JPH11246824A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPH11246824A
JPH11246824A JP5029098A JP5029098A JPH11246824A JP H11246824 A JPH11246824 A JP H11246824A JP 5029098 A JP5029098 A JP 5029098A JP 5029098 A JP5029098 A JP 5029098A JP H11246824 A JPH11246824 A JP H11246824A
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JP
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solvent
solution
coating composition
component
resin
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JP5029098A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Sakaguchi
幸浩 阪口
Akio Shibata
昭男 柴田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業用プラントや工業用ボイラなどの煙突や
排気ダクトなどでの使用環境に耐える高い耐熱性、耐薬
品性、耐食性を有し、しかも表面密着性に優れた塗料を
提供すること。 【解決手段】 特定構造の末端にマレイン酸残基を有す
るポリアミド酸化合物を樹脂成分とし、これを溶剤に溶
解させた溶液に顔料成分として酸化チタン、酸化鉄(II
I)及び炭化珪素からなる群から選ばれる1種以上の粉末
を、前記樹脂成分と顔料成分との合計量中の顔料成分の
割合が30〜60体積%となるように混合してなること
を特徴とする塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱性、耐薬品性、
耐食性及び表面密着性に優れた、煙突や排ガスダクト内
面などの塗装に適した塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用プラント又は工業用ボイラなどの
煙突や排気ダクトには、例えば炭素鋼、ステンレス鋼な
どの鉄系金属が使用されている。そのため、重油などを
代表とする燃料に含まれる硫黄又は硫黄化合物が燃焼過
程で酸化された亜硫酸又は硫酸、あるいは空気中の窒素
が酸化した二酸化窒素等から構成される腐食性物質によ
り、これら煙突、排気ダクトなどを構成する金属材料が
腐食劣化するという問題がある。このような問題に対処
するため、従来から煙突、排気ダクトなどの内面に耐食
性を有する材料からなる塗料を塗布することが実施され
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在これらの用途に用
いられている塗料の樹脂成分としては、ウレタン変性シ
リコーン樹脂、エポキシ変性シリコーン樹脂、アクリル
変性シリコーン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂
などの耐熱性の良いシリコーン系の樹脂が主体であり、
一方、顔料成分としては、金属アルミニウム、金属亜鉛
など自らは腐食されやすく、被塗物の金属よりもイオン
化傾向の大きい、所謂犠牲防食効果を期待できるものが
耐食顔料として使用されている。
【0004】しかし、煙突、排気ダクトの内面の環境
は、これらの樹脂が有する耐熱性では十分ではなく、ま
たシリコーン特有の物質透過性と相まって、前記の腐食
性物質が塗装塗膜を迅速に拡散透過し、それと同時に耐
食顔料を酸化させるため、体積が増大し、塗膜を破壊す
るようになる。そのため、腐食性物質は被塗物である金
属表面に極めて早期に到達してしまうので装置の腐食が
急速に進行し、再塗装又は場合によっては装置の交換等
の補修作業が定期的に必要になる。
【0005】本発明は上記従来技術の実状に鑑み、工業
用プラントや工業用ボイラなどの煙突や排気ダクトなど
での使用環境に耐える高い耐熱性、耐薬品性、耐食性を
有し、しかも表面密着性に優れた塗料を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく、塗料を構成する成分について鋭意検討した
結果、一定の条件を満たすポリアミド酸エステルを主成
分とする樹脂(反応硬化性ポリイミド樹脂)を使用し、
かつ酸化劣化しない顔料を一定量配合することにより、
前記課題を解決し得ることを見い出し本発明に到達し
た。
【0007】すなわち、本発明は一般式Aで表される末
端にマレイン酸残基を有するポリアミド酸化合物を樹脂
成分とし、これを溶剤に溶解させた溶液に顔料成分とし
て酸化チタン、酸化鉄(III)及び炭化珪素からなる群か
ら選ばれる1種以上の粉末を、前記樹脂成分と顔料成分
との合計量中の顔料成分の割合が30〜60体積%とな
るように混合してなることを特徴とする塗料組成物であ
る。
【化2】
【0008】式A中、Rは水素原子又は炭素数1〜16
の1価の有機基であり、そのなかに−O−、−S−、−
SO2 −又は−(CO)−の1種以上を含んでもよい。
具体的にはRとしては、水素;メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などの直鎖低分子アルキル基;イソ
プロピル基、第2ブチル基、第3ブチル基、イソアミル
基礎、ネオペンチル基、2−エチルヘキシル基などの分
岐低分子アルキル基;エトキシエチル基などのアルコキ
シアルキル基;フェニル基、ベンジル基などの芳香族基
などが挙げられる。
【0009】また、Xはポリイミド樹脂を形成し得る4
価のテトラカルボン酸残基(テトラカルボン酸化合物か
ら4個のカルボン酸基を除いた部分からなる4価の基)
であり、そのなかに−O−、−S−、−SO2 −又は−
(CO)−の1種以上を含んでもよい。Xの具体的な例
としては次の構造式で示す4価の基を挙げることができ
る。
【化3】
【0010】Yはポリイミド樹脂を形成し得る2価のジ
アミン化合物の残基(ジアミン化合物から2個のアミノ
基を除いた部分からなる基)であり、そのなかに−O
−、−S−、−SO2 −又は−(CO)−の1種以上を
含んでもよい。Yの基礎となるジアミン化合物の具体的
な例としてはパラフェニレンジアミン、4,4′−ジア
ミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニル
エーテルなどを挙げることができる。
【0011】式A中、nは重合度を表し、通常は2〜数
万、好ましくは500〜10000程度である。
【0012】本発明の塗料組成物は樹脂成分として前記
一般式Aで表される末端に付加重合性を有するマレイン
酸残基を有するポリアミド酸化合物(以下、マレイン酸
変性ポリアミド酸化合物と称する)を含むことを特徴と
する。この化合物を樹脂成分とする塗料を被塗装物の表
面に塗布して乾燥(溶剤の除去)することにより、一般
式Bで表される末端にマレイン酸残基を有するマレイン
酸変性ポリイミドを経て、一般式Cで表されるポリイミ
ド架橋体に変化し、耐熱性、耐薬品性、ガス遮断性の優
れた塗膜を得ることができる。なお、一般式B及びCに
おいてX、Y及びnはそれぞれ前記と同じ意味を表す。
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】本発明においてマレイン酸変性ポリアミド
酸化合物Aを溶解する溶剤としては、例えば、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2
−ピロリドン等の極性物質、トルエン、キシレン、ベン
ゼン等の芳香族系炭化水素、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ、セロソルブアセテート等のセロソルブ系炭
化水素、メチルエチルケトン、アセトン、シクロヘキサ
ノン、メチルイソブチルケトン等のケトン系炭化水素、
メチレンクロライド、エチレンクロライド、テトラクロ
ロエチレン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、トリクロロエタン等の塩素系炭化水素、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のフラン系炭化水素を単独もし
くは複数を混合したものが挙げられるが、マレイン酸変
性ポリアミド酸化合物Aを構成する分子、特にRを含む
エステル部分と親和性のよい系統の溶剤を選び、重合度
nによって、溶剤とする化合物種を選択するのが望まし
い。これらの溶剤の中ではN−メチル−2−ピロリドン
は最も汎用性のある溶剤であり、これを主剤とする溶剤
系を選択すれば、ほとんどの樹脂について良好な結果を
得ることができる。
【0016】本発明の塗料組成物においては顔料成分と
して酸化チタン、酸化鉄(III)及び炭化珪素からなる群
から選ばれる1種以上の粉末を、前記樹脂成分と顔料成
分との合計量中の顔料成分が30〜60体積%となるよ
うに混合する。顔料成分の割合が30%未満では耐食性
が十分でなく、60%を超えると塗膜の均質性が低下す
るので好ましくない。
【0017】本発明の塗料組成物は、上記マレイン酸変
性ポリアミド酸化合物、顔料、溶剤の他に着色剤、展色
剤、表面調整剤などを本発明の効果を阻害しない範囲内
で混合使用することができる。この場合に使用できる着
色剤、展色剤としては、例えば、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、シリカ粉末等の珪素化合物、グラ
ファイト、カーボンブラックなどの無機化合物が挙げら
れ、また表面調製剤としては、例えば、シリコーン系調
製剤、アクリル系調製剤、塩化ビニルを主体とした調製
剤、セルロース系調製剤等を本発明の効果を阻害しない
範囲内で混合使用することができる。
【0018】本発明の塗料を煙突や排ガスダクト内面に
塗装する方法としては、例えばスプレー塗装、ロール刷
毛による塗装、刷毛による塗装方法などが挙げられる。
なお、その際に塗料粘度を調整するためには、前述の溶
剤で適当に希釈し、不揮発分濃度で25〜40%の範囲
とするのが作業性がよい。また、目標とする塗装膜厚は
一回塗り当たり乾燥膜厚で5〜100μm程度、好まし
くは5〜30μmにするのがよく、所定の膜厚まで塗り
重ねればよい。
【0019】本発明の塗料を用いて施工した塗装膜の乾
燥硬化は、先ず溶剤を散逸させ、次いで加熱することに
より、前記一般式A中のRを含むエステル部分を分解除
去し、一般式Bで示されるポリイミドとする。このとき
Rを含むエステルはR−OHで示される水又は1価のア
ルコールとなり、熱により塗膜から脱離除去される。一
般式Bで示されるポリイミドはさらに加熱することによ
り一般式Cのポリイミド架橋体に変化し、本発明の特徴
である耐熱性、耐薬品性、ガス遮断性に優れた塗装膜が
得られる。
【0020】溶剤を除去する方法としては例えば、自然
乾燥、強制通風乾燥、加熱乾燥等が挙げられる。また、
加熱乾燥、加熱硬化させる方法としては例えば、電気抵
抗加熱、赤外線加熱、燃焼加熱等が挙げられ、本発明の
塗料を煙突や排ガスダクト内面に塗装した場合は、装置
稼働時の熱を利用することが経済的であり最も簡便であ
る。
【0021】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、混合分率表記の%は重量基準である。 (実施例1)エチレングリコールモノエチルエーテルに
無水硫酸ナトリウムを加えて4日間室温で保管したのち
濾過し乾燥したエチレングリコールモノエチルエーテル
を用意した。3,3′,4,4′ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物223.29gをよく乾燥した2リ
ットルのケルダールフラスコに入れ、100℃に加熱し
ながら、乾燥したエチレングリコールモノエチルエーテ
ル150gを毎秒約4滴づつ滴下した。滴下開始後約9
0分で固体は消失した。所定量の滴下が終了したのち、
還流冷却管を取り付けさらに2時間加熱し、薄い褐色で
透明な液を得た(溶液1)。
【0022】無水マレイン酸34.0gをよく乾燥した
2リットルのケルダールフラスコに入れ、100℃に加
熱しながら、乾燥したエチレングリコールモノエチルエ
ーテル50gを加え、還流冷却管を取り付け2時間加熱
し、透明な液を得た(溶液2)。パラフェニレンジアミ
ン37.5gとジアミノジフェニルメタン137.39
gを直径180mmの磁性のボールミルに直径16mm
のガラスボール15個と共に入れ、真空にした後窒素ガ
スで置換し、内部の酸素を除去した。内部を若干減圧に
した後、サービスバルブを介して100gの乾燥したエ
チレングリコールモノエチルエーテルを導入し、破板を
取り付け二本ロールを用い70〜73rpmで4時間回
転させて攪拌して溶解させ赤紫透明の液を得た(溶液
3)。
【0023】溶液1と溶液2を混合し、室温で攪拌しな
がら溶液3を加え、さらに攪拌しながら徐々に温度を上
げ、1時間かけて内容物を70℃にした。常温まで冷却
し、全体の重量が1kgになるまで乾燥したエチレング
リコールモノエチルエーテルを追加し、マレイン酸変性
ポリアミド酸化合物70%からなる樹脂溶液Aを得た。
【0024】比重3.9のルチル型酸化チタン(160
0メッシュ)を61g取り、直径65mm×4段のビー
ズミルに50メッシュのガラスビーズと共に入れ、エチ
レングリコールモノエチルエーテル50gを加えて5分
間予備混合した。その後、前記樹脂溶液A57.7gを
加え300rpmで30分間混合し、ガラスビーズを除
きながら溶剤で共洗いし、全量を200gになるように
調整した。これにより、エチレングリコールモノエチル
エーテルを溶剤とし、酸化チタンをマレイン酸変性ポリ
アミド酸化合物基準で30体積%含む不揮発分濃度50
%の塗料組成物を得た。
【0025】(実施例2)比重5.2の酸化鉄(III)、
1000メッシュを74gと前記樹脂溶液A52.4g
を使用し、溶剤の量を調整したほかは実施例1と同様に
操作し、エチレングリコールモノエチルエーテルを溶剤
とし、酸化鉄(III)をマレイン酸変性ポリアミド酸化合
物基準で30体積%含む不揮発分濃度55.5%の塗料
組成物を得た。
【0026】(実施例3)比重3.25の炭化珪素(3
000メッシュ)を51gと前記樹脂溶液A66.9g
を使用し、溶剤の量を調整したほかは実施例1と同様に
操作し、エチレングリコールモノエチルエーテルを溶剤
とし、炭化珪素をマレイン酸変性ポリアミド酸化合物基
準で30体積%含む不揮発分濃度50.5%の塗料組成
物を得た。
【0027】(実施例4)比重3.9のルチル型酸化チ
タン(1600メッシュ)を74.6gと前記樹脂溶液
A34.6gを使用し、溶剤の量を調整したほかは実施
例1と同様に操作し、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルを溶剤とし、酸化チタンをマレイン酸変性ポリア
ミド酸化合物基準で50体積%含む不揮発分濃度50.
1%の塗料組成物を得た。
【0028】(実施例5)比重5.2の酸化鉄(III)、
1000メッシュを80.6gと前記樹脂溶液A26.
8gを使用し、溶剤の量を調整したほかは実施例1と同
様に操作し、エチレングリコールモノエチルエーテルを
溶剤とし、酸化鉄(III)をマレイン酸変性ポリアミド酸
化合物基準で50体積%含む不揮発分濃度50.0%の
塗料組成物を得た。
【0029】(実施例6)比重3.25の炭化珪素(3
000メッシュ)を72.2gと前記樹脂溶液A38.
4gを使用し、溶剤の量を調整したほかは実施例1と同
様に操作し、エチレングリコールモノエチルエーテルを
溶剤とし、炭化珪素をマレイン酸変性ポリアミド酸化合
物基準で50体積%含む不揮発分濃度50.0%の塗料
組成物を得た。
【0030】(実施例7)比重3.9のルチル型酸化チ
タン(1600メッシュ)を82.4gと前記樹脂溶液
A24.4gを使用し、溶剤の量を調整したほかは実施
例1と同様に操作し、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルを溶剤とし、酸化チタンをマレイン酸変性ポリア
ミド酸化合物基準で60体積%含む不揮発分濃度50.
0%の塗料組成物を得た。
【0031】(実施例8)比重5.2の酸化鉄(III)、
1000メッシュを86.2gと前記樹脂溶液A19.
1gを使用し、溶剤の量を調整したほかは実施例1と同
様に操作し、エチレングリコールモノエチルエーテルを
溶剤とし、酸化鉄(III)をマレイン酸変性ポリアミド酸
化合物基準で60体積%含む不揮発分濃度50.0%の
塗料組成物を得た。
【0032】(実施例9)比重3.25の炭化珪素(3
000メッシュ)を79.5gと前記樹脂溶液A28.
2gを使用し、溶剤の量を調整したほかは実施例1と同
様に操作し、エチレングリコールモノエチルエーテルを
溶剤とした炭化珪素をマレイン酸変性ポリアミド酸化合
物基準で60体積%含む不揮発分濃度50.0%の塗料
組成物を得た。
【0033】(実施例10)メタノールに無水硫酸ナト
リウムを加えて7日間室温で保管したのち濾過し乾燥し
たメタノールを用意した。3,3′,4,4′ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物269.36gをよく
乾燥した2リットルのケルダールフラスコに入れ、50
℃に加熱しながら、乾燥したメタノール100gを毎秒
約4滴づつ滴下した。滴下開始後約60分で固体は消失
した。所定量の滴下が終了したのち、還流冷却管を取り
付け温度を70℃に上げ、さらに2時間加熱し、透明な
液を得た(溶液4)。
【0034】無水マレイン酸40.9gをよく乾燥した
2リットルのケルダールフラスコに入れ、50℃に加熱
しながら、乾燥したメタノール50gを加え、還流冷却
管を取り付け2時間加熱し、透明な液を得た(溶液
5)。パラフェニレンジアミン45.2gとジアミノジ
フェニルメタン165.74gを直径180mm磁性の
ボールミルに直径16mmのガラスボール15個と共に
入れ、真空にした後窒素ガスで置換し、内部の酸素を除
去した。内部を若干減圧にした後、サービスバルブを介
して100gの乾燥したメタノールを導入し、破板を取
り付け二本ロールを用い70〜73rpmで4時間攪拌
して溶解し赤紫透明の液を得た(溶液6)
【0035】溶液4と溶液5を混合し、室温で攪拌しな
がら溶液6を加え、攪拌しながら徐々に温度を上げ、1
時間かけて内容物を50℃にした。常温まで冷却し、全
体の重量が1kgになるまで乾燥したメタノールを追加
し、マレイン酸変性ポリアミド酸化合物70%からなる
樹脂溶液Bを得た。
【0036】比重3.9のルチル型酸化チタン(160
0メッシュ)を61g取り、直径65mm×4段のビー
ズミルに50メッシュのガラスビーズと共に入れ、メタ
ノール50gを加えて5分間予備混合した。その後、樹
脂溶液B57.7gを加え300rpmで30分間混合
し、ガラスビーズを除きながら溶剤で共洗いし、全量を
200gになるように調整した。これで、メタノールを
溶剤とした酸化チタンをマレイン酸変性ポリアミド酸化
合物基準で30体積%含む不揮発分濃度50%の塗料組
成物を得た。
【0037】(実施例11)イソプロパノールに無水硫
酸ナトリウムを加えて7日間室温で保管したのち濾過し
乾燥したイソプロパノールを用意した。3,3′,4,
4′ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物244.
95gをよく乾燥した2リットルのケルダールフラスコ
に入れ、80℃に加熱しながら、乾燥したイソプロパノ
ール100gを毎秒約4滴づつ滴下した。滴下開始後約
120分で固体は消失した。所定量の滴下が終了したの
ち、還流冷却管を取り付けて温度を90℃に上げ、さら
に2時間加熱し、透明な液を得た(溶液7)。
【0038】無水マレイン酸37.3gをよく乾燥した
500ミリリットルのケルダールフラスコに入れ、80
℃に加熱しながら、乾燥したイソプロパノール30gを
加え、還流冷却管を取り付け2時間加熱し、透明な液を
得た(溶液8)。パラフェニレンジアミン41.1gと
ジアミノジフェニルメタン150.72gを直径180
mm磁性のボールミルに直径16mmのガラスボール1
5個と共に入れ、真空にした後窒素ガスで置換し、内部
の酸素を除去した。内部を若干減圧にした後、サービス
バルブを介して100gの乾燥したイソプロパノールを
導入し、破板を取り付け二本ロールを用い70〜73r
pmで2時間攪拌して溶解し赤紫透明の液を得た(溶液
9)。
【0039】溶液7と溶液8を混合し、室温で攪拌しな
がら溶液9を加え、攪拌しながら徐々に温度を上げ、1
時間かけて内容物を80℃にした。常温まで冷却し、全
体の重量が1kgになるまで乾燥したイソプロパノール
を追加し、イソプロパノールを溶剤とするマレイン酸変
性ポリアミド酸化合物70%からなる樹脂溶液Cを得
た。
【0040】比重3.9のルチル型酸化チタン(160
0メッシュ)を61g取り、直径65mm×4段のビー
ズミルに50メッシュのガラスビーズと共に入れ、イソ
プロパノール50gを加えて5分間予備混合した。その
後、樹脂溶液C57.7gを加え300rpmで30分
間混合し、ガラスビーズを除きながら溶剤で共洗いし、
全量を200gになるように調整した。これで、イソプ
ロパノールを溶剤とする酸化チタンをマレイン酸変性ポ
リアミド酸化合物基準で30体積%含む不揮発分濃度5
0%の塗料組成物を得た。
【0041】(実施例12)3,3′,4,4′ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物259.04gをよ
く乾燥した2リットルのケルダールフラスコに入れ、1
00℃に加熱しながら、乾燥したエチレングリコールモ
ノエチルエーテル250gを毎秒約4滴づつ滴下した。
滴下開始後約90分で固体は消失した。所定量の滴下が
終了したのち、還流冷却管を取り付けさらに2時間加熱
し、薄い褐色で透明な液を得た(溶液10)。
【0042】無水マレイン酸39.42gを良く乾燥し
た500ミリリットルのケルダールフラスコに入れ、1
00℃に加熱しながら、乾燥したエチレングリコールモ
ノエチルエーテル50gを加え、還流冷却管を取り付け
2時間加熱し、透明な液を得た(溶液11)。パラフェ
ニレンジアミン108.7gを直径180mm磁性のボ
ールミルに直径16mmのガラスボール15個と共に入
れ、真空にした後、窒素ガスで置換し、内部の酸素を除
去した。内部を若干減圧にした後、サービスバルブを介
して150gの乾燥したエチレングリコールモノエチル
エーテルを導入し、破板を取り付け二本ロールを用い7
0〜73rpmで2時間攪拌して溶解し透明の液を得た
(溶液12)。
【0043】溶液10と溶液11を混合し、室温で攪拌
しながら溶液12を加え、攪拌しながら徐々に温度を上
げ、1時間かけて内容物を90℃にした。常温まで冷却
し、全体の重量が1kgになるまで乾燥したエチレング
リコールモノエチルエーテルを追加し、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルを溶剤とするパラフェニレンジ
アミンのみをアミン種とするマレイン酸変性ポリアミド
酸化合物70%からなる樹脂溶液Dを得た。
【0044】比重3.9のルチル型酸化チタン(160
0メッシュ)を61g取り、直径65mm×4段のビー
ズミルに50メッシュのガラスビーズと共に入れ、溶剤
50gを加えて5分間予備混合した。その後、樹脂溶液
D57.7gを加え300rpmで30分間混合し、ガ
ラスビーズを除きながら溶剤で共洗いし、全量を200
gになるように調整した。これで、酸化チタンをマレイ
ン酸変性ポリアミド酸化合物基準で30体積%含む不揮
発分濃度50%の塗料組成物を得た。
【0045】(実施例13)3,3′,4,4′ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物224.48gをよ
く乾燥した2リットルのケルダールフラスコに入れ、1
00℃に加熱しながら、乾燥したエチレングリコールモ
ノエチルエーテル200gを毎秒約4滴づつ滴下した。
滴下開始後約90分で固体は消失した。所定量の滴下が
終了したのち、還流冷却管を取り付けさらに2時間加熱
し、薄い褐色で透明な液を得た(溶液13)。
【0046】無水マレイン酸34.16gをよく乾燥し
た500ミリリットルのケルダールフラスコに入れ、1
00℃に加熱しながら、乾燥したエチレングリコールモ
ノエチルエーテル50gを加え、環流冷却管を取り付け
2時間加熱し、透明な液を得た(溶液14)。
【0047】ジアミノジフェニルメタン172.65g
を直径180mm磁性のボールミルに直径16mmのガ
ラスボール15個と共に入れ、真空にした後、窒素ガス
で置換し、内部の酸素を除去した。内部を若干減圧にし
た後、サービスバルブを介して150gの乾燥したエチ
レングリコールモノエチルエーテルを導入し、破板を取
り付け二本ロールを用い70〜73rpmで2時間掛か
って溶解し透明な液を得た(溶液15)。
【0048】溶液13と溶液14を混合し、室温で攪拌
しながら溶液15を加え、攪拌しながら徐々に温度を上
げ、1時間かけて内容物を90℃にした。常温まで冷却
し、全体の重量が1kgになるまで乾燥したエチレング
リコールモノエチルエーテルを追加し、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルを溶剤とするジアミノジフェニ
ルメタンのみをアミン種とするマレイン酸変性ポリアミ
ド酸化合物70%からなる樹脂溶液Eを得た。
【0049】比重3.9のルチル型酸化チタン(160
0メッシュ)を61gとり、直径65mm×4段のビー
ズミルに50メッシュのガラスビーズと共に入れ、溶剤
50gを加えて5分間予備混合した。その後、樹脂溶液
E57.7gを加え300rpmで30分間混合し、ガ
ラスビーズを除きながら溶剤で共洗いし、全量を200
gになるように調整した。これで、酸化チタンをマレイ
ン酸変性ポリアミド酸化合物基準で30体積%含む不揮
発分濃度50%の塗料組成物を得た。以上の実施例をま
とめると表1のように分類できる。
【0050】
【表1】
【0051】(評価試験)実施例1〜13で得られた塗
料を平刷毛を用い0.8mm厚みの冷間圧廷鋼板に乾燥
膜厚30μmになるように両面塗布したものを作製し
た。乾燥は、室温で2時間静置した後、自動匂配温度調
節装置付きオーブンで、室温〜200℃を10時間かか
って昇温し乾燥した。これらの試料について密着性、耐
薬品性の評価及び耐熱試験を行った。評価結果は表2に
示すとおりである。また、比較例として煙突及び排ガス
ダクト内面用塗料として市販されているエポキシ変性シ
リコーン樹脂よりなる塗料T(K社製)を施工例として
同様な方法で塗装し、推奨乾燥条件で乾燥した試料を作
製し、同様の試験を行った結果を表2に併せて示した。
【0052】評価試験は次の方法によって行った。 密着性:JIS−K−5400 8.5.2に準拠し、
2mm平方の碁盤目を100個切り取りテープ剥離試験
を行う。結果は密着残存している個数を示す。 耐薬品性1:5%硫酸水溶液中に浸漬し、40℃で72
時間後の塗膜状態を目視で観察する。 耐薬品性2:85%硫酸水溶液中に浸漬し、40℃で7
2時間後の塗膜状態を目視で観察する。 耐熱試験:電気炉中で200℃×500時間保持したと
きの塗膜状態を観察し、試験前の状態と比較評価する。
【0053】
【表2】
【0054】表2で比較例に用いた一般市販塗料は、初
期の密着性は良好であったが、それぞれの評価試験で何
れも早期に塗膜が劣化し、剥離、発錆などの決定的な問
題が露見している。それに対して、本発明による実施例
の1〜6及び12と13では、良好な耐久性を示してい
る。実施例の7〜9は顔料の体積濃度が60%と高く、
密着を助け環境からの腐食性物質をさえぎる樹脂が少な
いので、初期密着及び耐薬品性が弱い。また、実施例1
0〜11は溶剤としてメタノール又はイソプロパノール
を使用していたために、他の良好であった実施例で用い
ていたエチレングリコールモノエチルエーテルと比較し
て沸点の低い溶剤であったため、加熱乾燥過程で溶剤が
沸騰し、塗膜に損傷を与えていたことが判明したので、
加熱匂配を施工例の1.5倍、すなわち15時間以上か
けて緩やかに乾燥硬化させたところ、他の良好であった
実施例と全く同様に良好な密着性、耐久性を具備してい
ることが確認できた。
【0055】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は高い耐熱性、耐薬
品性、耐食性を有し、鋼板などの被塗装面への密着性が
優れており、工業用プラントや工業用ボイラなどの煙突
や排気ダクトなどに適用した際にも極めて良好な密着
性、耐久性を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式Aで表される末端にマレイン酸残
    基を有するポリアミド酸化合物を樹脂成分とし、これを
    溶剤に溶解させた溶液に顔料成分として酸化チタン、酸
    化鉄(III)及び炭化珪素からなる群から選ばれる1種以
    上の粉末を、前記樹脂成分と顔料成分との合計量中の顔
    料成分の割合が30〜60体積%となるように混合して
    なることを特徴とする塗料組成物。 【化1】 〔式中、Rは水素原子又は炭素数1〜16の1価の有機
    基であり、そのなかに−O−、−S−、−SO2 −又は
    −(CO)−の1種以上を含んでもよく、Xはポリイミ
    ド樹脂を形成し得る4価のテトラカルボン酸残基であ
    り、そのなかに−O−,−S−,−SO2 −又は−(C
    O)−の1種以上を含んでもよく、Yはポリイミド樹脂
    を形成し得る2価のジアミン化合物残基であり、そのな
    かに−O−、−S−、−SO2 −又は−(CO)−の1
    種以上を含んでもよく、nは重合度を表す数値であ
    る。〕
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