JPH11245218A - 浸漬ノズルの成形方法およびその成形型 - Google Patents

浸漬ノズルの成形方法およびその成形型

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JPH11245218A
JPH11245218A JP4744898A JP4744898A JPH11245218A JP H11245218 A JPH11245218 A JP H11245218A JP 4744898 A JP4744898 A JP 4744898A JP 4744898 A JP4744898 A JP 4744898A JP H11245218 A JPH11245218 A JP H11245218A
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和弘 岩川
Mitsuyoshi Nagae
満吉 永江
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】成形体の成形が容易で、成形体の寸法精度が高
く、かつ低コストで成形を製造できる浸漬ノズルの成形
方法およびその成形型を提供する。 【解決手段】静水加圧成形による浸漬ノズルの成形方法
およびその成形型において、中子を割型構造にし、成形
型を加圧して原料を成形した後、中子を分割して抜き取
る浸清ノズルを成形すること、および浸清ノズルの清水
圧加圧成形に用いられる成形型、外型とこの外型内に設
置される中子とで構成され、かつこの中子が割型である
浸清ノズル成形用の成形型にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄スラブ連続鋳造用
等の浸漬ノズルの成形方法およびその成形型に係わり、
特に静水圧成形に用いられる成形型の中子を割型にした
浸漬ノズルの成形方法およびその成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄スラブ連続鋳造を適用した薄板
熟間圧延製造プロセスが実用化され、世界的規模で拡大
しつつある。この製造プロセスに使用される浸漬ノズル
はモールドの厚みの関係で、浸漬ノズル下部を偏平形状
にしており、溶鋼流路もこれに合せて溶鋼の流量を低下
させないために、下部を偏平形状にしている。
【0003】一般にこのような浸漬ノズルのもとになる
浸漬ノズルの成形体30は、図9に示すように、耐火物
原料30aを静水圧による加圧成形により成形する。こ
の成形体30は、ゴム型31内に溶鋼流路32を形成す
る中子33を配置し、耐火物原料30aをこのゴム型3
1内に充填した後、静水圧プレスによりゴム型31を圧
縮し、中子33を抜き去ることで成形している。
【0004】しかし、浸漬ノズルの成形体30に設けら
れた溶鋼流路32が成形体30の先端にいく程開口面積
が大きくなるような拡開テーパ部34を有する場合に
は、通常、中子33に有機高分子の低融点材料を溶解塗
布し、あるいは有機高分子の低融点材料のブロック35
を付け、加圧成形後に中子33のみを抜き取り、この成
形体30を加熱し、有機高分子の低融点材料のブロック
35を加熱融解あるいは焼却して低融点材料のブロック
35を徐去(脱脂)することにより拡開テーパ34部を
有する浸漬ノズル30の成形体30を得ていた。
【0005】このように中子33に有機高分子の低融点
化合物を融解塗布する方法、あるいは有機高分子の低融
点材料のブロック35を付ける方法により溶鋼流路31
が溶鋼の流出方向に拡大した形状を有する浸漬ノズル3
0を成形する場合は、有機高分子の低融点化合物自体に
コストがかかる。
【0006】また加圧時あるいは低融点化合物に除去
時、成形体30に変形が生じるため、成形体30の寸法
精度が悪く、このために、溶鋼流路32の形状にも制約
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで溶鋼流路が溶鋼
の流出方向にいく程開口面積が大きくなるような拡大し
た形状を有する浸漬ノズルの成形体の成形が容易で、成
形体の寸法精度が高く、かつ低コストで成形を製造でき
る浸漬ノズルの成形方法およびその成形型が要望されて
いる。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、成形体の成形が容易で、成形体の寸法精度が高
く、かつ低コストで成形できる浸漬ノズルの成形方法お
よびその成形型を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、外型と中子を組合せ
た成形型に耐火物原料を充填し、静水圧加圧成形により
成形する浸漬ノズルの成形方法において、前記中子を割
型構造にし、成形型を加圧して原料を成形した後、中子
を分割して抜き取ることを特徴とする浸漬ノズルの成形
方法であることを要旨としている。
【0010】本願請求項2の発明は、前記中子は一定の
断面形状を有する主割型と、浸漬ノズルの溶融金属流通
用の流路の断面積が末広になるような拡開テーパ部を有
する副割型とで構成されていることを特徴とする請求項
1に記載の浸漬ノズルの成形方法であることを要旨とし
ている。
【0011】本願請求項3の発明は、溶融金属流通用の
流路の断面形状が末広になるような拡開テーパ部を有
し、浸漬ノズルの静水圧加圧成形に用いられる成形型
が、外型と、この外型内に設置される中子とで構成さ
れ、かつこの中子が割型であることを特徴とする浸漬ノ
ズル成形用の成形型であることを要旨としている。
【0012】本願請求項4の発明は、前記中子の主体を
なす主割型に脱型を容易にするテーパ部を形成したこと
を特徴とする請求項3に記載の浸漬ノズル成形用の成形
型であることを要旨としている。
【0013】本願請求項5の発明は、前記中子は主体を
なす主割型と、流路の断面形状が末広になるような拡開
テーパ部を有する副割型とで構成され、かつこれら割型
にそれぞれ係合部を設け、これらの係合部を係合するこ
とにより一体に組み立てられたことを特徴とする請求項
3または4に記載の浸漬ノズル成形用の成形型であるこ
とを要旨としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる浸漬ノズル
の成形方法およびその成形型の実施の形態について添付
図面に基づき説明する。
【0015】図2〜図4に示すように、本発明に係わる
浸漬ノズルの成形体1は、例えば、薄スラブ(スラブ厚
50mm〜120mm)の連続鋳造用で、耐火物製のノズル
本体2と、このノズル本体2に設けられ、溶融金属用の
流路例えば溶鋼用の溶鋼流路3と、この溶鋼流路3に連
通しノズル本体2の側面に穿設された溶鋼流出口4を有
する。
【0016】ノズル本体2は、図2に示すように平面方
向から見て、扁平直方体状の鞘状で断面形状はほほ直方
体形状で、例えば直方体の幅が160mm、厚さ160mm、
長さが900mmであり、このノズル本体2に設けられた
溶鋼流路3は、ノズル本体2と同様に断面形状が例えば
直方体形状をなす。また、溶鋼流路3は溶鋼流入口5
と、この溶鋼流入口5に連なる溶鋼導入路6と、この溶
鋼導入路6に連なる溶鋼流路3が末広がりになるような
拡開テーパ部7と、この拡開テーパ部7に連なり断面積
が同一形状の流路主部8から形成されている。この流路
主部8はその先端部が閉塞部9で閉塞され、一方、ノズ
ル本体2の側部には溶鋼流出口4が溶鋼流路3に連通す
るように設けられている。
【0017】また、ノズル本体2は図3のように側面か
ら見て、溶鋼流路3の断面形状が先細形状になるように
溶鋼導入路6に連なる先細テーパ部10が設けられてい
る。
【0018】従って、ノズル本体2に設けられる溶鋼流
路3は図5に示すように溶鋼流入口5と、溶鋼導入路6
と、溶鋼流路3が例えば水平方向が末広がりになるよう
な拡開テーパ部7と、溶鋼流路3が例えば垂直方向が先
細になるような先細テーパ部10と、流路主部8および
溶鋼流出口4とで形成されている。
【0019】次に、浸漬ノズルの成形体1の成形方法に
ついて説明する。
【0020】図1に示すように縮代を含みノズル本体2
の外形形状と同一の内面構造を有する外型、例えばゴム
型11aを用意し、このゴム型11a内に中子12が設
置された成形型11を用意する。
【0021】この中子12は、図6示すような溶鋼流路
3の外形と同一形状を有し、割型構造で形成され、かつ
中子12は主体をなす主割型13と2個の副割型14、
15で構成されている。主体をなす主割型13は、その
平面形状はテーパ部を有さず直方体で、割型13の側面
形状は溶鋼流路3に先細テーパ部10が形成されるよう
にテーパ部10aが設けられている。
【0022】この主割型13の長手方向の中心線に対し
線対称に設けられ、溶鋼流路3に拡開テーパ部7が形成
されるようにそれぞれにテーパ部7aが設けられた2個
の副割型14、15を一体に組み立てる構造になってい
る。
【0023】副割型14および15の組立ては、図7に
示すように、主割型13に設けられた係合部16に副割
型14、15にそれぞれ設けられた係合部17、18を
係合させることにより行われる。係合部16は係合凸部
あるいは凹部であり、係合部17、18は上記係合部に
凹凸係合するようになっている。
【0024】しかる後、耐火物原料19をゴム型11a
内に密に充填し、次にこの原料19が充填されたゴム型
11aを静水圧により加圧し、浸漬ノズルの成形体1を
成形する。この成形体1をゴム型11aから取り出し、
中子12を成形体1から脱型する。この成形体1からの
中子13の脱型は、最初に中央に位置する主割型13を
引上げ、係合部16と係合部17、18の係合状態を解
除したのち、主割型13を成形体1から抜き去り、その
後にこの主割型13の両側に設けられた副割型14、1
5を抜き取る。
【0025】耐火物原料19は、例えばアルミナ、黒鉛
系およびジルコニア、黒鉛系の配合原料を組み合わせた
ものを用いる。
【0026】このような成形工程により、断面形状が末
広がりになるような拡開テーパ部7を有する浸漬ノズル
の成形体1を容易、かつ成形体の寸法精度よくさらに低
コストで成形することができる。なお、成形体1の成形
後、また、中子12には各割型13、14および15に
それぞれ係合部16、17および18を設けたので、中
子12の組立作業を正確、迅速かつ安全に行うことがで
きる。なお、図8に示すように中子20を構成してもよ
い。
【0027】この中子20は主体をなす主割型21の断
面形状が先細になるようにテーパ部22を設けて、割型
21の抜き去りをより容易にするようにしてもよい。
【0028】比較例図9に示すような浸漬ノズルの成形
体を中子とゴム型とを組合せた成形型に、アルミナ、黒
鉛系およびジルコニア、黒鉛系の配合原料を組合せて充
填し、静水圧加圧成形により成形した。
【0029】この成形体からゴム型を脱型した後、中子
を抜き去り、さらに例えば250℃の脱脂炉に所要時
間、5時間放置して有機高分子の低融点化合物を除去し
た。
【0030】しかし、加圧の影響による低融点化合物ブ
ロックの変形のため、目的の形状の成形体は得られなか
った。
【0031】
【発明の効果】本発明に係わる浸漬ノズルの成形方法お
よびその成形型は、割型の中子を用いることにより、中
子に有機高分子の低融点化合物を融解塗布する方法に比
べ、断面形状が末広がりになるような拡開テーパ部を有
する浸漬ノズルを容易、かつ成形体の寸法精度よくさら
に低コストで成形ですることができる。さらに、中子の
組立作業を正確、迅速かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浸漬ノズルの成形方法の一成形
工程を示す断面図。
【図2】本発明に係わる浸漬ノズルの成形方法により成
形された浸漬ノズルの成形体を示す正面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図2の底面図。
【図5】本発明に係わる浸漬ノズルの成形体に形成され
る溶鋼流路の斜視図。
【図6】本発明に係わる浸漬ノズルの成形方法の成形型
に用いられる中子の平面図。
【図7】中子の割型に設けられ係合部の状態を示す斜視
図。
【図8】本発明に係わる浸漬ノズルの成形方法の成形型
に用いられる中子の他の実施形態を示す平面図。
【図9】従来の浸漬ノズルの成形方法の一成形工程を示
す断面図。
【符号の説明】
1 成形体 2 ノズル本体 3 溶鋼流路 4 溶鋼流出口 5 溶鋼流入口 6 溶鋼導入路 7 拡開テーパ部 7a テーパ部 8 流路主部 9 閉塞部 10 先細テーパ部 10a テーパ部 11 成形型 11a ゴム型 12 中子 13 主割型 14 副割型 15 副割型 16 係合部 17 係合部 18 係合部 19 耐火物原料 20 中子 21 割型 22 テーパ部 30 耐火物原料 31 ゴム型 32 溶鋼流路 33 中子 34 テーパ部 35 低融点材料のブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外型と中子を組合せた成形型に耐火物原
    料を充填し、静水圧加圧成形により成形する浸漬ノズル
    の成形方法において、前記中子を割型構造にし、成形型
    を加圧して原料を成形した後、中子を分割して抜き取る
    ことを特徴とする浸漬ノズルの成形方法。
  2. 【請求項2】 前記中子は一定の断面形状を有する主割
    型と、浸漬ノズルの溶融金属流通用の流路の断面積が末
    広になるような拡開テーパ部を有する副割型とで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の浸漬ノズル
    の成形方法。
  3. 【請求項3】 溶融金属流通用の流路の断面形状が末広
    になるような拡開テーパ部を有し、浸漬ノズルの静水圧
    加圧成形に用いられる成形型が、外型と、この外型内に
    設置される中子とで構成され、かつこの中子が割型であ
    ることを特徴とする浸漬ノズル成形用の成形型。
  4. 【請求項4】 前記中子の主体をなす主割型に脱型を容
    易にするテーパ部を形成したことを特徴とする請求項3
    に記載の浸漬ノズル成形用の成形型。
  5. 【請求項5】 前記中子は主体をなす主割型と、流路の
    断面形状が末広になるような拡開テーパ部を有する副割
    型とで構成され、かつこれら割型にそれぞれ係合部を設
    け、これらの係合部を係合することにより一体に組み立
    てられたことを特徴とする請求項3または4に記載の浸
    漬ノズル成形用の成形型。
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