JPH10194986A - 移植肝機能改善・再生促進剤 - Google Patents

移植肝機能改善・再生促進剤

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JPH10194986A
JPH10194986A JP9168177A JP16817797A JPH10194986A JP H10194986 A JPH10194986 A JP H10194986A JP 9168177 A JP9168177 A JP 9168177A JP 16817797 A JP16817797 A JP 16817797A JP H10194986 A JPH10194986 A JP H10194986A
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tcf
liver
immunosuppressant
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hepatocyte proliferation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な移植肝の機能改善及び再生促進剤の提
供。 【解決手段】 肝細胞増殖因子あるいは肝細胞増殖因子
と免疫抑制剤とを有効成分とする移植肝機能改善・再生
促進剤。肝細胞増殖因子としては、TCF−IIが好まし
い。肝移植前のドナーあるいは肝移植後のレシピエント
に非経口的に投与することによって、移植した肝組織の
機能改善及び再生が促進され、肝移植手術後の肝機能を
早期に回復することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肝細胞増殖因子を
有効成分とする移植肝機能改善・再生促進剤に関する。
さらに、本発明は、肝細胞増殖因子と免疫抑制剤とを併
用する移植肝機能改善・再生促進剤に関する。本発明に
より、移植した肝組織の機能改善及び再生が促進され、
肝移植手術後の肝機能を早期に回復することができる。
【0002】
【従来の技術】現在、肝移植は末期肝硬変患者に対する
唯一の根本的治療手段である。しかし、脳死肝臓移植に
おいては、深刻なドナー不足の問題がある。この問題に
対処する一つの方法として、ドナー肝を二つに分け、二
人のレシピエントに移植する方法がある(分割肝移
植)。当然ながら、レシピエントには理想肝容積よりも
小さな移植片が移植されることになる。小さな移植片は
肝の予備能が劣っており、ラットでは理想肝容積の30%
が限界とされている。また日本では、脳死肝移植は未だ
社会的合意が得られておらず、当面は生体部分肝移植が
主に行われていくことが予想される。この生体部分肝移
植では、理想肝容積よりも小さな移植片が移植されるケ
ースが多く、ことに成人の生体部分肝移植では当然のこ
とながら、極めて小さな移植片が移植されることにな
る。脳死ドナーからの分割肝移植及び生体部分肝移植に
おける、移植肝の機能をより早期に改善することが可能
となれば、小さな部分肝の移植の施行が可能になると考
えられる。しかし、このような部分移植肝の機能を改善
する治療法に関しては、今までのところ、実際に臨床応
用の可能性が期待できる報告はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上述の状
況に鑑み、肝臓移植後の移植肝機能を改善、また再生を
促進させる物質を求め鋭意探索の結果、肝細胞増殖因
子、特にTCF−IIが、その効果を有することを見出し
た。さらに、肝細胞増殖因子、特にTCF−IIと免疫抑
制剤とを併用することにより、その活性を著しく増強す
ることを見出した。即ち、本発明は、肝細胞増殖因子、
特にTCF−IIを有効成分とする移植肝機能改善・再生
促進剤、及び肝細胞増殖因子、特にTCF−IIと免疫抑
制剤とを併用する移植肝機能改善・再生促進剤を提供す
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、肝細胞増殖因
子を有効成分とする移植肝機能改善・再生促進剤に関す
る。さらに、本発明は肝細胞増殖因子と免疫抑制剤とを
併用する移植肝機能改善・再生促進剤に関する。本発明
における肝細胞増殖因子としては、特にTCF−IIが好
ましい。本発明により、移植した肝組織の機能改善及び
再生が促進され、肝移植手術後の肝機能を早期に回復す
ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分である肝細胞増
殖因子は特に限定されず、特に好ましくはTCF−IIが
用いられる。本発明で用いられるTCF−IIは、ヒト線
維芽細胞由来の公知の蛋白質であり、ヒト線維芽細胞由
来のものは下記の特性を有する。
【0006】i) 分子量(SDS電気泳動法) 非還元下 : 78,000±2,000 又は74,000±2,000 還元下 : 52,000±2,000 (共通バンドA) 30,000±2,000 (バンドB) 26,000±2,000 (バンドC) ii) 等電点 : 7.4 〜 8.6
【0007】上記TCF−IIは、ヒト線維芽細胞培養液
を濃縮しイオン交換体に吸着させ、その溶出液をアフィ
ニティークロマトグラフィーを用いて精製する方法(WO
90/10651号公報)や、或いは遺伝子工学的手法 (WO92/0
1053号公報)によって得ることができる。この時、宿主
細胞又は微生物の違いによる糖鎖の異なったものや、糖
鎖の結合していないものであっても使用可能である。し
かし、糖鎖は生体内の代謝速度に関係しているため、糖
鎖の結合しているものを用いることが望ましい。これら
の方法により得られたTCF−IIは、通常の単離精製法
によってさらに濃縮、精製することができる。例えば、
有機溶媒による沈殿法、塩析、ゲル濾過、モノクローナ
ル抗体を用いたアフィニティークロマト、電気泳動法等
が挙げられる。モノクローナル抗体を用いたアフィニテ
ィークロマトによる精製は、特開平5−97号公報に開示
されているモノクローナル抗体を用いて精製することが
できる。得られた精製TCF−IIは、凍結乾燥或いは凍
結保存することができる。その他、TCF−IIと同様の
活性を有するものであれば本発明と同様の薬剤として利
用可能である。例えば、TCF−II蛋白質と5アミノ酸
の違いを有する蛋白質である肝細胞増殖因子(HGF;
特開昭63-22526号)、あるいは精製ScatterFactor(S
F;Gherardi and Stocker, Nature, 346, 228(1990))
などが挙げられる。
【0008】本発明の移植肝機能改善・再生促進剤は、
注射剤として静脈、筋肉内、及び皮下に非経口的に投与
することができる。これらの製剤は公知の製剤学的製法
に準じ製造され、必要に応じpH調整剤、緩衝剤、安定
化剤等を添加することができる。本発明の製剤は、肝移
植後の患者、すなわちレシピエントに投与される。ま
た、本発明の製剤は、肝移植前の患者、すなわちドナー
に肝移植前に予め投与しておいてもよい。このような患
者に投与する場合、投与患者の症状の程度、健康状態、
年齢、体重等の条件によって異なり、特に限定されない
が、成人患者1日当たり精製TCF−IIとして 0.6mg〜
600mg、好ましくは 6mg〜 60mg を含有する製剤を1日
1回若しくはそれ以上投与すれば良い。
【0009】さらに、本発明の製剤は、免疫抑制剤と併
用することにより、その作用を増強することができる。
この時用いられる免疫抑制剤としては、シクロスポリ
ン、ミゾリビン、タクロリムス水和物などが挙げられ、
特に好ましくはタクロリムス水和物が用いられる。これ
らの投与量は、肝細胞増殖因子と同様に投与患者の条件
によって異なり、特に限定されないが、成人患者1日当
たり 0.1〜100mg 程度を投与するとよい。投与は、肝細
胞増殖因子と免疫抑制剤とを同時に一剤の形あるいは二
剤の形で投与してもよいし、また、それぞれの剤を個別
に投与時期を変えて投与してもよい。本発明ではそれら
の投与形態を併用という。
【0010】以下の実施例によって本発明をより詳細に
説明するが、これらは単に例示したのみであり、これら
によって本発明は何ら限定されるものではない。
【0011】
【実施例1】TCF−IIの精製 WO90/10651号公報に開示された方法及び東尾らの方法
(Higashio,K. et al, B.B.R.C., vol.170, pp397-404
(1990)) に準じて細胞を培養し、精製TCF−IIを得
た。すなわち、ヒト繊維芽細胞IMR-90 (ATCC CCL 18
6)細胞を5%仔牛血清を含むDMEM培地 100mlを入れ
たローラーボトルに3×106 個移植し、0.5〜2回転/
分の速度で回転させながら7日間培養を続けた。総細胞
数が1×107個になったところでトリプシンにより細胞
を剥離し細胞をボトル底面に集め、5〜9メッシュのセ
ラミック100g(東芝セラミック社)を殺菌して投入し、
24時間静置して培養した。その後、上記培養液を 500ml
加え、培養を継続した。7〜10日ごとに培地を全量回収
し、新鮮培地を補給した。このようにして2ヵ月間生産
を継続し、ローラーボトル一本当たり4リットルの培養
液を回収した。このようにして得た培養液当たりの生産
量は32u/mlであった。培養液 750リットルをメンブラン
フィルター(MW6000カット;アミコン社)処理により
UF濃縮し、CMセファデックスC-50(ファルマシア
社)、 ConAセファロース(ファルマシア社)、MonoS
カラム(ファルマシア社)、ヘパリンセファロース(フ
ァルマシア社)による4段階のクロマト精製を行い、精
製TCF−IIを得た。
【0012】
【実施例2】遺伝子組換えTCF−IIの生産 WO92/01053号公報に開示された方法に従い、TCF−II
遺伝子を組み込んだ細胞を培養し、精製TCF−IIを得
た。すなわち、形質転換ナマルワ(Namalwa)細胞を培養
し、培養液20リットルを得た。この培養液をCM−セフ
ァデックスC−50クロマト(ファルマシア社)、Con-A
セファロースCL−6Bクロマト(ファルマシア社)、
MonoSカラム(ファルマシア社)を装着したHPLCの
順に処理を行い、約11mgの活性TCF−IIを得た。
【0013】
【実施例3】TCF−II製剤の製造 前記実施例2により得られた遺伝子組換えTCF−II
の、注射剤の製造例を示す。 TCF−II 20 μg ヒト血清アルブミン 100 mg 上記組成をpH 7.0の 0.01Mリン酸緩衝液(PBS)に溶
解し全量を20mlに調製し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ
分注したものを凍結乾燥後密封した。
【0014】 TCF−II 40 μg ツイーン80 1 mg ヒト血清アルブミン 100 mg 上記組成を注射用生理食塩水に溶解し全量を20mlに調製
し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍結乾
燥後密封した。
【0015】 TCF−II 20 μg ツイーン80 2 mg ソルビトール 4 g 上記組成をpH 7.0の0.01M PBSに溶解し全量を20mlに
調製し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍
結乾燥後密封した。
【0016】 TCF−II 40 μg ツイーン80 1 mg グリシン 2 g 上記組成を注射用生理食塩水に溶解し全量を20mlに調製
し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍結乾
燥後密封した。
【0017】 TCF−II 40 μg ツイーン80 1 mg ソルビトール 2 g グリシン 1g 上記組成を注射用生理食塩水に溶解し全量を20mlに調製
し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍結乾
燥後密封した。
【0018】 TCF−II 20 μg ソルビトール 4 g ヒト血清アルブミン 50 mg 上記組成をpH7.0 の0.01M PBSに溶解し全量を20mlに
調製し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍
結乾燥後密封した。
【0019】 TCF−II 40 μg グリシン 2 g ヒト血清アルブミン 50 mg 上記組成を注射用生理食塩水に溶解し全量を20mlに調製
し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍結乾
燥後密封した。
【0020】 TCF−II 40 μg ヒト血清アルブミン 50 mg 上記組成をpH7.0 の0.01M PBSに溶解し全量を20mlに
調製し、滅菌後バイアル瓶に2mlづつ分注したものを凍
結乾燥後密封した。
【0021】
【実施例4】部分肝移植における効果 Lewis 系ラット(雄、体重 235〜312 g)の肝臓の左葉及
び尾状葉を切除後、UW液(ビアスパン(登録商標)
液、藤沢薬品社)に1時間冷蔵保存し、これをドナー肝
とした。このドナー肝を、肝臓を全摘出した30匹のレシ
ピエントラット(Lewis 系ラット、雄)に同所性に移植
した。尚、この時のドナーとレシピエントの体重差は 1
0g以内とした。このレシピエントラットを各15匹づつ、
TCF−II投与及び非投与の2群に分けた。TCF−II
投与群は移植直後から12時間毎に実施例2で得られたT
CF−II 125μg を生理食塩水中に懸濁し、これを静注
した。術後1、3、7日目に犠牲死させ、肝重量の測定
及び血清の採取を行った。採取した血清は、常法により
総蛋白濃度及びアルブミン濃度の測定を行った。結果を
図1〜3に示す。
【0022】この結果、TCF−II投与群は非投与群と
比較して、体重10g 当たりの肝重量比、総蛋白濃度及び
アルブミン濃度において、有意に上昇していた。このこ
とから、TCF−IIの移植肝の機能改善、再生促進効果
が確認された。
【0023】
【実施例5】異系間部分肝移植における効果 Lewis 系ラット(雄、体重 262〜328g)の肝臓の左葉及
び尾状葉を切除後、UW液(ビアスパン(登録商標)
液、藤沢薬品社)に1時間冷蔵保存し、これをドナー肝
とした。このドナー肝を、肝臓を全摘出した18匹のレ
シピエントラット(BN系、雄、体重 262〜338g)に同
所性に移植した。尚、この時のドナーとレシピエントの
体重差は10g以内とした。このレシピエントラットを各
9匹づつ、TCF−II投与及び非投与群に分けた。TC
F−II投与群は、実施例2で得られたTCF−IIをクエ
ン酸緩衝液中に懸濁したものを、移植直後から12時間毎
に 500μg /kgを1週間静注した。術後3及び7日目
に、尾静脈より採血し血清を分離した。分離した血清を
用い、常法により総蛋白濃度、アルブミン濃度、GO
T、及びGPTの測定を行った。結果を表1〜4に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】この結果、TCF−II投与群は、非投与群
と比較して総蛋白濃度及びアルブミン濃度が高く、又、
GOT及びGPTの上昇が抑制された。このことから、
TCF−IIによる蛋白合成能促進及び細胞拒絶反応に伴
う肝炎抑制効果、即ち移植肝の機能改善、再生促進効果
が確認された。
【0029】
【実施例6】TCF−II処理ドナーの肝移植における効果 (1) ドナー肝の準備 Lewis 系ラット(雄、体重約300g) に、移植1週間前よ
り実施例2で得られたTCF−IIを 500μg/kgを1日2
回投与した。1週間後に肝臓を30%摘出し、UW液(ビ
アスパン(登録商標)液、藤沢薬品社)に1時間冷蔵保
存し、これをドナー肝とした。(2) 部分肝移植 実施例6−(1) で得られたドナー肝を、肝臓を全摘出し
た2匹のレシピエントラット(Lewis 系、雄、体重約 3
00g)に同所性に移植した。尚、この時のドナーとレシピ
エントの体重差は10g 以内とした。又、TCF−II処理
していないドナー肝を、TCF−II処理したものと同様
に30%部分移植した同系のラット(3匹)を対照群とし
た。各群の移植後からの生存日数を指標とした。結果を
表5に示す。
【0030】
【表5】
【0031】この結果、TCF−II処理肝レシピエント
群は、未処理肝レシピエント群と比較して有意に生存日
数が延長された。
【0032】
【実施例7】異系間部分肝移植時におけるTCF−IIと免疫抑制剤と
の併用効果 Lewis 系ラット(雄、体重 250〜286g) の肝臓の左葉及
び尾状葉を切除後、UW液(ビアスパン(登録商標)
液、藤沢薬品社)に1時間冷蔵保存し、これをドナー肝
とした。このドナー肝を、肝臓を全摘出した30匹のレシ
ピエントラット(BN系、雄、体重 244〜282g) に同所
性に移植した。尚、この時のドナーとレシピエントの体
重差は10g 以内とした。このレシピエントラットを各10
匹づつ、TCF−II+タクロリムス水和物(プログラフ
(登録商標)、藤沢薬品社)投与群(I群)、タクロリ
ムス水和物単独投与群(II群)、及び非投与群(III群)
に分けた。I群及びII群に、タクロリムス水和物を移植
直後から24時間毎に 500μg/kgを1週間筋注し、I群
は、さらに実施例2で得られたTCF−IIをクエン酸緩
衝液中に懸濁したものを、移植直後から12時間毎に 500
μg/kgを1週間静注した。術後7日目に、犠牲死させ、
血清の採取を行った。採取した血清は、常法により総蛋
白濃度、血中アルブミン濃度、GOT、及びGPTの測
定を行った。結果を表6に示す。
【0033】
【表6】
【0034】この結果、I群及びII群はいずれにおいて
もIII 群と比較して、総蛋白濃度及びアルブミン濃度が
上昇し、GOT及びGPTの上昇が抑制された。また、
その程度はI群でより大きかった。このことから、肝移
植後の免疫抑制剤投与時にTCF−IIを併用投与するこ
とにより、蛋白合成能促進及び細胞性拒絶反応に伴う肝
炎抑制効果、即ち移植肝の機能改善、再生促進効果が増
強することが確認された。
【0035】
【発明の効果】以上の結果より、本発明により、肝細胞
増殖因子を有効成分とする移植肝機能改善・再生促進
剤、及び肝細胞増殖因子と免疫抑制剤とを併用した移植
肝機能改善・再生促進剤が提供される。本発明における
肝細胞増殖因子としては、特にTCF−IIが好ましい。
本発明により、移植した肝組織の機能改善及び再生が促
進され、肝移植手術後の肝機能を早期に回復することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4のTCF−II投与群(TCF) 及び非投与
群(CONT)における、10g 当たりの肝重量の比較を示す。
【符号の説明】
* P<0.05で有意差あり ** P<0.01で有意差あり
【図2】実施例4のTCF−II投与群(TCF) 及び非投与
群(CONT)における、血清総蛋白濃度の比較を示す。
【符号の説明】
* P<0.05で有意差あり ** P<0.01で有意差あり
【図3】実施例4のTCF−II投与群(TCF) 及び非投与
群(CONT)における、血清アルブミン濃度の比較を示す。
【符号の説明】
* P<0.05で有意差あり ** P<0.01で有意差あり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肝細胞増殖因子を有効成分とする移植肝
    機能改善・再生促進剤。
  2. 【請求項2】 肝細胞増殖因子と免疫抑制剤とを併用す
    る移植肝機能改善・再生促進剤。
  3. 【請求項3】 肝細胞増殖因子がTCF−IIである、請
    求項1または2記載の移植肝機能改善・再生促進剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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