JPH1125200A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH1125200A
JPH1125200A JP9176870A JP17687097A JPH1125200A JP H1125200 A JPH1125200 A JP H1125200A JP 9176870 A JP9176870 A JP 9176870A JP 17687097 A JP17687097 A JP 17687097A JP H1125200 A JPH1125200 A JP H1125200A
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JP
Japan
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input
voltage
terminal
current
capacitance means
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JP9176870A
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Katsuhisa Ogawa
勝久 小川
Tadahiro Omi
忠弘 大見
Sunao Shibata
直 柴田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers specially adapted therefor
    • G06G7/122Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers specially adapted therefor for optimisation, e.g. least square fitting, linear programming, critical path analysis, gradient method

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大又は最小位置検出並列信号処理回路で高
精度なアナログ信号の検索が困難。 【解決手段】 トランジスタ8のゲートが第一の容量手
段13を介して信号入力端子に接続され、ゲートと第一
の容量手段13の共通接続点が第二の容量手段12の一
方の端子側に接続され、ドレインと第二の容量手段12
の他方の端子側との間に、ドレイン電流の増減に対応し
て該ドレイン電流をより増減させるように第二の容量手
段の他方の端子側の電圧を変動させる制御手段27,2
8,18が接続されてなる回路単位が複数個設けられ、
複数の回路単位の各トランジスタのソースは共通接続さ
れて定電流源に接続され、第二の容量手段12の他方の
端子側の電圧により、各信号入力端子に印加される信号
電圧についての最大又は最小電圧位置検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列信号処理を行
う半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、信号処理技術の急速な発達に伴
い、パターン認識、音声認識、画像理解等のノイマン型
コンピューターが苦手とするニューロ情報処理が注目を
集めている。その処理の中心となるのが、人間の脳細胞
がおこなっている完全並列信号処理である。多数のデー
タの中から最大又は最小値を持つデータの格納位置を検
出する並列比較処理を、現在のLSIの信号処理回路の
メインであるバイナリィ・デジタル回路を行うと、莫大
な回路素子数と共に大きな消費電力を必要とし、リアル
タイム応答は困難であった。これに対して多数のデータ
をアナログ信号として扱い、そのままアナログ信号処理
をして、上記並列信号処理を高速に行う回路が「J.Lazz
aro,S.Ryckebusch, M.A.Mahowald, and C.A.Mead, “ W
inner-Take-All Networks of O(n) Complexity, ”in A
dvances in Neural Information Processing Systems 1
(San Mateo, CA:Morgan Kaufman 1989) pp.703-711 」
や、「G.Gauwenberghs and V.Pedroni, “A charge-bas
ed CMOS parallel analog vector quantizer, ”in Adv
ances in Neural Information Processing Systems 7(C
ambridge, MA:The MIT Press 1995) pp.779-786 」に提
案されていた。
【0003】図10に従来の最大位置検出並列信号処理
回路を示す。第一の入力信号電流100、第二の信号電
流101、第Nの入力信号電流102、のN個の入力信
号データ列を持ち、入力信号電流100,101,10
2の一方の端子は電源電圧1に接続され、信号電流が出
力される他方の端子は、それぞれソースが接地されたN
MOSトランジスタ103,104,105のドレイン
端子に接続されて、ゲート端子は共通接続されている。
またNMOSトランジスタ103,104,105のド
レイン端子には、それぞれNMOSトランジスタ10
6,107,108のゲート端子が接続され、NMOS
トランジスタ106,107,108の各々のソース端
子はNMOSトランジスタ103,104,105の共
通接続されたゲート端子に接続されている。またこのN
MOSトランジスタ103,104,105のゲート端
子及びNMOSトランジスタ106,107,108の
ソースの共通接続点と接地電位2の間に電流源Ic 10
9が接続されている。入力信号電流源100の電流値を
I1、入力信号電流源101の電流値をI2、入力信号電
流源103の電流値をInとし、I2 =In 、I1 >I2
=In の関係にあるとし、入力データ列の中でI1が一
番大きいとする。NMOSトランジスタ103,10
4,105,106,107,108はすべてMOSの
Vthよりもかなり低いサブスレッショルド領域で動作し
ている。それぞれの入力電流I1,I2,InがNMOS
トランジスタ103,104,105に入力されること
により、各々のトランジスタのゲート・ソース電圧は上
昇するが、各ゲート端子は共通接続されている為、最大
電流I1 が流れているNMOSトランジスタ103のゲ
ート・ソース電圧が支配的となり、各NMOSトランジ
スタ103,104,105のゲート共通電位は、Vc
=Vo・ln (I2 /Io )となる(Vo =KT/q,
Io は定数)。NMOSトランジスタ104,105の
ゲートがVc でバイアスされるとドレイン電流をI1 と
同等の電流を引き込もうとドレイン端子を駆動しようと
するが、NMOSトランジスタ104,105のドレイ
ン端子に配給される電流I2 ,In はI1 よりも小さい
ため、各々のドレイン・ソース電圧を下げることによっ
て、NMOSトランジスタ104,105のドレイン電
流をI2 ,In に設定する。この為、最大入力電流以外
の入力電流源と接続されたNMOSトランジスタのドレ
イン端子はその電圧を下げる。NMOSトランジスタ1
07,108のゲート電位はこの為下がり、最大電流入
力を受けているNMOSトランジスタ106のゲート電
位のみが、上昇する。この時のNMOSトランジスタ1
06のゲート端子とNMOSトランジスタ103のドレ
イン端子の共通接続点の電圧は、それぞれのトランジス
タのゲート・ソース電圧の和Vi1=Vo・ln (I1 /
Io )+Vo・ln (Ic /Io )となる。この為、電
流源109の電流Ic は、最大電流入力を受けたNMO
Sトランジスタ106に集中する。この様に、NMOS
トランジスタ106,107,108のゲート電圧をモ
ニターすることで、最大入力電流を受けたセルのみに電
圧が生じ、その他のセルの電圧は0に抑圧されること
で、信号の最大位置を並列処理で検出することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示した最大位置検出並列信号処理回路で高精度なアナ
ログ信号の検索を行おうとした場合、幾つかの問題があ
った。最大入力信号電流値との差が僅かな差しかない入
力電流が存在した場合、その入力を受けるNMOSトラ
ンジスタのドレイン端子電圧は0にはならず、最大電流
入力を受けるNMOSトランジスタのドレイン端子電圧
に対して、僅かながら低下するにとどまる。この為、後
処理の最大位置検出系の回路に高精度な電圧コンパレー
ターを必要とし、回路を複雑化させていた。またNMO
Sトランジスタのしきい値Vthのばらつきにより同一電
流入力でも、発生するゲート・ソース間電圧Vgsが異な
り、正確なアナログ信号の大小の比較ができなくなる問
題があった。従来例における回路のMOSの動作モード
はゲート・ソース電圧VgsがVth以下のサブスレッショ
ルド領域で動作させている為、電圧に対する電流が指数
関数的に決まるので、電圧バラツキに対する設定電流値
の値も指数関数的にバラツキ、検出精度を悪化させてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記問
題点を解決する為に、絶縁ゲート型トランジスタのゲー
トが第一の容量手段を介して信号入力端子に接続され、
該ゲートと該第一の容量手段のフローティングとなる共
通接続点が第二の容量手段の一方の端子側に接続され、
該絶縁ゲート型トランジスタのドレインと該第二の容量
手段の他方の端子側との間に、該絶縁ゲート型トランジ
スタのドレイン電流の増減に対応して該ドレイン電流を
より増減させるように該第二の容量手段の他方の端子側
の電圧を変動させる制御手段が接続されてなる回路単位
が複数個設けられ、複数の該回路単位の各絶縁ゲート型
トランジスタのソースは共通接続されて定電流源に接続
された半導体集積回路であって、各回路単位は前記絶縁
ゲート型トランジスタのソース電流の増減に対応して前
記ドレイン電流をより増減させる正帰還ループをそれぞ
れ構成してなり、前記第二の容量手段の他方の端子側の
電圧により、前記複数の回路単位の各信号入力端子に印
加される信号電圧についての最大電圧位置検出又は最小
電圧位置検出を行ってなる半導体集積回路を提供する。
【0006】上記構成の半導体集積回路により、複数の
該比較参照電圧(信号電圧)の中で最も大きい又は最も
小さい比較参照電圧を入力信号として持つ該電流入力電
圧出力正帰還ループ回路に、正帰還効果により該定電流
源の電流が全て最終的に集中してしまう為、僅かな入力
アナログ信号の差でも最大または最小入力のセルのみ出
力を検出でき、高精度な入力アナログ信号の最大位置又
は最小位置検出を、素子数の少ない回路で実現し、集積
度を大幅に向上させた。
【0007】また本発明は、前記半導体集積回路におい
て、前記複数の回路単位に対応した複数の電圧入力電流
出力差動アンプを有し、各電圧入力電流出力差動アンプ
の反転入力端子が対応する前記回路単位の第二の容量手
段の他方の端子に接続され、各電圧入力電流出力差動ア
ンプの出力が対応する前記回路単位の第二の容量手段の
一方の端子に接続され、各電圧入力電流出力差動アンプ
の非反転入力端子が共通接続されて基準電源電位に接続
されてなり、前記電圧入力電流出力差動アンプはオフセ
ット補正回路を構成してなる半導体集積回路を提供す
る。
【0008】上記構成の半導体集積回路により、製造上
の絶縁ゲート型トランジスタのVthバラツキによる該電
流入力電圧出力正帰還ループ回路のオフセットを差動ア
ンプで検出し、該第二の容量手段の一方の端子のフォロ
ーティングノードに補正値を書き込むことで、該電流入
力電圧出力正帰還ループ回路のアナログ信号検出精度を
高め、僅かな差分しかないアナログ信号の大小関係の判
定を可能とした。回路をシンプルな構成にした為、各セ
ルとなる該電流入力電圧出力正帰還ループ回路の一つ一
つに、このオフセットキャンセル機能を付加することが
できる。また、多数のデータ列の比較参照をチップ上で
実現しようとした場合、回路の占有チップ面積が上がり
チップ内におけるVthの相対バラツキが発生するが、上
記オフセットキャンセル機能により完全にキャンセルす
ることが出来、温度特性にも安定した入力データ最大位
置検出回路(または入力データ最小位置検出回路)が実
現できる。
【0009】これらの提案により、現在のバイナリィデ
ジタル回路では、莫大な回路素子数と共に大きな消費電
力を必要とした完全並列信号処理を、本発明を用いて高
精度アナログ処理することでシンプルな回路構成かつ低
消費電力でこれを構成することを可能とし、信号処理の
リアルタイム性を、飛躍的に向上させることを可能とし
た。
【0010】
【実施例】以下、本発明による実施例について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。 [第一の実施例]図1は、本発明の第一実施例を示すN
入力データ最大位置検出回路の回路図である。N個のデ
ータ列が比較処理される場合、入力端子1には第一番目
の入力データ電圧V1、入力端子2には第二番目の入力
データ電圧V2、入力端子3には第N番目の入力データ
電圧Vn が入力される。説明の便宜上、第三番目から第
N−1番目の入力データは入力データ電圧V1,V2,V
nよりも小さい電圧が入力されているものとして省略し
た。
【0011】入力端子1,2,3に印加された入力デー
タ電圧V1,V2,Vnはそれぞれ容量手段13,15,
17に接続される。容量手段13,15,17の他方の
端子はそれぞれ容量手段12,14,16とNMOSト
ランジスタ8,9,10のゲート端子に接続され、それ
ぞれ第一,第二及び第三のフローティングポイントを形
成している。これら第一,第二及び第三のフローティン
グポイントには、各々スイッチ手段52,53,54が
接続されており、スイッチ手段52,53,54の他方
の端子は、第一の基準電源55に接続されている。NM
OSトランジスタ8,9,10のソース端子は共通接続
されており、(低圧側電源電位となる)接地電位50と
の間に値がIw の定電流源7が接続される。NMOSト
ランジスタ8,9,10の各々のドレイン端子は、ゲー
トとソースが接続されたPMOSトランジスタ27,2
9,31とつながる。PMOSトランジスタ27,2
9,31の各々のゲート・ソース共通接続点はPMOS
トランジスタ28,30,32のゲートに接続され、P
MOSトランジスタ27と28、29と30、,31と
32の各々の対でカレントミラー回路を構成し、NMO
Sトランジスタ8,9,10のドレイン電流I1 ,I2
,In のミラー値をPMOSトランジスタ28,3
0,32のドレイン電流Id28,Id30,Id32として取
り出す。PMOSトランジスタ27〜32のドレインは
(高圧側電源電位となる)電源電位51に接続される。
PMOSトランジスタ28,30,32のドレイン端子
はそれぞれ容量手段18,19,20と容量手段12,
14,16とスイッチ手段21,22,23とバッファ
インバーター24,25,26と接続され、それぞれ、
第四,第五及び第六のフローティングポイントを構成し
ている。バッファインバーター24,25,26の各々
の処理結果は出力端子4,5,6より取り出される。
【0012】図2から図4に示す動作原理図を用いて、
最大データ位置検出回路の動作を説明する。基本的に入
力端子1,2,3に印加されたN個のデータ群の中か
ら、一番大きいデータの入力された回路の出力だけが
“H”になる。
【0013】図2は本実施例におけるリセットモードの
動作原理図である。リセットモードは入力端子1,2,
3に比較電圧V1,V2,Vnを入力する前に、各電圧ノ
ードの初期設定の為に設けられた期間である。第一の制
御端子56をアクティブにして、スイッチ手段52,5
3,54をオンさせて、入力端子1,2,3には第一の
基準電圧55を印加する。これにより第一,第二及び第
三のフローティングポイントは第一の基準電圧55にチ
ャージされ、容量手段13,15,17の初期電荷を0
に設定する。また第四,第五及び第六のフローティング
ポイントである容量手段18,19,20に接続されて
いるスイッチ手段21,22,23をオンし、容量手段
18,19,20の初期電荷を0とする。このリセット
状態において共通ソース接続をもった正帰還増幅用アン
プであるNMOSトランジスタ8,9,10のゲート端
子すなわち第一,第二及び第三のフローティングポイン
トは、各トランジスタ共に基準電圧55に設定されてい
る為、正帰還増幅アンプ用NMOSトランジスタ8,
9,10のドレイン電流I1 ,I2 ,In は等しくな
り、I1 =I2 =In が成り立つ(記述の上で省略した
I3 〜In-1の値は同様にI1 =I2 =In と等しくな
る。)。ドレイン電流I1 ,I2 ,In は各々カレント
ミラー回路対、27と28、29と30、31と32の
PMOSトランジスタにミラーされ、カレントミラー回
路の出力であるPMOSトランジスタ28,30,32
のドレイン電流Id28 ,Id30,Id32として第四,第
五,第六のフローティングポイントに流れ込むがスイッ
チ手段21,22,23がオンしている為、電位は接地
電位50に固定されたまま、容量手段18,19,20
をチャージすることはない。リセットモードでは、容量
手段18,19,20の初期電荷を0に設定し、定電流
源7の定電流Iw を各電流入力電圧出力正帰還回路に等
分割して分流させ、カレントミラー回路を用いてI1 =
Id28 =I2 =Id30 =In =Id32 に動作点を設定し
待機状態となる。
【0014】図3は、信号入力後の最大値位置検出処理
中の動作説明図である。スイッチ手段52,53,54
をオフにして第一,第二及び第三のフローティングポイ
ントを完全フローティングとし、スイッチ手段21,2
2,23もオフにすると、ドレイン電流Id28,Id30,
Id32が容量手段18,19,20をチャージし始め
る。ここで入力信号の大きさがV1>V2>Vnの関係に
あるデータ群を各々入力端子1,2,3に印加すると、
第一,第二及び第三のフローティングポイントであるN
MOSトランジスタ8,9,10のゲート電圧Vgs8,
Vgs9,Vgs10は入力信号の大きさに応じて上昇する。
入力電圧の関係がV1>V2>Vnの関係にあるため、Vg
s8>Vgs9>Vgs10となる。この時、NMOSトランジ
スタ8のゲート電位Vgs8が一番高い為、NMOSトラ
ンジスタ8のドレイン電流I1 が増加する。正帰還増幅
アンプ用のNMOSトランジスタ8,9,10の電流配
給源である共通接続されたソース端子には定電流源7が
常に一定値の電流Iw を流している為、NMOSトラン
ジスタ8のドレイン電流I1 が増加することで他のNM
OSトランジスタのドレイン電流は減少する。この為、
ドレイン電流の関係はI1>I2>Inとなる。ここで、
それぞれのドレイン電流は、カレントミラー回路に入力
され、容量手段18,19,20をチャージする。容量
手段18,19,20は容量手段12,14,16を介
してNMOSトランジスタ8,9,10のゲート端子に
接続され正帰還の閉ループを形成する。すなわちドレイ
ン電流I1がミラーされてId28 となり、容量手段18
をチャージする為、電位が増加し容量手段12を介して
NMOSトランジスタ8のゲート電圧Vgs8をさらに上
昇させる。この為、さらにドレイン電流I1 は上昇する
正帰還効果が働く。この正帰還効果は正帰還増幅アンプ
用のNMOSトランジスタのドレイン電流が大きい程、
増加率が大きく、各正帰還増幅アンプ用のNMOSトラ
ンジスタのソース共通接続端子に設定された定電流源の
電流値Iw は一定なので、各ドレイン電流の関係はI1
>>I2 >>In となる。Iw =I1 +I2 +…In の関係
は常に成立しているので、I1 が増加した分I2 ,In
は減少する。この様に最大入力電圧を受けた回路に電流
が集中し始める。
【0015】図4は入力データの最大位置検出終了時の
動作説明図である。最大入力電圧を受けたNMOSトラ
ンジスタ8のドレイン電流I1 の上昇は、正帰還ループ
により加速され増加し、他の正帰還増幅アンプ用のNM
OSトランジスタのドレイン電流を減少させる競合作用
が生じる。最終的に各正帰還増幅アンプ用のNMOSト
ランジスタのソース共通接続端子に設定された定電流源
7の電流値Iw は一定なので、この定電流源7の電流は
最大入力電圧を受けたNMOSトランジスタ8に集中
し、他のトランジスタには配給されない。すなわちI1
=Iw ,I2 =In =0となり回路ループが収束する。
この為、Id28 =Iw ,Id30 =Id32 =0となり容量
手段18は最終的に電源電圧までチャージされる。容量
手段19,20はI2 =In =0となる為、一定量チャ
ージされた後は、電流注入がなくなり電位の上昇はスト
ップする。バッファインバーター24,25,26に適
当な論理しきい値を設定しておくことで、容量手段18
のチャージ電圧のみが論理しきい値を超え、出力端子4
のみが“H”となり、他の出力端子5,6は“L”に固
定される。この様に最大入力信号を受けた回路のみ、ア
クティブ“H”となり、そのデータの格納位置を検出す
ることを可能とした。電流入力電圧出力正帰還ループ回
路に、正帰還効果により全ての電流入力電圧出力正帰還
ループ回路の入力に共通接続されている定電流源の電流
が最大入力電圧を受けた電流入力電圧出力正帰還ループ
回路に全て最終的に集中して配給される為、僅かな入力
アナログ信号の差でも最大入力のセルのみ出力がアクテ
ィブになり、高精度な入力アナログ信号の最大位置検出
を、素子数の少ない回路で実現し、集積度を大幅に向上
させた。またMOSトランジスタの動作領域をサブスレ
ッショド領域に設定することで、低消費電力の大規模な
最大入力位置検出の並列処理を可能とした。
【0016】なお、図1に示した、容量手段12,13
およびNMOSトランジスタ8、容量手段14,15お
よびNMOSトランジスタ9、容量手段16,17およ
びNMOSトランジスタ10はフローティングデート電
極を有する多入力のMOSトランジスタで構成すること
ができる(この点は後述する実施例でも同様であ
る。)。この多入力のMOSトランジスタは2層ポリシ
リコンCMOSプロセス等で実現可能である。
【0017】図11は、フローティングデート電極を有
する多入力のMOSトランジスタの概念図である。
【0018】半導体基板上に互いに離間して設けられた
ソース(主電極)133とドレイン(主電極)134の
間のチャネル上に第1のゲート絶縁膜を設け、これを介
して第1の多結晶シリコンからなるフローティングゲー
ト電極(制御電極)126を形成する。このフローティ
ングゲート電極126上に第2のゲート酸化膜を介して
第2の多結晶シリコンから成る入力ゲート電極127,
128〜129をN個形成する。入力ゲート電極12
7,128〜129はそれぞれ入力端子130,131
〜132に接続されている。この様にしてフローティン
グゲート電極126に対して、C1,C2〜Cnの容量
結合を持った多入力デバイスが実現出来る。
【0019】この様にフローティングゲート電極126
と容量結合するN個の入力ゲート電極127,128〜
129を形成する場合、フローティングゲート電極12
6の電位は、多数の入力ゲートに加えられた入力電圧の
加重平均となり、加重平均値がトランジスタのしきい値
を、超えるか否かでトランジスタがON/OFFする。
これは、生体の脳の構成基本単位であるニューロンに動
作が似ている為、ニューロンMOS(以下、νMOSと
略す)と呼ぶ。
【0020】図12が、本実施例で用いることができる
2入力の容量結合を持ったνMOSの概念図である。図
12に示すνMOSは、ドレイン140とソース14
1、フローティングゲート電極135、入力ゲート電極
136,137、入力ゲート電極136,137に接続
される入力端子138,139から構成される。いま、
フローティングゲート電極135と入力ゲート電極13
6の間で形成される容量をCox、フローティングゲー
ト電極135と入力ゲート電極137の間で形成される
容量をCoy、入力端子138に印加される電圧をVo
x、入力端子139に印加される電圧をVoyとすると
フローティングゲート電極135の電位ΦFは、次式で
表わされる。
【0021】ΦF=(Cox・Vox+Coy・Vo
y)/(Cox+Coy) この様に、フローティングゲート電極135の電位ΦF
は加重平均値となり、この加重平均値はそれぞれの容量
結合比で決まる。 [第二の実施例]図5は、本発明の第二実施例を示すN
入力データ最小位置検出回路の回路図である。N個のデ
ータ列が比較処理される場合、入力端子1には第一番目
の入力データ電圧V1、入力端子2には第二番目の入力
データ電圧V2、入力端子3には第N番目の入力データ
電圧Vn が入力される。説明の便宜上、第三番目から第
N−1番目の入力データは入力データ電圧V1,V2,V
nよりも大きい電圧が入力されているものとして省略し
た。
【0022】入力端子1,2,3に印加された入力デー
タ電圧V1,V2,Vnはそれぞれ容量手段13,15,
17に接続される。容量手段13,15,17の他方の
端子はそれぞれ容量手段12,14,16とPMOSト
ランジスタ60,61,62のゲート端子に接続され、
それぞれ第一,第二及び第三のフローティングポイント
を形成している。第一,第二及び第三のフローティング
ポイントには、各々スイッチ手段52,53,54が接
続されており、スイッチ手段52,53,54の他方の
端子は、第一の基準電源55に接続されている。PMO
Sトランジスタ60,61,62のソース端子は共通接
続されており、電源電圧51との間に値がIw の定電流
源7が接続される。PMOSトランジスタ60,61,
62の各々のドレイン端子は、ゲートとソースが接続さ
れたNMOSトランジスタ63,65,67とつなが
る。NMOSトランジスタ63,65,67の各々のゲ
ート・ソース共通接続点はNMOSトランジスタ64,
66,68のゲートに接続され、NMOSトランジスタ
63と64,65と66,67と68の各々の対でカレ
ントミラー回路を構成しPMOSトランジスタ60,6
1,62のドレイン電流I1 ,I2 ,In のミラー値
を、NMOSトランジスタ64,66,68のドレイン
電流Id64,Id66,Id68として取り出す。NMOSト
ランジスタ64,66,68のドレイン端子はそれぞれ
容量手段18,19,20と容量手段12,14,16
とスイッチ手段21,22,23とバッファインバータ
ー24,25,26と接続され、それぞれ、第四,第五
及び第六のフローティングポイントを構成している。バ
ッファインバーター24,25,26の各々の処理結果
は出力端子4,5,6より取り出される。
【0023】図6から図8に示す動作原理図を用いて、
最小データ位置検出回路の動作を説明する。基本的に入
力端子1,2,3に印加されたN個のデータ群の中か
ら、一番小さいデータの入力された回路の出力だけが
“L”になる。
【0024】図6は本実施例におけるリセットモードの
動作原理図である。リセットモードは入力端子1,2,
3に比較電圧V1,V2,Vnを入力する前に、各電圧ノ
ードの初期設定の為に設けられた期間である。第一の制
御端子56をアクティブにして、スイッチ手段52,5
3,54をオンさせて、入力端子1,2,3には第一の
基準電圧55を印加する。これにより第一,第二及び第
三のフローティングポイントは第一の基準電圧55にチ
ャージされ、容量手段13,15,17の初期電荷を0
に設定する。また第四,第五及び第六のフローティング
ポイントである容量手段18,19,20に接続されて
いるスイッチ手段21,22,23をオンし、容量手段
18,19,20の初期電荷を0とする。このリセット
状態において共通ソース接続をもった正帰還増幅用アン
プであるPMOSトランジスタ60,61,62のゲー
ト端子すなわち第一,第二及び第三のフローティングポ
イントは、各トランジスタ共に基準電圧55に設定され
ている為、正帰還増幅アンプ用PMOSトランジスタ6
0,61,62のドレイン電流I1 ,I2 ,In は等し
くなり、I1 =I2 =In が成り立つ(記述の上で省略
したI3 〜In-1の値は同様にI1 =I2 =In と等し
くなる。)。ドレイン電流I1 ,I2 ,Inは各々カレ
ントミラー回路対、63と64、65と66、67と6
8のNMOSトランジスタにミラーされ、カレントミラ
ー回路の出力であるNMOSトランジスタ64,66,
68のドレイン電流Id64,Id66,Id68として第四,
第五,第六のフローティングポイントに流れ込むがスイ
ッチ手段21,22,23がオンしている為、電位は電
源電圧51に固定されたまま、容量手段18,19,2
0をチャージすることはない。リセットモードでは、容
量手段18,19,20の初期電荷を0に設定し、定電
流源7の定電流Iw を各電流入力電圧出力正帰還回路に
等分割して分流させ、カレントミラー回路を用いてI1
=Id64 =I2 =Id66 =In =Id68 に動作点を設定
し待機状態となる。
【0025】図7は、信号入力後の最小値位置検出処理
中の動作説明図である。スイッチ手段52,53,54
をオフにして第一,第二及び第三のフローティングポイ
ントを完全フローティングとし、スイッチ手段21,2
2,23もオフにすると、ドレイン電流Id64,Id66,
Id68が容量手段18,19,20をチャージし始め
る。ここで入力信号の大きさがV1<V2<Vnの関係に
あるデータ群を各々入力端子1,2,3に印加すると、
第一,第二及び第三のフローティングポイントであるP
MOSトランジスタ60,61,62のゲート電圧Vgs
60,Vgs61,Vgs62は入力信号の大きさに応じて上昇す
る。入力電圧の関係がV1<V2<Vnの関係にある為、
Vgs60<Vgs61<Vgs62となる。この時、PMOSトラ
ンジスタ60のゲート電位Vgs60が一番低い為、PMO
Sトランジスタ60のドレイン電流I1 が増加する。正
帰還増幅アンプ用のPMOSトランジスタ60,61,
62の電流配給源である共通接続されたソース端子には
定電流源7が常に一定値の電流Iwを流している為、P
MOSトランジスタ60のドレイン電流I1 が増加する
ことで他のPMOSトランジスタのドレイン電流は減少
する。この為、ドレイン電流の関係はI1>I2>Inと
なる。ここで、それぞれのドレイン電流は、カレントミ
ラー回路63と64、65と66、67と68に入力さ
れ、容量手段18,19,20をチャージする。容量手
段18,19,20は容量手段12,14,16を介し
てPMOSトランジスタ60,61,62のゲート端子
に接続され正帰還の閉ループを形成する。すなわちドレ
イン電流I1 がミラーされてId64となり、容量手段1
8をチャージする為、電位が下降し容量手段12を介し
てPMOSトランジスタ60のゲート電圧Vgs60をさら
に下降させる。この為、さらにドレイン電流I1 は上昇
する正帰還効果が働く。この正帰還効果は正帰還増幅ア
ンプ用のPMOSトランジスタのドレイン電流が大きい
程、増加率が大きく、各正帰還増幅アンプ用のPMOS
トランジスタのソース共通接続端子に設定された定電流
源7の電流値Iw は一定なので、各ドレイン電流の関係
はI1>> I2>> In となる。Iw =I1 +I2 +…+I
n の関係は常に成立しているので、I1 が増加した分I
2 ,In は減少する。この様に最小入力電圧を受けた回
路に電流が集中し始める。
【0026】図8は入力データの最小位置検出終了時の
動作説明図である。最小入力電圧を受けたPMOSトラ
ンジスタ60のドレイン電流I1 の上昇は、正帰還ルー
プにより加速され増加し、他の正帰還増幅アンプ用のP
MOSトランジスタのドレイン電流を減少させる競合作
用が生じる。最終的に各正帰還増幅アンプ用のPMOS
トランジスタのソース共通接続端子に設定された定電流
源7の電流値Iw は一定なので、この定電流源7の電流
は最小入力電圧を受けたPMOSトランジスタ60に集
中し、他のトランジスタには配給されない。すなわちI
1 =Iw ,I2=In =0となり回路ループが収束す
る。この為、Id64 =Iw ,Id66 =Id68 =0とな
り、容量手段18は最終的に接地電位までチャージされ
る。容量手段19,20はI2 =In =0となる為、一
定量チャージされた後は、電流注入がなくなり電位の下
降はストップする。バッファインバーター24,25,
26に適当な論理しきい値を設定しておくことで、容量
手段18のチャージ電圧のみが論理しきい値を超え、出
力端子4のみが“L”となり、他の出力端子5,6は
“H”に固定される。この様に最小入力信号を受けた回
路のみ、アクティブ“L”となり、そのデータの格納位
置を検出することを可能とした。電流入力電圧出力正帰
還ループ回路に、正帰還効果により全ての電流入力電圧
出力正帰還ループ回路の入力に共通接続されている定電
流源の電流が最小入力電圧を受けた電流入力電圧出力正
帰還ループ回路に全て最終的に集中して配給される為、
僅かな入力アナログ信号の差でも最小入力のセルのみ出
力がアクティブになり、高精度な入力アナログ信号の最
小位置検出を、素子数の少ない回路で実現し、集積度を
大幅に向上させた。またMOSトランジスタの動作領域
をサブスレッショド領域に設定することで、低消費電力
の大規模な最小入力位置検出の並列処理を可能とした。 [第三の実施例]図9は、本発明の第三実施例を示す回
路図である。図9において、1〜32及び52〜55ま
では先に説明した第一実施例と同じ構成である。NMO
Sトランジスタ8と容量手段12と容量手段13の共通
接続点である第一のフローティングポイントに、PMO
Sトランジスタ36のドレイン端子とNMOSトランジ
スタ49のドレイン端子が接続されている。PMOSト
ランジスタ36のゲート端子は第二の制御端子48に接
続され、ソース端子は電源電圧Vdd51に接続されてい
る。また、NMOSトランジスタ49のゲート端子は第
三の制御端子47に接続され、ソース端子はNMOSト
ランジスタ34のドレイン端子と接続されている。PM
OSトランジスタ36はスイッチ制御型定電流源、NM
OSトランジスタ49は、パストランジスタとして動作
する。
【0027】NMOSトランジスタ34のソースはNM
OSトランジスタ33のソースと接続され、この2対の
トランジスタで差動アンプを構成している。デプレッシ
ョン型NMOSトランジスタ35のソース及びゲート端
子は接地電位50に接続され、定電流源として働き、そ
の出力であるドレイン端子はNMOSトランジスタ3
3,34のソース共通接続点につながっている。NMO
Sトランジスタ34のドレイン端子が差動アンプの出力
となり、NMOSトランジスタ33のドレイン端子は電
源電圧Vddに接続されている。NMOSトランジスタ3
4のゲート端子は差動アンプの−入力端子であり、第四
のフローティングポイントと容量手段12に接続され
る。差動アンプの+入力端子にあたるNMOSトランジ
スタ33のゲート端子は第二の基準電源57に接続され
ている。
【0028】第一実施例より追加になった第三実施例の
回路はMOSトランジスタのVthがばらついて、回路の
入力にオフセットが発生しても、これを相殺するオフセ
ットキャンセル回路である。回路動作としては、スイッ
チ制御定電流源用PMOSトランジスタ36のゲートに
一定値のドレイン電流が流れるだけの直流電圧に第二の
制御端子48が設定され、パストランジスタとなるNM
OSトランジスタ49のゲートは第三の制御端子47に
より“H”が印加されて導通状態にあるオフセットキャ
ンセルモードと、スイッチ制御定電流源用PMOSトラ
ンジスタ36のゲートにドレイン電流がオフする直流電
圧に第二の制御端子48が設定され、パストランジスタ
となるNMOSトランジスタ49のゲートは第三の制御
端子47により“L”が印加されて非導通状態にある比
較演算モードがある。比較演算モードは、図1,図2,
図3,図4で説明した第一実施例と同じ動作である為、
ここでの説明は省略する。
【0029】第三実施例での最大の特徴であるオフセッ
トキャンセルモードについて、次に説明する。スイッチ
制御定電流源用PMOSトランジスタ36のゲートに一
定値のドレイン電流が流れるだけの直流電圧に第二の制
御端子48が設定され、パストランジスタとなるNMO
Sトランジスタ49のゲートは第三の制御端子47によ
り“H”が印加されて導通状態にある時、NMOSトラ
ンジスタ33,34,35で構成される差動アンプの出
力であるNMOSトランジスタ34のドレイン端子とス
イッチ制御定電流源用PMOSトランジスタ36のドレ
イン端子がNMOSトランジスタ8と容量手段12と容
量手段13の共通接続点である第一のフローティングポ
イントに接続される。差動アンプの出力であるNMOS
トランジスタ34のドレイン電流とスイッチ制御定電流
源用PMOSトランジスタ36のドレイン電流の差分の
電流が第一のフローティングポイントを充放電してフロ
ーティング電位を上下させる。差動アンプの−入力端子
であるNMOSトランジスタ34のゲート端子は第四の
フローティングポイントである容量手段12に接続され
ており、差動アンプの+入力端子にあるNMOSトラン
ジスタ33のゲート端子は第二の基準電源57に接続さ
れている為、差動アンプは+入力端子と−入力端子の電
圧を等しくする様な負帰還ループ系を形成する。すなわ
ち両入力端子の電位差が等しくなる様に系が収束する。
このループにより、例えばNMOSトランジスタ8のV
thの値が大きく変動し、容量手段18をチャージするド
レイン電流Id28 が大きく変動したとしても、差動アン
プからなる負帰還ループ系が働き、第四のフローティン
グポイントの電位が第二の基準電源57になる様、コン
トロールされる。例えばNMOSトランジスタ8のVth
が大きく、そのドレイン電流I1 が増加し、この電流の
ミラー電流であるPMOSトランジスタ28のドレイン
電流Id28 が増加し第四フローティングポイントの電位
が標準値より高く設定された場合は、NMOSトランジ
スタ34のドレイン電流が増加し、NMOSトランジス
タ8のゲート電位を下げることでI1,Id28 の電流を
減少させ、第四のフローティングポイントを第二の基準
電源57に収束させる。またNMOSトランジスタ8の
Vthが小さく、そのドレイン電流I1 が減少し、この電
流のミラー電流であるPMOSトランジスタ28のドレ
イン電流Id28 が減少し第四のフローティングポイント
の電位が標準値より低く設定された場合は、NMOSト
ランジスタ34のドレイン電流が減少し、NMOSトラ
ンジスタ8のゲート電位を上げることでI1 ,Id28 の
電流を増加させ、第四のフローティングポイントを第二
の基準電源57に収束させ、回路のオフセットをキャン
セルする。
【0030】同様にNMOSトランジスタ9と容量手段
14と容量手段15の共通接続点である第二のフローテ
ィングポイントに、スイッチ制御型定電流源であるPM
OSトランジスタ40のドレイン端子とパストランジス
タであるNMOSトランジスタ45のドレイン端子が接
続され、NMOSトランジスタ45のソース端子にはN
MOSトランジスタ37,38,39で構成される差動
アンプの出力であるNMOSトランジスタ38のドレイ
ン端子が接続され、差動アンプの−入力端子であるNM
OSトランジスタ38のゲート端子が第五のフローティ
ングポイントである容量手段14に接続される。差動ア
ンプの+入力端子であるNMOSトランジスタ37のゲ
ート端子は第二の基準電源57に接続され、第二番目の
最大入力位置検出回路を構成している。
【0031】同様にNMOSトランジスタ10と容量手
段16と容量手段17の共通接続点である第三のフロー
ティングポイントに、スイッチ制御型定電流源であるP
MOSトランジスタ44のドレイン端子とパストランジ
スタであるNMOSトランジスタ46のドレイン端子が
接続され、NMOSトランジスタ46のソース端子には
NMOSトランジスタ41,42,43で構成される差
動アンプの出力であるNMOSトランジスタ42のドレ
イン端子が接続され、差動アンプの−入力端子であるN
MOSトランジスタ42のゲート端子が第六のフローテ
ィングポイントである容量手段16に接続される。差動
アンプの+入力端子であるNMOSトランジスタ41の
ゲート端子は第二の基準電源57に接続され、第N番目
の最大入力位置検出回路を構成している。第一の最大入
力位置検出回路で説明したオフセットキャンセルモード
時に各差動アンプが各々のMOSトランジスタのVthの
バラツキに応じて、NMOSトランジスタ9,10のド
レイン電流I2 ,In をコントロールすることで、各回
路間でのMOSのVthバラツキを吸収し、オフセットキ
ャンセルされた高精度な並列処理が可能な最大入力位置
検出回路が実現できる。
【0032】なお、本実施例は第一の実施例の最大入力
位置検出回路にオフセットキャンセル回路を付加したも
のであるが、MOSトランジスタの導電型等を適宜変え
たオフセットキャンセル回路を第二の実施例で説明した
最小入力位置検出回路に付加することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の入力から最大又は最小の入力信号の格納位置を検
出する並列処理回路において、一つの定電流源を正帰還
ループで構成された並列比較回路に分配し、最大又は最
小の入力信号を受けた比較回路に定電流源の全電流が最
終的に集中し、この状態を検出することで入力信号群の
中から最も大きい又は最も小さい信号の格納位置を精度
よく検出することができ、正帰還ループのループ利得を
適当に設定することで、僅かな差のアナログ入力信号の
識別を実現し、多数のアナログ信号の並列検索を可能と
した。
【0034】さらに、本発明によれば正帰還ループ回路
の出力と基準電源をそれぞれの−及び+入力端子と接続
されている差動アンプの出力を正帰還ループのフローテ
ィング入力ノードに接続することで、正帰還ループ回路
の検出オフセットを差動アンプからなる負帰還ループで
キャンセルする構成とし、回路を構成する絶縁ゲート型
トランジスタにVthバラツキによるオフセットが発生し
ても、これをキャンセルし高精度な多数のアナログ信号
の並列比較を可能とした。
【0035】本発明により、現在のバイナリィデジタル
回路では、莫大な回路素子数と共に大きな消費電力を必
要とした完全並列信号処理を、本発明を用いて高精度ア
ナログ処理することでシンプルな回路構成で集積度を高
めかつ低消費電力でこれを構成することを可能とし、信
号処理のリアルタイム性を、飛躍的に向上させることを
可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す回路図である。
【図2】第一実施例のリセットモードの動作説明図であ
る。
【図3】第一実施例の最大値位置検出処理中の動作説明
図である。
【図4】第一実施例の最大位置検出終了時の動作説明図
である。
【図5】本発明の第二実施例を示す回路図である。
【図6】第二実施例のリセットモードの動作説明図であ
る。
【図7】第二実施例の最小値位置検出処理中の動作説明
図である。
【図8】第二実施例の最小位置検出終了時の動作説明図
である。
【図9】本発明の第三実施例を示す回路図である。
【図10】従来の最大値位置検出回路の回路図である。
【図11】フローティングデート電極を有する多入力の
MOSトランジスタの概念図である。
【図12】本実施例で用いることができる2入力の容量
結合を持ったνMOSの概念図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力端子 3 入力端子 4 出力端子 5 入力端子 6 入力端子 7 定電流源 8 NMOSトランジスタ 9 NMOSトランジスタ 10 NMOSトランジスタ 12 容量手段 13 容量手段 14 容量手段 15 容量手段 16 容量手段 17 容量手段 18 容量手段 19 容量手段 20 容量手段 21 スイッチ手段 22 スイッチ手段 23 スイッチ手段 24 バッファインバーター 25 バッファインバーター 26 バッファインバーター 27 PMOSトランジスタ 28 PMOSトランジスタ 29 PMOSトランジスタ 30 PMOSトランジスタ 31 PMOSトランジスタ 32 PMOSトランジスタ 33 NMOSトランジスタ 34 NMOSトランジスタ 35 デプレッション型NMOSトランジスタ 36 PMOSトランジスタ 37 NMOSトランジスタ 38 NMOSトランジスタ 39 デプレッション型NMOSトランジスタ 40 PMOSトランジスタ 41 NMOSトランジスタ 42 NMOSトランジスタ 43 デプレッション型NMOSトランジスタ 44 PMOSトランジスタ 45 NMOSトランジスタ 46 NMOSトランジスタ 47 第三の制御端子 48 第二の制御端子 49 NMOSトランジスタ 50 接地電位 51 電源電圧 52 スイッチ手段 53 スイッチ手段 54 スイッチ手段 55 第一の基準電位 56 第一の制御端子 57 第二の基準電源 60 PMOSトランジスタ 61 PMOSトランジスタ 62 PMOSトランジスタ 63 NMOSトランジスタ 64 NMOSトランジスタ 65 NMOSトランジスタ 66 NMOSトランジスタ 67 NMOSトランジスタ 68 NMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2−1−17− 301 (72)発明者 柴田 直 東京都江東区越中島1丁目3番地16−411 号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ゲート型トランジスタのゲートが第
    一の容量手段を介して信号入力端子に接続され、該ゲー
    トと該第一の容量手段のフローティングとなる共通接続
    点が第二の容量手段の一方の端子側に接続され、該絶縁
    ゲート型トランジスタのドレインと該第二の容量手段の
    他方の端子側との間に、該絶縁ゲート型トランジスタの
    ドレイン電流の増減に対応して該ドレイン電流をより増
    減させるように該第二の容量手段の他方の端子側の電圧
    を変動させる制御手段が接続されてなる回路単位が複数
    個設けられ、 複数の該回路単位の各絶縁ゲート型トランジスタのソー
    スは共通接続されて定電流源に接続された半導体集積回
    路であって、 各回路単位は前記絶縁ゲート型トランジスタのソース電
    流の増減に対応して前記ドレイン電流をより増減させる
    正帰還ループをそれぞれ構成してなり、 前記第二の容量手段の他方の端子側の電圧により、前記
    複数の回路単位の各信号入力端子に印加される信号電圧
    についての最大電圧位置検出又は最小電圧位置検出を行
    ってなる半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記第二の容量手段の他方の端子側から
    出力される信号が、基準電位と比較するコンパレーター
    に入力され、 前記複数の回路単位の各信号入力端子に印加される信号
    電圧の中で最も大きい信号電圧が入力される回路単位
    に、正帰還効果により前記定電流源の電流がほとんど全
    て最終的に集中して前記ソースより入力され、該回路単
    位に接続される該コンパレーターの出力が唯一アクティ
    ブになることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】 前記第二の容量手段の他方の端子側から
    出力される信号が、基準電位と比較するコンパレーター
    に入力され、 前記複数の回路単位の各信号入力端子に印加される信号
    電圧の中で最も小さい信号電圧が入力される回路単位
    に、正帰還効果により前記定電流源の電流がほとんど全
    て最終的に集中して前記ソースより入力され、該回路単
    位に接続される該コンパレーターの出力が唯一アクティ
    ブになることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積
    回路。
  4. 【請求項4】 前記絶縁ゲート型トランジスタを第一の
    絶縁ゲート型トランジスタとしたときに、 前記制御手段は、該第一の絶縁ゲート型トランジスタの
    導電型と逆導電型の第二の絶縁ゲート型トランジスタで
    構成されるカレントミラー回路と、該カレントミラー回
    路の出力側及び前記第二の容量手段の他方の端子側に、
    一方の端子側が接続される第三の容量手段と、から構成
    され、 前記カレントミラー回路の入力側は前記第一の絶縁ゲー
    ト型トランジスタのドレインに接続され、前記第三の容
    量手段の他方の端子は低圧側電源電位または高圧側電源
    電位に接続されることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記複数の回路単位の各第二の容量手段
    の他方の端子は、それぞれスイッチ手段を介して低圧側
    電源電位または高圧側電源電位に接続されてなり、 前記複数の回路単位の全ての信号入力端子の電位を同一
    のリセット電位とするとともに、前記スイッチ手段をオ
    ンして前記第二の容量手段の他方の端子の電位を低圧側
    電源電位または高圧側電源電位とするリセット動作を有
    する請求項1に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記複数の回路単位に対応した複数の電
    圧入力電流出力差動アンプを有し、 各電圧入力電流出力差動アンプの反転入力端子が、対応
    する前記回路単位の第二の容量手段の他方の端子に接続
    され、各電圧入力電流出力差動アンプの出力が、対応す
    る前記回路単位の第二の容量手段の一方の端子に接続さ
    れ、各電圧入力電流出力差動アンプの非反転入力端子が
    共通接続されて、基準電源電位に接続されてなり、 前記電圧入力電流出力差動アンプはオフセット補正回路
    を構成してなる請求項1に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記オフセット補正回路が、各信号入力
    端子に入力される信号電圧についての最大電圧位置また
    は最小電圧位置出動作中あるいはリセット動作中以外の
    サイクルのみ動作し、非動作時には前記電圧入力電流出
    力差動アンプを切り離すか、該アンプの動作を止めるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記絶縁ゲート型トランジスタ及び前記
    第一、第二の容量手段が、半導体基板上に互いに離間し
    て設けられたソース・ドレイン領域間のチャネル領域上
    に、第一のゲート酸化膜を介してフローティングゲート
    電極を形成し、このフローティングゲート電極上に第二
    のゲート酸化膜を介して互いに電気的に絶縁された二つ
    のゲート電極を有したトランジスタからなることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体集積回路。
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