JPH11245356A - 表面処理を施されたシーラント層を有する積層体及び該積層体を用いた蓋材又はラベル、該蓋材及び/又はラベル付きのプラスチツク容器 - Google Patents

表面処理を施されたシーラント層を有する積層体及び該積層体を用いた蓋材又はラベル、該蓋材及び/又はラベル付きのプラスチツク容器

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JPH11245356A
JPH11245356A JP10049401A JP4940198A JPH11245356A JP H11245356 A JPH11245356 A JP H11245356A JP 10049401 A JP10049401 A JP 10049401A JP 4940198 A JP4940198 A JP 4940198A JP H11245356 A JPH11245356 A JP H11245356A
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treatment
laminate
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treated
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JP10049401A
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Nobuo Furusawa
伸夫 古沢
Norimasa Sekine
徳政 関根
Takeo Tomatsuri
丈夫 戸祭
Hideo Fukushima
英夫 福島
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シール性、開封性と食品衛生性に優れた蓋材及
び良好なシール性を持つラベルを提供するとともに、優
れたラベル接着強度、表面装飾性を有するラベル付きプ
ラスッチク容器を提供することを目的とする。 【解決手段】基材に少なくともシーラント層を有する積
層体において、シーラント層が直鎖低密度ポリエチレン
からなり、そのシーラント層が、下記の式(1)を満た
す表面酸化処理が施されたことを特徴とする。 △(O/C)≧0.1 式 (1) (但し、△(O/C)=(O/C)S −(O/C)0
あり、ここで(O/C) 0 と(O/C)S は、各々表面
酸化処理を行わない場合のシーラント表面と表面酸化処
理を行ったシーラント表面についてについてX線光電子
分光法により測定した酸素原子と炭素原子の各原子数の
比を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材にシーラント
層を積層してなる積層体において、表面処理を施された
シーラント層を有する積層体に係わり、そのシートを使
用した容器の蓋材またはラベル及び蓋材及び/又はラベ
ル付きのプラスチック容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工食品容器として、プラスチックの射
出成形容器やシート成形容器等が多用さている。この様
な成形容器は蓋材をヒートシールすることによって密封
されており、種々のヒートシール技法が適用されてい
る。構成としては基材にシーラント層を持つものが一般
的であり、蓋材の基材としては、アルミニウム箔、ポリ
エステル(PET)/アルミニウム箔、紙/アルミニウ
ム箔等が多く使用されている。
【0003】また、延伸ポリエステル(OPET)、延
伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ナイロン(ONy)
等の2軸延伸フィルムも、単体で使用されるか、或いは
ガスバリア性フィルムとラミネートして使用されてい
る。
【0004】シーラント層としては、エチレンー酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)にワックスとロジンや石油系樹
脂などのタッキファイヤーをブレンドしたホッとメルト
が用いられている。
【0005】また、EVAにタッキファイヤーをブレン
ドした樹脂を基材に押し出しコーティングしたものや、
ブレンド樹脂をフィルム化して、基材にドライラミネー
トしたものも使用されている。
【0006】また、容器の材質としては、カップラーメ
ンの容器に代表されるような発泡ポリスチレンや、ゼリ
ーやヨーグルトといった食品用のカップ容器に見られる
ようなポリエステルやポリスチレン、ポリプロピレンな
どが挙げられる。また、紙容器の最内層にポリエチレン
がラミネートされている容器もあり、蓋材のシーラント
層としては、容器の材質に適した材料が選択されてい
る。
【0007】一般的に発泡ポリスチレンやポリエステル
等の容器と良好な接着性を有するポリマーがないため、
蓋材のシーラント層としては、接着性を増大させるため
のタッキファイヤーの添加が不可欠となる。しかし、タ
ッキファイヤーは低分子量成分であるために、食品用の
包材としての使用において衛生上の制限があり、容器と
の接着力と衛生面でのバランスをとることが困難である
という問題点あった。
【0008】近年、ガラス製の容器に替わって軽量で、
成形性の良いプラスチック製の容器が、幅広く使用され
ている。この容器の外面には、内容物及び商品の表示美
粧性を持たせるため印刷層又はラベル貼付を行うのが一
般的である。
【0009】従来のラベル貼付方法としては、容器成形
後、ラベルの被接着面側に接着剤を塗布して容器に貼着
するか、あるいは接着剤があらかじめ被接着面に塗布さ
れているラベルを容器に貼着していたが、容器成形の後
行程でラベルを貼るため、非常に作業効率が悪く時間が
かかるものであった。更に、現在では、容器成形時に接
着剤層を有するラベルを、容器成形と同時貼着させる方
法が行われている。しかし、この接着剤層の接着剤が、
主に、エチレン酢酸ビニル樹脂を主成分とし、一般にヒ
ートシール用の接着剤として使用されているホットラッ
カータイプあるいはホットメルトタイプの接着剤である
ため、容器の材質、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂製の容器であると、この容器成形時、ラベルが同
時貼着されないという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
鑑み、良好なシール性を持ち、かつ良好な開封性と食品
衛生性に優れた蓋材及び貼着されるプラスチック容器の
材質に関係することなく、良好なシール性を持つラベル
を提供するとともに、従来のラベル付きプラスチック容
器よりも、優れたラベル接着強度、表面装飾性を有する
ラベル付きプラスッチク容器を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく考案されたものであり、請求項1に係わる発明
は、基材に少なくともシーラント層を積層してなる積層
体において、シーラント層が直鎖低密度ポリエチレンか
らなり、そのシーラント層が、下記の式(2)を満たす
表面酸化処理が施されたことを特徴とする。 △(O/C)≧0.1 式 (2) (但し、△(O/C)=(O/C)S −(O/C)0
あり、ここで(O/C) 0 は表面酸化処理を行わない場
合のシーラント表面についてX線光電子分光法により測
定した酸素原子と炭素原子の各原子数の比を表し、(O
/C)S は表面酸化処理を行ったシーラント表面につい
てX線光電子分光法により測定した酸素原子と炭素原子
の各原子数の比を表す。)
【0012】請求項2に係わる発明は、請求項1記載の
表面処理を施されたシーラント層を有する積層体におい
て、前記直鎖低密度ポリエチレンが、ブテンー1、ヘキ
センー1、オクテンー1、4ーメチルーペンテンー1か
ら選ばれたコモノマーとエチレンとの共重合体であるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項3に係わる発明は、請求項1又は2
記載の表面処理を施されたシーラント層を有する積層体
において、前記直鎖低密度ポリエチレンが、シングルサ
イト系触媒により合成されることを特徴とする。
【0014】請求項4に係わる発明は、請求項1乃至3
記載の表面処理を施されたシーラント層を有する積層体
において、前記直鎖低密度ポリエチレンの密度が、0.
860g/cm3 以上0.925g/cm3 以下である
ことを特徴とする。
【0015】請求項5に係わる発明は、請求項1乃至4
記載の表面処理を施されたシーラント層を有する積層体
において、前記シーラント層の表面処理が、コロナ放電
処理、オゾン処理、プラズマ処理、電子線照射処理、紫
外線照射処理、火焔処理のうち何れかの処理方法で処理
が施されたことを特徴とする。
【0016】請求項6に係わる発明は、 請求項1乃至
5記載の表面処理を施されたシーラント層を有する積層
体において、そのシーラント層の少なくとも容器等との
被接着面に表面処理が施された容器の蓋材またはラベル
である。
【0017】請求項7に係わる発明は、請求項6記載の
蓋材及び/又はラベル付きのプラスチック容器である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、その実施
の形態を詳細に説明する。まず、本発明で言うX線光電
子分光法とは、ESCA(lectron spectroscopyfor ch
emical analysisの略)、またはXPS(X-ray photoel
ectron spectroscopyの略)とも呼ばれ、物質にX線を
照射して発生する光電子を用いたスペクトロスコピーで
ある。(O/C)は、Ols及びClsのそれぞれのピーク
強度の面積に各ピークの相対感度をかけた値の比から酸
素と炭素の存在比(O/C)を求める。この測定におい
て、X線をフィルムに照射する角度を0から90度の範
囲で変えることができるが、本発明における(O/C)
の値は、照射角度90度で測定したときの値を採用す
る。
【0019】△(O/C)の経時変化について説明す
る。表面処理を行った直後の△(O/C)の値は時間が
経つにつれて低下する傾向にある。これは、酸化物及び
酸化活性種が時間が経つにつれてフィルムの中に埋没し
ていくためと推察される。本発明における△(O/C)
の値は、0.1以上であるが、1.0以上が望ましい。
△(O/C)の値が0.1より小さいと、充分な接着強
度が得られなくなる。
【0020】本発明における直鎖低密度ポリエチレンの
密度は、0.860から0.925g/cm3で、好ま
しくは0.880から0.910g/cm3、の範囲に
あるものより選ばれる。密度が0.860g/cm3よ
り小さいと基材と積層した積層体がブロッキングしてし
まい好ましくなく、密度が0.925g/cm3より大
きいと良好な接着性が得られない。
【0021】また本発明における直鎖低密度ポリエチレ
ンは、190℃、2160g荷重におけるメルトフロー
レートが1〜30g/10minの範囲にあるものより
選ばれる。更にGPCにより測定されるMw/Mnの値
が、通常、1.0以上5.5以下、好ましくは4.5以
下、更に好ましくは3.5以下であることが望ましい。
【0022】本発明における直鎖低密度ポリエチレンと
しては、チーグラー型の触媒に代表されるようなマルチ
サイト系の触媒によって合成された直鎖低密度ポリエチ
レンと、メタロセン触媒に代表されるようなシングルサ
イト系の触媒によって合成された直鎖低密度ポリエチレ
ンを用いることができるが、好ましくはシングルサイト
系触媒により合成される直鎖低密度ポリエチレンを用い
る方が好適である。また、これらの直鎖低密度ポリエチ
レンをブレンドして用いても良い。
【0023】上記シングルサイト系触媒は特に限定され
るものではないが、シクロペンタジエニルジルコノセン
誘導体を例とする、Zr、Ti、Hfなどの遷移金属と
シクロペンタジエニル環やインデニル環などの不飽和環
とからなる、いわゆるメタロセン触媒が挙げられる。
【0024】また、シングルサイト系触媒の他の例とし
て、従来型のチーグラーナッタ系触媒を改良してシング
ルサイト化したものであって、その重合体の重量平均分
子量と数平均分子量との比Mw/Mnが好ましくは1.
0以上3.5以下のものを用いることができる。
【0025】本発明における直鎖低密度ポリエチレンの
コモノマーとしては、ブテンー1、ヘキセンー1、オク
テンー1、4ーメチルーペンテンー1などから選ばれた
ものならばよく、ブテンー1、ヘキセンー1、オクテン
ー1をコモノマーとした直鎖低密度ポリエチレンが安価
なため好適である。
【0026】また、上記直鎖低密度ポリエチレン100
部に対し、100重量部以下、好ましくは50重量部以
下、更に好ましくは20重量部以下の低密度ポリエチレ
ンを必要に応じて添加することができる。
【0027】さらに、上記直鎖低密度ポリエチレンには
必要に応じて、酸化防止剤、滑剤、アンチブロッキング
剤、帯電防止剤、防曇剤などの添加剤を加えることがで
きる。
【0028】シーラント表面への酸化処理方法として
は、オゾン処理のような化学的処理やコロナ放電処理、
プラズマ処理、電子線照射処理、紫外線照射処理、火焔
処理のような物理的処理により行われる。また、化学的
処理法として、クロム酸混液のような強酸を用いてシー
ラント表面を酸化させる方法についても行うことができ
るが、加工性、環境対応性を考慮した場合あまり好まし
くない。
【0029】次に、本発明の表面処理を施されたシーラ
ント層を有する積層体からなる蓋材またはラベルについ
て説明する。
【0030】オゾン処理を用いる場合は、Tダイ法によ
って押し出された直鎖低密度ポリエチレンが溶融状態に
ある時に、その直鎖低密度ポリエチレンの片側又は両側
を、公知のオゾン処理装置を用いて表面処理し、処理面
が容器等との被接着面になるように直接基材上に押し出
しながらラミネートする。或いは、オゾン処理したフィ
ルムを製膜した後、処理面が容器等との被接着面になる
ようにドライラミネートを行ってもよい。
【0031】コロナ放電処理を用いる場合は、Tダイ法
又はインフレーション法によって製膜した直鎖低密度ポ
リエチレンフィルムを、その片側又は両側にコロナ放電
処理を行って表面処理し、その表面処理面が容器等との
被接着面になるように上記基材の片面にドライラミネー
トする。或いは、基材上に直接押し出しながらラミネー
トした後、被接着面にコロナ放電処理を行ってもよい。
【0032】プラズマ処理、電子線照射処理、紫外線照
射処理、火焔処理を用いる場合も同様で、Tダイ法又は
インフレーション法によって製膜した直鎖低密度ポリエ
チレンフィルムを、その片側又は両側に表面処理し、そ
の表面処理面が容器等との被接着面になるように上記基
材の片面にドライラミネートするか、或いは、基材上に
直接押し出しながらラミネートした後、被接着面に表面
処理を行ってもよい。
【0033】プラズマ処理については、アルゴン、ヘリ
ウム、ネオン、キセノン、水素、窒素、酸素、エチレ
ン、空気等の単体または混合気体中で、放電現象、グロ
ー放電を利用して処理を行う。すなわち、発生するイオ
ン、ラジカル、励起種、電子等の活性種によって直鎖低
密度ポリエチレンフィルム表面の処理を行う。
【0034】電子線照射については、直鎖低密度ポリエ
チレンの表面に、電子線加速器により発生させた電子線
を照射させることにより行われる。照射線量としては、
1〜200kGyの範囲で行われ、この範囲より多くな
ると表面が架橋して接着性が低下する恐れがある。
【0035】紫外線照射については空気雰囲気下で紫外
線を照射することにより、原子状酸素を発生させ、フィ
ルム表面を酸化させる工程である。この紫外線照射にお
いては、180から400nmの紫外線をが使われる
が、185nm前後及び255nm前後の紫外線を併用
すると酸化処理効果が上がる。
【0036】火焔処理については、空気または酸素と、
メタン、プロパン、ブタン等の天然ガスを完全燃焼状態
でフィルムに吹き付け表面を処理を行う。火焔処理につ
いては、ブロー、射出成形品などの厚物に使用されるこ
とが一般的であるが、充分冷却したメッキ処理金属ドラ
ム上にフィルムを通過させ、その反対面に火焔を吹き付
けることで、フィルムの表面処理を行うことができる。
【0037】これらの表面処理についてはJISK67
68記載の方法、すなわち、ホルムアミドとエチレング
リコールモノエチルエーテルを指定の割合で混合して作
った混合液を標準液として使用することで、簡易的に処
理状態を確認することができる。すなわち、標準液を試
料面に塗ったときに、液膜が2秒以上試料表面にて途切
れずに塗布されている状態を保持している場合を「濡れ
ている」と判断し、試料面を濡らす、標準液のうちで、
最もホルムアミドの割合の多いものの値をぬれ指数とし
たときに、濡れ指数が32dyn/cm以上ある時は表
面処理がされていると判断できる。
【0038】本発明の表面処理を施されたシーラント層
を有する積層体を蓋材に用いる基材として、アルミニウ
ム箔、ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔、
紙/アルミニウム箔、2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム、2軸延伸ポリエステル、2軸延伸ナイロンフィルム
などを用いることができる。
【0039】本発明における蓋材と接着される容器の材
質としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエチレン等が挙げられ、さらにこれらの発泡
体でも良い。いずれの材料に対しても良好な接着性が得
られる。
【0040】本発明の表面処理を施されたシーラント層
を有する積層体をラベルに用いる基材としては、特に限
定するものではないが、紙、延伸されたポリエステル、
延伸されたポリプロピレン、アルミニウム箔、などが一
般的であり、これらが積層されていても良い。
【0041】また、本発明のラベルの構成についても特
に限定されるものではないが、下記(イ)、(ロ)、
(ハ)の層構成があげられる。 (イ)ニスコート層/絵柄層/紙層/シーラント層構成 (ロ)ニスコート層/絵柄層/合成紙層/シーラント層
構成 (ハ)基材層/絵柄層/接着層構成 前記(イ)において、紙層に用いられる紙は、通常のア
ート紙、コート紙等を用いることができ、前記(ロ)に
おいて、合成紙も同様、通常の合成紙(例えば、ユポ、
ピーチコート等の合成紙)が用いられる。前記(ハ)に
おいて、基材層とは、プラスチック製のフィルムからな
り、更に望ましくは、未延伸のポリプロピレンフィルム
あるいは、延伸されたポリプロピレンフィルムや延伸さ
れたポリエステルフィルムや延伸されたナイロンフィル
ムからなる。
【0042】更に、本発明のラベルの具体的な構成とし
て、下記(ニ)、(ホ)、(ヘ)、 (ト)、(チ)の層構成があげられる。 (ニ)基材層/絵柄層/アルミニウム箔層/シーラント
層構成 (ホ)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着フィルム層/
シーラント層構成 (ヘ)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着紙層/シーラ
ント層構成 (ト)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着合成紙層/シ
ーラント層構成 (チ)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着層/シーラン
ト層構成 各構成に用いられる基材層とは、プラスチック製のフィ
ルムからなり、更に望ましくは、未延伸のポリプロピレ
ンフィルムあるいは、延伸されたポリプロピレンフィル
ムや延伸されたポリエステルフィルムや延伸されたナイ
ロンフィルムからなる。さらに、前記(ホ)において、
アルミニウム蒸着フィルム層に用いられる、アルミニウ
ム蒸着されるフィルムは、プラスチック製のフィルムで
あり、例えば、ポリプロピレン製のフィルムやポリエス
テル製のフィルム等が用いられる。前記(ヘ)におい
て、アルミニウム蒸着紙層に用いられるアルミニウム蒸
着される紙は、通常のアート紙、コート紙等を用いるこ
とができ、前記(ト)において、合成紙も同様、通常の
合成紙(例えば、ユポ、ピーチコート等の合成紙)が用
いられる。
【0043】ラベルを貼着させるプラスチック容器の材
料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレートのようなポリエステルや、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、高ニトリル樹脂等を用いることができる。好ましく
は、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレートの使用が望ましい。また、これ
らのプラスチック容器の材料は、単層でも多層構造とし
てもよい。
【0044】<作用>接着性が発現する理由についての
詳細はよく分かっていないが、直鎖低密度ポリエチレン
フィルムの表面を酸化させることで、表面に酸化層が形
成され、酸化された酸化物あるいは活性酸化種の働きに
より容器と強固なシール性が得られると推察される。特
に、シングルサイト系の触媒により重合された直鎖低密
度ポリエチレンを用いた場合は、高温溶融下で表面付近
に多く溶出してくる低分子量成分が少ないために酸化物
や酸化活性種が有効に働くため、より強固なシール強度
が得られると推察される。
【0045】
【実施例】以下に実施例に基づき本発明を具体的に記述
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0046】<実施例1>2軸延伸フィルムであるポリ
エステルフィルム(厚さ25μm;エスペットE510
0;東洋紡積(株)製)上に、低密度ポリエチレン(密
度0.919g/cm3;ミラソン14P;三井化学
(株)製)を厚さ20μmで積層したものを基材とし
た。上記基材の低密度ポリエチレン側に、直鎖低密度ポ
リエチレン(密度;0.910;モアテック1014D
1;出光化学(株)製)を25μmの厚みで280℃
で、押し出し積層して、基材上にシーラント層を形成し
た。そして、シーラント層の表面に50W/m2/mi
nの処理強度のコロナ放電処理により表面処理を行っ
て、本発明の蓋材を製作した。この時の△(O/C)
は、X線光電子分光法により測定し求めた結果7.0で
あった。
【0047】<実施例2>実施例1と同様の基材上に、
実施例1と同様の直鎖低密度ポリエチレン(密度;0.
910;モアテック1014D1;出光化学(株)製)
を25μmの厚みで280℃で吐出させ、基材上にシー
ラント層をラミネート形成し、同時にシーラント層の表
面に40g/Nm3の濃度のオゾンガスを吐出させて表
面を酸化させて、本発明の蓋材を作製した。この時の△
(O/C)は、X線光電子分光法により測定し求めた結
果6.2であった。
【0048】<実施例3>実施例1と同様の基材上にシ
ングルサイト系触媒により重合された直鎖低密度ポリエ
チレン(密度0.902g/cm3;PT1450;ダ
ウ社製)を25μmの厚みで280℃で、押し出し積層
して、基材上にシーラント層を形成した。そして、シー
ラント層の表面にヘリウムガスとエチレンガスとの混合
ガス中でプラズマ表面処理を行い、本発明の蓋材を作製
した。この時の△(O/C)は、X線光電子分光法によ
り測定し求めた結果12.5であった。
【0049】<実施例4>実施例1と同様の基材上に、
実施例3と同様のシングルサイト系により重合された直
鎖低密度ポリエチレン(密度0.902g/cm3;P
T1450;ダウ社製)を25μmの厚みで280℃
で、押し出し積層して、基材上にシーラント層を形成し
た。そして、シーラント層の表面に照射線量20kGy
で表面処理を行い、本発明の蓋材を作製した。この時の
△(O/C)は、X線光電子分光法により測定し求めた
結果14.1であった。
【0050】<実施例5>実施例1と同様の基材上に、
実施例3と同様のシングルサイト系により重合された直
鎖低密度ポリエチレン(密度0.902g/cm3;P
T1450;ダウ社製)を25μmの厚みで280℃
で、押し出し積層して、基材上にシーラント層を形成し
た。そして、シーラント層の表面に185nmと254
nmも紫外線を30秒間照射して、本発明の蓋材を作製
した。この時の△(O/C)は、X線光電子分光法によ
り測定し求めた結果5.1であった。
【0051】<実施例6>実施例1と同様の基材上に、
実施例3と同様のシングルサイト系により重合された直
鎖低密度ポリエチレン(密度0.902g/cm3;P
T1450;ダウ社製)を25μmの厚みで280℃
で、押し出し積層して、基材上にシーラント層を形成し
た。そして、シーラント層の表面を火焔処理し、本発明
の蓋材を作製した。この時の△(O/C)は、X線光電
子分光法により測定し求めた結果15.7であった。
【0052】<比較例1>シーラント層の表面に、実施
例1におけるコロナ放電処理による表面処理を行わない
以外は、実施例1と同様にして蓋材を作製した。
【0053】<比較例2>シーラント層の表面に、実施
例3におけるプラズマ表面処理による表面処理を行わな
い以外は、実施例1と同様にして蓋材を作製した。
【0054】上記実施例1から実施例6、比較例1から
比較例2において作製したそれぞれの蓋材を幅15mm
の短冊状に切り出し、発泡倍率12倍のポリスチレンペ
ーパー(PSP)及び射出成形したポリエステル(PE
T)プレートと150℃でヒートシールし、ヒートシー
ル強度を測定したところ表1の結果を得た。この結果か
ら本発明の蓋材は優れたヒートシール強度を有すること
が明らかとなった。
【0055】
【表1】
【0056】<実施例7>未延伸ポリプロピレンフィル
ム/絵柄層構成の基材上の絵柄層側に、直鎖低密度ポリ
エチレンである出光化学(株)製のモアテック1014
D1(密度0.910)を25μmの厚みで280℃
で、押し出し積層して、基材上にシーラント層を形成し
た。そして、シーラント層の表面に50W/m2/mi
nの処理強度のコロナ放電処理により表面処理を行っ
て、本発明のラベルを製作した。この時の△(O/C)
は、X線光電子分光法により測定し求めた結果7.0で
あった。
【0057】<実施例8>実施例7と同様の基材上に、
実施例7と同様の直鎖低密度ポリエチレンである出光化
学(株)製のモアテック1014D1(密度0.91
0)を25μmの厚みで280℃で吐出させ、基材上に
シーラント層をラミネート形成し、同時にシーラント層
の表面に40g/Nm3の濃度のオゾンガスを吐出させ
て表面を酸化させて、本発明のラベルを作製した。この
時の△(O/C)は、X線光電子分光法により測定し求
めた結果6.2であった。
【0058】<実施例9>実施例7と同様の基材上にシ
ングルサイト系触媒により重合された直鎖低密度ポリエ
チレンである日本ポリケム(株)製のカーネル57L
(密度0.905)を25μmの厚みで290℃で、押
し出し積層して、基材上にシーラント層を形成した。そ
して、シーラント層の表面にヘリウムガスとエチレンガ
スとの混合ガス中でプラズマ表面処理を行い、本発明の
ラベルを作製した。この時の△(O/C)は、X線光電
子分光法により測定し求めた結果10.6であった。
【0059】<実施例10>実施例7と同様の基材上
に、実施例9と同様のシングルサイト系により重合され
た、直鎖低密度ポリエチレンである日本ポリケム(株)
製のカーネル57L(密度0.905)を25μmの厚
みで290℃で、押し出し積層して、基材上にシーラン
ト層を形成した。そして、シーラント層の表面に照射線
量20kGyで表面処理を行い、本発明のラベルを作製
した。この時の△(O/C)は、X線光電子分光法によ
り測定し求めた結果12.1であった。
【0060】<実施例11>実施例7と同様の基材上
に、実施例9と同様のシングルサイト系により重合され
た、直鎖低密度ポリエチレンである日本ポリケム(株)
製のカーネル57L(密度0.905)を25μmの厚
みで290℃で、押し出し積層して、基材上にシーラン
ト層を形成した。そして、シーラント層の表面に185
nmと254nmも紫外線を30秒間照射して、本発明
のラベルを作製した。この時の△(O/C)は、X線光
電子分光法により測定し求めた結果4.7であった。
【0061】<比較例3>シーラント層の表面に、実施
例7におけるコロナ放電処理による表面処理を行わない
以外は、実施例7と同様にしてラベルを作製した。
【0062】<比較例4>シーラント層の表面に、実施
例9におけるプラズマ表面処理による表面処理を行わな
い以外は、実施例7と同様にしてラベルを作製した。
【0063】上記実施例7から実施例11、比較例3及
び比較例4において作成したそれぞれのラベルを1本の
スクリュー押出機を有する押出ブロー成形機を用いて、
ポリエチレンテレフタレート樹脂構成の容器表面に容器
成形時に同時貼着させて、胴部平均肉厚750μm、内
容積800mlのラベル付きボトルを成形した。そし
て、ラベルとポリエステル容器間の接着強度を測定する
ために幅15mmの短冊状に切り出し、テンシロンUT
M500((株)オリエンテック製)で接着強度を測定
したところ表2の結果を得た。この結果から本発明のラ
ベルは優れた接着強度を有することが明らかになった。
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、シーラント層に表面処
理を施すことによって、接着性を増大させるためのタッ
キファイヤーを添加せず、発泡ポリスチレンやポリエス
テル等の容器と良好な接着性を示し、かつ加工が容易
で、容器と良好なシール性を有し、タッキファイヤーの
ような低分子量成分を含まない衛生面において優れた蓋
材を提供することができる。また、シーラント層に表面
処理を施すことによって、 プラスチック容器と優れた
接着強度を示すラベルを提供することができ、更には押
出ブロー成形法、延伸ブロー成形法、射出成形法、ある
いはシートより真空又は圧空法等において、容器成形時
にラベルを同時貼着させて良好な接着性を示し、かつ優
れた表面装飾性を有するラベル付きプラスチック容器を
得ることが可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 福島 英夫 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材に少なくともシーラント層を積層して
    なる積層体において、シーラント層が直鎖低密度ポリエ
    チレンからなり、そのシーラント層が、下記の式(1)
    を満たす表面酸化処理が施されたことを特徴とする表面
    処理を施されたシーラント層を有する積層体。 △(O/C)≧0.1 式 (1) (但し、△(O/C)=(O/C)S −(O/C)0
    あり、ここで(O/C) 0 は表面酸化処理を行わない場
    合のシーラント表面についてX線光電子分光法により測
    定した酸素原子と炭素原子の各原子数の比を表し、(O
    /C)S は表面酸化処理を行ったシーラント表面につい
    てX線光電子分光法により測定した酸素原子と炭素原子
    の各原子数の比を表す。)
  2. 【請求項2】前記直鎖低密度ポリエチレンが、ブテンー
    1、ヘキセンー1、オクテンー1、4ーメチルーペンテ
    ンー1から選ばれたコモノマーとエチレンとの共重合体
    であることを特徴とする請求項1記載の表面処理を施さ
    れたシーラント層を有する積層体。
  3. 【請求項3】前記直鎖低密度ポリエチレンが、シングル
    サイト系触媒により合成されることを特徴とする請求項
    1又は2記載の表面処理を施されたシーラント層を有す
    る積層体。
  4. 【請求項4】前記直鎖低密度ポリエチレンの密度が、
    0.860g/cm3 以上0.925g/cm3 以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至3記載の表面処理を
    施されたシーラント層を有する積層体。
  5. 【請求項5】前記シーラント層の表面処理が、コロナ放
    電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電子線照射処理、
    紫外線照射処理、火焔処理のうち何れかの処理方法で処
    理が施されたことを特徴とする請求項1乃至4記載の表
    面処理を施されたシーラント層を有する積層体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5記載の表面処理を施された
    シーラント層を有する積層体において、そのシーラント
    層の少なくとも容器等との被接着面に表面処理が施され
    たことを特徴とする容器の蓋材またはラベル。
  7. 【請求項7】請求項6記載の蓋材及び/又はラベル付き
    のプラスチック容器。
JP10049401A 1998-03-02 1998-03-02 表面処理を施されたシーラント層を有する積層体及び該積層体を用いた蓋材又はラベル、該蓋材及び/又はラベル付きのプラスチツク容器 Pending JPH11245356A (ja)

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