JPH1191344A - ウォータポンプ一体型剪断発熱器 - Google Patents

ウォータポンプ一体型剪断発熱器

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JPH1191344A
JPH1191344A JP25993297A JP25993297A JPH1191344A JP H1191344 A JPH1191344 A JP H1191344A JP 25993297 A JP25993297 A JP 25993297A JP 25993297 A JP25993297 A JP 25993297A JP H1191344 A JPH1191344 A JP H1191344A
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JP
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cooling water
impeller
engine
heat
integrated
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JP25993297A
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English (en)
Inventor
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Hajime Ito
肇 伊藤
Kenichi Fujiwara
健一 藤原
Yoshimitsu Inoue
美光 井上
Tsunesato Takahashi
恒吏 高橋
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/18Heater
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P5/00Pumping cooling-air or liquid coolants
    • F01P5/10Pumping liquid coolant; Arrangements of coolant pumps
    • F01P5/12Pump-driving arrangements

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの周辺への搭載性を向上することの
できるウォータポンプ一体型ビスカスヒータ1を提供す
る。 【解決手段】 エンジンの冷却水回路に連通する冷却水
路4を形成するハウジング5と、このハウジング5内に
設けられて高粘性液体を収容する発熱室6と冷却水が流
れる冷却水路4とを仕切るケーシング7と、冷却水路4
内の冷却水に圧力を加えるインペラ8と、エンジンの回
転動力が加わると発熱室6内の高粘性液体に剪断力を作
用させて高粘性液体に熱を発生させるロータ9とによ
り、ウォータポンプ一体型ビスカスヒータ1を構成し
た。これにより、ウォータポンプ2のインペラ8と剪断
発熱器のロータ9とで1本の駆動軸3を共用し、ウォー
タポンプ2と剪断発熱器とでハウジング5内に形成され
た冷却水路4を共用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォータポンプの
インペラおよび剪断発熱器のロータを駆動する駆動軸を
共用するようにして動力伝達装置を簡素化すると共に、
車両等への剪断発熱器の搭載性を向上するようにしたウ
ォータポンプ一体型剪断発熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平2−246823号公
報または特開平3−57877号公報においては、エン
ジンからヒータコアに冷却水を供給するための冷却水回
路の途中に、冷却水回路内の冷却水を加熱して暖房能力
を向上する剪断発熱器を設置した車両用暖房装置が提案
されている。
【0003】ここで、剪断発熱器は、エンジンの回転動
力をベルト、プーリおよび電磁クラッチを介して駆動軸
に伝達し、ハウジング内に設けた仕切り部材を挟んで一
方を発熱室とし、他方を冷却水路とし、発熱室内に駆動
軸と一体的に回転するロータを配置して、ロータの回転
により発熱室内に封入されたシリコンオイル等の粘性液
体に剪断力を作用させて熱を発生させ、その発生熱によ
り冷却水路内の冷却水を加熱するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、剪断発熱器
を搭載する以前から、エンジンの周辺には、交流発電
機、ウォータポンプ、オイルポンプやコンプレッサ等の
エンジン補機が搭載されている。したがって、近年のエ
ンジンルームの小型化に伴う補機類の取付スペースの狭
小化にあっては、上記のような制約の多いエンジンの周
辺に更に剪断発熱器を搭載することは非常に困難であ
る。また、エンジンからヒータコアに冷却水を供給する
冷却水回路に剪断発熱器の冷却水路を連結するための冷
却水配管が必要となるので、冷却水配管の取回しが複雑
化することにより、更に車両への搭載性を悪化させてし
まうという問題も生じる。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、ウォータポンプのイン
ペラの駆動軸と剪断発熱器のロータの駆動軸とを共用す
ることにより、エンジンの周辺への搭載性を向上するこ
とのできるウォータポンプ一体型剪断発熱器を提供する
ことにある。また、ウォータポンプの冷却水路と剪断発
熱器の冷却水路とを共用させることにより、冷却水配管
の取回しを簡素化することのできるウォータポンプ一体
型剪断発熱器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、水路形成部材およびインペラによりウォータポ
ンプが構成され、水路形成部材、仕切り部材およびロー
タにより剪断発熱器が構成される。そして、ウォータポ
ンプのインペラと剪断発熱器のロータとを同一軸心上に
配し、インペラとロータとが動力伝達手段の1本の駆動
軸を共用してエンジンの回転動力をインペラおよびロー
タの両方に伝達することにより、動力伝達手段の部品点
数を削減できる。
【0007】それによって、動力伝達手段の取回しのた
めに大きなスペースが不必要となり、剪断発熱器のため
に専用の取付スペースも不要となるので、エンジンルー
ムの小型化に伴う補機類の取付スペースの狭小化にあっ
ても、エンジンの周辺にウォータポンプだけでなく、剪
断発熱器を簡単に搭載することができる。そして、ウォ
ータポンプの冷却水路と剪断発熱器の冷却水路とを共用
することにより、剪断発熱器の冷却水路とエンジンとを
連結する剪断発熱器専用の冷却水配管を追加する必要が
なくなるので、冷却水配管の取回しを簡素化することが
でき、更に車両への搭載性を向上させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、駆動軸ま
たはロータの冷却水路側端部に設けた第1磁石とインペ
ラの第1磁石と対向する位置に設けた第2磁石とが吸引
し合うので、駆動軸にインペラが直接連結されていなく
ても、駆動軸およびロータが回転すればインペラも回転
する。それによって、仕切り部材と駆動軸との間に軸受
やシール材を設ける必要がなくなるので、ウォータポン
プ一体型剪断発熱器の軸方向寸法を短縮することがで
き、肉厚の薄いウォータポンプ一体型剪断発熱器を提供
することができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、仕切り部
材のインペラの外周よりも外側の冷却水路側端面に、イ
ンペラの回転方向と同一方向に湾曲した突条部を周方向
に複数列設することにより、冷却水路内の冷却水がイン
ペラの遠心方向にスムーズにしかも損失なく流れる。そ
れによって、冷却水側熱伝達率を改善することができる
ので、発熱室内の粘性液体の発生熱が冷却水路内の冷却
水に効率良く伝熱される。したがって、発熱室内の粘性
液体の発生熱を暖房用補助熱源として利用する場合には
補助暖房能力を向上することができる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、発熱室を
貫通するように設けられた駆動軸の中間部分にロータを
固定し、仕切り部材の冷却水路側端面から冷却水路内に
突出するように設けられた駆動軸の一端部にインペラを
固定することにより、1本の駆動軸をインペラおよびロ
ータの両方に共用することができる。それによって、請
求項1に記載の効果を達成することができる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、熱伝導に
優れた材料によりインペラを製造することにより、イン
ペラも伝熱面積とする。それによって、発熱室内の粘性
液体で発生した熱が仕切り部材を介して冷却水路内の冷
却水に伝熱されるだけでなく、粘性液体の熱が駆動軸お
よびインペラを通って冷却水路内の冷却水に伝熱される
ので、冷却水路内の冷却水への伝熱効率が更に改善され
る。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、仕切り部
材の内側筒状部分の外周に螺旋状に伝熱用フィンを形成
することにより、インペラの回転によって筒状水路内を
旋回流として流れる冷却水の流れ方向に沿うように伝熱
フィンが形成されることになる。それによって、筒状水
路内を旋回して流れる冷却水が効率良く伝熱フィンと接
触することができるので冷却水側熱伝達率が向上する。
【0013】請求項7に記載の発明によれば、インペラ
の回転方向と同一方向に湾曲した突条部をインペラの仕
切り部材側端面に複数列設することにより、インペラが
回転するとインペラの仕切り部材側端面と仕切り部材の
冷却水路側端面との間の冷却水が攪拌される。それによ
って、冷却水路内においてインペラの仕切り部材側端面
と仕切り部材の冷却水路側端面との間に浸入する冷却水
がその間で澱むことなく効率良く下流側に送られるの
で、冷却水側熱伝達率を向上することができる。
【0014】請求項8に記載の発明によれば、エンジン
より流出した冷却水を冷却水路を通してエンジンに戻す
第1循環回路と、エンジンより流出した冷却水を冷却水
路、および加熱用熱交換器を通してエンジンに戻す第2
循環回路とを冷却水回路に設けることにより、発熱室内
の粘性液体の発生熱にて加熱された冷却水をエンジンお
よび加熱用熱交換器に送ることができる。それによっ
て、エンジンを暖機することができると共に、補助暖房
能力を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1ないし図4は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1は車両用暖房装置の冷却
水回路を示した図である。
【0016】本実施形態の車両用暖房装置は、車両のエ
ンジンルーム(図示せず)内に搭載された水冷式のディ
ーゼルエンジン(以下エンジンと略す)Eの冷却水回路
11中を流れる冷却水を暖房用主熱源として利用するも
のである。冷却水回路11は、エンジンEのウォータジ
ャケットより流出した冷却水を、サーモスタット12、
ラジエータ13およびウォータポンプ一体型剪断発熱器
(以下ビスカスヒータと略す)1を通してエンジンEに
戻すための循環回路と、エンジンEのウォータジャケッ
トより流出した冷却水を、ヒータコア14を通してエン
ジンEに戻すための循環回路とを備えている。
【0017】ここで、ヒータコア14は、本発明の加熱
用熱交換器に相当するもので、車室内の前方側に配置さ
れたダクト(図示せず)内に配されて、送風機の作用に
よってダクト内を流れる空気とヒータコア14内に流入
する冷却水とを熱交換させて空気を加熱することにより
車室内を暖房する。なお、15は冷却水回路11中の冷
却水温が設定温度以下の時に、エンジン2より流出した
冷却水をラジエータ13から迂回させるバイパス流路で
ある。
【0018】次に、ビスカスヒータ1の構造を図1ない
し図4に基づいて説明する。ここで、図2ないし図4は
ビスカスヒータ1を示した図である。
【0019】本実施形態のビスカスヒータ1は、エンジ
ン補機であるウォータポンプ2に一体的に設けられたも
ので、エンジンEの回転動力が伝達される駆動軸3と、
内部に冷却水路4を形成するハウジング5と、内部に発
熱室6を形成するケーシング7と、冷却水路4内に回転
自在に収容されたインペラ8と、発熱室6内に回転自在
に収容されたロータ9と、発熱室6内の粘性液体の発熱
量を調整する発熱量調整機構10とを備えている。
【0020】駆動軸3は、フロント側端部(図示左側端
部)がハウジング5およびケーシング7の外側に突出し
た状態で軸受21およびシール材22を介してケーシン
グ7の内周側に回転自在に支持されている。なお、駆動
軸3のリヤ側端部は、ケーシング7のリヤ側端面(冷却
水路側端面)から冷却水路4内に突出されてはいない。
そして、駆動軸3のフロント側端部には、プーリ23が
締結具を用いて固定されている。そのプーリ23に掛け
られるベルト(図示せず)は、エンジンEのクランクプ
ーリに掛け渡されている。なお、これらのベルト、プー
リおよび駆動軸3により本発明の動力伝達手段が構成さ
れる。
【0021】ハウジング5は、本発明の水路形成部材に
相当するもので、内部に収容されたケーシング7の両端
面、およびリヤ側に連結されたリヤカバー24との間
に、冷却水回路11内を循環する冷却水が流れる冷却水
路4を形成している。このハウジング5のフロント側に
は、冷却水路4内の冷却水を外部(例えばエンジンEの
ウォータジャケットまたはヒータコア14)に供給する
ための冷却水出口通路25を形成する円管形状の出口配
管26を有している。なお、5a、5bはエンジンE等
の固定部材にビスカスヒータ1をボルトやナット等の締
付け具を用いて取り付けるための取付用ステーである。
【0022】リヤカバー24は、ハウジング5のリヤ側
にボルト等の締結具を用いて液密的に組み付けられ、冷
却水路4内に冷却水を導入するための冷却水入口通路2
7を形成する円環形状の出口配管28がリヤ側面から軸
方向に突出している。なお、出口配管28の内周には、
インペラ8の先端部を回転自在に支持するための略十文
字形状の軸受部29が一体成形されている。
【0023】ケーシング7は、本発明の仕切り部材に相
当するもので、アルミニウム合金等の熱伝導性に優れた
金属材料により所定の形状に形成されている。このケー
シング7は、リヤ側に略円板形状の溝部が形成されたフ
ロント側サイドプレート31と、このフロント側サイド
プレート31の溝部を液密的に塞ぐように接合されたリ
ヤ側サイドプレート32とから構成されている。
【0024】フロント側、リヤ側サイドプレート31、
32の外周面は、ハウジング5の内周面に溶接等の接合
手段を用いて接合されている。なお、フロント側、リヤ
側サイドプレート31、32の外周とハウジング5の内
周との間には、リヤ側の冷却水路4からフロント側の冷
却水路4に冷却水を通水するための複数個の通水穴33
が略部分円環形状となるように周方向に形成されてい
る。
【0025】そして、フロント側、リヤ側サイドプレー
ト31、32間には、剪断力が作用すると発熱する高粘
性液体(例えば高粘性シリコンオイル等の高粘性オイ
ル)が封入された発熱室6が形成されている。そして、
フロント側サイドプレート31のフロント側面(冷却水
路側面)には、高粘性液体の熱を冷却水に効率良く伝達
するための複数の凸状フィン34が一体成形されてい
る。これらの凸状フィン34は、軸心を中心にして径方
向に略等間隔で略円弧形状に形成されている。
【0026】また、リヤ側サイドプレート32のリヤ側
面(冷却水路側面)には、高粘性液体の熱を冷却水に効
率良く伝達するための複数の凸状フィン35が一体成形
されている。これらの凸状フィン35は、本発明の突条
部に相当するもので、図3に示したように、インペラ8
の回転方向、つまりインペラ8から吐出される旋回流
(冷却水)の流れ方向と同一方向に湾曲しており、その
ような形状の凸状フィン35が周方向に列設されてい
る。なお、凸状フィン35の高さは、リヤ側の冷却水路
4の幅またはインペラ8の高さ分だけあれば良い。
【0027】また、リヤ側サイドプレート32の中心部
分には、円板形状の凸状壁が形成されている。この凸状
壁のフロント側には凹状部が形成され、この凹状部内に
は、駆動軸3のリヤ側端部に固定されたリング状の第1
永久磁石(フェライト磁石等)41が回転自在に収容さ
れている。さらに、凸状壁のリヤ側には、インペラ8を
回転自在に支持するための凹状の軸受部42が形成され
ている。
【0028】インペラ8は、軸受部29に回転自在に支
持されるピン部43、軸受部42に回転自在に支持され
るシャフト(本発明の軸支部に相当する)44、および
第1永久磁石41と対向するように設けられた第2永久
磁石45を有している。その第2永久磁石45は、第1
永久磁石41と吸引し合うように着磁方向が決められて
いる。そして、インペラ8は、駆動軸3にエンジンEの
回転動力が伝わると、駆動軸3と一体的に回転する第1
永久磁石41に第2永久磁石45が追従することによ
り、冷却水路4内の冷却水に圧力を加えて冷却水回路1
1中に冷却水の循環流を発生させる。
【0029】ロータ9は、略円環板形状で、発熱室6内
に回転可能に配され、駆動軸3の中間部分の外周に圧入
嵌合により固定されている。このロータ9の外周面また
は両端面には、複数の溝部(図示せず)が形成され、隣
設する溝部間に突起部が形成されている。そして、ロー
タ9は、駆動軸3にエンジンEの回転動力が伝わると、
駆動軸3と一体的に回転して発熱室6内に封入されてい
る高粘性液体に剪断力を作用させる。
【0030】発熱量調整機構10は、発熱室6の図示下
方に高粘性液体を貯留するための貯留室46を設けてい
る。この貯留室46内には、発熱室6内の高粘性液体の
全て(例えば30g)を貯留することが可能である。そ
して、貯留室46内には、螺旋状の特殊ギヤ47の回転
により貯留室46の内容積を変化させるピストン48が
配されている。
【0031】このピストン48は、駆動手段としてのモ
ータ49により正転方向または逆転方向に駆動されるこ
とにより、貯留室46内から発熱室6内に高粘性液体を
戻したり、発熱室6内から貯留室46内に高粘性液体を
吸入したりすることで、発熱室6内の高粘性液体の発熱
量を調整する発熱量調整手段である。なお、モータ49
は、図示しないビスカス制御装置(以下ビスカスECU
と呼ぶ)により通電制御される。
【0032】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
のビスカスヒータ1の作用を図1ないし図4に基づいて
簡単に説明する。
【0033】エンジンEの回転動力がベルトおよびプー
リ23を経て駆動軸3が伝達されると、駆動軸3のリヤ
側端部に設けられた第1永久磁石41も駆動軸3と一体
的に回転する。このため、第1永久磁石41に対向して
配置された第2永久磁石45が第1永久磁石41の回転
に追従して回転することにより、ウォータポンプ2のイ
ンペラ8が回転する。これにより、エンジンEを冷却し
た冷却水は、ウォータジャケットより流出してラジエー
タ13またはバイパス流路15を通って冷却水入口通路
27からリヤ側の冷却水路4内に流入する。
【0034】このとき、冷却水回路11中の冷却水温が
設定温度以下の低温の場合には、モータ49が正転方向
に回転してピストン48を図示左側に移動させることに
より、貯留室46内から発熱室6内に高粘性液体が戻さ
れている。このため、駆動軸3と一体的に回転するビス
カスヒータ1のロータ9の回転によって発熱室6内の高
粘性液体に剪断力が作用することにより、インペラ8よ
り遠心方向に吐出された冷却水の旋回流がリヤ側サイド
プレート32のリヤ側面および凸状フィン35に接触し
て高粘性液体の発生熱を吸熱する。
【0035】そして、リヤ側の冷却水路4内を旋回しな
がら外周側に到達した冷却水は、複数個の通水穴33を
通ってフロント側の冷却水路4内に流入する。そして、
フロント側の冷却水路4内に流入した冷却水は、フロン
ト側サイドプレート31のフロント側面および凸状フィ
ン34に接触して高粘性液体の発生熱を吸熱する。
【0036】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態のビスカスヒータ1は、冷却水路4内を巡回し
て粘性液体の発生熱を回収して充分加熱された冷却水が
冷却水出口通路25からエンジンEに一旦戻されてか
ら、ヒータコア14に供給される。これにより、ダクト
内を流れる空気が高温の冷却水と熱交換することによ
り、仮に発熱量の少ないエンジンEを暖房用主熱源とし
て使用している場合でも、充分な暖房能力で車室内の暖
房を行うことができる。
【0037】また、本実施形態では、ハウジング5およ
びインペラ8によりウォータポンプ2が構成され、ハウ
ジング5、ケーシング7およびロータ9によりビスカス
ヒータ1が構成される。そして、ウォータポンプ2のイ
ンペラ8とビスカスヒータ1のロータ9とを同一軸心上
に配し、インペラ8とロータ9とが1本の駆動軸3を共
用してエンジンEの回転動力をインペラ8およびロータ
9の両方に伝達することにより、動力伝達装置全体の部
品点数を減らすことができる。
【0038】それによって、動力伝達装置、特にベルト
の取回しのために大きなスペースが不必要となり、ビス
カスヒータ1のために専用の取付スペースも不要となる
ので、エンジンルームの小型化に伴う補機類の取付スペ
ースの狭小化にあっても、エンジンEの周辺にウォータ
ポンプ2だけでなく、ビスカスヒータ1を簡単に搭載す
ることができる。そして、ウォータポンプ2の冷却水路
4とビスカスヒータ1の冷却水路4とを共用することに
より、ビスカスヒータ1の冷却水路4とエンジンEとを
連結するビスカスヒータ1専用の冷却水配管を追加する
必要がなくなるので、冷却水配管の取回しを簡素化する
ことができ、更に車両への搭載性を向上させることがで
きる。
【0039】そして、本実施形態では、駆動軸3または
ロータ9の冷却水路側端部に設けた第1永久磁石41と
インペラ8の第1永久磁石41と対向する位置に設けた
第2永久磁石45とが吸引し合うので、駆動軸3にイン
ペラ8が直接連結されていなくても、駆動軸3およびロ
ータ9が回転すればインペラ8も回転する。それによっ
て、ケーシング7と駆動軸3との間に軸受やシール材を
設ける必要がなくなるので、ウォータポンプ一体型ビス
カスヒータ1の軸方向寸法を短縮することができ、肉厚
の薄いウォータポンプ一体型ビスカスヒータ1を提供す
ることができる。
【0040】そして、本実施形態では、リヤ側サイドプ
レート32のインペラ8の外周よりも外側のリヤ側端面
に、インペラ8の回転方向と同一方向に湾曲した凸状フ
ィン35を周方向に複数列設することにより、冷却水路
4内の冷却水がインペラ8の遠心方向にスムーズにしか
も損失なく流れる。それによって、冷却水側熱伝達率を
改善することができるので、発熱室6内の高粘性液体の
発生熱が冷却水路4内の冷却水に効率良く伝熱される。
したがって、発熱室6内の高粘性液体の発生熱を暖房用
補助熱源として利用する場合には補助暖房能力を向上す
ることができる。
【0041】ここで、冷却水回路11中の冷却水温が設
定温度よりも高温の場合には、モータ49が逆転方向に
回転してピストン48を図示右側に移動させることによ
り、発熱室6内から貯留室46内に高粘性液体が吸い込
まれる。このように、ビスカスヒータ1を使用しない場
合には、発熱室6から高粘性液体を取り除くことによ
り、ロータ9が回転しても発熱しないようにすること
で、電磁クラッチ等のクラッチ手段を設けなくてもビス
カスヒータ1の作動(ON)および作動停止(OFF)
をコントロールすることができる。また、発熱室6内の
高粘性液体の量を調整することで、発熱室6内の高粘性
液体の油温の過上昇も抑えることができる。
【0042】〔第2実施形態〕図5および図6は本発明
の第2実施形態を示したもので、ビスカスヒータを示し
た図である。
【0043】本実施形態のビスカスヒータ1は、第1実
施形態と同様にして、エンジンEの回転動力が伝達され
る駆動軸3と、内部に冷却水路4を形成するハウジング
5と、内部に発熱室6を形成するケーシング7と、冷却
水路4内に回転自在に収容されたインペラ8と、発熱室
6内に回転自在に収容されたロータ9と、発熱室6内の
粘性液体の発熱量を調整する発熱量調整機構10とを備
えている。上記のうち冷却水路4には、ハウジング5と
ケーシング7との間に、筒方向に延びる円筒状水路50
が形成されている。さらに、駆動軸3およびインペラ8
の材質として、アルミニウム合金等の熱伝導性に優れた
金属材料が利用されている。
【0044】そして、ハウジング5には、入口側端にテ
ーパ部51を有する円筒形状の胴部(本発明の第1筒状
部分に相当する)52と、この胴部52のプーリ23側
端を閉塞するように設けられた閉塞部53と、内部に冷
却水入口通路54を形成する入口配管55と、内部に冷
却水出口通路56を形成する出口配管57とが形成され
ている。なお、58、59はエンジンE等の固定部材に
ビスカスヒータ1をボルトやナット等の締付け具を用い
て取り付けるための取付用ステーである。
【0045】また、ケーシング7は、ハウジング5の胴
部52の内側に設けられた円筒形状の胴部(本発明の第
2筒状部分に相当する)60と、この胴部60の入口側
を閉塞する円板形状の閉塞部61と、円筒状の胴部60
のプーリ23側を閉塞し、ハウジング5の閉塞部53の
内側面に液密的に固定される円板形状の閉塞部62とを
備えている。そして、胴部60の外周には、円筒状水路
50内の冷却水の流れ方向に沿うように螺旋状に伝熱用
フィン63が形成されている。
【0046】以上のように、本実施形態では、第1実施
形態と同様な効果を達成することができる。その他に、
駆動軸3およびインペラ8の材質をアルミニウム合金等
の熱伝導性に優れた金属材料としてインペラ8を熱伝達
部として利用することにより、ビスカスヒータ1の有効
放熱面積(伝熱面積)が増加するので、冷却水側熱伝達
率を向上させることができる。また、ケーシング7の胴
部60を円筒形状とすることにより、ビスカスヒータ1
の有効放熱面積(伝熱面積)が更に増加するので、冷却
水側熱伝達率を更に向上させることができる。
【0047】そして、インペラ8の回転によって冷却水
路4の円筒状水路50内を旋回流として流れる冷却水の
流れ方向に沿うように伝熱用フィン63を形成すること
により、円筒状水路50内を旋回して流れる冷却水が効
率良く伝熱用フィン63および胴部60の外周面と接触
することができるので、冷却水側熱伝達率を更に向上さ
せることができる。したがって、ケーシング7に囲まれ
た発熱室6内の高粘性液体の発生熱を暖房用補助熱源と
して利用する場合にはその補助暖房能力を飛躍的に向上
することができる。
【0048】〔第3実施形態〕図7および図8は本発明
の第3実施形態を示したもので、図7はビスカスヒータ
を示した図である。
【0049】本実施形態では、第2実施形態のインペラ
8のフロント側面(ケーシング7側面)に、図8に示し
たように、インペラ8の回転方向と同一方向に湾曲した
複数のブレード(本発明の突条部に相当する)64を形
成している。これにより、インペラ8が駆動軸3により
回転駆動されると、一般的に澱み領域となっている、イ
ンペラ8のフロント側端面とケーシング7のリヤ側端面
との間の冷却水が攪拌される。それによって、冷却水路
4内においてインペラ8のフロント側端面とケーシング
7のリヤ側端面との間に浸入する冷却水がその間で澱む
ことなく効率良く円筒状水路50に送り込まれるように
なるので、冷却水側熱伝達率を更に向上することができ
る。
【0050】〔第4実施形態〕図9は本発明の第4実施
形態を示したもので、車両用暖房装置の冷却水回路を示
した図である。
【0051】本実施形態の冷却水回路11は、エンジン
Eのウォータジャケットより流出した冷却水を、サーモ
スタット12、ラジエータ13、ウォータポンプ一体型
ビスカスヒータ1および電磁弁16を通してエンジンE
に戻すための第1循環回路17と、エンジンEのウォー
タジャケットより流出した冷却水を、サーモスタット1
2、ラジエータ13、ウォータポンプ一体型ビスカスヒ
ータ1およびヒータコア14を通してエンジンEに戻す
ための第2循環回路18とを備えている。
【0052】以上の構成により、ウォータポンプ一体型
ビスカスヒータ1で加熱した冷却水をエンジンEのウォ
ータジャケットおよびヒータコア14の両方に供給して
も車室内の暖房能力が不足する場合には、電磁弁16を
閉弁させて、ウォータポンプ一体型ビスカスヒータ1で
加熱した高温の冷却水を優先的にヒータコア14に供給
することにより、車室内の暖房能力を向上させることが
できる。
【0053】〔他の実施形態〕本実施形態では、エンジ
ンEの回転動力をベルトおよびプーリ23を介して駆動
軸3に伝達するようにしたが、エンジンEの出力軸に直
接駆動軸3を連結してエンジンEの回転動力を駆動軸3
に伝達するようにしても良い。また、ビスカスヒータ1
のハウジング5としてエンジンEに一体成形された部品
を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用暖房装置の冷却水回路を示した構成図で
ある(第1実施形態)。
【図2】ビスカスヒータを示した断面図である(第1実
施形態)。
【図3】図2のA−A図である(第1実施形態)。
【図4】ビスカスヒータを示した正面図である(第1実
施形態)。
【図5】ビスカスヒータを示した断面図である(第2実
施形態)。
【図6】ビスカスヒータを示した正面図である(第2実
施形態)。
【図7】ビスカスヒータを示した断面図である(第3実
施形態)。
【図8】インペラのフロント側を示した正面図である
(第3実施形態)。
【図9】車両用暖房装置の冷却水回路を示した構成図で
ある(第4実施形態)。
【符号の説明】
E エンジン(水冷式のディーゼルエンジン) 1 ビスカスヒータ(ウォータポンプ一体型剪断発熱
器) 2 ウォータポンプ 3 駆動軸 4 冷却水路 5 ハウジング(水路形成部材) 6 発熱室 7 ケーシング(仕切り部材) 8 インペラ 9 ロータ 10 発熱量調整機構 11 冷却水回路 14 ヒータコア(加熱用熱交換器) 17 第1循環回路 18 第2循環回路 35 凸状フィン(突条部) 41 第1永久磁石(第1磁石) 44 シャフト(軸支部) 45 第2永久磁石(第2磁石) 50 円筒状水路(筒状水路) 52 胴部(第1筒状部分) 60 胴部(第2筒状部分) 63 伝熱用フィン 64 ブレード(突条部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 美光 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 高橋 恒吏 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)エンジンの冷却水回路内を循環する
    冷却水が流れる冷却水路を形成する水路形成部材と、 (b)この水路形成部材内に設けられ、内部に粘性液体
    を収容する発熱室を形成すると共に、前記発熱室と前記
    冷却水路とを区画する仕切り部材と、 (c)前記エンジンの回転動力が加わると前記冷却水路
    内の冷却水に圧力を加えて前記冷却水回路中に冷却水の
    循環流を発生させるインペラと、 (d)このインペラと同一軸心上に配されて、前記エン
    ジンの回転動力が加わると前記発熱室内の粘性液体に剪
    断力を作用させて粘性液体に熱を発生させるロータと、 (e)前記エンジンの回転動力を前記インペラおよび前
    記ロータの両方に伝達する1本の駆動軸を有する動力伝
    達手段とを備えたウォータポンプ一体型剪断発熱器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のウォータポンプ一体型剪
    断発熱器において、 前記駆動軸は、外周に前記ロータを一体的に設けてお
    り、しかも前記冷却水路内に突出することなく前記仕切
    り部材内にて回転自在に支持されており、 前記駆動軸または前記ロータは、冷却水路側端部に第1
    磁石を有し、 前記インペラは、前記仕切り部材の冷却水路側端面に回
    転自在に支持される軸支部、および前記第1磁石と対向
    するように設けられて前記第1磁石と吸引し合う第2磁
    石を有することを特徴とするウォータポンプ一体型剪断
    発熱器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のウォータ
    ポンプ一体型剪断発熱器において、 前記仕切り部材は、前記インペラの外周よりも外側の冷
    却水路側端面に、前記インペラの回転方向と同一方向に
    湾曲した突条部を周方向に複数の列設していることを特
    徴とするウォータポンプ一体型剪断発熱器。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のウォータポンプ一体型剪
    断発熱器において、 前記発熱室を貫通するように設けられた前記駆動軸の中
    間部分には、前記ロータが固定され、 前記仕切り部材の冷却水路側端面から前記冷却水路内に
    突出するように設けられた前記駆動軸の一端部には、前
    記インペラが固定されていることを特徴とするウォータ
    ポンプ一体型剪断発熱器。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のウォータポンプ一体型剪
    断発熱器において、 前記インペラは、熱伝導に優れた材料により製造された
    ことを特徴とするウォータポンプ一体型剪断発熱器。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載のウォータ
    ポンプ一体型剪断発熱器において、 前記水路形成部材は、筒方向に延びる第1筒状部分を有
    し、 前記仕切り部材は、前記第1筒状部分よりも内周側に設
    けられて筒方向に延びる第2筒状部分を有し、 前記冷却水路は、前記水路形成部材の第1筒状部分と前
    記仕切り部材の第2筒状部分との間に、筒方向に延びる
    筒状水路を有し、 前記仕切り部材の第2筒状部分の外周には、前記筒状水
    路内の冷却水の流れ方向に沿うように螺旋状に伝熱用フ
    ィンが形成されたことを特徴とするウォータポンプ一体
    型剪断発熱器。
  7. 【請求項7】請求項4に記載のウォータポンプ一体型剪
    断発熱器において、 前記インペラの仕切り部材側端面には、前記インペラの
    回転方向と同一方向に湾曲した突条部が複数列設された
    ことを特徴とするウォータポンプ一体型剪断発熱器。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    のウォータポンプ一体型剪断発熱器において、 前記冷却水回路は、前記エンジンより流出した冷却水を
    前記冷却水路を通して前記エンジンに戻す第1循環回路
    と、前記エンジンより流出した冷却水を前記冷却水路、
    および空気を加熱して車室内を暖房するための加熱用熱
    交換器を通して前記エンジンに戻す第2循環回路とを具
    備したことを特徴とするウォータポンプ一体型剪断発熱
    器。
JP25993297A 1997-09-25 1997-09-25 ウォータポンプ一体型剪断発熱器 Pending JPH1191344A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800004316A1 (it) * 2018-04-09 2019-10-09 Pompa per la circolazione di liquido refrigerante in un motore endotermico
WO2023060848A1 (zh) * 2020-12-25 2023-04-20 利欧集团浙江泵业有限公司 一种便于分流的双流道水泵

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