JPH11246434A - baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤 - Google Patents
baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤Info
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Abstract
分として含有する、baxの低下及び/又はbcl−2
の増加誘導剤。 【効果】 baxの増加及び/又はbcl−2の低下が
関与する種々の疾患に対する治療薬となる。具体的に
は、例えば障害を受けた血管内皮細胞のアポトーシスの
進行を抑制することができる。
Description
子(HGF)を有効成分として含有する、baxの低下
及び/又はbcl−2の増加誘導剤、あるいはアポトー
シスの進行抑制剤に関する。
学的に異なり、細胞膜と核内構造の変化を伴う急速な細
胞縮小を特徴とする細胞死であり、遺伝子によりプログ
ラムされた能動的過程である。アポトーシスの誘導に対
する特定の細胞の異常な抵抗は、奇形、自己免疫疾患、
あるいは腫瘍等の疾患を引き起こす。一方、アポトーシ
スの促進は、毒素を産生する細菌の感染や虚血−再灌流
障害、あるいは梗塞といった急性疾患に関与していると
言われている(Nature Medicine,Vol.3,No.6,p614-620
(1997))。アポトーシスの起こる過程は、initiation
(開始)、effector(効果)及びdegradation(分解)
の3つの段階よりなる(Science,Vol.267,p1456-1462
(1995)、FASEB J.,Vol.9,p1277-1287(1995))。このう
ちinitiationの段階はアポトーシスを誘導する刺激の種
類によって異なっているが、effector及びdegradation
の段階は、多くのアポトーシスにおいて共通している。
このeffectorの段階においてアポトーシスを調節する最
も重要な因子の一つとして、bcl−2及びそのファミ
リーが知られている。
胞リンパ腫付随の t(14;18)(q32;q21)転座点の解析から
単離されたがん遺伝子である(Science,Vol.226,p1097-
1099(1984))。その後、構造の類似性とbcl−2タン
パク質に結合する因子の同定を通し、現在までに多数の
bcl−2ファミリー遺伝子が単離されている。このb
cl−2ファミリー遺伝子は構造と機能の観点から、1)
bcl−2サブファミリー(bcl-2,bcl-x,bcl-w,mcl-1
などの遺伝子が属する)、2)baxサブファミリー(ba
x,bad,bakなどの遺伝子が属する)、3)bikサブファ
ミリー(bik,bid,bimなどの遺伝子が属する)の3種類
に分類されており、このうちbcl−2サブファミリー
に属する因子はアポトーシス抑制機能を有しているのに
対し、bax及びbikサブファミリーに属する因子は
アポトーシス促進機能を有していることが知られている
(蛋白質 核酸 酵素 Vol.42,No.10,p1644-1648(199
7))。これらの因子のうち最も研究が進んでいるのはb
cl−2及びbaxである。bcl−2はシステインプ
ロテアーゼ(caspase)の活性化を抑制するなどの種々
のアポトーシス抑制作用を有することが知られており
(Nature Medicine,Vol.3,No.6, p614-620(1997))、ま
たbaxに関しては、baxの過剰発現によりアポトー
シスが促進されることなどが報告されている(Cell,Vo
l.74,p609-619 (1993))。さらに、これらbcl−2と
baxとの関係については、1)bcl−2はホモダイ
マーを形成することによりアポトーシス抑制活性を発揮
すること、一方、2)baxはbcl−2とヘテロダイ
マーを形成することによりbcl−2のホモダイマー形
成を阻害してbcl−2の機能を抑制すること、従って
3)bcl−2とbaxのバランスによってアポトーシ
スが抑制されたり促進されたりするということが、近年
明らかにされている(Cell,Vol.74,p609-619 (1993)、N
ature Medicine,Vol.3, No.6, p614-620(1997)))。
ポトーシスの抑制及び促進に関わる重要な因子として知
られている。さらにbcl−2に関しては、主として前
記アポトーシス抑制作用のみならず、一部のネクローシ
ス(低酸素や呼吸阻害により誘導されるもの)を抑制す
ることも示されており(Oncogene,Vol.12,p2045-2050(1
996))、また細胞周期関連機能として、細胞周期G0/
G1期の細胞を蓄積するとも言われている(J.Biol.Che
m., Vol.271, p12695-12698(1996))。さらにbcl−
2は、形態形成(分枝形成)を促進するとも言われてい
る(J.Cell Biol.,Vol.129,p1363-1378(1995))。
は、成熟肝細胞に対する強力な増殖促進因子として発見
され、その遺伝子クローニングがなされたタンパ質であ
る(Biochem Biophys Res Commun, Vol.122, p1450 (19
84)、Proc. Natl. Acad. Sci,USA, Vol.83, p6489,(198
6)、FEBS Letter, Vol.22, p311 (1987)、Nature, Vol.
342, p440 (1989)、Proc. Natl. Acad. Sci, USA, Vol.
87, p3200 (1990))。その後の研究により、HGFは生
体内で腎、肺、胃、十二指腸、皮膚などの創傷治癒にも
関係していることが明らかとなり、またHGFの受容体
に関しては、c−Met原腫瘍遺伝子がHGF受容体を
コードしていることが明らかにされている(Science, V
ol.251,p802-804(1991)、 Oncogene, Vol.6,p501-504 (1
991))。現在ではHGFは、当該受容体を介することに
より、多くの組織修復、器官再生に働く因子であると考
えられている(実験医学 Vol.10,p144-153 (1992)、動
脈硬化 Vol.23,p683-688(1996))。このように、種々の
生体内機能が解明されつつあるHGFであるが、該HG
Fと前記bcl−2あるいはbaxとの関係について
は、何ら明らかにされていない。
効成分として含有するbaxの低下及び/又はbcl−
2の増加誘導剤を提供することを目的とする。本発明の
baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤は、b
axの増加及び/又はbcl−2の低下が関与する種々
の疾患に対して有効な治療薬となる。さらに本発明は、
HGFの有するbaxの低下及び/又はbcl−2の増
加誘導作用に基づき、アポトーシスの進行抑制剤を提供
することをも目的とする。本発明のアポトーシス進行抑
制剤は、例えば高血糖あるいは虚血障害を受けた血管内
皮細胞のアポトーシスの進行を抑制することができる。
前記bcl−2及びbaxの関係を明らかにすべく、鋭
意検討を行った。まず、血管内皮細胞に対して高血糖障
害を与えたところ、対照群と比較してbaxの強発現及
びbcl−2の低下が認められた。この高血糖群に対し
てHGFを添加したところ、HGFはbaxを減少し、
bcl−2を増加させ、bax/bcl−2比を減少さ
せるという効果を有することを、本発明者らは初めて見
出した。さらに、前記高血糖群では対照群に比しアポト
ーシス細胞の増加が認められ、アポトーシスの一つの指
標であるDNA fragmentationにおいても有意な増加が認
められたのに対し、この高血糖群にHGFを添加するこ
とにより、前記アポトーシスが有意に抑制されることを
も、本発明者らは明らかにした。
baxの増加及び/又はbcl−2の低下の生じた細胞
に対してbaxの低下及び/又はbcl−2の増加をも
たらすことにより、アポトーシス抑制作用を発揮してい
ると考えられる。先に記載したようにbcl−2及びb
axは、アポトーシスの3つの段階(initiation、effe
ctor及びdegradation)のうち、effectorの段階におい
てアポトーシスを調節している重要な因子である。従っ
てHGFは、bcl−2及びbaxへの作用を通して
“effector”というアポトーシスの中間段階を抑制して
いることから、アポトーシスの進行を抑制する進行抑制
剤として使用することができる。本発明は以上のような
知見に基づいてなされたものであり、従って本発明は、
HGFを有効成分として含有するbaxの低下及び/又
はbcl−2の増加誘導剤、あるいはHGFを有効成分
とするアポトーシス進行抑制剤に関するものである。
物質であり、医薬として使用できる程度に精製されたも
のであれば、種々の方法で調製されたものを用いること
ができ、また既に市販されている製品(例えば、東洋紡
Code No.HGF-101等)を使用してもよい。HGFの製造
法としては、例えば、HGFを産生する初代培養細胞や
株化細胞を培養し、培養上清等から分離、精製して該H
GFを得ることができる。あるいは遺伝子工学的手法に
よりHGFをコードする遺伝子を適切なベクターに組み
込み、これを適当な宿主に挿入して形質転換し、この形
質転換体の培養上清から目的とする組換えHGFを得る
ことができる(例えば Nature, Vol.342, p440 (198
9)、特開平5-111383号公報、Biochem. Biophys. Res. C
ommun. Vol.163, p967 (1989)など参照)。上記の宿主
細胞は特に限定されず、従来から遺伝子工学的手法で用
いられている各種の宿主細胞、例えば大腸菌、酵母又は
動物細胞などを用いることができる。このようにして得
られたHGFは、天然型HGFと実質的に同じ作用を有
する限り、そのアミノ酸配列中の1若しくは複数のアミ
ノ酸が置換、欠失及び/又は付加されていてもよく、ま
た同様に糖鎖が置換、欠失及び/又は付加されていても
よい。
2の増加誘導剤は、例えば障害を受けた細胞あるいは組
織のようにbaxの増加及び/又はbcl−2の低下が
生じている細胞あるいは組織に対して、baxの低下及
び/又はbcl−2の増加を誘導することができる。従
って本発明のbaxの低下及び/又はbcl−2の増加
誘導剤は、baxの増加及び/又はbcl−2の低下が
関与する種々の疾患に対して有効な治療薬となる。先に
記載したように、bcl−2は主としてアポトーシス抑
制作用を、またbaxはアポトーシス促進作用を有する
因子である。さらにbcl−2に関しては、アポトーシ
ス抑制作用のみならず、一部のネクローシス(低酸素や
呼吸阻害により誘導されるもの)を抑制することも示さ
れており(Oncogene,Vol.12,p2045-2050 (1996))、ま
た細胞周期関連機能として、細胞周期G0/G1期の細
胞を蓄積すると言われている(J.Biol.Chem., Vol.271,
p12695-12698(1996))。また形態形成(分枝形成)を
促進するとも言われている(J.Cell Biol.,Vol.129,p13
63-1378(1995))。またbcl−2は、例えばNature Me
dicine,Vol.3, No.6,p614-620(1997)の表2に挙げられ
ているような生物学的な作用を有することにより、多彩
なアポトーシス抑制作用や細胞の保護、恒常性の維持に
関与する作用を有することが知られている。従って本発
明のHGFを有効成分とするbaxの低下及び/又はb
cl−2の増加誘導剤は、bcl−2の産生促進やba
xの産生抑制を通して、アポトーシスの進行抑制剤、一
部のネクローシスの進行抑制剤、あるいは形態形成の促
進剤などに使用することができる。
剤とは、前記baxの低下及び/又はbcl−2の増加
誘導作用に基づくものであり、bcl−2及びbaxの
存在比を調節することによりアポトーシスのeffector段
階に作用して、アポトーシスの進行を抑制する働きを有
するものである。
2の増加誘導剤、あるいはアポトーシス進行抑制剤は、
具体的には高血糖による血管内皮障害、さらには虚血に
よる血管内皮障害に対して有効であるため、糖尿病性内
皮障害などの治療薬として使用することができる。また
本発明のbaxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導
剤、あるいはアポトーシス進行抑制剤は、例えば以下の
ような疾患に対しても使用することができる。すなわ
ち、過度のアポトーシスが関与している疾患としてPro
c.Natl.Acad.Sci. USA, Vol.94, p12736-12737 (1997)
の表1には、腫瘍(黒色腫、肝癌など)、肝不全のよう
な肝疾患、骨髄異形成症候群、潰瘍性大腸炎、橋本病な
どの疾患が挙げられており、本発明のアポトーシス進行
抑制剤を、これらの疾患に対して使用することができ
る。また、腎移植の際に拒絶反応を示した症例の生検サ
ンプルにおいて、bcl−2の発現が低下し、baxの
発現が増強していたという報告がなされており(別冊・
医学のあゆみ、腎とアポトーシス、p97-100(1997))、本
発明のbaxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導
剤、あるいはアポトーシス進行抑制剤を、この移植腎拒
否のような臓器移植拒否反応に対しても、使用すること
が可能である。さらにbcl−2に関しては、bcl−
2欠損マウスにおいて嚢胞腎様の腎臓の形成異常や神経
細胞の減少などの症状が見られており(蛋白質核酸酵
素、Vol.42,p1644-1648(1997)、本発明のbaxの低下
及び/又はbcl−2の増加誘導剤、あるいはアポトー
シス進行抑制剤を、多発性嚢胞腎、あるいはアルツハイ
マー病などを含む脳・神経変性疾患、虚血性脳障害など
に対して使用することも可能である。
2の増加誘導剤、あるいはアポトーシス進行抑制剤は、
種々の製剤形態(例えば液剤、固形剤、カプセル剤等)
をとりうるが、一般的には有効成分であるHGFのみ又
はそれと慣用の担体と共に注射剤、吸入剤、坐剤又は経
口剤とされる。当該注射剤は常法により調製することが
でき、例えばHGFを適切な溶剤(例えば滅菌水、緩衝
液、生理食塩水等)に溶解した後、フィルター等で濾過
して滅菌し、次いで無菌的な容器に充填することにより
調製することができる。注射剤中のHGF含量として
は、通常0.0002〜0.2(W/V%)程度、好ましくは0.001〜
0.1(W/V%)程度に調整される。
加される。安定化剤としては、例えばアルブミン、グロ
ブリン、ゼラチン、グリシン、マンニトール、グルコー
ス、デキストラン、ソルビトール、エチレングリコール
などが挙げられる。さらに本発明の製剤は、製剤化に必
要な添加物、例えば賦形剤、溶解補助剤、酸化防止剤、
当張化剤等を含んでいてもよい。液状製剤とした場合は
凍結保存、又は凍結乾燥等により水分を除去して保存す
るのが好ましい。凍結乾燥製剤は、用時に注射用蒸留水
などを加え、再溶解して使用される。
2の増加誘導剤、あるいはアポトーシス進行抑制剤は、
その製剤形態に応じた適当な投与経路により投与され得
る。例えば、注射剤の形態にして静脈、動脈、皮下、筋
肉内などに投与することができる。その投与量は、患者
の症状、年齢、体重などにより適宜調整されるが、通常
HGFとして0.05mg〜500mg、好ましくは1mg〜100mgで
あり、これを1日1回ないし数回に分けて投与するのが
適当である。
るが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定される
ものではない。
た。細胞は、10%ウシ血清、ペニシリン(100U/
ml)、ストレプトマイシン(100mg/ml)を含
むDMEM培地を用いて、37℃にて水蒸気に満たされ
た95%空気−5%二酸化炭素の条件下にて培養し、2
日に1度培地の交換を行った。高血糖条件での培養 上記血管内皮細胞を約106cells/wellの密度で96穴
プレートまたは12穴プレートに播種し、10%ウシ血
清を加えたEGM培地にて増殖させた。6日間培養後、
5mM(対照)あるいは25mM(高血糖)の D-グルコースを
含むEGM培地に交換し、100ng/mlHGF存在下あるい
は非存在下で3日間培養した。これら4種類の細胞を用
いて、以下の核染色、DNA断片化の検出及びウェスタン
ブロットを実施した。
存在下あるいは非存在下で3日間培養した血管内皮細胞
に対し、ヘキスト染色によりクロマチンの凝縮などを観
察した。DNA断片化の検出 12穴プレートを用いて、100ng/ml HGF存
在下あるいは非存在下で3日間培養した血管内皮細胞よ
り、DNAのフラグメンテーションをELISA法にて
測定した(ベーリンガー社)。
よびbax蛋白の検出 ウェスタンブロット法による蛋白の検出は、既報の方法
(村松編、増補版ラボマニュアル遺伝子工学、丸善、1
990年)に従って行った。15cmプレートを用い
て、100ng/ml HGF存在下あるいは非存在下
で3日間培養した血管内皮細胞より常法により蛋白質を
調製し、SDS−PAGE後にメンブレン(アマシャム
社)に転写し、抗bcl−2抗体または抗bax抗体
(サンタクルーズ社)を用いたウェスタンブロット法に
よる染色を行った。その後bcl−2蛋白及びbax蛋
白の発現量を、島津デンシトメトリーを用いた画像解析
により定量化した。材料 HGFは組換え型ヒトHGFを用いた。
実験は最低3回繰り返した。多重比較における有意差検
定には、ダンカンの検定を用いた。危険率5%以下を統
計上有意と考えた。
HGFの効果 高血糖条件下(25mM D-グルコース)で血管内細胞を培養
することにより、対照(5mM D-グルコース)に比し、核染
色によるアポトーシス細胞の増加を認めた。さらに、DN
A断片化においても有意な増加を認めた(図1)。高血
糖条件下(25mM D-グルコース)にHGF添加することに
より、高血糖によるDNA断片化の増加が有意に抑制され
た(図1)。以上より、高血糖培養による血管内皮細胞
のアポトーシスをHGFが有意に抑制することが明らか
となった。
現に対するHGFの効果 ウェスタンブロット法によるbcl−2およびbax蛋
白の発現量の検出結果を図2及び図3にそれぞれ示し
た。またbax/bcl−2比を図4に示した。高血糖
培養により、対照と比較してアポトーシス抑制因子bc
l−2蛋白の発現量の低下が認められたが、HGFの添
加により該bcl−2蛋白の発現量が有意に増加した
(図2)。また高血糖培養により、対照に比較してba
x蛋白の発現量は顕著に増加したが、HGFの添加によ
り該bax蛋白の発現は有意に抑制された(図3)。ま
た高血糖培養により、血管内皮細胞におけるbax/b
cl−2比は有意に増加し、HGFはその増加を有意に
抑制した(図4)。以上より、高血糖における血管内皮
細胞のアポトーシスには、baxの増加及びbcl−2
の低下によるbax/bcl−2比の増加が関与するこ
とが分かった。また、HGFはbaxの増加を抑制し、
かつbcl−2を増加させることにより、bax/bc
l−2比を低下させ、アポトーシス進行抑制作用を示す
ことが明らかになった。
1g及びポリソルベート80 10mgを含む溶液を無
菌的に調製し、1mlずつバイアルに分注した後、凍結
乾燥して密封することにより凍結乾燥製剤を得た。
0.01%ポリソルベート80含有、pH7.4)10
0ml中にHGF1mg及びヒト血清アルブミン100
mgを含む水溶液を無菌的に調製し、1mlずつバイア
ルに分注した後、凍結乾燥して密封することにより凍結
乾燥製剤を得た。
含有する、baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘
導剤、あるいはその一態様としてアポトーシス進行抑制
剤が提供される。本発明のbaxの低下及び/又はbc
l−2の増加誘導剤は、baxの増加及び/又はbcl
−2の低下が関与する種々の疾患に対して有効に作用す
る。具体的には、例えば障害を受けた血管内皮細胞のア
ポトーシスの進行を抑制することができる。
るDNA断片化に対するHGFの作用を示すグラフであ
る。図中、縦軸は、吸光度を示す。
るbcl−2蛋白発現量に対するHGFの作用を示した
グラフである。図中、縦軸は、orbitatory unitsを示
す。
るbax蛋白発現量に対するHGFの作用を示したグラ
フである。図中、縦軸は、orbitatory unitsを示す。
るbax/bcl−2比を示したグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 肝実質細胞増殖因子(HGF)を有効
成分として含有する、baxの低下及び/又はbcl−
2の増加誘導剤。 - 【請求項2】 HGFを有効成分として含有する、ア
ポトーシス進行抑制剤。 - 【請求項3】 血管内皮細胞に対する、請求項1記載
のbaxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤、あ
るいは請求項2記載のアポトーシス進行抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10062231A JPH11246434A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤 |
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|---|---|---|---|
| JP10062231A JPH11246434A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤 |
Publications (1)
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|---|---|
| JPH11246434A true JPH11246434A (ja) | 1999-09-14 |
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ID=13194188
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|---|---|---|---|
| JP10062231A Pending JPH11246434A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | baxの低下及び/又はbcl−2の増加誘導剤 |
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|---|---|
| JP (1) | JPH11246434A (ja) |
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