JPH11231343A - アクティブマトリクス型液晶表示装置、及びその駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置、及びその駆動方法

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JPH11231343A
JPH11231343A JP10035831A JP3583198A JPH11231343A JP H11231343 A JPH11231343 A JP H11231343A JP 10035831 A JP10035831 A JP 10035831A JP 3583198 A JP3583198 A JP 3583198A JP H11231343 A JPH11231343 A JP H11231343A
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JP
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liquid crystal
pixel electrode
crystal display
display device
data line
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Application number
JP10035831A
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Yutaka Minamino
裕 南野
Mika Nakamura
美香 中村
Hideki Omae
秀樹 大前
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面における輝度の傾斜を解消し、均一な
画像表示特性を有するアクティブマトリクス型液晶表示
装置、及びその駆動方法を提供する。 【解決手段】アクティブマトリクス型液晶表示装置に
は、データ線XにTFT4を介して接続された画素電極
22と、上記データ線X4に隣接するデータ線X’との
間に、電荷を保持する補償容量部5が形成されている。
ゲート線Yに、走査信号を印加して上記TFT4をON
状態にし、上記データ線X・X’に、1フィールド期間
毎に極性が反転する画像信号を、互いに逆極性となるよ
うに印加して、該液晶表示装置を駆動する。これによ
り、表示画面の上下における輝度の傾斜を低減させ、均
一で良好な画像表示特性を有するアクティブマトリクス
型液晶表示装置、及びその駆動方法を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体層に非晶質
材料、単結晶材料又は多結晶材料を用いたスイッチング
素子を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置、及
びその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各画素毎に薄膜トランジスタ(T
hin Film Transistor、以下TFT
と称する。)を備えたアクティブマトリクス型液晶表示
装置は、単純マトリクス型液晶表示装置と比較して高い
画質が得られるため、盛んに研究・開発がなされてい
る。この種のアクティブマトリクス型液晶表示装置の典
型的な従来例は、図12〜図17に示されている。アク
ティブマトリクス型液晶表示装置は、図12に示すよう
に、第1基板121と、第1基板121に対向する第2
基板122と、第1基板121と第2基板122間に挟
持された液晶層108とから構成されている。この第1
基板121の表面には、複数のゲート線Y1 、Y2 、…
n (nは行の数を示す。尚、ゲート線を総称するとき
は参照符号Yで示す。)と、各ゲート線Yに直交する複
数のデータ線X1 、X2 、…Xm (mは列の数を示す。
尚、ゲート線を総称するときは参照符号Xで示す。)
と、各画素毎に備えられる画素電極103…と、スイッ
チング素子としてのTFT106…とが形成されてい
る。また、第2基板122の表面には、対向電極107
が形成されている。
【0003】前記TFT106…は、図14にも明らか
に示すように、ゲート電極106a、ソース電極106
b及びドレイン電極106cの3つの電極を有してお
り、ゲート電極106aはゲート線Yに接続され、ソー
ス電極106bはデータ線Xに接続され、ドレイン電極
106cは画素電極103及び保持容量部101(保持
容量部101の保持容量は参照符号Cstで示す。)の
一方の電極に共通に接続されている。この保持容量部1
01は、実質的に液晶容量Clcを増大させ、液晶層1
08の保持特性を改善させる働きをなす。ここで、液晶
層108の液晶容量をClc、保持容量部101の保持
容量をCstで示すことにする。
【0004】次に、上記従来のアクティブマトリクス型
液晶表示装置の駆動方法について、以下に説明する。ゲ
ート線Y1 、Y2 、…Yn には、図13に示すように、
走査信号φ1 、φ2 、…φn が順次印加され、データ線
1 、X2 、…Xm には、画像信号が印加される。先
ず、図15(a)〜(c)に示すように、Vs(c)を
中心レベルとして、1フィールド期間毎にVs(h)か
らVs(l)に極性が反転する画像信号が与えられる。
一方、ゲート線Y1 には、図15(a)に示すように、
1水平走査期間T1 において、電圧Vgの走査信号φ1
が印加される。これにより、ゲート線Y1 に接続されて
いる第1行目の各TFT106のソース電極106b…
とドレイン電極106c…とが導通し、画像信号電圧V
s(h)が、第1行目の各画素に属する液晶容量Clc
及び保持容量Cstに印加される(尚、説明の容易化を
図るため、以下の明細書中においては、「容量部に電圧
が印加される」、又は、「容量部に電荷が蓄積される」
ことについて、便宜上、「容量に電圧が印加される」又
は、「容量に電荷が蓄積される」の用語を使用すること
にする。)。これにより、画像信号電圧Vs(h)に応
じた電荷が液晶容量Clc及び保持容量Cstに蓄積さ
れる。上記1水平走査期間T1 が終了すると、上記液晶
容量Clc及び保持容量Cstに蓄積された電荷は、次
のフィールド期間において新たな画像信号電圧が印加さ
れるまで保持される。
【0005】同様にして、各1水平走査期間T2
3 、…Tn においても、図15(b)及び(c)に示
すように、電圧Vgの走査信号φ2 、φ3 、…φn がゲ
ート線Y 2 、Y3 、…Yn に順次印加されて、各行毎の
液晶容量Clc及び保持容量Cstに画像信号電圧Vs
(h)が順次印加されて、該画像信号電圧Vs(h)に
応じた電荷が蓄積される。このようにして、画像信号電
圧に対応した電荷が液晶容量に蓄積されて保持されるこ
とにより、液晶パネルを透過する光の透過率が変化し
て、画像が表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記アクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置では、TFT106を有
することから、図14に示すように、TFT106に関
連した各種の寄生容量が存在する。図中に示すCgd、
Csd、Cgsは、それぞれTFT106におけるゲー
ト・ドレイン間、ソース・ドレイン間、ゲート・ソース
間に存在する寄生容量を示す。このような各寄生容量の
うち、特にソース・ドレイン間の寄生容量Csdに起因
して後述するように輝度の傾斜が発生し、画質が劣化す
るという問題が生じる。尚、各寄生容量の大きさは、T
FT106の構造や大きさに応じて異なるが、例えばス
タガ型のTFTと比較して寄生容量の少ないコプラナ
(coplanar)構造のTFT106であっても、
該寄生容量の発生を完全になくすことは不可能である。
よって、アクティブマトリクス型液晶表示装置におい
て、輝度傾斜の発生は、本質的な課題となっている。
【0007】そこで、先ず、寄生容量の発生のメカニズ
ムを説明し、その後に、寄生容量に起因して輝度傾斜が
生じる理由について説明することにする。先ず、図16
に模式的に示すように、半導体層111上に酸化シリコ
ン膜(SiOx )からなるゲート絶縁膜112を形成す
る。更に、該ゲート絶縁膜112上に、ゲート電極10
6aを形成する。上記ゲート電極106aをマスクとし
てリン又はボロン等の不純物イオンを選択的に注入する
ことにより、半導体層111に、上記不純物イオンの注
入されないチャネル領域111aと、不純物イオンの注
入されたオーミク領域111b・111bとが見かけ上
自己整合的に形成される。しかしながら、半導体層11
1への不純物イオンの注入は図16中に示す矢印方向A
にも行われるので、上記ゲート電極106aの両端部
と、半導体層111におけるオーミック領域111b・
111bの一部とに重なる領域が生じる。これにより、
ゲート・ソース間や、ゲート・ドレイン間等に寄生容量
が形成される。尚、上記TFT106には、例えばソー
ス・ドレイン間等に種々の寄生抵抗も存在している。
【0008】次に、寄生容量Csdに起因して、表示画
面に輝度傾斜が生じる理由を以下に詳述する。図15に
示すように、1フィールド期間の終了後の時刻t1 にお
いて、画像信号の極性がVs(h)からVs(l)に反
転すると、画素電極電圧Vpは画像信号の振幅Vspp
(=Vs(h)−Vs(l))に応じて上記寄生容量C
sdの影響を受けて、画素電極電圧Vpは、次式で近似
的に示すΔVcだけ電圧が変動する。 ΔVc=Csd/Ctot×Vspp (1) (ここで、上記Ctotは画素電極103に接続されて
いる全容量(=Cst+Clc+Csd+Cgd)であ
る。)ここで、表示画面上部の、例えば第1行目におい
ては、図15(a)に示すように、画像信号電圧がVs
(l)に反転する時刻t1 と、次のフィールドの走査が
なされるまでの期間βは極めて短い。一方、表示画面下
部の、例えば第n行目においては、図15(c)に示す
ように、画素電極103への画像信号の印加が終了した
直後に画像信号電圧がVs(l)に反転するため、期間
βは長いものとなる。このことは、表示画面の上部から
下部にいくに連れて画素電極電圧VpがΔVcだけ減少
する期間βが長くなることを意味する。しかも、ΔVc
の大きさは表示画面の上部と下部とで同じである。よっ
て、フィールド期間内における画素電極電圧Vpの積分
値Sは表示画面の下部ほど減少することになり、表示画
面の下部ほど輝度が低くなる、いわゆる輝度の傾斜が発
生する。尚、参考までに画素サイズが60μmのアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置において、どの程度の輝
度の傾斜が発生するのかを、算出してみた。ここで、C
st、Clc、、Csd、Cgd、Vsppは以下の値
とした。 Cst :0.014pF Clc :0.014pF Csd :0.003pF Cgd :0.005pF Vspp: 15V 前記式(1)によりΔVcを算出すると約1.25Vと
なり、かかるΔVcが約1.25Vの場合の表示画面の
上部と下部との電圧−輝度特性は、図17に示すように
なる。この図17から明らかなように、ある所定の画像
信号電圧Vsを画素電極103に印加し、画素電極電圧
Vpが1.25V減少すると、例えば中間調領域Wにお
ける表示画面下部の透過率は、表示画面上部の透過率の
約50%以下になることがわかる。このように、寄生容
量に起因して、表示画面上部から表示画面下部に向かう
に連れて輝度が低下する、いわゆる輝度傾斜が発生す
る。
【0009】加えて、TFT106のソース・ドレイン
間に存在する寄生抵抗に起因して、輝度の傾斜が益々顕
著になるという問題を有する。この理由を以下に説明す
ると、図15に示すように、期間αでは上記寄生抵抗に
よる画素電極電圧Vpの変動は発生しないが、画像信号
の極性が反転する期間βでは、上記寄生抵抗を通じて液
晶容量Clcに蓄積された電荷がリークする。これによ
り、各行とも画素電極電圧Vpが徐々に減少する。この
減少量は、表示画面の下部になるほど期間βが長くなる
ので多くなり、第n行目では、図15(c)に示すよう
に、画素電極電圧VpがΔVrだけ減少する。従って、
1フィールド期間における画素電極電圧Vpの積分値S
は、やはり表示画面の下部になるほど減少する。即ち、
表示画面の上部における輝度と比較して、表示画面の下
部における輝度は益々減少し、輝度の傾斜は益々顕著に
なる。
【0010】更に、画素サイズを小さくすることにより
液晶表示装置を高精細化した場合、輝度傾斜が一層大き
くなる。なぜなら、保持容量Cst及び液晶容量Clc
の容量は、画素面積の減少に応じて減少する。一方、T
FT106のサイズは製造装置の機械精度等に制約され
るため、小さくすることが困難であり、上記TFT10
6に生じるソース・ドレイン間の寄生容量Csdの容量
は変わらない。この結果、前記(1)式により、ΔVc
が増大し、表示画面の下部ほど輝度の傾斜が一層大きく
なるからである。
【0011】このようにして、上記従来例では、輝度傾
斜の発生が問題となっていた。そこで、かかる問題を解
消するために、データ線に印加される画像信号の極性を
行毎に反転させて駆動する駆動方法が提案されている。
この方法によれば、画像信号の極性を1水平走査期間毎
に反転させているので、各行について画像信号と画素電
極電圧との極性の一致しない期間が、各行について等し
くなる。従って、各行の画素電極電圧の信号波形も同様
となる。これにより、寄生抵抗を原因とする画素電極電
圧の減少が平均化、換言すれば、表示画面の上部と下部
とで画素電極電圧の減少が同一となる。そのため、表示
画面全体における電圧−輝度特性は図17中の点線で示
す曲線となり、輝度傾斜が解消される。しかしながら、
この従来例では、以下の問題が生じる。
【0012】画像信号と画素電極電圧とが逆極性とな
る毎に寄生容量Csdによって、画素電極電圧VpがΔ
Vcだけ変動するため、表示画面全体としての輝度は減
少する。一方、図17に示す表示画面上部と同様の輝度
を得るためには、画素電極電圧を大きくする必要があ
る。この結果、液晶表示装置の駆動電圧は高くなって、
駆動回路の負荷が増大するため、そのような駆動回路を
構成することが困難になるという問題点を有する。 更に、上記のように1水平走査期間毎に画像信号の極
性が反転すると、その度に、前記寄生容量Csdによる
画素電極電圧Vpの変動も発生するため、表示画面にお
いてはフリッカが発生しがちであるという問題点を有し
ている。本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は、表示画面における輝度の傾斜を
解消し、表示画面の上下において均一で高輝度な画像表
示特性を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置、
及びその駆動方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、基板上に、走査信号を
伝達する複数のゲート線と、画像信号を伝達する複数の
データ線とがそれぞれ直交するように設けられ、かつ、
上記複数のゲート線と複数のデータ線との各交差点に対
応して、ゲート線及びデータ線に接続されたスイッチン
グ素子と、該スイッチング素子を介して上記データ線に
接続された画素電極とが設けられた液晶表示装置であっ
て、上記各画素電極と、各画素電極にスイッチング素子
を介して接続されたデータ線に隣接するデータ線との間
に、補償容量部が設けられていることを特徴とする。
【0014】上記の構成であれば、請求項2または請求
項5に記載する駆動回路を設けるようにすれば、後述す
る請求項2または請求項3記載の発明の作用により、寄
生容量あるいは寄生抵抗に起因した画素電極電圧の変動
を低減することができる。この結果、輝度の傾斜を低減
することができ、表示画面において良好な均一性を有す
るアクティブマトリクス型液晶表示装置を得ることがで
きる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のアクティブマトリクス型液晶表示装置において、更
に、上記複数のゲート線を1水平走査期間毎に順次択一
的に選択して、該各ゲート線に走査信号を印加するゲー
ト線駆動回路と、上記複数のデータ線に、1フィールド
期間毎に極性が反転し、かつ、隣接する各データ線毎に
互いに逆極性である画像信号を印加するデータ線駆動回
路とを備えたことを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、先ず、走査信号によ
りスイッチング素子がON状態になると、データ線を介
して画像信号が液晶層及び補償容量部に印加される。更
に、スイッチング素子をOFF状態にし、かつ画像信号
の極性が反転すると、ソース・ドレイン間の寄生容量に
起因して画素電極電圧が降下しようとする。ところが、
このとき、補償容量部には、隣接するデータ線を介し
て、上記寄生容量に印加される画像信号とは逆極性の画
像信号が印加される。そのため、補償容量に起因して画
素電極電圧が上昇しようとする。この結果、寄生容量に
起因した画素電極電圧降下分が、補償容量に起因した画
素電極電圧の上昇分によって相殺され、画素電極電圧の
変動が低減される。これにより、表示画面の下部ほど輝
度が減少していく、いわゆる輝度の傾斜を低減すること
ができ、表示画面において良好な均一性を有するアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置を得ることができる。
尚、本請求項1の発明においては、画素電極電圧の変動
を低減するように構成されているため、画面全体の輝度
の低下を招くこともない。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のアクティブマトリクス型液晶表示装置において、上記
補償容量部の静電容量が、上記スイッチング素子におけ
る、データ線と画素電極との間の寄生容量と等しくなる
ように設定されていることを特徴とする。
【0018】このように、補償容量部における静電容量
と、寄生容量の静電容量とを等しくすることにより、寄
生容量に起因した画素電極電圧降下分と、補償容量に起
因した画素電極電圧の上昇分とが等しくなる。そのた
め、寄生容量に起因した画素電極電圧の変動をなくすこ
とができ、寄生容量に起因した輝度の傾斜を解消でき
る。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のアクティブマトリクス型液晶表示装置において、上記
補償容量部は、上記画素電極の一部と、上記データ線の
一部とが絶縁膜を介して重ねられることにより形成さて
いることを特徴とする。このように、画素電極の一部と
隣接するデータ線の一部とを絶縁膜を介して重ねること
により、煩雑な工程を経ることなく容易に補償容量部を
形成することができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
のアクティブマトリクス型液晶表示装置において、上記
駆動回路は、画像信号の極性を、上記走査信号の1水平
走査期間毎に反転させることを特徴とする。
【0021】上記の構成によれば、画像信号の極性が1
水平走査期間毎に反転するので、各行について画像信号
と画素電極電圧との極性の一致しない期間が、各行につ
いて等しくなる。従って、各行の画素電極電圧の信号波
形も同様となる。これにより、寄生抵抗を原因とする画
素電極電圧の減少が平均化、換言すれば、表示画面の上
部と下部とで画素電極電圧の減少が同一となる。よっ
て、寄生抵抗に起因した輝度の傾斜を解消できる。又、
上記のように1水平走査期間毎に画像信号の極性を反転
させても、寄生容量を原因とする画素電極電圧の変動を
抑制するため、表示画面におけるフリッカの発生を防止
することができる。これにより、液晶層における光の透
過率を変化させずに一定の輝度で画像を表示することが
でき、表示画面に発生するフリッカを抑制できたアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置を得ることができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、上記の課題を解
決するために、請求項1に記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動方法であって、複数のデータ線
に、1フィールド期間毎に逆極性であり、かつ、隣接す
るデータ線毎に互いに逆極性である画像信号を印加する
と共に、複数のゲート線を1水平走査期間毎に順次択一
的に選択して、該各ゲート線に走査信号を印加すること
により、スイッチング素子を介してデータ線と画素電極
とを導通させて、画素電極に該画像信号を印加すること
を特徴とする。
【0023】上記の方法の具体的な作用・効果は、請求
項2記載の発明についての作用・効果と同様である。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動方法にお
いて、上記各データ線に印加される画像信号は、さらに
1水平走査期間毎に反転する信号であることを特徴とす
る。
【0025】上記の方法の具体的な作用・効果は、請求
項5記載の発明についての作用・効果と同様である。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1について、図1ないし図7に基づいて説明すれば
以下の通りである。本実施の形態に係るアクティブマト
リクス型液晶表示装置は、図2に示すように、第1基板
31と、第1基板31に対向する第2基板32と、第1
基板31と第2基板32間に挟持された液晶層33とか
ら構成されている。第1及び第2基板31,32は、透
明なガラス基板である。この第1基板31の表面には、
複数のゲート線Y1 、Y2 、…Yn (nは行の数を示
す。尚、ゲート線を総称するときは参照符号Yで示
す。)と、各ゲート線Yに直交する複数のデータ線
1 、X 2 、…Xm (mは列の数を示す。尚、ゲート線
を総称するときは参照符号Xで示す。)と、各画素毎に
備えられる画素電極22…と、スイッチング素子として
のTFT4…と、補償容量部5とが形成されている。更
に、第1基板31の表面には、データ線X及びゲート線
Yの形成領域の外縁に、データ線Xに接続されたデータ
線駆動回路51と、ゲート線Yに接続されたゲート線駆
動回路52とが設けられている。また、第2基板32の
表面には、透明導電膜から成る対向電極357が形成さ
れている。
【0027】上記TFT4は、図3に示すような構造を
有している。即ち、ガラス基板11上に、遮光性膜とし
てのクロム(Cr)よりなる金属薄膜12が所定の形状
にパターニングされて形成されている。上記金属薄膜1
2上には、酸化シリコン(SiO2 )よりなる第1の層
間絶縁膜13が形成されている。該第1の層間絶縁膜1
3上には、所定の形状に多結晶性シリコン膜14が形成
されている。上記多結晶性シリコン膜14は、非晶性シ
リコン膜を結晶化させて形成された半導体層である。
又、多結晶性シリコン膜14には、リン又はボロン等の
不純物イオンのドーピングにより、チャネル領域14a
と、オーミック領域14b・14bとが形成されてい
る。該チャネル領域14a上には、所定の形状にパター
ニングされた酸化シリコン膜(SiOx )からなるゲー
ト絶縁膜15が形成されている。該ゲート絶縁膜15上
には、例えばアルミニウム(Al)からなり、図示しな
い断面でゲート線Yに接続されたゲート電極16が形成
されている。上記多結晶性シリコン膜14、第1の層間
絶縁膜13及びゲート電極16上には、第2の層間絶縁
膜17が形成されている。ソース電極19及びドレイン
電極20は、それぞれコンタクトホール31・31を介
して多結晶性シリコン膜14におけるオーミック領域1
4b・14bに接続されるように形成されている。又、
上記ソース電極19はデータ線Xに接続され、ドレイン
電極20は画素電極22に接続されている。上記データ
線X及び第2の層間絶縁膜17上には、第3の層間絶縁
膜21が形成されている。上記第3の層間絶縁膜21及
びドレイン電極20上には、画素電極22が形成されて
いる。尚、上記第2の層間絶縁膜17及び第3の層間絶
縁膜21の材料としては、例えば、SiOx 、Si
x 、Ta2 5 、Al2 3 等が用いられる。
【0028】前記画素電極22は、例えばインジウム錫
酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)
からなる透明導電膜であり、対向電極35との間に液晶
容量Clc(図5参照)が形成されている。又、画素電
極22は、図1に示すように、データ線Xに隣接するデ
ータ線X’の一部と第3の層間絶縁膜21を介して重な
るように形成されている。上記のように、画素電極22
の一部を延出してデータ線X’の一部と重ねることによ
り、容量Cs(図5参照)の補償容量部5が形成され
る。補償容量部5の静電容量は、TFT4のソース電極
19・ドレイン電極20間の寄生容量Csdとほぼ等し
くなるように設定されている。ここで、上記補償容量部
5の静電容量の値は、上記データ線X’の一部と画素電
極22の一部との重なる部分の面積や、第3の層間絶縁
膜21の膜厚を変えることにより設定できる。尚、上記
液晶容量Clcと並列に接続されるように、保持容量C
stを設けてもよい。これにより、実質的に、液晶容量
Clcを増大させ、液晶層33の保持特性を改善させる
ことができる。
【0029】前記データ線駆動回路51は、図4に明ら
かに示すように、データ線X1 、X 2 、…Xm を介して
TFT4…のソース電極19に、画像信号に応じた画像
信号電圧を印加する回路である。このデータ線駆動回路
51は、各データ線毎に,1フィールド期間(例えば3
3msec)毎に極性が反転し、かつ、隣接する各デー
タ線毎に互いに逆極性である画像信号を出力する。例え
ば、m列目のデータ線と、m+1列目のデータ線につい
て説明すれば、m列目のデータ線に関する画像信号θm
は、図6(a)に示すように、時刻t1 から時刻t2
での1フィールド期間中においては、Vs(h)であ
り、時刻t2 から時刻t3 までの次の1フィールド期間
中においては、Vs(l)である。一方、m+1列目の
データ線に関する画像信号θm+1は、図6(b)に示
すように、時刻t1 から時刻t2 までの1フィールド期
間中においては、Vs(l)であり、時刻t2 から時刻
3までの次の1フィールド期間中においてはVs
(h)である。ここで、Vs(h)とVs(l)とは、
Vs(c)を中心レベルとすると、逆極性のレベルにあ
る。
【0030】前記ゲート線駆動回路52は、図4に明ら
かに示すように、ゲート線Y1 、Y 2 、…Yn を介して
TFT4…のゲート電極16に、走査信号に応じた走査
信号電圧を印加する回路である。このゲート線駆動回路
52は、図7に示すように、ゲート線Y1 、Y2 、…Y
n に、走査信号電圧がVgの走査信号φ1 、φ2 、…φ
n を1水平走査期間T1 、T2 、…Tn において出力す
る。次に、本実施の形態1に係るアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動方法を説明する。図7(a)に示
すように、1水平走査期間T1 において、ゲート線Y1
に走査信号電圧Vgを印加すると、ゲート線Y1 に接続
されたそれぞれのTFT4…がON状態となり、ソース
電極19…とドレイン電極20…とが導通する。データ
線X1 ・X2 には、画像信号θ1 ・θ2 が印加されてい
るので、例えば画素A11における画素電極22には、
該画像信号θ1 に応じた画像信号電圧Vs(h)が印加
され、液晶容量Clcに電荷が蓄積される。この際、上
記画素電極22における電位はVs(h)となる。又、
補償容量Csには、ゲート線X 1 から画像信号電圧Vs
(h)が印加され、かつゲート線X2 から画像信号電圧
Vs(l)が印加される。これにより、補償容量Csに
は、上記液晶容量に蓄積される電荷と同じ極性の電荷が
蓄積される(尚、本明細書中においては、「同じ極性の
電荷」とは、TFTのソース側から見た場合に、容量を
構成する2つの電極のうちの手前側の電極が同一極性に
帯電していることを意味する。)。
【0031】上記ゲート線駆動回路52は、1水平走査
期間T1 が終了すると、走査信号電圧Vgを印加しなく
なり、画素A11における各TFT4はOFF状態にな
る。この際、上記液晶容量Clcに蓄積された電荷は、
次のフィールドの水平走査がなされるまで保持され、画
素A11における画素電極22には、図7(a)に示す
画素電極電圧Vpが、次の1水平走査期間まで保持され
ている。更に、次のフィールド期間では、画像信号θ1
の極性がVs(h)からVs(l)に反転し、上記画素
電極22…に画像信号電圧Vs(l)が印加される。同
様にして、図7(b)及び(c)に示すように、1水平
走査期間T2 、T3、…Tn において、ゲート線Y2
3 、…Yn に走査信号電圧Vgを印加すると、該ゲー
ト線Y2 、Y3 、…Yn 上に接続されたそれぞれのTF
T4…が順次ON状態となる。これにより、上記TFT
4…に接続された画素電極22…に、画像信号電圧Vs
(h)又はVs(l)が印加され、液晶容量Clcに電
荷が蓄積される。又、補償容量Csにも上記液晶容量C
lcに蓄積される電荷と同じ極性の電荷が蓄積される。
【0032】上記1水平走査期間T2 、T3 、…Tn
終了すると、各TFT4…はOFF状態になる。この
際、上記液晶容量Clcに蓄積された電荷は、次のフィ
ールドの1水平走査期間まで保持され、各画素電極22
…には、図7に示す画素電極電圧Vpが、次の1水平走
査期間まで保持されている。次のフィールド期間では、
画像信号θ1 の極性がVs(h)からVs(l)に反転
し、上記画素電極22…に画像信号電圧Vs(l)が印
加される。
【0033】更に、各1水平走査期間において、画素電
極22に印加する画像信号電圧Vsのレベルを変えれ
ば、背面光源から照射される光の、液晶パネルを透過す
る透過率を変化させることができ、その光の透過率の変
化が画像として表示画面に表示される。尚、対向電極3
5には所定の電圧Vcomが一定となるように印加され
ている。
【0034】ここで、一画素に注目して補償容量部5の
動作を更に詳しく説明する。図5に示すように、TFT
4…がON状態になると、例えばデータ線Xm-1 から画
像信号電圧Vs(h)が印加される。これにより、該画
像信号電圧Vs(h)に応じた電荷が液晶容量Clcに
蓄積され、画素電極22の画素電極電圧VpはVs
(h)となる。一方、補償容量Csには、隣接するデー
タ線Xm から画像信号電圧Vs(l)が印加されて、上
記液晶容量Clcを補償する電荷が蓄積される。フィー
ルド期間の終了後、画像信号θm-1 、θm の極性が反転
すると、寄生容量Csdのソース電極19側には画像信
号電圧Vs(l)が印加される。このため、寄生容量C
sdには、上記補償容量Csと逆極性の電荷(尚、本明
細書中においては、「逆極性の電荷」とは、TFTのソ
ース側から見た場合に、容量を構成する2つの電極のう
ちの手前側の電極が逆極性に帯電していることを意味す
る。)が蓄積され、液晶容量Clcに蓄積された電荷の
一部がリークしようとする。この結果、画素電極22…
における画素電極電圧Vpは、上記寄生容量Csdの影
響により、以下に示すΔVc1の変調を受ける。
【0035】 ΔVc1=Csd/Ctot×Vspp1 (2) (ここで、上記Ctotは画素電極22に接続されてい
る全容量(=Cst+Clc+Csd+Cgd+Cs)
であり、Vspp1は画像信号θm-1 におけるVs
(h)−Vs(l)である。)一方、上記補償容量Cs
にはVs(h)が印加されるので、画素電極電圧Vp
は、以下に示すΔVc2の変調を受ける。 ΔVc2=Cs/Ctot×Vspp2 (3) (ここで、上記Vspp2は画像信号θmにおけるVs
(l)−Vs(h)である。)以上により、画素電極電
圧Vpは、寄生容量Csd及び補償容量Csによって、
以下に示すΔVcだけ変動する。 ΔVc=ΔVc1+ΔVc2 (4)
【0036】ここで、上記のように画像信号θm-1 とθ
m とは互いに逆極性であるので、Vspp1とVspp
2とは逆極性となる。又、寄生容量Csdと補償容量C
sとはほぼ同値である。従って、ΔVc1とΔVc2と
は互いに逆極性で、絶対値が等しいため、ΔVcはゼロ
となる。これにより、TFT4がOFF状態になった直
後に画像信号θm-1 、θm の極性が反転しても、画素電
極22における画素電極電圧Vpを維持できる。従っ
て、図7に示すように、寄生容量Csdによる画素電極
電圧Vpの変動を解消することができ、画素電極電圧V
pの積分値Sは表示画面の上部と下部とでほぼ同様とな
る。これにより、寄生容量Csdによる画素電極電圧V
pの変動の影響を、表示画面の下部においても抑制する
ことができ、従って、期間βの長短にかかわらず、表示
画面の上部から下部へ徐々に輝度が減少する輝度の傾斜
を低減することができる。また、本実施の形態1は、画
素電極電圧Vpの変動を減少させることにより、輝度傾
斜を低減させているため、表示画面全体の輝度の低下を
招くこともない。
【0037】具体的には、画素サイズが60μm程度の
上記アクティブマトリクス型液晶表示装置において、本
実施の形態に係る駆動方法により駆動させると、以下の
ようになる。尚、補償容量Csや液晶容量Clc等の値
は以下の通りである。但し、補償容量部5の容量Cs
は、寄生容量Csdに相当する値であるが、寄生容量C
sdを直接測定することが困難であるため、先ず前提と
して、補償容量5を備えていないアクティブマトリクス
型液晶表示装置における輝度傾斜ΔVを求め、この輝度
傾斜ΔVより逆算して容量Csを予め求めておいたもの
である。 Cst :0.020pF Clc :0.020pF Csd :0.003pF Cgd :0.005pF Cs :0.003pF Vspp1: 10V Vspp2: −10V 上記の場合、前記式(2)〜(4)に基づいてΔVcを
算出すると、ΔVc1=0.588V、ΔVc2=−
0.588Vとなり、したがってΔVc=0Vとなる。
この結果、表示画面の上部と下部とにおける輝度の傾斜
は大幅に低減できることが認められた。
【0038】(実施の形態2)本発明の他の実施の形態
について、図4、図5、図8及び図9に基づいて説明す
れば以下の通りである。尚、前記実施の形態1のアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置と同様の機能を有する構
成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。本実施の形態2に係るアクティブマトリクス型
液晶表示装置は、前記実施の形態1に係るアクティブマ
トリクス型液晶表示装置と比較して、各データ線Xに印
加される画像信号θの極性を、各データ線X毎に逆極性
とし、かつ1水平走査期間毎に極性を反転させるデータ
線駆動回路51を有する点が異なる。
【0039】図8に示すように、データ線駆動回路51
は、各データ線X毎に互いに逆極性となるような画像信
号θm 、θm+1 を出力する。上記画像信号θm 、θm+1
は、1水平走査期間毎に、Vs(c)を中心としてVs
(h)からVs(l)に極性が反転する信号である。更
に、前記実施の形態1と同様に、ゲート線駆動回路5 2
は、ゲート線Y1 、Y2 、…Yn に、走査信号電圧がV
gの走査信号φ1 、φ 2 、…φn を、1水平走査期間T
1 、T2 、…Tn 毎に順次選択的に出力する(図9参
照)。
【0040】このような構成の実施の形態2の動作につ
いて説明すると、図9(a)に示すように、1水平走査
期間T1 において、ゲート線Y1 に走査信号電圧Vgを
印加すると、ゲート線Y1 上に接続された全てのTFT
4…がON状態となり、ソース電極4b…とドレイン電
極4c…とが導通する。これにより、例えば画素A11
における画素電極22には、画像信号θ1 が印加され、
液晶容量Clcに電荷が蓄積される。この際、上記画素
電極22の電位VpはVs(l)となる。又、補償容量
Csには、液晶容量Clcに蓄積される電荷と同じ極性
の電荷が蓄積される。
【0041】上記ゲート線駆動回路52は、1水平走査
期間T1 が終了すると、走査信号電圧を印加しなくな
り、画素A11におけるTFT4はOFF状態になる。
この際、上記液晶容量Clcに蓄積された電荷は、次の
1水平走査期間まで保持され、画素A11における画素
電極22には、図9(a)に示す画素電極電圧Vpが、
次の1水平走査期間まで保持されている。更に、次のフ
ィールド期間では、画像信号θ1 の極性がVs(l)か
らVs(h)に反転し、上記画素電極22…に画像信号
電圧Vs(h)が印加される。
【0042】同様にして、図9(b)及び(c)に示す
ように、1水平走査期間T2 、T3、…Tn において、
ゲート線Y2 、Y3 、…Yn に走査信号電圧Vgを印加
すると、ゲート線Y2 、Y3 、…Yn 上に接続されたそ
れぞれのTFT4…がON状態となる。この結果、上記
TFT4…に接続された画素電極22…には、画像信号
電圧Vs(h)又はVs(l)が印加され、液晶容量C
lcに電荷が蓄積される。又、補償容量Csには、液晶
容量Clcに蓄積される電荷と同じ極性の電荷が蓄積さ
れる。
【0043】ここで、画像信号θの極性は1水平走査期
間毎に反転しているが、補償容量部5が形成されている
ので、図9に示すように、画像信号θの極性が反転する
際の、寄生容量Csdを原因として生じる画素電極電圧
Vpの変動を抑制でき、この実施の形態2においても、
実施の形態1と同様に画素電極電圧Vpの積分値Sは、
表示画面の上部と下部とでほぼ同様となり、輝度の傾斜
を低減することができる。また、このような輝度傾斜の
低減により、表示画面に発生するフリッカを抑制するこ
とができる。
【0044】又、画像信号θの極性が反転して画素電極
電圧Vpの極性と逆極性になると、TFT4…に存在す
る寄生抵抗を通じて液晶容量Clcにおける電荷がリー
クしようとする。しかし、画像信号θの極性は1水平走
査期間毎に反転するので、各行について画像信号と画素
電極電圧との極性の一致しない期間が、各行について等
しくなる。従って、各行の画素電極電圧の信号波形も同
様となる。これにより、寄生抵抗を原因とする画素電極
電圧の減少が平均化、換言すれば、表示画面の上部と下
部とで画素電極電圧の減少が同一となる。よって、寄生
抵抗に起因した輝度の傾斜を低減できる。
【0045】更に、本実施の形態においては、データ線
Xに関する上下隣接する画素についてのクロストークを
軽減できる。なぜなら、或るデータ線Xに接続されてい
る画素のうち、スイッチング素子がOFF状態の画素に
関して、スイッチング素子のOFF抵抗が十分でないた
め、データ線Xに印加されている画像信号が影響する場
合が生じるが、本実施の形態では、画像信号θの極性が
1水平走査期間毎に反転するように構成されているの
で、その結果として当該画像信号の影響が平均化され
る。このことは、データ線Xに関する上下隣接する画素
についてのクロストークを軽減できたことを意味するか
らである。
【0046】(その他の実施の形態)前記実施の形態1
又は実施の形態2に係るTFT4…は、図10または図
11に示すように、逆スタガ型の構造であってもよい。
図10に示すTFT4は、画素電極22の上部にドレイ
ン電極20が形成されている。又、補償容量部5は、画
素電極22の上部に第2の層間絶縁膜17を介してソー
ス電極24’が形成されている。一方、図11に示すT
FT4は、ドレイン電極20の上部に画素電極22が形
成された構造である。又、補償容量部5は、ソース電極
24’の上部に第2の層間絶縁膜17を介して画素電極
22が形成されている。
【0047】又、本発明に係る補償容量部5は、データ
線X’の一部を延出させて画素電極22の一部と重なる
ように形成してもよい。又、補償容量部5は、画素電極
22及びデータ線X’の一部とにわたって絶縁膜等を介
して重なるように、新たな金属薄膜等を形成してもよ
い。
【0048】更に、前記実施の形態1又は実施の形態2
においては、データ線駆動回路51及びゲート線駆動回
路52は第1基板31上に載置するようにしたけれど
も、本発明はこれに限定するものではない。例えば、第
1基板31が高温ポリシリコンあるいは低温ポリシリコ
ン技術を用いて作製されている場合、直接第1基板31
上に形成してもよい。
【0049】更に、前記実施の形態1又は実施の形態2
においては、透過型のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を示したが、反射型であってもよい。この場合、透
明導電膜35又は画素電極22の何れか一方を、光反射
性を有する金属材料を採用することにより、反射型の液
晶表示装置にも適用できる。更に、第2基板32又は第
1基板31の何れか一方を、光反射性の基板としても、
上記反射型の液晶表示装置とすることができる。また、
反射板を設けるように構成してもよい。
【0050】その上、本発明に係るアクティブマトリク
ス型液晶表示装置にカラー表示を行わせる場合は、対向
基板34にカラーフィルター(図示しない)を形成する
ことによって表示させることができる。具体的には、上
記カラーフィルターはR(赤)、G(緑)、B(青)の
3原色からなり、上記R、G、Bが各画素に対応するよ
うに色配列を行うようにすればよい。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上のように説明した形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。 補償容量部に蓄積された電荷が、寄生容量に蓄積され
る電荷を相殺することにより、液晶容量に蓄積された電
荷のリークを防止できる。このため、画素電極における
電位の変動を可及的に低減することができる。よって、
輝度の傾斜が低減でき、表示画面において良好な均一性
を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置を実現で
きる。また、画面全体の輝度の低下を招くこともない。
【0052】又、各データ線毎に互いに逆極性の画像
信号を印加し、かつ上記画像信号の極性を1水平走査期
間毎に反転させることにより、スイッチング素子に存在
する寄生抵抗による画素電極電圧の変動が抑制され、輝
度の傾斜を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るアクティブマトリ
クス型液晶表示装置の1画素の概略を示す平面図であ
る。
【図2】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置の概
略を示す斜視図である。
【図3】図1におけるB−B’線断面図である。
【図4】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置にお
ける等価回路の回路構成を示す等価回路図である。
【図5】上記等価回路の要部を示す等価回路図である。
【図6】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置を駆
動する画像信号の信号波形を示すタイミングチャートで
ある。
【図7】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置を駆
動するタイミングチャートである。
【図8】本発明の他の実施の形態に係るアクティブマト
リクス型液晶表示装置を駆動する画像信号の信号波形を
示すタイミングチャートである。
【図9】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置を駆
動する信号の信号波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置における、逆スタガ構造のTFTを有する画素の要部
を示す部分断面図である。
【図11】本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置における、他の逆スタガ構造のTFTを有する画素の
要部を示す部分断面図である。
【図12】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の概略を示す斜視図である。
【図13】上記従来のアクティブマトリクス型液晶表示
装置における等価回路の回路構成を示す平面図と、上記
アクティブマトリクス型液晶表示装置を駆動させる走査
信号のタイミングチャートである。
【図14】上記等価回路の要部を示す等価回路図であ
る。
【図15】上記アクティブマトリクスを駆動する信号の
信号波形を示すタイミングチャートである。
【図16】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置に
おけるTFTの要部を示す模式図である。
【図17】上記アクティブマトリクス型液晶表示装置に
おける電圧−輝度特性の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
4 TFT 5 補償容量部 14 多結晶性シリコン膜 16 ゲート電極 17 第2の層間絶縁膜 19 ソース電極 20 ドレイン電極 21 第3の層間絶縁膜 22 画素電極 31 第1基板 Y ゲート線 X データ線 X’ データ線Xの隣接するデータ線 51 データ線駆動回路 52 ゲート線駆動回路 Clc 液晶容量 Cs 補償容量 Csd ソース・ドレイン間の寄生容量 Cst 保持容量 A 画素 T 1水平走査期間 Vg 走査信号電圧 Vs 画像信号電圧 Vspp 走査信号電圧の変調分 Vp 画素電極電圧 ΔVc 画素電極電圧の変調分 θ 画像信号 φ 走査信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、走査信号を伝達する複数のゲー
    ト線と、画像信号を伝達する複数のデータ線とがそれぞ
    れ直交するように設けられ、 かつ、上記複数のゲート線と複数のデータ線との各交差
    点に対応して、ゲート線及びデータ線に接続されたスイ
    ッチング素子と、該スイッチング素子を介して上記デー
    タ線に接続された画素電極とが設けられた液晶表示装置
    であって、 上記各画素電極と、各画素電極にスイッチング素子を介
    して接続されたデータ線に隣接するデータ線との間に、
    補償容量部が設けられていることを特徴とするアクティ
    ブマトリクス型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記複数のゲート線を1水平走査期間毎に
    順次択一的に選択して、該各ゲート線に走査信号を印加
    するゲート線駆動回路と、 上記複数のデータ線に、1フィールド期間毎に極性が反
    転し、かつ、隣接する各データ線毎に互いに逆極性であ
    る画像信号を印加するデータ線駆動回路とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス型
    液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記補償容量部の静電容量が、上記スイッ
    チング素子における、データ線と画素電極との間の寄生
    容量と等しくなるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】上記補償容量部は、上記画素電極の一部
    と、上記データ線の一部とが絶縁膜を介して重ねられる
    ことにより形成さていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3の何れか1つに記載のアクティブマトリクス型
    液晶表示装置。
  5. 【請求項5】上記駆動回路は、画像信号の極性を、上記
    走査信号の1水平走査期間毎に反転させることを特徴と
    する請求項2に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のアクティブマトリクス型
    液晶表示装置の駆動方法であって、 複数のデータ線に、1フィールド期間毎に逆極性であ
    り、かつ、隣接するデータ線毎に互いに逆極性である画
    像信号を印加すると共に、複数のゲート線を1水平走査
    期間毎に順次択一的に選択して、該各ゲート線に走査信
    号を印加することにより、スイッチング素子を介してデ
    ータ線と画素電極とを導通させて、画素電極に該画像信
    号を印加することを特徴とするアクティブマトリクス型
    液晶表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】上記各データ線に印加される画像信号は、
    さらに上記走査信号の1水平走査期間毎に反転する信号
    であることを特徴とする請求項6に記載のアクティブマ
    トリクス型液晶表示装置の駆動方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002072989A (ja) * 2000-06-16 2002-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置およびその駆動方法並びに表示素子
JP2002250937A (ja) * 2001-02-27 2002-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd アクティブマトリクス液晶表示素子
KR100922296B1 (ko) * 2003-03-28 2009-10-15 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치
US8179487B2 (en) 2008-02-01 2012-05-15 Au Optronics Corporation Thin film transistor array substrate

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