JPH11245653A - 熱発生器 - Google Patents

熱発生器

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JPH11245653A
JPH11245653A JP10055286A JP5528698A JPH11245653A JP H11245653 A JPH11245653 A JP H11245653A JP 10055286 A JP10055286 A JP 10055286A JP 5528698 A JP5528698 A JP 5528698A JP H11245653 A JPH11245653 A JP H11245653A
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JP
Japan
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rotor
heat
viscous fluid
liquid
movable body
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Application number
JP10055286A
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English (en)
Inventor
Takahiro Moroi
隆宏 諸井
Hidefumi Mori
英文 森
Yasuhiro Fujiwara
康弘 藤原
Tatsuyuki Hoshino
辰幸 星野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11245653A publication Critical patent/JPH11245653A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘性流体の劣化のより確実な防止と、粘性流体
の漏れのより確実な防止とを両立することができる熱発
生器を提供する。 【解決手段】発熱室3内には、液密的間隙の他に、ロー
タ7のせん断作用を回避してシリコーンオイルSOを貯
留する第1、2貯留領域SR1、SR2が形成されてい
る。第1貯留領域SR1は、液密的間隙との間でシリコ
ーンオイルSOを循環可能であって、液密的間隙による
熱影響を直接的に受ける。第2貯留領域は、第1貯留領
域SR1と実質的に区画され、液密的間隙による熱影響
を直接的に受けない。第1、2貯留領域SR1、SR2
相互に流入するシリコーンオイルSOの流量は可動体9
により調整可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体をせん断
により発熱させ、放熱室内を循環する循環流体に熱交換
して車室等の暖房熱源に利用する熱発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドイツ国公開公報3832966
号に車両用暖房装置に利用される熱発生器が開示されて
いる。この熱発生器では、ハウジング内に発熱室と、こ
の発熱室に隣接して循環流体を循環させる放熱室として
のウォータジャケットとが形成されている。また、ハウ
ジングには軸受装置及び軸封装置を介して駆動軸が回動
可能に支承されており、駆動軸の前端にはエンジンによ
りベルト駆動されるプーリが固定され、駆動軸の後端に
は発熱室内で回動可能にロータが一体的に形成されてい
る。そして、発熱室の壁面とロータの外面との液密的間
隙にはロータの回動により発熱されるシリコーンオイル
等の粘性流体が介在されている。また、発熱室内には、
液密的間隙と回収通路及び供給通路により連通され、ロ
ータのせん断作用を回避して粘性流体を貯留する貯留領
域が形成されている。回収通路はロータの回動により発
熱室内の粘性流体を積極的に貯留領域に回収するように
なされており、供給通路はバイメタルを用いた弁手段に
より開閉可能になされている。
【0003】車両の暖房装置に組み込まれたこの熱発生
器では、駆動軸がエンジンにより駆動されれば、発熱室
内でロータが回動するため、粘性流体が発熱室の壁面と
ロータの外面との液密的間隙でせん断により発熱する。
この発熱はウォータジャケット内の冷却水に熱交換さ
れ、加熱された冷却水が暖房回路で車室等の暖房に供さ
れることとなる。
【0004】また、ロータが回動している間、粘性流体
は液密的間隙からは回収通路により貯留領域に常に回収
される。一方、弁手段が供給通路を開放しておれば、貯
留領域内の粘性流体が液密的間隙に供給される。他方、
弁手段が供給通路を閉塞しておれば、貯留領域内の粘性
流体が液密的間隙に供給されない。このため、この場合
には、粘性流体が液密的間隙から貯留領域に回収される
だけであり、液密的間隙での発熱が抑えられる。したが
って、この熱発生器では、駆動軸の駆動を電磁クラッチ
等により断接しなくても発熱の停止が可能になるととも
に、粘性流体の高温劣化の防止も図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
熱発生器においては、粘性流体の熱的劣化や機械的劣化
のより確実な防止と、粘性流体の漏れのより確実な防止
とを両立することが困難である。すなわち、かかる熱発
生器においては、発熱室内に、液密的間隙の他に、ロー
タのせん断作用を回避して粘性流体を貯留する貯留領域
を形成しており、貯留領域が液密的間隙との間で粘性流
体を循環可能であるため、特定の粘性流体のみがせん断
されることがなく、粘性流体に熱的劣化や機械的劣化を
生じるおそれを回避することはできる。
【0006】しかしながら、この熱発生器において、粘
性流体の劣化防止をより確実に奏するようにするために
は、貯留領域内にある程度大量の粘性流体を貯留しなけ
ればならない。こうすると、発熱室内に大量の粘性流体
が存在する一方、空気等の圧縮可能な気体の量が減少す
ることとなる。そして、貯留領域は、液密的間隙との間
で粘性流体を循環することから、液密的間隙による熱影
響を直接的に受けている。このため、発熱室内では液密
的間隙及び貯留領域で大量の粘性流体が熱膨張を生じる
こととなるため、発熱室内の圧力が上昇しやすく、例え
軸封装置を設けていたとしても、粘性流体の漏れを生じ
るおそれがある。
【0007】本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされ
たものであって、粘性流体の劣化のより確実な防止と、
粘性流体の漏れのより確実な防止とを両立することがで
きる熱発生器を提供することを解決課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱発生器は、内
部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環流体を循環させ
る放熱室を形成するハウジングと、該ハウジングに軸受
装置及び軸封装置を介して回動可能に支承された駆動軸
と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられた
ロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との液密的
間隙に介在され、該ロータの回動によるせん断作用によ
り発熱される粘性流体とを有する熱発生器において、前
記発熱室内には、前記液密的間隙の他に、前記ロータの
せん断作用を回避して前記粘性流体を貯留する貯留領域
が形成され、該貯留領域は、該液密的間隙との間で該粘
性流体を循環可能であって、該液密的間隙による熱影響
を直接的に受ける第1貯留領域と、該第1貯留領域と実
質的に区画され、該液密的間隙による熱影響を直接的に
受けない第2貯留領域とからなり、該第1貯留領域及び
該第2貯留領域相互に流入する粘性流体の流量は調整可
能に設けられていることを特徴とする。
【0009】この熱発生器では、発熱室内に、液密的間
隙の他に、ロータのせん断作用を回避して粘性流体を貯
留する第1及び第2貯留領域を形成しており、第1貯留
領域が液密的間隙との間で粘性流体を循環可能である。
このため、第1貯留領域内にある程度大量の粘性流体を
貯留することとすれば、特定の粘性流体のみがせん断さ
れることがなく、粘性流体に熱的劣化や機械的劣化を生
じるおそれを確実に回避することができる。
【0010】また、この熱発生器では、第1貯留領域内
にある程度大量の粘性流体を貯留するとしても、第2貯
留領域が第1貯留領域と実質的に区画されて設けられて
おり、第1貯留領域及び第2貯留領域相互に流入する粘
性流体の流量が調整可能に設けられているため、第1貯
留領域から第2貯留領域に粘性流体を流出させれば、第
1貯留領域内の粘性流体の量を減少させることができ
る。そして、第1貯留領域は液密的間隙との間で粘性流
体を循環することから液密的間隙による熱影響を直接的
に受けているが、第2貯留領域は液密的間隙による熱影
響を直接的に受けないことから、第1貯留領域から流出
した比較的高温の粘性流体は第2貯留領域でせん断を受
けることなく確実に冷まされることとなる。このため、
発熱室内では、液密的間隙及び第1貯留領域でさほどの
量でない粘性流体が熱膨張を生じるにすぎず、第2貯留
領域では粘性流体が熱収縮を生じることとなる。このた
め、発熱室内の圧力が上昇しにくく、軸封装置からの粘
性流体の漏れを生じにくくなる。
【0011】したがって、本発明の熱発生器では、粘性
流体の劣化のより確実な防止と、粘性流体の漏れのより
確実な防止とを両立することができる。また、この熱発
生器では、液密的間隙と第1貯留領域との間では駆動軸
の回動中常に粘性流体が循環する一方、第1貯留領域と
第2貯留領域との間では、相互に流入する粘性流体の流
量を調整することで、粘性流体の循環しやすさを調整す
ることができる。このため、駆動軸の一定回転数当たり
の最大発熱量を大きくすべく、粘度の大きい粘性流体を
採用しても、液密的間隙、第1貯留領域及び第2貯留領
域間で粘性流体を循環しやすくすることができる。この
ため、粘度の大きい粘性流体であっても、その粘性流体
の劣化のより確実な防止と、その粘性流体の漏れのより
確実な防止とを両立することができる。
【0012】ロータとしては、駆動軸に設けられる基部
と、この基部から軸方向に又は軸方向と傾斜して延在
し、液密的間隙を構成する外周面をもつ筒部とを有する
ものを採用することができる。この場合、ロータの筒部
の外周面は円筒状又はテーパ状の液密的間隙を構成し、
車両等への搭載性を向上させるために全体の体格を小さ
くすることができる。そして、第1貯留領域はロータの
筒部の外周面と連通してロータの筒部内に形成され得
る。この場合、第1貯留領域内の粘性流体は、遠心力に
より筒部端部等を経て円筒状又はテーパ状の液密的間隙
に供給されることとなる。また、液密的間隙内の粘性流
体は、第1貯留領域から供給される粘性流体に押される
とともに自身の熱膨張力により、筒部端部等を経て第1
貯留領域に回収される。また、第2貯留領域はロータの
筒部外に形成され得る。そして、軸方向に移動可能な可
動体を設けることにより、第1貯留領域と第2貯留領域
とで相互に流入する粘性流体の流量を調整可能にするこ
とができる。
【0013】可動体が径方向に延在する内端面を有し、
ロータが内端面と対向する外端面を有し、これら内端面
と外端面とは液密的間隙を構成していることが好まし
い。こうであれば、円筒状又はテーパ状の液密的間隙の
他、内端面と外端面とで円盤状の液密的間隙が構成され
るため、粘性流体がロータの回動によるせん断作用によ
り一層発熱されやすい。また、可動体が軸方向に移動す
ることにより、この円盤状の液密的間隙の間隔に大小を
生じ得るため、発熱量の調整も可能である。
【0014】ロータの基部が外端面を形成し、筒部及び
基部には連通孔が貫設されていることが好ましい。筒部
の連通孔により粘性流体が液密的間隙と第1貯留領域と
で循環しやすくなり、基部の連通孔により粘性流体が第
1貯留領域と第2貯留領域とで循環しやすくなる。可動
体の移動手段としては、粘性流体の温度変化、循環流体
の温度変化又は回転数変化を基礎として採用することが
できる。粘性流体の温度変化や循環流体の温度変化に基
づいて可動体を移動するようにするためには、ソレノイ
ドの他、バイメタルを用いることができる。また、回転
数変化に基づいて可動体を移動するようにするために
は、ソレノイドを用いることができる。可動体を粘性流
体の温度変化に基づいて移動する場合、発熱室内、特に
第1貯留領域内の粘性流体の熱膨張を利用することが好
ましい。こうであれば、粘性流体の熱膨張に基づいた圧
力上昇で可動体を移動させ得ることから、起動後の運転
の継続により粘性流体が発熱により高温化した時点でロ
ータが自動的に移動するため、熱発生器の構造を簡素化
し得る。
【0015】また、可動体をソレノイドによって移動す
るように設けることも好ましい。こうであれば、外部制
御により粘性流体を液密的間隙に圧送することができる
とともに、きめ細やかに粘性流体の発熱を抑制できる。
可動体はロータとの相対回転を増減すべく回動可能に設
けられていることが好ましい。可動体がロータと大きな
相対回転を生じれば、可動体の内端面とロータの外端面
とで大きな発熱量を確保することができる一方、可動体
がロータと小さな相対回転を生じれば、可動体の内端面
とロータの外端面とで小さな発熱量を確保することがで
きるため、熱発生器全体の発熱量を調整することができ
る。
【0016】可動体は付勢手段により常には内端面が外
端面に近接すべく軸方向に付勢されていることが好まし
い。こうであれば、起動時に大きな発熱量を確保しやす
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1の熱発生器としてのビスカス
ヒータVHでは、図1及び図2に示すように、前部ハウ
ジング1にフランジ1aと、このフランジ1aから軸方
向後方に突出し、円筒状の内周面3aをもつ筒部1bと
が形成されている。フランジ1a及び筒部1bにはそれ
ぞれOリングを介してカップ状の後部ハウジング2が締
結され、筒部1bの内面は後部ハウジング2とともに密
閉された発熱室3を形成し、フランジ1aの後面及び筒
部1bの外周面は後部ハウジング2とともに放熱室たる
ウォータジャケットWJを形成している。なお、後部ハ
ウジング2には発熱室3内に粘性流体としてのシリコー
ンオイルSOを封入するための封入孔2aが形成され、
封入孔2aはボルト4等により封止されている。このビ
スカスヒータVHでは比較的粘度の大きいシリコーンオ
イルSOを封入することとしている。また、ウォータジ
ャケットWJは図示しない入水ポート及び出水ポートを
介して外部で循環流体としての冷却水を循環する暖房回
路に接続されている。筒部1bの外周面にはウォータジ
ャケットWJ内に位置すべく径方向に突出して後部ハウ
ジング2の内周面とは当接しない複数条のフィン1cが
設けられている。
【0018】また、前部ハウジング1には筒部1bより
内方において筒部1bと同軸の円筒状の内ボス1dが突
設され、内ボス1dには発熱室3側に軸封装置をもつ軸
受装置5が保持され、軸受装置5により駆動軸6が回動
可能に支承されている。この駆動軸6の後端には発熱室
3内で回動可能なロータ7が圧入されている。このロー
タ7は、駆動軸6に設けられた基部7aと、基部7aか
ら軸方向前方に延在する筒部7bとからなる。基部7a
は後方で外端面7cを形成している。筒部7bは、発熱
室3の内周面3aと対面し、ロータ7の回動によるせん
断作用でシリコーンオイルSOを発熱させる円筒状の液
密的間隙を構成する外周面7dを形成している。また、
筒部7bの内部は、ロータ7のせん断作用を回避してシ
リコーンオイルSOを貯留する第1貯留領域SR1とさ
れている。そして、ロータ7の筒部7b外である発熱室
3の後方は、ロータ7のせん断作用を回避してシリコー
ンオイルSOを貯留する第2貯留領域SR2とされてい
る。基部7aには前後方向に連通孔7eが貫設され、筒
部7bには径方向に連通孔7fが貫設されている。
【0019】他方、後部ハウジング2にも発熱室3側に
軸封装置をもつ軸受装置8が保持されている。そして、
駆動軸6の後方において駆動軸6と同軸の可動体9が軸
受装置8により支承されている。可動体9は、軸受装置
8により支承された軸部9aと、軸部9aの前端の第1
フランジ9bと、軸部9aの後方の第2フランジ9c
と、第2フランジ9cより後方に突出した鉄心部9dと
からなる。第1フランジ9bは後部ハウジング2に植設
されたピン12により回り止めされている。この第1フ
ランジ9bは、第1貯留領域SR1と第2貯留領域SR
2とを実質的に区画している。また、この第1フランジ
9bは、ロータ7の外端面7cと対面し、ロータ7の回
動によるせん断作用でシリコーンオイルSOを発熱させ
る円盤状の液密的間隙を構成する内端面9eを形成して
いる。また、第1フランジ9bと軸受装置8との間には
常には軸方向前方に付勢力を有するコイルばね13が付
勢手段として設けられている。そして、後部ハウジング
2の後端面には可動体9の鉄心部9dを磁引可能なソレ
ノイド10を内装したケース11が固定されており、可
動体9の第2フランジ9cは後部ハウジング2の後端面
とソレノイド10との間で移動可能になされている。ソ
レノイド10は図示しないエアコンECUに接続されて
いる。エアコンECUは暖房回路内の冷却水の温度を検
出するセンサ及びエンジンの回転数を検出するセンサに
接続されている。以上によりビスカスヒータVHが構成
されている。
【0020】そして、前部ハウジング1及び駆動軸6に
は電磁クラッチMCが装着されている。ここで、電磁ク
ラッチMCでは、ビスカスヒータVHの前部ハウジング
1に軸受装置14を介してプーリ15が回転可能に支承
されているとともに、プーリ15内に位置すべく電磁コ
イル16が設けられている。この電磁コイル16も図示
しないエアコンECUに接続されている。そして、ビス
カスヒータVHの駆動軸6にはボルト17及びキー18
によりハブ19が固定され、ハブ19は弾性ゴム20等
を介してアーマチュア21と固定されている。そして、
このビスカスヒータVHは、図示しない車両用エンジン
のクランクシャフトと平行な側方の搭載スペースに固定
される。プーリ15は図示しない車両のエンジンにより
ベルトで回転されるようになっている。
【0021】以上のように構成されたビスカスヒータV
Hでは、駆動軸6が電磁クラッチMCを介してエンジン
により駆動されれば、発熱室3内でロータ7が回動す
る。このため、シリコーンオイルSOが発熱室3の内周
面3aとロータ7の外周面7dとの円筒状の液密的間隙
及び可動体9の内端面9eとロータ7の外端面7cとの
円盤状の液密的間隙でせん断により発熱する。この発熱
はウォータジャケットWJ内の冷却水に熱交換され、加
熱された冷却水が暖房回路で車室の暖房及びエンジンの
暖機に供されることとなる。
【0022】この間、このビスカスヒータVHでは、図
1に示すように、第1貯留領域SR1内のシリコーンオ
イルSOは、遠心力により筒部7bの前端部及び連通孔
7fを経て円筒状の液密的間隙に供給されることとな
る。また、円筒状の液密的間隙内のシリコーンオイルS
Oは、第1貯留領域SR1から供給されるシリコーンオ
イルSOに押されるとともに自身の熱膨張力により、筒
部7bの前端部及び連通孔7eを経て第1貯留領域SR
1に回収される。
【0023】また、この熱発生器では、第1貯留領域S
R1内にある程度大量のシリコーンオイルSOを貯留し
ており、特定のシリコーンオイルSOのみがせん断され
ることがないため、シリコーンオイルSOに熱的劣化や
機械的劣化を生じるおそれを確実に回避している。ま
た、この熱発生器では、第1貯留領域SR1内にある程
度大量のシリコーンオイルSOを貯留していても、次の
作用により、発熱室3内の圧力は上昇しにくく、軸受装
置5、8における軸封装置からのシリコーンオイルSO
の漏れを生じない。
【0024】すなわち、液密的間隙及び第1貯留領域S
R1内でシリコーンオイルSOの温度が低い状態におい
て、ソレノイド10が励磁されていなければ、コイルば
ね13の付勢力により可動体9が軸方向前方に付勢され
たままである。このため、可動体9の内端面9eとロー
タ7の外端面7cとの円盤状の液密的間隙の間隔は縮小
されている。また、ロータ37における基部7aの連通
孔7eは可動体9の第1フランジ9bによって開度が縮
小され、シリコーンオイルSOが第1貯留領域SR1と
第2貯留領域SR2との間で流れにくくなり、これらの
間で循環しにくくなっている。
【0025】このため、この状態では、第1貯留領域S
R1は、発熱室3の内周面3aとロータ7の外周面7d
との円筒状の液密的間隙との間でシリコーンオイルSO
を循環することから、その液密的間隙による熱影響を直
接的に受けている。そして、発熱室3内の圧力は徐々に
上昇しつつある。ただ、未だシリコーンオイルSOの温
度が低いので、軸受装置5における軸封装置からのシリ
コーンオイルSOの漏れは生じない。
【0026】また、この状態において、シリコーンオイ
ルSOの粘度をμ、軸心からの半径をR、ロータ7の筒
部7bの軸長をL、発熱室3の内周面3aとロータ7の
外周面7dとの液密的間隙の間隔をh1、可動体9の内
端面9eとロータ7の外端面7cとの液密的間隙の間隔
をh2、ロータ7の角速度をωとすれば、この場合の理
論発熱量Qは、 Q=(2πμR3L/h1)ω2+(πμR4/2h2)ω2…(1)式 となる。つまり、この状態では大きな発熱量が確保され
る。
【0027】他方、起動後、運転の継続により液密的間
隙及び第1貯留領域SR1内でのシリコーンオイルSO
が発熱により高温化すれば、図2に示すように、ソレノ
イド10が励磁されていなくても、発熱室3の内端面9
eとロータ7の外端面7cとの円盤状の液密的間隙内の
シリコーンオイルSOの熱膨張及び内部空気の熱膨張に
より、コイルばね13の付勢力に抗して可動体9が後退
する。可動体9は最大でA点からB点まで軸方向でLだ
け後退する。このため、発熱室3の内周面3aとロータ
7の外周面7dとの円筒状の液密的間隙の間隔はほとん
ど変わらないものの、可動体9の内端面9eとロータ7
の外端面7cとの円盤状の液密的間隙の間隔が大きくな
る。このため、ロータ37における基部7aの連通孔7
eは可動体9の第1フランジ9bによって開度が拡大さ
れる。そして、発熱室3の内周面3aとロータ7の外周
面7dとの円筒状の液密的間隙及び第1貯留領域SR1
内のシリコーンオイルSOが第2貯留領域SR2に流出
することとなる。
【0028】このため、この状態では、第1貯留領域S
R1内のシリコーンオイルSOの量が減少する。そし
て、第2貯留領域SR2は円筒状及び円盤状の液密的間
隙による熱影響を直接的に受けないことから、第1貯留
領域SR1から流出した比較的高温のシリコーンオイル
は第2貯留領域SR2でせん断を受けることなく確実に
冷まされることとなる。このため、発熱室3内では、円
筒状及び円盤状の液密的間隙及び第1貯留領域SR1で
さほどの量でないシリコーンオイルSOが熱膨張を生じ
るにすぎず、第2貯留領域SR2ではシリコーンオイル
SOが熱収縮を生じることとなる。こうして、発熱室3
内の圧力が上昇しにくく、軸受装置5、8の軸封装置か
らの粘性流体の漏れを生じにくい。
【0029】したがって、このビスカスヒータVHで
は、シリコーンオイルSOの劣化のより確実な防止と、
シリコーンオイルSOの漏れのより確実な防止とを両立
することができる。また、このビスカスヒータVHで
は、こうして駆動軸6の一定回転数当たりの最大発熱量
を大きくすべく、粘度の大きいシリコーンオイルSOを
採用しても、液密的間隙、第1貯留領域SR1及び第2
貯留領域SR2間でシリコーンオイルSOを循環しやす
くすることができるため、粘度の大きいシリコーンオイ
ルSOであっても、そのシリコーンオイルSOの劣化の
より確実な防止と、そのシリコーンオイルSOの漏れの
より確実な防止とを両立することができる。
【0030】また、この状態の理論発熱量Qは、 Q=(2πμR3L/h1)ω2…(2)式 となる。つまり、この状態では小さな発熱量が確保され
るにとどまる。したがって、このビスカスヒータVHで
は、シリコーンオイルSOの劣化のより確実な防止と、
シリコーンオイルSOの漏れのより確実な防止とを両立
することができる。
【0031】また、このビスカスヒータVHでは、可動
体9をソレノイド10によって移動するように設けてい
るため、大きな粘度で移動しにくいシリコーンオイルS
Oであっても、外部制御でソレノイド10のON・OF
Fを繰り返すことによりそのシリコーンオイルSOをロ
ータ37の連通孔7eから液密的間隙に圧送することが
できる。
【0032】さらに、このビスカスヒータVHでは、車
両の始動時にソレノイド10を励磁して可動体9の鉄心
部9dを磁引し、可動体9をA点からB点まで軸方向で
Lだけ後退させれば、可動体9の内端面9eとロータ7
の外端面7cとの液密的間隙の間隔を拡大させて駆動軸
6に作用するトルクを低下させ、車両の滑らかな加速を
実現することもできる。また、エアコンECUにより暖
房回路内の冷却水の温度及びエンジンの回転数に基づい
てきめ細やかにシリコーンオイルSOの発熱を抑制でき
る。
【0033】なお、実施形態1のビスカスヒータVHを
電磁クラッチMCではなく、プーリのみにより駆動する
ことも可能である。 (実施形態2)実施形態2の熱発生器としてのビスカス
ヒータVHでは、図3及び図4に示すように、回り止め
用のピン12を採用せず、可動体9が連れ回りによりロ
ータ7との相対回転を生じるべく回動可能に設けられて
いる。他の構成は実施形態1と同様である。
【0034】このビスカスヒータVHでは、運転を継続
すれば、可動体9はロータ7よりやや遅い角速度で回動
する。ここで、ロータ7の角速度をω1、可動体の角速
度をω2とすれば、この場合の理論発熱量Qは、 Q=(2πμR3L/h1)ω1 2+(πμR4/2h2)(ω1−ω22…(3) 式 となる。
【0035】こうして、このビスカスヒータVHでは、
可動体9がロータ7と大きな相対回転を生じれば、大き
な発熱量を確保することができる一方、可動体9がロー
タ7と小さな相対回転を生じれば、小さな発熱量を確保
することができる。その他の作用、効果は実施携帯1と
同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のビスカスヒータに係り、可動体移
動前の縦断面図である。
【図2】実施形態1のビスカスヒータに係り、可動体移
動後の縦断面図である。
【図3】実施形態2のビスカスヒータに係り、可動体移
動前の縦断面図である。
【図4】実施形態2のビスカスヒータに係り、可動体移
動後の縦断面図である。
【符号の説明】
3…発熱室 WJ…放熱室(ウォータジャケット) 1、2、11…ハウジング(1…前部ハウジング、2…
後部ハウジング、11…ケース) 5、8…軸受装置 6…駆動軸 7…ロータ 7a…基部 SR1、SR2…貯留領域(SR1…第1貯留領域、S
R2…第2貯留領域) 7b…筒部 9…可動体 7e、7f…連通孔 3a…内周面 9e…内端面 7d…外周面 7c…外端面 10…ソレノイド 13…付勢手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 辰幸 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環
    流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、該ハ
    ウジングに軸受装置及び軸封装置を介して回動可能に支
    承された駆動軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可
    能に設けられたロータと、該発熱室の壁面と該ロータの
    外面との液密的間隙に介在され、該ロータの回動による
    せん断作用により発熱される粘性流体とを有する熱発生
    器において、 前記発熱室内には、前記液密的間隙の他に、前記ロータ
    のせん断作用を回避して前記粘性流体を貯留する貯留領
    域が形成され、該貯留領域は、該液密的間隙との間で該
    粘性流体を循環可能であって、該液密的間隙による熱影
    響を直接的に受ける第1貯留領域と、該第1貯留領域と
    実質的に区画され、該液密的間隙による熱影響を直接的
    に受けない第2貯留領域とからなり、該第1貯留領域及
    び該第2貯留領域相互に流入する粘性流体の流量は調整
    可能に設けられていることを特徴とする熱発生器。
  2. 【請求項2】ロータは、駆動軸に設けられる基部と、該
    基部から軸方向に又は軸方向と傾斜して延在し、液密的
    間隙を構成する外周面をもつ筒部とを有し、第1貯留領
    域は該ロータの該筒部の該外周面と連通して該ロータの
    該筒部内に形成され、第2貯留領域は該ロータの該筒部
    外に形成され、該第1貯留領域と該第2貯留領域とは、
    軸方向に移動可能な可動体により、相互に流入する粘性
    流体の流量が調整可能に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の熱発生器。
  3. 【請求項3】可動体は径方向に延在する内端面を有し、
    ロータは該内端面と対向する外端面を有し、該内端面と
    該外端面とは液密的間隙を構成していることを特徴とす
    る請求項2記載の熱発生器。
  4. 【請求項4】ロータの基部が外端面を形成し、筒部及び
    該基部には連通孔が貫設されていることを特徴とする請
    求項3記載の熱発生器。
  5. 【請求項5】可動体は発熱室内の粘性流体の熱膨張に基
    づいて移動するようになされていることを特徴とする請
    求項2、3又は4記載の熱発生器。
  6. 【請求項6】可動体はソレノイドによって移動するよう
    に設けられていることを特徴とする請求項2、3又は4
    記載の熱発生器。
  7. 【請求項7】可動体はロータとの相対回転を増減すべく
    回動可能に設けられていることを特徴とする請求項2、
    3、4、5又は6記載の熱発生器。
  8. 【請求項8】可動体は付勢手段により常には内端面が外
    端面に近接すべく軸方向に付勢されていることを特徴と
    する請求項3、4、5、6又は7記載の熱発生器。
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