JPH11229513A - 外壁通気構造 - Google Patents
外壁通気構造Info
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- JPH11229513A JPH11229513A JP3787498A JP3787498A JPH11229513A JP H11229513 A JPH11229513 A JP H11229513A JP 3787498 A JP3787498 A JP 3787498A JP 3787498 A JP3787498 A JP 3787498A JP H11229513 A JPH11229513 A JP H11229513A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外壁化粧材と建物躯体との間に上下方向に空
気が通過する通路を形成したことにより、それらの間の
通気が良好である外壁通気構造を提供する。 【解決手段】 外壁化粧材(20)及び幕板(10)の建物躯体
(70)側に空気が通過する通路を形成した外壁通気構造で
あって、幕板(10)上方の外壁化粧材(20)及び建物躯体(7
0)の間に空気が縦方向に通過する上方通気通路(31)と、
幕板(10)下方の外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間に
空気が縦方向に通過する下方通気通路(32)と、この下方
通気通路(32)及び上方通気通路(31)の間を連通するとと
もに、幕板(10)及び建物躯体(70)の間に空気が縦方向に
通過する連通路(11)とを備えた。
気が通過する通路を形成したことにより、それらの間の
通気が良好である外壁通気構造を提供する。 【解決手段】 外壁化粧材(20)及び幕板(10)の建物躯体
(70)側に空気が通過する通路を形成した外壁通気構造で
あって、幕板(10)上方の外壁化粧材(20)及び建物躯体(7
0)の間に空気が縦方向に通過する上方通気通路(31)と、
幕板(10)下方の外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間に
空気が縦方向に通過する下方通気通路(32)と、この下方
通気通路(32)及び上方通気通路(31)の間を連通するとと
もに、幕板(10)及び建物躯体(70)の間に空気が縦方向に
通過する連通路(11)とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外壁化粧材と建
物躯体との間に空気が通過する通路を形成した外壁通気
構造に関するものである。
物躯体との間に空気が通過する通路を形成した外壁通気
構造に関するものである。
【0002】
【先行技術】図5は、従来の外壁及び幕板近傍の縦断面
図を示すものである。従来の外壁は、建物躯体170であ
る壁パネル171の室外側の表面に木質からなり長尺状の
胴縁130が横方向に釘等により固定されていた。そし
て、この胴縁130の室外側の表面には、セラミック材等
からなり表面に凹凸状の種々の表面模様を有する外壁化
粧材120が固定されていた。
図を示すものである。従来の外壁は、建物躯体170であ
る壁パネル171の室外側の表面に木質からなり長尺状の
胴縁130が横方向に釘等により固定されていた。そし
て、この胴縁130の室外側の表面には、セラミック材等
からなり表面に凹凸状の種々の表面模様を有する外壁化
粧材120が固定されていた。
【0003】そして、上下階の外壁化粧材120の間に
は、上階の床パネル173の端面に隣接する胴差し172の外
側の表面を覆う縦断面形状が略コ字状の幕板110が形成
されていた。この幕板110は、上階の床パネル173の端面
や胴差し172の側端面を外部から見えないように覆って
隠す役割を有するものである。また、それに加えて、こ
の幕板110は、上下階の外壁化粧材120の端部を見切ると
ともに、建物躯体170の外壁の外観上のアクセントとな
る役割を有する。この幕板110は、その上部及び下部に
おいて、建物躯体170の表面に当接するとともに釘等に
より固定される壁取付片141を備えていた。そして、上
階の外壁化粧材120の下端面と幕板110の上面との間、及
び下階の外壁化粧材120の上端面と幕板110の下面との間
には、それらの隙間を埋めるためのコーキング160が形
成され、それらの隙間から建物躯体170に雨水等が浸入
しないように水密性、気密性を確保していた。また、幕
板110の内部に位置して、建物躯体170の表面には、耐火
性に優れた長尺状の耐火材140が形成されていた。
は、上階の床パネル173の端面に隣接する胴差し172の外
側の表面を覆う縦断面形状が略コ字状の幕板110が形成
されていた。この幕板110は、上階の床パネル173の端面
や胴差し172の側端面を外部から見えないように覆って
隠す役割を有するものである。また、それに加えて、こ
の幕板110は、上下階の外壁化粧材120の端部を見切ると
ともに、建物躯体170の外壁の外観上のアクセントとな
る役割を有する。この幕板110は、その上部及び下部に
おいて、建物躯体170の表面に当接するとともに釘等に
より固定される壁取付片141を備えていた。そして、上
階の外壁化粧材120の下端面と幕板110の上面との間、及
び下階の外壁化粧材120の上端面と幕板110の下面との間
には、それらの隙間を埋めるためのコーキング160が形
成され、それらの隙間から建物躯体170に雨水等が浸入
しないように水密性、気密性を確保していた。また、幕
板110の内部に位置して、建物躯体170の表面には、耐火
性に優れた長尺状の耐火材140が形成されていた。
【0004】一方、従来の他の例として、外壁及び幕板
の構造に関して、特開平9−195406号に外壁の裏
面側に通気層を形成し、この外壁の高さ方向の中間位置
に通気層に開口した通気口を形成した技術がある。この
技術は、「外壁の表面材の裏面側に通気層が形成され、
この通気層の下端に空気吸入口が形成され、この空気吸
入口から吸入した空気を外壁上端へ通気した外壁通気構
造であって、前記外壁の高さ方向の中間位置に前記通気
層に開口した通気口を形成したことを特徴とする」もの
である。
の構造に関して、特開平9−195406号に外壁の裏
面側に通気層を形成し、この外壁の高さ方向の中間位置
に通気層に開口した通気口を形成した技術がある。この
技術は、「外壁の表面材の裏面側に通気層が形成され、
この通気層の下端に空気吸入口が形成され、この空気吸
入口から吸入した空気を外壁上端へ通気した外壁通気構
造であって、前記外壁の高さ方向の中間位置に前記通気
層に開口した通気口を形成したことを特徴とする」もの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した図5
に示すような従来の外壁及び幕板近傍の構造では、長尺
状の胴縁130が建物躯体170表面の横方向に固定され、ま
た、上下階の間の胴差し172の側面に外方に向かって突
出する幕板110が横方向に固定され、さらに、その幕板1
10の内部には、耐火材140が横方向に固定されている。
このため、建物躯体170の表面に横方向に固定された胴
縁130、幕板110及び耐火材140に邪魔されて外壁化粧材1
20の裏面側と建物躯体170との間に縦方向に空気を通過
させることができないという第一の問題点があった。
に示すような従来の外壁及び幕板近傍の構造では、長尺
状の胴縁130が建物躯体170表面の横方向に固定され、ま
た、上下階の間の胴差し172の側面に外方に向かって突
出する幕板110が横方向に固定され、さらに、その幕板1
10の内部には、耐火材140が横方向に固定されている。
このため、建物躯体170の表面に横方向に固定された胴
縁130、幕板110及び耐火材140に邪魔されて外壁化粧材1
20の裏面側と建物躯体170との間に縦方向に空気を通過
させることができないという第一の問題点があった。
【0006】さらに、特開平9−195406号に示さ
れるものでは、上下階方向の建物躯体170の表面に幕板1
10の幅分の長さも加えた特殊な寸法形状の長尺状の下地
材(縦胴縁)が必要となり、幕板110を形成していない
外壁において使用する下地材(縦胴縁)と部品の共有化
を図ることが難しいという第二の問題点があった。ま
た、特開平9ー195406号に示されるものでは、幕
板110の内部に形成する耐火材140について何の考慮もし
ておらず、幕板110内部での耐火処理が施されてなく、
さらに、耐火処理を施した場合の通気層の形成にも何の
示唆も与えられていないという第三の問題点があった。
れるものでは、上下階方向の建物躯体170の表面に幕板1
10の幅分の長さも加えた特殊な寸法形状の長尺状の下地
材(縦胴縁)が必要となり、幕板110を形成していない
外壁において使用する下地材(縦胴縁)と部品の共有化
を図ることが難しいという第二の問題点があった。ま
た、特開平9ー195406号に示されるものでは、幕
板110の内部に形成する耐火材140について何の考慮もし
ておらず、幕板110内部での耐火処理が施されてなく、
さらに、耐火処理を施した場合の通気層の形成にも何の
示唆も与えられていないという第三の問題点があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、外壁化粧材と建物躯
体との間に上下方向に空気が通過する通路を形成したこ
とにより、それらの間の通気が良好である外壁通気構造
を提供しようとするものである。これに加え、請求項2
記載の発明は、上記した従来の技術の有する第二の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、簡単な構造で、外壁化粧材と建物躯体との間に上下
方向に空気が通過する通路を形成することができ、それ
らの間の通気を良好にすることができるとともに、特殊
な寸法形状の胴縁を必要とすることなく、部品の共有化
を図ることができる外壁通気構造を提供しようとするも
のである。
従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、外壁化粧材と建物躯
体との間に上下方向に空気が通過する通路を形成したこ
とにより、それらの間の通気が良好である外壁通気構造
を提供しようとするものである。これに加え、請求項2
記載の発明は、上記した従来の技術の有する第二の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、簡単な構造で、外壁化粧材と建物躯体との間に上下
方向に空気が通過する通路を形成することができ、それ
らの間の通気を良好にすることができるとともに、特殊
な寸法形状の胴縁を必要とすることなく、部品の共有化
を図ることができる外壁通気構造を提供しようとするも
のである。
【0008】これに加え、請求項3記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第三の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、幕板内部に縦方
向の空気の通路を確保した状態で耐火材を配設すること
ができ、幕板内部に耐火処理を施した外壁通気構造を提
供しようとするものである。これに加え、請求項4記載
の発明は、上方通気通路の上端若しくは下方通気通路の
下端が、閉塞するようなことがあっても、この幕板の換
気口から空気が流入または排出させることができ、良好
な通気性能を有する外壁通気構造を提供しようとするも
のである。
した従来の技術の有する第三の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、幕板内部に縦方
向の空気の通路を確保した状態で耐火材を配設すること
ができ、幕板内部に耐火処理を施した外壁通気構造を提
供しようとするものである。これに加え、請求項4記載
の発明は、上方通気通路の上端若しくは下方通気通路の
下端が、閉塞するようなことがあっても、この幕板の換
気口から空気が流入または排出させることができ、良好
な通気性能を有する外壁通気構造を提供しようとするも
のである。
【0009】これに加え、請求項5記載の発明は、現場
施工において、保持部を別途、形成する必要がなく、組
立作業を容易にすることができる外壁通気構造を提供し
ようとするものである。
施工において、保持部を別途、形成する必要がなく、組
立作業を容易にすることができる外壁通気構造を提供し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
外壁化粧材(20)及び幕板(10)の建物躯体(70)側に空気が
通過する通路を形成した外壁通気構造であって、幕板(1
0)上方の外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間に空気が
縦方向に通過する上方通気通路(31)と、幕板(10)下方の
外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間に空気が縦方向に
通過する下方通気通路(32)と、この下方通気通路(32)及
び上方通気通路(31)の間を連通するとともに、幕板(10)
及び建物躯体(70)の間に空気が縦方向に通過する連通路
(11)とを備えたことを特徴とする。
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
外壁化粧材(20)及び幕板(10)の建物躯体(70)側に空気が
通過する通路を形成した外壁通気構造であって、幕板(1
0)上方の外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間に空気が
縦方向に通過する上方通気通路(31)と、幕板(10)下方の
外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間に空気が縦方向に
通過する下方通気通路(32)と、この下方通気通路(32)及
び上方通気通路(31)の間を連通するとともに、幕板(10)
及び建物躯体(70)の間に空気が縦方向に通過する連通路
(11)とを備えたことを特徴とする。
【0011】なお、ここで、「幕板(10)」とは、上階の
床パネル(73)の端面に隣接する胴差し(72)の外側表面を
覆う縦断面形状が略コ字状のものであって、建物躯体(7
0)の外壁表面に横方向に形成されているものである。な
お、近年では、必ずしも胴縁(30)の側面に位置せずに、
建物外観デザインを重視して上下方向に僅かにずれてい
るものも現れており、それらも含まれるものである。
床パネル(73)の端面に隣接する胴差し(72)の外側表面を
覆う縦断面形状が略コ字状のものであって、建物躯体(7
0)の外壁表面に横方向に形成されているものである。な
お、近年では、必ずしも胴縁(30)の側面に位置せずに、
建物外観デザインを重視して上下方向に僅かにずれてい
るものも現れており、それらも含まれるものである。
【0012】本発明は、上方通気通路(31)、連通路(11)
及び下方通気通路(32)により、幕板(10)の上方の外壁化
粧材(20)及び建物躯体(70)の間、幕板(10)及び建物躯体
(70)の間、並びに幕板(10)の下方の外壁化粧材(20)及び
建物躯体(70)の間にそれぞれを上下方向に結んで空気が
上下方向に通過可能な通路を形成することができる。こ
のため、外壁化粧材(20)及び幕板(10)の裏面側の空気を
滞留させることなく、絶えず新鮮な空気を通過させるこ
とができ、外壁化粧材(20)及び幕板(10)の裏面側を風通
しの良い、乾燥させた状態にすることができる。これに
より、外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間において、
カビの発生を抑えて、また、腐食を抑え、衛生上、良好
な状態にすることができる。
及び下方通気通路(32)により、幕板(10)の上方の外壁化
粧材(20)及び建物躯体(70)の間、幕板(10)及び建物躯体
(70)の間、並びに幕板(10)の下方の外壁化粧材(20)及び
建物躯体(70)の間にそれぞれを上下方向に結んで空気が
上下方向に通過可能な通路を形成することができる。こ
のため、外壁化粧材(20)及び幕板(10)の裏面側の空気を
滞留させることなく、絶えず新鮮な空気を通過させるこ
とができ、外壁化粧材(20)及び幕板(10)の裏面側を風通
しの良い、乾燥させた状態にすることができる。これに
より、外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間において、
カビの発生を抑えて、また、腐食を抑え、衛生上、良好
な状態にすることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、上方通気通路(31)及び下方通気通
路(32)は、縦方向の胴縁(30)間に形成され、連通路(11)
は、横方向に点在して胴縁(30)と同じ厚みを有して幕板
(10)を壁パネル(71)から離して保持する保持部(12)間に
形成されていることを特徴とする。なお、ここで、「胴
縁(30)」とは、外壁化粧材(20)を建物躯体(70)に取り付
けるための長尺材を意味するものである。
記載の特徴点に加え、上方通気通路(31)及び下方通気通
路(32)は、縦方向の胴縁(30)間に形成され、連通路(11)
は、横方向に点在して胴縁(30)と同じ厚みを有して幕板
(10)を壁パネル(71)から離して保持する保持部(12)間に
形成されていることを特徴とする。なお、ここで、「胴
縁(30)」とは、外壁化粧材(20)を建物躯体(70)に取り付
けるための長尺材を意味するものである。
【0014】本発明において、縦方向に配置された胴縁
(30)間に上方通気通路(31)及び下方通気通路(32)が形成
されている。すなわち、上方通気通路(31)及び下方通気
通路(32)は、外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間であ
って、縦方向に配置された胴縁(30)間に縦方向の通路を
形成している。これにより、外壁化粧材(20)と建物躯体
(70)との間において、縦方向に空気を通過させることが
できる。
(30)間に上方通気通路(31)及び下方通気通路(32)が形成
されている。すなわち、上方通気通路(31)及び下方通気
通路(32)は、外壁化粧材(20)及び建物躯体(70)の間であ
って、縦方向に配置された胴縁(30)間に縦方向の通路を
形成している。これにより、外壁化粧材(20)と建物躯体
(70)との間において、縦方向に空気を通過させることが
できる。
【0015】また、保持部(12)は、横方向に点在して胴
縁(30)と同じ厚みを有して幕板(10)を壁パネル(71)から
離して保持している。すなわち、幕板(10)を建物躯体(7
0)から胴縁(30)と同じ厚みだけ離した状態で保持するこ
とができ、横方向に延びる幕板(10)により縦方向の通気
が邪魔されることがない。そして、この保持部(12)が横
方向に点在して配置されているので、建物躯体(70)及び
幕板(10)の間であって、横方向に点在する保持部(12)間
により生じた隙間から空気を幕板(10)の裏面側の縦方向
に通過させることができる。これにより、上方通気通路
(31)、連通路(11)及び下方通気通路(32)を介して、外壁
化粧材(20)及び幕板(10)の裏面側に空気を縦方向に通過
させることができる。
縁(30)と同じ厚みを有して幕板(10)を壁パネル(71)から
離して保持している。すなわち、幕板(10)を建物躯体(7
0)から胴縁(30)と同じ厚みだけ離した状態で保持するこ
とができ、横方向に延びる幕板(10)により縦方向の通気
が邪魔されることがない。そして、この保持部(12)が横
方向に点在して配置されているので、建物躯体(70)及び
幕板(10)の間であって、横方向に点在する保持部(12)間
により生じた隙間から空気を幕板(10)の裏面側の縦方向
に通過させることができる。これにより、上方通気通路
(31)、連通路(11)及び下方通気通路(32)を介して、外壁
化粧材(20)及び幕板(10)の裏面側に空気を縦方向に通過
させることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の特徴点に加え、幕板(10)は、縦断面形状が略コ字
状の幕板本体(19)の上端から上方に向かって延びる上側
壁取付片(13)と、幕板本体(19)の下端から下方に向かっ
て延びる下側壁取付片(14)とを備え、保持部(12)は、上
側壁取付片(13)及び建物躯体(70)の間に形成される上側
保持部(15)と、下側取付片及び建物躯体(70)の間に形成
される下側保持部(16)とを備え、上側保持部(15)及び下
側保持部(16)は、それぞれ幕板(10)の中心側に延設され
た耐火材載置部(17)を備え、上側保持部(15)の耐火材載
置部(17)の反建物躯体(70)側表面と、下側保持部(16)の
耐火材載置部(17)の反建物躯体(70)側表面との間には、
耐火材(40)を渡していることを特徴とする。
記載の特徴点に加え、幕板(10)は、縦断面形状が略コ字
状の幕板本体(19)の上端から上方に向かって延びる上側
壁取付片(13)と、幕板本体(19)の下端から下方に向かっ
て延びる下側壁取付片(14)とを備え、保持部(12)は、上
側壁取付片(13)及び建物躯体(70)の間に形成される上側
保持部(15)と、下側取付片及び建物躯体(70)の間に形成
される下側保持部(16)とを備え、上側保持部(15)及び下
側保持部(16)は、それぞれ幕板(10)の中心側に延設され
た耐火材載置部(17)を備え、上側保持部(15)の耐火材載
置部(17)の反建物躯体(70)側表面と、下側保持部(16)の
耐火材載置部(17)の反建物躯体(70)側表面との間には、
耐火材(40)を渡していることを特徴とする。
【0017】本発明は、耐火材(40)を、上側保持部(15)
及び下側保持部(16)の各耐火材載置部(17)間に渡してい
る。このため、幕板(10)が覆う建物躯体(70)の表面部分
にも耐火材(40)を形成することができ、建物躯体(70)の
耐火性を良好なものにすることができる。また、上下の
外壁化粧材(20)及び耐火材(40)により、耐火性能を有す
る材料を建物躯体(70)の室外側の略全面に形成すること
ができ、建物躯体(70)の耐火性能を良好なものにするこ
とができる。
及び下側保持部(16)の各耐火材載置部(17)間に渡してい
る。このため、幕板(10)が覆う建物躯体(70)の表面部分
にも耐火材(40)を形成することができ、建物躯体(70)の
耐火性を良好なものにすることができる。また、上下の
外壁化粧材(20)及び耐火材(40)により、耐火性能を有す
る材料を建物躯体(70)の室外側の略全面に形成すること
ができ、建物躯体(70)の耐火性能を良好なものにするこ
とができる。
【0018】また、上側保持部(15)及び下側保持部(16)
は、それぞれ幕板(10)の中心側に延設された耐火材載置
部(17)を有し、この上側保持部(15)の耐火材載置部(17)
の反建物躯体側表面と、下側保持部(16)の耐火材載置部
(17)の反建物躯体側表面との間に耐火材(40)を渡してい
る。このため、耐火材(40)と建物躯体(70)との間には、
耐火材載置部(17)の厚みだけ隙間が形成される。そし
て、この隙間を設けたことにより耐火材(40)が連通路(1
1)を塞ぐことがなく、幕板(10)の内部においても上下方
向の空気の通路を確保することができる。これにより、
幕板(10)及びその内部の耐火材(40)により、上方通気通
路(31)及び下方通気通路(32)とを分断させることなく、
幕板(10)を越えて、上方或いは下方に空気を移動させる
ことができる。
は、それぞれ幕板(10)の中心側に延設された耐火材載置
部(17)を有し、この上側保持部(15)の耐火材載置部(17)
の反建物躯体側表面と、下側保持部(16)の耐火材載置部
(17)の反建物躯体側表面との間に耐火材(40)を渡してい
る。このため、耐火材(40)と建物躯体(70)との間には、
耐火材載置部(17)の厚みだけ隙間が形成される。そし
て、この隙間を設けたことにより耐火材(40)が連通路(1
1)を塞ぐことがなく、幕板(10)の内部においても上下方
向の空気の通路を確保することができる。これにより、
幕板(10)及びその内部の耐火材(40)により、上方通気通
路(31)及び下方通気通路(32)とを分断させることなく、
幕板(10)を越えて、上方或いは下方に空気を移動させる
ことができる。
【0019】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、幕板
(10)の下面には、連通路(11)と連通する換気口(18)を備
えたことを特徴とする。本発明は、連通路(11)と連通す
る換気口(18)を幕板(10)の下面に備えている。このた
め、外部からの新鮮な空気が、この換気口(18)を介して
幕板(10)の連通路(11)内部に入り込む。また、上方通気
通路(31)、連通路(11)及び下方通気通路(32)を縦方向に
移動する空気が、その途中の連通路(11)において、換気
口(18)から外部へ排出される。これにより、上方通気通
路(31)、連通路(11)及び下方通気通路(32)における空気
の滞留を抑えることができ、外部との空気の移動をより
活発なものにすることができ、外壁化粧材(20)の裏面側
の縦方向の空気の移動をスムーズにすることができる。
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、幕板
(10)の下面には、連通路(11)と連通する換気口(18)を備
えたことを特徴とする。本発明は、連通路(11)と連通す
る換気口(18)を幕板(10)の下面に備えている。このた
め、外部からの新鮮な空気が、この換気口(18)を介して
幕板(10)の連通路(11)内部に入り込む。また、上方通気
通路(31)、連通路(11)及び下方通気通路(32)を縦方向に
移動する空気が、その途中の連通路(11)において、換気
口(18)から外部へ排出される。これにより、上方通気通
路(31)、連通路(11)及び下方通気通路(32)における空気
の滞留を抑えることができ、外部との空気の移動をより
活発なものにすることができ、外壁化粧材(20)の裏面側
の縦方向の空気の移動をスムーズにすることができる。
【0020】また、大量の積雪等により下方通気通路(3
2)の下端が塞がるような場合や、或いは、他の理由によ
り上方通気通路(31)の上端が塞がるような場合において
も、それらの途中の連通路(11)において、外部に開口す
る換気口(18)により、外部の空気を吸入し、或いは内部
の空気を排出することができ、通気性を良好なものに維
持することができる。
2)の下端が塞がるような場合や、或いは、他の理由によ
り上方通気通路(31)の上端が塞がるような場合において
も、それらの途中の連通路(11)において、外部に開口す
る換気口(18)により、外部の空気を吸入し、或いは内部
の空気を排出することができ、通気性を良好なものに維
持することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、上記した請求項3
または請求項4記載の特徴点に加え、上側壁取付片(13)
及び下側壁取付片(14)は、その建物躯体(70)側の表面に
保持部(12)を予め形成していることを特徴とする。な
お、ここで、「保持部(12)を予め形成」とは、幕板(10)
を建物躯体(70)に固定する際に、既に保持部(12)が一体
として幕板(10)の各取付片(13,14)に固定されているこ
とを意味するものである。すなわち、保持部(12)が幕板
(10)の製造時において、一体となって形成されているも
のや、或いは、幕板(10)の製造後に別個独立に形成され
たものを幕板本体(19)に固定されたものを含むものであ
って、幕板(10)を建物躯体(70)に取り付ける際に予め形
成されていれば良いものである。
または請求項4記載の特徴点に加え、上側壁取付片(13)
及び下側壁取付片(14)は、その建物躯体(70)側の表面に
保持部(12)を予め形成していることを特徴とする。な
お、ここで、「保持部(12)を予め形成」とは、幕板(10)
を建物躯体(70)に固定する際に、既に保持部(12)が一体
として幕板(10)の各取付片(13,14)に固定されているこ
とを意味するものである。すなわち、保持部(12)が幕板
(10)の製造時において、一体となって形成されているも
のや、或いは、幕板(10)の製造後に別個独立に形成され
たものを幕板本体(19)に固定されたものを含むものであ
って、幕板(10)を建物躯体(70)に取り付ける際に予め形
成されていれば良いものである。
【0022】本発明は、保持部(12)を幕板(10)に予め形
成している。このため、保持部(12)のみを所定の位置に
定めて、取付作業を行い、その後、この保持部(12)に幕
板(10)を固定するよりも、幕板(10)の一回の取付作業だ
けで、保持部(12)及び幕板(10)の取付作業が終了し、取
付作業を容易にすることができる。そして、保持部(12)
を横方向に点在するように位置決め作業をして、固定す
るのは、手間がかかるが、かかる位置決め作業も不要と
なり、現場施工における取付作業を簡単にすることがで
きる。
成している。このため、保持部(12)のみを所定の位置に
定めて、取付作業を行い、その後、この保持部(12)に幕
板(10)を固定するよりも、幕板(10)の一回の取付作業だ
けで、保持部(12)及び幕板(10)の取付作業が終了し、取
付作業を容易にすることができる。そして、保持部(12)
を横方向に点在するように位置決め作業をして、固定す
るのは、手間がかかるが、かかる位置決め作業も不要と
なり、現場施工における取付作業を簡単にすることがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1及び図2は、本
発明の第一の実施の形態を示すものであり、図1は外壁
通気構造の縦断面図、図2は外壁通気構造の概略斜視図
をそれぞれ示す。まず、本実施の形態の構成について説
明する。
に基づいて、更に詳しく説明する。図1及び図2は、本
発明の第一の実施の形態を示すものであり、図1は外壁
通気構造の縦断面図、図2は外壁通気構造の概略斜視図
をそれぞれ示す。まず、本実施の形態の構成について説
明する。
【0024】本実施の形態に係る外壁通気構造は、外壁
化粧材20及び幕板10の建物躯体70側に空気が通過する通
路を形成したものである。なお、建物躯体70は、特に図
示しないが、四角枠状の枠材及びその枠内を埋める面材
からなる木質からなる壁パネル71から形成されている。
そして、上下階の境目には、上階の床パネル73が水平に
配置され、その床パネル73の外側の端面には、建物躯体
70の横方向に沿って配置された胴差し72が形成されてい
る。そして、この胴差し72の外側の表面を外部から見え
ないように、縦断面形状が略コ字状の幕板10が覆うよう
に形成されている。そして、建物躯体70の外側の表面に
木質からなる長尺状の胴縁30が縦方向に所定間隔で配置
されている。そして、この胴縁30の外側の表面には、外
壁化粧材20が幕板10の上下をはさむ込むように配置され
ている。この外壁化粧材20は、セラミック材からなり、
表面に凹凸状の表面模様を有するものである。そして、
上階の外壁化粧材20の下端面と幕板10の上面との間、及
び下階の外壁化粧材20の上端面と幕板10の下面との間に
は、それらの隙間を埋めるためのコーキング60が形成さ
れ、それらの隙間から建物躯体70に雨水等が浸入しない
ように水密性、気密性を確保している。
化粧材20及び幕板10の建物躯体70側に空気が通過する通
路を形成したものである。なお、建物躯体70は、特に図
示しないが、四角枠状の枠材及びその枠内を埋める面材
からなる木質からなる壁パネル71から形成されている。
そして、上下階の境目には、上階の床パネル73が水平に
配置され、その床パネル73の外側の端面には、建物躯体
70の横方向に沿って配置された胴差し72が形成されてい
る。そして、この胴差し72の外側の表面を外部から見え
ないように、縦断面形状が略コ字状の幕板10が覆うよう
に形成されている。そして、建物躯体70の外側の表面に
木質からなる長尺状の胴縁30が縦方向に所定間隔で配置
されている。そして、この胴縁30の外側の表面には、外
壁化粧材20が幕板10の上下をはさむ込むように配置され
ている。この外壁化粧材20は、セラミック材からなり、
表面に凹凸状の表面模様を有するものである。そして、
上階の外壁化粧材20の下端面と幕板10の上面との間、及
び下階の外壁化粧材20の上端面と幕板10の下面との間に
は、それらの隙間を埋めるためのコーキング60が形成さ
れ、それらの隙間から建物躯体70に雨水等が浸入しない
ように水密性、気密性を確保している。
【0025】本実施の形態に係る外壁通気構造は、幕板
10上方の外壁化粧材20及び建物躯体70の間に空気が縦方
向に通過する上方通気通路31と、幕板10下方の外壁化粧
材20及び建物躯体70の間に空気が縦方向に通過する下方
通気通路32と、この下方通気通路32及び上方通気通路31
の間を連通するとともに、幕板10及び建物躯体70の間に
空気が縦方向に通過する連通路11とを備えている。
10上方の外壁化粧材20及び建物躯体70の間に空気が縦方
向に通過する上方通気通路31と、幕板10下方の外壁化粧
材20及び建物躯体70の間に空気が縦方向に通過する下方
通気通路32と、この下方通気通路32及び上方通気通路31
の間を連通するとともに、幕板10及び建物躯体70の間に
空気が縦方向に通過する連通路11とを備えている。
【0026】前記上方通気通路31及び下方通気通路32
は、縦方向の胴縁30間に形成されている。そして、前記
連通路11は、横方向に点在して胴縁30と同じ厚みを有し
て幕板10を壁パネル71から離して保持する保持部12間に
形成されている。そして、幕板10は、縦断面形状が略コ
字状の幕板本体19の上端から上方に向かって延びる上側
壁取付片13と、幕板本体19の下端から下方に向かって延
びる下側壁取付片14とを備えている。また、幕板10の下
面には、その長尺方向に沿って連通路11と連通する多数
の四角形状の換気口18が形成されている。
は、縦方向の胴縁30間に形成されている。そして、前記
連通路11は、横方向に点在して胴縁30と同じ厚みを有し
て幕板10を壁パネル71から離して保持する保持部12間に
形成されている。そして、幕板10は、縦断面形状が略コ
字状の幕板本体19の上端から上方に向かって延びる上側
壁取付片13と、幕板本体19の下端から下方に向かって延
びる下側壁取付片14とを備えている。また、幕板10の下
面には、その長尺方向に沿って連通路11と連通する多数
の四角形状の換気口18が形成されている。
【0027】前記保持部12は、上側壁取付片13及び建物
躯体70の間に形成される上側保持部15と、下側取付片及
び建物躯体70の間に形成される下側保持部16とを備えて
いる。この上側保持部15及び下側保持部16は、それぞれ
幕板10の中心側に延設された耐火材載置部17を備えてい
る。そして、上側保持部15の耐火材載置部17の反建物躯
体70側表面と、下側保持部16の耐火材載置部17の反建物
躯体70側表面との間には、耐火材40を渡している。この
耐火材40は、耐火性を有する板材であって、具体的に
は、厚さが12mm程度の石膏ボードから形成されてい
るものである。なお、特に図示していないが、建物躯体
70の外側の表面には、耐水性に優れた壁面用の耐水シー
トを貼付して、建物躯体70の防水性を担保している。
躯体70の間に形成される上側保持部15と、下側取付片及
び建物躯体70の間に形成される下側保持部16とを備えて
いる。この上側保持部15及び下側保持部16は、それぞれ
幕板10の中心側に延設された耐火材載置部17を備えてい
る。そして、上側保持部15の耐火材載置部17の反建物躯
体70側表面と、下側保持部16の耐火材載置部17の反建物
躯体70側表面との間には、耐火材40を渡している。この
耐火材40は、耐火性を有する板材であって、具体的に
は、厚さが12mm程度の石膏ボードから形成されてい
るものである。なお、特に図示していないが、建物躯体
70の外側の表面には、耐水性に優れた壁面用の耐水シー
トを貼付して、建物躯体70の防水性を担保している。
【0028】また、特に図示していないが、下階の外壁
化粧材20の下部は、下方通気通路32が外方に向かって連
通するように下方に向かって開放した状態に形成されて
いる。また、同様に、上階の外壁化粧材20の上部は、上
方通気通路31が上方に向かって連通するように上方に向
かって開放した状態に形成されている。次に、上記した
実施の形態の作用及び効果について説明する。
化粧材20の下部は、下方通気通路32が外方に向かって連
通するように下方に向かって開放した状態に形成されて
いる。また、同様に、上階の外壁化粧材20の上部は、上
方通気通路31が上方に向かって連通するように上方に向
かって開放した状態に形成されている。次に、上記した
実施の形態の作用及び効果について説明する。
【0029】本実施の形態は、上方通気通路31、連通路
11及び下方通気通路32により、幕板10の上方の外壁化粧
材20及び建物躯体70の間、幕板10及び建物躯体70の間、
並びに幕板10の下方の外壁化粧材20及び建物躯体70の間
にそれぞれを上下方向に結んで空気が上下方向に通過可
能な連続した通路を形成することができる。そして、本
実施の形態は、縦方向に配置された胴縁30間に上方通気
通路31及び下方通気通路32が形成されている。すなわ
ち、上方通気通路31及び下方通気通路32は、外壁化粧材
20及び建物躯体70の間であって、縦方向に配置された胴
縁30間に縦方向の通路を形成している。これにより、外
壁化粧材20と建物躯体70との間において、縦方向に空気
を通過させることができる。
11及び下方通気通路32により、幕板10の上方の外壁化粧
材20及び建物躯体70の間、幕板10及び建物躯体70の間、
並びに幕板10の下方の外壁化粧材20及び建物躯体70の間
にそれぞれを上下方向に結んで空気が上下方向に通過可
能な連続した通路を形成することができる。そして、本
実施の形態は、縦方向に配置された胴縁30間に上方通気
通路31及び下方通気通路32が形成されている。すなわ
ち、上方通気通路31及び下方通気通路32は、外壁化粧材
20及び建物躯体70の間であって、縦方向に配置された胴
縁30間に縦方向の通路を形成している。これにより、外
壁化粧材20と建物躯体70との間において、縦方向に空気
を通過させることができる。
【0030】また、保持部12は、横方向に点在して胴縁
30と同じ厚みを有して幕板10を壁パネル71から離して保
持している。すなわち、幕板10を建物躯体70から胴縁30
と同じ厚みだけ離した状態で保持することができ、横方
向に延びる幕板10により縦方向の通気が邪魔されること
がない。さらに、この保持部12が横方向に点在して配置
されているので、建物躯体70及び幕板10の間であって、
横方向に点在する保持部12間により生じた隙間から空気
を幕板10の裏面側の縦方向に通過させることができる。
これにより、上方通気通路31、連通路11及び下方通気通
路32を介して、外壁化粧材20及び幕板10の裏面側に空気
を縦方向に通過させることができる。
30と同じ厚みを有して幕板10を壁パネル71から離して保
持している。すなわち、幕板10を建物躯体70から胴縁30
と同じ厚みだけ離した状態で保持することができ、横方
向に延びる幕板10により縦方向の通気が邪魔されること
がない。さらに、この保持部12が横方向に点在して配置
されているので、建物躯体70及び幕板10の間であって、
横方向に点在する保持部12間により生じた隙間から空気
を幕板10の裏面側の縦方向に通過させることができる。
これにより、上方通気通路31、連通路11及び下方通気通
路32を介して、外壁化粧材20及び幕板10の裏面側に空気
を縦方向に通過させることができる。
【0031】そして、本実施の形態は、耐火材40を、上
側保持部15及び下側保持部16の各耐火材載置部17間に渡
している。このため、幕板10が覆う建物躯体70の表面部
分にも耐火材40を形成することができ、建物躯体70の耐
火性を良好なものにすることができる。また、上下の外
壁化粧材20及び耐火材40により、耐火性能を有する材料
を建物躯体70の室外側の略全面に形成することができ、
建物躯体70の耐火性能を良好なものにすることができ
る。
側保持部15及び下側保持部16の各耐火材載置部17間に渡
している。このため、幕板10が覆う建物躯体70の表面部
分にも耐火材40を形成することができ、建物躯体70の耐
火性を良好なものにすることができる。また、上下の外
壁化粧材20及び耐火材40により、耐火性能を有する材料
を建物躯体70の室外側の略全面に形成することができ、
建物躯体70の耐火性能を良好なものにすることができ
る。
【0032】また、上側保持部15及び下側保持部16は、
それぞれ幕板10の中心側に延設された耐火材載置部17を
有し、この上側保持部15の耐火材載置部17の反建物躯体
側表面と、下側保持部16の耐火材載置部17の反建物躯体
側表面との間に耐火材40を渡している。このため、耐火
材40と建物躯体70との間には、耐火材載置部17の厚みだ
け隙間が形成される。そして、この隙間を設けたことに
より耐火材40が連通路11を塞ぐことがなく、幕板10の内
部においても上下方向の空気の通路を確保することがで
きる。これにより、幕板10及びその内部の耐火材40によ
り、上方通気通路31及び下方通気通路32とを分断させる
ことなく、幕板10を越えて、上方或いは下方に空気を移
動させることができる。
それぞれ幕板10の中心側に延設された耐火材載置部17を
有し、この上側保持部15の耐火材載置部17の反建物躯体
側表面と、下側保持部16の耐火材載置部17の反建物躯体
側表面との間に耐火材40を渡している。このため、耐火
材40と建物躯体70との間には、耐火材載置部17の厚みだ
け隙間が形成される。そして、この隙間を設けたことに
より耐火材40が連通路11を塞ぐことがなく、幕板10の内
部においても上下方向の空気の通路を確保することがで
きる。これにより、幕板10及びその内部の耐火材40によ
り、上方通気通路31及び下方通気通路32とを分断させる
ことなく、幕板10を越えて、上方或いは下方に空気を移
動させることができる。
【0033】上述した作用により、外壁化粧材20及び幕
板10の裏面側の空気を滞留させることなく、絶えず新鮮
な空気を通過させることができ、外壁化粧材20及び幕板
10の裏面側を風通しの良い、乾燥させた状態にすること
ができる。これにより、カビの発生を抑え、腐食を抑
え、衛生上、良好な状態にすることができる。また、本
実施の形態は、連通路11と連通する換気口18を幕板10の
下面に備えている。このため、外部からの新鮮な空気
が、この換気口18を介して幕板10の連通路11内部に入り
込む。また、上方通気通路31、連通路11及び下方通気通
路32を縦方向に移動する空気が、その途中の連通路11に
おいて、換気口18から外部へ排出される。これにより、
上方通気通路31、連通路11及び下方通気通路32における
空気の滞留を抑えることができ、外部との空気の移動を
より活発なものにすることができ、外壁化粧材20の裏面
側の縦方向の空気の移動をスムーズにすることができ
る。
板10の裏面側の空気を滞留させることなく、絶えず新鮮
な空気を通過させることができ、外壁化粧材20及び幕板
10の裏面側を風通しの良い、乾燥させた状態にすること
ができる。これにより、カビの発生を抑え、腐食を抑
え、衛生上、良好な状態にすることができる。また、本
実施の形態は、連通路11と連通する換気口18を幕板10の
下面に備えている。このため、外部からの新鮮な空気
が、この換気口18を介して幕板10の連通路11内部に入り
込む。また、上方通気通路31、連通路11及び下方通気通
路32を縦方向に移動する空気が、その途中の連通路11に
おいて、換気口18から外部へ排出される。これにより、
上方通気通路31、連通路11及び下方通気通路32における
空気の滞留を抑えることができ、外部との空気の移動を
より活発なものにすることができ、外壁化粧材20の裏面
側の縦方向の空気の移動をスムーズにすることができ
る。
【0034】また、大量の積雪等により下方通気通路32
の下端が塞がるような場合や、或いは、他の理由により
上方通気通路31の上端が塞がるような場合においても、
それらの途中の連通路11において、外部に開口する換気
口18により、外部の空気を吸入し、或いは内部の空気を
排出することができ、通気性を良好なものに維持するこ
とができる。
の下端が塞がるような場合や、或いは、他の理由により
上方通気通路31の上端が塞がるような場合においても、
それらの途中の連通路11において、外部に開口する換気
口18により、外部の空気を吸入し、或いは内部の空気を
排出することができ、通気性を良好なものに維持するこ
とができる。
【0035】次に、第二の実施の形態について説明す
る。図3及び図4は、本発明の第二の実施の形態であっ
て、図3は、外壁通気構造の縦断面図、図4は、幕板の
外観斜視図をそれぞれ示すものである。本実施の形態に
係る外壁通気構造は、幕板10の上側壁取付片13及び下側
壁取付片14が、その建物躯体70側の表面に保持部12を予
め形成していることを特徴とするものである。すなわ
ち、幕板10を建物躯体70に固定する際に、既に保持部12
が一体として幕板10の各取付片13,14に固定されている
幕板10を使用するものである。
る。図3及び図4は、本発明の第二の実施の形態であっ
て、図3は、外壁通気構造の縦断面図、図4は、幕板の
外観斜視図をそれぞれ示すものである。本実施の形態に
係る外壁通気構造は、幕板10の上側壁取付片13及び下側
壁取付片14が、その建物躯体70側の表面に保持部12を予
め形成していることを特徴とするものである。すなわ
ち、幕板10を建物躯体70に固定する際に、既に保持部12
が一体として幕板10の各取付片13,14に固定されている
幕板10を使用するものである。
【0036】具体的には、この保持部12は、幕板10の上
側壁取付片13及び下側壁取付片14の各建物躯体70側の表
面に横断面形状が台形溝状の台形溝部81が所定間隔に並
んでいるものである。そして、この台形溝部81を有する
保持部12は、幕板10を工場から出荷する段階において、
既に幕板本体19に溶接等により固定されている。また、
幕板10の内部においては、耐火材40を保持するための木
質からなる短尺状の耐火材保持部80が、横方向に点在し
ている。すなわち、連通路11は、台形溝部81の内部及び
耐火材保持部80間を縦方向に空気が通過することができ
るように形成されているものである。その他の構成は、
第一の実施の形態と略同様であって、同一の構成には同
一の部品番号を付与して説明を省略する。
側壁取付片13及び下側壁取付片14の各建物躯体70側の表
面に横断面形状が台形溝状の台形溝部81が所定間隔に並
んでいるものである。そして、この台形溝部81を有する
保持部12は、幕板10を工場から出荷する段階において、
既に幕板本体19に溶接等により固定されている。また、
幕板10の内部においては、耐火材40を保持するための木
質からなる短尺状の耐火材保持部80が、横方向に点在し
ている。すなわち、連通路11は、台形溝部81の内部及び
耐火材保持部80間を縦方向に空気が通過することができ
るように形成されているものである。その他の構成は、
第一の実施の形態と略同様であって、同一の構成には同
一の部品番号を付与して説明を省略する。
【0037】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態に係る外壁通気構造
は、保持部12を幕板10に予め形成している。このため、
上述した効果に加えて、保持部12のみを所定の位置に定
めて、取付作業を行い、その後、この保持部12に幕板10
を固定するよりも、幕板10の取付作業だけで、保持部12
及び幕板10の取付作業が終了し、取付作業を容易にする
ことができる。
について説明する。本実施の形態に係る外壁通気構造
は、保持部12を幕板10に予め形成している。このため、
上述した効果に加えて、保持部12のみを所定の位置に定
めて、取付作業を行い、その後、この保持部12に幕板10
を固定するよりも、幕板10の取付作業だけで、保持部12
及び幕板10の取付作業が終了し、取付作業を容易にする
ことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、外壁化粧材と建物躯体との間に上
下方向に空気が通過する通路を形成したことにより、そ
れらの間の通気が良好である外壁通気構造を提供するこ
とができる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、外壁化粧材と建物躯体との間に上
下方向に空気が通過する通路を形成したことにより、そ
れらの間の通気が良好である外壁通気構造を提供するこ
とができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、簡単な構造
で、外壁化粧材と建物躯体との間に上下方向に空気が通
過する通路を形成することができ、それらの間の通気を
良好にすることができるとともに、特殊な寸法形状の胴
縁を必要とすることなく、部品の共有化を図ることがで
きる外壁通気構造を提供することができる。請求項3記
載の発明によれば、幕板内部に縦方向の空気の通路を確
保した状態で耐火材を配設することができて、幕板内部
に耐火処理を施した外壁通気構造を提供することができ
る。
で、外壁化粧材と建物躯体との間に上下方向に空気が通
過する通路を形成することができ、それらの間の通気を
良好にすることができるとともに、特殊な寸法形状の胴
縁を必要とすることなく、部品の共有化を図ることがで
きる外壁通気構造を提供することができる。請求項3記
載の発明によれば、幕板内部に縦方向の空気の通路を確
保した状態で耐火材を配設することができて、幕板内部
に耐火処理を施した外壁通気構造を提供することができ
る。
【0040】請求項4記載の発明によれば、上方通気通
路の上端若しくは下方通気通路の下端が、閉塞するよう
なことがあっても、この幕板の換気口から空気が流入ま
たは排出させることができ、良好な通気性能を有する外
壁通気構造を提供することができる。請求項5記載の発
明によれば、現場施工において、保持部を別途、形成す
る必要がなく、組立作業を容易にすることができる外壁
通気構造を提供することができる。
路の上端若しくは下方通気通路の下端が、閉塞するよう
なことがあっても、この幕板の換気口から空気が流入ま
たは排出させることができ、良好な通気性能を有する外
壁通気構造を提供することができる。請求項5記載の発
明によれば、現場施工において、保持部を別途、形成す
る必要がなく、組立作業を容易にすることができる外壁
通気構造を提供することができる。
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、外壁通気
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、外壁通気
構造を示す概略斜視図である。
構造を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態であって、外壁通気
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態であって、幕板を示
す外観斜視図である。
す外観斜視図である。
【図5】従来の外壁及び幕板近傍を示す縦断面図であ
る。
る。
10 幕板 11 連通路 12 保持部 13 上側壁取付片 14 下側壁取付片 15 上側保持部 16 下側保持部 17 耐火材載置部 18 換気口 19 幕板本体 20 外壁化粧材 30 胴縁 31 上方通気通路 32 下方通気通路 40 耐火材 60 コーキング 70 建物躯体 71 壁パネル 72 胴差し 73 床パネル 80 耐火材保持部 81 台形溝部 110 幕板 120 外壁化粧材 130 胴縁 140 耐火材 141 壁取付片 150 長尺保持部 160 コーキング 170 建物躯体 171 壁パネル 172 胴差し 173 床パネル
Claims (5)
- 【請求項1】 外壁化粧材及び幕板の建物躯体側に空気
が通過する通路を形成した外壁通気構造であって、 幕板上方の外壁化粧材及び建物躯体の間に空気が縦方向
に通過する上方通気通路と、 幕板下方の外壁化粧材及び建物躯体の間に空気が縦方向
に通過する下方通気通路と、 この下方通気通路及び上方通気通路の間を連通するとと
もに、幕板及び建物躯体の間に空気が縦方向に通過する
連通路とを備えたことを特徴とする外壁通気構造。 - 【請求項2】 上方通気通路及び下方通気通路は、縦方
向の胴縁間に形成され、 連通路は、横方向に点在して胴縁と同じ厚みを有して幕
板を壁パネルから離して保持する保持部間に形成されて
いることを特徴とする請求項1記載の外壁通気構造。 - 【請求項3】 幕板は、縦断面形状が略コ字状の幕板本
体の上端から上方に向かって延びる上側壁取付片と、幕
板本体の下端から下方に向かって延びる下側壁取付片と
を備え、 保持部は、上側壁取付片及び建物躯体の間に形成される
上側保持部と、下側取付片及び建物躯体の間に形成され
る下側保持部とを備え、 上側保持部及び下側保持部は、それぞれ幕板の中心側に
延設された耐火材載置部を備え、 上側保持部の耐火材載置部の反建物躯体側表面と、下側
保持部の耐火材載置部の反建物躯体側表面との間には、
耐火材を渡していることを特徴とする請求項2記載の外
壁通気構造。 - 【請求項4】 幕板の下面には、連通路と連通する換気
口を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2または
請求項3記載の外壁通気構造。 - 【請求項5】 上側壁取付片及び下側壁取付片は、その
建物躯体側の表面に保持部を予め形成していることを特
徴とする請求項3または請求項4記載の外壁通気構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3787498A JPH11229513A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 外壁通気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3787498A JPH11229513A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 外壁通気構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229513A true JPH11229513A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12509692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3787498A Pending JPH11229513A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 外壁通気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11229513A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007009459A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Mitsui Home Co Ltd | 通気水切り板およびこれを用いた通気水切り構造並びに通気水切り構造の構築方法 |
| JP2010059776A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Misawa Homes Co Ltd | 外装材の取付構造 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3787498A patent/JPH11229513A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007009459A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Mitsui Home Co Ltd | 通気水切り板およびこれを用いた通気水切り構造並びに通気水切り構造の構築方法 |
| JP2010059776A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Misawa Homes Co Ltd | 外装材の取付構造 |
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