JPH11233820A - 発光ダイオードの製造方法 - Google Patents

発光ダイオードの製造方法

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JPH11233820A
JPH11233820A JP2878498A JP2878498A JPH11233820A JP H11233820 A JPH11233820 A JP H11233820A JP 2878498 A JP2878498 A JP 2878498A JP 2878498 A JP2878498 A JP 2878498A JP H11233820 A JPH11233820 A JP H11233820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面での全反射、表面電極直下の無効発光の
抑制がともにでき、かつ製造工程を簡略化できる高効率
の発光ダイオードの製造方法を提供する。 【解決手段】 この発明の発光ダイオードの製造方法
は、n型GaAs基板が(100)面から所定角度θだけ
傾斜しているときに、表面電極11を、層厚dで形成し
た電流拡散層10を反映した表面形状部10aの位置か
ら、表面形状部10aが電流阻止層9から位置ずれして
いる方向E1と逆の方向F1に、略(d/tanθ)だけ
位置ずれさせて形成する。これにより、電流阻止層9の
直上に正確に表面電極11を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表示用または伝送
用等に用いられる発光ダイオードの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信や発光ダイオード情報表示
パネル等に発光ダイオードが広く用いられている。これ
らの発光ダイオードは高輝度であることが重要である
が、発光ダイオードの輝度、すなわち効率は内部量子効
率と外部出射効率によって決まる。このうち外部出射効
率は素子構造に大きく影響される。そこで、外部出射効
率を向上させる方法として、ボンディングパッド直下に
電流阻止層を形成し、ボンディングパッドに遮られて外
部に取り出すことのできない無効発光を抑制したり、発
光ダイオードの表面で全反射される発光光を減少させる
ことが行なわれている。
【0003】従来、上記の無効発光を抑制する発光ダイ
オードとしては、図15に示すような構造のものがあ
る。この発光ダイオードは、n型GaAs半導体基板6
1上にn型層62、発光層63、p型層64、p型電流
拡散層65、66、裏面電極67、表面電極68が積層
されて形成されている。そして、表面電極68直下のp
型電流拡散層66中にn型電流阻止層69が形成されて
いる。このn型電流阻止層69により、表面電極68直
下に電流が流れにくくして、表面電極68に遮られて外
部に取り出せない無効発光を抑制している。
【0004】また、全反射される発光光を減少させる方
法としては、発光ダイオードの表面を粗面化したり、あ
るいはメサ形状を形成して、その直下でのみ発光させる
という手法がある。そのメサ形状が形成された発光ダイ
オードの例として、図16や図17に示すものがある。
図16に示した発光ダイオードは、n型GaAs半導体
基板70上にn型層71、発光層72、p型層73、p
型電流拡散層74、n型電流阻止層75、メサ形状のp
型クラッド層76、p型コンタクト層77、表面電極7
8、裏面電極79で構成されて いる。そして、n型電
流阻止層75により、発光をメサ形状のp型クラッド層
76の直下のみに限定することによって外部出射効率を
向上している。
【0005】また、図17の発光ダイオードは、上記図
16の発光ダイオードと同一部分には同一符号を付し説
明を省略する。この発光ダイオードも上記図16の発光
ダイオードと同様に、電流阻止層75により発光をメサ
形状のp型クラッド層76の直下に限定し、さらに、メ
サ形状のp型クラッド層76の存在しない電流阻止層7
5上に表面電極78を形成することで、表面電極78直
下の無効発光を抑制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
15の発光ダイオードでは、表面での発光光の全反射が
抑制されない問題がある。さらに、半導体基板61とし
て傾斜基板を用いる場合は、電流拡散層66をAlx
yIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)とすると、
(100)面上の結晶成長速度が遅いため、電流阻止層6
9を反映した形状が表面には位置ずれして現われる。そ
して、そのずれの量は、半導体基板61の傾斜角度をθ
とし、電流拡散層66の厚さをdとすると、d/tan
θとなる。したがって、再成長させる電流拡散層66が
厚くなると、電流阻止層69と表面電極68との位置ず
れが無視できなくなり、外部出射効率が低下する。例え
ば、(100)面から[011]方向に15°傾斜した半
導体基板61を使用し、電流拡散層66の厚さを7μm
とした場合、電流阻止層69と表面電極68との位置ず
れ量は26μmとなる。したがって、通常、表面電極6
8のサイズが100μmφ〜120μmφ程度であるこ
とを考えると、電流阻止層69と表面電極68との間に
表面電極68のサイズの約四分の一の位置ずれが生じる
ことになる。
【0007】また、図16に示した発光ダイオードはp
型クラッド層(電流拡散層)76がメサ形状になっている
ため、表面での発光光の全反射は抑制されているが、表
面電極78直下の無効発光の抑制はできていない。さら
に、電流阻止層75のエッチングと、メサ形状形成のた
めのp型クラッド層76のエッチングとを別々に行なう
必要があり、製造工程が繁雑になるという問題がある。
【0008】また、図17に示した発光ダイオードで
は、表面での発光光の全反射の抑制、表面電極78直下
の無効発光の抑制はできている。しかし、電流阻止層7
5のエッチングと、メサ形状形成のためのp型クラッド
層76のエッチングとを別々に行なう必要があり、製造
工程が繁雑になるという問題があった。
【0009】そこで、この発明の目的は、上記の問題点
を解決するために、表面での全反射、表面電極直下の無
効発光の抑制がともにでき、かつ製造工程を簡略化でき
る高効率の発光ダイオードの製造方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の発光ダイオードの製造方法は、
(100)面から所定角度θだけ傾斜した第1導電型の半
導体基板上に、単層あるいは複数層からなる発光層を形
成し、この発光層の上に第1導電型の電流阻止層を形成
する電流阻止層形成工程と、上記電流阻止層の一部を除
去する電流阻止層除去工程と、上記電流阻止層および発
光層の上に、第2導電型のAlxGayIn1-x-yP(0≦
x≦1、0≦y≦1)電流拡散層を所定の層厚dで形成
する電流拡散層形成工程と、表面電極を、上記電流拡散
層のうち上記発光層上の上記電流阻止層の形状を反映し
た表面形状部の位置から、上記半導体基板に垂直な面内
で、基板表面の法線ベクトルが[100]方向から傾斜
した方向から上記半導体基板表面に平行になる方向に所
定角度θだけ回転させた方向と逆の方向に、0.5×
(d/tanθ)乃至1.5×(d/tanθ)だけ位置ずれ
させて、上記電流拡散層上に形成する表面電極形成工程
とを備えたことを特徴としている。
【0011】この請求項1の発明の発光ダイオードの製
造方法では、上記半導体基板が(100)面から所定角度
θだけ傾斜している場合に、表面電極を、層厚dで形成
した電流拡散層を反映した表面形状部の位置から、上記
表面形状部が上記電流阻止層から位置ずれしている方向
と逆の方向に、0.5×(d/tanθ)乃至1.5×(d
/tanθ)だけ位置ずれさせて形成する。
【0012】このことによって、半導体基板が(100)
面から傾斜していても、電流阻止層の直上に正確に表面
電極を形成することができ、表面電極直下での無効発光
を抑制するという電流阻止層の効果を安定して得ること
ができる。
【0013】また、請求項2の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1に記載の発光ダイオードの製造方
法において、上記電流阻止層除去工程は、上記電流阻止
層を除去する除去パターンが阻止層用パターンと第1ア
ライメント用パターンを有し、上記発光層上に第1アラ
イメント部を残す工程を有し、上記表面電極形成工程
は、上記除去パターンにおける電流阻止層形成パターン
に対応した位置に形成されている電極用パターンと、こ
の電極用パターンに対する位置が、上記阻止層用パター
ンに対する上記第1アライメント用パターンの位置か
ら、上記半導体基板に垂直な面内で、基板表面の法線ベ
クトルが[100]方向から傾斜した方向から上記半導
体基板表面に平行になる方向に所定角度θだけ回転させ
た方向に、0.5×(d/tanθ)乃至1.5×(d/t
anθ)だけずらした位置になっている第2アライメン
ト用パターンとを有する表面電極形成パターンを用い、
この第2アライメント用パターンを上記第1アライメン
トパターンの形状を反映したアライメント用表面形状部
に合わせて、上記表面電極を形成することを特徴として
いる。
【0014】この請求項2の発明の発光ダイオードの製
造方法では、電流阻止層除去工程で、発光層上に電流阻
止層だけでなく第1アライメント部を残す。そして、表
面電極形成工程で、上記第1アライメント部を反映した
アライメント用表面形状部に、表面電極形成パターンの
第2アライメント用パターンを合わせて、表面電極を形
成する。
【0015】この第2アライメント用パターンは、表面
電極形成パターンにおいて、上記除去パターンの第1ア
ライメント用パターンに対応する位置から、上記アライ
メント用表面形状が上記第1アライメント部から位置ず
れしている分だけ位置ずれした位置に形成されている。
【0016】したがって、上記第2アライメント用パタ
ーンを上記アライメント用表面形状部に位置合わせする
ことによって、上記表面電極形成パターンの電極用パタ
ーンを上記電流阻止層の直上に位置させることができ
る。
【0017】このことによって、半導体基板が(100)
面から傾斜していても、電流阻止層の直上に正確に表面
電極を形成することができ、表面電極直下での無効発光
を抑制するという電流阻止層の効果を安定して得ること
ができる。
【0018】また、請求項3の発明の発光ダイオードの
製造方法は、(100)面から所定角度θだけ傾斜した第
1導電型の半導体基板上に、単層あるいは複数層からな
る発光層を形成し、この発光層の上に第1導電型の電流
阻止層を形成する電流阻止層形成工程と、表面電極形成
工程で形成する表面電極に比べて、0.5×(d/tan
θ)乃至1.5×(d/tanθ)だけ、上記半導体基板表
面に垂直かつ[100]ベクトルを含む面内で(100)
面を経由して上記半導体基板表面に平行になるまで回転
させた上記半導体基板表面の法線ベクトルの方向と逆方
向に寸法を拡大した拡大部分を有するように、上記電流
阻止層の一部を除去する電流阻止層除去工程と、上記電
流阻止層および発光層の上に、第2導電型のAlxGay
In1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)電流拡散層を所
定の層厚dで形成する電流拡散層形成工程と、表面電極
を、上記電流阻止層の形状を反映した上記電流拡散層の
表面形状部のうち上記拡大方向の端に、上記表面電極の
うち上記拡大方向の端を合わせるように形成する上記表
面電極形成工程とを備えたことを特徴としている。
【0019】この請求項3の発明の発光ダイオードの製
造方法では、上記表面電極の内、上記位置ずれ方向と逆
の方向の端を上記表面形状部の上記逆方向の端に合わせ
るように形成する。さらに、上記電流阻止層を、上記表
面電極に比べて上記電流阻止層に対して表面形状部が位
置ずれする方向と逆方向に向かって、電流阻止層に対す
る表面形状部の位置ずれ量(d/tanθ)だけ拡大させ
ている。
【0020】これにより、アライメント用のパターンが
なくても、上記表面電極の端を上記電流阻止層の端に合
わせるだけで、電流阻止層への表面電極の投影像が電流
阻止層からはみ出ないようにすることができる。したが
って、この発明によれば、容易に、かつ精度よく電流阻
止層の直上に表面電極を形成することができる上に、ア
ライメント用パターンを別途設ける必要がなくなるの
で、歩留りの向上を実現できる。
【0021】また、請求項4の発明の発光ダイオードの
製造方法は、(100)面から所定角度θだけ傾斜した第
1導電型の半導体基板上に、単層あるいは複数層からな
る発光層を形成し、この発光層の上に第1導電型の電流
阻止層を形成する電流阻止層形成工程と、上記半導体基
板に垂直かつ[100]ベクトルを含む面内で上記半導
体基板表面に平行になるまで回転させた上記半導体基板
表面の法線ベクトルの方向に、所定ピッチAで上記電流
阻止層を部分的に除去する電流阻止層除去工程と、nを
自然数として、0.5×d/tanθ<A(n−1/2)
<1.5×d/tanθを満たすような層厚dで、第2
導電型のAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦
1)電流拡散層を形成する電流拡散層形成工程と、表面
電極を、上記電流阻止層の上記除去痕を反映した上記電
流拡散層の除去痕反映部上に形成する表面電極形成工程
とを備えたことを特徴としている。
【0022】この請求項4の発明の発光ダイオードの製
造方法では、(100)面から所定角度だけ傾斜した半導
体基板上に形成した電流阻止層を所定ピッチで部分的に
除去し、この電流阻止層上に層厚dで電流拡散層を形成
する。この電流拡散層には、上記電流阻止層の除去痕を
反映する除去痕反映部が形成され、この除去痕反映部は
上記除去痕からd/tanθだけ位置ずれしている。こ
の発明では、上記位置ずれ量d/tanθが上記ピッチ
Aのほぼ(自然数−1/2)倍になるように設定するこ
とで、上記除去痕反映部を上記電流阻止層の略直上に位
置させ、この除去痕反映部上に表面電極を形成する。こ
れにより、この発明によれば、アライメント用のパター
ンがなくても、除去痕反映部上に表面電極を形成するだ
けで、電流阻止層への表面電極の投影像が電流阻止層か
らはみ出ないようにすることができる。したがって、容
易に、かつ精度よく電流阻止層の直上に表面電極を形成
することができて表面電極直下での無効発光を抑制でき
る上に、アライメント用パターンを別途設ける必要がな
くなるので、歩留りの向上を実現できる。
【0023】さらに、この発明によれば、電流阻止層の
エッチング以外に別途エッチングすることなく、上記電
流阻止層の除去痕つまり発光部上に、除去痕反映部に挟
まれた電流拡散層のメサ形状部を形成できる。したがっ
て、製造工程を繁雑にすることなく、電流拡散層の表面
で全反射される発光光を減少させることができる。
【0024】また、請求項5の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、第1導電型の半導体
基板がGaAs基板であることを特徴としている。
【0025】この請求項5の発明の発光ダイオードの製
造方法では、(100)面から所定角度θだけ傾斜した上
記第1導電型の半導体基板がGaAs基板であるため、
GaAs基板に格子整合する材料を容易に発光層として
採用することができる。
【0026】また、請求項6の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、(100)面から所定
角度θだけ傾斜した第1導電型の半導体基板上に形成す
る単層あるいは複数層からなる発光層が、AlxGay
1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)によって構成され
ていることを特徴としている。
【0027】この請求項6の発明の発光ダイオードの製
造方法では、(100)面から所定角度θだけ傾斜した第
1導電型の半導体基板上に単層あるいは複数層からなる
発光層がAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦
1)によって構成されていることにより、赤色から緑色
までの高効率の発光ダイオードを実現できる。
【0028】また、請求項7の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、上記第1導電型の半
導体基板が上記(100)面から傾斜している方向が[0
11]あるいは[0 /1 /1]であることを特徴としてい
る。
【0029】この請求項7の発明の発光ダイオードの製
造方法では、第1導電型の半導体基板の(100)面から
傾斜した方向が[011]あるいは[0 /1 /1]である
ことにより、AlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦
y≦1)系の発光ダイオードでは高い発光効率が得られ
る。
【0030】また、請求項8の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、上記第1導電型の半
導体基板が上記(100)面から[011]あるいは[0
/1 /1]方向に傾斜している角度が5゜〜25゜である
ことを特徴としている。
【0031】この請求項8の発明の発光ダイオードの製
造方法では、第1導電型の半導体基板の(100)面から
傾斜した方向が[011]あるいは[0 /1 /1]である
ことにより、AlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦
y≦1)系の発光ダイオードでは高い発光効率が得られ
る。
【0032】また、請求項9の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、上記第2導電型のA
xGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)電流拡
散層がGaPであることを特徴としている。
【0033】この請求項9の発明の発光ダイオードの製
造方法では、第2導電型のAlxGayIn1-x-yP(0≦
x≦1、0≦y≦1)電流拡散層がGaPであることに
より、耐湿性の高い、かつ低抵抗の発光ダイオードを実
現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0035】〔第1の実施の形態〕図1(a)は、この発
明の第1の実施の形態の発光ダイオードの製造方法で作
成したAsGaInP系の発光ダイオードの表面図であ
り、図1(b)は図1(a)のX−Yラインでの断面図であ
る。
【0036】まず、この実施の形態の発光ダイオードの
製造工程を説明する。図2(b)に示すように、(100)
面から[011]方向に15°だけ傾斜したn型のGa
As基板1上に、MOCVD(メタル・オーガナイズド
・ケミカル・ベイパー・ディポジション)法で1μm厚
のn型のGaAsバッファー層2を積層する。次いで、
n型のAl0.5In0.5Pとn型の(Al0.4Ga0.6)0.5
In0.5Pの10ペアのDBR(分布反射型)層3と、1
μm厚のn型のAl0.5In0.5P第1クラッド層4と、
0.5μm厚のp型の(Al0.3Ga0.7)0.5In0.5P活
性層5と、1μm厚のP型のAl0.5In0.5P第2クラ
ッド層6と、0.15μm厚のp型のAlGaInP中
間層7と、1μm厚のp型のGaP第1電流拡散層8
と、0.3μm厚のn型のGaP電流阻止層9をMOC
VD法により順次積層する。
【0037】その後、フォトリソグラフィー、および硫
酸/過酸化水素系エッチャントにより、n型のGaP電
流阻止層9を直径140μmの電流阻止層部9Aを残し
て、p型のGaP第1電流拡散層8に達するまでエッチ
ングして除去する。なお、このエッチング時に、電流阻
止層部9Aだけでなく、図3(c)に示す十字形状の第1
アライメント部91も形成しておく。
【0038】図6(a)に、上記電流阻止層9を除去する
除去パターン101を示す。この除去パターン101
は、上記十字形状の第1アライメント用パターン102
と、この第1アライメント用パターン102を囲むよう
に配列された円形パターン103とを有している。この
円形パターン103が上記電流阻止層部9Aに対応し、
上記十字形状のパターン102が第1アライメント部9
1に対応している。
【0039】次いで、図4に示すように、7μm厚のp
型GaP第2電流拡散層10を、n型のGaP電流阻止
層9、およびp型のGaP第1電流拡散層8上に再成長
させる。上記拡散層10は、上記電流阻止層部9Aの形
状を反映して突出した表面形状部10Aを有している。
【0040】その後、図5に示すように、p型GaP第
2電流拡散層10上にAuBe/Auを蒸着し、フォト
リソグラフィー、およびAuエッチャントによるエッチ
ングにより直径110μmの表面電極11aを形成す
る。
【0041】図6(b)に、このエッチング時に用いる表
面電極形成フォトマスクパターン201を示す。この表
面電極形成フォトマスクパターン201は、図6(a)の
上記除去パターン101における8つの円形パターン1
03に対応した位置に形成されている電極用パターン2
02と、第2アライメント用パターン203を有してい
る。この第2アライメント用パターン203は、第1ア
ライメントパターン102と同様に十字形状であり、上
記円形パターン103に対する第1アライメント用パタ
ーン102の位置から、26μm≒(7μm/tan15゜)
だけ位置ずれしている。また、この位置ずれ方向は、
[011]方向からGaAs基板1に平行になるように
所定角度θ=15゜だけ回転させた方向(図5(b)に
おいてD1の方向)に設定している。
【0042】そして、この第2アライメント用パターン
203を、上記第1アライメント部91の形状を反映し
た拡散層10のアライメント用表面形状部10Bに位置
合わせして、上述のエッチングを行うことによって、電
流阻止層部9Aの直上に表面電極11aを形成できる。
【0043】その後、熱処理することによりp型オーミ
ックコンタクト電極11が得られる。そして、GaAs
基板1を約280μmまで研磨し、この研磨した面にA
uGe/Auを蒸着し、熱処理することによりn型オー
ミックコンタクト電極12を形成する。
【0044】この実施形態の製造方法によれば、図5
(b)に示すように、表面電極である電極11を、電流拡
散層10のうち電流阻止層9の形状を反映した表面形状
部10aが上記電流阻止層9から位置ずれしている方向
E1と逆の方向F1に位置ずれさせて形成できる。ま
た、上記逆方向F1への位置ずれ寸法は、上記表面形状
部10aが方向E1に位置ずれした寸法H1と略同じで
ある。
【0045】したがって、この実施形態によれば、表面
電極11aを電流阻止層9の直上に精度よく形成でき
る。したがって、表面電極11a直下での無効発光を抑
制するという電流阻止層9の役目を確実に果たさせるこ
とができる。
【0046】この実施形態の製造方法で作製した発光ダ
イオードは、10ロットの抜き取り検査を行った結果、
合計100チップ(各ロット10チップ)の輝度の平均値
が、従来の製造方法のものの輝度が80mcdであった
のに対し、90mcdに向上した。
【0047】〔第2の実施の形態〕図7(a)は、この発
明の第2の実施の形態の発光ダイオードの製造方法で作
製したAlGaInP系の発光ダイオードの表面図であ
り、図7(b)は、図7(a)のX−Yラインでの断面図
である。
【0048】まず、この第2の実施の形態の発光ダイオ
ードの製造工程を説明する。図8(b)に示すように、
(100)面から[011]方向にθ=15°だけ傾斜し
たn型のGaAs基板21上に、MOCVD法で1μm
厚のn型のGaAsバッファー層22を積層する。次い
で、n型のAl0.5In0.5Pとn型の(Al0.4Ga0.6)
0.5In0.5Pの10ペアのDBR層23と、1μm厚の
n型のAl0.5In0.5P第1ク ラッド層24と、0.
5μm厚のp型の(Al0.3Ga0.7)0.5In0.5P活性層
25と、1μm厚のP型のAl0.5In0.5P第2クラッ
ド層26と、0.15μm厚のp型のAlGaInP中
間層27と、1μm厚のp型のGaP第1電流拡散層2
8と、0.3μm厚のn型のGaP電流阻止層29をM
OCVD法により順次積層する。その後、フォトリソグ
ラフィー、および硫酸/過酸化水素系エッチャントによ
り、n型のGaP電流阻止層29を140μm×140
μmの正方形の部分29Aを残して、p型のGaP第1
電流拡散層28に達するまでエッチングして除去する。
【0049】次いで、図9に示すように、4μm厚のp
型GaP第2電流拡散層30を、n型のGaP電流阻止
層29A、およびp型のGaP第1電流拡散層28上に
再成長させる。この第2電流拡散層30は電流阻止層2
9の形状を反映した表面形状部30Aを有している。こ
の表面形状部30Aは、GaAs基板21が(100)面
からθ=15゜だけ傾斜していることに起因して、上記
電流阻止層29から方向E2に寸法H2だけ位置ずれし
ている。この寸法H2は、電流拡散層3の厚さdが4μ
mであるから、14.9μm(=4μm÷tan15゜)に
なる。
【0050】その後、図10に示すように、p型GaP
第2電流拡散層30上にAuBe/Auを蒸着し、フォ
トリソグラフィー、およびAuエッチャントによるエッ
チングにより110μm×110μmの正方形の表面電
極31aを形成する。この表面電極31aを形成すると
きに、図10(a)に示すように、表面形状部30aの位
置ずれ方向E2と逆方向F2の端にある表面電極31A
の1辺31A−1の中心を、表面形状部30Aの逆方向
F2の端にある1辺30A−1の中心に略一致させる。
【0051】言い換えれば、電流阻止層29Aの中心か
ら見て[011]方向を、基板に垂直な面内で基板に平
行になるように15゜回転した方向と逆方向F2にある
辺30A−1と、電極形成用パターンにおいて上記逆方
向F2の端にある辺とをそれぞれの中心が一致するよう
に重ね合わせてアライメントする。
【0052】図7(b)に示すように、その後、熱処理す
ることによりp型オーミックコンタクト電極31が得ら
れる。そして、GaAs基板21を約280μmまで研
磨し、この研磨した面にAuGe/Auを蒸着し、熱処
理することによりn型オーミックコンタクト電極32を
形成する。
【0053】この第2の実施の形態によれば、電流阻止
層29の1辺の寸法(=140μm)を、表面電極31a
の1辺の寸法(=110μm)よりもL=30μmだけ長
くした。この寸法L(=30μm)は、上記表面形状部3
0aの位置ずれ寸法H2(=14.9μm)の略2倍であ
る。
【0054】したがって、上記表面形状部30Aの逆方
向F2の端の辺30A−1に表面電極31aの1辺31
a−1を合わせることによって、上記表面電極31aの
両端の辺31a−1および31a−2を両方とも、電流
阻止層29の両辺29A−1,29A−2の内側に位置
させることができる。
【0055】したがって、この実施形態によれば、上記
表面形状部30aの1辺30a−1自体にアライメント
用パターンの役割をさせることができ、アライメント用
のパターンがなくても、表面電極31aを電流阻止層2
9の直上に位置合わせできる。したがって、表面電極3
1a直下での無効発光を抑制するという電流阻止層29
の役目を確実に果たさせることができる。
【0056】さらに、アライメント用パターンが不要と
なることによって、歩留り向上を達成できる。具体的に
は、第1の実施形態の製造方法では、チップの100分
の1の部分をアライメント用パターンにしたが、このア
ライメント用パターンが不要となるので、歩留りを1%
向上できる。
【0057】〔第3の実施の形態〕図11(a)は、この
発明の第3の実施の形態の発光ダイオードの製造方法で
作製したAsGaInP系の発光ダイオードの表面図で
あり、図11(b)は図11(a)のX−Yラインでの断面
図である。
【0058】まず、この実施の形態の発光ダイオードの
製造工程を説明する。図12(b)に示すように、(10
0)面から[011]方向に15°だけ傾斜したn型の
GaAs基板41上に、MOCVD法で1μm厚のn型
のGaAsバッファー層42を積層する。次いで、n型
のAl0.5In0.5Pとn型の(Al0.4Ga0.6)0.5In
0.5Pからなる10ペアのDBR層43と、1μm厚の
n型のAl0.5In0.5Pからなる第1クラッド層44
と、0.5μm厚のp型の(Al0.3Ga0.7)0.5In0.5
Pからなる活性層45と、1μm厚のP型のAl0.5
0.5Pからなる第2クラッド層46と、0.15μm
厚のp型のAlGaInPからなる中間層47と、1μ
m厚のp型のGaPからなる第1電流拡散層48と、
0.5μm厚のn型のGaPからなる電流阻止層49
と、4μm厚のp型のGaPからなる第2電流拡散層5
3をMOCVD法により順次積層する。
【0059】その後、フォトリソグラフィー、および硫
酸/過酸化水素系エッチャントにより、p型のGaPか
らなる第2電流拡散層53とn型のGaPからなる電流
阻止層49をp型のGaPからなる第1電流拡散層48
に達するまでエッチングして除去する。
【0060】このエッチング時に、図12(a)に示すよ
うに、M2×L2(10μm×70μm)の長方形をその
短手方向にP1=40μmピッチ、かつ長手方向にP2
=250μmピッチでエッチングパターンを形成する。
このエッチングの深さは約5μmにしたから、第2電流
拡散層53の天面におけるエッチング形状は上記長方形
から縦横10μmずつ拡大してM1×L1(20μm×
80μm)となる。
【0061】次いで、図13(b)に示すように、5.5
μm厚のp型GaPからなる第2電流拡散層50を、n
型のGaP電流阻止層49およびp型のGaP第1電流
拡散層48、p型のGaP第2電流拡散層53上に再成
長させる。その後、図14(b)に示すように、p型Ga
P第2電流拡散層50上にAuBe/Auを蒸着し、フ
ォトリソグラフィー、およびAuエッチャントによるエ
ッチングにより表面電極51aを形成する。
【0062】このエッチング時に用いる表面電極用マス
クパターンは、直径120μmのボンディングパッド5
4と、40μm幅の第1枝電極55と、10μm幅の第
2枝電極56とを形成するようなパターンになってい
る。
【0063】また、このエッチング時に、第2枝電極5
6が電流阻止層49間のチャネル302に起因して形成
されたチャンネル形成痕303上に位置するようにアラ
イメントする。また、ボンディングパッド54が電流阻
止層49のチャンネル形成痕列306と307の間に位
置するようにアライメントする。
【0064】その後、熱処理することにより、図11
(b)に示すp型オーミックコンタクト電極51が得られ
る。そして、GaAs基板41を約280μmまで研磨
し、この研磨した面にAuGe/Auを蒸着し、熱処理
することによって図11(b)に示すn型オーミックコン
タクト電極52を形成する。
【0065】このようにして得られた発光ダイオード
は、図14(b)に示すように、電流阻止層49にA=4
0μmピッチでチャンネル302が形成され、その上に
5.5μmの第2電流拡散層50を再成長させている。
したがって、上記チャンネル形成痕303のチャネル3
02からチャネル列方向305への位置ずれの寸法H3
=約20μmとなる。なぜならば、H3=5.5μm÷
tan15゜≒20μmだからである。したがって、チャ
ネル形成痕303がちょうど電流阻止層49の直上に位
置するようになる。したがって、この幅20μmのチャ
ンネル形成痕303の中心に幅10μmの第2枝電極5
6の中心をアライメントすればよい。したがって、表面
電極51a形成のためのアライメントが容易になり、ア
ライメント専用のパターンを用意しなくても、電流阻止
層49上に確実に表面電極51aを形成でき、表面電極
51a直下での無効発光を抑制するという電流阻止層4
9の役目を確実に果たさせることができる。
【0066】その上、チャンネル302上の第2電流拡
散層50の形状が凸状のメサ形状となるから、チップ表
面で全反射される発光光が減少する。
【0067】したがって、第1の実施の形態で作成した
発光ダイオードのチップ光度が約90mcdであったの
に対し、この第3実施形態によって作製した発光ダイオ
ードのチップ光度は110mcdに向上した。
【0068】さらに、この第3の実施の形態によって作
製した発光ダイオードは、電流阻止層49へのエッチン
グで形成したチャネル形状を、第2電流拡散層50に反
映させることで、第2電流拡散層50のメサ形状部30
8を形成できる。したがって、図16や図17に示すよ
うな、従来の発光ダイオードに比べて製造工程を簡略化
することができる。
【0069】なお、上述の第1〜第3実施形態では、半
導体基板として結晶面が(100)面から[011]方向
に15°だけ傾斜したn型のGaAs基板を使用し、発
光層がn型のAl0.5In0.5Pとn型の(Al0.4Ga
0.6)0.5In0.5Pの10ペアのDBR層、電流拡散層が
p型のGaPとした発光ダイオードの製造方法の実施の
形態について説明した。
【0070】しかし、この発明の発光ダイオードの製造
方法は、(100)面から所定の角度θだけ傾斜した半導
体基板上にAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y
≦1)を電流拡散層として層厚dで形成した場合に、表
面電極を、0.5×d/tanθ〜1.5×d/tan
θだけずらせて、電流阻止層の上に形成するものであれ
ば適用できる。また、構成材料も上記実施の形態の材質
に限定されず、種々の材料が選択できるのは言うまでも
ない。
【0071】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の発光ダイオードの製造方法では、上記半導体基板が
(100)面から所定角度θだけ傾斜している場合に、表
面電極を、層厚dで形成した電流拡散層を反映した表面
形状部の位置から、上記表面形状部が上記電流阻止層か
ら位置ずれしている方向と逆の方向に、0.5×(d/t
anθ)乃至1.5×(d/tanθ)だけ位置ずれさせて
形成する。
【0072】このことによって、半導体基板が(100)
面から傾斜していても、電流阻止層の直上に正確に表面
電極を形成することができ、表面電極直下での無効発光
を抑制するという電流阻止層の効果を安定して得ること
ができる。
【0073】また、請求項2の発明の発光ダイオードの
製造方法は、電流阻止層除去工程で、発光層上に電流阻
止層だけでなく第1アライメント部を残す。そして、表
面電極形成工程で、上記第1アライメント部を反映した
アライメント用表面形状部に、表面電極形成パターンの
第2アライメント用パターンを合わせて、表面電極を形
成する。
【0074】この第2アライメント用パターンは、表面
電極形成パターンにおいて、上記除去パターンの第1ア
ライメント用パターンに対応する位置から、上記アライ
メント用表面形状が上記第1アライメント部から位置ず
れしている分だけ位置ずれした位置に形成されている。
【0075】したがって、上記第2アライメント用パタ
ーンを上記アライメント用表面形状部に位置合わせする
ことによって、上記表面電極形成パターンの電極用パタ
ーンを上記電流阻止層の直上に位置させることができ
る。
【0076】このことによって、半導体基板が(100)
面から傾斜していても、電流阻止層の直上に正確に表面
電極を形成することができ、表面電極直下での無効発光
を抑制するという電流阻止層の効果を安定して得ること
ができる。
【0077】また、請求項3の発明の発光ダイオードの
製造方法は、表面電極の内、位置ずれ方向と逆の方向の
端を表面形状部の逆方向の端に合わせるように形成す
る。さらに、電流阻止層を、表面電極に比べて電流阻止
層に対して表面形状部が位置ずれする方向に向かって、
電流阻止層に対する表面形状部の位置ずれ量(d/tan
θ)だけ拡大させている。
【0078】これにより、アライメント用のパターンが
なくても、表面電極の端を電流阻止層の端に合わせるだ
けで、電流阻止層への表面電極の投影像が電流阻止層か
らはみ出ないようにすることができる。したがって、こ
の発明によれば、容易に、かつ精度よく電流阻止層の直
上に表面電極を形成することができる上に、アライメン
ト用パターンを別途設ける必要がなくなるので、歩留り
の向上を実現できる。
【0079】また、請求項4の発明の発光ダイオードの
製造方法は、(100)面から所定角度だけ傾斜した半導
体基板上に形成した電流阻止層を所定ピッチで部分的に
除去し、この電流阻止層上に層厚dで電流拡散層を形成
する。この電流拡散層には、電流阻止層の除去痕を反映
する除去痕反映部が形成され、この除去痕反映部は上記
除去痕からd/tanθだけ位置ずれしている。この発
明では、上記位置ずれ量d/tanθが上記ピッチAの
ほぼ(自然数−1/2)倍になるように設定すること
で、上記除去痕反映部を上記電流阻止層の略直上に位置
させ、この除去痕反映部上に表面電極を形成する。これ
により、この発明によれば、アライメント用のパターン
がなくても、除去痕反映部上に表面電極を形成するだけ
で、電流阻止層への表面電極の投影像が電流阻止層から
はみ出ないようにすることができる。したがって、容易
に、かつ精度よく電流阻止層の直上に表面電極を形成す
ることができて表面電極直下での無効発光を抑制できる
上に、アライメント用パターンを別途設ける必要がなく
なるので、歩留りの向上を実現できる。さらに、この発
明によれば、電流阻止層のエッチング以外に別途エッチ
ングすることなく、上記電流阻止層の除去痕つまり発光
部上に、除去痕反映部に挟まれた電流拡散層のメサ形状
部を形成できる。したがって、製造工程を繁雑にするこ
となく、電流拡散層の表面で全反射される発光光を減少
させることができる。
【0080】また、請求項5の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、第1導電型の半導体
基板がGaAs基板である。
【0081】この請求項5の発明の発光ダイオードの製
造方法では、(100)面から所定角度θだけ傾斜した第
1導電型の半導体基板がGaAs基板であるので、Ga
As基板に格子整合する材料を容易に発光層として採用
できる。
【0082】また、請求項6の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、 (100)面から所
定角度θだけ傾斜した第1導電型の半導体基板上に単層
あるいは複数層からなる発光層がAlxGayIn1-x-y
P(0≦x≦1、0≦y≦1)によって構成されているこ
とにより、赤色から緑色までの高効率の発光ダイオード
を実現できる。
【0083】また、請求項7の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、第1導電型の半導体
基板の(100)面から傾斜した方向が[011]あるい
は[0 /1 /1]である。このことにより、AlxGay
1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)系の発光ダイオー
ドでは高い発光効率が得られる。
【0084】また、請求項8の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、第1導電型の半導体
基板が(100)面から[011]あるいは[0 /1 /1]
方向に傾斜している角度が5゜〜25゜である。
【0085】この請求項8の発明の発光ダイオードの製
造方法では、第1導電型の半導体基板の(100)面から
傾斜した方向が[011]あるいは[0 /1 /1]である
ことにより、AlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦
y≦1)系の発光ダイオードでは高い発光効率が得られ
る。
【0086】また、請求項9の発明の発光ダイオードの
製造方法は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発
光ダイオードの製造方法において、第2導電型のAlx
GayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)電流拡散層
がGaPであることにより、耐湿性の高い、かつ低抵抗
の発光ダイオードを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)はこの発明の発光ダイオードの製造
方法の第1の実施の形態で作製した発光ダイオードの表
面図であり、図1(b)は図1(a)のX−Yライン断面図
である。
【図2】 図2(a)は上記第1実施形態の製造工程の前
半の作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図2
(b)は図2(a)のX−Y断面図である。
【図3】 図3は上記第1実施形態で用いられる第1ア
ライメントパターンを示す表面図である。
【図4】 図4(a)は上記第1実施形態の製造工程の後
半の作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図4
(b)は図4(a)のX−Y断面図である。
【図5】 図5(a)は上記第1実施形態の製造工程の最
終作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図5(b)
は図5(a)のX−Y断面図である。
【図6】 図6(a)は上記第1実施形態で使用する電流
阻止層除去パターンの形状を示す平面図であり、図6
(b)は上記第1実施形態で使用する表面電極形成パター
ンの形状を示す平面図である。
【図7】 図7(a)はこの発明の発光ダイオードの製造
方法の第2の実施の形態で作製した発光ダイオードの表
面図であり、図7(b)は図7(a)のX−Yライン断面図
である。
【図8】 図8(a)は上記第2実施形態の製造工程の前
半の作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図8
(b)は図8(a)のX−Y断面図である。
【図9】 図9(a)は上記第2実施形態の製造工程の後
半の作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図9
(b)は図9(a)のX−Y断面図である。
【図10】 図10(a)は上記第2実施形態の製造工程
の最終作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図1
0(b)は図10(a)のX−Y断面図である。
【図11】 図11(a)はこの発明の発光ダイオードの
製造方法の第3の実施の形態で作製した発光ダイオード
の表面図であり、図11(b)は図11(a)のX−Yライ
ン断面図である。
【図12】 図12(a)は上記第3実施形態の製造工程
の前半の作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図
12(b)は図12(a)のX−Y断面図である。
【図13】 図13(a)は上記第3実施形態の製造工程
の後半の作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図
13(b)は図13(a)のX−Y断面図である。
【図14】 図14(a)は上記第3実施形態の製造工程
の最終作製過程の発光ダイオードの表面図であり、図1
4(b)は図14(a)のX−Y断面図である。
【図15】 従来の発光ダイオードの断面図である。
【図16】 従来の別の発光ダイオードの断面図であ
る。
【図17】 従来のさらに別の発光ダイオードの断面図
である。
【符号の説明】
1,21,41…n型GaAs基板、2,22,42…
n型GaAsバッファー層、3,23,43…n型Al
0.5In0.5P/n型(Al0.4Ga0.6)0.5In0.5Pから
なるDBR層、4,24,44…n型Al0.5In0.5
クラッド層、5,25 ,45…p型(Al0.3Ga0.7)
0.5In0.5P活性層、6,26,46…p型Al0.5
0.5Pクラッド層、7,27,47…p型AlInP
中間層、8,28,48…p型GaP第1電流拡散層、
9,29,49…n型GaP電流阻止層、10,30,
53…p型GaP第2電流拡散層、11,31,51…
p型オーミックコンタクト電極、12,32,52…n
型オーミックコンタクト電極、50…p型GaP第3電
流拡散層、54…ボンディングパッド、55…第1枝電
極、56…第2枝電極、91…第1アライメント用パタ
ーン、E1,E2…位置ずれ方向、F1,F2…逆方
向、H1,H2…位置ずれ寸法、302…チャネル、3
03…チャネル形成痕、306,307…チャネル形成
痕列、308…メサ形状部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (100)面から所定角度θだけ傾斜した
    第1導電型の半導体基板上に、単層あるいは複数層から
    なる発光層を形成し、この発光層の上に第1導電型の電
    流阻止層を形成する電流阻止層形成工程と、 上記電流阻止層の一部を除去する電流阻止層除去工程
    と、 上記電流阻止層および発光層の上に、第2導電型のAl
    xGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)電流拡散
    層を所定の層厚dで形成する電流拡散層形成工程と、 表面電極を、上記電流拡散層のうち上記発光層上の上記
    電流阻止層の形状を反映した表面形状部の位置から、上
    記半導体基板に垂直な面内で、基板表面の法線ベクトル
    が[100]方向から傾斜した方向から上記半導体基板
    表面に平行になる方向に所定角度θだけ回転させた方向
    と逆の方向に、0.5×(d/tanθ)乃至1.5×(d
    /tanθ)だけ位置ずれさせて、上記電流拡散層上に形
    成する表面電極形成工程とを備えたことを特徴とする発
    光ダイオードの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発光ダイオードの製造
    方法において、 上記電流阻止層除去工程は、上記電流阻止層を除去する
    除去パターンが阻止層用パターンと第1アライメント用
    パターンを有し、上記発光層上に第1アライメント部を
    残す工程を有し、 上記表面電極形成工程は、 上記除去パターンにおける電流阻止層形成パターンに対
    応した位置に形成されている電極用パターンと、この電
    極用パターンに対する位置が、上記阻止層用パターンに
    対する上記第1アライメント用パターンの位置から、上
    記半導体基板に垂直な面内で、基板表面の法線ベクトル
    が[100]方向から傾斜した方向から上記半導体基板
    表面に平行になる方向に所定角度θだけ回転させた方向
    に、0.5×(d/tanθ)乃至1.5×(d/tanθ)
    だけずらした位置になっている第2アライメント用パタ
    ーンとを有する表面電極形成パターンを用い、この第2
    アライメント用パターンを上記第1アライメントパター
    ンの形状を反映したアライメント用表面形状部に合わせ
    て、上記表面電極を形成することを特徴とする発光ダイ
    オードの製造方法。
  3. 【請求項3】 (100)面から所定角度θだけ傾斜した
    第1導電型の半導体基板上に、単層あるいは複数層から
    なる発光層を形成し、この発光層の上に第1導電型の電
    流阻止層を形成する電流阻止層形成工程と、 表面電極形成工程で形成する表面電極に比べて、0.5
    ×(d/tanθ)乃至1.5×(d/tanθ)だけ、上記
    半導体基板表面に垂直かつ[100]ベクトルを含む面
    内で(100)面を経由して上記半導体基板表面に平行に
    なるまで回転させた上記半導体基板表面の法線ベクトル
    の方向と逆方向に寸法を拡大した拡大部分を有するよう
    に、上記電流阻止層の一部を除去する電流阻止層除去工
    程と、上記電流阻止層および発光層の上に、第2導電型
    のAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)電
    流拡散層を所定の層厚dで形成する電流拡散層形成工程
    と、 表面電極を、上記電流阻止層の形状を反映した上記電流
    拡散層の表面形状部のうち上記拡大方向の端に、上記表
    面電極のうち上記拡大方向の端を合わせるように形成す
    る上記表面電極形成工程とを備えたことを特徴とする発
    光ダイオードの製造方法。
  4. 【請求項4】 (100)面から所定角度θだけ傾斜した
    第1導電型の半導体基板上に、単層あるいは複数層から
    なる発光層を形成し、この発光層の上に第1導電型の電
    流阻止層を形成する電流阻止層形成工程と、 上記半導体基板に垂直かつ[100]ベクトルを含む面
    内で上記半導体基板表面に平行になるまで回転させた上
    記半導体基板表面の法線ベクトルの方向に、所定ピッチ
    Aで上記電流阻止層を部分的に除去する電流阻止層除去
    工程と、 nを自然数として、0.5×d/tanθ<A(n−1
    /2)<1.5×d/tanθを満たすような層厚d
    で、第2導電型のAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、
    0≦y≦1)電流拡散層を形成する電流拡散層形成工程
    と、 表面電極を、上記電流阻止層の上記除去痕を反映した上
    記電流拡散層の除去痕反映部上に形成する表面電極形成
    工程とを備えたことを特徴とする発光ダイオードの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    発光ダイオードの製造方法において、 第1導電型の半導体基板がGaAs基板であることを特
    徴とする発光ダイオードの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    発光ダイオードの製造方法において、 (100)面から所定角度θだけ傾斜した第1導電型の半
    導体基板上に形成する単層あるいは複数層からなる発光
    層が、AlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦
    1)によって構成されていることを特徴とする発光ダイ
    オードの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    発光ダイオードの製造方法において、 上記第1導電型の半導体基板が上記(100)面から傾斜
    している方向が[011]あるいは[0 /1 /1]である
    ことを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    発光ダイオードの製造方法において、 上記第1導電型の半導体基板が上記(100)面から[0
    11]あるいは[0 /1 /1]方向に傾斜している角度が
    5゜〜25゜であることを特徴とする発光ダイオードの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    発光ダイオードの製造方法において、 上記第2導電型のAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、
    0≦y≦1)電流拡散層がGaPであることを特徴とす
    る発光ダイオードの製造方法。
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