JPH11253643A - パチンコ玉の研磨システム - Google Patents

パチンコ玉の研磨システム

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JPH11253643A
JPH11253643A JP8277998A JP8277998A JPH11253643A JP H11253643 A JPH11253643 A JP H11253643A JP 8277998 A JP8277998 A JP 8277998A JP 8277998 A JP8277998 A JP 8277998A JP H11253643 A JPH11253643 A JP H11253643A
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polishing
pachinko
ball
abrasive
pachinko balls
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Hiroyuki Yasumi
裕之 八角
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する研磨材の適切な交換時期を知らせる
ことのできるパチンコ玉の研磨装置を提供する。 【解決手段】 複数のパチンコ遊技機を設置してなる島
から回収した遊技済みパチンコ玉を、研磨材を用いて研
磨するための研磨手段を備えたパチンコ玉の研磨装置
に、前記島から回収した前記遊技済みパチンコ玉を計数
する回収玉計数手段と、前記回収玉計数手段が計数した
遊技済みパチンコ玉数と、数値記憶手段に予め記憶させ
ておいた所定の数値との大小を比較する玉数比較手段
と、前記計数した遊技済みパチンコ玉数が前記所定の数
値以上となったときに、この所定の数値以上となったこ
とを報知するための報知信号を出力する報知信号出力手
段と、を備えさせて、前記報知信号の有無により研磨材
の交換時期を知らせるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技場で
使用されるパチンコ玉を研磨するための研磨装置に関す
るものである。より詳しくは、研磨に用いる研磨材の適
切な交換時期を知り得るように構成したパチンコ玉の研
磨装置(以下、「研磨装置」と略称する)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】これまでの研磨装置として、特公平5−
6473号公報に開示されたもの(以下、「第1の従来
装置」という)が知られている。第1の従来装置は、複
数のパチンコ遊技機を設置してなる島から回収した遊技
済みパチンコ玉に研磨粒を混入して揚送しながら撹拌す
る研磨手段と、この研磨手段が研磨した研磨済みパチン
コ玉から研磨粒を分離するための研磨粒分離手段と、こ
の研磨材分離手段が分離した研磨粒を再利用のために研
磨手段に流下させる研磨粒流下手段と、を備えている。
このように第1の従来装置において研磨材(パチンコ玉
を研磨するための部材)として用いた研磨粒は、ポリ、
ペレット等とも呼ばれ、ナイロン等の合成樹脂をパチン
コ玉より小径に形成したものが一般的である。
【0003】一方、特開平4ー9171号公報に開示さ
れた研磨装置(以下、「第2の従来装置」という)も知
られている。第2の従来装置は、研磨済みパチンコ玉の
搬送路に沿って張り渡した研磨ベルトを研磨材として用
いた装置であって、研磨済みパチンコ玉を研磨ベルトに
摺動させながら搬送するための搬送機構を備えている。
第2の従来装置が用いる研磨ベルトは、研磨布、研磨シ
ート等とも呼ばれ、布地や不織布等により形成したもの
が一般的である。
【0004】第1の従来装置で用いた研磨粒は、遊技済
みの、すなわち、汚れが付着しているパチンコ玉からそ
の汚れをはぎ取るためのものであるから、何回も再利用
している間に、研磨粒自身に汚れが付着し、研磨粒とし
ての役目を果たせなくなる。一方、第2の従来装置で用
いた研磨ベルトも、長時間にわたる使用によりその表面
に汚れが付着し、研磨ベルトとしての役目を上述した研
磨粒と同様に果たせなくなる。このため、パチンコ遊技
場では、研磨機能を回復させるために、汚れた研磨粒や
研磨ベルト、すなわち、研磨材を、新しい(洗浄済み
の)研磨材と交換する作業を定期的に行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この研磨材
の適切な交換時期を知ることは必ずしも簡単なことでは
なく、パチンコ遊技機等の稼働率、すなわち、研磨材の
使用頻度に拘わらず経験則に基づいて行っていたため、
時には交換が遅かったり、時には逆に早すぎたりするこ
とがよくあった。交換が遅れた研磨材はもはや研磨材と
しての役目を果たせないため、これを用いて研磨しても
パチンコ玉の表面の汚れを取り去ることができず、汚れ
たままのパチンコ玉により手や衣類等を汚した遊技客か
らの苦情の一因になりかねなかった。一方、研磨材の交
換が早すぎた場合は、まだ使用できる研磨材を廃棄した
り洗浄したりすることになるので、経済的労力的な無駄
の原因となっていた。各請求項に記載した発明が解決し
ようとする技術的課題は、パチンコ玉の研磨に用いる研
磨材の適切な交換時期を知らせ、もって、交換が必要で
あれば迅速にこれを行わせるとともに不必要な交換を控
えさせて経済的労力的な無駄をなくすことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために発明者は、研磨材の交換時期というものを予め設
定しておき、遊技に使用された遊技済みパチンコ玉の数
と、先の設定値とを比較することにより交換時期を把握
できるような手段を講じた。その詳しい構成について
は、項を改めて説明する。
【0007】請求項1に記載した発明の構成 請求項1に記載した発明に係る研磨装置(以下、「請求
項1の研磨装置」という)は、複数のパチンコ遊技機を
設置してなる島から回収した遊技済みパチンコ玉を、研
磨材を用いて研磨するための研磨手段を備えている点
で、第1の従来装置(第2の従来装置)と基本的に共通
する。請求項1の研磨装置の特徴は、島から回収した前
記遊技済みパチンコ玉を計数する回収玉計数手段と、回
収玉計数手段が計数した遊技済みパチンコ玉数と、数値
記憶手段に予め記憶させておいた所定の数値との大小を
比較する玉数比較手段と、計数した遊技済みパチンコ玉
数が前記所定の数値以上となったときに、この所定の数
値以上となったことを報知するための報知信号を出力す
る報知信号出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】主要な用語の意義 「研磨材」は、遊技済みパチンコ玉の表面を研磨できる
ものであればどのようなものでもよく、そのようなもの
として、たとえば、遊技済みパチンコ玉の表面を物理的
に研磨する研磨材や化学的に処理する研磨材等がある。
「報知信号」は、たとえば、アラームを鳴らさせたりモ
ニタ画面上にその旨を表示させたりするための信号とし
て利用される。「回収玉計数手段」は、島から回収した
遊技済みパチンコ玉の数を計数するものであればどのよ
うなものでもよく、そのようなものであれば機械的な計
数であろうと、電気的な計数であろうと、重量的な計数
であろうと、光学的な計数であろうと、これら以外の方
法による計数であろうと構わない。また、パチンコ遊技
場が備える管理コンピュータ等により、パチンコ遊技機
の玉の出入りを管理している場合には、この管理コンピ
ュータ等が回収玉計数手段に該当する。「所定の数値」
は、研磨材交換の目安となる数値、すなわち、一定量の
研磨材が研磨作用を損なうことなく研磨できるパチンコ
玉数のことをいい、具体的な数値の決定は、たとえば、
パチンコ遊技機の稼働率や季節変化等の要素を考え併せ
てそのパチンコ遊技場において行う。なお、「所定の数
値以上」としたのは、所定数値と等しい場合と所定数値
より大きい場合の双方を含む趣旨である。
【0009】請求項1に記載した発明の作用 請求項1の研磨装置の作用は、次の通りである。すなわ
ち、複数のパチンコ遊技機、すなわち、島から回収した
遊技済み(汚れた)パチンコ玉を、研磨手段が研磨材を
用いて研磨する点は、第1の従来装置(第2の従来装
置)の作用と共通する。この作用に加えて、請求項1の
研磨装置は、次のように作用する。すなわち、島から回
収した遊技済みパチンコ玉を回収玉計数手段により計数
し、この計数結果を数値記憶手段が記憶する所定の数値
と比較する。ここで、計数した遊技済みパチンコ玉数が
この所定の数値以上になった場合、すなわち、研磨材を
交換すべき時期と推定されるに至った場合は、その旨を
パチンコ遊技場の管理者や従業員等に報知するために報
知信号を出力する。報知信号の出力は、報知信号出力手
段が行う。
【0010】請求項2に記載した発明の構成 請求項2に記載した発明に係る研磨装置(以下、「請求
項2の研磨装置」という)は、請求項1の研磨装置の構
成に加え、研磨材は、パチンコ玉より小径の研磨粒から
なり、研磨手段は、遊技済みパチンコ玉に前記研磨粒を
混入させて撹拌するための研磨機構を含むことを構成上
の特徴とする。「研磨粒」は、たとえば、従来の技術の
欄で説明したナイロン等の合成樹脂をパチンコ玉より小
径に形成したものが該当する。「研磨機構」は、遊技済
みのパチンコ玉に研磨粒を混入させて撹拌できる機構を
含むものであればどのようなものでもよく、撹拌に供す
る部材の構成や撹拌方式等に何らの制限もない。
【0011】請求項2に記載した発明の作用 請求項2の研磨装置は、請求項1の研磨装置の作用に限
定が加わり、研磨機構により撹拌されることにより、混
入された研磨粒が遊技済みパチンコ玉と繰り返し摩擦接
触するので、この接触により表面に付着していた汚れを
剥ぎ取る、という作用上の特徴を有している。これによ
り、剥ぎ取った汚れの一部又は前部が研磨粒に付着す
る。
【0012】請求項3に記載した発明の構成 請求項3に記載した発明に係る研磨装置(以下、請求項
3の研磨装置」という)は、請求項2の研磨装置の構成
に限定が加わり、研磨手段は、さらに、研磨機構が研磨
した研磨済みパチンコ玉から研磨粒を分離するための研
磨粒分離手段と、研磨粒分離手段が分離した分離研磨粒
を再利用のために研磨機構に供給するための研磨粒供給
手段と、を備え、研磨粒供給手段は、分離研磨粒を途中
排出するための研磨粒排出口と、分離研磨粒の供給方向
を切り替えるための供給方向切換手段とを備え、供給方
向切換手段は、報知信号に基づいて分離研磨粒を研磨機
構方向から前記研磨粒排出口方向へ切り替わるように構
成されていることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載した発明の作用 請求項3の研磨装置は、請求項2の研磨装置の作用に限
定が加わり、次のような作用上の特徴を備えている。す
なわち、研磨粒分離手段が分離した分離研磨粒を研磨粒
供給手段が研磨機構に再利用のために供給する。ここで
報知信号を受けた場合に、すなわち、研磨粒の交換時期
が到来したと推定される場合に、供給方向切換手段が使
用済みの分離研磨粒を研磨粒排出口へ導いて排除する。
【0014】請求項4に記載した発明の構成 請求項4に記載した発明に係る研磨装置(以下、「請求
項4の研磨装置」という)は、請求項1の研磨装置の構
成に限定が加わり、研磨材は、研磨済みパチンコ玉の搬
送路に沿って張り渡した研磨ベルトからなり、研磨機構
は、研磨済みパチンコ玉を研磨ベルトに摩擦接触させな
がら搬送するための搬送機構を含むことを構成上の特徴
とする。すなわち、請求項2の研磨装置に使用する研磨
粒の代わりに研磨ベルトを研磨材として使用する。「研
磨ベルト」は、たとえば、従来の技術の欄で説明した布
地や不織布等により形成したものがある。研磨ベルト
は、張り渡してから固定してもよいし、動かせるように
張り渡してもよい。
【0015】請求項4に記載した発明の作用 請求項4の研磨装置は、請求項1の研磨装置の作用に限
定が加わり、搬送機構が搬送する研磨済みパチンコ玉を
研磨ベルトに摩擦接触させ、その表面に付着している汚
れを剥離する。これにより、剥ぎ取った汚れの一部又は
全部が、研磨ベルトの表面に付着する。
【0016】請求項5に記載した発明の構成 請求項5に記載した発明に係る研磨装置(以下、「請求
項5の研磨装置」という)は、請求項1乃至4の何れか
の研磨装置の構成に限定が加わり、回収玉計数手段は、
さらに前記島が備える投入玉計数手段から回収した計数
済みパチンコ玉を併せて計数するように構成されてい
る。計数済みパチンコ玉を遊技済みパチンコ玉と併せて
計数するための構成は、たとえば、別個に計数した後に
両者を合計するような構成や、一方に他方を合流させた
後に計数するような構成がある。投入玉計数手段は、カ
ウンターなどとも呼ばれ、主として遊技客が自己の持ち
玉を計数するのに用いられる。
【0017】請求項5に記載した発明の作用 請求項5の研磨装置は、請求項1乃至4の研磨装置の作
用に加え、投入玉計数手段から回収した計数済みパチン
コ玉を併せて計数する、という作用を奏する。遊技客の
持ち玉も遊技済みパチンコ玉と同様にその表面に汚れ等
が付着している場合が多いので、両者を併せて計数して
研磨材が研磨したパチンコ玉の数をより正確に把握する
ためである。
【0018】
【発明の実施の形態】各図を参照しながら、本発明の実
施の形態(以下、「本実施形態」という)について説明
する。図1は本実施形態に係る研磨装置であり、図2は
揚送研磨装置の要部拡大図である。図3は流下方向切換
室の拡大図であり、図4及び5は本実施形態の電気的構
成を示すブロック図である。図6は本実施形態の作用を
示すフローチャートであり、図7は本実施形態の変形例
を示す斜視図である。
【0019】循環装置の基本構造 図1が示すのは、複数のパチンコ遊技機3...を備え
る島1と、島1の内部に設けた研磨装置2である。島1
がその端の壁4に備えるのは、遊技客が自己の持ち玉を
計数するための玉計数機(カウンタ)6である。各パチ
ンコ遊技機3を出入りするパチンコ玉数やカウンタ6を
通過したパチンコ玉数等は、各島1が備える管理コンピ
ュータ66(後述)が管理している。玉計数機6が計数
した遊技済みパチンコ玉Pdは、傾斜シュート8上に排
出され、この傾斜シュート8上を転動して異物除去装置
14を経由して揚送研磨装置18に案内されるようにな
っている。傾斜シュート8上への排出量が多すぎて溢れ
た研磨済みパチンコ玉Pcは、貯蔵タンク10内へ落下
するようになっている。傾斜シュート8は、島1内部の
下部に設けた貯蔵タンク10の中空部に位置しており、
この傾斜シュート8に案内された遊技済みパチンコ玉P
dは、貯蔵タンク10からミニリフト12により揚送さ
れた遊技済みパチンコ玉Pdとともに、異物除去装置1
4へ送られる。異物除去装置14によりコインやカード
等の異物が取り除かれた遊技済みパチンコ玉Pdは、搬
送シュート16を通じて島1の中央部に位置する揚送研
磨装置18へ送られる。揚送研磨装置18は、遊技済み
パチンコ玉Pdを揚送しながら研磨する装置(研磨手
段)である。本実施形態における揚送研磨装置18は、
合成樹脂製の研磨粒からなる研磨材を用いて研磨する方
式のものである。なお、本明細書においては、パチンコ
遊技機3,...から回収したパチンコ玉と、玉計数機
6が計数したパチンコ玉の双方を遊技済みパチンコ玉P
dとよび、揚送研磨装置18が揚送研磨した研磨済みパ
チンコ玉Pcとよび、両者を区別して説明している。
【0020】揚送研磨装置18の上部排出口は、研磨済
みのパチンコ玉Pcを搬送するための補給樋20...
が連結されている。補給樋20は、島1の両端に向かっ
て左右対称の下り勾配を形成していて、その上でパチン
コ玉を転動させ、パチンコ遊技機3...や球貸機(図
示を省略)等に補給するようになっている。一方、揚送
研磨装置18の上部排出口と補給樋20との間からオー
バーフローした研磨済みパチンコ玉Pcは、島1の上部
に位置する上部タンク24に送られる。この上部タンク
24は、補給樋20の所定許容量を超えてオーバーフロ
ーした研磨済みパチンコ玉Pcを一時的に貯蔵するよう
になっており、この上部タンク24の所定許容量を超え
てさらにオーバーフローした研磨済みパチンコ玉Pc
は、この上部タンク24から島1の両端に向かって左右
対称に傾斜する分配樋26...の上を転動し、分配樋
26...の下端から垂れ下がる複数の分配ホース2
8...を通じて貯蔵タンク10内に落下案内するよう
になっている。分配ホース28...は、分配樋2
6...に沿って等間隔に並ばせてあり、これにより、
落下した研磨済みパチンコ玉Pcが貯蔵タンク10内の
特定箇所のみに集中することを抑止して、山なりになら
ず平均に分散するようにしている。
【0021】揚送研磨装置 図2において符号30は、垂直方向に延びる揚送パイプ
を、符号33は、パチンコ玉に研磨粒を混入しながら移
送するための移送パイプを、それぞれ示している。移送
パイプ33と揚送パイプ30は、両者ともにステンレス
パイプで構成している。揚送パイプ30の下端は、移送
パイプ33の一端につないで、両者がL字状を形成する
ように構成している。移送パイプ33内にはその一端に
移送モータ34を連結した水平螺旋体35を、揚送パイ
プ30内にはその上端に揚送モータ31を連結した揚送
螺旋体32を、それぞれ自由に回転できるように設けて
いる(研磨機構)。揚送パイプ1の上端部に排出口37
を設け、ここから揚送されたパチンコ玉と研磨粒を揚送
パイプ30外へ排出させ、排出されたパチンコ玉から研
磨粒を分離するように構成している。この分離は、上端
排出口37の側方に設けた分離装置38(研磨粒分離手
段)が行う。
【0022】移送パイプと揚送パイプ 移送パイプ33は、玉流入口42を備えており、回収し
たパチンコ玉をここから移送パイプ33内に流入させる
ようになっている。さらに、移送パイプ33の上部に位
置する研磨粒収納庫43から研磨粒の供給を受け、パチ
ンコ玉とともに、水平螺旋体35の回転により、撹拌混
合させながら水平方向(図2の左から右方向)に移送す
るように構成している。移送されたパチンコ玉と研磨粒
は、やがて揚送パイプ30の下端に到着する。揚送パイ
プ30の下端に到着したパチンコ玉は、揚送螺旋体32
の回転と研磨粒の働きにより揚送パイプ30を通ってパ
チンコ遊技機よりも上方位置まで揚送されながら研磨さ
れるようになっている。
【0023】分離装置 分離装置38は、傾斜した簀の子状の分離樋39を二段
に折り返したものと、これらの分離樋39の下方に位置
する研磨粒受皿40を備えている。研磨粒が混入したパ
チンコ玉は分離樋39の上に送り出され、このときパチ
ンコ玉より小径の研磨粒は分離樋39の簀の子の隙間か
ら落下し、これにより両者が分離する。分離樋39の隙
間の大きさは、使用する研磨粒の形態に応じて決定す
る。研磨粒受皿40は、受けた研磨粒を循環パイプ45
の中に滑り込ませられるように、傾斜させておく。循環
パイプ45により案内された研磨粒は、移送パイプ33
に再利用のために供給されるようになっている。一方、
分離樋39を通過したパチンコ玉は、補給樋20に案内
されて再びパチンコ遊技機群3に補給されるようになっ
ている。
【0024】流下方向切換装置 図2に示すように循環パイプ45と研磨粒収納庫43の
間に、流下方向切換室46が設けられている。この流下
方向切換室46は、図3に示すように、その下端部にア
ルファベットのLを変形した断面形状を持つ開閉弁50
を備えている。開閉弁50は、研磨粒の流下方向を切り
替えるための供給方向切換手段として作用するものであ
って、想像線で示す状態のときに流下方向切換室46の
底部(研磨粒排出口)51を閉鎖するとともに、この流
下方向切換室46の下端と研磨粒収納庫43を連結する
流下連結)47を開放するようになっている。一方、実
線で示す状態のときの開閉弁50は、図から明らかなよ
うに流下方向切換室46の底部を開放するとともに流下
連結路47を閉鎖するようになっている。流下方向切換
室46が開放状態のときは、流下してきた研磨粒は底部
を通過し研磨粒排出路48(図2参照)内へ排出され
(想像線の矢印方向)、閉鎖状態のときの研磨粒は、開
放状態の流下連結路47を通過して研磨粒収納庫43へ
流れ込む(実線の矢印が示す移送パイプ33方向)よう
になっている。開閉弁50の開閉は、破線で示すモータ
49が行う。
【0025】管理コンピュータ 図4に基づいて、本実施形態における管理コンピュータ
66の構成について説明する。なお、管理コンピュータ
66は各島1毎に備えられ、各島1の各パチンコ遊技機
3を出入りするパチンコ玉数を管理するようになってい
る。このため、本明細書では一つの管理コンピュータ6
6についてだけ説明を行い、他の管理コンピュータ66
については重複を避けるためにそれらの説明を省略す
る。管理コンピュータ66は、CPU(Central
Processing Unit、中央演算装置)8
4と、ROM(Read Only Memory、読
み出し専用の記憶装置)85と、RAM(Random
Access Memory、ランダム・アクセスが
可能な読み出しと書き込みができる記憶装置)86等を
備えている。また、管理コンピュータ66には、表示器
83、及び開閉弁50を開閉するモータ49(図3参
照)が接続され、これらは管理コンピュータ66がホー
ルコンピュータ80(後述)からの報知信号を受信した
ときに、ROM85が格納するプログラムに基づいて制
御されるようになっている。表示器83は、回収玉数が
所定数値に達したと判断したときに、研磨材の交換時期
が来たことを従業員等の知らせるためのものであり、例
えば、島1上部に設けられている代表ランプや、島1端
部の計数機6の表示部や、各島同士の玉の流れや島1内
の玉量を管理するため島毎に設けられたモニタなどが、
この表示器83に該当する。さらに、呼出や異常内容等
を即座に把握するために従業員が携帯している携帯表示
器に無線等で交換時期である情報を送信して表示するよ
うにしてもよく、この場合は、この携帯表示器が上記表
示器83に当たる。
【0026】ホールコンピュータ 図5に基づいて、本実施形態におけるホールコンピュー
タ80の電気的構成について説明する。ホールコンピュ
ータ80は、先に説明した各島1が備える管理コンピュ
ータ66から、各島1の回収玉情報を受信して研磨材の
交換時期を判定するものである。ホールコンピュータ8
0は、CPU60と、ROM62と、RAM64等を備
え、CPU60は、ROM62が格納するプログラム
(後述)に基づいて玉数比較手段や報知信号出力手段等
として動作するようになっている。また、RAM64
は、数値記憶手段として所定数値の記憶やパチンコ遊技
球の計数値(アウト玉の積算)等の記憶をも受け持って
いる。キーボード67は研磨材交換の目安となる所定の
数値を従業員が入力するためのものであり、ホールコン
ピュータ80に接続されている。また、CPU60の出
力側にはインターフェース68を介して表示装置(CR
T等)70、アラーム72、プリンタ74に接続してあ
り、これらはCPU60からの報知信号により制御され
るようになっている。
【0027】本実施形態の作用 図6に基づいて、本実施形態の作用について説明する。
まず、CPU60が、RAM64にアクセスして所定数
値を読み込む(S2)。続いて所定数値が設定されてい
るかいないかを確認し(S4)、設定されていない場合
は表示装置70へ指令信号を送り、「数値を設定して下
さい」と表示させる(S6)。この表示に従ってキーボ
ード67から数値が入力された(S8)場合は、その数
値を所定数値としてRAM64へ送って記憶させ、その
後にS2へ戻る。一方、S4において所定数値が設定さ
れていた場合(S10で設定された場合を含む)は、管
理コンピュータ66から遊技済みパチンコ玉の計数値を
読み込む(S12)。次に、CPU60は所定数値と遊
技済みパチンコ玉の計数値を比較し(S14)、後者が
所定数値以上となっていないかを確認する(S16)。
比較の結果が所定数値以上でなければS12へ戻って計
数を続け、所定数値以上となったときに報知信号を出力
してその旨を表示装置70に表示させる(S18)。こ
の表示とともに本実施形態では、所定数値以上となった
旨をアラーム20を鳴らしてオペレーターの注意を促す
ようにしている。その必要がなければ、このステップは
省略してよい。アラーム20を鳴らした後にモータ49
へ指令を送り開閉弁50を開放させて流下方向切換室4
6内の汚れた研磨粒を研磨粒排出路48へ排出する。
【0028】ここで研磨粒の排出が十分に行われたかど
うかを、流下方向切換室46内に設けたセンサ(図示を
省略)により確認し(S24)、センサが研磨粒を検知
しなくなったところでモータ49へ指令を送り開閉弁5
0を閉鎖させる(S26)。さらに、表示手段の表示を
クリアさせ、研磨粒を交換した日時等をプリンタ74に
印字させる(S30)。交換日時等の印字は、主として
記録用であるから、記録等の必要がないのであれば、こ
のステップを省略してよい。 なお、本実施形態ではS
22の流下方向の切換を自動で行うようにしているが、
たとえば、S18の表示やS20のアラームにより交換
時期が到来したことを知った従業員等が手動により交換
するようにしてもよい。さらに、S12の数値は、遊技
済みパチンコ玉だけでなく計数済みパチンコ玉を併せて
計数した数値としてもよい。
【0029】本実施形態の変形例 図7に基づいて、本実施形態の変形例について説明す
る。この変形例が本実施形態と異なるのは、本実施形態
で用いた研磨粒の代わりに研磨ベルトを研磨材として用
いた点であるので、この点について説明する。研磨装置
(研磨手段)92は、遊技済みパチンコ玉Pdを搬送す
るための搬送路88に沿って架け渡した搬送ベルト80
を備えている。搬送ベルト80は、上端ローラ83と駆
動プーリ82との間で駆動され、同じく搬送路88に沿
って対向配置した研磨ベルト(研磨材)90との間に遊
技済みパチンコ玉Pdを挟みながら揚送するようになっ
ている。符号84は搬送ベルト80にテンションを架け
るためのテンションローラを、符号86は遊技済みパチ
ンコ玉を整列させて搬送路88に送り込むための整列導
入樋を、それぞれ示す。
【0030】本実施形態の変形例の作用 駆動プーリ82が駆動すると、搬送ベルト80が矢印方
向に回転する。整列導入樋86から整列状態で送り込ま
れた遊技済みパチンコ玉Pdは、搬送ベルト80と研磨
ベルト90とに挟まれ、搬送路88内を上昇する。この
際に、遊技済みパチンコ玉Pdは研磨ベルト90と摩擦
接触して、その表面が研磨される。研磨により剥離され
た汚れは、その一部は落下排除されるが、排除されなか
った汚れは研磨ベルト90等に付着する。
【0031】本実施形態及びその変形例の特有の効果 本実施形態に係る研磨装置を使用すると、表示装置70
の表示やアラーム72の起動により研磨粒や研磨ベルト
90の交換時期を知ることができるので、適切な交換と
不必要な交換の防止が実現する。
【0032】なお、本実施例では島1毎に管理コンピュ
ータ66を設けて、管理コンピュータ66にてパチンコ
遊技機3の遊技済み遊技玉数を記憶し、所定数値(交換
対象数)と比較して報知信号を出力するものであった
が、本発明はこれに限られず、管理コンピュータ66を
使用せずに、ホールコンピュータ80を用いて各島毎の
管理を全体的に行うものでも同様の効果を奏することが
可能である。また、ホールコンピュータ80は遊技情報
等を受信するのみで、管理コンピュータ66内で所定数
値を入力し、回収玉数を比較し、交換を報知するように
して、各島1毎の管理はそれぞれの管理コンピュータ6
6が行うようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】各請求項に記載した揚送機構を使用すれ
ば、研磨のために使用する研磨材の適切な交換時期を知
り、もって、交換が必要であれば迅速にこれを行うとと
もに不必要な交換を控えて経済的労力的な無駄をなくす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る研磨装置である。
【図2】 揚送研磨装置の要部拡大図である。
【図3】 流下方向切換室の拡大図である。
【図4】 本実施形態の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図5】 本実施形態の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】 本実施形態の作用を示すフローチャートであ
る。
【図7】 本実施形態の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 島 44 補給樋 2 研磨装置 45 循環パイ
プ 3 遊技機 46 流下方向
切換室 4 壁 47 流下連結
路 6 玉計数機(カウンタ) 48 研磨材出
路 8 傾斜シュート 49 モニタ 10 貯蔵タンク 50 開閉弁 12 ミニリフト 51 研磨材
排出口 14 異物除部装置 60 CPU 16 水平シュート 62 ROM 18 揚送研磨装置 64 RAM 20 補給樋 66 管理コ
ンピュータ 24 上部タンク 67 キーボ
ード 26 分配樋 68 インタ
ーフェース 28 分配ホース 70 表示装
置 30 揚送パイプ 72 アラー
ム 31 揚送モータ 74 プリン
タ 32 揚送螺旋体 33 移送パイプ 34 移送モータ 35 水平螺旋体 37 排出口 38 分離装置 39 分離樋 40 研磨材受皿 42 玉流入口 43 研磨材収納庫

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパチンコ遊技機を設置してなる島
    から回収した遊技済みパチンコ玉を、研磨材を用いて研
    磨するための研磨手段を備えたパチンコ玉の研磨装置に
    おいて、 前記島から回収した前記遊技済みパチンコ玉を計数する
    回収玉計数手段と、 前記回収玉計数手段が計数した遊技済みパチンコ玉数
    と、数値記憶手段に予め記憶させておいた所定の数値と
    の大小を比較する玉数比較手段と、 前記計数した遊技済みパチンコ玉数が前記所定の数値以
    上となったときに、この所定の数値以上となったことを
    報知するための報知信号を出力する報知信号出力手段
    と、を備えることを特徴とするパチンコ玉の研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨材は、パチンコ玉より小径の研
    磨粒からなり、 前記研磨手段は、前記遊技済みパチンコ玉に前記研磨粒
    を混入させて撹拌するための研磨機構を含むことを特徴
    とする請求項1に記載したパチンコ玉の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨手段は、さらに、前記研磨機構
    が研磨した研磨済みパチンコ玉から前記研磨粒を分離す
    るための研磨粒分離手段と、 前記研磨粒分離手段が分離した分離研磨粒を再利用のた
    めに前記研磨機構に供給するための研磨粒供給手段と、
    を備え、 前記研磨粒供給手段は、前記分離研磨粒を途中排出する
    ための研磨粒排出口と、前記分離研磨粒の供給方向を切
    り替えるための供給方向切換手段とを備え、 前記供給方向切換手段は、前記報知信号に基づいて前記
    分離研磨粒を前記研磨機構方向から前記研磨粒排出口方
    向へ切り替わるように構成されていることを特徴とする
    請求項2に記載したパチンコ玉の研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記研磨材は、前記研磨済みパチンコ玉
    の搬送路に沿って張り渡した研磨ベルトからなり、 前記研磨機構は、前記研磨済みパチンコ玉を前記研磨ベ
    ルトに摩擦接触させながら搬送するための搬送機構を含
    むことを特徴とする請求項1に記載したパチンコ玉の研
    磨装置。
  5. 【請求項5】 前記回収玉計数手段は、さらに前記島が
    備える投入玉計数手段から回収した計数済みパチンコ玉
    を併せて計数するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載したパチンコ玉の研磨
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255466A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Takeya Co Ltd 研磨ベルト移動制御システム
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