JPH11228251A - 軽量気泡コンクリートの製造方法 - Google Patents
軽量気泡コンクリートの製造方法Info
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- JPH11228251A JPH11228251A JP3480998A JP3480998A JPH11228251A JP H11228251 A JPH11228251 A JP H11228251A JP 3480998 A JP3480998 A JP 3480998A JP 3480998 A JP3480998 A JP 3480998A JP H11228251 A JPH11228251 A JP H11228251A
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- cement
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/18—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原料スラリーが型枠内で硬化する際に補強用
鉄筋の周囲に発生しやすい空洞を抑制し、表面や小口面
に現れる窪みを無くし又は低減して、商品価値を高める
と共に、生産性と経済性に優れたALCの製造方法を提
供する。 【解決手段】 珪石などの珪酸質原料と、セメントと、
石膏などの石灰質原料と、繰り返し原料の粉末とを主原
料とし、これらの主原料と発泡剤を含むスラリーを補強
用鉄筋をセットした型枠に注入して発泡硬化させる工程
を備えた軽量気泡コンクリートの製造方法において、ポ
ルトランドセメントとして早強ポルトランドセメントを
使用し、型枠注入時のスラリーの温度を37〜44℃と
する。
鉄筋の周囲に発生しやすい空洞を抑制し、表面や小口面
に現れる窪みを無くし又は低減して、商品価値を高める
と共に、生産性と経済性に優れたALCの製造方法を提
供する。 【解決手段】 珪石などの珪酸質原料と、セメントと、
石膏などの石灰質原料と、繰り返し原料の粉末とを主原
料とし、これらの主原料と発泡剤を含むスラリーを補強
用鉄筋をセットした型枠に注入して発泡硬化させる工程
を備えた軽量気泡コンクリートの製造方法において、ポ
ルトランドセメントとして早強ポルトランドセメントを
使用し、型枠注入時のスラリーの温度を37〜44℃と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ート(ALC)の製造方法に関し、特に原料スラリーが
発泡する過程で補強用鉄筋の周辺に発生しやすい空洞を
防止し、高品質のALCを製造する方法に関するもので
ある。
ート(ALC)の製造方法に関し、特に原料スラリーが
発泡する過程で補強用鉄筋の周辺に発生しやすい空洞を
防止し、高品質のALCを製造する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ALCは、全体に小さな気泡を含むため
軽量であり、従来からパネルなどとして、一般に建築物
の壁、床などに使用されている。このようなALCの製
造は、珪石などの珪酸質原料と、普通ポルトランドセメ
ントと、石膏などの石灰質原料と、繰り返し原料の粉末
を主原料として、以下に述べるような方法により行われ
ている。
軽量であり、従来からパネルなどとして、一般に建築物
の壁、床などに使用されている。このようなALCの製
造は、珪石などの珪酸質原料と、普通ポルトランドセメ
ントと、石膏などの石灰質原料と、繰り返し原料の粉末
を主原料として、以下に述べるような方法により行われ
ている。
【0003】まず、上記各主原料に、適量のアルミニウ
ム粉などの発泡剤と水を添加し、必要に応じて更に界面
活性剤などの添加物を加え、混練してスラリーとする。
このスラリーを47〜50℃の温度に保持しながら、内
側に補強用鉄筋をセットした型枠に注入する。型枠に注
入されたスラリーは水和反応と発泡が同時に進行しなが
ら次第に硬化し、細かい気泡を内蔵した半可塑性体が形
成される。所望時間経過した後、適度な硬さに硬化した
半可塑性体を型枠から取り出す。
ム粉などの発泡剤と水を添加し、必要に応じて更に界面
活性剤などの添加物を加え、混練してスラリーとする。
このスラリーを47〜50℃の温度に保持しながら、内
側に補強用鉄筋をセットした型枠に注入する。型枠に注
入されたスラリーは水和反応と発泡が同時に進行しなが
ら次第に硬化し、細かい気泡を内蔵した半可塑性体が形
成される。所望時間経過した後、適度な硬さに硬化した
半可塑性体を型枠から取り出す。
【0004】次に、この半可塑性体の外形を所望寸法の
形状に整える。例えばALCパネルを製造する場合に
は、所定寸法の直方体形状に研削したり、その厚さに応
じた間隔で並列したピアノ線を用いて半可塑性体を切断
し、所望のパネル形状とする。その後、この半可塑性体
をオートクレーブに装入し、高温高圧で蒸気養生するこ
とによりALCが得られる。尚、得られたALCは、そ
の用途に基づいて各種寸法に切断したり、あるいは長辺
小口面の溝加工や緑部の面取り加工などを施す。更に必
要に応じて、デザイン模様の切削加工、タイルの貼着、
塗装などの表面仕上げが施される。
形状に整える。例えばALCパネルを製造する場合に
は、所定寸法の直方体形状に研削したり、その厚さに応
じた間隔で並列したピアノ線を用いて半可塑性体を切断
し、所望のパネル形状とする。その後、この半可塑性体
をオートクレーブに装入し、高温高圧で蒸気養生するこ
とによりALCが得られる。尚、得られたALCは、そ
の用途に基づいて各種寸法に切断したり、あるいは長辺
小口面の溝加工や緑部の面取り加工などを施す。更に必
要に応じて、デザイン模様の切削加工、タイルの貼着、
塗装などの表面仕上げが施される。
【0005】このようにして製造されるALCは、直径
2〜3mmの気泡が均一に分布しており、乾燥時の嵩比
重が0.50〜0.55程度、圧縮強度が42〜45kg
/cm2程度であることが望まれている。しかし、型枠
内でスラリーが発泡硬化する過程で、直径が5mmを越
えるような巨大気泡が発生しやすく、これが空洞となっ
てALC製品中に残ることが多かった。
2〜3mmの気泡が均一に分布しており、乾燥時の嵩比
重が0.50〜0.55程度、圧縮強度が42〜45kg
/cm2程度であることが望まれている。しかし、型枠
内でスラリーが発泡硬化する過程で、直径が5mmを越
えるような巨大気泡が発生しやすく、これが空洞となっ
てALC製品中に残ることが多かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のALCにおいて
は、上記のごとく製品中に巨大気泡に由来する空洞が残
りやすく、特に型枠内に水平にセットされている補強用
鉄筋の周囲には空洞が発生しやすかった。このような空
洞が存在すると、ALC製品の圧縮強度が低下したり、
表面や小口面に空洞による窪みが露出するため、その補
修に手数がかかるばかりでなく、外観が悪くなり商品価
値が低下するという問題があった。
は、上記のごとく製品中に巨大気泡に由来する空洞が残
りやすく、特に型枠内に水平にセットされている補強用
鉄筋の周囲には空洞が発生しやすかった。このような空
洞が存在すると、ALC製品の圧縮強度が低下したり、
表面や小口面に空洞による窪みが露出するため、その補
修に手数がかかるばかりでなく、外観が悪くなり商品価
値が低下するという問題があった。
【0007】上記の巨大気泡又は空洞が発生する原因は
多岐にわたり、例えば各原料の品質や配合率、スラリー
の粘度や温度、補強用鉄筋の配置、スラリー注入時の空
気の巻き込み、スラリーの発泡末期の粘度、あるいは発
砲終了後の膨張や収縮などが関係すると考えられてい
る。そして、巨大気泡又は空洞の発生を抑制する方法が
種々の検討されている。
多岐にわたり、例えば各原料の品質や配合率、スラリー
の粘度や温度、補強用鉄筋の配置、スラリー注入時の空
気の巻き込み、スラリーの発泡末期の粘度、あるいは発
砲終了後の膨張や収縮などが関係すると考えられてい
る。そして、巨大気泡又は空洞の発生を抑制する方法が
種々の検討されている。
【0008】この巨大気泡又は空洞の発生を防ぐ方法を
種々検討した結果、型枠内での発泡終了時におけるスラ
リー粘度を低下させることが有効であることが判った。
その方法の1つとして、原料の固体重量に対する水重量
(水比)を高くする方法があるが、この方法ではスラリ
ーの硬化速度が遅くなるため、半可塑性体が切断可能な
硬度に達するまでの時間が長くなる、生産性が低下す
る。また、他の方法として原料の生石灰の品質を高め、
その配合量や製造工程で発生する繰り返し原料を減らす
方法もあるが、この方法では原料費が上昇してしまい、
経済性が低下するという欠点があった。
種々検討した結果、型枠内での発泡終了時におけるスラ
リー粘度を低下させることが有効であることが判った。
その方法の1つとして、原料の固体重量に対する水重量
(水比)を高くする方法があるが、この方法ではスラリ
ーの硬化速度が遅くなるため、半可塑性体が切断可能な
硬度に達するまでの時間が長くなる、生産性が低下す
る。また、他の方法として原料の生石灰の品質を高め、
その配合量や製造工程で発生する繰り返し原料を減らす
方法もあるが、この方法では原料費が上昇してしまい、
経済性が低下するという欠点があった。
【0009】本発明は、ALC製造工程での空洞の発
生、特に原料スラリーが型枠内で硬化する際に補強用鉄
筋の周囲に発生しやすい巨大気泡又は空洞を抑制して、
表面や小口面に現れる窪みを無くし又は低減して、その
補修の必要を無くすか又は少なくし、商品価値を高める
と共に、生産性と経済性に優れたALCの製造方法を提
供することを目的とする。
生、特に原料スラリーが型枠内で硬化する際に補強用鉄
筋の周囲に発生しやすい巨大気泡又は空洞を抑制して、
表面や小口面に現れる窪みを無くし又は低減して、その
補修の必要を無くすか又は少なくし、商品価値を高める
と共に、生産性と経済性に優れたALCの製造方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供するALCの製造方法は、珪石などの
珪酸質原料と、セメントと、石膏などの石灰質原料と、
繰り返し原料の粉末とを主原料とし、これらの主原料と
発泡剤を含むスラリーを補強用鉄筋をセットした型枠に
注入して発泡硬化させる工程を備えた軽量気泡コンクリ
ートの製造方法において、前記セメントとして早強ポル
トランドセメントを使用し、型枠注入時のスラリーの温
度を37〜44℃とすることを特徴とするものである。
め、本発明が提供するALCの製造方法は、珪石などの
珪酸質原料と、セメントと、石膏などの石灰質原料と、
繰り返し原料の粉末とを主原料とし、これらの主原料と
発泡剤を含むスラリーを補強用鉄筋をセットした型枠に
注入して発泡硬化させる工程を備えた軽量気泡コンクリ
ートの製造方法において、前記セメントとして早強ポル
トランドセメントを使用し、型枠注入時のスラリーの温
度を37〜44℃とすることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、ALCの製造
原料のうちのセメントを、従来の普通ポルトランドセメ
ントから早強ポルトランドセメントに変更すると共に、
スラリーの注入温度を37〜44℃と従来よりも低い温
度にすることにより、型枠内での発泡終了時のスラリー
粘度を低下させると共に、硬化時の収縮を殆ど無くすこ
とができる。その結果、スラリーの型枠内での硬化時に
補強用鉄筋の周囲での巨大気泡の発生及びそれに由来す
る空洞の発生を防止して、パネル等の製品表面や小口面
の窪みを無くし、窪みの補修が不要か又は低減でき、製
品歩留まりが高く、商品価値の高いALCパネルを製造
することができる。尚、早強ポルトランドセメントは、
JIS R 5210に定められている。
原料のうちのセメントを、従来の普通ポルトランドセメ
ントから早強ポルトランドセメントに変更すると共に、
スラリーの注入温度を37〜44℃と従来よりも低い温
度にすることにより、型枠内での発泡終了時のスラリー
粘度を低下させると共に、硬化時の収縮を殆ど無くすこ
とができる。その結果、スラリーの型枠内での硬化時に
補強用鉄筋の周囲での巨大気泡の発生及びそれに由来す
る空洞の発生を防止して、パネル等の製品表面や小口面
の窪みを無くし、窪みの補修が不要か又は低減でき、製
品歩留まりが高く、商品価値の高いALCパネルを製造
することができる。尚、早強ポルトランドセメントは、
JIS R 5210に定められている。
【0012】従来の普通ポルトランドセメントを使用す
る方法では、スラリーの注入温度は通常47〜50℃の
範囲に調整する必要があった。その理由は、この温度範
囲よりもスラリーの注入温度が低くなると、型枠内での
発泡終了時のスラリー粘度を低下させることはできる
が、切断可能な硬度まで半可塑性体が硬化する時間が著
しく長くなって、生産性が大幅に低下するからである。
る方法では、スラリーの注入温度は通常47〜50℃の
範囲に調整する必要があった。その理由は、この温度範
囲よりもスラリーの注入温度が低くなると、型枠内での
発泡終了時のスラリー粘度を低下させることはできる
が、切断可能な硬度まで半可塑性体が硬化する時間が著
しく長くなって、生産性が大幅に低下するからである。
【0013】しかし、本発明方法では、早強ポルトラン
ドセメントを使用することにより、スラリーの注入温度
を従来より低下させても、半可塑性体が切断可能な硬度
まで硬化する時間を適当とされる210〜270分程度
に維持でき、しかも発泡終了時のスラリー粘度を低下さ
せて巨大気泡又は空洞の発生を抑制できる。
ドセメントを使用することにより、スラリーの注入温度
を従来より低下させても、半可塑性体が切断可能な硬度
まで硬化する時間を適当とされる210〜270分程度
に維持でき、しかも発泡終了時のスラリー粘度を低下さ
せて巨大気泡又は空洞の発生を抑制できる。
【0014】本発明におけるスラリーの注入温度は37
〜44℃、好ましくは38〜43℃の範囲とする。注入
温度が37℃未満では硬化時間が長くなりすぎ、生産性
が著しく低下するからである。一方、注入温度が44℃
を越えると、発泡終了時のスラリー粘度が高くなるた
め、補強用鉄筋の周囲での空洞の発生が急激に増加し、
また硬化時間も早すぎるため、所定時間後に切断する際
に過硬化となり、切断用のピアノ線が断線してしまう。
〜44℃、好ましくは38〜43℃の範囲とする。注入
温度が37℃未満では硬化時間が長くなりすぎ、生産性
が著しく低下するからである。一方、注入温度が44℃
を越えると、発泡終了時のスラリー粘度が高くなるた
め、補強用鉄筋の周囲での空洞の発生が急激に増加し、
また硬化時間も早すぎるため、所定時間後に切断する際
に過硬化となり、切断用のピアノ線が断線してしまう。
【0015】更に、本発明によれば、型枠内に注入され
たスラリーが半可塑性体に硬化する際の収縮を殆ど無く
すことができる。従って、発泡終了時の高さが安定し、
容易に製品の乾燥時の嵩比重を一定とすることができ、
品質の均一化を図ることができる。
たスラリーが半可塑性体に硬化する際の収縮を殆ど無く
すことができる。従って、発泡終了時の高さが安定し、
容易に製品の乾燥時の嵩比重を一定とすることができ、
品質の均一化を図ることができる。
【0016】
【実施例】珪酸質原料として珪石と、セメントとして普
通ポルトランドセメントか又は早強ポルトランドセメン
ト、石灰質原料として生石灰と石膏を使用し、これに繰
り返し原料と発泡剤のアルミ粉を加え、各主原料の配合
比が下記表1の通り一定となるように配合した。これら
の主原料に、表1に示す通常の水比で水を加え、混練し
てそれぞれスラリーを形成した。
通ポルトランドセメントか又は早強ポルトランドセメン
ト、石灰質原料として生石灰と石膏を使用し、これに繰
り返し原料と発泡剤のアルミ粉を加え、各主原料の配合
比が下記表1の通り一定となるように配合した。これら
の主原料に、表1に示す通常の水比で水を加え、混練し
てそれぞれスラリーを形成した。
【0017】
【表1】 原料配合比(重量%) 珪 石 生石灰 石 膏 セメント 繰り返し原料 アルミ粉 水 比 40 4 6 28 22 0.06 0.65
【0018】上記のごとく調整した各スラリーを、一定
の状態に補強用鉄筋をセットした型枠内に注入した。そ
の際、下記表2に示すように、各試料ごとにスラリーの
注入温度を変え、半可塑性体が得られるまでの硬化時間
を測定した。また、得られた各半可塑性体について、更
に通常の切削切断工程や蒸気養生工程を経てALCパネ
ルを製造し、各ALCパネルの小口面に現れた窪みの発
生率を調査した。これらの調査結果を下記表2に併せて
示した。
の状態に補強用鉄筋をセットした型枠内に注入した。そ
の際、下記表2に示すように、各試料ごとにスラリーの
注入温度を変え、半可塑性体が得られるまでの硬化時間
を測定した。また、得られた各半可塑性体について、更
に通常の切削切断工程や蒸気養生工程を経てALCパネ
ルを製造し、各ALCパネルの小口面に現れた窪みの発
生率を調査した。これらの調査結果を下記表2に併せて
示した。
【0019】尚、上記の硬化時間は、直径45mmの鉄
球を高さ50mmの位置から半可塑性体の表面に落下さ
せ、そのときの半可塑性体表面の窪みの直径が25mm
になるときの時間であり、一般に210〜270分程度
が適当な時間とされている。また、ALCパネル小口面
の窪みの発生率は、各試料ごとに1200枚のパネルを
調査し、そのうちの小口面に直径5mm以上の窪みが発
生しているパネルの比率として求めた。
球を高さ50mmの位置から半可塑性体の表面に落下さ
せ、そのときの半可塑性体表面の窪みの直径が25mm
になるときの時間であり、一般に210〜270分程度
が適当な時間とされている。また、ALCパネル小口面
の窪みの発生率は、各試料ごとに1200枚のパネルを
調査し、そのうちの小口面に直径5mm以上の窪みが発
生しているパネルの比率として求めた。
【0020】
【表2】 (注)表中の*を付した試料は比較例である。
【0021】上記表2の試料1は、普通ポルトランドセ
メントを使用し、スラリーの注入温度を一般的に用いら
れている48℃とした従来法によるものであり、硬化時
間は適当であるが、空洞の発生率は7.3%と非常に高
い。これに対して試料2〜5の本発明の実施例は、早強
ポルトランドセメントを使用し且つスラリーの注入温度
を37〜43℃で変化させたものであり、適当な硬化時
間であると同時に、空洞の発生率を0.06〜0.4%の
範囲に低下させることができた。
メントを使用し、スラリーの注入温度を一般的に用いら
れている48℃とした従来法によるものであり、硬化時
間は適当であるが、空洞の発生率は7.3%と非常に高
い。これに対して試料2〜5の本発明の実施例は、早強
ポルトランドセメントを使用し且つスラリーの注入温度
を37〜43℃で変化させたものであり、適当な硬化時
間であると同時に、空洞の発生率を0.06〜0.4%の
範囲に低下させることができた。
【0022】一方、試料6及び7の比較例では、早強ポ
ルトランドセメントを使用しているが、スラリーの注入
温度が夫々35℃及び45℃である。このため、注入温
度が低い試料6は空洞発生率が0.20%と低いもの
の、硬化時間が300分と長くなりすぎ、また注入温度
が高い試料7は硬化時間が165分と極端に短くなり、
空洞発生率も7.6%と急激に高くなっている。
ルトランドセメントを使用しているが、スラリーの注入
温度が夫々35℃及び45℃である。このため、注入温
度が低い試料6は空洞発生率が0.20%と低いもの
の、硬化時間が300分と長くなりすぎ、また注入温度
が高い試料7は硬化時間が165分と極端に短くなり、
空洞発生率も7.6%と急激に高くなっている。
【0023】更に、試料8及び9の比較例は、普通ポル
トランドセメントを使用し、スラリーの注入温度を夫々
38℃及び43℃と実施例の試料4及び2と同一にした
ものである。しかし、普通ポルトランドセメントを使用
しているので、注入温度が低い試料8では、空洞発生率
は0.50%と低いが、硬化時間は315分と極端に長
なっている。また、注入温度が従来例に近い試料9で
は、硬化時間は270分であるが、空洞発生率は5.6
%と非常に高くなることが分かる。
トランドセメントを使用し、スラリーの注入温度を夫々
38℃及び43℃と実施例の試料4及び2と同一にした
ものである。しかし、普通ポルトランドセメントを使用
しているので、注入温度が低い試料8では、空洞発生率
は0.50%と低いが、硬化時間は315分と極端に長
なっている。また、注入温度が従来例に近い試料9で
は、硬化時間は270分であるが、空洞発生率は5.6
%と非常に高くなることが分かる。
【0024】
【発明の効果】本発明のALCの製造方法によれば、主
要原料のセメントとして従来のポルトランドセメントの
代わりに早強ポルトランドセメントを使用すると共に、
型枠に注入するときのスラリーの注入温度を37〜44
℃と従来よりも低くすることにより、適当な硬化時間を
維持したまま、型枠内での発泡終了時におけるスラリー
の粘度を低下させ、同時に硬化時の収縮を殆ど無くすこ
とができる。
要原料のセメントとして従来のポルトランドセメントの
代わりに早強ポルトランドセメントを使用すると共に、
型枠に注入するときのスラリーの注入温度を37〜44
℃と従来よりも低くすることにより、適当な硬化時間を
維持したまま、型枠内での発泡終了時におけるスラリー
の粘度を低下させ、同時に硬化時の収縮を殆ど無くすこ
とができる。
【0025】従って、スラリーの型枠内での硬化時に補
強用鉄筋の周囲に空洞が発生することを防止して、AL
C製品の表面や小口面に現れる窪みを無くすことができ
る。このため、窪みの補修を不要にし又は少なくするこ
とができ、製品歩留りを向上させ、商品価値の高いAL
C製品を製造することができる。
強用鉄筋の周囲に空洞が発生することを防止して、AL
C製品の表面や小口面に現れる窪みを無くすことができ
る。このため、窪みの補修を不要にし又は少なくするこ
とができ、製品歩留りを向上させ、商品価値の高いAL
C製品を製造することができる。
【0026】また、スラリーの型枠への注入温度を従来
よりも低くできるので省エネルギーになるうえ、硬化時
間も適当なので生産性を低下させることがない。更に、
石灰質原料として高品質の石灰を使用する必要もなく、
繰り返し原料を減らす必要もないので、原料費を安価に
抑えることができ、経済性にも優れている。
よりも低くできるので省エネルギーになるうえ、硬化時
間も適当なので生産性を低下させることがない。更に、
石灰質原料として高品質の石灰を使用する必要もなく、
繰り返し原料を減らす必要もないので、原料費を安価に
抑えることができ、経済性にも優れている。
Claims (1)
- 【請求項1】 珪石などの珪酸質原料と、セメントと、
石膏などの石灰質原料と、繰り返し原料の粉末とを主原
料とし、これらの主原料と発泡剤を含むスラリーを補強
用鉄筋をセットした型枠に注入して発泡硬化させる工程
を備えた軽量気泡コンクリートの製造方法において、前
記セメントとして早強ポルトランドセメントを使用し、
型枠注入時のスラリーの温度を37〜44℃とすること
を特徴とする前記軽量気泡コンクリートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3480998A JPH11228251A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 軽量気泡コンクリートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3480998A JPH11228251A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 軽量気泡コンクリートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11228251A true JPH11228251A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12424555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3480998A Pending JPH11228251A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 軽量気泡コンクリートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11228251A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007119319A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | Alcパネルの製造方法 |
| ITVE20100039A1 (it) * | 2010-07-08 | 2012-01-09 | Adriano Serena | Processo e sistema integrato di recupero e riutilizzo degli scarti della lavorazione di materiali lapidei di natura calcarea |
| CN103058596A (zh) * | 2013-01-10 | 2013-04-24 | 浙江杭萧钢构股份有限公司 | 一种蒸压加气混凝土 |
| CN104589462A (zh) * | 2014-12-13 | 2015-05-06 | 广西科技大学 | 发泡水泥复合板的生产制造方法 |
| CN104612318A (zh) * | 2014-12-13 | 2015-05-13 | 广西科技大学 | 超轻发泡水泥材料的制作工艺 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP3480998A patent/JPH11228251A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| ITVE20100039A1 (it) * | 2010-07-08 | 2012-01-09 | Adriano Serena | Processo e sistema integrato di recupero e riutilizzo degli scarti della lavorazione di materiali lapidei di natura calcarea |
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