JPH11245595A - プラスチック製物品への印刷方法 - Google Patents
プラスチック製物品への印刷方法Info
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- JPH11245595A JPH11245595A JP6768698A JP6768698A JPH11245595A JP H11245595 A JPH11245595 A JP H11245595A JP 6768698 A JP6768698 A JP 6768698A JP 6768698 A JP6768698 A JP 6768698A JP H11245595 A JPH11245595 A JP H11245595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック製物品のパッド印刷による多色
デザイン印刷の輝度感、透明感は低く、印刷品位に劣
る。本発明はこの問題を解決することを課題とする。 【解決手段】 プラスチック製物品の表面にパッド印刷
法によりデザインを印刷し、次いで透明トップコート層
を熱転写印刷法により前記デザインの上に転写印刷す
る。あるいは、プラスチック製物品の表面にパッド印刷
法によりデザインを印刷し、次いで透明樹脂中にアルミ
ニウム粉末を分散したトップコート層を前記デザインの
上に印刷する。この場合にはパッド印刷でも充分であ
る。
デザイン印刷の輝度感、透明感は低く、印刷品位に劣
る。本発明はこの問題を解決することを課題とする。 【解決手段】 プラスチック製物品の表面にパッド印刷
法によりデザインを印刷し、次いで透明トップコート層
を熱転写印刷法により前記デザインの上に転写印刷す
る。あるいは、プラスチック製物品の表面にパッド印刷
法によりデザインを印刷し、次いで透明樹脂中にアルミ
ニウム粉末を分散したトップコート層を前記デザインの
上に印刷する。この場合にはパッド印刷でも充分であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体を収納
したカートリッジ、その収納ケース等のプラスチック物
品において、表面に行う説明文、図形、絵等のデザイン
の印刷に関するものである。
したカートリッジ、その収納ケース等のプラスチック物
品において、表面に行う説明文、図形、絵等のデザイン
の印刷に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カセットテープやこれを収納する保護ケ
ース、光ディスク等の記録媒体、及びその収納ケースに
代表されるプラスチック製物品において、その表面に機
能の説明やデザインを見せるのには一般的に印刷法を用
いている。その印刷法として、数ある印刷法の中から、
表面形状に段差や凹所のある不定形のプラスチック製物
品の表面に行う代表的な印刷方法には凹版印刷として知
られるパッド印刷がある。パッド印刷とは、凹状にデザ
インされた版の凹部に残されたインキ上にシリコンゴム
等のゴム材から製作した円錐形または四角錐形のパッド
を押圧してインキがパッドに転写し、次いで、パッドを
被印刷物に押印してパッドのインキを被印刷物に転写さ
せて印刷する方法である。さらに特開平7−17194
8のようにパッドとして円筒形の弾性のある印刷版を用
いたロータリー式としたものもあるが、プラスチック製
の成形品のような固い被印刷物に印刷した場合、長期の
使用により印刷面が傷ついたり、剥れてしまうという不
具合が発生する。そこで、これに対しては特開平2−2
07428号に代表されるように、被印刷物のデザイン
の上面に紫外線硬化型樹脂をパッド印刷により印刷する
ことにより、被印刷物の表面を保護することが提案され
ている。
ース、光ディスク等の記録媒体、及びその収納ケースに
代表されるプラスチック製物品において、その表面に機
能の説明やデザインを見せるのには一般的に印刷法を用
いている。その印刷法として、数ある印刷法の中から、
表面形状に段差や凹所のある不定形のプラスチック製物
品の表面に行う代表的な印刷方法には凹版印刷として知
られるパッド印刷がある。パッド印刷とは、凹状にデザ
インされた版の凹部に残されたインキ上にシリコンゴム
等のゴム材から製作した円錐形または四角錐形のパッド
を押圧してインキがパッドに転写し、次いで、パッドを
被印刷物に押印してパッドのインキを被印刷物に転写さ
せて印刷する方法である。さらに特開平7−17194
8のようにパッドとして円筒形の弾性のある印刷版を用
いたロータリー式としたものもあるが、プラスチック製
の成形品のような固い被印刷物に印刷した場合、長期の
使用により印刷面が傷ついたり、剥れてしまうという不
具合が発生する。そこで、これに対しては特開平2−2
07428号に代表されるように、被印刷物のデザイン
の上面に紫外線硬化型樹脂をパッド印刷により印刷する
ことにより、被印刷物の表面を保護することが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カセットテープやそれ
を収納する保護ケース、光ディスク等の記録媒体やそれ
を収納するケース等のプラスチック製物品は、デザイン
の美的外観が商品の品位を左右するにもかかわらず、パ
ッド印刷法によりデザインを印刷した場合、デザイン印
刷面の表面輝度と透明度は低く高級感を満足できないも
のであった。従来例においてのトップコートの目的は、
トップコート下面のデザイン印刷面の保護を目的として
いることから、トップコートインキによっては表面輝度
感や透明度等の外観の向上は余り期待できなかった。上
記のように従来例のようにトップコートをパッド印刷で
形成すると、仕上がり面の輝度感や透明感が不十分とな
る問題がある。そこで本発明の目的は、プラスチック製
品の成形品の印刷において、デザイン等の印刷面の保護
を行うだけでなく、プラスチック製物品に施した色印刷
の表面輝度感をと透明感を良好にすることにより商品品
位のイメージアップを行うことにある。
を収納する保護ケース、光ディスク等の記録媒体やそれ
を収納するケース等のプラスチック製物品は、デザイン
の美的外観が商品の品位を左右するにもかかわらず、パ
ッド印刷法によりデザインを印刷した場合、デザイン印
刷面の表面輝度と透明度は低く高級感を満足できないも
のであった。従来例においてのトップコートの目的は、
トップコート下面のデザイン印刷面の保護を目的として
いることから、トップコートインキによっては表面輝度
感や透明度等の外観の向上は余り期待できなかった。上
記のように従来例のようにトップコートをパッド印刷で
形成すると、仕上がり面の輝度感や透明感が不十分とな
る問題がある。そこで本発明の目的は、プラスチック製
品の成形品の印刷において、デザイン等の印刷面の保護
を行うだけでなく、プラスチック製物品に施した色印刷
の表面輝度感をと透明感を良好にすることにより商品品
位のイメージアップを行うことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
製物品の表面にパッド印刷法によりデザイン(以下、説
明文、種別記号、多色意匠等の総称として「デザイン」
と称する)を印刷し、次いで柔軟なプラスチック基材に
仮着した透明トップコート層を熱転写印刷法により前記
デザインの上に転写印刷することにより、優れたプラス
チック製物品への印刷方法を提供する。本発明はまた、
プラスチック製物品の表面にパッド印刷法によりデザイ
ンを印刷し、次いで透明樹脂中にその透明性を実質的に
害しない量のアルミニウム粉末を分散したトップコート
層を前記デザインの上に印刷することにより、優れたプ
ラスチック製品への印刷方法を提供した。この実施の形
態では透明トップコート層の印刷は熱転写印刷法のみな
らずパッド印刷法によっても優れた光沢及び透明感を得
ることができる。
製物品の表面にパッド印刷法によりデザイン(以下、説
明文、種別記号、多色意匠等の総称として「デザイン」
と称する)を印刷し、次いで柔軟なプラスチック基材に
仮着した透明トップコート層を熱転写印刷法により前記
デザインの上に転写印刷することにより、優れたプラス
チック製物品への印刷方法を提供する。本発明はまた、
プラスチック製物品の表面にパッド印刷法によりデザイ
ンを印刷し、次いで透明樹脂中にその透明性を実質的に
害しない量のアルミニウム粉末を分散したトップコート
層を前記デザインの上に印刷することにより、優れたプ
ラスチック製品への印刷方法を提供した。この実施の形
態では透明トップコート層の印刷は熱転写印刷法のみな
らずパッド印刷法によっても優れた光沢及び透明感を得
ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、プラスチック製物品
に通常のパッド印刷法によりデザインを先ず印刷し、次
いで本発明による熱転写法またはパッド印刷法によるト
ップコート層を形成する。ここにトップコート層は下面
のデザインの部分のみを被覆しても良いしその部分を含
む物品の一つの面の全体を被覆してもよい。本発明で使
用するパッド印刷法は公知であり、凹状にデザインされ
た版の凹部に残されたインキ上にシリコンゴム等のゴム
材から製作した弾性のあるパッドを押圧してインキがパ
ッドに転写し、次いで、パッドを被印刷物に押印してパ
ッドのインキを被印刷物に転写させて印刷するものであ
る。パッド印刷法は安価で能率的な方法ではあるが、前
述のようにデザイン(多色印刷層)の輝度と透明感が乏
しく印刷の品位が低い。
に通常のパッド印刷法によりデザインを先ず印刷し、次
いで本発明による熱転写法またはパッド印刷法によるト
ップコート層を形成する。ここにトップコート層は下面
のデザインの部分のみを被覆しても良いしその部分を含
む物品の一つの面の全体を被覆してもよい。本発明で使
用するパッド印刷法は公知であり、凹状にデザインされ
た版の凹部に残されたインキ上にシリコンゴム等のゴム
材から製作した弾性のあるパッドを押圧してインキがパ
ッドに転写し、次いで、パッドを被印刷物に押印してパ
ッドのインキを被印刷物に転写させて印刷するものであ
る。パッド印刷法は安価で能率的な方法ではあるが、前
述のようにデザイン(多色印刷層)の輝度と透明感が乏
しく印刷の品位が低い。
【0006】一般に包装フィルムに代表されるような見
た目品位を向上させる場合、印刷はフィルムの被包装物
品側となる面に行い、印刷層を透明なフィルムを通して
透視することにより、表面輝度と透明度等の印刷品位を
向上させることができる。その際に使用される印刷法は
グラビア印刷であり、厚みムラがほとんどない優れた印
刷法である。しかし、フィルムへの印刷とは違いカセッ
ト等の表面が不定形のプラスチック製物品へ直接印刷す
ることはグラビア印刷では不可能である。そこで、本発
明ではフィルム基材にまずグラビア印刷法により透明な
樹脂インキによりトップコート層を印刷し、次いで熱転
写印刷法によりによりプラスチック物品の表面に熱転写
を行う。
た目品位を向上させる場合、印刷はフィルムの被包装物
品側となる面に行い、印刷層を透明なフィルムを通して
透視することにより、表面輝度と透明度等の印刷品位を
向上させることができる。その際に使用される印刷法は
グラビア印刷であり、厚みムラがほとんどない優れた印
刷法である。しかし、フィルムへの印刷とは違いカセッ
ト等の表面が不定形のプラスチック製物品へ直接印刷す
ることはグラビア印刷では不可能である。そこで、本発
明ではフィルム基材にまずグラビア印刷法により透明な
樹脂インキによりトップコート層を印刷し、次いで熱転
写印刷法によりによりプラスチック物品の表面に熱転写
を行う。
【0007】熱転写印刷用のトップコート層を備えたフ
ィルムの製造には、まずPETフィルムのようなフィル
ム基材に剥離ニスを印刷して剥離層を形成し、その上に
グラビア印刷法により透明な樹脂によるトップコートイ
ンキを印刷して透明トップコート層を形成し、次いで熱
溶融性の接着剤ニスを印刷して熱接着剤層を形成する。
このようにして得た熱転写印刷用フィルムの熱接着剤層
を、パッド印刷法により印刷されたデザインを有するカ
セット等のプラスチック製物品のデザインの上に重ねて
押し付け熱転写温度に加熱すると、熱接着剤層は溶融し
て透明トップコート層をデザインの表面に転写する。冷
却により熱接着剤層は固化してトップコート層は定着す
る。なおトップコート層自体が熱接着性を有しても良
い。熱転写印刷には、プラスチック製物品(通常は成形
品)と加熱されたゴムロールまたはゴム板との間に前記
のグラビア印刷された熱転写印刷用フィルムを挟み、ロ
ールの場合にはロールを成形品の上に転動させ、ゴム板
の場合には押印することによりトップコートを転写させ
る。本発明に従って透明トップコートを印刷することに
より、パッド印刷法により印刷したデザインに高輝度と
高透明度が賦与され、高品位の外観が得られる。このよ
うに、本発明ではパッド印刷法によるデザインの印刷
と、熱転写印刷法による透明トップコートの印刷を併用
することにより、優れた品位の印刷デザイン層を有する
物品を提供できる。
ィルムの製造には、まずPETフィルムのようなフィル
ム基材に剥離ニスを印刷して剥離層を形成し、その上に
グラビア印刷法により透明な樹脂によるトップコートイ
ンキを印刷して透明トップコート層を形成し、次いで熱
溶融性の接着剤ニスを印刷して熱接着剤層を形成する。
このようにして得た熱転写印刷用フィルムの熱接着剤層
を、パッド印刷法により印刷されたデザインを有するカ
セット等のプラスチック製物品のデザインの上に重ねて
押し付け熱転写温度に加熱すると、熱接着剤層は溶融し
て透明トップコート層をデザインの表面に転写する。冷
却により熱接着剤層は固化してトップコート層は定着す
る。なおトップコート層自体が熱接着性を有しても良
い。熱転写印刷には、プラスチック製物品(通常は成形
品)と加熱されたゴムロールまたはゴム板との間に前記
のグラビア印刷された熱転写印刷用フィルムを挟み、ロ
ールの場合にはロールを成形品の上に転動させ、ゴム板
の場合には押印することによりトップコートを転写させ
る。本発明に従って透明トップコートを印刷することに
より、パッド印刷法により印刷したデザインに高輝度と
高透明度が賦与され、高品位の外観が得られる。このよ
うに、本発明ではパッド印刷法によるデザインの印刷
と、熱転写印刷法による透明トップコートの印刷を併用
することにより、優れた品位の印刷デザイン層を有する
物品を提供できる。
【0008】プラスチック物品にパッド印刷法により形
成したデザイン印刷層の品位を改善する本発明の他の形
態によれば、プラスチック物品の輝度または光沢性と透
明性の付与は、透明な樹脂インキにアルミニウム粉末を
分散させたトップコートによっても得ることができる。
この場合、アルミニウム粉末はパッド印刷された下層の
多色印刷デザインを隠蔽するほど多量ではならず、透明
にとどまる程度の少量で含有させるべきである。鱗片状
のアルミニウム粉末を使用する場合には極く少量とし、
粒状のアルミニウム粉末を使用する場合には多目でもよ
いが、トップコート層がほぼ透明にとどまる程度にすべ
きである。粒状のアルミニウム粉末を使用する場合には
透明インキの全量(溶剤分は除く)を基準にして約1%
〜3%が透明性を損なわない範囲であることが分かっ
た。鱗片状の場合にはさらに少量となる。本発明のこの
形態では熱転写法によりトップコート層を形成するのが
ベストであるが、パッド印刷法によっても充分な効果が
得られる。このような透明感と輝度感のあるアルミニウ
ム粉末入りトップコートは、アルミ粉末を透明性を損な
わない程度の適量で、透明性と防傷性に優れた樹脂に混
練りしてトップコートインキを製造し、パッド印刷によ
り形成されたデザイン印刷層の上にパッド印刷で印刷
し、乾燥、UV照射による硬化、溶剤蒸発による自然効
果、または熱硬化により硬化するが、好ましくは印刷法
及び量産性を考慮して印刷後1〜3秒程度で乾燥するイ
ンキを用いることが好ましい。また、先に説明した熱転
写印刷法を使用するとさらによい結果が得られるが、コ
ストの面でやや高価につく。
成したデザイン印刷層の品位を改善する本発明の他の形
態によれば、プラスチック物品の輝度または光沢性と透
明性の付与は、透明な樹脂インキにアルミニウム粉末を
分散させたトップコートによっても得ることができる。
この場合、アルミニウム粉末はパッド印刷された下層の
多色印刷デザインを隠蔽するほど多量ではならず、透明
にとどまる程度の少量で含有させるべきである。鱗片状
のアルミニウム粉末を使用する場合には極く少量とし、
粒状のアルミニウム粉末を使用する場合には多目でもよ
いが、トップコート層がほぼ透明にとどまる程度にすべ
きである。粒状のアルミニウム粉末を使用する場合には
透明インキの全量(溶剤分は除く)を基準にして約1%
〜3%が透明性を損なわない範囲であることが分かっ
た。鱗片状の場合にはさらに少量となる。本発明のこの
形態では熱転写法によりトップコート層を形成するのが
ベストであるが、パッド印刷法によっても充分な効果が
得られる。このような透明感と輝度感のあるアルミニウ
ム粉末入りトップコートは、アルミ粉末を透明性を損な
わない程度の適量で、透明性と防傷性に優れた樹脂に混
練りしてトップコートインキを製造し、パッド印刷によ
り形成されたデザイン印刷層の上にパッド印刷で印刷
し、乾燥、UV照射による硬化、溶剤蒸発による自然効
果、または熱硬化により硬化するが、好ましくは印刷法
及び量産性を考慮して印刷後1〜3秒程度で乾燥するイ
ンキを用いることが好ましい。また、先に説明した熱転
写印刷法を使用するとさらによい結果が得られるが、コ
ストの面でやや高価につく。
【0009】
【作用】上記のように成形品にデザイン、録音時間表示
等を印刷した表面に、透明インキまたはアルミ粉末入り
透明インキのブラビア印刷を用いた熱転写印刷用フィル
ムを使用して熱転写印刷を行うか、またはアルミ粉末入
りインキによるパッド印刷により形成したトップコート
は、防傷性の他に、デザイン印刷に対する輝度(光沢)
及び透明度の両者を満足し、商品品位を向上することが
できる。
等を印刷した表面に、透明インキまたはアルミ粉末入り
透明インキのブラビア印刷を用いた熱転写印刷用フィル
ムを使用して熱転写印刷を行うか、またはアルミ粉末入
りインキによるパッド印刷により形成したトップコート
は、防傷性の他に、デザイン印刷に対する輝度(光沢)
及び透明度の両者を満足し、商品品位を向上することが
できる。
【0010】
【実施例】実施例1 以下本発明の磁気テープカセットの表面に録音時間長表
示などの文字、図形、絵などのデザインをパッド印刷す
る例について説明する。図1は本発明の方法により印刷
されたプラスチック例えばPS製のテープカセットケー
ス1を示し、デザインAは市販されている通常のパッド
印刷用インキを使用してパッド印刷法により一色または
多色印刷される。パッド印刷法は孔5や段部6などが存
在するカセットケース1のようなプラスチック製物品の
印刷に適する。図2はこのように印刷されたデザイン印
刷層2の上に本発明に従って透明樹脂インキで印刷され
た熱転写フィルムから転写された透明トップコート層3
を示す。図3は図2の例に代わる例で、デザイン印刷層
2のみならずデザイン印刷層を含むケース1面の全体に
印刷されたトップコート印刷層4を設けた例を示す。
示などの文字、図形、絵などのデザインをパッド印刷す
る例について説明する。図1は本発明の方法により印刷
されたプラスチック例えばPS製のテープカセットケー
ス1を示し、デザインAは市販されている通常のパッド
印刷用インキを使用してパッド印刷法により一色または
多色印刷される。パッド印刷法は孔5や段部6などが存
在するカセットケース1のようなプラスチック製物品の
印刷に適する。図2はこのように印刷されたデザイン印
刷層2の上に本発明に従って透明樹脂インキで印刷され
た熱転写フィルムから転写された透明トップコート層3
を示す。図3は図2の例に代わる例で、デザイン印刷層
2のみならずデザイン印刷層を含むケース1面の全体に
印刷されたトップコート印刷層4を設けた例を示す。
【0011】パッド印刷法は図4のように、フレーム7
のテーブル8にデザインに対応した像を凹版として刻ん
であるの印刷版10とカセットケース1のような被印刷
物とを取りつける。テーブル8の上方の上フレーム9に
はシリコンゴム製パッド11がパッド支持機構12の支
持されており、支持機構12は、図示しない伝導機構に
より印刷版10と被印刷物1との間を矢印Aの方向に往
復運動し得るようになっており、印刷版10と被印刷物
1の各位置では図示しない伝導機構により昇降運動をす
るようになっている。印刷版としては図では単一の印刷
版10とパッド11を示したが、多色印刷を実行するに
は同様な印刷版とパッドを使用し、被印刷物をコンベヤ
により間欠的に送りながらパッド印刷を繰り返すことが
できる。図4の装置の動作において、まず印刷版10に
図示しないインキ供給及び塗布装置から印刷インキを供
給し、次にパッド11を下降させて印刷版10に押しつ
けてインキ像の転写を受け、それをカセットケース1の
上に移動し下降させて押印することにより、パッド印刷
を行う。
のテーブル8にデザインに対応した像を凹版として刻ん
であるの印刷版10とカセットケース1のような被印刷
物とを取りつける。テーブル8の上方の上フレーム9に
はシリコンゴム製パッド11がパッド支持機構12の支
持されており、支持機構12は、図示しない伝導機構に
より印刷版10と被印刷物1との間を矢印Aの方向に往
復運動し得るようになっており、印刷版10と被印刷物
1の各位置では図示しない伝導機構により昇降運動をす
るようになっている。印刷版としては図では単一の印刷
版10とパッド11を示したが、多色印刷を実行するに
は同様な印刷版とパッドを使用し、被印刷物をコンベヤ
により間欠的に送りながらパッド印刷を繰り返すことが
できる。図4の装置の動作において、まず印刷版10に
図示しないインキ供給及び塗布装置から印刷インキを供
給し、次にパッド11を下降させて印刷版10に押しつ
けてインキ像の転写を受け、それをカセットケース1の
上に移動し下降させて押印することにより、パッド印刷
を行う。
【0012】次に、パッド印刷を終えたカセットケース
1は熱転写印刷法により図2または3のように透明トッ
プコート層3または4の熱転写を受ける。熱転写印刷法
は例えば図5の装置により実施することができる。図5
において、フレーム13のテーブル14にカセットケー
ス1を取りつける。カセットケース1に近接して多数の
透明トップコート層を支持した転写フィルム16をロー
ル15から巻き出してロール17に巻き取るように移動
させる。フレーム13の上部には矢印Cのように水平に
往復運動できるスライドフレーム20が支持されてい
る。スライドフレーム20にはシリコンゴムのような耐
熱転写ロール18が上下動自在に支持されている。スラ
イドフレーム20にはさらに転写ロール18を取り囲む
ようにして遠赤外ヒーター19が設けられている。
1は熱転写印刷法により図2または3のように透明トッ
プコート層3または4の熱転写を受ける。熱転写印刷法
は例えば図5の装置により実施することができる。図5
において、フレーム13のテーブル14にカセットケー
ス1を取りつける。カセットケース1に近接して多数の
透明トップコート層を支持した転写フィルム16をロー
ル15から巻き出してロール17に巻き取るように移動
させる。フレーム13の上部には矢印Cのように水平に
往復運動できるスライドフレーム20が支持されてい
る。スライドフレーム20にはシリコンゴムのような耐
熱転写ロール18が上下動自在に支持されている。スラ
イドフレーム20にはさらに転写ロール18を取り囲む
ようにして遠赤外ヒーター19が設けられている。
【0013】ここに使用される、透明トップコート層を
有する熱転写フィルム16はPETのような薄い長尺フ
ィルム基材に適当な剥離ニスを印刷して剥離層を形成
し、その上にグラビア印刷法により例えばアクリル系の
樹脂を主成分とした透明なトップコートインキを印刷し
て透明トップコート層を形成し、次いでその上に熱溶融
性接着剤ニスを印刷して熱接着剤層を形成した長尺フィ
ルムをロール状に巻いたものである。
有する熱転写フィルム16はPETのような薄い長尺フ
ィルム基材に適当な剥離ニスを印刷して剥離層を形成
し、その上にグラビア印刷法により例えばアクリル系の
樹脂を主成分とした透明なトップコートインキを印刷し
て透明トップコート層を形成し、次いでその上に熱溶融
性接着剤ニスを印刷して熱接着剤層を形成した長尺フィ
ルムをロール状に巻いたものである。
【0014】図5を参照して熱転写印刷の動作を説明す
るに、カセットケース1を治具によりテーブル14の所
定位置にセットし、カセットケース1のデザイン領域の
みを覆う程度の広さを有する透明トップコート層3を設
けた熱転写フィルム16(図2の例の場合)、またはデ
ザイン領域を含むカセットケース1の面の全体を覆う広
さを有する透明トップコート層4を有する熱転写フィル
ム16(図3の場合)をロールから繰り出し、透明トッ
プコート層3または4がカセットケース1の所定位置に
整列するようにして停止させる。次いで遠赤外ヒータを
19により例えば180℃に暖めた転写ロール18を図
5の点線の位置に降ろして転写フィルム16を押圧し、
スライドフレーム20を右方向へ水平移動させると、転
写ロール18はカセットケース1の面を右方向に転動し
て、熱溶融性接着剤がカセットケース1の面に融着し、
図2または図3のように透明トップコート層3または4
をカセットケース1の所定の位置に転写固定する。転写
が終わると、転写ロール18を上昇し、熱転写フィルム
16を1こま送り、熱転写を受けたカセットケース1と
新しいカセットケース1と取り替え、工程を繰り返す。
パッド印刷により多色印刷されたデザインを、アクリル
系樹脂によるトップコート層の熱転写で被覆したカセッ
トケースの試作品は、トップコートを有しないパッド印
刷によるデザインのみの場合に比して輝度が大きく、ま
た透明感が大きく、品位の高いデザイン面を有した。
るに、カセットケース1を治具によりテーブル14の所
定位置にセットし、カセットケース1のデザイン領域の
みを覆う程度の広さを有する透明トップコート層3を設
けた熱転写フィルム16(図2の例の場合)、またはデ
ザイン領域を含むカセットケース1の面の全体を覆う広
さを有する透明トップコート層4を有する熱転写フィル
ム16(図3の場合)をロールから繰り出し、透明トッ
プコート層3または4がカセットケース1の所定位置に
整列するようにして停止させる。次いで遠赤外ヒータを
19により例えば180℃に暖めた転写ロール18を図
5の点線の位置に降ろして転写フィルム16を押圧し、
スライドフレーム20を右方向へ水平移動させると、転
写ロール18はカセットケース1の面を右方向に転動し
て、熱溶融性接着剤がカセットケース1の面に融着し、
図2または図3のように透明トップコート層3または4
をカセットケース1の所定の位置に転写固定する。転写
が終わると、転写ロール18を上昇し、熱転写フィルム
16を1こま送り、熱転写を受けたカセットケース1と
新しいカセットケース1と取り替え、工程を繰り返す。
パッド印刷により多色印刷されたデザインを、アクリル
系樹脂によるトップコート層の熱転写で被覆したカセッ
トケースの試作品は、トップコートを有しないパッド印
刷によるデザインのみの場合に比して輝度が大きく、ま
た透明感が大きく、品位の高いデザイン面を有した。
【0015】実施例2 この例では、実施例1の最初の工程でパッド印刷により
カセットケース1に所定のデザインを印刷したものに、
さらにパッド印刷を用いてアルミニウム粉末入りの紫外
線硬化型の透明トップコートを形成する。アルミニウム
粉末としては粒径5〜10μmの球状のものを使用し、
重量基準で表1の組成を使用した。表1は好ましい範囲
であるが、実施例としてはそれぞれ中央値を使用した。
トップコートの印刷領域はデザイン領域のみとした。な
お、ポリエステルアクリレートは主として透明度を上
げ、ウレタンアクリレートは接着性を上げ、エポキシア
クリレートは保護強度を上げるがUV効果後に若干黄ば
み透明感が若干劣る。得られたサンプルをA、B(比較
例)、C(実施例)とする。サンプルAは表面の輝度感
はまずまずであるが、透明感に劣る。特に乾燥後にやや
黄ばみが見られ、品位がやや劣った。サンプルBは表面
の輝度感はまずまずであり透明感はやや向上した。サン
プルCはアルミ粉末の反射により表面輝度願が向上し、
透明感も良好であり、品位が優れていた。以上のよう
に、アルミニウム粉末のために光沢が増し、しかも透明
性のために深みが感じられる美しい外観を有した。これ
に対してトップコートを施さないものは光沢が少なくま
た透明感による深みも感じられなかった。
カセットケース1に所定のデザインを印刷したものに、
さらにパッド印刷を用いてアルミニウム粉末入りの紫外
線硬化型の透明トップコートを形成する。アルミニウム
粉末としては粒径5〜10μmの球状のものを使用し、
重量基準で表1の組成を使用した。表1は好ましい範囲
であるが、実施例としてはそれぞれ中央値を使用した。
トップコートの印刷領域はデザイン領域のみとした。な
お、ポリエステルアクリレートは主として透明度を上
げ、ウレタンアクリレートは接着性を上げ、エポキシア
クリレートは保護強度を上げるがUV効果後に若干黄ば
み透明感が若干劣る。得られたサンプルをA、B(比較
例)、C(実施例)とする。サンプルAは表面の輝度感
はまずまずであるが、透明感に劣る。特に乾燥後にやや
黄ばみが見られ、品位がやや劣った。サンプルBは表面
の輝度感はまずまずであり透明感はやや向上した。サン
プルCはアルミ粉末の反射により表面輝度願が向上し、
透明感も良好であり、品位が優れていた。以上のよう
に、アルミニウム粉末のために光沢が増し、しかも透明
性のために深みが感じられる美しい外観を有した。これ
に対してトップコートを施さないものは光沢が少なくま
た透明感による深みも感じられなかった。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によると、デザイン
の印刷をパッド印刷法により形成しても、熱転写印刷法
による透明トップコート層を形成したのでデザインの輝
度感及び透明感が改善された美しい外観を有するプラス
チック製物品が提供できる。また、アルミニウム粉末を
透明トップコートに含有させることによりデザイン面の
光沢が増し、しかも透明性のために深みが感じられる美
しい外観を有するプラスチック製物品が提供できる。
の印刷をパッド印刷法により形成しても、熱転写印刷法
による透明トップコート層を形成したのでデザインの輝
度感及び透明感が改善された美しい外観を有するプラス
チック製物品が提供できる。また、アルミニウム粉末を
透明トップコートに含有させることによりデザイン面の
光沢が増し、しかも透明性のために深みが感じられる美
しい外観を有するプラスチック製物品が提供できる。
【図1】本発明を適用したテープカセットの斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例により透明トップコートを施し
たテープカセットの断面図である。
たテープカセットの断面図である。
【図3】本発明の実施例により透明トップコートを施し
た他のテープカセットの断面図である。
た他のテープカセットの断面図である。
【図4】本発明で使用するパッド印刷装置の該略図であ
る。
る。
【図5】本発明で使用する熱転写装置の該略図である。
1 カセットケース 2 デザイン印刷層 3、4 トップコート層 7 フレーム 8 テーブル 9 上フレーム 10 印刷版 11 パッド 13 フレーム 14 テーブル 15、17 ロール 16 転写フィルム 18 転写ロール 19 遠赤外ヒーター 20 スライドフレーム
Claims (4)
- 【請求項1】 プラスチック製物品の表面にパッド印刷
法によりデザインを印刷し、次いで柔軟なプラスチック
基材に仮着した透明トップコート層を熱転写印刷法によ
り前記デザインの上に転写印刷することを特徴とする、
プラスチック製品への印刷方法。 - 【請求項2】 プラスチック製物品の表面にパッド印刷
法によりデザインを印刷し、次いでアルミニウム粉末を
分散したトップコート層を前記デザインの上に印刷する
ことを特徴とする、プラスチック製品への印刷方法。 - 【請求項3】 前記透明トップコート層の印刷はパッド
印刷法による請求項2の印刷方法。 - 【請求項4】 前記透明トップコート層の印刷は熱転写
印刷法による請求項2の印刷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6768698A JPH11245595A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | プラスチック製物品への印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6768698A JPH11245595A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | プラスチック製物品への印刷方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245595A true JPH11245595A (ja) | 1999-09-14 |
| JPH11245595A5 JPH11245595A5 (ja) | 2005-09-02 |
Family
ID=13352135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6768698A Pending JPH11245595A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | プラスチック製物品への印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11245595A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011156847A (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-18 | Trinity Industrial Co Ltd | ワーク表面装飾方法及びワーク表面装飾システム |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP6768698A patent/JPH11245595A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011156847A (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-18 | Trinity Industrial Co Ltd | ワーク表面装飾方法及びワーク表面装飾システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050302 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050302 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090602 |