JPH11243907A - 錠剤の製造方法 - Google Patents
錠剤の製造方法Info
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- JPH11243907A JPH11243907A JP10071222A JP7122298A JPH11243907A JP H11243907 A JPH11243907 A JP H11243907A JP 10071222 A JP10071222 A JP 10071222A JP 7122298 A JP7122298 A JP 7122298A JP H11243907 A JPH11243907 A JP H11243907A
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Abstract
として、味質、硬度及び吸湿性の改善された錠剤を直接
圧縮法により成形する、加工費の低減が可能な錠剤の製
造方法を提供する。 【解決手段】 室温で固体の脂質で被覆したキシリトー
ル粉末を直接圧縮する。
Description
製造方法に関する。
を必要としない直接圧縮法が工程の簡略化が可能で経済
的に有利であるとして好んで採用される傾向にある。
されないことから虫歯の原因とならず、体内ではインシ
ュリンと無関係に代謝されるので血糖値を上昇させず、
また、強い冷涼感をもった化学的に安定な糖アルコール
であることから、数多くの食品や医薬品に甘味料や希釈
剤等として使用されている。
錠剤の成形が極めて困難か、仮に成形できたとしても満
足な錠剤硬度が得られないという問題があった。
2−102467号公報には、約10〜80重量%のキ
シリトールに約10〜80重量%のソルビトール等の多
価アルコールを含有させた混合物を直接圧縮する方法が
記載されている。
ールにキシリトールを乾燥状態で混和して得られる混合
粉末を直接圧縮する方法であるが、充分な錠剤硬度を得
るためにはキシリトールと同重量若しくはキシリトール
より多い重量の多価アルコールを混和する必要があり、
その結果、キシリトールの持つ冷涼感及びスッキリとし
た味質を錠剤に付与することができない。
性がほとんどないにもかかわらず、ソルビトール粉末等
の多価アルコールと混和した混合粉末を成形した錠剤は
保存中に容易に吸湿し、潮解してしまう。
ル液を噴霧して造粒したキシリトール粉末を直接圧縮す
る方法(特開平2−15035号公報)、キシリトール
を主成分とする粉末を部分的に溶融して押出し処理する
ことにより得られる粉末を直接圧縮する方法(特開平4
−287650号公報)、更に、顆粒化装置を使用して
キシリトール粉末にポリデキストロースや水素化デンプ
ン加水分解物等のバインダーを噴霧乾燥して得られる顆
粒を直接圧縮する方法(特表平6−503080号公
報)が報告されている。
ストルーダーのような加熱押出し装置または顆粒化装置
を使用して処理した粉体を原料として直接圧縮成形する
もので、その処理操作は繁雑であり、しかも噴霧した水
溶液中の水分の蒸発や粉体の溶融に多くのエネルギーが
必要であることから、必ずしも満足のいく方法ではなか
った。
硬度を有して保存中にも安定なキシリトール錠剤を容易
に直接圧縮成形する方法を提供することを目的としてい
る。
鋭意検討した結果、室温で固体の脂質で被覆したキシリ
トール粉末を直接圧縮することで、充分な硬度を有する
錠剤を得ることができ、しかも得られた錠剤は長期間の
保存にも安定であることを見出し、本発明を完成するに
至った。
は、下記の通りである。第1に、室温で固体の脂質で被
覆したキシリトール粉末を直接圧縮する錠剤の製造方法
である。第2に、前記脂質で被覆したキシリトール粉末
中の脂質が0.1〜6.0重量%である第1に記載の錠
剤の製造方法である。第3に、前記脂質で被覆したキシ
リトール粉末に、ソルビトール、マルチトール、マンニ
トール、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール
およびこれらの混合物からなる群から選択された糖アル
コール粉末を混合した後に直接圧縮する第1または第2
に記載の錠剤の製造方法である。第4に、前記糖アルコ
ール粉末が室温で固体の脂質で被覆された粉末である第
3に記載の錠剤の製造方法である。第5に、キシリトー
ル粉末にソルビトール、マルチトール、マンニトール、
ラクチトール、パラチニット、エリスリトールおよびこ
れらの混合物からなる群から選択された糖アルコール粉
末を添加して得られた混合粉末を、室温で固体の脂質で
被覆した後に直接圧縮する錠剤の製造方法である。第6
に、前記室温で固体の脂質で被覆した混合粉末中の脂質
が0.1〜6.0重量%である第5に記載の錠剤の製造
方法である。
室温で固体の脂質、好ましくは融点が40℃以上の脂
質、更に好ましくは融点が50℃以上の脂質であればよ
く、例えば、牛脂硬化油、菜種硬化油、パーム硬化油、
大豆硬化油、カルナバワックス、ミツロウ等のワック
ス、ステアリン酸、パルミチン酸等の脂肪酸、ステアリ
ン酸カルシウム等の金属石鹸、コレステロール、フコス
テロール等のステロール、グリセリンの脂肪酸エステル
等が使用でき、適宜選択される。
も、上記記載の脂質と適宜混合し、その混合した脂質の
融点が40℃以上であれば使用することができる。但
し、融点が40℃以下の脂質を使用した場合には、流動
性のある直接打錠に適した粉体が得られず、また、得ら
れた粉体を用いて錠剤を成形した場合には錠剤の表面が
べとつくなどして好ましくない。
に脂質を被覆する方法としては、キシリトール粉末また
は糖アルコール粉末と固体の脂質粉体を公知のミキサ
ー、ボールミル、電気乳鉢、高能率粉体混合装置等を使
用して粉体同士を互いに接触・衝突させて被覆する方法
を用いることができる。この時、予めキシリトール粉末
や糖アルコール粉末と脂質を粉体混合することにより、
より均一な被覆を達成することができる。また、上記装
置や流動層造粒機等で撹拌しながら溶融状態の油脂を噴
霧して被覆することもできる。
ール粉末中の脂質量は好ましくは0.1〜6.0重量
%、更に好ましくは1.0〜4.0重量%に調製され
る。脂質量が6.0重量%を越える場合は、錠剤を製造
する際に杵付きが生じ、また、調製した錠剤の表面に脂
質が遊離してべとつくばかりでなく、キシリトールが本
来持つ冷涼感や優れた味質が損なわれるため好ましくな
い。また、脂質量が0.1重量%未満の場合には、キシ
リトール粉末の表面を脂質で均一に被覆するのが困難で
あり、期待する効果が得られない。
アルコールとしては、ソルビトール、マルチトール、マ
ンニトール、ラクチトール、パラチニット、エリスリト
ールおよびこれら混合物の何れかが選択されるが、中で
もソルビトールまたはマルチトールを使用した場合に充
分な硬度の錠剤を得ることができる。
コールの混合比率は、キシリトールの持つ優れた味質や
非う蝕性等の特性を維持できる比率で自由に選択するこ
とができる。
末とキシリトール以外の糖アルコール粉末はそれぞれ予
め室温で固体の脂質で被覆した後に混合して直接打錠す
ることができるが、キシリトール粉末とキシリトール以
外の糖アルコール粉末を混合した後に室温で固体の脂質
で被覆して得られる混合粉末を直接圧縮することもでき
る。更に、室温で固体の脂質で被覆したキシリトール粉
末に脂質で被覆していないキシリトール以外の糖アルコ
ール粉末を混合して直接圧縮することもできる。
トール、マンニトール、ラクチトール、パラチニット、
エリスリトールおよびこれらの混合物からなる群から選
択された糖アルコール粉末を添加して得られた混合粉末
を室温で固体の脂質で被覆する場合、キシリトールの冷
涼感を維持して杵付きを防止する為に、被覆した後の混
合粉末中の脂質が好ましくは0.1〜6.0重量%、更
に好ましくは1.0〜4.0重量%となるように調製す
る。
に応じて甘味剤、香料、滑沢剤、結合剤、増量剤、着色
料、医薬、保存剤等を自由に添加することができる。更
に、錠剤の原料となる粉末の流動性を良好にし、粉末の
飛散や固結を防止する目的で、骨粉、第3リン酸カルシ
ウム、けいそう土等を、脂質で被覆する工程で添加する
ことができる。
細に説明する。
%は特に断らない限り重量%を表わすものとする。
機8F3型を使用して、10mmφ、14Rの杵、上杵位
置3.0mm、錠剤重量0.5g/錠にて成形した。調製
した錠剤は、木屋製作所(株)製の木屋式錠剤硬度計ま
たは富山産業(株)製の錠剤硬度計TH−203CPを
使用して、その硬度を測定し、各錠剤につき5錠の測定
結果の平均値をその錠剤の硬度とした。
精密に秤量した後、恒温恒湿機(エタック(株)製、F
X210P)を使用して、温度30℃、相対湿度80%
における水分の吸湿量を経時的に測定して、次式により
吸湿量を算出し、各錠剤6錠の平均値をその錠剤の吸湿
量とした。
前の重量)}/(試験前の重量)]x100
コール粉末を使用した。
KD F−20W(第一工業製薬(株)製)3gを混合
し、得られた混合粉末を原料として錠剤を成形した。混
合粉末の流動性は悪く、打錠には適さなかった。また、
成形した錠剤の硬度は僅か3.4kgと小さく、容易に
崩壊した。
ル粉末48.5gに滑沢剤としてDKD F−20W
(第一工業製薬(株)製)3gを混合し、得られた混合
粉末を原料として錠剤を成形した。打錠は可能であった
が、混合粉末の流動性は悪く、打錠には適さなかった。
粉末(日本油脂(株)製、平均粒径8.6μm、融点6
3.6℃)4.6gを加えて奈良ハイブリダイゼーショ
ンシステム((株)奈良機械製作所製)を使用して5分
間処理することで、キシリトール粉末を大豆硬化油で被
覆した。得られた大豆硬化油で被覆したキシリトール粉
末を原料として錠剤を成形した。大豆硬化油で被覆した
キシリトール粉末の流動性は良好で打錠操作も容易であ
った。成形した錠剤の硬度は6.8kgであり、比較例
1と比べ充分に改善されていた。また、成形した錠剤を
30℃/相対湿度80%の条件で7日間保存しても4.
93%しか吸湿せず、潮解することもなかった。
以外は実施例1と同じ条件で錠剤を成形した。実施例1
で調製した大豆硬化油被覆キシリトール粉末と同様に、
粉末の流動性は良好で打錠操作も容易であった。成形し
た錠剤の硬度は11.4kgであり、30℃/相対湿度
80%の条件で7日間保存した時の吸湿量は3.84%
と改善され、潮解することもなかった。
で被覆したキシリトール粉末50gと、脂質で被覆して
いないマルチトール粉末47.5gを混合し、得られた
混合粉末を原料として錠剤を成形した。得られた混合粉
末の流動性は良好で打錠操作も容易であった。成形した
錠剤の硬度は14.5kgであった。
で被覆したキシリトール粉末50gと、予めマルチトー
ル粉末150gに大豆硬化油微粉末(日本油脂(株)
製、平均粒径8.6μm、融点63.6℃)7.9gを
加えて奈良ハイブリダイゼーションシステム((株)奈
良機械製作所製)を使用して5分間処理することで脂質
被覆したマルチトール粉末50gを混合し、得られた混
合粉末を原料として錠剤を成形した。得られた混合粉末
の流動性は非常に良好であった。また、成形した錠剤の
硬度は20.9kgであった。
ックス(野田ワックス(株)製、融点83.7℃の製品
を平均粒径15.4μmに粉砕し調製したもの)7.9
gを加えてパーチカルグラニュレーター((株)パウレ
ック製)を使用して10分間処理することで、キシリト
ール粉末をカルナウバワックスで被覆した。得られたカ
ルナウバワックスで被覆したキシリトール粉末50g
と、脂質で被覆していないソルビトール粉末47.5g
を混合し、得られた混合粉末を原料として錠剤を成形し
た。得られた混合粉末の流動性は良好であった。また、
成形した錠剤の硬度は22.4kgであった。
で被覆したキシリトール粉末50gと、予めソルビトー
ル粉末150gに大豆硬化油微粉末(日本油脂(株)
製、平均粒径8.6μm、融点63.6℃)4.6gを
加えて奈良ハイブリダイゼーションシステムを使用して
5分間処理することで脂質被覆したソルビトール粉末5
0gを混合し、得られた混合粉末を原料として錠剤を成
形した。得られた混合粉末の流動性は非常に良好であっ
た。また、成形した錠剤の硬度は26.1kgであっ
た。
粉末100gを均一に混合して得られた混合粉末200
gに大豆硬化油微粉末10.5gを加えてハイスピード
ミキサー(深江工業(株)製)を使用して10分間処理
することで、脂質被覆したキシリトール・マルチトール
混合粉末を調製した。次に脂質被覆したキシリトール・
マルチトール混合粉末を原料として錠剤を成形した。得
られた混合粉末の流動性は非常に良好であった。また、
成形した錠剤の硬度は19.5kgであった。
シリトール錠剤が直接圧縮法で成形できる。また、本発
明において、特に被覆に使用する脂質量が多い場合には
滑沢剤の添加を必要としない。本発明は、直接圧縮する
粉体の調製段階でエネルギー消費が少なく、錠剤加工費
の低減が可能となる。更に、錠剤成形の原料となる粉末
の流動性が改善でき、粉末の飛散が防止でき打錠操作が
容易となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 室温で固体の脂質で被覆したキシリトー
ル粉末を直接圧縮する錠剤の製造方法。 - 【請求項2】 前記脂質で被覆したキシリトール粉末中
の脂質が0.1〜6.0重量%である請求項1に記載の
錠剤の製造方法。 - 【請求項3】 前記脂質で被覆したキシリトール粉末
に、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、ラク
チトール、パラチニット、エリスリトールおよびこれら
の混合物からなる群から選択された糖アルコール粉末を
混合した後に直接圧縮する請求項1または2に記載の錠
剤の製造方法。 - 【請求項4】 前記糖アルコール粉末が室温で固体の脂
質で被覆された粉末である請求項3に記載の錠剤の製造
方法。 - 【請求項5】 キシリトール粉末にソルビトール、マル
チトール、マンニトール、ラクチトール、パラチニッ
ト、エリスリトールおよびこれらの混合物からなる群か
ら選択された糖アルコール粉末を添加して得られた混合
粉末を、室温で固体の脂質で被覆した後に直接圧縮する
錠剤の製造方法。 - 【請求項6】 前記室温で固体の脂質で被覆した混合粉
末中の脂質が0.1〜6.0重量%である請求項5に記
載の錠剤の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP07122298A JP4063390B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 錠剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07122298A JP4063390B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 錠剤の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11243907A true JPH11243907A (ja) | 1999-09-14 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07122298A Expired - Fee Related JP4063390B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 錠剤の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4063390B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008543894A (ja) * | 2005-06-21 | 2008-12-04 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | (r)−(−)−2−[5−(4−フルオロフェニル)−3−ピリジルメチルアミノメチル]クロマンを含有する固体医薬組成物 |
| WO2013122260A1 (en) | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Tablet |
| CN107296907A (zh) * | 2017-06-01 | 2017-10-27 | 江苏黄河药业股份有限公司 | 一种包膜磷酸哌嗪片及其制备方法 |
| CN113317540A (zh) * | 2020-02-28 | 2021-08-31 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 包含糖醇的颗粒组合物以及其制备方法 |
| JP2023049954A (ja) * | 2021-09-29 | 2023-04-10 | 日油株式会社 | 包装製品 |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP07122298A patent/JP4063390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008543894A (ja) * | 2005-06-21 | 2008-12-04 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | (r)−(−)−2−[5−(4−フルオロフェニル)−3−ピリジルメチルアミノメチル]クロマンを含有する固体医薬組成物 |
| WO2013122260A1 (en) | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Tablet |
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| CN113317540A (zh) * | 2020-02-28 | 2021-08-31 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 包含糖醇的颗粒组合物以及其制备方法 |
| CN113317540B (zh) * | 2020-02-28 | 2024-02-09 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 包含糖醇的颗粒组合物以及其制备方法 |
| JP2023049954A (ja) * | 2021-09-29 | 2023-04-10 | 日油株式会社 | 包装製品 |
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|---|---|
| JP4063390B2 (ja) | 2008-03-19 |
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