JPH11238203A - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
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- JPH11238203A JPH11238203A JP3942198A JP3942198A JPH11238203A JP H11238203 A JPH11238203 A JP H11238203A JP 3942198 A JP3942198 A JP 3942198A JP 3942198 A JP3942198 A JP 3942198A JP H11238203 A JPH11238203 A JP H11238203A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用される記録媒体の抗磁力の実際の値を判
別マークを要せずに短時間で判定して最適記録電流を設
定する。 【解決手段】 記録媒体に磁気ヘッド15により磁気デ
ータを記録する磁気記録装置9において、記録媒体に形
成された記録磁性層の透磁率を検知する検知センサ1を
設け、該検知センサ1の出力に基づき磁気ヘッド15の
記録電流を検出された記録磁性層の透磁率用の記録電流
に設定する。
別マークを要せずに短時間で判定して最適記録電流を設
定する。 【解決手段】 記録媒体に磁気ヘッド15により磁気デ
ータを記録する磁気記録装置9において、記録媒体に形
成された記録磁性層の透磁率を検知する検知センサ1を
設け、該検知センサ1の出力に基づき磁気ヘッド15の
記録電流を検出された記録磁性層の透磁率用の記録電流
に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードまたは
通帳等の磁気ストライプに磁気データを書き込む磁気記
録装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、磁気ス
トライプの抗磁力の高低を自動判定して記録電流を切り
換える磁気記録装置に関するものである。
通帳等の磁気ストライプに磁気データを書き込む磁気記
録装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、磁気ス
トライプの抗磁力の高低を自動判定して記録電流を切り
換える磁気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録装置に使用する記録媒体
である磁気カードまたは通帳等では、磁気ストライプの
抗磁力が一定であった。しかし、近年、磁気ストライプ
の抗磁力を大きくする傾向がある。これは、高抗磁力ス
トライプは低抗磁力ストライプに比べて記録密度や信号
のSN比の向上を図ることができるからである。例え
ば、抗磁力が300Oeの低抗磁力カードを、抗磁力が
2750Oeの高抗磁力カードに切り換える動きがあ
る。このため、切り換えの過渡期には、低抗磁力カード
と高抗磁力カードの両方の磁気カードが同時に使用され
る可能性がある。
である磁気カードまたは通帳等では、磁気ストライプの
抗磁力が一定であった。しかし、近年、磁気ストライプ
の抗磁力を大きくする傾向がある。これは、高抗磁力ス
トライプは低抗磁力ストライプに比べて記録密度や信号
のSN比の向上を図ることができるからである。例え
ば、抗磁力が300Oeの低抗磁力カードを、抗磁力が
2750Oeの高抗磁力カードに切り換える動きがあ
る。このため、切り換えの過渡期には、低抗磁力カード
と高抗磁力カードの両方の磁気カードが同時に使用され
る可能性がある。
【0003】抗磁力の異なる磁気カードに磁気データを
書き込む場合は、抗磁力に応じた適正な記録電流を設定
しないと適正なリード出力を得ることができない。この
ため、このような記録媒体の多様化及び多種化に対して
磁気記録装置側で記録媒体の抗磁力に合わせて磁気ヘッ
ドの記録電流を変更して、使用した記録媒体での最大の
出力及びSN比を得られるように、磁気記録装置に記録
媒体の抗磁力を判別する機能を備えることが望まれてい
る。
書き込む場合は、抗磁力に応じた適正な記録電流を設定
しないと適正なリード出力を得ることができない。この
ため、このような記録媒体の多様化及び多種化に対して
磁気記録装置側で記録媒体の抗磁力に合わせて磁気ヘッ
ドの記録電流を変更して、使用した記録媒体での最大の
出力及びSN比を得られるように、磁気記録装置に記録
媒体の抗磁力を判別する機能を備えることが望まれてい
る。
【0004】磁気記録装置により記録媒体の抗磁力を判
別する方法の一つとして、使用され得る記録媒体の複数
種類の抗磁力に対応した大きさの異なる記録電流値を出
力可能としておき、各記録電流で順次記録再生を行って
適正な読み出しができた電流値を最適電流値とするもの
がある。
別する方法の一つとして、使用され得る記録媒体の複数
種類の抗磁力に対応した大きさの異なる記録電流値を出
力可能としておき、各記録電流で順次記録再生を行って
適正な読み出しができた電流値を最適電流値とするもの
がある。
【0005】また、他の判別方法として、記録媒体のケ
ース等(例えば、磁気カード自体)に形成した判別マー
ク等を種々のセンサを用いて検知するものがある。
ース等(例えば、磁気カード自体)に形成した判別マー
ク等を種々のセンサを用いて検知するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た記録電流値を切り換えて記録再生して判別する方法で
は、記録媒体を挿入する度に最適電流値を設定するため
複数の記録電流で記録再生を行う必要があるので、処理
に長時間を要してしまう。また、記録媒体に形成した判
別マーク等により判別する方法では、統一規格の無い磁
気記録商品、例えばコンピュータ関連の一部の磁気記録
商品等では全ての商品に判別マークを形成することがで
きず実効を得られない。
た記録電流値を切り換えて記録再生して判別する方法で
は、記録媒体を挿入する度に最適電流値を設定するため
複数の記録電流で記録再生を行う必要があるので、処理
に長時間を要してしまう。また、記録媒体に形成した判
別マーク等により判別する方法では、統一規格の無い磁
気記録商品、例えばコンピュータ関連の一部の磁気記録
商品等では全ての商品に判別マークを形成することがで
きず実効を得られない。
【0007】さらに、上述したいずれの方法であっても
記録媒体の抗磁力の種類しか判別することができず記録
電流は予め設定された数種類の中から選択されるので、
記録媒体の制作メーカーの違いによる磁性材の厚みの差
や、ベース材の厚みの差や、媒体保護材の厚みの差等に
より微妙に最適記録電流が異なっても、これらの僅かな
差に対応させて記録電流を微調整することができない。
記録媒体の抗磁力の種類しか判別することができず記録
電流は予め設定された数種類の中から選択されるので、
記録媒体の制作メーカーの違いによる磁性材の厚みの差
や、ベース材の厚みの差や、媒体保護材の厚みの差等に
より微妙に最適記録電流が異なっても、これらの僅かな
差に対応させて記録電流を微調整することができない。
【0008】そこで、本発明は、使用される記録媒体の
抗磁力の実際の値を判別マークを要せずに短時間で判定
して最適記録電流を設定できる磁気記録装置を提供する
ことを目的とする。
抗磁力の実際の値を判別マークを要せずに短時間で判定
して最適記録電流を設定できる磁気記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、記録媒体に磁気ヘッドにより磁
気データを記録する磁気記録装置において、記録媒体に
形成された記録磁性層の透磁率を検知する検知センサを
設け、該検知センサの出力に基づき磁気ヘッドの記録電
流を検出された記録磁性層の透磁率用の記録電流に設定
するようにしている。
め、請求項1の発明は、記録媒体に磁気ヘッドにより磁
気データを記録する磁気記録装置において、記録媒体に
形成された記録磁性層の透磁率を検知する検知センサを
設け、該検知センサの出力に基づき磁気ヘッドの記録電
流を検出された記録磁性層の透磁率用の記録電流に設定
するようにしている。
【0010】したがって、記録磁性層の透磁率に応じた
検知センサの出力に基づき磁気ヘッドの記録電流を設定
するので、記録電流を切り換えて記録再生して最適電流
を設定する方法に比べて最適な記録電流の設定に必要な
時間を短縮することができる。また、検出センサは記録
磁性層の透磁率の大きさに応じた出力をするので、記録
電流の設定値を実際の記録媒体の記録磁性層に合わせた
最適な大きさにすることができる。さらに、検出センサ
は記録磁性層の透磁率を検知するので、記録媒体に判別
マーク等を形成する必要がない。
検知センサの出力に基づき磁気ヘッドの記録電流を設定
するので、記録電流を切り換えて記録再生して最適電流
を設定する方法に比べて最適な記録電流の設定に必要な
時間を短縮することができる。また、検出センサは記録
磁性層の透磁率の大きさに応じた出力をするので、記録
電流の設定値を実際の記録媒体の記録磁性層に合わせた
最適な大きさにすることができる。さらに、検出センサ
は記録磁性層の透磁率を検知するので、記録媒体に判別
マーク等を形成する必要がない。
【0011】また、請求項2の磁気記録装置では、検知
センサは先端が記録媒体と対向して配置された棒状コア
を有し、該棒状コアには励磁コイルを巻回すると共に棒
状コアを通る磁束の変化を検出する磁束検出部を設け、
該磁束検出部の出力により記録電流を設定するようにし
ている。したがって、励磁コイルで発生された磁束が記
録媒体を通過すると共にこの磁束が磁束検出部に検出さ
れるので、記録媒体の透磁率の違いにより磁束検出部の
出力が変化する。このため、磁束検出部の出力により設
定した記録電流を記録媒体の抗磁力に応じた最適な大き
さにすることができる。
センサは先端が記録媒体と対向して配置された棒状コア
を有し、該棒状コアには励磁コイルを巻回すると共に棒
状コアを通る磁束の変化を検出する磁束検出部を設け、
該磁束検出部の出力により記録電流を設定するようにし
ている。したがって、励磁コイルで発生された磁束が記
録媒体を通過すると共にこの磁束が磁束検出部に検出さ
れるので、記録媒体の透磁率の違いにより磁束検出部の
出力が変化する。このため、磁束検出部の出力により設
定した記録電流を記録媒体の抗磁力に応じた最適な大き
さにすることができる。
【0012】さらに、請求項3の磁気記録装置では、磁
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルまたは棒状
コアに取り付けられた磁気抵抗効果素子であるようにし
ている。したがって、検出コイルまたは磁気抵抗効果素
子の磁束を検出する作用を利用して記録媒体の透磁率を
検知することができる。
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルまたは棒状
コアに取り付けられた磁気抵抗効果素子であるようにし
ている。したがって、検出コイルまたは磁気抵抗効果素
子の磁束を検出する作用を利用して記録媒体の透磁率を
検知することができる。
【0013】また、請求項4の磁気記録装置では、棒状
コアを間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コアを棒
状コアと一体に形成すると共に、棒状コアと補助コアと
の間に分離用の溝部を形成するようにしている。したが
って、励磁コイルにより棒状コアから出た磁束が補助コ
アに入るので、棒状コアから大きく離れて漏れてしまう
磁束を少なくして棒状コアに多くの磁束を通過させるこ
とができる。このため、記録媒体の透磁率を検知する感
度を向上させることができる。
コアを間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コアを棒
状コアと一体に形成すると共に、棒状コアと補助コアと
の間に分離用の溝部を形成するようにしている。したが
って、励磁コイルにより棒状コアから出た磁束が補助コ
アに入るので、棒状コアから大きく離れて漏れてしまう
磁束を少なくして棒状コアに多くの磁束を通過させるこ
とができる。このため、記録媒体の透磁率を検知する感
度を向上させることができる。
【0014】さらに、請求項5の磁気記録装置では、磁
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルであり、棒
状コアを間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コアを
棒状コアと一体に形成し、棒状コアと補助コアとの間に
検出コイルを配置すると共に、補助コアに高周波信号が
印加される励磁コイルを取り付けるようにしている。し
たがって、励磁コイルと磁束検出部を離して配置するこ
とができるので、記録媒体の透磁率を検知する感度を向
上させることができる。
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルであり、棒
状コアを間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コアを
棒状コアと一体に形成し、棒状コアと補助コアとの間に
検出コイルを配置すると共に、補助コアに高周波信号が
印加される励磁コイルを取り付けるようにしている。し
たがって、励磁コイルと磁束検出部を離して配置するこ
とができるので、記録媒体の透磁率を検知する感度を向
上させることができる。
【0015】また、請求項6の磁気記録装置では、検知
センサの出力から記録磁性層の透磁率を決定する透磁率
決定部を有し、該透磁率決定部からの出力により記録電
流を切り換えるようにしている。したがって、透磁率決
定部により検知センサの出力から透磁率を求めているの
で、取り込んだ記録媒体の抗磁力を高精度に決定するこ
とができる。このため、記録電流の切り換えを厳密に行
うことができるので、記録電流を最適値に設定する精度
を向上させることができる。
センサの出力から記録磁性層の透磁率を決定する透磁率
決定部を有し、該透磁率決定部からの出力により記録電
流を切り換えるようにしている。したがって、透磁率決
定部により検知センサの出力から透磁率を求めているの
で、取り込んだ記録媒体の抗磁力を高精度に決定するこ
とができる。このため、記録電流の切り換えを厳密に行
うことができるので、記録電流を最適値に設定する精度
を向上させることができる。
【0016】さらに、請求項7の磁気記録装置では、記
録媒体の挿入口を有すると共に、記録媒体は磁気カード
または通帳であり、記録磁性層は磁気カードまたは通帳
に形成された磁気ストライプであり、検知センサは記録
媒体の走行通路に対向して設けられるようにしている。
したがって、磁気ストライプの抗磁力が異なる数種類の
磁気カードまたは通帳に磁気データを記録再生する際
に、最適な記録電流の設定に必要な時間を短縮すること
ができる。また、記録電流の設定値を磁気ストライプの
実際の検知結果に合わせた最適な大きさにすることがで
きる。さらに、磁気カードまたは通帳に判別マーク等を
形成する必要がない。
録媒体の挿入口を有すると共に、記録媒体は磁気カード
または通帳であり、記録磁性層は磁気カードまたは通帳
に形成された磁気ストライプであり、検知センサは記録
媒体の走行通路に対向して設けられるようにしている。
したがって、磁気ストライプの抗磁力が異なる数種類の
磁気カードまたは通帳に磁気データを記録再生する際
に、最適な記録電流の設定に必要な時間を短縮すること
ができる。また、記録電流の設定値を磁気ストライプの
実際の検知結果に合わせた最適な大きさにすることがで
きる。さらに、磁気カードまたは通帳に判別マーク等を
形成する必要がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
7に示すように、本実施形態の磁気記録装置9は、記録
媒体10に磁気ヘッド15により磁気データを記録する
ものである。ここでの記録媒体10は、記録磁性層であ
る磁気ストライプを有する磁気カードとしている。そし
て、この磁気記録装置9は、図2に示すように磁気カー
ドに磁気データを記録再生可能なカードリーダとしてい
る。但し、記録媒体10は磁気カードに限られず、磁気
ストライプを有する通帳等としても良い。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
7に示すように、本実施形態の磁気記録装置9は、記録
媒体10に磁気ヘッド15により磁気データを記録する
ものである。ここでの記録媒体10は、記録磁性層であ
る磁気ストライプを有する磁気カードとしている。そし
て、この磁気記録装置9は、図2に示すように磁気カー
ドに磁気データを記録再生可能なカードリーダとしてい
る。但し、記録媒体10は磁気カードに限られず、磁気
ストライプを有する通帳等としても良い。
【0018】この磁気記録装置9は、図1及び図2に示
すように記録媒体10に形成された記録磁性層の透磁率
を検知する検知センサ1を設け、該検知センサ1の出力
に基づき磁気ヘッド15の記録電流を検出された記録磁
性層の透磁率用の記録電流に設定する。磁気記録装置9
は、記録媒体10を挿入する挿入口19と、シャーシ等
から成る記録媒体10の通路20と、記録媒体10を通
路20内で搬送する搬送ローラ21と、搬送ローラ21
を駆動する駆動モータ22と、駆動モータ22の動力を
駆動モータ22に伝達するベルト23やプーリ24等か
ら成る駆動系25と、記録媒体10に磁気データを記録
及び再生する磁気ヘッド15と、挿入口19の近くに配
置されたプリヘッド26と、プリヘッド26に隣接して
配置された検知センサ1と、記録媒体10が挿入口19
に入れられたことを検知してプリヘッド26及び検知セ
ンサ1を作動させる挿入センサ(図示せず)と、記録媒
体10が通路20の奥部に入ることを防止するシャッタ
28とを備えている。この磁気記録装置9の挿入口19
や通路20や搬送ローラ21や駆動系25や駆動モータ
22や磁気ヘッド15やプリヘッド26の構成は本発明
の特徴的な構成とは特に関係なく既存の又は新規のもの
で構わないので、これらについての詳細な説明は省略す
る。
すように記録媒体10に形成された記録磁性層の透磁率
を検知する検知センサ1を設け、該検知センサ1の出力
に基づき磁気ヘッド15の記録電流を検出された記録磁
性層の透磁率用の記録電流に設定する。磁気記録装置9
は、記録媒体10を挿入する挿入口19と、シャーシ等
から成る記録媒体10の通路20と、記録媒体10を通
路20内で搬送する搬送ローラ21と、搬送ローラ21
を駆動する駆動モータ22と、駆動モータ22の動力を
駆動モータ22に伝達するベルト23やプーリ24等か
ら成る駆動系25と、記録媒体10に磁気データを記録
及び再生する磁気ヘッド15と、挿入口19の近くに配
置されたプリヘッド26と、プリヘッド26に隣接して
配置された検知センサ1と、記録媒体10が挿入口19
に入れられたことを検知してプリヘッド26及び検知セ
ンサ1を作動させる挿入センサ(図示せず)と、記録媒
体10が通路20の奥部に入ることを防止するシャッタ
28とを備えている。この磁気記録装置9の挿入口19
や通路20や搬送ローラ21や駆動系25や駆動モータ
22や磁気ヘッド15やプリヘッド26の構成は本発明
の特徴的な構成とは特に関係なく既存の又は新規のもの
で構わないので、これらについての詳細な説明は省略す
る。
【0019】プリヘッド26は、挿入口19から差し入
れられた記録媒体10の記録磁性層の有無を検知する。
そして、記録磁性層が有ると判断された場合は、駆動モ
ータ22を駆動させて搬送ローラ21により記録媒体1
0を奥部に送り込む。一方、プリヘッド26により記録
磁性層が無いと判断された場合は、記録媒体10が不適
正なものであるか、また適正なものであっても挿入の向
きが間違っている等の状態であるので、シャッタ28を
閉じて記録媒体10がそれより奥部に入れないようにす
る。
れられた記録媒体10の記録磁性層の有無を検知する。
そして、記録磁性層が有ると判断された場合は、駆動モ
ータ22を駆動させて搬送ローラ21により記録媒体1
0を奥部に送り込む。一方、プリヘッド26により記録
磁性層が無いと判断された場合は、記録媒体10が不適
正なものであるか、また適正なものであっても挿入の向
きが間違っている等の状態であるので、シャッタ28を
閉じて記録媒体10がそれより奥部に入れないようにす
る。
【0020】検知センサ1は、記録媒体10に形成され
た記録磁性層の透磁率を検知する。この検知センサ1
は、記録媒体10の搬送方向の幅方向に沿ってプリヘッ
ド26に隣接して設置されている。このため、記録媒体
10は挿入口19から入れられた直後にプリヘッド26
及び検知センサ1により同時に検出が行われる。ここ
で、記録磁性層である磁気ストライプは幅が広いので、
プリヘッド26と検知センサ1が幅方向に並んでいても
磁気ストライプを同時に検出することができる。このた
め、記録媒体10の記録磁性層の磁気データが消えかか
っている場合に、プリヘッド26のみでは適正な記録媒
体10として検出されずにシャッタ28が閉じてしまう
が、検知センサ1の透磁率の検知により適正な記録媒体
10であることを確認できる。磁気ヘッド15で磁気デ
ータを適正に記録再生できる記録媒体10であっても、
媒体の挿入速度が遅すぎてプリヘッド26では記録磁性
層が検出されないことがあり得るからである。よって、
検知センサ1の設置によりこのような誤動作を防止する
ことができる。
た記録磁性層の透磁率を検知する。この検知センサ1
は、記録媒体10の搬送方向の幅方向に沿ってプリヘッ
ド26に隣接して設置されている。このため、記録媒体
10は挿入口19から入れられた直後にプリヘッド26
及び検知センサ1により同時に検出が行われる。ここ
で、記録磁性層である磁気ストライプは幅が広いので、
プリヘッド26と検知センサ1が幅方向に並んでいても
磁気ストライプを同時に検出することができる。このた
め、記録媒体10の記録磁性層の磁気データが消えかか
っている場合に、プリヘッド26のみでは適正な記録媒
体10として検出されずにシャッタ28が閉じてしまう
が、検知センサ1の透磁率の検知により適正な記録媒体
10であることを確認できる。磁気ヘッド15で磁気デ
ータを適正に記録再生できる記録媒体10であっても、
媒体の挿入速度が遅すぎてプリヘッド26では記録磁性
層が検出されないことがあり得るからである。よって、
検知センサ1の設置によりこのような誤動作を防止する
ことができる。
【0021】本実施形態では検出センサをプリヘッド2
6に隣接して設置しているが、これには限られず図3に
示すように磁気ヘッド15の近傍に設置しても良い。す
なわち、この磁気記録装置9’では、検知センサ1は磁
気ヘッド15の記録電流を設定するためのものであるの
で、磁気ヘッド15が記録媒体10に磁気データを記録
するまでに透磁率を検知できれば良い。このため、検知
センサ1の設置位置は、磁気ヘッド15が記録媒体10
に磁気データを記録するまでに透磁率を検知できる位置
で有れば特に限定されるものではない。
6に隣接して設置しているが、これには限られず図3に
示すように磁気ヘッド15の近傍に設置しても良い。す
なわち、この磁気記録装置9’では、検知センサ1は磁
気ヘッド15の記録電流を設定するためのものであるの
で、磁気ヘッド15が記録媒体10に磁気データを記録
するまでに透磁率を検知できれば良い。このため、検知
センサ1の設置位置は、磁気ヘッド15が記録媒体10
に磁気データを記録するまでに透磁率を検知できる位置
で有れば特に限定されるものではない。
【0022】また、本実施形態では検知センサ1にプリ
ヘッド26を併設しているが、これには限られずプリヘ
ッド26を併設せずに検知センサ1のみを用いて磁気記
録層の検知及び透磁率の検知を同時に行っても良い。
ヘッド26を併設しているが、これには限られずプリヘ
ッド26を併設せずに検知センサ1のみを用いて磁気記
録層の検知及び透磁率の検知を同時に行っても良い。
【0023】検知センサ1は、図4に示すように先端が
記録媒体10と対向して配置される棒状コア3を有して
いる。そして、棒状コア3には、この棒状コア3を通る
磁束の変化を検出する磁束検出部である検出コイル5を
巻回して設けている。棒状コア3を間に挟んだ両側に
は、磁束通路形成用の補助コア7が棒状コア3と一体に
形成されてコア体2を構成している。この検知センサ1
のコア体2は、フィライト等の軟磁性材料から成る。本
実施形態では、棒形状で先端を記録媒体10に向けたコ
アを3列×3列の格子状に配置していわゆる井桁形状と
し、中央のコアを棒状コア3とすると共にその周囲の8
本のコアを補助コア7としている。
記録媒体10と対向して配置される棒状コア3を有して
いる。そして、棒状コア3には、この棒状コア3を通る
磁束の変化を検出する磁束検出部である検出コイル5を
巻回して設けている。棒状コア3を間に挟んだ両側に
は、磁束通路形成用の補助コア7が棒状コア3と一体に
形成されてコア体2を構成している。この検知センサ1
のコア体2は、フィライト等の軟磁性材料から成る。本
実施形態では、棒形状で先端を記録媒体10に向けたコ
アを3列×3列の格子状に配置していわゆる井桁形状と
し、中央のコアを棒状コア3とすると共にその周囲の8
本のコアを補助コア7としている。
【0024】さらに、棒状コア3と補助コア7との間に
は、これら棒状コア3と補助コア7とを分離する溝部3
0が形成されている。このため、検出コイル5は棒状コ
ア3の周囲の溝部30に嵌め込まれている。また、8本
の補助コア7の全体の周囲には励磁コイル6が巻回され
ている。このため、検出コイル5と励磁コイル6とを離
して設置できるので、これら検出コイル5と励磁コイル
6とが近すぎて励磁コイル6からの磁束が検出コイル5
に直接影響してしまうことを防止して検知センサ1の感
度を向上させることができる。
は、これら棒状コア3と補助コア7とを分離する溝部3
0が形成されている。このため、検出コイル5は棒状コ
ア3の周囲の溝部30に嵌め込まれている。また、8本
の補助コア7の全体の周囲には励磁コイル6が巻回され
ている。このため、検出コイル5と励磁コイル6とを離
して設置できるので、これら検出コイル5と励磁コイル
6とが近すぎて励磁コイル6からの磁束が検出コイル5
に直接影響してしまうことを防止して検知センサ1の感
度を向上させることができる。
【0025】溝部30の幅及び深さは小さい方が検知セ
ンサ1の感度を高くすることができる。これに対し、溝
部30の幅及び深さが小さすぎると検出コイル5を巻回
できなくなってしまう。そこで、溝部30の幅及び深さ
としては、2mm以下であることが好ましく、より好ま
しくは0.5mm以下、最も好ましくは0.3mm程度
である。さらに、溝部30にはコアチップの割れ防止の
ための樹脂等を充填しても良い。
ンサ1の感度を高くすることができる。これに対し、溝
部30の幅及び深さが小さすぎると検出コイル5を巻回
できなくなってしまう。そこで、溝部30の幅及び深さ
としては、2mm以下であることが好ましく、より好ま
しくは0.5mm以下、最も好ましくは0.3mm程度
である。さらに、溝部30にはコアチップの割れ防止の
ための樹脂等を充填しても良い。
【0026】また、棒状コア3の先端から励磁コイル6
までの間隔を棒状コア3の先端から検出コイル5までの
間隔より大きくしている。すなわち、検出コイル5と励
磁コイル6とを段違い状に配置している。このため、検
出コイル5の励磁コイル6と重ならない部分では励磁コ
イル6からの磁束が直接影響することを抑制できるの
で、検知センサ1の感度を高くすることができる。
までの間隔を棒状コア3の先端から検出コイル5までの
間隔より大きくしている。すなわち、検出コイル5と励
磁コイル6とを段違い状に配置している。このため、検
出コイル5の励磁コイル6と重ならない部分では励磁コ
イル6からの磁束が直接影響することを抑制できるの
で、検知センサ1の感度を高くすることができる。
【0027】ここで、棒状コア3の先端から励磁コイル
6までの間隔を棒状コア3の先端から検出コイル5まで
の間隔より大きくするためには、各コイル5,6の幅を
同等にして巻回位置を上下にずらした構造としたり、ま
た各コイル5,6の幅を異ならせた構造としても良い。
6までの間隔を棒状コア3の先端から検出コイル5まで
の間隔より大きくするためには、各コイル5,6の幅を
同等にして巻回位置を上下にずらした構造としたり、ま
た各コイル5,6の幅を異ならせた構造としても良い。
【0028】そして、励磁コイル6に電流を印加するこ
とにより棒状コア3及び補助コア7から磁束が発生して
交流磁界を形成する。この磁束のうち棒状コア3を通る
ものが検出コイル5により検出される。そして、棒状コ
ア3及び補助コア7の先端に対向した位置に記録媒体1
0の記録磁性層が位置すると、磁束が記録磁性層に流れ
て検出コイル5により検出される磁束が多くなる。この
磁束の変化を読み取って記録磁性層の透過率を検出する
ことができる。
とにより棒状コア3及び補助コア7から磁束が発生して
交流磁界を形成する。この磁束のうち棒状コア3を通る
ものが検出コイル5により検出される。そして、棒状コ
ア3及び補助コア7の先端に対向した位置に記録媒体1
0の記録磁性層が位置すると、磁束が記録磁性層に流れ
て検出コイル5により検出される磁束が多くなる。この
磁束の変化を読み取って記録磁性層の透過率を検出する
ことができる。
【0029】本実施形態では、棒状コア3の先端から励
磁コイル6までの間隔を棒状コア3の先端から検出コイ
ル5までの間隔より大きくしているが、これには限られ
ず棒状コア3の先端から各コイル5,6までの間隔を同
等にしても良い。この場合も励磁コイル6からの磁束を
検出コイル5により検出することができるので、記録磁
性層の透過率を検出することができる。
磁コイル6までの間隔を棒状コア3の先端から検出コイ
ル5までの間隔より大きくしているが、これには限られ
ず棒状コア3の先端から各コイル5,6までの間隔を同
等にしても良い。この場合も励磁コイル6からの磁束を
検出コイル5により検出することができるので、記録磁
性層の透過率を検出することができる。
【0030】さらに、検知センサ1の出力に基づいて、
透磁率決定部31が磁気ヘッド15の記録電流を取り込
んだ記録媒体10の記録磁性層に適した値に設定する。
透磁率決定部31は、図5に示すように検知センサ1か
らの出力を取り出す信号検出回路27と、信号検出回路
27の出力から記録磁性層の透磁率を算出して該記録磁
性層に適した記録電流を設定するマイクロコンピュータ
から成る制御手段32を備えている。
透磁率決定部31が磁気ヘッド15の記録電流を取り込
んだ記録媒体10の記録磁性層に適した値に設定する。
透磁率決定部31は、図5に示すように検知センサ1か
らの出力を取り出す信号検出回路27と、信号検出回路
27の出力から記録磁性層の透磁率を算出して該記録磁
性層に適した記録電流を設定するマイクロコンピュータ
から成る制御手段32を備えている。
【0031】この制御手段32は、励磁コイル6に印加
する励磁回路33や磁気ヘッド15に記録電流を印加す
る記録電流回路34も制御する。また、この制御手段3
2は中央演算装置とRAMやROMの記録装置や入出力
装置等を備えたマイクロコンピュータとしているが、こ
れには限られず所定の動作を行うシーケンサ回路として
も良い。そして、この制御手段32は信号検出回路27
からの信号の大きさに基づいて、磁気ヘッド15の記録
電流の大きさを取り込んだ記録媒体10の記録磁性層に
適した値に設定する。
する励磁回路33や磁気ヘッド15に記録電流を印加す
る記録電流回路34も制御する。また、この制御手段3
2は中央演算装置とRAMやROMの記録装置や入出力
装置等を備えたマイクロコンピュータとしているが、こ
れには限られず所定の動作を行うシーケンサ回路として
も良い。そして、この制御手段32は信号検出回路27
からの信号の大きさに基づいて、磁気ヘッド15の記録
電流の大きさを取り込んだ記録媒体10の記録磁性層に
適した値に設定する。
【0032】信号検出回路27は、図5〜図7に示すよ
うに検出コイル5からの検出電流を増幅するアンプ11
と、アンプ11からの出力を半波整流する検波回路12
と、半波整流された信号のピーク値を採って包絡線検波
するピークホールド回路13と、このアナログ信号であ
る包絡線をデジタル変換するAD変換器29とを備えて
いる。なお、図5では信号検出回路27をブロック図で
示し、図6及び図7ではそれぞれ信号検出回路27の一
部を異なる回路例により示している。また、本実施形態
ではピークホールド回路からの出力をAD変換器により
変換しているが、これには限られず同等の作動を行うコ
ンパレータであっても良い。
うに検出コイル5からの検出電流を増幅するアンプ11
と、アンプ11からの出力を半波整流する検波回路12
と、半波整流された信号のピーク値を採って包絡線検波
するピークホールド回路13と、このアナログ信号であ
る包絡線をデジタル変換するAD変換器29とを備えて
いる。なお、図5では信号検出回路27をブロック図で
示し、図6及び図7ではそれぞれ信号検出回路27の一
部を異なる回路例により示している。また、本実施形態
ではピークホールド回路からの出力をAD変換器により
変換しているが、これには限られず同等の作動を行うコ
ンパレータであっても良い。
【0033】さらに、励磁回路33は、制御手段32か
らの励磁起動信号41を受けて励磁電流を発生する励磁
ドライブ回路35と、励磁電流に高周波の発振信号14
を与える発振器36とを備えている。図7中、符号37
は励磁コイル6で生ずる逆起電力を吸収させるダイオー
ドであり保護回路を構成している。
らの励磁起動信号41を受けて励磁電流を発生する励磁
ドライブ回路35と、励磁電流に高周波の発振信号14
を与える発振器36とを備えている。図7中、符号37
は励磁コイル6で生ずる逆起電力を吸収させるダイオー
ドであり保護回路を構成している。
【0034】一方、記録電流回路34は、制御手段32
からのエンコードデータ40を受けて記録電流を発生す
るライト回路37と、制御手段32からの記録電流切換
信号39を受けてライト回路37での記録電流を切り換
える切換回路38とを備えている。
からのエンコードデータ40を受けて記録電流を発生す
るライト回路37と、制御手段32からの記録電流切換
信号39を受けてライト回路37での記録電流を切り換
える切換回路38とを備えている。
【0035】上述した磁気記録装置9の作動を以下に説
明する。記録媒体10の記録または再生を行う際は、図
1及び図2に示すように、記録媒体10を挿入口19か
ら磁気記録装置9に差し入れる。そして、記録媒体10
の挿入を挿入センサが検知して、プリヘッド26及び検
知センサ1を作動させる。プリヘッド26は記録媒体1
0の記録磁性層の磁気データの読み取りを行って、この
記録媒体10の所定位置に記録磁性層が有るか否か、即
ち記録媒体10が正規の物でありかつ正しい向きで挿入
されているかを検知する。ここで、プリヘッド26によ
り正常に読み取りができなければ記録媒体10に異常が
あるとしてシャッタ28を閉じて記録媒体10がそれよ
り奥部に入らないようにする。また、プリヘッド26に
より正常に読み取りができた場合は、正規の記録媒体1
0が正常な向きで挿入されたと判断して駆動モータ22
を作動させて記録媒体10を奥部に搬送する。
明する。記録媒体10の記録または再生を行う際は、図
1及び図2に示すように、記録媒体10を挿入口19か
ら磁気記録装置9に差し入れる。そして、記録媒体10
の挿入を挿入センサが検知して、プリヘッド26及び検
知センサ1を作動させる。プリヘッド26は記録媒体1
0の記録磁性層の磁気データの読み取りを行って、この
記録媒体10の所定位置に記録磁性層が有るか否か、即
ち記録媒体10が正規の物でありかつ正しい向きで挿入
されているかを検知する。ここで、プリヘッド26によ
り正常に読み取りができなければ記録媒体10に異常が
あるとしてシャッタ28を閉じて記録媒体10がそれよ
り奥部に入らないようにする。また、プリヘッド26に
より正常に読み取りができた場合は、正規の記録媒体1
0が正常な向きで挿入されたと判断して駆動モータ22
を作動させて記録媒体10を奥部に搬送する。
【0036】プリヘッド26での読み取りと同時に、検
知センサ1が作動される。この検知センサ1での作動を
図8に示すフローチャートに沿って説明する。まず、挿
入センサのオンにより制御手段32から励磁起動信号4
1が発信する(ステップ101)。そして、励磁回路3
3が作動して励磁コイル6に励磁電流を印加する。励磁
コイル6からは磁束が発生して記録磁性層を通る。
知センサ1が作動される。この検知センサ1での作動を
図8に示すフローチャートに沿って説明する。まず、挿
入センサのオンにより制御手段32から励磁起動信号4
1が発信する(ステップ101)。そして、励磁回路3
3が作動して励磁コイル6に励磁電流を印加する。励磁
コイル6からは磁束が発生して記録磁性層を通る。
【0037】ここで、磁束が記録磁性層を通って案内さ
れて再び励磁コイル6に戻されるので、励磁コイル6か
ら発生した磁束の漏れが少なくなる。このため、記録磁
性層が無い場合に比べて検出コイル5からの出力が大き
くなる。そして、記録磁性層が低抗磁力である場合は磁
束が通り易くなるので検出コイル5からの出力が大きく
増大する。これに対し、記録磁性層が高抗磁力である場
合は磁束が余り通り易くならないので検出コイル5から
の出力が僅かしか増大しない。このように、検出コイル
5からの出力の大きさにより記録磁性層の透磁率を測定
することができる。
れて再び励磁コイル6に戻されるので、励磁コイル6か
ら発生した磁束の漏れが少なくなる。このため、記録磁
性層が無い場合に比べて検出コイル5からの出力が大き
くなる。そして、記録磁性層が低抗磁力である場合は磁
束が通り易くなるので検出コイル5からの出力が大きく
増大する。これに対し、記録磁性層が高抗磁力である場
合は磁束が余り通り易くならないので検出コイル5から
の出力が僅かしか増大しない。このように、検出コイル
5からの出力の大きさにより記録磁性層の透磁率を測定
することができる。
【0038】そして、検出コイル5からの出力を信号検
出回路27によりデジタル変換して透磁率を得る(ステ
ップ102)。この透磁率の値を得れば検知センサ1の
作動は不要なので励磁起動信号41を停止する(ステッ
プ103)。この透磁率の値は制御回路において予め設
定した敷居値と比較される(ステップ104)。そし
て、透磁率が敷居値より小さければ記録磁性層は高抗磁
力であると判断される(ステップ105)。よって、記
録電流は高い値に設定される(ステップ106)。一
方、透磁率が敷居値より大きければ記録磁性層は低抗磁
力であると判断される(ステップ107)。よって、記
録電流は低い値に設定される(ステップ108)。
出回路27によりデジタル変換して透磁率を得る(ステ
ップ102)。この透磁率の値を得れば検知センサ1の
作動は不要なので励磁起動信号41を停止する(ステッ
プ103)。この透磁率の値は制御回路において予め設
定した敷居値と比較される(ステップ104)。そし
て、透磁率が敷居値より小さければ記録磁性層は高抗磁
力であると判断される(ステップ105)。よって、記
録電流は高い値に設定される(ステップ106)。一
方、透磁率が敷居値より大きければ記録磁性層は低抗磁
力であると判断される(ステップ107)。よって、記
録電流は低い値に設定される(ステップ108)。
【0039】ところで、本実施形態では敷居値を1つだ
け設定してこれより大きいか小さいかで2種類の記録電
流を設定しているが、これには限られず例えば2つの敷
居値を設定してこれらとの大小の比較により3種類の記
録電流を設定するようにしても良い。また、敷居値を増
やせば記録電流を更に増やすことができる。このため、
使用する記録媒体10の抗磁力の種類に対応した同数の
記録電流を設定することができる。
け設定してこれより大きいか小さいかで2種類の記録電
流を設定しているが、これには限られず例えば2つの敷
居値を設定してこれらとの大小の比較により3種類の記
録電流を設定するようにしても良い。また、敷居値を増
やせば記録電流を更に増やすことができる。このため、
使用する記録媒体10の抗磁力の種類に対応した同数の
記録電流を設定することができる。
【0040】また、本実施形態では敷居値を基準にして
それより大きいか小さいかで記録電流を選択的に切り換
えているが、これには限られず検知センサ1で得られた
透磁率に応じて記録電流を個別に設定するようにしても
良い。この場合、記録媒体10の制作メーカーの違いに
よる磁性材の厚みの差や、ベース材の厚みの差や、媒体
保護材の厚みの差等により微妙に最適記録電流が異なっ
ても、これらの僅かな差に対応させて記録電流を微調整
することができる。
それより大きいか小さいかで記録電流を選択的に切り換
えているが、これには限られず検知センサ1で得られた
透磁率に応じて記録電流を個別に設定するようにしても
良い。この場合、記録媒体10の制作メーカーの違いに
よる磁性材の厚みの差や、ベース材の厚みの差や、媒体
保護材の厚みの差等により微妙に最適記録電流が異なっ
ても、これらの僅かな差に対応させて記録電流を微調整
することができる。
【0041】そして、設定された記録電流の大きさが記
録電流切換信号39として制御手段32から切換回路3
8に発信されて設定される。記録媒体10に記録を行う
際は、ライト回路37が切換回路38に設定された記録
電流の値に基づいて磁気ヘッド15に記録電流を印加す
る(ステップ109)。これにより、記録媒体10の記
録磁性層の抗磁力に適した記録電流の大きさで磁気デー
タを記録することができる。磁気データを記録した後
は、駆動モータ22が逆回転して記録媒体10が挿入口
19から排出される。
録電流切換信号39として制御手段32から切換回路3
8に発信されて設定される。記録媒体10に記録を行う
際は、ライト回路37が切換回路38に設定された記録
電流の値に基づいて磁気ヘッド15に記録電流を印加す
る(ステップ109)。これにより、記録媒体10の記
録磁性層の抗磁力に適した記録電流の大きさで磁気デー
タを記録することができる。磁気データを記録した後
は、駆動モータ22が逆回転して記録媒体10が挿入口
19から排出される。
【0042】上述したように本実施形態の磁気記録装置
9によれば、記録磁性層の透磁率に応じた検知センサ1
の出力に基づき磁気ヘッド15の記録電流を設定するの
で、記録電流を切り換えて記録再生して最適電流を設定
する方法に比べて最適な記録電流の設定に必要な時間を
短縮することができる。また、検知センサ1は記録磁性
層の透磁率の大きさに応じた出力をするので、記録電流
の設定値を実際の記録媒体10の記録磁性層に合わせた
最適な大きさにすることができる。このため、磁気デー
タの記録の精度を向上させることができる。さらに、検
知センサ1は記録磁性層の透磁率を検知するので、記録
媒体10に判別マーク等を形成する必要がない。このた
め、統一規格の無いような記録媒体10であっても短時
間で高精度な磁気データの記録を行うことができる。
9によれば、記録磁性層の透磁率に応じた検知センサ1
の出力に基づき磁気ヘッド15の記録電流を設定するの
で、記録電流を切り換えて記録再生して最適電流を設定
する方法に比べて最適な記録電流の設定に必要な時間を
短縮することができる。また、検知センサ1は記録磁性
層の透磁率の大きさに応じた出力をするので、記録電流
の設定値を実際の記録媒体10の記録磁性層に合わせた
最適な大きさにすることができる。このため、磁気デー
タの記録の精度を向上させることができる。さらに、検
知センサ1は記録磁性層の透磁率を検知するので、記録
媒体10に判別マーク等を形成する必要がない。このた
め、統一規格の無いような記録媒体10であっても短時
間で高精度な磁気データの記録を行うことができる。
【0043】また、本実施形態の検知センサ1では、棒
状コア3を間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コア
7が棒状コア3と一体に形成されているので、励磁コイ
ル6により棒状コア3から出た磁束が補助コア7に入
る。このため、棒状コア3から大きく離れて漏れてしま
う磁束を少なくして棒状コア3に多くの磁束を通過させ
ることができるので、記録媒体10の透磁率を検知する
感度を向上させることができる。
状コア3を間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コア
7が棒状コア3と一体に形成されているので、励磁コイ
ル6により棒状コア3から出た磁束が補助コア7に入
る。このため、棒状コア3から大きく離れて漏れてしま
う磁束を少なくして棒状コア3に多くの磁束を通過させ
ることができるので、記録媒体10の透磁率を検知する
感度を向上させることができる。
【0044】さらに、本実施形態の検知センサ1では、
検出コイル5と励磁コイル6とを離して設置しているの
で、これら検出コイル5と励磁コイル6とが近すぎて励
磁コイル6からの磁束が検出コイル5に直接影響してし
まうことを防止して検知センサ1の感度を向上させるこ
とができる。
検出コイル5と励磁コイル6とを離して設置しているの
で、これら検出コイル5と励磁コイル6とが近すぎて励
磁コイル6からの磁束が検出コイル5に直接影響してし
まうことを防止して検知センサ1の感度を向上させるこ
とができる。
【0045】また、本実施形態の検知センサ1では、棒
状コア3の先端から励磁コイル6までの間隔を棒状コア
3の先端から検出コイル5までの間隔より大きくしてい
るので、検出コイル5の励磁コイル6と重ならない部分
では励磁コイル6からの磁束が直接影響することを抑制
して検知センサ1の感度を高くすることができる。
状コア3の先端から励磁コイル6までの間隔を棒状コア
3の先端から検出コイル5までの間隔より大きくしてい
るので、検出コイル5の励磁コイル6と重ならない部分
では励磁コイル6からの磁束が直接影響することを抑制
して検知センサ1の感度を高くすることができる。
【0046】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では検知センサ1のコアの配
置を図4に示すように棒状コア3の周囲に8本の補助コ
ア7を有する井桁状としているが、これには限られず図
9に示すように円柱形状の棒状コア3の周囲に円筒形状
の補助コア7を一体にして配置した形状としても良い。
この場合、棒状コア3の周囲に検出コイル5を巻回する
と共に、補助コア7の周囲に励磁コイル6を巻回する。
この検知センサ1によっても、励磁コイル6により棒状
コア3から出た磁束が補助コア7に入って棒状コア3か
ら漏れる磁束を少なくして棒状コア3に多くの磁束を通
過させることができるので、記録媒体10の透磁率を検
知する感度を向上させることができる。また、検出コイ
ル5と励磁コイル6とを離して設置しているので、これ
ら検出コイル5と励磁コイル6とが近すぎて励磁コイル
6からの磁束が検出コイル5に直接影響してしまうこと
を防止して検知センサ1の感度を向上させることができ
る。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では検知センサ1のコアの配
置を図4に示すように棒状コア3の周囲に8本の補助コ
ア7を有する井桁状としているが、これには限られず図
9に示すように円柱形状の棒状コア3の周囲に円筒形状
の補助コア7を一体にして配置した形状としても良い。
この場合、棒状コア3の周囲に検出コイル5を巻回する
と共に、補助コア7の周囲に励磁コイル6を巻回する。
この検知センサ1によっても、励磁コイル6により棒状
コア3から出た磁束が補助コア7に入って棒状コア3か
ら漏れる磁束を少なくして棒状コア3に多くの磁束を通
過させることができるので、記録媒体10の透磁率を検
知する感度を向上させることができる。また、検出コイ
ル5と励磁コイル6とを離して設置しているので、これ
ら検出コイル5と励磁コイル6とが近すぎて励磁コイル
6からの磁束が検出コイル5に直接影響してしまうこと
を防止して検知センサ1の感度を向上させることができ
る。
【0047】そして、上述した実施形態の検知センサ1
では棒状コア3の周囲に補助コア7を配置しているが、
これには限られず図10に示すように棒状コア3の両側
部に一対の補助コア7を一体に配置したいわゆるE型形
状としても良い。この場合、棒状コア3の周囲に検出コ
イル5を巻回すると共に、補助コア7の周囲に励磁コイ
ル6を巻回する。この検知センサ1によっても、励磁コ
イル6により棒状コア3から出た磁束が補助コア7に入
って棒状コア3から漏れる磁束を少なくして棒状コア3
に多くの磁束を通過させることができるので、記録媒体
10の透磁率を検知する感度を向上させることができ
る。また、検出コイル5と励磁コイル6とを離して設置
しているので、これら検出コイル5と励磁コイル6とが
近すぎて励磁コイル6からの磁束が検出コイル5に直接
影響してしまうことを防止して検知センサ1の感度を向
上させることができる。
では棒状コア3の周囲に補助コア7を配置しているが、
これには限られず図10に示すように棒状コア3の両側
部に一対の補助コア7を一体に配置したいわゆるE型形
状としても良い。この場合、棒状コア3の周囲に検出コ
イル5を巻回すると共に、補助コア7の周囲に励磁コイ
ル6を巻回する。この検知センサ1によっても、励磁コ
イル6により棒状コア3から出た磁束が補助コア7に入
って棒状コア3から漏れる磁束を少なくして棒状コア3
に多くの磁束を通過させることができるので、記録媒体
10の透磁率を検知する感度を向上させることができ
る。また、検出コイル5と励磁コイル6とを離して設置
しているので、これら検出コイル5と励磁コイル6とが
近すぎて励磁コイル6からの磁束が検出コイル5に直接
影響してしまうことを防止して検知センサ1の感度を向
上させることができる。
【0048】また、図10に示す検知センサ1の周囲
に、図12に示すようにガード材42を設けても良い。
このガード材42は、検知センサ1の各コア3,7の先
端が露出するセンサ孔43と、記録媒体10が案内され
る案内面44とを有している。検知センサ1の各コア
3,7の先端部は案内面44よりも凹んだ低い位置に設
置されている。また、ガード材42とコア体2との間に
は樹脂等を充填してコア体2の割れ防止を図ることが好
ましい。この検知センサ1によれば、記録媒体10が案
内面44に案内されて搬送されるときに、記録媒体10
が検知センサ1により非接触で検知される。このため、
各コア3,7と記録媒体10との接触による摩耗を抑制
することができる。
に、図12に示すようにガード材42を設けても良い。
このガード材42は、検知センサ1の各コア3,7の先
端が露出するセンサ孔43と、記録媒体10が案内され
る案内面44とを有している。検知センサ1の各コア
3,7の先端部は案内面44よりも凹んだ低い位置に設
置されている。また、ガード材42とコア体2との間に
は樹脂等を充填してコア体2の割れ防止を図ることが好
ましい。この検知センサ1によれば、記録媒体10が案
内面44に案内されて搬送されるときに、記録媒体10
が検知センサ1により非接触で検知される。このため、
各コア3,7と記録媒体10との接触による摩耗を抑制
することができる。
【0049】さらに、上述した各実施形態の検知センサ
1では、棒状コア3及び補助コア7の先端部が記録媒体
10と平行な平面形状としているが、これには限られず
図11に示すように例えばE型コアの棒状コア3及び補
助コア7の先端部を記録媒体10の搬送方向(図中矢印
で示す)に沿って中央部が最も高い曲面状とすることが
できる。この検知センサ1によれば、棒状コア3と記録
媒体10との接触を確実にできるので、検知センサ1に
よる検知の精度を向上させることができる。しかも、記
録媒体10が検知センサ1に接近したときに、記録媒体
10の先端縁がコア3,7の先端面により案内されるこ
とにより補助コア7の側面に衝突することが防止され
る。このため、記録媒体10の搬送を円滑にできるよう
になる。
1では、棒状コア3及び補助コア7の先端部が記録媒体
10と平行な平面形状としているが、これには限られず
図11に示すように例えばE型コアの棒状コア3及び補
助コア7の先端部を記録媒体10の搬送方向(図中矢印
で示す)に沿って中央部が最も高い曲面状とすることが
できる。この検知センサ1によれば、棒状コア3と記録
媒体10との接触を確実にできるので、検知センサ1に
よる検知の精度を向上させることができる。しかも、記
録媒体10が検知センサ1に接近したときに、記録媒体
10の先端縁がコア3,7の先端面により案内されるこ
とにより補助コア7の側面に衝突することが防止され
る。このため、記録媒体10の搬送を円滑にできるよう
になる。
【0050】また、上述した各実施形態の検知センサ1
では、補助コア7の周囲に励磁コイル6を直接巻回して
固定しているが、これには限られず図13に示すように
補助コア7の側部に段部17を形成して励磁コイル6の
下端を支持するようにしても良い。これによれば、励磁
コイル6の支持を容易に行うことができる。
では、補助コア7の周囲に励磁コイル6を直接巻回して
固定しているが、これには限られず図13に示すように
補助コア7の側部に段部17を形成して励磁コイル6の
下端を支持するようにしても良い。これによれば、励磁
コイル6の支持を容易に行うことができる。
【0051】さらに、図13に示す検知センサ1の製造
工程の概略を図14に示す。先ず、(a)に示すフェラ
イトブロック18に溝18aと段部18bを機械加工し
て(b)に示す状態にした後、かかるフェライトブロッ
ク18を適当な厚さに切断して(c)に示すようにコア
体2を製造する。この溝18aが検出コイル5の設置用
の溝30に、段部18bが励磁コイル6の設置用の段部
17となる。そして、(d)に示すように検出コイル5
と励磁コイル6を設置する。
工程の概略を図14に示す。先ず、(a)に示すフェラ
イトブロック18に溝18aと段部18bを機械加工し
て(b)に示す状態にした後、かかるフェライトブロッ
ク18を適当な厚さに切断して(c)に示すようにコア
体2を製造する。この溝18aが検出コイル5の設置用
の溝30に、段部18bが励磁コイル6の設置用の段部
17となる。そして、(d)に示すように検出コイル5
と励磁コイル6を設置する。
【0052】また、図15に示すように、E型の検知セ
ンサ1の補助コア7の外側にリターンパスコア8を設け
るようにしても良い。この場合、励磁コイル6の外側に
形成される磁束がリターンパスコア8により案内される
ので、磁束の漏れを少なくして検知センサ1の感度を更
に向上させることができる。
ンサ1の補助コア7の外側にリターンパスコア8を設け
るようにしても良い。この場合、励磁コイル6の外側に
形成される磁束がリターンパスコア8により案内される
ので、磁束の漏れを少なくして検知センサ1の感度を更
に向上させることができる。
【0053】上述した各実施形態の検知センサ1では励
磁コイル6を補助コア7の外周に巻回しているが、これ
には限られず図16に示すように検出コイル5と励磁コ
イル6の双方を棒状コア3に巻回しても良い。また、上
述した各実施形態の検知センサ1では励磁コイル6を補
助コア7の外周に巻回すると共に検出コイル5を棒状コ
ア3に巻回しているが、これには限られず励磁コイル6
を棒状コア3に巻回すると共に検出コイル5を補助コア
7の外周に巻回しても良い。
磁コイル6を補助コア7の外周に巻回しているが、これ
には限られず図16に示すように検出コイル5と励磁コ
イル6の双方を棒状コア3に巻回しても良い。また、上
述した各実施形態の検知センサ1では励磁コイル6を補
助コア7の外周に巻回すると共に検出コイル5を棒状コ
ア3に巻回しているが、これには限られず励磁コイル6
を棒状コア3に巻回すると共に検出コイル5を補助コア
7の外周に巻回しても良い。
【0054】さらに、上述した各実施形態の検知センサ
1では磁束検出部として検出コイル5を使用している
が、これには限られず磁気抵抗効果素子としても良い。
この場合、磁気抵抗効果素子により磁束を検出して記録
媒体10の透磁率を検知することができる。
1では磁束検出部として検出コイル5を使用している
が、これには限られず磁気抵抗効果素子としても良い。
この場合、磁気抵抗効果素子により磁束を検出して記録
媒体10の透磁率を検知することができる。
【0055】また、上述した各実施形態の磁気記録装置
9では、記録媒体10として磁気カードを使用している
が、これには限られず例えば磁気ストライプを有する通
帳としても良い。この場合も、記録磁性層の透磁率に応
じた検知センサ1の出力に基づき磁気ヘッド15の記録
電流を設定するので、記録電流を切り換えて記録再生し
て最適電流を設定する方法に比べて最適な記録電流の設
定に必要な時間を短縮することができる。また、検知セ
ンサ1は記録磁性層の透磁率の大きさに応じた出力をす
るので、記録電流の設定値を実際の記録媒体10の記録
磁性層に合わせた最適な大きさにすることができる。こ
のため、磁気データの記録の精度を向上させることがで
きる。さらに、検知センサ1は記録磁性層の透磁率を検
知するので、記録媒体10に判別マーク等を形成する必
要がない。このため、統一規格の無いような通帳であっ
ても短時間で高精度な磁気データの記録を行うことがで
きる。
9では、記録媒体10として磁気カードを使用している
が、これには限られず例えば磁気ストライプを有する通
帳としても良い。この場合も、記録磁性層の透磁率に応
じた検知センサ1の出力に基づき磁気ヘッド15の記録
電流を設定するので、記録電流を切り換えて記録再生し
て最適電流を設定する方法に比べて最適な記録電流の設
定に必要な時間を短縮することができる。また、検知セ
ンサ1は記録磁性層の透磁率の大きさに応じた出力をす
るので、記録電流の設定値を実際の記録媒体10の記録
磁性層に合わせた最適な大きさにすることができる。こ
のため、磁気データの記録の精度を向上させることがで
きる。さらに、検知センサ1は記録磁性層の透磁率を検
知するので、記録媒体10に判別マーク等を形成する必
要がない。このため、統一規格の無いような通帳であっ
ても短時間で高精度な磁気データの記録を行うことがで
きる。
【0056】また、上述した各実施形態の検知センサ1
をカード発行機のストッカの排出部に設けて、ストッカ
から磁気カードが排出されてデータ記録部に搬送される
前に当該磁気カードの磁気ストライプの透磁率の検知を
行ってデータ記録部での記録電流を設定するか、または
ストッカから選択された磁気カードが適正なものである
か判断するようにしても良い。これにより、ストッカに
間違った磁気カードをストックしてあっても磁気データ
の書き込み前にチェックをして適正な記録電流とする
か、または不適正な磁気カードであればカード発行を停
止することができる。これにより、不正な磁気カードの
発行を防止することができる。
をカード発行機のストッカの排出部に設けて、ストッカ
から磁気カードが排出されてデータ記録部に搬送される
前に当該磁気カードの磁気ストライプの透磁率の検知を
行ってデータ記録部での記録電流を設定するか、または
ストッカから選択された磁気カードが適正なものである
か判断するようにしても良い。これにより、ストッカに
間違った磁気カードをストックしてあっても磁気データ
の書き込み前にチェックをして適正な記録電流とする
か、または不適正な磁気カードであればカード発行を停
止することができる。これにより、不正な磁気カードの
発行を防止することができる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の磁気記録装置によれば、記録磁性層の透磁率に応じ
た検知センサの出力に基づき磁気ヘッドの記録電流を設
定するので、記録電流を切り換えて記録再生して最適電
流を設定する方法に比べて最適な記録電流の設定に必要
な時間を短縮することができる。また、検出センサは記
録磁性層の透磁率の大きさに応じた出力をするので、記
録電流の設定値を実際の記録媒体の記録磁性層に合わせ
た最適な大きさにすることができる。このため、磁気デ
ータの記録の精度を向上させることができる。さらに、
検出センサは記録磁性層の透磁率を検知するので、記録
媒体に判別マーク等を形成する必要がない。このため、
統一規格の無いような記録媒体であっても短時間で高精
度な磁気データの記録を行うことができる。
1の磁気記録装置によれば、記録磁性層の透磁率に応じ
た検知センサの出力に基づき磁気ヘッドの記録電流を設
定するので、記録電流を切り換えて記録再生して最適電
流を設定する方法に比べて最適な記録電流の設定に必要
な時間を短縮することができる。また、検出センサは記
録磁性層の透磁率の大きさに応じた出力をするので、記
録電流の設定値を実際の記録媒体の記録磁性層に合わせ
た最適な大きさにすることができる。このため、磁気デ
ータの記録の精度を向上させることができる。さらに、
検出センサは記録磁性層の透磁率を検知するので、記録
媒体に判別マーク等を形成する必要がない。このため、
統一規格の無いような記録媒体であっても短時間で高精
度な磁気データの記録を行うことができる。
【0058】また、請求項2の磁気記録装置によれば、
励磁コイルで発生された磁束が記録媒体を通過すると共
にこの磁束が磁束検出部に検出されるので、記録媒体の
透磁率の違いにより磁束検出部の出力が変化する。この
ため、磁束検出部の出力により設定した記録電流を記録
媒体の抗磁力に応じた最適な大きさにすることができ
る。
励磁コイルで発生された磁束が記録媒体を通過すると共
にこの磁束が磁束検出部に検出されるので、記録媒体の
透磁率の違いにより磁束検出部の出力が変化する。この
ため、磁束検出部の出力により設定した記録電流を記録
媒体の抗磁力に応じた最適な大きさにすることができ
る。
【0059】さらに、請求項3の磁気記録装置では、磁
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルまたは棒状
コアに取り付けられた磁気抵抗効果素子であるようにし
ているので、検出コイルまたは磁気抵抗効果素子の磁束
を検出する作用を利用して記録媒体の透磁率を検知する
ことができる。
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルまたは棒状
コアに取り付けられた磁気抵抗効果素子であるようにし
ているので、検出コイルまたは磁気抵抗効果素子の磁束
を検出する作用を利用して記録媒体の透磁率を検知する
ことができる。
【0060】また、請求項4の磁気記録装置によれば、
励磁コイルにより棒状コアから出た磁束が補助コアに入
るので、棒状コアから大きく離れて漏れてしまう磁束を
少なくして棒状コアに多くの磁束を通過させることがで
きる。このため、記録媒体の透磁率を検知する感度を向
上させることができる。
励磁コイルにより棒状コアから出た磁束が補助コアに入
るので、棒状コアから大きく離れて漏れてしまう磁束を
少なくして棒状コアに多くの磁束を通過させることがで
きる。このため、記録媒体の透磁率を検知する感度を向
上させることができる。
【0061】さらに、請求項5の磁気記録装置では、磁
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルであり、棒
状コアを間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コアを
棒状コアと一体に形成し、棒状コアと補助コアとの間に
検出コイルを配置すると共に、補助コアに高周波信号が
印加される励磁コイルを取り付けるようにしているの
で、励磁コイルと磁束検出部を離して配置することがで
き、記録媒体の透磁率を検知する感度を向上させること
ができる。
束検出部は棒状コアに巻回された検出コイルであり、棒
状コアを間に挟んだ両側に磁束通路形成用の補助コアを
棒状コアと一体に形成し、棒状コアと補助コアとの間に
検出コイルを配置すると共に、補助コアに高周波信号が
印加される励磁コイルを取り付けるようにしているの
で、励磁コイルと磁束検出部を離して配置することがで
き、記録媒体の透磁率を検知する感度を向上させること
ができる。
【0062】また、請求項6の磁気記録装置によれば、
透磁率決定部により検知センサの出力から透磁率を求め
ているので、取り込んだ記録媒体の抗磁力を高精度に決
定することができる。このため、記録電流の切り換えを
厳密に行うことができるので、記録電流を最適値に設定
する精度を向上させることができる。
透磁率決定部により検知センサの出力から透磁率を求め
ているので、取り込んだ記録媒体の抗磁力を高精度に決
定することができる。このため、記録電流の切り換えを
厳密に行うことができるので、記録電流を最適値に設定
する精度を向上させることができる。
【0063】さらに、請求項7の磁気記録装置では、記
録媒体の挿入口を有すると共に、記録媒体は磁気カード
または通帳であり、記録磁性層は磁気カードまたは通帳
に形成された磁気ストライプであり、検知センサは記録
媒体の走行通路に対向して設けられるようにしているの
で、磁気ストライプの抗磁力が異なる数種類の磁気カー
ドまたは通帳に磁気データを記録再生する際に、最適な
記録電流の設定に必要な時間を短縮することができる。
また、記録電流の設定値を磁気ストライプの実際の検知
結果に合わせた最適な大きさにすることができる。さら
に、磁気カードまたは通帳に判別マーク等を形成する必
要がない。
録媒体の挿入口を有すると共に、記録媒体は磁気カード
または通帳であり、記録磁性層は磁気カードまたは通帳
に形成された磁気ストライプであり、検知センサは記録
媒体の走行通路に対向して設けられるようにしているの
で、磁気ストライプの抗磁力が異なる数種類の磁気カー
ドまたは通帳に磁気データを記録再生する際に、最適な
記録電流の設定に必要な時間を短縮することができる。
また、記録電流の設定値を磁気ストライプの実際の検知
結果に合わせた最適な大きさにすることができる。さら
に、磁気カードまたは通帳に判別マーク等を形成する必
要がない。
【図1】本発明の磁気記録装置の概要を示す側面図であ
る。
る。
【図2】磁気記録装置の全体を示す斜視図である。
【図3】磁気記録装置の他の実施形態を示す側面図であ
る。
る。
【図4】検知センサを示す斜視図である。
【図5】検知センサ及び磁気ヘッドを作動させる回路の
概要を示すブロック図である。
概要を示すブロック図である。
【図6】信号検知回路の一実施形態を示す回路図であ
る。
る。
【図7】信号検知回路の他の実施形態を示す回路図であ
る。
る。
【図8】記録電流を設定する手順を示すフローチャート
である。
である。
【図9】検知センサの円筒形状の実施形態を示す斜視図
である。
である。
【図10】検知センサのE型の実施形態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図11】検知センサのE型の他の実施形態を示す斜視
図である。
図である。
【図12】検知センサのガード材を備えた実施形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図13】検知センサの段部を有する実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図14】図13に示す検知センサの製造工程の概略を
示し、(a)はフェライトブロックの斜視図、(b)は
フェライトブロックに溝及び段部を加工した状態の斜視
図、(c)はフェライトブロックを切断したコア体の斜
視図、(d)はコア体に検出コイル及び励磁コイルを設
置する様子を示す斜視図である。
示し、(a)はフェライトブロックの斜視図、(b)は
フェライトブロックに溝及び段部を加工した状態の斜視
図、(c)はフェライトブロックを切断したコア体の斜
視図、(d)はコア体に検出コイル及び励磁コイルを設
置する様子を示す斜視図である。
【図15】検知センサのリターンパスコアを有する実施
形態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
【図16】検知センサの他の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
1 検知センサ 3 棒状コア 5 検出コイル(磁束検出部) 6 励磁コイル 7 補助コア 9 磁気記録装置 10 記録媒体 15 磁気ヘッド 19 挿入口 20 通路 30 溝部 31 透磁率決定部
Claims (7)
- 【請求項1】 記録媒体に磁気ヘッドにより磁気データ
を記録する磁気記録装置において、前記記録媒体に形成
された記録磁性層の透磁率を検知する検知センサを設
け、該検知センサの出力に基づき前記磁気ヘッドの記録
電流を検出された前記記録磁性層の透磁率用の記録電流
に設定することを特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項2】 前記検知センサは先端が前記記録媒体と
対向して配置された棒状コアを有し、該棒状コアには励
磁コイルを巻回すると共に前記棒状コアを通る磁束の変
化を検出する磁束検出部を設け、該磁束検出部の出力に
より前記記録電流を設定することを特徴とする請求項1
記載の磁気記録装置。 - 【請求項3】 前記磁束検出部は、前記棒状コアに巻回
された検出コイルまたは前記棒状コアに取り付けられた
磁気抵抗効果素子であることを特徴とする請求項2記載
の磁気記録装置。 - 【請求項4】 前記棒状コアを間に挟んだ両側に磁束通
路形成用の補助コアを前記棒状コアと一体に形成すると
共に、前記棒状コアと前記補助コアとの間に分離用の溝
部を形成したことを特徴とする請求項2または請求項3
記載の磁気記録装置。 - 【請求項5】 前記磁束検出部は前記棒状コアに巻回さ
れた検出コイルであり、前記棒状コアを間に挟んだ両側
に磁束通路形成用の補助コアを前記棒状コアと一体に形
成し、前記棒状コアと前記補助コアとの間に前記検出コ
イルを配置すると共に、前記補助コアに高周波信号が印
加される励磁コイルを取り付けたことを特徴とする請求
項2記載の磁気記録装置。 - 【請求項6】 前記検知センサの出力から前記記録磁性
層の透磁率を決定する透磁率決定部を有し、該透磁率決
定部からの出力により記録電流を切り換えることを特徴
とする請求項1から請求項5までのいずれか記載の磁気
記録装置。 - 【請求項7】 前記記録媒体の挿入口を有すると共に、
前記記録媒体は磁気カードまたは通帳であり、前記記録
磁性層は前記磁気カードまたは通帳に形成された磁気ス
トライプであり、前記検知センサは前記記録媒体の走行
通路に対向して設けられることを特徴とする請求項1か
ら請求項6までのいずれか記載の磁気記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3942198A JPH11238203A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3942198A JPH11238203A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11238203A true JPH11238203A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12552530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3942198A Pending JPH11238203A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11238203A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6574058B1 (en) * | 1998-11-24 | 2003-06-03 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Recording medium detecting apparatus for distinguishing between a recording medium having a relatively high coercivity or a relatively low coercivity |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3942198A patent/JPH11238203A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6574058B1 (en) * | 1998-11-24 | 2003-06-03 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Recording medium detecting apparatus for distinguishing between a recording medium having a relatively high coercivity or a relatively low coercivity |
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