JPH11232415A - Icカードとその製造法 - Google Patents

Icカードとその製造法

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JPH11232415A JP2963598A JP2963598A JPH11232415A JP H11232415 A JPH11232415 A JP H11232415A JP 2963598 A JP2963598 A JP 2963598A JP 2963598 A JP2963598 A JP 2963598A JP H11232415 A JPH11232415 A JP H11232415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で信頼性の高い、特にICチップに対する
外力の抑制に優れたICカードと、そのようなICカー
ドを経済性に優れて製造する方法を提供する。 【解決手段】少なくとも片面に渦巻き状のアンテナ回路
11とアンテナ回路11の起点のランド部111と終点
のランド部112とが形成され、かつ、ICチップ収納
孔12を有する回路層部材1と、片面にICチップ9と
接続されたインナーリード部21とジャンパ線部22と
アンテナ回路11との接続端子24とが形成され、か
つ、このジャンパ線部22が電気絶縁樹脂23で被覆さ
れたモジュール3と、感圧性および/または感熱性の接
着剤を片面に塗布したカード表層材6とからなり、回路
層部材1のアンテナ回路11の起点のランド部111と
終点のランド部112とがモジュール3の接続端子24
に電気的に接続され、かつ、回路層部材1のICチップ
収納孔12とICチップ9の空隙がカード表層材6に塗
布した感圧性および/または感熱性の接着剤4で充填さ
れているICカードとその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触式ICカ一
ドとその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触式ICカ一ドは、一般に、アンテ
ナ回路、無線通信機能と演算・記憶機能を有するICと
ケーシングから構成されている。このような構成とする
には、通常、アンテナ回路とICチップを接続するイン
ナーリード部を含む回路を形成した回路層部材に、直接
ICチップを接続・実装し、その上に、表層材を重ねて
積層接着する。
【0003】このような構成とすると、ICカードを薄
くするためには、ICチップそのものも薄くしなければ
ならず、その結果、ICチップが外力による破損を受け
易くなる。そこで、ICチップを接続・実装した後に、
ICチップが嵌合する孔をあけたスペーサを、ICチッ
プを実装した回路部材の上に、ICチップと孔とが嵌合
するように重ねて積層接着する方法が提案され、ICカ
ードの表面を平坦にすることができ、かつ、ICチップ
に加わる外力を抑制することができる。また、表層材
に、積層したときにICチップを埋められる厚さのホッ
トメルト接着剤を塗布し、加熱・加圧して積層接着する
ことによって、ホットメルト接着剤が熱によって流動
し、ICチップを埋める方法が提案され、この方法で
も、ICカードの表面を平坦にすることができ、かつ、
ICチップに加わる外力を抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ICチップが
嵌合する孔をあけたスペーサを用いる方法では、スペー
サ用の材料を追加しなければならないので経済的でない
という課題がある。また、ICチップと孔とを正確に嵌
合させるためには、孔を大きくするか、正確に嵌合する
ための装置が必要であり、孔を大きくすれば、ICカー
ドの表面に凹凸ができ、外力の抑制効果が低くなるとい
う課題もある。また、この外力の抑制には、ICチップ
のICカード中での厚さ方向の位置が、中心に近い方が
より有利であるので、スペーサの厚さの分を回路層部材
の裏面側を厚くすることが求められ、材料の増加、また
は異なる厚さの材料の使用により経済性が低下するとい
う課題もある。
【0005】厚いホットメルト接着剤を用いる方法で
は、一般に、ホットメルト接着剤の弾性や耐熱性は、表
層材に比べて低いので、外力に対抗する効果が低くなっ
たり、耐熱性が低下するという課題がある。
【0006】本発明は、安価で信頼性の高い、特にIC
チップに対する外力の抑制に優れたICカードと、その
ようなICカードを経済性に優れて製造する方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードは、
図1に示すように、少なくとも片面に渦巻き状のアンテ
ナ回路11とアンテナ回路11の起点のランド部111
と終点のランド部112とが形成され、かつ、ICチッ
プ収納孔12を有する回路層部材1と、片面にICチッ
プ9と接続されたインナーリード部21とジャンパ線部
22とアンテナ回路11との接続端子24とが形成さ
れ、かつ、このジャンパ線部22が電気絶縁樹脂23で
被覆されたモジュール3と、感圧性および/または感熱
性の接着剤を片面に塗布したカード表層材6とからな
り、回路層部材1のアンテナ回路11の起点のランド部
111と終点のランド部112とがモジュール3の接続
端子24に電気的に接続され、かつ、回路層部材1のI
Cチップ収納孔12とICチップ9の空隙がカード表層
材6に塗布した感圧性および/または感熱性の接着剤4
で充填されていることを特徴とする。
【0008】このようなICカードとするには、図2
(a)に示すように、回路層部材1に、複数のICカー
ドとなる、少なくとも片面に渦巻き状のアンテナ回路1
1とアンテナ回路11の起点のランド部111と終点の
ランド部112とを形成し、それぞれのICカードとな
る回路層部材1にICチップ収納孔12をあけ、別途、
図2(b)に示すように、複数のモジュール3をモジュ
ール基材2に形成し、図2(c)に示すように、それぞ
れのモジュール3に、片面にICチップ9と接続するた
めのインナーリード部21とジャンパ線部22とアンテ
ナ回路11との接続端子24とを形成し、図2(d)に
示すように、このジャンパ線部22を電気絶縁樹脂23
で被覆し、図2(e)に示すように、インナーリード部
21とICチップ9とを電気的に接続し、モジュール基
材2からそれぞれのモジュール3を切断・分離し、図2
(f)に示すように、そのモジュール3上のICチップ
9が回路層部材1のICチップ収納孔12に嵌合するよ
うに重ねると共に、回路層部材1のアンテナ回路11の
起点のランド部111と終点のランド部112とをモジ
ュール3の接続端子24に電気的に接続し、図1(b)
に示すように、その上に感圧性および/または感熱性の
接着剤4を塗布したカード表層材6を重ね、加圧・加熱
して積層接着することによって製造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の回路層部材1には、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィル
ムという。)などのプラスチックフィルムやプラスチッ
クフィルムにアルミニウム箔や銅箔を貼り合わせたフレ
キシブル回路基板や、ガラス布エポキシ樹脂含浸銅張り
積層板が使用できる。
【0010】その回路層部材1の少なくとも片面に形成
する、渦巻き状のアンテナ回路11、アンテナ回路11
の起点のランド部111、および終点のランド部112
は、回路層部材1が、PETフィルムなどのプラスチッ
クフィルムのときには、導電性粒子を樹脂に混入した銀
ペーストや銅ペーストを、シルクスクリーン印刷法によ
って形成したり、回路層部材1が、フレキシブル回路基
板や、ガラス布エポキシ樹脂含浸銅張り積層板のときに
は、アルミニウム箔や銅箔の不要な箇所をエッチング除
去することによって形成することができる。
【0011】回路層部材1にあける、ICチップ収納孔
12は、打ち抜き金型や刃型を用いて形成することがで
きる。
【0012】また、モジュール基材2としては、回路層
部材1と同様のものを使用することができ、さらにガラ
ス転移温度がl80℃以上の絶縁性有機フィルムを選定
することは、フェイスダウン実装したICチップ外周部
と、インナーリードの導通によるバンプに並列のバイパ
ス回路の発生の不具合を防止する効果があり好ましい。
【0013】このようなモジュール基材2の表面に形成
される、ICチップ9と接続されたインナーリード部2
1とジャンパ線部22とアンテナ回路11との接続端子
24は、回路層部材1に形成する回路と同じ方法で形成
することができる。
【0014】このジャンパ線部22は、電気絶縁樹脂2
3で被覆することが必要で、このような電気絶縁樹脂2
3は、ソルダーレジストインクのように絶縁を目的とす
る樹脂を用いることが好ましい。この電気絶縁樹脂23
は、モジュール上のジャンパ線部22がアンテナ回路1
1と短絡するのを防ぐものである。
【0015】モジュール基材2の片面に形成されたIC
チップ9を接続するためのインナーリード部21と、I
Cチップ9とを電気的に接続するには、ワイヤボンディ
ングやギャングボンディング、ICチップのバンプを押
しつける方法、異方導電性接着フィルム(8)または異
方導電性接着ペーストで接着接続する方法などを用いる
ことができ、さらに、この接続方法には、スポット溶
着、超音波溶着法等も条件を選べば利用できる。
【0016】
【実施例】図2(a)に示すように、複数のICカード
となる、回路層部材1として、厚さl88μmの二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、図2
(g)に示すように、渦巻き状のアンテナ回路11と、
アンテナ回路11の起点のランド部111と終点のラン
ド部112とを、導電性銀ペーストをシルクスクリーン
印刷法で印刷し、乾燥・硬化して形成した。次に、それ
ぞれのICカードとなる回路層部材1にICチップ収納
孔12をあけた。尚、回路層部材1は、製造コスト低減
のため、図2(a)に示すように、回路層部材1を多面
取りとした。
【0017】次に、図2(b)に示すように、複数のモ
ジュール3を、製造コスト低減のため、多面取りとし、
それぞれのモジュール3には、図2(c)に示すよう
に、厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムの片面に、ICチップ9を接続するためのイ
ンナーリード部21と、渦巻き状のアンテナ回路11を
跨ぐジャンパ線部22と、アンテナ回路11と接続する
接続端子24を、導電性銀ペーストをシルクスクリーン
印刷法により印刷し、乾燥・硬化して形成した。更に、
図2(d)に示すように、このモジュール3のジャンパ
線部22に、ソルダーレジストインクをシルクスクリー
ン印刷法により印刷し、乾燥・硬化して、電気絶縁樹脂
23がアンテナ回路3を短絡しないように横断する絶縁
膜を形成した。次に、図2(e)に示すように、ICチ
ップ9とモジュ一ル基材表面のインナーリード部21と
を異方導電性接着フィルム8により電気的に接続し、フ
エイスダウン実装した後に、多面取りしたモジュール基
材2を各モジュール3ごとに切り離し、モジュール3を
作製した。
【0018】続いて、図2(f)に示すように、そのモ
ジュール3上のICチップ9が回路層部材1のICチッ
プ収納孔12に嵌合するように重ねると共に、回路層部
材1のアンテナ回路11の起点のランド部111と終点
のランド部112とを導電性接着剤でモジュール3の接
続端子24に電気的・物理的に接続し、図1(b)に示
すように、その上下面からそれぞれその上に感圧性およ
び感熱性の接着剤4を塗布したカード表層材6を重ね、
加圧・加熱して積層接着した。
【0019】この実施例の効果として、安価で信頼性の
高い、特にICチップの割れを防止したICカードを得
た。ICチップを回路層部材のICチップ収納孔に入れ
て、カード曲げ変形が直接ICチップに伝わらない方法
としたことが割れを防止する効果があった。また、モジ
ュール基材を極薄とし、その両面を低弾性の接着剤でく
るむ方式としたことによっても、ICチップ割れ防止の
効果があった。即ち、ICチップは比較的剛性の高い回
路層部材の中に、比較的柔較な接着剤に包まれて配置さ
れるため、ICカードに作用する外力を緩和する効果が
ある。カードが外力で曲げられた時、ICチップに作用
する応力は、カードの中立層にICチップを配置したと
きが最小になることは材料力学上の常識である。本法に
よれば、ICチップをカードの中立層に容易に配置で
き、かつ、表裏のスキン層を同一にできる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によっ
て、安価で信頼性の高い、特にICチップに対する外力
の抑制に優れたICカードと、そのようなICカードを
経済性に優れて製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例を示す回路層部材
の上面図であり、(b)はその断面図である。
【図2】(a)〜(f)は、本発明の方法を説明するた
めの各工程における上面図であり、(g)は(a)の一
部拡大図である。
【符号の説明】
1.回路層部材 11.アンテナ
回路 111.起点のランド部 112.終点の
ランド部 12.ICチップ収納孔 2.モジュール基材 21.インナー
リード部 22.ジャンパ線部 23.電気絶縁
樹脂 24.接続端子 3.モジュール 4.接着剤 6.カード表層材 8.異方導電性接着フィルム 9.ICチップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも片面に渦巻き状のアンテナ回路
    (11)とアンテナ回路(11)の起点のランド部(1
    11)と終点のランド部(112)とが形成され、か
    つ、ICチップ収納孔(12)を有する回路層部材
    (1)と、片面にICチップ(9)と接続されたインナ
    ーリード部(21)とジャンパ線部(22)とアンテナ
    回路(11)との接続端子(24)とが形成され、か
    つ、このジャンパ線部(22)が電気絶縁樹脂(23)
    で被覆されたモジュール(3)と、感圧性および/また
    は感熱性の接着剤を片面に塗布したカード表層材(6)
    とからなり、回路層部材(1)のアンテナ回路(11)
    の起点のランド部(111)と終点のランド部(11
    2)とがモジュール(3)の接続端子(24)に電気的
    に接続され、かつ、回路層部材(1)のICチップ収納
    孔(12)とICチップ(9)の空隙がカード表層材
    (6)に塗布した感圧性および/または感熱性の接着剤
    (4)で充填されていることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】モジュール基材(2)の表面に形成された
    ICチップ(9)を接続するためのインナーリード部
    (21)と、ICチップ(9)とが、異方導電性接着フ
    ィルム(8)または異方導電性接着ペーストにより電気
    的に接続したことを特徴とする請求項1に記載のICカ
    ード。
  3. 【請求項3】回路層部材(1)に、複数のICカードと
    なる、少なくとも片面に渦巻き状のアンテナ回路(1
    1)とアンテナ回路(11)の起点のランド部(11
    1)と終点のランド部(112)とを形成し、それぞれ
    のICカードとなる回路層部材(1)にICチップ収納
    孔(12)をあけ、別途、複数のモジュール(3)をモ
    ジュール基材(2)に形成し、それぞれのモジュール
    (3)に、片面にICチップ(9)と接続するためのイ
    ンナーリード部(21)とジャンパ線部(22)とアン
    テナ回路(11)との接続端子(24)とを形成し、こ
    のジャンパ線部(22)を電気絶縁樹脂(23)で被覆
    し、インナーリード部(21)とICチップ(9)とを
    電気的に接続し、モジュール基材(2)からそれぞれの
    モジュール(3)を切断・分離し、そのモジュール
    (3)上のICチップ(9)が回路層部材(1)のIC
    チップ収納孔(12)に嵌合するように重ねると共に、
    回路層部材(1)のアンテナ回路(11)の起点のラン
    ド部(111)と終点のランド部(112)とをモジュ
    ール(3)の接続端子(24)に電気的に接続し、その
    上に感圧性および/または感熱性の接着剤(4)を塗布
    したカード表層材(6)を重ね、加圧・加熱して積層接
    着することを特徴とするICカードの製造法。
  4. 【請求項4】モジュール基材(2)の表面に形成された
    ICチップ(9)を接続するためのインナーリード部
    (21)と、ICチップ(9)とを、異方導電性接着フ
    ィルム(8)または異方導電性接着ペーストにより電気
    的に接続することを特徴とする請求項3に記載のICカ
    ードの製造法。
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