム−結晶性ゼオライトに塩化リチウム
水溶液などを接触させる方法が用いられる。接触の方法
としては、イオン交換カラムに結晶性ゼオライトを充填
し、イオン交換カラムにイオン交換液を流通させる固定
床流通法や、結晶性ゼオライトとイオン交換液をイオン
交換槽内で回分的に接触させる回分法等がある。
ては、従来、ナトリウム−結晶性ゼオライト若しくはナ
トリウム,カリウム−結晶性ゼオライトに塩化リチウム
水溶液などを接触させる方法が用いられる。接触の方法
としては、イオン交換カラムに結晶性ゼオライトを充填
し、イオン交換カラムにイオン交換液を流通させる固定
床流通法や、結晶性ゼオライトとイオン交換液をイオン
交換槽内で回分的に接触させる回分法等がある。
【0007】結晶性ゼオライトはリチウムカチオンでイ
オン交換され難く、リチウム原料は非常に高価であるた
め、高度にリチウムイオン交換されたリチウム−結晶性
ゼオライトは極めて高価なものとなっていた。フォージ
ャサイト型結晶性ゼオライトXをリチウムで高度にイオ
ン交換しようとした場合、リチウムカチオンが大量に必
要である。例えば、特公平5−25527号では、ナト
リウム−結晶性ゼオライトをイオン交換カラムに充填
し、水酸化リチウムでpHを調整した塩化リチウム水溶
液をリサイクルさせずにワンパス通液させる方法が記載
されているが、70〜100%のリチウムイオン交換率
を得るために、塩化リチウム水溶液としてイオン交換リ
チウム量の4〜12倍の化学量論的過剰量と接触させる
必要があることが記載されている。結晶性ゼオライトが
リチウムでイオン交換され難いのは、イオン交換液中に
共存するリチウム以外のカチオンがイオン交換を阻害す
るためである。特に、フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトX中に存在するナトリウムやカリウムをリチウムに
イオン交換する場合、リチウムカチオンよりもナトリウ
ムカチオンやカリウムカチオンの方がフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXにイオン交換しやすく、リチウム
イオン交換平衡定数Kは1未満となる。
オン交換され難く、リチウム原料は非常に高価であるた
め、高度にリチウムイオン交換されたリチウム−結晶性
ゼオライトは極めて高価なものとなっていた。フォージ
ャサイト型結晶性ゼオライトXをリチウムで高度にイオ
ン交換しようとした場合、リチウムカチオンが大量に必
要である。例えば、特公平5−25527号では、ナト
リウム−結晶性ゼオライトをイオン交換カラムに充填
し、水酸化リチウムでpHを調整した塩化リチウム水溶
液をリサイクルさせずにワンパス通液させる方法が記載
されているが、70〜100%のリチウムイオン交換率
を得るために、塩化リチウム水溶液としてイオン交換リ
チウム量の4〜12倍の化学量論的過剰量と接触させる
必要があることが記載されている。結晶性ゼオライトが
リチウムでイオン交換され難いのは、イオン交換液中に
共存するリチウム以外のカチオンがイオン交換を阻害す
るためである。特に、フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトX中に存在するナトリウムやカリウムをリチウムに
イオン交換する場合、リチウムカチオンよりもナトリウ
ムカチオンやカリウムカチオンの方がフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXにイオン交換しやすく、リチウム
イオン交換平衡定数Kは1未満となる。
【0008】ここで、イオン交換平衡定数Kは以下によ
り定義される。
り定義される。
【0009】 K=(ZC・SA)/(ZA・SC) (1) K=(ZC・SA+B)/(ZA+B・SC) (2) (1)式はAイオン交換体に対するCイオン交換定数を
表し、(2)式はAイオン及びBイオン交換体に対する
Cイオン交換定数を表す。
表し、(2)式はAイオン及びBイオン交換体に対する
Cイオン交換定数を表す。
【0010】カチオン交換体の場合、ZCはカチオン交
換体中の総カチオンに対するCイオンのモル比率を表
す。ZAはカチオン交換体中の総カチオンに対するAイ
オンのモル比率を表す。SAは液相の総カチオンに対す
るAイオンのモル比率を表す。SCは液相の総カチオン
に対するCイオンのモル比率を表す。ZA+Bはカチオン
交換体中の総カチオンに対するAイオンとBイオンの和
のモル比率を表す。
換体中の総カチオンに対するCイオンのモル比率を表
す。ZAはカチオン交換体中の総カチオンに対するAイ
オンのモル比率を表す。SAは液相の総カチオンに対す
るAイオンのモル比率を表す。SCは液相の総カチオン
に対するCイオンのモル比率を表す。ZA+Bはカチオン
交換体中の総カチオンに対するAイオンとBイオンの和
のモル比率を表す。
【0011】SA+Bは液相の総カチオンに対するAイオ
ンとBイオンの和のモル比率を表す。SCは液相の総カ
チオンに対するCイオンのモル比率を表す。
ンとBイオンの和のモル比率を表す。SCは液相の総カ
チオンに対するCイオンのモル比率を表す。
【0012】アニオン交換体の場合、ZCはアニオン交
換体中の総アニオンに対するCイオンのモル比率を表
す。ZAはアニオン交換体中の総アニオンに対するAイ
オンのモル比率を表す。SAは液相の総アニオンに対す
るAイオンのモル比率を表す。SCは液相の総アニオン
に対するCイオンのモル比率を表す。ZA+Bはアニオン
交換体中の総アニオンに対するAイオンとBイオンの和
のモル比率を表す。
換体中の総アニオンに対するCイオンのモル比率を表
す。ZAはアニオン交換体中の総アニオンに対するAイ
オンのモル比率を表す。SAは液相の総アニオンに対す
るAイオンのモル比率を表す。SCは液相の総アニオン
に対するCイオンのモル比率を表す。ZA+Bはアニオン
交換体中の総アニオンに対するAイオンとBイオンの和
のモル比率を表す。
【0013】SA+Bは液相の総アニオンに対するAイオ
ンとBイオンの和のモル比率を表す。SCは液相の総ア
ニオンに対するCイオンのモル比率を表す。
ンとBイオンの和のモル比率を表す。SCは液相の総ア
ニオンに対するCイオンのモル比率を表す。
【0014】以上の式および説明において、イオン交換
体を結晶性ゼオライト、Aイオンをナトリウムカチオ
ン、Bイオンをカリウムカチオン、Cイオンをリチウム
カチオンにそれぞれ置き換えることによりナトリウム−
結晶性ゼオライトまたはナトリウム,カリウム−結晶性
ゼオライトに対するリチウムイオン交換定数Kを定義す
ることができる。
体を結晶性ゼオライト、Aイオンをナトリウムカチオ
ン、Bイオンをカリウムカチオン、Cイオンをリチウム
カチオンにそれぞれ置き換えることによりナトリウム−
結晶性ゼオライトまたはナトリウム,カリウム−結晶性
ゼオライトに対するリチウムイオン交換定数Kを定義す
ることができる。
【0015】イオン交換平衡定数Kが1以上のイオンを
固定床流通法でワンパス通液イオン交換する場合、ワン
パス溶液の流速や温度等の諸条件を一定にして行なえ
ば、イオン交換カラム内で形成される破過帯は同一形状
で移動する。したがって、イオン交換カラムの長さを破
過帯長よりも十分に長くすることにより、イオン交換体
のイオン量に対し、ほぼ化学量論量のワンパス溶液でイ
オン交換率95%以上の高度なイオン交換を実施するこ
とができる。
固定床流通法でワンパス通液イオン交換する場合、ワン
パス溶液の流速や温度等の諸条件を一定にして行なえ
ば、イオン交換カラム内で形成される破過帯は同一形状
で移動する。したがって、イオン交換カラムの長さを破
過帯長よりも十分に長くすることにより、イオン交換体
のイオン量に対し、ほぼ化学量論量のワンパス溶液でイ
オン交換率95%以上の高度なイオン交換を実施するこ
とができる。
【0016】イオン交換平衡定数Kが1未満のイオンを
固定床流通法でワンパス通液イオン交換する場合には、
イオン交換カラム内で形成される破過帯は流通液総量と
ともに伸長化し、高度にイオン交換しようとすると、破
過帯長はイオン交換カラムよりも長くなる。したがっ
て、リチウムイオン交換率はイオン交換カラムの入口部
と出口部で大きく異なり、リチウムイオン交換率はイオ
ン交換カラムの入口部で一番高く、出口部方向に向かう
にしたがって低くなる。すなわち、従来、固定床流通法
でリチウムカチオンのようにイオン交換し難いイオンを
イオン交換する場合には、イオン交換体のイオン量に対
し、化学量論量の数倍から十数倍のワンパス溶液が必要
とされる。さらに、イオン交換カラムの入口部と出口部
のイオン交換率の差が大きいため、イオン交換率を精密
に制御することは非常に困難であった。
固定床流通法でワンパス通液イオン交換する場合には、
イオン交換カラム内で形成される破過帯は流通液総量と
ともに伸長化し、高度にイオン交換しようとすると、破
過帯長はイオン交換カラムよりも長くなる。したがっ
て、リチウムイオン交換率はイオン交換カラムの入口部
と出口部で大きく異なり、リチウムイオン交換率はイオ
ン交換カラムの入口部で一番高く、出口部方向に向かう
にしたがって低くなる。すなわち、従来、固定床流通法
でリチウムカチオンのようにイオン交換し難いイオンを
イオン交換する場合には、イオン交換体のイオン量に対
し、化学量論量の数倍から十数倍のワンパス溶液が必要
とされる。さらに、イオン交換カラムの入口部と出口部
のイオン交換率の差が大きいため、イオン交換率を精密
に制御することは非常に困難であった。
【0017】また、イオン交換し難いイオンのイオン交
換を回分法で実施する場合は、容器内のイオン交換体の
イオン交換率を非常に精度よく制御することができる
が、例えば固定床流通式に比較し、さらに多量のイオン
原料が必要となり、リチウム塩のように高価なイオン原
料を使用する場合には工業的に極めて不利である。
換を回分法で実施する場合は、容器内のイオン交換体の
イオン交換率を非常に精度よく制御することができる
が、例えば固定床流通式に比較し、さらに多量のイオン
原料が必要となり、リチウム塩のように高価なイオン原
料を使用する場合には工業的に極めて不利である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イオ
ン交換し難いイオンをイオン交換する方法として、イオ
ン交換率を精密に制御し、且つ高価なイオン原料を大量
に使用することなく効率よくイオン交換する方法を提供
するものであり、特に高価なリチウム−結晶性ゼオライ
トを低コストで、リチウムイオン交換率を精度よく制御
して製造するためのイオン交換方法を提供することにあ
る。
ン交換し難いイオンをイオン交換する方法として、イオ
ン交換率を精密に制御し、且つ高価なイオン原料を大量
に使用することなく効率よくイオン交換する方法を提供
するものであり、特に高価なリチウム−結晶性ゼオライ
トを低コストで、リチウムイオン交換率を精度よく制御
して製造するためのイオン交換方法を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、イオン交
換定数Kが1未満のイオン交換し難いイオンの、固定床
流通法によるイオン交換性を鋭意検討した結果、イオン
交換し難いイオンを含むワンパス溶液をワンパス通液し
た後に、イオン交換し難いイオンを含む循環溶液を循環
通液し、さらに、循環通液後の循環後溶液は別のイオン
交換体を固定床流通法でイオン交換する際のワンパス溶
液として使用することにより、イオン原料の使用量を大
幅に低減して、効率よくイオン交換し、イオン交換カラ
ムの入口部と出口部のイオン交換率の差を小さくして、
イオン交換率を精密に制御すること、特にナトリウム−
フォージャサイト型ゼオライトXまたはナトリウム,カ
リウム−フォージャサイト型ゼオライトXのリチウムイ
オン交換において、ナトリウム−フォージャサイト型ゼ
オライトXまたはナトリウム,カリウム−フォージャサ
イト型ゼオライトXを固定床流通式のイオン交換カラム
に充填して、リチウムカチオンを含有するワンパス溶液
をワンパス通液した後に、リチウムカチオンを含有する
循環溶液をナトリウム−フォージャサイト型ゼオライト
Xまたはナトリウム,カリウム−フォージャサイト型ゼ
オライトXが充填されたイオン交換カラムを少なくとも
平均して5回以上循環通液させること、さらに、循環通
液後の循環後溶液を別のナトリウム−フォージャサイト
型ゼオライトX、または別のナトリウム,カリウム−フ
ォージャサイト型ゼオライトXを固定床流通式のイオン
交換カラムに充填して、ワンパス通液する際のリチウム
カチオンを含有するワンパス溶液として使用し、その後
リチウムカチオンを含有する循環溶液を循環通液するこ
とにより、リチウム原料の使用量を大幅に低減して、効
率よくリチウムイオン交換し、得られるリチウム−フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのイオン交換カラム
の入口部と出口部のリチウムイオン交換率の差が3%以
内でイオン交換率を精密に制御することを見出し、本発
明を完成するに至ったものである。以下に、本発明を詳
細に説明する。
換定数Kが1未満のイオン交換し難いイオンの、固定床
流通法によるイオン交換性を鋭意検討した結果、イオン
交換し難いイオンを含むワンパス溶液をワンパス通液し
た後に、イオン交換し難いイオンを含む循環溶液を循環
通液し、さらに、循環通液後の循環後溶液は別のイオン
交換体を固定床流通法でイオン交換する際のワンパス溶
液として使用することにより、イオン原料の使用量を大
幅に低減して、効率よくイオン交換し、イオン交換カラ
ムの入口部と出口部のイオン交換率の差を小さくして、
イオン交換率を精密に制御すること、特にナトリウム−
フォージャサイト型ゼオライトXまたはナトリウム,カ
リウム−フォージャサイト型ゼオライトXのリチウムイ
オン交換において、ナトリウム−フォージャサイト型ゼ
オライトXまたはナトリウム,カリウム−フォージャサ
イト型ゼオライトXを固定床流通式のイオン交換カラム
に充填して、リチウムカチオンを含有するワンパス溶液
をワンパス通液した後に、リチウムカチオンを含有する
循環溶液をナトリウム−フォージャサイト型ゼオライト
Xまたはナトリウム,カリウム−フォージャサイト型ゼ
オライトXが充填されたイオン交換カラムを少なくとも
平均して5回以上循環通液させること、さらに、循環通
液後の循環後溶液を別のナトリウム−フォージャサイト
型ゼオライトX、または別のナトリウム,カリウム−フ
ォージャサイト型ゼオライトXを固定床流通式のイオン
交換カラムに充填して、ワンパス通液する際のリチウム
カチオンを含有するワンパス溶液として使用し、その後
リチウムカチオンを含有する循環溶液を循環通液するこ
とにより、リチウム原料の使用量を大幅に低減して、効
率よくリチウムイオン交換し、得られるリチウム−フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのイオン交換カラム
の入口部と出口部のリチウムイオン交換率の差が3%以
内でイオン交換率を精密に制御することを見出し、本発
明を完成するに至ったものである。以下に、本発明を詳
細に説明する。
【0020】本発明で、イオン交換体のイオン交換は、
イオン交換体を固定床流通式のイオン交換カラムに充填
されて実施される。
イオン交換体を固定床流通式のイオン交換カラムに充填
されて実施される。
【0021】本発明で用いるイオン交換体は特に限定は
なく、カチオン交換体、アニオン交換体のいずれも使用
することができる。カチオン交換体としては結晶性ゼオ
ライトが挙げられる。結晶性ゼオライトの種類としても
特に限定はなく、例えばA型ゼオライト、X型ゼオライ
ト,Y型ゼオライトなどが例示できる。特に酸素製造を
目的としたPSA用吸着剤としては、フォージャサイト
型結晶性ゼオライトX、さらにSiO2/Al2O3モル
比が2.0〜2.5のフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXが好ましい。
なく、カチオン交換体、アニオン交換体のいずれも使用
することができる。カチオン交換体としては結晶性ゼオ
ライトが挙げられる。結晶性ゼオライトの種類としても
特に限定はなく、例えばA型ゼオライト、X型ゼオライ
ト,Y型ゼオライトなどが例示できる。特に酸素製造を
目的としたPSA用吸着剤としては、フォージャサイト
型結晶性ゼオライトX、さらにSiO2/Al2O3モル
比が2.0〜2.5のフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXが好ましい。
【0022】本発明で用いるイオン交換体内のイオンで
あるAイオンまたはAイオン及びBイオンと、イオン交
換するイオンであるCイオンの組合わせとしては、イオ
ン交換平衡定数Kが1未満である組合わせ、すなわちイ
オン交換体に対して、Aイオン及びBイオンよりもCイ
オンの方がイオン交換し難い組合わせであれば、特に限
定されるものではない。例えば、イオン交換体がフォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXで、Aイオンがナトリ
ウムカチオン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオン
がリチウムカチオンの場合がこれに該当し、フォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXに対し、リチウムはナトリ
ウムおよびカリウムよりもイオン交換し難い。
あるAイオンまたはAイオン及びBイオンと、イオン交
換するイオンであるCイオンの組合わせとしては、イオ
ン交換平衡定数Kが1未満である組合わせ、すなわちイ
オン交換体に対して、Aイオン及びBイオンよりもCイ
オンの方がイオン交換し難い組合わせであれば、特に限
定されるものではない。例えば、イオン交換体がフォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXで、Aイオンがナトリ
ウムカチオン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオン
がリチウムカチオンの場合がこれに該当し、フォージャ
サイト型結晶性ゼオライトXに対し、リチウムはナトリ
ウムおよびカリウムよりもイオン交換し難い。
【0023】本発明において、Cイオンを含むワンパス
溶液はイオン交換体が充填されたイオン交換カラムの入
口部から出口部に循環することなくワンパス通液する。
ワンパス通液では、イオン交換カラムの入口部と出口部
ではイオン交換体のCイオン交換率は大きく異なり、入
口部でCイオン交換率は高く、出口部でCイオン交換率
は低い。
溶液はイオン交換体が充填されたイオン交換カラムの入
口部から出口部に循環することなくワンパス通液する。
ワンパス通液では、イオン交換カラムの入口部と出口部
ではイオン交換体のCイオン交換率は大きく異なり、入
口部でCイオン交換率は高く、出口部でCイオン交換率
は低い。
【0024】本発明では、ワンパス通液の後に、Cイオ
ンを含む循環溶液をイオン交換体が充填されたイオン交
換カラムの入口部から出口部に通液し、出口部から流出
した循環液を引続きイオン交換カラムの入口部に戻し
て、同様に通液することを繰返す循環通液を実施するこ
とが必須である。循環通液を繰返すことにより、イオン
交換カラムの入口部と出口部のイオン交換体のCイオン
交換率の差は小さくなり、イオン交換率を高度に制御す
ることができる。
ンを含む循環溶液をイオン交換体が充填されたイオン交
換カラムの入口部から出口部に通液し、出口部から流出
した循環液を引続きイオン交換カラムの入口部に戻し
て、同様に通液することを繰返す循環通液を実施するこ
とが必須である。循環通液を繰返すことにより、イオン
交換カラムの入口部と出口部のイオン交換体のCイオン
交換率の差は小さくなり、イオン交換率を高度に制御す
ることができる。
【0025】本発明では、循環通液後の循環後溶液の一
部あるいは全部を、別のイオン交換体をイオン交換カラ
ムに充填して固定床流通法によりワンパス通液する際
の、ワンパス溶液として使用する。Aイオン交換体また
はAイオン及びBイオン交換体をイオン交換平衡定数K
が1未満のイオン交換し難いCイオンでイオン交換する
場合、回分法あるいは固定床流通法でも循環通液させる
場合等では、イオン交換体とイオン交換液はイオン交換
平衡定数に基づく平衡状態に達するため、イオン交換体
がカチオン交換体の場合、イオン交換液中の総カチオン
に対するCイオンのモル比率、あるいはイオン交換体が
アニオン交換体の場合、イオン交換液中の総アニオンに
対するCイオンモル比率は、イオン交換体のCイオン交
換率よりも高くなる。この知見を鋭意検討した結果、本
発明では、循環通液後の循環後溶液をそのままワンパス
溶液として使用することにより、イオン交換し難いイオ
ンのイオン原料の使用量を大幅に低減することが可能と
なった。
部あるいは全部を、別のイオン交換体をイオン交換カラ
ムに充填して固定床流通法によりワンパス通液する際
の、ワンパス溶液として使用する。Aイオン交換体また
はAイオン及びBイオン交換体をイオン交換平衡定数K
が1未満のイオン交換し難いCイオンでイオン交換する
場合、回分法あるいは固定床流通法でも循環通液させる
場合等では、イオン交換体とイオン交換液はイオン交換
平衡定数に基づく平衡状態に達するため、イオン交換体
がカチオン交換体の場合、イオン交換液中の総カチオン
に対するCイオンのモル比率、あるいはイオン交換体が
アニオン交換体の場合、イオン交換液中の総アニオンに
対するCイオンモル比率は、イオン交換体のCイオン交
換率よりも高くなる。この知見を鋭意検討した結果、本
発明では、循環通液後の循環後溶液をそのままワンパス
溶液として使用することにより、イオン交換し難いイオ
ンのイオン原料の使用量を大幅に低減することが可能と
なった。
【0026】以下に、酸素製造を目的としたPSA用吸
着剤の調製として有用な、イオン交換体としてSiO2
/Al2O3モル比が2.0〜2.5のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXで、Aイオンがナトリウムカチオ
ン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオンがリチウム
カチオンの場合を例に挙げて詳細に説明する。
着剤の調製として有用な、イオン交換体としてSiO2
/Al2O3モル比が2.0〜2.5のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXで、Aイオンがナトリウムカチオ
ン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオンがリチウム
カチオンの場合を例に挙げて詳細に説明する。
【0027】本発明において、リチウムカチオンを含む
ワンパス溶液およびリチウムカチオンを含む循環溶液と
しては特に限定されないが、イオン交換性を考慮する
と、塩化リチウム、硝酸リチウム、硫酸リチウム等の水
溶性リチウム塩の水溶液が好ましい。
ワンパス溶液およびリチウムカチオンを含む循環溶液と
しては特に限定されないが、イオン交換性を考慮する
と、塩化リチウム、硝酸リチウム、硫酸リチウム等の水
溶性リチウム塩の水溶液が好ましい。
【0028】リチウムカチオンを含むワンパス溶液およ
びリチウムカチオンを含む循環溶液中のリチウム塩濃度
は特に限定されないが、0.1〜10.0mol/l、
特に0.5〜5.0mol/lが好ましい。また温度に
関しても特に限定はなく、室温〜100℃、特に30〜
90℃の範囲で実施すればよい。
びリチウムカチオンを含む循環溶液中のリチウム塩濃度
は特に限定されないが、0.1〜10.0mol/l、
特に0.5〜5.0mol/lが好ましい。また温度に
関しても特に限定はなく、室温〜100℃、特に30〜
90℃の範囲で実施すればよい。
【0029】本発明では、リチウムカチオンを含む循環
溶液をフォージャサイト型結晶性ゼオライトXが充填さ
れたイオン交換カラムを少なくとも平均して、5回以上
循環通液することが好ましい。リチウムカチオンを含む
循環溶液の平均循環通液回数が5回より小さい場合は、
イオン交換カラムの入口部と出口部のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率の差を3
%以内にすることが難しい。フォージャサイト型結晶性
ゼオライトのリチウムイオン交換率の差が3%以上の場
合、吸着剤としての基本性能において、リチウムイオン
交換率に基づくバラツキが大きく、PSA法の装置の設
計および運転方法の決定に支障を来すため好ましくな
い。
溶液をフォージャサイト型結晶性ゼオライトXが充填さ
れたイオン交換カラムを少なくとも平均して、5回以上
循環通液することが好ましい。リチウムカチオンを含む
循環溶液の平均循環通液回数が5回より小さい場合は、
イオン交換カラムの入口部と出口部のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率の差を3
%以内にすることが難しい。フォージャサイト型結晶性
ゼオライトのリチウムイオン交換率の差が3%以上の場
合、吸着剤としての基本性能において、リチウムイオン
交換率に基づくバラツキが大きく、PSA法の装置の設
計および運転方法の決定に支障を来すため好ましくな
い。
【0030】本発明では、リチウムカチオンを含む循環
溶液をフォージャサイト型結晶性ゼオライトXが充填さ
れたイオン交換カラムを少なくとも平均して、5回以上
循環通液した後の循環後溶液を、別のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXをイオン交換カラムに充填して固
定床流通法によりワンパス通液する際の、ワンパス溶液
として使用する。その後リチウムカチオン含む循環溶液
を循環通液する。そこで生じる循環後溶液も、さらに別
のフォージャサイト型結晶性ゼオライトXをイオン交換
カラムに充填して固定床流通法によりワンパス通液する
際の、ワンパス溶液として使用する。これを繰返すこと
により、新規に必要なリチウムカチオン原料としては循
環溶液の調製分のみとなるため、リチウムカチオン原料
の使用量は著しく低減することができる。
溶液をフォージャサイト型結晶性ゼオライトXが充填さ
れたイオン交換カラムを少なくとも平均して、5回以上
循環通液した後の循環後溶液を、別のフォージャサイト
型結晶性ゼオライトXをイオン交換カラムに充填して固
定床流通法によりワンパス通液する際の、ワンパス溶液
として使用する。その後リチウムカチオン含む循環溶液
を循環通液する。そこで生じる循環後溶液も、さらに別
のフォージャサイト型結晶性ゼオライトXをイオン交換
カラムに充填して固定床流通法によりワンパス通液する
際の、ワンパス溶液として使用する。これを繰返すこと
により、新規に必要なリチウムカチオン原料としては循
環溶液の調製分のみとなるため、リチウムカチオン原料
の使用量は著しく低減することができる。
【0031】
【実施例】次に本発明を具体的な実施例により説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0032】実施例1 イオン交換体として、バインダーを20部加え10−1
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液として
は、水酸化リチウムでpH調整した、アルカリカチオン
として塩化リチウム2.84mol/l、塩化ナトリウ
ム0.12mol/l、塩化カリウム0.05mol/
lの、総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率
が94.5%の水溶液を用いた。リチウムカチオンを含
む循環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した
3.0mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の
水溶液を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xを固定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃
の水をワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃
になるまで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、3.69倍当量の
アルカリカチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温し
てワンパス通液した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、2.37倍当量の
リチウムカチオンを含む循環溶液を70℃に昇温して、
イオン交換カラムを平均して9.4回循環するまで循環
通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換
率はカラム充填層入口部で89.7%、出口部で89.
1%であり、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は
0.6%であった。平均リチウムイオン交換率89.4
%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトX
と、塩化リチウム2.87mol/l、塩化ナトリウム
0.10mol/l、塩化カリウム0.03mol/l
の、総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率が
95.6%の循環後溶液が得られた。実施例2リチウム
カチオンを含むワンパス溶液としては、実施例1で得ら
れた循環後溶液を使用し、フォージャサイト型結晶性ゼ
オライトXのカチオン量に対し、3.6倍当量のアルカ
リカチオンを含む実施例1で得られた循環後溶液をワン
パス通液し、その後、フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのカチオン量に対し、2.3倍当量のリチウムカ
チオンを含む循環溶液を循環通液したことを除いて、実
施例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオライトX
のリチウムイオン交換を実施した。こうして得られた、
リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリ
チウムイオン交換率はカラム充填層入口部で86.6
%、出口部で86.0%であり、カラム充填層の入口と
出口の差は0.6%であった。循環後溶液としては、塩
化リチウム2.84mol/l、塩化ナトリウム0.1
2mol/l、塩化カリウム0.05mol/lの総カ
チオンに対するリチウムカチオンのモル比率が94.5
%の循環後溶液が得られた。平均リチウムイオン交換率
86.3%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXが、新規に加えたリチウム原料である2.3倍
当量の塩化リチウム水溶液の循環溶液で得られたことに
なる。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液として
は、水酸化リチウムでpH調整した、アルカリカチオン
として塩化リチウム2.84mol/l、塩化ナトリウ
ム0.12mol/l、塩化カリウム0.05mol/
lの、総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率
が94.5%の水溶液を用いた。リチウムカチオンを含
む循環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した
3.0mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の
水溶液を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xを固定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃
の水をワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃
になるまで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、3.69倍当量の
アルカリカチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温し
てワンパス通液した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、2.37倍当量の
リチウムカチオンを含む循環溶液を70℃に昇温して、
イオン交換カラムを平均して9.4回循環するまで循環
通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換
率はカラム充填層入口部で89.7%、出口部で89.
1%であり、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は
0.6%であった。平均リチウムイオン交換率89.4
%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトX
と、塩化リチウム2.87mol/l、塩化ナトリウム
0.10mol/l、塩化カリウム0.03mol/l
の、総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率が
95.6%の循環後溶液が得られた。実施例2リチウム
カチオンを含むワンパス溶液としては、実施例1で得ら
れた循環後溶液を使用し、フォージャサイト型結晶性ゼ
オライトXのカチオン量に対し、3.6倍当量のアルカ
リカチオンを含む実施例1で得られた循環後溶液をワン
パス通液し、その後、フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのカチオン量に対し、2.3倍当量のリチウムカ
チオンを含む循環溶液を循環通液したことを除いて、実
施例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオライトX
のリチウムイオン交換を実施した。こうして得られた、
リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリ
チウムイオン交換率はカラム充填層入口部で86.6
%、出口部で86.0%であり、カラム充填層の入口と
出口の差は0.6%であった。循環後溶液としては、塩
化リチウム2.84mol/l、塩化ナトリウム0.1
2mol/l、塩化カリウム0.05mol/lの総カ
チオンに対するリチウムカチオンのモル比率が94.5
%の循環後溶液が得られた。平均リチウムイオン交換率
86.3%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXが、新規に加えたリチウム原料である2.3倍
当量の塩化リチウム水溶液の循環溶液で得られたことに
なる。
【0033】実施例3 イオン交換体として、バインダーを20部加え10−1
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液として
は、水酸化リチウムでpH調整した、アルカリカチオン
として塩化リチウム2.95mol/l、塩化ナトリウ
ム0.05mol/l、塩化カリウム0.01mol/
lの、総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率
が98.2%の水溶液を用いた。リチウムカチオンを含
む循環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した
3.0mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の
水溶液を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xを固定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃
の水をワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃
になるまで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、4.96倍当量の
アルカリカチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温し
てワンパス通液した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、3.64倍当量の
リチウムカチオンを含む循環溶液を70℃に昇温して、
イオン交換カラムを平均して5.2回循環するまで循環
通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換
率はカラム充填層入口部で95.3%、出口部で94.
7%であり、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は
0.6%であった。平均リチウムイオン交換率95%の
リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXと、
塩化リチウム2.95mol/l、塩化ナトリウム0.
05mol/l、塩化カリウム0.01mol/lの、
総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率が9
8.2%の循環後溶液が得られた。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液として
は、水酸化リチウムでpH調整した、アルカリカチオン
として塩化リチウム2.95mol/l、塩化ナトリウ
ム0.05mol/l、塩化カリウム0.01mol/
lの、総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率
が98.2%の水溶液を用いた。リチウムカチオンを含
む循環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した
3.0mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の
水溶液を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xを固定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃
の水をワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃
になるまで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、4.96倍当量の
アルカリカチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温し
てワンパス通液した。その後、フォージャサイト型結晶
性ゼオライトXのカチオン量に対し、3.64倍当量の
リチウムカチオンを含む循環溶液を70℃に昇温して、
イオン交換カラムを平均して5.2回循環するまで循環
通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換
率はカラム充填層入口部で95.3%、出口部で94.
7%であり、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は
0.6%であった。平均リチウムイオン交換率95%の
リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXと、
塩化リチウム2.95mol/l、塩化ナトリウム0.
05mol/l、塩化カリウム0.01mol/lの、
総カチオンに対するリチウムカチオンのモル比率が9
8.2%の循環後溶液が得られた。
【0034】実施例4 リチウムカチオンを含むワンパス溶液としては、実施例
3で得られた循環後溶液を使用したことを除いて、実施
例3と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオライトXの
リチウムイオン交換を実施した。こうして得られた、リ
チウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチ
ウムイオン交換率はカラム充填層入口部で95.5%、
出口部で94.7%であり、カラム充填層の入口と出口
の差は0.8%であった。循環後溶液としては、塩化リ
チウム2.95mol/l、塩化ナトリウム0.05m
ol/l、塩化カリウム0.01mol/lの、総カチ
オンに対するリチウムカチオンのモル比率が94.5%
の循環後溶液が得られた。平均リチウムイオン交換率9
5.1%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXが、新規に加えたリチウム原料である3.64倍
当量の塩化リチウム水溶液の循環溶液で得られたことに
なる。
3で得られた循環後溶液を使用したことを除いて、実施
例3と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオライトXの
リチウムイオン交換を実施した。こうして得られた、リ
チウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチ
ウムイオン交換率はカラム充填層入口部で95.5%、
出口部で94.7%であり、カラム充填層の入口と出口
の差は0.8%であった。循環後溶液としては、塩化リ
チウム2.95mol/l、塩化ナトリウム0.05m
ol/l、塩化カリウム0.01mol/lの、総カチ
オンに対するリチウムカチオンのモル比率が94.5%
の循環後溶液が得られた。平均リチウムイオン交換率9
5.1%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXが、新規に加えたリチウム原料である3.64倍
当量の塩化リチウム水溶液の循環溶液で得られたことに
なる。
【0035】比較例1 イオン交換体として、バインダーを20部加え10−1
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液および循
環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した3.0
mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の水溶液
を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを固
定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃の水を
ワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃になる
まで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのカチオン量に対し、2.5倍当量のリチウム
カチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温してワンパ
ス通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交
換率はイオン交換カラム入口部で97.0%、出口部で
67.0%であった。平均リチウムイオン交換率82%
のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXが
2.5倍当量の塩化リチウム水溶液で得られたことにな
るが、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は30%
と非常に大きかった。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。リチウムカチオンを含むワンパス溶液および循
環溶液としては、水酸化リチウムでpH調整した3.0
mol/lの塩化リチウム(純度99%以上)の水溶液
を用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを固
定床流通式のイオン交換カラムに充填し、70℃の水を
ワンパス通液してイオン交換カラム全体が70℃になる
まで昇温した。その後、フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのカチオン量に対し、2.5倍当量のリチウム
カチオンを含むワンパス溶液を70℃に昇温してワンパ
ス通液を実施した。こうして得られた、リチウム−フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交
換率はイオン交換カラム入口部で97.0%、出口部で
67.0%であった。平均リチウムイオン交換率82%
のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXが
2.5倍当量の塩化リチウム水溶液で得られたことにな
るが、イオン交換カラムの入口部と出口部の差は30%
と非常に大きかった。
【0036】比較例2 フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に
対し、4.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパス
溶液を70℃に昇温してワンパス通液したことを除い
て、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
97.2%、出口部で84.8%であった。平均リチウ
ムイオン交換率91%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXが4.0倍当量の塩化リチウム水溶
液で得られたことになるが、イオン交換カラムの入口部
と出口部の差は12.4%と非常に大きかった。
対し、4.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパス
溶液を70℃に昇温してワンパス通液したことを除い
て、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
97.2%、出口部で84.8%であった。平均リチウ
ムイオン交換率91%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXが4.0倍当量の塩化リチウム水溶
液で得られたことになるが、イオン交換カラムの入口部
と出口部の差は12.4%と非常に大きかった。
【0037】比較例3 フォージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に
対し、10.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパ
ス溶液を70℃に昇温してワンパス通液したことを除い
て、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
99.0%、出口部で95.5%であった。平均リチウ
ムイオン交換率98%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXが10.0倍当量の塩化リチウム水
溶液で得られたことになるが、イオン交換カラムの入口
部と出口部の差は3.5%と大きかった。
対し、10.0倍当量のリチウムカチオンを含むワンパ
ス溶液を70℃に昇温してワンパス通液したことを除い
て、比較例1と同様にフォージャサイト型結晶性ゼオラ
イトXのリチウムイオン交換を実施した。こうして得ら
れた、リチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライト
Xのリチウムイオン交換率はイオン交換カラム入口部で
99.0%、出口部で95.5%であった。平均リチウ
ムイオン交換率98%のリチウム−フォージャサイト型
結晶性ゼオライトXが10.0倍当量の塩化リチウム水
溶液で得られたことになるが、イオン交換カラムの入口
部と出口部の差は3.5%と大きかった。
【0038】比較例4 循環溶液を、イオン交換カラムを平均して3.6回循環
するまで循環通液したこと除いて、実施例1と同様にフ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン
交換を実施した。こうして得られた、リチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換
率はイオン交換カラム入口部で90.8%、出口部で8
8.2%であった。平均リチウムイオン交換率89.5
%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトX
が得られたことになるが、イオン交換カラムの入口部と
出口部の差は3.6%と大きかった。
するまで循環通液したこと除いて、実施例1と同様にフ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン
交換を実施した。こうして得られた、リチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換
率はイオン交換カラム入口部で90.8%、出口部で8
8.2%であった。平均リチウムイオン交換率89.5
%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトX
が得られたことになるが、イオン交換カラムの入口部と
出口部の差は3.6%と大きかった。
【0039】比較例5 イオン交換体として、バインダーを20部加え10−1
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間イオン交換を実
施した。こうして得られたリチウム−フォージャサイト
型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は74%
であった。したがって、回分法でリチウムイオン交換率
74%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライ
トXを得るためには、6.0倍当量の塩化リチウム水溶
液が必要であったことになる。
2#のビーズ成型後熱処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比が2.0、カチオンの72%がナトリウム、28%
がカリウムのフォージャサイト型結晶性ゼオライトXを
用いた。フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フ
ォージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間イオン交換を実
施した。こうして得られたリチウム−フォージャサイト
型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は74%
であった。したがって、回分法でリチウムイオン交換率
74%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライ
トXを得るためには、6.0倍当量の塩化リチウム水溶
液が必要であったことになる。
【0040】比較例6 比較例5で得られたリチウムイオン交換率74%のリチ
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、3.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は8
7%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率87%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、9.0倍当量の塩化リチウム
水溶液が必要であったことになる。
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、3.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は8
7%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率87%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、9.0倍当量の塩化リチウム
水溶液が必要であったことになる。
【0041】比較例7 比較例5で得られたリチウムイオン交換率74%のリチ
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は9
1%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率91%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、12.0倍当量の塩化リチウ
ム水溶液が必要であったことになる。
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は9
1%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率91%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、12.0倍当量の塩化リチウ
ム水溶液が必要であったことになる。
【0042】比較例8 比較例7で得られたリチウムイオン交換率91%のリチ
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は9
7%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率97%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、18.0倍当量の塩化リチウ
ム水溶液が必要であったことになる。
ウム−フォージャサイト型結晶性ゼオライトXを、フォ
ージャサイト型結晶性ゼオライトXのカチオン量に対
し、6.0倍当量のリチウムカチオンを含む水酸化リチ
ウムでpH調整した3.0mol/lの塩化リチウム
(純度99%以上)の水溶液の入ったイオン交換槽に投
入して、攪拌しながら70℃で20時間再度イオン交換
を実施した。こうして得られたリチウム−フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXのリチウムイオン交換率は9
7%であった。したがって、回分法でリチウムイオン交
換率97%のリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXを得るためには、18.0倍当量の塩化リチウ
ム水溶液が必要であったことになる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
イオン交換し難いイオンのイオン交換において、イオン
交換率を精密に制御し、且つ従来の方法に比較し、高価
なイオン原料の使用量を大幅に低減して、効率のよいイ
オン交換を実施することができ、特にリチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXを、リチウムイオン交
換率を精度よく制御して、従来の方法に比較して高価な
リチウム原料の使用量を大幅に低減して、効率のよいリ
チウムイオン交換を実施することにより、PSA法で使
用される高性能な吸着剤として、安定した性能を有する
リチウム−結晶性ゼオライトを非常に低コストで提供す
ることができる。
イオン交換し難いイオンのイオン交換において、イオン
交換率を精密に制御し、且つ従来の方法に比較し、高価
なイオン原料の使用量を大幅に低減して、効率のよいイ
オン交換を実施することができ、特にリチウム−フォー
ジャサイト型結晶性ゼオライトXを、リチウムイオン交
換率を精度よく制御して、従来の方法に比較して高価な
リチウム原料の使用量を大幅に低減して、効率のよいリ
チウムイオン交換を実施することにより、PSA法で使
用される高性能な吸着剤として、安定した性能を有する
リチウム−結晶性ゼオライトを非常に低コストで提供す
ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】Aイオン交換体またはAイオン及びBイオ
ン交換体をイオン交換カラムに充填して固定床流通法に
より、Aイオン交換体のAイオンの一部または全部を、
またはAイオン及びBイオン交換体のAイオンおよびB
イオンの一部または全部を、イオン交換平衡定数Kが1
未満の値を有するCイオンに交換してCイオン交換体を
得るためのイオン交換方法において、Cイオンを含むワ
ンパス溶液をワンパス通液した後に、Cイオンを含む循
環溶液を循環通液してCイオン交換体を得た後、Cイオ
ンを含む循環後溶液の一部または全部を、別のAイオン
交換体、または別のAイオン及びBイオン交換体をイオ
ン交換カラムに充填して固定床流通法により、Cイオン
を含むワンパス溶液をワンパス通液する際の、ワンパス
溶液として使用することを特徴とするイオン交換方法。 - 【請求項2】請求項1に記載のイオン交換方法におい
て、イオン交換体が結晶性ゼオライトから成ることを特
徴とするイオン交換方法。 - 【請求項3】請求項2に記載のイオン交換方法におい
て、当該結晶性ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比
が2.0〜2.5のフォージャサイト型結晶性ゼオライ
トXであることを特徴とする請求項2記載のイオン交換
方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の
イオン交換方法において、Aイオンがナトリウムカチオ
ン、Bイオンがカリウムカチオン、Cイオンがリチウム
カチオンであることを特徴とするイオン交換方法。 - 【請求項5】請求項4に記載のイオン交換方法におい
て、リチウムカチオンを含む循環溶液を、フォージャサ
イト型結晶性ゼオライトXが充填されたイオン交換カラ
ムを、少なくとも平均して5回以上循環通液させること
を特徴とするイオン交換方法。 - 【請求項6】請求項5に記載のイオン交換方法におい
て、得られるリチウム−フォージャサイト型結晶性ゼオ
ライトXのリチウムイオン交換率として、イオン交換カ
ラムの入口部と出口部のリチウムイオン交換率の差が3
%以内であることを特徴とするイオン交換方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10038569A JPH11226431A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | イオン交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10038569A JPH11226431A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | イオン交換方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11226431A true JPH11226431A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12528939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10038569A Pending JPH11226431A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | イオン交換方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11226431A (ja) |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP10038569A patent/JPH11226431A/ja active Pending
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