JPH11237765A - 静電荷像現像用イエロートナー - Google Patents

静電荷像現像用イエロートナー

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JPH11237765A
JPH11237765A JP4541398A JP4541398A JPH11237765A JP H11237765 A JPH11237765 A JP H11237765A JP 4541398 A JP4541398 A JP 4541398A JP 4541398 A JP4541398 A JP 4541398A JP H11237765 A JPH11237765 A JP H11237765A
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yellow
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toner
acid
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誠 神林
Masaaki Taya
真明 田谷
Hagumu Iida
育 飯田
Tetsuya Ida
哲也 井田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、良好な低温定着性を有し、
耐オフセット性に優れ、着色力が高く、透明性に優れ、
耐光性に優れ、退色しにくい静電荷像現像用イエロート
ナーを提供することにある。 【解決手段】 本発明は、一次粒子の長径と短径の比が
1.5以下であり、イエロートナー粒子中に独立粒子と
して存在している式(1)で示されるイエロー着色剤の
個数平均径が0.1〜0.7μmであり、結着樹脂が特
定なポリエステル樹脂を含有し、イエロートナーのG′
180 /G′min(120-170)の値が2.0乃至8.0である
静電荷像現像用イエロートナーに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録及び静電印刷における静電荷像を現像するためのイエ
ロートナーに関する。特に、本発明はフルカラー画像の
色再現性が広く、耐オフセット性及び低温定着性に優
れ、さらには、環境安定性及び耐久安定性に優れたフル
カラー画像又はマルチカラー画像形成用イエロートナー
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラー複写機又はフルカラー
プリンタが注目されている。特にデジタル化された静電
荷像を現像するフルカラー複写機又はフルカラープリン
タが注目されており、広く市場に展開しつつある。
【0003】フルカラー電子写真法によるカラー画像形
成は一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のカラートナー又はそれに黒色を加えた4色を用い
て色の再現を行うものである。
【0004】カラー画像形成方法は、原稿からの光をト
ナーの色と補色の関係にある色分解光透過フィルターを
通し、フィルターを通過した光に基づいたデータにより
レーザ光により光導電層上にドットにより静電荷像を形
成する。次いで現像、転写工程を経てトナーは支持体に
保持される。前述の工程を順次複数回行い、レジストレ
ーションを合わせつつ、同一支持体上にトナーは重ね合
わされ、転写材上のトナー画像は加熱加圧定着工程によ
って最終のフルカラー画像が得られる。
【0005】この様な、複数回の現像を行い、中間転写
材を介して、又は、介さずに転写材上に転写された色の
異なる数種のトナー層を加熱加圧定着するフルカラー電
子写真法では、各カラートナーの定着特性は重要な要素
である。
【0006】定着したカラートナーは、トナー粒子によ
る乱反射を出来る限り抑え、適度の光沢性やつやが必要
である。
【0007】また、下層にある異なる色調のカラートナ
ー層の色調を妨げない透明性を上層のカラートナー層は
有していることが好ましく、また、色再現性の広いカラ
ートナーであることが重要である。
【0008】本出願人等は特開昭50−62442号公
報、特開昭51−144625号公報及び特開昭59−
57256号公報で新規なカラートナー用結着樹脂と着
色剤との組み合わせたカラートナーを提案した。
【0009】これら記載のカラートナーは、かなりのシ
ャープメルト性を有しており、シリコーンオイル塗布が
可能なシリコーンゴムローラーとの組み合わせにおい
て、定着時完全溶融に近い状態で加熱加圧定着されトナ
ー粒子の形状が変化するので、好ましい光沢性及び色再
現性が得られる。
【0010】これらのトナーにおいては、トナーの定着
特性として、結着樹脂の粘弾性特性における弾性項より
も粘性項を重視することを意味している。
【0011】これらのトナーは加熱加圧時、溶融粘度が
急激に低下し、光沢性に優れた定着画像が得られる。
【0012】しかし、このような粘性項重視の結着樹脂
設計は、必然的に熱溶融時の結着樹脂における分子間凝
集を低下せしめることになり定着装置通過時、熱ローラ
ーへのトナーの付着性も増す傾向にある。この場合、高
温オフセット現象が発生し易くなる。
【0013】上記の問題点を解決或いは軽減すべく、特
開昭55−60960号公報、特開昭57−20855
9号公報、特開昭58−11953号公報、特開昭58
−14144号公報及び特開昭60−123852号公
報等にトナー粒子中に離型性成分である低分子量のポリ
エチレンワックス、ポリプロピレンワックス、高級脂肪
酸などを添加する方法が提案されている。これらの方法
は、オフセット防止には効果がある反面、耐オフセット
性を充分発揮するために多量の離型性成分の含有は、カ
ラートナーのOHP画像の透明性が低下する;カラート
ナーの帯電特性が不安定になる;カラートナーの多数枚
耐久性が低下するといった悪影響が認められる。
【0014】特開昭47−12334号公報、特開昭5
7−37353号公報及び特開昭57−208559号
公報においては、エーテル化ビスフェノール単量体と、
ジカルボン酸単量体と、3価以上の多価アルコール単量
体及び/又は3価以上の多価カルボン酸単量体とを含む
単量体成分より得られる非線状のポリエステル樹脂をバ
インダーとして含有するトナーが提案されている。これ
らのトナーはエーテル化ビスフェノール単量体とジカル
ボン酸単量体とよりなるポリエステルを、3価以上の多
価アルコール単量体及び/又は3価以上の多量の多価カ
ルボン酸単量体により架橋することによって得られるポ
リエステルをバインダー樹脂として含有させることによ
りトナーのオフセット防止性能を向上させている。しか
しながら、これらのトナーにおいては、その軟化点が若
干高く、従って良好な低温定着を達成することが困難で
ある。さらに、フルカラー画像の形成に用いた場合は耐
高温オフセット性は、向上するが低温定着性、シャープ
メルト性に難があるため、該ポリエステル樹脂を用いた
カラートナーは混色性や色再現性は充分ではない。特開
昭57−109825号公報、特開昭62−78568
号公報、特開昭62−78569号公報、特開昭59−
7960号公報、特開昭59−29256号公報におい
ては、エーテル化ビスフェノール単量体と、長鎖脂肪族
炭化水素を導入したジカルボン酸単量体やその他のジカ
ルボン酸単量体と、3価以上の多価アルコール単量体及
び/又は3価以上の多価カルボン酸単量体を含む単量体
成分とより得られる非線状共重合体を主鎖とし、その側
鎖に炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化
水素基を有するポリエステル樹脂をバインダーとして含
有するトナーが提案されている。これらのポリエステル
樹脂は高速複写用黒トナーに使用することを主目的とし
ている。これらのポリエステル樹脂の粘弾性特性として
は、前述した粘性重視ポリエステルとはまったく逆に、
弾性項を高め、これにより加熱ローラーへの高温オフセ
ットを著しく低下せしめたものである。そして、定着
時、加熱加圧ローラー定着機の加圧及び加熱をできる限
り高め、トナーを半溶融の状態で転写紙の繊維の間へ押
し込み、加圧・加熱定着を行っている。
【0015】それゆえ、これらのトナーはトナー層が完
全には溶融しなく連続皮膜を形成していなく、平滑面を
得るということはほとんど出来ない。定着したトナー
は、転写紙上で粒子状態で存在し、得られるカラー画像
はくすんでおり、彩度にとぼしい。これらのトナーを定
着したOHP画像はトナー粒子表面で光が散乱してしま
い、ほとんど光を透過せず、実用的に好ましくない。原
理的には色の3原色であるイエロー、マゼンタ、シアン
の3色が有れば、減色混合法によってほとんどすべての
色を再現することが可能であり、理想的にはあらゆる色
調をあらゆる濃度範囲で実現できるはずであるが現実的
には、トナーの分光反射特性、トナーの重ね合わせ定着
時の混合性、彩度の低下などいまだに改良すべき点を有
している。
【0016】3色の重ね合わせで黒色を得る場合は、単
色カラーよりもさらに3倍のトナー層が転写紙上に形成
されることになり、さらに耐オフセット性の困難性が増
す。
【0017】電子写真法によるフルカラー画像に対する
その品質への要求度は、ますます高まりつつある。印刷
を見なれた一般ユーザーにとっては電子写真法によるフ
ルカラー画像は印刷により近づいたレベル、銀塩写真に
より近づいたレベルが望まれている。
【0018】これらの要求に答える方法の1つとして
は、トナー粒子中に存在する着色剤が均一に分散してい
ることである。
【0019】特開昭61−117565号公報及び特開
昭61−156054号公報には、溶剤に結着樹脂、着
色剤及び荷電制御剤などをあらかじめ溶解及び/又は分
散し、該溶剤を除去しトナーを得る方法が開示されてい
る。これらは荷電制御剤の結着樹脂への分散性の制御が
難しいこと、溶剤が最終製品であるトナーに残存しやす
く、臭気の問題がある。溶剤がキシレンやトルエンの如
き芳香族系溶剤や、メチルエチルケトル、アセトンの如
きケトン系溶剤の場合は臭気のみならず人体への影響も
考慮する必要がある。
【0020】特開昭61−91666号公報にはハロゲ
ン系溶剤を用いたトナーの製造方法が開示されている。
ハロゲン系溶剤は極性が強いため、使用する着色剤が制
限されるという不具合がある。
【0021】特開平4−39671号公報、特開平4−
39672号公報及び特開平4−242752号公報で
は、ニーダー中で加熱及び加圧しながらトナーを製造す
る方法が開示されている。該方法は結着樹脂への着色剤
の分散には好ましいが、トナーを構成する結着樹脂の分
子鎖が強力な混練負荷によって切断され、高分子成分の
部分的低分子量化が発生する。そのため定着工程での高
温オフセットが発生しやすくなる。特にフルカラー画像
に於ては、3色又は4色のトナーが層状に積層されたも
のを定着するため、高分子成分中の分子切断による低分
子量化により高温オフセットが発生しやすくなる。
【0022】一方、色再現性に優れた従来のシャープメ
ルト性の樹脂では、樹脂と着色剤とを混練する際、混練
時の剪断力が大きくならないため、着色剤を分散しにく
い。特に凝集性の高い顔料を着色剤として用いた時、そ
の傾向は顕著である。
【0023】それゆえ、耐オフセット性と定着性の双方
を満足し、なおかつ着色剤の分散性をも満足すべく、樹
脂の設計と着色剤の選択は非常に大きな意味を有する。
【0024】現像剤がトナーとキャリアとを有する二成
分系現像剤を使用する場合は、キャリアとの摩擦によっ
てトナーを所要の帯電量及び帯電極性に帯電せしめ、静
電引力を利用してトナーにより静電荷像を現像するもの
である。従って良好なトナー画像を得るためには、トナ
ーの摩擦帯電性が良好であることが必要である。
【0025】近年、複写機又はプリンターの高精細、高
画質化の要求が市場では高まっており、当該技術分野で
は、カラートナーの粒径を細かくして高画質カラー化を
達成しようという試みがなされている。トナーの粒径が
細かくなると単位重量当りの表面積が増え、トナーの帯
電量が大きくなる傾向にあり、画像濃度薄や、耐久劣化
が発生しやすくなる。加えて、トナーの帯電量が大きい
ために、トナー粒子同士の付着力が強く、流動性が低下
し、トナー補給の安定性や補給トナーへのトリボ付与に
問題が生じやすい。
【0026】さらに、カラートナーの場合は、磁性体や
カーボンブラックの如き黒色の導電性物質を含まないの
で、帯電をリークする部分がなく一般に帯電量が大きく
なる傾向にある。この傾向は、特に結着樹脂として負帯
電性能の高いポリエステル樹脂を使用した場合により顕
著である。
【0027】今日当該技術分野においてはポリエステル
樹脂がカラートナー用結着樹脂として多く用いられてい
るが、ポリエステル樹脂を有するイエローカラートナー
は一般に温湿度の影響を受け易く、低湿下での帯電量過
大、高湿下での帯電量不足といった問題が起こりやす
く、広範な環境においても安定した帯電量を有するイエ
ローカラートナーの開発が待望されている。
【0028】結着樹脂中のイエロー着色剤の分散性の程
度によってもイエローカラートナーの帯電は大きく変化
することが知られており、イエロー着色剤の分散が悪い
イエロートナーカラーにおいてはカブリやトナー飛散と
いった問題を発生しやすく、さらにはキャリア上へのト
ナースペント、ドラム上トナーフィルミング、定着ロー
ラー汚染といった様々な問題を引き起こしやすい。それ
ゆえ、色再現性という点以外でもイエロー着色剤の分散
性向上は重要な技術課題である。
【0029】イエロートナー用着色剤として数多くのも
のが知られている。例えば、特開平2−207273号
公報にはC.I.ソルベントイエロー112、特開平2
−207274号公報にはC.I.ソルベルトイエロー
160、特開平8−36275号公報にはC.I.ソル
ベルトイエロー162の如き染料が記載されている。さ
らに、特開昭50−62442号公報にはベンジジン系
イエロー顔料が、特開平2−87160号公報にはモノ
アゾ系イエロートナーが、さらには、特開平2−208
662号公報にはC.I.ピグメントイエロー120、
151、154、156の如き顔料が記載されている。
【0030】しかしながら、従来知られているイエロー
トナー用の着色剤は、一般に染料系の着色剤は透明性に
優れるものの、耐光性に劣り、画像の保存安定性に問題
がある。
【0031】上記のイエロー顔料は、染料と比較して耐
光性に優れるものの、マゼンタトナー用として使われて
いるキナクリドン系顔料や、シアントナー用として使わ
れている銅フタロシアニン系顔料と比較すると、耐光性
に劣り、長時間の光の暴露試験においては、耐色してし
まう或いは色相の変化が目立つといった問題がある。
【0032】一方、耐光性及び耐熱性に優れるイエロー
顔料は、逆に隠蔽性が強すぎてしまい、トナーの透明性
が極端に低下してしまい、フルカラー画像形成用イエロ
ー顔料は不向きであった。
【0033】特公平2−37949号公報には、耐光性
に優れたジスアゾ系の化合物及びその製法が提案されて
いる。これはC.I.ピグメントイエロー180に代表
される化合物群であり、耐光性、耐熱性に優れるばかり
か、生態学的要求を満足するアゾ顔料の一つである。
【0034】C.I.ピグメントイエロー180を用い
るイエロートナーは、特開平6−230607号公報、
特開平6−266163号公報、特開平8−26279
9号公報に記載されているが、上記顔料を用いるトナー
は、着色力に乏しく、透明性も決して良好とは言えず、
フルカラー画像形成用イエロートナーとしては、更なる
改善が必要である。
【0035】特開平8−209017号公報には、上記
の問題を解決すべく、イエロー顔料を微粒子化してイエ
ロー顔料の比表面積を向上させたイエロー顔料を使用し
て透明性と着色力をアップさせた電子写真用トナーが記
載されている。しかしながら、C.I.ピグメントイエ
ロー180に分類される顔料を微細化すると、顔料その
ものの負帯電性が大幅に低下してしまい、これを用いた
トナーでは帯電量不足、特に高温高湿下での帯電量不足
という新たな問題を解決する必要が生じてきた。
【0036】加えて、上記の着色剤はそれ自体の自己凝
集性が強いために、トナーを構成する結着樹脂中で良好
には分散しにくい。我々の検討では、着色剤が良好に分
散していないトナーでは、帯電の安定化が達成されづら
く、カブリやトナー飛散といった問題が生じた。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決した静電荷像現像用イエロートナーを提供
することにある。
【0038】本発明の目的は、良好な低温定着性及び、
耐オフセット性に優れ、着色力が高く、透明性に優れ、
耐光性に優れ、退色しにくい静電荷像現像用イエロート
ナーを提供することにある。
【0039】本発明の目的は、高い光沢性を有する定着
画像を形成し得る静電荷像現像用イエロートナーを提供
することにある。
【0040】本発明の目的は、イエロートナー粒子中の
イエロー着色剤が微細に均一に分散されている静電荷像
現像用イエロートナーを提供することにある。
【0041】本発明の目的は、負の摩擦帯電特性に優れ
ている静電荷像現像用イエロートナーを提供することに
ある。
【0042】本発明の目的は、フルカラー画像を形成す
る際の混色性に優れている静電荷像現像用イエロートナ
ーを提供することにある。
【0043】本発明の目的は、現像器内の現像スリー
ブ、ブレード、塗布ローラの如き部品へのトナー融着が
発生しにくい静電荷像現像用イエロートナーを提供する
ことにある。
【0044】本発明の目的は、静電荷像を形成するため
の感光体でのトナーによるフィルミングが発生しにくい
静電荷像現像用イエロートナーを提供することにある。
【0045】本発明の目的は、加熱ローラ及び加圧ロー
ラを汚染しにくく、加熱ローラヘの転写材の巻き付きが
発生しにくい静電荷像現像用イエロートナーを提供する
ことにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂及び
イエロー着色剤を少なくとも含有するイエロートナー粒
子を有する静電荷像現像用イエロートナーであり、イエ
ロートナーは、温度180℃におけるイエロートナーの
貯蔵弾性率G′180 と温度120℃乃至170℃の範囲
におけるイエロートナーの貯蔵弾性率の最小値G′mi
(120-170) との比〔G′180 /G′min
(120-170) 〕が2.0乃至8.0であり、結着樹脂は、
ガラス転移温度が50〜65℃であり、酸価が2.0乃
至25.0mgKOH/gのポリエステル樹脂を含有
し、イエロー着色剤は、下記式(1)
【0047】
【外3】 で示される化合物を有し、イエロー着色剤の一次粒子
は、長径と短径の比の平均値が1.5以下であり、イエ
ロートナー粒子中に独立粒子として存在しているイエロ
ー着色剤の個数平均径が0.1〜0.7μmであること
を特徴とする静電荷像現像用イエロートナーに関する。
【0048】
【発明の実施の形態】式(1)で示されるイエロー顔料
(C.I.ピグメントイエロー180)は、通常一次粒
子は長径と短径との比が1.6よりも大きい針状の結晶
形態を有しており、一次粒子の長径の大きい粒子を多く
含んでいる。この様な、イエロー顔料の一次粒子及び二
次粒子は、結着樹脂と溶融混練しても透明性の高い混練
物を生成することは困難である。前述の如く、特開平8
−209017号公報(対応カナダ出願公開No.21
59872号又は対応EP−A−705886)にBE
T比表面積が45m2 /gより大きくて微細な粒子を含
み長径と短径との比が1.6以下の式(1)で示される
アゾ系のイエロー顔料を含有している電子写真用トナー
が記載されている。特開平8−209017号公報に記
載のアゾ系のイエロー顔料であっても、通常の結着樹脂
と単に溶融混練した場合、微細な一次粒子からなるイエ
ロー顔料粒子は自己凝集性が強く、イエロー顔料を微細
な二次粒子の状態で結着樹脂へ均一に分散することが困
難であった。
【0049】本発明においては、結着樹脂としてガラス
転移温度が50〜65℃であり、酸価が2.0乃至2
5.0mgKOH/gのポリエステル樹脂を使用し、加
熱によって貯蔵弾性率G′が向上する粘弾性特性を有す
るトナー用樹脂組成物を使用することにより、個数平均
粒径(長さ平均粒径ともいう)が0.1〜0.7μmで
あり且つ一次粒子の長径と短径の比が1.5以下の式
(1)で示されるアゾ系のイエロー顔料を微細な独立粒
子として結着樹脂へ均一に分散し得たものである。
【0050】式(1)で示される化合物をイエロー着色
剤として微細な状態で含有している本発明のイエロート
ナーは、グリーニッシュ(緑色系)なイエローを示し、
フルカラー画像形成用イエロートナーとして好ましい分
光特性を有している。さらに式(1)で示される化合物
を微細な状態で含有しているイエロートナーは、明度及
び彩度も高い。フルカラー画像において人肌色の再現性
が重要であるが、式(1)で示される化合物を含有する
イエロートナーを使用すると人肌色も良好に再現するこ
とが可能であり、さらにオーバーヘッドプロジェクター
(OHP)でOHPシートに形成されているカラー画像
を投影しても透明性に優れている。
【0051】本発明においてイエロートナー粒子中のイ
エロー着色剤は、高度に分散されていることが重要であ
り、そのためトナー粒子中のイエロー着色剤の個数平均
粒径が0.1乃至0.7μmである。好ましくは、イエ
ロートナー粒子中の該着色剤は粒径0.1〜0.5μm
の独立した粒子(一次粒子及び二次粒子)を60個数%
以上より好ましくは65個数%以上、最も好ましくは7
0個数%以上含有し、粒径0.8μm以上の独立した粒
子(一次粒子及び二次粒子)0〜を10個数%、より好
ましくは0〜5個数%含有する様、着色剤の分散粒径が
コントロールされていることが好ましい。
【0052】イエロー着色剤の個数平均粒径が0.7μ
mより大きい時は、基本的に充分に分散されていないイ
エロー着色剤粒子が多くトナー粒子中に存在しているこ
とを意味し、これでは色再現性及びトランスペアレンシ
ーフィルムの透明性が良好ではない。さらに、トナー粒
子中のイエロー着色剤粒子が不均一な状態で凝集体とし
て存在していると、トナー粒子間での帯電のバラツキが
顕著となり、トリボ分布はブロードなものになってしま
う。そのため高品位なイエローカラー画像は得られず、
また、良好なフルカラー画像も形成することも困難であ
る。
【0053】イエロートナー粒子中のイエロー着色剤
は、0.1〜0.5μmの粒径の粒子を60個数%以
上、より好ましくは65個数%以上、最も好ましくは7
0個数%以上含有していることが好ましい。
【0054】これまでは、着色剤の分散粒径が論じられ
る時は、どうしても平均粒径のみ重要視されてきたが、
分散している着色剤の粒度分布が色再現性向上のために
は極めて重要である。
【0055】着色剤の分散粒径がブロードである場合ト
ナー粒子間での着色剤の分散の程度に大きな差が生じて
しまう。着色剤の分散が悪いと、充分に分散されていな
い比較的大きめの着色剤粒子による光の乱反射が発生
し、目的とする色再現を良好に達成することが困難であ
る。特にマゼンタ、シアン、イエローの3色重ね合わせ
による減色混合法においては、着色剤の有する分光反射
特性を最大限に引き出せる様、極力シャープな分散粒径
分布を有していることが好ましい。
【0056】基本的に0.1μmより小さい微小粒径の
着色剤は、光の反射、吸収特性に悪影響を及ぼさないと
考えられる。0.1μmの未満の着色剤の粒子は良好な
色再現性と、定着画像を有するOHPシートの透明性に
貢献する。一方、0.5μmより大きな粒径の着色剤が
多く存在していると、どうしてもOHPシートの投影画
像の明るさ及び彩かさが低下する傾向がある。
【0057】そのため、イエロートナー粒子中の0.1
〜0.5μmの粒径の着色剤を60個数%以上、好まし
くは65個数%以上、より好ましくは70個数%以上含
有していることが良い。イエロートナー粒子中に、所定
量の粒径0.1〜0.5μmの式(1)で示されるイエ
ロー着色剤の一次粒子及び二次粒子が存在すると、イエ
ロートナーの耐光性の低下が抑制され、さらにイエロー
色の色調が緑ぎみになってくるので、フルカラー画像用
イエロートナーとしてより好ましい。
【0058】さらにイエロートナー粒子中に0.8μm
以上の粒径のイエロー着色剤粒子を0〜10個数%より
好ましくは0〜5個数%含有していることが好ましく、
基本的には0.8μm以上の粒子は全くないかより少な
い方が好ましい。0.8μm以上の大きな粒径のイエロ
ー着色剤が10個数%より多くトナー粒子中に含有して
いる場合には、イエロートナー粒子の表面近傍にこのよ
うな大きな粒径のイエロー着色剤が存在していると、ど
うしてもイエロートナー粒子表面からイエロー着色剤が
脱離し、カブリ、ドラム汚染、クリーニング不良といっ
た種々の問題を引き起こしやすい。さらにこのようなイ
エローカラートナーを二成分系現像剤として用いる時
は、キャリア汚染といった問題も引き起こし、多数枚耐
久において安定した画像が得られにくい。当然良好な色
再現性も望めないし、均一な帯電性も得られにくい。
【0059】本発明において、イエロートナーは、式
(1)で示されるイエロー着色剤を、結着樹脂100重
量部当り1〜15重量部、好ましくは3〜12重量部、
より好ましくは4〜10重量部含有していることが良
い。
【0060】式(1)で示されるイエロー着色剤の含有
量が15重量部より多い場合には、透明性が低下し、加
えて人間の肌色に代表される様な中間色の再現性も低下
し易くなる。更にはイエロートナーの摩擦帯電性の安定
性が低下し、目的とする負の摩擦帯電量が得られにくく
なる。
【0061】式(1)で示されるイエロー着色剤の含有
量が1重量部より少ない場合には、目的とする着色力が
得られ難く、高い画像濃度の高品位画像が得られ難い。
【0062】ポリエステル樹脂は、酸価が2.0〜2
5.0mgKOH/gであると、溶融混練時に混練物の
粘度を徐々に上げやすく、さらにイエロートナーは各環
境においてすぐれた帯電安定性が得られるので好まし
い。
【0063】ポリエステル樹脂の酸価が2.0mgKO
H/gより小さい場合には、溶融混練時に混練物の粘度
を経時的に上げることが困難であり、イエロートナーは
チャージアップ傾向を示し、低温低湿環境下で画像濃度
薄を起こしやすい。また、式(1)で示されるイエロー
着色剤の結着樹脂への分散性が低下し、イエロートナー
粒子間の帯電量にちがいが生じやすくなり、長期の耐久
で若干カブリが発生しやすくなる。
【0064】ポリエステル樹脂の酸価が25.0mgK
OH/gより大きい場合には、イエロートナーの帯電の
経時安定性が低下し、耐久とともに帯電量が低下しやす
い。特に高温高湿環境下ではトナー飛散、カブリといっ
た画像欠陥が生じやすくなる。さらに、イエロートナー
粒子に含まれる式(1)で示されるイエロー着色剤の水
分の吸着をブロックしにくくなる。
【0065】ポリエステル樹脂は、酸価が好ましくは
3.0〜22.0mgKOH/g、さらに好ましくは
5.0〜20.0mgKOH/gであることが良い。
【0066】更に、イエロートナーの保存性と定着性さ
らには他のカラートナーとの混色性を考慮した場合、ポ
リエステル樹脂のガラス転移温度は50〜65℃、好ま
しくは52〜65℃、より好ましくは53〜64℃であ
ることが良い。
【0067】ポリエステル樹脂のガラス転移温度が50
℃未満の場合には、定着性には優れるものの、耐オフセ
ット性が低下し、定着ローラーへの汚染や定着ローラー
への巻き付きが発生し好ましくない。
【0068】ポリエステル樹脂のガラス転移温度が65
℃よりも高い場合には、定着性が低下し、複写機又はプ
リンタ本体の設定定着温度を上げざるを得ず、得られた
画像は一般にグロスが低く、他のカラートナーとの混色
性が低下する。
【0069】本発明に用いられるポリエステル樹脂は、
数平均分子量(Mn)が好ましくは1,500〜50,
000、より好ましくは2,000〜20,000、重
量平均分子量(Mw)が好ましくは6,000〜10
0,000、より好ましくは10,000〜90,00
0であり、Mw/Mnが好ましくは2〜8であることが
良い。上記条件を満足しているポリエステル樹脂は熱定
着性が良好で、イエロー着色剤の分散性が向上し、イエ
ロートナーの帯電量の変動が少なくなり、画像品質の信
頼性が向上する。
【0070】ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)
が1,500未満の場合又は重量平均分子量(Mw)が
6,000未満の場合には、定着画像表面の平滑性は高
く見た感じの鮮やかさはあるものの、多数枚耐久時にお
いてオフセットが発生しやすくなり、また、耐保存安定
性が低下し、現像器内でのトナー融着及びキャリア表面
にトナー成分が付着するトナースペントが発生しやすく
なる。さらに、イエロートナー粒子の製造時のトナー原
料の溶融混練時にシェアーがかかり難く、イエロー着色
剤の分散性が低下し易く、生成したイエロートナーの摩
擦帯電特性に変動が生じ易い。
【0071】ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)
が50,000を超える場合又は重量平均分子量(M
w)が100,000を超える場合には、耐オフセット
性に優れるものの、定着設定温度を高くせざるを得ない
し、また、仮に着色剤の分散の程度をコントロールでき
たとしても、画像部での表面平滑性が低下し、色再現性
が低下し易い。
【0072】ポリエステル樹脂のMw/Mnが2未満の
場合には、一般に得られるポリエステル樹脂は、分子量
自体が小さくなることから、前述の分子量が小さい場合
と同様に耐久によるオフセット現象、耐保存安定性の低
下、現像器内でのトナー融着及びキャリアのトナースペ
ントが生じ易くなり、またイエロートナーのブロッキン
グが生じ易い。
【0073】ポリエステル樹脂のMw/Mnが8を超え
る場合には、耐オフセット性に優れるものの、定着設定
温度を高くせざるを得ないし、また、仮に着色剤の分散
の程度をコントロールできたとしても、画像部での表面
平滑性が低下してしまい、色再現性が低下し易くなる。
【0074】本発明のトナーにおいては、180℃にお
ける貯蔵弾性率G′180 (周波数3.14rad/se
c)と、120℃から170℃の温度範囲内における貯
蔵弾性率の最小値G′min(120-170)との比が、 2.0≦G′180 /G′min(120-170)≦8.0 であることが特徴の一つである。G′180 /G′
min(120-170)の値が2.0未満の場合、トナーを構成す
る樹脂組成物の加熱による経時的な粘度の上昇率が小さ
いことを意味している。そのため、溶融混練時にイエロ
ー着色剤に剪断力がかかりにくく、凝集しているイエロ
ー着色剤の粗大な二次粒子を微細化することが困難であ
る。一方、G′180 /G′min(120-170)の値が8.0を
越える場合は、イエロートナーの弾性的性質が高温側で
高まり過ぎるため、加熱加圧定着時の低温定着性及び他
のカラートナーとの混色性が低下する傾向にある。
【0075】イエロートナーのG′180 /G′
min(120-170)の値を2.0〜8.0に調整する好ましい
手段の1つとしては、多価カルボン酸で架橋されている
酸価2〜25mgKOH/gのポリエステル樹脂に、溶
融混練時に金属架橋構造が新たに形成されるように芳香
族カルボン酸の金属化合物をイエロートナー粒子の構成
材料として使用することが挙げられる。
【0076】本発明のイエロートナーは、フローテスタ
ーカーブより、算出される軟化点温度Tmが85℃≦T
m≦120℃であることが好ましい。
【0077】イエロートナーの軟化点温度Tmが120
℃より高い時は、耐オフセット性に優れるものの、定着
設定温度を高くせざるを得ないし、また、仮に顔料の分
散の程度をコントロールできたとしても、画像部での表
面平滑性が大幅に低下してしまい、高い色再現性は達成
しにくい。
【0078】イエロートナーのTmが85℃より低い時
は、定着画像表面の平滑性は高く、見た感じの鮮やかさ
はあるものの、多数枚耐久においてオフセットが発生し
やすくなる。さらに保存安定性が乏しく、現像器内での
イエロートナーの融着といった問題も発生しやすい。イ
エローカラートナーの軟化点温度Tmはより好ましくは
90℃乃至115℃が良い。
【0079】本発明において、ポリエステル樹脂を構成
するための2価の酸成分又はエステル成分としては、テ
レフタル酸,イソフタル酸,フタル酸,ジフェニル−
P,P′−ジカルボン酸,ナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸,ナフタレン−2,6−ジカルボン酸,ジフェニ
ルメタン−P,P′−ジカルボン酸,ベンゾフェノン−
4,4′−ジカルボン酸,1,2−ジフェノキシエタン
−P,P′−ジカルボン酸の如き芳香族ジカルボン酸及
びそれらのエステル化合物が挙げられる。それ以外の酸
成分又はエステル成分としては、マレイン酸,フマル
酸,グリタル酸,シクロヘキサンジカルボン酸,コハク
酸,マロン酸,アジピン酸,メサコン酸,イタコン酸,
シトラコン酸,セバチン酸、これらの酸の無水物、低級
アルキルエステルが使用できる。
【0080】2価のアルコール成分としては、下記式
(2)
【0081】
【外4】 (式中、R1 は炭素数2から5のアルキレン基であり、
X及びYは正数であり、2≦X+Y≦6)で表わされる
ジオール化合物が挙げられる。イエロートナーのG′
180 /G′min(120-170)の値を2.0〜8.0に調整す
るためにはR1 はエチレン基であることが好ましい。
【0082】その他の2価のアルコール成分としては、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,
3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオールの如
きジオール;1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロ
ヘキサン、及び水素添加ビスフェノールAが挙げられ
る。
【0083】ポリエステル樹脂にあらかじめ架橋構造を
形成するために下記式(3)
【0084】
【外5】 〔式中、nは3以上の整数であり、Rは水素原子、炭素
数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル
基または炭素数6〜18のアリール基であり、それぞれ
の置換基のRは同じ又は異なる。〕で示される多価カル
ボン酸またはその酸無水物またはエステル化合物をポリ
エステル樹脂の構成成分として使用することが好まし
い。
【0085】上記の多価カルボン酸又はエステル化合物
としては、トリメリット酸、1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸トリn−エチル、1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸トリn−ブチル、1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸トリn−ヘキシル、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸トリイソブチル、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸トリn−オクチル、1,2,4−ベンゼン
トリカルボン酸トリ2−エチルヘキシル、ピロメリット
酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸のテト
ラメチルエステル又はテトラエチルエステルが挙げられ
る。
【0086】本発明で使用するポリエステル樹脂におい
ては、n−ドデセニル基、イソドデセニル基、n−ドデ
シル基、イソドデシル基又はイソオクチル基を有するマ
レイン酸、フマル酸、グルタル酸、コハク酸、マロン
酸、アジピン酸の如きアルキルもしくはアルケニル置換
基を有する酸、及び/又は、n−ドデセニル基、イソド
デセニル基、n−ドデシル基、イソドデシル基又はイソ
オクチル基を有するエチレングリコール、1,3−プロ
ピレンジオール、テトラメチレングリコール、1,4−
ブチレンジオール、1,5−ペンチルジオールの如きア
ルキル置換基又はアルケニル置換基を有するアルコール
をポリエステル樹脂の構成するための成分として使用す
るのも好ましい。
【0087】ポリエステル樹脂を得るための製造方法と
しては、例えば以下のごとき方法が挙げられる。
【0088】まず線状の縮合体を形成せしめ、その過程
で目標の酸価及び水酸基価の1.5〜3倍となるように
分子量を調整し、かつ分子量が均一となるように従来よ
りもゆっくり、、かつ徐々に縮合反応が進むようにす
る。例えば(i)従来よりも低温かつ長時間反応せしめ
る。(ii)反応性の低いモノマーを用いる,又は、
(iii)これらの方法を組み合わせて用いることによ
りエステル化反応を制御する。その後、架橋酸成分、及
び必要に応じてアルコール成分及び/又は酸成分をさら
に加え、反応せしめてポリエステル樹脂を形成する。さ
らに昇温し、分子量分布が均一になるようにゆっくり、
長時間反応せしめ、架橋反応を進め、水酸基価または酸
価またはMI値が目標値まで到達した時反応を終了し、
目的に合ったポリエステル樹脂を得る。
【0089】G′180 /G′min(120-170)の値が2.0
乃至8.0となるようにするためには、トナー粒子に芳
香族カルボン酸の金属化合物を含有させるのが好まし
い。ガラス転移温度が50〜65℃であり且つ酸価が2
乃至25mgKOH/gのポリエステル樹脂と、一次粒
子の長径と短径との比の平均値が1.5以下であり、且
つ一次粒子の個数平均粒径が0.1〜0.7μmである
式(1)で示されるイエロー着色剤と、芳香族カルボン
酸の金属化合物とを溶融混練すると、溶融混練時にポリ
エステル樹脂に部分的に金属架橋構造が形成され、混練
時に混練物の粘度が徐々に上昇する。そのため、混練物
の溶融粘度は、結着樹脂単独の場合の溶融粘度よりも有
意に上昇する。したがって、イエロー着色剤の一次粒子
が微細なために自己凝集力が強く、イエロー着色剤の粗
大な二次粒子が存在したとしても、溶融混練時に発生す
る充分な剪断力により粗大な二次粒子は一次粒子及び/
又は微細な二次粒子に解砕される。その結果、イエロー
着色剤の一次粒子及び微細な二次粒子が均一に分散され
ている溶融混練物を効率良く生成することが出来る。
【0090】詳細は不明であるが、式(1)で示される
イエロー着色剤中のイミノ基の部位と、ポリエステル樹
脂中のカルボン酸基のカルボニル基の部位とが、部分的
に水素結合又は静電的な相互作用による結合により、イ
エロー着色剤のポリエステル樹脂への分散性をさらに高
め、またポリエステル樹脂の分子鎖中のエステル結合部
への水分の吸着が抑制されることからイエロートナーの
高温高湿環境下での帯電量の低下を抑制することができ
るものと推察される。芳香族カルボン酸の金属化合物
は、イエロートナーの負摩擦帯電性を向上させ、安定化
させる負荷電性制御剤としても機能する。
【0091】金属化合物を生成するための好ましい芳香
族カルボン酸としては、サリチル酸,モノアルキルサリ
チル酸又はジアルキルサリチル酸が挙げられる。特に、
ジアルキルサリチル酸が好ましく、中でもジ−tert
−ブチルサリチル酸が特に好ましい。
【0092】芳香族カルボン酸の金属化合物としては、
サリチル酸の金属塩、サリチル酸の金属錯体、アルキル
サリチル酸の金属塩、アルキルサリチル酸の金属錯体、
ジアルキルサリチル酸の金属塩、ジアルキルサリチル酸
の金属錯体が挙げられる。
【0093】本発明においては芳香族カルボン酸の金属
化合物の金属元素としてはアルミニウムが好ましい。亜
鉛等の金属化合物よりはアルミニウム化合物の方が、混
練時のポリエステル樹脂との架橋反応が容易に進行する
ので好ましい。
【0094】芳香族カルボン酸の金属化合物をイエロー
トナー粒子中に含有させる場合、その含有量としては、
結着樹脂100重量部当り2〜10重量部、より好まし
くは3〜8重量部である。芳香族カルボン酸の金属化合
物の添加量が2〜10重量部であると、溶融混練時にポ
リエステル樹脂との架橋反応が良好に進み、イエロー着
色剤がポリエステル樹脂へ微細に均一に分散され、さら
に、イエロートナーの負摩擦帯電性が好適な範囲に調整
されるので好ましい。芳香族カルボン酸の金属化合物が
2重量部よりも少ないと、ポリエステル樹脂の金属架橋
部分が少なく溶融粘度が上昇しないか又は上昇しても上
昇率が少なく、イエロートナーの負荷電制御効果も少な
い。芳香族カルボン酸の金属化合物が10重量部よりも
多いと、ポリエステル樹脂の金属架橋部分が多くなり過
ぎてイエロートナーの低温定着性及び他のカラートナー
との混色性が低下する。また、低温低湿下では、イエロ
ートナーがチャージアップしやすくなる。
【0095】本発明のイエロートナーは、特定のポリエ
ステル樹脂と芳香族カルボン酸の金属化合物との相互作
用によって架橋反応を起こさせ、混練時のイエロー着色
剤の二次粒子にかかるシェアーを増大させることによっ
て、イエロー着色剤を微細に且つ均一に分散しているも
のであって、加熱加圧定着時、低温側でも迅速溶融性に
優れ、高温側では弾性的性質を強く発揮して、オフセッ
トが発生しにくくなる様設計されたイエロートナーであ
る。本発明のイエロートナーには、必要に応じて、滑剤
としての脂肪酸金属塩(例えばステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸アルミ)、フッ素含有重合体微粉末(例えばポ
リテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライ
ド及びテトラフルオロエチレン−ビニリデンフルオライ
ド共重合体の微粉末)、或いは、酸化スズ及び酸化亜鉛
の如き導電性付与剤を添加しても良い。
【0096】更に、本発明において、イエロートナー粒
子中には、離型剤を含有しても良い。例えば、室温で固
体の、脂肪族炭化水素ワックス、脂肪族炭化水素ワック
スの酸化物、エステルワックス、脂肪酸エステルを主成
分とするワックス組成物、飽和直鎖脂肪酸、不飽和脂肪
酸、飽和アルコール、多価アルコール、脂肪酸アミド、
飽和脂肪酸ビスアミド、不飽和脂肪酸アミド、芳香族系
ビスアミドが挙げられる。
【0097】イエロートナー粒子における離型剤の含有
量としては、結着樹脂100重量部に対し、好ましくは
0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜10重量
部が良い。
【0098】離型剤の含有量が20重量部を超える場合
には、耐ブロッキング性や耐高温オフセット性が低下し
やすく、また、0.1重量部より少ない場合には、離型
効果が少ない。
【0099】これらの離型剤は、通常、樹脂を溶剤に溶
解し、樹脂溶液温度を上げ、離型剤を添加し攪拌しなが
らあらかじめ結着樹脂へ添加混合する方法や、混練時に
トナー構成材料と離型剤とを混合してトナー粒子中に含
有される方法が挙げられる。
【0100】本発明に係るイエロートナー粒子の製造方
法としては、結着樹脂と、イエロー着色剤、芳香族カル
ボン酸の金属化合物、その他の添加剤を加え、ヘンシェ
ルミキサーのごとき混合機で均一混合した後、加熱ロー
ル,ニーダー,エクストルーダーの如き熱混練機を用い
て溶融混練し、互いに相溶分散せしめ、冷却固化後、粉
砕及び厳密な分級を行なって目的の粘度を有するイエロ
ートナー粒子を製造する方法が挙げられる。溶融混練温
度は、120〜170℃が良い。
【0101】本発明においては、イエロー着色剤を結着
樹脂の一部に予め添加し分散させた後、上記の分散物を
残りの結着樹脂,芳香族カルボン酸の金属化合物、さら
には必要に応じてその他の添加剤を加え、その後は溶融
混練,冷却,粉砕,分級をおこなってもよい。予めイエ
ロー着色剤を結着樹脂に分散させる工程としては、従来
から知られているマスターバッチ法やフラッシング処理
法が挙げられる。
【0102】本発明において、イエロートナー粒子の重
量平均粒径は、好ましくは3〜15μm、より好ましく
は4〜12μm最も好ましくは4〜8μmが良い。
【0103】イエロートナー粒子の重量平均粒径が3μ
m未満の場合には、帯電の安定化が達成しづらくなり、
多数枚耐久において、カブリや画像形成装置内でのトナ
ー飛散が発生しやすくなる。
【0104】イエロートナー粒子の重量平均粒径が15
μmを超える場合には、ハーフトーン部の再現性が低下
し、得られる画像はガサついた画像になりやすい。
【0105】本発明のイエロートナーにおいては、イエ
ロートナー粒子に流動性向上剤として、平均一次粒子径
0.005〜0.1μmの疎水化処理された酸化チタン
微粉体又は疎水化処理された酸化アルミニウム微粉体を
外添していることが良い。
【0106】外添剤としての流動性向上剤においてはイ
エロートナーの流動性を高め、イエロートナーの帯電性
を阻害しないことが重要な因子となる。
【0107】したがって、酸化チタン微粉体又は酸化ア
ルミニウム微粉体は、表面が疎水化処理されていること
が良く、それにより流動性の付与と帯電の安定化を同時
に満足し得ることが可能となる。
【0108】酸化チタン微粉体又は酸化アルミニウム微
粉体は、疎水化処理されていることにより、帯電量を左
右する因子である水分の影響を除外し、高湿下及び低湿
下での帯電量の格差を低減することでイエロートナーの
環境特性を向上させることが可能になる。さらに、疎水
化処理工程中に一次粒子の凝集を解砕することが可能と
なり、二次凝集の少ない外添剤はイエロートナーにより
均一な帯電付与を行うことが可能になる。
【0109】本発明においては、特に平均一次粒子径が
0.005〜0.1μmの酸化チタン微粉体又はアルミ
ナ微粉体が流動性が良好で負荷電性イエロートナーの帯
電が均一となり、結果としてトナー飛散、カブリが生じ
にくくなるので好ましい。さらに、イエロートナー粒子
表面に埋め込まれにくくなりトナー劣化が生じにくく、
多数枚耐久性が向上する。この傾向は、シャープメルト
性のイエロートナーにおいてより顕著である。
【0110】酸化チタン微粉体又は酸化アルミニウム微
粉体の平均一次粒子径が0.005μm未満の場合に
は、イエローカラートナー粒子表面に、処理微粉体が埋
め込まれ易くなり、トナー劣化が早く生じやすく、耐久
性が低下しやすい。この傾向はシャープメルト性のイエ
ロートナーに適用した場合より顕著である。
【0111】また、0.1μmを超える場合には、イエ
ロートナーの流動性が低くイエロートナーの帯電が不均
一となりやすく、結果として解像性の低下、トナーの飛
散の発生及びカブリが生じやすく、高画質なトナー画像
を生成しにくくなる。
【0112】本発明のイエロートナーにおいては、酸化
チタン微粉体又は酸化アルミニウム微粉体の添加量が、
好ましくはイエロートナー粒子100重量部に対し0.
5〜5.0重量部、より好ましくは0.7〜3.0重量
部、さらに好ましくは1.0〜2.5重量部が良い。上
記範囲を満足しているイエロートナーの流動性が良好で
あり、安定な帯電量を維持し得、トナー飛散が生じにく
い。
【0113】本発明のイエロートナーを二成分系現像剤
に用いる場合、使用されるキャリアとしては、例えば表
面酸化または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバル
ト、マンガン、クロム、希土類の如き金属粒子およびそ
れらの磁性合金粒子または磁性酸化物粒子及び磁性フェ
ライト粒子が挙げられる。
【0114】キャリアがキャリアコアを被覆材で被覆し
た被覆キャリアの場合、キャリアコアの表面を被覆材で
被覆する方法としては、被覆材を溶剤中に溶解もしくは
懸濁せしめて塗布しキャリアコアに付着せしめる方法、
単に粉体状態で混合する方法が適用できる。
【0115】キャリアコアの被覆材としては、ポリテト
ラフルオロエチレン、モノクロロトリフルオロエチレン
重合体、ポリフッ化ビニリデン、シリコーン樹脂、ポリ
エステル樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
アミド、ポリビニルブチラール、アミノアクリレート樹
脂が挙げられる。これらは、単独或は複数で用いられ
る。
【0116】上記材料の処理量は、適宜決定すれば良い
が、一般には総量でキャリアに対して、キャリア基準で
0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%、
最も好ましくは0.10〜2重量%が良い。
【0117】キャリアは、平均粒径が好ましくは10〜
100μm、より好ましくは20〜80μmであること
が良い。
【0118】特に好ましいキャリアとしては、磁性フェ
ライトコア粒子の如き磁性コア粒子の表面をシリコーン
樹脂、フッ素系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂
及びメタクリレート系樹脂の如き樹脂を0.01〜5重
量%、好ましくは0.05〜3重量%をコーティング
し、250メッシュパス且つ400メッシュオンのキャ
リア粒子が70重量%以上ある上記平均粒径を有する樹
脂コート磁性キャリアが挙げられる。
【0119】樹脂コート磁性キャリアは粒径分布がシャ
ープな場合、本発明のイエロートナーに対する摩擦帯電
性が好ましく、さらに電子写真特性を向上させる効果が
ある。
【0120】イエロートナーとキャリアとを混合して二
成分系現像剤を調製する場合、その混合比率は現像剤中
のトナー濃度として、2重量%〜15重量%、好ましく
は3重量%〜13重量%、より好ましくは4重量%〜1
0重量%にすると通常良好な結果が得られる。トナー濃
度が2重量%未満では画像濃度が低くなりやすく、15
重量%を超える場合ではカブリや機内飛散が生じやす
く、現像剤の耐用寿命が短くなる傾向にある。
【0121】次に、本発明のイエロートナーを適用し、
電子写真法によりフルカラー画像を形成する方法を図3
を参照しながら説明する。
【0122】図3は、電子写真法によりフルカラーの画
像を形成するための画像形成装置の一例を示す概略構成
図である。図3の画像形成装置は、フルカラー複写機又
フルカラープリンタとして使用される。フルカラー複写
機の場合は、図3に示すように、上記デジタルカラー画
像リーダ部、下部にデジタルカラー画像プリンタ部を有
する。
【0123】画像リーダ部において、原稿30を原稿台
ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像
信号を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(図示
せず)を経てビデオ処理ユニット(図示せず)にて処理
を施され、デジタル画像プリンタ部に送出される。
【0124】画像プリンタ部において、静電荷像担持体
である感光ドラム1は、たとえば有機光導電体を有する
感光層を有し、矢印方向に回転自在に担持されている。
感光ドラム1の回りには、前露光ランプ11、コロナ帯
電器2、レーザ露光光学系3、電位センサ12、色の異
なる4個の現像器4Y、4C、4M、4K、ドラム上光
量検知手段13、転写装置5およびクリーニング器6が
配置されている。
【0125】レーザ露光光学系において、リーダ部から
の画像信号は、レーザ出力部(図示せず)にてイメージ
スキャン露光の光信号に変換され、変換されたレーザ光
がポリゴンミラー3aで反射され、レンズ3bおよびミ
ラー3cを介して、感光ドラム1の面上に投影される。
【0126】プリンタ部は、画像形成時、感光ドラム1
を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後
に感光ドラム1を帯電器2により一様にマイナス帯電さ
せて、各分解色ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1上
に静電荷像を形成する。
【0127】次に、所定の現像器を作動させて感光ドラ
ム1上の静電荷像を例えば反転現像法により現像し、感
光ドラム1上にトナーによるトナー画像を形成する。現
像器4Y、4C、4M、4Kは、それぞれの偏心カム2
4Y、24C、24M、24Kの動作により、各分解色
に応じて択一的に感光ドラム1に接近して、現像を行な
う。
【0128】転写装置は、転写ドラム5a、転写帯電器
5b、転写材としての転写紙又はOHPシートを静電吸
着するための吸着帯電器5cおよびこれと対向する吸着
ローラ5g、そして内側帯電器5d、外側帯電器5e、
分離帯電器5hを有している。転写ドラム5aは、回転
駆動可能に軸支され、その周面の開口域に転写材を担持
する転写材担持体である転写シート5fが、円筒上に一
体的に調節されている。転写シート5fにはポリカーボ
ネートフィルムの如き樹脂フィルムが使用される。
【0129】転写材はカセット7a、7bまたは7cか
ら転写シート搬送系を通って転写ドラム5aに搬送さ
れ、転写ドラム5a上に担持される。転写ドラム5a上
に担持された転写材は、転写ドラム5aの回転にともな
い感光ドラム1と対向した転写位置に繰り返し搬送さ
れ、転写位置を通過する過程で転写帯電器5bの作用に
より、転写材上に感光ドラム1上のトナー画像が転写さ
れる。
【0130】トナー画像は、図3に示す如く、感光体か
ら直接転写材へ転写されても良く、また、感光体上のト
ナー画像を中間転写体へ転写し、中間転写体からトナー
画像を転写材へ転写しても良い。
【0131】上記の画像形成工程を、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)に
ついて繰り返し、転写ドラム5上の転写材上に4色のト
ナー画像を重ねたカラー画像が得られる。
【0132】このようにして4色のトナー画像が転写さ
れた転写材は、分離爪8a、分離押上げコロ8bおよび
分離帯電器5hの作用により、転写ドラム5aから分離
して加熱加圧定着器9に送られ、そこで加熱加圧定着す
ることによりトナーの混色、発色および転写材への固定
が行なわれて、フルカラーの定着画像とされたのちトレ
イ10に排紙され、フルカラー画像の形成が終了する。
他方、感光ドラム1は、表面の残留トナーをクリーニン
グ器6で清掃して除去された後、再度、画像形成工程に
供せられる。クリーニング部材としては、ブレード以外
にファーブラシ又は不織布、あるいはそれらの併用等を
用いてもよい。
【0133】転写ドラム5aに対しては、転写シート5
fを介して対向された電極ローラ14とファーブラシ1
5、およびオイル除去ローラ16とバックアップブラシ
17が設置されており、転写ドラム5aの転写シート5
f上の付着粉体や、転写シート5f上の付着オイルを除
去をするために、清掃が行なわれる。このような清掃
は、画像形成の前または後に行ない、また、ジャム、つ
まり紙詰まり発生時には随時行なう。
【0134】所望のタイミングで偏心カム25を動作さ
せ、転写ドラム5aと一体化している29カムフォロワ
5iを作動させることにより、転写シート5fと加工ド
ラム1との間のギャップを任意に設定可能な構成として
いる。たとえば、スタンバイ中、または電源オフ時には
転写ドラム5aと感光ドラム1の間隔を離すことができ
る。
【0135】上記画像形成装置によって、フルカラー画
像が形成される。上記画像形成装置においては、単色モ
ード又は多色モードによって、単色の定着画像又は多色
の定着画像を形成することができる。
【0136】次に各物性の測定方法について以下に説明
する。
【0137】イエロートナーのレオロジー特性の測定 トナーを直径約40mm,厚さ約2mmの円板状の試料
に加圧成形する。次にパラレルプレートにセットし、5
0〜200℃の温度範囲内で徐々に昇温させ温度分散測
定を行う。昇温速度は10℃/minとした。角周波数
(ω)は3.14rad/secに固定し、歪率は自動
とする。横軸に温度,縦軸にG′を取り、各温度におけ
る値を読み取る。測定にあたっては、例えばRDA−I
I(レオメトリックス社製)を用いる。
【0138】イエロー着色剤の個数平均粒径及び長径と
短径の比の測定 イエロー着色剤を構成するイエロー顔料粒子の一次粒子
の長径及び短径は、イエロー顔料粒子そのものを走査型
の電子顕微鏡で観察し、視野中の3万乃至5万倍に拡大
した0.1μm以上の300個の顔料粒子を測長して、
その平均値の比をとって長径と短径の比とする。
【0139】イエロー着色剤の個数平均粒径は、イエロ
ー顔料粒子の一次粒子の長径の平均値である。
【0140】イエロー着色剤の個数平均粒径及び長径と
短径の比の値は、後述するイエロートナー粒子中のイエ
ロー着色剤からも測定可能であり、測定値に実質的な差
はない。
【0141】イエロートナー粒子中のイエロー着色剤の
粒径の測定 2.3Mのショ糖溶液にイエロートナー又はイエロート
ナー粒子を加え、よく撹拌しこれを試料ホルダーピンに
少量つけ、次いで液体N2 中に投入し固化させ、ただち
に試料アームヘッドにセットする。
【0142】クライオ装置付きのウルトラミクロトーム
FC4E(日製産業製)にて常法に従ってカッテングし
サンプルを用意する。
【0143】これを電子顕微鏡H−8000形(日立製
作所製)を用いて、加速電圧100kVにて、写真を撮
った。倍率は3万乃至5万倍とする。
【0144】その画像情報をインターフェースを介して
ニコレ社製画像解析装置(Luzex3)に導入し、2
値の画像データに変換する。そのうち、0.1μm以上
の一次粒径及び二次粒子を有する顔料粒子についてのみ
無作為に解析を行なうこととし、サンプリング数が30
0回を超えるまで測定を繰り返し、顔料粒子の個数平均
粒径、粒度分布、及び長径と短径の比を求める。
【0145】ここでは、0.1μmより大きいイエロー
着色剤の一次粒子及び二次粒子のみを測定対象とする。
本発明で言う粒径は、各顔料粒子画像の面積を測定し、
その面積と同じ面積を有する円の直径を各顔料粒子の粒
径とする。
【0146】トナー粒子及びトナーの粒度分布の測定 測定装置としては、コールターカウンターTA−II或
いはコールターマルチサイザー(コールター社製)を用
いる。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、約1%
NaCl水溶液を調製する。例えば、ISTON R−
II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)
が使用できる。測定方法としては、前記電解水溶液10
0〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましく
はアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ml加
え、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁し
た電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行
い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μ
mアパーチャーを用いて、粒径2.00乃至40.30
μmのトナー粒子の体積及び個数各チャンネルごとに測
定して、トナーの体積分布と個数分布とを算出する。そ
れから、トナー粒子の体積分布から求めた重量基準のト
ナー粒子の重量平均粒径(D4)(各チャンネルの中央
値をチャンネル毎の代表値とする)を求める。
【0147】トナー粒子に外添剤として外添されている
粒子は、粒径が2.00μm以上のものが極めて少ない
ことから、外添剤を有するトナーを測定しても重量平均
粒径(D4)は、トナー粒子の重量平均粒径(D4 )と
実質的に同一な値を示すことが確認されている。
【0148】チャンネルとしては、2.00〜2.52
μm;2.52〜3.17μm;3.17〜4.00μ
m;4.00〜5.04μm;5.04〜6.35μ
m;6.35〜8.00μm;8.00〜10.08μ
m;10.08〜12.70μm;12.70〜16.
00μm;16.00〜20.20μm;20.20〜
25.40μm;25.40〜32.00μm;32.
00〜40.30μmの13チャンネルを用いる。
【0149】酸価の測定方法 サンプル2〜10gを200〜300mlの三角フラス
コに秤量し、メタノール:トルエン=30:70の混合
溶媒約50mlを加えてポリエステル樹脂を溶解する。
溶解性が悪いようであれば少量のアセトンを加えてもよ
い。0.1%のブロムチモールブルーとフェノールレッ
ドの混合指示薬を用い、あらかじめ標定された0.1規
定水酸化カリウムのアルコール溶液で滴定し、アルコー
ルカリ液の消費量から次の計算で酸価を求める。
【0150】 酸価=〔KOH(ml数)×N×56.1〕/試料重量 (式中、Nは0.1規定のKOH溶液のファクター)
【0151】摩擦帯電量の測定方法 図4は摩擦帯電量を測定する装置の説明図である。底に
500メッシュのスクリーン53のある金属製の測定容
器52に、複写機又はプリンタの現像スリーブ上から採
取した現像剤の約0.5〜1.5gを入れ金属製のフタ
54をする。この時の測定容器52全体の重量を秤りW
1 (g)とする。次に吸引機51(測定容器52と接す
る部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口57から
吸引し風量調節弁56を調製して真空計55の圧力を2
50mmAqとする。この状態で充分、好ましくは2分
間吸引を行いトナーを吸引除去する。この時の電位計5
9の電位V(ボルト)とする。ここで58はコンデンサ
ーであり容量をC(mF)とする。また、吸引後の測定
容器全体の重量を秤りW2 (g)とする。この試料の摩
擦帯電量(mC/kg)は下式の如く算出される。
【0152】試料の摩擦帯電量(mC/kg)=C×V
/(W1 −W2
【0153】酸化チタン微粒子及びアルミナ微粒子の平
均粒径の測定方法 一次粒子径は、酸化チタン微粒子及びアルミナ微粒子を
透過電子顕微鏡で観察し、視野中の3万乃至5万倍に拡
大した300個の0.005μm以上の粒子径を測定し
て平均粒子径を求め、トナー粒子上の分散粒子径は走査
電子顕微鏡で観察し視野中の3万乃至5万倍に拡大した
300個のチタン微粒子及びアルミナ微粒子をXMAに
より定性し、その粒子径を測定して平均粒子径をもとめ
る。
【0154】ガラス転移温度Tgの測定 示差熱分析測定装置(DSC測定装置)、例えばDSC
−7(パーキンエルマー社製)を用い測定する。
【0155】測定試料は5〜20mg、好ましくは10
mgを精密に秤量する。
【0156】これをアルミパン中に入れ、リファレンス
として空のアルミパンを用い、測定温度範囲30℃〜2
00℃の間で、昇温速度10℃/minで常温常湿下で
測定を行う。
【0157】この昇温過程で、温度40〜100℃の範
囲におけるメインピークの吸熱ピークが得られる。
【0158】このときの吸熱ピークが出る前と出た後で
のベースラインの中間点の線と示差熱曲線との交点を、
ガラス転移温度Tgとする。
【0159】樹脂又はトナーの軟化点温度の測定 フローテスターCFT−500型(島津製作所製)を用
いる。試料は60meshパス品を約1.0g秤量す
る。これを成形器を使用し、100kg/cm2の加重
で1分間加圧する。
【0160】この加圧サンプルを下記の条件で、常温常
湿下(温度約20〜30℃、湿度30〜70%RH)で
フローテスター測定を行い、温度−見掛け粘度曲線を得
る。得られたスムース曲線より、試料が50体積%流出
した時の温度(=T1/2 )を求め、これを樹脂又はトナ
ーの軟化点温度Tmとする。
【0161】 RATE TEMP 6.0(℃/分) SET TEMP 50.0(℃) MAX TEMP 180.0(℃) INTERVAL 3.0(℃) PREHEAT 300.0(秒) LOAD 10.0(kg) DTE(Diameter) 1.0(mm) DIE(Length) 1.0(mm) PLUNGER 1.0(cm2
【0162】ポリエステル樹脂の分子量の測定方法 ポリエステル樹脂のMn、Mw及びMw/Mnはゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって
測定する。40℃のヒートチャンバ中でカラムを安定化
させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてテトラハ
イドロフラン(THF)を毎分1mlの流速で流し、T
HF試料溶媒を100μl注入して測定する。試料の分
子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数
種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量
線の対数値とカウント数との関係から算出する。検量線
作成用の標準ポリスチレン試料としては、例えば、東ソ
ー社製あるいは、昭和電工社製の分子量が102 〜10
7 程度のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリ
スチレン試料を用いるのが適当である。検出器にはR1
(屈折率)検出器を用いる。カラムとしては、市販のポ
リスチレンジェルカラムを複数本組み合わせて使用する
のが良い。
【0163】例えば、昭和電工社製のShodex G
PC KF−801,802,803,804,80
5,806,807,800Pの組み合わせや、東ソー
社製のTSKgelG1000H(HXL)、G2000
H(HXL)、G3000H(HXL)、G4000H(H
XL)、G5000H(HXL)、G6000H(HXL)、
G7000H(HXL)、TSKguardcolumn
の組み合わせを挙げることができる。
【0164】試料は以下のようにして作製する。
【0165】試料をTHF中に入れ、数時間放置した
後、十分振とうしTHFと良く混ぜ(試料の合一体がな
くなるまで)、更に12時間以上静置する。このときT
HF中への放置時間が24時間以上となるようにする。
その後、サンプル処理フィルター(ポアサイズ0.45
〜0.5μm、例えば、マイショリディスクH−25−
5東ソー社製、エキクロディスク25CR、ゲルマン、
サイエンス ジャパン社製などが使用できる)を通過さ
せたものを、GPCの試料とする。試料濃度は、樹脂成
分が0.5〜5mg/mlとなるように調整する。
【0166】BET比表面積の測定方法 顔料のBET比表面積は、湯浅アイオニクス(株)製、
全自動ガス吸着量測定装置:オートソープ1を使用し、
吸着ガスに窒素を用い、BET多点法により求める。な
お、サンプルの前処理としては、温度50℃で10時間
の脱気を行う。
【0167】キャリアの平均粒径の測定方法 キャリアをマイクロトラック粒度分析計SRAタイプ
(日機装株式会社製)を使用し、0.7乃至700μm
のレンジ設定で測定を行い、測定されたキャリアの50
%粒径を本発明においては、キャリアの平均粒径とす
る。
【0168】
【実施例】実施例に基づいて本発明をより詳細に説明す
る。
【0169】実施例1 ・ポリエステル樹脂No.1 70重量部 〔ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン,テレフタル酸,フマール酸
及びトリメリット酸から合成した架橋ポリエステル樹脂
(酸価10.5mgKOH/g,Tg=56℃,Mn=
4000,Mw=9000,Tm=90℃)〕 ・下記構造式で示されるイエロー顔料(個数平均径0.
25μm,長径と短径との比1.4,BET比表面積6
2m2 /g) 30重量部
【0170】
【外6】
【0171】上記材料をニーダー型ミキサーに仕込み、
混合しながら非加圧下で昇温させ、充分に前混合した。
その後3本ロールで2回混練し、第一の混練物を得た。
【0172】・上記第1の混練物(顔料粒子の含有量3
0重量%) 16.7重量部 ・ポリエステル樹脂No.1 88.3重量部 ・ジ−タ−シャリーブチルサリチル酸のアルミニウム化
合物 4重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行
い、二軸式押出し機で温度125〜130℃で溶融混練
し、冷却後ハンマーミルを用いて約1〜2mm程度粗粉
砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉
砕した。更に得られた微粉砕物を多分割分級装置で微粉
及び粗粉を同時に厳密に除去して、重量平均径6.5μ
mのイエロートナー粒子を得た。
【0173】一方、流動性向上剤及び帯電安定化剤とし
て、親水性酸化チタン微粉体(一次平均粒子径0.02
μm、BET比表面積140m2 /g)100重量部に
対してn−C49 −Si(OCH33 の20重量部
を使用して表面処理し、一次平均粒子径0.02μm、
疎水化度70%の疎水性酸化チタン微粉体Aを得た。
【0174】イエロートナー粒子100重量部と、疎水
性酸化チタン微粉体A1.5重量部とを混合して、イエ
ロートナー粒子表面に疎水性酸化チタン微粒子を有する
イエロートナーNo.1を調製した。
【0175】イエロートナーNo.1のG′180 /G′
min(120-170)は3.1、イエロートナーNo.1の軟化
点は97℃であり、イエロートナー粒子中のイエロー顔
料の独立粒子として一次粒子及び二次粒子を含む個数平
均粒径は、0.38μmであり、粒径0.1〜0.5μ
mのイエロー顔料粒子の含有割合は78個数%であり、
粒径0.8μmのイエロー顔料の含有割合は1.2個数
%であった。イエロートナーNo.1のG′のグラフを
図1に示す。
【0176】上記イエロートナーNo.1とシリコーン
樹脂で表面被覆した磁性フェライトキャリア粒子(平均
粒径40μm)とを、トナー濃度が6重量%になる様に
混合し、二成分系イエロー現像剤とした。
【0177】上記二成分系イエロー現像剤を市販の加熱
加圧定着器を有する普通紙フルカラー複写機(カラーレ
ーザー複写機CLC700、キヤノン製)に導入して定
着温度170℃で複写試験を行った。常温常湿環境(温
度23℃,湿度60%RH)下で5万枚の耐久試験にお
いても画像濃度が1.7〜1.8と高い画像濃度を示
し、帯電特性においても初期変動も少なく約−22mC
/kg〜−25mC/kgの間で安定的に推移した。
【0178】5万枚耐久後のOPC感光ドラム表面は、
トナー融着によるフィルミングも見られず、この間、ク
リーニング不良も一度も発生しなかった。
【0179】5万枚耐久複写でも加熱(定着)ローラー
へのオフセットはまったく生じなかった。耐久後の加熱
ローラー表面を目視により観察したが、イエロートナー
による汚染はなかった。
【0180】5万枚耐久後の現像剤中のキャリア表面を
SEMにて観察してみたところ、トナースペントはほと
んど見られなかった。
【0181】さらに、高温高湿環境(30℃,80%)
下、及び低温低湿環境(15℃,10%)下で5万枚の
耐久試験を行ったが、カブリ、飛散等も発生せず、画像
濃度もほぼ安定に推移した。
【0182】次に、イエロー顔料のかわりに、シアン顔
料(C.I.Pigment Blue 15:3)を
4重量部用いることを除いてあとはほぼ同様にして重量
平均径6.5μmのシアントナー粒子を得た。
【0183】さらに、イエロー顔料のかわりに、マゼン
タ顔料(C.I.PigmentRed 122)を5
重量部用いることを除いてあとはほぼ同様にして重量平
均径6.3μmのマゼンタトナー粒子を得た。
【0184】得られたシアントナー粒子100重量部及
びマゼンタトナー粒子100重量部に対し、イエロート
ナーNo.1と同様にして、疎水性酸化チタン微粉体A
1.5重量部をそれぞれ混合し、粒子表面に疎水性酸化
チタン微粒子Aを有するシアントナー及びマゼンタトナ
ーを、それぞれ得、以後も同様にして、二成分系シアン
現像剤及び二成分系マゼンタ現像剤を調製した。
【0185】未定着の転写材上のトナー乗り量が、イエ
ロートナー、マゼンタトナー及びシアントナーが0.8
mg/cm2 になる様に、本体のコントラスト電位を調
整してイエロートナー及びシアントナーでグリーンのベ
タ画像を出力し、イエロートナー及びマゼンタトナーで
レッドのベタ画像を出力した。
【0186】カラー複写画像の評価方法として、画像表
面のグロス(光沢度)及び画像の色度を測定することに
より、カラー画像の良否を判定する方法がある。グロス
値が高いほど画像表面が平滑でつやのある彩度(C*
の高いカラー品質と判断され、逆にグロス値が低いと、
くすんだ彩度(C* )の乏しい画像表面の荒れたものと
判断される。なお「C* 」とは、下記方法により測定さ
れるa* 及びb* の値から、下記式
【0187】
【外7】 により算出される値であり、このC* が大きい程、あざ
やかな画像となる。
【0188】グロス(光沢度)の測定には、日本電色社
製VG−10型光沢度計を用いた。測定にあたっては、
まず定電圧装置により6Vにセットし、次いで投光角
度、受光角度をそれぞれ60°に合わせ、0点調整及び
標準板を用い、標準設定の後に試料台の上に白色紙を3
枚重ね、さらにその上に前記試料画像を置き、標示部に
示される数値を%単位で読みとった。
【0189】トナーの色調は1976年に国際照明委員
会(CIE)で規格された表色系の定義に基づき、定量
的に測定した。すなわち、a* ,b* (a* ,b* は色
相と彩度を示す色度)、L* (明度)を測定した。測定
器にはX−Rite社製分光測色計タイプ938を用
い、観察用光源はC光源、視野角は2°とした。
【0190】実施例1において各画像のグロスと色度
は、下記表1の通りであった。
【0191】
【表1】
【0192】本発明のイエロートナーNo.1を用いる
と2次色であるグリーン、レッドの画像も明度及び彩度
の高いものであった。
【0193】さらにトランスペアレンシーフィルムを転
写材として用いカラー画像を形成したトランスペアレン
シーフィルムを、オーバーヘッドプロジェクター(OH
P)に投影したOHP画像の透明度も良好なものであっ
た。
【0194】上記の実施例におけるOHP画像の透明性
については、市販のオーバーヘッドプロジェクターを用
いて、トランスペアレンシーフィルムに上記のイエロー
トナーによって形成したカラー画像を投影して、以下の
評価基準に基づいて評価した。
【0195】評価基準 A:透明性に優れ、明暗ムラも無く、色再現性も優れ
る。(良) B:若干明暗ムラがあるものの、実用上問題ない。
(可) C:明暗ムラがあり、色再現性に乏しい。(悪い)
【0196】また得られたイエローのベタ画像(画像濃
度1.70)の耐光性をJIS K7102にほぼ準じ
て確認したところ、400時間光照射後の画像でもほぼ
初期と同様の画像濃度(1.63)を示し、ΔEが3.
6であり、色相変化もほんのわずかであった。光源には
カーボンアークランプを使用した。
【0197】色相変化は下記式のΔE値を求め、下記の
耐光性の評価基準に基づいて定量的に評価した。
【0198】ΔE={(L1 * −L2 *2 +(a1 *
−a2 *2 +(b1 * −b2 *21/21 * :光照射前の画像の明度 a1 * ,b1 * :光照射前の画像の色相と彩度を示す色
度 L2 * :光照射後の画像の明度 a2 * ,b2 * :光照射後の画像の色相と彩度を示す色
【0199】耐光性の評価基準 A:400時間照射後でも退色しない。 B:200時間照射後でも退色しない。 C:100時間照射で退色。
【0200】比較例1 実施例1において、ジーターシャリーブチルサリチル酸
のアルミニウム化合物を用いなかったことを除いてあと
は同様にして比較イエロートナーNo.1を得た。比較
イエロートナーNo.1のG′180 /G′min(120-170)
は0.75、軟化点は91℃であった。比較イエロート
ナーNo.1のG′のグラフを図2に示す。
【0201】実施例1と同様にして耐久評価したとこ
ろ、低温低湿環境下での耐久において、3000枚目あ
たりから画像濃度が低下し、カブリが若干発生しはじめ
た。
【0202】また、高温高湿環境下では徐々に比較イエ
ロートナーNo.1の帯電量が低下し、それにともなっ
て画像濃度が上昇し、飛散及びカブリが若干発生しはじ
めた。
【0203】また、常温常湿環境下で行った耐久におい
ては、5000枚目あたりから一部オフセットが発生し
てしまい、耐久を中断し定着ローラーを調べてみたとこ
ろ、定着ローラーがトナーで汚染されていた。
【0204】比較イエロートナーNo.1の画像のグロ
スと色度を実施例1と同様に調べた。結果を表2及び表
3に示す。
【0205】比較イエロートナーNo.1は実施例1の
トナーと比較して、トナーの軟化点が低いために同じ定
着条件下では画像のグロスが高めに出るにもかかわら
ず、明度、彩度ともに低く、これは着色剤の分散の悪さ
に起因していると考えられる。
【0206】実際のOHP画像の透明性も決して良好と
は言えなかった。
【0207】比較例2 実施例1で用いたポリエステル樹脂No.1に代えて、 ・ポリエステル樹脂No.2 〔ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン及びフマール酸から合
成した非架橋ポリエス樹脂(酸価12mgKOH/g,
Tg=56℃,Mn=4000,Mw=11000,T
m=90℃)〕を用いることを除いては、実施例1と同
様にして、比較イエロートナーNo.2を得た。イエロ
ートナー5のG′180 /G′min(120-170)は0.98、
軟化点は93℃であった。
【0208】常温常湿環境下での耐久においては特に大
きな問題は発生しなかったものの、高温高湿環境下での
耐久においてトナーの帯電量が低下しカブリが発生し
た。また、20000枚耐久後の定着ローラーを調べて
みたところイエロートナーで汚染されていた。結果を表
2及び表3に示す。
【0209】比較例3 実施例1で用いたポリエステル樹脂No.1に代えて、 ・ポリエステル樹脂No.3 〔ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、テレフタル酸、フマ
ール酸及びトリメリット酸から合成した架橋ポリエス樹
脂(酸価15mgKOH/g,Tg=59℃,Mn=5
600,Mw=22000,Tm=98℃)〕を用いる
ことと、ジーターシャリーブチルサリチル酸のアルミニ
ウム化合物を8重量部用いることを除いて、実施例1と
同様にして、比較イエロートナーNo.3を得た。比較
イエロートナーNo.3のG′180 /G′min(120-170)
は8.8、軟化点は116℃であった。
【0210】初期の画像は全体的にグロスが低いもの
の、カブリもなくハイライトの再現性も良好であった。
ただ低温低湿環境下で画出ししたところ、30枚目にコ
ールドオフセットが生じ耐久を中断した。さらにOHP
画像の透明性も決して良好とは言えなかった。
【0211】比較イエロートナーNo.3の画像のグロ
スと色度を実施例1と同様に調べた。結果を表2及び表
3に示す。
【0212】比較イエロートナーNo.3は実施例1の
イエロートナーNo.1と比較して、トナーの軟化点が
高いために同じ定着条件下では画像のグロスが低く、明
度、彩度ともに実施例1よりは低下してしまい、鮮やか
なイエロー画像は、得られなかった。
【0213】比較例4 実施例1で用いたポリエステル樹脂No.1に代えて、 ・スチレン/アクリル系の樹脂 〔スチレン及びn−ブチルアクリレートの共重合体(酸
価 実質ゼロ,Tg=60℃,Mn=4800,Mw=
15000,Tm=96℃)〕を用いたことを除いて、
実施例1と同様にして、比較イエロートナーNo.4を
得た。比較イエロートナーNo.4の画像のグロスと色
度を実施例1と同様に調べた。結果を表2及び表3に示
す。
【0214】比較イエロートナーNo.4は明度,彩度
ともに実施例1よりは低下してしまった。
【0215】また、比較イエロートナーNo.4を用い
て低温低湿環境下で耐久したところ、帯電量が上昇し画
像濃度薄が発生し途中で耐久を中断した。
【0216】比較例5 一次粒子の個数平均粒径が0.38μmであり、長径と
短径との比が1.8であり、比表面積が39m2 /gで
あるC.I.Pigment 180を使用することを
除いて、実施例1と同様にして比較イエロートナーN
o.5を調製した。比較イエロートナーNo.5のG′
180 /G′min(120-170)は2.8であり、比較イエロー
トナーNo.5の軟化点は96℃であり、イエロートナ
ー粒子中のイエロー顔料の独立粒子として一次粒子及び
二次粒子を含む個数平均粒径は0.58μmであり、粒
径0.1〜0.5μmのイエロー顔料粒子の含有割合は
38個数%であり、粒径0.8μmのイエロー顔料の含
有割合は8個数%であった。比較イエロートナーNo.
5のグロスと色度を実施例と同様に調べた。結果を表2
及び表3に示す。
【0217】比較イエロートナーNo.5は明度,彩度
ともに実施例1よりは低下してしまった。比較イエロー
トナーNo.5と実施例1で生成したシアントナーとを
使用して実施例1と同様にしてグリーンのベタ画像を形
成したところ、グロスが27%であり、L* が44であ
り、a* が−52であり、b* が17であり、グリーン
のベタ画像の彩度が低かった。
【0218】また、比較イエロートナーNo.5を用い
て低温低湿環境下で耐久したところ、帯電量が上昇し画
像濃度薄が発生した。
【0219】比較例6 実施例1で用いた着色剤に代えて、下記式(4)
【0220】
【外8】 で示される化合物(4)のイエロー着色剤(C.I.P
igment Yellow 74)をポリエステル樹
脂100重量部に対し7重量部使用することを除いて
は、実施例1と同様にして比較イエロートナーNo.6
を得、実施例1と同様に評価を行った。高温高湿環境下
での多数枚耐久で約5000枚時点から、比較イエロー
トナーNo.6の帯電量が低下しはじめ、カブリが目立
ちはじめたため耐久を中断した。
【0221】また、上記化合物(4)は、実施例1で使
用した化合物(1)と比較して着色力が低く、高画像濃
度の画像を得るためには、フルカラー複写機のコントラ
スト電位を実施例1の場合よりも上げなければならなか
った。結果を表2及び表3に示す。
【0222】比較例7 実施例1で用いたイエロー着色剤に代えて、下記式
(5)
【0223】
【外9】 で示される化合物(5)のイエロー着色剤(C.I.P
igment Yellow 12)をポリエステル樹
脂100重量部に対し5重量部使用することを除いて
は、実施例1と同様にして比較イエロートナーNo.7
を調製し、実施例1と同様にして評価した。各環境下で
比較的安定に耐久が推移したが、得られたイエロー画像
は、カーボンアークランプ照射の耐光加速試験をおこな
ったところ、100時間の光照射でΔEが12であり、
明白な退色が発生した。
【0224】実施例2 実施例1で用いたポリエステル樹脂No.1に代えて、
ポリエステル樹脂No.4〔ポリオキシプロピレン
(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン,テレフタル酸,フマール酸及びトリメリット
酸から合成した架橋ポリエステル樹脂(酸価2.4mg
KOH/g,Tg=59℃,Mn=4200,Mw=1
2000,Tm=95℃)〕を用いることを除いては、
実施例1と同様にして、イエロートナーNo.2を得
た。実施例1と同様にして評価したところ、低温低湿環
境下での耐久で20000枚目あたりから画像濃度が低
下しはじめたものの、実用レベル内であった。
【0225】イエロートナーNo.2のG′180 /G′
min(120-170)は2.1、軟化点は100℃であった。結
果を表2及び表3に示す。
【0226】実施例3 実施例1で用いたポリエステル樹脂No.1に代えて、
ポリエステル樹脂No.5〔ポリオキシプロピレン
(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン,テレフタル酸,フマール酸及びトリメリット
酸から合成した架橋ポリエステル樹脂(酸価24.2m
gKOH/g,Tg=54℃,Mn=4800,Mw=
11000,Tm=92℃)〕を用いることを除いて
は、実施例1と同様にして、イエロートナーNo.3を
得た。実施例1と同様にして評価したところ、高温高湿
環境下で若干帯電量が低下したものの、画像上問題は発
生しなかった。
【0227】イエロートナーNo.3のG′180 /G′
min(120-170)は3.4、軟化点は99℃であった。結果
を表2及び表3に示す。
【0228】実施例4 実施例1で用いた疎水性酸化チタン微粉体Aに代えて、
親水性のアルミナ微粉体(一次平均粒子径:0.02μ
m、BET比表面積:130m2 /g)100重量部に
対してiso−C49 −Si(OCH33 を17重
量部使用して表面処理した。一次平均粒子径0.02μ
m、疎水化度70%の疎水性アルミナ微粉体Aを用いた
ことを除いては、実施例1と同様にしてイエロートナー
No.4を調製し、実施例1と同様にして評価した。
【0229】各環境下において良好な耐久性を示し、耐
光性、色相ともに実施例1とほぼ同じ傾向を示した。結
果を表2及び表3に示す。
【0230】実施例5 実施例1においてジーターシャリーブチルサリチル酸の
アルミニウム化合物の代わりにジーターシャリーブチル
サリチル酸の亜鉛化合物を用いたことを除いてあとは同
様にして、イエロートナー12を得た。イエロートナー
12のG′180/G′min(120-170)は2.0、軟化点は
93℃であった。
【0231】イエロートナー12の画像のグロスと色度
を実施例1と同様に調べた。結果を表2及び表3に示
す。
【0232】明度、彩度ともに若干低下していたが、実
用レベル内のイエロー画像であった。イエロートナーN
o.5を用いて低温低湿環境下で画出ししたところ、2
万枚耐久においては画像は良好であったが、2万枚を過
ぎたあたりから濃度低下やカブリが見られ、ハーフトー
ン部もガサついてきた。
【0233】高温高湿環境下では初期から若干カブリの
見られる画像であったが、実用レベル内であった。結果
を表2及び表3に示す。
【0234】
【表2】
【0235】
【表3】
【0236】実施例6 ・ポリエステル樹脂No.6 70重量部 〔ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン,テレフタル酸,フマール
酸,トリメリット酸からなる縮合ポリマー(酸価10.
3mgKOH/g,Tg=56℃,Mn=3900,M
w=12700,Tm=90℃)〕 ・構造式(1)で示されるイエロー顔料 30重量部 (一次粒子の長径と短径の比が1.3、個数平均粒径
0.28μm、比表面積が77m2 /g) 上記材料をニーダー型ミキサーに仕込み、混合しながら
非加圧下で昇温させ、充分に前混合した。その後3本ロ
ールで2回混練し、第一の混練物を得た。
【0237】・上記混練物(顔料粒子の含有量30重量
部) 16.7重量部 ・ポリエステル樹脂No.6 88.3重量部 ・ジ−タ−シャリーブチルサリチル酸のアルミニウム化
合物 4重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行
い、二軸式押出し機で溶融混練し、冷却後ハンマーミル
を用いて約1〜2mm程度粗粉砕し、次いでエアージェ
ット方式による微粉砕機で微粉砕した。更に得られた微
粉砕物を多分割分級装置で微粉及び粗粉を同時に厳密に
除去して、重量平均径6.5μmのイエロートナー粒子
を得た。
【0238】一方、流動性向上剤及び帯電安定化剤とし
て、親水性アルミナ微粉体(一次平均粒子径0.005
μm、BET比表面積250m2 /g)100重量部に
対してiso−C49 −Si(OCH33 の30重
量部を使用して表面処理し、一次平均粒子径0.005
μm、疎水化度70%の疎水性アルミナ微粉体Bを得
た。
【0239】イエロートナー粒子100重量部と、疎水
性アルミナ微粉体B1.2重量部とを混合して、イエロ
ートナー粒子表面に疎水性アルミナ微粒子を有するイエ
ロートナーNo.6を調製した。
【0240】上記イエロートナーNo.6とシリコーン
樹脂で表面被覆した磁性フェライトキャリア粒子(平均
粒径40μm)とを、トナー濃度が6重量%になる様に
混合し、二成分系イエロー現像剤とした。
【0241】上記二成分系イエロー現像剤を市販の普通
紙フルカラー複写機(カラーレーザー複写機CLC70
0、キヤノン製)に導入して複写試験を行ったが、常温
常湿環境(23℃,60%)下で5万枚の耐久試験にお
いても画像濃度が1.7〜1.8と高い画像濃度を示
し、帯電特性においても初期変動も少なく約−23mC
/kg〜−26mC/kgの間で安定的に推移した。
【0242】5万枚耐久後の感光ドラム表面は、トナー
融着によるフィルミングも見られず、この間、クリーニ
ング不良も一度も発生しなかった。
【0243】5万枚耐久複写でも定着ローラーへのオフ
セットはまったく生じなかった。耐久後の定着ローラー
表面を目視により観察したが、トナーによる汚染はなか
った。
【0244】5万枚耐久後の現像剤中のキャリア表面を
SEMにて観察してみたところ、トナースペントはほと
んど見られなかった。
【0245】さらに、高温高湿環境(30℃,80%)
下、及び低温低湿環境(15℃,10%)下で5万枚の
耐久試験を行ったが、カブリ、飛散等も発生せず、画像
濃度もほぼ安定に推移した。
【0246】次に、イエロー顔料のかわりに、C.I.
Pigment Blue 15:3を4重量部用いる
ことを除いてあとはほぼ同様にして重量平均径6.5μ
mのシアントナー粒子を得た。
【0247】さらに、イエロー顔料のかわりに、C.
I.Pigment Red 122を5重量部用いる
ことを除いてあとはほぼ同様にして重量平均径6.3μ
mのマゼンタトナー粒子を得た。
【0248】得られたシアンカラートナー粒子及びマゼ
ンタカラートナー粒子に対し、イエロートナーと同様に
して、疎水性アルミナ微粉体B1.2重量部をそれぞれ
混合し、粒子表面に疎水性アルミナ微粒子Bを有するシ
アントナー及びマゼンタトナーを、それぞれ得、以後も
同様にして、二成分系シアン現像剤及び二成分系マゼン
タ現像剤を調製した。
【0249】未定着の転写材上のトナー乗り量が、イエ
ロートナー、マゼンタトナー及びシアントナーが0.8
mg/cm2 になる様に、本体のコントラスト電位を調
整してイエロートナー及びシアントナーでグリーンのベ
タ画像を出力し、イエロートナー及びマゼンタトナーで
レッドのベタ画像を出力した。
【0250】実施例6において各画像のグロスと色度
は、下記表4の通りであった。
【0251】
【表4】
【0252】本発明のイエロートナーNo.6を用いる
と2次色であるグリーン、レッドの画像も明度及び彩度
の高いものであった。
【0253】さらにトランスペアレンシーフィルムを転
写材として用いカラー画像を形成したトランスペアレン
シーフィルムを、オーバーヘッドプロジェクター(OH
P)に投影したOHP画像の透明度も良好なものであっ
た。
【0254】上記の実施例におけるOHP画像の透明性
については、市販のオーバーヘッドプロジェクターを用
いて、トランスペアレンシーフィルムに上記のイエロー
トナーによって形成したカラー画像を投影して、以下の
評価基準に基づいて評価した。結果を表6及び表7に示
す。
【0255】比較例8 実施例6で用いたイエロー顔料のかわりに、一次粒子径
の長径と短径の比が2.1、比表面積が36m2 /g、
個数平均粒径0.42μmの式(1)で示す顔料を用い
たことを除いて、実施例6同様にして重量平均径6.6
μmの比較イエロートナーNo.8を調製した。実施例
6と同様にして画出し評価したところ、実施例6と比較
して帯電量の絶対値が高いだけで耐久性に関してはほぼ
同様の結果が得られた。耐久時の帯電量は−27〜−3
0mC/kgの間で推移し、画像濃度も比較的安定して
いた。
【0256】ただ、得られたイエロー画像の色相は全体
に赤味がかっており、フルカラー用イエロートナーとし
ては好適ではなかった。さらに、OHPの透明性を調べ
てみたところ、実施例7よりも劣っていた。
【0257】比較イエロートナーNo.8の画像のグロ
スと色度を実施例6と同様に調べてみたところ、表5の
結果を得た。
【0258】
【表5】
【0259】比較例9 実施例6において、ジーターシャリーブチルサリチル酸
のアルミニウム化合物を用いなかったことを除いてあと
は同様にして比較イエロートナーNo.9を得た。
【0260】実施例6と同様にして耐久評価したとこ
ろ、低温低湿環境下での耐久において、3000枚目あ
たりから画像濃度が低下し、カブリが若干発生しはじめ
た。
【0261】また、高温高湿環境下では初期から比較イ
エロートナーNo.9の帯電量が低すぎて、耐久初期か
ら飛散及びカブリが発生し耐久を中断した。
【0262】また、常温常湿環境下で行った耐久におい
ては、5000枚目あたりから一部オフセットが発生し
てしまい、耐久を中断し定着ローラーを調べてみたとこ
ろ、定着ローラーがトナーで汚染されていた。
【0263】比較イエロートナーNo.9の画像のグロ
スと色度を実施例1と同様に調べた。結果を表6及び表
7に示す。
【0264】比較イエロートナーNo.9は実施例6の
トナーと比較して、トナーの軟化点が低めになっている
ために同じ定着条件下では画像のグロスが高めに出るに
もかかわらず、明度,彩度ともに低く、これは着色剤の
分散の悪さに起因していると考えられる。
【0265】実際のOHP画像の透明性もあまり良好と
は言えなかった。
【0266】比較例10 実施例6で用いたポリエステル樹脂No.6に代えて、 ・ポリエステル樹脂No.7 〔ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン,テレフタル酸,フマ
ール酸及びトリメリット酸から合成された架橋ポリエス
テル樹脂(酸価1.9mgKOH/g,Tg=59℃,
Mn=4100,Mw=12000,Tm=93℃)〕
を用いることを除いては、実施例6と同様にして、比較
イエロートナーNo.10を得た。実施例6と同様にし
て評価したところ、低温低湿環境下での耐久で1000
0枚目あたりから画像濃度が低下しはじめ画像はガサつ
いたものになり、さらに耐久を続けるとカブリはじめ
た。初期のOHP画像をイエロートナーNo.6と比較
してみたところ、透明性が低下していた。
【0267】比較例11 実施例6で用いたポリエステル樹脂No.6に代えて、 ・ポリエステル樹脂No.8 〔ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン,テレフタル酸,フマ
ール酸,トリメリット酸から合成した架橋ポリエステル
樹脂(酸価26.3mgKOH/g,Tg=55℃,M
n=4800,Mw=11000,Tm=93℃)〕を
用いることを除いては、実施例6と同様にして、比較イ
エロートナーNo.11(重量平均径6.5μm)を得
た。実施例6と同様にして評価したところ、高温高湿環
境下で帯電量が低く、耐久とともにトナー飛散が目立ち
はじめた。
【0268】比較例12 実施例6で用いたポリエステル樹脂No.6に代えて、 ・ポリエステル樹脂No.9 〔ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン,フマール酸及びアル
ケニルコハク酸から合成した非架橋ポリエステル樹脂
(酸価9.8mgKOH/g,Tg=49℃,Mn=3
200,Mw=10200,Tm=86℃)〕を用いる
ことを除いては、実施例6と同様にして、比較イエロー
トナーNo.12(重量平均径6.8μm)を得た。
【0269】常温常湿環境下での画出しにおいて、10
0枚目を過ぎたあたりで画像が定着ローラーに巻き付い
てしまい耐久を中断した。
【0270】比較例13 実施例1で用いたポリエステル樹脂No.6に代えて、 ・ポリエステル樹脂No.10 〔ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン,イソフタル酸,テレ
フタル酸及び無水マレイン酸から合成した非架橋ポリエ
ステル樹脂(酸価10.7mgKOH/g,Tg=69
℃,Mn=5400,Mw=23300,Tm=110
℃)〕を用いることを除いては、実施例6と同様にし
て、比較イエロートナーNo.13(重量平均径6.7
μm)を得た。
【0271】常温常湿環境下での画出しにおいて、耐久
初期は良好なトナーの帯電性を示したものの、いずれの
画像もグロスが低く、実施例6のイエロートナーNo.
6と比較してみたところ、彩度,明度ともに大きく低下
してしまった。さらに、低温低湿環境下で画出ししたと
ころ、15枚目にコールドオフセットが生じ耐久を中断
した。
【0272】実施例7 実施例6で用いたイエロー顔料のかわりに、一次粒子径
の長径と短径の比が1.5、比表面積が72m2 /g、
個数平均粒径0.26μmの式(1)で示す顔料を用い
たことを除いて、実施例6同様にして重量平均径8.5
μmのイエロートナー粒子を得た。このイエロートナー
粒子100重量部と実施例6で用いた疎水性アルミナ微
粉体B1.0重量部とを混合してイエロートナー7を調
製した。結果を表6及び表7に示す。
【0273】実施例8 実施例6で用いた疎水性アルミナ微粉体Bに代えて、親
水性のアルミナ微粉体(一次平均粒子径:0.02μ
m、BET比表面積:130m2 /g)100重量部に
対してiso−C49 −Si(OCH33 を17重
量部使用して表面処理した。一次粒子径0.02μm、
疎水化度70%の疎水性アルミナ微粉体Cを用いたこと
を除いては、実施例6と同様にしてイエロートナーN
o.8を調製し、実施例6と同様にして評価した。
【0274】各環境下において良好な耐久性を示し、耐
光性、色相ともに実施例6とほぼ同じ傾向を示した。
【0275】実施例9 実施例6で用いた疎水性アルミナ微粉体Bに代えて、親
水性の酸化チタン微粉体(一次平均粒径:0.05μ
m、BET比表面積:140m2 /g)100重量部に
対してn−−C49 −Si(OCH33 を15重量
部使用して表面処理した。一次粒子径0.05μm、疎
水化度70%の疎水性酸化チタン微粉体Bを用いたこと
を除いて、実施例1と同様にしてイエロートナーNo.
9を調製し、実施例6と同様にして評価した。
【0276】各環境下において良好な耐久性を示し、耐
光性、色相ともに実施例6とほぼ同じ傾向を示した。
【0277】実施例10 実施例6で用いた疎水性アルミナ微粉体Bに代えて、親
水性の酸化チタン微粉体(一次平均粒径:0.05μ
m、BET比表面積:140m2 /g)を表面処理しな
いでそのまま用いたことを除いて、あとは実施例1と同
様にしてイエロートナーNo.10を調製し、実施例6
と同様にして評価した。
【0278】高温高湿環境下において、初期の帯電量が
−16mC/kgと低く、耐久評価ぎりぎりのレベルで
あった。さらに同じ環境下で耐久を進めるとハーフトー
ン部のカサついた画像になってしまったが、何とか実用
レベル内であった。ただ画出し放置1日後の帯電量は放
置前と比較して3mC/kg程度、低下してしまってい
た。
【0279】実施例11 実施例6で用いた疎水性アルミナ微粉体Bに代えて、親
水性のシリカ(一次平均粒径:0.007μm、BET
比表面積:380m2 /g)100重量部に対してヘキ
サメチルジシラザンを20重量部使用して表面処理した
一次粒子径0.007μm、疎水化度65%の疎水性シ
リカを用いたことを除いては、実施例6と同様にしてイ
エロートナーNo.11を得た。イエロートナーNo.
11を用いて実施例6と同様にして評価した。低温低湿
環境下での耐久において2000枚目を過ぎたあたりか
らトナーの帯電量が上昇しはじめ、画像濃度が低下しは
じめた。
【0280】
【表6】
【0281】
【表7】
【0282】
【発明の効果】本発明の静電荷像現像用イエロートナー
は、低温定着性と耐オフセット性とに優れ、着色力が高
く、透明性及び耐光性に優れ、退色しにくいという効果
を有する。そのため、本発明のイエロートナーは、フル
カラー画像形成用イエロートナーとして好適に使用し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のイエロートナーの貯蔵弾性
率のグラフを示す図である。
【図2】温度の上昇とともにイエロートナーの貯蔵弾性
率が低下している従来の一般的なイエロートナーのグラ
フを示す図である。
【図3】本発明のイエロートナーを適用し得るフルカラ
ー画像形成装置の一例を示す概略的説明図である。
【図4】トナー粒子及びトナーの摩擦帯電量を測定する
ための測定装置の概略的説明図である。
【符号の説明】
51 吸引機 52 測定容器 53 スクリーン 54 フタ 55 真空計 56 風量調節弁 57 吸引口 58 コンデンサー 59 電位計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【外1】 で示される化合物を有し、イエロー着色剤の一次粒子
は、長径と短径の比の平均値が1.5以下であり、イエ
ロートナー粒子中に独立粒子として存在しているイエロ
ー着色剤の個数平均径が0.1〜0.7μmであること
を特徴とする静電荷像現像用イエロートナー。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【外3】 で示される化合物を有し、イエロー着色剤の一次粒子
は、長径と短径の比の平均値が1.5以下であり、イエ
ロートナー粒子中に独立粒子として存在しているイエロ
ー着色剤の個数平均径が0.1〜0.7μmであること
を特徴とする静電荷像現像用イエロートナーに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0170
【補正方法】変更
【補正内容】
【0170】
【外6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 9/08 381 (72)発明者 井田 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂及びイエロー着色剤を少なくと
    も含有するイエロートナー粒子を有する静電荷像現像用
    イエロートナーであり、 イエロートナーは、温度180℃におけるイエロートナ
    ーの貯蔵弾性率G′180 と温度120℃乃至170℃の
    範囲におけるイエロートナーの貯蔵弾性率の最小値G′
    min(120-170) との比〔G′180 /G′min
    (120-170) 〕が2.0乃至8.0であり、 結着樹脂は、ガラス転移温度が50〜65℃であり、酸
    価が2.0乃至25.0mgKOH/gのポリエステル
    樹脂を含有し、 イエロー着色剤は、下記式(1) 【外1】 で示される化合物を有し、イエロー着色剤の一次粒子
    は、長径と短径の比の平均値が1.5以下であり、イエ
    ロートナー粒子中に独立粒子として存在しているイエロ
    ー着色剤の個数平均径が0.1〜0.7μmであること
    を特徴とする静電荷像現像用イエロートナー。
  2. 【請求項2】 イエロートナー粒子中のイエロー着色剤
    は、粒径0.1〜0.5μmの独立粒子として存在して
    いる一次粒子及び二次粒子の含有割合が60個数%以上
    であり、粒径0.8μm以上の独立している一次粒子及
    び二次粒子の含有割合が0〜10個数%である請求項1
    のイエロートナー。
  3. 【請求項3】 イエロートナー粒子中のイエロー着色剤
    は、粒径0.1〜0.5μmの独立粒子として存在して
    いる一次粒子及び二次粒子の含有割合が65個数%以上
    である請求項1のイエロートナー。
  4. 【請求項4】 イエロートナー粒子中のイエロー着色剤
    は、粒径0.1〜0.5μmの独立粒子として存在して
    いる一次粒子及び二次粒子の含有割合が70個数%以上
    である請求項1のイエロートナー。
  5. 【請求項5】 イエロートナー粒子は、芳香族カルボン
    酸の金属化合物を含有している請求項1乃至4のいずれ
    かのイエロートナー。
  6. 【請求項6】 芳香族カルボン酸がサリチル酸、モノア
    ルキルサリチル酸及びジアルキルサリチル酸からなるグ
    ループから選択される芳香族ヒドロキシカルボン酸であ
    る請求項5のイエロートナー。
  7. 【請求項7】 芳香族カルボン酸がジーターシャリーブ
    チルサリチル酸である請求項5のイエロートナー。
  8. 【請求項8】 芳香族カルボン酸の金属化合物は、サリ
    チル酸の金属塩、サリチル酸の金属錯体、アルキルサリ
    チル酸の金属塩、アルキルサリチル酸の金属錯体、ジア
    ルキルリチル酸の金属塩及びジアルキルサリチル酸の金
    属錯体からなるグループから選択される金属化合物であ
    る請求項5のイエロートナー。
  9. 【請求項9】 芳香族カルボン酸の金属化合物が芳香族
    ヒドロキシカルボン酸のアルミニウム化合物である請求
    項5のイエロートナー。
  10. 【請求項10】 芳香族カルボン酸の金属化合物がジー
    ターシャリーブチルサリチル酸のアルミニウム化合物で
    ある請求項5のイエロートナー。
  11. 【請求項11】 結着樹脂は、ガラス転移温度が52〜
    65℃である請求項1乃至10のいずれかのイエロート
    ナー。
  12. 【請求項12】 結着樹脂は、ガラス転移温度が53〜
    64℃である請求項1乃至10のいずれかのイエロート
    ナー。
  13. 【請求項13】 ポリエステル樹脂は酸価が5.0〜2
    0.0mgKOH/gである請求項1乃至12のいずれ
    かのイエロートナー。
  14. 【請求項14】 ポリエステル樹脂は、2価のアルコー
    ル、2価のジカルボン酸及び下記式(3) 【外2】 〔式中、nは3以上の整数であり、Rは水素原子、炭素
    数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル
    基または炭素数6〜18のアリール基であり、それぞれ
    の置換基のRは同じ又は異なる。〕で示される多価のカ
    ルボン酸又はその酸無水物又はそのエステル化合物から
    生成されたポリエステル樹脂である請求項1乃至13の
    いずれかのイエロートナー。
  15. 【請求項15】 ポリエステル樹脂は、数平均分子量
    (Mn)が1,500〜50,000であり、重量平均
    分子量(Mw)が6,000〜100,000である請
    求項1乃至14のいずれかのイエロートナー。
  16. 【請求項16】 ポリエステル樹脂は、数平均分子量
    (Mn)が2,000〜20,000であり、重量平均
    分子量(Mw)が10,000〜90,000である請
    求項1乃至14のいずれかのイエロートナー。
  17. 【請求項17】 ポリエステル樹脂は、Mw/Mnの値
    が2〜8である請求項1乃至16のいずれかのイエロー
    トナー。
  18. 【請求項18】 イエロー着色剤は、結着樹脂100重
    量部当り1〜15重量部イエロートナー粒子に含有され
    ている請求項1乃至17のいずれかのイエロートナー。
  19. 【請求項19】 イエロー着色剤は、結着樹脂100重
    量部当り3〜12重量部イエロートナー粒子に含有され
    ている請求項1乃至17のいずれかのイエロートナー。
  20. 【請求項20】 イエロー着色剤は、結着樹脂100重
    量部当り4〜10重量部イエロートナー粒子に含有され
    ている請求項1乃至17のいずれかのイエロートナー。
  21. 【請求項21】 イエロートナーは軟化点(Tm)が9
    0℃乃至115℃である請求項1乃至20のいずれかの
    イエロートナー。
  22. 【請求項22】 イエロートナー粒子は、重量平均粒径
    (D4 )が3〜15μmである請求項1乃至21のいず
    れかのイエロートナー。
  23. 【請求項23】 イエロートナー粒子は、重量平均粒径
    (D4 )が4〜12μmである請求項1乃至21のいず
    れかのイエロートナー。
  24. 【請求項24】 イエロートナー粒子は、重量平均粒径
    が4〜8μmである請求項1乃至21のいずれかのイエ
    ロートナー。
  25. 【請求項25】 イエロートナー粒子は、重量平均粒径
    が4〜8μmであり、イエロー着色剤は、粒径0.1〜
    0.5μmの粒子の含有割合が70個数%以上であり、
    粒径0.8μm以上の粒子の含有割合が0〜5個数%で
    ある請求項1のイエロートナー。
  26. 【請求項26】 イエロートナーは、溶融混練前のポリ
    エステル樹脂の軟化点よりも3℃以上高い軟化点(T
    m)を有する請求項1乃至25のいずれかのイエロート
    ナー。
  27. 【請求項27】 イエロートナーは、溶融混練前のポリ
    エステル樹脂の軟化点よりも4℃以上高い軟化点(T
    m)を有する請求項1乃至25のいずれかのイエロート
    ナー。
  28. 【請求項28】 イエロートナー粒子は、平均粒径0.
    005乃至0.1μmの疎水化処理された酸化チタン微
    粉体が外添されている請求項1乃至27のいずれかのイ
    エロートナー。
  29. 【請求項29】 イエロートナー粒子は、平均粒径0.
    005乃至0.1μmの疎水化処理された酸化アルミニ
    ウム微粉体が外添されている請求項1乃至27のいずれ
    かのイエロートナー。
  30. 【請求項30】 イエロートナーは負帯電性を有する請
    求項1乃至29のいずれかのイエロートナー。
  31. 【請求項31】 イエロートナー粒子は、該ポリエステ
    ル樹脂、該イエロー着色剤及び芳香族ヒドロキシカルボ
    ン酸の金属化合物を少なくとも有する混合物を溶融混練
    し、混練物を冷却し、冷却された混練物を粉砕すること
    により生成されたイエロー着色樹脂粒子である請求項1
    乃至30のいずれかのイエロートナー。
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