JPH1125468A - フォーカス制御装置 - Google Patents

フォーカス制御装置

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JPH1125468A
JPH1125468A JP9172656A JP17265697A JPH1125468A JP H1125468 A JPH1125468 A JP H1125468A JP 9172656 A JP9172656 A JP 9172656A JP 17265697 A JP17265697 A JP 17265697A JP H1125468 A JPH1125468 A JP H1125468A
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focus
signal
error signal
level
level cross
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JP9172656A
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English (en)
Inventor
Norio Matsuda
則夫 松田
Koji Suzuki
孝司 鈴木
Kazushige Kawana
和茂 川名
Hitoshi Yamazaki
仁志 山崎
Yuichi Kimikawa
雄一 君川
Masakazu Takahashi
正和 高橋
Kenichi Takahashi
憲一 高橋
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスアクチュエータを誤動作させるこ
となくフォーカスジャンプ動作を確実に成功させる。 【解決手段】 本発明によるフォーカス制御装置は、記
録媒体1に読取光を照射し、記録媒体からの戻り光に基
づいて生成されるフォーカスエラー信号FEに基づき記
録面の一方から他方へ読取光の最適集光位置を移動させ
るフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する。この
装置には、エラー信号FEが所定レベルを通過したこと
を特定レベルクロスとして検出する検出回路6と、フォ
ーカスジャンプ指令を発する指令部12と、フォーカス
ジャンプ指令に応答して駆動信号の発生を開始する一
方、検出回路出力を受信しこの検出出力の受信によりエ
ラー信号FEの特定レベルクロス検出タイミングを認識
して特定レベルクロス検出タイミングに応答して駆動信
号を消滅させる駆動信号生成部(8,13)と、フォー
カスジャンプ指令に応答して駆動信号生成部における特
定レベルクロス検出タイミングの認識を所定期間に亘り
禁止させる禁止手段(8)とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォーカス制御装
置に関し、より詳しくは、記録媒体の所定記録面に対し
当該記録面に照射される読取光の最適集光位置の制御を
行うフォーカス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ディジタルビデオディスクまたは
ディジタルヴァーサタイルディスク(略称:DVD)と
称される高記録密度及び大容量の情報記録媒体並びにこ
れを用いたシステムが広く普及されようとしている。か
かるディスクには、情報記録面が介在層(スペーサ若し
くはスペース領域)を挟んだ上下2つの層において形成
されるタイプがあり、このようなタイプのディスクを一
方のディスク表面側から光学式ピックアップによって読
み取るには、所望のどちらか一方の層における情報記録
面に対し読取光の焦点(合焦位置若しくは最適集光位
置)合わせを行わなければならない。
【0003】通常、ある一方の層における情報記録面か
ら他方の層における情報記録面へと読取光の焦点を移動
させるフォーカスジャンプ動作は、ピックアップの出力
に基づいて生成されるフォーカスエラー信号のゼロクロ
ス検出に基づいて行われる。詳述すると、ピックアップ
には、例えば読取光の出射光学系であってその焦点を決
定する対物レンズを光軸方向に変位駆動させることによ
り読取光の焦点を当該ディスク表面に垂直な方向におい
て変位させるフォーカスアクチュエータが設けられる。
かかるフォーカスアクチュエータには、フォーカスジャ
ンプ動作初期に、読取光の焦点を目標の記録面へと移動
させるためのフォーカスジャンプ起動信号たる加速信号
が供給される。そしてこの加速信号に応答したフォーカ
スアクチュエータの変位中において得られるフォーカス
エラー信号から順次検出されるゼロクロスのタイミング
に基づいて、当該加速信号の供給を終了させたり、当該
加速信号に応答したフォーカスアクチュエータの変位を
止めるための減速信号をフォーカスアクチュエータに供
給したり、さらには当該減速信号の供給を終了させて目
標の記録面に対しフォーカスサーボを再開させる、とい
う一連の動作が行われる。
【0004】図1には、対物レンズ100によって定め
られる読取光の焦点Pのディスク内部層における位置
と、該焦点Pが光軸方向に移動したときに得られるフォ
ーカスエラー信号のレベルFEとの関係が示されてお
り、フォーカスエラー信号は、基本的に、焦点Pが記録
面に合っている状態に呈するゼロレベル(ゼロクロス点
ZC00,ZC10)を中心としてS字カーブを描くことが
分かる。かかる1つのS字カーブの極小値から極大値ま
での期間は、概ね、形成されるフォーカスサーボループ
の制御範囲に相当する。上述した加速信号や減速信号の
供給制御は、一方の記録面と他方の記録面との間におけ
る焦点移動中に行われるので、図示されているようなフ
ォーカスエラー信号のゼロクロス点,ZC00,ZC01,
ZC1-1 ,ZC10の検出タイミングに基づいて行われる
こととなる。
【0005】しかしながら、このような記録面間におけ
る焦点の移動中において得られるフォーカスエラー信号
は、ディスクの表面若しくは記録面または他の内部層の
表面の傷及びこれらに匹敵する不適正形成マーク(以
下、これらを傷と総称する)によって或いはクロストー
クによって影響を受ける。詳述すると、かかる傷を読取
光が走査したり、クロストークが生じていると、生成さ
れるフォーカスエラー信号のレベルが著しく落ち込んだ
り急峻にレベルが上昇したりするので、フォーカスエラ
ー信号が、図1に示されるようなS字カーブによる所望
のゼロクロスとは異なったいわば疑似的なゼロクロスを
呈する可能性がある。この場合、上述した加速信号や減
速信号の供給制御を正しく遂行することができなくな
り、もってフォーカスアクチュエータを誤動作させ、フ
ォーカスジャンプ動作が失敗してしまうこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みなされたものであり、フォーカスアクチュエータ
を誤動作させることなくフォーカスジャンプ動作を確実
に成功させることのできるフォーカス制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるフォーカス
制御装置は、少なくとも2つの層の各々に形成される情
報記録面を有する記録媒体に読取光を照射するととも
に、前記読取光による前記記録媒体からの戻り光に基づ
いて生成されるフォーカスエラー信号に基づき前記記録
面の一方から他方へ前記読取光の最適集光位置を移動さ
せるためのフォーカスアクチュエータの駆動信号を生成
するフォーカス制御装置であって、前記フォーカスエラ
ー信号が所定レベルを通過したことを特定レベルクロス
として検出する検出手段と、フォーカスジャンプ指令を
発する指令手段と、前記フォーカスジャンプ指令に応答
して前記駆動信号の発生を開始するとともに、前記検出
手段の検出出力を受信しこの検出出力の受信により前記
フォーカスエラー信号の特定レベルクロス検出タイミン
グを認識して当該特定レベルクロス検出タイミングに応
答して前記駆動信号を消滅させる駆動信号生成手段と、
前記フォーカスジャンプ指令に応答して前記駆動信号生
成手段における前記特定レベルクロス検出タイミングの
認識を所定期間に亘り禁止させる禁止手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0008】前記所定期間は、前記フォーカスジャンプ
指令の発生から所定時間が経過するまでの期間とするこ
とができる。また、この所定時間は、正常時に前記フォ
ーカスジャンプ指令の発生から前記フォーカスエラー信
号が最初に前記特定レベルクロスを呈する時点までの時
間よりも長い時間が設定されるのが好ましい。前記駆動
信号生成手段は、前記読取光の最適集光位置の移動方向
へ前記フォーカスアクチュエータを加速変位させるレベ
ルを有する加速信号を前記駆動信号として出力するよう
構成されうる。そして前記駆動信号生成手段は、前記特
定レベルクロス検出タイミングに基づき、前記読取光の
最適集光位置の移動を停止させるべく前記フォーカスア
クチュエータを減速させるレベルを有する減速信号を前
記加速信号に引き続いて発生するようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例の
フォーカス制御装置を用いた光ディスクプレーヤの概略
構成を示している。図2において、プレーヤに装填され
たディスク1は、スピンドルモータ2によって回転駆動
されつつ、ピックアップ3から発せられた読取光が照射
される。この読取光は、ディスク1の保護層を介して記
録面に達するとともに、その記録面に形成されたピット
等の記録情報を担ういわゆる記録マークにより変調を受
け、当該記録面からの反射光となってピックアップ3に
戻る。
【0010】ピックアップ3は、読取光を発するだけで
なく、ディスク1からの反射光を受光してその反射光の
光量及び/または状態に応じた種々の電気信号を発生す
る光電変換を行う。ピックアップ3により発せられた電
気信号のうち、主としてディスク1の記録情報に応じた
信号成分を有する読取信号(いわゆるRF信号(Radio
Frequency ))は、RFアンプ4によって増幅された
後、図示せぬ読取信号処理系へ伝送される。読取信号処
理系は、RF信号から最終的な音声若しくは映像信号ま
たはコンピュータデータ信号を再生し、このような再生
信号を例えばプレーヤ外部へと導出する。
【0011】フォーカスエラー生成回路5は、ピックア
ップ3により発せられた他の電気信号に基づいて、読取
光の記録面に対するフォーカスエラー信号FEを生成す
る。ピックアップ3により発せられたさらに他の電気信
号は、図示せぬトラッキングサーボ系へ供給される。ト
ラッキングサーボ系においては、かかる電気信号に基づ
いてトラッキングエラー信号が生成され、このトラッキ
ングエラー信号に応じて読取光の照射位置がディスクの
記録トラック中心に一致するよう制御される。
【0012】フォーカスエラー信号を生成する態様の一
例を挙げれば、ピックアップ3の受光系としてディスク
からの反射光を円筒レンズに透過させて該反射光に非点
収差を与え、その透過後の反射光を4分割フォトディテ
クタにて受光する構成がある。4分割フォトディテクタ
の受光面は、その受光中心において直交する2つの直線
により区分けされた4つの受光部を有し、受光した反射
光がディスクの記録面に対する読取光の合焦状態に応じ
て受光面での形状及び強度を変えることに基づき、当該
受光中心に関し点対称に位置する受光部の光電変換信号
同士を加算し、これにより得られる2つの加算信号の差
に応じた信号をフォーカスエラー信号として出力するの
である。
【0013】読取信号を生成する態様の一例において
は、上記4分割フォトディテクタを利用した場合に、全
ての受光部の光電変換信号の和から導くことができる
が、他のディテクタから得るようにしても良い。トラッ
キングエラー信号の生成法には、3ビーム法もあるが、
単一の光ビームによってトラッキングエラーを得る場
合、位相差法やプッシュプル法と呼ばれる手法もある。
【0014】また、ピックアップ3には、光源から発射
された読取光をディスク1に照射する対物レンズをその
光軸方向に移動させるためのフォーカスアクチュエータ
30が内蔵されている。フォーカスアクチュエータ30
は、後述する駆動信号のレベル及び極性に応じて対物レ
ンズをディスク1の表面に垂直な方向に変位せしめる。
【0015】フォーカスエラー信号FEは、ゼロクロス
検出回路6及びイコライザ7へ供給される。ゼロクロス
検出回路6は、フォーカスエラー信号FEのレベルが所
定レベル、本例ではゼロレベルを通過したことを検出
し、その検出結果に応じたゼロクロス検出信号FZCを
発生し、マイクロコンピュータ8へ供給する。ゼロクロ
ス検出回路6の詳しい検出原理及びゼロクロス検出信号
FZCの詳しい態様は後述する。
【0016】イコライザ7は、供給されたフォーカスエ
ラー信号FEに波形等化の処理を施し、その等化された
フォーカスエラー信号をセレクタ9及びレベル保持回路
10に供給する。イコライザ7の等化特性は、マイクロ
コンピュータ8からの指令信号により変更が可能であ
る。セレクタ9は、マイクロコンピュータ8からのジャ
ンプステータス信号FJUMPに応じて、イコライザ7
からのフォーカスエラー信号及びレベル保持回路10の
出力信号のうちいずれか一方を選択的に後段加算器11
に出力する。より詳しくは、セレクタ9は、ジャンプス
テータス信号FJUMPがジャンプ動作状態を示すとき
にのみレベル保持回路10の出力信号を加算器11に供
給し、それ以外はイコライザ7からのフォーカスエラー
信号を加算器11に供給する。
【0017】レベル保持回路10は、読取光合焦位置の
ジャンプ動作直前におけるイコライザ7からのフォーカ
スエラー信号のレベルを保持し、当該ジャンプ動作中
(フォーカスサーボループを開放している間)における
フォーカスアクチュエータ駆動信号FDの初期レベルを
生成するための信号をセレクタ9へ供給する。このレベ
ル保持回路10の詳細については後述する。
【0018】マイクロコンピュータ8は、プレーヤにお
ける種々の制御及び処理を行うが、読取光の合焦位置を
1の記録面から他の記録面へとジャンプさせる動作(以
下、ジャンプ動作と略称する)に関しては、指令手段た
る操作部12からのジャンプ指令信号に応答してジャン
プ動作モードに対応する処理を実行する。ジャンプ動作
モードにおいて、マイクロコンピュータ8は、ゼロクロ
ス検出信号FZCに基づき、フォーカスアクチュエータ
30を加速させて所定方向に変位させるためのキックパ
ルスFKP及びこのキックパルスによって変位途中にあ
るフォーカスアクチュエータ30を減速させて該所定方
向への変位を停止させるためのブレーキパルスFBP並
びに上記ジャンプステータス信号FJUMPを発生す
る。パルスFKP及びFBPの双方はジャンプパルス生
成回路13に、ステータス信号FJUMPはセレクタ9
の制御入力端に供給される。
【0019】ジャンプパルス生成回路13は、キックパ
ルスFKP及びブレーキパルスFBPを基に、対応する
極性を与えつつこれらパルスを合成してジャンプパルス
FPを生成し、加算器11に供給する。加算器11は、
セレクタ9からの信号とジャンプパルスFPとを加算
し、その加算出力をドライバアンプ14に供給する。ド
ライバアンプ14は、加算器11の出力に応じた駆動信
号を発生し、フォーカスアクチュエータ30に供給す
る。これにより、セレクタ9がイコライザ7の出力信号
を中継するフォーカスサーボループの閉成時には、フォ
ーカスエラー信号FEのレベルがゼロになるように、す
なわち読取光の合焦位置が記録面に追従するようにフォ
ーカスアクチュエータ30が駆動される。他方、セレク
タ9がレベル保持回路10の出力信号を中継するフォー
カスサーボループの開放時には、ジャンプパルスFPに
応じて強制的に目標の記録面へと読取光の合焦位置が移
動するようフォーカスアクチュエータ30が駆動され
る。
【0020】次に、マイクロコンピュータ8によって実
行されるフォーカスジャンプ処理及びこれに応答した各
部動作の態様を説明する。図3は、かかるフォーカスジ
ャンプ処理の手順を示し、図4は、図2における各部出
力信号の波形を示している。マイクロコンピュータ8
は、操作部12から、読取光の合焦位置を別の記録面へ
と移動させるためのフォーカスジャンプ指令信号FTR
IGを受信すると、それまで実行していた処理に割り込
んで、先ずフォーカスサーボループを開放する(ステッ
プS1)。具体的には、ジャンプステータス信号FJU
MPを立ち上げることにより、セレクタ9がイコライザ
7からのフォーカスエラー信号に代えてレベル保持回路
10の出力信号を加算器11へ中継するような制御がな
される。そしてマイクロコンピュータ8は、キックパル
スFKPを立ち上げる(ステップS2)。
【0021】これによりジャンプパルス生成回路13
は、このキックパルスに対応した正極性の高レベルを有
するジャンプパルスFPを生成するので、加算器11
は、ジャンプパルスFPが示す正極性の高レベルとレベ
ル保持回路10からセレクタ9を介して伝送される保持
レベルとを足し合わせたレベルの加算出力をなし、この
加算出力に応じた駆動信号FDがドライバーアンプ14
からフォーカスアクチュエータ30へと供給される。従
ってキックパルスFKPの発生期間において、アクチュ
エータ30は、読取光の合焦位置が新たに目標とする記
録面へ移動する方向に強制的に加速せしめられる。これ
に伴いフォーカスエラー信号FEは、読取光の合焦位置
がそれまで追従していた記録面から離れるにつれ、レベ
ルの絶対値が大きくなり、最小値(図4のVmin を参
照)を経た後に再びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈す
ることとなる。
【0022】かかるキックパルスの立ち上げとともに、
マイクロコンピュータ8は、その内部回路またはプログ
ラムにおいて形成されるウィンドウタイマーを起動し
て、当該キックパルスまたはステータス信号FJUMP
の立ち上がりから所定時間twの計時を開始する(ステ
ップS3)。図4においては、かかる計時動作状態が高
レベルのパルス波形FWにて示される。
【0023】このウィンドウタイマーによる所定時間t
w の間、マイクロコンピュータ8は、ゼロクロス検出回
路6からゼロクロス検出信号FZCを受信してもこれに
応答しない。より詳しくは、ゼロクロス検出信号FZC
の立ち下がりエッジのみならず立ち上がりエッジが到来
してもこれらをカウントしない。従ってこの所定時間t
w の間においては、ゼロクロス検出タイミングたるゼロ
クロス検出信号FZCの立ち下がり及び立ち上がりエッ
ジのマスキングがなされるのである。故に、所定時間t
w の間においては、少なくとも図4に示されるようなゼ
ロクロス点ZC1が無視される。
【0024】ウィンドウタイマーが所定時間tw を計時
すると、マイクロコンピュータ8は、かかるマスキング
を解除し、ゼロクロス検出信号FZCを監視し、その立
ち上がりエッジを検出する(ステップS4)。かかる所
定時間tw のマスキングは、フォーカスエラー信号FE
のレベルがゼロレベル近傍から最小値Vmin へと変化す
る際に、第1ゼロクロス検出点ZC1を跨って行われ
る。故にマイクロコンピュータ8は、このステップS4
において第2ゼロクロス点ZC2、すなわちゼロクロス
検出信号FZCの立ち下がりではなく立ち上がりエッジ
を検出することとなる。
【0025】なお、ゼロクロス検出回路6は、次のよう
にしてフォーカスエラー信号FEのゼロクロスを検出す
る。すなわち、フォーカスエラー信号FEの負極性レベ
ルについては、該レベルが所定の閾値−Vthを横切った
ときにゼロクロスが生じたことを検出し、フォーカスエ
ラー信号FEの正極性レベルについては、該レベルが所
定の閾値+Vthを横切ったときにゼロクロスが生じたこ
とを検出する。閾値−Vth及びVthの絶対値には、フォ
ーカスエラー信号FEがゼロレベル近傍から大きく離れ
たものと判断され、かつ、フォーカスエラー信号FEが
比較的大なる絶対値レベルから十分にゼロレベル近傍に
達したものと判断されうる値が設定される。実際には、
所定の電圧領域をフォーカスエラー信号FEが通過する
ことを検出しているのである。
【0026】ステップS4において第2ゼロクロス点Z
C2が検出されると、マイクロコンピュータ8は、キッ
クパルスFKPを立ち下げる(ステップS5)。これに
よりジャンプパルス生成回路13は、その出力ジャンプ
パルスFPをゼロレベルへと立ち下げるので、加算器1
1は、ジャンプパルスFPが示すゼロレベルとレベル保
持回路10からセレクタ9を介して伝送される保持レベ
ルとを足し合わせたレベルの加算出力、従ってレベル保
持回路10の出力レベルを得る。これに伴い、フォーカ
スアクチュエータ30には、急激にレベルの下がった駆
動信号FDがドライバーアンプ14から供給されるが、
先に発せられたキックパルスFKPによる駆動の慣性モ
ーメントがあるので、フォーカスアクチュエータ30
は、速度を落としつつも読取光の合焦位置を目標の記録
面へ移動させる変位を継続する。
【0027】その後マイクロコンピュータ8は、ゼロク
ロス検出信号FZCを監視し、その立ち下がりエッジを
検出する(ステップS6)。これは第3ゼロクロス点Z
C3の検出に相当する。フォーカスエラー信号FEは、
目標の記録面に対するフォーカス制御範囲(図1参照)
に入る前に上記閾値+Vthを超え第3ゼロクロス点ZC
3が検出されることとなる。
【0028】第3ゼロクロス点ZC3が検出されると、
マイクロコンピュータ8は、ブレーキパルスFBPを立
ち上げる(ステップS7)。これによりジャンプパルス
生成回路13は、その出力ジャンプパルスFPを負極性
の低レベルへとさらに立ち下げるので、加算器11は、
ジャンプパルスFPが示すこの低レベルとレベル保持回
路10からセレクタ9を介して伝送される保持レベルと
を足し合わせたレベルの加算出力をドライバアンプ14
に供給する。これに伴いフォーカスアクチュエータ30
には、それまでの読取光合焦位置の目標記録面への移動
を停止するための駆動信号FDが供給され、フォーカス
アクチュエータ30は、その変位速度を徐々に落として
いくこととなる。
【0029】このようなアクチュエータの減速過程にお
いてマイクロコンピュータ8は、ゼロクロス検出信号F
ZCを監視し、その立ち上がりエッジを検出する(ステ
ップS8)。これは第4ゼロクロス点ZC4の検出に相
当する。フォーカスエラー信号FEは、読取光の焦点が
第3ゼロクロス点ZC3に対応する位置から目標の記録
面に近づくにつれレベルが大きくなり、最大値(図4の
Vmax を参照)を経た後今度は一転して徐々にレベルが
小さくなり、読取光の焦点が丁度目標の記録面に達した
ときにゼロレベルを呈するので、第4ゼロクロス点ZC
4が検出されることとなる。
【0030】第4ゼロクロス点ZC4が検出されると、
マイクロコンピュータ8は、ブレーキパルスFBPを立
ち下げ(ステップS9)、ジャンプステータス信号FJ
UMPを立ち下げてフォーカスサーボループを閉成する
(ステップS10)。これによりジャンプパルス生成回
路13は、その出力ジャンプパルスFPをゼロレベルへ
と立ち上げる一方、セレクタ9は、イコライザ7からの
フォーカスエラー信号を加算器11を介してドライバア
ンプ14に中継するよう制御される。よってフォーカス
アクチュエータ30は、以降、フォーカスエラー信号F
Eに基づき目標の記録面に対して読取光の合焦位置を追
従させる定常のフォーカスサーボ動作を遂行することと
なる。
【0031】かくしてフォーカスジャンプ動作が終了
し、マイクロコンピュータ8は、例えば当該目標の記録
面の記録情報を再生するモードに移行する。本実施例に
よるフォーカスジャンプ動作の特徴は、上述した如き所
定時間twの間においてキックパルスを終了させる制御
をゼロクロス検出に基づいて行わない点である。これに
より、所定時間tw の間に何らかの原因でフォーカスエ
ラー信号が異常なゼロクロスを呈したとしても、キック
パルスを誤って早めに終了させることはなく、目標記録
面へのジャンプ動作を確実に成功させることができる。
【0032】このような作用効果について明確に説明す
るために、図5には所定時間tw のマスキングを施すこ
となく動作した場合の各部出力波形が示される。この場
合、フォーカスエラー信号FEが、傷によるいわゆるひ
げ状のレベル変動を生じると、これに対応してゼロクロ
ス検出信号FZCが立ち下がりエッジと立ち上がりエッ
ジとを短時間の間に順次呈することとなる。よってマイ
クロコンピュータ側は、ゼロクロス検出信号FZCの当
該立ち上がりエッジによってキックパルスFKPを終了
せしめかつその後すぐに発生するゼロクロス検出信号F
ZCの当該立ち下がりエッジによってブレーキパルスF
BPを発生開始してしまう。結局、このようにして得ら
れる駆動信号FDは、キックパルス部分のパルス幅が極
端に短くしかもキックパルス部とブレーキパルス部との
間も極端に短い波形となり、このような駆動信号を供給
されるフォーカスアクチュエータ30は、読取光の合焦
位置を目標の記録面に到達させるまでの変位をなすこと
ができず、もって当該ジャンプ動作は失敗に終わること
となるのである。
【0033】これに対して本実施例においては、マイク
ロコンピュータ8におけるゼロクロスタイミングの認識
を禁止する所定時間tw のマスキングがあるので、フォ
ーカスエラー信号に図5に示したような傷等による異常
なゼロクロスが発生してもこれを無視して良好なジャン
プ動作を導くことができるのである。なお、フォーカス
エラー信号FEの第4ゼロクロス点ZC4においても同
様の異常なゼロクロスが生じる可能性があるが、ここで
誤ったゼロクロス検出がなされジャンプステータス信号
FJUMP及びブレーキパルスFBPの立ち下げタイミ
ングが狂ったとしても、フォーカスサーボループの閉成
のタイミングが早まるだけなので、フォーカスジャンプ
動作全体として大きな影響はない。また、第2及び第3
ゼロクロス点ZC2,ZC3の間におけるフォーカスエ
ラー信号FEは、第1記録面と第2記録面との間を読取
光の焦点が移動しているときに得られるものなので、傷
などの影響は十分小さい。
【0034】次に、レベル保持回路10について詳細に
説明する。図6には、レベル保持回路10及びその周辺
の構成の具体例が示される。レベル保持回路10は、イ
コライザ7の出力信号が供給される入力端及びマイクロ
コンピュータ8からのジャンプステータス信号FJUM
Pが供給される制御端を有するスイッチ回路1Sと、こ
のスイッチ回路1Sの出力端と接地点との間に接続され
るコンデンサ1Cとにより構成することができる。スイ
ッチ回路1Sの出力端ラインの信号は、当該レベル保持
回路の出力としてセレクタ9の被選択入力端へ供給され
る。
【0035】このレベル保持回路10において、ジャン
プステータス信号FJUMPが低レベルである場合、す
なわちフォーカスサーボループが閉成されているときに
はスイッチ回路1Sが閉じられ、コンデンサ1Cにはイ
コライザ出力信号に応じた電圧が保持される。またこの
場合、セレクタ9がイコライザ出力を選択するので、加
算器11にはイコライザ出力信号がそのまま供給される
こととなる。
【0036】これに対してジャンプステータス信号FJ
UMPが高レベルである場合、すなわちフォーカスサー
ボループが開放されているときにはスイッチ回路1Sが
開放され、その直前にコンデンサ1Cに保持されたイコ
ライザ出力信号による充電電圧が保持されることとな
る。そしてこのときセレクタ9は保持回路10の出力を
選択するので、加算器11には当該保持電圧が供給され
ることとなる。
【0037】かかるレベル保持回路10の役割は、回転
駆動されるディスク1の表面に垂直な方向における当該
ディスクの振動(面振れ)に対処することである。すな
わち、このような振動があると、ディスク1内部の記録
面もその垂直方向において振動する訳であるから、フォ
ーカスエラー信号もこの振動に応じたレベル変動を呈す
ることとなる。そしてかかる振動下においてフォーカス
ジャンプ動作を行う場合、キックパルスによる固定の電
圧レベルによってそのままフォーカスアクチュエータを
駆動してしまうと、特に振動の大きい場合に、目標の記
録面近傍に到達するまで読取光の合焦位置を移動できな
いという状況が起こったり、逆に目標の記録面に対し読
取光の合焦位置を移動させ過ぎてしまうという状況が起
こったりする可能性が高くなる。
【0038】そこで、本実施例においては、レベル保持
回路10を設け、これによりキックパルスによるフォー
カスアクチュエータ30の駆動に際して、それまでフォ
ーカスエラー信号に含まれていた当該振動成分に応じた
電圧レベルをキックパルスによる電圧レベルに加えてフ
ォーカスアクチュエータの駆動信号を生成し、その振動
を吸収せんとしているのである。
【0039】なお、これまでの説明においては、一方向
のフォーカスジャンプ動作について説明したが、逆方向
のフォーカスジャンプ動作の場合は、フォーカスエラー
信号FEのS字カーブの極性が逆になり、またフォーカ
スアクチュエータの駆動方向も逆になるので、これに対
応したキックパルス及びブレーキパルス並びにジャンプ
ステータス信号を発生すれば良い。
【0040】また、上記実施例においては、2層記録型
のDVDを挙げたが、このようなDVDに限らず、少な
くとも2つの層において情報記録面を形成するディスク
に本発明は適用可能である。この他にも、上記実施例で
は限定的な説明を行ったが、当業者の設計可能な範囲で
適宜改変することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォーカスアクチュエータを誤動作させることなくフォ
ーカスジャンプ動作を確実に成功させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常のフォーカスジャンプ動作における読取光
の焦点のディスク内部層における位置と焦点が光軸方向
に移動したときに得られるフォーカスエラー信号のレベ
ルとの関係を示す図である。
【図2】本発明による一実施例のフォーカス制御装置が
適用された光ディスクプレーヤの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2のプレーヤにおけるマイクロコンピュータ
によって実行されるフォーカスジャンプ動作処理の手順
を示すフローチャートである。
【図4】図3のフォーカスジャンプ動作処理においてフ
ォーカス制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイム
チャートである。
【図5】フォーカスエラー信号のゼロクロスをマスキン
グする機能がない場合にフォーカスジャンプ動作におい
てフォーカス制御装置の各部出力が呈する波形を示すタ
イムチャートである。
【図6】図2のプレーヤにおけるレベル保持回路及びそ
の周辺回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 30 フォーカスアクチュエータ 4 RFアンプ 5 フォーカスエラー生成回路 6 ゼロクロス検出回路 7 イコライザ 8 マイクロコンピュータ 9 セレクタ 10 レベル保持回路 11 加算器 12 操作部 13 ジャンプパルス生成回路 14 ドライバアンプ 1S スイッチ回路 1C コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 仁志 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 君川 雄一 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高橋 正和 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高橋 憲一 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの層の各々に形成される
    情報記録面を有する記録媒体に読取光を照射するととも
    に、前記読取光による前記記録媒体からの戻り光に基づ
    いて生成されるフォーカスエラー信号に基づき前記記録
    面の一方から他方へ前記読取光の最適集光位置を移動さ
    せるためのフォーカスアクチュエータの駆動信号を生成
    するフォーカス制御装置であって、 前記フォーカスエラー信号が所定レベルを通過したこと
    を特定レベルクロスとして検出する検出手段と、 フォーカスジャンプ指令を発する指令手段と、 前記フォーカスジャンプ指令に応答して前記駆動信号の
    発生を開始するとともに、前記検出手段の検出出力を受
    信しこの検出出力の受信により前記フォーカスエラー信
    号の特定レベルクロス検出タイミングを認識して当該特
    定レベルクロス検出タイミングに応答して前記駆動信号
    を消滅させる駆動信号生成手段と、 前記フォーカスジャンプ指令に応答して前記駆動信号生
    成手段における前記特定レベルクロス検出タイミングの
    認識を所定期間に亘り禁止させる禁止手段とを有するこ
    とを特徴とするフォーカス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定期間は、前記フォーカスジャン
    プ指令の発生から所定時間が経過するまでの期間である
    ことを特徴とする請求項1記載のフォーカス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は、正常時に前記フォーカ
    スジャンプ指令の発生から前記フォーカスエラー信号が
    最初に前記特定レベルクロスを呈する時点までの時間よ
    りも長い時間が設定されることを特徴とする請求項2記
    載のフォーカス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動信号生成手段は、前記読取光の
    最適集光位置の移動方向へ前記フォーカスアクチュエー
    タを加速変位させるレベルを有する加速信号を前記駆動
    信号として出力することを特徴とする請求項1,2また
    は3記載のフォーカス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動信号生成手段は、前記特定レベ
    ルクロス検出タイミングに基づき、前記読取光の最適集
    光位置の移動を停止させるべく前記フォーカスアクチュ
    エータを減速させるレベルを有する減速信号を前記加速
    信号に引き続いて発生することを特徴とする請求項4記
    載のフォーカス制御装置。
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