JPH11231455A - 固体微粒子分散物及びそれを含むハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

固体微粒子分散物及びそれを含むハロゲン化銀写真感光材料

Info

Publication number
JPH11231455A
JPH11231455A JP2846798A JP2846798A JPH11231455A JP H11231455 A JPH11231455 A JP H11231455A JP 2846798 A JP2846798 A JP 2846798A JP 2846798 A JP2846798 A JP 2846798A JP H11231455 A JPH11231455 A JP H11231455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
dispersion
same meaning
compound
solid fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2846798A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Chiba
隆人 千葉
Tetsuo Shima
徹男 嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2846798A priority Critical patent/JPH11231455A/ja
Publication of JPH11231455A publication Critical patent/JPH11231455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像時に適正な発色をし、かつ停滞性、濾過
性(工程適性)が優れたロイコ化合物の固体微粒子分散
物の提供。このロイコ化合物の使用により銀色調が改良
され、低濃度部の描出性が良好なハロゲン化銀写真感光
材料を提供する。 【解決手段】 現像によって青色染料又は青色色素を形
成するロイコ化合物の分散物で、形状が実質的に球形で
あることを特徴とする固体微粒子分散物。前記ロイコ化
合物の粒径が0.01μm〜0.6μmであり、かつ
0.8μm以上の分散物が全投影面積の5%以下である
こと。前記ロイコ化合物が下記一般式(1)で表される
化合物であることを特徴とする固体微粒子分散物及びこ
の分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保存安定性及び工程
適性が優れたロイコ化合物の固体分散物及び、該化合物
を用いたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀粒子の被覆力は、乳剤製造
者にとって極めて関心の高いものである。その理由は高
被覆力のハロゲン化銀粒子を使用すれば、一定の光学濃
度を保つために必要な銀量を節約できるからである。更
に該粒子を用いれば、塗布ゼラチン量を低減することが
可能となり、現像処理性、乾燥性が向上し迅速処理を可
能とするために必須の要件である。
【0003】ハロゲン化銀乳剤の被覆力を増加させる為
に、高ヨードの表面感光性乳剤と、小サイズの内部がか
ぶった粒子からなる乳剤とを混合することにより、著し
く高い被覆力が得られることが、米国特許2,996,
322号、同3,178,282号、同3,397,9
87号、同3,607,278号、英国特許1,42
6,277号等に開示されている。
【0004】また、高アスペクト比で粒子厚みの小さい
平板乳剤を用いることにより著しく現像被覆力が上がる
ことが、米国特許4,411,986号、同4,43
4,226号、同4,413,053号等に開示されて
いる。更にまた、特開昭58−108,526号には、
高アスペクト比で、粒子厚みの小さい平板粒子上の特定
部位に別の銀塩が配された、いわゆるエピタキシャル平
板粒子により、著しく高い感光度と被覆力が得られるこ
とが開示されている。上述の乳剤以外にも平板粒子サイ
ズが小さな高感度微粒子乳剤や、平均粒子厚みが小さい
高感度板状粒子乳剤を用いると、平均粒子サイズや平均
粒子厚みが大きい乳剤に比べて高い被覆力を有すること
は知られている。
【0005】しかしながら、上述の高い銀被覆力を与え
る乳剤粒子の現像銀の色調は、ほとんど例外なく、粒子
サイズや粒子厚みに依存するが、黄色味や緑色味を帯び
て画像観察者に不快な印象を与える。
【0006】この黄色味を帯びるのは粒子サイズや、粒
子厚みの減少に伴い現像銀もサイズと厚みが減少し、青
色光成分の散乱が増し黄色味の強い光となるためであ
る。
【0007】このような現象は、ハロゲン化銀乳剤とし
て微粒子乳剤(例えば、平均粒子サイズが0.4μm以
下)や、粒子厚みの薄い平板状粒子(例えば、平均粒子
厚みが0.4μm以下)を用いた時に問題となる。更
に、一般には色調が良いと言われているジャガイモ状の
ハロゲン化銀粒子も、感光材料の硬膜度を下げて軟調に
すると、緑色方向に色調が変わることが知られている。
【0008】一般に現像銀の色調を整える為に、色調剤
を用いることは知られており、例えばある種のメルカプ
ト化合物などが用いられる。しかし該化合物を高感度乳
剤に適用すると、減感作用を引き起こす欠点を有する。
【0009】また、特開昭59−1276号には、粒子
径が粒子厚さの5倍以上である平板状ハロゲン化銀粒子
乳剤から成る感光材料に、蛍光増白剤を含有せしめるこ
とによる銀画像の色調改良技術が開示されている。この
技術は当該特許にも述べられているように、反射光源下
での観察に対しては非常に有効であるが、透過光観察に
対しては、ほとんど効果が無い。
【0010】一方、特開平3−153234号では、処
理後の現像銀量に比例して青色染料を与えることのでき
るロイコ化合物を用いて銀色調を改良できることを開示
している。しかし、該ロイコ化合物は時として、本来発
色すべき現像処理時以外のところ、例えば、ロイコ化合
物の分散液調製時や、フィルム製造の際の塗布液調製
時、或いは分散物の冷蔵保存時などで発色し、これが低
濃度部の青色濃度アップとなって画像の描出性を低下さ
せる問題を有していた。更に該ロイコ化合物の塗布液中
への分散性が優れない欠点も指摘されていた。
【0011】なお感光材料は微小異物の混入によって、
その性能に著しい欠陥をもたらすため、塗布液調製後、
フィルターを用いて塗布液を濾過処理してから使用して
いるのが普通である。この際、塗布液中にフィルターの
目詰まりを起こし易い物質が含まれているとフィルター
寿命が短くなり、かつ、フィルター交換等に多大の時
間、労力がかかり問題となる。
【0012】斯かる現象は濾過処理工程だけでなく、感
光材料の連続製造工程を阻害し、更には製造ロット間の
ばらつき要因ともなり好ましくない。
【0013】銀画像の色調性を改良し、かつ生産工程に
阻害のない分散性を有したロイコ化合物の分散物の開発
が早急に望まれていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の第1の
目的は、現像時に適正な発色をし、保存安定性が良好で
あり、かつ工程適性も優れたロイコ化合物の固体微粒子
分散物を提供することである。本発明の第2の目的は、
該ロイコ化合物を用いることにより銀色調が改良され、
かつ青色濃度の上昇による低濃度部の描出性の劣化がな
いハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記によ
り達成された。
【0016】(a)現像によって青色染料又は青色色素
を形成するロイコ化合物の分散物であって、該分散物の
形状が実質的に球形であることを特徴とする固体微粒子
分散物。
【0017】(b)前記ロイコ化合物の分散物の粒径が
0.01μm〜0.6μmであり、かつ0.8μm以上
の粒径の分散物が全投影面積の5%以下であることを特
徴とする(a)記載の固体微粒子分散物。
【0018】(c)前記ロイコ化合物が下記一般式
(1)で表される化合物であることを特徴とする(a)
又は(b)記載の固体微粒子分散物。
【0019】
【化4】
【0020】〔式中、Wは−NR1R2、−OH又は−O
Zを表し、R1及びR2はそれぞれアルキル基又はアリー
ル基を表し、Zはアルカリ金属イオン又は第四級アンモ
ニウムイオンを表す。R3は水素原子、ハロゲン原子又
は1価の置換基を表し、nは1〜3の整数を表す。Z1
及びZ2はそれぞれ窒素原子又は=C(R3)−を表す。
XはZ1、Z2及びそれに隣接する炭素原子とともに5〜
6員の芳香族ヘテロ環を構築するのに必要な原子群を表
す。R4は水素原子、アシル基、スルホニル基、カルバ
モイル基、スルホ基、スルファモイル基、アルコキシカ
ルボニル基又はアリールオキシカルボニル基を表す。R
は脂肪族基又は芳香族基を表す。pは0〜2の整数を表
す。CP1は以下の基を表す。〕
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】〔式中、R5〜R8はそれぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子及びベンゼン環に置換可能な置換基を表す。
またR5とR6及びR7とR8は互いに結合して5〜7員の
環を形成しても良い。R9はR4と同義である。R10及び
R11はそれぞれアルキル基、アリール基又はヘテロ環基
を表す。R12はR4と同義である。R13及びR14はR10
及びR11と同義である。R15はR12と同義である。R16
はアルキル基、アリール基、スルホニル基、トリフルオ
ロメチル基、カルボキシ基、アリールオキシカルボニル
基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基又はシア
ノ基を表す。R17はR4と同義である。R18はR3と同義
であり、mは1〜3の整数を表す。Y1は2つの窒素原
子とともに5及び6員の単環又は縮合環の含窒素ヘテロ
環を構築するのに必要な原子群を表す。R19及びR20は
アルキル基又はアリール基を表す。R21はR4と同義で
ある。R22及びR23はR19及びR20と同義である。R24
はR21と同義である。R25、R27及びR28は水素原子又
は置換基を表す。R26はR4と同義である。R29、R31
及びR32はR25、R27及びR28と同義である。R30はR
26と同義である。R34、R35及びR36はR25、R27及び
R28と同義である。R33はR26と同義である。R38、R
39及びR40はR25、R27及びR28と同義である。R37は
R26と同義である。R41、R42及びR43はR25、R27及
びR28と同義である。R44はR26と同義である。★は一
般式(1)におけるCP1と他の部分構造との結合点を
表す。〕 (d)前記(a)〜(c)のいずれか1項に記載のロイ
コ化合物の固体微粒子分散物を少なくとも1種含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0024】以下、本発明を詳述する。
【0025】本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に感光材料とも言う)を現像処理することによ
り、青色染料又は青色色素を形成するロイコ化合物に関
し、該ロイコ化合物の分散物の形状が、実質的に球形な
固体微粒子分散物であることを特徴とする。
【0026】ここで言う実質的に球形な固体微粒子と
は、透過型電子顕微鏡(以下、TEMと称す)により観
察される粒子の投影面積をS、周囲長をLとしたときに
L2/4πSで定義される真円度が1.00〜1.08
である粒子が全粒子投影面積の70%以上、好ましくは
80%以上、更に好ましくは90%以上を満たすもので
あることを言い、具体的には以下の手順により確認する
ことができる。
【0027】まず、分散媒を構成する溶媒によって含量
が0.05%〜0.2%となるように希釈した分散物
を、銅メッシュに支持されグロー放電により親水化され
たカーボン膜上に滴下乾燥させ、TEMにより明視野像
を観察する。
【0028】ゼラチンをバインダとする塗膜中に含有さ
れた分散物の場合は、蛋白質分解酵素により膜を溶解剥
離し、分散液として同様に取り扱えばよい。TEM観察
された画像はフィルム、イメージングプレート、CCD
カメラなどに記録するが、観察される視野において、粒
子同士が接触せず離散的に存在し、かつ、1視野に観察
される粒子の全投影面積が20%〜50%となるように
視野を選び、観察倍率及び希釈濃度を適宜調節すること
が好ましい。
【0029】また、本発明で言う固体微粒子とは、TE
M明視野像において背景よりも正のコントラスト、即
ち、電子線透過率が低く暗い状態で蛍光板上に観察され
ることから、液体状態の微粒子とは容易に区別すること
が出来る。
【0030】カーボン膜としては、極薄いコロジオン、
ホルムバールなど有機膜に支持されたものを使用するこ
とが好ましく、更に好ましくは、岩塩基板上に形成し基
板を溶解除去して得るか、又は上記有機膜を有機溶媒、
イオンエッチングにより除去して得られたカーボン単独
の膜であることが好ましい。
【0031】TEMの加速電圧としては80〜400k
Vが好ましく、特に好ましくは80〜200kVある。
その他、電子顕微鏡観察技法、及び試料作成技法の詳細
については「日本電子顕微鏡学会関東支部編/医学・生
物学電子顕微鏡観察法」(丸善)、「日本電子顕微鏡学
会関東支部編/電子顕微鏡生物試料作成法」(丸善)を
それぞれ参考にすることができる。
【0032】適当な媒体に記録されたTEM画像は、画
像1枚を少なくとも1024画素×1024画素、好ま
しくは2048画素×2048画素以上に分解し、コン
ピュータによる画像処理を行うことが好ましい。
【0033】画像処理を行うには、フィルムに記録され
たアナログ画像はスキャナーなどでデジタル画像に変換
し、シェーディング補正、コントラスト/エッジ強調な
どを必要に応じ施すことが好ましい。
【0034】その後、2値化処理を行い、やむを得ず凝
集した粒子は、適当なアルゴリズムにより切断し、各々
の投影面積S及び周囲長Lの計測を少なくとも500
個、好ましくは1000個以上の粒子について実施す
る。
【0035】更に各粒子の粒径として、投影面積と等し
い面積の円の直径(円相当直径)を求め、計測した全粒
子の平均粒径を分散物粒径として算出する。同様に真円
度も各粒子毎に上記の式に従い算出する。
【0036】また、上記手順で分散物の計測を行う際に
は、予め標準試料を用いて1画素当たりの長さ補正(ス
ケール補正)及び計測系の2次元ひずみの補正を十分に
行うことが好ましい。
【0037】なお標準試料としては、米国ダウケミカル
社より市販されているユニフォーム・ラテックス・パー
ティクルス(DULP)が適当であり、0.1〜0.3
μmの粒径に対して、10%未満の変動係数を有するポ
リスチレン粒子が好ましく、具体的には粒径0.212
μm、標準偏差0.0029μmというロットが入手可
能である。
【0038】画像処理技術の詳細は「田中弘編 画像処
理応用技術(工業調査会)」を参考にすることができ、
画像処理プログラムとしては上記操作が可能であれば特
に限定はされないが、一例としてMedia Cybe
rnetics〔社〕製のImage−Pro Plu
sが挙げられる。
【0039】本発明に用いられるロイコ化合物としては
特開平3−153234号に開示されている公知のロイ
コ化合物も用いることができるが、好ましくは前記一般
式(1)で表される化合物であり、更に下記一般式
(2)で表される化合物であっても良い。
【0040】
【化7】
【0041】〔式中、R1、R2、R3、R4、CP1、
n、R及びpは一般式(1)におけるR1、R2、R3、
R4、CP1、n、R及びpと同義である。〕 更に本発明では下記一般式(3)で表される化合物の少
なくとも一種とRSO3Hで表される化合物の少なくと
も一種を含有していてもよい。
【0042】
【化8】
【0043】〔式中、R3、n、R4、W、X、Z1、
Z2、及びCP1は一般式(1)におけるR3、n、
R4、W、X、Z1、Z2、及びCP1と同義である。〕 前記一般式(3)で表される化合物は、更に下記一般式
(4)で表される化合物であってもよい。
【0044】
【化9】
【0045】〔式中、R1、R2、R3、R4、CP1及び
nは一般式(1)におけるR1、R2、R3、R4、CP1
及びnと同義である。〕 前記一般式(1)〜(4)で表される化合物において、
R4、R9、R12、R15、R17、R21、R24、R26、
R30、R33、R37及びR44で表される基の少なくとも1
つが、−COOM1及び−SO3M2(M1及びM2はそれ
ぞれ水素原子又はアルカリ金属を表す)から選ばれる少
なくとも1つで置換されている化合物であってもよい。
【0046】前記一般式(1)〜(4)において、R1
及びR2で表されるアルキル基としては、好ましくはメ
チル、エチル、プロピル、ブチル基等が挙げられる。こ
れらは更に置換されていてもよく好ましい置換基として
ヒドロキシ基、スルホンアミド基が挙げられる。R1及
びR2で表されるアリール基として好ましくはフェニル
基が挙げられる。
【0047】R3で挙げられる1価の置換基としてはア
ルキル基(例えばメチル、エチル、イソプロピル、ヒド
ロキシエチル、メトキシメチル、トリフルオロメチル、
t−ブチル基等)、シクロアルキル基(例えばシクロペ
ンチル、シクロヘキシル基等)、アラルキル基(例えば
ベンジル、2−フェネチル基等)、アリール基(例えば
フェニル、ナフチル、p−トリル、p−クロロフェニル
基等)、アルコキシル基(例えばメトキシ、エトキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ基等)、アリールオキシ
基(例えばフェノキシ基等)、シアノ基、アシルアミノ
基(例えばアセチルアミノ、プロピオニルアミノ基
等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチ
オ、n−ブチルチオ基等)、アリールチオ基(例えばフ
ェニルチオ基等)、スルホニルアミノ基(例えばメタン
スルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノ基等)、
ウレイド基(例えば3−メチルウレイド、3,3−ジメ
チルウレイド、1,3−ジメチルウレイド基等)、スル
ファモイルアミノ基(ジメチルスルファモイルアミノ基
等)、カルバモイル基(例えばメチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、ジメチルカルバモイル基等)、スル
ファモイル基(例えばエチルスルファモイル、ジメチル
スルファモイル基等)、アルコキシカルボニル基(例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル基等)、ア
リールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニ
ル基等)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル、ブ
タンスルホニル、フェニルスルホニル基等)、アシル基
(例えばアセチル、プロパノイル、ブチロイル基等)、
アミノ基(メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミ
ノ基等)、ヒドロキシ基、ニトロ基、イミド基(例えば
フタルイミド基等)、ヘテロ環基(例えば、ピリジル、
ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズオキサ
ゾリル基等)が挙げられる。
【0048】R4で表されるアシル基として好ましく
は、アセチル基、トリフルオロアセチル基、ベンゾイル
基等が挙げられる。スルホニル基として好ましくは、メ
タンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基等が挙げられ
る。カルバモイル基として好ましくは、ジエチルカルバ
モイル基、フェニルカルバモイル基等が挙げられる。ス
ルファモイル基として好ましくは、ジエチルスルファモ
イル基等が挙げられる。アルコキシカルボニル基として
好ましくは、メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカ
ルボニルオキシ基が挙げられる。アリールオキシカルボ
ニル基として好ましくは、フェノキシカルボニルオキシ
基等が挙げられる。
【0049】Zで表されるアルカリ金属としてはナトリ
ウム、カリウム等が挙げられる。第四級アンモニウムと
しては、トリメチルベンジルアンモニウム、テトラブチ
ルアンモニウム、テトラデシルアンモニウム等の炭素総
数が8以上のアンモニウムが挙げられる。
【0050】X、Z1、Z2及びそれに隣接する炭素原子
で構築される5〜6員の芳香族ヘテロ環としてはピリジ
ン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラジン環、トリ
アジン環、テトラジン環、ピロール環、フラン環、チオ
フェン環、チアゾール環、オキサゾール環、イミダゾー
ル環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環等が挙げ
られる。好ましくはピリジン環である。
【0051】R5〜R8で表されるベンゼン環に置換可能
な置換基としては上述のR3で挙げられる1価の置換基
と同義の基を挙げることができる。好ましくはアルキル
基、アシルアミノ基である。
【0052】R5とR6及びR7とR8が互いに結合して形
成する5〜7員の環としては、芳香族炭素環及び複素環
が挙げられるが、好ましくはベンゼン環を挙げることが
できる。
【0053】R10及びR11で表されるアルキル基として
はメチル、エチル、プロピル、ブチル基等が挙げられ、
アリール基としてはフェニル基、ナフチル基等が挙げら
れ、ヘテロ環基としてはO、S、及びN原子の少なくと
も1種を環内に有する5〜6員の芳香族複素環(例え
ば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン環等の6員環アジ
ン及びそのベンゼローグ:ピロール、チオフェン、フラ
ン及びそのベンゼローグ:イミダゾール、ピラゾール、
トリアゾール、テトラゾール、チアゾール、オキサゾー
ル、チアジアゾール、オキサジアゾール等の5員環アゾ
ール及びそのベンゼローグ等)が挙げられる。R10及び
R11として好ましくはフェニル基、ピラゾリル基、ピリ
ジル基等が挙げられる。
【0054】R16で表されるアルキル基としてはメチ
ル、イソプロピル、ペンチル、t−ブチル基等が挙げら
れる。アリール基としてはフェニル、ナフチル基等が挙
げられる。スルホニル基としてはメチンスルホニル、ベ
ンゼンスルホニル基等が挙げられる。アリールオキシカ
ルボニル基としてはフェノキシカルボニル基等が挙げら
れる。アルコキシカルボニル基としてはエトキシカルボ
ニル基等が挙げられる。カルバモイル基としてはジエチ
ルアミノカルバモイル基等が挙げられる。
【0055】Y1で表される含窒素ヘテロ環としてはイ
ミダゾール、トリアゾール、テトラゾール等の各環及び
そのベンゾ縮合環を挙げることができる。
【0056】R19及びR20で表されるアルキル基として
はメチル基、ペンチル基、t−ブチル基等が挙げられ
る。アリール基としてフェニル基、ナフチル基等が挙げ
られる。
【0057】R25、R27及びR28で表される置換基とし
ては、フェニル、メチル、ベンゾイル、フェノキシ、エ
トキシ基等が挙げられる。
【0058】Rで表される脂肪族基としては、ヘキシル
基、ドデシル基等が挙げられる。芳香族基としては、p
−トルエン、ドデシルベンゼン等が挙げられる。
【0059】以下、一般式(1)〜(4)で表される化
合物を具体的に列挙するがこれらに限定されるものでは
ない。
【0060】
【化10】
【0061】
【化11】
【0062】
【化12】
【0063】
【化13】
【0064】
【化14】
【0065】
【化15】
【0066】
【化16】
【0067】
【化17】
【0068】
【化18】
【0069】
【化19】
【0070】
【化20】
【0071】
【化21】
【0072】合成例1(例示化合物8の合成) 反応経路
【0073】
【化22】
【0074】(1)3.9gを酢酸エチル50mlに溶
解し、5%Pd/C0.5gを加え常圧接触水素添加を
おこなった。反応液の青色が消失し、(2)が生成し
た。
【0075】次に反応液にトリエチルアミン1.2g、
及びアセチルクロリド1.5gを加え室温で2時間攪拌
した。触媒及び不溶物を濾別し、残渣を酢酸エチルから
再結晶して目的の例示化合物8を3.8g(収率89
%)得た。
【0076】構造はNMRスペクトル及びMassスペ
クトルにより確認した。
【0077】合成例2(例示化合物9の合成) 反応経路
【0078】
【化23】
【0079】合成例1の(1)3.9gを酢酸エチル5
0mlに溶解し、5%Pd/C0.5gを加え常圧接触
水素添加をおこなった。反応液の青色が消失し、(2)
が生成した。
【0080】次に反応液にトリエチルアミン1.2g、
及び無水トリフルオロ酢酸4.0gを加え室温で2時間
攪拌した。触媒及び不溶物を濾別し、残渣を酢酸エチル
から再結晶して目的の例示化合物9を4.0g(収率8
5%)得た。
【0081】構造はNMRスペクトル及びMassスペ
クトルにより確認した。
【0082】合成例3(例示化合物58の合成) 反応経路
【0083】
【化24】
【0084】メタノール30mlに例示化合物8を3.
5g溶解し、p−トルエンスルホン酸・1水和物2.6
gを加え攪拌する。
【0085】次にこの反応液を水300mlにあけ、濾
取して目的の例示化合物58を4.1g(収率87%)
得た。
【0086】構造はNMRスペクトル及びMassスペ
クトルにより確認した。
【0087】これ以外の化合物についても上記合成例と
同様の方法で容易に合成することができた。
【0088】本発明の一般式(3)、(4)で表される
化合物とRSO3Hのモル比は一般式(3)、(4)で
表される化合物1モルに対してRS03H1〜3モルで
あることが好ましい。
【0089】本発明の上記一般式(1)〜(4)で表さ
れる化合物は、代表される現像主薬の酸化体と反応して
青色染料又は青色色素を形成する化合物であって、使用
量は本発明のハロゲン化銀写真感光材料の銀1モル当た
り1×10-6〜5×10-1モルを含有することが本発明
の効果の発現には好ましく、それ未満では銀色調の改良
効果が小さく、又、これを超えると画像全体が暗く感じ
られ好ましくない。
【0090】更に好ましくは、銀1モル当たり5×10
-5〜5×10-2モル、特に銀1モル当たり5×10-4〜
1×10-2モルを含有するのが好ましい。
【0091】本発明に係る前記ロイコ化合物の分散物の
粒径は、0.01μm〜0.6μmであり、好ましくは
0.05μm〜0.5μmであり、より好ましくは0.
1μm〜0.4μmである。
【0092】また該分散物のうちで0.8μm以上の粒
径の分散物が全投影面積の5%以下であり、好ましくは
3%以下で、より好ましくは2%以下の固体微粒子分散
物である。
【0093】次に本発明のロイコ化合物の固体分散方法
について説明する。
【0094】本発明において重要なのは分散物の形状で
あり、本発明では分散方法を限定するものではではない
が、好ましいロイコ化合物の固体分散方法としては、ロ
イコ化合物が水溶性の場合には水、有機溶媒に可溶な場
合には低沸点の有機溶媒或いは水と混和しうる有機溶
媒、例えばアルコール類、エーテル類、グリコール類、
ケトン類、エステル類、アミド類などのうち、写真性能
に悪い影響を及ぼさないものに溶解し、その後ゼラチン
溶液等の水相と任意の割合で混合し、この混合液を密閉
容器内に入れ、高速撹拌下で系内を減圧することによ
り、固体分散物を得る方法である。また、ロイコ化合物
を溶解後、撹拌下で添加条件を制御しながら写真層を構
成する親水性コロイド中に添加する方法を用いることも
できる。
【0095】また増白剤、カブリ防止剤、安定剤、光吸
収剤、フィルター染料、紫外線吸収剤、ステイン防止
剤、色素画像安定剤、可塑剤、潤滑剤、界面活性剤、帯
電防止剤など公知の写真用添加剤や高沸点有機溶媒など
を、必要に応じて本発明の分散物の形態を維持する範囲
において共分散することは好ましい。
【0096】なお高沸点溶媒としては、米国特許2,3
22,027号に記載されているような、例えばフター
ル酸アルキルエステル類(ジブチルフタレート、ジオク
チルフタレート、ジイソデシルフタレートなど)、リン
酸エステル(ジフェニルフォスフェート、トリフェニル
フォスフェート、トリクレジルフォスフェート、ジオク
チルブチルフォスフェートなど)、クエン酸エステル
類、安息香酸エステル類、アルキルアミド類、脂肪酸エ
ステル類、トリメシン酸エステル類などが使用できる。
【0097】ロイコ化合物に対する高沸点有機溶媒の比
率は、任意に設定することができるが好ましくは1.0
以下である。
【0098】本発明のロイコ化合物を、該ロイコ化合物
を含有する層の塗布分散液に添加する際、該塗布分散液
のpHは最終的に4.5〜6.2に調整されていること
が好ましい。
【0099】本発明において、上記のロイコ化合物の固
体微粒子分散物をハロゲン化銀感光材料に使用する場合
の添加量としては、支持体に対して片面当たり1〜10
0mg/m2が好ましく、更に好ましくは10〜50m
g/m2である。
【0100】また、ロイコ化合物の固体微粒子分散物を
添加する層としては、特に限定されないが、発色効率の
点から好ましくはハロゲン化銀乳剤層中及び/又は乳剤
層に隣接する層に添加含有することであり、好ましくは
乳剤層又は該乳剤層より上に塗設される層であり、最も
好ましいのは、乳剤層又は、該乳剤層と保護層の間に塗
設される中間層である。
【0101】本発明の感光材料に用いられるハロゲン化
銀乳剤としては、特に制限はないが、平均アスペクト比
が3〜15の平板状ハロゲン化銀粒子が好ましく、更に
好ましくは3〜8のハロゲン化銀粒子を含む乳剤が好ま
しい。
【0102】該ハロゲン化銀粒子は臭化銀、塩化銀、沃
臭化銀、塩臭化銀、沃塩化銀、塩沃臭化銀などでよく、
これら粒子の沃化銀含量は、ハロゲン化銀粒子全体での
平均沃化銀含有率として1.0モル%以下が好ましい
が、更には0.5モル%以下が好ましい。
【0103】ハロゲン化銀粒子は、どのような結晶型の
ものであってもよく例えば立方体、8面体、14面体な
どの単結晶であってもよく、種々の形状を有した多双晶
粒子であってもよい。
【0104】本発明の感光材料に用いられる乳剤は、公
知の方法で製造できる。例えばリサーチ・ディスクロー
ジャー(RD)No.17643,22〜23頁の“E
mulsion Preparation and T
ypes”に記載の方法、或は同No.18716,6
48頁、又は、T.H.James著“The The
ory of the Photographicpr
ocess”第4版、Macmillan社刊(197
7年)38〜104頁に記載の方法、G.F.Duff
in著“Photographic Emulsion
Chemistry”Focal Press社刊
(1966年)、P.Glafkides著“Chim
ie et Physique Photograph
ique”Paul Montel社刊(1967年)
或はV.L.Zelikman他著“Making A
nd Coating Photographic E
mulsion” Focal Press社刊(19
64)などに記載の方法により調製することができる。
即ち、酸性法、アンモニア法、中性法などの溶液条件に
て順混合法、逆混合法、ダブルジェット法、コントロー
ル・ダブルジェット法などの混合条件、コンバージョン
法、コア/シェル法などの粒子調製条件及びこれらの組
合わせ法を用いて製造することができる。
【0105】ハロゲン化銀粒子の粒径分布は、狭い分布
を有した単分散乳剤或は広い分布を有した多分散乳剤の
何れであってもよい。ここで言う単分散とは、常法によ
り平均粒子直径を測定したとき、粒子数又は重量で少な
くとも95%の粒子が平均粒子径の±40%以内、好ま
しくは±30%以内にあるハロゲン化銀粒子である。
【0106】ハロゲン化銀粒子の結晶構造は、内部と外
部が異なったハロゲン化銀組成からなっていてもよく、
例えば高沃化銀のコア部分に低沃化銀のシェル層を被覆
して明確な2層構造を有したコア/シェル型単分散乳剤
であってもよい。
【0107】上記の単分散乳剤の製法は公知で、例えば
J.Phot.Sci,12.242〜251,(19
63)、特開昭48−36890号、同52−1636
4号、同55−142329号、同58−49938
号、英国特許1,413,748号、米国特許3,57
4,628号、同3,655,394号などに詳しく記
載されている。
【0108】本発明の感光材料に用いられる乳剤は、上
記の単分散乳剤を得るための方法として、例えば種晶を
用い、この種晶を成長核として銀イオン及びハライドイ
オンを供給し成長させた乳剤を用いてもよい。
【0109】ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程
及び/又は成長させる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、
鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩(錯塩を含む)、ロジ
ウム塩(錯塩を含む)、ルテニウム塩(錯塩を含む)、
オスミニウム塩(錯塩を含む)、及び鉄塩(錯塩を含
む)から選ばれる少なくとも1種を用いた金属イオンを
添加し、粒子内部及び/又は粒子表面にこれらの金属元
素を含有させることが好ましい。
【0110】本発明に於いて現像速度を速める目的で脱
塩工程前にハロゲン化銀溶剤を添加することも好まし
い。例えば、チオシアン酸化合物(チオシアン酸カリウ
ム、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウ
ム等)を銀1モル当たり1×10-3モル〜3×10-2モ
ル加えることが好ましい。
【0111】本発明に於いてハロゲン化銀粒子の保護コ
ロイド用分散媒としてはゼラチンを用いることが好まし
く、ゼラチンとしてはアルカリ処理ゼラチン、酸処理ゼ
ラチン、低分子量ゼラチン(分子量が2万〜10万)、
フタル化ゼラチン等の修飾ゼラチンが用いられる。ま
た、これ以外の親水性コロイドも使用できる。具体的に
は(RD)No.17643に記載されているものが挙
げられる。
【0112】本発明において、ハロゲン化銀粒子の成長
時に不要な可溶性塩類を除去してもよいし、或いは含有
させたままでもよい。該塩類を除去する場合には(R
D)17643のII項に記載の方法に基づいて行うこと
ができる。
【0113】本発明においてハロゲン化銀粒子は化学増
感を施すことができる。化学熟成の条件、例えばpH、
pAg、温度、時間等については特に制限がなく、当業
界で一般に行われている条件で行うことができる。化学
増感法としては銀イオンと反応しうる硫黄を含む化合物
や活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、セレン化合物を用
いるセレン増感法、テルル化合物を用いるテルル増感
法、還元性物質を用いる還元増感法、金その他、貴金属
を用いる貴金属増感法等を単独又は組み合わせて用いる
ことができるが、なかでもセレン増感法、テルル増感
法、還元増感法等が好ましく用いられ、特にセレン増感
法が好ましく用いられる。
【0114】有用なセレン増感剤としては、コロイドセ
レン金属、イソセレノシアネート類で(例えば、アリル
イソセレノシアネート等)、セレノ尿素類(例えば、
N,N−ジメチルセレノ尿素、N,N,N′−トリエチ
ルセレノ尿素等)、セレノケトン類(例えば、セレノア
セトン、セレノアセトフェノン等)、セレノアミド類
(例えば、セレノアセトアミド、N,N−ジメチルセレ
ノベンズアミド等)、セレノカルボン酸類及びセレノエ
ステル類(例えば、2−セレノプロピオン酸、メチル−
3−セレノブチレート等)、セレノフォスフェート類
(例えば、トリ−p−トリセレノフォスフェート等)、
セレナイド類(ジエチルセレナイド、ジエチルジセレナ
イド、トリフェニルフォスフィンセレナイド等)が挙げ
られる。
【0115】特に好ましいセレン増感剤はセレノ尿素
類、セレノアミド類、及びセレンケトン類である。セレ
ン増感剤の使用量は使用するセレン化合物、ハロゲン化
銀粒子、化学熟成条件等により変わるが、一般にハロゲ
ン化銀1モル当たり10-8モル〜10-4モル程度を用い
る。添加方法は、使用するセレン化合物の性質に応じ
て、水又はメタノール、エタノール、酢酸エチルなどの
有機溶媒の単独又は混合溶媒に溶解して添加する方法、
或いはゼラチン溶液と予め混合して添加する方法、或い
は特開平4−140739号に開示されている有機溶媒
可溶性の重合体との混合溶液の乳化分散物の形態で添加
する方法でも良い。
【0116】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、
シアニン色素その他によって分光増感されてもよい。増
感色素は単独もしくは組み合わせを用いてもよく、増感
色素の組み合わせは特に強色増感の目的でしばしば用い
られる。
【0117】本発明の感光材料を、医療用のX線用両面
乳剤として利用する場合には、画像鮮鋭性を向上させる
目的で、横断光遮断層を設けることが好ましい。
【0118】該横断光遮断層には横断光を吸収させる目
的で染料の固体微粒子分散体が含有される。このような
染料としては、例えばpH9以上のアルカリには可溶性
でありpH7以下では難溶な構造を有する染料であれば
特に制限はないが、現像処理時の脱色性がよい点で特開
平6−308670号記載の一般式(I)の化合物が好
ましく用いられる。
【0119】本発明の感光材料は、乳剤の物理熟成又は
化学熟成前後の工程で各種の写真用添加剤を用いること
ができる。このような工程で使用できる化合物としては
例えば、前記の(RD)17643、同18716(1
979年11月)及び同308119(1989年12
月)に記載されている各種の化合物が挙げられる。
【0120】本発明において、全親水性コロイド層に含
有される総ゼラチン量は、支持体に対し、片面当たり
0.5g〜4.0g/m2、好ましくは0.5g〜3.
0g/m2、更に好ましくは、1.0g〜2.0g/m2
である。
【0121】本発明の感光材料に用いられる支持体とし
ては、上記のRDに記載されているものが挙げられる
が、適当な支持体としてはプラスチックフィルムなど
で、支持体表面は塗布層の接着性をよくするために下引
き層を設けたり、コロナ放電や紫外線照射などが施され
てもよい。そして、このように処理された支持体上の両
面に本発明に係る乳剤を塗布することができる。本発明
の感光材料には、他に必要に応じて、アンチハレーショ
ン層、中間層、フィルター層などを設けることができ
る。
【0122】本発明の感光材料に於いて、ハロゲン化銀
乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法により
支持体上又は他の層上に塗布できる。塗布には、ディッ
プ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押しだし
塗布法、スライド・ホッパー法などを用いることができ
る。
【0123】本発明の感光材料の処理方法は、例えば前
記の(RD)17643のXX〜XXI、29〜30頁或い
は同308119のXX〜XXI、1011〜1012頁に
記載されているような処理液による処理がなされてもよ
い。
【0124】白黒写真処理での現像剤としては、ジヒド
ロキシベンゼン類(例えばハイドロキノン)、3−ピラ
ゾリドン類(例えば1−フェニル−3−ピラゾリド
ン)、アミノフェノール類(例えばN−メチル−アミノ
フェノール)、レダクトン類などを単独もしくは組み合
わせて用いることができる。なお、現像液には公知の例
えば保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤、
硬膜剤、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤、色調剤、硬
水軟化剤、溶解助剤、粘性付与剤などを必要に応じて用
いてもよい。
【0125】定着液にはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩な
どの定着剤が用いられ、更に硬膜剤として水溶性のアル
ミニウム塩例えば硫酸アルミニウム或いはカリ明ばんな
どを含んでいてもよい。その他保恒剤、pH調整剤、硬
水軟化剤などを含有していてもよい。
【0126】本発明では、少なくとも現像工程と定着工
程を含む処理工程で処理するハロゲン化銀写真感光材料
の処理方法である。即ち、感光材料の先端が現像液に浸
漬され始める時点から、処理工程を経て同先端が乾燥ゾ
ーンを出てくるまでの時間(いわゆるDry to D
ryの時間)が15秒〜120秒で処理できる。本発明
においては、特に15秒〜60秒で処理することが好ま
しく、より好ましくは15〜30秒で処理することであ
る。
【0127】現像処理液の補充量は処理する感光材料1
m2当たり35〜130mlでよく、補充方法としては
例えば特開昭55−126243号記載の幅、送り速度
による補充方法、特開昭60−104946号記載の面
積補充法、特開平1−149156号記載の連続処理枚
数によるコントロールされた面積補充方法でもよい。
【0128】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
【0129】実施例1 (固体分散物A−1、A−2、A−3の調製)前記記載
のNo.76の化合物35gを、酢酸エチル670gを
用いて50℃にて溶解しA液を作製した。次に純水13
00g中にゼラチン245gを添加、溶解し、クエン酸
にてpHを4.5に調整し、B液を作製した。
【0130】このA液とB液を混合し、高速撹拌機(ホ
モジナイザー;日本精機製作所製)を用いて高速で撹拌
を行いながら、混合液中の酢酸エチルの含有量が2%以
下となるまで泡の顕著な上昇を抑えるため、ゆっくりと
した減圧速度で減圧した。酢酸エチル含有量が2%以下
になったら減圧を止め、得られた分散物を最終的に純水
にて1500gに仕上げた。このようにして得られた分
散物を分散物A−1とした。更に、前記記載のNo.7
9とNo.57にした以外はA−1と全く同様にして、
分散物A−2、A−3を調製した。
【0131】(固体分散物B−1、B−2、B−3の調
製)前記記載のNo.76の化合物35gを、メタノー
ル1000gで50℃にて溶解した。この溶液を化合物
を添加する写真層を構成する親水性コロイドに撹拌下で
添加し、分散物をコロイド中に析出させた。このように
して得られた分散物を分散物B−1とした。
【0132】更に、前記記載のNo.79とNo.57
にした以外はB−1と全く同様にして、分散物B−2、
B−3を調製した。
【0133】(固体分散物C−1、C−2、C−3の調
製)蒸留水1760mlに前記記載のNo.76の化合
物を200g加え、高速インペラー型攪拌機を用いて攪
拌後、界面活性剤TritonX−200を固型分換算
で40g加えて、分散機として回転部分が皿型であるア
イメックス社BSG1/4を用い、ビーズ径0.5mm
のジルコニアビーズを用いて、回転部分の速度の平均値
が8m/sec以上となるようにして20時間分散し
た。
【0134】このようにして得られた分散物を分散物C
−1とした。更に、化合物をNo.79とNo.57に
した以外はA−1と全く同様にして、分散物C−2、C
−3を調製した。
【0135】(分散物D−1、D−2、D−3の調製)
前記記載のNo.76の化合物35gを、トリクレジル
ホスフェート70g及び酢酸エチル670gで50℃に
て溶解した。次に、トリイソプロピル−β−ナフタレン
スルホン酸ソーダの10%水溶液60gと、ゼラチン2
45gと純水1300gを添加し、高速撹拌機(ホモジ
ナイザー;日本精機製作所製)を用いて、120tor
rの減圧条件で3時間分散した。得られた分散物を最終
的に、純水にて1500gに仕上げた。このようにして
得られた分散物を分散物D−1とした。更に、化合物を
No.79とNo.57にした以外はD−1と全く同様
にして、分散物D−2、D−3を調製した。
【0136】(分散液保存安定性の評価)上記により得
られた分散物A−1、A−2、A−3、B−1、B−
2、B−3、C−1、C−2、C−3、D−1、D−
2、D−3を用い作製した試料No.1〜12を、5℃
で冷蔵停滞した。
【0137】停滞開始から1週間、1ヶ月の時点で一定
倍率で希釈し、透過での分光吸収スペクトルを測定し
た。各々の分散物に使用した化合物のモル吸光係数及び
濃度より、全発色した場合の616nmの吸光度を計算
し、これを100%とした時の各々のサンプリング時の
616nmでの吸光度を百分率で表して発色率とした。
【0138】(実質的に球形な分散物の割合の測定)T
EMとしては日本電子〔株〕製JEM−2000FX型
を加速電圧200kVにて使用し、各分散物とも約65
0個の微粒子を撮影し画像処理を施し、全粒子投影面積
に対する実質的に球形な固体微粒子の割合、粒径0.5
μm以上の分散物の割合及び分散物粒径を算出し表1に
まとめた。
【0139】(フィルター濾過性の評価)得られた分散
液を0.3mm(東洋濾紙製)プリーツ型フィルターで
500ml/minの流量で濾過し、フィルターの目詰
まり具合を2次圧の上昇により評価した。評価基準を下
記に示す。
【0140】 ○:圧力上昇なし △:やや圧力上昇 ×:明かに圧力上昇
【0141】
【表1】
【0142】表1から明かなように、本発明の試料N
o.1〜5は、保存安定性が保たれており、濾過性に関
しても良好であることが分かる。
【0143】 実施例2 (種乳剤−1の調製) A1 オセインゼラチン 24.2g 水 9657ml ポリプロピレンオキシ−ポリエチレンオキシ−ジサクシネートナトリウム塩 (10%エタノール水溶液) 6.78ml 臭化カリウム 10.8g 10%硝酸 114ml B1 2.5N 硝酸銀水溶液 2825ml C1 臭化カリウム 824g 沃化カリウム 23.5g 水で 2825mlに仕上げる D1 1.75N 臭化カリウム水溶液 下記銀電位制御量 35℃で特公昭58−58288号、同58−5828
9号記載の混合攪拌機を用い溶液A1に溶液B1及び溶
液C1の各々464.3mlを同時混合法により1.5
分を要して添加し、核形成を行った。
【0144】溶液B1及び溶液C1の添加を停止した
後、60分の時間を要して溶液A1の温度を60℃に上
昇させ、3%KOHでpHを5.0に合わせた後、再び
溶液B1と溶液C1を同時混合法により各々55.4m
l/minの流量で42分間添加した。この35℃から
60℃への昇温及び溶液B1、C1による再同時混合の
間の銀電位(飽和銀−塩化銀電極を比較電極として銀イ
オン選択電極で測定)を溶液D1を用いてそれぞれ+8
mV及び+16mVになるよう制御した。
【0145】添加終了後3%KOHによってpHを6に
合わせ直ちに脱塩、水洗を行った。この種乳剤はハロゲ
ン化銀粒子の全投影面積の90%以上が最大隣接辺比が
1.0〜2.0の六角平板粒子よりなり、六角平板粒子
の平均厚さは0.06μm、平均粒径(円直径換算)は
0.59μmであることを電子顕微鏡にて確認した。ま
た厚さの変動係数は40%、双晶面間距離の変動係数は
42%であった。
【0146】(Em−1の調製)上記の種乳剤−1と以
下に示す5種の溶液を用い、コア/シェル型構造を有す
る平板状乳剤を調製した。
【0147】 A2 オセインゼラチン 11.7g ポリプロピレンオキシ−ポリエチレンオキシ−ジサクシネートナトリウム塩 (10%エタノール水溶液) 1.4ml 種乳剤−1 0.10モル相当 水で 550mlに仕上げる B2 オセインゼラチン 5.9g 臭化カリウム 6.2g 沃化カリウム 0.8g 水で 145mlに仕上げる C2 硝酸銀 10.1g 水で 145mlに仕上げる D2 オセインゼラチン 6.1g 臭化カリウム 94g 水で 304mlに仕上げる E2 硝酸銀 137g 水で 304mlに仕上げる 67℃で激しく攪拌したA2液に、ダブルジェット法に
てB2液とC2液を58分で添加した。次に同じ液中に
D2液とE2液をダブルジェット法にて48分添加し
た。この間、pHは5.8、pAgは8.7に保った。
【0148】添加終了後、種乳剤−1と同様に脱塩、沈
澱を行い40℃にてpAg8.5、pH5.85の平均
沃化銀含有率が約0.5モル%の乳剤Em−1を得た。
得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したところ、投影面
積の81%が平均粒径0.96μm、粒径分布の広さが
19%で、平均アスペクト比4.5の平板状ハロゲン化
銀粒子であった。また双晶面間距離(a)の平均は0.
019μmであり、(a)の変動係数は28%であっ
た。
【0149】得られた乳剤Em−1を60℃に昇温し、
下記分光増感色素の所定量を、固体微粒子状の分散物と
して添加した後に、アデニン、チオシアン酸アンモニウ
ム、塩化金酸及びチオ硫酸ナトリウムの混合水溶液及び
トリフェニルフォスフィンセレナイドを酢酸エチルとメ
タノールの混合溶媒に溶かして得た溶液を加え、更に6
0分後に沃化銀微粒子乳剤を加え、総計2時間の熟成を
施した。熟成終了時に安定剤として4−ヒドロキシ−6
−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン(TA
I)の所定量を添加した。
【0150】上記の添加剤とその添加量(AgX1モル
当たり)を下記に示す。
【0151】 分光増感色素(A) 120mg 分光増感色素(B) 2.0mg アデニン 15mg チオシアン酸カリウム 95mg 塩化金酸 2.5mg チオ硫酸ナトリウム 2.0mg トリフェニルフォスフィンセレナイド 0.4mg 沃化銀微粒子 280mg (TAI) 50mg 分光増感色素の固体微粒子状分散物は、分光増感色素の
所定量を予め27℃に調温した水に加え、高速攪拌機
(ディゾルバー)で500rpmにて30〜120分間
にわたって攪拌することによって得た。
【0152】分光増感色素(A) 5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,3′−ジ−(3
−スルホプロピル)オキサカルボシアニン−ナトリウム
塩無水物 分光増感色素(B) 5,5′−ジ−(ブトキシカルニル)−1,1′−ジエ
チル−3,3’−ジ−(4−スルホブチル)ベンゾイミ
ダゾロカルボシアニン−ナトリウム塩無水物 以下の塗布液を、下引き処理済のブルーに着色した厚さ
175μmのポリエチレンテレフタレート支持体の両面
に下から横断光遮光層、乳剤層、乳剤保護層の順に同時
重層塗布、乾燥した。
【0153】 第1層(横断光遮光層) 固体微粒子分散体染料(AH) 50mg/m2 ゼラチン 0.2g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物(I) 5mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 ポリスチレンスルホン酸カリウム 50mg/m2 第2層(乳剤層) 上記で得た乳剤Em−1に下記の各種添加剤を加えた。
【0154】 テトラクロロパラジウム(2)酸カリウム 100mg/m2 化合物(G) 0.5mg/m2 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ−1,3,5 −トリアジン 5mg/m2 t−ブチル−カテコール 130mg/m2 ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 35mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 80mg/m2 トリメチロールプロパン 350mg/m2 ジエチレングリコール 50mg/m2 ニトロフェニル−トリフェニル−ホスホニウムクロリド 20mg/m2 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 500mg/m2 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物(H) 0.5mg/m2 nC4H9OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 35mg/m2 化合物(M) 5mg/m2 化合物(N) 5mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.014μm) 500mg/m2 化合物(L) 500mg/m2 デキストラン(平均分子量1000) 100mg/m2 (但しゼラチン量は1.2g/m2になるように調整した。) 第3層(保護層下層) ゼラチン 0.25g/m2 本発明のロイコ化合物の分散物(表2記載) ロイコ化合物として25mg/m2 ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量50万) 30mg/m2 化合物(K) 15mg/m2 第4層(保護層上層) ゼラチン 0.2g/m2 (TAI) 50mg/m2 ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒径4.0μm) 20mg/m2 ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒径1.0μm) 50mg/m2 ホルムアルデヒド 20mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンンナトリウム塩 10mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 36mg/m2 ポリアクリルアミド(平均分子量10000) 50mg/m2 化合物(SI) 20mg/m2 化合物(I) 12mg/m2 化合物(J) 2mg/m2 化合物(S−1) 7mg/m2 化合物(O) 50mg/m2 化合物(S−2) 5mg/m2 化合物(F−1) 3mg/m2 化合物(F−2) 2mg/m2 化合物(F−3) 1mg/m2
【0155】
【化25】
【0156】
【化26】
【0157】
【化27】
【0158】なお上記素材の付き量は片面分であり、塗
布銀量は片面分として1.5g/m2になるよう調整し
た。
【0159】得られた塗布試料を用いて下記処理方法で
評価した。
【0160】(処理)自動現像機SRX−501(コニ
カ〔株〕製)を改造して搬送スピードを下記の処理条件
に速めたものを用いた。
【0161】 〈現像液処方〉 Part−A(12リットル仕上げ用) 水酸化カリウム 450g 亜硫酸カリウム(50%溶液) 2280g ジエチレンテトラアミン5酢酸 20g 重炭酸水素ナトリウム 132g 5−メチルベンゾトリアゾール 1.2g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 0.2g ハイドロキノン 340g 水を加えて 5000mlに仕上げる。
【0162】 Part−B(12リットル仕上げ用) 氷酢酸 170g トリエチレングリコール 185g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 22g 5−ニトロインダゾール 0.4g 〈スターター処方〉 氷酢酸 20g 臭化カリウム 225g 水を加えて 1000mリットルに仕上げる。
【0163】 〈定着液処方〉 Part−A(18リットル仕上げ用) チオ硫酸アンモニウム(70wt/vol%) 6000g 亜硫酸ナトリウム 110g 酢酸ナトリウム・3水塩 450g クエン酸ナトリウム 50g グルコン酸 70g 1−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル−5−メルカプトテトラゾール 18g Part−B 硫酸アルミニウム 800g 上記の現像液の調製は、水約5リットルにPartA、
PartBを同時添加し、攪拌溶解しながら水を加えて
12リットルに仕上げ氷酢酸でpHを10.40に調整
した。これを現像補充液とする。
【0164】この現像補充液1リットルに対して前記の
スターターを20ml/l添加しpHを10.26に調
整し使用液とする。
【0165】定着液の調製は水約5リットルにPart
A、PartBを同時添加し、攪拌溶解しながら水を加
え18リットルに仕上げ、硫酸とNaOHを用いてpH
を4.4に調整した。これを定着補充液とする。
【0166】(評価) (1)銀色調の評価 試料の大角サイズ(35.6cm×35.6cm)を濃
度が1.2になるように均一にX線露光し、上記処理を
行った。得られた現像済試料をシャーカステン上で観察
し、透過光による銀色調を目視により以下に示すランク
で評価した。
【0167】4:青味を帯びた純黒色 3:やや青味を帯びた黒色 2:やや黄色味を帯びた黒色 1:黄色味を帯びた黒色 (2)未露光部での青色濃度上昇の評価 温度23℃、相対湿度50%の条件(A)と、温度55
℃、相対湿度50%の条件(B)の下で各試料を5日間
保存した後に、未露光のまま上記処理条件で現像処理を
行った。得られた各試料の分光吸収スペクトルを測定
し、条件(B)保存の試料の600nmの値から条件
(A)保存の試料の600nmの値を差し引いてΔAb
sとした。
【0168】これらの結果を表2に示す。
【0169】
【表2】
【0170】表2の結果から明かなように、本発明の試
料は銀色調が純黒色調に改良され、かつ、苛酷な保存条
件下に長時間放置されても未露光部の濃度増加が比較試
料に比べて著しく少なく優れた保存性を有していること
が分かる。
【0171】
【発明の効果】実施例で実証の如く、本発明のロイコ化
合物の分散物によれば、現像時に適正な発色をし、かつ
停滞安定性及びフィルター濾過性(工程適性)の優れた
分散物を得られた。更に該ロイコ化合物を感光材料に適
用した場合、保存性の良好な銀色調剤として低濃度部の
描出性の劣化がないハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像によって青色染料又は青色色素を形
    成するロイコ化合物の分散物であって、該分散物の形状
    が実質的に球形であることを特徴とする固体微粒子分散
    物。
  2. 【請求項2】 前記ロイコ化合物の分散物の粒径が0.
    01μm〜0.6μmであり、且つ、0.8μm以上の
    粒径の分散物が、全投影面積の5%以下であることを特
    徴とする請求項1記載の固体微粒子分散物。
  3. 【請求項3】 前記ロイコ化合物が下記一般式(1)で
    表される化合物であることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の固体微粒子分散物。 【化1】 〔式中、Wは−NR1R2、−OH又は−OZを表し、R
    1及びR2はそれぞれアルキル基又はアリール基を表し、
    Zはアルカリ金属イオン又は第四級アンモニウムイオン
    を表す。R3は水素原子、ハロゲン原子又は1価の置換
    基を表し、nは1〜3の整数を表す。Z1及びZ2はそれ
    ぞれ窒素原子又は=C(R3)−を表す。XはZ1、Z2
    及びそれに隣接する炭素原子とともに5〜6員の芳香族
    ヘテロ環を構築するのに必要な原子群を表す。R4は水
    素原子、アシル基、スルホニル基、カルバモイル基、ス
    ルホ基、スルファモイル基、アルコキシカルボニル基又
    はアリールオキシカルボニル基を表す。Rは脂肪族基又
    は芳香族基を表す。pは0〜2の整数を表す。CP1は
    以下の基を表す。〕 【化2】 【化3】 〔式中、R5〜R8はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子及
    びベンゼン環に置換可能な置換基を表す。またR5とR6
    及びR7とR8は互いに結合して5〜7員の環を形成して
    も良い。R9はR4と同義である。R10及びR11はそれぞ
    れアルキル基、アリール基又はヘテロ環基を表す。R12
    はR4と同義である。R13及びR14はR10及びR11と同
    義である。R15はR12と同義である。R16はアルキル
    基、アリール基、スルホニル基、トリフルオロメチル
    基、カルボキシ基、アリールオキシカルボニル基、アル
    コキシカルボニル基、カルバモイル基又はシアノ基を表
    す。R17はR4と同義である。R18はR3と同義であり、
    mは1〜3の整数を表す。Y1は2つの窒素原子ととも
    に5及び6員の単環又は縮合環の含窒素ヘテロ環を構築
    するのに必要な原子群を表す。R19及びR20はアルキル
    基又はアリール基を表す。R21はR4と同義である。R
    22及びR23はR19及びR20と同義である。R24はR21と
    同義である。R25、R27及びR28は水素原子又は置換基
    を表す。R26はR4と同義である。R29、R31及びR32
    はR25、R27及びR28と同義である。R30はR26と同義
    である。R34、R35及びR36はR25、R27及びR28と同
    義である。R33はR26と同義である。R38、R39及びR
    40はR25、R27及びR28と同義である。R37はR26と同
    義である。R41、R42及びR43はR25、R27及びR28と
    同義である。R44はR26と同義である。★は一般式
    (1)におけるCP1と他の部分構造との結合点を表
    す。〕
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のロイコ化合物の固体微粒子分散物を少なくとも1種含
    有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
JP2846798A 1998-02-10 1998-02-10 固体微粒子分散物及びそれを含むハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH11231455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2846798A JPH11231455A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 固体微粒子分散物及びそれを含むハロゲン化銀写真感光材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2846798A JPH11231455A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 固体微粒子分散物及びそれを含むハロゲン化銀写真感光材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11231455A true JPH11231455A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12249469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2846798A Pending JPH11231455A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 固体微粒子分散物及びそれを含むハロゲン化銀写真感光材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11231455A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10206995A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3041734B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2964019B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法および現像液
JP2663042B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2984425B2 (ja) 速度増強剤を含有する写真赤外増感材料
JP3817787B2 (ja) ロイコ染料、ハロゲン化銀写真感光材料、その画像形成方法およびその処理方法
JP2709753B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3051896B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3110915B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた画像形成方法
JP2794254B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH11288057A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法
JPH11143014A (ja) ロイコ化合物の分散液及びそれを用いたハロゲン化銀写真感光材料
JP2745364B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3486310B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2613451B2 (ja) 画質の良いハロゲン化銀写真感光材料
JP3790940B2 (ja) ハロゲン化銀感光材料
JP2764352B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH06324421A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法
JPH0545767A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10123657A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH10197979A (ja) ハロゲン化銀感光材料
US20030186179A1 (en) Light-sensitive silver halide grain
JP2000267212A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法
JPH10319532A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10268455A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法