JPH11244906A - 熱間圧延設備列および熱延鋼帯の圧延方法 - Google Patents
熱間圧延設備列および熱延鋼帯の圧延方法Info
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- JPH11244906A JPH11244906A JP4944898A JP4944898A JPH11244906A JP H11244906 A JPH11244906 A JP H11244906A JP 4944898 A JP4944898 A JP 4944898A JP 4944898 A JP4944898 A JP 4944898A JP H11244906 A JPH11244906 A JP H11244906A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】薄物熱延鋼帯のランアウト走行を安定化する、
熱間圧延設備列及び熱延鋼帯の圧延方法を提供する。 【解決手段】スラブを粗圧延して粗バーとする粗圧延機
1と、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯とする仕上圧延機
6と、熱延鋼帯を搬送しながら冷却するランアウトテー
ブル9と、冷却した熱延鋼帯を巻き取るコイラー11を
備えた熱間圧延設備列において、粗圧延機1と仕上圧延
機6の間に、粗バーを板厚方向に圧下する圧下装置3
と、ランアウトテーブル9上方に、熱延鋼帯に電磁力を
付与するリニアモータ8とを設置してなることを特徴と
する熱間圧延設備列。
熱間圧延設備列及び熱延鋼帯の圧延方法を提供する。 【解決手段】スラブを粗圧延して粗バーとする粗圧延機
1と、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯とする仕上圧延機
6と、熱延鋼帯を搬送しながら冷却するランアウトテー
ブル9と、冷却した熱延鋼帯を巻き取るコイラー11を
備えた熱間圧延設備列において、粗圧延機1と仕上圧延
機6の間に、粗バーを板厚方向に圧下する圧下装置3
と、ランアウトテーブル9上方に、熱延鋼帯に電磁力を
付与するリニアモータ8とを設置してなることを特徴と
する熱間圧延設備列。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラブを熱間圧延
して熱延鋼帯を製造するための熱間圧延設備列、および
それを用いた圧延方法に関する。
して熱延鋼帯を製造するための熱間圧延設備列、および
それを用いた圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な熱延鋼帯の製造方法によると、
仕上圧延機を出た熱延鋼帯は、ランアウトテーブル上を
走行する途中、冷却水により所定の温度まで冷却され
て、最終的にピンチローラを介してコイラーに巻き取ら
れる。ところが、この方法では板厚が2mm以下の薄物
熱延鋼帯を製造する際に、問題を生じる。熱延鋼帯の先
後端部、すなわち、熱延鋼帯先端が仕上圧延機を出てか
らピンチローラに噛み込むまでの間と、熱延鋼帯後端が
仕上圧延機を出てからピンチローラに到達するまでの間
で、熱延鋼帯のランアウトテーブル上での走行が不安定
となリフライングや波打ちを起こす。これらの現象は仕
上圧延速度が大きいほど発生しやすい。そこで、熱延鋼
帯先端部の仕上圧延速度を遅くして、先端がピンチロー
ラに噛み込んでから圧延速度を大きくしていく仕上加速
圧延が、普通に行われている。しかし、熱延鋼帯先端部
は、圧延速度が遅いために仕上圧延中の温度低下が大き
く、仕上圧延中に相変態を起こすなどして、材質が著し
く劣化してしまう。また、ランアウト走行が不安定にな
ると、巻き取りの失敗や巻き取り不良、冷却むらが発生
しやすくなる。
仕上圧延機を出た熱延鋼帯は、ランアウトテーブル上を
走行する途中、冷却水により所定の温度まで冷却され
て、最終的にピンチローラを介してコイラーに巻き取ら
れる。ところが、この方法では板厚が2mm以下の薄物
熱延鋼帯を製造する際に、問題を生じる。熱延鋼帯の先
後端部、すなわち、熱延鋼帯先端が仕上圧延機を出てか
らピンチローラに噛み込むまでの間と、熱延鋼帯後端が
仕上圧延機を出てからピンチローラに到達するまでの間
で、熱延鋼帯のランアウトテーブル上での走行が不安定
となリフライングや波打ちを起こす。これらの現象は仕
上圧延速度が大きいほど発生しやすい。そこで、熱延鋼
帯先端部の仕上圧延速度を遅くして、先端がピンチロー
ラに噛み込んでから圧延速度を大きくしていく仕上加速
圧延が、普通に行われている。しかし、熱延鋼帯先端部
は、圧延速度が遅いために仕上圧延中の温度低下が大き
く、仕上圧延中に相変態を起こすなどして、材質が著し
く劣化してしまう。また、ランアウト走行が不安定にな
ると、巻き取りの失敗や巻き取り不良、冷却むらが発生
しやすくなる。
【0003】薄物熱延鋼帯のランアウト走行を安定化す
るために開示されている従来技術として、特開平4−1
38813号公報がある。この技術は、ランアウトテー
ブルの上方に、搬送方向と同方向にリニアモータを吊り
下げて、リニアモータの電磁力により熱延鋼帯端部を吸
引すると同時に、推力あるいはブレーキ力を付与しつ
つ、ランアウトテーブル上を搬送させる、熱延鋼帯の搬
送装置を提供するものである。
るために開示されている従来技術として、特開平4−1
38813号公報がある。この技術は、ランアウトテー
ブルの上方に、搬送方向と同方向にリニアモータを吊り
下げて、リニアモータの電磁力により熱延鋼帯端部を吸
引すると同時に、推力あるいはブレーキ力を付与しつ
つ、ランアウトテーブル上を搬送させる、熱延鋼帯の搬
送装置を提供するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−138813号公報に述べられている従来技術に
は、以下のような課題が残されている。熱延鋼帯に電磁
力を付与するためには、熱延鋼帯が磁性体でなければな
らない。しかし、熱延鋼帯として最も大量に生産されて
いるのは炭素鋼である。そのキュリー点は約700℃
で、それ以上の温度では、熱延鋼帯は非磁性体である。
薄物熱延鋼帯先端の圧延仕上温度は、おおむね800〜
850℃となっている。仕上圧延機を出た直後から、リ
ニアモータで熱延鋼帯先端に電磁力を加えることはでき
ない。
4−138813号公報に述べられている従来技術に
は、以下のような課題が残されている。熱延鋼帯に電磁
力を付与するためには、熱延鋼帯が磁性体でなければな
らない。しかし、熱延鋼帯として最も大量に生産されて
いるのは炭素鋼である。そのキュリー点は約700℃
で、それ以上の温度では、熱延鋼帯は非磁性体である。
薄物熱延鋼帯先端の圧延仕上温度は、おおむね800〜
850℃となっている。仕上圧延機を出た直後から、リ
ニアモータで熱延鋼帯先端に電磁力を加えることはでき
ない。
【0005】ところが、熱延鋼帯先端のランアウト走行
不良は、仕上圧延機を出た直後から始まり、熱延鋼帯が
キュリー点以下に冷却されてから電磁力を加えても、す
でに大きな波打ちが存在する熱延鋼帯のランアウト走行
を安定化することは難しい。無理に安定化させようとし
て、強力な電磁力を作用させると、熱延鋼帯がリニアモ
ータに接触し、熱延鋼帯に疵がついたり、リニアモータ
を破損するおそれがある。電力コストも増大する。
不良は、仕上圧延機を出た直後から始まり、熱延鋼帯が
キュリー点以下に冷却されてから電磁力を加えても、す
でに大きな波打ちが存在する熱延鋼帯のランアウト走行
を安定化することは難しい。無理に安定化させようとし
て、強力な電磁力を作用させると、熱延鋼帯がリニアモ
ータに接触し、熱延鋼帯に疵がついたり、リニアモータ
を破損するおそれがある。電力コストも増大する。
【0006】同じ理由で、熱延鋼帯の後端部について
も、特開平4−138813号公報の技術だけでは対応
することができない。本発明の目的は、薄物熱延鋼帯の
ランアウト走行を安定化する、熱間圧延設備列及び熱延
鋼帯の圧延方法を提供することにある。
も、特開平4−138813号公報の技術だけでは対応
することができない。本発明の目的は、薄物熱延鋼帯の
ランアウト走行を安定化する、熱間圧延設備列及び熱延
鋼帯の圧延方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決し目的
を達成するため、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の設備列は、スラブを粗圧延して粗バーと
する粗圧延機と、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯とする
仕上圧延機と、熱延鋼帯を搬送しながら冷却するランア
ウトテーブルと、冷却された熱延鋼帯を巻き取るコイラ
ーを備えた熱間圧延設備列において、粗圧延機と仕上圧
延機の間に、粗バーを板厚方向に圧下する圧下装置と、
ランアウトテーブル上方に、熱延鋼帯に電磁力を付与す
るリニアモータとを設置してなることを特徴とする熱間
圧延設備列である。
を達成するため、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の設備列は、スラブを粗圧延して粗バーと
する粗圧延機と、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯とする
仕上圧延機と、熱延鋼帯を搬送しながら冷却するランア
ウトテーブルと、冷却された熱延鋼帯を巻き取るコイラ
ーを備えた熱間圧延設備列において、粗圧延機と仕上圧
延機の間に、粗バーを板厚方向に圧下する圧下装置と、
ランアウトテーブル上方に、熱延鋼帯に電磁力を付与す
るリニアモータとを設置してなることを特徴とする熱間
圧延設備列である。
【0008】(2)本発明の設備列は、前記圧下装置と
前記ランアウトテーブルの間に、被圧延材を冷却する冷
却装置を設置したことを特徴とする、上記(1)に記載
の熱間圧延設備列である。
前記ランアウトテーブルの間に、被圧延材を冷却する冷
却装置を設置したことを特徴とする、上記(1)に記載
の熱間圧延設備列である。
【0009】(3)本発明の設備列は、前記圧下装置の
入側または出側に、粗バーの先端部または後端部を加熱
する加熱装置を設置したことを特徴とする、上記(1)
または(2)に記載の熱間圧延設備列である。
入側または出側に、粗バーの先端部または後端部を加熱
する加熱装置を設置したことを特徴とする、上記(1)
または(2)に記載の熱間圧延設備列である。
【0010】(4)本発明の設備列は、前記粗圧延機と
前記圧下装置の間または前記圧下装置と前記仕上圧延機
の間に、粗バーを一時的に貯蔵しておく粗バー貯蔵装置
を設置したことを特徴とする、上記(1)乃至(3)の
いずれかに記載の熱間圧延設備列である。
前記圧下装置の間または前記圧下装置と前記仕上圧延機
の間に、粗バーを一時的に貯蔵しておく粗バー貯蔵装置
を設置したことを特徴とする、上記(1)乃至(3)の
いずれかに記載の熱間圧延設備列である。
【0011】(5)本発明の方法は、スラブを粗圧延し
て粗バーとした後、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯と
し、さらに熱延鋼帯をランアウトテーブルで搬送しなが
ら冷却して巻き取る熱延鋼帯の圧延方法において、粗バ
ーを板厚方向に圧下する圧下装置で、粗バーの先端部を
目標板厚まで圧下する工程と、先端部を圧下された粗バ
ーを仕上圧延して先端部がキュリー点以下の温度の熱延
鋼帯となし、ランアウトテーブル上方に設置された熱延
鋼帯に電磁力を付与するリニアモータで、キュリー点以
下の温度の熱延鋼帯先端部に電磁気的な推力を付与しつ
つランアウトテーブル上を搬送する工程と、を備えたこ
とを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法である。
て粗バーとした後、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯と
し、さらに熱延鋼帯をランアウトテーブルで搬送しなが
ら冷却して巻き取る熱延鋼帯の圧延方法において、粗バ
ーを板厚方向に圧下する圧下装置で、粗バーの先端部を
目標板厚まで圧下する工程と、先端部を圧下された粗バ
ーを仕上圧延して先端部がキュリー点以下の温度の熱延
鋼帯となし、ランアウトテーブル上方に設置された熱延
鋼帯に電磁力を付与するリニアモータで、キュリー点以
下の温度の熱延鋼帯先端部に電磁気的な推力を付与しつ
つランアウトテーブル上を搬送する工程と、を備えたこ
とを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法である。
【0012】(6)本発明の方法は、前記粗バーの先端
部を圧下する工程の後、さらに前記圧下装置と前記ラン
アウトテーブルの間に設置された冷却装置で、被圧延材
の先端部を冷却する工程を備えたことを特徴とする、上
記(5)に記載の熱延鋼帯の圧延方法である。
部を圧下する工程の後、さらに前記圧下装置と前記ラン
アウトテーブルの間に設置された冷却装置で、被圧延材
の先端部を冷却する工程を備えたことを特徴とする、上
記(5)に記載の熱延鋼帯の圧延方法である。
【0013】(7)本発明の方法は、前記粗バーの先端
部を圧下する工程において、粗バーの先端部を前記圧下
装置によって複数回の圧下で目標板厚とする際に、粗バ
ー先端部の温度低下を補償する加熱装置で各圧下の間に
粗バーの先端部を加熱することを特徴とする、上記
(5)または(6)に記載の熱延鋼帯の圧延方法であ
る。
部を圧下する工程において、粗バーの先端部を前記圧下
装置によって複数回の圧下で目標板厚とする際に、粗バ
ー先端部の温度低下を補償する加熱装置で各圧下の間に
粗バーの先端部を加熱することを特徴とする、上記
(5)または(6)に記載の熱延鋼帯の圧延方法であ
る。
【0014】(8)本発明の方法は、スラブを粗圧延し
て粗バーとした後、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯と
し、さらに熱延鋼帯をランアウトテーブルで搬送しなが
ら冷却して巻き取る熱延鋼帯の圧延方法において、粗バ
ーを板厚方向に圧下する圧下装置で、粗バーの後端部を
目標板厚まで圧下する工程と、後端部を圧下された粗バ
ーを仕上圧延して後端部がキュリー点以下の温度の熱延
鋼帯となし、ランアウトテーブル上方に設置された熱延
鋼帯に電磁力を付与するリニアモータで、キュリー点以
下の温度の熱延鋼帯後端部に電磁気的なブレーキ力を付
与しつつランアウトテーブル上を搬送する工程を備えた
ことを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法である。
て粗バーとした後、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯と
し、さらに熱延鋼帯をランアウトテーブルで搬送しなが
ら冷却して巻き取る熱延鋼帯の圧延方法において、粗バ
ーを板厚方向に圧下する圧下装置で、粗バーの後端部を
目標板厚まで圧下する工程と、後端部を圧下された粗バ
ーを仕上圧延して後端部がキュリー点以下の温度の熱延
鋼帯となし、ランアウトテーブル上方に設置された熱延
鋼帯に電磁力を付与するリニアモータで、キュリー点以
下の温度の熱延鋼帯後端部に電磁気的なブレーキ力を付
与しつつランアウトテーブル上を搬送する工程を備えた
ことを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法である。
【0015】(9)本発明の方法は、前記粗バーの後端
部を圧下する工程の後、さらに前記圧下装置と前記ラン
アウトテーブルの間に設置された冷却装置で、被圧延材
の後端部を冷却する工程を備えたことを特徴とする、上
記(8)に記載の熱延鋼帯の圧延方法である。
部を圧下する工程の後、さらに前記圧下装置と前記ラン
アウトテーブルの間に設置された冷却装置で、被圧延材
の後端部を冷却する工程を備えたことを特徴とする、上
記(8)に記載の熱延鋼帯の圧延方法である。
【0016】(10)本発明の方法は、前記粗バーの後
端部を圧下する工程において、粗バーの後端部を前記圧
下装置によって複数回の圧下で目標板厚とする際に、粗
バー後端部の温度低下を補償する加熱装置で各圧下の間
に粗バーの後端部を加熱することを特徴とする、上記
(8)または(9)に記載の熱延鋼帯の圧延方法であ
る。
端部を圧下する工程において、粗バーの後端部を前記圧
下装置によって複数回の圧下で目標板厚とする際に、粗
バー後端部の温度低下を補償する加熱装置で各圧下の間
に粗バーの後端部を加熱することを特徴とする、上記
(8)または(9)に記載の熱延鋼帯の圧延方法であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記の課題を解決
すべく鋭意研究を重ねた結果、熱延鋼帯に電磁力を付与
してランアウト走行を安定化させるためには、仕上圧延
機を出た直後の熱延鋼帯の温度がキュリー点以下(即ち
磁性体)になるように、仕上圧延に先立って粗バーの先
端(先端部)を圧下することが有効であるという知見を
得た。
すべく鋭意研究を重ねた結果、熱延鋼帯に電磁力を付与
してランアウト走行を安定化させるためには、仕上圧延
機を出た直後の熱延鋼帯の温度がキュリー点以下(即ち
磁性体)になるように、仕上圧延に先立って粗バーの先
端(先端部)を圧下することが有効であるという知見を
得た。
【0018】この知見に基づき、本発明者らは、スラブ
を粗圧延して粗バーとする粗圧延機と、粗バーを仕上圧
延して熱延鋼帯とする仕上圧延機と、さらに熱延鋼帯を
ランアウトテーブルで搬送しながら所定温度まで冷却し
て巻き取るコイラーを備えた熱間圧延設備列において、
粗圧延機と仕上圧延機の間に、粗バーを板厚方向に圧下
する圧下装置と、ランアウトテーブル上方に、熱延鋼帯
に電磁力を付与するリニアモータとを設置してなる熱間
圧延設備列を用いて、粗バーの先端部または後端部を圧
下した後、仕上圧延して熱延鋼帯となし、キュリー点以
下の温度の熱延鋼帯先端部または後端部に、電磁気的な
推力またはブレーキ力を付与しつつランアウトテーブル
上を搬送するようにして、薄物熱延鋼帯のランアウト走
行を安定化する、熱間圧延設備列及び熱延鋼帯の圧延方
法を見出し、本発明を完成させた。
を粗圧延して粗バーとする粗圧延機と、粗バーを仕上圧
延して熱延鋼帯とする仕上圧延機と、さらに熱延鋼帯を
ランアウトテーブルで搬送しながら所定温度まで冷却し
て巻き取るコイラーを備えた熱間圧延設備列において、
粗圧延機と仕上圧延機の間に、粗バーを板厚方向に圧下
する圧下装置と、ランアウトテーブル上方に、熱延鋼帯
に電磁力を付与するリニアモータとを設置してなる熱間
圧延設備列を用いて、粗バーの先端部または後端部を圧
下した後、仕上圧延して熱延鋼帯となし、キュリー点以
下の温度の熱延鋼帯先端部または後端部に、電磁気的な
推力またはブレーキ力を付与しつつランアウトテーブル
上を搬送するようにして、薄物熱延鋼帯のランアウト走
行を安定化する、熱間圧延設備列及び熱延鋼帯の圧延方
法を見出し、本発明を完成させた。
【0019】以下に本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の熱間圧延設備列を示す概略側面図で
ある。一般的な熱延鋼帯の圧延方法では、所定温度のス
ラブは粗圧延機1で粗圧延されて粗バー12となり、粗
バー12は仕上圧延機6で仕上圧延されて熱延鋼帯13
となる。熱延鋼帯13はランアウトテーブル9上を搬送
される途中、冷却水によって所定温度まで冷却され、ピ
ンチローラ10を介してコイラー11により巻き取られ
る。
る。図1は本発明の熱間圧延設備列を示す概略側面図で
ある。一般的な熱延鋼帯の圧延方法では、所定温度のス
ラブは粗圧延機1で粗圧延されて粗バー12となり、粗
バー12は仕上圧延機6で仕上圧延されて熱延鋼帯13
となる。熱延鋼帯13はランアウトテーブル9上を搬送
される途中、冷却水によって所定温度まで冷却され、ピ
ンチローラ10を介してコイラー11により巻き取られ
る。
【0020】本発明の熱間圧延設備列は、粗圧延機1と
仕上圧延機6の間に、粗バー12の先後端を板厚方向に
圧下する圧下装置3、粗バー12の先後端を加熱する加
熱装置4、および粗バー貯蔵装置2a、2bを備える。
圧下装置3としてはプレス装置やプラネタリーミルが、
粗バー貯蔵装置2a、2bとしてはルーパーやコイルボ
ックスが考えられる。仕上圧延機6入側のデスケーリン
グ装置5や、仕上圧延機6のスタンド間に設けられたス
タンド間スプレー7は、請求項2で述べるところの冷却
装置に相当する。ランアウトテーブル9の上方には、熱
延鋼帯13の搬送方向に沿って、熱延鋼帯13の先端と
後端の被圧下部に電磁力を付加する、リニアモータ8が
備えられている。
仕上圧延機6の間に、粗バー12の先後端を板厚方向に
圧下する圧下装置3、粗バー12の先後端を加熱する加
熱装置4、および粗バー貯蔵装置2a、2bを備える。
圧下装置3としてはプレス装置やプラネタリーミルが、
粗バー貯蔵装置2a、2bとしてはルーパーやコイルボ
ックスが考えられる。仕上圧延機6入側のデスケーリン
グ装置5や、仕上圧延機6のスタンド間に設けられたス
タンド間スプレー7は、請求項2で述べるところの冷却
装置に相当する。ランアウトテーブル9の上方には、熱
延鋼帯13の搬送方向に沿って、熱延鋼帯13の先端と
後端の被圧下部に電磁力を付加する、リニアモータ8が
備えられている。
【0021】熱延鋼帯13先端部のランアウト走行を安
定化する方法について説明する。本発明の熱延鋼帯の圧
延方法で最も特徴的なのは、図2に示すように、仕上圧
延に先立って粗バー12の先端を圧下装置3で圧下する
ことである。これは、熱延鋼帯13先端の温度が、仕上
圧延機6を出た直後に、すでにキュリー点以下になって
いるようにするため、必要な操作である。圧下終了後の
粗バー12先端の板厚は、熱延鋼帯13の目標仕上板厚
よりも小さいことが望ましい。なぜなら、粗バー12先
端の被圧下部の温度は他の部分に比較して著しく低くな
っており、仕上圧延機6で圧下を加えれば、圧延負荷が
過重になるためである。粗バー12先端の被圧下部の搬
送方向長さは、リニアモータ8の1ユニットの長さ程度
であればよい。
定化する方法について説明する。本発明の熱延鋼帯の圧
延方法で最も特徴的なのは、図2に示すように、仕上圧
延に先立って粗バー12の先端を圧下装置3で圧下する
ことである。これは、熱延鋼帯13先端の温度が、仕上
圧延機6を出た直後に、すでにキュリー点以下になって
いるようにするため、必要な操作である。圧下終了後の
粗バー12先端の板厚は、熱延鋼帯13の目標仕上板厚
よりも小さいことが望ましい。なぜなら、粗バー12先
端の被圧下部の温度は他の部分に比較して著しく低くな
っており、仕上圧延機6で圧下を加えれば、圧延負荷が
過重になるためである。粗バー12先端の被圧下部の搬
送方向長さは、リニアモータ8の1ユニットの長さ程度
であればよい。
【0022】なお、図2に示す圧下装置3はプレス装置
であるが、その他にプラネタリーミルを用いることもで
きる。圧下装置3で圧下を加えられている間、粗バー1
2先端の温度は、金型への抜熱によって低下し、圧下荷
重が増大してくる。そこで本発明の熱間圧延設備列に
は、粗バー12先端の温度低下を補償する加熱装置4が
設置されている。図3に示すように、圧下途中で粗バー
12の先端を加熱装置4に送って加熱し、再度、圧下装
置3で圧下する。また、圧下装置3で圧下する前に、加
熱装置4で粗バー12の先端を加熱することも、圧下荷
重の低減に有効である。加熱装置4としては、急速加熱
が可能な誘導加熱装置が好ましい。加熱装置4の設置場
所は、圧下装置3の間近であれば、圧下装置3の入側で
も出側でもかまわない。
であるが、その他にプラネタリーミルを用いることもで
きる。圧下装置3で圧下を加えられている間、粗バー1
2先端の温度は、金型への抜熱によって低下し、圧下荷
重が増大してくる。そこで本発明の熱間圧延設備列に
は、粗バー12先端の温度低下を補償する加熱装置4が
設置されている。図3に示すように、圧下途中で粗バー
12の先端を加熱装置4に送って加熱し、再度、圧下装
置3で圧下する。また、圧下装置3で圧下する前に、加
熱装置4で粗バー12の先端を加熱することも、圧下荷
重の低減に有効である。加熱装置4としては、急速加熱
が可能な誘導加熱装置が好ましい。加熱装置4の設置場
所は、圧下装置3の間近であれば、圧下装置3の入側で
も出側でもかまわない。
【0023】圧下装置3で圧下したり、加熱装置4で加
熱する間は、粗バー12の先端を停止させなければなら
ない。粗バー12の先端が圧下装置3や加熱装置4の位
置に達したとき、粗バー12が粗圧延機1に噛み込んで
いるような設備配置になっている場合には、粗バー12
を一時的に貯蔵しておく粗バー貯蔵装置2aが必要であ
る。図2または3に示す粗バー貯蔵装置2aはルーパー
形式の貯蔵装置である。粗バー貯蔵装置2aとしては、
コイルボックスの適用も可能である。もちろん、粗バー
12の先端が圧下装置3や加熱装置4の位置にあると
き、粗バー12の全体が粗圧延を終了していれば、粗バ
ー貯蔵装置2aの必要はない。デスケーリング装置5や
スタンド間スプレー7の本来の目的は、被圧延材表面の
スケールを除去したり、被圧延材を冷却することにあ
る。しかし、本発明では特に、被圧延材先端の被圧下部
を冷却することに用いる。この操作により、被圧延材先
端の温度が下がり、リニアモータ8でより大きな推力を
付加することができる。
熱する間は、粗バー12の先端を停止させなければなら
ない。粗バー12の先端が圧下装置3や加熱装置4の位
置に達したとき、粗バー12が粗圧延機1に噛み込んで
いるような設備配置になっている場合には、粗バー12
を一時的に貯蔵しておく粗バー貯蔵装置2aが必要であ
る。図2または3に示す粗バー貯蔵装置2aはルーパー
形式の貯蔵装置である。粗バー貯蔵装置2aとしては、
コイルボックスの適用も可能である。もちろん、粗バー
12の先端が圧下装置3や加熱装置4の位置にあると
き、粗バー12の全体が粗圧延を終了していれば、粗バ
ー貯蔵装置2aの必要はない。デスケーリング装置5や
スタンド間スプレー7の本来の目的は、被圧延材表面の
スケールを除去したり、被圧延材を冷却することにあ
る。しかし、本発明では特に、被圧延材先端の被圧下部
を冷却することに用いる。この操作により、被圧延材先
端の温度が下がり、リニアモータ8でより大きな推力を
付加することができる。
【0024】これらの操作により、仕上圧延機6を出た
熱延鋼帯13先端の被圧下部の温度は、すでにキュリー
点以下になっているので、電磁力を作用させることがで
きる。リニアモータ8は熱延鋼帯13の先端に電磁気的
な吸引力Fmを加えて上方に吸引し、磁界をコイラーに
向かって移動させることにより、推力Fsを与えること
ができる。この状況を図4に示す。磁界移動速度Vm
は、熱延鋼帯13の走行速度Vとの兼ね合いによって決
まるものであるが、具体的には熱延鋼帯13に所定の張
力が働くように制御すればよい。このようにして、熱延
鋼帯13に張力をかけながらランアウトテーブル9上を
搬送するため、熱延鋼帯13の先端が仕上圧延機6を出
てから、ピンチローラ10に噛み込むまでの走行が安定
化される。
熱延鋼帯13先端の被圧下部の温度は、すでにキュリー
点以下になっているので、電磁力を作用させることがで
きる。リニアモータ8は熱延鋼帯13の先端に電磁気的
な吸引力Fmを加えて上方に吸引し、磁界をコイラーに
向かって移動させることにより、推力Fsを与えること
ができる。この状況を図4に示す。磁界移動速度Vm
は、熱延鋼帯13の走行速度Vとの兼ね合いによって決
まるものであるが、具体的には熱延鋼帯13に所定の張
力が働くように制御すればよい。このようにして、熱延
鋼帯13に張力をかけながらランアウトテーブル9上を
搬送するため、熱延鋼帯13の先端が仕上圧延機6を出
てから、ピンチローラ10に噛み込むまでの走行が安定
化される。
【0025】熱延鋼帯13後端部のランアウト走行安定
化についても、先端部と同様にして行うことができる。
違うところは、粗バー貯蔵装置2bの設置場所と、リニ
アモータ8の制御だけである。
化についても、先端部と同様にして行うことができる。
違うところは、粗バー貯蔵装置2bの設置場所と、リニ
アモータ8の制御だけである。
【0026】圧下装置3で粗バー12の後端を圧下する
際、粗バー12の先端がすでに仕上圧延機6に噛み込ん
でいるような設備配列となっている場合には、圧下装置
3や加熱装置4と仕上圧延機6の間に粗バー貯蔵装置2
bを設置して、圧下中に粗バー12を貯蔵する必要があ
る。
際、粗バー12の先端がすでに仕上圧延機6に噛み込ん
でいるような設備配列となっている場合には、圧下装置
3や加熱装置4と仕上圧延機6の間に粗バー貯蔵装置2
bを設置して、圧下中に粗バー12を貯蔵する必要があ
る。
【0027】熱延鋼帯13後端(後端部)をランアウト
搬送しているときの様子を図5に示す。仕上圧延直後に
は、熱延鋼帯13後端の被圧下部は、すでにキュリー点
以下の温度になっている。リニアモータ8は、被圧下部
に電磁気的な吸引力Fmを与えて上方に吸引する。磁界
移動速度Vmを制御することによって、熱延鋼帯13の
後端にブレーキ力Fbを作用させることができる。磁界
移動速度Vmは熱延鋼帯13に所定の張力が働くように
制御すればよい。このようにして、熱延鋼帯13に張力
をかけながらランアウトテーブル9上を搬送するため、
熱延鋼帯13の後端が仕上圧延機6を出てから、ピンチ
ローラ10に達するまでの走行が安定化される。以下に
本発明の実施例を挙げ本発明の効果を立証する。
搬送しているときの様子を図5に示す。仕上圧延直後に
は、熱延鋼帯13後端の被圧下部は、すでにキュリー点
以下の温度になっている。リニアモータ8は、被圧下部
に電磁気的な吸引力Fmを与えて上方に吸引する。磁界
移動速度Vmを制御することによって、熱延鋼帯13の
後端にブレーキ力Fbを作用させることができる。磁界
移動速度Vmは熱延鋼帯13に所定の張力が働くように
制御すればよい。このようにして、熱延鋼帯13に張力
をかけながらランアウトテーブル9上を搬送するため、
熱延鋼帯13の後端が仕上圧延機6を出てから、ピンチ
ローラ10に達するまでの走行が安定化される。以下に
本発明の実施例を挙げ本発明の効果を立証する。
【0028】
【実施例】具体的な実施例の説明に入る前に、熱延鋼帯
13先端部のランアウト走行の不安定度を定量化するた
めに必要な、「走行時間比」を定義しておく。スレッデ
ィング速度などの初期設定値から、プロセス制御コンピ
ュータによって予測計算された、熱延鋼帯13先端が仕
上圧延機6を出てから、ピンチローラ10に噛み込むま
での時間を「理論走行時間」と呼ぶことにする。理論走
行時間は、熱延鋼帯13先端部が安定に走行したとき
の、理想的な走行時間である。これに対し、実測した走
行時間を「実測走行時間」とする。熱延鋼帯13に先端
のフライングや波打ちが存在する場合、実測走行時間は
理論走行時間よりも長くなる。理論走行時間と実測走行
時間を用いて、走行時間比を(実測走行時間)/(理論
走行時間)で定義する。走行時間比が大きいほど、ラン
アウト走行が不安定であるということになる。
13先端部のランアウト走行の不安定度を定量化するた
めに必要な、「走行時間比」を定義しておく。スレッデ
ィング速度などの初期設定値から、プロセス制御コンピ
ュータによって予測計算された、熱延鋼帯13先端が仕
上圧延機6を出てから、ピンチローラ10に噛み込むま
での時間を「理論走行時間」と呼ぶことにする。理論走
行時間は、熱延鋼帯13先端部が安定に走行したとき
の、理想的な走行時間である。これに対し、実測した走
行時間を「実測走行時間」とする。熱延鋼帯13に先端
のフライングや波打ちが存在する場合、実測走行時間は
理論走行時間よりも長くなる。理論走行時間と実測走行
時間を用いて、走行時間比を(実測走行時間)/(理論
走行時間)で定義する。走行時間比が大きいほど、ラン
アウト走行が不安定であるということになる。
【0029】ここに示す実施例は、図1のような熱間圧
延設備列を用いて行ったものである。板厚30mm、幅
1,000〜1,100mmの粗バー12を仕上圧延し
て、板厚1.2〜2.0mmの熱延鋼帯を製造した。本
発明の方法を用いた場合は、粗バー12の先端と後端を
圧下装置3で圧下した。圧下終了後の被圧下部の板厚は
1〜2mm、被圧下部の長さは500〜1,000mm
である。仕上圧延後は、リニアモータ8で被圧下部に電
磁力を加え、熱延鋼帯13に張力を発生させながら、ラ
ンアウトテーブル9上をピンチローラ10まで搬送し
た。従来技術による比較例では、リニアモータ8は使用
しているものの、圧下装置3による粗バー12の圧下は
行っていない。
延設備列を用いて行ったものである。板厚30mm、幅
1,000〜1,100mmの粗バー12を仕上圧延し
て、板厚1.2〜2.0mmの熱延鋼帯を製造した。本
発明の方法を用いた場合は、粗バー12の先端と後端を
圧下装置3で圧下した。圧下終了後の被圧下部の板厚は
1〜2mm、被圧下部の長さは500〜1,000mm
である。仕上圧延後は、リニアモータ8で被圧下部に電
磁力を加え、熱延鋼帯13に張力を発生させながら、ラ
ンアウトテーブル9上をピンチローラ10まで搬送し
た。従来技術による比較例では、リニアモータ8は使用
しているものの、圧下装置3による粗バー12の圧下は
行っていない。
【0030】熱延鋼帯13の各板厚および各スレッディ
ング速度に対し、走行時間比を従来技術と本発明例で比
較したのが表1である。まず、従来技術の走行時間比か
らみていく。熱延鋼帯13の板厚が1.2mmの場合、
600〜650mpmのスレッディング速度に対し、実
測走行時間は理論走行時間より25〜35%長くなって
いる。これは、激しい走行不良が起こっていることを意
味する。板厚1.4mm、スレッディング速度600〜
660mpmにおける実測走行時間は、理論走行時間よ
り約20〜30%長い。板厚1.6mm、スレッディン
グ速度620〜670mpmでも、約2割の差がある。
板厚2.0mm、スレッディング速度670mpmの場
合、走行時間比は1.09である。これに対し、本発明
についてみてみると、走行時間比はいずれも1.1以下
となっている。これは、実測走行時間と理論走行時間の
差が10%以下であることを示し、熱延鋼帯13先端部
のランアウト走行性が著しく改善していることがわか
る。
ング速度に対し、走行時間比を従来技術と本発明例で比
較したのが表1である。まず、従来技術の走行時間比か
らみていく。熱延鋼帯13の板厚が1.2mmの場合、
600〜650mpmのスレッディング速度に対し、実
測走行時間は理論走行時間より25〜35%長くなって
いる。これは、激しい走行不良が起こっていることを意
味する。板厚1.4mm、スレッディング速度600〜
660mpmにおける実測走行時間は、理論走行時間よ
り約20〜30%長い。板厚1.6mm、スレッディン
グ速度620〜670mpmでも、約2割の差がある。
板厚2.0mm、スレッディング速度670mpmの場
合、走行時間比は1.09である。これに対し、本発明
についてみてみると、走行時間比はいずれも1.1以下
となっている。これは、実測走行時間と理論走行時間の
差が10%以下であることを示し、熱延鋼帯13先端部
のランアウト走行性が著しく改善していることがわか
る。
【0031】熱延鋼帯13の後端部に関しては、走行時
間比を定義することは難しい。ランアウト走行を観察し
た結果、本発明により走行が安定化していることは、先
端部の場合と同じである。
間比を定義することは難しい。ランアウト走行を観察し
た結果、本発明により走行が安定化していることは、先
端部の場合と同じである。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明の熱間圧延設備列を用いた圧延方
法により、薄物熱延鋼帯の先端部と後端部のランアウト
走行が安定化する。その結果、仕上圧延速度を上げるこ
とができ、生産性が向上する。また、先端部の材質劣化
も防止される。さらに、巻き取りの失敗や巻き取り不
良、あるいは冷却むらが発生しなくなる。
法により、薄物熱延鋼帯の先端部と後端部のランアウト
走行が安定化する。その結果、仕上圧延速度を上げるこ
とができ、生産性が向上する。また、先端部の材質劣化
も防止される。さらに、巻き取りの失敗や巻き取り不
良、あるいは冷却むらが発生しなくなる。
【図1】本発明の実施の形態に係る熱間圧延設備列を示
す概略側面図。
す概略側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る、粗バーの先端を圧
下している様子を示す図。
下している様子を示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る、粗バーの先端を加
熱している様子を示す図。
熱している様子を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る、熱延鋼帯の先端を
ランアウト搬送している状況を示す図。
ランアウト搬送している状況を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係る、熱延鋼帯の後端を
ランアウト搬送している状況を示す図。
ランアウト搬送している状況を示す図。
1…粗圧延機 2a、2b…粗バー貯蔵装置 3…圧下装置 4…加熱装置 5…デスケーリング装置 6…仕上圧延機 7…スタンド間スプレー 8…リニアモータ 9…ランアウトテーブル 10…ピンチローラ 11…コイラー 12…粗バー 13…熱延鋼帯 14…テーブルローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 洋 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 升田 貞和 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 スラブを粗圧延して粗バーとする粗圧延
機と、粗バーを仕上圧延して熱延鋼帯とする仕上圧延機
と、熱延鋼帯を搬送しながら冷却するランアウトテーブ
ルと、冷却された熱延鋼帯を巻き取るコイラーを備えた
熱間圧延設備列において、 粗圧延機と仕上圧延機の間に、粗バーを板厚方向に圧下
する圧下装置と、ランアウトテーブル上方に、熱延鋼帯
に電磁力を付与するリニアモータとを設置してなること
を特徴とする熱間圧延設備列。 - 【請求項2】 前記圧下装置と前記ランアウトテーブル
の間に、被圧延材を冷却する冷却装置を設置したことを
特徴とする、請求項1に記載の熱間圧延設備列。 - 【請求項3】 前記圧下装置の入側または出側に、粗バ
ーの先端部または後端部を加熱する加熱装置を設置した
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の熱間圧延
設備列。 - 【請求項4】 前記粗圧延機と前記圧下装置の間または
前記圧下装置と前記仕上圧延機の間に、粗バーを一時的
に貯蔵しておく粗バー貯蔵装置を設置したことを特徴と
する、請求項1乃至3のいずれかに記載の熱間圧延設備
列。 - 【請求項5】 スラブを粗圧延して粗バーとした後、粗
バーを仕上圧延して熱延鋼帯とし、さらに熱延鋼帯をラ
ンアウトテーブルで搬送しながら冷却して巻き取る熱延
鋼帯の圧延方法において、 粗バーを板厚方向に圧下する圧下装置で、粗バーの先端
部を目標板厚まで圧下する工程と、 先端部を圧下された粗バーを仕上圧延して先端部がキュ
リー点以下の温度の熱延鋼帯となし、ランアウトテーブ
ル上方に設置された熱延鋼帯に電磁力を付与するリニア
モータで、キュリー点以下の温度の熱延鋼帯先端部に電
磁気的な推力を付与しつつランアウトテーブル上を搬送
する工程と、 を備えたことを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法。 - 【請求項6】 前記粗バーの先端部を圧下する工程の
後、さらに前記圧下装置と前記ランアウトテーブルの間
に設置された冷却装置で、被圧延材の先端部を冷却する
工程を備えたことを特徴とする、請求項5に記載の熱延
鋼帯の圧延方法。 - 【請求項7】 前記粗バーの先端部を圧下する工程にお
いて、 粗バーの先端部を前記圧下装置によって複数回の圧下で
目標板厚とする際に、粗バー先端部の温度低下を補償す
る加熱装置で各圧下の間に粗バーの先端部を加熱するこ
とを特徴とする、請求項5または6に記載の熱延鋼帯の
圧延方法。 - 【請求項8】 スラブを粗圧延して粗バーとした後、粗
バーを仕上圧延して熱延鋼帯とし、さらに熱延鋼帯をラ
ンアウトテーブルで搬送しながら冷却して巻き取る熱延
鋼帯の圧延方法において、 粗バーを板厚方向に圧下する圧下装置で、粗バーの後端
部を目標板厚まで圧下する工程と、 後端部を圧下された粗バーを仕上圧延して後端部がキュ
リー点以下の温度の熱延鋼帯となし、ランアウトテーブ
ル上方に設置された熱延鋼帯に電磁力を付与するリニア
モータで、キュリー点以下の温度の熱延鋼帯後端部に電
磁気的なブレーキ力を付与しつつランアウトテーブル上
を搬送する工程を備えたことを特徴とする、熱延鋼帯の
圧延方法。 - 【請求項9】 前記粗バーの後端部を圧下する工程の
後、さらに前記圧下装置と前記ランアウトテーブルの間
に設置された冷却装置で、被圧延材の後端部を冷却する
工程を備えたことを特徴とする、請求項8に記載の熱延
鋼帯の圧延方法。 - 【請求項10】 前記粗バーの後端部を圧下する工程に
おいて、 粗バーの後端部を前記圧下装置によって複数回の圧下で
目標板厚とする際に、粗バー後端部の温度低下を補償す
る加熱装置で各圧下の間に粗バーの後端部を加熱するこ
とを特徴とする、請求項8または9に記載の熱延鋼帯の
圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4944898A JPH11244906A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 熱間圧延設備列および熱延鋼帯の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4944898A JPH11244906A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 熱間圧延設備列および熱延鋼帯の圧延方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11244906A true JPH11244906A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12831428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4944898A Pending JPH11244906A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 熱間圧延設備列および熱延鋼帯の圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11244906A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103599926A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-02-26 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种高合金耐热不锈钢卷板的轧制方法 |
| CN115608777A (zh) * | 2022-08-15 | 2023-01-17 | 广西广盛新材料科技有限公司 | 一种带钢生产的控制方法、装置、设备及带钢生产系统 |
-
1998
- 1998-03-02 JP JP4944898A patent/JPH11244906A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103599926A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-02-26 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种高合金耐热不锈钢卷板的轧制方法 |
| CN115608777A (zh) * | 2022-08-15 | 2023-01-17 | 广西广盛新材料科技有限公司 | 一种带钢生产的控制方法、装置、设备及带钢生产系统 |
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