JPH11227701A - ガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法 - Google Patents
ガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法Info
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Abstract
ンホールが発生しないようなガス充填シュリンク包装体
の箱詰め方法を提供する。 【構成】 ガス充填シュリンク包装体がポリオレフィン
系樹脂フィルムで包まれた状態で箱詰めされているよう
にする。一般には、箱に詰め込む複数個の包装体が一体
に包まれている。好ましくは、包装体を包むポリオレフ
ィン系樹脂フィルムに箱やガス充填フィルムとの滑り性
の良好なものを用いる。
Description
に盛り付けられ、しかも、ガス充填シュリンク包装され
た包装体を、保管や輸送のために箱詰めする方法に関す
るものである。
佃煮、又は、スライスされたハム・ソーセイジや焼き豚
等の加工食品、或いは、餃子、シュウマイ、海老フライ
等の未調理食品等の被包装物は、ポリスチレン系樹脂等
の発泡トレーやポリプロピレン系樹脂等の透明トレーに
盛り付けてガス充填シュリンク包装されるようになって
きた。そして、それらの包装体は、保管や輸送のために
小分けされてそのままの状態でダンボール箱等に箱詰め
されていた。
ス充填シュリンク包装体は、トラック等による輸送時に
箱の内面と摩擦を生じてガスバリヤー性シュリンクフィ
ルムにピンホールが発生し易かった。特に、トレーの縁
や角の部分に密着しているガスバリヤー性シュリンクフ
ィルムにはピンホールが発生し易く、中身の被包装物が
腐敗し易かった。
バリヤー性と熱収縮性を有する合成樹脂フィルム(以
下、「ガスバリヤー性シュリンクフィルム」と称す
る。)に一般のシュリンク包装のように空気排出用の小
孔を設けず、しかも、包被体内の空気を充填用のガスで
置換させてから包被し、ガスバリヤー性シュリンクフィ
ルムを加熱収縮させて該フィルムに緊迫性を持たせた包
装体のことである。
スとしては、窒素ガスや二酸化炭素ガス等の不活性ガス
が一般である。又、生肉や鮮魚等は、新鮮な赤色を保持
させるために、二酸化炭素と酸素、或いは、窒素と酸素
との混合ガス等が好適に用いられている。
や加工食品等の被包装物がトレーに盛り付けられ、しか
も、ガス充填シュリンク包装された包装体を、箱詰めし
てトラック等で長距離輸送しても、ガス充填シュリンク
包装体にピンホールが発生せず、被包装物が腐敗しない
ようなガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法を提供す
るものである。
決するために、次のような手段を講じた。即ち、箱詰め
されたガス充填シュリンク包装体にピンホールが発生し
ないようにするために、該包装体をポリオレフィン系樹
脂フィルムで包まれた状態で箱詰めされているようにす
る。一般には、箱に詰め込まれている複数個の該包装体
が一体に包まれているようにする。好ましくは、該包装
体を包むポリオレフィン系樹脂フィルムに箱やガスバリ
ヤー性シュリンクフィルムとの滑り性の良好なものを使
用する。
シュリンク包装体としては、被包装物がトレーに盛り付
けられていることが、本発明の効果を発揮させるために
必要である。即ち、トレーに盛り付けられた被包装物の
ガス充填シュリンク包装体は、該トレーの縁部や角部に
密着しているガスバリヤー性シュリンクフィルムが箱の
内面と擦れ合い、該部所にピンホールが発生しやすい。
そのため、本発明の方法では、被包装物がトレーに盛り
付けられた状態でガス充填シュリンク包装された包装体
をダンボール箱等に箱詰めされる時に用いると、本発明
の優れた効果が十分に発揮される。
ュリンク包装体は、特定の方法によって得られた包装体
に限定されるものではなく、従来一般に行われている方
法によって得られた包装体を用いることができる。例え
ば、横ピロー方式の自動包装機を用いて、ガスバリヤー
性を有するフラットなシュリンクフィルムを筒状に成型
し、該筒状内に充填用のガスを吹き付けながらトレーに
盛り付けられた被包装物を挿入させ、そして、余分の充
填用ガスを排出させながらガスバリヤー性シュリンクフ
ィルムの両端を重ね合わせてヒートシールすると共に、
被包装物が盛り付けられたトレーの前後を溶断ヒートシ
ールして包被体を得る。得られた包被体を熱収縮トンネ
ル内に導き、ガスバリヤー性シュリンクフィルムを加熱
収縮させてガス充填シュリンク包装体を得る。
シュリンク包装体の大きさや形状等についても、特に限
定されるものではなく、従来一般に行われている大きさ
や形状のものを使用することができる。具体的には、生
鮮食品や加工食品の場合には、縦方向が100mm〜3
50mm、横方向が50〜300mm、高さが17〜5
0mmである矩形のトレーに被包装物を盛り付けた包装
体が一般的である。
装体用のガスバリヤー性シュリンクフィルムとしては、
熱収縮性を有することは勿論、ガス充填させることから
ガスバリヤー性に優れたフィルムであることが必要であ
る。例えば、塩化ビニリデン系樹脂やエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物からなる単層フィルム、或いは、
芯層に塩化ビニリデン系樹脂層やエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物層を、両外層にポリエチレン系樹脂層
やポリプロピレン系樹脂層を積層させた多層フィルム等
が好適に使用される。
フィン系樹脂フィルムとしては、該包装体を詰め込む箱
や該包装体に使用されているガスバルヤー性シュリンク
フィルムとの滑り性に優れたものが好ましい。具体的に
は、該包装体を包んだ際に外面となるポリオレフィン系
樹脂フィルムの表面と箱の内面との動摩擦係数が0.5
以下で、しかも、該包装体を包んだ際に内面となるポリ
オレフィン系樹脂フィルムの表面と該包装体の外面をと
なるガスバリヤー性シュリンクフィルムの表面との動摩
擦係数が0.9以下であることが好ましい。
との動摩擦係数が0.5を超え、しかも、ポリオレフィ
ン系樹脂フィルムとガスバリヤー性シュリンクフィルム
との動摩擦係数が0.9を超える場合には、ガス充填シ
ュリンク包装体が箱詰めされ、トラック等によって長距
離輸送された時、該包装体のトレーの縁部や角部に密着
しているガスバリヤー性シュリンクフィルムにピンホー
ルが発生することが偶に有った。
脂フィルムと箱の内面、或いは、ポリオレフィン系樹脂
フィルムとガスバリヤー性シュリンクフィルムとの動摩
擦係数は、JIS−K−7125「プラスチックフィル
ム及びシートの摩擦係数試験方法」に準拠して測定し
た。即ち、試験テーブルの上に、ポリオレフィン系樹脂
フィルムを載せ、滑り片に箱の材料やガスバリヤー性シ
ュリンクフィルムを取り付けて行なった。
フィルムとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等を挙げるこ
とができる。又、これらのポリオレフィン系樹脂フィル
ムに、本発明で好ましい特定である箱やガスバリヤー性
シュリンクフィルムとの滑り性を付与させるためには、
従来ポリオレフィン系樹脂フィルムに用いられている一
般的な滑剤やアンチブロッキング剤等を使用することが
できる。例えば、滑剤としては、ステアリン酸アミド、
オレイン酸アミド等が、アンチブロッキング剤として
は、アルミナシリカ等が挙げられる。
樹脂フィルムの厚みとしては、特に限定されるものでは
ないが、20μm〜100μmが適当である。更に、ポ
リオレフィン系樹脂フィルムの大きさとしては、ガス充
填シュリンク包装体を完全に包み込むことができる大き
さであることが必要である。例えば、複数の包装体を包
む場合には、それらすべての包装体が一体に包み込まれ
ることのできる大きさが必要である。
定されるものではなく、普通の食品包装体を箱詰めする
際に用いられている一般的な箱を使用することができ
る。例えば、ダンボール箱やプラスチック箱等が多用さ
れる。そして、ダンボール箱の場合には、縦方向が15
0mm〜600mm、横方向が300mm〜900m
m、高さが100mm〜500mmの大きさで、密封型
のものが一般的に用いられる。プラスチック箱の場合に
は、縦方向が200mm〜600mm、横方向が500
mm〜900mm、高さが50mm〜300mmの大き
さで、開封型のものが一般的に用いられる。
ン系樹脂フィルムで包まれた状態で、箱詰めされている
ようにするには、特に定まった方法はないが、次のよう
な方法によって行なうのが便利で、一般的である。即
ち、箱の中にポリオレフィン系樹脂フィルムを敷き、そ
の上に該包装体を数列、数行に並べ、しかも、それを数
段重ね合わせる。そして、重ね合わされた該包装体の最
上段面に、箱の中に敷かれているポリオレフィン系樹脂
フィルムで該包装体の上に余っているフィルム端部を折
り返して包み込む。尚、折り返された該フィルム端部は
重ね合わせるだけで、特に、ヒートシールや結び等によ
って密封させる必要は特にない。
ュリンク包装体に、ピンホールが発生しないのは、次の
ような理由によるものと思われる。即ち、ガス充填シュ
リンク包装体と箱の内面との間にポリオレフィン系樹脂
フィルムが介在しているので、該包装体の外表面を形成
しているガスバリヤー性シュリンクフィルムと箱の内面
とが直接に擦れ合うことがなく、該フィルムにピンホー
ルが発生し難くなっているものと思われる。特に、トレ
ーの縁部や角部に密着しているガスバリヤー性シュリン
クフィルムが箱の内面と接している場合には、その部分
にピンホールが発生し易いので、その部分をポリオレフ
ィン系樹脂フィルムで包み込み、該部分が箱の内面と直
接に触れないようにすることは有効な手段である。
された箱に振動が加わっても、ポリオレフィン系樹脂フ
ィルムと箱の内面との滑り性が良好であると、該包装体
はポリオレフィン系樹脂フィルムと一緒に振動して、該
包装体とポリオレフィン系樹脂フィルムとは強く擦れ合
うことが少なくなるので、ピンホールが発生し難くなる
ものと思われる。又、ポリオレフィン系樹脂フィルムと
該包装体の外面との滑り性が良好であると、該包装体が
ポリオレフィン系樹脂フィルムと強く擦れ合うことがな
いので、ピンホールが発生し難くなるものと思われる。
の内容を更に具体的に説明する。尚、本発明は、実施例
に記載された内容のみに限定されるものでないことは明
らかである。 〔実施例1〕無機充填剤入りポリプロピレン系樹脂製ト
レー(縦×横×高さ 150mm×112mm×23m
m)にスライスハムを125g盛り付け、窒素ガスを充
填させたシュリンク包装体を得た。なお、ガスバリヤー
性シュリンクフィルムとしては、芯層がエチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン物で、両外層がエチレン−α−オレ
フィン共重合体、そして、両層を接着させる接着性樹脂
層がポリプロピレン系接着性樹脂であった。又、厚み構
成は、芯層が2μm、両外層が共に3.5μm、そし
て、接着性樹脂層が共に3.5μmであった。
ール箱(縦×横×高さ 160mm×345mm×10
0mm)の中に厚みが30μmの直鎖状低密度ポリエチ
レンフィルム(縦×横 600mm×700mm)を敷
き、その上に、3列で、しかも、中央が4段、両側が3
段重ねにして10個詰め込んだ。そして、該包装体の最
上段面に、余っているポリオレフィン系樹脂フィルムの
端部を折り返して包み込んだ。更に、ダンボール箱の開
口部を閉じて、ガス充填シュリンク包装体のダンボール
箱への箱詰めを完了させた。
れたダンボール箱20個を、2日間かかってトラックに
よる約2000kmの輸送テストを行なったが、全ての
ダンボール箱において、ピンホールの発生したガス充填
シュリンク包装体は発見されず、スライスハムは新鮮さ
を保持していた。尚、ポリオレフィン系樹脂フィルムと
ダンボール箱の内面との動摩擦係数は0.2で、ポリオ
レフィン系樹脂フィルムとガスバリヤー性シュリンクフ
ィルムとの動摩擦係数は0.4であった。
充填シュリンク包装体を、ポリオレフィン系樹脂フィル
ムを用いない以外は、実施例1と同じダンボール箱を使
用し、同じ方法によってダンボール箱への箱詰めを行な
った。そのガス充填シュリンク包装体が箱詰めされたダ
ンボール箱20個を、実施例1と同様、輸送テストを行
なった。その結果、全てのダンボール箱において、ピン
ホールの発生したガス充填シュリンク包装体が発見さ
れ、その総数は92個であった。尚、ピンホールの発生
場所としては、全てのピンホールがダンボール箱の内面
と接触しているトレーの縁部や角部であった。
填シュリンク包装体は、トラック等による長距離輸送を
行なっても、ピンホールが発生しないので、ピンホール
が発生すると腐敗しやすいような被包装物のガス充填シ
ュリンク包装体を箱詰めするのに適している。即ち、ピ
ンホールが発生すると腐敗しやすい商品でも流通期間を
長くすることができるので、商売上非常に有益である。
しかも、本発明の方法は、ガス充填シュリンク包装体が
ポリオレフィン系樹脂フィルムで包まれた状態で箱詰め
されていると云う簡単な方法であるので、特別の装置を
必要とせず、容易に実施することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 被包装物がトレーに盛り付けられ、しか
も、ガス充填シュリンク包装された包装体を箱詰めする
際に、該包装体がポリオレフィン系樹脂フィルムで包ま
れた状態で詰め込まれているようにすることを特徴とす
るガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法。 - 【請求項2】 箱に詰め込まれている複数個のガス充填
シュリンク包装体が一体に包まれていことを特徴とする
請求項1記載のガス充填シュリンク包装体の箱詰め方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載のポリオレフィン系樹脂フ
ィルムが、箱との動摩擦係数が0.5以下で、しかも、
ガスバリヤー性シュリンクフィルムとの動摩擦係数が
0.9以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項
2記載のガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10056024A JPH11227701A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP10056024A JPH11227701A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11227701A true JPH11227701A (ja) | 1999-08-24 |
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Family Applications (1)
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| JP10056024A Pending JPH11227701A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ガス充填シュリンク包装体の箱詰め方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH11227701A (ja) |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP10056024A patent/JPH11227701A/ja active Pending
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