JPH11235848A - 点字プリンタ - Google Patents
点字プリンタInfo
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- JPH11235848A JPH11235848A JP5583698A JP5583698A JPH11235848A JP H11235848 A JPH11235848 A JP H11235848A JP 5583698 A JP5583698 A JP 5583698A JP 5583698 A JP5583698 A JP 5583698A JP H11235848 A JPH11235848 A JP H11235848A
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Links
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Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、熱膨張性インクが塗布された点字用
熱転写リボンを用いて普通紙に点字を作成する熱転写方
式の点字プリンタに関し、優れた印字品質の点字を作成
できる熱転写方式の点字プリンタを提供することを目的
とする。 【解決手段】直線状に配列された複数の発熱抵抗体50
を有し、所定の発熱抵抗体50を発熱させて、熱膨張性
インクが塗布された点字用熱転写リボン6の所定領域を
加熱して所定領域の熱膨張性インクを用紙5表面に転写
するサーマルヘッド2と、転写された熱膨張性インクを
加熱して発泡させる発泡部4とを有する点字プリンタに
おいて、熱膨張性インクを所定の温度に保温する保温ヒ
ータ60、62、64をサーマルヘッド2先端部に備え
るようにする。
熱転写リボンを用いて普通紙に点字を作成する熱転写方
式の点字プリンタに関し、優れた印字品質の点字を作成
できる熱転写方式の点字プリンタを提供することを目的
とする。 【解決手段】直線状に配列された複数の発熱抵抗体50
を有し、所定の発熱抵抗体50を発熱させて、熱膨張性
インクが塗布された点字用熱転写リボン6の所定領域を
加熱して所定領域の熱膨張性インクを用紙5表面に転写
するサーマルヘッド2と、転写された熱膨張性インクを
加熱して発泡させる発泡部4とを有する点字プリンタに
おいて、熱膨張性インクを所定の温度に保温する保温ヒ
ータ60、62、64をサーマルヘッド2先端部に備え
るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱膨張性インクが
塗布された点字用熱転写リボンを用いて普通紙に点字を
作成する熱転写方式の点字プリンタに関する。
塗布された点字用熱転写リボンを用いて普通紙に点字を
作成する熱転写方式の点字プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】目の不自由な人のための情報伝達手段の
一つとして、指で触れて情報を取得する点字がある。こ
の点字を紙等に作成する装置として点字プリンタがあ
る。点字プリンタとしては、従来、用紙の裏面から金属
ピンを叩いて紙を突起させて点字を作成するドットイン
パクト方式が主流であったが、作成された点字の凹凸や
外形寸法にばらつきが生じて印字品質が一定にならない
という問題と、印字作成時に発生する騒音が大きすぎる
という問題があったことから、近年、印字時の音が静か
で高品質の印字が行える熱転写方式の点字プリンタが提
案されている。
一つとして、指で触れて情報を取得する点字がある。こ
の点字を紙等に作成する装置として点字プリンタがあ
る。点字プリンタとしては、従来、用紙の裏面から金属
ピンを叩いて紙を突起させて点字を作成するドットイン
パクト方式が主流であったが、作成された点字の凹凸や
外形寸法にばらつきが生じて印字品質が一定にならない
という問題と、印字作成時に発生する騒音が大きすぎる
という問題があったことから、近年、印字時の音が静か
で高品質の印字が行える熱転写方式の点字プリンタが提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、本願出願人に
より平成8年12月26日に出願された特願平8−35
9884号の明細書には、点字用熱転写リボンを用いた
熱転写方式の点字プリンタが提案されている。この提案
された点字プリンタの動作を図4を用いて説明する。図
4において、駆動ローラ108a、108b、およびガ
イドローラ104a、104bに挟まれた用紙5は、駆
動ローラ108a、108bの回転により図中右方から
左方に沿って搬送されるようになっている。駆動ローラ
108a、108bとガイドローラ104a、104b
との間には、複数の発熱抵抗体が直列に配列されたサー
マルヘッド100が設けられ、サーマルヘッド100に
対向してプラテンローラ106が設けられている。
より平成8年12月26日に出願された特願平8−35
9884号の明細書には、点字用熱転写リボンを用いた
熱転写方式の点字プリンタが提案されている。この提案
された点字プリンタの動作を図4を用いて説明する。図
4において、駆動ローラ108a、108b、およびガ
イドローラ104a、104bに挟まれた用紙5は、駆
動ローラ108a、108bの回転により図中右方から
左方に沿って搬送されるようになっている。駆動ローラ
108a、108bとガイドローラ104a、104b
との間には、複数の発熱抵抗体が直列に配列されたサー
マルヘッド100が設けられ、サーマルヘッド100に
対向してプラテンローラ106が設けられている。
【0004】サーマルヘッド100とプラテンローラ1
06とにより、用紙5と点字用熱転写リボン6とを挟
み、印字データに基づいて所定の発熱抵抗体を発熱させ
ることにより、点字用熱転写リボン6の熱膨張性インク
を用紙5に転写するようになっている。点字用熱転写リ
ボン6は、供給リール8からサーマルヘッド100を介
して巻取リール10へ掛け渡されており、駆動ローラ1
08a、108bの回転に伴って搬送される用紙5と共
に移動して供給リール8から繰り出されて巻取リール1
0へ巻き取られるようになっている。
06とにより、用紙5と点字用熱転写リボン6とを挟
み、印字データに基づいて所定の発熱抵抗体を発熱させ
ることにより、点字用熱転写リボン6の熱膨張性インク
を用紙5に転写するようになっている。点字用熱転写リ
ボン6は、供給リール8からサーマルヘッド100を介
して巻取リール10へ掛け渡されており、駆動ローラ1
08a、108bの回転に伴って搬送される用紙5と共
に移動して供給リール8から繰り出されて巻取リール1
0へ巻き取られるようになっている。
【0005】この点字用熱転写リボン6の断面構造につ
いて図5を用いて説明する。点字用熱転写リボン6は、
フィルム状透明基材6bの一方の面に、熱転写時にフィ
ルム状透明基材6bから分離する離型層6cと、発泡樹
脂が含まれている熱膨張性インク層6dと、転写時に用
紙に接着する感熱接着層6eとがこの順に積層され、フ
ィルム状透明基材6bの他方の面には、耐熱性や滑り性
を有してサーマルヘッド100と接触する耐熱滑性層6
aが形成されている。
いて図5を用いて説明する。点字用熱転写リボン6は、
フィルム状透明基材6bの一方の面に、熱転写時にフィ
ルム状透明基材6bから分離する離型層6cと、発泡樹
脂が含まれている熱膨張性インク層6dと、転写時に用
紙に接着する感熱接着層6eとがこの順に積層され、フ
ィルム状透明基材6bの他方の面には、耐熱性や滑り性
を有してサーマルヘッド100と接触する耐熱滑性層6
aが形成されている。
【0006】さて、印字時において、このような構成の
点字用熱転写リボン6と用紙5とがサーマルヘッド10
0とプラテンローラ106との間に所定の押圧力で挟ま
れた状態で、サーマルヘッド100の所定の発熱抵抗体
(図示せず)を発熱させることにより、発熱した発熱抵
抗体に対応する位置の点字用熱転写リボン6の感熱接着
層6eが溶融して用紙5に接着する。次いで、点字用熱
転写リボン6は用紙5の搬送と共に移動して次第に用紙
5表面から離れ、それに伴って用紙5表面に接着した感
熱接着層6e上の熱膨張性インク層6dと離型層6cと
がフィルム状透明基材6bから分離して、用紙5表面に
転写部110が形成される。その後、転写部110が形
成された用紙5は、加熱装置が内蔵された発泡部102
を通過して、転写部110の熱膨張性インク層6dが加
熱されて発泡し、所定の厚さおよび径を有する点字11
2が形成される。発泡部102の加熱装置は、例えば熱
源としてのガラス製定着ローラと、それと対向して配置
されたゴムローラとで構成することができる。回転する
ガラス製定着ローラとゴムローラとの間に用紙5を挟み
込んで移動させながら用紙5上の転写部110の熱膨張
性インク層6dを加熱して発泡させることができる。
点字用熱転写リボン6と用紙5とがサーマルヘッド10
0とプラテンローラ106との間に所定の押圧力で挟ま
れた状態で、サーマルヘッド100の所定の発熱抵抗体
(図示せず)を発熱させることにより、発熱した発熱抵
抗体に対応する位置の点字用熱転写リボン6の感熱接着
層6eが溶融して用紙5に接着する。次いで、点字用熱
転写リボン6は用紙5の搬送と共に移動して次第に用紙
5表面から離れ、それに伴って用紙5表面に接着した感
熱接着層6e上の熱膨張性インク層6dと離型層6cと
がフィルム状透明基材6bから分離して、用紙5表面に
転写部110が形成される。その後、転写部110が形
成された用紙5は、加熱装置が内蔵された発泡部102
を通過して、転写部110の熱膨張性インク層6dが加
熱されて発泡し、所定の厚さおよび径を有する点字11
2が形成される。発泡部102の加熱装置は、例えば熱
源としてのガラス製定着ローラと、それと対向して配置
されたゴムローラとで構成することができる。回転する
ガラス製定着ローラとゴムローラとの間に用紙5を挟み
込んで移動させながら用紙5上の転写部110の熱膨張
性インク層6dを加熱して発泡させることができる。
【0007】以上が提案された点字プリンタによる点字
作成動作であるが、現実には以下に示すような課題を有
している。まず、作成される点字の高さは触読を確実に
するために0.3〜0.4mm程度必要であり、発泡部
102での加熱により熱膨張性インク層6dを発泡させ
てこの高さを得るには、発泡前の転写部110の熱膨張
性インク層6dの厚さを数十μm程度にする必要があ
る。この厚さは、通常のOA(オフィス・オートメーシ
ョン)用の熱転写リボンに比較して十数倍も厚い特殊な
ものである。従って、感熱接着層6eの接着材が溶融し
て用紙5表面に十分接着したとしても、転写部110の
熱膨張性インク層6dと離型層6cとをフィルム状透明
基材6bから分離する際、転写部110の熱膨張性イン
ク層6dの厚さが厚いため、フィルム状透明基材6bと
共に巻き取られる非転写部の熱膨張性インク層6dとの
分離がうまくいかず、用紙5に接着した感熱接着層6e
から熱膨張性インク層6dが引き剥がされてそのまま離
型層6cおよびフィルム状透明基材6bと共に巻き取ら
れてしまったり、一旦接着した感熱接着層6eを用紙5
から紙の繊維ごと引き剥がして転写部110がそのまま
フィルム状透明基材6bと共に巻き取られてしまうとい
う問題が生じる。
作成動作であるが、現実には以下に示すような課題を有
している。まず、作成される点字の高さは触読を確実に
するために0.3〜0.4mm程度必要であり、発泡部
102での加熱により熱膨張性インク層6dを発泡させ
てこの高さを得るには、発泡前の転写部110の熱膨張
性インク層6dの厚さを数十μm程度にする必要があ
る。この厚さは、通常のOA(オフィス・オートメーシ
ョン)用の熱転写リボンに比較して十数倍も厚い特殊な
ものである。従って、感熱接着層6eの接着材が溶融し
て用紙5表面に十分接着したとしても、転写部110の
熱膨張性インク層6dと離型層6cとをフィルム状透明
基材6bから分離する際、転写部110の熱膨張性イン
ク層6dの厚さが厚いため、フィルム状透明基材6bと
共に巻き取られる非転写部の熱膨張性インク層6dとの
分離がうまくいかず、用紙5に接着した感熱接着層6e
から熱膨張性インク層6dが引き剥がされてそのまま離
型層6cおよびフィルム状透明基材6bと共に巻き取ら
れてしまったり、一旦接着した感熱接着層6eを用紙5
から紙の繊維ごと引き剥がして転写部110がそのまま
フィルム状透明基材6bと共に巻き取られてしまうとい
う問題が生じる。
【0008】このように、サーマルヘッドで点字用熱転
写リボンのインクを熱転写する際、転写後のリボンと印
字部分との剥離(転写部と非転写部との分離)を円滑に
行うことができず印字品質が劣化してしまうという問題
があった。
写リボンのインクを熱転写する際、転写後のリボンと印
字部分との剥離(転写部と非転写部との分離)を円滑に
行うことができず印字品質が劣化してしまうという問題
があった。
【0009】また、用紙5に転写された転写部110の
熱膨張性インク層6dは、80°C〜150°C程度の
温度に加熱することで所望の高さに発泡するが、急激に
加熱してしまうと熱膨張性インク層6dの表面部分だけ
が発泡して内部の熱膨張性インクが十分膨らまずに発泡
が終了してしまい、所望の高さおよび形状が得られない
という不具合を生じる。また、上述のガラス製定着ロー
ラおよびそれと対向するゴムローラによる加熱装置の場
合、用紙両面にローラ表面が直接接触して転写部110
を押圧するため、転写部110の熱膨張性インク層6d
の発泡を抑える圧力が働いてしまうことから、正常な発
泡を行わせるための装置条件を特定するのが困難である
という問題を有している。また、2つのローラに代え
て、用紙面にほぼ平行な放熱面を有する加熱部を用いる
ような場合には、放熱面に直接熱膨張性インク層6dが
接触してしまうと正常な発泡が行われず、所望の高さと
形状を得ることができないが、熱膨張性インク層6dを
放熱面から遠ざけてしまうと加熱装置が大型化してしま
い効率的でない。以上説明した問題点は、上述の提案さ
れた熱転写方式の点字プリンタにおいて何ら言及されて
おらず解決されていない技術的課題である。
熱膨張性インク層6dは、80°C〜150°C程度の
温度に加熱することで所望の高さに発泡するが、急激に
加熱してしまうと熱膨張性インク層6dの表面部分だけ
が発泡して内部の熱膨張性インクが十分膨らまずに発泡
が終了してしまい、所望の高さおよび形状が得られない
という不具合を生じる。また、上述のガラス製定着ロー
ラおよびそれと対向するゴムローラによる加熱装置の場
合、用紙両面にローラ表面が直接接触して転写部110
を押圧するため、転写部110の熱膨張性インク層6d
の発泡を抑える圧力が働いてしまうことから、正常な発
泡を行わせるための装置条件を特定するのが困難である
という問題を有している。また、2つのローラに代え
て、用紙面にほぼ平行な放熱面を有する加熱部を用いる
ような場合には、放熱面に直接熱膨張性インク層6dが
接触してしまうと正常な発泡が行われず、所望の高さと
形状を得ることができないが、熱膨張性インク層6dを
放熱面から遠ざけてしまうと加熱装置が大型化してしま
い効率的でない。以上説明した問題点は、上述の提案さ
れた熱転写方式の点字プリンタにおいて何ら言及されて
おらず解決されていない技術的課題である。
【0010】本発明の目的は、優れた印字品質の点字を
作成できる熱転写方式の点字プリンタを提供することに
ある。
作成できる熱転写方式の点字プリンタを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、直線状に配
列された複数の発熱抵抗体を有し、所定の発熱抵抗体を
発熱させて、熱膨張性インクが塗布された点字用熱転写
リボンの所定領域を加熱して所定領域の熱膨張性インク
を用紙表面に転写するサーマルヘッドと、転写された熱
膨張性インクを加熱して発泡させる発泡部とを有する点
字プリンタにおいて、サーマルヘッドを介して熱膨張性
インクを所定の温度に保温する保温手段をさらに備えて
いることを特徴とする点字プリンタによって達成され
る。
列された複数の発熱抵抗体を有し、所定の発熱抵抗体を
発熱させて、熱膨張性インクが塗布された点字用熱転写
リボンの所定領域を加熱して所定領域の熱膨張性インク
を用紙表面に転写するサーマルヘッドと、転写された熱
膨張性インクを加熱して発泡させる発泡部とを有する点
字プリンタにおいて、サーマルヘッドを介して熱膨張性
インクを所定の温度に保温する保温手段をさらに備えて
いることを特徴とする点字プリンタによって達成され
る。
【0012】本発明の点字プリンタにおいて、保温手段
は、サーマルヘッドを加熱する加熱機構を有しているこ
とを特徴とする。そして、保温手段は、転写時に印加す
る電圧より低い保温用電圧を複数の発熱抵抗体に印加し
て、サーマルヘッドを所定の温度に保温することを特徴
とする。また、保温用電圧は、パルス電圧であることを
特徴とする。
は、サーマルヘッドを加熱する加熱機構を有しているこ
とを特徴とする。そして、保温手段は、転写時に印加す
る電圧より低い保温用電圧を複数の発熱抵抗体に印加し
て、サーマルヘッドを所定の温度に保温することを特徴
とする。また、保温用電圧は、パルス電圧であることを
特徴とする。
【0013】また、上記目的は、直線状に配列された複
数の発熱抵抗体を有し、所定の発熱抵抗体を発熱させ
て、熱膨張性インクが塗布された点字用熱転写リボンの
所定領域を加熱して所定領域の熱膨張性インクを用紙表
面に転写するサーマルヘッドと、転写された熱膨張性イ
ンクを加熱して発泡させる発泡部とを有する点字プリン
タにおいて、発泡部は、用紙表面から熱膨張性インクを
加熱するヒート部と、ヒート部の前段に設けられ、用紙
裏面から加熱するプレヒート部とを備えていることを特
徴とする点字プリンタによって達成される。本発明の点
字プリンタにおいて、発泡部は、ヒート部を通過する用
紙を裏面から吸引する吸引機構を有していることを特徴
とする。
数の発熱抵抗体を有し、所定の発熱抵抗体を発熱させ
て、熱膨張性インクが塗布された点字用熱転写リボンの
所定領域を加熱して所定領域の熱膨張性インクを用紙表
面に転写するサーマルヘッドと、転写された熱膨張性イ
ンクを加熱して発泡させる発泡部とを有する点字プリン
タにおいて、発泡部は、用紙表面から熱膨張性インクを
加熱するヒート部と、ヒート部の前段に設けられ、用紙
裏面から加熱するプレヒート部とを備えていることを特
徴とする点字プリンタによって達成される。本発明の点
字プリンタにおいて、発泡部は、ヒート部を通過する用
紙を裏面から吸引する吸引機構を有していることを特徴
とする。
【0014】さらに、上記目的は、熱膨張性インクが塗
布された点字用熱転写リボンの所定領域を加熱して所定
領域の熱膨張性インクを用紙表面に転写する熱転写印字
方法において、転写の際、点字用熱転写リボンから所定
領域の熱膨張性インクが容易に分離するように、熱膨張
性インクを所定の温度に保温することを特徴とする熱転
写印字方法によって達成される。
布された点字用熱転写リボンの所定領域を加熱して所定
領域の熱膨張性インクを用紙表面に転写する熱転写印字
方法において、転写の際、点字用熱転写リボンから所定
領域の熱膨張性インクが容易に分離するように、熱膨張
性インクを所定の温度に保温することを特徴とする熱転
写印字方法によって達成される。
【0015】以上の構成を有する本発明は、以下の知見
に基づいてなされたものである。すなわち、通常の例え
ばOA用の熱転写プリンタでは、転写時の熱によりイン
クが暖まって柔らかい状態で用紙からリボンを分離して
しまうと、インクが十分紙に固着せずにベースフィルム
と共に紙から剥離してしまう現象が生じる。そのため、
通常の熱転写プリンタの技術では、転写したインクが十
分冷えるまでインクリボンと用紙との剥離をしないよう
にしている。
に基づいてなされたものである。すなわち、通常の例え
ばOA用の熱転写プリンタでは、転写時の熱によりイン
クが暖まって柔らかい状態で用紙からリボンを分離して
しまうと、インクが十分紙に固着せずにベースフィルム
と共に紙から剥離してしまう現象が生じる。そのため、
通常の熱転写プリンタの技術では、転写したインクが十
分冷えるまでインクリボンと用紙との剥離をしないよう
にしている。
【0016】ところが、本願発明で用いる点字用熱転写
リボンは、上述の通りOA用のインクリボンと比較して
極めて厚いインク層を有しており、用紙と点字用熱転写
リボンとを剥離する際に、転写部のインク層と非転写部
のインク層とを剪断して分離するには、ある程度インク
層を柔らかくして(すなわち流動化して)剪断応力を小
さくさせる必要があることを本願発明者は見出した。こ
のため従来の熱転写方式の技術の常識を越えて、インク
層に予熱を与えておいて、リボンとインクの剥離の際に
インク層をある程度温めて柔らかくしておくことが有効
であることを実証し本発明に至った。
リボンは、上述の通りOA用のインクリボンと比較して
極めて厚いインク層を有しており、用紙と点字用熱転写
リボンとを剥離する際に、転写部のインク層と非転写部
のインク層とを剪断して分離するには、ある程度インク
層を柔らかくして(すなわち流動化して)剪断応力を小
さくさせる必要があることを本願発明者は見出した。こ
のため従来の熱転写方式の技術の常識を越えて、インク
層に予熱を与えておいて、リボンとインクの剥離の際に
インク層をある程度温めて柔らかくしておくことが有効
であることを実証し本発明に至った。
【0017】そして、その手段として、印字の際にサー
マルヘッドの発熱抵抗体が発熱する温度よりも低い40
°C〜60°Cにサーマルヘッド自体を加熱(予熱)し
て保温し、当該保温温度による熱を熱膨張性インク層に
伝えることで、転写部と非転写部との切り離しが容易に
行われるようにした。このように、本発明によれば、サ
ーマルヘッドを所定の温度に保つ制御を行い、このサー
マルヘッドの熱を利用して転写後の剥離(転写部と非転
写部との分離)を行うようにしたので印字品質を向上さ
せた点字を作成することができる。
マルヘッドの発熱抵抗体が発熱する温度よりも低い40
°C〜60°Cにサーマルヘッド自体を加熱(予熱)し
て保温し、当該保温温度による熱を熱膨張性インク層に
伝えることで、転写部と非転写部との切り離しが容易に
行われるようにした。このように、本発明によれば、サ
ーマルヘッドを所定の温度に保つ制御を行い、このサー
マルヘッドの熱を利用して転写後の剥離(転写部と非転
写部との分離)を行うようにしたので印字品質を向上さ
せた点字を作成することができる。
【0018】従って、本発明によれば、転写部の熱膨張
性インク層の厚さが厚くても、基材と共に巻き取られる
非転写部の熱膨張性インク層との分離を容易に行うこと
ができ、用紙に接着した感熱接着層から熱膨張性インク
層が引き剥がされて基材と共に巻き取られてしまった
り、一旦接着した感熱接着層を用紙から紙の繊維ごと引
き剥がして基材と共に巻き取ってしまうことがない点字
プリンタを実現できる。
性インク層の厚さが厚くても、基材と共に巻き取られる
非転写部の熱膨張性インク層との分離を容易に行うこと
ができ、用紙に接着した感熱接着層から熱膨張性インク
層が引き剥がされて基材と共に巻き取られてしまった
り、一旦接着した感熱接着層を用紙から紙の繊維ごと引
き剥がして基材と共に巻き取ってしまうことがない点字
プリンタを実現できる。
【0019】また、本発明の点字プリンタの発泡部は、
用紙表面から熱膨張性インクを加熱するヒート部の前段
に、用紙裏面から加熱するプレヒート部を設けて熱膨張
性インクに対して予備的にある程度の熱を与えるように
しているので、熱膨張性インクが急激に加熱されること
を防止できる。従って、熱膨張性インク層表面部だけが
発泡して内部のインクが十分膨らまずに発泡が終了して
しまうことがないので、所望の高さおよび形状の高品質
の点字が得られるようになる。
用紙表面から熱膨張性インクを加熱するヒート部の前段
に、用紙裏面から加熱するプレヒート部を設けて熱膨張
性インクに対して予備的にある程度の熱を与えるように
しているので、熱膨張性インクが急激に加熱されること
を防止できる。従って、熱膨張性インク層表面部だけが
発泡して内部のインクが十分膨らまずに発泡が終了して
しまうことがないので、所望の高さおよび形状の高品質
の点字が得られるようになる。
【0020】また、ヒート部を通過する用紙を裏面から
吸引する吸引機構を設けているので、ヒート部表面が直
接用紙に接触して転写部を押圧することがなく、さらに
ヒート部表面とそれぞれの転写部との距離を一定に保っ
てほぼ均一な温度で熱膨張性インク層を加熱することが
できるので、ばらつきのない高さの揃った高品質の点字
を作成することができると共に、コンパクトで高効率な
加熱装置を実現することができるようになる。
吸引する吸引機構を設けているので、ヒート部表面が直
接用紙に接触して転写部を押圧することがなく、さらに
ヒート部表面とそれぞれの転写部との距離を一定に保っ
てほぼ均一な温度で熱膨張性インク層を加熱することが
できるので、ばらつきのない高さの揃った高品質の点字
を作成することができると共に、コンパクトで高効率な
加熱装置を実現することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による点字
プリンタを図1乃至図3を用いて説明する。まず、本実
施の形態による点字プリンタの概略の構成を図1を用い
て説明する。図1は本実施の形態による点字プリンタの
側断面の概略を示している。図1において、本点字プリ
ンタは、筐体1の上方に設けられた給紙部80から用紙
5が搬入されるようになっている。用紙5として、いわ
ゆる普通紙を用いることができ、給紙部80および筐体
1内で図示を省略した用紙取出部の構成を適宜変更する
ことにより、単票あるいは、ストックフォーム、ロール
紙等を用いることができるようになっている。もちろ
ん、給紙部80を用いずに用紙5を1枚ずつ手差しで用
紙取出部に挿入することもできるようになっている。
プリンタを図1乃至図3を用いて説明する。まず、本実
施の形態による点字プリンタの概略の構成を図1を用い
て説明する。図1は本実施の形態による点字プリンタの
側断面の概略を示している。図1において、本点字プリ
ンタは、筐体1の上方に設けられた給紙部80から用紙
5が搬入されるようになっている。用紙5として、いわ
ゆる普通紙を用いることができ、給紙部80および筐体
1内で図示を省略した用紙取出部の構成を適宜変更する
ことにより、単票あるいは、ストックフォーム、ロール
紙等を用いることができるようになっている。もちろ
ん、給紙部80を用いずに用紙5を1枚ずつ手差しで用
紙取出部に挿入することもできるようになっている。
【0022】図示を省略した用紙取出部は、用紙取出用
DCモータ14の駆動により用紙5を搬送するようにな
っている。取り出された用紙5は、駆動ローラ18a、
18bに挟まれて図示しない用紙ガイド部に案内され、
図示しないフォトセンサ等の位置検出系により用紙5前
端の位置が検出されてサーマルヘッド2先端部まで搬送
されて一旦停止するようになっている。サーマルヘッド
2はその先端部が下方に向いて配置されている。サーマ
ルヘッド2先端部には、後程図2を用いて説明するが、
用紙5の搬送方向とほぼ直角方向に一列に並ぶ複数の発
熱抵抗体が設けられている。
DCモータ14の駆動により用紙5を搬送するようにな
っている。取り出された用紙5は、駆動ローラ18a、
18bに挟まれて図示しない用紙ガイド部に案内され、
図示しないフォトセンサ等の位置検出系により用紙5前
端の位置が検出されてサーマルヘッド2先端部まで搬送
されて一旦停止するようになっている。サーマルヘッド
2はその先端部が下方に向いて配置されている。サーマ
ルヘッド2先端部には、後程図2を用いて説明するが、
用紙5の搬送方向とほぼ直角方向に一列に並ぶ複数の発
熱抵抗体が設けられている。
【0023】サーマルヘッド2先端部に対向する位置に
は、用紙5および点字用熱転写リボン6をサーマルヘッ
ド2先端部とで挟み込んで回転するプラテンローラ20
が設けられ、また、サーマルヘッド2に対して用紙搬送
方向前方には、プラテンローラ20に対向して位置する
搬送ローラ21が設けられている。サーマルヘッド2先
端部とプラテンローラ20との間に用紙5と共に挟み込
まれる点字用熱転写リボン6は、供給リール8からサー
マルヘッド2先端部を介して巻取リール10へ掛け渡さ
れており、プラテンローラ20および搬送ローラ21の
回転に伴って搬送される用紙5と共に移動して、供給リ
ール8から繰り出されて巻取リール10へ巻き取られる
ようになっている。供給リール8からサーマルヘッド2
先端部への間にはガイドローラ28が設けられ、またサ
ーマルヘッド2先端部から巻取リール10への間にはガ
イドローラ30が設けられており、これらのガイドロー
ラ28、30によりサーマルヘッド2先端部に所定の角
度で点字用熱転写リボン6を送り込み、また、サーマル
ヘッド2先端部から所定の角度で点字用熱転写リボン6
を送り出すことができるようになっている。
は、用紙5および点字用熱転写リボン6をサーマルヘッ
ド2先端部とで挟み込んで回転するプラテンローラ20
が設けられ、また、サーマルヘッド2に対して用紙搬送
方向前方には、プラテンローラ20に対向して位置する
搬送ローラ21が設けられている。サーマルヘッド2先
端部とプラテンローラ20との間に用紙5と共に挟み込
まれる点字用熱転写リボン6は、供給リール8からサー
マルヘッド2先端部を介して巻取リール10へ掛け渡さ
れており、プラテンローラ20および搬送ローラ21の
回転に伴って搬送される用紙5と共に移動して、供給リ
ール8から繰り出されて巻取リール10へ巻き取られる
ようになっている。供給リール8からサーマルヘッド2
先端部への間にはガイドローラ28が設けられ、またサ
ーマルヘッド2先端部から巻取リール10への間にはガ
イドローラ30が設けられており、これらのガイドロー
ラ28、30によりサーマルヘッド2先端部に所定の角
度で点字用熱転写リボン6を送り込み、また、サーマル
ヘッド2先端部から所定の角度で点字用熱転写リボン6
を送り出すことができるようになっている。
【0024】プラテンローラ20および搬送ローラ21
の用紙搬送方向側に設けられた搬送ローラ22a、22
bの前方には、図示しない用紙搬送ガイド部が用紙5を
水平方向側に曲げるように設けられており、さらにガイ
ドローラ24を経て図中破線で示す発泡部4が設けられ
ている。
の用紙搬送方向側に設けられた搬送ローラ22a、22
bの前方には、図示しない用紙搬送ガイド部が用紙5を
水平方向側に曲げるように設けられており、さらにガイ
ドローラ24を経て図中破線で示す発泡部4が設けられ
ている。
【0025】発泡部4は、用紙5表面に転写された点字
用熱転写リボン6(以下、転写部という)の熱膨張性イ
ンク層6dを搬送されてきた用紙5の用紙表面側から加
熱するヒート部42を有し、その前段に、用紙5裏面か
ら転写部の熱膨張性インク層6dを加熱するプレヒート
部40を備えている。また、ヒート部42を通過する用
紙5をその裏面から吸引する吸引機構である紙吸引ファ
ン44が用紙5の搬送路に対してヒート部42に対向し
て設けられている。発泡部4の用紙搬送方向の前方には
用紙を筐体1から排出するための搬送ローラ26a、2
6bが設けられている。
用熱転写リボン6(以下、転写部という)の熱膨張性イ
ンク層6dを搬送されてきた用紙5の用紙表面側から加
熱するヒート部42を有し、その前段に、用紙5裏面か
ら転写部の熱膨張性インク層6dを加熱するプレヒート
部40を備えている。また、ヒート部42を通過する用
紙5をその裏面から吸引する吸引機構である紙吸引ファ
ン44が用紙5の搬送路に対してヒート部42に対向し
て設けられている。発泡部4の用紙搬送方向の前方には
用紙を筐体1から排出するための搬送ローラ26a、2
6bが設けられている。
【0026】以上説明した搬送ローラ18a、18b、
21、22a、22b、26a、26bは図示を省略し
たベルト機構を介して用紙搬送用パルスモータ12によ
り連動して回転駆動されるようになっている。また、用
紙搬送用パルスモータ12の駆動により搬送される用紙
5の移動と同期して、印字の際に供給リール8から繰り
出されて巻取リール10へ巻き取られる点字用熱転写リ
ボン6は、図示を省略したリボン駆動用パルスモータに
より駆動されるようになっている。用紙搬送用パルスモ
ータ12およびリボン駆動用パルスモータは、用紙搬送
およびリボン駆動用パルスモータ制御系16により統括
的に制御されるようになっている。
21、22a、22b、26a、26bは図示を省略し
たベルト機構を介して用紙搬送用パルスモータ12によ
り連動して回転駆動されるようになっている。また、用
紙搬送用パルスモータ12の駆動により搬送される用紙
5の移動と同期して、印字の際に供給リール8から繰り
出されて巻取リール10へ巻き取られる点字用熱転写リ
ボン6は、図示を省略したリボン駆動用パルスモータに
より駆動されるようになっている。用紙搬送用パルスモ
ータ12およびリボン駆動用パルスモータは、用紙搬送
およびリボン駆動用パルスモータ制御系16により統括
的に制御されるようになっている。
【0027】さて次に、本実施の形態による点字プリン
タのサーマルヘッド2の概略の構成を図2および図3を
用いて説明する。図2(a)は、本実施の形態によるサ
ーマルヘッド2の側面図を示し、図2(b)は同正面
図、図2(c)は同底面図、図2(d)は同上面図を示
している。また、図3は、図1におけるサーマルヘッド
2および発泡部4を含む領域のより詳細な構成を示して
いる。図2において、サーマルヘッド2は全体として概
ね直方体形状をしており、その底面側は例えばセラミッ
ク製の発熱基板2aであり、対向する上面側はヒートシ
ンクとして機能する例えばアルミニウム製の放熱基板2
bである。サーマルヘッド2の発熱基板2a側の一先端
部表面に複数の発熱抵抗体50が一列に並んで設けられ
ている。発熱抵抗体50は、例えば8ドット/mmの密
度で直線状に並んでおり、図2では1本の直線として描
いている。
タのサーマルヘッド2の概略の構成を図2および図3を
用いて説明する。図2(a)は、本実施の形態によるサ
ーマルヘッド2の側面図を示し、図2(b)は同正面
図、図2(c)は同底面図、図2(d)は同上面図を示
している。また、図3は、図1におけるサーマルヘッド
2および発泡部4を含む領域のより詳細な構成を示して
いる。図2において、サーマルヘッド2は全体として概
ね直方体形状をしており、その底面側は例えばセラミッ
ク製の発熱基板2aであり、対向する上面側はヒートシ
ンクとして機能する例えばアルミニウム製の放熱基板2
bである。サーマルヘッド2の発熱基板2a側の一先端
部表面に複数の発熱抵抗体50が一列に並んで設けられ
ている。発熱抵抗体50は、例えば8ドット/mmの密
度で直線状に並んでおり、図2では1本の直線として描
いている。
【0028】図3に示すように、点字用熱転写リボン6
および用紙5を挟むようにこの複数の発熱抵抗体50と
対向してプラテンローラ20が配置されている。また、
点字用熱転写リボン6および用紙ガイド72に案内され
た用紙5を発熱抵抗体50がほぼ均一な力で押圧できる
ように、発熱抵抗体50表面がプラテンローラ20の表
面に沿ってほぼ均一に押圧できるように放熱基板2b側
から図示しない押圧部材によりサーマルヘッド2を押圧
できるようになっている。
および用紙5を挟むようにこの複数の発熱抵抗体50と
対向してプラテンローラ20が配置されている。また、
点字用熱転写リボン6および用紙ガイド72に案内され
た用紙5を発熱抵抗体50がほぼ均一な力で押圧できる
ように、発熱抵抗体50表面がプラテンローラ20の表
面に沿ってほぼ均一に押圧できるように放熱基板2b側
から図示しない押圧部材によりサーマルヘッド2を押圧
できるようになっている。
【0029】複数の発熱抵抗体50のそれぞれは、サー
マルヘッド2の筐体内を通って、他端部側に設けられた
コネクタ端子70にそれぞれに対応して電気的に接続さ
れており、図示しない制御装置からの印字データに基づ
く電圧が所定のコネクタ端子70に印加されることによ
り、所望の発熱抵抗体50を所望の温度に発熱させるこ
とができるようになっている。サーマルヘッド2の一端
部底面側の発熱抵抗体50と反対側である一端部上面側
には、発熱抵抗体50の配置方向に沿って例えば3箇所
の凹部52、54、56がほぼ均等に配置されて形成さ
れている。
マルヘッド2の筐体内を通って、他端部側に設けられた
コネクタ端子70にそれぞれに対応して電気的に接続さ
れており、図示しない制御装置からの印字データに基づ
く電圧が所定のコネクタ端子70に印加されることによ
り、所望の発熱抵抗体50を所望の温度に発熱させるこ
とができるようになっている。サーマルヘッド2の一端
部底面側の発熱抵抗体50と反対側である一端部上面側
には、発熱抵抗体50の配置方向に沿って例えば3箇所
の凹部52、54、56がほぼ均等に配置されて形成さ
れている。
【0030】各凹部52、54、56にはそれぞれ保温
用ヒータ60、62、64が取り付けられている。これ
ら保温用ヒータ60、62、64は、サーマルヘッド2
の少なくとも発熱抵抗体50近傍を一様に例えば40°
C〜60°Cに加熱(予熱)して保温するために設けら
れている。これら保温用ヒータ60、62、64もサー
マルヘッド2の筐体内を通って他端部のコネクタ端子7
0のいずれかに接続されて、図示しない制御装置からの
指令により所望の温度に発熱して、サーマルヘッド2先
端部を所望の温度に保温することができるようになって
いる。これにより印字の際には、サーマルヘッド2先端
部の複数の発熱抵抗体50に対面する点字用熱転写リボ
ン6の熱膨張性インク層6dに予熱を与えて所定の温度
に保温することができるようになっている。
用ヒータ60、62、64が取り付けられている。これ
ら保温用ヒータ60、62、64は、サーマルヘッド2
の少なくとも発熱抵抗体50近傍を一様に例えば40°
C〜60°Cに加熱(予熱)して保温するために設けら
れている。これら保温用ヒータ60、62、64もサー
マルヘッド2の筐体内を通って他端部のコネクタ端子7
0のいずれかに接続されて、図示しない制御装置からの
指令により所望の温度に発熱して、サーマルヘッド2先
端部を所望の温度に保温することができるようになって
いる。これにより印字の際には、サーマルヘッド2先端
部の複数の発熱抵抗体50に対面する点字用熱転写リボ
ン6の熱膨張性インク層6dに予熱を与えて所定の温度
に保温することができるようになっている。
【0031】次に、本実施の形態による点字プリンタの
発泡部4の構成を図3を用いてより詳細に説明する。プ
ラテンローラ20および搬送ローラ21の用紙搬送方向
側にはほぼ鉛直方向に用紙ガイド74が設けられ、その
途中に設けられた搬送ローラ22a、22b(図3では
図示を省略)の前方の用紙ガイド74端部は用紙5を水
平方向側に案内するように所定の円弧状に曲げられて配
設されている。この用紙ガイド74端部の前方にガイド
ローラ24を経て発泡部4が設けられている。発泡部4
のプレヒート部40は、搬送されてきた用紙5の裏面か
ら転写部の熱膨張性インク層6dを加熱するように放熱
面40aが用紙5裏面側に向いて設けられている。プレ
ヒート部40は、熱膨張性インク層6dが急激に加熱さ
れないように、ヒート部42での加熱に先立って熱膨張
性インク層6dに対して予備的に熱を与えるために設け
られている。プレヒート部40の用紙搬送方向側にプレ
ヒート部40と一部重複してヒート部42が設けられて
いる。ヒート部42は、搬送されてきた用紙5の表面側
から転写部の熱膨張性インク層6dを加熱するように放
熱面42aを用紙5表面側に向けて配置されている。
発泡部4の構成を図3を用いてより詳細に説明する。プ
ラテンローラ20および搬送ローラ21の用紙搬送方向
側にはほぼ鉛直方向に用紙ガイド74が設けられ、その
途中に設けられた搬送ローラ22a、22b(図3では
図示を省略)の前方の用紙ガイド74端部は用紙5を水
平方向側に案内するように所定の円弧状に曲げられて配
設されている。この用紙ガイド74端部の前方にガイド
ローラ24を経て発泡部4が設けられている。発泡部4
のプレヒート部40は、搬送されてきた用紙5の裏面か
ら転写部の熱膨張性インク層6dを加熱するように放熱
面40aが用紙5裏面側に向いて設けられている。プレ
ヒート部40は、熱膨張性インク層6dが急激に加熱さ
れないように、ヒート部42での加熱に先立って熱膨張
性インク層6dに対して予備的に熱を与えるために設け
られている。プレヒート部40の用紙搬送方向側にプレ
ヒート部40と一部重複してヒート部42が設けられて
いる。ヒート部42は、搬送されてきた用紙5の表面側
から転写部の熱膨張性インク層6dを加熱するように放
熱面42aを用紙5表面側に向けて配置されている。
【0032】ヒート部42の放熱面42aと所定の空隙
をおいて対向する位置に、ヒート部42の放熱面42a
近傍を通過する用紙5をその裏面から吸引する紙吸引フ
ァン44が配置されている。紙吸引ファン44で用紙5
裏面を吸引することにより、ヒート部42の放熱面42
aが直接用紙5に接触して転写部を押圧してしまうのを
防止し、さらに放熱面42aとそれぞれの転写部との距
離を一定に保ってほぼ均一な温度で熱膨張性インク層6
dを加熱できるようになる。このため、紙吸引ファン4
4は、搬送されてきた用紙5裏面側から用紙5を吸引す
る吸引口44aを有している。用紙5の厚さ方向におけ
るプレヒート部40の放熱面40aとヒート部42の放
熱面42aとの空隙の幅、およびヒート部42の放熱面
42aと紙吸引ファン44の吸引口44aとの空隙の幅
は、約3mm程度である。発泡部4に進入した用紙5を
搬送しつつプレヒート部40で予備的に加熱し、さらに
紙吸引ファン44で裏面から吸引しながらヒート部42
で加熱して、用紙5上の転写部の熱膨張性インク層6d
を0.3〜0.4mm程度の高さに発泡させることがで
きるようになっている。プレヒート部40に進入した用
紙5がヒート部42を通過して排出されるまでに数秒間
を要し、この加熱時間内で徐々に転写部の熱膨張性イン
ク層6dは加熱され、最終的にインクが80°C〜15
0°C程度の温度になるようにプレヒート部40、ヒー
ト部42の温度制御が行われるようになっている。
をおいて対向する位置に、ヒート部42の放熱面42a
近傍を通過する用紙5をその裏面から吸引する紙吸引フ
ァン44が配置されている。紙吸引ファン44で用紙5
裏面を吸引することにより、ヒート部42の放熱面42
aが直接用紙5に接触して転写部を押圧してしまうのを
防止し、さらに放熱面42aとそれぞれの転写部との距
離を一定に保ってほぼ均一な温度で熱膨張性インク層6
dを加熱できるようになる。このため、紙吸引ファン4
4は、搬送されてきた用紙5裏面側から用紙5を吸引す
る吸引口44aを有している。用紙5の厚さ方向におけ
るプレヒート部40の放熱面40aとヒート部42の放
熱面42aとの空隙の幅、およびヒート部42の放熱面
42aと紙吸引ファン44の吸引口44aとの空隙の幅
は、約3mm程度である。発泡部4に進入した用紙5を
搬送しつつプレヒート部40で予備的に加熱し、さらに
紙吸引ファン44で裏面から吸引しながらヒート部42
で加熱して、用紙5上の転写部の熱膨張性インク層6d
を0.3〜0.4mm程度の高さに発泡させることがで
きるようになっている。プレヒート部40に進入した用
紙5がヒート部42を通過して排出されるまでに数秒間
を要し、この加熱時間内で徐々に転写部の熱膨張性イン
ク層6dは加熱され、最終的にインクが80°C〜15
0°C程度の温度になるようにプレヒート部40、ヒー
ト部42の温度制御が行われるようになっている。
【0033】次に、本実施の形態による点字プリンタの
動作を図1乃至図3を用いて説明する。サーマルヘッド
2先端部とプラテンローラ20との間に用紙5と共に挟
み込まれる点字用熱転写リボン6は、予め、供給リール
8からサーマルヘッド2先端部を介して巻取リール10
へ掛け渡されており、プラテンローラ20および搬送ロ
ーラ21の回転に伴って搬送される用紙5と共に移動し
て、供給リール8から繰り出されて巻取リール10へ巻
き取られるようにセットされているものとする。また、
サーマルヘッド2の一端部上面側に設けられた保温用ヒ
ータ60、62、64は、図示しない制御系からの制御
により発熱してサーマルヘッド2先端部を40°C〜6
0°Cに保温しているものとする。これにより、サーマ
ルヘッド2先端部の複数の発熱抵抗体50に対面する点
字用熱転写リボン6の熱膨張性インク層6dは既に所定
の温度に保温されている。
動作を図1乃至図3を用いて説明する。サーマルヘッド
2先端部とプラテンローラ20との間に用紙5と共に挟
み込まれる点字用熱転写リボン6は、予め、供給リール
8からサーマルヘッド2先端部を介して巻取リール10
へ掛け渡されており、プラテンローラ20および搬送ロ
ーラ21の回転に伴って搬送される用紙5と共に移動し
て、供給リール8から繰り出されて巻取リール10へ巻
き取られるようにセットされているものとする。また、
サーマルヘッド2の一端部上面側に設けられた保温用ヒ
ータ60、62、64は、図示しない制御系からの制御
により発熱してサーマルヘッド2先端部を40°C〜6
0°Cに保温しているものとする。これにより、サーマ
ルヘッド2先端部の複数の発熱抵抗体50に対面する点
字用熱転写リボン6の熱膨張性インク層6dは既に所定
の温度に保温されている。
【0034】このような状態で筐体1の上方に設けられ
た給紙部80から用紙5が搬入される。用紙取出用DC
モータ14の駆動により図示を省略した用紙取出部が用
紙5の先頭を給紙部80から筐体1内に搬送する。筐体
1内に搬送された用紙5は、駆動ローラ18a、18b
に挟まれて図示しない用紙ガイド部に案内され、図示し
ないフォトセンサ等の位置検出系により用紙5前端の位
置が検出されてサーマルヘッド2先端部まで搬送されて
一旦停止する。
た給紙部80から用紙5が搬入される。用紙取出用DC
モータ14の駆動により図示を省略した用紙取出部が用
紙5の先頭を給紙部80から筐体1内に搬送する。筐体
1内に搬送された用紙5は、駆動ローラ18a、18b
に挟まれて図示しない用紙ガイド部に案内され、図示し
ないフォトセンサ等の位置検出系により用紙5前端の位
置が検出されてサーマルヘッド2先端部まで搬送されて
一旦停止する。
【0035】このとき既に、上述のようにサーマルヘッ
ド2先端部の保温ヒータ60、62、64により、点字
用熱転写リボン6の熱膨張性インク層6dは温められて
いるので、制御系は即座に印字動作に移行することがで
き、サーマルヘッド2の各発熱抵抗体50に対して印字
データに基づいた所定の電圧を印加して印字を開始させ
る。その後、サーマルヘッド2先端部とプラテンローラ
20との間に挟み込まれた用紙5と点字用熱転写リボン
6は、プラテンローラ20および搬送ローラ21の回転
に伴って移動しつつ、印字データに基づく各発熱抵抗体
50の発熱により順次用紙5表面に転写部が形成されて
いく。このとき、サーマルヘッド2の発熱抵抗体50が
発熱する温度よりも低い40°C〜60°Cにサーマル
ヘッド2自体を加熱して保温して、当該保温温度による
熱を熱膨張性インク層6dに伝えているので、転写部と
非転写部との切り離しを容易に行うことができる。
ド2先端部の保温ヒータ60、62、64により、点字
用熱転写リボン6の熱膨張性インク層6dは温められて
いるので、制御系は即座に印字動作に移行することがで
き、サーマルヘッド2の各発熱抵抗体50に対して印字
データに基づいた所定の電圧を印加して印字を開始させ
る。その後、サーマルヘッド2先端部とプラテンローラ
20との間に挟み込まれた用紙5と点字用熱転写リボン
6は、プラテンローラ20および搬送ローラ21の回転
に伴って移動しつつ、印字データに基づく各発熱抵抗体
50の発熱により順次用紙5表面に転写部が形成されて
いく。このとき、サーマルヘッド2の発熱抵抗体50が
発熱する温度よりも低い40°C〜60°Cにサーマル
ヘッド2自体を加熱して保温して、当該保温温度による
熱を熱膨張性インク層6dに伝えているので、転写部と
非転写部との切り離しを容易に行うことができる。
【0036】このように、本実施の形態によれば、サー
マルヘッド2を所定の温度に保つよう制御しているの
で、サーマルヘッド2の熱を利用して点字用熱転写リボ
ン6のフィルム状透明基材6bと共に巻き取られる非転
写部と用紙5に転写される転写部との分離を容易に行う
ことができる。従って、本実施の形態の点字プリンタに
よれば、転写部の熱膨張性インク層6dの厚さが厚くて
も、基材6bと共に巻き取られる非転写部の熱膨張性イ
ンク層6dとの分離を容易に行うことができ、用紙5に
接着した感熱接着層6eから熱膨張性インク層6dが引
き剥がされて基材6bと共に巻き取られてしまったり、
一旦接着した感熱接着層6eを用紙5から紙の繊維ごと
引き剥がして基材6bと共に巻き取ってしまうことがな
い。なお、この段階では用紙5表面に転写された転写部
の熱膨張性インク層6dは未だ発泡しておらず、次段に
設けられた発泡部4に送られて発泡が行われる。サーマ
ルヘッド2による印字動作と共に、用紙搬送用パルスモ
ータ12の駆動により搬送ローラ21、およびプラテン
ローラ20が回転して用紙ガイド74に案内されて移動
する用紙5は発泡部4に搬送される。
マルヘッド2を所定の温度に保つよう制御しているの
で、サーマルヘッド2の熱を利用して点字用熱転写リボ
ン6のフィルム状透明基材6bと共に巻き取られる非転
写部と用紙5に転写される転写部との分離を容易に行う
ことができる。従って、本実施の形態の点字プリンタに
よれば、転写部の熱膨張性インク層6dの厚さが厚くて
も、基材6bと共に巻き取られる非転写部の熱膨張性イ
ンク層6dとの分離を容易に行うことができ、用紙5に
接着した感熱接着層6eから熱膨張性インク層6dが引
き剥がされて基材6bと共に巻き取られてしまったり、
一旦接着した感熱接着層6eを用紙5から紙の繊維ごと
引き剥がして基材6bと共に巻き取ってしまうことがな
い。なお、この段階では用紙5表面に転写された転写部
の熱膨張性インク層6dは未だ発泡しておらず、次段に
設けられた発泡部4に送られて発泡が行われる。サーマ
ルヘッド2による印字動作と共に、用紙搬送用パルスモ
ータ12の駆動により搬送ローラ21、およびプラテン
ローラ20が回転して用紙ガイド74に案内されて移動
する用紙5は発泡部4に搬送される。
【0037】発泡部4内を搬送される用紙5は、まずプ
レヒート部40により、用紙5裏面から転写部の熱膨張
性インク層6dの温度を徐々に上昇させるように加熱さ
せられる。これにより、次段のヒート部42での加熱に
先立って熱膨張性インク層6dに対して予備的に熱を与
えることができる。次いで、移動する用紙5がヒート部
42の放熱面42aに接触しないように、紙吸引ファン
44で用紙裏面側から用紙5を吸引しつつ、ヒート部4
2により、用紙5の表面側から転写部の熱膨張性インク
層6dを加熱する。こうして、用紙5上の転写部の熱膨
張性インク層6dを0.3〜0.4mm程度の高さに安
定して発泡させることができる。その後、用紙5は回転
する搬送ローラ26a、26b間に挟まれて搬送され、
筐体1から排出される。
レヒート部40により、用紙5裏面から転写部の熱膨張
性インク層6dの温度を徐々に上昇させるように加熱さ
せられる。これにより、次段のヒート部42での加熱に
先立って熱膨張性インク層6dに対して予備的に熱を与
えることができる。次いで、移動する用紙5がヒート部
42の放熱面42aに接触しないように、紙吸引ファン
44で用紙裏面側から用紙5を吸引しつつ、ヒート部4
2により、用紙5の表面側から転写部の熱膨張性インク
層6dを加熱する。こうして、用紙5上の転写部の熱膨
張性インク層6dを0.3〜0.4mm程度の高さに安
定して発泡させることができる。その後、用紙5は回転
する搬送ローラ26a、26b間に挟まれて搬送され、
筐体1から排出される。
【0038】このように本実施の形態の点字プリンタの
発泡部4では、用紙5表面から熱膨張性インク層6dを
加熱するヒート部42の前段に、用紙5裏面から加熱す
るプレヒート部40を設けて熱膨張性インク層6dに対
して予備的にある程度の熱を与えるようにしているの
で、熱膨張性インク6dが急激に加熱されることがな
い。従って、熱膨張性インク層6d表面部だけが発泡し
て内部のインクが十分膨らまずに発泡が終了してしまう
ようなことがなく、所望の高さおよび形状の高品質の点
字が得られるようになる。
発泡部4では、用紙5表面から熱膨張性インク層6dを
加熱するヒート部42の前段に、用紙5裏面から加熱す
るプレヒート部40を設けて熱膨張性インク層6dに対
して予備的にある程度の熱を与えるようにしているの
で、熱膨張性インク6dが急激に加熱されることがな
い。従って、熱膨張性インク層6d表面部だけが発泡し
て内部のインクが十分膨らまずに発泡が終了してしまう
ようなことがなく、所望の高さおよび形状の高品質の点
字が得られるようになる。
【0039】また、ヒート部42を通過する用紙5を裏
面から吸引する吸引機構として紙吸引ファン44を設け
ているので、ヒート部42の放熱面42aが直接用紙5
に接触して転写部を押圧することがなく、さらに放熱面
42aとそれぞれの転写部との距離を一定に保ってほぼ
均一な温度で熱膨張性インク層6dを加熱することがで
きるので、ばらつきのない高さの揃った高品質の点字を
作成することができると共に、コンパクトで高効率な加
熱装置を製造することができるようになる。
面から吸引する吸引機構として紙吸引ファン44を設け
ているので、ヒート部42の放熱面42aが直接用紙5
に接触して転写部を押圧することがなく、さらに放熱面
42aとそれぞれの転写部との距離を一定に保ってほぼ
均一な温度で熱膨張性インク層6dを加熱することがで
きるので、ばらつきのない高さの揃った高品質の点字を
作成することができると共に、コンパクトで高効率な加
熱装置を製造することができるようになる。
【0040】また、本実施の形態による点字プリンタに
おいて、印字データに基づいて印字ドットの大きさを変
えることができるようになっているので、点字だけでな
く点図や模様等も容易に描くことができる。また、普通
紙を用いることができると共に、ドットインパクト方式
のように用紙裏面にくぼみができることもなく平坦であ
るので、用紙裏面には目の見える人のための文字や絵な
どを印刷することも可能である。
おいて、印字データに基づいて印字ドットの大きさを変
えることができるようになっているので、点字だけでな
く点図や模様等も容易に描くことができる。また、普通
紙を用いることができると共に、ドットインパクト方式
のように用紙裏面にくぼみができることもなく平坦であ
るので、用紙裏面には目の見える人のための文字や絵な
どを印刷することも可能である。
【0041】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態における点
字プリンタは、鉛直方向に近い用紙搬送経路を構成して
いるが、本発明はもちろんこれに限られず、用紙がほぼ
水平方向に搬送されるような構成の点字プリンタであっ
てももちろんよく、用紙搬送の経路により何ら限定され
るものではない。
変形が可能である。例えば、上記実施の形態における点
字プリンタは、鉛直方向に近い用紙搬送経路を構成して
いるが、本発明はもちろんこれに限られず、用紙がほぼ
水平方向に搬送されるような構成の点字プリンタであっ
てももちろんよく、用紙搬送の経路により何ら限定され
るものではない。
【0042】また、上記実施の形態において、サーマル
ヘッド2の保温手段として、サーマルヘッド2の一端部
上面側の凹部52、54、56に保温用ヒータ60、6
2、64を取り付けて、これら保温用ヒータ60、6
2、64でサーマルヘッド2先端部を加熱して保温する
ようにしているが、本発明はこれに限られず、例えば、
制御系から各発熱抵抗体50に対して、転写時に印加す
る電圧より低い保温用電圧を常時あるいは一定時間印加
して、サーマルヘッド2先端部を所定の温度に保温する
ようにしてもよい。
ヘッド2の保温手段として、サーマルヘッド2の一端部
上面側の凹部52、54、56に保温用ヒータ60、6
2、64を取り付けて、これら保温用ヒータ60、6
2、64でサーマルヘッド2先端部を加熱して保温する
ようにしているが、本発明はこれに限られず、例えば、
制御系から各発熱抵抗体50に対して、転写時に印加す
る電圧より低い保温用電圧を常時あるいは一定時間印加
して、サーマルヘッド2先端部を所定の温度に保温する
ようにしてもよい。
【0043】例えば、上記実施の形態におけるサーマル
ヘッド2の発熱抵抗体50はDC24Vで駆動されて所
定の発熱量が得られるようになっているが、これに例え
ばDC5V〜10V程度の低い電圧を常時あるいは一定
時間印加して一定の保温温度になるように制御すること
ができる。こうすることにより、上記実施の形態のよう
にサーマルヘッド2に保温用ヒータ60、62、64を
取り付けなくても、従来と同様のサーマルヘッドを用い
ることも可能になるという利点がある。またこの場合に
おいて、保温用電圧をDC電圧ではなく、例えば、1μ
sec〜10μsec周期のパルス電圧で供給するよう
にしてもよい。こうすると全体としての供給電力を抑え
ることができるという効果を生じる。
ヘッド2の発熱抵抗体50はDC24Vで駆動されて所
定の発熱量が得られるようになっているが、これに例え
ばDC5V〜10V程度の低い電圧を常時あるいは一定
時間印加して一定の保温温度になるように制御すること
ができる。こうすることにより、上記実施の形態のよう
にサーマルヘッド2に保温用ヒータ60、62、64を
取り付けなくても、従来と同様のサーマルヘッドを用い
ることも可能になるという利点がある。またこの場合に
おいて、保温用電圧をDC電圧ではなく、例えば、1μ
sec〜10μsec周期のパルス電圧で供給するよう
にしてもよい。こうすると全体としての供給電力を抑え
ることができるという効果を生じる。
【0044】また、上記実施の形態においては、用紙に
点字を印字する点字プリンタを例にとって説明したが、
本発明はこれに限られず、点字FAX装置や点字複写装
置等にももちろんそのまま適用することができるもので
ある。
点字を印字する点字プリンタを例にとって説明したが、
本発明はこれに限られず、点字FAX装置や点字複写装
置等にももちろんそのまま適用することができるもので
ある。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、比較的厚
さがあるインクリボンの熱転写を容易に確実に行うこと
ができるようになる。また、本発明によれば、サーマル
ヘッド部の温度が所定温度に保温されているので、イン
クリボンに予熱を与えておくことができ、リボンに残留
する非印字部(非転写部)とリボンから離れる印字部
(転写部)との剥離が容易になると共に、即座に印字を
開始することができるようになる。また、本発明によれ
ば、鮮明で優れた印字品質の点字を作成できる熱転写方
式の点字プリンタを実現できる。
さがあるインクリボンの熱転写を容易に確実に行うこと
ができるようになる。また、本発明によれば、サーマル
ヘッド部の温度が所定温度に保温されているので、イン
クリボンに予熱を与えておくことができ、リボンに残留
する非印字部(非転写部)とリボンから離れる印字部
(転写部)との剥離が容易になると共に、即座に印字を
開始することができるようになる。また、本発明によれ
ば、鮮明で優れた印字品質の点字を作成できる熱転写方
式の点字プリンタを実現できる。
【図1】本発明の一実施の形態による点字プリンタの概
略の構成を示す側断面図である。
略の構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態による点字プリンタのサ
ーマルヘッドの概略の構成を示す図である。
ーマルヘッドの概略の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による点字プリンタの発
泡部の概略の構成を示す図である。
泡部の概略の構成を示す図である。
【図4】提案された点字プリンタの動作を説明する図で
ある。
ある。
【図5】点字用熱転写リボンの構造を示す図である。
1 筐体 2 サーマルヘッド 4 発泡部 5 用紙 6 点字用熱転写リボン 6a 耐熱滑性層 6b フィルム状透明基材 6c 離型層 6d 熱膨張性インク層 6e 感熱接着層 8 供給リール 10 巻取リール 12 用紙搬送用パルスモータ 14 用紙取出用DCモータ 16 用紙搬送およびリボン駆動用パルスモータ制御系 18a、18b、21、22a、22b、26a、26
b 搬送ローラ 20 プラテンローラ 24、28、30 ガイドローラ 40 プレヒート部 42 ヒート部 42a 放熱面 44 紙吸引ファン 44a 放熱面 50 発熱抵抗体 52、54、56 凹部 60、62、64 保温用ヒータ 70 コネクタ端子 72、74 用紙ガイド 80 給紙部 100 サーマルヘッド 102 発泡部 104a、104b ガイドローラ 106 プラテンローラ 108a、108b 駆動ローラ 110 転写部 112 点字
b 搬送ローラ 20 プラテンローラ 24、28、30 ガイドローラ 40 プレヒート部 42 ヒート部 42a 放熱面 44 紙吸引ファン 44a 放熱面 50 発熱抵抗体 52、54、56 凹部 60、62、64 保温用ヒータ 70 コネクタ端子 72、74 用紙ガイド 80 給紙部 100 サーマルヘッド 102 発泡部 104a、104b ガイドローラ 106 プラテンローラ 108a、108b 駆動ローラ 110 転写部 112 点字
Claims (7)
- 【請求項1】直線状に配列された複数の発熱抵抗体を有
し、所定の前記発熱抵抗体を発熱させて、熱膨張性イン
クが塗布された点字用熱転写リボンの所定領域を加熱し
て前記所定領域の熱膨張性インクを用紙表面に転写する
サーマルヘッドと、転写された前記熱膨張性インクを加
熱して発泡させる発泡部とを有する点字プリンタにおい
て、 前記サーマルヘッドを介して前記熱膨張性インクを所定
の温度に保温する保温手段をさらに備えていることを特
徴とする点字プリンタ。 - 【請求項2】請求項1記載の点字プリンタにおいて、 前記保温手段は、前記サーマルヘッドを加熱する加熱機
構を有していることを特徴とする点字プリンタ。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の点字プリンタに
おいて、 前記保温手段は、転写時に印加する電圧より低い保温用
電圧を前記複数の発熱抵抗体に印加して、前記サーマル
ヘッドを所定の温度に保温することを特徴とする点字プ
リンタ。 - 【請求項4】請求項3記載の点字プリンタにおいて、 前記保温用電圧は、パルス電圧であることを特徴とする
点字プリンタ。 - 【請求項5】直線状に配列された複数の発熱抵抗体を有
し、所定の前記発熱抵抗体を発熱させて、熱膨張性イン
クが塗布された点字用熱転写リボンの所定領域を加熱し
て前記所定領域の熱膨張性インクを用紙表面に転写する
サーマルヘッドと、転写された前記熱膨張性インクを加
熱して発泡させる発泡部とを有する点字プリンタにおい
て、 前記発泡部は、前記用紙表面から前記熱膨張性インクを
加熱するヒート部と、前記ヒート部の前段に設けられ、
前記用紙裏面から加熱するプレヒート部とを備えている
ことを特徴とする点字プリンタ。 - 【請求項6】請求項5記載の点字プリンタにおいて、 前記発泡部は、前記ヒート部を通過する前記用紙を裏面
から吸引する吸引機構を有していることを特徴とする点
字プリンタ。 - 【請求項7】熱膨張性インクが塗布された点字用熱転写
リボンの所定領域を加熱して前記所定領域の熱膨張性イ
ンクを用紙表面に転写する熱転写印字方法において、 転写の際、前記点字用熱転写リボンから前記所定領域の
熱膨張性インクが容易に分離するように、前記熱膨張性
インクを所定の温度に保温することを特徴とする熱転写
印字方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5583698A JPH11235848A (ja) | 1998-02-21 | 1998-02-21 | 点字プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5583698A JPH11235848A (ja) | 1998-02-21 | 1998-02-21 | 点字プリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11235848A true JPH11235848A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=13010086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5583698A Withdrawn JPH11235848A (ja) | 1998-02-21 | 1998-02-21 | 点字プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11235848A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2385559A (en) * | 2002-01-21 | 2003-08-27 | Saygrove Product Mfg Ltd | Apparatus and method for forming a tactile image which can be read by a blind or partially sighted person |
| JP2018062160A (ja) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | Sinka株式会社 | 画像形成装置 |
| JP2023091968A (ja) * | 2021-12-21 | 2023-07-03 | カシオ計算機株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
| JP2023130852A (ja) * | 2022-03-08 | 2023-09-21 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写プリンタ及び印画物の製造方法 |
-
1998
- 1998-02-21 JP JP5583698A patent/JPH11235848A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2385559A (en) * | 2002-01-21 | 2003-08-27 | Saygrove Product Mfg Ltd | Apparatus and method for forming a tactile image which can be read by a blind or partially sighted person |
| JP2018062160A (ja) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | Sinka株式会社 | 画像形成装置 |
| US9975361B2 (en) | 2016-10-14 | 2018-05-22 | SINKA Corporation | Image formation apparatus |
| TWI632073B (zh) * | 2016-10-14 | 2018-08-11 | 日商新華股份有限公司 | 影像形成裝置 |
| JP2023091968A (ja) * | 2021-12-21 | 2023-07-03 | カシオ計算機株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
| JP2023130852A (ja) * | 2022-03-08 | 2023-09-21 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写プリンタ及び印画物の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |