JPH112288A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

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JPH112288A
JPH112288A JP15843497A JP15843497A JPH112288A JP H112288 A JPH112288 A JP H112288A JP 15843497 A JP15843497 A JP 15843497A JP 15843497 A JP15843497 A JP 15843497A JP H112288 A JPH112288 A JP H112288A
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JP
Japan
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casing
frame
engaging body
vibration
support device
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Pending
Application number
JP15843497A
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English (en)
Inventor
Yukio Kaneko
幸雄 金子
Mitsuo Takahashi
光男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUSHU RUBBER KENKYUSHO KK
Original Assignee
TOKUSHU RUBBER KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メカデッキを保護しながら所定位置に支持す
ると共に、高い減衰能力を備え、所望する振動減衰能力
を高精度で得ることができ、しかも容易に安定してばら
つきなく均一に成形することができる防振支持装置を提
供する。 【解決手段】 防振支持装置15は、ケーシング1の係
合部材13,14に係合されるケーシング係合体20
と、このケーシング係合体20との間に所定間隔Fを有
する状態で配置されるフレーム4が係合されるフレーム
係合体21と、ケーシング係合体20とフレーム係合体
21との間に配置された複数の振動吸収部22とを備
え、弾性体によって一体に成形されてている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防振支持装置に関
し、さらに詳しくは、コンパクトディスクやフロッピー
ディスク等の記録媒体に読込み・書込みを行うための記
録再生機器本体(以下メカデッキと云う)をケーシング
内に支持するための防振支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の高度化に伴って、例えばコ
ンパクトディスク(以下CDと云う)等の記録媒体用の
記録再生装置は小型化されて携帯可能なものとなってい
る。記録媒体は高密度に信号が記録されており、その信
号の読込み・書込みを行う記録再生装置を携帯したり車
に搭載して傾いた状態や振動を受けた状態での使用は、
所定の信号をピックアップすることができず、音とび等
誤作動の原因となる。
【0003】そこで、一般に記録再生装置は、振動等に
よる影響を少なくするために、例えば図1および図2に
参照されるように、メカデッキMDのフレーム4が防振
支持装置を介してケーシング1内に支持されている。従
来の防振支持装置は、図13または図14に断面図で示
すように、ケーシング1に相対向して設けられた係合部
材51,52に係合される係合部53,54が両端に設
けられ、その中間部にメカデッキのフレーム4に係合さ
れる係合部55が設けられ、係合部材51,52に係合
される係合部53,54とフレーム4を係合する係合部
55との間にそれぞれアール状に湾曲する可撓部56が
形成されてなる異形筒状体のものがあった。そして、図
13に示した従来の防振支持装置は、係合部53を係合
部材51に係合固定し、係合部54を係合部材52に対
して移動可能に係合し、また、図14に示した従来の防
振支持装置は、係合部53および54を係合部材51お
よび52に対して移動可能に係合するものであった。
【0004】また、別の従来の防振支持装置としては、
図15に示すように、係合部材51に係合固定される係
合部57とアール状に湾曲した可撓部58とを連続して
形成した第1部材59と、係合部材52に係合固定され
る係合部60とフレーム4の穴12に係合する環状溝6
1とが形成された第2部材62とから構成されてなるも
のがあった。而して、上述の図13ないし図15に示し
た従来の防振支持装置は、いずれのものであっても全体
がケーシング1内の全高さにわたって形成され、その中
間を連続してアール状に湾曲させて形成した可撓部56
または58によってメカデッキMDが取付けられたフレ
ーム4の緩衝と支持を行っていた。
【0005】一方、別の従来の技術としては、本発明と
同一の出願人により出願された特開平7−37375号
公報や特開平8−63952号公報に開示された防振支
持装置が知られている。これらの防振支持部材は、ケー
シング内に突設された係合部材に係合される係合部と、
記録再生機器を備えたフレームを支持する中空筒体また
はフレーム係合体と、係合部と中空筒体またはフレーム
係合体との間に連続して形成される振動吸収部と、が弾
性体によって一体に形成されたものであるが、その振動
吸収部は、ケーシング係合体の外側壁およびフレーム係
合体の内側壁に対して直交あるいは傾斜するように延在
する膜状に形成され、また、この膜状に形成された振動
吸収部に透孔や切欠き、リブが設けられていた。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に列挙する問題があった。
【0006】図13ないし図15に示した防振支持装置
は、アール状に湾曲した可撓部56または58によって
メカデッキの緩衝と支持を行っていたので、メカデッキ
を所定の高さに保持するために可撓部を硬くすると振動
減衰能力が低くなり、一方、振動減衰能力を高めるため
に可撓部を軟らかくするとメカデッキを所定の高さに保
持することができず、また衝撃等の過負荷がかかったと
きに可撓部の内側が互いに接触して緩衝能力が低くなる
という問題があった。また、振動を受けて縦方向に圧縮
変形されると、アール状に湾曲して形成された可撓部の
直径が拡大し、周辺部分に接して振動減衰能力が損なわ
れるという問題があった。さらに、図13ないし図15
に示した防振支持装置は、可撓部が支持すべきフレーム
の横方向への移動に対する保持力が少なく、記録再生装
置が傾斜した際にケーシング内でメカデッキを所定位置
に保持するためのスプリング等が別途必要となるという
問題があった。さらにまた、図13ないし図15に示し
た防振支持装置は、形成する際に金型にゴム等の弾性体
材料を流し込むが、可撓部がアール状に湾曲しているた
めに、成形時に起り得る金型のズレ等によって可撓部の
肉厚の精度を高めることが困難であり、加えて金型のパ
ーティングラインによるバリが可撓部に形成されて設定
した振動減衰特性を大きく変化させてしまうという問題
があった。そして、ケーシング1内の全高さにわたって
形成された中間に、係合部53,54と連続して可撓部
56または58をアール状に湾曲させて形成したもので
あるため、設定したとおりの振動減衰能力を有するよう
安定して成形することが困難であった。
【0007】一方、特開平7−37375号公報や特開
平8−63952号公報に開示されたものは、振動吸収
部が係合部と中空筒体またはフレーム係合体との間に連
続して膜状に形成されたものであり、この膜状の振動吸
収部の厚さによって振動減衰能力が変化することとなる
ため、高度な成形精度が要求され、成形条件が厳しいと
いう問題があった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、メカデッキを振動や傾斜等の影響から保護しながら
所定位置に支持し、高い減衰能力を備えた防振支持装置
を提供することを目的とするものである。また、本発明
は、所望する振動減衰能力を高精度で得ることができ、
しかも容易に安定してばらつきなく均一に成形すること
ができる防振支持装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上記問題を解決するために、ケーシング内に相対向して
突設された係合部材に係合されるケーシング係合体と、
該ケーシング係合体との間に所定間隔を有する状態で配
置され記録再生機器が取付けられたフレームを支持する
フレーム係合体と、前記ケーシング係合体とフレーム係
合体との間に配置される複数の振動吸収部とを、弾性体
によって形成したことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に係る発明は、上記問題を
解決するために、請求項1に係る発明において、振動吸
収部をケーシング係合体の長手方向に沿って延在するよ
うに形成したことを特徴とするものである。
【0011】請求項3に係る発明は、上記問題を解決す
るために、請求項1または2に係る発明において、少な
くともケーシング係合体とフレーム係合体とを異なる特
性の弾性体により形成することを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項4に係る発明は、上記問題を解決す
るために、請求項3に係る発明において、使用する弾性
体の特性を識別可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項1に係る発明では、ケーシング内に
相対向して突設された係合部材にケーシング係合体を係
合し、記録再生機器が取付けられたフレームをフレーム
係合体に取付ける。フレーム係合体は、複数の振動吸収
部により、ケーシング係合体との間に所定間隔を有する
状態で支持される。振動によりフレーム係合体が移動す
ると、振動吸収部が設けられた位置によって圧縮、伸長
および曲げ変形されることにより、振動を吸収し減衰す
る。これに加えて、ケーシング係合体が弾性体により形
成されているため、振動がさらに減衰される。振動が大
きい場合には、フレーム係合体がケーシング係合体また
はケーシングに当接することによりその変位量が規制さ
れ、したがって、フレームに取付けられた記録再生機器
等がケーシング等に干渉することが防止される。
【0014】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、ケーシング係合体の長手方向に沿っ
て延在するように形成された振動吸収部は、設けられた
位置によって圧縮、伸長および曲げ変形され、また、剪
断変形することによって振動を吸収し減衰する。このよ
うな振動吸収部を形成する際には、厚さ等の精度が正確
に安定してばらつきなく均一に成形することができる。
【0015】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは2に係る発明において、ケーシング係合体とフレー
ム係合体とを硬度、反発力、ひずみ、伸縮性等の特性が
異なる弾性体により形成することにより、所望する減衰
能力を得るための弾性および記録機器を支持し得る剛性
とを有する防振支持装置を容易に成形することができ
る。
【0016】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
係る発明において、使用する弾性体の特性によって色を
変える等、識別可能とすることにより、ケーシング内に
防振支持装置を介してフレームを支持させるよう組み立
てる際に、支持するフレームの位置に応じて弾性および
剛性に成形された所定の防振支持装置を、間違えること
なくフレームの所定の位置に取付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る防振支持装置
の第1の実施の形態を、記録再生装置としてCDプレー
ヤに使用した場合によって図1ないし図12に基づいて
説明する。なお、図において同一符号は同一部分または
相当部分とする。
【0018】まず最初に、図1および図2に基づいてC
Dプレーヤの概略について説明する。CDプレーヤは、
図1に示すように、ケーシング1に開閉可能な蓋2が設
けられ、ケーシング1の上面と蓋2との間に形成された
空間CにディスクDが収容される。ケーシング1の上面
の一部分には切り欠き3が形成され、図2に示すよう
に、ディスクDを回転駆動するモータ5と光ピックアッ
プ6からなるメカデッキMDを取付けたフレーム4が切
り欠き3から露出してケーシング1の上面と同一面を形
成するように支持される。光ピックアップ6は、ディス
クDの信号を読み取るため、フレーム4に設けられた長
孔8に沿って移動する。ディスクDは、その中心がモー
タ5の回転軸に連結されたディスクテーブル9上に保持
され、モータ5の駆動によって回転される。
【0019】図2に示すように、フレーム4の外周縁に
形成された段部11のモータ5の近傍と角隅部には穴1
2がそれぞれ設けられ(図3参照)、ケーシング1の上
部内側と下部内側の穴12に対応する位置には係合部材
13,14 が相対向するように突設され、この係合部
材13,14に防振支持装置15が係合される。そし
て、防振支持装置15は、フレーム4の各穴12にそれ
ぞれ係合され、メカデッキMDを支持する。
【0020】本発明に係る防振支持装置15は、図3に
示すように、ケーシング1の係合部材13,14に係合
されるケーシング係合体20と、このケーシング係合体
20との間に所定間隔Fを有する状態で配置されるフレ
ーム4が係合されるフレーム係合体21と、ケーシング
係合体20とフレーム係合体21との間に配置された複
数の振動吸収部22とを備えてなるもので、例えばゴム
硬度を10〜25に調整されたブチルゴムやシリコンゴ
ム等の弾性体によって一体に成形されてなるものであ
る。
【0021】ケーシング係合体20は、ケーシング1の
上下内面に接する高さを有し、その上下端部にケーシン
グ1に相対向して突設された係合部材13,14に嵌合
固定される係合部25,26が設けられた、略円柱状に
形成されてなるものである。なお、ケーシング係合体2
0の係合部25,26は、この実施の形態に限定される
ことなく、例えば係合部25が係合部材13に対して嵌
合固定され、係合部26が係合部材14に対して移動可
能に遊嵌されるように形成することもできる。
【0022】フレーム係合体21は、ケーシング係合体
20の外側壁との間に間隔Fを有し、その外周にはフレ
ーム4に設けられた穴12が係合される環状溝28が形
成された略円筒状に形成されたもので、その下端とケー
シング1の下部との間に間隔Gを有すると共に、その上
端とケーシング 1の上部との間に間隔Hを有するよう振
動吸収部22により保持される。
【0023】図3において示したケーシング係合体20
の外側壁とフレーム係合体21の内側壁との間隔Fは、
図2に示したディスクテーブル9に保持されたディスク
Dの外周縁とディスク収容空間Cの側壁との間隔f、お
よびケーシング1の上面に形成された切欠き周縁とこの
切欠きから露出してケーシング1と同一面を形成するフ
レーム4との間隔f’より小さく設定されている。ま
た、フレーム係合体21の下端とケーシング1の下部と
の間隔G、およびフレーム係合体21の上端とケーシン
グ 1の上部との間隔Hは、ディスクテーブル9に保持さ
れたディスクDの下面とケーシング1の上面との間隔
g,およびディスクDの上面と蓋2との間隔hよりそれ
ぞれ小さく設定されており、メカデッキMDが振動した
際にディスクDが収容空間Cの周囲に干渉しないように
設定されている。
【0024】図3および図4に示した実施の形態におけ
る各振動吸収部22は、断面が略矩形に形成されたアー
ム状にそれぞれ形成されたもので、ケーシング係合体2
0の外側壁とフレーム係合体21の内周壁との間にわた
って、両者20,21と一体に成形されている。また、
この実施の形態における振動吸収部22は、ケーシング
係合体20の軸方向に対して略直交する方向に延在する
ように、ケーシング係合体20の軸を中心として放射状
に(図3)、そして、フレーム係合体21の上方および
下方に対応するように(図4)それぞれ6個が配置さ
れ、負荷がかかっていない通常の状態ではフレーム係合
体21の軸中心がケーシング係合体20の軸中心と同心
上に一致するように支持する。なお、各振動吸収部22
は、この実施の形態に限定されることなく、支持するメ
カデッキMDの重さや取付けられるフレーム4の位置等
の条件や求められる減衰性能によって、その断面積が設
定され断面形状が選択される。また、図3に示した実施
の形態では、フレーム係合体21の上方および下方に対
応するようにそれぞれ6個の振動吸収部22を設けた場
合によって説明したが、これに限定されることなく必要
に応じて増減させることができる。さらに、振動吸収部
22をケーシング係合体20の軸方向に対して略直交す
る方向に延在させるだけでなく、ケーシング係合体20
の軸方向に対して傾斜させるように設けることもでき
る。
【0025】CDプレーヤ全体が振動を受ける等してメ
カデッキMDを取付けたフレーム4が図2の横方向に移
動したとき、すなわちフレーム係合体21の軸中心がケ
ーシング係合体20の軸中心に対して偏心したときは、
各振動吸収部22が配置された場所によって弾性的に圧
縮、伸長および曲げ変形されることにより、フレーム4
が受けた振動を減衰する。また、このとき、フレーム4
が受けた振動は、振動吸収部22のみならずケーシング
係合体20の弾性によっても減衰される。さらに、ケー
シング係合体20の係合部25を係合部材13に対して
嵌合固定し、係合部26を係合部材14に対して移動可
能に遊嵌した場合にあっては、フレーム4が受けた振動
をケーシング係合体20の弾性によってさらに減衰する
ことができる。そして、CDプレーヤの受けた横方向の
振動が大きい場合においては、フレーム係合体21の内
周がケーシング係合体20の外周に当接することによっ
てフレーム4の所定以上の移動を規制し、フレーム4と
切欠きとの干渉およびディスクDの外周縁とディスク収
容空間Cの側壁との干渉を回避する(図2を参照)。一
方、メカデッキMDを取付けたフレーム4が縦方向に移
動したとき、すなわちフレーム係合体21がケーシング
係合体20に対してその軸方向に平行に移動したとき
は、振動吸収部22が全体に伸長するように弾性変形す
ることによって振動を吸収し減衰する。なお、振動吸収
部22をケーシング係合体20の軸方向に対して傾斜さ
せるように設けた場合には、圧縮するように弾性変形す
ることもある。CDプレーヤの受けた縦方向の振動が大
きい場合においては、フレーム係合体21の上端面およ
び下端面がケーシング1に当接することによってフレー
ム4の所定以上の移動を規制し、ディスクDの下面とケ
ーシング 1の上面およびディスクDの上面と蓋2との干
渉を回避する。
【0026】次に、振動吸収部22の構成の他の実施の
形態について説明する。なお、上述した実施の形態と同
様または相当する部分については、同じ符号を付してそ
の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明すること
とする。
【0027】図5および図6に示したものは、複数の振
動吸収部22をそれぞれケーシング係合体20の長手方
向に沿ってフレーム係合体21と略同じ高さに延在する
ように形成したもので、防振支持装置15の軸を中心と
してケーシング係合体20の外側壁とフレーム係合体2
1の内周壁との間にわたって放射状に設けられている。
なお、各振動吸収部22は、上述の実施の形態と同様
に、支持条件や要求減衰性能によって、その厚みやフレ
ーム係合体21の長手方向の長さ、あるいは設けられる
数が設定される。
【0028】フレーム係合体21の軸がケーシング係合
体20の軸に対して偏心したときは、各振動吸収部22
が配置された場所によって弾性的に圧縮、伸長および曲
げ変形されることにより、フレーム4が受けた振動を減
衰する。また、フレーム係合体21がケーシング係合体
20に対してその軸方向に平行に移動したときは、振動
吸収部22が全体に弾性的に剪断変形することによって
振動を吸収し減衰する。
【0029】図7および図8に示した振動吸収部22
は、ケーシング係合体20の長手方向に沿って延在する
ように形成された複数の垂直部22aと、隣接する垂直
部22aの上端および下端と交互に連続しケーシング係
合体21の軸方向に対して略直交する方向に延在するよ
うに形成された複数の水平部22b,22cとから構成
されている。
【0030】フレーム係合体21の軸がケーシング係合
体20の軸に対して偏心したときは、振動吸収部22
は、配置された場所によって垂直部22aが弾性的に圧
縮、伸長および曲げ変形されると共に、水平部22b,
22cが弾性的に圧縮または曲げ、伸長および剪断変形
されることにより、フレーム4が受けた振動を減衰す
る。また、フレーム係合体21がケーシング係合体20
に対してその軸方向に平行に移動したときは、振動吸収
部22は、垂直部22aが弾性的に剪断変形すると共
に、水平部22b,22cが全体に伸長(圧縮)するよ
うに弾性変形することによって振動を吸収し減衰する。
【0031】図9ないし図11に示した振動吸収部22
は、複数の垂直部22dがケーシング係合体20の長手
方向に沿って延在するように形成され、各垂直部22d
の上端または下端にその厚みを部分的に増したリブ22
eを形成したものである。このリブ22eは、図に示し
たように、垂直部22dの一方の面に突出するように形
成してもよく、あるいは垂直部22dの両面に突出する
ように形成することもできる。また、垂直部22dの上
端または下端の一方にとどまらず、上下端の双方にリブ
22eを形成することもできる。
【0032】フレーム係合体21の軸がケーシング係合
体20の軸に対して偏心したときは、振動吸収部22
は、配置された場所によって垂直部22dが弾性的に圧
縮、伸長および曲げ変形されると共に、リブ22eが弾
性的に圧縮または曲げ、伸長および剪断変形されること
により、フレーム4が受けた振動を減衰する。また、フ
レーム係合体21がケーシング係合体20に対してその
軸方向に平行に移動したときは、振動吸収部22は、垂
直部22dが弾性的に剪断変形すると共に、リブ22e
が全体に伸長(圧縮)するように弾性変形することによ
って振動を吸収し減衰する。
【0033】支持するメカデッキMDの条件や減衰性能
を得るため、上述の図3ないし図11に示したように振
動吸収部22の構成を変化させるのに加え、図12に示
すように、同種または異種の弾性体により、ケーシング
係合体20とフレーム係合体21とで硬度、伸縮性、引
裂強度、耐屈曲亀裂性、反発弾性、耐熱性、耐寒性、耐
老化性等の特性が異なるように構成することもできる。
この場合においては、振動吸収部22は、ケーシング係
合体20またはフレーム係合体21の一方と同じ特性に
して他方の特性と異なるようにすることができ、また、
ケーシング係合体20およびフレーム係合体21と異な
る特性のものに設定することもできる。このように構成
するため、例えば、最初に所定の特性を有するケーシン
グ係合体20を形成し、フレーム係合体21を形成する
ための型内にケーシング係合体20を収容し、フレーム
係合体21および振動吸収部22を構成するための所定
の特性となる弾性体材料を流し込むことにより、ケーシ
ング係合体20とフレーム係合体21および振動吸収部
22との特性を異ならせた防振支持装置15を一体に成
形することができる。
【0034】さらに、このようにケーシング係合体20
とフレーム係合体21とで特性を異ならせた防振支持装
置15を、取付けるフレーム4の穴12の位置によって
適合するように使用する場合には、使用する弾性体の特
性によって識別可能とすることができる。すなわち、弾
性体の特性によって、ケーシング係合体20若しくはフ
レーム係合体21または防振支持装置15全体の色を異
ならせることにより、目視によって防振支持装置15の
特性を識別可能とし、取付けるフレーム4の穴12の位
置に応じて取付けるべき防振支持装置15が判別できる
ようにすることができる。この防振支持装置15の色を
異ならせるためには、弾性体を成形する前の材料自体を
着色されたものとしても良く、また、防振支持装置15
を成形した後に着色してもよい。
【0035】以上のように構成される本発明の防振支持
装置15は、成形する際に一般に型に材料を充填させる
ことにより成形される。上述したように、本発明の防振
支持装置15の減衰能力は、材料自体の弾性等の特性だ
けでなく、各実施の形態における振動吸収部22のそれ
ぞれ厚さや長さ、径等によって変化する。したがって、
防振支持装置15を成形する際には、その成形精度が問
題となる。しかしながら、本発明では、振動吸収部22
をアーム状(図3,図4)やケーシング係合体の長手方
向に沿って延在するように形成する(図5,図6)等の
構成としたことにより、精度よく成形することができ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ケーシン
グ内に相対向して突設された係合部材に係合されるケー
シング係合体と、該ケーシング係合体との間に所定間隔
を有する状態で配置され記録再生機器が取付けられたフ
レームを支持するフレーム係合体と、前記ケーシング係
合体とフレーム係合体との間に配置される複数の振動吸
収部とを、弾性体によって形成したことにより、メカデ
ッキを振動や傾斜等の影響から保護しながら所定位置に
支持し、高い減衰能力を備えた防振支持装置を提供する
ことができる。
【0037】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に係る発明において、ケーシング係合体の長手方向
に沿って延在するように振動吸収部を形成したことによ
り、さらにメカデッキを振動や傾斜等の影響から保護し
ながら所定位置に支持し、高い減衰能力を安定してばら
つきなく均一に備えることができる。
【0038】請求項3に係る発明によれば、請求項1ま
たは2に係る発明において、少なくともケーシング係合
体とフレーム係合体とを異なる特性の弾性体により形成
することにより、所望の弾性と剛性を有する防振支持装
置を容易に成形することができる。
【0039】請求項4に係る発明によれば、請求項3に
係る発明において、使用する弾性体の特性を識別可能と
することにより、ケーシング内に防振支持装置を介して
フレームを支持させるよう組み立てる際に、支持するフ
レームの位置に応じて弾性および剛性に成形された所定
の防振支持装置を、間違えることなくフレームの所定の
位置に容易に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振支持装置が使用される例としての
CDプレーヤを示す斜視図である。
【図2】図1に示したCDプレーヤの断面図である。
【図3】本発明に係る防振支持装置の実施の一形態を示
す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明に係る防振支持装置の別の実施の形態を
示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明に係る防振支持装置の別の実施の形態を
示す平面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 線断面図である。
【図9】本発明に係る防振支持装置の別の実施の形態を
示す平面図である。
【図10】図9のX-X 線断面図である。
【図11】図10のXI-XI 線断面図である。
【図12】ケーシング係合体とフレーム係合体とを異な
る特性の弾性体により形成した場合の縦断面図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【図14】従来例を示す断面図である。
【図15】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 フレーム 13,14 係合部材 15 防振支持装置 20 ケーシング係合体 21 フレーム係合体 22 振動吸収部 25,26 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に相対向して突設された係
    合部材に係合されるケーシング係合体と、該ケーシング
    係合体との間に所定間隔を有する状態で配置され記録再
    生機器が取付けられたフレームを支持するフレーム係合
    体と、前記ケーシング係合体とフレーム係合体との間に
    配置される複数の振動吸収部とを、弾性体によって形成
    したことを特徴とする防振支持装置。
  2. 【請求項2】 振動吸収部をケーシング係合体の長手方
    向に沿って延在するように形成したことを特徴とする請
    求項1に記載の防振支持装置。
  3. 【請求項3】 少なくともケーシング係合体とフレーム
    係合体とを異なる特性の弾性体により形成することを特
    徴とする請求項1または2に記載の防振支持装置。
  4. 【請求項4】 使用する弾性体の特性を識別可能とした
    ことを特徴とする請求項3記載の防振支持装置。
JP15843497A 1997-06-16 1997-06-16 防振支持装置 Pending JPH112288A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10011571C2 (de) * 1999-03-10 2003-01-02 Matsushita Electric Industrial Co Ltd Flexible Tragvorrichtung

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