JPH11241426A - 断熱パネル及び該断熱パネルを用いた断熱構造 - Google Patents
断熱パネル及び該断熱パネルを用いた断熱構造Info
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- JPH11241426A JPH11241426A JP4228098A JP4228098A JPH11241426A JP H11241426 A JPH11241426 A JP H11241426A JP 4228098 A JP4228098 A JP 4228098A JP 4228098 A JP4228098 A JP 4228098A JP H11241426 A JPH11241426 A JP H11241426A
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Abstract
ネル、並びに該断熱パネルを用いた断熱構造を提供する
こと。 【解決手段】 合成樹脂発泡体2の片側表面に防湿シー
ト4を、他側表面に補強板6を貼り合わせてなる断熱パ
ネル1。この断熱パネル1は、例えば、母屋12または
たる木13の室外側に上記防湿シート4を室内側にして
配置し、釘等の固定具により上記母屋12またはたる木
13に固定することができる。
Description
熱または壁外断熱等に用いることのできる断熱パネル、
並びにこの断熱パネルを用いた断熱構造に関するもので
ある。
熱を行う場合、一般に天井部分にグラスウール(断熱
材)が敷き込まれている。また、屋根裏を利用したり、
いわゆるロフトを設ける住宅等において、屋根部分で断
熱を行う場合は、通常、断熱材として合成樹脂発泡体が
隣接するたる木間の隙間にはめ込まれている。一方、壁
部分の断熱は、通常、隣接する柱や間柱間に断熱材とし
てグラスウールが詰め込まれている。
井断熱の方法では、天井受け材等の部材の配置されてい
る位置にはグラスウールを敷き込むことができないの
で、この部分で断熱欠損が生じる他、夏期には屋根裏に
熱がこもりがちとなるため、室内の冷房負荷が増大する
等の不具合があった。
木の配置された位置には合成樹脂発泡体を敷き込むこと
ができないので、この部位で断熱欠損が生じ、断熱性が
低下する問題がある他、合成樹脂発泡体からなる断熱材
の室外側に透湿抵抗の高い野地板やアスファルトルーフ
ィング等の防水材があるため、屋根裏の湿気が上記断熱
材と野地板の界面及び野地板とアスファルトルーフィン
グの界面で結露しやすくなり、この結露水によって野地
板やたる木等の木質部材の腐食が生じて建物の耐久性が
低下する恐れがあった。その場合、断熱材より室内側に
防湿シートを設けて、上記の結露を抑制することも考え
られるが、断熱材とは別個に防湿シートを施工しなけれ
ばならないので、施工が煩雑になる問題がある。
室外側に瓦の形状に合わせた合成樹脂発泡体(断熱材)
を配置することも試みられているが、合成樹脂発泡体が
破損しやすい問題があるばかりでなく、係る小型、軽量
の合成樹脂発泡体は風で吹き飛ばされやすいため、施工
性に劣る問題があり、且つ瓦の形状毎に異なる形状の合
成樹脂発泡体を用いる必要があるので、合成樹脂発泡体
の品揃えが煩雑なものであった。
天井断熱の場合と同様に、柱や間柱の位置にグラスウー
ルを配置することができないので、この部位で断熱欠損
が生じる他、グラスウールが自重等によりずり落ちて隙
間ができた場合も断熱欠損が生じて断熱性が低下しやす
いものであった。更に、上記屋根断熱の場合と同様に、
結露水による柱等の木質部材の腐食を防止するため、グ
ラスウールの室内側にグラスウールとは個別に防湿シー
トを施工した場合、施工が二度手間になる問題があっ
た。
に合成樹脂発泡体(断熱材)を配置することも試みられ
ているが、合成樹脂発泡体が薄い場合、破損しやすく、
施工性に劣るものであった。また、柱の室外側に合成樹
脂発泡体を配置する断熱構造では、セメント板等からな
る外装材を止め付けるために、別途胴縁が必要となり、
部品点数が増加する問題があった。
解決して、施工が容易で断熱性、防露性に優れた断熱パ
ネル、並びに該断熱パネルを用いた断熱構造を提供する
ことを目的とする。そのため、本発明の請求項1の断熱
パネルは、合成樹脂発泡体の片側表面に防湿シートを、
他側表面に補強板を貼り合わせてなることを特徴とする
ものである。上記補強板は、例えば、本断熱パネルを屋
根断熱に用いる場合には野地板としての役割を果たすこ
とができるものであり、一方、本断熱パネルを壁外断熱
に用いる場合には、外装材の取付に用いることができる
ものである。
において、上記補強板が合板、パーティクルボードその
他の釘の引き抜き抵抗力を有する板材からなることを特
徴とするものである。すなわち、上記断熱パネルは、例
えば、釘により屋根部分等の所定の断熱箇所に取り付け
ることができるものであるが、上記補強板は打ち込んだ
釘が抜けずに、本断熱パネルが上記断熱箇所に安定的に
取り付けられる程度の抵抗力を有する必要がある。
2の構成において、上記防湿シートが合成樹脂発泡体の
少なくとも一辺から外側方へはみ出していることを特徴
とするものである。上記防湿シートのはみ出し部は、施
工時に、隣接する断熱パネルにおける防湿シート上に重
ね合わせることができる。
の室外側に請求項1乃至3のいずれかの断熱パネルを上
記防湿シートを室内側にして配置し、この断熱パネルを
釘等の固定具により上記母屋またはたる木に固定したこ
とを特徴とするものである。この断熱パネルの室外側に
は、直接に、もしくはアスファルトルーフィング等の防
水材を介して瓦等の屋根材を取り付けることができる。
請求項1乃至3のいずれかの断熱パネルを上記防湿シー
トを室内側にして配置し、この断熱パネルを釘等の固定
具により上記野地板、母屋またはたる木に固定したこと
を特徴としている。この場合も、断熱パネルの室外側に
直接に、もしくはアスファルトルーフィング等の防水材
を介して瓦等の屋根材を取り付けることができる。
項1乃至3のいずれかの断熱パネルを上記防湿シートを
室内側にして配置し、この断熱パネルを釘等の固定具に
より上記柱、胴縁または壁材に固定したことを特徴とす
るものである。この場合、断熱パネルの室外側にセメン
ト板等の外装材を取り付けることができる。
の柱以外に、いわゆる「間柱」、つまり、柱と柱間に配
置される柱より幅寸法等の小さい構造材も含まれる。更
に、いわゆるツーバイフォー形式の住宅等においては、
「柱」なる名称を用いず、柱または間柱に相当する部材
を「縦枠」等と呼ぶ場合もあるが、本明細書、特に、特
許請求の範囲の欄における「柱」なる用語は、上記「縦
枠」等の柱または間柱に相当する部材をも含むものであ
る。
ネルを請求項4乃至6のいずれかの断熱構造に使用する
場合において、上記断熱パネルの少なくとも一辺からの
防湿シートのはみ出し部が隣接する断熱パネルの防湿シ
ート上に重ね合わせられていることを特徴とするもので
ある。
おいて、上記はみ出し部が隣接する断熱パネルの防湿シ
ート上に接着されていることを特徴とするものである。
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施の形態
に係る断熱パネル1は、直方体状に形成された合成樹脂
発泡体2(断熱材)の片側表面に、熱溶融性接着剤3等
の接着剤により防湿シート4を貼り合わるとともに、合
成樹脂発泡体2の他側表面に酢酸ビニル系またはエポキ
シ系等の接着剤5により補強板6を貼り合わせてなるも
のである。
チレン発泡体、ポリウレタン発泡体、ポリ塩化ビニリデ
ン発泡体等の種々の合成樹脂を発泡成形したものを用い
ることができるが、強度、断熱性、パネルに成形する加
工の容易さ、コスト等を総合的に勘案すると、現状で
は、ポリスチレン発泡体を用いることが好ましい。合成
樹脂発泡体2の厚みは、用途に応じて、略10乃至10
0mm程度の範囲で設定できるが、この範囲に限定される
ものではない。
リプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン等の各種合成樹脂製のフィルムまたはシー
ト、アルミニウムフィルム等の金属フィルム、樹脂また
はアスファルトを含侵した含侵フィルム、これらの各種
シートまたはフィルムを2種類以上積層したもの、或い
は紙と樹脂の積層シート等を用いることができ、できる
だけ透湿抵抗の高い材料を用いることが好ましい。ま
た、合成樹脂発泡体2の表面を熱で溶融することによ
り、合成樹脂発泡体2表面に、いわゆるスキン層を設け
て、このスキン層に上記防湿シート4と同程度の透湿抵
抗を持たせたものであってもよい。防湿シート4または
スキン層の厚みは略10μm以上とし、この厚みは大き
い方が好ましい。最も好適には、防湿シート4として厚
みが略150乃至200μm程度のポリエチレンフィル
ムを用いることができる。
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンアクリル酸エ
チル共重合体(EEA)またはエチレンメタアクリル酸
メチル共重合体(EMMA)等の材料を使用することが
でき、予め、ロールコーター塗り、スプレー塗り等の適
宜の方法で熱溶融性接着剤3を合成樹脂発泡体2の表面
及び/または防水性透湿シート4の表面に塗布してお
き、図2に示すように、熱ローラ7等の加熱押圧手段で
防湿シート4の表面から加熱しながら防湿シート4を合
成樹脂発泡体2の表面に押圧することにより接着するこ
とができる。なお、熱溶融性接着剤3以外の各種接着剤
を塗布して防湿シート4を接着するようにしてもよい。
ードその他の釘の引き抜き抵抗力を有する各種板材を用
いることができる。その内、合板としては、構造用合
板、ラワン合板、コンクリート型枠用合板等を用いるこ
とができ、パーティクルボードとしては、JIS A
5908のもの、またはそれと同等のものを使用するこ
とが可能である。更に、合板またはパーティクルボード
以外に使用可能な釘の引き抜き抵抗力を有する板材とし
ては、木毛セメント板(JIS A 5414)、木片
セメント板(JIS A 5417)、中質繊維板(J
IS A 5906)、硬質繊維板(JIS A 59
07)、石綿スレート板(JIS A 5403)、パ
ルプセメント板(JIS A 5414)等のボード
や、木材の単板、挽板、積層板や合成樹脂発泡板等があ
る。なお、補強板6の厚みは、好ましくは略9乃至20
mmの範囲とすることができるが、この範囲に限定される
ものではない。
めの接着剤5としては、上述のように酢酸ビニル系また
はエポキシ系等の接着剤を用いることができ、これらの
接着剤を塗布した後、プレス(養生)接着等の方法で接
着すればよい。断熱パネル1の縦横のサイズは、通常、
畳1畳程度の大きさ、つまり、900×1800mm程度
とすることができるが、係るサイズに限定されるもので
はなく、用途や使用位置等に応じて、適宜のサイズとす
ることができる。
係る断熱パネル8を示す。この断熱パネル8において
は、防湿シート4の縦横のサイズを合成樹脂発泡体2の
縦横のサイズより若干大きくして、防湿シート4の一部
を合成樹脂発泡体2から外側方へはみ出させることによ
り、はみ出し部4aを形成している。図4から明らかな
ように、はみ出し部4aは、合成樹脂発泡体2の下面に
おける隣接する2つの辺2a、2bから外方へはみ出し
ている。すなわち、はみ出し部4aが合成樹脂発泡体2
の後方及び左方に形成されている。はみ出し部4aの幅
Wは、好ましくは、略100mm程度とすることができる
が、用途等に応じて適宜変更できる。
4を合成樹脂発泡体2に貼り付ける際に、例えば、防湿
シート4に熱溶融性接着剤3を塗布する場合、熱溶融性
接着剤3は合成樹脂発泡体2の上面及び下面に対応した
範囲のみでなく、上記はみ出し部4aの表面にも同時に
塗布され、結果的に防湿シート4の全面に熱溶融性接着
剤3が塗布される。このはみ出し部4aに塗布された熱
溶融性接着剤3は、断熱パネル8の施工に際して、当該
はみ出し部4aを隣接する断熱パネル8における防湿シ
ート4上に重ねて接着する際に使用するものである。
または8の一般的な使用例を示す。構造材9上に表面材
10が配置され、この表面材10の室外側に上記いずれ
かの断熱パネル1または8が配置されるとともに、断熱
パネル1または8の室外側に外装材11が設置される。
ここで、構造材9は、屋根断熱の場合はたる木、壁断熱
の場合は柱が該当し、表面材10は屋根断熱では野地
板、壁断熱では壁板等である。また、外装材11は屋根
断熱では瓦等の屋根材が該当し、壁断熱では外壁パネル
が該当する。
または8と外装材11(屋根材)との間に、点線で示し
たアスファルトルーフィング等の防水材18を配置して
もよい。また、屋根断熱または壁断熱において、表面材
10(野地板または壁板等)を使用せずに構造材9(た
る木)上に直接断熱パネル1または8を固定してもよ
い。更に、屋根断熱、壁断熱とも、断熱パネル1または
8と外装材11との間にさん木(図示せず)を配置して
もよい等、細部の構造は適宜変更できる。
熱、壁断熱等に使用する場合の具体的な実施例を説明す
る。なお、前述したように、断熱パネル1または8は合
成樹脂発泡体2、防湿シート4及び補強板6からなる三
層構造であるが、以下の実施例に対応した各図において
は、特に必要な場合を除き、簡単のため、断熱パネル1
または8全体を一層として表している。
宅の屋根における断熱構造に用いる場合の実施例であ
る。住宅の屋根部分で互いに平行に延びる複数の母屋1
2上にたる木13が傾斜方向に固定され、このたる木1
3上に断熱パネル1または8が上記防湿シート4を室内
側にして敷設されている。更に、断熱パネル1の室外側
に、防水材としてのアスファルトルーフィング14が敷
設されるとともに、アスファルトルーフィング14上に
複数のさん木15(瓦桟)が母屋12と平行な方向に配
置され、さん木15は本断熱パネル1または8とともに
釘等の固定具(図示せず)で母屋12またはたる木13
に固定されている。なお、断熱パネル1または8(及び
さん木15)を母屋12またはたる木13に固定する固
定具としては、釘以外にビス、ステープル等を使用して
もよい。
材)が配置され、瓦16はその屈曲部16aがさん木1
5に係止されながら図示しない釘等により本断熱パネル
1または8に固定されている。この場合、瓦16を固定
する釘等が断熱パネル1または8の室外側に位置する補
強板6(図6には図示せず)を貫通しても、この釘等は
断熱パネル1または8の合成樹脂発泡体2に挿入される
のみであり、釘等の先端部が屋根裏側まで貫通すること
がないので、屋根裏を使用する場合の安全性も良好なも
のとなる。
の施工時に断熱材である合成樹脂発泡体2の取付と防湿
シート4の取付、及び野地板の役割を果たす補強板6の
取付を同時に一括して行える他、屋根裏の温度変化が少
なく、夏期にも屋根裏への日射熱の侵入が少ない等の利
点がある。更に、断熱パネル1または8における合成樹
脂発泡体2の室内側に防湿シート4が、室外側に補強板
6が配置されるように敷設したので、屋根裏の湿気は上
記防湿シート4で遮断されて、合成樹脂発泡体2と補強
板6の界面または補強板6とアスファルトルーフィング
14の界面で結露することがなく、従って、これらの結
露が生じることによる補強板6の腐食等の問題も回避さ
れる。
ように、断熱パネル8の室内側の防湿シート4における
はみ出し部4aを隣接する断熱パネル8における防湿シ
ート4上に重ね合わせるように複数の断熱パネル8をた
る木13上に敷設してゆく。この場合、上記はみ出し部
4aを隣接する断熱パネル8の防湿シート4に重ね合わ
せるのみでもよいが、前述のように、はみ出し部4aの
表面に熱溶融性接着剤3を予め塗布しておいた場合、ア
イロン状等の加熱器具(図示せず)ではみ出し部4aの
表面側から加熱して熱溶融性接着剤3を溶融させること
により、はみ出し部4aを隣接する断熱パネル8におけ
る防湿シート4上に接着することができる。これによ
り、全ての断熱パネル8の防湿シート4を一体に接続す
ることができるので、防湿性は一層良好なものとなる。
融性接着剤3を塗布しておけば、建築現場ではみ出し部
4aを加熱するのみで容易に接着できる利点があるが、
接着剤としては、熱溶融性接着剤3以外に通常の接着剤
を建築現場ではみ出し部4aの表面に塗布して使用する
ようにしてもよい。
のであり、たる木13上に野地板17を固定した後、こ
れらの野地板17の室外側に本断熱パネル1または8を
敷設して図示しない釘等の固定具で野地板17、たる木
13または母屋12に固定したものである。なお、断熱
パネル1または断熱パネル8の室外側には、実施例1と
同様に、アスファルトルーフィング14、さん木15を
介して瓦16が取り付けられる。
は8と野地板17とが複合化されることにより、曲げ剛
性が大きくなり、屋根荷重による撓み量が少なくなると
ともに、耐震性も向上する等の利点がある。更に、瓦1
6や断熱パネル1または8の補修が必要な場合において
も野地板17が存在するので、野地板17上を歩行で
き、補修作業を安全に行える利点がある。なお、野地板
17やたる木13等は断熱パネル1または8より室内側
に位置し、従って、野地板17やたる木13の周辺は冬
季においても比較的高温に保持されるため、この部位で
結露が生じることは少なく、且つ断熱パネル1または8
によって野地板17やたる木13周辺の温度変化も少な
くなるので、野地板17やたる木13等の腐食も生じに
くく、構造材の耐久性が向上する。
ネル1または8を配置した断熱構造の実施例を示す。基
礎20上に設けた土台21上に複数の柱22(図9には
一つのみ示す)が立設され、また、図示しないが、隣接
する柱22間には、必要により、柱22より幅寸法の小
さい構造材である間柱が立設されている。柱22(また
は間柱)の室外側には、耐震性を高めるため、例えば、
10cm程度の上下幅を有する横方向に長い壁板23
(壁材)が上下方向に並べて配置され、各壁板23は図
示しない釘等で柱22(または間柱)に固定されてい
る。なお、壁板23は必ずしも、上下に密着させて配置
されていなくてもよく、隣接する壁板23間に多少の隙
間が設けられていてもよい。
または8が防湿シート4(図9には図示せず)を室内側
にして配置され、断熱パネル1または8は図示しない釘
等の固定具で壁板23または柱22に固定されている。
断熱パネル1または8の室外側には、例えば、セメント
板等からなる外壁パネル24が配置され、適宜の方法
で、断熱パネル1または8における補強板6に固定され
ている。
発泡体2の取付と防湿シート4の取付が一括して行え、
且つ外壁パネル24を断熱パネル1または8の補強板6
に固定できる利点がある。また、断熱パネル8を用いた
場合、図7に示したと同様の方法で、防湿シート4のは
み出し部4aを隣接する断熱パネル8の防湿シート4に
重ね合わせることができ、更に、必要に応じて、はみ出
し部4aを隣接する断熱パネル8の防湿シート4に接着
することができ、防湿性を高度に向上させることができ
る。
たは8と外壁パネル24との間にさん木(図示せず)を
介設すると、断熱パネル1または8と外壁パネル24と
の間に隙間が形成されて通気性が良好となる利点があ
る。また、柱22の室外側に壁板23を設けると耐震性
が高まるという利点はあるが、壁板23は必ずしも設け
る必要はなく、柱22の室外側に直接断熱パネル1また
は8を取り付けたり、柱22の室外側に充分大きな上下
間隔を隔てて複数の胴縁を横方向に配置し、この胴縁に
断熱パネル1または8を取り付けるようにしてもよい。
分の断熱構造について隣接する各部材の界面で結露が生
じるか否かを各部材に特性に基づいて計算により求めた
シミユレーション結果を比較例とともに示す。ここで、
比較例1は実施例1における防湿シート4を含む断熱パ
ネル1(または8)に代えて、合成樹脂発泡体2と補強
板6のみで構成した防湿シート4を含まない断熱パネル
を用いた場合の計算結果であり、一方、比較例2は、断
熱材としてグラスウールを用いた従来の天井部分の断熱
構造についての計算結果である。
熱構造における各部材の厚み及び物性を示す。表1中、
部材名の欄における石膏ボードは天井板(の材料)、グ
ラスウールボードは断熱材、第1の空気層は屋根裏の空
気層、合板は野地板(の材料)、第2の空気層はアスフ
ァルトルーフィングと瓦の間の空気層、モルタルは瓦
(の材料)である。次に、表1に示した値に基づいて、
隣接する各部材間の界面の温度、蒸気圧、飽和蒸気圧、
露点、結露の有無の各項目につき計算した結果を表2に
示す。但し、室内温度は23℃、室外温度は0℃、室内
湿度は60%RH、室外湿度は70%RHとした。表2
から明らかなように、実施例1においては、隣接する各
部材間で結露は生じないものとの計算結果が出た。
から断熱パネル1に含まれる防湿シート4のみを除去し
た場合の各部材の厚み及び物性値を表3に示し、表3の
各値に基づく結露の有無等に関する計算結果を表4に示
す。更に、比較例2、つまり、従来の天井断熱構造にお
ける各部材の厚み及び物性値を表5に示し、表5の値に
基づく結露の有無等に関する計算結果を表6に示す。但
し、表5の部材名中、グラスウールボードは断熱材(の
材料)であり、その他の部材名については表1と同様で
ある。
の断熱パネルは、合成樹脂発泡体の片側表面に防湿シー
トを、他側表面に補強板を貼り合わせてなるものである
から、本断熱パネルを屋根または壁外等の断熱箇所に取
り付けるのみで、断熱材(合成樹脂発泡体)の取付と防
湿シートの取付とを一括して行うことができ、施工が容
易になる利点がある。また、本断熱パネルは補強板を有
しているので、全体として充分な強度を確保することが
できるとともに、本断熱パネルを屋根断熱に用いる場合
は、上記補強板に野地板の役割を果たさせることがで
き、その場合、野地板の取付をも一括して行える利点が
あるとともに、本断熱パネルを壁外断熱に用いる場合
は、上記補強板に外装材を止め付けることができる等の
利点がある。
において、上記補強板が合板、パーティクルボードその
他の釘の引き抜き抵抗力を有する板材からなるものであ
り、このように補強板が釘の引き抜き抵抗力を有してい
るので、上記断熱パネルを釘により所定の断熱箇所に取
り付けた場合、一旦打ち込んだ釘が補強板から抜けるこ
とがなく、本断熱パネルが取付位置に安定的に取り付け
られる利点がある。
2の構成において、上記防湿シートが合成樹脂発泡体の
少なくとも一辺から外側方へはみ出しているものである
から、施工時に防湿シートのはみ出し部を、隣接する断
熱パネルの防湿シート上に重ね合わせることにより、断
熱パネルの目地部分における湿気の透過を抑制して、防
湿性を一層向上させることができる。
の室外側に請求項1乃至3のいずれかの断熱パネルを上
記防湿シートを室内側にして配置し、この断熱パネルを
釘等の固定具により上記母屋またはたる木に固定したも
のであるから、上記補強板に野地板の役割を果たさせる
ことにより、防湿シート、断熱材(上記合成樹脂発泡
体)及び野地板の取付を一括して行え、施工が容易にな
る利点がある。更に、たる木の室外側に本断熱パネルを
配置するので、断熱材である合成樹脂発泡体はたる木の
存在する位置をも含めて切れ目なく敷き詰めることがで
き、従来の屋根断熱における断熱欠損の問題を解消して
断熱性を向上させることができる。
材を取り付けることができるが、この屋根材を釘で本断
熱パネルの補強板に固定する場合、万一、釘が補強板を
貫通しても、補強板の室内側に合成樹脂発泡体が位置し
ているので、釘の先端部はこの合成樹脂発泡体に挿入さ
れ、釘の先端部が屋根裏側まで突き抜けることがないの
で、屋根裏を使用する場合の安全性も良好なものとな
る。
されて、夏期にも屋根裏への日射熱の侵入が少なくなる
ので、室内の冷房負荷を軽減させる利点がある他、屋根
裏の湿気が上記防湿シートによって遮断されて上記補強
板側に漏れることがないので、上記合成樹脂発泡体と補
強板との間の界面での結露は生じにくく、従って、上記
補強板が結露水によって腐食する不具合は生じにくい。
なお、本断熱構造では、母屋またはたる木は上記防湿シ
ートより室内側に位置しているが、母屋またはたる木
は、断熱材である合成樹脂発泡体よりも室内側に位置し
ているので、母屋またはたる木周辺は室外側、つまり、
合成樹脂発泡体の外側より高温である。従って、この部
分では、仮に湿気が存在していても結露は生じにくく、
且つ本断熱パネルによって母屋またはたる木周辺の温度
変化も少なくなるので、母屋またはたる木が結露水で腐
食される不具合は生じにくくなり、構造材の耐久性が向
上する。
請求項1乃至3のいずれかの断熱パネルを上記防湿シー
トを室内側にして配置し、この断熱パネルを釘等の固定
具により上記野地板、母屋またはたる木に固定したもの
であるから、請求項4の効果に加えて、野地板と断熱パ
ネルとを複合化することにより、全体として曲げ剛性が
大きくなり、屋根荷重による撓み量が減少するととも
に、耐震性が向上する利点がある。また、屋根材または
本断熱パネルの補修時に本断熱パネルを取り外した場合
にも、別途、野地板が存在するので、この野地板上を歩
行でき施工が容易になる。
項1乃至3のいずれかの断熱パネルを上記防湿シートを
室内側にして配置し、この断熱パネルを釘等の固定具に
より上記柱、胴縁または壁材に固定したものであるか
ら、本断熱パネルを施工することにより、断熱材(合成
樹脂発泡体)と防湿シートの施工を同時に行えて施工性
が向上する他、セメント板等の外装材を釘等の固定具に
より上記補強板に直接取り付けることができ、従来のよ
うに外装材の取付のために別途胴縁を設ける必要がない
ので部品点数を削減できる利点がある。
ことにより、断熱材である合成樹脂発泡体を切れ目なし
に配置して断熱性を向上させることができ、且つ断熱材
の室内側に防湿シートが位置しているので、室内側の湿
気が断熱材と補強板との界面で結露することにより補強
板が腐食することもない。しかも、柱等の構造材が断熱
材より室内側に位置しており、柱等の構造材の周辺は比
較的高温となるので、構造材の周辺での結露も生じにく
く、且つこの部分での温度変化も小さくなるので、柱等
の構造材の腐食が防止され、構造材の耐久性は良好なも
のとなる。
ネルを請求項4乃至6のいずれかの断熱構造に使用する
場合において、上記断熱パネルの少なくとも一辺からの
防湿シートのはみ出し部が隣接する断熱パネルの防湿シ
ート上に重ね合わせられているものであるから、隣接す
る断熱パネルの目地部分での湿気の透過を防止して防湿
性を一層向上させ、上記補強板等の腐食を一層確実に防
止することができる。
おいて、上記はみ出し部が隣接する断熱パネルの防湿シ
ート上に接着されているので、防湿性は更に良好なもの
となる。
示す概略断面図。
を貼り合わせる様子を示す説明図。
示す概略断面図。
斜視図。
断面説明図。
用いた場合の実施例を示す説明図。
接する断熱パネルの防湿シートに重ね合わせる状態を示
す断面説明図。
用いた場合の他の実施例を示す説明図。
いた場合の実施例を示す説明図。
Claims (8)
- 【請求項1】 合成樹脂発泡体の片側表面に防湿シート
を、他側表面に補強板を貼り合わせてなる断熱パネル。 - 【請求項2】 上記補強板が合板、パーティクルボード
その他の釘の引き抜き抵抗力を有する板材からなること
を特徴とする請求項1記載の断熱パネル。 - 【請求項3】 上記防湿シートが合成樹脂発泡体の少な
くとも一辺から外側方へはみ出していることを特徴とす
る請求項1または2記載の断熱パネル。 - 【請求項4】 母屋またはたる木の室外側に請求項1乃
至3のいずれかの断熱パネルを上記防湿シートを室内側
にして配置し、この断熱パネルを釘等の固定具により上
記母屋またはたる木に固定したことを特徴とする断熱構
造。 - 【請求項5】 野地板の室外側に請求項1乃至3のいず
れかの断熱パネルを上記防湿シートを室内側にして配置
し、この断熱パネルを釘等の固定具により上記野地板、
母屋またはたる木に固定したことを特徴とする断熱構
造。 - 【請求項6】 柱の室外側に請求項1乃至3のいずれか
の断熱パネルを上記防湿シートを室内側にして配置し、
この断熱パネルを釘等の固定具により柱、胴縁または壁
材に固定したことを特徴とする断熱構造。 - 【請求項7】 請求項3の断熱パネルを請求項4乃至6
のいずれかの断熱構造に使用する場合において、上記断
熱パネルの少なくとも一辺からの防湿シートのはみ出し
部が隣接する断熱パネルの防湿シート上に重ね合わせら
れていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか記
載の断熱構造。 - 【請求項8】 上記はみ出し部が隣接する断熱パネルの
防湿シート上に接着されていることを特徴とする請求項
7記載の断熱構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228098A JPH11241426A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 断熱パネル及び該断熱パネルを用いた断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228098A JPH11241426A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 断熱パネル及び該断熱パネルを用いた断熱構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241426A true JPH11241426A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12631649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4228098A Pending JPH11241426A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 断熱パネル及び該断熱パネルを用いた断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241426A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006207114A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Jsp Corp | 外断熱構造 |
| JP2008231865A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nagai:Kk | 断熱屋根の施工構造 |
| JP2010052389A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Meiwa Ind Co Ltd | 積層板及びその製造方法 |
| JP2011510199A (ja) * | 2008-01-23 | 2011-03-31 | ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド | 外側蒸気透過性フォーム断熱材を含有する建築構造体 |
| KR20240019903A (ko) * | 2022-08-05 | 2024-02-14 | 주식회사 해동엔지니어링 | 내진부재가 구비된 지붕시스템 |
| JP2024021215A (ja) * | 2022-08-03 | 2024-02-16 | 積水ハウス株式会社 | 建築物 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP4228098A patent/JPH11241426A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006207114A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Jsp Corp | 外断熱構造 |
| JP2008231865A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nagai:Kk | 断熱屋根の施工構造 |
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| JP2010052389A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Meiwa Ind Co Ltd | 積層板及びその製造方法 |
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| KR20240019903A (ko) * | 2022-08-05 | 2024-02-14 | 주식회사 해동엔지니어링 | 내진부재가 구비된 지붕시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Effective date: 20041216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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