JPH11228863A - 断熱塗料 - Google Patents

断熱塗料

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JPH11228863A
JPH11228863A JP3309498A JP3309498A JPH11228863A JP H11228863 A JPH11228863 A JP H11228863A JP 3309498 A JP3309498 A JP 3309498A JP 3309498 A JP3309498 A JP 3309498A JP H11228863 A JPH11228863 A JP H11228863A
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JP
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resin
coating film
water
heat insulating
cement
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JP3309498A
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Jun Shigeya
純 繁谷
Haruo Furuse
晴雄 古瀬
Nobuhito Hirata
信人 平田
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】断熱性、消音性を有する塗膜を形成し得る、特
に建造物壁面の外装仕上げに好適な厚膜形断熱塗料を提
供する。 【解決手段】(A)再乳化型粉末樹脂、(B)樹脂発泡
体粒子、及び(C)セメントを、(A)/(B)の固形
分体積比が100/50〜100/800で、且つ
(A)/(C)の固形分体積比が100/2〜100/
80となるよう含有してなる粉末状組成物に、水を使用
時に配合し水分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱性、消音性を
有する塗膜を形成し得る塗料に関し、特に建造物壁面の
外装仕上げに好適な断熱塗料に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来、建築物の内部の温度変
化を制御するために、建物の壁の内外面にスチレン発泡
体やガラスウ−ルなど断熱部材を面状に配置することが
広く実施されている。一方、断熱性を付与する塗装材と
しても無機又は有機の微細発泡体又は微細中空発泡体を
骨材として使用したものが知られている。このような断
熱性を付与する塗装材としては、例えば、造膜温度が1
0℃以下の樹脂エマルション、水硬性セメント、及び樹
脂発泡体粒子を含有する弾性皮膜形成用樹脂組成物(特
開昭60−94470号公報)などが提案されている。
該組成物によれば弾性を有する厚膜が形成可能である
が、樹脂エマルションを含むベ−ス液と、セメントを主
成分とする粉末の2パック貯蔵であるため、使用時に両
者を配合する必要があり、現場での計量や混練作業を要
していた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果、再乳化型粉末樹脂、樹
脂発泡体粒子及びセメントを含有する粉末塗料が、1パ
ックで貯蔵でき、現場での作業性に優れ、しかも断熱
性、消音性に優れた塗膜を形成できることを見出し本発
明に到達した。
【0004】即ち本発明は、(A)再乳化型粉末樹脂、
(B)樹脂発泡体粒子、及び(C)セメントを、(A)
/(B)の固形分体積比が100/50〜100/80
0で、且つ(A)/(C)の固形分体積比が100/2
〜100/80となるよう含有する粉末状組成物に、水
を使用時に配合して水分散することを特徴とする断熱塗
料を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において再乳化型粉末樹脂
(A)は、水を加えて撹拌することで再乳化しエマルシ
ョンとなる粉末状の樹脂であり、該再乳化型粉末樹脂
(A)としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベ
オバ(飽和カルボン酸のビニルエステル、シェル化学社
製、商品名)、アクリル酸アルキルエステルなどのアク
リル系モノマ−、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン、塩化ビニル、スチレンなどから適宜選択されたモノ
マ−混合物を共重合してなる水性樹脂エマルションを噴
霧乾燥したものが1種又は2種以上併用して使用でき
る。再乳化性の面からは、これらの重合時にポリビニル
アルコ−ルなどの水溶性高分子を保護コロイドとして乳
化重合したものが好ましい。噴霧乾燥時には、炭酸カル
シウム、クレ−、シリカなどの不活性無機粉末をブロッ
キング防止剤として用いることができる。
【0006】上記再乳化型粉末樹脂(A)の粒子径は、
通常、0.5〜100μm、好ましくは10〜40μm
の範囲内が適当である。
【0007】上記再乳化型粉末樹脂(A)は、その再乳
化後のエマルション樹脂のガラス転移温度が30℃以
下、好ましくは−50〜20℃で、最低造膜温度が25
℃以下、好ましくは−10〜20℃であることが望まし
い。該ガラス転移温度が30℃を越えると、得られる断
熱塗膜の弾性が乏しくなり、ワレ等の塗膜欠陥が生じる
ので好ましくない。また造膜温度が25℃を越えると、
同様にワレ等の塗膜欠陥が生じ易くなるので好ましくな
い。
【0008】本発明において樹脂発泡体粒子(B)とし
ては、例えば発泡ポリスチレン粒子、発泡ポリエチレン
粒子、発泡ポリプロピレン粒子、発泡ポリウレタン粒子
などの樹脂発泡体粒子、及びこれら樹脂発泡体粒子に種
々公知の表面処理が施されたものが挙げられる。該樹脂
発泡体粒子(B)としては、熱伝導率0.02〜0.1
kcal/m・h・℃、好ましくは0.02〜0.08
kcal/m・h・℃で、かさ密度0.02〜0.5g
/cc、好ましくは0.02〜0.1g/cc、粒子径
0.2〜8mm、好ましくは0.5〜5mmの粒子であ
ることが望ましい。またこれらは球形、破砕形のいずれ
の形状でもよい。
【0009】上記樹脂発泡体粒子(B)の配合量は、前
記再乳化型粉末樹脂(A)/樹脂発泡体粒子(B)の固
形分体積比が100/50〜100/800、好ましく
は100/100〜100/600となるよう含有す
る。上記樹脂発泡体粒子(B)の配合量がこれより少な
いと、得られる塗膜の断熱性、遮音性、厚膜性が不十分
となり、多いとバインダ−分が少なくなり塗膜強度が低
下するので好ましくない。
【0010】本発明においてセメント(C)としては、
一般的なセメントでよく、例えばポルトランドセメン
ト、白色セメント、高炉セメント、アルミナセメントな
どが使用でき、特にポルトランドセメントが好適であ
る。また該セメントには、塗膜乾燥後の塗面にヒビワレ
が生じるのを防止するために、必要に応じて合成樹脂繊
維、軽量骨材、保水剤などの添加剤を混合してもよい。
【0011】該合成樹脂繊維としては、例えばビニロン
樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
アクリル樹脂、塩化ビニリデン系樹脂等が挙げられ、こ
れらのうちアスペクト比100〜400、繊維長2〜1
2mmのビニロン樹脂が好適である。該合成樹脂繊維
は、セメント100重量部に対して0.1〜2重量部配
合するのが適当である。
【0012】該軽量骨材としては、例えばパ−ライト、
シラスバル−ン、発泡ガラス球、ひる石、石灰砂、上記
樹脂発泡体粒子(B)で列記のものなどが挙げられる。
該軽量骨材は、セメント100重量部に対して5〜50
重量部配合するのが適当である。
【0013】該保水剤としては、例えばメチルセルロ−
ス、ヒドロキシエチルセルロ−ス、スタ−チエ−テル、
ポリビニルアルコ−ルなどが挙げられる。該保水剤は、
セメント100重量部に対して0.1〜2重量部配合す
るのが適当である。
【0014】上記セメント(C)の配合量は、前記再乳
化型粉末樹脂(A)/セメント(C)の固形分体積比が
100/2〜100/80、好ましくは100/5〜1
00/50となるよう含有する。この範囲外で(C)が
少ないと塗膜強度が低下し難燃性が損なわれ、多いと塗
膜の柔軟性が低下しヒビワレに追随しなくなるので好ま
しくない。
【0015】本発明の断熱塗料は、上記(A)、(B)
及び(C)成分からなる粉末組成物であり、必要に応じ
て、従来公知の顔料や骨材を配合してもよい。顔料とし
ては、例えば酸化チタン、カ−ボンブラック、フタロシ
アニンブル−、酸化鉄などの着色顔料;クレ−、タル
ク、マイカ、シリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウムなどの体質顔料などが挙げられ、骨材としては、例
えばパ−ライト、火山れき、バ−ミキュライト焼成物な
どの無機の微細発泡体、シラスバル−ン、ガラスバル−
ン、シリカバル−ンなどの微細中空発泡体等が挙げられ
る。
【0016】本発明の断熱塗料には、さらに必要に応じ
て造膜助剤、増粘剤、消泡剤、分散剤、安定剤、減水
剤、硬化促進剤、流動化剤、空気連行剤、遅延剤、保水
剤、難燃化剤、繊維状物質などを添加することができ
る。
【0017】このうち、繊維状物質は塗膜の乾燥を速め
塗膜強度を向上させるために使用され、例えば硫酸マグ
ネシウム、ポリエチレン、パルプ、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、ナイロン、ビニロン、ガラス繊維、炭
素繊維などが例示でき、特に無機系の繊維状物質は難燃
化にも寄与しうるものである。該繊維状物質の配合割合
は、通常、樹脂(A)の固形分重量に対して5重量%以
下が適当である。
【0018】上記の通り得られる粉末状組成物に、使用
直前に所定量の水を配合し水分散して本発明の断熱塗料
を得るものである。該断熱塗料は、基材面に塗装され断
熱塗膜が形成される。該断熱塗膜のみで仕上げとしても
良いし、さらに該塗膜上に上塗り塗装を行なってもよ
い。
【0019】得られる断熱塗膜は、その熱伝導率が0.
3Kcal/m・h・℃以下、好ましくは0.2Kca
l/m・h・℃以下、さらに好ましくは0.15Kca
l/m・h・℃以下であることが適当である。塗膜の熱
伝導率が0.3Kcal/m・h・℃を越えると断熱性
が不十分となるので好ましくない。
【0020】上記基材としては、コンクリ−ト、モルタ
ル、スレ−ト;陶磁器、タイル等のセラミック類;プラ
スチック、木材、石材、金属などの素材面や、これら素
材上に設けられたアクリル樹脂系、アクリルウレタン樹
脂系、ポリウレタン樹脂系、フッ素樹脂系、シリコンア
クリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系などの旧塗膜面が挙げ
られ、これらはそれぞれ適宜素地調整を行っておくこと
が望ましい。該基材面に上記断熱塗料を直接塗装するこ
ともできるが、付着性の面から、例えばアクリル樹脂
系、塩化ビニル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、エポキシ樹
脂系、塩化ゴム系などのシ−ラ−やプライマ−層を予め
基材面に設けておいてもよい。
【0021】上記断熱塗料の塗装は、例えば吹き付け、
流し込み、コテ塗り、ロ−ラ−、刷毛など従来公知の方
法で行うことができる。基材面上に形成される断熱塗膜
の膜厚は、要求される断熱性能によって適宜選択でき、
通常3〜10mm程度が適当である。
【0022】さらに上記断熱塗膜上に上塗り塗装を行な
う場合には、上塗り塗装として、断熱塗膜との付着や
中塗塗膜の機能、仕上り面の着色や光沢の付与、耐候
性、耐水性、耐汚染性等の付与、の両方を目的として、
のための下地調整材を塗装後にのための上塗り塗料
を塗装するか、の両方を備えた上塗り塗料を塗装す
ることができ、またのための上塗り塗料のみを塗装し
てもよい。
【0023】このの機能を付与するために、またの
みを塗装する場合においても、断熱塗膜上に塗られる塗
料が、形成塗膜の伸び率が20℃雰囲気で20%以上の
弾性塗料であることが好ましい。ここで塗膜の伸び率
は、恒温槽付万能引張試験機(島津製作所製。オ−トグ
ラフAG2000B型)を用い、20℃において引張速
度200mm/分で測定したときの値であり、測定に使
用する試料はJIS−A−6909に従って作成したも
のである。
【0024】伸び率が20%未満では、断熱塗膜との弾
性の差によって上塗り塗膜表面に経時でワレやハガレが
生じるので好ましくない。
【0025】また断熱塗膜が、例えば発泡ポリスチレン
粒子のように耐溶剤性の非常に低い成分を含む場合に
は、断熱塗膜上に直接塗られる塗料は水系塗料であるこ
とが好ましい。
【0026】上記の機能のみを付与する下地調整材と
しては、断熱塗膜上に中塗り塗料の機能を有する微弾性
塗材であり、形成塗膜の伸び率が20℃雰囲気で20〜
100%であることが望ましい。例えば反応硬化型のア
クリル系エマルション等の合成樹脂エマルション系やポ
リマ−セメント系などの塗材が挙げられる。
【0027】上記のための上塗り塗料としては、特に
制限なく従来公知の仕上り面の着色や光沢の付与、また
高耐候性、耐水性、耐汚染性などを付与しうる水系又は
有機溶剤系の塗料が適用でき、例えば、アクリル樹脂、
アクリル・ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹
脂、シリコン・アクリル樹脂などを主成分とし、顔料類
や塗料用添加剤等を含有するものが挙げられる。
【0028】またの両方を備えた上塗り塗料として
は、例えばアクリルラテックスやゴムラテックス等の断
熱塗材の説明で述べた(A)成分と同様の樹脂エマルシ
ョンを主成分とし、顔料類や塗料用添加剤等を含有し、
これらを水に分散させてなるもので、形成塗膜の伸び率
が20℃雰囲気で100〜700%を示す厚膜形弾性上
塗り塗料などが挙げられる。該上塗り塗料は単層形や複
層形のいずれであってもよい。該上塗り塗料の塗装の前
に、断熱塗膜との付着向上のために必要に応じてシ−ラ
−を塗装してもよい。
【0029】これらの上塗り塗装系の中で断熱性、経済
性等の点からは特にの両方を備えた厚膜形弾性塗
料、特に単層形の厚膜形弾性塗料を用いるのが好適であ
る。
【0030】上記上塗り塗料の塗装は、スプレ−、ロ−
ラ−、刷毛などの方法で、200〜3,000g/m2
の範囲の塗布量が適している。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0032】実施例1〜4及び比較例1〜4 表1に示す成分を配合し、混合・粉砕して各粉末状組成
物を作成した。次いでこれらに所定量の上水を配合し、
撹拌・混合して各断熱塗料を得た。その際の粉末状組成
物と上水との混合性を表1に示す(○は良好、△はやや
混合に時間がかかる、×は混合しにくくかなり時間がか
かる)。尚、表1中における(注1)〜(注9)は下記
の通りである。
【0033】(注1)A−1:「エロテックス511/
AP200」、カネボウ・エヌエスシ−社製、ガラス転
移温度0℃、造膜温度0℃の酢酸ビニル/ベオバ/アク
リル酸エステル共重合体系再乳化型粉末樹脂 (注2)A−2:「エロテックス1080」、カネボウ
・エヌエスシ−社製、ガラス転移温度0℃、造膜温度0
℃の酢酸ビニル/エチレン共重合体系再乳化型粉末樹脂 (注3)発泡ポリスチレン粒子:三菱化学ビ−エイエス
エフ社製、商品名「スチロポ−ルJF」、熱伝導率0.
03Kcal/m・h・℃、粒子径0.2〜3mm、か
さ密度0.025g/ccの球形粒子、JIS A 9
511適合品 (注4)増粘剤:「チロ−ゼMH」、ヘキスト合成社
製、メチルセルロ−ス粉末 (注5)消泡剤:「B−107F」、旭電化社製 (注6)セメント:普通ポルトランドセメント (注7)ビニロン繊維:「RB−W203」、クラレ社
製 (注8)パ−ライト:「A」、三井金属工業社製 (注9)石灰砂:4号品 上記の通り得られた各断熱塗料をテフロン樹脂被覆鋼板
上に乾燥膜厚で約5mmとなるように吹付け塗装し、2
0℃・65%RHの恒温恒湿室で7日間乾燥して塗膜を
形成した。次いでテフロン樹脂被覆鋼板より塗膜を引き
剥がし、膜厚約5mmのフリ−塗膜を作成した。このフ
リ−塗膜の熱伝導率を調べた。結果を表1に示す。
【0034】また200×300×3.2mmのスレ−
ト板上に、上記の通り得られた各断熱塗料を上水でさら
に10,000〜20,000cpsとなるよう粘度調
整して、乾燥膜厚で約5mmとなるように吹付け塗装
し、20℃・65%RHの恒温恒湿室で7日間乾燥して
塗膜を形成した。実施例の各塗料は平滑な仕上げだけで
なくリシン状仕上げが可能であった。次いで各断熱塗料
及び得られた試験塗板を下記性能試験に供した。結果を
表1に示す。
【0035】(*1)熱伝導率(Kcal/m・h・
℃):フリ−塗膜を70×150mmに切断したものを
試料として、「KemthermQTM−D3」(京都
電子工業社製)を用いて測定した。
【0036】(*2)吹付け作業性:各断熱塗料につい
て、リシンガン、タイルガン、スタッコガン、多用ガン
を夫々用いて塗装作業性を調べた。○は全てのガンで問
題なく吹付けできる、◇は塗料の微粒化がやや劣る、△
は塗料の微粒化が悪く作業時間がかかる、×は吹付けで
きない、を夫々示す。
【0037】(*3)塗膜状態:各試験塗板の乾燥後の
塗膜表面の状態を目視で観察した。○は異常なし、△は
小さなワレがあり、×は大きなワレがあり、を夫々示
す。
【0038】(*4)自己消火性:各試験塗板を、塗膜
面を下に向けて45度の角度に設置し、下からロウソク
の炎で加熱した。ロウソクの炎が3〜4cmでその先1
cm程が塗膜にかかるように設定した。加熱時間に対し
て加熱後に自己消火可能かどうかを調べ、消火可能な最
大加熱時間で自己消火性を評価した。◎は2分以上、○
は1分以上2分未満、△は30秒以上1分未満、×は3
0秒未満、を夫々示す。 (*5)付着力:スレ−ト板に対する付着力(kg/c
2 )を、JIS A−6909の方法に従って引張り
試験機を用いて測定した。
【0039】
【表1】
【0040】塗装試験 スレ−ト板上に、上記各粉末状組成物に上水を混合して
断熱塗料を作成し15,000〜30,000cpsに
粘度調整して、塗布量約5kg/m2 となるように吹付
け塗装し、20℃・65%RHの恒温恒湿室で1日間放
置後、この上に表2に示す上塗り塗装の組み合せ及び順
序で各上塗り塗料を同表に示す塗布量で塗装し、20℃
・65%RHの恒温恒湿室で7日間乾燥して塗装板を得
た。尚、比較試験例3はスレ−ト板上にシ−ラ−を塗布
した上に、比較試験例4はスレ−ト板上に、夫々、断熱
塗料を塗装せず直接表2に示す上塗り塗装を行なった。
【0041】表2に示す上塗り塗料a〜nは下記の通り
である。
【0042】a.「アレスホルダ−GII」:水性下地調
整材、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜の伸び率6
0% b.「アレスアクアビルド」:水性厚膜形単層弾性上塗
り塗料、低汚染形、関西ペイント社製、商品名、形成塗
膜の伸び率350% c.「アレスゴムタイルラフ」:アクリルゴム系複層用
主材、防水形、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜の
伸び率300% d.「アレスタイルラフ」:アクリル樹脂系複層用主
材、防水形、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜の伸
び率1% e.「アレスセラレタン」:溶剤形アクリルウレタン樹
脂系上塗り塗料、シリケ−ト配合による非汚染形、関西
ペイント社製、商品名、形成塗膜の伸び率30% f.「アクアクアレタン」:水性アクリルウレタン樹脂
系上塗り塗料、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜の
伸び率100% g.「アレスゴムタイルトップU」:溶剤形アクリルウ
レタン樹脂系クリヤ−塗料、柔軟形、関西ペイント社
製、商品名、形成塗膜の伸び率200% h.「アレスアクアグロス」:水性アクリル樹脂系上塗
り塗料、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜の伸び率
120% i.「アレスアクアシリコンAC」:水性アクリルシリ
コン樹脂系上塗り塗料、関西ペイント社製、商品名、形
成塗膜の伸び率150% j.「オ−デフレシュF−100」:水性フッ素樹脂系
上塗り塗料、日本ペイント社製、商品名 k.「アレスアクアビルドデコ」:水性厚膜形単層弾性
上塗り塗料(玉吹き用)、低汚染形、関西ペイント社
製、商品名、形成塗膜の伸び率350% l.「アレスセラマイルドレタン」:タ−ペン可溶ポリ
ウレタン樹脂系上塗り塗料、関西ペイント社製、商品
名、形成塗膜の伸び率40% m.「アレスセラマイルド」:タ−ペン可溶アクリル樹
脂系上塗り塗料、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜
の伸び率80% n.「アレスセラフッソ」:溶剤形非水分散形フッ素樹
脂系上塗り塗料、関西ペイント社製、商品名、形成塗膜
の伸び率100% 次いで得られた塗装板を下記性能試験に供した。結果を
表2に示す。
【0043】(*6)熱伝導率(Kcal/m・h・
℃):テフロン樹脂被覆鋼板上に各断熱塗材及び上塗り
塗装を各例に従って上記の通り塗装し、20℃・65%
RHの恒温恒湿室で7日間乾燥して塗膜を形成した。次
いでテフロン樹脂被覆鋼板より塗膜を引き剥がし、各フ
リ−塗膜を作成した。このフリ−塗膜を70×150m
mに切断して試料とし、「KemthermQTM−D
3」(京都電子工業社製)を用いて測定した。
【0044】(*7)塗膜状態:各塗装板の上塗り塗装
後の塗膜表面の状態を目視で観察した。○は異常なし、
×はワレやチジミなどの欠陥あり、を示す。
【0045】(*8)耐汚れ性:各塗装板を平塚市内で
南面に向って、塗面を上に傾斜角30度にして6カ月屋
外放置した後の塗膜表面の汚れを目視観察した。◎は殆
ど汚れがない、○は僅かに汚れが認められる、△は汚れ
が認められる、×は汚れが著しい、を示す。
【0046】(*9)耐候性:サンシャインウエザーオ
メーターを用いて、1000時間試験後の塗膜状態を目
視観察した。○は、塗膜面にワレ・ハガレ、フクレが認
められない、△は、塗膜面にワレ・ハガレ、フクレは認
められないが光沢低下が認められる、×は、塗膜面にワ
レ・ハガレフクレが認められる、を示す。
【0047】(*10)自己消火性:各試験塗板を、塗
膜面を下に向けて45度の角度に設置し、下からロウソ
クの炎で加熱した。ロウソクの炎が3〜4cmでその先
1cm程が塗膜にかかるように設定した。加熱時間に対
して加熱後に自己消火可能かどうかを調べ、消火可能な
最大加熱時間で自己消火性を評価した。◎は2分以上、
○は1分以上2分未満、△は30秒以上1分未満、×は
30秒未満、を夫々示す。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、再乳化型粉末樹脂、樹
脂発泡体粒子及びセメントを含有する粉末塗料が、1パ
ックで貯蔵でき、現場での作業性に優れ、しかも断熱
性、消音性に優れた塗膜を形成できる。
【0049】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)再乳化型粉末樹脂、(B)樹脂発
    泡体粒子、及び(C)セメントを、(A)/(B)の固
    形分体積比が100/50〜100/800で、且つ
    (A)/(C)の固形分体積比が100/2〜100/
    80となるよう含有してなる粉末状組成物に、水を使用
    時に配合し水分散することを特徴とする断熱塗料。
JP3309498A 1998-02-16 1998-02-16 断熱塗料 Pending JPH11228863A (ja)

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JP3309498A JPH11228863A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 断熱塗料

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100344713C (zh) * 2006-03-29 2007-10-24 常熟市蓝都弹性涂料有限公司 双组份水泥基聚苯乙烯泡沫颗粒保温涂料
JP2015101512A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 太平洋マテリアル株式会社 戸建て住宅の外壁構造及びその施工方法
JP2020066672A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 アイカ工業株式会社 水系塗材組成物及びこれを使用した外壁の無目地仕上げ工法

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