JPH11245507A - 記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH11245507A JPH11245507A JP10049539A JP4953998A JPH11245507A JP H11245507 A JPH11245507 A JP H11245507A JP 10049539 A JP10049539 A JP 10049539A JP 4953998 A JP4953998 A JP 4953998A JP H11245507 A JPH11245507 A JP H11245507A
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Abstract
成を有し、カール防止性に優れ、かつ裏うつり現象を生
じない記録媒体を提供することにある。本発明の他の目
的は、カール防止性に優れ、かつ多数のシートとして重
ね合せた際や、ロール状とした際に重ね合された部分で
のブロッキングや裏うつり現象が生じない記録媒体を提
供すること。 【解決手段】 基材の表面のインク受容層上に設けた多
孔質熱可塑性樹脂層からなる表層と、基材裏面の裏打ち
層とをともにラテックスを用いて形成し、裏打ち層につ
いては皮膜化した状態で記録媒体として提供する。
Description
画像が得られる記録媒体及びその製造方法に関する。
記録用の液体(記録液)の微小液滴を種々の作動原理に
より飛翔させて、紙などの記録媒体に付着させ、画像、
文字などの記録を行なうものであり、高速低騒音、多色
化が容易、記録パターンの融通性が大きく、現像が不要
などの特長があり、プリンターへの展開を初めとして、
複写機、ワープロ、FAX、プロッター等の情報機器へ
展開され急速に普及している。また、近年高性能のデジ
タルカメラ、デジタルビデオ、スキャナーが安価で提供
されつつあり、パーソナルコンピューターの普及と相ま
って、これらから得られた画像情報をインクジェット記
録方式で出力する機会が増えている。このため銀塩系写
真や製版方式の多色印刷と比較して遜色無い画像をイン
クジェット方式で出力することが求められている。
ルカラー化など記録装置、記録方式の改良が行われてき
たが、記録媒体に対しても高度な特性が要求されるよう
になってきた。
に要求される特性としては、(1)インク吸収速度が速
く、必要以上の滲みが無いこと、(2)印字濃度及び発
色性が高いこと、(3)耐候性に優れていること(4)
得られた画像表面に直接触れても画像が損なわれないこ
となどが挙げられる。
記録媒体が提案されてきた。例えば、特開昭52−90
74号公報には、インク吸収速度を向上させるために比
表面積の大きなシリカ系顔料を主成分とした空隙を有す
る層をインク受容層として設けた記録媒体が開示され、
また特開昭63−22997号公報には、インク受容層
を形成する顔料層の空隙量を調整してなる記録媒体が開
示されている。特開昭55−51583号公報及び特開
昭56−157号公報には、インク受理層によってイン
ク吸収性を上げ、高い印字濃度やインク滲みが無い印字
ドットを得るために、非晶質シリカ粉末を配合すること
が開示されている。
は、発色性、鮮明性はインク中の染料のインク受理層に
おける分布状態に左右されることに着目し、染料成分を
吸着する特定の物質を用いることが開示されている。特
開平3−114873号公報には、紙層上に硫酸バリウ
ムとゼラチンを含む塗層を設けたインクジェット記録媒
体を使用することにより、インク吸収性、耐水性、耐光
性を改善したことが開示されている。
号、同5104730号、特開平2−276670号公
報、同4−37576号公報、同5−32037号公報
には、擬ベーマイト構造のアルミナ水和物を含む層をイ
ンク受理層とする記録媒体が開示されている。これらア
ルミナ水和物を用いた記録媒体は、アルミナ水和物が正
電荷を有しているため、インク染料の定着が良く、発色
性の高い、高光沢性の画像が得られるなど、従来の記録
媒体に比べて長所を有している。
基材上に吸水性顔料を含む層と擬ベーマイトを含む最表
層からなるインクジェット被記録材が開示され、擬ベー
マイトのみを使用した場合のインク吸収性の不足分を下
層の吸水性顔料によって補うことが開示されている。
開平8−2090号公報には、主に画像の耐水性、耐湿
性、耐擦過性を向上させるために、顔料層の表層に熱可
塑性樹脂粒子を含む層を設け、記録後に表層を皮膜化す
る方法が記載されている。
層として熱可塑性樹脂粒子を含む層を設けておき、記録
後にこの表層を加熱により皮膜化する構成の記録媒体に
おいては、この表層の加熱処理時に記録媒体がカールす
ることがある。記録媒体のカールの発生の有無やその程
度は記録媒体を構成する各層の材質によって異なるが、
紙等の繊維状の基材を用いた場合はカールの発生は顕著
となる傾向がある。
り皮膜化する構成を有し、カール防止性に優れた記録媒
体を提供することにある。本発明の他の目的は、多数の
シートとして重ね合せた際やロール状とした際に、重ね
合された部分でのブロッキングや構成成分の転移(裏う
つり現象)が生じない記録媒体を提供することにある。
材の表側の面にインク受容層と表層としての多孔質熱可
塑性樹脂層とこの順に設けた構造を有し、かつ該基材の
裏側の面に裏打ち層を有する記録媒体であって、該多孔
質熱可塑性樹脂層と該裏打ち層はともに熱可塑性樹脂粒
子を用いて形成されたものであり、かつ該多孔質熱可塑
性樹脂層はラテックス粒子間に保持された空隙を有する
ことで多孔質となっており、該裏打ち層は皮膜化されて
いることを特徴とする。
がともに熱可塑性樹脂粒子を含む材料から形成されてお
り、表層を皮膜化するための加熱処理における表層と裏
打ち層との収縮率等に差が生じにくく、記録画像のカー
ルの発生が効果的に防止される。更に、裏打ち層が予め
皮膜化されていることで、多数のシート状の記録媒体を
重ね合わせた状態で保管あるいは搬送する場合に、ある
いはロール状として提供した際に、記録媒体が重なり合
う部分を表面と裏面とが接触するように形成することで
重なり合い部分におけるブロッキングや構成成分の転移
(裏うつり現象)を防止できる。
を用いて形成された裏打ち層が皮膜化されている状態と
は、加熱等によって熱可塑性樹脂粒子同士が強固に結着
し、あるいは、熱可塑性樹脂粒子が溶融して連続したフ
ィルム状に皮膜化された状態をいい、熱可塑性樹脂粒子
が裏打ち層から剥がれない程度に緻密な膜の状態となっ
ているものである。
は、透明でも不透明でも良く、記録媒体に所望の形態維
持特性を付与できるものであれば良い。このような基材
としては、上質紙、中質紙、アート紙、ボンド紙、レジ
ンコート紙、バライタ紙などの紙類、ポリエチレンテレ
フタレート、ジアセテート、トリアセテート、ポリカー
ボネート、ポリエチレン、ポリアクリレートなどのプラ
スチック材料からなるものを挙げることができる。
る基紙の表面を硫酸バリウムを含む層でコートし、表面
のベック平滑度を400秒以上で、かつ白色度を87%
以上に調整してなる基材を使用した場合、銀塩写真に匹
敵するような画像が得られるので、とりわけ好ましい。
平均粒径が0.4〜1.0μmが好ましくは、0.4〜
0.8μmのものがより好ましい。このような硫酸バリ
ウムを使用することで、所望の白色度、光沢度、インク
等の記録用の液体(記録液:以下インク総称する)の溶
媒成分に対する吸収性をより好適なものとすることがで
きる。硫酸バリウムを結着させるためのバインダーとし
ては、ゼラチンが好ましく、硫酸バリウム100重量部
に対して6〜12重量部の割合で用いることができる。
硫酸バリウムを含む層の基紙への塗工量は、インクの溶
媒成分に対する吸収性を更に好ましいものとし、また表
面の平滑性をより良好とするために、20〜40g/m
2の範囲が好ましい。また、硫酸バリウムを含む層の平
滑度の上限は、インクの溶媒成分に対する吸収性をより
好適なものとする上で、600秒が好ましく、500秒
がより好ましい。
は、種々の構成が使用できるが、銀塩写真に匹敵するよ
うな画像を得る上では、インク中の染料等の着色剤成分
が主に定着される層にアルミナ水和物を含む多孔質層を
用いた構成が好ましい。
販のもの、あるいはアルミニウムアルコキシドの加水分
解やアルミン酸ナトリウムの加水分解などを用いた公知
の方法によって製造されたものを用いることができる。
その粒子形状は繊毛状または針状、板状、紡錘状等に限
定されず、また、配向性の有無も問わない。更に、アル
ミナ水和物は、透明性、光沢性、染料定着性の高いもの
で、且つ被膜形成時にクラック等が入らず、塗工性の良
いものであればさらに良い。工業的に市販されているも
のとしては、例えば、触媒化成工業社製の「カタロイド
AS−2」、「カタロイドAS−3」、日産化学社製
「アルミナゾル−520」等が挙げられる。
には、たとえば、アルミニウムアルコキシドの加水分解
・解膠法及び硝酸アルミニウムとアルミン酸ナトリウム
による加水分解・解膠法を用いることができる。
1μm以下と細かいものであり、優れた分散性を有する
ものであるため、記録媒体に非常に良好な平滑性、光沢
性を持たせることができる。
るバインダーとしては、水溶性高分子の中から自由に選
択することができる。例えば、ポリビニルアルコールま
たはその変性体、澱粉またはその変性体、ゼラチンまた
はその変性体、カゼインまたはその変性体、アラビアゴ
ム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの
セルロース誘導体、SBRラテックス、NBRラテック
ス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの
共役ジエン系共重合体ラテックス、官能基変性重合体ラ
テックス、エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系
共重合体ラテックス、ポリビニルピロリドン、無水マレ
イン酸またはその共重合体、アクリル酸エステル共重合
体などが好ましい。これらのバインダーは単独あるいは
複数種混合して用いることができる。
重量比で、好ましくは1:1〜30:1であり、その下
限は5:1が、その上限は25:1がより好ましい。バ
インダーの量をこれらの範囲とすることで、インク受容
層の機械的強度を好ましいものとすることができ、ひび
割れや粉落ちの発生の防止や、好適な細孔容積の維持が
可能となる。
塗工液には、アルミナ水和物及びバインダーに加え、必
要に応じて分散剤、増粘剤、pH調整剤、潤滑剤、流動
性変性剤、界面活性剤、消泡剤、耐水化剤、離型剤、蛍
光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを、本発明の
効果を損なわない範囲内で添加することも可能である。
アルミナ水和物を含む層の塗工量としては、染料定着性
をもたせ且つ必要な平滑性を持たせる為にも乾燥固形分
換算で30g/m2以下が好ましく、20〜30g/m2
の範囲がより好ましい。塗工・乾燥方法は特に限定され
ないが、必要に応じてアルミナ水和物及びバインダーを
含む層を形成した後に焼成処理を施すことも可能であ
る。かかる焼成処理を施すことにより、バインダーの架
橋強度が上がり、インク受容層の機械的強度が向上し、
また、アルミナ水和物層の表面光沢が向上する。
形成するための塗工液に、特開平7−76161号公報
で記載されているような、ホウ酸またはホウ酸塩などの
バインダーの架橋剤を含有させても、インク受容層の機
械的強度が向上するので好ましい。
録媒体に付与されたインクを主に吸収する部分であり、
上述したように基材の表面に硫酸バリウムを含む層など
のインク吸収性の層が予め設けられている場合、この基
材側の層もインク受容層の一部として解釈することもで
きる。
多孔質熱可塑性樹脂層は、記録操作におけるインク付与
時にはインクの透過性を有することでその下に設けられ
たインク受容層へインクを通過せる機能を有し、記録終
了後に加熱により平滑な連続性のあるフィルムに変化さ
せることが可能なものであり、例えば、熱可塑性樹脂粒
子を用いて、各粒子間を、適度な多孔質性を維持できる
ように結合して層形態を保持する構成のものが好適に利
用できる。
性樹脂材料からなるものを用いることができる。熱可塑
性樹脂粒子としては、例えば、塩化ビニル系、塩化ビニ
リデン系、スチレン系、アクリル系、ウレタン系、ポリ
エステル系、エチレン系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、
塩化ビニル−酢酸ビニル系、塩化ビニル−酢酸ビニル−
アクリル酸系、SBR系、NBR系などのラテックスに
含まれる熱可塑性樹脂粒子としてのラテックス粒子を好
適に用いることができ、必要に応じてラテックスの固形
分量を調整して用いることができる。これらの粒子は、
成膜性等を損なわない範囲内で単独あるいは複数種混合
して用いることもできる。
くは0.1〜5.0μmの範囲であり、その下限は0.
2μmが、上限は0.8μmがより好ましい。
には、熱可塑性樹脂粒子を適当な溶媒、例えば水性溶媒
中に分散させ、その固形分を10〜50重量%の範囲と
することが好ましいが、塗工方法に合わせて適宜調整す
ることが可能である。塗工量としては、表面光沢を付与
し、干渉色の発現を抑え、且つ保護膜として充分な機能
を有する程度の厚さを得る上で、乾燥層厚で通常2〜1
0μmになるように調整するのが好ましい。表層の形成
においては、各粒子間の空隙が保持された多孔質の層と
なるように、乾燥条件等を設定する。多孔質の状態で表
層を形成する方法としては、例えば、熱可塑性樹脂粒子
を含む塗工液をインク受容層上に塗工した後、熱可塑性
樹脂粒子のガラス転移温度(Tg)以上であり、かつ最
低造膜温度以下の温度で熱処理して多孔質層を形成する
方法が利用できる。
粘剤、pH調整剤、潤滑剤、流動性変性剤、界面活性
剤、消泡剤、耐水化剤、離型剤、蛍光増白剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤などを、本発明の効果を損なわない範
囲内で添加してもよい。更に、裏打ち層には無機顔料を
添加することもできる。無機顔料を添加することで、裏
打ち層に筆記性等を付与することができる。その添加量
は、1〜30重量%程度が好ましい。無機顔料として
は、例えば、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、クレ
ー、硫酸バリウム、チタンホワイト、非晶質シリカ、コ
ロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、
アルミナ、炭酸マグネシウム及び酸化チタン等が挙げら
れ、これらの1種以上を用いることができる。
同様に熱可塑性樹脂粒子を用いて裏打ち層を形成し、こ
の層については加熱等による皮膜化を行う。裏打ち層形
成用の塗工液も表層における場合と同様に調製でき、そ
の塗工量は、裏打ち層の塗工量が、例えば10g/m2
となるように調整することが好ましい。
加熱溶融して所望とする皮膜を形成する方法等が挙げら
れる。加熱温度としては、基材、インク受容層及びイン
ク等の材料への影響及び非孔質化後の表面性等を考慮す
ると、70℃〜180℃の範囲が好ましい。
剤、pH調整剤、潤滑剤、流動性変性剤、界面活性剤、
消泡剤、耐水化剤、離型剤、蛍光増白剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤などを、本発明の効果を損なわない範囲
内で添加してもよい。
粒子の構成材料は、所望とするカール防止効果が得られ
るようにな組合せとなるように選択するのが好ましく、
製造における効率からは同じ材料を用いるのが都合が良
い。また、表層に用いる熱可塑性樹脂粒子の粒径の分布
としては、平均粒子径の1/5以下の粒子の割合が10
%以下であることが好ましい。一方、裏打ち層に用いる
熱可塑性樹脂粒子にはこのような粒径分布に関する要件
は要求されないので粒径分布を調整する必要はない。
粒径分布を有する熱可塑性樹脂粒子を用い、裏打ち層の
粒径分布調整を行わずに小さい粒径のものが含まれてい
る熱可塑性樹脂粒子を用いた場合に、裏打ち層を皮膜化
しないで表層と同じように多孔質層のままとした構成で
は、多数のシート状の記録媒体を表層と裏打ち層とが接
触するように重ね合せた場合やロール状に巻いた場合、
裏打ち層から小さい粒径の熱可塑性樹脂粒子が脱離し
て、表層に転移し、表層の多孔性を損なうことがある
が、本発明では、記録媒体の重ね合せやロールの形成前
に裏打ち層の皮膜化処理がなされるので、このような構
成成分の転移を生じることはない。
インク受容層を形成した後、裏面に皮膜化された裏打ち
層を設け、最後にインク受容層上に熱可塑性樹脂粒子を
用いた多孔質熱可塑性樹脂層を設ける方法によって得る
ことができる。
るいはA4等の所定の大きさのシート状として提供する
ことができ、記録情報に応じてインク滴を表層を介して
インク受容層に付与することによって画像を形成するこ
とができる。記録終了後に、表層を加熱処理してこれを
非多孔質の連続した透明なフィルム状の層に変化させる
ことで、耐光性、耐水性、耐湿性、耐擦過性が向上した
画像を得ることができる。
は、インクジェット方式が好ましく、その中でも、高速
印字、高精細印字を可能とする点で、インクに熱エネル
ギーを作用させてインク滴を形成する方式であるバブル
ジェット方式を採用するのが好ましい。またインクとし
ては、水系のものが好ましく、色素としては染料もしく
は顔料が使用できる。
する。
アルミニウムアルコキシドを合成し、これを加水分解す
ることによりアルミナコロイダルゾルを得た。このコロ
イダルゾルを脱塩処理した後、酢酸を添加して解膠処理
を行った。このコロイダルゾルを乾燥して得たアルミナ
水和物をX線回折により測定したところ、擬ベーマイト
であった。
ルを濃縮して15重量%の溶液を得た。一方、ポリビニ
ルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製)を
イオン交換水に溶解して10重量%の溶液を得た。これ
らの2種の溶液を、アルミナ水和物とポリビニルアルコ
ールの固形分が重量比で10:1になるように混合し、
攪拌して分散させた後、ポリビニルアルコールの架橋剤
としてホウ酸12重量部を添加して塗工液を得た。
サイズ度220秒、ベック平滑度360秒の木材パルプ
と填剤となからなるロール状の原紙(幅30cm、長さ
50m)を用いた。このロール状の原紙の表面に、ダイ
コーターにより上記の分散液を乾燥塗工量30g/m2
となるように塗工し、乾燥させてインク受容層を形成し
た。
は逆の面(裏面)に裏打ち層として、ラテックス(日信
化学工業社製、製品名:ビニフラン602、MFT(最
低造膜温度):130℃)の20重量%液に、シリカゲ
ル(グレース・デビゾン社製、製品名:サイロイドP−
412)を1重量%添加した塗工液をダイコーターによ
って乾燥塗工量が10g/m2となるように塗布し、更
に、MFTより高い140℃で乾燥し皮膜化した。
分15重量%の塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸系
ラテックス(平均粒子径:0.6μm、0.12μm以
下の粒子の割合が7.5重量%、Tg:65℃、MF
T:127℃)をダイコーターで塗布し、更に、MFT
より低い65℃で乾燥して、約5μmの多孔質ラテック
ス層を形成した。
層、表層の順に3段階の塗工を行い、少なくとも最終塗
工後において、ロール状での巻取りを行って記録媒体の
ロールを得た。ロール内においては表層と裏打ち層が接
触した状態にある。
プルを切り出して、目視で観察したところ、表層の表面
に裏うつり現象(ロール状態で保たれたことによる裏打
ち層からの小粒径の粒子が表層表面に付着するという現
象)は全くなかった。更に、このサンプルをインクジェ
ットプリンタ(商品名:BJC610JW、キヤノン
(株)社製)に搭載して画像を形成した後、140℃で
サンプルを熱処理して、表層を熱融着による非多孔質化
によって透明皮膜化したところ、銀塩写真画質でカール
のない平面性の良好なプリントが得られた。更に、裏打
ち層に画像を記録しても、インクがあふれずに、また、
手でこすってもインクがかすれることがなく良好なイン
ク吸収性が得られ、裏打ち層への記録も可能であった。
(株)製HT−300)を用いる以外は実施例1と同様
にして記録媒体のロールを得た。このロールからのA4
サイズのサンプルも実施例1と同様、表層の裏うつり現
象はなく、裏打ち層に画像を記録しても良好なインク吸
収性が得られた。
基材に塗工した後の塗工層の乾燥温度を65℃とし、塗
工層の皮膜化を行わずに多孔質ラテックス層とした以外
は実施例1と同様にして記録媒体のロールを得た。この
ロールから切り出したA4サイズのサンプルを目視で観
察したところ、裏うつり現象が顕著に表われ、裏打ち層
の小粒径の粒子が表層の付着していた。このように裏打
ち層を皮膜化していないと裏うつり現象が起ってしま
い、良好な平面性を有する状態で記録媒体を使用するこ
とが困難となる。
様にして記録媒体のロールを得た。このロールより得ら
れるA4サイズのサンプルを観察したところ表層の表面
での裏うつり現象は見られなかった。なお、裏打ち層へ
の記録は可能であるが、実施例1と比較して画像の乾燥
定着により長い時間を要した。
の一方の表面に、平均粒径0.7μmの硫酸バリウム1
05重量部、ゼラチン水溶液10重量部、ポリエチレン
グリコール3.5重量部、クロム明礬0.5重量部を配
合した塗工液を、乾燥塗工量で30g/m2で塗布し
た。その後、スーパーカレンダー処理にて表面平滑化を
行って表面平滑度410秒のロール状の基材を得た。
酸バリウムを含む層上へのインク受容層の形成、皮膜化
された裏打ち層の形成及び表層の形成を行い記録媒体の
ロールを得た。このロールから得られるA4サイズのサ
ンプルは実施例1の結果と同様に裏うつり現象はなく、
インク受容層へ記録した画像も良好で、カールのない平
面性の良好なプリントであった。また、裏打ち層に画像
を記録したところ、良好なインク吸収性が得られた。
容層上に設けられた多孔質熱可塑性樹脂層からなる表層
と、基材裏面に設けられた裏打ち層とがともにラテック
スを主体として形成されていることで、表層の加熱によ
る透明フィルム化処理後のカールを効果的に防止するこ
とができるとともに、表層と裏打ち層とを同種の材料か
ら形成するので製造コストの低減も可能となる。更に、
裏打ち層が皮膜化された状態で記録媒体が提供されるの
で、複数のシート状の記録媒体を表層と裏打ち層とが接
触させた状態で重ね合せて、あるいはこれらの層が接触
した状態でロール状として保管、搬送等を行った場合で
も、これらの層のブロッキングや裏打ち層からの構成成
分の表層への転移(裏うつり現象)を効果的に防止でき
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材の表側の面にインク受容層と表層と
しての多孔質熱可塑性樹脂層とこの順に設けた構造を有
し、かつ該基材の裏側の面に裏打ち層を有する記録媒体
であって、 該多孔質熱可塑性樹脂層と該裏打ち層はともに熱可塑性
樹脂粒子を用いて形成されたものであり、 かつ該多孔質熱可塑性樹脂層は熱可塑性樹脂粒子間に保
持された空隙を有することで多孔質となっており、該裏
打ち層は皮膜化されていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項2】 前記裏打ち層が無機顔料を含有する請求
項1に記載の記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1に記載の記録媒体の製造方法で
あって、 a)基材上にインク受容層を設ける工程と、 b)該基材のインク受容層と反対の面に熱可塑性樹脂粒
子を含む塗工液を塗工、乾燥した後、該塗工層を加熱し
て皮膜化する工程と、 c)前記インク受容層上に熱可塑性樹脂粒子を含む塗工
液を塗工、乾燥して、熱可塑性樹脂粒子間に空隙を保持
した多孔質熱可塑性樹脂層を得る工程と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04953998A JP4086356B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04953998A JP4086356B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 記録媒体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245507A true JPH11245507A (ja) | 1999-09-14 |
| JP4086356B2 JP4086356B2 (ja) | 2008-05-14 |
Family
ID=12833998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04953998A Expired - Fee Related JP4086356B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4086356B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001212948A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタおよびこれに用いる記録媒体 |
| JP2003048371A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-18 | Konica Corp | インクジェット記録媒体 |
-
1998
- 1998-03-02 JP JP04953998A patent/JP4086356B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2003048371A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-18 | Konica Corp | インクジェット記録媒体 |
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