JPH11248573A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JPH11248573A
JPH11248573A JP5551898A JP5551898A JPH11248573A JP H11248573 A JPH11248573 A JP H11248573A JP 5551898 A JP5551898 A JP 5551898A JP 5551898 A JP5551898 A JP 5551898A JP H11248573 A JPH11248573 A JP H11248573A
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JP
Japan
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semiconductor pressure
oil
sensitive chip
insulating material
housing recess
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Withdrawn
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JP5551898A
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English (en)
Inventor
Bunji Katsumata
文治 勝又
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品点数を少なくして、組立工数を減ら
し、組立コストを低減することができ、温度変化による
オイルの容積変動を抑えることができ、オイルの封入を
し易くすることができる半導体圧力センサを提案するこ
と。 【解決手段】 収容凹部12内に絶縁材60を注ぎ、絶
縁材60で半導体感圧チップ20、ワイヤ55および、
リード端子50を封止し、収容凹部12の開口14をメ
タルダイアフラム30で閉塞した後に、絶縁材60とメ
タルダイアフラム30との間に生じた間隙にオイル40
を充填するようにし、ワイヤ55の振動やメタルダイア
フラム30の変位の際に、ワイヤ55やリード端子50
がメタルダイアフラム30に直接触れることがなく、シ
ョートが発生する要因をなくすようにした。また、間隙
にオイル40を単に充填するだけで良いようにした。さ
らに、既に絶縁材60が収容凹部12に所定量注がれて
いるので、その分だけ、オイル40の充填量が少なくて
済み、温度変化によるオイル40の容積変動を抑えるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステムの収容凹部
内に台座を介して半導体感圧チップが搭載され、該半導
体感圧チップの受圧表面が前記収容凹部の開口に向けら
れており、前記収容凹部の開口をメタルダイアフラムで
閉塞し、該メタルダイアフラムと前記収容凹部とで囲ま
れた空間にオイルを充填して成る半導体圧力センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体圧力センサとしては、例え
ば、特開平5−332866号公報に開示されたものが
ある。同公報に開示された従来の半導体圧力センサは、
ステムに台座ガラスを介して感圧チップが接合され、感
圧チップとリード端子との間にワイヤがワイヤボンディ
ングされ、このステムには金属製ケースが接合され、金
属ケースの収容空間の開口が金属製シールダイアフラム
で閉塞され、中仕切壁により、収容空間が金属シールダ
イアフラム側の空間と感圧チップ側の空間とに隔離さ
れ、金属ケースの内面が絶縁被膜で覆われ、中仕切壁を
含む金属ケースの内面がリード端子やワイヤに直接触れ
た場合にもショートの発生をなくすことができる。
【0003】それにより、中仕切壁をワイヤに触れる程
度に低くすることができ、金属ケースの径や高さ寸法を
小さく設計して感圧チップ側の空間内に封入されるオイ
ルの封入量を少なくして、オイルの熱膨張、収縮に伴う
内圧変動を低めて、圧力センサの測定精度を向上させて
いる。
【0004】また、中仕切壁には衝撃圧力波に対する緩
衝穴が穿設され、緩衝穴を通ってオイルが金属シールダ
イアフラム側の空間と感圧チップ側の空間とに移動可能
になっている。それにより、感圧チップに加わる急激な
圧力上昇を緩和するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体圧力センサでは、金属ケースに中仕切
壁を設ける必要があり、また、中仕切壁を含む金属ケー
スの内面を絶縁被膜で覆う必要があるから、構成部品点
数が多く、組立工数の増加になり、組立コストが嵩む。
【0006】また、金属ケースの径や高さ寸法を小さく
設計して感圧チップ側の空間容積を小さくして、オイル
の充填量を少なくしているが、オイルが感圧チップ側の
空間内に封入される構成であることには変わりなく、そ
の分だけオイルの充填量が増え、熱膨張によるオイルの
容積変動が生じ易くなる。
【0007】さらに、中仕切壁により金属シールダイア
フラム側の空間と感圧チップ側の空間とに分離され、金
属シールダイアフラム側の空間に注がれたオイルが緩衝
穴を通って感圧チップ側の空間に封入される構成である
ため、緩衝穴は、急激な圧力上昇の緩和の機能および、
感圧チップ側の空間へのオイルの封入の機能の両方を有
しており、急激な圧力上昇の緩和の機能を向上すべく緩
衝穴の形状を決定すると、感圧チップ側の空間へオイル
を封入し難い構成になるという問題点があった。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、構成部品点数を少なくして、組立工数を減らし、組
立コストを低減することができ、また、温度変化による
オイルの容積変動を抑えることができ、さらに、オイル
の封入をし易くすることができる半導体圧力センサを提
案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明により成された請求項1に記載の半導体圧力セ
ンサは、ステム10の収容凹部12内に台座25を介し
て半導体感圧チップ20が搭載され、該半導体感圧チッ
プ20の受圧表面が前記収容凹部12の開口14に向け
られており、前記収容凹部12の開口14をメタルダイ
アフラム30で閉塞し、該メタルダイアフラム30と前
記収容凹部12とで囲まれた空間にオイル40を充填し
て成る半導体圧力センサにおいて、前記ステム10の収
容凹部12内にはリード端子50が露出しており、前記
リード端子50と前記半導体感圧チップ20とは、ワイ
ヤ55により接続されており、前記半導体感圧チップ2
0、前記ワイヤ55および、前記リード端子50は、前
記収容凹部12内に注がれる絶縁材60で封止されてお
り、前記オイル40は、前記絶縁材60と前記メタルダ
イアフラム30との間の間隙に充填されるようにした。
【0010】以上の構成において、半導体圧力センサの
組立は、ステム10の収容凹部12内に台座25を介し
て半導体感圧チップ20を搭載する。このとき、半導体
感圧チップ20の受圧表面は収容凹部12の開口14に
向けられている。また、ステム10の収容凹部12内に
リード端子50を露出させる。
【0011】次に、リード端子50と半導体感圧チップ
20とをワイヤ55により接続し、収容凹部12内に絶
縁材60を注ぎ、絶縁材60で半導体感圧チップ20、
ワイヤ55および、リード端子50を封止する。さら
に、収容凹部12の開口14をメタルダイアフラム30
で閉塞する。最後に、この絶縁材60とメタルダイアフ
ラム30との間に生じた間隙にオイル40を充填する。
【0012】絶縁材60で半導体感圧チップ20、ワイ
ヤ55および、リード端子50を封止しているので、ワ
イヤ55の振動やメタルダイアフラム30の変位の際
に、ワイヤ55やリード端子50がメタルダイアフラム
30に直接触れることがなく、ショートが発生する要因
をなくすことができる。それにより、従来技術の如く、
中仕切壁や中仕切壁の対向面を覆うための絶縁被膜を設
ける必要がなく、部品点数を減らすことができる。ま
た、絶縁材60とメタルダイアフラム30との間に生じ
た間隙にオイル40を充填するだけでよく、オイル40
の充填をし易くすることができる。
【0013】さらに、既に絶縁材60が収容凹部12に
所定量注がれているので、その分だけ、オイル40の充
填量が少なくて済み、温度変化によるオイル40の容積
変動を抑えることができる。
【0014】また本発明により成された請求項2に記載
の半導体圧力センサは、ステム10の収容凹部12内に
台座25を介して半導体感圧チップ20が搭載され、該
半導体感圧チップ20の受圧表面が前記収容凹部12の
開口14に向けられており、前記収容凹部12の開口1
4をメタルダイアフラム30で閉塞し、該メタルダイア
フラム30と前記収容凹部12とで囲まれた空間にオイ
ル40を充填して成る半導体圧力センサにおいて、前記
ステム10の収容凹部12は、溝底の深い第1溝16
と、溝底の浅い第2溝18とを有し、前記収容凹部12
の第1溝16内には前記半導体感圧チップ20が搭載さ
れており、前記収容凹部12の第2溝18の溝底にはリ
ード端子50が露出しており、前記半導体感圧チップ2
0の受圧表面と前記リード端子50とは、ほぼ同じ高さ
に位置しており、前記リード端子50と前記半導体感圧
チップ20とは、ワイヤ55により接続されており、前
記半導体感圧チップ20、前記リード端子50および、
前記ワイヤ55は、前記収容凹部12に注入される絶縁
材60で封止されており、前記オイル40は、前記絶縁
材60と前記メタルダイアフラム30との間の間隙に充
填されるようにした。
【0015】以上の構成において、半導体圧力センサの
組立は、収容凹部12の溝底の深い第1溝16内に半導
体感圧チップ20を搭載する。また、収容凹部12の浅
い方の第2溝18の溝底にリード端子50を露出させ
る。このとき、半導体感圧チップ20の受圧表面とリー
ド端子50とはほぼ同じ高さに位置している。また、ワ
イヤ55は、半導体感圧チップ20とリード端子50と
の間に略水平に延ばされていて、同じく、半導体感圧チ
ップ20の受圧表面と同じ高さに位置している。
【0016】それにより、絶縁材60を収容凹部12に
注入していくとき、絶縁材60が半導体感圧チップ20
の受圧表面を封止すれば、同時に、リード端子50およ
びワイヤ55を封止することができ、絶縁材60をさら
に注入する必要がなく、絶縁材60の使用量を少なくす
ることができる。また、第1溝16の溝壁と半導体感圧
チップ20との間の隙間をできるだけ小さくしておけ
ば、第1溝16への絶縁材60の使用量をさらに少なく
することができる。
【0017】絶縁材60で半導体感圧チップ20の受圧
表面、リード端子50および、ワイヤ55を封止した後
に、収容凹部12の開口14をメタルダイアフラム30
で閉塞し、絶縁材60とメタルダイアフラム30との間
に生じた間隙にオイル40を充填するだけでよく、同じ
く、オイル40の充填をし易くすることができる。
【0018】さらに本発明により成された請求項3に記
載の半導体圧力センサは、前記ステム10および前記絶
縁材60には、前記ステム10の外部と前記間隙とに通
じる充填用通路19,69が開設されており、前記充填
用通路19,69は、前記オイル40の充填後に閉止さ
れるようにした。
【0019】以上の構成において、絶縁材60とメタル
ダイアフラム30との間に生じた間隙にオイル40を充
填するには、ステム10の外部から充填用通路19,6
9を通して間隙にオイル40を充填していけば良い。オ
イル40の充填後に充填用通路19,69を閉止する。
【0020】絶縁材60側に開設される充填用通路1
9,69は、例えば、充填用通路19,69の断面形状
に相当する軸断面を有する軸状部材を、絶縁材60の封
止前に差し込み、封止後に抜き出して形成される。
【0021】充填用通路19,69を設けたことによ
り、例えば、充填用通路19,69の途中に閉止位置を
設けておけば、前記間隙がオイル40で充填された後
に、オイル40が充填用通路19,69を通って閉止位
置に達し、さらに閉止位置から溢れるようになる。その
後、閉止位置にて充填用通路19,69を閉止し、閉止
位置から溢れたオイル40をステム10の外部へ排出さ
せれば、適正な量のオイル40を前記間隙に確実に充填
することができる。
【0022】さらに本発明により成された請求項4に記
載の半導体圧力センサは、前記メタルダイアフラム30
の周縁部は、前記収容凹部12の開口14の周縁部に拡
げられており、前記収容凹部12の開口14の周縁部に
は、該周縁部に沿うようにリング35が配されており、
前記メタルダイアフラム30の周縁部は、前記収容凹部
12の開口14の周縁部と前記リング35とに挟まれた
状態で、前記リング35と共に、前記収容凹部12の開
口14の周縁部に溶着されているようにした。
【0023】以上の構成において、収容凹部12の開口
14を閉塞するためのメタルダイアフラム30の周縁部
は、収容凹部12の開口14の周縁部とリング35とに
挟まれた状態で、リング35と共に、収容凹部12の開
口14の周縁部に溶着されているので、メタルダイアフ
ラム30を所定の高さ位置に容易かつ確実に固定するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態を説明する。図1に半導体圧力センサの要部断面
を示す。図2に半導体感圧チップ20の要部断面を示
す。本半導体圧力センサは、ステム10、半導体感圧チ
ップ20、シールダイアフラムであるメタルダイアフラ
ム30、オイル(例えばシリコーンオイル)40、外部
引出し用端子であるリード端子50及び、絶縁材(例え
ばシリコーン樹脂)60を有して成る。
【0025】ステム10は、中央部に収容凹部12が形
成されている。収容凹部12は、溝底の深い第1溝16
と、第1溝16の周りに溝底の浅い第2溝18とを有し
ている。また、ステム10には、ステム10の外部から
収容凹部12内に挿通する挿通孔13および、充填用通
路19がそれぞれ穿設されている。
【0026】挿通孔13および充填用通路19は、ステ
ム10の底面部から第2溝18の溝底に向かって穿設さ
れている。また、ステム10の外周にはフランジ15が
形成され、フランジ15には、プロジェクション溶接用
突起15aが凸設されている。
【0027】収容凹部12の第1溝16内にはPyrexGla
ssである台座25を介して半導体感圧チップ20が搭載
されている。半導体感圧チップ20は、その受圧表面を
収容凹部12の開口14に向けて搭載される。半導体感
圧チップ20は、シリコン単結晶にダイアフラムを作
り、ダイアフラムの表面である受圧表面にゲージ抵抗形
成した圧力センサであり、半導体感圧チップ20と台座
25は、真空中にて陽極接合されている。
【0028】挿通孔13は、小さい孔径の中央部からス
テム10の底面部および第2溝18の溝底にそれぞれ向
かって徐々に大きな孔径に形成されている。挿通孔13
にはリード端子50が挿通している。挿通孔13の孔壁
とリード端子50との間の隙間には、ガラスハーメック
シール17が充填されている。
【0029】収容凹部12の第2溝18の溝底にはリー
ド端子50が露出している。露出したリード端子50
と、半導体感圧チップ20の受圧表面とは、ほぼ同じ高
さに位置していて、そのリード端子50と半導体感圧チ
ップ20とは、ボンディングワイヤであるワイヤ(Au
ワイヤ)55で接続されている。
【0030】半導体感圧チップ20、前記リード端子5
0および、前記ワイヤ55は、前記収容凹部12に滴下
され、加熱硬化する絶縁材60で封止されている。絶縁
材60の封止時に、軸状部材(図示省略)を充填用通路
19に挿通すると共に、絶縁材60の液面から上方に突
き出させ、封止後に抜き出すことにより、充填用通路1
9,69の各通路が確保される。
【0031】収容凹部12の開口14は、メタルダイア
フラム30によって閉塞される。メタルダイアフラム3
0の周縁部は、収容凹部12の開口14の周縁部に沿う
ように配されるリング35と、収容凹部12の開口14
の周縁部とに挟まれた状態で、リング35と共に、収容
凹部12の開口14の周縁部にレーザ溶接される。
【0032】オイル40は、ステム10の底面部側から
充填用通路19,69を通って、絶縁材60とメタルダ
イアフラム30との間の間隙に充填される。オイル40
の充填後に充填用通路19,69はSUS球19aによ
り閉止される。充填用通路19は、小径の孔部と大径の
孔部とからなり、小径の孔部と大径の孔部との間の段差
部が閉止位置になっている。
【0033】以上の構成において、半導体圧力センサの
組立は、収容凹部12の溝底の深い第1溝16内に半導
体感圧チップ20を搭載する。このとき、半導体感圧チ
ップ20の受圧表面は収容凹部12の開口14に向けら
れている。
【0034】また、収容凹部12の浅い第2溝18の溝
底にリード端子50を露出させる。このとき、半導体感
圧チップ20の受圧表面とリード端子50とはほぼ同じ
高さに位置している。次に、リード端子50と半導体感
圧チップ20とをワイヤ55により接続する。それによ
り、ワイヤ55は、半導体感圧チップ20とリード端子
50との間に略水平に延ばされていて、同じく、半導体
感圧チップ20の受圧表面と同じ高さに位置する。
【0035】絶縁材60を収容凹部12に滴下し、加熱
硬化させる。このとき、リード端子50とワイヤ55と
が半導体感圧チップ20と同じ高さ位置にあるために、
絶縁材60が半導体感圧チップ20の受圧表面を封止す
れば、同時に、リード端子50および、ワイヤ55を封
止することができ、絶縁材60をさらに滴下する必要が
なく、絶縁材60の使用量を少なくすることができる。
また、第1溝16の溝壁と半導体感圧チップ20および
台座25の各周壁との間の隙間が広くないので、第1溝
16への絶縁材60の使用量は、この点からも少なくて
済む。
【0036】絶縁材60の封止時には、充填用通路1
9,69を確保すべく、例えば、充填用通路19,69
の断面形状に相当する軸断面を有する軸状部材を、絶縁
材60の封止前に差し込み、封止後に抜き出す。
【0037】絶縁材60で半導体感圧チップ20の受圧
表面、リード端子50および、ワイヤ55を封止した後
に、収容凹部12の開口14をメタルダイアフラム30
で閉塞する。収容凹部12の開口14を閉塞するための
メタルダイアフラム30の周縁部は、収容凹部12の開
口14の周縁部とリング35とに挟まれた状態で、リン
グ35と共に、収容凹部12の開口14の周縁部にレー
ザ溶接されているので、メタルダイアフラム30を所定
の高さ位置に容易かつ確実に固定することができる。
【0038】絶縁材60で半導体感圧チップ20、ワイ
ヤ55および、リード端子50を封止しているので、ワ
イヤ55の振動やメタルダイアフラム30の変位の際
に、ワイヤ55やリード端子50がメタルダイアフラム
30に直接触れることがなく、ショートが発生する要因
をなくすことができる。それにより、ショートの発生を
防止するための絶縁被膜などをメタルダイアフラム30
とリード端子50やワイヤ55との間に介在させる必要
がない。
【0039】次に、オイル40をステム10の底面部か
ら充填用通路19,69に通して絶縁材60とメタルダ
イアフラム30との間に生じた間隙に充填する。絶縁材
60とメタルダイアフラム30との間に生じた間隙に少
量のオイル40を充填するだけでよく、オイルの充填量
が少ない分だけ、温度変化によるオイルの容積変動を抑
えることができる。また、オイル40の充填をし易くす
ることができる。
【0040】オイル40は、前記間隙に充填された後、
充填用通路19,69を通って閉止位置に達し、さらに
閉止位置から溢れるようになる。この状態で、充填用通
路19,69をSUS球19aで閉止した後、閉止位置
から溢れた余剰のオイル40をステム10の外部へ排出
する。それにより、適正な量のオイル40を前記間隙に
確実に充填することができる。
【0041】前記実施形態では、収容凹部12は、第1
溝16と第2溝18とからなるものを示したが、これに
限らず、例えば、溝底の深い凹部のみとし、リード端子
を半導体感圧チップの受圧表面の高さまで突設させても
良い。また、充填用通路19,69をステム10の底面
部から前記間隙に通じるように形成したが、これに限ら
ず、充填用通路を例えば、ステム10の外周壁から前記
間隙に通じるように構成しても良い。
【0042】
【発明の効果】上述のように請求項1に記載の発明によ
れば、収容凹部内に絶縁材を注ぎ、絶縁材で半導体感圧
チップ、ワイヤおよび、リード端子を封止し、収容凹部
の開口をメタルダイアフラムで閉塞した後に、絶縁材と
メタルダイアフラムとの間に生じた間隙にオイルを充填
するようにしたので、ワイヤの振動やメタルダイアフラ
ムの変位の際に、ワイヤやリード端子がメタルダイアフ
ラムに直接触れることがなく、ショートが発生する要因
をなくすことができ、ショートを防ぐべく例えば絶縁被
膜を設ける必要がなく、部品点数を減らすことができ
る。また、間隙にオイルを単に充填するだけでよく、オ
イルの充填をし易くすることができる。さらに、既に絶
縁材が収容凹部に所定量注がれているので、その分だ
け、オイルの充填量が少なくて済み、温度変化によるオ
イルの容積変動を抑えることができる。
【0043】また請求項2に記載の発明によれば、リー
ド端子とワイヤとは、半導体感圧チップの受圧表面と同
じ高さに位置しているので、絶縁材を収容凹部に注入し
ていくとき、絶縁材が半導体感圧チップの受圧表面を封
止すれば、同時に、リード端子および、ワイヤを封止す
ることができ、絶縁材の使用量を少なくすることができ
る。
【0044】さらに請求項3に記載の発明によれば、絶
縁材とメタルダイアフラムとの間に生じた間隙にオイル
を充填するには、ステムの外部から充填用通路を通して
間隙にオイルを充填するが、充填用通路を設けたことに
より、例えば、充填用通路の途中の閉止位置からオイル
を溢れるようにした後に、閉止位置にて充填用通路を閉
止すれば、適正な量のオイルを前記間隙に確実に充填す
ることができる。
【0045】さらに請求項4に記載の発明によれば、収
容凹部の開口を閉塞するためのメタルダイアフラムの周
縁部は、収容凹部の開口の周縁部とリングとに挟まれた
状態で、リングと共に、収容凹部の開口の周縁部に溶着
されているので、メタルダイアフラムを所定の高さ位置
に容易かつ確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体圧力センサの
要部断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体感圧チップの
要部断面図である。
【符号の説明】
10…ステム 12…収容凹部 13…挿通孔 15…フランジ 15a…プロジェクション溶接用突起 16…第1溝 17…ガラスハーメックシール 18…第2溝 19,69…充填用通路 19a…SUS球 20…半導体感圧チップ 25…台座 30…メタルダイアフラム 35…リング 40…オイル 50…リード端子 55…ワイヤ 60…絶縁材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステムの収容凹部内に台座を介して半導
    体感圧チップが搭載され、該半導体感圧チップの受圧表
    面が前記収容凹部の開口に向けられており、前記収容凹
    部の開口をメタルダイアフラムで閉塞し、該メタルダイ
    アフラムと前記収容凹部とで囲まれた空間にオイルを充
    填して成る半導体圧力センサにおいて、 前記ステムの収容凹部内にはリード端子が露出してお
    り、 前記リード端子と前記半導体感圧チップとは、ワイヤに
    より接続されており、 前記半導体感圧チップ、前記ワイヤおよび、前記リード
    端子は、前記収容凹部内に注がれる絶縁材で封止されて
    おり、 前記オイルは、前記絶縁材と前記メタルダイアフラムと
    の間の間隙に充填されることを特徴とする半導体圧力セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 ステムの収容凹部内に台座を介して半導
    体感圧チップが搭載され、該半導体感圧チップの受圧表
    面が前記収容凹部の開口に向けられており、前記収容凹
    部の開口をメタルダイアフラムで閉塞し、該メタルダイ
    アフラムと前記収容凹部とで囲まれた空間にオイルを充
    填して成る半導体圧力センサにおいて、 前記ステムの収容凹部は、溝底の深い第1溝と、溝底の
    浅い第2溝とを有し、 前記収容凹部の第1溝内には前記半導体感圧チップが搭
    載されており、 前記収容凹部の第2溝の溝底にはリード端子が露出して
    おり、 前記半導体チップの受圧表面と前記リード端子とは、ほ
    ぼ同じ高さに位置しており、 前記リード端子と前記半導体感圧チップとは、ワイヤに
    より接続されており、 前記半導体感圧チップ、前記リード端子および、前記ワ
    イヤは、前記収容凹部に注入される絶縁材で封止されて
    おり、 前記オイルは、前記絶縁材と前記メタルダイアフラムと
    の間の間隙に充填されることを特徴とする半導体圧力セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記ステムおよび前記絶縁材には、前記
    ステムの外部と前記間隙とに通じる充填用通路が開設さ
    れており、 前記充填用通路は、前記オイルの充填後に閉止されるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の半導体圧力セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記メタルダイアフラムの周縁部は、前
    記収容凹部の開口の周縁部に拡げられており、 前記収容凹部の開口の周縁部には、該周縁部に沿うよう
    にリングが配されており、 前記メタルダイアフラムの周縁部は、前記収容凹部の開
    口の周縁部と前記リングとに挟まれた状態で、前記リン
    グと共に、前記収容凹部の開口の周縁部に溶着されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体圧
    力センサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040024324A (ko) * 2002-09-13 2004-03-20 주식회사 케이이씨 압력센서 패키지
CN116718305A (zh) * 2023-08-09 2023-09-08 合肥皖科智能技术有限公司 一种基于pcb封装的充油压力传感器

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